JP2003098980A - エレクトロルミネッセンス表示装置及びその製造方法 - Google Patents

エレクトロルミネッセンス表示装置及びその製造方法

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JP2003098980A
JP2003098980A JP2001292369A JP2001292369A JP2003098980A JP 2003098980 A JP2003098980 A JP 2003098980A JP 2001292369 A JP2001292369 A JP 2001292369A JP 2001292369 A JP2001292369 A JP 2001292369A JP 2003098980 A JP2003098980 A JP 2003098980A
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light emitting
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Hisao Haku
久雄 白玖
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のEL素子を接合してなるEL表示装置
において、発光層の劣化を抑えながら、EL素子どうし
の接合部を目立たなくする。 【解決手段】 接着層9a,9bの端部90a,90b
は、小型パネルどうしが互いに接合される端面に露出し
ており、当該端面は、切削もしくは研磨加工されてい
る。また、接着層の端部は、ショアD値として80以上
(好ましくは90以上)の硬度に向上させてあるので、
ダイシングや研磨を行なうときに、パネルの端部付近の
発光部に水分が侵入しにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
ッセンス表示装置に関し、特に、有機エレクトロルミネ
ッセンス素子を備えた複数のパネルが接合されてなるエ
レクトロルミネッセンス表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイとして、従来からCRT
(陰極線管)が広く用いられているが、近年、情報機器
の多様化に伴い、CRTに代って平面表示素子に対する
ニーズが高まっている。エレクトロルミネッセンス素子
(EL素子)も、この平面表示素子の一つであるが、高
効率、薄型、軽量、低視野角依存性といった特徴を有す
る点で注目されており、EL素子を用いたディスプレイ
の開発も活発に行われている。
【0003】EL素子には、発光部が無機材料からなる
無機EL素子と、発光部が有機材料を含むる有機EL素
子とがある。無機EL素子は、一般に発光部に高電界を
加え、電子を加速して発光中心に衝突させることによ
り、発光中心を励起させて発光させる自発光型の素子で
ある。一方、有機EL素子は、電子注入電極及びホール
注入電極から電子及びホールを発光層内に注入し、注入
された電子及びホールを発光中心で再結合させて有機分
子を励起する。そして、励起された有機分子が基底状態
に戻るときに蛍光を発生する自発光型の素子であって、
通常、1対のガラス基板の間に紫外線硬化型樹脂からな
る接着層が形成され、当該接着層内に発光部が封入され
た構成となっている。
【0004】有機EL素子は、発光材料である蛍光物質
を選択することにより発光色を変化させることができ、
マルチカラー、フルカラー表示装置への適用に期待が高
まっているが、現在のところ、デジタルカメラ用或は携
帯電話用の小型ディスプレイへの応用が進んでいる段階
であって、パーソナルコンピュータ用或はテレビジョン
用といった中型・大型ディスプレイヘの展開は困難と考
えられている。
【0005】例えば、アクティブ型ディスプレイの場
合、大面積に多数のシリコンTFT(薄膜トランジス
タ)を作製することが困難であり、また、パッシブ型デ
ィスプレイの場合でも、大面積で均一に有機膜を形成す
ることは困難である。ところで、液晶ディスプレイ装置
においては、複数の小型パネルを貼り合わせて大型ディ
スプレイを作製するタイリング加工技術が知られてお
り、例えば、シャープ技報 第69号 1997年12
月 P81〜84には、小型パネル間の接合部を目立た
なくするため、R(Red)、G(Green)、B
(Blue)の3つの表示ドットを1画素として隣接す
るパネル端部に位置する画素間の距離をブラックストラ
イプの幅に一致させる技術も報告されている。
【0006】そして、EL表示装置においても同様に、
小型の有機EL素子を複数枚組み合わせることによっ
て、大型の有機EL表示装置を作製しようとする試みも
なされている。例えば、特開2001−100668号
公報には、複数のELを備える複数枚(4枚)の小型パ
ネルを、大型基板上で貼り合わせることによって、大型
の有機EL表示装置を作製する技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように小型の有機
EL素子を複数枚を貼り合わせる場合、単に小型パネル
どうしをタイリング加工で貼り合わせると、接合部分に
おいて画素ピッチの精度を維持するように精度よく貼り
合わせることは難しい。そして、貼り合わせ部分の精度
がよくないと、画面表示するときに接合部分が目立っ
て、良好な表示画面を得られないという問題がある。
【0008】そこで、接合部分の精度をよくするため
に、小型パネルを貼り合わせる前に、各小型パネルにお
ける接合部分となる端部を切削加工や研磨加工すること
も考えられる。しかしながら、切削加工時及び研磨時に
は、加工・研磨に伴って熱が発生したり、切削かけら
(チッピング)や酸化セリウム等の研磨剤の粒子が発生
するので、パネルの加工部分に水を流して、水で冷却及
び洗浄をしながら行なわれる。
【0009】有機EL素子の端部に加工を施すと、加工
面から接着層内に水分が侵入しやすく、その水分の影響
によって、金属からなる電極が酸化したり、電極が発光
層との界面で剥離することにより発光部が劣化する。そ
の結果、ダークスポットが発生し、発光素子として機能
しなくなるという問題がある。本発明は、このような背
景のもとでなされたものであって、複数のEL素子を接
合してなるEL表示装置において、発光層の劣化を抑え
ながら、EL素子どうしの接合部を目立たなくすること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、EL表示装置において、複数の表示パ
ネルの各々を、複数の発光部が形成された第1の絶縁板
と、第2の絶縁板とが、当該発光部を挟み込むように並
行配置し、両絶縁板を接着層を介して接着した構成と
し、更に各表示パネルにおいて、互いに突き合わせられ
る端部(以降、単に「端部」と記載する。)の端面に接
着層が露出する(即ち、表示パネルどうしの境界に接着
層が臨んでいる)と共に、その端面を切削または研磨加
工で成形することとした。
【0011】このように本発明では、各表示パネルにお
いて、端部の端面が切削または研磨加工で成形されてい
るので、貼り合せするときに接合部分の精度をよくする
ことができる。従って、EL素子どうしの接合部が目立
たないようにすることができる。また、接着層が端部に
露出しているので、当該端部を切削または研磨加工で形
成するときも、表示パネルの内部に水分が侵入しにく
い。従って、発光層が水分によって劣化する(電極が酸
化したり、電極が発光層との界面で剥離するといった現
象)のも抑えることができる。
【0012】上記のEL表示装置は、複数の発光部が表
面に形成された第1の絶縁板と、第2の絶縁板とを、接
着剤を介して、当該発光部を挟み込むように並行配置
し、前記接着剤を硬化して接着層を形成することによっ
て表示パネルを作製する工程と、作製された表示パネル
に対して、切削または研磨加工を施すことによって、接
着層が端面に露出する端部を形成する工程と、前記工程
を経た複数の表示パネルを用いて、当該端部どうしを互
いに突き合わせた状態で接合する工程とを通して製造す
ることができる。
【0013】ここで、表示パネルにおける端部の接着層
硬度を高くすれば、当該端部に対して切削や研磨を施す
ときに、水分が侵入するのを抑制する効果が大きくな
る。これは、端部の接着層硬度が低いと、端部において
接着層と基板とが剥がれて水分が流通するパスが生じた
り接着層自体に水分流通パスが生じるが、端部の接着層
硬度が高いと、ダイシング時や研磨時における水分流通
パスの発生が抑えられるためと考えられる。
【0014】従って、端部における接着層の硬度を、接
着層を形成する接着剤の標準キュア条件で硬化させた時
の硬度を超えるようにすること、或は、JIS B77
27に規定される硬さ試験におけるショアD値として8
0以上とすることが好ましく、更に90以上とすること
がより好ましい。表示パネル端部における接着層の硬度
を向上させるには、表示パネルに対して、接着層の端部
における硬度を向上させる処理を行なう工程を加えれば
よい。
【0015】接着層の硬度を向上させるには、以下のよ
うな方法を用いればよい。接着剤として紫外線硬化型を
用いる場合には、表示パネルの端部おいて、接着層に紫
外線を直接照射することによって硬化を促進させる方
法。表示パネルの端部おいて、接着層に無機材料を打ち
込むことによって硬度を向上させる方法。
【0016】表示パネルの端部を冷却することによって
硬度を向上させる方法。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る有機EL表示装置の構成を示す平面図である。この有
機EL表示装置1は、パッシブ型であって、図1に示す
ように、一平面上に互いに隣接して配置された4枚の小
型パネル2a〜2dから構成されている。
【0018】各小型パネル2a〜2dは、複数の走査画
素電極5a〜5dと、これに直交する複数の信号画素電
極6a〜6dとを備え、走査画素電極5a〜5d及び信
号画素電極6a〜6dが交差する複数の箇所に発光部7
a〜7dが設けられている。図2は、上記図1に示す有
機EL表示装置を、小型パネル2aと小型パネル2bと
にまたがって切断したときの概略断面図である。
【0019】各小型パネル2a〜2dは、信号画素電極
6a〜6dと平行な端面及び走査画素電極5a〜5dと
平行な端面が、境界A及び境界Bにて対向するよう突き
合わせた状態で補強用ガラス基板20上に貼り付けられ
ている。図1に示すように、小型パネル2a〜2dどう
しは、走査画素電極5aと走査画素電極5cとが連続し
て配列し、走査画素電極5bと走査画素電極5dが連続
して配列し、信号画素電極6aと信号画素電極6bとが
連続して配列し、信号画素電極6cと信号画素電極6d
とが連続して配列するように貼り合せられ、4枚の小型
パネル2a〜2d全体で大型パネルが構成されている。
【0020】図2に示すように、小型パネル2a,2b
は、複数の発光部7a,7bが形成された前面ガラス基
板8a,8bが、接着層9a,9bによって背面ガラス
基板10a,10b上に接着されて構成されており、各
発光部7a,7bは、接着層9a,9bによって封止さ
れた状態となっている。接着層9a,9bは、接着剤が
硬化されて形成された層であって、その屈折率は、前面
ガラス基板8a,8bの屈折率と大差がないこと、即
ち、前面ガラス基板8a,8bの屈折率(1.53程
度)に対して、97%〜103%の屈折率を持つことが
好ましい。
【0021】また接着層9a,9bの端部90a,90
bは、JIS B7727に規定される硬さ試験におけ
るショアD値として80以上の硬度があることが好まし
く、90以上の硬度があることがより好ましい。また、
表示装置の信頼性を長期にわたって確保するために、接
着層は水分透過性が低いものであること、具体的には透
湿度がJIS Z0208に規定されるカップ法測定に
おいて5g/m2・day以下、(試験雰囲気温度40
℃、試験雰囲気湿度90%、試料厚み300μmの時)
であるものを使用することが好ましい。
【0022】また、接着剤は、100℃以下の温度で硬
化することが好ましい。紫外線硬化型のエポキシ系接着
剤は、上記の条件を満たすことのできるのでこれを用い
ることが好ましい。接着層9a,9bの端部90a,9
0bは、小型パネルどうしが互いに接合される端面(以
降、単に「端面」と記載する。)に露出しており、当該
端面は、切削もしくは研磨加工されている。
【0023】各発光部7a,7bは、図2においては詳
細を省略しているが、上記走査画素電極5a,5b及び
信号画素電極6a,6bが、有機EL発光層を介して積
層されて形成されている。なお、図2では、境界Aを挟
んで小型パネル2aと小型パネル2bとが接合されてい
るところが示されているが、境界Bを挟んで小型パネル
2aと小型パネル2cとが接合されるところや、小型パ
ネル2bと小型パネル2bとが接合されているところも
同様である。また、小型パネル2c,2dも、小型パネ
ル2a,2bと同様の構成であって、各接着層の端部は
境界A,Bに臨んでおり(当該接着層端面がパネルの端
面に露出し)、各端面は切削もしくは研磨加工されてい
る。
【0024】走査画素電極5a〜5dは、例えば、IT
Oからなり厚さが800Åであって、ホール注入電極と
して機能する。信号画素電極6a〜6dは、例えば、M
gInからなり厚さが3000Åであって、電子注入電
極として機能する。有機EL発光層は、ホール注入層
(例えばトリフェニルアミン誘導体からなり、厚さが1
000Åである。)と、ホール輸送層(例えばジアミン
誘導体からなり、厚さが200Åである。)と、発光層
(例えばアルミニウムキノリノール錯体にキナクリドン
をドープしたものからなり、厚さが200Åである。)
とが、走査画素電極5a〜5d側から信号画素電極6a
〜6d側にかけて順次積層されて形成されている。
【0025】パネルサイズについては、例えば、横64
0ドット×縦480ドットのVGA(Video Graphic
Array)仕様の10インチのモノクロ表示装置を構成す
る場合、画素数が横320ドット×縦240ドットで画
素ピッチが約300ミクロンの5インチ角の小型パネル
2a〜2dを4枚貼り合せる。また、フルカラー表示装
置を作製する場合は、3色(R,G,B)の発光部を1
単位として一画素を構成すればよい。
【0026】駆動回路に関しては、各小型パネル2a〜
2dの一片に沿って、走査画素電極5a〜5dに駆動信
号を出力する走査画素電極用駆動回路3a〜3dが設け
られ、各小型パネル2a〜2dの他の一片に沿って、信
号画素電極6a〜6dに駆動信号を出力する信号画素電
極用駆動回路4a〜4dが設けられている。走査画素電
極用駆動回路3a〜3d及び信号画素電極用駆動回路4
a〜4dでは、入力される画像データに応じて、発光さ
せようとする発光部7a〜7dに対応する走査画素電極
5a〜5d及び信号画素電極6a〜6dに駆動信号を出
力する。それに伴って、小型パネル2a〜2dにおける
発光部が発光して画像が表示される。
【0027】なお、各駆動回路3a〜3d,4a〜4d
は互いに同期して駆動し、4つの小型パネル2a〜2d
全体で1枚の画像を表示するようになっている。 (製造方法について)各小型パネル2a〜2dの製法に
ついて、小型パネル2aを例にとって説明する。
【0028】前面ガラス基板8a上に、走査画素電極5
a、有機EL発光層(ホール注入層、ホール輸送層、発
光層)、信号画素電極6aを順に堆積して、発光部7a
を形成する。上記各層は、抵抗加熱ボートを用い真空度
10-4Pa以下で真空蒸着法を施すことによって形成す
ることができる。
【0029】上記のように発光部7a〜7dを形成する
と、走査画素電極5a〜5dと信号画素電極6a〜6d
との間に5〜10Vの駆動電圧を印加することにより、
100〜300cd/m2の輝度で発光する。発光部7
aを形成した前面ガラス基板8a及び背面ガラス基板1
0aの対向面の一方または両方に、エポキシ系樹脂から
なる紫外線硬化型の接着剤を塗布した後、重ね合わせ
て、背面ガラス基板10a側から紫外線を照射して接着
剤を硬化させる。
【0030】これによって、接着層9aを介して前面ガ
ラス基板8aと背面ガラス基板10aとが接着されたも
のが形成される。なお、紫外線照射時に、紫外線と共に
熱も加えることによって硬化を促進させることもでき
る。接着剤の好ましい塗布方法としては、背面ガラス基
板10aの表面にスピンナー或はコーターで接着剤を塗
布する方法が挙げられる。
【0031】次に、接着層9aの端部90aにおける硬
度を向上させるために、接着層9aに対して側面側(積
層端面側)から紫外線を照射する処理を行なう。図3
は、接着層の端面側から紫外線を照射することによって
接着層端部の硬度を向上させる工程を示す図である。本
図に示すように、紫外線照射装置11を用いて、付加的
に各小型パネルの端面に紫外線を照射する。
【0032】紫外線はガラスを透過するときに、短波長
成分が吸収されるので、背面ガラス基板10aを介して
紫外線を接着剤に照射して硬化させただけでは、その硬
度は、標準キュア条件で硬化させた時の硬度に満たない
が、このように接着層9aの端部90aに紫外線を直接
照射する(即ち、ガラス基板を透過することなく照射す
る)ことによって、接着層9aの端部90aの硬化が促
進され、その硬度が向上し、標準キュア条件で硬化させ
た時の硬度以上の硬度が得られる。従って、このような
処理を行なった接着層9aにおいては、中央部と比べて
端部90aでは硬度が高くなっている。
【0033】なお、接着層9aの端部90aの硬度を高
めるのに、端部90aに紫外線照射すと共に、端部90
aに熱を付加して硬化を促進させることもできる。本実
施形態では、このように小型パネルの接着層9aにおけ
る端部90aの硬度を高めた後、図4に示すように、ダ
イシング装置或はスクライブ装置の刃12により、境界
Aに臨む端面となる部分(図中破線13)を切断し、更
に、切断端面を研磨して平滑にする。
【0034】このように切断加工並びに研磨加工を施す
ことによって、次の小型パネルを貼り合わせる工程にお
いて高精度に貼り合わせることが可能となる。なお、こ
のダイシング加工時及び研磨時には、加工・研磨に伴っ
て熱が発生したり、切削かけら(チッピング)や酸化セ
リウム等の研磨剤の粒子が発生するので、加工部分に水
を流して、水で冷却及び洗浄をしながら行なう。
【0035】以上のように作製した小型パネル2a〜2
dを、上記図2に示すように、補強用ガラス基板20上
において貼り合わせる。具体的には、小型パネル2a〜
2dの前面ガラス基板8a〜8dの全面を、接着剤を用
いてガラス基板20上に接着すると共に、隣り合う小型
パネルの端面どうしを接着剤で接着する。この接着剤
は、接着層9aに用いたものと同じものを用いればよい
が、別のものを用いてもよい。
【0036】このように貼合せられた各小型パネル2a
〜2dに、駆動回路3a〜3d,4a〜4dを装着する
ことによって、有機EL表示装置が出来上がる。(本実
施形態の製法による効果について)上記のように、小型
パネルの端面は切削もしくは研磨加工されているので、
精度よく貼合せができる。即ち、接合部分においても、
画素ピッチの精度を維持することができる。
【0037】ところで、一般的に、液晶ディスプレイ装
置の場合、内部の液晶が漏れないようにパネル端部が隔
壁でシールされているため、隔壁部分をダイシング加工
や研磨加工してもパネル内部に水分が侵入することはな
いが、有機EL素子の端部に加工を施すと、加工面から
接着層内に水分が侵入しやすく、その水分の影響によっ
て、金属からなる電極が酸化したり、電極が発光層との
界面で剥離することにより発光部が劣化する。
【0038】そして、接着層内に水分が侵入すると、端
面近傍(図2の発光部7a,7b中でハッチで示した部
分)において、信号画素電極(MgIn)が酸化した
り、有機材料との界面で剥離し、その部分は、発光すべ
き発光部が発光しない、いわゆるダークスポットとなっ
てしまう。このような小型パネルを貼り合わせて1枚も
のの大型パネルを作製したときには、その体裁をなさな
いことになってしまう。
【0039】これに対して、本実施形態では、小型パネ
ル2a…の端部に接着層9aの端部9aが存在し、接着
層9aが端面に露出しているので、水を流しながら切削
もしくは研磨加工を行なっても、水が内部に侵入するの
が抑えられる。また、接着層端部の硬度が低い状態でダ
イシングや研磨を行なうと、接着層の加工端面が剥がれ
たりして、端部付近の発光部に水分が侵入しやすいが、
本実施の形態では、接着層の端部は、ショアD値として
80以上(好ましくは90以上)の硬度があるので、パ
ネルの端部付近の発光部に水分が侵入しにくい。
【0040】従って、小型パネルを貼り合わせて1枚も
のの大型パネルを作製したときに、ダークスポットの発
生が少ないものとなる。接着層端部の硬度が高いと、ダ
イシング時や研磨時における水分侵入が抑えられる理由
については、次のように考えられる。端部における接着
層硬度が低いと、ダイシング時や研磨時に、端部におい
て接着層と基板とが剥がれて水分が流通するパスが生じ
たり、接着層自体にも微細な水分流通パスが生じやす
い。特に、端部加工時にパネルの厚み方向に力が加わる
と、接着層と基板との剥がれが生じやすい。これに対し
て、端部の接着層硬度が高いと、ダイシング時や研磨時
において、上記のように、端部において接着層と基板と
が剥がれて水分が流通するパスが生じたりすることもな
く、接着層自体に微細な水分流通パスが生じるというこ
ともない。
【0041】なお、接着層として用いる樹脂としては、
後述する表1に示されるようなものがあるが、接着層と
して用いる樹脂は、上述した様々な条件を満たすことが
要求されるので、現在市販されている樹脂の中で実際に
接着層に使用できる樹脂は限られている。そして、これ
らの市販の接着剤は、標準硬化条件で硬化させた時の硬
度がショアD値として90以下であるので、ガラス基板
を介した紫外線照射だけでは、接着層の硬度は、ショア
D値として90未満となってしまうが、これに対して、
本実施形態のように接着層に直接紫外線を照射すれば、
市販の接着剤を用いても端部の硬度がショアD値として
90以上にできる点で実用的価値が高い。
【0042】(実験)先ず、表1に示す市販の接着剤
(スリーボンド社製)を用いて小型パネルを作製して、
接着剤層のショアD値を測定した。そして、接着層の硬
度を高める工程は行なわずに、切断・研磨を行なった
後、小型パネルを4枚貼り合わせて大型パネルを作製
し、接着剤層のショアD値と、非点灯画素数との関係を
調べた。
【0043】
【表1】
【0044】各接着層を硬化する際には、当該接着層に
用いている接着剤の標準硬化条件である紫外光量(約3
000mJ/cm2)で、紫外照射を行なった。表1に
示される結果より、ショアD値が大きいほど非点灯画素
数が少なく、接着剤層のショアD値が80以上のもので
はかなり少なくなり、接着剤層のショアD値が90のも
のでは、非点灯画素数がほとんどないことがわかる。
【0045】また、接着層9aのショアD値が90であ
るものについて、更に、図3に示すように、端面の側面
から直接紫外線光を1000〜3000mJ/cm2
照射し、当該接着層9aの端面付近のショアD値を測定
したところ、92〜100に向上していた。このように
接着層9aの端面付近のショアD値が92〜100と向
上したものについても、有機EL表示装置を作製し、そ
の1インチ当たりの非点灯画素数を顕微鏡で測定した。
【0046】図5は、上記のようにして作製した各有機
EL表示装置について、接着層の端面付近のショアD値
と、非点灯画素数との関係を示す特性図である。図5に
示されるように、ショアD値を90を超える値(92〜
100)まで向上させたものについては、非点灯画素は
全く見られなかった。以上より、小型パネルの接着層端
部のショアD値を90以上にした後にダイシング及び研
磨加工して、有機EL表示装置を作製すれば、非点灯画
素の発生をほとんど無くせることがわかる。
【0047】〔実施の形態2〕上記実施の形態1では、
小型パネルの接着層端部の硬度を向上させるのに、小型
パネルの接着層の側面から紫外光を照射する方法を用い
たが、本実施の形態では、接着層の側面から無機材料を
打ち込むことによって、当該樹脂層端部の硬度を向上さ
せる。
【0048】無機材料としては、接着層を着色したり屈
折率を大きく変動させたりすることがなく、且つ硬度を
向上できるようなものを用いる。この点で、シリカ或は
アルミナを用いることが好ましい。無機材料を樹脂層端
部に打ち込む具体的な方法としては、図6に示すよう
に、直径100μm程度のエアーノズル14から粒径1
0μm程度のシリカ或はアルミナを、樹脂層9aの端部
9aに吹き付ける。吹き付けられた無機材料は、接着層
9aの端面から端部9a内に侵入する。従って、このよ
うに接着層の端面から無機材料を打ち込むことによって
も、接着層端部の硬度を向上させ、ショアD値を90以
上にすることができる。
【0049】従って、実施の形態1と同様に、各小型パ
ネルについて、接着層の端面から無機材料を打ち込んだ
後にダイシング及び研磨加工し、有機EL表示装置を作
製すれば、非点灯画素の発生をほとんど無くすことがで
きる。 〔実施の形態3〕本実施の形態では、小型パネルの接着
層の端部を冷却することによって、当該接着層端部の硬
度を向上させる。
【0050】具体的には、図7に示すように、冷凍吸着
台15に小型パネルを載せて、接着層9aの端部90a
の温度が0℃以下となるまで冷却する。冷凍吸着台とし
ては、ペルチェ効果によって冷却するオーソドックスな
ものを用いればよい。小型パネルの接着層9aの端部9
0aは、冷却された状態では硬度が向上する。接着層端
部を0℃以下の温度に冷却すれば、そのショアD値を9
0以上に向上させることもできる。
【0051】このように接着層9aの端部90aを冷却
した状態のまま、スクライブ装置の刃12により端部を
切断し、その後、端部処理した小型パネルを複数枚貼り
合わせて有機EL表示装置を作製すれば、上記実施の形
態1と同様、非点灯画素の発生をほとんど無くすことが
できる。また、本実施形態は、接着層端部を冷却すると
いう簡単な処理でその硬度を向上させている点で実用的
な価値が高い。
【0052】〔その他の事項〕なお、4枚の小型パネル
を貼り合わせたが、貼り合わせる小型パネルの枚数は4
枚に限らず、2枚でも3枚でもよく、1つの表示装置を
構成できれば何枚でもよい。また、上記実施の形態にお
いては、接着層を挟む前面基板及び背面基板はガラス基
板であるが、前面基板及び背面基板は、必ずしもガラス
基板でなくてもよく、透明で透湿性の低いプラスチック
基板も用いることができる。また背面基板には、金属基
板などの不透明な基板も用いることができる。
【0053】また、上記実施の形態では、パッシブ型の
有機EL表示装置を例にとって説明したが、アクティブ
型の有機EL表示装置においても同様に実施することが
できる。また、本発明は、特に耐熱性・耐湿性に劣る有
機材料を発光部に用いたEL表示装置に有用であるが、
無機EL表示装置においても同様の構造を持つものに対
しては適用することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のEL表示
装置によれば、複数の表示パネルの各々を、複数の発光
部が形成された第1の絶縁板と、第2の絶縁板とが、当
該発光部を挟み込むように並行配置し、両絶縁板を接着
層を介して接着した構成とし、更に各表示パネルにおい
て、互いに突き合わせられる端部の端面に接着層が露出
するようにすると共に、その端部の端面を切削または研
磨加工で成形することによって、小型パネルどうしを精
度よく貼り合わせができ、且つ発光部の劣化を抑えるこ
とを可能とする。
【0055】更に接着層端部の硬度を、当該接着層を形
成する接着剤の標準キュア条件で硬化させた時の硬度を
超えるようにすること、或は、JIS B7727に規
定される硬さ試験におけるショアD値として80以上
(好ましくは90以上)とすることによって、発光部の
劣化を更に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る有機EL表示装置の
構成を示す平面図である。
【図2】図1に示す有機EL表示装置の概略断面図であ
る。
【図3】接着層の端部に紫外線を照射することによって
硬度を向上させる工程を示す図である。
【図4】ダイシング装置或はスクライブ装置の刃によ
り、小型パネルを切断する様子を示す図である。
【図5】実験において作製した有機EL表示装置につい
て、接着層の端面付近のショアD値と非点灯画素数との
関係を示す特性図である
【図6】実施の形態2において、無機材料を樹脂層端部
に打ち込む様子を示す図である。
【図7】実施の形態3において、小型パネルの接着層端
部を冷却する様子を示す図である。
【符号の説明】
2a〜2d 小型パネル 3a〜3d 走査画素電極用駆動回路 4a〜4d 信号画素電極用駆動回路 5a〜5d 走査画素電極 6a〜6d 信号画素電極 6b 信号画素電極 7a〜7d 発光部 8a〜8d 前面ガラス基板 9a,9b 接着層 10a,10b 背面ガラス基板 11 紫外線照射装置 12 刃 14 エアーノズル 15 冷凍吸着台 20 補強用ガラス基板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の表示パネルが、端部どうしを互い
    に突き合わせた状態で接合されてなるエレクトロルミネ
    ッセンス表示装置であって、 前記複数の表示パネルの各々は、 複数の発光部が形成された第1の絶縁板と、第2の絶縁
    板とが、当該発光部を挟み込むように並行配置され、両
    絶縁板が接着層を介して接着されて構成され、 前記接着層は前記端部の端面に露出し、当該端面が切削
    または研磨加工で成形されていることを特徴とするエレ
    クトロルミネッセンス表示装置。
  2. 【請求項2】 前記端部における接着層の硬度は、該接
    着層を形成する接着剤の標準キュア条件で硬化させた時
    の硬度を超えることを特徴とする請求項1記載のエレク
    トロルミネッセンス表示装置。
  3. 【請求項3】 前記端部における接着層の硬度は、 JIS B7727に規定される硬さ試験におけるショ
    アD値として90以上であることを特徴とする請求項1
    または2記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  4. 【請求項4】 前記接着層の透湿度は、 JIS Z0208に規定されるカップ法測定で、試験
    雰囲気温度40℃、試験雰囲気湿度90%、試料厚み3
    00μmの時における値として、5g/m2・day以
    下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載
    のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  5. 【請求項5】 前記接着層の屈折率は、 前記第1の絶縁板の屈折率に対して、97%以上,10
    3%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  6. 【請求項6】 前記発光部は、有機材料を含むことを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか記載のエレクトロルミ
    ネッセンス表示装置。
  7. 【請求項7】 複数の発光部が表面に形成された第1の
    絶縁板と、第2の絶縁板とを、接着剤を介して、当該発
    光部を挟み込むように並行配置し、前記接着剤を硬化し
    て接着層を形成することによって表示パネルを作製する
    表示パネル作製工程と、 前記表示パネル作製工程で作製された表示パネルに対し
    て、切削または研磨加工を施すことによって、接着層が
    端面に露出する端部を形成する端部形成工程と、 前記端部形成工程を経た複数の表示パネルを用いて、当
    該端部どうしを互いに突き合わせた状態で接合する接合
    工程とを備えることを特徴とするエレクトロルミネッセ
    ンス表示装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記端部形成工程の前に、 前記表示パネル作製工程で作製された表示パネルに対し
    て、接着層の端部における硬度を向上させる処理を行な
    う硬度向上工程を備えることを特徴とする請求項7記載
    のエレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記表示パネル作製工程で用いる接着剤
    は、紫外線硬化型であって、 前記硬度向上工程では、 表示パネルの端部おいて、前記接着層に紫外線を直接照
    射することによって硬化を促進させることを特徴とする
    請求項8記載のエレクトロルミネッセンス表示装置の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記硬度向上工程では、 表示パネルの端部おいて、前記接着層に無機材料を打ち
    込むことによって硬度を向上させることを特徴とする請
    求項8記載のエレクトロルミネッセンス表示装置の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 前記硬度向上工程では、 表示パネルの端部を冷却することによって硬度を向上さ
    せることを特徴とする請求項8記載のエレクトロルミネ
    ッセンス表示装置の製造方法。
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