JP2003097218A - 組立式ノズルダイアフラムおよびその組立方法 - Google Patents

組立式ノズルダイアフラムおよびその組立方法

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    • Y10T29/4932Turbomachine making
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タービンノズルの構造に改良を加えて簡素化
し、溶接施工を行わなくとも容易に組立てができる組立
式ノズルダイアフラムおよびその組立方法を提供する。 【解決手段】本発明に係る組立式ノズルダイアフラム
は、内径側に開口し、その周方向に連続した溝23を有
するダイアフラム外輪15と、外径側に開口したその周
方向に連続した溝28を有するダイアフラム内輪16
と、一端に前記ダイアフラム外輪用植込み部12を備え
るとともに、他端にダイアフラム内輪用植込み部13を
備えるノズル翼14とを設けた組立式ノズルダイアフラ
ムにおいて、ダイアフラム外輪15の内径側に開口した
溝23と、ノズル翼14のダイアフラム外輪用植込み部
12とは、その周方向に対してのみ嵌合する形状を有す
るとともに、ダイアフラム内輪16の外径側に開口した
溝28とノズル翼14のダイアフラム内輪用植込み部1
3とは、その周方向および径方向のうち、いずれか一方
に対して嵌合する形状を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気タービンに適
用する組立式ノズルダイアフラムおよびその組立方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、大容量の蒸気タービンでは、タ
ービンノズル(タービン静翼)とタービン動翼とを組み
合わせて段落を構成し、この段落を蒸気の流れ方向に沿
って複数配置する、いわゆる軸流形式のものが多い。
【0003】この軸流形式の蒸気タービンには、大別し
て反動タイプと衝動タイプとの二つのタイプがある。
【0004】この衝動タイプは、蒸気の持つ熱エネルギ
を上述のタービンノズルでより多くの膨張仕事をさせ、
膨張仕事後の蒸気を上述のタービン動翼で転向流にして
次の段落に案内するようになっている。
【0005】このように、蒸気の持つ熱エネルギの大部
分を運動エネルギに変換するタービンノズルは、その蒸
気入口側とその蒸気出口側とで大きな圧力差が発生する
ため、この圧力差に対処してダイアフラム構造を採用し
ており、その構成として図24に示すものがある。
【0006】図24に示すダイアフラム構造のタービン
ノズルは、環状体1を水平継手面2で二つ割りにし、環
状列に配置するノズル翼(ノズル板)3の両端をダイア
フラム外輪4とダイアフラム内輪5とで支持するととも
に、タービン軸(図示せず)に対峙するダイアフラム内
輪5の内周側にラビリンスパッキン取付け用溝6を備え
る構成になっている。
【0007】また、タービンノズルは、ノズル翼3をダ
イアフラム外輪4およびダイアフラム内輪5に接続させ
る際、図25に示すように、当て板7a,7bを介装さ
せて溶接部8a,8bで固設する、いわゆる溶接タイプ
になっている。
【0008】一方、図30に示すような蒸気の流れをそ
の入口部で左右に分流する、いわゆる対向流(複流)形
式の蒸気タービンにおいては、第1分流用ノズル翼49
および第2分流用ノズル翼50のそれぞれの頂部側を第
1分流用ダイアフラム外輪52、第2分流用ダイアフラ
ム外輪53のそれぞれで支持させる際、溶接部54a,
54bを用いて固設し、さらに第1分流用ノズル翼49
および第2分流用ノズル翼50のそれぞれの底部側を共
用する共用ダイアフラム内輪51を用い、溶接部54
c,54dで固設していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図25に示す溶接タイ
プのタービンノズルは、長年に亘って使用されてきた実
績のあるものではあるが、近年益々激しくなる国際競争
の中で、市場からの高性能化と低コスト化への要求が一
段と厳しくなってきている。このため、このような要望
に照らして考察してみると、従来、あまり大きな問題に
なっていなかった幾つかの点が解決すべき重要な事項に
なってきている。
【0010】(1)溶接タイプのタービンノズルの場
合、溶接歪に起因する製作誤差が引き起こす性能低下 溶接歪がもたらす最も深刻な影響は、蒸気通路の内外径
寸法が設計値からずれることにある。例えば、設計値で
は、図26に示すように、蒸気通路9の翼ルート部(根
元部)10および翼チップ部(頂部)11をともに一直
線上に形成する、いわゆるラップ(段差)なし状態に計
画していても、溶接歪の影響を受けると、現実的には、
図27に示すように、設計値を基準位置にすると翼ルー
ト部10と翼チップ部11ともに正(+)または負
(−)のラップが出ている。
【0011】このラップの正負を基にタービン段落効率
を実験により確認してみると、図28に示すように、ラ
ップの正負が大きくなるにつれてタービン段落効率が低
下することがわかった。このため、溶接歪を最小に抑え
る手法を試行錯誤で見出しても自ずと限界があり、長年
の使用の結果、再び大きな正負のラップが出ることがあ
った。
【0012】また、負のラップが出ることを想定し、設
計時点から図示の矢印ARの正の位置に設定する、いわ
ゆるオフセットデザインの考えを導入し、運転時、ター
ビン段落効率を最高値Mmaxに維持する試みもなされ
ているが、自ずと限界があった。
【0013】(2)溶接施工工数が多いためコスト低減
化が困難 図29は、溶接タイプのタービンノズルにおける製作コ
ストの構成比を円グラフで表わした一例である。この例
では、溶接費が全製作費のうち、約38%に達してい
る。このため、素材費や加工費を低コストにする工夫を
行っても限界がある。また、溶接の100%機械化、自
動化が難しいため、溶接費そのものを低減化することも
難しい。
【0014】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、タービンノズルの構造に改良を加えて簡素
化し、溶接施工を行わなくとも容易に組立てができる組
立式ノズルダイアフラムおよびその組立方法を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る組立式ノズ
ルダイアフラムは、上述の目的を達成するために、請求
項1に記載したように、内径側に開口し、その周方向に
連続した溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口
したその周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪
と、一端に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えると
ともに、他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備え
るノズル翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおい
て、前記ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前
記ノズル翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周
方向に対してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記
ダイアフラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼
のダイアフラム内輪用植込み部とは、その周方向および
径方向のうち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有
するものである。
【0016】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項2に記載
したように、ダイアフラム外輪用植込み部は、蒸気の流
れに向う上流側面を突き出し状のフック部とこの突き出
し状のフック部に連続して設けられる段状のブロック部
とを組み合わせて形成するとともに、前記突き出し状の
フック部および前記段状のブロック部が周方向に延伸し
ているものである。
【0017】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項3に記載
したように、ダイアフラム内輪用植込み部は、中間位置
に凸状の柱片を形成し、この凸状の柱片が周方向に延伸
しているものである。
【0018】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項4に記載
したように、ダイアフラム外輪は、入口に突き出し状の
フック部を備える袋状の溝を周方向に向って形成するも
のである。
【0019】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項5に記載
したように、ダイアフラム内輪は、凹陥状の溝を周方向
に向って形成するものである。
【0020】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項6に記載
したように、内径側に開口し、その周方向に連続した溝
を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその周
方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端に
前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、他
端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル翼
とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記ダ
イアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノズル翼
のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向に対し
てのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイアフラ
ム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダイアフ
ラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方向のう
ち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、前記ダ
イアフラム外輪用植込み部と前記ダイアフラム外輪との
嵌合隙間を0.03〜0.12mmの範囲に設定するも
のである。
【0021】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項7に記載
したように、0.03〜0.12mmの範囲に設定する
ダイアフラム外輪用植込み部とダイアフラム外輪との嵌
合隙間は、前記ダイアフラム外輪用植込み部の頭部側の
蒸気の流れに平行な面の間および前記ダイアフラム外輪
用植込み部の上流側面の径方向の面の間のうち、いずれ
か少なくとも一方であることを特徴とするものである。
【0022】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項8に記載
したように、内径側に開口し、その周方向に連続した溝
を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその周
方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端に
前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、他
端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル翼
とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記ダ
イアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノズル翼
のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向に対し
てのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイアフラ
ム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダイアフ
ラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方向のう
ち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、前記ダ
イアフラム内輪用植込み部と前記ダイアフラム内輪との
嵌合隙間を0.03〜0.12mmの範囲に設定するも
のである。
【0023】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項9に記載
したように、0.03〜0.12mmの範囲に設定する
ダイアフラム内輪用植込み部とダイアフラム内輪との嵌
合隙間は、前記ダイアフラム内輪用植込み部の柱片の径
方向の面の間であることを特徴とするものである。
【0024】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項10に記
載したように、内径側に開口し、その周方向に連続した
溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその
周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端
に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、
他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル
翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記
ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノズル
翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向に対
してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイアフ
ラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダイア
フラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方向の
うち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、前記
ダイアフラム外輪用植込み部を、蒸気の流れに向う上流
側面と蒸気の流れに沿う下流側面とのそれぞれに突き出
し状のフック部と、この突き出し状のフック部に連続し
て設けられる段状のブロック部と、この段状のブロック
部に連続して設けられる突き出し状の基底部とを組み合
わせて形成するものである。
【0025】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項11に記
載したように、内径側に開口し、その周方向に連続した
溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその
周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端
に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、
他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル
翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記
ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノズル
翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向に対
してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイアフ
ラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダイア
フラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方向の
うち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、前記
ダイアフラム外輪用植込み部を、径方向に向う柱片とこ
の柱片に連続して設けられる突き出し状の基底部とを組
み合わせて構成するものである。
【0026】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項12に記
載したように、内径側に開口し、その周方向に連続した
溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその
周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端
に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、
他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル
翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記
ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノズル
翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向に対
してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイアフ
ラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダイア
フラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方向の
うち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、前記
ダイアフラム外輪用植込み部の蒸気の流れに向う上流側
面を、突き出し状のフック部とこのフック部に連続して
設けられる段状のブロック部とこのブロック部に連続し
て設けられる突き出し状の基底部とを組み合わせて形成
し、前記ブロック部にリング片を装着し、前記ダイアフ
ラム外輪に設ける固定手段で前記ダイアフラム外輪用植
込み部に押圧力を与えるものである。
【0027】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項13に記
載したように、内径側に開口し、その周方向に連続した
溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその
周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端
に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、
他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル
翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記
ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノズル
翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向に対
してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイアフ
ラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダイア
フラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方向の
うち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、前記
ダイアフラム外輪用植込み部の蒸気の流れに向う上流側
面を、突き出し状のフック部とこのフック部に連続して
設けられる段状のブロック部とこのブロック部に連続し
て設けられる突き出し状の基底部とで組み合わせて形成
し、前記ダイアフラム外輪用植込み部と前記ダイアフラ
ム外輪との嵌合面にがたつき防止片を備えるものであ
る。
【0028】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項14に記
載したように、がたつき防止片は、ダイアフラム外輪用
植込み部の頭部側の蒸気の流れに平行な面の間および前
記ダイアフラム外輪用植込み部の上流側面の径方向の面
の間のうち、いずれか少なくとも一方に設置するもので
ある。
【0029】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項15に記
載したように、がたつき防止片は、ダイアフラム外輪用
植込み部の頭部側の上流側面の角部に設置するものであ
る。
【0030】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項16に記
載したように、内径側に開口し、その周方向に連続した
溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその
周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端
に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、
他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル
翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記
ダイアフラム内輪は、前記ノズル翼と一体形成したノズ
ル翼内周側部材を備えるものである。
【0031】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項17に記
載したように、ダイアフラム外輪は、ダイアフラム外輪
用植込み部との嵌合面にがたつき防止片を備えたもので
ある。
【0032】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項18に記
載したように、内径側に開口し、その周方向に連続した
溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその
周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端
に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、
他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル
翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記
ダイアフラム外輪と前記ダイアフラム内輪とで支持され
た前記ノズル翼を分流する流体の流れに沿って対向流位
置に配置するとともに、前記対向流位置に配置する前記
ノズル翼を共用ダイアフラム内輪で支持するものであ
る。
【0033】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項19に記
載したように、内径側に開口し、その周方向に連続した
溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその
周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端
に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、
他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル
翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記
ダイアフラム外輪と前記ダイアフラム内輪とで支持され
た前記ノズル翼を流体の流れに沿って複数のタービン段
落に亘って配置するとともに、前記流体の流れに沿って
複数のタービン段落に亘って配置する前記ノズル翼のそ
れぞれの前記ダイアフラム外輪用植込み部を共用の多段
落用ダイアフラム外輪で支持させたものである。
【0034】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムは、上述の目的を達成するために、請求項20に記
載したように、内径側に開口し、その周方向に連続した
溝を有するダイアフラム外輪と、一端に前記ダイアフラ
ム外輪用植込み部を備えるとともに、他端にダイアフラ
ム内輪を備えるノズル翼とを備えた組立式ノズルダイア
フラムにおいて、前記ダイアフラム内輪にプレートを挿
着したものである。
【0035】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムの組立方法は、上述の目的を達成するために、請求
項21に記載したように、内径側に開口し、その周方向
に連続した溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開
口し、その周方向に連続した溝を有するダイアフラム内
輪と、一端に前記ダイアフラム外輪の溝と嵌合するダイ
アフラム外輪用植込み部を備えるとともに、他端に前記
ダイアフラム内輪の溝と嵌合するダイアフラム内輪用植
込み部を備えるノズル翼とを設けた組立式ノズルダイア
フラムの組立方法において、環状体の前記ダイアフラム
外輪を構成するようにほぼ180度の水平継手面位置で
二分割にしたダイアフラム外輪上半部およびダイアフラ
ム外輪下半部を加工する工程と、環状体の前記ダイアフ
ラム内輪を構成するようにほぼ180度の水平継手面位
置で二分割にしたダイアフラム内輪上半部およびダイア
フラム内輪下半部を加工する工程と、前記ダイアフラム
外輪上半部および前記ダイアフラム内輪下半部を加工す
る工程と、前記ダイアフラム外輪上半部および前記ダイ
アフラム外輪下半部のうち、一方の水平継手面からの他
方の水平継手面に向って前記ノズル翼のダイアフラム外
輪用植込み部を嵌合させ1本ずつ予め定められた本数を
順次周方向に挿入する工程と、前記一方の水平継手面お
よび他方の水平継手面のそれぞれで止め片により前記挿
入された複数のノズル翼を固定する工程と、前記ダイア
フラム内輪上半部および前記ダイアフラム内輪下半部を
前記ノズル翼の内輪用植込み部にその内径方向から挿入
する工程と、前記挿入したダイアフラム内輪およびダイ
アフラム内輪下半部の両水平継手面のそれぞれで止め片
により前記挿入された複数のノズル翼を固定する工程
と、予め決められた本数のノズル翼と一体化された前記
ダイアフラム内輪上半部と前記ダイアフラム外輪上半部
と、予め決められた本数のノズル翼と一体化された前記
ダイアフラム内輪下半部と前記ダイアフラム外輪下半部
とを各水平継手面で固定する工程とからなることを特徴
とする方法である。
【0036】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムの組立方法は、上述の目的を達成するために、請求
項22に記載したように、ダイアフラム外輪用植込み部
とダイアフラム外輪との嵌合隙間を0.03〜0.12
mmの範囲に設定する方法である。
【0037】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムの組立方法は、上述の目的を達成するために、請求
項23に記載したように、0.03〜0.12mmの範
囲に設定するダイアフラム外輪用植込み部とダイアフラ
ム外輪との嵌合隙間は、前記ダイアフラム外輪用植込み
部の頭部側の蒸気の流れに平行な面の間および前記ダイ
アフラム外輪用植込み部の上流側面の径方向の面の間の
うち、いずれか少なくとも一方であることを特徴とする
方法である。
【0038】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムの組立方法は、上述の目的を達成するために、請求
項24に記載したように、ダイアフラム内輪用植込み部
と前記ダイアフラム内輪との嵌合隙間を0.03〜0.
12mmの範囲に設定する方法である。
【0039】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムの組立方法は、上述の目的を達成するために、請求
項25に記載したように、0.03〜0.12mmの範
囲に設定するダイアフラム内輪用植込み部とダイアフラ
ム内輪との嵌合隙間は、前記ダイアフラム内輪用植込み
部の柱片の径方向であることを特徴とする方法である。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る組立式ノズル
ダイアフラムおよびその組立方法の実施形態を図面およ
び図面に付した符号を引用して説明する。
【0041】図31は組立式ノズルダイアフラムを具備
した軸流蒸気タービン100の段落部を示すものであ
り、タービンケーシング101に取り付けられたダイア
フラム外輪102とダイアフラム内輪103とにノズル
翼104が固定され、ノズル翼流路が形成されている。
このノズル翼流路の下流側には複数枚の動翼106が配
設されている。動翼106はロータホイール105の外
周に周方向に所定間隔で列状に植設されており、動翼1
06の外周端には動翼内の作動流体の漏洩を防止するカ
バー107が装着されている。
【0042】なお、図31において蒸気STは図中右方
向(上流側)より左方向(下流側)へと流れる。また、
以下に記載の各実施形態においては、特に記載してなく
とも、本発明の組立式ノズルダイアフラムを蒸気タービ
ンに適用した場合には、図31の位置に設けるものとし
て説明する。
【0043】図1は、本発明に係る組立式ノズルダイア
フラムの第1実施形態を示す縦断面図である。
【0044】本実施形態に係る組立式ノズルダイアフラ
ムは、両端にダイアフラム外輪用植込み部12とダイア
フラム内輪用植込み部13とを備えるノズル翼(ノズル
板)14と、ダイアフラム外輪用植込み部12を嵌装さ
せ、ノズル翼(ノズル板)14の頭部側を支持するダイ
アフラム外輪15と、ダイアフラム内輪用植込み部13
を嵌装させ、ノズル翼(ノズル板)14の底部側を支持
するダイアフラム内輪16とを備えて構成されている。
【0045】ダイアフラム外輪用植込み部12は、図2
および図3に示すように、ノズル翼14と精密鋳造で作
製するか、あるいはノズル翼素体から機械加工により一
体削り出しにして成形加工する。そして、蒸気STの流
れに向かう上流側面19は、その全体を突き出し状に形
成するとともに、フック部17と段状に形成するブロッ
ク部18とを備え、このような上流側面19が周方向
(蒸気の流れに対して垂直面上の動翼回転方向)に延伸
した環状ブロック体に形成されている。
【0046】また、ダイアフラム内輪用植込み部13
は、図2および図3に示すダイアフラム外輪用植込み部
12と同様に、ノズル翼14と精密鋳造するか、あるい
はノズル翼素体から機械加工により一体削り出しにして
成形加工する。そして、その中間部分には凸状の柱片2
0を備え、この柱片20が周方向に延伸した環状ブロッ
ク体に形成されている。
【0047】一方、ダイアフラム外輪用植込み部12を
嵌装させるダイアフラム外輪15は、図4に示すよう
に、環状体として成形加工し、水平継手面HJS1で外
輪上半部21と外輪下半部22とに区分けする半割れの
二分割になっている。この半割れの二分割のダイアフラ
ム外輪15は、図5に示すように、袋状の溝23の入口
に突き出し状のフック部24を備え、このフック部24
でダイアフラム外輪用植込み部12における段状のブロ
ック部18に押圧力を与えるとともに、そのフック部1
7を係合支持するようになっている。
【0048】すなわち、ダイアフラム外輪15の袋状の
溝23およびフック部24が存在することにより、ノズ
ル翼14のダイアフラム外輪用植込み部12は、水平継
手面HJS1でのみ互いに嵌合、挿入することが可能と
なり、その他の領域ではダイアフラム外輪15にノズル
翼14を挿入することはできない。
【0049】そして、ダイアフラム外輪15に形成する
袋状の溝23にダイアフラム外輪用植込み部12を次々
に嵌入させ、全周にダイアフラム外輪用植込み部12が
配置されると、ダイアフラム外輪15は、図4に示すよ
うに、外輪上半部21と外輪下半部22とをボルト25
a,25bで固設する。なお、ダイアフラム外輪15
は、蒸気タービンのケーシング(図示せず)に係合して
支持される。
【0050】他方、ダイアフラム内輪用植込み部13を
嵌装させるダイアフラム内輪16は、ダイアフラム外輪
15と同様に、図6に示すように、環状体として成形加
工し、水平継手面HJS2で内輪上半部26と内輪下半
部27とに区分けする半割れの二分割になっている。こ
の半割れの二分割のダイアフラム内輪16は、図7に示
すように、頭部側(外径側)に凹陥状の溝28を備える
とともに、底部側(内径側)にラビリンスパッキン用溝
29を備え、頭部側の凹陥状の溝28にダイアフラム内
輪用植込み部13を嵌入させ、さらに底部側のラビリン
スパッキン用溝29にラビリンスパッキン30を嵌装さ
せた後、図6に示すように、内輪上半部26と内輪下半
部27とをキー(図示せず)で継ぐようになっている。
【0051】すなわち、ダイアフラム内輪16とノズル
翼14のダイアフラム内輪用植込み部13とは単純な凹
陥状の溝28と凸状の柱片20により嵌合する構造のた
め、ダイアフラム内輪16を、水平継手面HJS2から
周方向に移動させてノズル翼14のダイアフラム内輪用
植込み部13を順次挿入する必要は無く、単に内径方向
(図7の下方向から上方向)から挿入することが可能で
ある。
【0052】また、半割れ二分割のダイアフラム外輪1
5およびダイアフラム内輪16のうち、外内輪上半部2
1,26および外内輪下半部22,27のそれぞれは、
ダイアフラム外輪用植込み部12およびダイアフラム内
輪用植込み部13のそれぞれをダイアフラム外輪15お
よびダイアフラム内輪16のそれぞれに嵌装させた後、
図9に示す水平継手面HJS1,HJS2で、止め片3
1a,31bのそれぞれをダイアフラム外輪15とダイ
アフラム外輪用植込み部12およびダイアフラム内輪1
6とダイアフラム内輪用植込み部13とのそれぞれに跨
って装着し、固設させるようになっている。なお、ダイ
アフラム外輪用植込み部12のダイアフラム外輪15へ
の固設、さらに、ダイアフラム内輪用植込み部13のダ
イアフラム内輪16への固設は、例えば、図10に示す
ように、ピン等の固定部材32a,32bを用いてもよ
い。
【0053】また、本実施形態は、ダイアフラム外輪用
植込み部12のダイアフラム外輪15への嵌入、さら
に、ダイアフラム内輪用植込み部13のダイアフラム内
輪16への嵌入は、ノズルの翼14の1本ずつを行って
いるが、この例に限らず、例えば、図8に示すように、
3枚等、複数枚のノズル翼14を綴ってダイヤフラム外
輪15とダイアフラム内輪16とで支持させるノズルダ
イアフラムブロック体33にしてもよい。
【0054】一方、ダイアフラム外輪15にダイアフラ
ム外輪用植込み部12を嵌装させる場合、ダイアフラム
外輪15とダイアフラム外輪用植込み部12との嵌合寸
法は、図1に示すように、ダイアフラム外輪用植込み部
12の頭部側の蒸気STの流れ方向の面に沿って0.0
3〜0.12mmの隙間を形成する一方、段状のブロッ
ク部18の径方向側(蒸気STの流れ方向と直交する
側)の面の間を0.03〜0.12mmの隙間を形成す
るのが最も好ましい範囲である。
【0055】また、ダイアフラム内輪16にダイアフラ
ム内輪用植込み部13を嵌装させる場合、ダイアフラム
内輪16とダイアフラム内輪用植込み部13との嵌合寸
法は、図1に示すように、ダイアフラム内輪用植込み部
13の柱片20の径方向側(蒸気STの流れ方向と直交
する側)を0.03〜0.12mmの隙間が最も好まし
い範囲である。
【0056】ダイアフラム外輪用植込み部12のダイア
フラム外輪15への嵌合寸法およびダイアフラム内輪用
植込み部13のダイアフラム内輪16への嵌合寸法のそ
れぞれをともに、0.03〜0.12mmの範囲に設定
するのは、0.03mm以下にすると、手作業で組立て
ができなくなり、また0.12mmを超えると、遊びが
でき、運転中にガタツキが発生することに基づく。ま
た、これら嵌合寸法は、FEM(有限要素法)解析、モ
ックアップ試験等でも最も適正値であることが確認され
た。
【0057】このように、本実施形態は、ノズル翼(ノ
ズル板)14の一端にダイアフラム外輪用植込み部12
を備えるとともに、その他端にダイアフラム内輪用植込
み部13を備え、ダイアフラム外輪用植込み部12を嵌
装させる溝23をダイアフラム外輪15に設ける一方、
ダイアフラム内輪用植込み部13を嵌装させる溝28を
ダイアフラム内輪16に設け、各溝23,28にダイア
フラム外輪用植込み部12およびダイアフラム内輪用植
込み部13の溶接施工作業を必要としない簡易な組立構
造にしているので、タービンノズル組立ての際、蒸気通
路34を設計値寸法に維持させ、より一層高いタービン
段落効率でタービンノズルを運転させることができ、か
つ溶接施工費を伴わない低コストでタービンノズルを運
転させることができる。
【0058】次に本発明に係る組立式ノズルダイアフラ
ムの組立方法について説明する。
【0059】図21は、本発明に係る組立式ノズルダイ
アフラムの組立方法の組立手順を示す概略ブロック図で
ある。
【0060】完成時、環状体となるダイアフラム外輪1
5およびダイアフラム内輪16は、製作時、それぞれほ
ぼ180度位置にて二分割されたダイアフラム外輪上半
部21とダイアフラム外輪下半部22、ダイアフラム内
輪上半部26とダイアフラム内輪下半部27としてそれ
ぞれ別々に製作される。そしてこれらの上半部21,2
6および下半部22,27には、ノズル翼14が嵌合す
る溝が予め加工される。すなわち、ダイアフラム外輪上
半部21とダイアフラム外輪下半部22には袋状の溝2
3やフック部24が、ダイアフラム内輪上半部26とダ
イアフラム内輪下半部27には凹陥状の溝28がそれぞ
れ加工される。なお、これらの溝は予めノズル翼14の
ダイアフラム外輪用植込み部12およびダイアフラム内
輪用植込み部13と嵌合するよう形状が決められる。
【0061】次に、この加工された溝23およびフック
部24に、水平継手面HJS1のいずれか一方から順次
ノズル翼14を挿入する。挿入されるノズル翼14の本
数は、このダイアフラムの中心径(PCD)とノズル翼
14の翼間ピッチとから予め決められる。
【0062】次に、挿入されたノズル翼14のうち、最
初と最後に挿入されたノズル翼14、すなわちダイアフ
ラム外輪15の水平継手面HJS1に面した2個のノズ
ル翼14は、ダイアフラム外輪15に固定される止め片
31aにより外輪の溝からノズル翼14が脱落しないよ
うに周方向に対して固定される。よって、挿入されたノ
ズル翼14は、これらのノズル翼14に設けられたダイ
アフラム外輪用植込み部12のフック部17とダイアフ
ラム外輪15の袋状の溝23が、ノズル翼14に設けら
れたダイアフラム外輪用植込み部12のブロック部18
とダイアフラム外輪15のフック部24が、それぞれ嵌
合することにより蒸気の流れ方向およびノズル翼長手方
向に対して固定されており、特にダイアフラム外輪15
とノズル翼14のダイアフラム外輪用植込み部12とは
ボルト、ピン等の機械的手段や溶接等の固定手段は用い
る必要はない。一方、周方向は水平継手面HJS1に設
けられた止め片31aにて溝からの抜け防止がされてい
るのみであり、周方向に隣接する互いの翼同士の接触に
より固定される。そして、このノズル翼14に設けられ
たダイアフラム外輪用植込み部12とダイアフラム外輪
15の嵌合する部分の隙間は0.03〜0.12mmの
範囲が組立易さや組立後の蒸気による振動等の関係から
最適であることが、実験やFEM解析から確認されてい
る。
【0063】次に、ノズル翼14が挿入されたダイアフ
ラム外輪15に、ダイアフラム内輪16をノズル翼14
のダイアフラム内輪用植込み部13側から嵌合させる。
そして、この嵌合部は、ダイアフラム内輪16に設けら
れた凹陥状の溝28とノズル翼14のダイアフラム内輪
用植込み部13に設けられた凸状の柱片20とで構成さ
れた単純な形状のため、上述のダイアフラム外輪15に
ノズル翼14を水平継手面HJS1から順次挿入する手
順をとる必要は無く、単にノズル翼14のダイアフラム
内輪用植込み部13側から嵌合すれば良い。なお、この
ノズル翼14に設けられたダイアフラム内輪用植込み部
13とダイアフラム内輪16の嵌合する部分の隙間は
0.03〜0.12mmの範囲が組立易さや組立後の蒸
気による振動等の関係から最適であることが、実験やF
EM解析から確認されている。
【0064】次に、このダイアフラム内輪16とノズル
翼14を止め片31bを用いて固定する。この止め片3
1bは、ノズル翼14を周方向に対して固定するととも
に、ノズル翼14のダイアフラム内輪用植込み部13と
ダイアフラム内輪16とを固定し、ダイアフラム内輪1
6の脱落を防止するものである。
【0065】最後に、ダイアフラム外輪15、ノズル翼
14およびダイアフラム内輪16が一体に形成されたダ
イアフラム上半部(もしくはダイアフラム下半部)と同
様に形成されたダイアフラム下半部(もしくはダイアフ
ラム上半部)とを、その水平継手面同士を合わせ、予め
一方のダイアフラム外輪15に設けたボルト穴と他方に
設けたネジ部を用いてボルトにて結合することによりノ
ズルダイアフラムが完成する。
【0066】このような方法を用いることにより、ノズ
ル翼14がダイアフラム内輪16およびダイアフラム外
輪15に対して固定されていないため、運転中にノズル
翼に不具合が起こっても、不具合が生じたノズル翼のみ
交換することが可能となり、従来のようにダイアフラム
全体を交換する必要は無くなる。
【0067】また、ノズル翼14とダイアフラム内輪1
6およびダイアフラム外輪15との嵌合隙間を0.03
〜0.12mmに設定しているため、ノズル翼の挿入作
業についても問題なく、運転時の蒸気による振動も機械
的な固定を行わなくてもがたつき無く運転可能となる。
【0068】図11は、本発明に係る組立式ノズルダイ
アフラムの第2実施形態を示す縦断面図である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一構成部分には同一符号を
付す。
【0069】本実施形態に係る組立式ノズルダイアフラ
ムは、ダイアフラム外輪15に袋T字状の溝35を形成
する一方、この溝35に嵌合させるダイアフラム外輪用
植込み部12のうち、蒸気STの流れに向う上流側面3
6と蒸気STの流れに沿う下流側面37とのそれぞれに
突き出し状のフック部38a,38bと、このフック部
に連続する段状のブロック部39a,39bと、このブ
ロック部に連続する突き出し状の基底部40とを備えて
いる。
【0070】これら連続したフック部38a,38b、
ブロック部39a,39bおよび基底部40は、とも
に、ノズル翼14と精密鋳造で作製するか、あるいはノ
ズル翼素体から機械加工により一体削り出しにして成形
加工するもので、周方向(蒸気STの流れに対して垂直
面、動翼回転方向)に延伸形成されている。なお、他の
構成部分は、第1実施形態の構成部分と同一なので、そ
の説明を省略する。
【0071】このように、本実施形態は、ダイアフラム
外輪15に袋T字状の溝35を形成するとともに、ダイ
アフラム外輪用植込み部12のうち、上流側面36と下
流側面37とのそれぞれを、連続するフック部38a,
38b、ブロック部39a,39bおよび基底部40で
形成し、ダイアフラム外輪15の溝35にダイアフラム
外輪用植込み部12のフック部38a,38bおよびブ
ロック部39a,39bを嵌装させ、溶接施工作業を必
要としない簡易な組立構造にしているので、タービンノ
ズルの組立の際、蒸気通路43を設計値寸法に維持さ
せ、より一層高いタービン段落効率でタービンノズルを
運転させることができ、かつ溶接施工費を伴わない低コ
ストでタービンノズルを運転させることができる。
【0072】なお、本実施形態は、ダイアフラム外輪1
5に形成する袋T字状の溝35に、上流側面36および
下流側面37のそれぞれに突き出し状のフック部38
a,38b、段状のブロック部39a,39bおよび突
き出し状の基底部40で形成する、いわゆるI形状のダ
イアフラム外輪用植込み部12を嵌装しているが、この
例に限らず、例えば、図12(第3実施形態)に示すよ
うに、ダイアフラム外輪15に形成する径方向(蒸気S
T流れに直交する方向)に向う凹陥状の溝41に、径方
向に向う柱片42と突き出し状の基底部40とで形成す
るダイアフラム外輪用植込み部12を嵌装させてもよ
い。
【0073】なお、第2実施形態の組立式ノズルダイア
フラムの組立方法の組立手順は、第1実施形態の組立手
順と同一手順で組立可能なので、その説明を省略する。
【0074】図13は、本発明に係る組立式ノズルダイ
アフラムの第4実施形態を示す縦断面図である。なお、
第2実施形態の構成部分と同一構成部分には同一符号を
付す。
【0075】本実施形態に係る組立式ノズルダイアフラ
ムは、ダイアフラム外輪15に、入口側に突き出し状の
フック部24を備える袋状の溝35を形成する一方、こ
の溝35に嵌合させるダイアフラム外輪用植込み部12
のうち、蒸気STの流れに向う上流側面36を、突き出
し状のフック部38aと段状のブロック部39aと突き
出し状の基底部40とを組み合わせて形成するととも
に、ブロック部39aに分割するリング片44を装着
し、ダイアフラム外輪15に設けるボルト45でリング
片44を介してダイアフラム外輪用植込み部12に押圧
力を与え、ダイアフラム外輪用植込み部12とダイアフ
ラム外輪15との合わせ面46をシールするものであ
る。なお、他の構成部分は、第1実施形態の構成部分と
同一なので、その説明を省略する。また、連続するフッ
ク部38a、ブロック部39aおよび基底部40は、と
もに、ノズル翼14と精密鋳造で作製するか、あるいは
ノズル翼素体から機械加工により一体削り出しにして成
形加工されている。
【0076】このように、本実施形態は、ダイアフラム
外輪15にダイアフラム外輪用植込み部12を嵌合およ
び固定する際、リング片44を介装し、ダイアフラム外
輪15に設けるボルト45の押圧力を利用してダイアフ
ラム外輪用植込み部12とダイアフラム外輪15との合
わせ面46をシールするので、運転中、タービンノズル
のがたつきを確実に防止することができ、タービンノズ
ルに安定運転を行なわせることができる。
【0077】また、本実施形態は、ボルト45の押圧力
を利用してダイアフラム外輪用植込み部12とダイアフ
ラム外輪15との合わせ面46をシールするので、ダイ
アフラム外輪用植込み部12とダイアフラム外輪15と
の嵌合隙間の精度を高くする必要がなく、加工コストの
低減化を図ることができる。
【0078】なお、第4実施形態の組立式ノズルダイア
フラムの組立方法の組立手順を図22の概略ブロック図
に示す。第1実施形態の組立式ノズルダイアフラムの組
立方法と異なる点は、ダイアフラム外輪にノズル翼を挿
入して行く際に、ノズル翼を加えてがたつき防止片も一
緒に挿入して行く点と、このがたつき防止片をダイアフ
ラム外輪のフック部に設けたボルトにより締め付けるこ
とにより各ノズル翼を固定して行く点である。その他の
手順は、図21に示した第1実施形態の組立手順と同一
であるので、その説明を省略する。
【0079】図14は、本発明に係る組立式ノズルダイ
アフラムの第5実施形態を示す縦断面図である。なお、
第2実施形態の構成部分と同一構成部分には同一符号を
付す。
【0080】本実施形態に係る組立式ノズルダイアフラ
ムは、ダイアフラム外輪15に、入口側に突き出し状の
フック部24を備える袋状の溝35を形成する一方、こ
の溝35に嵌合させるダイアフラム外輪用植込み部12
のうち、蒸気STの流れに向う上流側面36を突き出し
状フック部38aと段状のブロック部39aと突き出し
状の基底部40とを組み合わせて形成するとともに、突
き出し状フック部38aの頭部側の蒸気STの流れに沿
って平行な側のダイアフラム外輪15との合わせ面46
aおよびダイアフラム外輪用植込み部12の上流側面の
フック部38aの径方向側の合わせ面46bのそれぞれ
にがたつき防止片47a,47bを備えたものである。
この場合、がたつき防止片47aは、ダイアフラム外輪
用植込み部12の蒸気STの流れ方向(蒸気タービン軸
方向)のがたつきを防止するものであり、また、がたつ
き防止片47bは、ダイアフラム外輪用植込み部12の
径方向(蒸気STの流れに直交する方向)のがたつきを
防止するものである。なお、他の構成部分は、第1実施
形態の構成部分と同一なので、その説明を省略する。ま
た、連続するフック部38a、ブロック部39aおよび
基底部40は、ともに、ノズル翼14と精密鋳造で作製
するか、あるいはノズル翼素体から機械加工により一体
削り出しにして成形加工されている。
【0081】このように、本実施形態は、ダイアフラム
外輪15にダイアフラム外輪用植込み部12を嵌合およ
び固定する際、ダイアフラム外輪用植込み部12のう
ち、突き出し状のフック部38aの頭部側の蒸気STの
流れに沿って平行なダイアフラム外輪15との合わせ面
46aおよびフック部38aの径方向側のダイアフラム
外輪15との合わせ面46bのそれぞれにがたつき防止
片47a,47bを備えているので、運転中のがたつき
を確実に防止することができ、タービンノズルに安定運
転を行わせることができる。
【0082】また、本実施形態は、各合わせ面46a,
46bにがたつき防止片47a,47bを備えているの
で、ダイアフラム外輪用植込み部12とダイアフラム外
輪15との嵌合隙間の精度を高くする必要がなく、加工
コストの低減化を図ることができる。
【0083】なお、本実施形態は、ダイアフラム外輪用
植込み部12のうち、突き出し状のフック部38aの頭
部側の蒸気STの流れに沿って平行なダイアフラム外輪
15との合わせ面46aおよびフック状部38aの径方
向側のダイアフラム外輪15との合わせ面46bのそれ
ぞれにがたつき防止片47a,47bを備えたが、この
例に限らず、例えば、図15の第6実施形態に示すよう
に、ダイアフラム外輪用植込み部12のうち、突き出し
状のフック部38aの頭部側の上流側面36の角部(肩
部)にがたつき防止片47cを備えてもよい。特に、突
き出し状のフック部38aの角部にがたつき防止片47
cを備えると、ダイアフラム外輪用植込み部12の蒸気
STの流れ方向および蒸気STの流れに直交する方向の
両方向のがたつきを防止できる点で有効である。
【0084】図16は、本発明に係る組立式ノズルダイ
アフラムの第7実施形態を示す縦断面図である。なお、
第2実施形態の構成部分と同一構成部分には同一符号を
付す。
【0085】本実施形態に係る組立式ノズルダイアフラ
ムは、ノズル翼(ノズル板)14の一端に設けるダイア
フラム外輪用植込み部12と、このダイアフラム外輪用
植込み部12を嵌装させるダイアフラム外輪15とを、
図14に示す第4実施形態と同一構成にするとともに、
ノズル翼14の他端に一体形成したノズル翼内周側部材
48を設けたものである。つまり、本実施形態は、図1
4に示すダイアフラム内輪用植込み部13およびダイア
フラム内輪に代えてノズル翼内周側部材48をノズル翼
14に一体形成したものである。ノズル翼14とタービ
ン軸(図示せず)との距離が短い場合に有効な適用例で
ある。
【0086】なお、第5実施形態から第7実施形態の組
立式ノズルダイアフラムの組立方法の組立手順を図23
の概略ブロック図に示す。第1実施形態の組立式ノズル
ダイアフラムの組立方法と異なる点は、ダイアフラム外
輪にノズル翼を挿入して行く際に、ノズル翼に加えてが
たつき防止片も一緒に挿入して行く点であり、その他の
手順は、図21に示した第1実施形態の組立手順と同一
であるので、その説明を省略する。
【0087】図17は、本発明に係る組立式ノズルダイ
アフラムの第8実施形態を示す縦断面図である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一構成部分には同一符号を
付す。
【0088】本実施形態に係る組立式ノズルダイアフラ
ムは、蒸気STの流れを左右に分流する、いわゆる対向
流(複流)形式の蒸気タービンに適用するもので、第1
分流用ノズル翼49および第2分流用ノズル翼50の底
部側のそれぞれの第1分流用ダイアフラム内輪植込み部
55、第2分流用ダイアフラム内輪植込み部56のそれ
ぞれに凸状の柱片57,58を備え、柱片57,58を
共用する共用ダイアフラム内輪51に嵌装させたもので
ある。
【0089】なお、第1分流用ノズル翼49の第1分流
用ダイアフラム外輪植込み部55および第2分流用ノズ
ル翼50の第2分流用ダイアフラム外輪植込み部56の
それぞれに嵌装する第1分流用ダイアフラム外輪52お
よび第2分流用ダイアフラム外輪53のそれぞれは、第
1実施形態の構成と同一なので、ここでは説明を省略す
る。
【0090】このように、本実施形態は、第1分流用ノ
ズル翼49の第1分流用ダイアフラム内輪植込み部5
5、第2分流用ノズル翼50の第2分流用ダイアフラム
内輪植込み部56のそれぞれを共用する共用ダイアフラ
ム内輪51に嵌装させたので、製造コストおよび製造工
数をより一層低減することができ、従来のように溶接に
基づくひずみの問題もなく蒸気タービンに適用した場合
より長く安定した運転を継続して行わせることができ
る。
【0091】なお、本第8実施形態は、対向流形式の蒸
気タービンの適用例について説明したが、この対向流形
式の蒸気タービンに限らず、例えば図20に示すよう
に、第1段落用ノズル翼59と第2段落用ノズル翼60
とのそれぞれを溶接部61a,61b,61c,61d
を介して固設する第1段落用ダイアフラム外輪62と、
この第1段落用ダイアフラム内輪62と第2段落ノズル
ダイアフラム外輪64とをボルト66で接続する、いわ
ゆる抱き合わせタービン段落に嵌合構造の組立式を適用
してもよい。
【0092】この場合、第1段落用ノズルダイアフラム
外輪62および第2段落用ノズルダイアフラム外輪64
のみに組立式を適用してもよく、第1段落用ノズルダイ
アフラム内輪63および第2段落用ノズルダイアフラム
内輪65までも範囲を広げて適用してもよい。
【0093】図18は、本発明に係る組立式ノズルダイ
アフラムの第9実施形態を示す縦断面図である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一構成部分には同一符号を
付す。
【0094】本実施形態に係る組立式ノズルダイアフラ
ムは、蒸気通路34を通る蒸気STの流れに沿って配置
する、例えば第1段落用ノズル翼59の第1段落用ノズ
ルダイアフラム外輪植込み部67、第2段落用ノズル翼
60の第2段落用ダイアフラム外輪植込み部68等の多
段落用ダイアフラム外輪植込み部69を一つにまとめた
多段落用ダイアフラム外輪70に嵌装させたものであ
る。
【0095】なお、他の構成部分は、上述第1実施形態
の構成部分と同一なので、ここでは説明を省略する。
【0096】このように、本実施形態は、例えば一つ一
つの第1段落用ノズル翼59の第1段落用ダイアフラム
外輪植込み部67、第2段落用ノズル翼60の第2段落
用ダイアフラム外輪植込み部68等の多段落用ダイアフ
ラム外輪植込み部69を多段落用ダイアフラム外輪70
に嵌装させたので、組立て作業にあたり、組立工数およ
び作業者の労力をより一層低減させることができる。
【0097】図19は、本発明に係る組立式ノズルダイ
アフラムの第10実施形態を示す縦断面図である。な
お、第1実施形態の構成部分と同一構成部分には同一符
号を付す。
【0098】本実施形態に係る組立式ノズルダイアフラ
ムは、ダイアフラム内輪16に周方向に沿って、例えば
固定式のプレート71を挿着したものである。
【0099】なお、他の構成部分には、第1実施形態の
構成部分と同一なので、ここでは説明を省略する。
【0100】このように、本実施形態は、ダイアフラム
内輪16に固定式のプレート71を挿着して剛性を高め
たので、蒸気流れの間断的な変動や圧力変動に起因して
発生する不測の振動に基づく亀裂等に対して対処するこ
とができる。本実施形態は、特にダイアフラム内輪の剛
性が低い場合、有効である。
【0101】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る組立式ノズ
ルダイアフラムは、例えば蒸気タービンに適用した場
合、ノズル翼の一端に備えるダイアフラム外輪用植込み
部をダイアフラム外輪に嵌装させるとともに、ノズル翼
の他端に備えるダイアフラム内輪用植込み部をダイアフ
ラム内輪に嵌装させる簡易な組立構造方式を用いている
ので、蒸気通路の通路幅を設計値寸法のとおりに維持さ
せることができ、タービンノズルにタービン段落効率の
より一層高い運転を行わせることができる。
【0102】また、本発明に係る組立式ノズルダイアフ
ラムの組立方法は、ノズル翼がダイアフラム内外輪に対
して、自在に移動できるようになっているので、運転
中、ノズル翼に亀裂等の損傷が発生しても、損傷等のノ
ズル翼のみを交換すれば足り、従来のようにダイアフラ
ム全体を交換する必要がなく、交換作業をより一層短縮
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第1
実施形態を示す縦断面図。
【図2】図1に示すダイアフラム外輪およびダイアフラ
ム内輪から抜き出したノズル翼を示す図。
【図3】図2のノズル翼の前縁の斜め方向から見た斜視
図。
【図4】図1に示すノズル翼から抜き出したダイアフラ
ム外輪を示す図。
【図5】図4に示すV−V矢視方向切断断面図。
【図6】図1に示すノズル翼から抜き出したダイアフラ
ム内輪を示す図。
【図7】図6に示すVII−VII矢視方向切断断面
図。
【図8】ノズル翼を複数枚綴りにすることを示す斜視
図。
【図9】ダイアフラム外輪およびダイアフラム内輪の水
平継手面を示す図。
【図10】ダイアフラム外輪およびダイアフラム内輪の
水平継手面の変形例を示す図。
【図11】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
2実施形態を示す縦断面図。
【図12】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
3実施形態を示す縦断面図。
【図13】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
4実施形態を示す縦断面図。
【図14】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
5実施形態を示す縦断面図。
【図15】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
6実施形態を示す縦断面図。
【図16】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
7実施形態を示す縦断面図。
【図17】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
8実施形態を示す縦断面図。
【図18】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
9実施形態を示す縦断面図。
【図19】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
10実施形態を示す縦断面図。
【図20】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
11実施形態を示す縦断面図。
【図21】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
1実施形態から第2実施形態の組立方法の手順を示すフ
ロー図。
【図22】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
4実施形態の組立手順を示すフロー図。
【図23】本発明に係る組立式ノズルダイアフラムの第
5実施形態から第7実施形態の組立手順を示すフロー
図。
【図24】従来の半割れ状態のノズルダイアフラムを示
す斜視図。
【図25】従来の溶接タイプのノズルダイアフラムを示
す図。
【図26】設計上の蒸気通路の通路幅を説明するために
用いた図。
【図27】従来の実際上の蒸気通路の通路幅を説明する
ために用いた図。
【図28】蒸気通路幅のラップ変動がタービン段落効率
に与える変動を示す線図。
【図29】従来のタービンノズルの製作費の内訳を示す
円グラフ。
【図30】従来の溶接タイプで、かつ対向流(複流)形
式のノズルダイアフラムを示す図。
【図31】組立式ノズルダイアフラムを具備した軸流蒸
気タービンの概略縦断面図。
【符号の説明】
1 環状体 2 水平継手面 3 ノズル翼 4 ダイアフラム外輪 5 ダイアフラム内輪 6 ラビリンスパッキン取付け用溝 7a,7b 当て板 8a,8b 溶接部 9 蒸気通路 10 翼ルート部 11 翼チップ部 12 ダイアフラム外輪用植込み部 13 ダイアフラム内輪用植込み部 14 ノズル翼 15 ダイアフラム外輪 16 ダイアフラム内輪 17 フック部 18 ブロック部 19 上流側面 20 柱片 21 外輪上半部 22 外輪下半部 23 溝 24 フック部 25a,25b ボルト 26 内輪上半部 27 内輪下半部 28 溝 29 ラビリンスパッキン溝 30 ラビリンスパッキン 31a,31b 止め片 32a,32b 固定部材 33 ノズルダイアフラムブロック体 34 蒸気通路 35 溝 36 上流側面 37 下流側面 38a,38b フック部 39a,39b ブロック部 40 基底部 41 溝 42 柱片 43 蒸気通路 44 リング片 45 ボルト 46a,46b 合わせ面 47a,47b,47c がたつき防止片 48 ノズル翼内周側部材 49 第1分流用ノズル翼 50 第2分流用ノズル翼 51 共用ダイアフラム内輪 52 第1分流用ダイアフラム外輪 53 第2分流用ダイアフラム外輪 54a,54b 54c,54d 55 第1分流用ダイアフラム内輪植込み部 56 第2分流用ダイアフラム内輪植込み部 57,58 柱片 59 第1段落用ノズル翼 60 第2段落用ノズル翼 61a,61b,61c,61d 溶接部 62 第1段落用ダイアフラム外輪 63 第1段落用ダイアフラム内輪 64 第2段落用ダイアフラム外輪 65 第2段落用ダイアフラム内輪 66 ボルト 67 第1段落用ダイアフラム外輪植込み部 68 第2段落用ダイアフラム外輪植込み部 69 多段落用ダイアフラム外輪植込み部 70 多段落用ダイアフラム外輪 71 プレート 100 蒸気タービン 101 タービンケーシング 102 ダイアフラム外輪 103 ダイアフラム内輪 104 ノズル翼 105 ロータホイール 106 動翼 107 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 健一 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 3G002 GA07 GA11 GA14

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内径側に開口し、その周方向に連続した
    溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその
    周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端
    に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、
    他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル
    翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記
    ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノズル
    翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向に対
    してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイアフ
    ラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダイア
    フラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方向の
    うち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有すること
    を特徴とする組立式ノズルダイアフラム。
  2. 【請求項2】 ダイアフラム外輪用植込み部は、蒸気の
    流れに向う上流側面を突き出し状のフック部とこの突き
    出し状のフック部に連続して設けられる段状のブロック
    部とを組み合わせて形成するとともに、前記突き出し状
    のフック部および前記段状のブロック部が周方向に延伸
    していることを特徴とする請求項1記載の組立式ノズル
    ダイアフラム。
  3. 【請求項3】 ダイアフラム内輪用植込み部は、中間位
    置に凸状の柱片を形成し、この凸状の柱片が周方向に延
    伸していることを特徴とする請求項1記載の組立式ノズ
    ルダイアフラム。
  4. 【請求項4】 ダイアフラム外輪は、入口に突き出し状
    のフック部を備える袋状の溝を周方向に向って形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の組立式ノズルダイアフ
    ラム。
  5. 【請求項5】 ダイアフラム内輪は、凹陥状の溝を周方
    向に向って形成することを特徴とする請求項1記載の組
    立式ノズルダイアフラム。
  6. 【請求項6】 内径側に開口し、その周方向に連続した
    溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその
    周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端
    に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、
    他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル
    翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記
    ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノズル
    翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向に対
    してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイアフ
    ラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダイア
    フラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方向の
    うち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、前記
    ダイアフラム外輪用植込み部と前記ダイアフラム外輪と
    の嵌合隙間を0.03〜0.12mmの範囲に設定する
    ことを特徴とする組立式ノズルダイアフラム。
  7. 【請求項7】 0.03〜0.12mmの範囲に設定す
    るダイアフラム外輪用植込み部とダイアフラム外輪との
    嵌合隙間は、前記ダイアフラム外輪用植込み部の頭部側
    の蒸気の流れに平行な面の間および前記ダイアフラム外
    輪用植込み部の上流側面の径方向の面の間のうち、いず
    れか少なくとも一方であることを特徴とする請求項6記
    載の組立式ノズルダイアフラム。
  8. 【請求項8】 内径側に開口し、その周方向に連続した
    溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したその
    周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一端
    に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるとともに、
    他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノズル
    翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、前記
    ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノズル
    翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向に対
    してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイアフ
    ラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダイア
    フラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方向の
    うち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、前記
    ダイアフラム内輪用植込み部と前記ダイアフラム内輪と
    の嵌合隙間を0.03〜0.12mmの範囲に設定する
    ことを特徴とする組立式ノズルダイアフラム。
  9. 【請求項9】 0.03〜0.12mmの範囲に設定す
    るダイアフラム内輪用植込み部とダイアフラム内輪との
    嵌合隙間は、前記ダイアフラム内輪用植込み部の柱片の
    径方向の面の間であることを特徴とする請求項8記載の
    組立式ノズルダイアフラム。
  10. 【請求項10】 内径側に開口し、その周方向に連続し
    た溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したそ
    の周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一
    端に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるととも
    に、他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノ
    ズル翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、
    前記ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノ
    ズル翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向
    に対してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイ
    アフラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダ
    イアフラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方
    向のうち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、
    前記ダイアフラム外輪用植込み部を、蒸気の流れに向う
    上流側面と蒸気の流れに沿う下流側面とのそれぞれに突
    き出し状のフック部と、この突き出し状のフック部に連
    続して設けられる段状のブロック部と、この段状のブロ
    ック部に連続して設けられる突き出し状の基底部とを組
    み合わせて形成することを特徴とする組立式ノズルダイ
    アフラム。
  11. 【請求項11】 内径側に開口し、その周方向に連続し
    た溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したそ
    の周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一
    端に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるととも
    に、他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノ
    ズル翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、
    前記ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノ
    ズル翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向
    に対してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイ
    アフラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダ
    イアフラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方
    向のうち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、
    前記ダイアフラム外輪用植込み部を、径方向に向う柱片
    とこの柱片に連続して設けられる突き出し状の基底部と
    を組み合わせて構成することを特徴とする組立式ノズル
    ダイアフラム。
  12. 【請求項12】 内径側に開口し、その周方向に連続し
    た溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したそ
    の周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一
    端に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるととも
    に、他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノ
    ズル翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、
    前記ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノ
    ズル翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向
    に対してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイ
    アフラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダ
    イアフラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方
    向のうち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、
    前記ダイアフラム外輪用植込み部の蒸気の流れに向う上
    流側面を、突き出し状のフック部とこのフック部に連続
    して設けられる段状のブロック部とこのブロック部に連
    続して設けられる突き出し状の基底部とを組み合わせて
    形成し、前記ブロック部にリング片を装着し、前記ダイ
    アフラム外輪に設ける固定手段で前記ダイアフラム外輪
    用植込み部に押圧力を与えることを特徴とする組立式ノ
    ズルダイアフラム。
  13. 【請求項13】 内径側に開口し、その周方向に連続し
    た溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したそ
    の周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一
    端に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるととも
    に、他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノ
    ズル翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、
    前記ダイアフラム外輪の内径側に開口した溝と、前記ノ
    ズル翼のダイアフラム外輪用植込み部とは、その周方向
    に対してのみ嵌合する形状を有するとともに、前記ダイ
    アフラム内輪の外径側に開口した溝と前記ノズル翼のダ
    イアフラム内輪用植込み部とは、その周方向および径方
    向のうち、いずれか一方に対して嵌合する形状を有し、
    前記ダイアフラム外輪用植込み部の蒸気の流れに向う上
    流側面を、突き出し状のフック部とこのフック部に連続
    して設けられる段状のブロック部とこのブロック部に連
    続して設けられる突き出し状の基底部とで組み合わせて
    形成し、前記ダイアフラム外輪用植込み部と前記ダイア
    フラム外輪との嵌合面にがたつき防止片を備えることを
    特徴とする組立式ノズルダイアフラム。
  14. 【請求項14】 がたつき防止片は、ダイアフラム外輪
    用植込み部の頭部側の蒸気の流れに平行な面の間および
    前記ダイアフラム外輪用植込み部の上流側面の径方向の
    面の間のうち、いずれか少なくとも一方に設置すること
    を特徴とする請求項13記載の組立式ノズルダイアフラ
    ム。
  15. 【請求項15】 がたつき防止片は、ダイアフラム外輪
    用植込み部の頭部側の上流側面の角部に設置することを
    特徴とする請求項13記載の組立式ノズルダイアフラ
    ム。
  16. 【請求項16】 内径側に開口し、その周方向に連続し
    た溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したそ
    の周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一
    端に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるととも
    に、他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノ
    ズル翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、
    前記ダイアフラム内輪は、前記ノズル翼と一体形成した
    ノズル翼内周側部材を備えることを特徴とする組立式ノ
    ズルダイアフラム。
  17. 【請求項17】 ダイアフラム外輪は、ダイアフラム外
    輪用植込み部との嵌合面にがたつき防止片を備えたこと
    を特徴とする請求項16記載の組立式ノズルダイアフラ
    ム。
  18. 【請求項18】 内径側に開口し、その周方向に連続し
    た溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したそ
    の周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一
    端に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるととも
    に、他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノ
    ズル翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、
    前記ダイアフラム外輪と前記ダイアフラム内輪とで支持
    された前記ノズル翼を分流する流体の流れに沿って対向
    流位置に配置するとともに、前記対向流位置に配置する
    前記ノズル翼を共用ダイアフラム内輪で支持することを
    特徴とする組立式ノズルダイアフラム。
  19. 【請求項19】 内径側に開口し、その周方向に連続し
    た溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口したそ
    の周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一
    端に前記ダイアフラム外輪用植込み部を備えるととも
    に、他端に前記ダイアフラム内輪用植込み部を備えるノ
    ズル翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムにおいて、
    前記ダイアフラム外輪と前記ダイアフラム内輪とで支持
    された前記ノズル翼を流体の流れに沿って複数のタービ
    ン段落に亘って配置するとともに、前記流体の流れに沿
    って複数のタービン段落に亘って配置する前記ノズル翼
    のそれぞれの前記ダイアフラム外輪用植込み部を共用の
    多段落用ダイアフラム外輪で支持させたことを特徴とす
    る組立式ノズルダイアフラム。
  20. 【請求項20】 内径側に開口し、その周方向に連続し
    た溝を有するダイアフラム外輪と、一端に前記ダイアフ
    ラム外輪用植込み部を備えるとともに、他端にダイアフ
    ラム内輪を備えるノズル翼とを備えた組立式ノズルダイ
    アフラムにおいて、前記ダイアフラム内輪にプレートを
    挿着したことを特徴とする組立式ノズルダイアフラム。
  21. 【請求項21】 内径側に開口し、その周方向に連続し
    た溝を有するダイアフラム外輪と、外径側に開口し、そ
    の周方向に連続した溝を有するダイアフラム内輪と、一
    端に前記ダイアフラム外輪の溝と嵌合するダイアフラム
    外輪用植込み部を備えるとともに、他端に前記ダイアフ
    ラム内輪の溝と嵌合するダイアフラム内輪用植込み部を
    備えるノズル翼とを設けた組立式ノズルダイアフラムの
    組立方法において、環状体の前記ダイアフラム外輪を構
    成するようにほぼ180度の水平継手面位置で二分割に
    したダイアフラム外輪上半部およびダイアフラム外輪下
    半部を加工する工程と、環状体の前記ダイアフラム内輪
    を構成するようにほぼ180度の水平継手面位置で二分
    割にしたダイアフラム内輪上半部およびダイアフラム内
    輪下半部を加工する工程と、前記ダイアフラム外輪上半
    部および前記ダイアフラム内輪下半部を加工する工程
    と、前記ダイアフラム外輪上半部および前記ダイアフラ
    ム外輪下半部のうち、一方の水平継手面からの他方の水
    平継手面に向って前記ノズル翼のダイアフラム外輪用植
    込み部を嵌合させ1本ずつ予め定められた本数を順次周
    方向に挿入する工程と、前記一方の水平継手面および他
    方の水平継手面のそれぞれで止め片により前記挿入され
    た複数のノズル翼を固定する工程と、前記ダイアフラム
    内輪上半部および前記ダイアフラム内輪下半部を前記ノ
    ズル翼の内輪用植込み部にその内径方向から挿入する工
    程と、前記挿入したダイアフラム内輪およびダイアフラ
    ム内輪下半部の両水平継手面のそれぞれで止め片により
    前記挿入された複数のノズル翼を固定する工程と、予め
    決められた本数のノズル翼と一体化された前記ダイアフ
    ラム内輪上半部と前記ダイアフラム外輪上半部と、予め
    決められた本数のノズル翼と一体化された前記ダイアフ
    ラム内輪下半部と前記ダイアフラム外輪下半部とを各水
    平継手面で固定する工程とからなることを特徴とする組
    立式ノズルダイアフラムの組立方法。
  22. 【請求項22】 ダイアフラム外輪用植込み部とダイア
    フラム外輪との嵌合隙間を0.03〜0.12mmの範
    囲に設定することを特徴とする請求項21記載の組立式
    ノズルダイアフラムの組立方法。
  23. 【請求項23】 0.03〜0.12mmの範囲に設定
    するダイアフラム外輪用植込み部とダイアフラム外輪と
    の嵌合隙間は、前記ダイアフラム外輪用植込み部の頭部
    側の蒸気の流れに平行な面の間および前記ダイアフラム
    外輪用植込み部の上流側面の径方向の面の間のうち、い
    ずれか少なくとも一方であることを特徴とする請求項2
    2記載の組立式ノズルダイアフラムの組立方法。
  24. 【請求項24】 ダイアフラム内輪用植込み部と前記ダ
    イアフラム内輪との嵌合隙間を0.03〜0.12mm
    の範囲に設定することを特徴とする請求項21記載の組
    立式ノズルダイアフラムの組立方法。
  25. 【請求項25】 0.03〜0.12mmの範囲に設定
    するダイアフラム内輪用植込み部とダイアフラム内輪と
    の嵌合隙間は、前記ダイアフラム内輪用植込み部の柱片
    の径方向であることを特徴とする請求項24記載の組立
    式ノズルダイアフラムの組立方法。
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