JP2003100528A - 障害波防止トランス - Google Patents
障害波防止トランスInfo
- Publication number
- JP2003100528A JP2003100528A JP2001337173A JP2001337173A JP2003100528A JP 2003100528 A JP2003100528 A JP 2003100528A JP 2001337173 A JP2001337173 A JP 2001337173A JP 2001337173 A JP2001337173 A JP 2001337173A JP 2003100528 A JP2003100528 A JP 2003100528A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- secondary winding
- primary winding
- interference wave
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ノイズにより発生する漏洩磁束による二次巻線
２へのノイズ伝播を減少させ、障害波防止トランスの小
型軽量化、コストダウンを図る。 【解決手段】重ね巻きした一次巻線４と二次巻線２の間
に、導磁性金属３−１、３−２と静電シールド６−１、
６−２を存在させる事によって、漏洩磁束による一次巻
線４から二次巻線２へのノイズ伝播を減少させる。
２へのノイズ伝播を減少させ、障害波防止トランスの小
型軽量化、コストダウンを図る。 【解決手段】重ね巻きした一次巻線４と二次巻線２の間
に、導磁性金属３−１、３−２と静電シールド６−１、
６−２を存在させる事によって、漏洩磁束による一次巻
線４から二次巻線２へのノイズ伝播を減少させる。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器の電源とし
て使用するトランスに係るものである。 【０００２】 【従来の技術】各種電子機器は電源ラインから入り込む
ノイズを極力嫌うため、電源に使用するトランスにはノ
イズを遮断するトランスが使われている。従来のノイズ
を遮断するトランスの主流は、一次側巻線と二次側巻線
を分離して巻く構造をとり厳重に静電シールドを施して
いる。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の厳重
な静電シールドを施す事は作業性が甚だ悪くなる問題点
がある。 【０００４】又、従来のノイズを遮断するトランスの主
流は、厳重な静電シールドを施す作業とその構造上から
一次巻線、二次巻線共、多くの電圧タップを引き出す事
を甚だ困難にしている。 【０００５】又、一次巻線と二次巻線を分離しているた
めトランスのレギュレーションが悪く、重ね巻き構造の
トランスに比べて過負荷に弱い構造となっている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決する為、一次巻線４の上に重ねて二次巻線２を巻
き、その間に静電シールド６−１、６−２を設けると同
時に一層又は数層の導磁性金属３−１、３−２を存在さ
せる。 【０００７】 【作用】本発明の、障害波防止トランスにおいては上記
の構造から、一次巻線４に侵入したノイズによって発生
する漏洩磁力線を導磁性金属３−１、３−２を通過させ
る事によってノイズの二次巻線２への伝播を防ぐ。 【０００８】 【実施例】図１は、本発明に係る障害波防止トランスの
実施例を示している。最初に、一次巻線４を巻く。一次
巻線４においてもいくつかの電圧タップ（ニホヘ）を引
き出す場合が多い。絶縁フィルムを当てて、次に、静電
シールド６−１、６−２と導磁性金属３−１、３−２を
各々一層又は数層に渡って装着する。更に、絶縁フィル
ムを当てて、二次巻線２を巻く。この二次巻線２も多く
の電圧タップ（イロハ）を引き出す場合が多い。そうし
ないと、電源トランスとしての要望に応じられない事が
多い。 【０００９】 【発明の効果】本発明は、以下に記載されるような効果
を奏する。 【００１０】絶縁トランスにおいて製作されているよう
に，多くの電圧タップ（イロハニホヘ）を容易に引き出
す事が出来る。 【００１１】静電シールド６−１、６−２を組み合わせ
る事によって、従来のノイズを遮断するトランス構造に
比べ本発明の構造は大幅にコストダウンが可能になる。 【００１２】上記の事から、多くの電子機器において容
易にノイズを遮断する事が可能なトランスの使用が可能
になる。 【００１３】広い周波数帯域において、高いノイズ遮断
性能を持っている。
て使用するトランスに係るものである。 【０００２】 【従来の技術】各種電子機器は電源ラインから入り込む
ノイズを極力嫌うため、電源に使用するトランスにはノ
イズを遮断するトランスが使われている。従来のノイズ
を遮断するトランスの主流は、一次側巻線と二次側巻線
を分離して巻く構造をとり厳重に静電シールドを施して
いる。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の厳重
な静電シールドを施す事は作業性が甚だ悪くなる問題点
がある。 【０００４】又、従来のノイズを遮断するトランスの主
流は、厳重な静電シールドを施す作業とその構造上から
一次巻線、二次巻線共、多くの電圧タップを引き出す事
を甚だ困難にしている。 【０００５】又、一次巻線と二次巻線を分離しているた
めトランスのレギュレーションが悪く、重ね巻き構造の
トランスに比べて過負荷に弱い構造となっている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決する為、一次巻線４の上に重ねて二次巻線２を巻
き、その間に静電シールド６−１、６−２を設けると同
時に一層又は数層の導磁性金属３−１、３−２を存在さ
せる。 【０００７】 【作用】本発明の、障害波防止トランスにおいては上記
の構造から、一次巻線４に侵入したノイズによって発生
する漏洩磁力線を導磁性金属３−１、３−２を通過させ
る事によってノイズの二次巻線２への伝播を防ぐ。 【０００８】 【実施例】図１は、本発明に係る障害波防止トランスの
実施例を示している。最初に、一次巻線４を巻く。一次
巻線４においてもいくつかの電圧タップ（ニホヘ）を引
き出す場合が多い。絶縁フィルムを当てて、次に、静電
シールド６−１、６−２と導磁性金属３−１、３−２を
各々一層又は数層に渡って装着する。更に、絶縁フィル
ムを当てて、二次巻線２を巻く。この二次巻線２も多く
の電圧タップ（イロハ）を引き出す場合が多い。そうし
ないと、電源トランスとしての要望に応じられない事が
多い。 【０００９】 【発明の効果】本発明は、以下に記載されるような効果
を奏する。 【００１０】絶縁トランスにおいて製作されているよう
に，多くの電圧タップ（イロハニホヘ）を容易に引き出
す事が出来る。 【００１１】静電シールド６−１、６−２を組み合わせ
る事によって、従来のノイズを遮断するトランス構造に
比べ本発明の構造は大幅にコストダウンが可能になる。 【００１２】上記の事から、多くの電子機器において容
易にノイズを遮断する事が可能なトランスの使用が可能
になる。 【００１３】広い周波数帯域において、高いノイズ遮断
性能を持っている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の、障害波防止トランスＡ−Ａの横断面
図である。 【図２】本発明の、障害波防止トランスの概観を示す図
である。 【図３】従来の、ノイズを遮断するトランスの一例を示
す図である。 【符号の説明】 １ コア ２ 二次巻線 ３−１、３−２ 導磁性金属 ４ 一次巻線 ５ コア ６−１、６−２ 静電シールド
図である。 【図２】本発明の、障害波防止トランスの概観を示す図
である。 【図３】従来の、ノイズを遮断するトランスの一例を示
す図である。 【符号の説明】 １ コア ２ 二次巻線 ３−１、３−２ 導磁性金属 ４ 一次巻線 ５ コア ６−１、６−２ 静電シールド
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】一次巻線（４）と二次巻線（２）を重ねて
巻き、その間に静電シールド（６−１）（６−２）と導
磁性金属（３−１）（３−２）を存在させる事によって
漏洩磁力線の通路を形成し、二次側コイルへのノイズ伝
播を減少させる事を特徴とする障害波防止トランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001337173A JP2003100528A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 障害波防止トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001337173A JP2003100528A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 障害波防止トランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003100528A true JP2003100528A (ja) | 2003-04-04 |
Family
ID=19151863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001337173A Pending JP2003100528A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 障害波防止トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003100528A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010028990A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | スイッチング電源 |
-
2001
- 2001-09-26 JP JP2001337173A patent/JP2003100528A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010028990A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | スイッチング電源 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6642672B2 (en) | Integrated filter with common-mode and differential-mode functions | |
| JP3282183B2 (ja) | チョークコイル | |
| US20190237243A1 (en) | Common Mode Filter Capable of Balancing Induced Inductance and Distributed Capacitance | |
| US8044754B2 (en) | Transformer for reducing electromagnetic interference and power transform circuit applied therein | |
| JP3130200B2 (ja) | トランス | |
| JP2003100528A (ja) | 障害波防止トランス | |
| JP2010074116A (ja) | トランス | |
| JPH03286511A (ja) | ノイズフィルタ | |
| JPS5941297B2 (ja) | 電源トランス | |
| TW201506964A (zh) | 變壓器 | |
| JP2007336339A (ja) | スプリッタ装置 | |
| JPH04258106A (ja) | 電源トランス装置 | |
| JP2008034598A (ja) | インバータトランス | |
| JP2010272809A (ja) | コモンモードチョークコイル及びそれを用いた信号伝送用回路 | |
| JPH03227506A (ja) | ノーマルモードチョークコイル | |
| JPH03119610A (ja) | ノイズ障害防止電源線路 | |
| JP2006033421A (ja) | 通信線路における平衡化回路 | |
| JPH065426A (ja) | トロイダル・トランスの磁気遮蔽構造 | |
| JP2005117218A (ja) | ノイズ抑制回路 | |
| JPS60260119A (ja) | 雑音阻止複合トランス | |
| KR20230009602A (ko) | 자속 차폐 기능이 구비된 코어 타입 코일부품 | |
| JP3024007B2 (ja) | ネオン変圧器 | |
| JPS59208954A (ja) | 電子機器 | |
| KR20220158324A (ko) | 분리형 중심코어 구조가 구비된 코일부품 | |
| JP2601317Y2 (ja) | コイル装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050225 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050308 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050422 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060228 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060426 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070417 |