JP2007298040A - 回転機械及びブリング組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸気タービン(100)用のブリング組立体(152)を提供する。
【解決手段】本ブリング組立体(152)は、合せ面(184)を含みかつ実質的に半円形の断面輪郭を有する第1の部材(180)と、合せ面を含みかつ実質的に半円形の断面輪郭を有する第2の部材(182)とを含む。第2の部材は、第1の部材と同一でありかつ合せ面に沿って第1の部材に対して結合される。第1の部材及び第2の部材の各々は、複数の円周方向に間隔を置いて配置された翼形部を含む。複数の翼形部の各々は、半径方向外側ブリング部分(156)と半径方向内側ブリング部分(160)との間で延びる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、総括的には回転機械に関し、より具体的には、回転機械内で使用するためのブリング組立体に関する。
少なくとも幾つかの公知の蒸気タービンは、直列の流れ関係で、蒸気入口、タービン及び蒸気出口を含む限定された蒸気通路を有する。これらの蒸気タービンの多くは、回転部材に結合された回転バケットつまりタービンブレードに向けて蒸気の流れを導く固定ノズルセグメントを含む。少なくとも幾つかの固定ノズルセグメントは、蒸気流を導くのを可能にする複数の翼形部を含む。関連するバケットの列と協働する各ノズルセグメントは通常、タービン段と呼ばれ、ほとんどの公知の蒸気タービンは、複数の段を含む。
幾つかの公知の蒸気タービンは、シュラウドと呼ばれることもある半円形の半径方向最外側部分を有し、この最外側部分は、半円形の翼形部部分と結合される。そのような翼形部部分は一般的に、シュラウド内に形成されたダブテール溝内に挿入された半円形バンドに対して複数の翼形部を結合することによって組み立てられる。異なる蒸気タービン構成部品は異なる製造工程、仕様及び/又は公差で形成さることになるので、それらの構成部品は、累積公差として知られる累積寸法偏差を有する状態で組み立てられる可能性があり、この累積寸法偏差が、全許容差を超えるおそれがある。累積公差は、製造コストを増大させかつ/又は蒸気タービンの効率を低下させるおそれがあるので、一般的に個々の構成部品の公差は、組立時に生じる可能性がある累積公差を軽減するのを可能にするために小さくする必要があることになる。
さらに、幾つかの公知の蒸気タービンは、プレツイストの状態で組立体内に挿入された翼形部を含む。プレツイストは、関連する翼形部内に所定の応力を生じさせ、これが、作動中に生じる可能性がある動的応力を吸収しかつ減衰させると共に長期間にわたる翼形部摩耗及び不整列を減少させるのを可能にする。しかしながら、関連する工具及び製造環境における微細な変動により、上述のプレツイストを形成する際に厳格な工程制御公差を維持する困難さが増大し、プレツイストによって得られるあらゆる利点が打ち消される可能性がある。
米国特許第7,001,145号公報 米国特許第6,969,231号公報 米国特許第6,908,279号公報 米国特許第6,896,482号公報 米国特許第6,786,699号公報 米国特許第6,722,848号公報 米国特許第6,340,286号公報 米国特許第6,139,019号公報 米国特許第6,761,530号公報 米国特許第5,088,894号公報
1つの態様では、回転機械を組み立てる方法を提供する。回転機械は、ロータの周りで少なくとも部分的に延びるケーシングを含む。本方法は、合せ面を含みかつ実質的に半円形の断面輪郭を有する少なくとも2つの実質的に同一の部材を準備する段階を含む。本方法はまた、実質的に円形のリングが形成されかつ合せ面が実質的に水平な接合部を形成するように、少なくとも2つの部材をそれらの合せ面において互いに結合することによってブリング組立体を組み立てる段階を含む。本方法はさらに、ブリング組立体の所定の半径方向部分内に、実質的に同心、円形かつ環状の半径方向内側及び外側部分並びに翼形部部分を機械加工する段階を含む。
別の態様では、蒸気タービン用のブリング組立体を提供する。本ブリング組立体は、合せ面と実質的に半円形の断面輪郭とを有する第1の部材を含む。本ブリング組立体はまた、合せ面と実質的に半円形の断面輪郭とを有する第2の部材を含む。第2の部材は、第1の部材と同一でありかつ合せ面に沿って第1の部材に対して結合される。第1及び第2の部材の各々は、複数の円周方向に間隔を置いて配置された翼形部を含む。複数の翼形部の各々は、半径方向外側ブリング部分と半径方向内側ブリング部分との間で延びる。
さらに別の態様では、回転機械を提供する。本回転機械は、少なくとも1つのロータと、少なくとも1つのロータの周りで少なくとも部分的に円周方向に延びる少なくとも1つの固定機械ケーシングとを含む。本回転機械はまた、ケーシングとロータとの間で延びるブリング組立体を含む。ブリング組立体は、第1の部材と第2の部材とを含む。第1の部材は、合せ面を含みかつ実質的に半円形の断面輪郭を有する。第2の部材は、合せ面を含みかつ実質的に半円形の断面輪郭を有する。第2の部材は、第1の部材と同一でありかつ合せ面に沿って第1の部材に対して結合される。第1及び第2の部材の各々は、複数の円周方向に間隔を置いて配置された翼形部を含む。複数の翼形部の各々は、半径方向外側ブリング部分と半径方向内側ブリング部分との間で延びる。
図1は、例示的な対向流蒸気タービンエンジン100の概略断面図であり、蒸気タービンエンジン100は、高圧(HP)セクション102と中圧(IP)セクション104とを含む。HPシェルつまりケーシング106は、軸方向にそれぞれ上半及び下半セクション108及び110に分割される。同様に、IPシェル112は、軸方向にそれぞれ上半及び下半セクション114及び116に分割される。この例示的な実施形態では、シェル106及び108は、内側ケーシングである。それに代えて、シェル106及び108は、外側ケーシングである。HPセクション102とIPセクション104との間に配置された中央セクション118は、高圧蒸気入口120と中圧蒸気入口122とを含む。HPセクション102及びIPセクション104は、ケーシング106及び112内に、それぞれジャーナル軸受126及び128によって支持された単一軸受スパンとして配置される。蒸気シール装置130及び132が、それぞれ各ジャーナル軸受126及び128の内側寄りに設置される。この例示的な実施形態では、シェル106及び108は、外側ケーシングである。それに代えて、シェル106及び108は、内側ケーシングである。
環状のセクション仕切板134が、HPセクション102とIPセクション104との間で延びるロータシャフト140に向かって中央セクション118から半径方向内向きに延びる。より具体的には、仕切板134は、第1のHPセクション入口ノズル136と第1のIPセクション入口ノズル138との間のロータシャフト140の一部分の周りで円周方向に延びる。仕切板134は、パッキンケーシング144内に形成された溝142内に受けられる。より具体的には、溝142は、該溝142の中央開口が半径方向外向きに面するように、パッキンケーシング144の外周の周りでかつ該パッキンケーシング144内に半径方向に延びるC字状の溝である。
作動中に、高圧蒸気入口120は、例えば発電ボイラ(図1には図示せず)のような蒸気源から高圧/高温の蒸気を受ける。蒸気は、入口ノズル136からHPセクション102を通して送られ、HPセクション102において、シャフト140に結合された複数のタービンブレードつまりバケット(図1には図示せず)によって蒸気から仕事が取り出されて、ロータシャフト140を回転させる。各バケットの組は、関連するバケットに蒸気を送るのを可能にする対応するダイアフラム(つまりブリング(bling))組立体(図1には図示せず)を含む。蒸気は、HPセクション102から流出してボイラに戻され、ボイラにおいて蒸気は再び加熱される。再熱蒸気は次に、中圧蒸気入口122に送られ、HPセクション102に流入する蒸気よりも低い圧力であるが該HPセクション102に流入する蒸気とほぼ等しい温度で、入口ノズル138を介してIPセクション104に戻される。仕事は、HPセクション102の場合に使用したのと実質的に同様な方式で、バケット及びブリング組立体のシステムによってIPセクション104内で蒸気から取り出される。従って、HPセクション102内における作動圧力は、IPセクション104内における作動圧力よりも高く、HPセクション102内の蒸気は、HPセクション102とIPセクション104との間に生じる可能性がある漏れ経路を通して、IPセクション104に向って流れる傾向になる。1つのそのような漏れ経路は、パッキンケーシング144を貫通してロータシャフト140に沿って軸方向に延びた状態で形成される可能性がある。
この例示的な実施形態では、蒸気タービン100は、対向流高圧及び中圧蒸気タービンの組合せである。それに代えて、蒸気タービン100は、それに限定されないが、低圧タービンを含むあらゆる個々のタービンと共に使用することができる。さらに、本発明は、対向流蒸気タービンで使用することに限定されるものではなく、むしろ、それに限定されないが、単流及び複流蒸気タービンを含む蒸気タービン構成で使用することもできる。
図2は、蒸気タービン100(図1に示す)のHPセクション102の概略断面図である。セクション102は、該セクション102が完全に組み立てられている時には、下半ケーシングにボルト止めされた上半ケーシング(図1にはいずれも図示せず)を含む。ノズル支持体上半部分150は、該ノズル支持体上半部分150がケーシングの半径方向内向き延長部として働くように、上半ケーシングの半径方向内側表面に組み合わされる。そのように組み合わせることにより、タービンロータ140に対してノズル支持体上半部分150を実質的に固定した位置に保持することが可能になる。HPセクション102はまた、複数のブリング組立体152と実質的に環状の支持体ブリング溝153とを含む。ノズル支持体上半部分150は、支持体ブリング溝153によるノズル138(図1に示す)及びブリング組立体152の実質的な固定支持を可能にする。ノズル支持体下半部分(図2には図示せず)が、下半ケーシングに結合され、ノズル支持体上半部分150と同様な方式でノズル及びブリング組立体152を受ける。HPセクション102はさらに、ロータ140に固定結合された複数の回転可能なタービンブレードつまりバケット組立体154を含む。ブリング組立体152は、半径方向外側部分156と、ノズル部分158と、半径方向内側部分160とを含む。ブリング組立体152はまた、半径方向外側部分156に結合されたシール支持体延長部168を含む。複数の半径方向ギャップ170が、延長部168の半径方向最内側部分(バケット先端シール169と呼ばれることもある)とバケット組立体154の半径方向最外側部分とによって形成される。この例示的な実施形態では、延長部168は、部分156と一体形に製作される。それに代えて、延長部168は、ブリング組立体152とは別個に製作し、後で一層詳しく説明するように、部分156に結合することもできる。
ロータ140は、ロータ表面166を含む。複数の半径方向ギャップ162が、ロータ表面166とブリング組立体152の半径方向最内側部分(シャフトシール161と呼ばれることもある)とによって形成される。ロータ140はまた、ロータ表面166内に形成された複数の実質的に環状のロータ溝163を含む。少なくとも1つの実質的に弓形のシーリングストリップ164が、コーキング(図2には図示せず)によって各溝163内に固定結合される。同様な構成(図2には図示せず)は、半径方向ギャップ170に関連しても存在する。
作動中に、蒸気は、HPセクション蒸気入口120(図1に示す)を介してセクション102に流入し、矢印で示すようにセクション102を通って導かれる。入口ノズル136(図1に示す)及び関連するバケット組立体(図2には図示せず)は、エンジン100の第1段を形成する。この例示的な実施形態では、図2に示すような3つの後続するバケット組立体154及び3つのブリング組立体152が、3つの後続段を形成する。それに代えて、あらゆる数の段を、蒸気タービン100で使用することができる。入口ノズル136及びノズル158は、バケット組立体154に蒸気を導くのを可能にする。ブリング組立体152は、ノズル−バケット−ノズル等々の主蒸気流路からの半径方向ギャップ162を介しての蒸気流損失を軽減するのを可能にする。均衡通路(図2には図示せず)が、バケット組立体154内に形成され、該均衡通路を通してギャップ162内に蒸気流(図2に矢印で示すように)を導くことによって蒸気流損失の軽減を可能にするように寸法決めされかつ位置決めされる。蒸気流損失の軽減はさらに、半径方向外側部分156に隣接して半径方向ギャップ170を形成するように半径方向に位置決めしたシール支持体延長部168によって、同様な方式で可能になる。ブリング組立体152及び関連する構成部品については、後でさらに説明する。
図3は、HPセクション102で使用することができるブリング組立体152(両方とも図2に示す)を形成するために使用することができる例示的な実質的に円形の部材180の概略断面図である。部材180は、その各々が直径方向最内側合せ面184を有する2つの実質的に半円形の部材182を結合することによって形成される。部材182は、それに限定されないが、鋳造法、インプレッション型鍛造法又はシームレス圧延リング鍛造法によって製作することができる。使用することができる材料には、それに限定されないが、ステンレス鋼及びチタン合金が含まれる。部材182の半径方向寸法は、それに限定されないが、蒸気タービンエンジン100内におけるブリング組立体152の位置を含む寸法制約条件に基づいて予め決定される。部材182の軸方向寸法もまた、同様な寸法制約条件及びブリング組立体152の形成方法に基づいており、ブリング組立体152の形成方法には、シール支持体延長部168を半径方向最外側部分156(両方とも図2に示す)と一体形に製作する方法或いは別個のユニットとして製作してその後に組立工程において結合させる方法を含むことができる。
この例示的な実施形態では、保持金具(図3には図示せず)には、それに限定されないが、皿頭インボードファスナが含まれ、このファスナは、該ファスナが点線で示すように合せ面184を貫通して部材180を形成するように、該部材182の半径方向外側部分186内に配置される。それに代えて、部材182の一体形部分として複数のフランジ部分(図3には図示せず)を形成することもできる。この別の実施形態では、保持金具(図3には図示せず)は、部材182を結合するようにフランジと協働して使用されて、部材180を形成することができる。保持金具には、それに限定されないが、ナット及びボルトの組合せを含むことができる。また、それに代えて、部材182は、合せ面184を溶接することによって結合することができるが、保持金具を使用することは、さらに機械加工するために、及びブリング組立体152をノズル支持体上半部分150内に挿入しまたブリング組立体152をノズル支持体上半部分150から取り外すために後で部材180を分解することを可能にする。ブリング組立体の水平接合部190は、部材182が結合された時に合せ面184によって形成される。
図4は、エンジン100内に挿入した後における、部材180(図3に示す)から製作することができる例示的なブリング組立体152の概略断面図である。図4の点線は、後で詳しく説明するブリング組立体152の異なる部分を示している。ノズル部分158を横切る蒸気流は、上流領域200から下流領域202への関連する矢印で示している。図4は、全体把握のために、ロータ140、ギャップ162、ロータ溝163、シーリングストリップ164、コーキング165、ロータ表面166及びギャップ170を示している。
図5は、機械加工の完了後でかつ分解前(両方とも後でさらに説明する)における例示的なブリング組立体152の軸方向概略断面図である。図5に示す点線は、例えば延長部168のようなブリング組立体152の重要部分を示すために使用しており、これらの重要部分は、軸方向寸法を有しており、他の重要部分の図示を不明瞭にするおそれがある。全体把握のために、ロータ140、ロータ表面166、半径方向ギャップ162及び水平接合部190を示している。図4及び図5を連携させて参照して、ブリング組立体152の製作について説明することにする。
円形部材180(図3に示す)は、上記のように、半径方向外側部分186を貫通する保持金具で2つの半円形部材182(図3に示す)を結合することによって形成される。部材180は、マシニングセンタ(図4及び図5には図示せず)内に挿入される。
翼形部(つまりノズル)部分158は、当技術分野では公知の機械加工法を使用して形成された組立体152の第1の部分である。機械加工法に組み込まれているのは、部分158内に所定の位置及び寸法を有する所定数のノズルを形成する段階である。ノズル部分158に関連する寸法公差を小さくすることは、最新の機械加工技術及びその実施法の利点を取り入れることによって可能にすることができ、最新の機械加工技術及びその実施法には、それに限定されないが、自動化機械加工法を使用することが含まれ、自動化機械加工法には、それに限定されないが、数値制御法が含まれる。整合性のある方法を使用して部分158内に複数のノズルを形成することにより、部分158内における不整合なノズル形成によるブリング組立体152とロータ表面166との間の軸方向間隙の減少の可能性を軽減することが可能になる。
半径方向外側部分156は、ノズル部分158を形成するために使用したのと同様な装置及び実施法を使用して部材180内に形成される。外側部分156は、ノズル支持体上半部分150内に形成された支持体ブリング溝153内への挿入を可能にする所定の寸法を有するように形成される。さらに、外側部分156には、蒸気シールリング表面つまりシール面ストリップ157として働く実質的に環状の突起157が、部分156の下流側面の少なくとも一部分上に形成される。ノズル部分158の場合と同様に、半径方向外側部分156に関連する寸法公差は、上記のような最新の機械加工技術及び実施法の利点を取り入れることによって小さくすることができる。
この例示的な実施形態では、シール支持体延長部168が、外側部分156と一体形に形成され、軸方向に下流領域202内に延びる。それに代えて、延長部168には、少なくとも1つのフランジ部分(図4及び図5には図示せず)を独立して製作し、それに限定されないが、ボルト及び/又はダウエルを含むことができる保持金具(図4及び図5には図示せず)を用いて外側部分156に結合することもできる。また、それに代えて、延長部168は、外側部分156に対してコーキング、溶接又はろう付けすることもできる。さらに、それに代えて、延長部168は、ダブテール又はキー付き延長部として形成し、外側部分156の下流側面内に形成されたダブテール又はキー溝(図4及び図5にはいずれも図示せず)内に挿入することもできる。
半径方向内側部分160は、ノズル部分158及び半径方向外側部分156を形成するのに使用したのと同様な装置及び実施法を使用して部材180内に形成される。ノズル部分158及び半径方向外側部分156の場合と同様に、半径方向内側部分160に関連する寸法公差は、上記のような最新の機械加工技術及び実施法の利点を取り入れることによって小さくすることができる。
実質的に環状のシールリング溝204が、上記のような機械加工法を使用して半径方向内側部分160内に形成され、それにより半径方向内側部分160のシャフトシール161を少なくとも部分的に形成する。溝204は、後でさらに説明するように、複数の構成部品のその後の挿入を可能にする所定の寸法を有するように形成される。溝204は、軸方向下流側シーリング表面つまりシール面208と、複数の軸方向に対向したシールバンド着座面210とを含む。組立体152の2つの半部分を結合した状態で溝204を形成することにより、寸法許容差を越える可能性を減少させることが可能になる。
実質的に環状のシールリング溝212が、溝204を形成するのに使用したのと同様な方式で、延長部168内に形成され、それにより延長部168のバケット先端シール169を少なくとも部分的に形成する。溝212は、後でさらに説明するように、複数の構成部品のその後の挿入を可能にする所定の寸法を有するように形成される。溝212は、軸方向シーリング表面つまりシール面216と、複数のシールバンド着座面218とを含む。組立体152の2つの半部分を結合した状態で溝212を形成することにより、寸法公差を小さくすることが可能になり、その結果として累積公差を軽減することが可能になる。
上記のように機械加工した部分156、158及び160を備えたブリング組立体152は、機械加工装置から取り出され、フランジ186から保持金具188を取り外すことによって水平接合部190において結合解除される。この作業により、ブリング組立体152の2つの半円形部分151が形成され、それらの半円形部分151は各々、その後機械加工装置内に再び挿入される。以下の議論は、部分151の1つについて説明することにし、続いて他のセクション151に対しても実質的に同様な作業が行われる。
少なくとも1つの実質的に弓形のシールリングバンド220が得られる。この例示的な実施形態では、バンド220は、各セクション151内にただ一つのセグメントを挿入して180°円弧を得るのに十分な長さである、つまり各ブリング152に対し2つのバンドセグメント220を使用して360°円弧のバンド220を達成する。それに代えて、ブリング152内で360°円弧を達成するために、より多数のバンドセグメント220を使用することもできる。バンド220は、可撓性材料で形成することができ、溝204内へのその後の挿入を可能にする弓形形状を有することができる。この例示的な実施形態では、複数のアブレイダブル層222が、バンド220の半径方向最内側表面223の実質的に全ての上に形成される。最初のベース層は、当技術分野において公知のプラズマ溶射法によって形成される。次のトップコート層は、当技術分野において公知の粉末金属フレーム溶射法によって形成される。それに代えて、バンド220の所定の作動パラメータを達成するために、層の材料及び形成法のあらゆる組合せを使用することができる。アブレイダブル層222は、所定の公差範囲内まで摩耗する。複数のバンド220上にアブレイダブル層222を形成することは、バンド220を共に入れ子にしかつマスキング作業を限定したバッチ式層形成法を使用することによって、被覆作業に関連する時間及びコストを低減するのを可能にすることができる。
これに加えて、エンジン100の停止時に使用することが必要になる可能性がある手持交換バンド220を一層容易に入手することができ、停止期間の短縮を可能にすることができる。バンド220上に形成したアブレイダブル層222は、ロータ表面166とアブレイダブル層222とが互いに接触するような過渡時に摩耗を軽減するのを可能にする摩耗特性を有する。
別の実施形態では、複数のラビリンスシール歯(図4及び図5には図示せず)を表面223に結合することができる。当技術分野において公知なように、シール歯は、ギャップ162を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする蛇行通路を形成する。従って、上記のようなアブレイダブル(abradable)皮膜の一部分をシール歯間に配置して、層222のみにより達成されるのと同様な結果を達成することができる。
この例示的な実施形態では、複数のシールスプリング224が、所定の位置において溝204の半径方向最外側部分内に挿入され、それに限定されないが、保持金具及びコーキング(図4及び図5にはいずれも図示せず)を含む方法を使用して溝204内に保持される。続いてバンド220が、スプリング224と着座面210との間に挿入される。また、この例示的な実施形態では、シールスプリング224は、板ばねタイプのスプリングである。それに代えて、コイルばねタイプのスプリングを挿入することができ、或いは何らのスプリングも挿入しなくすることもできる。この別の実施形態では、アブレイダブル層222を有するバンド220が、溝204内に挿入される。シールスプリング224は、バンド220をロータ表面166に向けて付勢して、エンジン100の正常作動時にアブレイダブル層222がロータ表面166と実質的に接触しないが、ギャップ162が小さな値に維持されるのを可能にするようにギャップ162を維持することが可能になるようにする。ロータ表面166をアブレイダブル層222に接近させる状態が生じた場合には、スプリング224は、ギャップ162を実用的にできるだけ小さく維持しながらバンド220を後退させるのを可能にすることになる。
少なくとも1つの実質的に弓形のシールリングバンド226が得られる。この例示的な実施形態では、バンド226は、ブリング組立体セクション151の各々内にただ一つのセグメントを挿入して180°円弧を得るのに十分な長さである、つまり各ブリング152に対し2つのバンドセグメント220を使用して360°円弧のバンド226を達成する。それに代えて、ブリング152内で360°円弧を達成するために、より多数のバンドセグメント226を使用することもできる。バンド226は、可撓性材料で形成することができ、溝212内へのその後の挿入を可能にする弓形形状を有することができる。この例示的な実施形態では、バンド226は、2つの実質的に環状の外側表面229間に配置された1つの実質的に環状の内側表面229を含む。それに代えて、ブリング組立体152は、あらゆる軸方向及び半径方向構成にてあらゆる数の表面229を有することができる。
複数のアブレイダブル層228が、バンド220上に層222を形成するのに使用したのと同様な方式で、バンド226の表面229の実質的に全ての上に形成されて、同様な結果を達成する。
複数のバンド226上にアブレイダブル層を形成することは、被覆作業に関連する時間及びコストを低減するのを可能にすることができる。これに加えて、エンジン100の停止時に使用することが必要になる可能性がある手持交換バンド220を一層容易に入手することができ、停止期間の短縮を可能にすることができる。
別の実施形態では、複数のラビリンスシール歯(図4及び図5には図示せず)を表面229に結合することができる。当技術分野において公知なように、シール歯は、ギャップ170を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする蛇行通路を形成する。従って、上記のようなアブレイダブル皮膜の一部分をシール歯間に配置して、層228のみにより達成されるのと同様な結果を達成することができる。
この例示的な実施形態では、複数のシールスプリング230が、所定の位置において溝212の半径方向最外側部分内に挿入され、それに限定されないが、保持金具及びコーキング(図4及び図5にはいずれも図示せず)を含む方法を使用して溝212内に保持される。続いてバンド226が、スプリング230と着座面218との間に挿入される。また、この例示的な実施形態では、シールスプリング230は、板ばねタイプのスプリングである。それに代えて、コイルばねタイプのスプリングを挿入することができ、或いは何らのスプリングも挿入しなくすることもできる。この別の実施形態では、アブレイダブル層228を有するバンド226が、溝212内に挿入される。シールスプリング230は、バンド226をバケット組立体154(図2に示す)に向けて付勢して、エンジン100の正常作動時にアブレイダブル層228がバケット組立体154と接触しないが、ギャップ170が小さな値に維持されるのを可能にするようにギャップ170を維持することが可能になるようにする。バケット組立体154をアブレイダブル層228に接近させる状態が生じた場合には、スプリング230は、ギャップ170を実用的にできるだけ小さく維持しながらバンド226を後退させ、従ってアブレイダブル層228とバケット組立体154との間での激しい摩擦つまり接触の可能性を軽減するのを可能にすることになる。
ブリング組立体152の各セクション151は、機械加工装置から取り出され、ノズル支持体上半部分150の支持体溝153内に挿入される(「転動させる」と言うこともある)。当技術分野において公知の整列及び保持金具(図4及び図5には図示せず)並びに方法を使用して、ブリング組立体152を蒸気タービン100(図1に示す)内に固定する。
一般的に、本明細書に記載したように、組立体152のようなブリング組立体は、最新の機械加工技術及び実施法の利点を取り入れて製作され、最新の機械加工技術及び実施法には、それに限定されないが、自動化機械加工法の使用が含まれ、自動化機械加工法には、それに限定されないが、数値制御法が含まれる。これと対照的に、一般的に、ダイアフラム組立体(これもまた、本明細書に記載したようなタービン作動を同様な方式で可能にするために使用することができる)は、最初に個々のダイアフラム部分を製作し、続いて個々の部分を溶接して一体形のダイアフラム組立体を形成することによって製作される。一般に、ブリング組立体152の製作方法は、材料及び製作の不整合性が導入される可能性を実質的に減少させ、最終組立体内の公差をより小さくすることを可能にする。
例えば、ダイアフラム組立体内に複数のノズルを形成することは、その後に累積公差を増大させる可能性がある不整合なノズルサイズ及び位置決めを持ち込む固有の工程不整合性を有するおそれがある。具体的には、関連する工具及び製造環境における微細な変動により、ノズルを形成する際に厳格な工程制御公差を維持する難しさが増大する可能性がある。従って、本明細書に記載したような部材180における整合性のある加工法を使用して部分158内に複数のノズルを形成することにより、部分158内における不整合なノズル形成によるブリング組立体152とロータ表面166との間の軸方向間隙の減少の可能性を軽減することが可能になる。同様な公差縮小の効果は、ブリング組立体152の製作工程全体を通して達成することができる。
これに加えて、一般的にダイアフラム組立体の製作の場合に含まれる、それに限定されないが、ツイスト、シングリング、スロート面積測定及び立位組立モデルテストを含む組立工程中の検査は、本明細書に記載したようなブリング組立体152を製作しかつ組み立てる場合には必要でないものとすることができ、それによってダイアフラム組立体の場合と比べて、ブリング152の製作及び組立のために使用される時間量を低減するのを可能にする可能性を有する。
タービンエンジン100(図1に示す)が実働状態に配置されると、高圧蒸気は、ノズル部分158を通して上流領域200から下流領域202に導かれる。領域200内における蒸気圧は一般的に、領域202内における蒸気圧よりも高い。従って、蒸気圧の差により、バンド220をシール面208に対して、シール面157を溝153の下流側壁に対して、またバンド226をシール面216に対して位置させる力が生じ、それによってノズル部分158並びにギャップ162及び170をバイパスする可能性がある蒸気流を軽減するのを可能にする少なくとも3つのシールが形成される。
図6、図7、図8及び図9は、部材180(図3に示す)を使用して製作することができる別のブリング組立体152の概略断面図である。
図6は、別のブリング組立体352を示している。ブリング組立体352の半径方向外側部分156及びノズル部分158は、ブリング組立体152(図4に示す)の半径方向外側部分156及びノズル部分158と実質的に同様である。ロータ140は、全体把握のために示している。ブリング組立体352は、シール支持体延長部368を含む。シール支持体延長部368は、別の延長シールリング溝312だけがシール支持体延長部168(図4に示す)とは異なっており、この延長シールリング溝312は、半径方向ギャップ370を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする別のバケット先端シール369内の別のシールリング延長バンド326と複数の別のシールスプリング330とを受ける。この別の実施形態では、スプリング330は、板ばねタイプのスプリングである。それに代えて、スプリング330は、コイルばねタイプのスプリングとすることができる。溝312は、バンド226と関連する1つの部分(図4に示す)と比べて3つの部分を含むバンド326を受けるように形成される。この別の実施形態では、バンド326は、半径方向外側部分372と、ネック部分374と、半径方向内側部分376とを含む。半径方向内側部分376は、ネック部分374から半径方向内向きに延びる。それに代えて、バンド326は、あらゆる軸方向及び半径方向構成にてあらゆる数の部分を有することができる。この別の実施形態では、バンド326は、部分376の表面329上に複数のアブレイダブル層328を含み、部分376は、部分372の表面329上の2つの複数のアブレイダブル層328間に位置した状態になる。それに代えて、上記のように、シール歯(図6には図示せず)を表面329に結合することができ、またアブレイダブル皮膜を歯の間に配置することができる。実質的に環状の軸方向下流側突起378は、シーリング表面つまりシール面316を含み、このシール面316は、ネック部分374の実質的に環状の軸方向下流側表面380と協働して、シールリング溝312を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする。
ブリング組立体352はまた、別の延長シールリング溝304だけが半径方向内側部分160(図4に示す)とは異なっている半径方向内側部分360を含み、この別の延長シールリング溝304は、別のシャフトシール361内の別のシールリングバンド320と複数の別のシールスプリング324とを受ける。この別の実施形態では、シールスプリング324は、板ばねタイプのスプリングである。それに代えて、スプリング330は、コイルばねタイプのスプリングとすることができる。溝304は、バンド220と関連する1つの部分(図4に示す)と比べて3つの部分を含むバンド320を受けるように形成される。この別の実施形態では、バンド320は、半径方向外側部分382と、ネック部分384と、半径方向内側部分386とを含む。部分386は、半径方向ギャップ362を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする交互のシーケンスの形態で2つの実質的に環状の半径方向内側部分387と2つの実質的に環状の半径方向外側部分389とを含む。部分387及び389は、部分386から半径方向内向きに延びる。それに代えて、部分386は、あらゆる軸方向及び半径方向構成にてあらゆる数のそれぞれ内側及び外側部分387及び389を有することができる。複数のアブレイダブル層322が、部分387及び389の複数の半径方向最内側表面323上に形成される。それに代えて、上記のように、シール歯(図6には図示せず)を表面323に結合することができ、またアブレイダブル皮膜を歯の間に配置することができる。実質的に環状の軸方向下流側突起388は、ネック部分384の実質的に環状の軸方向下流側表面390と協働して溝304を通過する蒸気流を軽減するのを可能にするシーリング表面つまりシール面308を含む。
図7は、別のブリング組立体452を示している。ブリング組立体452内の半径方向外側部分156及びノズル部分158は、ブリング組立体152内の部分156及び部分158(図4に示す)と実質的に同様である。ロータ140は、全体把握のために示している。ブリング組立体452は、シール支持体延長部468を含む。シール支持体延長部468は、シール支持体延長部168(図4に示す)と実質的に同様であり、このシール支持体延長部468では、延長シールリング溝412、バケット先端シール469、軸方向下流側シーリング表面つまりシール面416及びシールスプリング430は、ブリング組立体152(図4に示す)内の同等の構成部品と実質的に同様である。溝412内に配置された延長シールリングバンド426は、この別の実施形態では、該バンド426が半径方向外側部分472及び半径方向内側部分476を含み、これら両部分が少なくとも1つの半径方向最内側表面429を有するという点でシールリングバンド226(図4に示す)とは異なっている。それに代えて、バンド426は、あらゆる軸方向及び半径方向構成にてあらゆる数の部分を有することができる。複数のアブレイダブル層428が、表面429上に形成される。それに代えて、上記のように、シール歯(図7には図示せず)を表面429に結合することができ、またアブレイダブル皮膜を歯の間に配置することができる。
ブリング組立体452は、別の延長シールリング溝404だけが半径方向内側部分160とは異なっている半径方向内側部分460を含み、この延長シールリング溝404は、別のシャフトシール461上に、複数の別のシールスプリング424と、1対のそれぞれ実質的に環状の軸方向上流側及び下流側突起491及び492とを受ける。この別の実施形態では、シールスプリング424は、板ばねタイプのスプリングである。それに代えて、スプリング424は、コイルばねタイプのスプリングとすることができる。別のシールリングバンド420は、1対のそれぞれ実質的に環状の半径方向外側軸方向上流側及び下流側突起493及び494と、1対のそれぞれ軸方向上流側及び下流側ネック部分495及び496と、実質的に環状の半径方向内側部分497とを含む。部分497は、半径方向ギャップ462を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする交互シーケンスの形態で2つの実質的に同様な環状の半径方向内側部分487と2つの実質的に環状の半径方向外側部分489とを含む。部分487は、部分486から半径方向内向きに延びる。それに代えて、部分486は、あらゆる軸方向及び半径方向構成にてあらゆる数のそれぞれ内側及び外側部分487及び489を有することができる。複数のアブレイダブル層422が、部分487及び489の複数の半径方向最内側表面423上に形成される。それに代えて、上記のように、シール歯(図7には図示せず)を表面423に結合することができ、またアブレイダブル皮膜を歯の間に配置することができる。バンド突起493及び494、バンドネック部分495及び496並びにバンド内側部分497は、協働して実質的に環状のシールバンド溝498を形成する。バンド420は、溝498を介して該バンド420を突起491及び492上に挿入することによってシャフトシール461に結合される。部分496は、軸方向下流側シーリング表面つまりシール面408を含み、このシール面408は、突起492と協働して、溝498を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする。
図8は、別のブリング組立体552を示している。ブリング組立体552内のノズル部分158は、ブリング組立体152(図4に示す)内の部分158と実質的に同様である。ロータ140は、全体把握のために示している。ブリング組立体552は、半径方向外側部分556を含み、この半径方向外側部分556は、3つの明確に区別された領域、つまり実質的に環状の半径方向外側領域501と、実質的に環状のネック領域502と、実質的に環状の半径方向内側領域503とを含むという点で半径方向外側部分156(図4に示す)とは異なっている。領域501、502及び503は、協働して1対のそれぞれ実質的に環状の軸方向上流側及び軸方向下流側溝505及び507を形成する。溝505及び507は、別のノズル支持体上半部分(図8には図示せず)内へのブリング組立体552の挿入を可能にする。
ブリング組立体552はまた、シール支持体延長部568を含み、このシール支持体延長部568は、バケット先端シール569内に形成された溝512がシールスプリングを備えていない点を除けばシール支持体延長部468(図7に示す)と同様である。それに代えて、シールスプリング230(図4に示す)と同様な方式で、複数のシールスプリング(図8には図示せず)を使用することもできる。延長シールリングバンド526が、溝512内に挿入される。溝512は、軸方向下流側シーリング表面つまりシール面516によって少なくとも部分的に形成され、このシール面516は、バンド526の軸方向下流側表面と協働して、溝512を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする。延長シールリングバンド526は、この別の実施形態では、該バンド526が半径方向外側部分572及び半径方向内側部分576を含み、これら両部分が少なくとも1つの半径方向最内側表面529を有するという点でシールリングバンド226(図4に示す)とは異なっている。それに代えて、バンド526は、あらゆる軸方向及び半径方向構成にてあらゆる数の部分を有することができる。複数のアブレイダブル層528が、表面529上に形成される。それに代えて、上記のように、シール歯(図8には図示せず)を表面529に結合することができ、またアブレイダブル皮膜を歯の間に配置することができる。
ブリング組立体552はさらに、半径方向内側部分560を含み、この半径方向内側部分560は、シャフトシール561内にシールスプリングを受ける溝が何ら設けられていない点を除けば半径方向内側部分460(図7に示す)と同様である。それに代えて、複数のシールスプリング(図8には図示せず)をシールスプリング224(図4に示す)と同様な方式で使用することもできる。半径方向内側部分560は、別のシャフトシール561上の1対のそれぞれ実質的に環状の軸方向上流側及び下流側突起591及び592だけが半径方向内側部分160(図4に示す)とは異なっている。別のシールリングバンド520は、1対のそれぞれ実質的に環状の半径方向外側軸方向上流側及び下流側突起593及び594と、1対のそれぞれ軸方向上流側及び下流側ネック部分595及び596と、実質的に環状の半径方向内側部分597とを含む。部分597は、半径方向ギャップ562を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする交互シーケンスの形態で2つの実質的に同様な環状の半径方向内側部分587と2つの実質的に環状の半径方向外側部分589とを含む。部分587は、部分586から半径方向内向きに延びる。それに代えて、部分586は、あらゆる軸方向及び半径方向構成にてあらゆる数のそれぞれ内側及び外側部分587及び589を有することができる。複数のアブレイダブル層522が、部分587及び589の複数の半径方向最内側表面523上に形成される。それに代えて、上記のように、シール歯(図8には図示せず)を表面523に結合することができ、またアブレイダブル皮膜を歯の間に配置することができる。バンド突起593及び594、バンドネック部分595及び596並びにバンド外側部分597は、協働して実質的に環状のシールバンド溝598を形成する。バンド520は、溝598を介して該バンド520を突起591及び592上に挿入することによってシャフトシール561に結合される。部分596は、軸方向下流側シーリング表面つまりシール面508を含み、このシール面508は、突起596と協働して、溝598を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする。
図9は、別のブリング組立体652を示している。ブリング組立体652内のノズル部分158は、ブリング組立体152(図4に示す)内の部分158と実質的に同様である。ロータ140は、全体把握のために示している。ブリング組立体652は、半径方向外側部分656を含む。半径方向外側部分656は、該部分656が3つの明確に区別された領域、つまり実質的に環状の半径方向外側領域601と、実質的に環状のネック領域602と、実質的に環状の半径方向内側領域603とを含むという点で半径方向外側部分156(図4に示す)とは異なっている。領域601、602及び603は、協働して1対のそれぞれ実質的に環状の軸方向上流側及び軸方向下流側溝605及び607を形成する。溝605及び607は、別のノズル支持体上半部分(図9には図示せず)内へのブリング組立体652の挿入を可能にする。
ブリング組立体652はまた、シール支持体延長部668を含み、このシール支持体延長部668は、バケット先端シール669内に形成された溝612がシールスプリングを備えていない点を除けばシール支持体延長部168(図4に示す)と同様である。それに代えて、シールスプリング230(図4に示す)と同様な方式で、複数のシールスプリング(図9には図示せず)を使用することもできる。延長シールリングバンド626が、溝612内に挿入される。溝612を部分的に形成する軸方向下流側シーリング表面つまりシール面616は、バンド626の軸方向下流側表面と協働して、溝612を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする。延長シールリングバンド626は、シールリングバンド226(図4に示す)と実質的に同様であって、半径方向ギャップ670を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする。複数のアブレイダブル層628が、複数の表面629上に形成される。それに代えて、上記のように、シール歯(図9には図示せず)を表面629に結合することができ、またアブレイダブル皮膜を歯の間に配置することができる。
ブリング組立体652はさらに、半径方向内側部分660を含み、この半径方向内側部分660は、シャフトシール661内に形成された溝がシールスプリングを備えていないという点を除けば半径方向内側部分160(図4に示す)と同様である。それに代えて、シールスプリング224(図4に示す)と同様な方式で、複数のシールスプリング(図9には図示せず)を使用することもできる。シールリングバンド620が、溝604内に挿入される。溝604を部分的に形成した軸方向下流側シーリング表面608は、バンド620の軸方向下流側表面と協働して、溝604を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする。この別の実施形態では、バンド620は、バンド220(図4に示す)と実質的に同様であって、半径方向ギャップ662を通過する蒸気流を軽減するのを可能にする。複数のアブレイダブル層622が、バンド620の半径方向最内側表面623上に形成される。それに代えて、上記のように、シール歯(図9には図示せず)を表面623に結合することができ、またアブレイダブル皮膜を歯の間に配置することができる。
ブリング組立体152、352及び452(それぞれ図4、図6及び図7に示す)の1つの利点は、ブリング組立体552及び652(それぞれ図8及び図9に示す)内に示しているような半径方向外側部分のダブテール装置なしに、挿入後の整列及び取付調整を可能にすることができることである。
ブリング組立体552及び652は、それに限定されないが、それぞれ部分556及び656の熱膨張及び関連する応力分布を含む様々な作動条件を可能にするように、2つよりも多い半円形セグメントに分割される必要があることになる。例えば、円形部材180は、4つ又はそれ以上の部分的に円形の部材から形成することができる。
本明細書に記載したタービンブリング組立体を製作するための方法及び装置は、タービンシステムの作動を可能にする。より具体的には、上記のようなタービンブリング組立体は、より堅牢なタービン蒸気シール構成を可能にする。そのような蒸気シール構成はまた、タービンシステムの効率及び信頼性を高め、またタービンシステムのメインテナンスコスト及び停止期間を低減するのを可能にする。
上記には、タービンシステムに関連するタービンブリング組立体の例示的実施形態を詳細に説明している。本方法、装置及びシステムは、本明細書に記載した特定の実施形態に限定されるものではなく、また特定の図示したタービンブリング組立体に限定されるものでもない。
様々な特定の実施形態に関して本発明を説明してきたが、本発明が特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内の変更で実施することができることは、当業者には分かるであろう。
例示的な対向流蒸気タービンエンジンの概略断面図。 図1に示す蒸気タービンエンジンの高圧(HP)セクションの概略断面図。 図2に示すHPセクションで使用することができるブリング組立体を形成するために使用することができる例示的な部材の概略断面図。 図3に示す部材を使用して製作することができる例示的なブリング組立体の概略断面図。 図4に示すブリング組立体の軸方向概略断面図。 図3に示す部材を使用して製作することができるブリング組立体の別の実施形態の概略断面図。 図3に示す部材を使用して製作することができるブリング組立体の別の実施形態の概略断面図。 図3に示す部材を使用して製作することができるブリング組立体の別の実施形態の概略断面図。 図3に示す部材を使用して製作することができるブリング組立体の別の実施形態の概略断面図。
符号の説明
100 蒸気タービンエンジン
102 HPセクション
104 IPセクション
106 シェル
108 シェル
110 半セクション
112 ケーシング
112 IPシェル
114 上半セクション
116 下半セクション
118 中央セクション
120 高圧蒸気入口
122 中圧蒸気入口
126 ジャーナル軸受
128 ジャーナル軸受
130 蒸気シール装置
132 シール装置
134 環状セクション仕切板
136 入口ノズル
138 入口ノズル
140 ロータシャフト
142 溝
144 パッキンケーシング
150 ノズル支持体上半部分
151 セクション
152 ブリング組立体
153 ブリング溝
154 バケット組立体
156 外側部分
157 シール面ストリップ
158 ノズル部分
160 内側部分
161 シャフトシール
162 ギャップ
163 ロータ溝
164 シーリングストリップ
165 コーキング
166 ロータ表面
168 延長部
169 バケット先端シール
170 ギャップ
180 成形部材
182 半円形部材
184 合せ面
186 外側部分
188 保持金具
190 水平接合部
200 上流領域
202 下流領域
204 成形溝
208 シール面
210 着座面
212 シールリング溝
216 シール面
218 着座面
220 バンド
222 アブレイダブル層
223 最内側表面
224 シールスプリング
226 バンド
228 アブレイダブル層
229 内側表面
230 シールスプリング
304 シールリング溝
308 シール面
312 シールリング溝
316 シール面
320 シールリングバンド
322 アブレイダブル層
323 最内側表面
324 シールスプリング
326 シールリング延長バンド
328 アブレイダブル層
329 表面
330 スプリング
352 ブリング組立体
360 内側部分
361 シャフトシール
362 半径方向ギャップ
368 シール支持体延長部
369 バケット先端シール
370 半径方向ギャップ
372 半径方向外側部分
372 部分の表面
374 ネック部分
376 内側部分
378 下流側突起
380 下流側表面
382 外側部分
384 ネック部分
386 内側部分
387 内側部分
388 下流側突起
389 外側部分
390 下流側表面
404 シールリング溝
408 シール面
412 シールリング溝
416 シール面
420 シールリングバンド
422 アブレイダブル層
423 最内側表面
424 シールスプリング
426 シールリングバンド
428 アブレイダブル層
429 最内側表面
430 シールスプリング
452 ブリング組立体
460 内側部分
461 シャフトシール
462 半径方向ギャップ
468 シール支持体延長部
469 バケット先端シール
472 外側部分
476 内側部分
486 部分
487 内側部分
489 外側部分
491 突起
492 突起
493 バンド突起
494 バンド突起
495 バンドネック部分
496 ネック部分
497 内側部分
498 シールバンド溝
501 外側領域
502 環状のネック領域
503 内側領域
505 上流側溝
507 下流側溝
508 シール面
512 溝
516 シール面
520 シールリングバンド
522 アブレイダブル層
523 最内側表面
526 シールリングバンド
528 アブレイダブル層
529 最内側表面
552 ブリング組立体
556 外側部分
560 内側部分
561 シャフトシール
562 半径方向ギャップ
568 シール支持体延長部
569 バケット先端シール
572 外側部分
576 内側部分
586 部分
587 内側部分
589 外側部分
591 上流側突起
592 下流側突起
593 バンド突起
593 上流側突起
594 下流側突起
595 バンドネック部分
596 ネック部分
597 内側部分
598 シールバンド溝
601 外側領域
602 ネック領域
603 内側領域
604 溝
605 上流側溝
607 下流側溝
608 下流側シーリング表面
612 溝
616 シール面
620 シールリングバンド
622 アブレイダブル層
623 最内側表面
626 シールリングバンド
628 アブレイダブル層
629 表面
652 ブリング組立体
656 外側部分
660 内側部分
661 シャフトシール
662 半径方向ギャップ
668 シール支持体延長部
669 バケット先端シール
670 半径方向ギャップ

Claims (10)

  1. 合せ面(184)を含みかつ実質的に半円形の断面輪郭を有する第1の部材(180)と、
    合せ面を含みかつ実質的に半円形の断面輪郭を有する第2の部材(182)と、を含み、
    前記第2の部材が、前記第1の部材と同一でありかつ前記合せ面に沿って前記第1の部材に対して結合され、
    前記第1の部材及び第2の部材の各々が、複数の円周方向に間隔を置いて配置された翼形部を含み、
    前記複数の翼形部の各々が、半径方向外側ブリング部分(156)と半径方向内側ブリング部分(160)との間で延びる、
    蒸気タービン(100)用のブリング組立体(152)。
  2. 前記半径方向内側ブリング部分(160)が、その中に形成された少なくとも1つの実質的に環状のシールリング溝(204)を含み、
    前記溝が、蒸気シーリング面(208)によって少なくとも部分的に形成される、
    請求項1記載のブリング組立体(152)。
  3. 前記半径方向内側ブリング部分(160)が、
    前記シールリング溝(204)内に配置されかつその少なくとも一部分が少なくとも1つのアブレイダブル層(222)を含むシールリングバンド(220)と、
    前記シールリングバンドの半径方向外側に配置されかつ前記シールリングバンドと前記半径方向内側ブリング部分の一部分との間で付勢された複数のスプリング(224)と、をさらに含む、
    請求項2記載のブリング組立体(152)。
  4. 前記半径方向外側ブリング部分(156)には、前記複数の翼形部から或る距離だけ下流方向に延びる実質的に環状のシール支持体延長部(168)が形成され、
    前記シール支持体延長部が、その中に形成された少なくとも1つのシールリング溝(212)を含み、
    前記シールリング溝が、蒸気シーリング面(216)によって少なくとも部分的に形成され、
    前記シールリング溝が、その少なくとも一部分上に形成された少なくとも1つのアブレイダブル層(228)を含む少なくとも1つのシールリングバンド(226)を受けるように構成される、
    請求項1記載のブリング組立体(152)。
  5. 前記半径方向外側ブリング部分(156)が、下流側表面(202)と反対側の上流側表面(200)とを含み、
    前記下流側表面の少なくとも一部分が、蒸気シーリング面(216)を形成する、
    請求項1記載のブリング組立体(152)。
  6. 前記半径方向外側ブリング部分(156)が、該半径方向外側ブリング部分から半径方向外向きに延びる少なくとも1つのフランジを含み、
    前記フランジが、該ブリング組立体を蒸気タービン組立体内に結合するのを可能にする、
    請求項1記載のブリング組立体(152)。
  7. 少なくとも1つのロータ(140)と、
    前記少なくとも1つのロータの周りで少なくとも部分的に円周方向に延びる少なくとも1つの固定機械ケーシングと、
    前記ケーシングと前記ロータとの間で延びかつ第1の部材(180)と第2の部材(182)とを含むブリング組立体(152)と、を含み、
    前記第1の部材が、合せ面(184)を含みかつ実質的に半円形の断面輪郭を有し、
    前記第2の部材が、合せ面を含みかつ実質的に半円形の断面輪郭を有し、
    前記第2の部材が、前記第1の部材と同一でありかつ前記合せ面に沿って前記第1の部材に対して結合され、
    前記第1の部材及び第2の部材の各々が、複数の円周方向に間隔を置いて配置された翼形部を含み、
    前記複数の翼形部の各々が、半径方向外側ブリング部分(156)と半径方向内側ブリング部分(160)との間で延びる、
    回転機械。
  8. 前記半径方向内側ブリング部分(160)が、その中に形成された少なくとも1つの実質的に環状のシールリング溝(204)を含み、
    前記溝が、蒸気シーリング面(208)によって少なくとも部分的に形成される、
    請求項7記載の回転機械。
  9. 前記半径方向内側ブリング部分(160)が、
    前記シールリング溝(204)内に配置されかつその少なくとも一部分が少なくとも1つのアブレイダブル層(222)を含むシールリングバンド(220)と、
    前記シールリングバンドの半径方向外側に配置されかつ前記シールリングバンドと前記半径方向内側ブリング部分の一部分との間で付勢された複数のスプリング(224)と、をさらに含む、
    請求項8記載の回転機械。
  10. 前記半径方向外側ブリング部分(156)には、前記複数の翼形部から或る距離だけ下流方向に延びる実質的に環状のシール支持体延長部(168)が形成され、
    前記シール支持体延長部が、その中に形成された少なくとも1つのシールリング溝(212)を含み、
    前記シールリング溝が、蒸気シーリング面(216)によって少なくとも部分的に形成され、
    前記シールリング溝が、その少なくとも一部分上に形成された少なくとも1つのアブレイダブル層(228)を含む少なくとも1つのシールリングバンド(226)を受けるように構成される、
    請求項7記載の回転機械。
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