JP2003102603A - 浴室鏡用曇止装置 - Google Patents

浴室鏡用曇止装置

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JP2003102603A
JP2003102603A JP2001302284A JP2001302284A JP2003102603A JP 2003102603 A JP2003102603 A JP 2003102603A JP 2001302284 A JP2001302284 A JP 2001302284A JP 2001302284 A JP2001302284 A JP 2001302284A JP 2003102603 A JP2003102603 A JP 2003102603A
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hot water
passage
mirror
bathroom
fog
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Hiroo Abe
博夫 安部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の浴室鏡用の曇り止め方法の問題点を解
消し、簡単な構造で、製造コストが極めて安価であり、
さらに、使用者に対して面倒な作業を強いることなく曇
り止め効果を効率よく持続させることのできる浴室鏡用
曇止装置を提供すること。 【解決手段】 本発明に係る浴室鏡用曇止装置は、2枚
の板状基板間にジグザグの湯通し通路を形成するよう隔
壁を設け、該湯通し通路の上流端に湯導入口を、同湯通
し通路の下流端に湯抜口を各々設け、浴室鏡の裏面に装
着することにより、前記湯通し通路内の湯温により前記
鏡の曇止めができるように構成したことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室用鏡に取付け
て用いる曇止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室内に設けられている鏡は、浴室内の
温度と鏡の表面温度との温度差が原因となって入浴時に
は曇り易い。この鏡の曇りを防止するために、鏡の裏側
に熱線を配線し、熱線の熱で鏡の表面を暖めてくもりを
とる方法や、鏡の表面に曇り止めのフィルムを貼った
り、曇り止めの塗料を塗布する方法が採られている。ま
た、鏡の裏側に箱体を設け、その箱体内にお湯を入れて
湯温で鏡の表面を暖めてくもりをとる方法も提案されて
いる(特開平9−154687号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の曇り止めの方法には、それぞれ下記のような問題点が
ある。即ち、鏡の裏側に熱線を配線し、熱線の熱で鏡の
表面を暖めてくもりをとる方は、浴室内に設けるために
防水に対して特別は配慮をしなければならないので配線
に大掛かりな敷設工事を必要とするという問題があり、
また、熱線のスイッチを入れても鏡の表面は直ぐには暖
まらずくもりがなかなかとれないため、鏡がくもらない
ようにするには熱線のスイッチを入れっぱなしにする必
要があり電気代がかさむという問題がある。また、鏡の
表面に曇り止めのフィルムを貼ったり、曇り止めの塗料
を塗布する方法は、簡単に曇り止めを行うことができる
という効果がある一方で、フィルムや塗料の耐久時間が
短いため定期的にフィルムの交換や塗料の塗り直しを行
わなければならないという面倒な作業を使用者に強いる
ことになるという問題があり、費用もかさむという問題
もある。さらに、特開平9−154687号公報で提案
されている鏡の裏側に箱体を設け、その箱体内にお湯を
入れて湯温で鏡の表面を暖めてくもりをとる方法は、図
3及び図4に示すように、箱体内に形成された空間部が
仕切りのない一つの空間になっており、この空間部に湯
を注ぎこむと箱体全体に相当な圧力がかかることになる
ため、箱体自体の破壊や湯洩れを防ぐために箱体を相当
強固な構造にしなければならないという問題があり、ま
た、この構造では、空間部に入れられた湯が冷えて曇り
止め効果が低下した時には、一度、湯止栓を外して空間
部の湯を全て排水してから、再度、空間部に湯を注がな
ければならないという面倒な作業を使用者に強いること
になるという問題もあり、さらに、構成部品の種類も多
くなるため上記した箱体自体を強固な構造にすることと
合わせて考えると製造コストも安価とはいえないという
問題もある。本発明は、上記した従来の浴室鏡用の曇り
止め方法の問題点を解消し、簡単な構造で、製造コスト
が極めて安価であり、さらに、使用者に対して面倒な作
業を強いることなく曇り止め効果を効率よく持続させる
ことのできる浴室鏡用曇止装置を提供することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る浴室鏡用曇止装置は、2枚の板状
基板間にジグザグの湯通し通路を形成するよう隔壁を設
け、該湯通し通路の上流端に湯導入口を、同湯通し通路
の下流端に湯抜口を各々設け、浴室鏡の裏面に装着する
ことにより、前記湯通し通路内の湯温により前記鏡の曇
止めができるように構成したことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る浴室鏡用曇止装置の実施の形態について説明して
いく。図1は、本発明に係る浴室鏡用曇止装置を構成す
る二つの構成部片を示しており、図2は、図1における
二つの構成部片を組み立てた浴室鏡用曇止装置の使用状
態の一例を示している。図面に示すように、本発明に係
る浴室鏡用曇止装置は、同一構造の二つの構成部片1を
組み合わせることにより構成される。前記構成部片1
は、1枚の板状基板2の上に、ジグザグの通路3を形成
するように隔壁4を立設することにより構成される。前
記通路3の上流端及び下流端は、同じ側辺で開放するよ
うに構成されており、そこには湯導入口片6及び湯抜口
片7が一体的に設けられている。尚、これらの湯導入口
片6及び湯抜口片7は同じ形状である。上記したように
構成された同一構造の二つの構成部片1を、図1に矢印
で示すように、相互に隔壁4の頂部が当接するように重
ね合わせて接合することにより、二つの構成部材の基板
2及び隔壁4により湯通し通路が形成され、また、湯導
入口片6及び湯抜口片7により湯導入口及び湯抜口が形
成される。上記したように構成された浴室鏡用曇止装置
は、鏡の裏面に配置され、これにより、内部に導入され
た湯の温度で鏡を暖め鏡の曇りを防止する。
【0006】次に、図2を参照して本発明に係る浴室鏡
用曇止装置の使用方法について、さらに詳細に説明して
いく。図2は、浴室鏡用曇止装置の使用状態を示す図で
ある。図面に示すように、浴室鏡用曇止装置Aは、鏡1
0の裏面に配置される。好ましい実施の形態としては、
浴室内の蛇口や混合栓11とシャワー12との連結部間
に分岐連結管8を介装し、この分岐連結管8の枝管8a
と、浴室鏡用曇止装置における湯導入口(6)とが適当
な湯供給管9で連結される。シャワー12の使用方法
は、利用者毎に異なるが、一度シャワー12で体を流し
てから浴槽に浸かり、浴槽から出た後に、体や頭等を洗
う際に再びシャワー12を使用する等、利用者が入浴中
にシャワー12を数回に分けて使用することは容易に想
定することができる。従って、上記したように構成する
ことにより、使用者が浴室内でシャワー12を使用する
度に、前記分岐連結管8、枝管8a、及び湯供給管9を
介して湯導入口(6)から湯通し通路(3)の内部に湯
が導入され、これが入浴中に数度に分けて繰り返される
ので、入浴中に湯通し通路(3)の内部の湯が冷めるこ
となく常に適温に保たれることになり曇止効果が持続す
る。また、シャワー12を使用すると、シャワー12か
ら出る湯の温度により浴室内温度が一時的に上昇し、こ
れにより鏡が曇ることが多いが、上記したように構成す
ることにより、シャワー12を使用する度に、湯通し通
路(3)の内部にシャワー12から出る湯温と同じ温度
の湯が供給され、湯通し通路(3)の内部の湯が入れ替
わるため常に鏡の温度と浴室内温度とのバランスがと
れ、非常に効率よく曇止効果を持続することができるよ
うになる。
【0007】以上説明したように、本実施例に係る浴室
鏡用曇止装置は、同一構造の2つの構成部片1を重ね合
わせるだけで構成することができるので1種類の部品で
構成することができ、限定するわけではないが、例え
ば、この構成部片1をプラスチックで成形する場合に
は、一つの製造型で製造することが可能になるので、製
造コストが極めて安価になるという効果を奏する。ま
た、本実施例に係る浴室鏡用曇止装置は、内部にジグザ
グの湯通し通路(3)を形成しているため、湯抜口に栓
をしておかなくても、一度入れた湯は、湯通し通路
(3)内をゆっくりと進み直ぐには排水されないので保
温効果が持続され、さらに、湯導入口から積極的に湯を
導入した場合には、その圧力により内部の湯を直ぐに入
れ替えることができる。このため、湯の入れ替え時に利
用者が湯止栓を外して一度全ての湯を排水した後に、湯
止栓を締めなおしてから湯を注ぐという入浴中にはとて
も行いたくない面倒な作業を強いられることがなくな
る。尚、湯通し通路内に湯が留まる時間をより長くする
ために、湯抜口に適当な絞り弁等を設けた構造としても
よいことは勿論である。
【0008】尚、この実施例では、同一構造の構成部片
を二つ組み合わせることにより、内部にジグザグの湯通
し通路が形成された浴室鏡用曇止装置を構成する例を説
明しているが、これは本実施例に限定されることなく、
例えば、上述の実施例で説明した構成部片の上面に単な
る平板を取付けるように構成してもよいことは勿論であ
る。但し、このように構成する場合には、湯導入口片6
及び湯抜口片7は、予め、完全な円筒状に構成するか、
又は、別体に構成し後で取付けるように構成され得る。
また、本実施例では、浴室内の蛇口11とシャワー12
との連結部間に分岐連結管8を介装し、この分岐連結管
8の枝管8aと、浴室鏡用曇止装置における湯導入口形
成部材6とが適当な湯供給管9で連結しているが、浴室
鏡用曇止装置への湯の供給方法は、本実施例に限定され
ることなく任意の方法でよく、例えば、専用栓を蛇口に
設けてもよいことは勿論である。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る浴室
鏡用曇止装置は、2枚の板状基板間にジグザグの湯通し
通路を形成するよう隔壁を設け、該湯通し通路の上流端
に湯導入口を、同湯通し通路の下流端に湯抜口を各々設
け、浴室鏡の裏面に装着することにより、前記湯通し通
路内の湯温により前記鏡の曇止めができるように構成し
ているので、装置全体の剛性が高くなると同時に、内部
に湯を導入することにより装置全体にかかる湯の水圧を
分散することができるという効果を奏する。また、上記
したように内部の湯通し通路をジグザグに形成ことによ
り湯抜口に栓をしておかなくても、一度入れた湯は、湯
通し通路内をゆっくりと進み直ぐには排水されず保温効
果が持続され、さらに、湯導入口から積極的に湯を導入
した場合には、その圧力により内部の湯を直ぐに入れ替
えることができる。このため、湯の入れ替え時に利用者
が湯止栓を外して一度全ての湯を排水した後に、湯止栓
を締めなおしてから湯を注ぐという面倒な作業を強いら
れることがなくなる。また、上記した浴室鏡用曇止装置
を、1枚の板状基板上に、前記導入口及び湯抜口が同じ
側辺に位置するようジグザグの湯通し通路を形成する隔
壁を一体的に立設した同一形状の二つの構成部片で構成
することにより、部品の1種類に抑えることができ、結
果として、安価に装置を製造することができるようにな
るという効果を奏する。さらに、前記構成部片をプラス
チックで成形することにより、一つの製造型を作成する
だけで浴室鏡用曇止装置の量産が可能になるので、量産
のための初期費用も最低限に抑えることができる。ま
た、浴室内でシャワーを使用すると一時的に浴室内温度
が上昇するため浴室鏡が曇ってしまうが、湯通し通路の
上流端に設けられた導入口と、浴室内にあるシャワー用
湯路とを、湯供給管で接続することにより、使用者がシ
ャワーを使用する度に、湯通し通路内の湯が自動的に入
れ替わることになるので鏡の表面温度が浴室内の温度変
化に合わせて常に最適な温度に保持され、鏡の保温効果
(即ち、曇止効果)を効率的に持続させることが可能に
なるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る浴室鏡用曇止装置を構成する二
つの構成部片を示している。
【図2】 図1における二つの構成部片を組み立てた浴
室鏡用曇止装置の使用状態の一例を示している。
【図3】 従来の浴室鏡用曇止装置の概略斜視図であ
る。
【図4】 図3におけるA−A断面図である。
【符号の説明】 1 構成部片 2 基板 3 通路(湯通し通路) 4 隔壁 6 湯導入口片(湯導入口) 7 湯抜口片(湯抜口) 8 分岐連結管 8a 枝管 9 湯供給管 10 鏡 11 蛇口 12 シャワー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の板状基板間にジグザグの湯通し通路
    を形成するよう隔壁を設け、該湯通し通路の上流端に湯
    導入口を、同湯通し通路の下流端に湯抜口を各々設け、 浴室鏡の裏面に装着することにより、前記湯通し通路内
    の湯温により前記鏡の曇止めができるように構成したこ
    とを特徴とする浴室鏡用曇止装置。
  2. 【請求項2】1枚の板状基板上に、前記導入口及び湯抜
    口が同じ側辺に位置するようジグザグの湯通し通路を形
    成する隔壁を一体的に立設した同一形状の二つの構成部
    片から成ることを特徴とする請求項1に記載の浴室鏡用
    曇止装置。
  3. 【請求項3】前記構成部片がプラスチックで成形されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の浴室鏡用曇止装
    置。
  4. 【請求項4】湯通し通路の上流端に設けられた導入口
    と、浴室内にあるシャワー用湯路とを湯供給管で接続し
    たことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の
    浴室用曇止装置。
JP2001302284A 2001-09-28 2001-09-28 浴室鏡用曇止装置 Pending JP2003102603A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102326998A (zh) * 2010-07-13 2012-01-25 朱江 去雾镜装置

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