JP2003096087A - 反応性シリル基を有する環状オレフィン - Google Patents

反応性シリル基を有する環状オレフィン

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JP2003096087A
JP2003096087A JP2001295453A JP2001295453A JP2003096087A JP 2003096087 A JP2003096087 A JP 2003096087A JP 2001295453 A JP2001295453 A JP 2001295453A JP 2001295453 A JP2001295453 A JP 2001295453A JP 2003096087 A JP2003096087 A JP 2003096087A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応性シリル基の接着性機能や架橋点となっ
て架橋する機能を維持し、しかも、該重合体の重合工程
で重合反応を阻害したり、脱触媒工程で分解したり、ゲ
ル状の重合体の生成を招くこともなく、さらに、重合体
溶液としての保存安定性のよい重合体を得るための反応
性シリル基を有する環状オレフィンを得る。 【解決手段】 式(1)で表される反応性シリル基を有
する環状オレフィン。 【化1】 [式(1)中、A1〜A4の少なくとも1つは、下記式
(2)で表される反応性シリル基を示す。] 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属、ガラスなど
のとの接着性が良好で架橋が可能であり、光学的透明性
が高く耐熱性にも優れた、光学透明材料として有用な環
状オレフィン系重合体の製造に用いられる環状オレフィ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】側鎖に反応性シリル基を有する環状オレ
フィンは、特開昭52−52999号公報、特開平7−
196736号公報、米国特許第5912313号明細
書などに記載されている。これらの反応性シリル基のS
i原子に結合する置換基は、アルコキシ、アリロキシ、
ハロゲン、ハロゲン化アルキルなどの置換基である。し
かし、これら反応性シリル基を有する環状オレフィンを
用いて、単独で、あるいはエチレンや環状オレフィンな
どから選ばれた単量体と付加重合を行う際に、これらの
反応性シリル基が重合触媒と作用して、重合反応を阻害
することが多い。また、これら重合体から水、酸などを
用いて、重合触媒残さを除去する際に、反応性シリル基
がこれらの水、酸などと反応して分解したり、ゲル状の
縮合体の生成を招くことがあり、これら重合体の製造上
の障害となったり、重合触媒に由来する残留金属の低減
が困難であるなどの問題を伴うことが多い。また、重合
体を溶媒に溶かし重合体溶液として保存しておく際に、
反応性シリル基が水分などと反応して、重合体溶液の粘
度が増加するなど保存安定性が悪いことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、反応性シリ
ル基含有環状オレフィン系重合体としての機能を保持
し、すなわち、反応性シリル基の接着性機能や架橋点と
なって架橋する機能を維持し、しかも、該重合体の重合
工程で重合反応を阻害したり、脱触媒工程で分解した
り、ゲル状の縮合体の生成を招くこともなく、さらに、
重合体溶液としての保存安定性のよい重合体を得るため
の反応性シリル基を有する環状オレフィンを得ることに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(1)で表
される反応性シリル基を有する環状オレフィンに関す
る。
【0005】
【化3】
【0006】[式(1)中、A1〜A4はそれぞれ独立し
て、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20のアルキ
ル基、アルケニル基、シクロアルキル基、またはアリー
ル基であり、A1〜A4の少なくとも1つは、下記式
(2)で表される反応性シリル基を示す。mは0または
1を示す。]
【0007】
【化4】
【0008】[式(2)中、R1,R2,R3はそれぞれ独
立して、水素原子または炭素数1〜20の炭化水素基を
示し、nは0〜5の整数を示す。また、Yは炭素数2〜
20の脂肪族ジオール、脂環族ジオールあるいは芳香族
ジオールの炭化水素残基を示す。] 上記式(2)で表される反応性シリル基において、ジオ
キサシラシクロアルキル環構造が5〜7員環であること
が、反応性シリル基の反応性と安定性のバランスの点で
好ましい。すなわち、主鎖の炭素数が2〜4のジオール
残基で環構造が形成されていることが好ましい。特に、
主鎖の炭素数が3のジオール残基からなるジオキサシラ
シクロアルキル環構造はその合成が容易な点で好まし
い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、上記式(2)で表され
る反応性シリル基を側鎖に有する、上記式(1)で表さ
れる環状オレフィンである。この環状オレフィンを用い
ることにより、反応性シリル基含有環状オレフィン系重
合体としての機能を保持し、しかも、該重合体の重合工
程で重合反応を阻害したり、脱触媒工程で分解したり、
ゲル状の縮合体の生成を招くこともなく、さらに、溶液
状態における保存安定性のよい重合体を得ることができ
る。以下に、本発明の実施の形態を具体的に説明する。
【0010】本発明の反応性シリル基を有する環状オレ
フィンは、以下の合成法によって得られる。 1)下記式(3)で表される反応性シリル基を有するオ
レフィン化合物とシクロペンタジエンとのDiels−
Alder反応により、式(4)で表される反応性シリ
ル基を有するビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
の誘導体が得られる。
【0011】 A12C=CA34 ・ ・ ・ ・式(3) [A1〜A4は式(1)と同じ。]
【0012】
【化5】
【0013】[A1〜A4は式(1)と同じ。]
【0014】さらに、式(4)で表される化合物とシク
ロペンタジエンとのDiels−Alder反応によ
り、下記式(5)で表される反応性シリル基を有するテ
トラシクロ[4.4.0.1.2,57,10]ドデセンの
誘導体が得られる。
【0015】
【化6】
【0016】[A1〜A4は式(1)と同じ。]
【0017】2)また、他の合成法として、式(3)の
代わりに式(6)で表される化合物を用いてシクロペン
タジエンとのDiels−Alder反応を行って式
(7)で表される化合物を得る。
【0018】 [A1〜A3、R1,R2,R3およびnは式(1)および
式(2)と同じであり、Xは塩素原子または臭素原子を
表す。]
【0019】
【化7】
【0020】[A1〜A3、R1,R2,R3およびnは式
(1)および式(2)と同じであり、Xは塩素原子また
は臭素原子を表す。]
【0021】式(7)で表される化合物をHO−Y−O
Hで表されるジオール化合物と反応させることにより、
式(4)で表される反応性シリルを有するビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン誘導体が得られる。
[Yは式(2)と同じ。]
【0022】また、式(7)で表される化合物をさら
に、シクロペンタジエンとDiels−Alder反応
を行うことにより、式(8)で表される化合物が得られ
る。
【0023】
【化8】
【0024】[A1〜A3、R1,R2,R3およびnは式
(1)および式(2)と同じ。Xは塩素原子または臭素
原子を表す。]
【0025】式(8)で表される化合物をHO−Y−O
Hで表されるジオール化合物と反応させることにより、
上記式(5)で表される反応性シリル基を有するテトラ
シクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデセンの誘導
体が得られる。[Yは式(2)と同じ。]
【0026】式(3)で表される化合物の具体例として 1’−メチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシク
ロペンチルエチレン、1’,3’−ジメチル−2’,
5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチルエチレン、
1’,3’,4’−トリメチル−2’,5’−ジオキサ
−1’−シラシクロペンチルエチレン、1’,3’,
3’,4’,4’−ペンタメチル−2’,5’−ジオキ
サ−1’−シラシクロペンチルエチレン、1’−メチル
−3’,3’,4’,4’−テトラフェニル−2’,
5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチルエチレン、
1’−エチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシク
ロペンチルエチレン、1’−エチル−3’,4’−ジメ
チル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチ
ルエチレン、1’−フェニル−2’,5’−ジオキサ−
1’−シラシクロペンチルエチレン、1’−フェニル−
3’,4’−ジメチル−2’,5’−ジオキサ−1’−
シラシクロペンチルエチレン、1−[1’−メチル−
2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]−
1−プロペン、2−[1’−メチル−2’,5’−ジオ
キサ−1’−シラシクロペンチル]−1−プロペン、1
−[1’−メチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラ
シクロペンチル]−2−クロロエチレン、1’−メチル
−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシルエ
チレン、1’,3’−ジメチル−2’,6’−ジオキサ
−1’−シラシクロヘキシルエチレン、1’,3’,
5’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラ
シクロヘキシルエチレン、1’,3’,4’,5’−テ
トラメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロ
ヘキシルエチレン、1’,4’,4’−トリメチル−
2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシルエチ
レン、1’−メチル−4’−エチル−4’−ブチル−
2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシルエチ
レン、1’−メチル−4’−spiro−シクロヘキシ
ル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル
エチレン、1−[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ
−1’−シラシクロヘキシル]−2−クロロエチレン、
1−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジ
オキサ−1’−シラシクロヘキシル]−2−クロロエチ
レン、1−[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−
1’−シラシクロヘキシル]−1−プロペン、1−
[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキ
サ−1’−シラシクロヘキシル]−1−プロペン、2−
[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシ
クロヘキシル]−1−プロペン、2−[1’,4’,
4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラ
シクロヘキシル]−1−プロペン、3−[1’−メチル
−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]
−1−プロペン、3−[1’,4’,4’−トリメチル
−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]
−1−プロペン、4−[1’−メチル−2’,6’−ジ
オキサ−1’−シラシクロヘキシル]−1−ブテン、4
−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオ
キサ−1’−シラシクロヘキシル]−1−ブテン、1’
−メチル−3’−フェニル−2’,6’−ジオキサ−
1’−シラシクロヘキシルエチレン、1’−メチル−
4’−フェニル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシ
クロヘキシルエチレン、1’−エチル−2’,6’−ジ
オキサ−1’−シラシクロヘキシルエチレン、1’−エ
チル−4’,4’−ジメチル−2’,6’−ジオキサ−
1’−シラシクロヘキシルエチレン、1’−フェニル−
2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシルエチ
レン、1’−フェニル−4’,4’−ジメチル−2’,
6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシルエチレン、
1’−メチル−2’,7’−ジオキサ−1’−シラシク
ロヘプチルエチレン、1’−エチル−2’,7’−ジオ
キサ−1’−シラシクロヘプチルエチレン、1’−フェ
ニル−2’,7’−ジオキサ−1’−シラシクロヘプチ
ルエチレン、などが挙げられる。
【0027】式(6)で表される化合物の具体例とし
て、ジクロロメチルビニルシラン、ジブロモメチルビニ
ルシラン、ジクロロエチルビニルシラン、ジブロモエチ
ルビニルシラン、ジクロロフェニルビニルシラン、ジブ
ロモフェニルビニルシラン、1−ジクロロメチルシリル
−2−クロロエチレン、1−ジブロモメチルシリル−2
−クロロエチレン、1−ジクロロメチルシリル−1−プ
ロペン、1−ジブロモメチルシリル−1−プロペン、2
−ジクロロメチルシリル−1−プロペン、2−ジブロモ
メチルシリル−1−プロペン、3−ジクロロメチルシリ
ル−1−プロペン、3−ジブロモメチルシリル−1−プ
ロペン、2−ジクロロエチルシリル−1−プロペン、2
−ジクロロフェニルシリル−1−プロペン、2−ジブロ
モフェニルシリル−1−プロペン、2−メチル−3−ジ
クロロメチルシリル−1−プロペン、4−ジクロロメチ
ルシリル−1−ブテン、4−ジブロモメチルシリル−1
−ブテン、などが挙げられる。
【0028】式(3)の化合物から式(4)の化合物、
式(4)の化合物から式(5)の化合物、式(6)の化
合物から式(7)の化合物および式(7)の化合物から
式(8)の化合物へのDiels−Alder反応は、
シクロペンタジエン、あるいはその二量体であるジシク
ロペンタジエンを添加して行われる。窒素、アルゴンな
どの不活性気体の雰囲気下で行うことが好ましく、溶媒
は特に必要のない限りは用いなくともよい。反応温度が
高いほど反応速度が高くなる一方、選択性が低下するこ
とが多く、通常、150〜250℃、好ましくは170
〜230℃の範囲内で実施される。反応に際して、シク
ロペンタジエンあるいはジシクロペンタジエンは、選択
性・収率などの面から、反応に用いるオレフィンに対し
0.8〜1.3当量の範囲で添加することが好ましい。
添加方法としては1回で加えてもよいし、また2回以上
に分割して加えたり、連続的に加えてもよい。生成物
は、蒸留および/または再結晶などの公知の方法にて出
発物質や副生成物などと分離、精製することができる
し、特に分離精製操作を行うことなく、次の反応に用い
てもよい。
【0029】HO−Y−OHで表されるジオール化合物
の具体例としては、1,2−エタンジオール、1,2−
ジフェニル−1,2−エタンジオール、1,1,2,2
−テトラフェニル−1,2−エタンジオール、1,2−
プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−
1,3−プロパンジオール、1−フェニル−1,3−プ
ロパンジオール、2−フェニル−1,3−プロパンジオ
ール、1,1−シクロヘキサンジメタノール、1,2−
シクロヘキサンジメタノール、2−ヒドロキシメチル−
1−ブタノール、2−メチル−2−ヒドロキシメチル−
1−ブタノール、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−
1−ブタノール、2−ヒドロキシメチル−1−ヘキサノ
ール、2−メチル−2−ヒドロキシメチル−1−ヘキサ
ノール、2,3−ジヒドロキシメチル−1−ヘプタン、
1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、
2,3−ジメチル−1,4−ブタンジオール、2,3−
ジメチル−2,3−ブタンジオール、2−ブテン−1,
4−ジオール、2,4−ペンタンジオール、3−メチル
−2,4−ペンタンジオールなどが挙げられる。
【0030】式(7)または式(8)の化合物と式HO
−Y−OHで表されるジオール化合物の反応は、エーテ
ル化合物、炭化水素化合物またはハロゲン化炭化水素化
合物を溶媒として、式(7)または式(8)の化合物1
モルに対して、好ましくは0.8〜1.2モルの範囲の
ジオール化合物を反応させる。その際、トリアルキルア
ミンなどのアミン化合物、あるいはピリジンなどの複素
環化合物を2モル以上存在させ、生成するハロゲン化水
素を塩として除去する手法が一般的にとられる。また、
これらのアミン化合物や複素環化合物を存在させなくと
も、生成するハロゲン化水素を減圧するなどの手法で直
接除去してもよい。反応温度は、−20〜100℃、好
ましくは−10〜80℃の範囲内で設定される。副生す
るハロゲン化水素の塩が反応後に沈殿している場合は、
ろ過操作により除去できる。生成する式(4)または式
(5)の化合物は、減圧下での蒸留、再結晶、その他の
公知の方法を行うことにより、溶媒、他の副生物と分離
することができる。
【0031】本発明の特定の構造からなる反応性シリル
基を有する環状オレフィンである式(4)で表される化
合物の具体例としては、5−[1’−メチル−2’,
5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−[1’,3’−
ジメチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペ
ンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5
−[1’,3’,4’−トリメチル−2’,5’−ジオ
キサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−[1’,3’,3’,
4’,4’−ペンタメチル−2’,5’−ジオキサ−
1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン、5−[1’−メチル−3’,3’,
4’,4’−テトラフェニル−2’,5’−ジオキサ−
1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン、5−[1’−エチル−2’,5’−ジ
オキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−[1’−エチル−
3’,4’−ジメチル−2’,5’−ジオキサ−1’−
シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン、5−[1’−フェニル−2’,5’−ジオキ
サ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−[1’−フェニル−3’,
4’−ジメチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシ
クロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−[1’−メチル−2’,5’−ジオキサ−1’
−シラシクロペンチル]−5−メチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−[1’−メチル−
2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]−
6−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−[1’−メチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シ
ラシクロペンチル]−6−エチルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−[1’−メチル−2’,
5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]−6−ク
ロロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシ
クロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−[1’,3’−ジメチル−2’,6’−ジオキ
サ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−[1’,3’,5’−トリ
メチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキ
シル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
[1’,3’,4’,5’−テトラメチル−2’,6’
−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−[1’,4’,
4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラ
シクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン、5−[1’−メチル−4’−エチル−4’−ブチ
ル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシ
ル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
[1’−メチル−4’−spiro−シクロヘキシル−
2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−[1’−
メチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキ
シル]−5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,
6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]−5−メ
チルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシ
クロヘキシル]−6−メチルビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン、5−[1’,4’,4’−トリメチル
−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]
−6−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−1’
−シラシクロヘキシル]−6−エチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−[1’,4’,4’−
トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロ
ヘキシル]−6−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン、5−[1’−メチル−2’,6’−ジオキ
サ−1’−シラシクロヘキシル]−6−クロロビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−[1’,4’,
4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラ
シクロヘキシル]−6−クロロビシクロ[2.2.1]
ヘプト−2−エン、5−[1’−メチル−2’,6’−
ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]メチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−[1’,4’,
4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラ
シクロヘキシル]メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン、5−[1’−メチル−2’,6’−ジオキ
サ−1’−シラシクロヘキシル]エチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−[1’,4’,4’−
トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロ
ヘキシル]エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン、5−[1’−メチル−3’−フェニル−2’,
6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−[1’−メチル
−4’−フェニル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラ
シクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン、5−[1’−エチル−2’,6’−ジオキサ−
1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン、5−[1’−エチル−4’,4’−ジ
メチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキ
シル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
[1’−フェニル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラ
シクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン、5−[1’−フェニル−4’,4’−ジメチル−
2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−[1’−
メチル−2’,7’−ジオキサ−1’−シラシクロヘプ
チル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 5−[1’−エチル−2’,7’−ジオキサ−1’−シ
ラシクロヘプチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン 5−[1’−フェニル−2’,7’−ジオキサ−1’−
シラシクロヘプチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エンなどが挙げられる。
【0032】また、本発明の特定の構造からなる反応性
シリル基を有する環状オレフィンとして、式(5)で表
される化合物の具体例としては、8−[1’−メチル−
2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]−
3−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデ
セン、8−[1’,3’,4’−トリメチル−2’,
5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]−3−テ
トラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデセン、
8−[1’−エチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シ
ラシクロペンチル]−3−テトラシクロ[4.4.0.
2,5.17,10]ドデセン、8−[1’−フェニル−
2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]−
3−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデ
セン、8−[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−
1’−シラシクロヘキシル]−3−テトラシクロ[4.
4.0.12,5.17,10]ドデセン、8−[1’,
4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’
−シラシクロヘキシル]−3−テトラシクロ[4.4.
0.12,5.17,10]ドデセン、8−[1’−メチル−
2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]−
8−メチル−3−テトラシクロ[4.4.0.12,5
7,10]ドデセン 8−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジ
オキサ−1’−シラシクロヘキシル]−8−メチル−3
−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデセ
ン、8−[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−1’
−シラシクロヘキシル]−9−メチル−3−テトラシク
ロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデセン 8−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジ
オキサ−1’−シラシクロヘキシル]−9−メチル−3
−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデセ
ン、8−[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−1’
−シラシクロヘキシル]−9−クロロ−3−テトラシク
ロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデセン 8−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジ
オキサ−1’−シラシクロヘキシル]−9−クロロ−3
−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデセ
ン、などが挙げられる。
【0033】また、本発明の特定の構造からなる反応性
シリル基を有する環状オレフィンとして、式(7)で表
される化合物の具体例としては、5−ジクロロメチルシ
リルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ジ
ブロモメチルシリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、5−ジクロロエチルシリルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−ジブロモエチルシリルビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ジクロロフ
ェニルシリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−ジブロモフェニルシリルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−ジクロロメチルシリル−6
−クロロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5
−ジブロモメチルシリル−6−クロロビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−ジクロロメチルシリル
−5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−ジブロモメチルシリル−5−メチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ジクロロメチル
シリル−6−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、5−ジブロモメチルシリル−6−メチルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 5−ジクロロメチルシリル−6−エチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−ジブロモメチルシリル
−6−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 5−ジクロロメチルシリルメチルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−ジブロモメチルシリルメチ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−(2
−ジクロロメチルシリル)エチルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−(2−ジブロモメチルシリ
ル)エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−ジクロロメチルシリルメチル−5−メチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エンなどが挙げられる。
【0034】また、本発明の特定の構造からなる反応性
シリル基を有する環状オレフィンとして、式(8)で表
される化合物の具体例としては、8−ジクロロメチルシ
リル−3−テトラシクロ[4.4.0.12,5
7,10]ドデセン、8−ジブロモメチルシリル−3−テ
トラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデセン、
8−ジクロロメチルシリル−8−メチル−3−テトラシ
クロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデセン、8−ジ
ブロモメチルシリル−8−メチル−3−テトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]ドデセン、8−ジクロ
ロメチルシリル−9−メチル−3−テトラシクロ[4.
4.0.12,5.17,10]ドデセン、8−ジブロモメチ
ルシリル−9−メチル−3−テトラシクロ[4.4.
0.12,5.17,10]ドデセン、8−ジクロロメチルシ
リル−9−クロロ−3−テトラシクロ[4.4.0.1
2,5.17,10]ドデセン、8−ジブロモメチルシリル−
9−クロロ−3−テトラシクロ[4.4.0.12,5
7,10]ドデセン、8−ジクロロフェニルシリル−3−
テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデセ
ン、8−ジブロモフェニルシリル−3−テトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]ドデセンなどを挙げる
ことができる。
【0035】本発明の反応性シリル基を有する環状オレ
フィンは、例えば、核磁気共鳴スペクトル(1H−NM
R)により、3.6〜3.8ppmのSi−O−CH2
のCH2による吸収、0.4〜3.1ppmおよび5.8〜
6.2ppmの脂環式炭化水素に由来する吸収、および
0〜0.6ppmのSi−アルキルのSi−CH2−またはS
i−CH3の吸収からその構造を確認することができる。
【0036】本発明の特定の構造からなる反応性シリル
基を有する環状オレフィンは、他の環状オレフィンおよ
び/またはα−オレフィンとの付加共重合体の製造に用
いられるだけでなく、他の環状オレフィンとの開環共重
合体、さらにその水素化共重合体の製造に用いられる。
これら、本発明の特定の構造からなる反応性シリル基を
有する環状オレフィンを用いて得られる共重合体は、金
属、ガラス、無機物や他の樹脂との複合体、表面への接
着剤、コーティング剤として用いることができる。ま
た、自己架橋して、さらに耐溶剤・薬品性や寸法安定性
の優れた共重合体となることができる。
【0037】以下、本発明を実施例によってさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら制
限を受けるものではない。なお、分子量、全光線透過
率、ガラス転移温度、接着・密着性、トルエン膨潤度、
溶液粘度は、下記の方法で測定した。
【0038】(1)重量平均分子量、数平均分子量:ウ
ォーターズ(WATERS)社製150C型ゲルパーミエショ
ンクロマトフィー(GPC)装置で東ソ−(株)製Hタ
イプカラムを用い、o−ジクロロベンゼンを溶媒とし
て、120℃で測定した。得られた分子量は標準ポリス
チレン換算値である。 (2)全光線透過率:ASTM−D1003に準拠し、
厚さが150μmのフィルムにして、全光線透過率を測
定した。 (3)Tanδのピーク温度(ガラス転移温度):動的
粘弾性のTanδ(貯蔵弾性率E'と損失弾性率E"との
比E"/E'=Tanδ)のピーク温度で重合体のガラス転
移温度を測定した。動的粘弾性の測定はレオバイブロン
DDV−01FP(オリエンテック製)を用い、測定周
波数が10Hz、昇温速度が4℃/分、加振モードが単
一波形、加振振幅が2.5μmのものを用いて得られる
Tanδの温度分散のピーク温度で求めた。 (4)接着性・密着性(剥離試験):10cm×10c
mの試験片にアルミニウムを蒸着し、この蒸着膜に対し
て、カッターにより、1mm×1mmの碁盤目が5個×
5個形成されるように、切り込みを入れ、セロハンテー
プによる剥離試験を行い、25ブロック中における剥離
したブロックの数を測定した。 (5)トルエン膨潤度:厚さ50〜250μm、縦横2
cm×2cmのフィルムを25℃のトルエンに3時間浸
漬し、浸漬前後のフィルム重量を測定し、下記式で膨潤
度を算出した。 トルエン膨潤度(%)=(トルエン浸漬後の重量/トル
エン浸漬前の重量)×100 (6)溶液粘度:溶液粘度は東機(TOKI)産業
(株)製、RE80L型回転式粘度計、ローターとして
3°×R14を用いて25℃で測定した。
【0039】実施例1 5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジ
オキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エンの合成:あらかじめ充分に乾
燥し、窒素で置換したステンレス製1リットルオートク
レーブ中に、500グラム(3.5モル)のジクロロメ
チルビニルシラン、および150ミリリットルのジシク
ロペンタジエン(1.1モル)を仕込んだ。バルブを閉
じ、190℃で90分間加熱した。さらに、100ミリ
リットルのジシクロペンタジエン(0.75モル)を追
加し、190℃で60分間加熱した。ガスクロマトグラ
フィーによる分析でジクロロメチルビニルシランの消失
を確認し、得られた5−ジクロロメチルシリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エンは精製することなく次
の反応に用いた。
【0040】撹拌装置を備え、滴下漏斗を接続したガラ
ス製5リットル反応容器を充分に乾燥し、2,2−ジメ
チル−1,3−プロパンジオールを176グラム(1.
69モル)を仕込んだ。続いて、窒素雰囲気下で、トリ
エチルアミンを360グラム、精製トルエンを1リット
ル加え、撹拌しながら10℃に冷却した。上記で得られ
た5−ジクロロメチルシリルビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン(350グラム、1.69モル)を40
0ミリリットルの精製トルエンで希釈したものを、滴下
漏斗より3時間かけて反応容器中へと加え、さらに室温
で1時間撹拌した。生じた白色固体はろ過で除去し、1
リットルの精製トルエンで3回洗った。減圧下でトルエ
ンを留去し、さらに減圧蒸留(101℃/0.5mmH
g)にて精製、332グラムの5−[1’,4’,4’
−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシク
ロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
を得た。図1に1H−NMR(プロトン核磁気共鳴)ス
ペクトルを、図2にIRスペクトルを示す。
【0041】実施例2 5−[1’−フェニル−4’,4’−ジメチル−2’,
6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エンの合成:あらかじめ、
充分に乾燥し、窒素で置換したステンレス製200ミリ
リットルオートクレーブ中に、43グラム(0.21モ
ル)のジクロロフェニルビニルシランおよび8ミリリッ
トルのジシクロペンタジエン(0.060モル)を仕込
み、180℃で3時間加熱した。さらに、6ミリリット
ル(0.045モル)のジシクロペンタジエンを追加、
2時間加熱し、次いで、2.5ミリリットル(0.01
5モル)の追加後1時間加熱した。ガスクロマトグラフ
ィーによる分析の結果、ジクロロフェニルビニルシラン
の転化率は91%であり、得られた5−ジクロロフェニ
ルシリル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンは
精製することなく次の反応に用いた。
【0042】撹拌装置を備え、滴下漏斗を接続したガラ
ス製1リットル反応容器を充分に乾燥し、2,2−ジメ
チル−1,3−プロパンジオールを22.2グラム
(0.21モル)を仕込んだ。続いて、窒素雰囲気下
で、トリエチルアミンを43.6グラム(0.43モ
ル)、精製テトラヒドロフラン(THF)を300ミリ
リットル加え、撹拌しながら0℃に冷却した。上記で得
られた5−ジクロロフェニルシリルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エンの全量を100ミリリットルの精
製THFで希釈したものを滴下漏斗より3時間かけて反
応容器中へと加え、さらに室温で1時間撹拌した。生じ
た白色固体はろ過で除去し、500ミリリットルの精製
トルエンで3回洗った。減圧下で溶媒を留去し、さらに
減圧蒸留(135〜136℃/2.0mmHg)にて精
製、40グラムの5−[1’−フェニル−4’,4’−
ジメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘ
キシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンを得
た。図3に1H−NMRスペクトルを、図4にIRスペ
クトルを示す。
【0043】実施例3 5−[1’−メチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シ
ラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エンの合成:撹拌装置を備え、滴下漏斗を接続したガ
ラス製2リットル反応容器を充分に窒素にて置換し、4
0ミリリットル(0.72モル)の1,2−エタンジオ
ール、210ミリリットル(1.5モル)のトリエチル
アミン、400ミリリットルの精製テトラヒドロフラン
(THF)を仕込み、撹拌しながら0℃に冷却した。実
施例1と同一の手順にて得られた5−ジクロロメチルシ
リルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン(150
グラム、0.72モル)を150ミリリットルの精製T
HFで希釈したものを、滴下漏斗より3時間かけて反応
容器中へと加え、さらに室温で1時間撹拌した。生じた
白色固体はろ過で除去し、500ミリリットルの精製ト
ルエンで3回洗った。減圧下で溶媒を留去し、さらに減
圧蒸留(133〜135℃/11mmHg)にて精製
し、40グラムの5−[1’−メチル−2’,5’−ジ
オキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エンを得た。
【0044】実施例4 5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジ
オキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エンの合成:撹拌装置を備え、滴
下漏斗を接続したガラス製5リットル反応容器を充分に
乾燥し、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール
を372グラム(3.57モル)を仕込んだ。続いて窒
素雰囲気下で、トリエチルアミンを760グラム(7.
51モル)、精製トルエンを1.5リットル加え、撹拌
しながら0℃に冷却した。ジクロロメチルビニルシラン
(500グラム、3.54モル)を500ミリリットル
の精製トルエンで希釈したものを滴下漏斗より4時間か
けて反応容器中へと加え、さらに室温で1時間撹拌し
た。生じた白色固体はろ過で除去し、1リットルの精製
トルエンで3回洗った。減圧下でトルエンを留去し、さ
らに減圧蒸留(73℃/30mmHg)にて精製、46
0グラムの1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’
−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシルエチレンを得
た。
【0045】続いて、あらかじめ充分に乾燥し、窒素で
置換したステンレス製1リットルオートクレーブ中に、
上記で得られた1’,4’,4’−トリメチル−2’,
6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシルエチレン全
量、および160ミリリットルのジシクロペンタジエン
(1.2モル)を仕込み、200℃で90分間加熱し
た。さらに60ミリリットルのジシクロペンタジエン
(0.45モル)を追加し、200℃で60分間加熱、
次いで40ミリリットルの追加後に45分間加熱した。
ガスクロマトグラフィーによる分析の結果、転化率は9
5%であった。反応容器をあけ、減圧蒸留(101℃/
0.5mmHg)にて精製、500グラムの5−[1’
−フェニル−4’,4’−ジメチル−2’,6’−ジオ
キサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エンを得た。1H−NMRによる分析
の結果、実施例1で得られた生成物のものと全く同一の
スペクトルが得られた。
【0046】実施例5 ガラス製フラスコ中に、実施例1で得られた5−
[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキ
サ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン(表1中、「環状オレフィン
A」)3グラムとトルエン3グラムを加え、精製水1グ
ラムを加えて混合物を得た。同様にして、5−トリメト
キシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
(表1中、「環状オレフィンB」)の混合物を得た。こ
れらの混合物を40℃に保持しながら、所定時間振とう
し、各々の環状オレフィンの残量をガスクロマトグラフ
分析により定量した。結果を表1に示した。5−トリメ
トキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
では、混合後30日経過した時点での残量が54%にす
ぎないのに対し、本発明の反応性シリル基を有する環状
オレフィンは98%が残留しており、水に対する安定性
において、より優れたものであった。
【0047】
【表1】
【0048】*)混合直後を100%とした場合の、各
々の環状オレフィンの残量
【0049】参考例1 単量体としてビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
1190ミリモル(112グラム)、5−[1’,
4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’
−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン62.5ミリモル(14.9グラム)、溶媒
としてトルエン630グラム、分子量調節剤としてスチ
レン15.0ミリモルを2,000ミリリットルの反応
器に窒素下で仕込んだ。予め、ヘキサン溶液のオクタン
酸ニッケルとヘキサフルオロアンチモン酸とを−10℃
でモル比1:1で反応させ、沈殿した副生するビス(ヘ
キサフルオロアンチモン酸)ニッケルをガラス製フィル
ターにて除去し、トルエン溶液で希釈したオクタン酸ニ
ッケルのヘキサフルオロアンチモン酸変性体をニッケル
原子として0.25ミリモル、メチルアルモキサン2.
50ミリモル、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体
0.75ミリモルを仕込み重合を行った。30℃で3時
間重合を行い、メタノールで重合を停止した。単量体の
重合体への転化率は95%であった。重合体溶液に水6
60ミリリットル、乳酸48ミリモルを加えて、攪拌、
混合して、触媒成分と反応させ、重合体溶液と水を静置
分離した。触媒成分の反応物を含む水相を除去した重合
体溶液を3Lのイソプロパノールに入れて重合体を凝固
し、未反応単量体と残る触媒残さを除去した。凝固した
重合体を乾燥し、重合体を得た。
【0050】重合体の1H−NMRによる分析の結果、
5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジ
オキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エンに由来する構造単位の含有量
は4.8モル%であった。また、重合体のポリスチレン
換算の数平均分子量(Mn)は95,000、重量平均
分子量(Mw)は390,000で、Mw/Mnは4.
1であった。重合体中の残留アルミニウム原子、ニッケ
ル原子は原子吸光分析から、それぞれ2ppm、0.5ppm
であった。
【0051】得られた重合体10gをメチルシクロヘキ
サン50ミリリットルに溶解して、酸化防止剤としてペ
ンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
およびトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホス
ファイトをそれぞれ、重合体100重量部に対して0.
9重量部を添加した。この重合体溶液をキャストして、
厚さ150μmのフィルムを作製した。全光線透過率は
91%、ガラス転移温度は370℃であった。上記剥離
試験でアルミニウムに対する剥離ブロックは0であっ
た。
【0052】また、重合体10グラムをメチルシクロヘ
キサン50ミリリットルに溶解した重合体溶液に亜リン
酸トリブチルを0.07グラム添加して、重合体溶液を
キャストして厚さ150μmのフィルムを作製した。こ
のフィルムを200℃、2時間、減圧下にしてフィルム
中の溶媒を除去した。このフィルムを150℃、2時
間、水蒸気下に曝し、架橋されたフィルムを得た。その
フィルムのトルエン膨潤度は190%であった。
【0053】参考例2 参考例1にて得られた重合体10グラムを、水分量を1
0ppmのトルエン35.5グラムに溶解した。この重
合体溶液を空気雰囲気下、25℃で1週間静置し、その
前後における溶液粘度を25℃で測定した。その結果、
いずれの時点においても溶液粘度は2,900センチポ
イズであり、粘度の変化は観測されなかった。
【0054】比較参考例1 参考例1にて、5−[1’,4’,4’−トリメチル−
2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンの代わりに5−
トリメトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エンを62.5ミリモルを用いる以外、参考例1と同
様に行った。単量体の重合体への転化率は58%であっ
た。得られた重合体から残留している触媒成分、未反応
単量体を除去するため、参考例1と同様に水、乳酸によ
る処理を行ったがゲル化がおこり、十分精製できなかっ
た。GPCによる分子量の測定は不可能であった。ま
た、重合体中の残留アルミニウム原子、ニッケル原子は
それぞれ30ppm、13ppmであった。
【0055】
【発明の効果】本発明の環状オレフィンは、反応性シリ
ル基含有環状オレフィン系重合体としての機能、すなわ
ち、反応性シリル基の接着性機能や架橋点となって架橋
する機能を維持し、しかも、該重合体の重合工程で重合
反応を阻害したり、脱触媒工程で分解したり、ゲル状の
重合体の生成を招くこともなく、さらに、重合体溶液と
しての保存安定性のよい重合体を得ることができる。本
発明の特定の構造をからなる反応性シリル基を有する環
状オレフィンは、他の環状オレフィンおよび/またはα
−オレフィンとの付加共重合体の製造に用いられるだけ
でなく、他の環状オレフィンとの開環共重合体、さらに
その水素化共重合体の製造に用いられる。これら、本発
明の特定の構造をからなる反応性シリル基を有する環状
オレフィンを用いて得られる共重合体は、金属、ガラ
ス、無機物や他の樹脂との複合体、表面への接着剤、コ
ーティング剤として用いることができる。また、自己架
橋して、さらに耐溶剤・薬品性や寸法安定性の優れた共
重合体となることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた環状オレフィンの1H−N
MRスペクトルである。
【図2】実施例1で得られた環状オレフィンのIRスペ
クトルである。
【図3】実施例2で得られた環状オレフィンの1H−N
MRスペクトルである。
【図4】実施例2で得られた環状オレフィンのIRスペ
クトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 洋一郎 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 林 俊仁 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 4H049 VN01 VP01 VQ06 VQ87 VR11 VR21 VR42 VU20 VU23 VW02 4J032 BB03 CA34 CA36 4J100 AR11P BA75P BC08P

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で表される反応性シリル基を有
    する環状オレフィン。 【化1】 [式(1)中、A1〜A4はそれぞれ独立して、水素原
    子、ハロゲン原子、炭素数1〜20のアルキル基、アル
    ケニル基、シクロアルキル基、またはアリール基であ
    り、A1〜A4の少なくとも1つは、下記式(2)で表さ
    れる反応性シリル基を示す。mは0または1を示す。] 【化2】 [式(2)中、R1,R2,R3はそれぞれ独立して、水
    素原子または炭素数1〜20の炭化水素基を示し、nは
    0〜5の整数を示す。また、Yは炭素数2〜20の脂肪
    族ジオール、脂環族ジオールあるいは芳香族ジオールの
    炭化水素残基を示す。]
  2. 【請求項2】 式(2)で表される反応性シリル基にお
    いて、Yが炭素数2〜4のジオール残基である請求項1
    記載の環状オレフィン。
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