JP2003096413A - 粘着シートおよびその製造方法 - Google Patents

粘着シートおよびその製造方法

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JP2003096413A
JP2003096413A JP2001294574A JP2001294574A JP2003096413A JP 2003096413 A JP2003096413 A JP 2003096413A JP 2001294574 A JP2001294574 A JP 2001294574A JP 2001294574 A JP2001294574 A JP 2001294574A JP 2003096413 A JP2003096413 A JP 2003096413A
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aqueous emulsion
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Yoshikatsu Yasui
義勝 安井
Norihiro Ikeda
憲弘 池田
Takuji Nakamura
拓二 中村
Tetsuya Onishi
哲弥 大西
Haruki Nishiike
春樹 西池
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Showa Highpolymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着剤層に筋、ハジキ、チジミ、液ダレなど
が発生せず、且つ生産性に優れる粘着シートおよびその
製造方法を提供すること。 【解決手段】 表面基材;20℃、相対湿度65%にお
ける表面張力が35dyne/cm 以上60dyne
/cm 以下であり、且つB型粘度計を用いてNo.2
ローター、60rpmの条件で測定したときの23℃に
おける粘度が50mPa・s以上500mPa・s未満
である水性エマルジョン型粘着剤からなる粘着剤層;お
よび剥離シートがこの順で積層されてなる粘着シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着シートおよび
その製造方法に関するものであり、さらに詳しくは本発
明は、粘着剤層に筋、ハジキ、チジミ、液ダレなどが発
生せず、且つ生産性に優れる粘着シートおよびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から粘着シートは、ラベル、ステッ
カー、シール、ワッペン、オーバーラミネートフィル
ム、保護シートなどに加工され、標示識別、装飾、被覆
マスキング、封緘シール、情報伝達、防災安全などの目
的で、商業用、産業用、事務用、家庭用などの広範囲に
使用されている。粘着シートは、表面基材と剥離シート
との間に粘着剤層を形成したものである。通常、表面基
材には、紙、フィルム、金属箔などが用いられ、剥離シ
ートには、グラシン紙、クレーコート紙、フィルムラミ
ネート紙、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィル
ムなどにシリコン化合物の剥離剤を塗布したものなどが
使用されている。粘着剤としては、溶剤型、水性エマル
ジョン型、ホットメルト型などがあり、アクリル系、ゴ
ム系、ウレタン系、シリコン系などの樹脂系のものが使
用されている。粘着シートの粘着剤層に用いられる粘着
剤により用途、性質が大きく異なることから粘着シート
を特徴付けるには、粘着剤層に用いる粘着剤が重要な要
素となる。
【0003】現在、地球環境、労働環境などを配慮し
て、コストが安く、且つ有機溶剤を殆ど含有しないこと
などから水性エマルジョン型粘着剤が多くの粘着シート
に使用され広く普及してきている。一方、経済的観点か
ら生産性を上げるために、粘着シートの製造において、
粘着剤の塗工速度を高速にする要望や、粘着剤の塗工量
を少なくする要望がある。水性エマルジョン型粘着剤の
塗工速度を高速にする試みは、塗工装置の改良の面と水
性エマルジョン型粘着剤の改良の両面で試みられてい
る。例えば、塗工装置面では従来のリーバースロールコ
ーター、エアーナイフコーター、ナイフコーター、コン
マコーターなどが挙げられ、さらに粘着剤を加圧して押
し出して基材に塗布するスロットダイコーター、リップ
コーター、カーテンダイコーターなどのファウンテンコ
ーターなども高速塗工に適した塗工装置として開発され
ている。ファウンテンコーターの開発により、塗工速度
をかなり高速にすることが可能になった。一方水性エマ
ルジョン型粘着剤の改良の試みとしては、高せん断速度
領域における粘度をある範囲に特定することで課題を解
決することが検討されてきたが、実際に高速塗工を実施
した場合、塗工面に筋が発生したり、ハジキやチヂミを
生じる等、いまだ満足のできるレベルには至っていない
のが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、粘着剤層に筋、ハジキ、チジミ、液ダレなどが発
生せず、且つ生産性に優れる粘着シートおよびその製造
方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面基材;2
0℃、相対湿度65%における表面張力が35dyne
/cm 以上60dyne/cm 以下であり、且つB型
粘度計を用いてNo.2ローター、60rpmの条件で
測定したときの23℃における粘度が50mPa・s以
上500mPa・s未満である水性エマルジョン型粘着
剤からなる粘着剤層;および剥離シートがこの順で積層
されてなる粘着シートを提供するものである。また本発
明は、水性エマルジョン型粘着剤を剥離シート上に塗布
したとき、前記水性エマルジョン型粘着剤および前記剥
離シート間の接触角が70〜100度の範囲となるよう
に水性エマルジョン型粘着剤を選択する前記の粘着シー
トを提供するものである。また本発明は、剥離シート上
に水性エマルジョン型粘着剤を塗工し、さらに前記水性
エマルジョン型粘着剤上に表面基材を積層する工程を有
する粘着シートの製造方法において、前記水性エマルジ
ョン型粘着剤として、下記の物性を有するものを選択す
ることを特徴とする前記製造方法を提供するものであ
る。前記水性エマルジョン型粘着剤の物性:20℃、相
対湿度65%における表面張力が35dyne/cm
以上60dyne/cm 以下であり、且つB型粘度計
を用いてNo.2ローター、60rpmの条件で測定し
たときの23℃における粘度が50mPa・s以上50
0mPa・s未満である。また本発明は、水性エマルジ
ョン型粘着剤を剥離シート上に塗布したとき、前記水性
エマルジョン型粘着剤および前記剥離シート間の接触角
が70〜100度の範囲となるように水性エマルジョン
型粘着剤を選択する前記の製造方法を提供するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明で使用する表面基材としては、とくに制限
されるものではなく、従来から公知の材料を適宜選択す
ることができる。例えば、各種紙、フィルム、金属箔な
どが挙げられる。
【0007】本発明で使用する水性エマルジョン型粘着
剤は、下記の物性を有することが必要であり、ここに本
発明の特徴がある。すなわち、水性エマルジョン型粘着
剤は、20℃、相対湿度65%における表面張力が35
dyne/cm 以上60dyne/cm 以下であり、
且つB型粘度計を用いてNo.2ローター、60rpm
の条件で測定したときの23℃における粘度が50mP
a・s以上500mPa・s未満である。なお、ここで
本発明でいう表面張力とは、ディヌイの張力計を使用し
た輪環法で測定した値を意味する。
【0008】前記表面張力が35dyne/cm未満で
且つ粘度が500mPa・s未満の場合は、粘着剤の塗
工速度を高速(100m/min以上)にすると、剥離
シート上に塗工された粘着剤表面の全面にハジキやチジ
ミが発生し、更に表面張力が35dyne/cm未満で
粘度が50mPa・s未満のときにはハジキ発生のほか
に液ダレと粘着剤層の広がりが多くなる。前記表面張力
が35dyne/cm以上60dyne/cm以下であ
り、粘度が50mPa・s以上500mPa・s未満の
場合は、粘着剤の塗工速度を高速(100m/min以
上)にしても塗工した粘着剤表面にハジキやチジミは発
生しなくなり、液ダレと粘着剤層の広がりを防止でき
る。前記粘度が500mPa・sを超える場合は、塗工
速度が高速(100m/min以上)になると表面張力
の値に関係なく塗工面にリブ模様の発生や、空気同伴に
よる微細な泡の欠陥が発生する。また粘度が50mPa
・s以下の場合は、表面張力が35dyne/cm以上
であっても、液ダレと粘着剤層の広がりが顕著になり、
事実上塗工が困難になる。前記表面張力が60dyne
/cmを超えて大きくなると、粘度が50mPa・s以
上で500mPa・s未満の範囲にあっても剥離シート
上でハジキを生じて実際上塗工が困難になる。このよう
に、水性エマルジョン型粘着剤の前記表面張力が35d
yne/cm以上60dyne/cm以下であり、且つ
粘度が50mPa・s以上500mPa・s未満である場
合にのみ、高速塗工をしたときにその塗工面の表面にハ
ジキやチジミ或いはリブ模様が発生せず、且つ液ダレと
粘着剤層の広がりを防止することができる。なお、前記
表面張力および粘度のより好ましい範囲は、表面張力が
40〜50dyne/cm、粘度が200mPa・s以
上500mPa・s未満である。
【0009】本発明の水性エマルジョン型粘着剤を構成
する材料としては、アクリル酸エステル共重合体樹脂、
酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体樹脂、スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体樹脂、スチレン−ブタ
ジエン共重合エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル−ア
クリル酸エステル共重合体樹脂などの水性エマルジョン
が挙げられる。また表面張力および粘度を調整するため
に、ロジン誘導体などの粘着付与剤、増粘剤、粘性改良
剤などを配合することができる。さらに顔料、消泡剤、
分散剤などを必要に応じて配合することもできる。
【0010】また本発明によれば、水性エマルジョン型
粘着剤を剥離シート上に塗布したとき、水性エマルジョ
ン型粘着剤および剥離シート間の接触角が70〜100
度の範囲となるように水性エマルジョン型粘着剤を選択
することにより、塗工速度が、100m/min以上の
高速であってもハジキやチジミが発生せず、また空気同
伴による微細な泡の欠陥もない美麗な塗工表面を得るこ
とができる。ここでいう接触角とは、ゴニオメータ式接
触角測定器(エルマ販売(株)製)を用い温度20℃、
湿度65%の条件で測定した際の値を意味する。なお、
接触角のより好ましい範囲は80〜90度である。
【0011】本発明で使用する剥離シートとしては、と
くに制限されるものではなく、従来から公知の材料を適
宜選択することができる。例えば、グラシン紙、クレー
コート紙、フィルムラミネート紙、ポリエステルフィル
ム、ポリエチレンフィルムなどにシリコン化合物の剥離
剤を塗布したものなどが挙げられる。
【0012】水性エマルジョン型粘着剤は、剥離シート
上への高速塗工(例えば100m/min以上の速度)
が可能である。そのための塗工装置としては、リーバー
スロールコーター、エアーナイフコーター、ナイフコー
ター、コンマコーター、リバースグラビアコーター、ス
ロットダイコーター、リップコーター、カーテンダイコ
ーターなどが挙げられるが、粘着剤を加圧して押し出し
て基材に塗布する高速塗工に適したファウンテンコータ
ーであるスロットダイコーター、リップコーター、カー
テンダイコーターなども望ましい。水性エマルジョン型
粘着剤の塗工量はとくに制限されないが、例えば10〜
30g/m2である。なお、本発明によれば、100m
/min未満の通常速度ないし低速塗工の場合であって
も粘着剤層に筋、ハジキ、チジミ、液ダレなどが発生せ
ず、且つ生産性に優れる粘着シートが得られることは勿
論である。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例により説
明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。なお、例中、%および部は重量基準である。 実施例1 攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下ロートを有する容器
中に、イオン交換水を14部仕込み80℃まで昇温し
た。一方、イオン交換水25部、アクリル酸ブチル53
部、アクリル酸1.6部、第一工業製薬(株)製界面活
性剤アクアロンKH−10の1部をホモミキサーで乳化
し、混合乳化液(A)をつくった。上記容器中に、3%
過硫酸カリウム水溶液を1部仕込み、乳化重合を開始し
た。重合は混合乳化液(A)と3%過硫酸カリウム水溶
液4.3部をそれぞれ3時間かけて容器中に滴下するこ
とにより行った。この間容器内は80℃に保った。滴下
終了後、1時間、80℃に保ち、熟成を行った。その後
冷却を開始し、30℃まで冷却後、アンモニア水を添加
しpHを8に調整し、増粘剤として旭電化工業(株)製
アデカノールUH−420を用いて、粘度を400mP
a・s(B型粘度計、No.2ローター、23℃、60
rpm)に、且つ表面張力を46dyne/cmに調整
した(ディヌイの張力計を使用した輪環法での測定)。
この水性エマルジョン型粘着剤をコンマコーター(ヒラ
ノテクシード(株)製マルチコーター)を用い、離型処
理したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム
上に塗工量が18g/m2(DRY)となるように10
m/minの塗工速度で塗工し、100℃の乾燥炉で乾
燥した。乾燥性は良好で、粘着剤塗工面にハジキ、チジ
ミはなく、塗工面も平滑であった。
【0014】実施例2 図1は、本実施例で使用した高速塗工機Aを説明するた
めの図である。高速塗工機Aは、剥離シート(PET)
を矢印方向に、例えば100m/nim以上で高速移動
させることができ、バーコーターにより水性エマルジョ
ン型粘着剤をPET上に塗布することができる装置であ
る。実施例1で調製した水性エマルジョン型粘着剤を塗
工量が18g/m2(DRY)になるように、離型処理
したPETフィルム上に高速塗工機Aにより塗工速度4
00m/minで塗工したところ、粘着剤表面上にハジ
キ、チジミはなく、塗工面は平滑であった。
【0015】実施例3 実施例1の水性エマルジョン型粘着剤を剥離シート(林
紙工(株)製のポリラミ色上質紙KP−8)の上に静か
に置いて、接触角を測定したところ82度であった。コ
ンマコーター(ヒラノテクシード(株)製マルチコータ
ー)を用い、剥離シート(林紙工(株)製のポリラミ色
上質紙KP−8)上に塗工量が18g/m2(DRY)
になるように水性エマルジョン型粘着剤を塗工し、乾燥
後、上質紙<55>(紀州製紙(株)製)を圧着し、粘
着シートを得た。粘着剤塗工面にハジキ、チジミはな
く、塗工面も平滑であった。また、図1に示す高速塗工
機Aを用い、前記剥離シート上に水性エマルジョン型粘
着剤を塗工量が18g/m2(DRY)になるように、
塗工速度400m/minで塗工し、ハジキ、チジミの
有無を観察した。その結果においても、粘着剤表面上に
ハジキ、チジミはなく、塗工面は平滑であった。
【0016】実施例4 実施例3で用いた剥離シート(林紙工(株)製のポリラ
ミ色上質紙KP−8)を別種の剥離シート(東洋紡績
(株)製の離型処理した25μ厚のPETフィルムに置
き換えた。このPETフィルムの上に実施例1の水性エ
マルジョン型粘着剤を静かに置いて接触角を測定したと
ころ86度であった。実施例3と同様に、この離型処理
したPETフィルム上に実施例1の水性エマルジョン型
粘着剤を塗工してハジキ、チジミの有無を観察した。そ
の結果塗工速度400m/minにおいても、粘着剤表
面上にハジキ、チジミはなく、塗工面は平滑であった。
【0017】比較例1 実施例1で用いた水性エマルジョン型粘着剤100部に
対して、湿潤剤ノプコウエット50(サンノプコ(株)
製)を0.5部添加し、粘度が350mPa・s(B型
粘度計、No.2ローター、23℃、60rpm)であ
り、表面張力が31dyne/cmの水性エマルジョン
型粘着剤を得た。これを実施例2と同様の方法で高速塗
工した。PETフィルム上に塗工された粘着剤表面に
は、多数のハジキが発生していた。
【0018】比較例2 実施例1の水性エマルジョン型粘着剤に増粘剤アデカノ
ールUH−420を添加して、23℃における粘度(B
型粘度計、No.2ローター、23℃、60rpm)が
3500mPa・sであり、表面張力が46dyne/
cmであり、接触角の測定値が81度である水性エマル
ジョン型粘着剤を得た。この水系エマルジョン型粘着剤
を用いて、実施例2と同様の方法で高速塗工した。粘着
剤塗工面には筋が発生し、表面はユズ肌状であった。
【0019】比較例3 剥離シート(林紙工(株)製のポリラミ色上質紙KP−
8)に対する接触角が67度である、23℃における粘
度(B型粘度計、No.2ローター、23℃、60rp
m)が11000mPa・sであり、表面張力が32d
yne/cmである市販の水性エマルジョン型粘着剤を
用いて、実施例3と同様に高速塗工した結果、粘着剤塗
工面に多数のハジキが発生していた。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、粘着剤層に筋、ハジ
キ、チジミ、液ダレなどが発生せず、且つ生産性に優れ
る粘着シートおよびその製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例および比較例で使用した高速塗工機Aを
説明するための図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 哲弥 兵庫県姫路市城見台4−6−14 (72)発明者 西池 春樹 兵庫県龍野市龍野町中村199−85 Fターム(参考) 4J004 AA05 AA06 AA09 AA10 AB01 CA01 CA08 CB02 DA04 DB02 GA01 4J040 CA061 DB051 DB061 DE021 DF041 JA03 JA09 JB09 LA11 NA21 PA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面基材;20℃、相対湿度65%にお
    ける表面張力が35dyne/cm 以上60dyne
    /cm 以下であり、且つB型粘度計を用いてNo.2
    ローター、60rpmの条件で測定したときの23℃に
    おける粘度が50mPa・s以上500mPa・s未満
    である水性エマルジョン型粘着剤からなる粘着剤層;お
    よび剥離シートがこの順で積層されてなる粘着シート。
  2. 【請求項2】 水性エマルジョン型粘着剤を剥離シート
    上に塗布したとき、前記水性エマルジョン型粘着剤およ
    び前記剥離シート間の接触角が70〜100度の範囲と
    なるように水性エマルジョン型粘着剤を選択する請求項
    1に記載の粘着シート。
  3. 【請求項3】 剥離シート上に水性エマルジョン型粘着
    剤を塗工し、さらに前記水性エマルジョン型粘着剤上に
    表面基材を積層する工程を有する粘着シートの製造方法
    において、前記水性エマルジョン型粘着剤として、下記
    の物性を有するものを選択することを特徴とする前記製
    造方法。前記水性エマルジョン型粘着剤の物性:20
    ℃、相対湿度65%における表面張力が35dyne/
    cm 以上60dyne/cm 以下であり、且つB型粘
    度計を用いてNo.2ローター、60rpmの条件で測
    定したときの23℃における粘度が50mPa・s以上
    500mPa・s未満である。
  4. 【請求項4】 水性エマルジョン型粘着剤を剥離シート
    上に塗布したとき、前記水性エマルジョン型粘着剤およ
    び前記剥離シート間の接触角が70〜100度の範囲と
    なるように水性エマルジョン型粘着剤を選択する請求項
    3に記載の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005162989A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Nisshin Chem Ind Co Ltd 接着剤組成物
WO2020138194A1 (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 積水化学工業株式会社 電波吸収体

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