JP2003101407A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003101407A
JP2003101407A JP2001289867A JP2001289867A JP2003101407A JP 2003101407 A JP2003101407 A JP 2003101407A JP 2001289867 A JP2001289867 A JP 2001289867A JP 2001289867 A JP2001289867 A JP 2001289867A JP 2003101407 A JP2003101407 A JP 2003101407A
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depletion type
circuit
electrode
gate
output
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JP2001289867A
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Masashi Yonemaru
政司 米丸
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機時、動作時ともにリーク電流を削減する
ことができ、低電圧で動作可能な、低消費電力化を図る
ことができる半導体集積回路を提供する。 【解決手段】SOI基板上に、完全空乏型MISFET
と、ボディ電極を有する部分空乏型MISFETとを形
成し、論理演算を実現するネットワーク回路1は、完全
空乏型MISFETによって構成し、ネットワーク出力
が接続されるバッファ回路2は、それぞれのゲート電極
とボディ電極とが接続された部分空乏型MISFETに
よって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低電圧において動
作が可能であり、スタンバイリーク電流を低減すること
が可能となる半導体集積回路に関し、特に、SOI基板
上に設けられた半導体集積回路(SOIデバイス)に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路に対する消費電力
削減が要求されるに伴って、半導体集積回路における動
作電源電圧の低下が進んでいる。半導体集積回路の低電
圧動作、低消費電流を実現するための半導体デバイス作
製技術として、SOI基板上にFETを作製するSOI
技術が注目されている。このSOI技術によって作製さ
れるデバイスは、そのサブスレッショルド特性によっ
て、より低いしきい値電圧を実現することができるの
で、半導体集積回路を低電圧で動作させることができる
ようになる。しかしながら、低しきい値のFETは、リ
ーク電流が増加する傾向があり、このリーク電流を削減
することが課題となっている。
【0003】この課題を解決するために、特開平6−2
9834号公報には、しきい値電圧が高いFETを用い
ることによって、回路のスタンバイ(待機)時のリーク
電流を削減する方法が提案されている。この従来技術に
おいて、回路の動作時には低しきい値MOSFETによ
り高速動作が行われ、回路の待機時には高しきい値MO
SFETによりリーク電流が削減される。この従来技術
による回路は、低しきい値MOSFETと高しきい値M
OSFETとによって構成されており、MTCMOS回
路と称される。以下に、この従来技術について、図13
を用いて説明する。
【0004】図13に示すMTCMOS回路では、電源
線Vddと接地線GNDとが互いに並行に設けられ、さ
らに、電源線と接地線との間に、擬似電源線110と擬
似接地線111とが互いに並行に設けられている。電源
線Vddと擬似電源線110との間には、高しきい値P
MOSFET M103が接続されており、そのゲート
には制御信号SLが入力される。擬似接地線111と接
地線GNDとの間には、高しきい値NMOSFET M
104が接続されており、そのゲートには制御信号SL
Bが入力される。
【0005】擬似電源線110と擬似接地線111との
間には、機能回路が形成されている。この例では、擬似
電源線110にソースが接続された低しきい値PMOS
FET M101と、擬似接地線111にソースが接続
された低しきい値NMOSFET M102とによって
インバータ回路が構成されている。両MOSFET M
101およびM102のゲートには入力端子が接続さ
れ、両MOSFET M101およびM102のドレイ
ンには出力端子が接続されている。ここで、機能回路で
あるインバータ回路を構成するPMOSFET M10
1およびNMOSFET M102は、しきい値電圧が
低いMOSFETであるので、低電源電圧であっても、
高速動作を実現することができる。
【0006】図13に示すNTCMOS回路において、
待機動作時には、上記制御信号SLが”H”、制御信号
SLBが”L”となり、PMOSFET M103およ
びNMOSFET M104はオフ状態となる。ここ
で、PMOSFET M103およびNMOSFET M
104はしきい値電圧が高いMOSFETであるので、
低しきい値MOSFETにて構成されるインバータ回路
におけるリーク電流を削減することができる。
【0007】しかしながら、この従来技術によれば、機
能回路の待機時にはリーク電流を削減することができる
ものの、機能回路の動作時に発生するリーク電流は、何
等削減されていない。また、機能回路の待機時には、M
OSFET M103およびM104によって機能回路
への電源供給がカットされているため、待機時にデータ
保持等を行うためには、別途データ保持回路を設ける必
要がある。
【0008】一方、高しきい値MOSFETを用いるの
ではなく、FETのしきい値を制御することによって、
リーク電流を削減する方法も提案されている。図14
に、動作と共にしきい値電圧を可変とすることができ
る、ダイナミックしきい値MOS(DTMOS)と称さ
れるMOSFETの構成例を示す。この図14では、D
TMOS構造のSOIデバイスの例を示しているが、バ
ルク構造においても実現可能である。また、図14で
は、PMOSFETの例を示しているが、NMOSFE
Tについても、導電型が反対となるだけで、同様の構造
とすることができる。
【0009】図14に示すDTMOSは、基板上に設け
られた埋め込み酸化膜上に、N型シリコンからなる半導
体層が設けられ、P型不純物をドーピングすることによ
ってP+型領域からなるソースとドレインとが形成され
ている。ソースとドレインとの間は、N型領域からなる
ボディ領域となっている。ボディ領域の上には、図示し
ないゲート酸化膜を介してP+型ポリシリコンからなる
ゲート電極が設けられている。従来のFETでは、ボデ
ィ電位を固定するためにボディ電極(ボディ端子)が設
けられるが、DTMOSでは、ボディ電極が、MOSF
ETの制御端子として、ゲート電極と接続されている。
【0010】このように、FETのボディ電極とゲート
電極とを接続することによって、チャネルが形成される
方向にゲートがバイアスされると共に、ボディ領域はソ
ースに対して順方向にバイアスされるため、しきい値電
圧が低下する。このため、オフ状態のときにリーク電流
が少なくなるように、しきい値電圧が高く設定されたF
ETに対して、DTMOSを採用することによって、動
作時にしきい値電圧が低下して飽和電流値が大きくな
り、高速動作を実現することができる。
【0011】このように、DTMOSによれば、オフ状
態におけるリーク電流を増加することなく、ON状態の
電流駆動能力を大きくすることができる。さらに、SO
Iデバイスにおいては、ボディ領域が埋め込み酸化膜に
よって基板から完全に分離しているので、各素子の間に
絶縁膜を設けることによって、素子単位でボディ領域を
制御することができ、また、SOIデバイスでは、ボデ
ィ領域の接合容量が小さいため、ゲート電極と共に駆動
するために必要な電荷量をバルク構造に比べて小さくす
ることができるため、バルク構造に比べてより好適であ
る。
【0012】しかしながら、DTMOSは、ボディ領域
がフローティング状態である完全空乏型MISFETに
比べると、ボディ領域の容量を駆動する必要がある分だ
け、回路の負荷が大きくなり、また、ボディ電位を制御
するための電極を設ける必要があるため、デバイス面積
が大きくなるという問題点がある。
【0013】DOMOSを用いた従来例は、例えば特開
平10−135814号公報に開示されている。図15
に、上記公報に開示されている半導体集積回路の一例を
示す。この回路は、論理演算を実現するパストランジス
タネットワークと、その出力が接続されるバッファ回路
とを備えている。
【0014】バッファ回路は、2つのインバータ回路に
よって構成されている。一方のインバータ回路は、ゲー
ト電極とボディ電極とが接続されたDTMOSである、
PMOSFET M120とNMOSFET M121と
によってインバータ回路が構成されている。PMOSF
ET M120のソースは電源線に接続されており、N
MOSFET M121のドレインは接地線に接続され
ている。また、両MOSFETのゲートはパストランジ
スタネットワークの出力に接続され、両MOSFETの
ドレインは出力端子Outに接続されている。他方のイ
ンバータ回路は、ゲート電極とボディ電極とが接続され
たDTMOSである、PMOSFETM122とNMO
SFET M123とによってインバータ回路が構成さ
れている。PMOSFET M122のソースは電源線
に接続されており、NMOSFET M123のドレイ
ンは接地線に接続されている。また、両MOSFETの
ゲートはパストランジスタネットワークの出力に接続さ
れ、両MOSFETのドレインは出力端子Out Bに
接続されている。
【0015】また、パストランジスタネットワークは、
信号AおよびAの反転信号であるABが入力される入力
端子、信号BおよびBの反転信号であるBBが入力され
る入力端子、信号CおよびCの反転信号であるCBが入
力される入力端子を有し、それぞれのゲート電極とボデ
ィ電極とが接続されたDTMOSである、NMOSFE
Tによって構成されている。一方のMOSFETは、ゲ
ートに信号Cが入力され、ソースに信号Aが入力され、
他方のMOSFETは、ゲートに信号CBが入力され、
ソースに信号Bが入力される。両MOSFETは、ドレ
インが接続されている。
【0016】この図15に示す従来例では、MOSFE
TがON状態のときにはしきい値電圧が低いために高速
に動作し、OFF状態のときにはしきい値電圧が高いた
めにリーク電流を削減することができる。また、回路が
動作中にも、動作していないFETのしきい値は高くな
り、リーク電流を削減するように働くため、不要な電流
が削減される。この従来技術によれば、回路が動作中で
あるか、または待機中であるかに関らず不要なリーク電
流を削減することができる。
【0017】しかしながら、図15に示す従来例では、
SOIを用いて接合容量の削減を図ったとしても、パス
トランジスタネットワークの入力端子からゲートおよび
ボディ領域の両方の容量に対して電荷を充放電する必要
があり、その分、消費電流が増加して、動作速度も低下
する。また、回路を構成する全てのデバイスがDTMO
Sからなり、ボディ電極を必要とするため、回路のレイ
アウト面積が増加するという問題がある。
【0018】図16(a)および図16(b)に、DT
MOSを実現するためのボディ電極を有する、部分空乏
型MISFETのレイアウト例を示し、図16(c)お
よび図16(d)に、ボディフローティングである完全
空乏型MISFETのレイアウト例を示す。なお、図1
6(a)〜図16(d)ではNMOSFETの例につい
て示しているが、PMOSFETについても、導電型が
反対となるだけで、同様の構造とすることができる。
【0019】図16(a)はボディ電極を有する部分空
乏型MISFETの一例を示す平面図であり、図16
(b)は図16(a)のA−A’線による断面図であ
る。この部分空乏型MISFETは、基板138上に設
けられた埋め込み酸化膜137の表層にN+型領域から
なるソースおよびドレインが設けられ、両者の間にP型
領域からなるボディ領域136が設けられている。ボデ
ィ領域136の上には、ゲート酸化膜135を介してポ
リシリコンからなるゲート電極134が設けられてい
る。ゲート電極134は、ボディ領域136の上よりも
さらに左側に延在しており、その部分上の絶縁膜(図示
せず)にゲート電極のコンタクトホール130が設けら
れている。また、ソースおよびドレインにも、各部分上
の絶縁膜(図示せず)に、それぞれ、ソース電極のコン
タクトホール131およびドレイン電極のコンタクトホ
ール132が設けられている。ボディ領域136は、ソ
ースおよびドレインと隣接して設けられたP+型領域か
らなるボディ電極140と接続されており、その部分上
の絶縁膜(図示せず)に、ボディ電極のコンタクトホー
ル133が設けられている。なお、部分空乏型とは、ボ
ディ領域へのイオン注入量およびゲート酸化膜の厚さ等
の製造条件によって、ボディ領域が全て空乏層とならな
い構造のものを言う。また、部分空乏型MISFETに
対してボディ電極を設けて、ゲート電極と接続すること
によってDTMOSが実現される。完全空乏型MISF
ETに対してボディ電極を設けてボディ電極を制御しよ
うとしても、完全に空乏化されたボディ領域の抵抗は非
常に高いため、ボディ電位によってしきい値を制御する
ことはできない。
【0020】また、図16(c)はボディフローティン
グである完全空乏型MISFETの平面図であり、図1
6(d)は図16(c)のB−B’線による断面図であ
る。この完全空乏型MISFETは、DTMOSのよう
にボディ電極140が設けられていない。
【0021】上記図16(a)〜図16(d)から分か
るように、DTMOSでは、ボディ電極140を形成し
てゲート電極134と接続するために、回路の占有面積
が増加している。
【0022】図17に、特開平10−135814号公
報に開示されている半導体集積回路の他の例を示す。こ
の回路は、論理演算を実現するパストランジスタネット
ワークと、その出力が接続されるバッファ回路とを備え
ている。
【0023】バッファ回路は、ボディ電極がパストラン
ジスタネットワークの出力に接続され、ゲートが他方の
出力Out Bに相補的に接続された部分空乏型PMO
SFET M150と、ゲート電極とボディ電極とが接
続されたDTMOSである、NMOSFET M151
とからなる回路と、ボディ電極がパストランジスタネッ
トワークの出力に接続され、ゲートが他方の出力Out
に相補的に接続された部分空乏型PMOSFET M1
52と、ゲート電極とボディ電極とが接続されたDTM
OSである、NMOSFET M153とからなる回路
とによって、ラッチ型バッファ回路が構成されている。
各回路は、PMOSFETおよびNMOSFETが接続
されており、PMOSFETのソースが電源線に接続さ
れ、NMOSFETのソースが接地線に接続されてい
る。また、各NMOSFETのゲートおよびボディ電極
にもパストランジスタネットワークの出力が接続されて
おり、一方の回路は、各MOSFETのドレインが出力
端子Out Bに接続されており、他方の回路は、各M
OSFETのドレインが出力端子Outに接続されてい
る。
【0024】また、パストランジスタネットワークは、
信号AおよびAの反転信号であるABが入力される入力
端子、信号BおよびBの反転信号であるBBが入力され
る入力端子、信号CおよびCの反転信号であるCBが入
力される入力端子を有し、それぞれのゲート電極とボデ
ィ電極とが接続されたDTMOSである、NMOSFE
Tによって構成されている。一方のMOSFETは、ゲ
ートに信号Cが入力され、ソースに信号Aが入力され、
他方のMOSFETは、ゲートに信号CBが入力され、
ソースに信号Bが入力される。両MOSFETは、ドレ
インが接続されている。
【0025】この図17に示す従来例では、図15に示
す従来例と同様に、MOSFETがON状態のときには
しきい値電圧が低いために高速に動作し、OFF状態の
ときにはしきい値電圧が高いためにリーク電流を削減す
ることができる。また、回路が動作中にも、動作してい
ないFETのしきい値は高くなり、リーク電流を削減す
るように働くため、不要な電流が削減される。この従来
技術によれば、回路が動作中であるか、または待機中で
あるかに関らず、不要なリーク電流を削減することがで
きる。
【0026】しかしながら、図17に示す従来例では、
SOIを用いて接合容量の削減を図ったとしても、パス
トランジスタネットワークの入力端子からゲートおよび
ボディ領域の両方の容量に対して電荷を充放電する必要
があり、その分、消費電流が増加して、動作速度も低下
する。また、回路を構成する各デバイスがDTMOSか
らなり、ボディ電極を必要とするため、回路のレイアウ
ト面積が増加するという問題がある。
【0027】さらに、より少ない素子数により、DTM
OSを用いた半導体集積回路を実現できる従来例が、例
えば特開平10−294663号公報に開示されてい
る。図18に、この公報に開示されている半導体集積回
路の一例を示す。この回路は、NAND論理を実現して
おり、パスネットワークトランジスタと、その出力が接
続されるバッファ回路としてのインバータ回路162と
を備えている。
【0028】NAND回路は、それぞれのゲート電極と
ボディ電極とが接続されたDTMOSである、NMOS
FET M160およびPMOSFET M161を有し
ている。NMOSFET M160は、ゲートに信号A
が入力され、ソースに信号Bが入力される。また、PM
OSFET M161は、ゲートに信号Aが入力され、
ソースが接地線に接続されている。また、NMOSFE
T M160およびPMOSFET M161のドレイン
は、それぞれインバータ回路162に接続されている。
インバータ回路162は、DTMOS構造のNMOSF
ETおよびPMOSFETによって構成されている。
【0029】このNAND回路は、入力A、Bが共に”
H”のときに、NMOSFET M160がON状態に
なり、PMOSFET M161はOFF状態になる。
よって、インバータ回路162の入力には、入力Bの”
H”が入力され、出力Outからは”L”が出力され
る。
【0030】また、入力Aが”H”で入力Bが”L”の
ときには、NMOSFET M160がON状態にな
り、PMOSFET M161はOFF状態になる。よ
って、インバータ回路162の入力には、入力Bの”
H”が入力され、出力Outからは”L”が出力され
る。
【0031】また、入力Aが”L”のときには、NMO
SFET M160がOFF状態になり、PMOSFE
T M161はON状態になる。よって、入力Bの値に
関らず、インバータ回路162の入力には”L”が入力
され、出力Outからは”H”が出力される。
【0032】この図18に示す従来例では、素子数を少
なくすることができるが、ネットワークの入力A、Bが
駆動する負荷は、NMOSFET M160およびPM
OSFET M161のゲートおよびボディ領域、イン
バータ回路162を構成するDTMOSのゲートおよび
ボディ領域であり、SOI技術によって削減することが
できるものの、ボディ領域の容量も駆動する必要があ
る。また、他の従来例と同様に、ボディ電極のためのレ
イアウト面積が増加するという問題もある。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、リー
ク電流削減のための従来技術には、以下のような問題点
がある。
【0034】まず、MTCMOS回路においては、待機
時のリーク電流は削減することができるものの、動作時
のリーク電流については何等削減されない。また、MT
CMOS回路においては、待機時に機能回路部への電源
供給が切断されるため、待機時におけるデータ保持等の
動作については、別途回路が必要となる。
【0035】一方、DTMOS回路においては、待機
時、動作時ともにリーク電流を削減することは可能であ
るが、信号の負荷がゲート容量とボディ領域の容量とな
り、通常のCMOS回路および完全空乏型MISFET
回路に比べて負荷が大きい。また、DTMOS回路にお
いては、ボディ電位を制御するためのボディ電極を設け
る必要があり、回路のレイアウト面積が増加する。
【0036】さらに、DTMOSには、上限電圧が存在
する。このことについて、図19を用いて説明する。
【0037】図19(a)は、DTMOSのリーク電流
について説明するための図であり、図19(b)は、そ
のドレイン電流(Id)とゲート端子へ流れ出す電流
(Ileak)のドレイン電圧依存性を示す図である。
ここでは、PMOSFETについて説明するが、NMO
SFETについても、極性が異なるだけで、同様であ
る。
【0038】図19(a)に示すDTMOSは、ソース
が電源線Vddに接続され、ドレインが接地線に接続さ
れ、ゲート電極とボディ電極とが接続されて接地線に接
続された、部分空乏型PMOSFETによって構成され
ている。
【0039】この構成では、図19(b)に示すよう
に、ドレイン電流Idが増加するに従って、ゲート端子
への流出電流IleakがVdd=0.5V以上で急激
に増加する。これは、図14に示すDTMOSの構造か
らも分かるように、P+型領域からなるソースとN型領
域からなるボディ領域との間に生じる順方向ダイオード
によって、ソース→ボディ→ゲートの経路によってリー
ク電流が発生するためである。よって、ソース・ボディ
間に生じるダイオードのビルトイン電圧(0.8V)以
上になると、リーク電流を無視することができなくな
る。このため、DTMOSを適用することができる電源
電圧範囲は、0.8V以下が妥当であるとされている。
本発明では、0.5V以下の低電圧において動作する半
導体集積回路を実現することができるので、その範囲内
では問題は生じないが、さらに広い電源電圧範囲でのア
プリケーションを可能とするためには、この経路による
リーク電流を防ぐのが好ましい。
【0040】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであり、待機時、動作時とも
にリーク電流を削減することができ、低電圧で動作可能
な、低消費電力化を図ることができる半導体集積回路を
提供することを目的とする。さらに、本発明は、広い電
源電圧範囲に対しても適用可能な、低消費電力化を図る
ことができる半導体集積回路を提供することを目的とす
る。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、SOI基板上に、ゲート酸化膜下のチャネル領域に
誘起されるゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達
し、ソースとドレインとの間のボディ領域が全て空乏化
される完全空乏型MISFETと、ゲート空乏層が埋め
込み酸化膜界面まで到達せず、ボディ領域に電荷中性領
域が存在し、ボディ領域の電位を制御するためのボディ
電極が設けられている部分空乏型MISFETとを有
し、論理演算を実現するネットワーク回路は、完全空乏
型MISFETによって構成され、該ネットワーク回路
の出力が接続されるバッファ回路は、それぞれのゲート
電極とボディ電極とが接続された部分空乏型MISFE
Tによって構成されており、そのことにより上記目的が
達成される。
【0042】上記構成によれば、後述する実施形態1に
示すように、論理ネットワーク回路は完全空乏型MIS
FETにて構成されているため、極低しきい値電圧とし
て、低電圧、高速動作を実現することができる。また、
SOI構造によって低寄生容量であり、ボディフローテ
ィングとなっているので、ボディ容量負荷が存在せず、
低容量負荷として、高速、低消費電流動作を実現するこ
とができる。
【0043】また、バッファ回路は、ゲート電極とボデ
ィ電極とが接続された部分空乏型MISFETによるD
TMOSによって構成されているので、FETがON状
態のときには低しきい値電圧で、電流駆動能力が高く、
高速動作可能であり、FETがOFF状態のときには高
しきい値電圧で、リーク電流を小さくすることができ
る。また、回路の動作時においても、OFF状態のFE
Tはしきい値電圧が高くなってリーク電流を削減するよ
うに働くため、不要な電流を削減することができる。従
って、本発明による半導体集積回路は、低電圧で高速動
作し、かつ、リーク電流を削減することができる。
【0044】また、論理演算を実現し、回路素子数の大
部分を占めるネットワーク回路は、ボディ電極の不要な
低しきい値の完全空乏型MISFETであり、占有面積
を小さくすることができる。また、バッファ回路は、論
理演算結果の出力部のみに必要であるため、回路全体に
占める素子数が少なく、DTMOSの問題点である、ボ
ディ電極形成による素子面積の増加を最小限に抑えるこ
とが可能である。
【0045】前記ネットワーク回路は、完全空乏型NM
OSFETによって構成され、前記バッファ回路は、そ
れぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された部分空
乏型MISFETによって構成されていてもよい。
【0046】上記構成によれば、後述する実施形態2に
示すように、ネットワーク回路が完全空乏型NMOSF
ETによって構成されているため、ボディ領域を駆動す
る必要がない。よって、DTMOSよりも低容量負荷で
あり、低しきい値電圧であるので、高速、低消費電力動
作を実現することができる。また、完全空乏型MISF
ETは、ボディ電極が無い分だけ、素子面積を小さくす
ることができる。
【0047】また、バッファ回路は、ゲート電極とボデ
ィ電極とが接続された部分空乏型MISFETによるD
TMOSによって構成されているので、FETがON状
態のときには低しきい値電圧で、電流駆動能力が高く、
高速動作可能であり、FETがOFF状態のときには高
しきい値電圧で、リーク電流を小さくすることができ
る。また、回路の動作時においても、OFF状態のFE
Tはしきい値電圧が高くなってリーク電流を削減するよ
うに働くため、不要な電流を削減することができる。従
って、本発明による半導体集積回路は、低電圧で高速動
作し、消費電流、リーク電流を削減し、占有面積も比較
的小さくすることができる。
【0048】前記ネットワーク回路は、完全空乏型NM
OSFETによって構成され、前記バッファ回路を構成
する反転増幅回路は、ボディ電位がフローティングとさ
れた高しきい値の部分空乏型PMOSFETと、ゲート
電極とボディ電極とが接続された部分空乏型NMOSF
ETとによって構成されていてもよい。
【0049】上記構成によれば、後述する実施形態3に
示すように、ネットワーク回路が完全空乏型NMOSF
ETによって構成されているため、ボディ領域を駆動す
る必要がない。よって、DTMOSよりも低容量負荷で
あり、低しきい値電圧であるので、高速、低消費電力動
作を実現することができる。また、完全空乏型MISF
ETは、ボディ電極が無い分だけ、素子面積を小さくす
ることができる。
【0050】また、バッファ回路は、ゲート電極とボデ
ィ電極とが接続された部分空乏型NMOSFETにより
OFF状態のときに高しきい値となるDTMOSと、高
しきい値のPMOSFETによって構成されているの
で、OFF状態のときにリーク電流を少なくすることが
できる。また、回路の動作時においても、OFF状態の
FETはしきい値電圧が高く、リーク電流を削減するよ
うに働くため、不要な電流を削減することができる。ま
た、バッファ回路のNMOSFETのみをボディコンタ
クトが必要なDTMOSで構成するため、面積の増加を
抑えることができる。従って、本発明による半導体集積
回路は、低電圧で高速動作し、消費電流、リーク電流を
削減し、占有面積もさらに小さくすることができる。
【0051】前記ネットワーク回路は、入力信号が”
H”であるときに有効な論理が完全空乏型NMOSFE
Tによって構成され、入力信号が”L”であるときに有
効な論理が完全空乏型PMOSFETによって構成され
ており、前記バッファ回路は、それぞれのゲート電極と
ボディ電極とが接続された部分空乏型MISFETによ
って構成されていてもよい。
【0052】上記構成によれば、後述する実施形態4に
示すように、ネットワーク回路が低しきい値の完全空乏
型MOSFETによって構成されているため、ボディ領
域を駆動する必要がない。よって、DTMOSよりも低
容量負荷であり、低しきい値電圧であるので、高速、低
消費電力動作を実現することができる。また、完全空乏
型MISFETは、ボディ電極が無い分だけ、素子面積
を小さくすることができる。
【0053】また、バッファ回路は、ゲート電極とボデ
ィ電極とが接続された部分空乏型NMOSFETにより
構成されているので、FETがON状態のときにはしき
い値電圧が小さくなって高速動作し、OFF状態のとき
にはしきい値電圧が大きくなってリーク電流を少なくす
ることができる。また、回路の動作時においても、OF
F状態のFETはしきい値電圧が高く、リーク電流を削
減するように働くため、不要な電流を削減することがで
きる。従って、本発明による半導体集積回路は、低電圧
で高速動作し、消費電流、リーク電流を削減し、占有面
積も比較的小さくすることができる。
【0054】前記ネットワーク回路は、完全空乏型NM
OSFETによって構成され、該ネットワーク回路から
は、正負各々の論理演算結果が出力されるようになって
おり、各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、そ
れぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された部分空
乏型MISFETによって、それぞれが構成されていて
もよい。
【0055】上記構成によれば、後述する実施形態5に
示すように、ネットワーク回路が低しきい値の完全空乏
型NMOSFETによって構成されているため、高速、
低消費電力動作を実現することができる。また、完全空
乏型MISFETは、ボディ電極が無い分だけ、素子面
積を小さくすることができる。
【0056】また、バッファ回路は、ゲート電極とボデ
ィ電極とが接続された部分空乏型MISFETにより構
成されているので、FETがON状態のときにはしきい
値電圧が小さくなって高速動作し、OFF状態のときに
はしきい値電圧が大きくなってリーク電流を少なくする
ことができる。また、回路の動作時においても、OFF
状態のFETはしきい値電圧が高く、リーク電流を削減
するように働くため、不要な電流を削減することができ
る。従って、本発明による半導体集積回路は、低電圧で
高速動作し、消費電流、リーク電流を削減し、占有面積
も比較的小さくすることができる。
【0057】前記ネットワーク回路は、完全空乏型NM
OSFETによって構成され、該ネットワーク回路から
は、正負各々の論理演算結果が出力されるようになって
おり、各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、そ
れぞれ、部分空乏型PMOSFETと、部分空乏型NM
OSFETとが接続され、該部分空乏型NMOSFET
のゲート電極およびボディ電極と該部分空乏型PMOS
FETのボディ電極とがそれぞれ論理演算出力に接続さ
れ、該部分空乏型PMOSFETのゲート電極が互いに
相補的に接続されていてもよい。
【0058】上記構成によれば、後述する実施形態6に
示すように、ネットワーク回路が低しきい値の完全空乏
型NMOSFETによって構成されているため、高速、
低消費電力動作を実現することができる。また、完全空
乏型MISFETは、ボディ電極が無い分だけ、素子面
積を小さくすることができる。
【0059】また、バッファ回路は、FETがON状態
のときにはしきい値電圧が小さくなって高速動作し、O
FF状態のときにはしきい値電圧が大きくなってリーク
電流を少なくすることができる。また、回路の動作時に
おいても、OFF状態のFETはしきい値電圧が高く、
リーク電流を削減するように働くため、不要な電流を削
減することができる。従って、本発明による半導体集積
回路は、低電圧で高速動作し、消費電流、リーク電流を
削減し、占有面積も比較的小さくすることができる。
【0060】前記ネットワーク回路は、完全空乏型CM
OSFETによって構成され、前記バッファ回路は、そ
れぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された部分空
乏型MISFETによって構成されていてもよい。
【0061】上記構成によれば、後述する実施形態7に
示すように、ネットワーク回路がCMOSFETによっ
て構成されているので、しきい値分だけ”H”レベルの
電位が低下するという問題を防ぐことができ、パスゲー
トの伝達特性を改善することができる。また、SOI構
造によって、CMOSFETによる負荷容量の増加は小
さく抑えることができる。また、ボディ電極が不要であ
るため、DTMOSと比べて、容量負荷、面積ともに不
利になることはない。
【0062】前記ネットワーク回路は、完全空乏型CM
OSFETによって構成され、該ネットワーク回路から
は、正負各々の論理演算結果が出力されるようになって
おり、各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、そ
れぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された部分空
乏型MISFETによって、それぞれが構成されていて
もよい。
【0063】前記ネットワーク回路は、完全空乏型CM
OSFETによって構成され、該ネットワーク回路から
は、正負各々の論理演算結果が出力されるようになって
おり、各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、そ
れぞれ、部分空乏型PMOSFETと、部分空乏型NM
OSFETとが接続され、該部分空乏型NMOSFET
のゲート電極およびボディ電極と該部分空乏型PMOS
FETのボディ電極とがそれぞれ論理演算出力に接続さ
れ、該部分空乏型PMOSFETのゲート電極が互いに
相補的に接続されていてもよい。
【0064】本発明の半導体集積回路は、SOI基板上
に、ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート
空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレ
インとの間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型
MISFETと、ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面ま
で到達せず、ボディ領域に電荷中性領域が存在し、該ボ
ディ領域の電位を制御するためのボディ電極が設けられ
ている部分空乏型MISFETとを有し、論理演算を実
現するネットワーク回路は、ゲート電極とボディ電極と
が接続され、ゲート電極に入力されたプリチャージ信号
によってプリチャージ動作する部分空乏型MISFET
と、演算結果に従ってプリチャージ電荷をディスチャー
ジする完全空乏型MISFETとによって構成され、該
ネットワーク回路の出力が接続されるバッファ回路は、
それぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された部分
空乏型MISFETによって構成されており、そのこと
により上記目的が達成される。
【0065】上記構成によれば、後述する実施形態8に
示すように、ドミノ型と称される論理演算回路におい
て、プリチャージ用FETおよびバッファ回路がボディ
電極とゲート電極とが接続された部分空乏型MISFE
Tによって構成され、それ以外の論理演算が行われる部
分が低しきい値の完全空乏型MISFETによって構成
されているので、不要なリーク電流を削減し、かつ、高
速に動作する半導体集積回路を実現することができる。
また、負荷となる入力端子は完全空乏型MISFETの
ゲート電極のみであり、ボディ領域等を駆動する必要が
ないため、高速、低消費電力動作が可能であり、また、
素子面積も小さくすることができる。
【0066】本発明の半導体集積回路は、SOI基板上
に、ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート
空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレ
インとの間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型
MISFETと、ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面ま
で到達せず、ボディ領域に電荷中性領域が存在し、該ボ
ディ領域の電位を制御するためのボディ電極が設けられ
ている部分空乏型MISFETとを有し、論理演算を実
現するネットワーク回路は、ボディ電位がフローティン
グとされ、ゲート電極に入力されたプリチャージ信号に
よってプリチャージ動作する高しきい値の部分空乏型M
ISFETと、演算結果に従ってプリチャージ電荷をデ
ィスチャージする完全空乏型MISFETとによって構
成され、該ネットワーク回路の出力が接続されるバッフ
ァ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電極とが接続
された部分空乏型MISFETによって構成されてお
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0067】上記構成によれば、後述する実施形態9に
示すように、ドミノ型と称される論理演算回路におい
て、バッファ回路がボディ電極とゲート電極とが接続さ
れた部分空乏型MISFETによって構成され、プリチ
ャージ動作用のFETが高しきい値FETによって構成
され、それ以外の論理演算が行われる部分が低しきい値
の完全空乏型MISFETによって構成されているの
で、不要なリーク電流を削減し、かつ、高速に動作する
半導体集積回路を実現することができる。また、ボディ
電極が必要とされるのは、バッファ回路およびプルアッ
プFETのみであるので、素子面積も小さくすることが
できる。
【0068】本発明の半導体集積回路は、SOI基板上
に、ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート
空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレ
インとの間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型
MISFETと、ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面ま
で到達せず、ボディ領域に電荷中性領域が存在し、ボデ
ィ電位を制御するためのボディ電極が設けられている部
分空乏型MISFETとを有し、論理演算を実現するネ
ットワーク回路は、完全空乏型MISFETによって構
成され、該ネットワーク回路の出力が接続されるバッフ
ァ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電極との間に
逆ダイオードが接続された部分空乏型MISFETによ
って構成されており、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0069】上記構成によれば、後述する実施形態10
に示すように、ゲート電極とボディ電極との間に逆ダイ
オードが接続されているので、高電源電圧にてリーク電
流が増加するのを防ぐことができ、広い動作電圧におい
て、低消費電力回路を実現することができる。
【0070】前記ネットワーク回路は、完全空乏型NM
OSFETによって構成され、前記バッファ回路は、そ
れぞれのゲート電極とボディ電極との間に逆ダイオード
が接続された部分空乏型MISFETによって構成され
ていてもよい。
【0071】前記ネットワーク回路は、完全空乏型NM
OSFETによって構成され、前記バッファ回路を構成
する反転増幅回路は、ボディ電位がフローティングとさ
れた高しきい値の部分空乏型PMOSFETと、ゲート
電極とボディ電極との間に逆ダイオードが接続された部
分空乏型NMOSFETとによって構成されていてもよ
い。
【0072】前記ネットワーク回路は、入力信号が”
H”であるときに有効な論理が完全空乏型NMOSFE
Tによって構成され、入力信号が”L”であるときに有
効な論理が完全空乏型PMOSFETによって構成され
ており、前記バッファ回路は、それぞれのゲート電極と
ボディ電極との間に逆ダイオードが接続された部分空乏
型MISFETによって構成されていてもよい。
【0073】前記ネットワーク回路は、完全空乏型NM
OSFETによって構成され、該ネットワーク回路から
は、正負各々の論理演算結果が出力されるようになって
おり、各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、そ
れぞれのゲート電極とボディ電極との間に逆ダイオード
が接続された部分空乏型MISFETによって、それぞ
れが構成されていてもよい。
【0074】前記ネットワーク回路は、完全空乏型NM
OSFETによって構成され、該ネットワーク回路から
は、正負各々の論理演算結果が出力されるようになって
おり、各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、そ
れぞれ、部分空乏型PMOSFETと、部分空乏型NM
OSFETとが接続され、該部分空乏型NMOSFET
のゲート電極およびボディ電極と該部分空乏型PMOS
FETのボディ電極とがそれぞれ論理演算出力に接続さ
れ、該論理演算出力と該部分空乏型NMOSFETのボ
ディ電極との間および該論理演算出力と該部分空乏型P
MOSFETのボディ電極との間に逆ダイオードがそれ
ぞれ接続され、該部分空乏型PMOSFETのゲート電
極が互いに相補的に接続されていてもよい。
【0075】前記ネットワーク回路は、完全空乏型CM
OSFETによって構成され、前記バッファ回路は、そ
れぞれのゲート電極とボディ電極との間に逆ダイオード
が接続された部分空乏型MISFETによって構成され
ていてもよい。
【0076】前記ネットワーク回路は、完全空乏型CM
OSFETによって構成され、該ネットワーク回路から
は、正負各々の論理演算結果が出力されるようになって
おり、各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、そ
れぞれのゲート電極とボディ電極との間に逆ダイオード
が接続された部分空乏型MISFETによって、それぞ
れが構成されていてもよい。
【0077】前記ネットワーク回路は、完全空乏型CM
OSFETによって構成され、該ネットワーク回路から
は、正負各々の論理演算結果が出力されるようになって
おり、各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、そ
れぞれ、部分空乏型PMOSFETと、部分空乏型NM
OSFETとが接続され、該部分空乏型NMOSFET
のゲート電極およびボディ電極と該部分空乏型PMOS
FETのボディ電極とがそれぞれ論理演算出力に接続さ
れ、該論理演算出力と該部分空乏型NMOSFETのボ
ディ電極との間および該論理演算出力と該部分空乏型P
MOSFETのボディ電極との間に逆ダイオードがそれ
ぞれ接続され、該部分空乏型PMOSFETのゲート電
極が互いに相補的に接続されていてもよい。
【0078】本発明の半導体集積回路は、SOI基板上
に、ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート
空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレ
インとの間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型
MISFETと、ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面ま
で到達せず、ボディ領域に電荷中性領域が存在し、該ボ
ディ領域の電位を制御するためのボディ電極が設けられ
ている部分空乏型MISFETとを有し、論理演算を実
現するネットワーク回路は、ゲート電極とボディ電極と
の間に逆ダイオードが接続され、ゲート電極に入力され
たプリチャージ信号によってプリチャージ動作する部分
空乏型MISFETと、演算結果に従ってプリチャージ
電荷をディスチャージする完全空乏型MISFETとに
よって構成され、該ネットワーク回路の出力が接続され
るバッファ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電極
との間に逆ダイオードが接続された部分空乏型MISF
ETによって構成されており、そのことにより上記目的
が達成される。
【0079】本発明の半導体集積回路は、SOI基板上
に、ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート
空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレ
インとの間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型
MISFETと、ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面ま
で到達せず、ボディ領域に電荷中性領域が存在し、該ボ
ディ領域の電位を制御するためのボディ電極が設けられ
ている部分空乏型MISFETとを有し、論理演算を実
現するネットワーク回路は、ボディ電位がフローティン
グとされ、ゲート電極に入力されたプリチャージ信号に
よってプリチャージ動作する高しきい値の部分空乏型M
ISFETと、演算結果に従ってプリチャージ電荷をデ
ィスチャージする完全空乏型MISFETとによって構
成され、該ネットワーク回路の出力が接続されるバッフ
ァ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電極との間に
逆ダイオードが接続された部分空乏型MISFETによ
って構成されており、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0080】本発明の半導体集積回路は、SOI基板上
に、ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート
空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレ
インとの間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型
MISFETと、ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面ま
で到達せず、ボディ領域に電荷中性領域が存在し、ボデ
ィ電位を制御するためのボディ電極が設けられている部
分空乏型MISFETとを有し、論理演算を実現するネ
ットワーク回路は、ソースもしくはドレインが、直接、
電源電位もしくは接地電位または入力端子に接続される
FETは、それぞれのゲート電極とボディ電極とが接続
された部分空乏型MISFETによって構成され、それ
以外のFETは完全空乏型MISFETによって構成さ
れており、該ネットワーク回路の出力が接続されるバッ
ファ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電極とが接
続された部分空乏型MISFETによって構成されてお
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0081】上記構成によれば、後述する実施形態11
に示すように、ネットワーク回路を構成するFETのう
ち、ソースもしくはドレインが、直接、電源電位もしく
は接地電位または入力端子に接続されるFETは、それ
ぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された部分空乏
型MISFETによって構成されているので、ネットワ
ーク回路を全て完全空乏型MISFETによって構成し
た場合に問題となるようなリーク電流経路において、O
FF状態で高しきい値となるDTMOSによってリーク
電流を削減することができる。
【0082】前記ネットワーク回路は、ソースもしくは
ドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位または入
力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電極と
ボディ電極とが接続された部分空乏型NMOSFETに
よって構成され、それ以外のFETは完全空乏型NMO
SFETによって構成されており、該ネットワーク回路
の出力が接続されるバッファ回路は、それぞれのゲート
電極とボディ電極とが接続された部分空乏型MISFE
Tによって構成されていてもよい。
【0083】前記ネットワーク回路は、ソースもしくは
ドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位または入
力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電極と
ボディ電極とが接続された部分空乏型NMOSFETに
よって構成され、それ以外のFETは完全空乏型NMO
SFETによって構成されており、前記バッファ回路を
構成する反転増幅回路は、ボディ電位がフローティング
とされた高しきい値の部分空乏型PMOSFETと、ゲ
ート電極とボディ電極とが接続された部分空乏型NMO
SFETとによって構成されていてもよい。
【0084】前記ネットワーク回路は、ソースもしくは
ドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位または入
力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電極と
ボディ電極とが接続された部分空乏型MISFETによ
って構成され、それ以外のFETは完全空乏型MISF
ETによって構成され、入力信号が”H”であるときに
有効な論理がNMOSFETによって構成され、入力信
号が”L”であるときに有効な論理がPMOSFETに
よって構成されており、前記バッファ回路は、それぞれ
のゲート電極とボディ電極とが接続された部分空乏型M
ISFETによって構成されていてもよい。
【0085】前記ネットワーク回路は、ソースもしくは
ドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位または入
力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電極と
ボディ電極とが接続された部分空乏型NMOSFETに
よって構成され、それ以外のFETは完全空乏型NMO
SFETによって構成され、該ネットワーク回路から
は、正負各々の論理演算結果が出力されるようになって
おり、各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、そ
れぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された部分空
乏型MISFETによって、それぞれが構成されていて
もよい。
【0086】前記ネットワーク回路は、ソースもしくは
ドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位または入
力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電極と
ボディ電極とが接続された部分空乏型CMOSFETに
よって構成され、それ以外のFETは完全空乏型CMO
SFETによって構成され、前記バッファ回路は、それ
ぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された部分空乏
型MISFETによって構成されていてもよい。
【0087】前記ネットワーク回路は、ソースもしくは
ドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位または入
力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電極と
ボディ電極とが接続された部分空乏型CMOSFETに
よって構成され、それ以外のFETは完全空乏型CMO
SFETによって構成され、該ネットワーク回路から
は、正負各々の論理演算結果が出力されるようになって
おり、各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、そ
れぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された部分空
乏型MISFETによって、それぞれが構成されていて
もよい。
【0088】前記ネットワーク回路は、ソースもしくは
ドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位または入
力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電極と
ボディ電極とが接続された部分空乏型CMOSFETに
よって構成され、それ以外のFETは完全空乏型CMO
SFETによって構成され、該ネットワーク回路から
は、正負各々の論理演算結果が出力されるようになって
おり、各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、そ
れぞれ、部分空乏型PMOSFETと、部分空乏型NM
OSFETとが接続され、該部分空乏型NMOSFET
のゲート電極およびボディ電極と該部分空乏型PMOS
FETのボディ電極とがそれぞれ論理演算出力に接続さ
れ、該部分空乏型PMOSFETのゲート電極が互いに
相補的に接続されていてもよい。
【0089】本発明の半導体集積回路は、論理演算を実
現するネットワーク回路が、低しきい値MISFETに
よって構成され、該ネットワーク回路の出力に接続され
るバッファ回路は、それぞれのゲート電極と、ソースと
ドレインとの間のボディ領域の電位を制御するためのボ
ディ電極とが接続されたMISFETによって構成され
ており、そのことにより上記目的が達成される。
【0090】上記構成によれば、バルクプロセスによっ
て作製される半導体集積回路において、ネットワーク回
路が低しきい値MISFETによって構成されているの
で、低電圧動作を実現することができ、レイアウト面積
の削減を図ることができる。また、バッファ回路がゲー
ト電極とボディ電極とが接続されたMISFETによっ
て構成されているので、リーク電流を削減することがで
きる。但し、SOIデバイスのように、高速、低消費電
流動作を実現することはできない。
【0091】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態
では、SOI基板上にFETを構成したSOIデバイス
について説明しているが、バルク構造に対しても本発明
は適用可能である。
【0092】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1における半導体集積回路の構成を示すブロック図であ
る。この半導体集積回路は、入力端子3および4から入
力された信号に対して論理演算を実現するネットワーク
回路ブロック1と、その出力を増幅して出力端子5およ
び6から出力するバッファ回路ブロック2とを有してい
る。
【0093】ネットワーク回路ブロック1は、ボディフ
ローティングの完全空乏型MISFETによって構成さ
れており、バッファ回路ブロック2は、それぞれのゲー
ト電極とボディ電極とを接続した部分空乏型MISFE
Tによって構成されている。
【0094】図2(a)にSOIデバイスにおける完全
空乏型MISFETの構造を示し、図2(b)にSOI
デバイスにおける部分空乏型MISFETの構造を示
す。なお、図2ではNMOSFETについて示している
が、PMOSFETについても、導電型が反対となるだ
けで、同様の構造とすることができる。
【0095】このSOI構造では、図2(a)および図
2(b)に示すように、埋め込み酸化膜上に、P型半導
体層からなるボディ領域が設けられ、その両側にN+型
領域からなるソース[S]とドレイン[D]とが設けられて
いる。ボディ領域上には、ゲート酸化膜を介してゲート
電極[G]が設けられている。
【0096】図2(a)に示す完全空乏型MISFET
においては、ゲート電極[G]に印加される電圧が0で
あっても、ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起される
ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達しており、
ボディ領域は全て空乏化されている。このため、ボディ
領域全体の電位を制御することは不可能である。この完
全空乏型MISFETは、急峻なサブスレッショルド特
性を有し、低しきい値電圧を実現することができ、ボデ
ィ領域と接続するためのボディコンタクトは不要であ
る。
【0097】一方、図2(b)に示す部分空乏型MIS
FETにおいては、ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘
起されるゲート空乏層8が埋め込み酸化膜界面まで到達
しておらず、不純物注入などによって、ボディ領域に電
荷中性領域9が設けられている。このため、部分空乏型
MISFETでは、電荷中性領域9にボディ電極を設け
ることによってボディ領域の電位を制御することが可能
となり、DTMOSのようにボディ電極とゲート電極と
を接続することによって、しきい値電圧を制御すること
ができる。この部分空乏型MISFETは、ボディ領域
の電位を制御するために、ゲート電極と接続するための
ボディコンタクト(ボディ電極)が必要である。
【0098】本実施形態では、このような完全空乏型M
ISFETおよび部分空乏型MISFETを、それらの
特徴に適した回路部分にそれぞれ適用することによっ
て、それぞれの特徴を活かして低消費電力の半導体集積
回路を実現する。
【0099】図1に示す本実施形態の半導体集積回路に
おいて、論理演算を実現するネットワーク回路ブロック
は、完全空乏型MISFETによって構成されているた
め、完全空乏型MISFETの特性を活かして極低しき
い値電圧として、低電圧、高速動作を実現することがで
きる。また、論理演算入力端子の各負荷は、ゲート、ソ
ース、ドレインの寄生容量であるが、SOI化によって
削減されており、また、ボディフローティングとなって
いるのでボディ領域の容量は負荷とならないため、動作
に必要な電荷量は小さくなり、高速、低消費電流での動
作を実現することができる。
【0100】また、ネットワーク回路ブロック1を駆動
するバッファ回路ブロック2は、ゲート電極とボディ電
極とが接続された部分空乏型MISFETによるDTM
OSによって構成されているため、FETがON状態の
ときにはしきい値電圧が低く、電流駆動能力が高く、高
速動作が可能である。また、FETがOFF状態のとき
にはしきい値電圧が高く、リーク電流を小さくすること
ができる。
【0101】ネットワーク回路は、ネットワーク回路を
駆動するバッファ回路と共にリークパスを構成し、リー
ク電流が流れるため、ネットワーク回路の入出力部にお
けるリーク電流を削減することができる。従って、本実
施形態による半導体集積回路は、低電圧で高速動作し、
かつ、リーク電流を削減することができる。
【0102】また、論理演算を実現し、回路素子数の大
部分を占めるネットワーク回路ブロック1は、完全空乏
型MISFETによって構成され、ボディ電極が不要で
あるため、占有面積を小さくすることができる。また、
バッファ回路は、単純に1個のPMOSFETおよび1
個のNMOSFETの2個のMOSFETにより構成さ
れ、論理演算結果の出力部のみに必要であるため、回路
全体に占める素子数が少ない。従って、DTMOSの問
題点である、ボディ電極形成による素子面積の増加を最
小限に抑えることが可能であり、全てを部分空乏型MI
SFETのDTMOSによって構成した従来の半導体集
積回路に比べて、面積を大幅に縮小することができる。
【0103】また、高しきい値のMOSFETと低しき
い値のMOSFETとを用いた従来のMTCMOS回路
に比べて、待機動作のための制御信号は不要であり、待
機時には特にモードを制御することなく、リーク電流を
削減することができる。また、回路の動作時において
も、OFF状態のDTMOSはしきい値電圧が高くなっ
てリーク電流を削減するように働くため、不要な電流を
削減することができる。従って、動作時および待機時に
関らず、消費電流の低減を図ることができる。
【0104】(実施形態2)図3は、本発明の実施形態
2における半導体集積回路の構成を示す回路図である。
この半導体集積回路は、論理演算を実現するネットワー
ク回路ブロック15と、その出力が接続されるバッファ
回路ブロック16とを備えている。本実施形態では、N
AND論理が構成されている。
【0105】ネットワーク回路ブロック15は、低しき
い値の完全空乏型NMOSFETM10およびM11に
よって構成されている。一方のNMOSFET M11
は、ゲートに入力信号Bが入力される入力端子Bが接続
され、ソースに入力信号Aが入力される入力端子Aが接
続され、ドレインにネットワーク回路ブロック15の出
力17が接続されている。また、他方のNMOSFET
M10は、ゲートに入力信号Bの反転信号BBが入力
される入力端子BBが接続され、ソースに接地線が接続
され、ドレインにネットワーク回路ブロック15の出力
17が接続されている。
【0106】バッファ回路ブロック16は、それぞれの
ゲート電極とボディ電極とが接続されたDTMOSであ
る、部分空乏型NMOSFET M12とPMOSFE
T M13とが接続されてインバータ回路が構成されて
いる。PMOSFET M13のソースは電源線Vdd
に接続され、NMOSFET M12のソースが接地線
に接続されている。また、両MOSFETのゲートには
ネットワーク回路ブロック15の出力17が接続され、
両MOSFETのドレインには出力端子Yが接続されて
いる。出力端子Yは、ゲート電極とボディ電極とが接続
されたDTMOSである、部分空乏型PMOSFET
M14のゲートに接続されており、PMOSFET M
14のソースは電源線Vddに接続され、ドレインはネ
ットワーク回路ブロック15の出力17に接続されてい
る。
【0107】入力信号A、Bがともに”H”レベルであ
り、入力信号BBが”L”レベルであるときに、NMO
SFET M10はOFF状態、NMOSFET M11
はON状態となり、ネットワーク回路ブロック15の出
力17からは入力信号Aのレベルである”H”レベルの
信号が出力される。このとき、M11はNMOSFET
であるので、出力17の ”H”レベルはVddよりも
NMOSFET M11のしきい値電圧だけ下がった値
までしか上昇しない。
【0108】この場合には、バッファ回路ブロック16
では、上記出力17からの信号が入力され、NMOSF
ET M12およびPMOSFET M13によって構成
されたインバータ回路により、出力端子Yに”L”レベ
ルの信号が出力される。PMOSFET M14は、こ
の信号が入力されてON状態となり、出力17の”H”
レベルがVdd電位まで引き上げられる。
【0109】同様に、入力信号Aが”L”レベルであ
り、入力信号Bが”H”レベルであり、入力信号BB
が”L”レベルであるときには、ネットワーク回路ブロ
ック15の出力17からは入力信号Aのレベルである”
L”レベルの信号が出力される。また、入力信号Bが”
L”レベルであり、入力信号BBが”H”レベルである
ときには、入力信号Aの値に関わらず、ネットワーク回
路ブロック15の出力17からは”L”レベルの信号が
出力される。
【0110】これらの場合には、バッファ回路ブロック
16では、NMOSFET M12およびPMOSFE
T M13によって構成されたインバータ回路により、
出力端子Yに”H”レベルの信号が出力される。このと
き、PMOSFET M14はOFF状態となり、出力
17のレベルは引き上げられず、”L”レベルが出力さ
れる。
【0111】本実施形態においては、ネットワーク回路
ブロック15が完全空乏型NMOSFET M10およ
びM11によって構成されており、入力信号Aに対する
負荷はNMOSFET M11のソース、入力信号Bお
よびBBに対する負荷は、それぞれ、NMOSFET
M10およびM11のゲートとなり、いずれもボディ領
域を駆動する必要がない。よって、NMOSFET M
10およびM11は、DTMOSよりも容量負荷が小さ
くなり、また、しきい値電圧が低いので、高速、かつ、
低消費電力で動作を行うことができる。また、完全空乏
型MISFETは、ボディ領域を接続するためのボディ
電極が必要とされないため、素子面積を小さくすること
ができる。
【0112】一方、ネットワーク回路ブロック15の出
力17を反転増幅して出力端子Yから信号を出力する、
バッファ回路ブロック16は、ゲート電極とボディ電極
とが接続された部分空乏型MISFETによるDTMO
Sによって構成されている。DTMOSは、FETがO
N状態のときにはしきい値電圧が低くなって、高速に動
作することができ、FETがOFF状態のときにはしき
い値電圧が高くなって、リーク電流を小さくすることが
できる。バッファ回路ブロック16は、NMOSFET
M12およびPMOSFET M13によって構成され
たインバータ回路を有しており、ネットワーク回路ブロ
ック15の出力17が”L”、”H”のいずれの場合で
も、M12およびM13のいずれか一方がOFF状態と
なり、リーク電流を削減することができる。また、バッ
ファ回路ブロック16のみをボディ電極が必要とされる
DTMOSで構成しているため、リーク電流を削減しつ
つ、面積の増加を抑えることができる。
【0113】このように、本実施形態によれば、低電圧
で動作し、MTCMOSのように特別な制御信号も必要
なく、消費電流およびリーク電流を削減し、占有面積も
比較的小さい半導体集積回路を実現することができる。
【0114】(実施形態3)図4は、本発明の実施形態
3における半導体集積回路の構成を示す回路図である。
この半導体集積回路は、論理演算を実現するネットワー
ク回路ブロック23と、その出力が接続されるバッファ
回路ブロック24とを備えている。本実施形態では、N
AND論理が構成されている。
【0115】ネットワーク回路ブロック23は、低しき
い値の完全空乏型NMOSFETM18およびM19に
よって構成されている。一方のNMOSFET M19
は、ゲートに入力信号Bが入力される入力端子Bが接続
され、ソースに入力信号Aが入力される入力端子Aが接
続され、ドレインにネットワーク回路ブロック23の出
力25が接続されている。また、他方のNMOSFET
M18は、ゲートに入力信号Bの反転信号BBが入力
される入力端子BBが接続され、ソースに接地線が接続
され、ドレインにネットワーク回路ブロック23の出力
25が接続されている。
【0116】バッファ回路ブロック24は、ゲート電極
とボディ電極とが接続されたDTMOSである、部分空
乏型NMOSFET M20と、ボディ領域がフローテ
ィングである高しきい値の部分空乏型PMOSFET
M21とが接続されてインバータ回路が構成されてい
る。PMOSFET M21のソースは電源線Vddに
接続され、NMOSFET M20のソースは接地線に
接続されている。また、両MOSFETのゲートにはネ
ットワーク回路ブロック15の出力25が接続され、両
MOSFETのドレインには出力端子Yが接続されてい
る。
【0117】入力信号A、Bがともに”H”レベルであ
り、入力信号BBが”L”レベルであるときに、NMO
SFET M18はOFF状態、NMOSFET M19
はON状態となり、ネットワーク回路ブロック23の出
力25からは入力信号Aのレベルである”H”レベルの
信号が出力される。このとき、M19はNMOSFET
であるので、出力25の ”H”レベルはVddよりも
NMOSFET M19のしきい値電圧だけ下がった値
までしか上昇しない。
【0118】この場合には、バッファ回路ブロック24
では、上記出力25からの信号が入力され、NMOSF
ET M20およびPMOSFET M21によって構成
されたインバータ回路により、出力端子Yに”L”レベ
ルの信号が出力される。ここで、M21はボディフロー
ティングで高しきい値のPMOSFETであり、(PM
OSFET M21のしきい値電圧)>(NMOSFE
T M19のしきい値電圧)である。このため、出力2
5からVddよりもNMOSFET M19のしきい値
電圧だけ低下した電圧が入力されても、PMOSFET
M21は充分にOFF状態となり、不要な貫通電流が
流れることなく、出力端子Yから”L”レベルの信号が
出力される。
【0119】同様に、入力信号Aが”L”レベルであ
り、入力信号Bが”H”レベルであり、入力信号BB
が”L”レベルであるときには、ネットワーク回路ブロ
ック23の出力25からは入力信号Aのレベルである”
L”レベルの信号が出力される。また、入力信号Bが”
L”レベルであり、入力信号BBが”H”レベルである
ときには、入力信号Aの値に関わらず、ネットワーク回
路ブロック23の出力25からは”L”レベルの信号が
出力される。
【0120】これらの場合には、バッファ回路ブロック
24では、NMOSFET M20およびPMOSFE
T M21によって構成されたインバータ回路により、
出力端子Yに”H”レベルの信号が出力される。
【0121】本実施形態においても、ネットワーク回路
ブロック23が完全空乏型NMOSFET M18およ
びM19によって構成されており、入力信号Aに対する
負荷はNMOSFET M19のソース、入力信号Bお
よびBBに対する負荷は、それぞれ、NMOSFET
M18およびM19のゲートとなり、いずれもボディ領
域を駆動する必要がない。よって、NMOSFET M
18およびM19は、DTMOSよりも容量負荷が小さ
くなり、また、しきい値電圧が低いので、高速、かつ、
低消費電力で動作を行うことができる。また、完全空乏
型MISFETは、ボディ領域を接続するためのボディ
電極が必要とされないため、素子面積を小さくすること
ができる。
【0122】一方、ネットワーク回路ブロック23の出
力25を反転増幅して出力端子Yから信号を出力する、
バッファ回路ブロック24は、ゲート電極とボディ電極
とが接続された部分空乏型NMOSFETによるDTM
OSと、高しきい値のPMOSFETによって構成され
ている。OFF状態のときにしきい値電圧が高くなるD
TMOSであるNMOSFETと、高しきい値のPMO
SFETとによって構成されているので、バッファ回路
ブロック24の入力が”L”のときにDTNMOS M
20はOFF状態となり、リーク電流を削減することが
できる。また、バッファ回路ブロック24の入力が”
H”のときにはDTMOS M20はON状態となる
が、高しきい値PMOSFET M21がOFF状態と
なり、この高しきい値PMOSFET M21によって
リーク電流を削減することができる。また、バッファ回
路ブロック23のNMOSFETのみをボディ電極が必
要とされるDTMOSで構成しているため、リーク電流
を削減しつつ、他の実施形態よりも面積の増加を抑える
ことができる。
【0123】このように、本実施形態によれば、低電圧
で動作し、MTCMOSのように特別な制御信号も必要
なく、消費電流およびリーク電流を削減し、占有面積も
比較的小さい半導体集積回路を実現することができる。
【0124】(実施形態4)図5は、本発明の実施形態
4における半導体集積回路の構成を示す回路図である。
この半導体集積回路は、論理演算を実現するネットワー
ク回路ブロック30と、その出力が接続されるバッファ
回路ブロック31とを備えている。本実施形態では、N
AND論理が構成されている。
【0125】ネットワーク回路ブロック30は、低しき
い値の完全空乏型NMOSFETM26およびPMOS
FET M27によって構成されている。入力信号が”
H”であるときに有効になる論理を構成するNMOSF
ET M26は、ゲートに入力信号Aが入力される入力
端子Aが接続され、ソースに入力信号Bが入力される入
力端子Bが接続され、ドレインにネットワーク回路ブロ
ック30の出力32が接続されている。また、入力信号
が”L”であるときに有効になる論理を構成するPMO
SFET M27は、ゲートに入力信号Aが入力される
入力端子Aが接続され、ソースに接地線が接続され、ド
レインにネットワーク回路ブロック30の出力32が接
続されている。
【0126】バッファ回路ブロック31は、それぞれの
ゲート電極とボディ電極とが接続されたDTMOSであ
る、部分空乏型NMOSFET M28とPMOSFE
T M29とが接続されてインバータ回路が構成されて
いる。PMOSFET M29のソースは電源線Vdd
に接続され、NMOSFET M28のソースが接地線
に接続されている。また、両MOSFETのゲートには
ネットワーク回路ブロック30の出力32が接続され、
両MOSFETのドレインには出力端子Yが接続されて
いる。
【0127】入力信号A、Bがともに”H”レベルであ
るときに、NMOSFET M26はON状態、PMO
SFET M27はOFF状態となり、ネットワーク回
路ブロック30の出力32からは入力信号Bのレベルで
ある”H”レベルの信号が出力される。
【0128】この場合には、バッファ回路ブロック31
では、上記出力32からの信号が入力され、NMOSF
ET M28およびPMOSFET M29によって構成
されたインバータ回路により、出力端子Yに”L”レベ
ルの信号が出力される。
【0129】また、入力信号Aが”H”レベルであり、
入力信号Bが”L”レベルであるときには、NMOSF
ET M26はON状態、PMOSFET M27はOF
F状態となり、ネットワーク回路ブロック30の出力3
2からは入力信号Bのレベルである”L”レベルの信号
が出力される。
【0130】この場合には、バッファ回路ブロック31
では、上記出力32からの信号が入力され、NMOSF
ET M28およびPMOSFET M29によって構成
されたインバータ回路により、出力端子Yに”H”レベ
ルの信号が出力される。
【0131】また、入力信号Aが”L”レベルであると
きには、NMOSFET M26はOFF状態、PMO
SFET M27はON状態となり、入力信号Bの値に
関わらず、ネットワーク回路ブロック30の出力32か
らは入力信号Bのレベルである”L”レベルの信号が出
力される。
【0132】この場合には、バッファ回路ブロック31
では、NMOSFET M28およびPMOSFET M
29によって構成されたインバータ回路により、出力端
子Yに”H”レベルの信号が出力される。
【0133】本実施形態において、ネットワーク回路ブ
ロック30は完全空乏型NMOSFET M26および
M27によって構成されており、入力信号AおよびBに
対する負荷はNMOSFET M26とPMOSFET
M27のゲート、およびNMOSFET M26のソー
スとなり、いずれもボディ領域を駆動する必要がない。
よって、NMOSFET M26およびPMOSFET
M27は、DTMOSよりも容量負荷が小さくなり、ま
た、しきい値電圧が低いので、高速、かつ、低消費電力
で動作を行うことができる。また、完全空乏型MISF
ETは、ボディ領域を接続するためのボディ電極が必要
とされないため、素子面積を小さくすることができる。
さらに、本実施形態では、素子数を少なくすることがで
きるので、さらに回路面積を小さくすることができ
る。。
【0134】一方、ネットワーク回路ブロック30の出
力32を反転増幅して出力端子Yから信号を出力する、
バッファ回路ブロック31は、ゲート電極とボディ電極
とが接続された部分空乏型MOSFETによるDTMO
Sによって構成されている。DTMOSは、FETがO
N状態のときにはしきい値電圧が低くなって、高速に動
作することができ、FETがOFF状態のときにはしき
い値電圧が高くなって、リーク電流を小さくすることが
できる。バッファ回路ブロック31は、NMOSFET
M28およびPMOSFET M29によってインバー
タ回路が構成されており、ネットワーク回路ブロック3
0の出力32が”L”、”H”のいずれの場合でも、M
28およびM29のいずれか一方がOFF状態となり、
リーク電流を削減することができる。また、バッファ回
路ブロック31のみをボディ電極が必要とされるDTM
OSで構成しているため、リーク電流を削減しつつ、面
積の増加を抑えることができる。
【0135】このように、本実施形態によれば、低電圧
で動作し、MTCMOSのように特別な制御信号も必要
なく、消費電流およびリーク電流を削減し、占有面積も
比較的小さい半導体集積回路を実現することができる。
【0136】(実施形態5)図6は、本発明の実施形態
5における半導体集積回路の構成を示す回路図である。
この半導体集積回路は、論理演算を実現するパストラン
ジスタネットワーク回路と、その出力が接続されるバッ
ファ回路とを備えている。
【0137】バッファ回路は、それぞれのゲート電極と
ボディ電極とが接続された部分空乏型MISFETによ
るDTMOSである、PMOSFET M34およびN
MOSFET M35からなるインバータ回路と、PM
OSFET M36およびNMOSFET M37からな
るインバータ回路とを有している。各インバータ回路
は、PMOSFETおよびNMOSFETが接続されて
おり、PMOSFETのソースが電源線に接続され、N
MOSFETのソースが接地線に接続されている。ま
た、各MOSFETのゲートにはパストランジスタネッ
トワークの出力が接続され、一方のインバータ回路は、
各MOSFETのドレインが出力端子Yに接続されてお
り、他方のインバータ回路は、各MOSFETのドレイ
ンが出力端子YBに接続されている。
【0138】また、パストランジスタネットワークは、
信号AおよびAの反転信号であるABが入力される入力
端子、信号BおよびBの反転信号であるBBが入力され
る入力端子、信号CおよびCの反転信号であるCBが入
力される入力端子を有し、低しきい値の完全空乏型NM
OSFETによって構成されている。一方のMOSFE
Tは、ゲートに信号Cが入力され、ソースに信号Aが入
力され、他方のMOSFETは、ゲートに信号CBが入
力され、ソースに信号Bが入力される。両MOSFET
は、ドレインが接続されており、正負それぞれの論理演
算結果が出力されるようになっている。
【0139】本実施形態において、パストランジスタネ
ットワーク部は、完全空乏型NMOSFETによって構
成されており、入力端子に対する負荷はNMOSFET
のゲートおよびソースとなり、いずれもボディ領域を駆
動する必要がない。よって、NMOSFETは、DTM
OSよりも容量負荷が小さくなり、また、しきい値電圧
が低いので、高速、かつ、低消費電力で動作を行うこと
ができる。また、主要なブロックであるネットワークブ
ロックが、完全空乏型MISFETによって構成されて
おり、完全空乏型MISFETは、ボディ領域を接続す
るためのボディ電極が必要とされないため、回路面積を
小さくすることができる。
【0140】一方、ネットワーク部の出力を反転増幅し
て出力端子YおよびYBから信号を出力する、バッファ
回路部は、ゲート電極とボディ電極とが接続された部分
空乏型MOSFETによるDTMOSによって構成され
ている。DTMOSは、FETがON状態のときにはし
きい値電圧が低くなって、高速に動作することができ、
FETがOFF状態のときにはしきい値電圧が高くなっ
て、リーク電流を小さくすることができる。また、回路
の動作時においても、OFF状態のFETはしきい値電
圧が高く、リーク電流を削減するように働くため、動作
時および待機時に関わらず、不必要なリーク電流を削減
することができる。また、バッファ回路部のみをボディ
電極が必要とされるDTMOSで構成しているため、リ
ーク電流を削減しつつ、面積の増加を抑えることができ
る。
【0141】このように、本実施形態によれば、低電圧
で動作し、MTCMOSのように特別な制御信号も必要
なく、消費電流およびリーク電流を削減し、占有面積も
比較的小さい半導体集積回路を実現することができる。
【0142】(実施形態6)図7は、本発明の実施形態
6における半導体集積回路の構成を示す回路図である。
この半導体集積回路は、論理演算を実現するパストラン
ジスタネットワーク回路と、その出力が接続されるバッ
ファ回路とを備えている。
【0143】バッファ回路は、ボディ電極がパストラン
ジスタネットワークの出力に接続され、ゲートが他方の
バッファ回路の出力YBに相補的に接続された部分空乏
型PMOSFET M38と、ゲート電極とボディ電極
とが接続された部分空乏型MISFETによって構成さ
れたDTMOSである、NMOSFET M37とから
なる回路と、ボディ電極がパストランジスタネットワー
クの出力に接続され、ゲートが他方のバッファ回路の出
力Yに相補的に接続された部分空乏型PMOSFET
M152と、ゲート電極とボディ電極とが接続されたD
TMOSである、NMOSFET M153とからなる
回路とによって、ラッチ型バッファ回路が構成されてい
る。各回路は、PMOSFETおよびNMOSFETが
接続されており、PMOSFETのソースが電源線に接
続され、NMOSFETのソースが接地線に接続されて
いる。また、各NMOSFETのゲートおよびボディ電
極にもパストランジスタネットワークの出力が接続され
ており、一方の回路は、各MOSFETのドレインが出
力端子YBに接続されており、他方の回路は、各MOS
FETのドレインが出力端子Yに接続されている。
【0144】また、パストランジスタネットワークは、
信号AおよびAの反転信号であるABが入力される入力
端子、信号BおよびBの反転信号であるBBが入力され
る入力端子、信号CおよびCの反転信号であるCBが入
力される入力端子を有し、低しきい値の完全空乏型NM
OSFETによって構成されている。一方のMOSFE
Tは、ゲートに信号Cが入力され、ソースに信号Aが入
力され、他方のMOSFETは、ゲートに信号CBが入
力され、ソースに信号Bが入力される。両MOSFET
は、ドレインが接続されている。
【0145】本実施形態においても、上記実施形態5と
同様に、パストランジスタネットワーク部は、完全空乏
型NMOSFETによって構成されており、入力端子に
対する負荷はNMOSFETのゲートおよびソースとな
り、いずれもボディ領域を駆動する必要がない。よっ
て、NMOSFETは、DTMOSよりも容量負荷が小
さくなり、また、しきい値電圧が低いので、高速、か
つ、低消費電力で動作を行うことができる。また、主要
なブロックであるネットワークブロックが、完全空乏型
MISFETによって構成されており、完全空乏型MI
SFETは、ボディ領域を接続するためのボディ電極が
必要とされないため、回路面積を小さくすることができ
る。
【0146】一方、ネットワーク部の出力を反転増幅し
て出力端子YおよびYBから信号を出力する、バッファ
回路部は、ゲート電極とボディ電極とが接続された部分
空乏型MOSFETによるDTMOSによって構成され
ている。DTMOSは、FETがON状態のときにはし
きい値電圧が低くなって、高速に動作することができ、
FETがOFF状態のときにはしきい値電圧が高くなっ
て、リーク電流を小さくすることができる。また、回路
の動作時においても、OFF状態のFETはしきい値電
圧が高く、リーク電流を削減するように働くため、動作
時および待機時に関わらず、不必要なリーク電流を削減
することができる。また、バッファ回路部のみをボディ
電極が必要とされるDTMOSで構成しているため、リ
ーク電流を削減しつつ、面積の増加を抑えることができ
る。
【0147】このように、本実施形態によれば、低電圧
で動作し、MTCMOSのように特別な制御信号も必要
なく、消費電流およびリーク電流を削減し、占有面積も
比較的小さい半導体集積回路を実現することができる。
【0148】(実施形態7)図8(a)は、本発明の実
施形態7における半導体集積回路の構成を示すブロック
図である。この半導体集積回路は、入力端子43および
44から入力された信号に対して論理演算を実現するネ
ットワーク回路ブロック41と、その出力を増幅して出
力端子45および46から出力するバッファ回路ブロッ
ク42とを有している。
【0149】ネットワーク回路ブロック41は、ボディ
フローティングの完全空乏型MISFETによるCMO
Sパストランジスタによって構成されており、バッファ
回路ブロック42は、それぞれのゲート電極とボディ電
極とを接続した部分空乏型MISFETによって構成さ
れている。
【0150】本実施形態では、上記実施形態1〜実施形
態6において説明したNMOSFETによるパストラン
ジスタに対して、図8(b)に示すように、PMOSF
ETを接続して、CMOSFETによるパストランジス
タとする。PMOSFETのゲートには、NMOSFE
Tのゲートに入力される信号Iの反転信号であるIBが
入力される。これらのFETは、全て、低しきい値の完
全空乏型MISFETによって構成される。
【0151】例えば、図3〜図6および図7において、
ネットワーク回路部を構成するNMOSFETを、図8
(b)に示すようにCMOSFETとする。
【0152】本実施形態では、ネットワーク回路部41
がCMOSFETによって構成されているので、しきい
値分だけ”H”レベルの電位が低下するという問題を解
決することができ、パスゲートの伝達特性を改善するこ
とができる。また、SOI構造によって、CMOSFE
Tによる負荷容量の増加を小さく抑えることができる。
また、ボディ電極が不要であるため、DTMOSと比べ
て、容量負荷、面積ともに不利になることはない。
【0153】従って、本実施形態によれば、ネットワー
ク回路部のパスゲートをCMOSFETによって構成す
ることによって、完全空乏型MISFETのメリットを
充分に活かして、伝達特性を改善し、動作の高速化を図
ることができる。
【0154】(実施形態8)図9は、本発明の実施形態
8における半導体集積回路の構成を示す回路図である。
この半導体集積回路は、論理演算を実現するネットワー
ク回路ブロック54と、その出力が接続されるバッファ
回路ブロック56とを備えている。
【0155】ネットワーク回路ブロック54は、クロッ
ク信号CKが”L”のときに、PMOSFET M47
によって信号線55をプリチャージ動作し、クロック信
号CKが”H”のときに、NMOSFET M51によ
って、NMOSFET M48からM49による演算結
果に従って、プリチャージ電荷をディスチャージするク
ロックド演算回路(ドミノ回路)を有している。
【0156】PMOSFET M47は、ゲート電極と
ボディ電極とが接続された部分空乏型PMOSFETに
よるDTMOSによって構成され、ソースに電源線が接
続され、ドレインに信号線55が接続され、ゲートにC
K信号が入力されるCK端子が接続されている。また、
NMOSFET M48〜M50は、低しきい値の完全
空乏型MISFETによって構成され、M48とM49
とが直列に接続された直列回路に並列にM50が接続さ
れている。M48、M49およびM50のゲートには、
それぞれ、信号A、BおよびCが入力されて所定の演算
が行われる。M48およびM50のドレインは信号線5
5に接続され、M49およびM50のソースはM51の
ドレインに接続されている。また、NMOSFET M
51は、低しきい値の完全空乏型MISFETによって
構成され、ソースに接地線が接続され、ゲートにCK信
号が入力されるCK端子が接続されている。
【0157】PMOSFET M47は、ゲート電極に
入力されるCK信号が”L”のときにON状態となり、
信号線55がプリチャージされる。PMOSFET M
47はDTMOSであるので、しきい値が低くなって駆
動能力が大きくなり、高速に動作することができる。ま
た、NMOSFET M51は、ゲート電極に入力され
るCK信号が”L”のときにOFF状態となり、入力信
号A、B、Cの値に関わらず、信号線55をGNDへプ
ルダウンするパスが切断され、M47によって信号線5
5がプリチャージされる。
【0158】また、PMOSFET M47は、ゲート
電極に入力されるCK信号が”H”のときにOFF状態
となり、高しきい値となってリーク電流が削減される。
また、NMOSFET M51は、ゲート電極に入力さ
れるCK信号が”H”のときにON状態となり、入力信
号A、B、Cの値に応じて、NMOSFET M48〜
M50により演算が行われ、信号線55の出力がプルダ
ウンされる。NMOSFET M48〜M51は、低し
きい値の完全空乏型MISFETによって構成されてお
り、低電圧で高速に動作することができる。
【0159】バッファ回路ブロック56は、それぞれの
ゲート電極とボディ電極とが接続されたDTMOSであ
る、部分空乏型NMOSFET M53とPMOSFE
T M52とが接続されてインバータ回路が構成されて
いる。PMOSFET M52のソースは電源線Vdd
に接続され、NMOSFET M53のソースは接地線
に接続されている。また、両MOSFETのゲートには
ネットワーク回路ブロック54の出力55が接続され、
両MOSFETのドレインには出力端子Yが接続されて
おり、ネットワーク回路ブロック54の出力55を反転
増幅して出力端子Yから出力するようになっている。
【0160】このように、本実施形態においては、ドミ
ノ型と称される論理演算回路において、プリチャージ用
FETおよびバッファ回路がボディ電極とゲート電極と
が接続された部分空乏型MISFETによって構成さ
れ、それ以外の論理演算が行われる部分が低しきい値の
完全空乏型MISFETによって構成されているので、
不要なリーク電流を削減し、かつ、高速に動作する半導
体集積回路を実現することができる。また、負荷となる
入力端子は完全空乏型MISFETのゲート電極のみで
あり、ボディ領域等を駆動する必要がないため、高速、
低消費電力動作が可能であり、また、素子面積も小さく
することができる。
【0161】なお、上記実施形態において、プリチャー
ジ用FET M47は、ボディフローティングの高しき
い値FETにて構成しても、同様の効果を実現すること
ができる。ここで、ボディフローティング型の高しきい
値FETは、完全空乏型によって実現される低しきい値
FETよりも高いしきい値を有しているものであれば、
いずれも用いることができ、リーク電流を削減すること
ができる。ボディフローティング型では、ボディ電極を
制御しないために部分空乏型となっている必要はなく、
部分空乏型であっても完全空乏型であっても用いること
ができる。
【0162】(実施形態9)上記実施形態1〜8では、
ボディ電極とゲート電極とが接続された部分空乏型MI
SFETによるDTMOS構造について説明したが、こ
の構造には、高電源電圧にて、ソースとボディ領域との
順方向ダイオードが形成されてリーク電流が増加すると
いう問題がある。
【0163】本発明では、0.5V以下という極低電圧
で動作可能な極低消費電力の半導体集積回路を実現する
ことができるので、この範囲では何ら問題となることは
ない。しかしながら、より広い動作範囲においても、低
消費電力回路を実現するために、本実施形態では、ゲー
ト電極とボディ電極との間に逆バイアスのダイオードを
接続する。
【0164】図10(a)に、ゲート電極とボディ電極
との間に逆ダイオードが接続された部分空乏型MISF
ETの例を示す。ここでは、部分空乏型PMOSFET
M57のゲート電極とボディ電極との間にダイオード
D58が接続されている。ダイオードD58は、逆バイ
アスに接続されているので、ボディ電極からゲートへの
リーク電流が低減される。
【0165】図10(b)に、電源電圧Vddを増加し
ていったときのドレイン電流Idとリーク電流Ilea
kとを示す。この図から分るように、ダイオードD58
によって、高電源電圧でのリーク電流が低減されてお
り、0.8V以上のより高い電圧においても、リーク電
流を削減して動作することができる。
【0166】例えば、図1、図3〜図9に示すように、
ボディ電極とゲート電極とを接続した部分空乏型MIS
FETによるDTMOS構造において、図10(a)に
示すようにゲート電極とボディ電極との間に逆ダイオー
ドを接続することにより、低電圧にて高速動作し、か
つ、リーク電流が少ない半導体集積回路を、より広い電
源電圧範囲にて実現することができる。
【0167】(実施形態10)上記実施形態1〜9で説
明したように、本発明によれば、極低電圧で動作が可能
で、リーク電流を少なくすることができる半導体集積回
路を実現することができる。しかし、上記実施形態1〜
9の回路構成において、リークパスを完全に阻止できて
いない場合も考えられる。
【0168】図11にその一例を示す。ここでは、3入
力NAND回路の入力端子Aが直接Vddに接続されて
いる例について説明する。
【0169】この半導体集積回路は、論理演算を実現す
るネットワーク回路ブロック66と、その出力が接続さ
れるバッファ回路ブロック67とを備えているネットワ
ーク回路ブロック67は、低しきい値の完全空乏型NM
OSFETM60〜M63によって構成されている。ゲ
ートに信号Bが入力される入力端子Bが接続されたNM
OSFET M61と、ゲートに信号Cが入力される入
力端子Cが接続されたNMOSFET M62とが直列
に接続されており、NMOSFET M62のソース
は、電源線Vddに接続されて信号Aが入力される入力
端子Aに接続され、NMOSFET M61のドレイン
は、ネットワーク回路ブロック66の出力68に接続さ
れている。また、ゲートに信号Bの反転信号BBが入力
される入力端子BBが接続されたNMOSFET M6
0は、ソースが接地線に接続され、ドレインがネットワ
ーク回路ブロック66の出力68に接続されている。ま
た、ゲートに信号Cの反転信号CBが入力される入力端
子CBが接続されたNMOSFET M63は、ソース
が接地線に接続され、ドレインがネットワーク回路ブロ
ック66の出力68に接続されている。
【0170】バッファ回路ブロック67は、ゲート電極
とボディ電極とが接続されたDTMOSである、部分空
乏型NMOSFET M64と部分空乏型PMOSFE
T M65とが接続されてインバータ回路が構成されて
いる。PMOSFET M64のソースは電源線Vdd
に接続され、NMOSFET M65のソースは接地線
に接続されている。また、両MOSFETのゲートには
ネットワーク回路ブロック66の出力68が接続され、
両MOSFETのドレインには出力端子Yが接続されて
いる。
【0171】このネットワーク回路ブロック66におい
て、入力信号Bが”L”レベルであり、入力信号BB
が”H”レベルであり、入力信号Cが”H”レベルであ
り、入力信号CBがL”レベルである場合を考えると、
NMOSFET M61およびM62はON状態とな
り、NMOSFET M60およびM63はOFF状態
となる。しかし、これらのNMOSFETは低しきい値
の完全空乏型NMOSFETによって構成されているの
で、 図11に点線Ileakによって示すように、電
源線Vddおよび入力端子AからNMOSFET M6
2、M61およびM60を通って接地線まで流れるパス
と、電源線Vddおよび入力端子AからNMOSFET
M62、M61およびM63を通って接地線まで流れ
るパスとによって、リーク電流が流れてしまう。
【0172】このような問題を解決するために、本実施
形態では、ネットワーク回路を構成するFETのうち、
ソースまたはドレインが、直接に、入力端子、電源電位
Vddまたは接地電位GNDに接続されるFETは、そ
れぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された部分空
乏型MISFETによるDTMOSとする。
【0173】図12に、その一例を示す。ここでは、ネ
ットワーク回路ブロック66を構成するFETのうち、
ソースまたはドレインが、直接に、入力端子A、電源電
位Vddまたは接地電位GNDに接続されるFET M
69〜M71が、それぞれのゲート電極とボディ電極と
が接続された部分空乏型MISFETによるDTMOS
によって構成されている。それ以外は、図11に示す回
路構成と同様である。
【0174】この構成によって、リーク電流パスをDT
MOSによって阻止し、非常に低消費電力な半導体集積
回路を実現することができる。
【0175】本実施形態は、図1、図3〜図9に示す回
路構成に対しても、同様に適用することが可能である。
【0176】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
論理演算の主要な部分を占めるネットワーク回路部にお
いて、SOI構造による低しきい値の完全空乏型MIS
FETを用いることによって、より寄生容量が小さく、
レイアウト面積も小さく、低電圧にて高速に動作する半
導体集積回路を実現することができる。
【0177】また、ネットワーク回路の出力を担うバッ
ファ回路部においては、SOI構造による高しきい値の
部分空乏型MISFETを用い、そのゲート電極とボデ
ィ電極とを接続することによって、ON状態のときには
しきい値電圧が低くなって、高速に動作し、OFF状態
のときにはしきい値電圧が高くなって、リーク電流を削
減することができる。
【0178】本発明によれば、MTCMOSを用いた従
来技術において課題となっている、動作時にリーク電流
が削減されないこと、および待機時に機能回路部への電
源供給が切断されるため、待機時にデータを保持するデ
ータ保持回路が別途必要になること等の問題を解決する
ことができる。また、DTMOSを用いた従来技術にお
いて課題となっている、信号負荷がゲート容量とボディ
領域の容量とになるため、信号負荷が増加して高速化・
低消費電力化への妨げになること、およびボディ電位を
制御するためのボディ電極が必要となるため、レイアウ
ト面積が増加することなどの問題を解決することができ
る。
【0179】本発明は、地球温暖化の原因となる温室効
果ガスの削減に向けて、極低消費電力な半導体集積回路
を実現することができるので、非常に有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の半導体集積回路の構成を説明する
ためのブロック図である。
【図2】SOI構造のFETの構造を説明するための図
であり、(a)は完全空乏型MISFETの構造を示す
図であり、(b)は部分空乏型FEの構造を示す図であ
る。
【図3】実施形態2の半導体集積回路の構成を説明する
ための回路図である。
【図4】実施形態3の半導体集積回路の構成を説明する
ための回路図である。
【図5】実施形態4の半導体集積回路の構成を説明する
ための回路図である。
【図6】実施形態5の半導体集積回路の構成を説明する
ための回路図である。
【図7】実施形態6の半導体集積回路の構成を説明する
ための回路図である。
【図8】実施形態7の半導体集積回路の構成を説明する
ための図であり、(a)はブロック図であり、(b)は
ネットワーク回路を構成するNMOSをCMOS化する
例を示す図である。
【図9】実施形態8の半導体集積回路の構成を説明する
ための回路図である。
【図10】実施形態9の半導体集積回路の構成を説明す
るための図であり、(a)はゲート電極とボディ電極と
の間に逆ダイオードが接続された部分空乏型MISFE
Tの構成を示す回路図であり、(b)はその電流特性を
示す図である。
【図11】実施形態10の半導体集積回路におけるリー
ク電流パスを説明するための回路図である。
【図12】実施形態10の半導体集積回路の構成を説明
するための回路図である。
【図13】MTCMOSを用いた従来の半導体集積回路
の構成例を説明するための回路図である。
【図14】DTMOSの構造を説明するための図であ
る。
【図15】DTMOSを用いた従来の半導体集積回路の
構成例を説明するための回路図である。
【図16】DTMOSとボディフローティングの完全空
乏型MISFETの構成を説明するための図であり、
(a)はDTMOSの平面図、(b)はそのA−A’線
による断面図、(c)は完全空乏型MISFETの平面
図、(d)はそのB−B’線による断面図である。
【図17】DTMOSを用いた従来の半導体集積回路の
他の構成例を説明するための回路図である。
【図18】DTMOSを用いた従来の半導体集積回路の
他の構成例を説明するための回路図である。
【図19】DTMOSにおけるリーク電流について説明
するための図であり、(a)はゲート電極とボディ電極
とが接続された部分空乏型MISFETによるDTMO
Sの構成を示す回路図であり、(b)はその電流特性を
示す図である。
【符号の説明】
1、15、23、30、41、54、66 ネットワー
ク回路ブロック 2、16、24、31、42、56、67 バッファ回
路ブロック 3、4、43、44、A、AB、B、BB、C、CB、
I、IB 入力端子 5、6、45、46、Y、YB、OUT OutB 出
力端子 7、8 ゲート空乏層 9 電荷中性領域 M10、M11、M18、M19、M26、M48〜M
51、M60〜M63、M102 完全空乏型NMOS
FET M12、M20、M28、M33、M35、M37、M
39、M53、M64、M69〜M71、M121、M
123、M151、M153、M160 ボディ電極と
ゲート電極とが接続された部分空乏型NMOSFET M13、M14、M29、M34、M36、M47、M
52、M57、M65、M120、M122、M161
ボディ電極とゲート電極とが接続された部分空乏型P
MOSFET 17、25、32、55、68 ネットワーク回路ブロ
ックの出力 M21 blディフローティングの高しきい値PMOS
FET M27、M101 完全空乏型PMOSFET M38、M40、M150、M152 部分空乏型PM
OSFET D58 ダイオード M103 高しきい値のPMOSFET M104 高しきい値のNMOSFET 110 擬似電源配線 111 擬似接地配線 130 ゲートコンタクト 131 ソースコンタクト 132 ドレインコンタクト 133 ボディコンタクト 134 ゲートポリシリコン電極 135 ゲート酸化膜 136 ボディ領域 137 埋め込み酸化膜 138 基板 140 ボディ電極 162 バッファ回路 Vdd 電源線 GND 接地線 CK クロック入力端子 SL、SLB 待機信号入力端子 G ゲート端子
フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 BH07 BH19 EZ06 EZ20 5F048 AA01 AB03 AB04 AC04 AC10 BA16 BB01 BB05 BB14 BE09 5F110 AA06 AA09 BB04 BB20 CC02 DD05 DD13 GG02 GG60 NN71 NN78 5J056 AA03 BB17 BB18 BB49 CC00 DD13 DD28 EE11 FF09 GG01 KK02

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SOI(Silicon on Ins
    ulator)基板上に、 ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート空乏
    層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレイン
    との間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型MI
    SFET(Metal Insulator Fiel
    d EffectTransistor)と、 ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達せず、ボデ
    ィ領域に電荷中性領域が存在し、ボディ領域の電位を制
    御するためのボディ電極が設けられている部分空乏型M
    ISFETとを有し、 論理演算を実現するネットワーク回路は、完全空乏型M
    ISFETによって構成され、 該ネットワーク回路の出力に接続されるバッファ回路
    は、それぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された
    部分空乏型MISFETによって構成されている半導体
    集積回路。
  2. 【請求項2】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型N
    MOS(N−Metal Oxide Semicon
    ductor)FETによって構成され、 前記バッファ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電
    極とが接続された部分空乏型MISFETによって構成
    されている請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型N
    MOSFETによって構成され、 前記バッファ回路を構成する反転増幅回路は、ボディ電
    位がフローティングとされた高しきい値の部分空乏型P
    MOS(P−Metal Oxide Semicon
    ductor)FETと、 ゲート電極とボディ電極とが接続された部分空乏型NM
    OSFETとによって構成されている請求項1に記載の
    半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記ネットワーク回路は、入力信号が”
    H”であるときに有効な論理が完全空乏型NMOSFE
    Tによって構成され、入力信号が”L”であるときに有
    効な論理が完全空乏型PMOSFETによって構成され
    ており、 前記バッファ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電
    極とが接続された部分空乏型MISFETによって構成
    されている請求項1に記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型N
    MOSFETによって構成され、該ネットワーク回路か
    らは、正負各々の論理演算結果が出力されるようになっ
    ており、 各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、それぞれ
    のゲート電極とボディ電極とが接続された部分空乏型M
    ISFETによって、それぞれが構成されている請求項
    1に記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型N
    MOSFETによって構成され、該ネットワーク回路か
    らは、正負各々の論理演算結果が出力されるようになっ
    ており、 各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、それぞ
    れ、部分空乏型PMOSFETと、部分空乏型NMOS
    FETとが接続され、該部分空乏型NMOSFETのゲ
    ート電極およびボディ電極と該部分空乏型PMOSFE
    Tのボディ電極とがそれぞれ論理演算出力に接続され、
    該部分空乏型PMOSFETのゲート電極が互いに相補
    的に接続されている請求項1に記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型C
    MOS(C−Metal Oxide Semicon
    ductor)FETによって構成され、 前記バッファ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電
    極とが接続された部分空乏型MISFETによって構成
    されている請求項1に記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型C
    MOSFETによって構成され、該ネットワーク回路か
    らは、正負各々の論理演算出力が出力されるようになっ
    ており、 各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、それぞれ
    のゲート電極とボディ電極とが接続された部分空乏型M
    ISFETによって、それぞれが構成されている請求項
    1に記載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型C
    MOSFETによって構成され、該ネットワーク回路か
    らは、正負各々の論理演算結果が出力されるようになっ
    ており、 各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、それぞ
    れ、部分空乏型PMOSFETと、部分空乏型NMOS
    FETとが接続され、該部分空乏型NMOSFETのゲ
    ート電極およびボディ電極と該部分空乏型PMOSFE
    Tのボディ電極とがそれぞれ論理演算出力に接続され、
    該部分空乏型PMOSFETのゲート電極が互いに相補
    的に接続されている請求項1に記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 SOI基板上に、 ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート空乏
    層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレイン
    との間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型MI
    SFETと、 ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達せず、ボデ
    ィ領域に電荷中性領域が存在し、該ボディ領域の電位を
    制御するためのボディ電極が設けられている部分空乏型
    MISFETとを有し、 論理演算を実現するネットワーク回路は、ゲート電極と
    ボディ電極とが接続され、ゲート電極に入力されたプリ
    チャージ信号によってプリチャージ動作する部分空乏型
    MISFETと、 演算結果に従ってプリチャージ電荷をディスチャージす
    る完全空乏型MISFETとによって構成され、 該ネットワーク回路の出力が接続されるバッファ回路
    は、それぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された
    部分空乏型MISFETによって構成されている半導体
    集積回路。
  11. 【請求項11】 SOI基板上に、 ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート空乏
    層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレイン
    との間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型MI
    SFETと、 ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達せず、ボデ
    ィ領域に電荷中性領域が存在し、該ボディ領域の電位を
    制御するためのボディ電極が設けられている部分空乏型
    MISFETとを有し、 論理演算を実現するネットワーク回路は、ボディ電位が
    フローティングとされ、、ゲート電極に入力されたプリ
    チャージ信号によってプリチャージ動作する高しきい値
    の部分空乏型MISFETと、 演算結果に従ってプリチャージ電荷をディスチャージす
    る完全空乏型MISFETとによって構成され、 該ネットワーク回路の出力が接続されるバッファ回路
    は、それぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された
    部分空乏型MISFETによって構成されている半導体
    集積回路。
  12. 【請求項12】 SOI基板上に、 ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート空乏
    層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレイン
    との間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型MI
    SFETと、 ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達せず、ボデ
    ィ領域に電荷中性領域が存在し、ボディ電位を制御する
    ためのボディ電極が設けられている部分空乏型MISF
    ETとを有し、 論理演算を実現するネットワーク回路は、完全空乏型M
    ISFETによって構成され、 該ネットワーク回路の出力が接続されるバッファ回路
    は、それぞれのゲート電極とボディ電極との間に逆ダイ
    オードが接続された部分空乏型MISFETによって構
    成されている半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型
    NMOSFETによって構成され、 前記バッファ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電
    極との間に逆ダイオードが接続された部分空乏型MIS
    FETによって構成されている請求項12に記載の半導
    体集積回路。
  14. 【請求項14】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型
    NMOSFETによって構成され、 前記バッファ回路を構成する反転増幅回路は、ボディ電
    位がフローティングとされた高しきい値の部分空乏型P
    MOSFETと、 ゲート電極とボディ電極との間に逆ダイオードが接続さ
    れた部分空乏型NMOSFETとによって構成されてい
    る請求項12に記載の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 前記ネットワーク回路は、入力信号
    が”H”であるときに有効な論理が完全空乏型NMOS
    FETによって構成され、入力信号が”L”であるとき
    に有効な論理が完全空乏型PMOSFETによって構成
    されており、 前記バッファ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電
    極との間に逆ダイオードが接続された部分空乏型MIS
    FETによって構成されている請求項12に記載の半導
    体集積回路。
  16. 【請求項16】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型
    NMOSFETによって構成され、該ネットワーク回路
    からは、正負各々の論理演算結果が出力されるようにな
    っており、 各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、それぞれ
    のゲート電極とボディ電極との間に逆ダイオードが接続
    された部分空乏型MISFETによって、それぞれが構
    成されている請求項12に記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型
    NMOSFETによって構成され、該ネットワーク回路
    からは、正負各々の論理演算結果が出力されるようにな
    っており、 各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、それぞ
    れ、部分空乏型PMOSFETと、部分空乏型NMOS
    FETとが接続され、該部分空乏型NMOSFETのゲ
    ート電極およびボディ電極と該部分空乏型PMOSFE
    Tのボディ電極とがそれぞれ論理演算出力に接続され、
    該論理演算出力と該部分空乏型NMOSFETのボディ
    電極との間および該論理演算出力と該部分空乏型PMO
    SFETのボディ電極との間に逆ダイオードがそれぞれ
    接続され、該部分空乏型PMOSFETのゲート電極が
    互いに相補的に接続されている請求項12に記載の半導
    体集積回路。
  18. 【請求項18】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型
    CMOSFETによって構成され、 前記バッファ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電
    極との間に逆ダイオードが接続された部分空乏型MIS
    FETによって構成されている請求項12に記載の半導
    体集積回路。
  19. 【請求項19】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型
    CMOSFETによって構成され、該ネットワーク回路
    からは、正負各々の論理演算結果が出力されるようにな
    っており、 各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、それぞれ
    のゲート電極とボディ電極との間に逆ダイオードが接続
    された部分空乏型MISFETによって、それぞれが構
    成されている請求項12に記載の半導体集積回路。
  20. 【請求項20】 前記ネットワーク回路は、完全空乏型
    CMOSFETによって構成され、該ネットワーク回路
    からは、正負各々の論理演算結果が出力されるようにな
    っており、 各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、それぞ
    れ、部分空乏型PMOSFETと、部分空乏型NMOS
    FETとが接続され、該部分空乏型NMOSFETのゲ
    ート電極およびボディ電極と該部分空乏型PMOSFE
    Tのボディ電極とがそれぞれ論理演算出力に接続され、
    該論理演算出力と該部分空乏型NMOSFETのボディ
    電極との間および該論理演算出力と該部分空乏型PMO
    SFETのボディ電極との間に逆ダイオードがそれぞれ
    接続され、該部分空乏型PMOSFETのゲート電極が
    互いに相補的に接続されている請求項12に記載の半導
    体集積回路。
  21. 【請求項21】 SOI基板上に、 ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート空乏
    層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレイン
    との間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型MI
    SFETと、 ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達せず、ボデ
    ィ領域に電荷中性領域が存在し、該ボディ領域の電位を
    制御するためのボディ電極が設けられている部分空乏型
    MISFETとを有し、 論理演算を実現するネットワーク回路は、ゲート電極と
    ボディ電極との間に逆ダイオードが接続され、ゲート電
    極に入力されたプリチャージ信号によってプリチャージ
    動作する部分空乏型MISFETと、 演算結果に従ってプリチャージ電荷をディスチャージす
    る完全空乏型MISFETとによって構成され、 該ネットワーク回路の出力が接続されるバッファ回路
    は、それぞれのゲート電極とボディ電極との間に逆ダイ
    オードが接続された部分空乏型MISFETによって構
    成されている半導体集積回路。
  22. 【請求項22】 SOI基板上に、 ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート空乏
    層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレイン
    との間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型MI
    SFETと、 ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達せず、ボデ
    ィ領域に電荷中性領域が存在し、該ボディ領域の電位を
    制御するためのボディ電極が設けられている部分空乏型
    MISFETとを有し、 論理演算を実現するネットワーク回路は、ボディ電位が
    フローティングとされ、ゲート電極に入力されたプリチ
    ャージ信号によってプリチャージ動作する高しきい値の
    部分空乏型MISFETと、 演算結果に従ってプリチャージ電荷をディスチャージす
    る完全空乏型MISFETとによって構成され、 該ネットワーク回路の出力が接続されるバッファ回路
    は、それぞれのゲート電極とボディ電極との間に逆ダイ
    オードが接続された部分空乏型MISFETによって構
    成されている半導体集積回路。
  23. 【請求項23】 SOI基板上に、 ゲート酸化膜下のチャネル領域に誘起されるゲート空乏
    層が埋め込み酸化膜界面まで到達し、ソースとドレイン
    との間のボディ領域が全て空乏化される完全空乏型MI
    SFETと、 ゲート空乏層が埋め込み酸化膜界面まで到達せず、ボデ
    ィ領域に電荷中性領域が存在し、ボディ電位を制御する
    ためのボディ電極が設けられている部分空乏型MISF
    ETとを有し、 論理演算を実現するネットワーク回路は、ソースもしく
    はドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位または
    入力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電極
    とボディ電極とが接続された部分空乏型MISFETに
    よって構成され、それ以外のFETは完全空乏型MIS
    FETによって構成されており、 該ネットワーク回路の出力が接続されるバッファ回路
    は、それぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された
    部分空乏型MISFETによって構成されている半導体
    集積回路。
  24. 【請求項24】 前記ネットワーク回路は、ソースもし
    くはドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位また
    は入力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電
    極とボディ電極とが接続された部分空乏型NMOSFE
    Tによって構成され、それ以外のFETは完全空乏型N
    MOSFETによって構成されており、 該ネットワーク回路の出力が接続されるバッファ回路
    は、それぞれのゲート電極とボディ電極とが接続された
    部分空乏型MISFETによって構成されている請求項
    23に記載の半導体集積回路。
  25. 【請求項25】 前記ネットワーク回路は、ソースもし
    くはドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位また
    は入力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電
    極とボディ電極とが接続された部分空乏型NMOSFE
    Tによって構成され、それ以外のFETは完全空乏型N
    MOSFETによって構成されており、 前記バッファ回路を構成する反転増幅回路は、ボディ電
    位がフローティングとされた高しきい値の部分空乏型P
    MOSFETと、 ゲート電極とボディ電極とが接続された部分空乏型NM
    OSFETとによって構成されている請求項23に記載
    の半導体集積回路。
  26. 【請求項26】 前記ネットワーク回路は、ソースもし
    くはドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位また
    は入力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電
    極とボディ電極とが接続された部分空乏型MISFET
    によって構成され、それ以外のFETは完全空乏型MI
    SFETによって構成され、入力信号が”H”であると
    きに有効な論理がNMOSFETによって構成され、入
    力信号が”L”であるときに有効な論理がPMOSFE
    Tによって構成されており、 前記バッファ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電
    極とが接続された部分空乏型MISFETによって構成
    されている請求項23に記載の半導体集積回路。
  27. 【請求項27】 前記ネットワーク回路は、ソースもし
    くはドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位また
    は入力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電
    極とボディ電極とが接続された部分空乏型NMOSFE
    Tによって構成され、それ以外のFETは完全空乏型N
    MOSFETによって構成され、該ネットワーク回路か
    らは、正負各々の論理演算結果が出力されるようになっ
    ており、 各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、それぞれ
    のゲート電極とボディ電極とが接続された部分空乏型M
    ISFETによって、それぞれが構成されている請求項
    23に記載の半導体集積回路。
  28. 【請求項28】 前記ネットワーク回路は、ソースもし
    くはドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位また
    は入力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電
    極とボディ電極とが接続された部分空乏型CMOSFE
    Tによって構成され、それ以外のFETは完全空乏型C
    MOSFETによって構成され、 前記バッファ回路は、それぞれのゲート電極とボディ電
    極とが接続された部分空乏型MISFETによって構成
    されている請求項23に記載の半導体集積回路。
  29. 【請求項29】 前記ネットワーク回路は、ソースもし
    くはドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位また
    は入力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電
    極とボディ電極とが接続された部分空乏型CMOSFE
    Tによって構成され、それ以外のFETは完全空乏型C
    MOSFETによって構成され、該ネットワーク回路か
    らは、正負各々の論理演算結果が出力されるようになっ
    ており、 各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、それぞれ
    のゲート電極とボディ電極とが接続された部分空乏型M
    ISFETによって、それぞれが構成されている請求項
    23に記載の半導体集積回路。
  30. 【請求項30】 前記ネットワーク回路は、ソースもし
    くはドレインが、直接、電源電位もしくは接地電位また
    は入力端子に接続されるFETは、それぞれのゲート電
    極とボディ電極とが接続された部分空乏型CMOSFE
    Tによって構成され、それ以外のFETは完全空乏型C
    MOSFETによって構成され、該ネットワーク回路か
    らは、正負各々の論理演算結果が出力されるようになっ
    ており、 各論理演算出力が接続されるバッファ回路は、それぞ
    れ、部分空乏型PMOSFETと、部分空乏型NMOS
    FETとが接続され、該部分空乏型NMOSFETのゲ
    ート電極およびボディ電極と該部分空乏型PMOSFE
    Tのボディ電極とがそれぞれ論理演算出力に接続され、
    該部分空乏型PMOSFETのゲート電極が互いに相補
    的に接続されている請求項23に記載の半導体集積回
    路。
  31. 【請求項31】 論理演算を実現するネットワーク回路
    が、低しきい値MISFETによって構成され、 該ネットワーク回路の出力に接続されるバッファ回路
    は、それぞれのゲート電極と、ソースとドレインとの間
    のボディ領域の電位を制御するためのボディ電極とが接
    続されたMISFETによって構成されている半導体集
    積回路。
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