JP2003102395A - 鶏用飼料とその給与方法並びにそれを給与して得られる鶏卵及び鶏卵加工食品 - Google Patents

鶏用飼料とその給与方法並びにそれを給与して得られる鶏卵及び鶏卵加工食品

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JP2003102395A
JP2003102395A JP2001296519A JP2001296519A JP2003102395A JP 2003102395 A JP2003102395 A JP 2003102395A JP 2001296519 A JP2001296519 A JP 2001296519A JP 2001296519 A JP2001296519 A JP 2001296519A JP 2003102395 A JP2003102395 A JP 2003102395A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱したときに濃い鮮やかな黄色を呈し、時
間が経過しても褪色が少なく、保存中の脂肪の酸化を抑
えて、加熱ないし調製した直後の色に近い鮮やかな黄色
を持続できる卵黄を有する鶏卵の提供及び加熱したとき
に卵黄部分が濃い鮮やかな黄色を呈し、時間が経過して
も褪色が少なく、保存中の脂肪の酸化を抑えて、加熱な
いし調製した直後の色に近い鮮やかな黄色を持続できる
鶏卵加工食品の提供。上記のような色持ちのよい卵黄を
有する鶏卵を容易に生産できる鶏用飼料の提供及び上記
のような色持ちのよい卵黄を有する鶏卵を容易に生産す
る方法の提供。 【解決手段】 ルテインを50mg/kg以上とビタミ
ンE(α−トコフェロール当量)を40mg/kg以上
含有してなる鶏用飼料。その飼料を鶏に10日間以上給
与して鶏卵を生産する方法。その飼料を10日間以上摂
取した鶏から生産された鶏卵。その鶏卵又はその卵黄を
使用して製した鶏卵加工食品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鶏用飼料とその給
与方法並びにそれを給与して得られる鶏卵及び鶏卵加工
食品に関する。詳しくは、加熱したときの卵黄の色が鮮
やかであり保存しても褪色しにくい卵黄(以下、このよ
うな性状の卵黄を「色持ちのよい卵黄」ともいう。)を
有する鶏卵を生産できる鶏用飼料とその飼料を鶏に給与
して色持ちのよい卵黄を有する鶏卵を生産する方法並び
にその飼料を鶏に給与して得られる色持ちのよい卵黄を
有する鶏卵及びその鶏卵又は卵黄を使用して製した色持
ちのよい卵黄部分を有する鶏卵加工食品に関する。
【0002】
【従来の技術】鶏卵の卵黄については、生の状態でオレ
ンジがかった黄色のものが好まれており、そのために、
採卵鶏用飼料には、カプサンチンを主体とする赤色の卵
黄着色剤が使用されることが多い。しかし、鶏卵は、家
庭でもレストランでも、生で食するよりも加熱・調理し
て食する場合が多く、その場合の卵黄は、オレンジがか
った色よりも濃い黄色の方が好まれる傾向にある。例え
ば、オムレツ、卵焼き、茶碗蒸し、卵豆腐、マヨネー
ズ、カステラ、スポンジケーキなどの鶏卵加工食品は、
黄色が濃くて鮮やかなものが上等品であるとして好まれ
ている。
【0003】しかしながら、鶏卵の卵黄は、生卵の段階
では黄色が濃くても、加熱すると、色がくすんでしまう
傾向にある。また、鶏卵加工食品については、調理ない
し調製の直後は黄色が濃くても、店頭に陳列したり、冷
蔵又は冷凍保管したときに、卵黄中の脂肪分が酸化する
ことにによって経時的に褪色することが問題となってい
る。
【0004】上記の状況に鑑み、加熱したときに濃い鮮
やかな黄色を呈し、時間が経過しても褪色せず、また、
保存しても脂肪が酸化しないような卵黄を有する鶏卵が
要望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、本発明は、
加熱したときに濃い鮮やかな黄色を呈し、時間が経過し
ても褪色が少なく、また、保存中の脂肪の酸化を抑え
て、加熱ないし調製した直後の色に近い鮮やかな黄色を
持続できる卵黄を有する鶏卵を提供することを第1の課
題とする。また、本発明は、加熱したときに卵黄部分が
濃い鮮やかな黄色を呈し、時間が経過しても褪色が少な
く、また、保存中の脂肪の酸化を抑えて、加熱ないし調
製した直後の色に近い鮮やかな黄色を持続できる鶏卵加
工食品を提供することを第2の課題とする。また、本発
明は、上記のような色持ちのよい卵黄を有する鶏卵を容
易に生産できる鶏用飼料を提供することを第3の課題と
する。また、本発明は、上記のような色持ちのよい卵黄
を有する鶏卵を容易に生産する方法を提供することを第
4の課題とする。
【0006】本発明者らは、上記の課題を解決するため
に種々試験をおこなった上で、キサントフィル系の黄色
色素であり、もともと卵黄にも含まれているルテインに
着目し、鶏用飼料に、このルテインを増強すると共にこ
れを抗酸化剤であるビタミンE(α−トコフェロール当
量)で補強すると、ルテインとビタミンE(α−トコフ
ェロール当量)の相乗的効果によって、上記の課題を全
て解決できることを見いだし、さらに研究の結果、本発
明を完成するに至った。
【0007】このように、本発明の鶏用飼料は、ルテイ
ンと共にビタミンE(α−トコフェロール当量)を配合
してあることを基本とする。なお、本発明者らの調査に
よれば、ルテインを含むカロチノイド製剤を動物飼料に
含ませることについては、特開2000−86505号
公報に開示されているが、その目的は、動物が慢性疾患
にかかる危険を軽減し、ガン予防に有利に作用させるこ
とにあり、本発明の課題とはかけ離れたものである。ま
た、特開平6−14723号公報には、ガーリック、ジ
ンジャー、オレガノ及びシナモンの4種の香辛料と共に
ビタミンEを併用・添加した鶏用飼料について開示され
ているが、その目的は、脂肪分を低下させ、風味のよい
鶏肉を得ることにあり、本発明の課題を示唆するもので
はない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の状況に鑑み、本発
明のうち請求項1に記載する発明は、ルテインを50m
g/kg以上とビタミンE(α−トコフェロール当量)
を40mg/kg以上含有してなる鶏用飼料である。本
発明の鶏用飼料を鶏に給与すると、加熱したときの卵黄
の色が鮮やかであり保存しても褪色しにくい卵黄を有す
る鶏卵を容易に生産できる。なお、飼料中のルテインと
ビタミンE(α−トコフェロール当量)の含量がそれぞ
れ上記の量よりも少ないと、得られた鶏卵は、加熱する
ことで卵黄の黄色が濃くなる効果や保存中の卵黄の褪色
防止効果を奏することができず、本発明の所期の課題を
解決できないものとなる。
【0009】本発明のうち請求項2に記載する発明は、
請求項1に記載の飼料を、鶏に10日間以上給与して鶏
卵を生産する方法である。詳しくは、ルテインを50m
g/kg以上とビタミンE(α−トコフェロール当量)
を40mg/kg以上含有する鶏用飼料を、鶏に10日
間以上、好ましくは15日間以上給与して、加熱したと
きの卵黄の色が鮮やかであり保存しても褪色しにくい卵
黄を有する鶏卵を生産する方法である。本発明の飼料を
鶏に給与する期間が上記よりも短いと、得られた鶏卵
は、加熱することで卵黄の黄色が濃くなる効果や保存中
の卵黄の褪色防止効果を奏することができず、本発明の
所期の課題を解決できないものとなる。
【0010】また、本発明のうち請求項3に記載する発
明は、請求項1に記載の飼料を10日間以上摂取した鶏
から生産された鶏卵である。詳しくは、ルテインを50
mg/kg以上とビタミンE(α−トコフェロール当
量)を40mg/kg以上含有する鶏用飼料を10日間
以上、好ましくは15日間以上摂取した鶏から生産され
た、加熱したときの卵黄の色が鮮やかであり保存しても
褪色しにくい卵黄を有する鶏卵である。飼料中のルテイ
ンとビタミンE(α−トコフェロール当量)の含量がそ
れぞれ上記の量よりも少ないと、得られた鶏卵は、加熱
することで卵黄の黄色が濃くなる効果や保存中の卵黄の
褪色防止効果を奏することができず、本発明の所期の課
題を解決できないものとなる。
【0011】さらに、本発明のうち請求項4に記載する
発明は、請求項3に記載の鶏卵又はその卵黄を使用して
製した鶏卵加工食品である。詳しくは、ルテインを50
mg/kg以上とビタミンE(α−トコフェロール当
量)を40mg/kg以上含有する鶏用飼料を10日間
以上、好ましくは15日間以上摂取した鶏から生産され
た鶏卵又はその卵黄を使用して製した、卵黄部分の色が
鮮やかであり保存しても褪色しにくい鶏卵加工食品であ
る。飼料中のルテインとビタミンE(α−トコフェロー
ル当量)の含量がそれぞれ上記の量よりも少ないと、得
られた鶏卵又は卵黄を使用して製した鶏卵加工食品は、
加熱することで卵黄部分の黄色が濃くなる効果や保存中
の卵黄部分の褪色防止効果を奏することができず、本発
明の所期の課題を解決できないものとなる。本発明に係
る鶏卵加工食品とは、原料の一部又は全部に鶏卵又は卵
黄を使用してなる加工食品をいい、種々のものがある
が、代表的なものとして、卵焼き、オムレツ、茶碗蒸
し、卵豆腐、カステラ、スポンジケーキ、マヨネーズな
どを例示することができる。
【0012】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。本発明の鶏用飼料は、鶏用の配合飼料中にルテイン
を50mg/kg以上とビタミンE(α−トコフェロー
ル当量)を40mg/kg以上含有させてある。本発明
で用いるルテインは、キサントフィル系の天然色素であ
り、マリーゴールド(メキシコ原産のキク科の1年草)
などの植物の葉や花の葉緑体や黄色とうもろこしの実な
どに含まれている。また、最近は、クロレラやスピルリ
ナなどの緑藻類から生産する方法も開発されている。本
発明の飼料には、ルテインが飼料1kg中に50mg以
上含有するように配合する。
【0013】本発明で用いるビタミンEは、抗酸化性を
有し、小麦胚芽油や綿実油やアルファルファなどに含ま
れている。なお、本発明の全説明において、ビタミンE
含量は、平成12年11月に改訂された食品成分表で用
いられている「α−トコフェロール当量」で表記する。
また、飼料中のルテインの含量及びビタミンE(α−ト
コフェロール当量)の含量は、常法にしたがい、例え
ば、液体クロマトグラフィーを用いて測定し分析すれば
よい。
【0014】本発明に係る鶏用飼料は、通常は、これを
採卵鶏(産卵鶏)に給与する。すなわち、鶏は、ふ化後
140〜150日で産卵を開始するので、本発明の飼料
も、産卵開始前の大雛(20週齢)から採卵中の成鶏ま
で、広く給与できる。勿論、産卵前の中雛の段階から本
発明の飼料を給与しても差し支えない。
【0015】本発明に係る鶏用飼料は、ルテイン又はル
テインを含有する原料とビタミンE(α−トコフェロー
ル当量)又はビタミンE(α−トコフェロール当量)を
含有する原料を添加してある他は、通常の鶏用配合飼料
ないし採卵鶏用配合飼料と異なるところはなく、例え
ば、とうもろこし、マイロ、大豆粕、なたね粕、コーン
グルテンミール、グルテンフィード、脱脂米ヌカ、魚
粉、飼料用油脂、カルシウム類、リン酸塩類、単体アミ
ノ酸、微量無機物などを適宜組み合わせて配合すればよ
い。
【0016】本発明において、上記の飼料又はその原料
中にルテインを含有させる方法は任意であるが、好まし
くは、上記の配合飼料又はその原料にルテインを多量に
含有する原料、例えば、マリーゴールド又はその乾燥物
もしくはその抽出物、マリーゴールド花弁ミール、黄色
とうもろこし、黄色グルテンミール、黄色コーングルテ
ンフィールド、アルファルファミール、スピルリナ、ク
ロレラ、パプリカ抽出物などを添加すればよい。
【0017】また、本発明において、上記の飼料又はそ
の原料中にビタミンE(α−トコフェロール当量)を含
有させる方法は任意であるが、好ましくは、上記の配合
飼料又はその原料にビタミンEを多量に含有する原料、
例えば、小麦胚芽、小麦胚芽油、大豆油、綿実油、アル
ファルファ、合成トコフェロールなどを添加すればよ
い。以下、実施例と試験例をもって、本発明をさらに詳
細に説明する。
【0018】
【実施例1】 <本発明に係る鶏用飼料の一例> 原料 配合割合 (単位:重量%) とうもろこし 64.39 マイロ 5.00 大豆粕 10.00 なたね粕 2.00 コーングルテンミール 5.00 魚粉 2.00 飼料用油脂 1.00 炭酸カルシウム 10.00 ビタミンE製剤 0.01 マリーゴールド抽出物 0.50 微量添加物 0.10 合計 100.00% 液体クロマトグラフィーを用いて測定したところ、上記
の配合飼料1kg中のルテイン含量は95mg、ビタミ
ンE(α−トコフェロール当量)含量は65mgであっ
た。
【0019】
【実施例2】<本発明に係る鶏卵の生産方法の一例>実
施例1の配合飼料を、30週齢の採卵鶏に4週間にわた
って給与した。給与開始12日目から、ルテインを7
8.5〜82.4mg/kg含有し、ビタミンE(α−
トコフェロール当量)を155〜164mg/kg含有
している卵が連日生産された。なお、上記の含量は、2
週間の平均値である。
【0020】
【試験例1】<適正な原料配合量の確認試験:その1>
表1に示すように、5種類の配合飼料を作成し、液体ク
ロマトグラフィーを用いてそれぞれの飼料中のルテイン
含量とビタミンE(α−トコフェロール当量)の含量を
測定した後(これらの分析値も表1に示す。)、30週
齢の採卵鶏に2週間続けて給与した。得られた鶏卵の卵
黄中のルテイン含量、カロチノイド含量及びビタミンE
(α−トコフェロール当量)含量を分析したところ、表
2の結果が得られた。なお、試験に供した採卵鶏は、1
8週齢から29週齢までの間は、以下に示す配合の飼料
を給与して飼育したものである。 原料 配合割合 (単位:重量%) とうもろこし 64.90 マイロ 5.00 大豆粕 10.00 なたね粕 2.00 コーングルテンミール 5.00 魚粉 2.00 飼料用油脂 1.00 炭酸カルシウム 10.00 微量添加物 0.10 合計 100.00%
【0021】
【表1】 (単位:重量%) 原料/供試飼料→ 1区 2区 3区 4区 発明区 とうもろこし 64.90 64.55 64.89 64.62 64.59 マイロ 5.00 5.00 5.00 5.00 5.00 大豆粕 10.00 10.00 10.00 10.00 10.00 なたね粕 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00 コーングルテンミール 5.00 5.00 5.00 5.00 5.00 魚粉 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00 飼料用油脂 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 炭酸カルシウム 10.00 10.00 10.00 10.00 10.00 ビタミンE製剤 0 0 0.007 0.035 0.007 マリーゴールド抽出物 0 0.30 0 0.25 0.30 微量添加物 0.10 0.10 0.10 0.10 0.10 合計 100.00 100.00 100.00 100.00 100.00 ──────────────────────────────────── 飼料中ルテイン含量 12 51 11 45 50 (mg/kg) 飼料中ビタミンE(α−トコフェロール当量)含量 15 15 40 250 40 (mg/kg)
【0022】表1から、本発明の鶏用飼料を容易に製す
るには、全原料に対して、例えば、マリーゴールド抽出
物を0.3重量%以上、市販のビタミンE製剤を0.0
07重量%以上、それぞれ添加すればよいことが確認で
きた。
【0023】
【表2】 供試鶏卵→ 1区 2区 3区 4区 発明区 卵黄中ルテイン含量 11 46 11 40 45 (mg/kg) 卵黄中カロチノイド含量 35 65 34 60 65 (mg/kg) 卵黄中ビタミンE(α−トコフェロール当量)含量 37 36 120 600 120 (mg/kg)
【0024】
【試験例2】<茹で卵の色調と色持ちの程度確認試験>
試験例1で得られた鶏卵(表2のもの)をそれぞれ茹で
卵にして、冷蔵庫(5℃)に入れて保存し、茹で卵中の
卵黄の色の変化を色差計(ミノルタ社製:色彩色差計R
200b)を用いて測定したところ、表3の結果が得ら
れた。なお、色について、色差計のb値が黄色のファク
ターであり、b値が高いほど黄色が鮮やかで濃い状態を
示すことになる。また、表3において、「1区卵黄」と
は、表1の1区の配合飼料を給与して産卵させた鶏卵の
卵黄をいう。(以下「2区卵黄」・・・「発明区卵黄」
についても、それぞれ同様である。)
【0025】
【表3】 供試卵黄→ 1区卵黄 2区卵黄 3区卵黄 L値 a値 b値 L値 a値 b値 L値 a値 b値 生卵黄 62.0 0.8 54.1 59.1 5.7 55.0 60.0 0.9 55.0 茹でた直後 85.4 -0.9 59.5 82.4 0.9 77.7 85.1 -0.2 59.4 7日間保存 86.6 -1.2 54.5 83.6 0.9 73.5 86.5 -1.1 53.5 14日間保存 87.0 -1.1 49.5 84.3 1.6 73.2 87.0 -1.0 50.6 供試卵黄→ 4区卵黄 発明区卵黄 L値 a値 b値 L値 a値 b値 生卵黄 60.0 1.0 55.0 56.7 7.5 53.9 茹でた直後 84.5 -0.3 60.1 82.0 1.7 80.9 7日間保存 85.0 -0.5 55.4 83.0 2.2 79.9 14日間保存 86.0 -0.8 50.5 82.9 2.3 79.8
【0026】表3から、発明区卵黄〔飼料中ルテイン含
量50mg/kg、ビタミンE(α−トコフェロール当
量)含量40mg/kg〕は、茹でると、生の状態のと
きに比べてb値が大きく上昇するので、加熱によって黄
色が濃くなることが確認できた。また、発明区卵黄は、
14日間保存してもb値はほとんど低下せず、加熱した
ときの濃い黄色を維持できることが確認された。これに
比べると、1区卵黄〔飼料中ルテイン含量12mg/k
g、ビタミンE(α−トコフェロール当量)含量15m
g/kg〕は、茹でた直後でもb値の上昇幅は少ないの
で、加熱しても黄色が濃くならず、しかも、14日間保
存するとb値は極端に低下するので、経時的に褪色が激
しいことが確認された。2区卵黄〔飼料中ルテイン含量
51mg/kg、ビタミンE(α−トコフェロール当
量)含量15mg/kg〕は、1区卵黄に比べて茹でた
直後にb値が大きく上昇するので、加熱によって黄色が
濃くなることが確認された。しかし、14日間保存した
ときのb値は、1区卵黄ほどではないが低下するので、
経時的に褪色する傾向が確認された。このように、飼料
中のルテインの含量を多くしても、ビタミンEの含量が
少ないと、保存中の褪色を抑えることが困難であること
が確認された。3区卵黄〔飼料中ルテイン含量11mg
/kg、ビタミンE(α−トコフェロール当量)含量4
0mg/kg〕は、1区卵黄と同様に茹でた直後でもb
値はあまり変化しなかった。このように、ルテイン含量
が少ないと、ビタミンEを多量に含有させただけでは、
加熱することで黄色が濃くなる効果及び保存中の褪色防
止効果は得られないことが確認された。4区卵黄〔飼料
中ルテイン含量45mg/kg、ビタミンE(α−トコ
フェロール当量)含量250mg/kg〕は、茹でた直
後のb値が1区卵黄や3区卵黄とほとんど同じであり、
飼料中のビタミンE(α−トコフェロール当量)含量を
多くしても、ルテイン含量が50mg/kg未満では、
加熱しても卵黄の黄色が濃くなる効果が得られないこと
が確認された。
【0027】
【試験例3】<凝固卵の色調と色持ちの程度確認試験>
試験例1で用いた鶏卵(表2のもの)からそれぞれ卵黄
を取り出して攪拌し、型に流しこんだものを蒸し器に入
れて90℃の蒸気で3分間蒸して凝固させた。この凝固
卵を冷蔵庫(5℃)に入れて保存し、保存中の卵黄の色
の変化を色差計(試験例2で使用したもの)を用いて測
定したところ、表4の結果が得られた。
【0028】
【表4】 供試卵黄→ 1区卵黄 2区卵黄 3区卵黄 L値 a値 b値 L値 a値 b値 L値 a値 b値 蒸した直後 83.3 1.0 74.7 78.7 8.1 88.4 82.1 1.2 75.0 2日間保存 84.2 1.5 67.3 80.5 6.1 84.7 83.1 1.3 67.2 7日間保存 83.9 1.6 66.7 80.6 6.5 83.6 83.5 1.5 66.9 供試卵黄→ 4区卵黄 発明区卵黄 L値 a値 b値 L値 a値 b値 蒸した直後 81.5 3.0 76.0 79.6 6.2 85.0 2日間保存 82.8 2.5 68.2 80.3 5.3 84.8 7日間保存 82.9 1.5 68.8 80.1 6.2 85.0
【0029】表4から、凝固卵を調製した後7日間保存
したときのb値について、1区卵黄は8.0の低下、2
区卵黄は4.8の低下、3区卵黄は8.1の低下、4区
卵黄は7.2の低下であったが、発明区卵黄〔飼料中ル
テイン含量50mg/kg、ビタミンE(α−トコフェ
ロール当量)含量40mg/kg〕はb値の低下は見ら
れなかった。このことから、発明区卵黄を用いた鶏卵加
工食品は、加熱したときの濃い鮮やかな黄色が、時間が
経過しても安定的に持続されることが確認された。
【0030】
【試験例4】<未加熱卵黄の保存中の酸化の程度確認試
験>試験例1で用いた鶏卵(表2のもの)のそれぞれの
卵黄(未加熱)から卵黄油を抽出して、油脂の酸化の程
度を調べるため、経時的にPOV(過酸化物価)を基準
油脂分析法により測定したところ、表5の結果が得られ
た。
【0031】
【表5】 (単位:meq/kg) 供試卵黄→ 1区 2区 3区 4区 発明区 抽出直後 0 0 0 0 0 7日間保存後 6.51 5.94 6.41 5.13 4.16 14日間保存後 19.45 13.05 17.82 11.59 11.39
【0032】表5から、発明区卵黄〔飼料中ルテイン含
量50mg/kg、ビタミンE(α−トコフェロール当
量)含量40mg/kg〕は、1区卵黄〜4区卵黄に比
べると、14日保存後のPOVが低く、長く保存しても
卵黄中の脂肪分が酸化されにくいことが確認された。
【0033】
【試験例5】<適正な原料配合量の確認試験:その2>
表6に示す2種の配合飼料(対照区飼料と発明区飼料)
を作成し、液体クロマトグラフィーを用いてそれぞれの
飼料中のルテイン含量とビタミンE(α−トコフェロー
ル当量)含量を測定した後(これらの分析値も表6に示
す。)、30週齢の採卵鶏に2週間続けて給与した。得
られた鶏卵の卵黄中のルテイン含量、ビタミンE(α−
トコフェロール当量)含量を分析したところ、表7の結
果が得られた。なお、試験に供した採卵鶏が18週齢か
ら29週齢までの間は、試験例1において、18週齢か
ら29週齢までの採卵鶏に給与した飼料と同じ配合の飼
料で飼育した。
【0034】
【表6】 原料/ 供試飼料→ 対照区飼料 発明区飼料 (重量%) とうもろこし 59.00 58.59 マイロ 3.00 3.00 脱脂米ヌカ 3.00 3.00 大豆粕 16.00 16.00 グルテンミール 4.00 4.00 ミートボーンミール 4.00 4.00 飼料用油脂 2.50 2.50 炭酸カルシウム 8.00 8.00 リン酸カルシウム 0.40 0.40 ビタミンE製剤 0 0.01 マリーゴールド抽出物 0 0.40 微量添加物 0.10 0.10 合計 100.00% 100.00% ──────────────────────────────────── 飼料中のルテイン含量 13 80 (mg/kg) 飼料中のビタミンE(α−トコフェロール当量)含量 15 68 (mg/kg)
【0035】
【表7】 供試卵黄→ 対照区卵黄 発明区卵黄 卵黄中ルテイン含量 12 65 (mg/kg) 卵黄中ビタミンE(α−トコフェロール当量)含量 37 160 (mg/kg)
【0036】
【試験例6】<卵焼きの色調と色持ちの程度確認試験>
試験例5において、表6の対照区飼料を給与して産卵さ
せた鶏卵(以下「対照区鶏卵」という。)と同発明区飼
料を給与して産卵させた鶏卵(以下「発明区鶏卵」とい
う。)とを、それぞれ全卵状態で用いて卵焼きを作成し
た(この卵焼きを、それぞれ「対照区卵焼き」「発明区
卵焼き」と称する)。これらの卵焼きを冷蔵庫(5℃)
に入れて保存し、保存中の卵黄の色の変化を色差計(試
験例2で使用したもの)を用いて測定したところ、表8
の結果が得られた。
【0037】
【表8】 供試卵焼き→ 対照区卵焼き 発明区卵焼き L値 a値 b値 L値 a値 b値 調理直後 82.7 -3.0 51.5 79.6 1.0 73.0 冷蔵4日保存 81.5 -2.9 48.5 76.5 0.9 73.0 冷蔵9日保存 80.0 -1.8 46.3 75.5 0.7 72.5
【0038】表8から、調理直後の卵焼きの色につい
て、色差計のb値は、対照区卵焼きは51.5で発明区
卵焼きは73.0であり、発明区卵焼きは対照区卵焼き
に比べて黄色が鮮やかで濃いことが確認された。冷蔵庫
で9日保存した段階で、対照区卵焼きのB値は5.2減
少し、黄色味が減じたが、発明区卵焼きのB値の減少は
ほとんどなく、調製した直後の濃い黄色が持続されるこ
とが確認された。
【0039】
【試験例7】<卵焼きの保存中の酸化の程度確認試験>
試験例6の卵焼き(表8)を冷凍庫(−20℃)に移し
て保存し続け、POV(過酸化物価)を基準油脂分析法
により経時的に測定したところ、表9の結果が得られ
た。
【0040】
【表9】 (単位:meq/kg) 供試卵焼き→ 対照区卵焼き 発明区卵焼き 調製直後 0.85 0.51 冷凍1箇月保存 9.85 1.02 冷凍3箇月保存 21.97 2.03
【0041】表9から、対照区卵焼きは、3箇月冷凍保
存でPOVは20以上上昇したが、発明区卵焼きは、P
OVはほとんど上昇しなかったので、発明区卵焼きの方
が酸化されにくいことが確認された。
【0042】
【試験例8】<マヨネーズの色調と色持ちの程度確認試
験>試験例5の表7の卵黄(対照区卵黄と発明区卵黄)
を未加熱のまま用いてそれぞれマヨネーズを調製した
(これを、それぞれ「対照区マヨネーズ」「発明区1マ
ヨネーズ」「発明区2マヨネーズ」と称する)。これら
のマヨネーズを冷蔵庫(5℃)に入れて保存し、その色
の変化を色差計(試験例2で使用したもの)を用いて測
定したところ、表10の結果が得られた。試験に供した
マヨネーズの配合(重量%)は、以下のとおりである。 原料/供試マヨネーズ→ 対照区 発明区1 発明区2 植物油 71.5 71.5 77.5 対照区卵黄 15 ─── ─── 発明区卵黄 ─── 15 7.5 食酢 12 12 13.5 食塩 1.3 1.3 1.3 香辛料 0.2 0.2 0.2
【0043】
【表10】 供試マヨネーズ→ 対照区 発明区1 発明区2 L値 a値 b値 L値 a値 b値 L値 a値 b値 調製直後 66.9 -1.6 23.7 66.6 -2.8 43.7 70.1 -3.2 33.0 1週間保存 66.1 -1.8 20.5 66.3 -2.6 43.4 69.8 -3.0 32.5 2週間保存 65.7 -2.0 18.5 66.0 -2.5 42.8 69.5 -3.0 32.3
【0044】表10から、発明区1マヨネーズ及び発明
区2マヨネーズは、対照区マヨネーズに比べてb値が高
く、黄色が濃いことが確認された。また、発明区1マヨ
ネーズ及び発明区2マヨネーズは、2週間保存しても黄
色の褪色がほとんど見られないことが確認された。発明
区2マヨネーズは、発明区1マヨネーズに比べて、卵黄
の添加量を半分にしたが、黄色味は対照区マヨネーズに
比べて濃く、マヨネーズの色に関しては、発明区卵黄を
使用すれば、発明区2マヨネーズのように卵黄は使用量
を減らすことができるので、経済的効果が大きいことが
確認された。
【0045】
【試験例9】<マヨネーズの保存中の酸化の程度確認試
験>表10のマヨネーズを、冷蔵庫(5℃)に入れて保
存し続け、経時的にPOV(過酸化物価)を基準油脂分
析法により測定したところ、表11の結果が得られた。
【0046】
【表11】 (単位:meq/kg) 供試マヨネーズ→ 対照区 発明区1 発明区2 調製直後 0.2 0.1 0.2 1週間保存 4.5 1.0 1.5 2週間保存 12.5 4.5 5.1
【0047】表11から、対照区マヨネーズに比較して
発明区1マヨネーズも発明区2マヨネーズも、POVの
上昇は少なく、両発明区マヨネーズは、どちらも保存中
に酸化されにくいことが確認された。
【0048】
【試験例10】試験例5の表7の鶏卵(対照区鶏卵と発
明区鶏卵)を用いてそれぞれスポンジケーキを作成した
(これを、それぞれ「対照区スポンジケーキ」と「発明
区スポンジケーキ」と称する)。これらのスポンジケー
キをポリエチレンの袋に入れて冷蔵庫(5℃)に入れて
保存し、その色の変化を色差計(試験例2で使用したも
の)を用いて測定したところ、表12の結果が得られ
た。試験に供したスポンジケーキの配合割合(重量%)
は、以下のとおりである。原料/供試スポンジケーキ→
対照区スポンジケーキ 発明区スポンジケーキ 対照区鶏卵(全卵) 35 0 発明区鶏卵(全卵) 0 35 砂糖 30 30 小麦粉 35 35
【0049】
【表12】 供試スポンジケーキ→ 対照区スポンジケーキ 発明区スポンジケーキ L値 a値 b値 L値 a値 b値 作成直後 78.0 0.6 40.0 77.0 0 65.0 1週間保存 77.0 0.5 37.1 76.5 -0.2 65.1 2週間保存 76.0 0 34.2 76.5 0 64.9
【0050】表10から、発明区スポンジケーキは、対
照区スポンジケーキに比べて調製直後のb値が高く、鮮
やかで濃い黄色を呈していることが確認された。また、
2週間保存しても調製直後とほとんど変わらず、黄色の
褪色は見られないことが確認された。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、加熱したときに濃い鮮やかな黄色を呈し、時間
が経過しても褪色が少なく、保存中の脂肪の酸化を抑え
て、加熱ないし調製した直後の色に近い黄色を持続でき
る卵黄を有する鶏卵を提供できる。また、その鶏卵又は
卵黄を用いて、時間が経過しても卵黄部分の褪色が少な
く、保存中の脂肪の酸化を抑えて、加熱ないし調製した
直後の色に近い黄色を持続できる鶏卵加工食品を提供で
きる。また、本発明は、上記のような、色持ちがよい鶏
卵を容易に生産できる鶏用飼料とそれを鶏に給与して、
上記のような、色持ちのよい鶏卵を容易に生産する方法
を提供するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 幸弘 茨城県鹿島郡神栖町大字東深芝2−6 協 同飼料株式会社研究所内 (72)発明者 佐藤 洋 茨城県鹿島郡神栖町大字東深芝2−6 協 同飼料株式会社研究所内 (72)発明者 荒川 洋 茨城県鹿島郡神栖町大字東深芝2−6 協 同飼料株式会社研究所内 Fターム(参考) 2B005 DA02 JA04 LB01 LB05 MA04 MB06 2B150 AA05 AB08 BC01 CA01 CE01 DA02 DE15 4B042 AC02 AD40 AG07 AH10 AK02 AP30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルテインを50mg/kg以上とビタミン
    E(α−トコフェロール当量)を40mg/kg以上含
    有してなる鶏用飼料。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の飼料を、鶏に10日間以
    上給与して鶏卵を生産する方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の飼料を10日間以上摂取
    した鶏から生産された鶏卵。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の鶏卵又はその卵黄を使用
    して製した鶏卵加工食品。
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