JP2003103256A - 油脂回収装置 - Google Patents

油脂回収装置

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JP2003103256A
JP2003103256A JP2002146517A JP2002146517A JP2003103256A JP 2003103256 A JP2003103256 A JP 2003103256A JP 2002146517 A JP2002146517 A JP 2002146517A JP 2002146517 A JP2002146517 A JP 2002146517A JP 2003103256 A JP2003103256 A JP 2003103256A
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大 谷口
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重巳 松尾
Naoki Otonari
直樹 音成
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で油脂分を効率よく分離、回収で
きる油脂回収装置を提供する。 【解決手段】 低温で凝固する動物性の油脂分16a、
粘性及び疎水性を有する植物性の油脂分16bを含んだ
液体7を貯留する処理タンク10と、冷却部15を内部
に備えて回転駆動され、冷却部15で冷却された表面
を、油脂分16a,16bが浮かんだ液体7の上面に接
触させ、凝固した油脂分16aを付着させる金属製の回
収ローラ5とを有し、回収ローラ5には、凝固した油脂
分16aを掻き取る掻き板22と、液状の油脂分16b
を吸収する多孔質部材23とが、それぞれ近接又は当接
して配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品工場やレスト
ランの厨房等から排出される廃水から油脂分を回収する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、厨房から発生する廃水には動植物
油が多く含まれており、これらの油脂分が一般浄化槽に
流れて温度が下がると固まって付着する。その結果、浄
化槽の浄化能力が低下し、さらに付着した油脂分が腐敗
し悪臭を放つ。浄化槽の浄化能力を上昇させるために
は、液体に含まれる油脂分を分離して回収する方法が有
効である。例えば、特開2000−354704号公報
には、油脂汚染された水溶液から溶剤を回収する方法と
して、水槽内を冷却しながら攪拌し、油脂を分離するも
のが記載されている。また、特開2002−79245
号公報には、液面上方に配置された回転駆動体と,下部
を液面下に浸漬させた状態で回転駆動体に吊り下げられ
て周動する無端チェーン(ベルト)と,液面上方におい
て無端チェーンの表面から油を回収する回収手段を備え
る浮上油の回収装置が記載されている。また、無端チェ
ーンの代わりにローラの下端部を液中に浸漬して回転さ
せ、油をローラに付着させて回収する装置も実用化され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−354704号公報に記載されているような方
法では、水槽内に流入する水溶液全体を冷却しなければ
ならないため多大なエネルギーを消費することになり無
駄が多い。また、水溶液が所定温度まで冷却されるまで
回収処理を待たなければならず、流量を増加して処理を
迅速に行うことが難しくなる。さらに、水槽全体の断熱
等のために設備が大掛かりになり費用が増加するという
問題もある。また、特開2002−79245号公報に
記載されている装置では、無端チェーンが水槽の中央部
に浸漬されているので、油脂分が無端チェーンから離れ
た場所に滞留したままの状態になり、滞留した油脂分が
無端チェーンに接触しないので回収できないという問題
がある。また、処理後の液体に油脂分がまだ残っている
場合もあり、これを回収することができないという問題
もある。また、水槽内の液体の上面レベルが常に同じな
ので、油脂分が移動せず、無端チェーンに接触できずに
回収できないという問題もある。また、チェーンの表面
が平らである場合には、油脂分が付着しにくく、また、
チェーンの表面に凹凸があると、スクレイパー等による
掻き取り時に引っかかるという問題もある。これらの問
題は、チェーンの代わりにローラを用いた場合も同様に
発生する。そこで本発明が解決しようとする課題は、簡
単な構造で油脂分を効率よく分離、回収できる油脂回収
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の油脂回収装置は、油脂分を含んだ液体を貯
留する処理タンクと、冷却部を内部に備えて回転駆動さ
れ、前記冷却部で冷却された表面を前記液体の上面に接
触させ、凝固した前記油脂分を付着させる金属製の回収
ローラとを有している。
【0005】冷却部は、外部から冷媒を通過させる構造
でもよく、冷却装置を内蔵する構造でもよい。水溶液等
の液体の上面に浮遊している動植物油等の油脂分に回収
ローラを接触させると、処理タンク内の液体のうち、回
収ローラが接触した部分及びその周囲の動物性油脂分の
みが冷却されて凝固し、金属製のローラの表面に付着す
る。また、粘性と疎水性を有する植物性油脂分も金属製
のローラの表面に付着する。かかる構成によって、簡単
な構造で、油脂分を効率よく分離、回収できる。
【0006】また、前記回収ローラに、凝固した油脂分
を掻き取る掻き板と、液状の油脂分を吸収する多孔質部
材とを、それぞれ近接又は当接させて配置することも可
能である。多孔質部材とは、例えば、スポンジや不織布
等のように油脂分を吸収して内部に保持できる部材をい
う。
【0007】掻き板は回収ローラの表面に凝固して付着
した油脂分を掻き落とし、多孔質部材は液状の油脂分を
吸収する。掻き板及び多孔質部材は、油脂分を除去可能
な程度に近接させ、又は回収ローラの表面に当接させて
配置する。掻き板及び多孔質部材によって回収ローラか
ら離反した油脂分は、例えば隣接する回収タンクに集め
られる。
【0008】さらに、前記掻き板を金属製として、この
掻き板に凝固した油脂分を融解させる加熱部を設けるこ
とも可能である。凝固した油脂分は、回収ローラから掻
き取られた後、加熱されて融解する。凝固した油脂分が
回収時に液体に戻るので、装置内に滞留することがなく
なり、また、全て液体の状態で回収できる。
【0009】また、前記処理タンクに、流入される液体
の流動状態を抑制する整流板を設けることも可能であ
る。液体中の油脂分が小さい粒状に形成されたままであ
ると、回収ローラに接触せずに下流側に流れてしまうこ
とがあるが、整流板を設けることによって、液体の流れ
を穏やかにして油脂分を表面に浮上させ、油脂分を凝集
させることにより、油脂分が、回収ローラの下方を通過
する液体とともに、回収ローラの下流側に流出すること
が防止される。
【0010】本発明の他の油脂回収装置は、油脂分を含
んだ液体を貯留する処理タンクと、前記液体の上面に接
触する回収ローラまたは回収ベルトを有する回収部とを
備え、前記液体の上面に滞留する油脂分を付着させて回
収する油脂回収装置において、前記処理タンクには、流
入される液体を前記回収部に直接接触させる案内流路が
形成された構成を有している。
【0011】一般に、処理タンクに流入される液体は、
回収部以外の場所に案内され、油脂分とこれ以外の流体
の比重の差を利用して、油脂分を水面に浮かせてから回
収することが多いが、上記構成によれば、流入する液体
を回収部に直接接触させることによって、前記流体と油
脂分との分離に必要なスペースをなくすことができ、分
離にかかる時間を短縮できる。そして、強制的に回収部
に接触させた油脂分を回収部により連続的に回収するの
で、油脂分が回収部に接触せずに下流側に運ばれること
が防止される。
【0012】本発明の他の油脂回収装置は、油脂分を含
んだ液体を貯留する処理タンクと、前記液体の上面に接
触する回収ローラまたは回収ベルトを有する回収部とを
備え、前記液体の上面に滞留する油脂分を付着させて回
収する油脂回収装置において、前記回収部の下流側に
は、処理後の液体のうち、未回収の油脂分を含んだ水面
付近の液体を、前記回収部の上流側に戻す返送手段が設
けられた構成とされている。
【0013】処理される液体に含まれる油脂分が多いと
き、または、他の液体が油脂分を巻き込んで回収部の下
流側に流れたとき、未処理の油脂分が回収部よりも下流
側に流出してしまう。しかしながら、上記返送手段が処
理後の液体のうち、油脂分が浮遊している上面付近の液
体を回収部の上流側に戻すので、未処理の油脂分を含む
液体の再処理にかかる時間を最小限に抑えるとともに、
処理済の液体に未処理の油脂分が残ることが防止され
る。返送手段には、パイプおよびポンプを用いることが
できる。
【0014】前記返送手段に、返送パイプおよび返送パ
イプ内の流路に気体を送入し、気体の浮力により液体を
引き揚げる方式のポンプを設けることが好ましい。この
ようなポンプは、一般にエアリフトポンプと呼ばれてい
る。通常のポンプを用いると、返送パイプ内の液面レベ
ルが減少して空運転状態となると故障してしまうが、エ
アリフトポンプを用いると、空運転状態となっても、気
体を送入しているだけなので、故障しない。
【0015】本発明の他の油脂回収装置は、油脂分を含
んだ液体を貯留する処理タンクと、前記液体の上面に接
触する回収ローラまたは回収ベルトを有する回収部とを
備え、前記液体の上面に滞留する油脂分を付着させて回
収する油脂回収装置において、前記回収部の上流側に
は、前記液体の表層部を攪拌して上面レベルを変動させ
る攪拌手段が設けられた構成とされている。攪拌手段と
しては、例えば、処理タンク内に設けた回転羽根や、液
体内に気体を噴出する気体噴出ノズルを用いることがで
きる。
【0016】上記構成によれば、攪拌手段が設けられて
いるので、液体の表面が波立ち、油脂分が液体と共に攪
拌されて回収部の広い範囲に接触する。また、これによ
り、回収部から離れた地点で油脂分が滞留することも防
止される。
【0017】前記攪拌手段に、前記液体内に気体を送入
するポンプを設けることも可能である。ポンプから発生
する気体により液体の表面に滞留している油脂分が上下
動し、回収部の上下の広い範囲に接触する。
【0018】本発明の他の油脂回収装置は、油脂分を含
んだ液体を貯留する処理タンクと、前記液体の上面に接
触する回収ローラまたは回収ベルトを有する回収部とを
備え、前記液体の上面に滞留する油脂分を付着させて回
収する油脂回収装置において、前記回収部の表面には、
前記回収部の移動方向に平行な多数の溝部が形成されて
いる。
【0019】回収部が液体の上面に接触すると、回収部
に形成された溝部の内部には液状の油脂分が充填され
る。そして、油脂分の凝集作用により溝内に充填された
油脂分に新たな油脂分が付着し、この油脂分が溝の上部
を覆って盛り上がる。油脂分は、さらに隣接する溝の上
部に付着した油脂分に接触し、回収部表面には、層状の
油脂層が形成される。そして、この油脂層は、各溝部に
よって保持されているので、回収中に油脂層が回収部か
ら脱落するのが防止される。回収は、回収部に当接する
スクレイパー等によって、溝の上面よりも上側に付着し
た油脂分を掻き取ることにより行う。従って、溝内には
油脂分が残り、次回に接触する油脂分がこの油脂分に付
着する。このようにして、油脂分が連続的に回収され
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
の油脂回収装置の使用時における回収ローラ周辺の状態
を示す説明図、図2は同油脂回収装置の正断面図、図3
は同油脂回収装置の回収ローラと冷却装置との接続状態
を示す説明図である。
【0021】油脂回収装置1は、支持脚2上に固定され
たハウジング3と、ハウジング3の上部に設けられた減
速モータ4と、ハウジング3とは離れた位置に配置さ
れ、ハウジング3内の回収ローラ5に接続された冷却装
置6を有している。
【0022】ハウジング3の上部には、動物性の油脂分
16a、植物性の油脂分16bを含んだ液体7を流入す
ることが可能な投入口8が形成されており、投入口8に
はステンレス等の防錆性を有する金網からなるフィルタ
ー部材9が着脱可能に取り付けられている。また、フィ
ルター部材9によって液体7の流入時において、固体廃
棄物が混入することを防止している。
【0023】投入口8は処理タンク10に連通してお
り、油脂分16a,16bを含んだ液体はここに貯留さ
れる。処理タンク10内には、回収ローラ5が、液体7
の上面に外周を接触させて配置されており、回収ローラ
5に隣接する位置の投入口8の逆側には、回収タンク1
2が設けられている。
【0024】ここで、回収ローラ5について詳しく説明
する。図3に示すように、回収ローラ5は、中空の回転
軸13と、回転軸13の中間部に固定されたステンレス
等の金属からなる円筒部14と、内部に設けられて表面
を冷却する冷却部15とを有している。回転軸13の両
側は、軸受17及び取付板18を介してハウジング3の
内側に固定されている。また、回転軸13にはプーリ2
9が設けられ、Vベルト19を介して減速モータ4に回
転駆動可能に接続されている。
【0025】中空の回転軸13の両端部は、冷却装置6
に配管20,21を介して接続されている。運転時に
は、冷却装置6から配管20を介して冷媒が回転軸13
の一端から内部を通過し、冷却フィン等を備えた冷却部
15を介して円筒部を冷却する。冷媒は、さらに、回転
軸13の他端から配管21内を通過して冷却装置6内に
戻る。このようにして、回収ローラ5を連続的に冷却す
ることができる。
【0026】回収ローラ5は、円筒部14の表面を液体
7の上面に接触させて配置され、また、毎分2〜5rp
mの速度で駆動される。液体7中の動物性の油脂分16
aは円筒部14に触れて凝固し、回転する円筒部14の
表面に連続的に付着する。
【0027】回収ローラ5の周面の一側には、凝固した
動物性の油脂分16aを掻き取るステンレス等の金属か
らなる掻き板22と、液状の植物性の油脂分16bを吸
収する多孔質部材の一例である吸油スポンジ23を取り
付けた支持板25とが、それぞれの基端部を回収ローラ
5の円筒部14に当接し、先端部を基端部より少し下げ
て配置されている。回収タンク12は、この先端部の下
方位置に配置されている。掻き板22の裏側の長手方向
には、金属パイプを長手方向に切断した加熱部の一例で
ある半円筒状部材24が固定されている。断面半円状の
通路内には、加熱蒸気が通過されている。
【0028】凝固した油脂分16aは、回収ローラ5と
共に回転し、掻き板22に上側から当接し掻き取られ
る。掻き板22は加熱蒸気により過熱されているので、
凝固した油脂分16aが融解して掻き板22の先側に向
かって流れ、回収タンク12内に滴下する。また、凝固
した油脂分16aの外側に付着した液状の油脂分16b
も回収ローラ5と共に回転し、吸油スポンジ23に一旦
吸収される。そして、吸油スポンジ23の内部を通過し
て、支持板の先端から回収タンク12内に滴下する。回
収タンク12の底部は、一側に傾斜して別配置した図示
しない貯留タンクに接続されており、傾斜に沿って流れ
る油脂分16a,16bは、貯留タンク内に流入し貯留
される。
【0029】処理タンク10の内部には、整流板26が
傾斜配置されている。整流板26は、流入される液体の
流動状態を抑制し、処理中の油脂分16a,16bの移
動を防止する。処理タンク10の内部の、回収タンク1
2に隣接する位置には、吸油マット27を備えた濾過装
置28が配置され、濾過装置28を通過した液体7は、
図示しない一般浄化槽や下水道に流される。
【0030】次に、油脂回収装置1の使用手順について
説明する。厨房で発生する廃水等の液体7は、投入口8
から流入され、フィルター部材9で大きなゴミを取り除
かれた後、処理タンク10内に流入する。液体7の流入
は手動で行うことができ、また、自動的に流入させるこ
とも可能である。処理タンク10内に流入した液体7は
整流板26に下側から当たってその勢いを弱め、油脂分
16a,16bとそれ以外の液分に分離し、分離した油
脂分16a,16bは上面に浮上する。液体7の上面レ
ベルは、図示しないオーバーフロータンク等により常時
一定レベルに保持されている。
【0031】冷却装置6は予め始動され、回収ローラ5
を冷却している。減速モータ4を始動し、掻き板22の
加熱を開始すると、回収ローラ5が回転し、液体7の上
面に浮かんだ油脂分16a,16bを回収して、回収タ
ンク12を介して貯留タンク内に液体の状態で貯留す
る。貯留タンク内の油脂分16a,16bは、所定の回
収業者により回収される。一方、油脂分16a,16b
が除去された液体7は、濾過装置28を介して下水道に
流される。このようにして、油脂分16a,16bを効
率よく回収することができる。なお、減速モータ4と回
収ローラは、チェーン及びスプロケットを用いて連結す
ることも可能である。
【0032】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第
2の実施の形態の油脂回収装置の構成を示す正断面図で
ある。油脂回収装置30は、油脂分を含んだ液体31を
貯留する処理タンク32と、液体31の上面に接触する
回収ローラ33を有する回収部34とを備え、液体31
の上面に滞留する油脂分35を付着させて回収する装置
である。
【0033】処理タンク32は、固体廃棄物の混入を防
止するためのフィルタ部材(図示せず)を備えた投入口
36と、回収ローラ33の上流側に設けられた1次貯留
槽37と、回収ローラ33の下流側に設けられた2次貯
留槽38と、2次貯留槽38の下流側に設けられた3次
貯留槽39とを有している。
【0034】1次貯留槽37と2次貯留槽38は、1次
貯留槽37に流入される液体31を回収部34の回収ロ
ーラ33に直接接触させるための案内流路40によって
接続されている。案内流路40は、回収ローラ33の幅
とほぼ同じ幅に形成された両側部と、回収ローラ33の
下端より少し低い位置に配置された底部43とを有して
いる。また、1次貯留槽37は、案内流路40より少し
だけ深く形成され、2次貯留槽38および3次貯留槽3
9は、1次貯留槽37よりさらに深く形成されている。
案内流路40の下流側端部は、2次貯留槽38の下部に
接続されている。油脂分35以外の液体31は、案内流
路40から2次貯留槽38の下部に流入するが、液体3
1に油脂分35が混入している場合には、油脂分35に
は浮力が働くので、1次貯留槽37側に戻される。
【0035】案内流路40の下部には、伝達ローラ44
および防滴モータ45が設けられている。回収ローラ3
3、伝達ローラ44および防滴モータ45には、歯付き
プーリ(図示せず)が設けられ、この歯付きプーリを介
して防滴モータ45から回収ローラ33に動力を伝達し
ている。伝達ローラ44および防滴モータ45は、回収
ローラ33よりも下側に設けられているので、これらの
駆動系のメンテナンスを簡単に行うことができる。
【0036】なお、回収ローラ33は、伝達ローラ44
から独立して取り外すことができる。このように回収ロ
ーラ33を着脱自在に設けることによって、清掃を簡単
に行うことができる。
【0037】図5(A)は、回収ローラの部分拡大断面
図、(B)〜(D)は回収ローラの使用状態を示す説明
図である。回収ローラ33の表面49には、周方向に平
行な多数の溝部50が例えば1mm程度の深さで、かつ
2mm程度のピッチで形成されている。図5において
は、溝部50はU字状に形成しているが、これに限定さ
れるものではなく、表面49より内側に形成されていれ
ばよい。例えば溝部50の断面をV字状、円弧状、凹字
状その他任意の形状に形成することができる。
【0038】図5(B)に示すように、回収ローラ33
が油脂分35を含んだ液体31の表面49に接触する
と、溝部50内に油脂分35が付着し、溝部50が油脂
分35で充填される。そして、(C)に示すように、溝
部50内の油脂分35にさらに油脂分35が付着して、
付着した油脂分35が伝達ローラ44の表面49から盛
り上がった状態になる。さらに油脂分35は、隣接する
他の溝部50に充填され付着した油脂分35に付着して
一体化する。さらに、(D)に示すように、油脂分35
は、回収ローラ33の表面49に層状に付着して回収さ
れる。
【0039】回収ローラ33には溝部50が形成されて
いるので、層状に付着した油脂分35は回収ローラ33
から剥がれ落ちることなく、回収される。このように、
溝部50を形成することによって、連続的に回収できる
油脂分35の量が増加するため、回収効率が向上する。
【0040】回収ローラ33に付着した油脂分35は、
回収ローラ33の表面49に当接した掻き板51によっ
て掻き取られる。回収ローラ33の溝部50は、周方向
に形成されているので、掻き板51を回収ローラ33の
表面49に当接させた状態で回収ローラ33を回転させ
ることができ、掻き板51が溝部50へ引っかかること
が防止される。図6は、油脂分を貯留する回収タンクの
説明図である。回収タンク53は、油脂分を流入するシ
ュート52と、上部に設けられた網状フィルタ54を備
えている。掻き板51により掻き取られた油脂分35
は、シュート52を介して回収タンク53内に落下す
る。
【0041】回収タンク53内に流入した油脂分35
に、凝固した油脂分35aが多く含まれており、液状の
油脂分35bが少ないとき、油脂分35の大部分を占め
る凝固した油脂分35aが網状フィルタ54に保持され
る。一方、少量の液状の油脂分35bは、網状フィルタ
54を通過して回収タンク53の下部に回収される。ま
た、凝固した油脂分35aに含まれる少量の液体31
は、網状フィルタ54を徐々に通過して、少量の液状の
油脂分35bとともに回収タンク53内に溜まる。この
ような場合は、液状の油脂分35bを、少量の液体31
とともに油脂回収装置30の上流側に戻して再処理を行
うことにより、別途分離処理を行うよりも効率的に油脂
分35を回収することができる。
【0042】回収タンク53の下部には、1次貯留槽3
7の下部に連通するパイプ部材55が設けられており、
パイプ部材55の途中位置には、ブロワポンプ56が接
続されている。ブロワポンプ56によって、回収タンク
53内の液状の油脂分35bおよび水分は、1次貯留槽
37内に戻される。
【0043】1次貯留槽37に流入される液体31に含
まれる油脂分35が多いときには、回収ローラ33で回
収しきれない油脂分35が2次貯留槽38内に流入する
ことがある。2次貯留槽38内に流入した油脂分35を
回収するため、2次貯留槽38には、処理後の液体31
のうち、未回収の油脂分35を含んだ水面付近の液体3
1を、回収ローラ33の上流側に戻す返送手段59が設
けられている。
【0044】2次貯留槽38と、1次貯留槽37は、返
送パイプ57で接続されており、返送パイプ57には、
エアリフトポンプ58が設けられている。返送手段59
は、返送パイプ57およびエアリフトポンプ58によっ
て構成されている。
【0045】図7は、2次貯留槽と3次貯留槽の接続部
の断面図である。図4、図7に示すように、返送パイプ
57の一端は、2次貯留槽38の下部を貫通して、2次
貯留槽38内の液体31の上面近くに配置されている。
また、返送パイプ57の他端は、1次貯留槽37の下部
に連通して接続されている。エアリフトポンプ58を作
動させると、2次貯留槽38内の液体31の上面に浮遊
している油脂分35が返送パイプ57内に流入し、1次
貯留槽37側に戻される。
【0046】ここで、エアリフトポンプ58の代わりに
通常のポンプを用いた場合には、油脂分35が液体31
の表面に滞留したままで油脂分35の下側にある液体3
1のみが返送パイプ57内に流入してしまうが、エアリ
フトポンプ58を用いることにより、油脂分35を効率
よく回収することができる。また、エアリフトポンプ5
8は構造が簡単なので、油脂回収装置の故障率が少なく
なる。
【0047】1次貯留槽37には、液体31を攪拌して
上面レベルを変動させる攪拌手段60が設けられてい
る。本実施の形態においては、攪拌手段60は、返送手
段59の一部であるエアリフトポンプ58およびブロワ
ポンプ56によって構成されている。1次貯留槽37内
の液体31の表面49を波立たせると、液体31の表層
部に滞留している油脂分35が上下動して、回収ローラ
33の下部にも当接する。従って、油脂分35が回収ロ
ーラ33に当接する部分の面積が増え、回収効率が高く
なる。
【0048】返送パイプ57から1次貯留槽37に戻さ
れる油脂分35は、エアリフトポンプ58で混入された
空気によって1次貯留槽37内の液体31の表層部まで
浮上し、滞留している油脂分とともに凝集される。ま
た、回収タンク53から戻される油脂分35も、ブロワ
ポンプ56で混入された空気によって1次貯留槽37内
の液体31の表層部まで浮上して滞留している油脂分と
ともに凝集される。液体31の表層部の油脂分35は、
エアリフトポンプ58およびブロワポンプ56から送ら
れた空気によって攪拌され上下動する。そして、上下動
することにより回収ローラ33に接触する油脂分35の
範囲を上下に広げ、回収ローラ33の表面49の上下に
広い範囲に当接して付着する。
【0049】図4、図7に示すように、2次貯留槽38
と3次貯留槽39は、仕切板61によって分離されてい
る。仕切板61の上端は、液体31の液面より少し低く
配置され、下部には、2次貯留槽38と3次貯留槽39
を連通させる開口部62が形成されている。
【0050】2次貯留槽38から3次貯留槽39には、
仕切板61の開口部62から液体31が流入するが、こ
の液体31にも油脂分35が混入していることがある。
一方、2次貯留槽38内の液体31の表層は、返送パイ
プ57の上端方向に向かってゆっくり流動している。仕
切板61の上端は液体31の表面より低く配置されてい
るので、3次貯留槽39内の液体31の表層は2次貯留
槽38側に流動する。従って、3次貯留槽39内の液体
31の表面に浮遊している油脂分35は、仕切板61の
上端を越えて2次貯留槽38側に戻される。
【0051】なお、図4に示すように、1次貯留槽37
の上方位置には、装置の清掃を容易にする放水手段が設
けられている。このようにして、油脂分35を除去した
液体31を3次貯留槽39の下部から排出することがで
きる。また、油脂分35を回収タンク53から回収する
ことができる。
【0052】なお、回収ローラ33を冷却して回収効率
をさらに高めることも可能である。また、前述した回収
ローラ33の代わりに回収ベルトを用いることも可能で
ある。回収ベルトに溝部を形成するときも、回収ベルト
の移動方向に平行となるように溝部を形成する。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば次の効果を奏する。 (1)冷却部を備えた金属製の回収ローラを有している
ので、処理タンク内の液体のうち、回収ローラが接触し
た部分及びその周囲の油脂分のみが冷却されて金属製の
ローラの表面に付着することになり、必要な部分だけ冷
却できるので、簡単な構造で、油脂分を効率よく分離、
回収できる。 (2)回収ローラに掻き板と多孔質部材とを配置するこ
とにより、凝固した油脂分及び液状の油脂分を確実に回
収することができる。 (3)掻き板に凝固した油脂分を融解させる加熱部を設
けることにより、油脂分が装置内に滞留することがなく
なり、装置を安定して運用することができる。 (4)処理タンクに整流板を設けることにより、液体の
流動を抑制して油脂分を効率よく冷却することができ
る。 (5)本発明の他の油脂回収装置は、処理タンクに流入
される液体を回収部に直接接触させる案内流路を有して
いるので、油脂分が回収部に接触することなく下流側に
運ばれることが防止され、油脂分の回収効率をよくする
ことができる。また、流路を短くして、処理時間を短縮
することができる。 (6)本発明の他の油脂回収装置は、回収部の下流側に
返送手段を設けたので、油脂分の回収率を上げることが
できる。また、上面付近の液体を上流側に戻すので、再
処理にかかる時間を最小限に抑え、処理時間を短縮する
ことができる。 (7)本発明の他の油脂回収装置は、回収部の上流側に
攪拌手段を設けたことにより、油脂分が液体と共に攪拌
されて回収部に接触するため、回収部から離れた地点で
油脂分が滞留することが防止され、油脂分の回収効率を
よくすることができる。 (8)本発明の他の油脂回収装置は、回収部の表面に、
回収部の移動方向に平行な多数の溝部を形成しているの
で、油脂分が回収部上に層状に形成され、回収効率をよ
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の油脂回収装置の
使用時における回収ローラ周辺の状態を示す説明図であ
る。
【図2】 同油脂回収装置の正断面図である。
【図3】 同油脂回収装置の回収ローラと冷却装置との
接続状態を示す説明図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態の油脂回収装置の
構成を示す正断面図である。
【図5】 (A)は、回収ローラの部分拡大断面図、
(B)〜(D)は回収ローラの使用状態を示す説明図で
ある。
【図6】 油脂分を貯留する回収タンクの説明図であ
る。
【図7】 2次貯留槽と3次貯留槽の接続部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 油脂回収装置 2 支持脚 3 ハウジング 4 減速モータ 5 回収ローラ 6 冷却装置 7 液体 8 投入口 9 フィルター部材 10 処理タンク 12 回収タンク 13 回転軸 14 円筒部 15 冷却部 16a,16b 油脂分 17 軸受 18 取付板 19 Vベルト 20,21 配管 22 掻き板 23 吸油スポンジ(多孔質部材) 24 半円筒状部材(加熱部材) 25 支持板 26 整流板 27 吸油マット 28 濾過装置 29 プーリ 30 油脂回収装置 31 液体 32 処理タンク 33 回収ローラ 34 回収部 35 油脂分 36 投入口 37 1次貯留槽 38 2次貯留槽 39 3次貯留槽 40 案内流路 43 底部 44 伝達ローラ 45 防滴モータ 49 表面 50 溝部 51 掻き板 52 シュート 53 回収タンク 54 網状フィルタ 55 パイプ部材 56 ブロワポンプ 57 返送パイプ 58 エアリフトポンプ 59 返送手段 60 攪拌手段 61 仕切板 62 開口部
フロントページの続き (72)発明者 音成 直樹 長崎県北松浦郡小佐々町黒石免字小島339 −41 株式会社ジャパンアクアテック内 Fターム(参考) 4D051 AA01 AB02 DA02 DA04 DA13 DA18 DA20 DD15 EB02 EB06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油脂分を含んだ液体を貯留する処理タン
    クと、 冷却部を内部に備えて回転駆動され、前記冷却部で冷却
    された表面を前記液体の上面に接触させ、凝固した前記
    油脂分を付着させる金属製の回収ローラとを有する油脂
    回収装置。
  2. 【請求項2】 前記回収ローラには、凝固した油脂分を
    掻き取る掻き板と、液状の油脂分を吸収する多孔質部材
    とが、それぞれ近接又は当接して配置されている請求項
    1記載の油脂回収装置。
  3. 【請求項3】 前記掻き板は金属製で、この掻き板には
    凝固した油脂分を融解させる加熱部が設けられている請
    求項1または2に記載の油脂回収装置。
  4. 【請求項4】 前記処理タンクには、流入される液体の
    流動状態を抑制する整流板が設けられている請求項1か
    ら3のいずれかの項に記載の油脂回収装置。
  5. 【請求項5】 油脂分を含んだ液体を貯留する処理タン
    クと、前記液体の上面に接触する回収ローラまたは回収
    ベルトを有する回収部とを備え、前記液体の上面に滞留
    する油脂分を付着させて回収する油脂回収装置におい
    て、前記処理タンクには、流入される液体を前記回収部
    に直接接触させる案内流路が形成されていることを特徴
    とする油脂回収装置。
  6. 【請求項6】 油脂分を含んだ液体を貯留する処理タン
    クと、前記液体の上面に接触する回収ローラまたは回収
    ベルトを有する回収部とを備え、前記液体の上面に滞留
    する油脂分を付着させて回収する油脂回収装置におい
    て、 前記回収部の下流側には、処理後の液体のうち、未回収
    の油脂分を含んだ水面付近の液体を、前記回収部の上流
    側に戻す返送手段が設けられていることを特徴とする油
    脂回収装置。
  7. 【請求項7】 前記返送手段は、返送パイプおよび返送
    パイプ内の流路に気体を送入し、気体の浮力により液体
    を引き揚げる方式のポンプを備えていることを特徴とす
    る請求項6に記載の油脂回収装置。
  8. 【請求項8】 油脂分を含んだ液体を貯留する処理タン
    クと、前記液体の上面に接触する回収ローラまたは回収
    ベルトを有する回収部とを備え、前記液体の上面に滞留
    する油脂分を付着させて回収する油脂回収装置におい
    て、 前記回収部の上流側には、前記液体の表層部を攪拌して
    上面レベルを変動させる攪拌手段が設けられていること
    を特徴とする油脂回収装置。
  9. 【請求項9】 前記攪拌手段は、前記液体内に気体を送
    入するポンプを備えていることを特徴とする請求項8に
    記載の油脂回収装置。
  10. 【請求項10】 油脂分を含んだ液体を貯留する処理タ
    ンクと、前記液体の上面に接触する回収ローラまたは回
    収ベルトを有する回収部とを備え、前記液体の上面に滞
    留する油脂分を付着させて回収する油脂回収装置におい
    て、 前記回収部の表面には、前記回収部の移動方向に平行な
    多数の溝部が形成されていることを特徴とする油脂回収
    装置。
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