JP2003097453A - 可変容量型ベーンポンプ - Google Patents

可変容量型ベーンポンプ

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JP2003097453A
JP2003097453A JP2001290462A JP2001290462A JP2003097453A JP 2003097453 A JP2003097453 A JP 2003097453A JP 2001290462 A JP2001290462 A JP 2001290462A JP 2001290462 A JP2001290462 A JP 2001290462A JP 2003097453 A JP2003097453 A JP 2003097453A
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cam ring
vane
rotor
region
suction
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Yukio Uchida
由紀雄 内田
Mizuo Otaki
瑞生 大滝
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低速運転時における吐出流量の変動を少なく
して、その変動に起因する耳障りな騒音の低減を図る。 【解決手段】 吐出通路39に介装されたオリフィス4
1,42の前後差圧に応じてカムリング26を偏心移動
させ、それによって吐出流量を制御する。各ベーン排圧
室73に吐出通路39の作動油を導入することによって
各ベーン25をカムリング26の内面に押し付ける。こ
のような可変容量型ベーンポンプにおいて、カムリング
26の内面のプロファイルを、ロータ24に対するカム
リング26の偏心量が最大のときに、吸入領域aに位置
されるベーン背圧室73の流量合計がロータ24の回転
角の進行に拘らず常時一定となるように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のパワーステ
アリング装置の駆動源等に用いられるベーンポンプに関
し、とりわけ、ポンプ本体部の容量を変えることによっ
て吐出流量を制御する可変容量型ベーンポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の可変容量型ベーンポンプとし
て、特開平2000−161249号公報に開示される
ようなものがある。
【0003】この可変容量型ベーンポンプは、図17に
示すように、駆動軸1によって回転駆動されるロータ2
に複数のベーンスロット3が放射状に設けられ、この各
ベーンスロット3にベーン4が出没自在に取り付けられ
るとともに、ロータ2の周域に、円形状の内周面を有す
るカムリング5が同ロータ2に対して偏心移動可能に配
置されている。そして、各ベーン4の基部とベーンスロ
ット3の間にはベーン背圧室6が形成され、この各ベー
ン背圧室6に吐出圧を導入することによってベーン4の
先端部が常時カムリング5の内周面に押し付けられてい
る。このため、このベーンポンプは円周方向の隣接する
ベーン4,4間に形成される複数のポンプ室がロータ2
の回転に伴なって連続的に容積を増減変化させ、ロータ
2とカムリング5の偏心量に応じた流量でもって吐出を
行う。
【0004】また、カムリング5は付勢スプリング7に
よって偏心量を増大させる方向に付勢され、カムリング
5の外周の相反位置には、導入される作動油によってカ
ムリング5の偏心量を減少させる第1の作動室8と、逆
にカムリング5の偏心量を増大させる第2の作動室9が
形成されている。そして、カムリング5内の吐出領域に
連通する吐出通路10にはオリフィス11が介装され、
第2の作動室9の圧力を調整すべく制御バルブ12を、
このオリフィス11の前後差圧によって制御し、それに
よってカムリング5の偏心量を制御するようになってい
る。尚、図17中、13は、カムリング5内の吸入領域
に接続された吸入通路であり、14a,14bは、カム
リング5の側部を摺動可能に閉塞する図外の側壁部材に
略円弧状に形成され、吸入領域側と吐出領域側の各ベー
ン背圧室6に吐出通路10の作動油を導入する圧力導入
口である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の可変容量型ベーンポンプは、カムリング5の内周面
のプロファイルが真円形状をしているため、吸入領域に
おけるベーン背圧室6の流量合計がロータ2の回転角の
進行によって変動してしまう。つまり、各ベーンスロッ
ト3内のベーン4はロータ2の回転に伴なって進退移動
し、ベーンスロット3内の移動速度に応じたポンプ作用
を行うが、ロータ2が定速状態にある場合における吸入
領域での各ベーン4の移動速度特性は図18に示すよう
な山形カーブを描く。このため、ロータ2の或る回転角
における吸入領域での全ベーン背圧室6の流量合計は、
同図中の斜線で示す棒状エリアの総合計となる(このと
き、棒状エリアの幅をベーンスロット3の断面積と考え
るものとする。)が、この状態からロータ2の回転角が
進行すると、各ベーン背圧室6の流量は同特性図の山型
カーブに沿って変化し、これに伴なって吸入領域全体で
のベーン背圧室6の合計流量が変動してしまう。
【0006】したがって、吸入領域側にあるベーン背圧
室6が圧力導入口14aを通して吐出通路10に連通し
ていることから、ロータ2の回転角の進行に伴なって吐
出流量に変動を来し、この吐出流量の変動が騒音発生の
原因となり易い。特に、殆どの場合にカムリング5が最
大偏心状態となる低速運転時には、駆動源側の騒音が小
さい分、前記の吐出流量の変動に起因する騒音が運転者
等の耳に付き易い。
【0007】尚、吐出領域側にあるベーン背圧室6は、
吸入領域側のものと同様に圧力導入口14bを通して吐
出通路10に連通しているが、吐出領域側においては、
各ベーン4の先端側(カムリング5の内面に臨む側)の流
量変動と基部側(ベーン背圧室6側)の流量変動が互いに
打ち消し合うため、吐出流量の変動はほとんど生じな
い。これに対し、吸入領域側においては、各ベーン4の
先端側が吸入通路13側に臨んでいるため、ベーン背圧
室6側の流量変動のみが吐出側に影響を及ぼす。
【0008】そこで本発明は、低速運転時における吐出
流量の変動を少なくして、その変動に起因する耳障りな
騒音の低減を図ることのできる可変容量型ベーンポンプ
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、本発明は、放射方向に複数のベーン
スロットを有し、その各ベーンスロットにベーンが出没
自在に取り付けられるとともに、駆動軸によって回転駆
動されるロータと、このロータの周域に同ロータに対し
て偏心移動可能に配置され、ロータとその周域の隣接す
る各ベーンとの間に複数のポンプ室を形成するカムリン
グと、このカムリング内の吸入領域と吐出領域に夫々連
通する吸入通路及び吐出通路と、この吐出通路に介装さ
れたオリフィスと、このオリフィスの前後差圧に応じた
圧力により、カムリングをロータに対する偏心量が減少
する方向と増大する方向に夫々押圧する第1の作動室及
び第2の作動室と、前記各ベーンの基部とベーンスロッ
トの間に形成され、前記吐出通路に連通するベーン背圧
室と、を備え、前記オリフィスの前後差圧に応じてカム
リングを偏心移動させることによって吐出流量を制御す
るとともに、前記各ベーン背圧室に吐出通路の作動油を
導入することによって各ベーンをカムリングの内面に押
し付ける可変容量型ベーンポンプにおいて、前記カムリ
ングの内面のプロファイルを、ロータに対するカムリン
グの偏心量が最大のときに、吸入領域に位置されるベー
ン背圧室の流量合計がロータの回転角の進行に拘らず常
時一定となるように形成した。
【0010】この発明の場合、カムリングの偏心量が最
大のときには、吸入領域側のベーン背圧室の流量合計が
常時一定となり、吐出通路側に流量変動の影響を及ぼさ
なくなる。
【0011】この場合、カムリングの吸入領域における
プロファイルは、具体的には、ロータの回転角の進行に
対するベーンの半径方向の移動速度特性が、正勾配の第
1比例領域と、この第1比例領域と勾配角の絶対値の等
しい負勾配の第2比例領域とを持ち、かつ、前記第1,
第2比例領域に常時同枚数のベーンが位置されるように
形成すれば良い。つまり、各ベーンは第1比例領域や第
2比例領域を移動する間に半径方向の移動速度が変化す
るが、任意のベーンが一方の比例領域を移動する間は、
勾配角の絶対値が等しく正負が逆の勾配を持った他方の
比例領域を対応する別のベーンが移動するため、任意の
ベーンの移動速度(ベーン背圧室の流量)の増加分は必ず
対応する別のベーンの移動速度(ベーン背圧室の流量)の
減少分によって相殺される。
【0012】また、前記移動速度特性は、第1比例領域
と第2比例領域の間に、隣接するベーン間のピッチの2
分の1ピッチの整数倍の定速度領域を持つようにしても
良い。この場合、2つの比例領域の間の定速度領域を、
前記の2分の1ピッチの適宜の倍数に設定することによ
り、任意のベーンが第1比例領域に進入するときのタイ
ミングと、対応するベーンが第2比例領域に侵入すると
きのタイミングを合わせることが可能になる。
【0013】また、カムリングの側部を摺動可能に閉塞
する側部壁に、カムリング内の吸入領域のベーン背圧室
に開口する略円弧状の吸入口が設けられた可変容量型ベ
ーンポンプにおいては、前記吸入口の始端側と終端側の
少なくとも一方に、カムリングの偏心移動に伴なう同リ
ング側面と前記吸入口とのオーバーラップによってカム
リングの内部に対する吸入口の開口位置がカムリングの
円周方向ほぼ一定位置に維持されるようにノッチを形成
することが好ましい。この場合、カムリングの偏心移動
位置に拘らず、カムリングのプロファイルと吸入領域の
位置関係をほぼ一定に維持することができる。したがっ
て、カムリングの偏心移動に伴うベーン背圧室全体の容
積変動の発生をより少なくすることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図1
〜図9に基づいて説明する。
【0015】図2において、20は、本発明にかかる可
変容量型ベーンポンプのポンプハウジングであり、この
ポンプハウジング20は、ポンプ本体部を収容する凹部
21aを備えたハウジング本体21と、このハウジング
本体21に結合されて凹部21aを閉塞するリヤカバー
22とによって構成されている。ポンプハウジング20
には車両のエンジンによって駆動される駆動軸23が回
転自在に支持され、この駆動軸23にロータ24が一体
回転可能に結合されている。ロータ24は、図1,図3
に示すようにその外周側放射方向に複数のベーンスロッ
ト70が形成され、その各スロット70にベーン25が
出没自在に収容されている。
【0016】図3において、26は、前記ロータ24と
ともにポンプ本体部を構成し、同ロータ24を内周側に
収容するカムリングであり、このカムリング26には前
記各ベーン25の先端が摺接する略円形状の内面が設け
られている。このカムリング26の内面のプロファイル
については後に詳述する。また、カムリング26はその
外周部の一部(図中の下端。)がポンプハウジング20
内に揺動自在にピン27によって支持され、そのピン2
7を中心とする揺動によってロータ24に対する偏心量
を調整できるようになっている。図3中Oは、ロータ2
4及び駆動軸23の回転中心を示し、O’はカムリング
26の中心を示すが、このカムリング26の中心O’は
その揺動によって同図中をほぼ左右方向に変位する。
【0017】このベーンポンプは、常態において、カム
リング26が回転中心Oに対して偏心しているため、ロ
ータ24がベーン25の先端をカムリング26の内周面
に摺接させつつ回転すると、隣接するベーン25,25
間に形成されるポンプ室の容積を増減変化させ、それに
よって連続的にポンプ作動を行う。そして、カムリング
26とロータ24の偏心量が変化すると、ポンプ室の容
積変化率が変わり、それに伴ってポンプ容量が変化す
る。
【0018】また、28は、ポンプハウジング20の凹
部21a内に嵌合され、内部にカムリング26の収容空
間を形成するリング状部材であり、29(図2参照。)
は、このリング状部材28とともに凹部21a内に収容
されたサイドプレートである。リング状部材28は、硬
質材料によってロータ24、ベーン25、及び、カムリ
ング26の三者の幅よりも若干広く形成され、その内周
面は前記カムリング26の揺動変位を許容し得るよう略
楕円状に形成されている。このリング状部材28はカム
リング26の揺動中心となるピン27に係合され、この
ピン27によって回り止めがなされている。
【0019】そして、リング状部材28の内周面のうち
のピン27の位置と相反する位置には、径方向内側にば
ね付勢されたシール部材30が配置され、このシール部
材30がカムリング26の変位(揺動)を許容しつつ同
カムリング26の外周面に密接するようになっている。
このシール部材30はピン27とともにリング状部材2
8の内側空間を、図3中左側の第1の作動室31と同図
中右側の第2の作動室32とに隔成し、各作動室31,
32に導入された作動油の圧力がカムリング26に対し
て相反方向から作用するようにしている。尚、カムリン
グ26は第1の作動室31方向に最大に変位したときに
ロータ24に対する偏心量が最大になり、逆に第2の作
動室32方向に最大に変位したときに同偏心量が最小に
なる。
【0020】サイドプレート29はポンプハウジング2
0の内部壁(リヤカバー22の内壁)とともにリング状
部材28の両側部を閉塞するとともに、カムリング26
の側部を摺動可能に閉塞するようになっている。
【0021】また、ポンプハウジング20の凹部21a
の底面には、図2及び図4に示すように、サイドプレー
ト29との間に低圧室33と高圧室34を形成する窪み
が形成されており、低圧室33と高圧室34はサイドプ
レート29に形成された連通孔35,36と吸入口71
及び吐出口72を介して夫々カムリング26内の吸入領
域a(図3中の上半部の領域。)と吐出領域b(図3中
の下半部の領域。)に導通している。そして、カムリン
グ26内の吸入領域aは吸入通路37に接続され、吐出
領域bは吐出通路39を介してポンプハウジング20の
吐出ポート40に接続されている。尚、サイドプレート
29は高圧室34の作動油の圧力を受け、リング状部材
28をリヤカバー22方向に押し付けている。
【0022】吐出通路39は、図3,図4に示すよう
に、高圧室34から第1通路39aと第2通路39bに
分岐しており、この各通路39a,39bには開口面積
の調整が可能な後述する第1オリフィス41と固定開口
面積の第2オリフィス42とが夫々介装されている。こ
の両通路39a,39bは吐出ポート40の手前で再度
合流接続され、両通路39a,39bを通過した作動油
を合流させて吐出ポート40に流出させるようになって
いる。前記第1オリフィス41と第2オリフィス42
は、本発明におけるオリフィスを構成し、後述するよう
にその前後の差圧を管理することによって吐出流量を制
御する。
【0023】一方、リング状部材28の周壁のうちの第
2の作動室32に臨む部位には比較的大径の貫通孔43
が形成され、また、ポンプハウジング20の周壁のうち
の、この貫通孔43に連続する位置には貫通孔43より
も若干小径のシリンダ穴44が設けられている。このシ
リンダ穴44には、有底円筒状のフィードバックプラン
ジャ45と、同プランジャ45を付勢する付勢スプリン
グ46とが収容され、フィードバックプランジャ45の
先端部が貫通孔43を通して第2の作動室32内に突出
している。フィードバックプランジャ45の先端部はカ
ムリング26の外周面に当接し、付勢スプリング46は
カムリング26を第1の作動室31方向(偏心量が最大
になる方向。)に付勢している。
【0024】また、シリンダ穴44には、前記第1通路
39a(吐出通路39)の高圧室34側に連通する第1
のポート47と、同通路39aの吐出ポート40側に連
通する第2のポート48が軸方向に離間して開口形成さ
れており、これらのポート47,48がフィードバック
プランジャ45の外周面に形成された環状溝49を通し
て連通するようになっている。この第1,第2のポート
47,48と環状溝49とは前述の第1オリフィス41
を構成する部分であり、フィードバックプランジャ45
が最も突出した状態でポート47,48と環状溝49の
オーバーラップ(通路開口面積)を最大にし、逆に同プ
ランジャ45が最も後退した状態でポート47,48と
環状溝49のオーバーラップ(通路開口面積)を最小に
する。
【0025】さらに、フィードバックプランジャ45の
先端部近傍には、同プランジャ45の内部と第2の作動
室32を連通するオリフィス通路50が形成され、第2
の作動室32内の作動油がこのオリフィス通路50を通
して背室51(フィードバックプランジャ45とシリン
ダ穴44底部の間に形成される空間。)に給排されるよ
うになっている。したがって、フィードバックプランジ
ャ45はシリンダ穴44内を自由に進退作動することが
できるとともに、同プランジャ45が急激に後退作動し
ようとしたときにはオリフィス通路50部分で大きな流
通抵抗を発生し、所謂ダッシュポットとして機能する。
【0026】また、サイドプレート29の第1の作動室
31と第2の作動室32に臨む部位には第1の導通孔5
4と第2の導通孔55が夫々形成され、高圧室34をこ
れらの孔54,55を通して第1の作動室31と第2の
作動室32に夫々連通させている。第2の作動室32
は、前記第2の導通孔55とは別にリング状部材28か
らポンプハウジング20にかけて形成された排出通路5
6に連通している。この排出通路56は第2の作動室3
2と前記低圧室33を連通する通路であり、その途中に
は作動油の排出流量を制御する制御バルブ57が介装さ
れている。
【0027】制御バルブ57は、図4に示すように、ポ
ンプハウジング20に形成された弁室58に有底円筒状
の弁体59が収容され、弁室58内がこの弁体59によ
って高圧流体室60と低圧流体室61とに隔成されてい
る。高圧流体室60は第1,第2オリフィス41,42
(オリフィス)の上流側の高圧室34部分に導通し、低
圧流体室61は第1,第2オリフィス41,42(オリ
フィス)の下流側の吐出ポート40の手前側部分にオリ
フィス62を介して導通するとともに、その内部に、弁
体59を高圧流体室60側に付勢するリターンスプリン
グ63が収容されている。
【0028】そして、弁室58内の軸方向に離間した位
置には排出通路56の上流側ポート64と下流側ポート
65が開口し、弁体59の外周面にはこの両ポート6
4,65を連通させることのできる環状溝66が形成さ
れている。この環状溝66は、弁体59がリターンスプ
リング63によって高圧流体室60方向に押し付けられ
ているときには上流側ポート64とオーバーラップせ
ず、弁体59がリターンスプリング63の力に抗して低
圧流体室61側に変位すると、その変位に応じて上流側
ポート64と下流側ポート65に跨ってオーバーラップ
する。したがって,この制御バルブ57は以上の構成に
より、弁体59が第1,第2オリフィス41,42の前
後差圧に応動し、その変位に応じて排出通路56の開口
面積を制御する。
【0029】尚、図4中68は、吐出ポート40(油圧
アクチュエータ80)の負荷圧の増大によって低圧流体
室61内の圧力が設定圧以上になったときに、ドレーン
通路67を開き、低圧室33内に作動油を逃がすリリー
フ弁である。
【0030】ところで、カムリング26の側部を閉塞す
る前記サイドプレート29の側面には、図5に示すよう
に前記吸入口71と吐出口72が夫々略円弧状に形成さ
れており、吸入口71はカムリング26内の円周方向略
半部の空間を吸入通路37に連通させることによってそ
こに吸入領域aを形成し、吐出口72はカムリング26
内の残余の略半部の空間を吐出通路39に連通させるこ
とによって同様にそこに吐出領域bを形成する。また、
サイドプレート29の同じ側面には、吐出通路39の作
動油をロータ24の各ベーンスロット70の底部(各ベ
ーン25の基部とベーンスロット70の間に形成される
ベーン背圧室73)に導入するための円弧状の圧力導入
口74a,74bが形成されている。このうち、一方の
圧力導入口74aはカムリング26内の吸入領域aに位
置されるベーン背圧室73に導通し、他方の圧力導入口
74bはカムリング26内の吐出領域bに位置されるベ
ーン背圧室73に導通する。尚、二つの圧力導入口74
a,74bはオリフィス溝75によって互いに連通して
いる。
【0031】また、サイドプレート29の吸入口71の
始端部と終端部には、径方向外側寄りに収斂するノッチ
76,77が形成されている。このノッチ76,77は
カムリング26のピン27を揺動中心とする偏心移動に
拘らず、カムリング26内の一定位置で吸入口71を開
口させるためのものであり、カムリング26の偏心移動
時にカムリング26の側面と吸入口71とのオーバーラ
ップを変化させる。即ち、今、例えば、図6に示すよう
にカムリング26が最大に偏心した状態では、カムリン
グ26の側面が吸入口71の始端側のノッチ76を隠
し、かつ、終端側のノッチ77を先端側まで露出させる
ように吸入口71にオーバーラップしているが、この状
態から図7に示すようにカムリング26が最小偏心位置
まで角度θだけ揺動すると、カムリング26の側面が吸
入口71の終端側のノッチ77を隠し、かつ、始端側の
ノッチ76を先端部まで露出させるように吸入口71と
のオーバーラップを変化させ、それによってカムリング
26内での吸入口71の開口位置を一定に維持する。
【0032】ところで、この可変容量型ベーンポンプの
場合、カムリング26の内面の吸入領域aのプロファイ
ルは、カムリング26がロータ24に対して最大に偏心
した状態において、吸入領域aに位置される全ベーン排
圧室73の流量合計がカムリング26の回転角の進行に
拘らず常時一定となるように設定されている。
【0033】具体的には、プロファイルは、ロータ24
の回転角の進行に対するベーン25の半径方向の移動速
度特性が、図8中の(イ)と図9に示すような線形を描
くように、つまり、少なくとも正勾配の第1比例領域c
と、この第1比例領域cと勾配角の絶対値の等しい負勾
配の第2比例領域dとを持ち、かつ、第1比例領域cと
第2比例領域dに常時同枚数のベーン25が位置される
ように設定されている。
【0034】この実施形態の場合、ロータ24が13枚
のベーン25を持つものであるが、吸入領域aは、図
8,図9の特性図から明らかなように、隣接するベーン
25,25間の距離を一ピッチとしたときにほぼ6.5
ピッチ分となり、その領域a内には常時6枚乃至7枚の
ベーン25が配置されている。そして、前記のベーン2
5の移動速度特性は、さらに第1比例領域cの前と第2
比例領域dの後に2分の1ピッチ分の0速度領域e,f
を夫々持つとともに、第1比例領域cと第2比例領域d
の間に定速度領域gを持つようになっている。
【0035】尚、図8中の(ア)は、この実施形態の場
合のベーン基部の移動位置特性を示し、(ウ)は、従来
のベーンポンプにおけるベーン基部の移動位置特性、
(エ)は、従来のベーンポンプにおけるベーン半径方向
の移動速度特性を夫々示す。また、図9中の上段と下段
の各ベーン25は、ロータ24が2分の1ピッチ分回転
した後と同ピッチ分回転する前のベーン25の位置を示
す。
【0036】以上の構成において、エンジンの始動によ
って駆動軸23が回転すると、カムリング26が最大偏
心位置に変位した状態において、カムリング26内をロ
ータ24が回転する。こうして、ロータ24が回転する
と、カムリング26内でポンプ作動が連続して行われ、
ベーン25によって加圧された作動油が吐出領域bから
高圧室34へと吐出される。そして、高圧室34に吐出
された作動油は、第1,第2通路39a,39bの各オ
リフィス41,42を通過して吐出ポート40から油圧
アクチュエータ70へと供給される一方、サイドプレー
ト29の第1,第2の導通孔54,55を通して第1の
作動室31と第2の作動室32に導入される。
【0037】このとき、第1,第2オリフィス41,4
2の前後に差圧が生じ、その差圧が制御バルブ57の弁
体59に作用するが、弁体59はこの差圧が設定値に達
するまではリターンスプリング63によって高圧流体室
60側に押し付けられ、排出通路56を閉じている。し
たがって、第2の作動室32の圧力は外部に排出される
ことがなく、第1の作動室31とほぼ同圧に維持されて
おり、カムリング26は、図3に示すように、付勢スプ
リング46の力によって最大偏心位置に維持され、第
1,第2オリフィス41,42の前後差圧が設定圧以上
になるまでの間は吐出流量はロータ24の回転速度の上
昇に略比例して増加する。
【0038】ロータ24の回転速度が上昇し、第1,第
2オリフィス41,42の前後差圧が設定圧以上になる
と、制御バルブ57の弁体59がその差圧によって低圧
流体室61方向に変位し、その変位に応じた開口面積で
もって排出通路56を開口する。これにより、第2の作
動室32内の作動油が排出通路56に排出され、同作動
室32の圧力は排出通路56の開口面積に応じた圧力に
減圧される。したがって、カムリング26は第1,第2
オリフィス41,42の前後差圧に応じて変位し、設定
吐出流量となるようにポンプ容量を調整する。
【0039】そして、このときカムリング26が変位す
ると、それに追従してフィードバックプランジャ45が
軸方向に変位し、第1オリフィス41の開口面積をその
変位に応じて調整する。したがって、カムリング26が
偏心量を減少させる方向(第2の作動室32方向)に変
位すると、その変位に応じて第1オリフィス41の開口
面積が縮小される。この結果、ベーンポンプはロータ2
4の回転速度と相反して吐出流量を減少させ、所謂フロ
ーダウン特性を呈することとなる。
【0040】また、このベーンポンプの運転中には、ロ
ータ24の各ベーン背圧室73には、サイドプレート2
9の圧力導入口74a,74bを介して吐出通路39の
作動油が導入されるため、各ベーン25はこの吐出通路
39の圧力を受けてカムリング26の内周面に押し付け
られる。また、このとき各ベーン25はカムリング26
による案内作用によってベーンスロット70内を進退作
動し、各ベーン背圧室73では容積が連続的に増減変化
することとなる。
【0041】しかし、このベーンポンプの場合、カムリ
ング26が最大に偏心した状態において、吸入領域aに
位置されるベーン背圧室73の流量合計がロータ24の
回転角の進行に拘らず常時一定となるようにカムリング
26のプロファイルが設定されているため、吸入領域a
に位置されるベーン背圧室73の流量変動が吐出流量の
変動を引き起こす不具合も生じない。
【0042】ここで、吸入領域aのベーン背圧室73の
流量合計が一定となる様子を図9の特性図によって確認
すると、例えば、ロータ24のある回転角において最初
に同図中の下段図示のようにベーン25が配置されてい
たとして、ここから同図中の上段図示のベーン25の位
置までロータ24が2分の1ピッチ回転すると、この
間、第1比例領域cと第2比例領域dを夫々3枚のベー
ン25が移動し、両領域のベーン25の速度増加分と減
少分(ベーン背圧室73の流量増加分と減少分)が常に
相殺し合うこととなる。そして、さらにここからロータ
24が2分の1ピッチ回転すると、この間、第1比例領
域cと第2比例領域dを夫々2枚のベーン25が移動す
ると同時に、定速度領域gと0速度領域e,fを各1枚
のベーン25が移動し、この場合もやはり両領域のベー
ン25の速度増加分と減少分(ベーン背圧室73の流量
増加分と減少分)が相殺し合うこととなる。
【0043】したがって、この可変容量型ベーンポンプ
においては、カムリング26が最大に偏心した状態での
吐出流量の変動を低減することができるため、エンジン
回転速度が遅く騒音が運転者の耳障りとなり易い運転下
において吐出騒音を確実に低減することができる。
【0044】また、この実施形態においては、カムリン
グ26内に開口する吸入口71の始端部と終端部に径方
向外側寄りに収斂するノッチ76,77を設けたため、
カムリング26が最大偏心位置から偏心量を減少させる
方向に移動した場合であっても、カムリング26のプロ
ファイルと吸入口71との位置関係を一定に維持するこ
とができる。したがって、カムリング26が最大偏心位
置から移動した場合においても、吸入領域aにおけるベ
ーン背圧室73の合計流量の変動をできる限り抑えるこ
とができる。
【0045】尚、以上の実施形態ではロータが13枚の
ベーン25を持つベーンポンプについて説明したが、ベ
ーン枚数が14枚,12枚,11枚,10枚,9枚,8
枚,7枚等の他の枚数のベーンポンプについてもカムリ
ング26のプロファイルを変えることによって同様の効
果を得ることができる。このようにベーン枚数を変えた
ときのカムリング26のプロファイルは、例えば、図1
0〜図16に示すようなベーン25の移動速度特性とな
るように設定する。このプロファイルの設定にあたって
は、第1比例領域と第2比例領域の間に設ける定速度領
域をベーンピッチの2分の1ピッチの適宜倍数(整数
倍)に設定することにより、第1比例領域cに進入する
ベーン25のタイミングと第2比例領域dに進入する別
のベーン25のタイミングを正確に合致させることがで
きる。ただし、図13に破線で示す場合のように、ベー
ンの枚数によっては定速度領域gを無くすことも可能で
ある。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明は、カムリングの偏
心量が最大のときに、吸入領域側のベーン背圧室の流量
合計が常時一定となるようにカムリングのプロファイル
を設定したため、低速運転時には吸入領域側のベーン背
圧室全体の容積変動が生じなくなり、吐出流量の変動が
抑制される結果、吐出流量の変動に起因する耳障りな騒
音を確実に低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略構成図。
【図2】同実施形態を示す縦断面図。
【図3】同実施形態を示すもので、カムリングの偏心量
が最大のときの図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】同実施形態を示すもので、図2のA−A断面、
B−B断面、C−C断面、D−D断面を組み合わせた油
圧回路図。
【図5】同実施形態を示すサイブプレートの正面図。
【図6】同実施形態を示すもので、カムリングが最大偏
心位置にあるときにおける図2のA−A線にほぼ沿う断
面図。
【図7】同実施形態を示すもので、カムリングが最大偏
心位置から移動したときにおける図2のA−A線にほぼ
沿う断面図。
【図8】同実施形態と従来の技術におけるベーン位置−
ロータ回転角特性と、ベーン移動速度−ロータ回転角特
性を示すグラフ。
【図9】同実施形態のベーン移動速度−ロータ回転角特
性を示すグラフ。
【図10】14枚ベーンの実施形態のベーン移動速度−
ロータ回転角特性を示すグラフ。
【図11】12枚ベーンの実施形態のベーン移動速度−
ロータ回転角特性を示すグラフ。
【図12】11枚ベーンの実施形態のベーン移動速度−
ロータ回転角特性を示すグラフ。
【図13】10枚ベーンの実施形態のベーン移動速度−
ロータ回転角特性を示すグラフ。
【図14】9枚ベーンの実施形態のベーン移動速度−ロ
ータ回転角特性を示すグラフ。
【図15】8枚ベーンの実施形態のベーン移動速度−ロ
ータ回転角特性を示すグラフ。
【図16】7枚ベーンの実施形態のベーン移動速度−ロ
ータ回転角特性を示すグラフ。
【図17】従来の技術を示す概略構成図。
【図18】同技術の場合のベーン移動速度−ロータ回転
角特性を示すグラフ。
【符号の説明】
23…駆動軸 24…ロータ 25…ベーン 26…カムリング 31…第1の作動室 32…第2の作動室 37…吸入通路 39…吐出通路 41…第1オリフィス(メインオリフィス) 42…第2オリフィス(メインオリフィス) 70…ベーンスロット 71…吸入口 73…ベーン背圧室 76,77…ノッチ c…第1比例領域 d…第2比例領域 g…定速度領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H040 AA03 BB05 BB11 CC10 DD03 DD11 3H044 AA02 BB05 CC11 DD03 DD35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射方向に複数のベーンスロットを有
    し、その各ベーンスロットにベーンが出没自在に取り付
    けられるとともに、駆動軸によって回転駆動されるロー
    タと、このロータの周域に同ロータに対して偏心移動可
    能に配置され、ロータとその周域の隣接する各ベーンと
    の間に複数のポンプ室を形成するカムリングと、このカ
    ムリング内の吸入領域と吐出領域に夫々連通する吸入通
    路及び吐出通路と、この吐出通路に介装されたオリフィ
    スと、このオリフィスの前後差圧に応じた圧力により、
    カムリングをロータに対する偏心量が減少する方向と増
    大する方向に夫々押圧する第1の作動室及び第2の作動
    室と、前記各ベーンの基部とベーンスロットの間に形成
    され、前記吐出通路に連通するベーン背圧室と、を備
    え、前記オリフィスの前後差圧に応じてカムリングを偏
    心移動させることによって吐出流量を制御するととも
    に、前記各ベーン背圧室に吐出通路の作動油を導入する
    ことによって各ベーンをカムリングの内面に押し付ける
    可変容量型ベーンポンプにおいて、 前記カムリングの内面のプロファイルを、ロータに対す
    るカムリングの偏心量が最大のときに、吸入領域に位置
    されるベーン背圧室の流量合計がロータの回転角の進行
    に拘らず常時一定となるように形成したことを特徴とす
    る可変容量型ベーンポンプ。
  2. 【請求項2】 カムリングの吸入領域におけるプロファ
    イルは、ロータの回転角の進行に対するベーンの半径方
    向の移動速度特性が、正勾配の第1比例領域と、この第
    1比例領域と勾配角の絶対値の等しい負勾配の第2比例
    領域とを持ち、かつ、前記第1,第2比例領域に常時同
    枚数のベーンが位置されるように形成したことを特徴と
    する請求項1に記載の可変容量型ベーンポンプ。
  3. 【請求項3】 前記移動速度特性は、第1比例領域と第
    2比例領域の間に、隣接するベーン間のピッチの2分の
    1ピッチの整数倍の定速度領域を持つことを特徴とする
    請求項2に記載の可変容量型ベーンポンプ。
  4. 【請求項4】 カムリングの側部を摺動可能に閉塞する
    側部壁に、カムリング内の吸入領域のベーン背圧室に開
    口する略円弧状の吸入口が設けられた請求項1〜3のい
    ずれかに記載の可変容量型ベーンポンプにおいて、 前記吸入口の始端側と終端側の少なくとも一方に、カム
    リングの偏心移動に伴なう同リング側面と前記吸入口と
    のオーバーラップによってカムリングの内部に対する吸
    入口の開口位置がカムリングの円周方向ほぼ一定位置に
    維持されるようにノッチを形成したことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の可変容量型ベーンポン
    プ。
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