JP2003096084A - ジアルキルピリジルボランの調製 - Google Patents

ジアルキルピリジルボランの調製

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JP2003096084A
JP2003096084A JP2002243438A JP2002243438A JP2003096084A JP 2003096084 A JP2003096084 A JP 2003096084A JP 2002243438 A JP2002243438 A JP 2002243438A JP 2002243438 A JP2002243438 A JP 2002243438A JP 2003096084 A JP2003096084 A JP 2003096084A
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ハロルド ブラウン リピン デイビッド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はグリニャールピリジン試薬をアルコ
キシジアルキルボラン又はトリアルキルボランと反応さ
せることによるジアルキルピリジルボランの製造方法に
関する。 【解決手段】 上記反応は約0℃〜約40℃の範囲の温
度で行われうる。上記グリニャールピリジン試薬はin
situで、テトラヒドロフランの如き、好適な溶媒
中のグリニャール試薬(RMgX)及びハロピリジンの
反応により好ましく調製され、続いてアルコキシジアル
キルボラン又はトリアルキルボランを添加するとジアル
キルピリジルボランが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 ジアルキルピリジルボランは置換ピリジン誘導体を調製
するためのクロスカップリング反応において非常に有用
な試薬である。置換ピリジン誘導体は、p38MAPキ
ナーゼ阻害剤の阻害剤である、1999年11月11日
公開のWO 99/57101中に言及される式(1)
の化合物の合成において使用されうる。p38MAPに
結合する化合物は骨吸収、炎症、及び他の免疫及び炎症
に基づく病理の阻害において有効である。本発明はジア
ルキルピリジルボランの製造のための改良方法に関す
る。
【0002】これらの物質の合成のための現在のプロセ
スは、ブロモピリジン上のリチウム−ブロマイン交換、
それに続くジエチルメトキシボラン又はトリエチルボラ
ンでのリチオピリジンの捕獲を含む。このタイプのプロ
セスは以下の(a)Ishikura, M.; Ma
no, T.; Oda, I.; Terashim
a, M. Heterocycles 1984,
22, 2471−2474;(b)Ishikur
a, M.; Ohta, T.; Terashim
a, M. Chem. Pharm. Bull.
1983, 31, 4573−4577;(c)Mo
rris, G. A.; Nguyen, S.
T. Tetrahedron Lett. 200
1, 42,2093−2096;(d)Labadi
e, S. S.; Rotstein, D.
M.; Sjogren, E. B.; Talam
as, F. X., PCT国際出願第99/571
01号中に言及され、そして以下のスキーム中に示され
る:
【0003】
【化3】
【0004】上記反応は、陰イオンが移動すること、ブ
ロマイドが脱離しピリジンを形成すること、脱プロトン
化、ハライドの移動、及び金属−ハロゲン交換の間のア
ルキルリチウムのピリジンへの添加を避けるために、低
温(エーテル中で<−40℃又はテトラヒドロフラン
(“THF”)中で<−100℃)で行われなければな
らない((a)Gilman, H.; Spatz,
S. M. J. Org. Chem. 195
16, 1485−1494,(b)Malle
t, M.; Branger, G.; Marsa
ia, F.; Quenguiner, G. J.
Organomet. Chem. 1990
82, 319−332を参照のこと)。この反応のた
めに必要とされる低温の使用はコスト及び産業的な設定
においてこれらの物質を大量に生産することの困難さを
加える。従って、それらの商業的な生産のために低温の
使用なしにジアルキルピリジルボランを調製する方法を
有することが望ましい。発明の要約 本発明は、Grignardピリジン試薬をアルコキシ
ジアルキルボラン又はトリアルキルボランと反応させる
ことを含む、ジアルキルピリジルボランの製造方法に関
する。上記反応は約0℃〜約40℃の温度で実行されう
る。
【0005】好ましい態様においては、本発明は以下の
式(2):
【0006】
【化4】
【0007】{式中、R1とR2は各々独立してC1−C
10アルキルであり;R3はH、C1−C10アルキル、C2
−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、−C(O)
(C1−C10アルキル)、−(CH2t(C6−C10アリ
ール)、−(CH2t(4〜10員のヘテロ環)、−C
(O)(CH2t(C6−C10アリール)又は−C
(O)(CH2t(5〜10員のヘテロ環)であり、こ
こでtは0〜5の整数であり;前記アルキル基は場合に
よりO、S及び−N(R6)−から選ばれる1又は2の
ヘテロ基を含み、但し、2のO原子、2のS原子、又は
OとS原子が互いに直接連結していない;前記アリール
及びヘテロ環R1基は場合によりC6−C10アリール基、
5−C8飽和環基、又は5〜10員のヘテロ環基に縮合
され;上記ヘテロ環基内の1又は2の炭素原子は場合に
よりオキソ(=O)基により置換され;そして上記R1
基の−(CH2t基は場合により炭素−炭素二重又は三
重結合を含み、ここで、tが2〜5の整数であり;そし
て上記R3基は、Hを除いて、場合により1〜3のR4
により置換され、そしてmが0〜4である。}により表
される化合物の製造方法であって、以下の式(1):
【0008】
【化5】
【0009】{式中、R3は上記式(2)に関して定義
されるとおりであり、そしてXはハロである。}により
表される化合物を、式R4BR12{式中、R1とR2
式(2)に関して定義されたとおりであり、そしてR4
はC1−C10アルキル又はC1−C10アルコキシであ
る。}により表される化合物と反応させることを含む前
記方法に関する。
【0010】1の好ましい態様においては、R1及びR2
は各々独立してC1−C5アルキルである。他の好ましい
態様においては、R1及びR2はそれぞれ独立にC1−C3
アルキルである。より好ましい態様においては、R1
びR2はそれぞれ独立にメチル又はエチルである。
【0011】本発明の好ましい態様においては、R3
H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2
10アルキニル、−C(O)(C1−C10アルキル)、
−(CH2t(C6−C10アリール)であり、ここで、
tが0〜5の整数であり;前記アルキル基は場合によ
り、O、S、及び−N(R6)−から選ばれる1又は2
のヘテロ基を含み、但し、2のO原子、2のS原子、又
はOとS原子が互いに直接連結していない;前記アリー
ルR1基は場合によりC6−C10アリール基、C5−C6
和環基又は5〜10員のヘテロ環基に縮合され;上記R
1基の−(CH2t−基は場合により炭素−炭素二重又
は三重結合を含み、ここで、tが2〜5の整数であり;
そして上記R3基は、Hを除いて、場合により1〜3の
4基により置換され;そしてR4はC1−C10アルキル
又はC1−C10アルコキシである。
【0012】本発明の好ましい態様においては、XはC
l、Br又はIである。より好ましい態様においては、
XはBrである。
【0013】本明細書中に使用される「ハロ」(“ha
lo”)の用語は、別段の定めなき限り、フルオロ、ク
ロロ、ブロモ又はヨードを含む。好ましいハロ基はクロ
ロ、ブロモ、及びヨードである。
【0014】本明細書中に使用される「アルキル」
(“alkyl”)の用語は、別段の定めなき限り、直
鎖、環状又は有枝鎖の基を有する飽和一価炭化水素基を
含む。環状基には少なくとも3の炭素原子が前記アルキ
ル基中に必要とされることが理解される。
【0015】本明細書中に使用される「アルケニル」
(“alkenyl”)の用語は、別段の定めなき限
り、少なくとも1の炭素−炭素二重結合を有し、そして
「アルキル」の定義中で上記に提供されるように直鎖、
環状又は有枝鎖の基を有する一価炭化水素基を含む。
【0016】本明細書中に使用される「アルキニル」
(“alkynyl”)の用語は、別段の定めなき限
り、少なくとも1の炭素−炭素三重結合を有し、そして
「アルキル」の定義中で上記に提供されるように直鎖、
環状又は有枝鎖の基を有する一価炭化水素基を含む。
【0017】本明細書中に使用される「アルコキシ」
(“alkoxy”)の用語は、別段の定めなき限り、
「アルキル」が上記に定義されるようなO−アルキル基
を含む。
【0018】本明細書中に使用される「アリール」
(“aryl”)の用語は、別段の定めなき限り、フェ
ニル又はナフチルの如き1の水素の除去により芳香族炭
化水素に由来する有機基を含む。
【0019】本明細書中に使用される「4〜10員のヘ
テロ環」(“4−10 membered heter
ocyclic”)の用語は、別段の定めなき限り、
O、S及びNからそれぞれ選ばれる1又はそれより多く
のヘテロ原子を含む、芳香族及び非芳香族のヘテロ環基
を含み、それぞれのヘテロ環基はその環系中で4〜10
原子を有する。非芳香族ヘテロ環基はそれらの環系中に
4原子のみを有する基を含むが、芳香族ヘテロ環基はそ
れらの環系中に少なくとも5原子を有するはずである。
4員のヘテロ環基の例は(アゼチジンに由来する)アゼ
チジニルである。5員のヘテロ環基の例はチアゾリルで
あり、そして10員のヘテロ環基の例はキノリニルであ
る。非芳香族ヘテロ環基の例はピロリジニル、テトラヒ
ドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピ
ラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、モル
フォリノ、チオモルフォリノ、チオキサニル、ピペラジ
ニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ホモ
ピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピ
ニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、1,2,3,6−
テトラヒドロピリジニル、2−ピロリニル、3−ピロリ
ニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニ
ル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリ
ニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、
ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニ
ル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザバイ
シクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザバイシクロ
[4.1.0]ヘプタニル、3H−インドリル及びキノ
リジニルである。芳香族ヘテロ環基の例はピリジニル、
イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリ
ル、ピラジニル、テトラゾリル、フリール、チエニル、
イソキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチア
ゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、イン
ドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、シンノ
リニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニ
ル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プ
テリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾ
リル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェ
ニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、キナゾリ
ニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、及びフロピリ
ジニルである。上記基は、上記に列挙された化合物に由
来し、それが可能であるC−連結又はN−連結でありう
る。例えば、ピロールに由来する基はピロール−1−イ
ル(N−結合)又はピロール−3−イル(C−結合)で
ありうる。
【0020】本発明はグリニャールピリジン試薬をアル
コキシジアルキルボラン試薬又はトリアルキルボラン試
薬と反応させることを含む、ジアルキルピリジルボラン
の製造方法に関する。上記グリニャールピリジン試薬は
アルキルマグネシウムハライド又はアリールマグネシウ
ムハライドをハロピリジン試薬と反応させることにより
調製される。好ましくは、上記グリニャールピリジン試
薬はin situで調製される。本発明の他の好まし
い態様においては、上記グリニャールピリジン試薬はハ
ロピリジン、Mg(0)及びアルキルハライド又はアリ
ールハライドを反応することにより調製される。
【0021】好ましい態様においては、上記グリニャー
ルピリジン試薬は塩化ピリジルマグネシウム又は臭化ピ
リジルマグネシウムである。
【0022】本発明の態様においては、上記アルキルマ
グネシウムハライドはC1−C10アルキルマグネシウム
ハライドである。好ましい態様においては、上記アルキ
ルマグネシウムハライドはC1−C5アルキルマグネシウ
ムハライドである。上記アルキルマグネシウムハライド
は、塩化メチルマグネシウム、塩化エチルマグネシウ
ム、塩化イソプロピルマグネシウム、臭化メチルマグネ
シウム、臭化エチルマグネシウム、及び臭化イソプロピ
ルマグネシウムから成る群から選ばれる。
【0023】本発明の好ましい態様においては、上記ハ
ロピリジン試薬はクロロピリジン、ブロモピリジン又は
ヨードピリジンである。より好ましい態様においては、
上記ハロピリジンは3−ブロモピリジンである。
【0024】本発明の1の態様においては、上記アルコ
キシジアルキルボランはC1−C10アルコキシジ(C1
10アルキル)ボランである。より好ましくは、上記ア
ルコキシジアルキルボランはC1−C10アルコキシジ
(C1−C5アルキル)ボランである。最も好ましくは、
上記アルコキシジアルキルボランはC1−C10アルコキ
シジ(C1−C2アルキル)ボランである。本発明の好ま
しい態様においては、上記C1−C10アルコキシジアル
キルボランはアルコキシジメチルボラン又はC1−C10
アルコキシジエチルボランである。
【0025】本発明の他の態様においては、上記アルコ
キシジアルキルボランはC1−C5アルコキシジ(C1
10アルキル)ボランである。より好ましい態様におい
ては、上記アルコキシジアルキルボランはC1−C3アル
コキシジ(C1−C5アルキル)ボランである。本発明の
態様においては、上記アルコキシジアルキルボランはメ
トキシジ(C1−C5アルキル)ボラン又はエトキシジ
(C1−C5アルキル)ボランである。
【0026】本発明の態様においては、上記アルコキシ
ジアルキルボランはメトキシジエチルボランである。
【0027】前記アルコキシジアルキルボラン試薬又は
前記トリアルキルボラン試薬と前記グリニャールピリジ
ン試薬との反応は約0℃〜約40℃の温度で実行され
る。好ましい態様においては、上記反応は約10℃〜約
25℃の温度で実行される。発明の詳細な説明 本発明は、約0℃〜約40℃の温度のグリニャールピリ
ジン試薬とアルコキシジアルキルボラン又はトリアルキ
ルボランとの反応によるジアルキルピリジルボランの製
造方法に関する。好ましい態様においては、上記ジアル
キルピリジルボランはアルキルマグネシウムハライド又
はアリールマグネシウムハライドをハロピリジンと反応
させ、続いてトリアルキルボラン又はアルコキシジアル
キルボランを添加することにより調製される。
【0028】機能的なピリジンはハライド−リチウム交
換反応を用いて調製され、それは使用される溶媒に因り
−100℃〜−40℃の低温で実行されなければならな
い。上記低温は脱プロトン化、臭化リチウムの脱離又は
ハライド−金属交換の間に起こる他の反応の如き副反応
を避ける。機能的なピリジンが産業的環境中で所望され
る場合、低温で反応を行うことはしばしばコストがかか
り、不便である。本分野では、対応するグリニャール試
薬はもっと高い温度(>25℃)まで速度論的に安定で
あることが知られている。しかしながら、マグネシオピ
リジンの調製は対応するピリジンハライド及びマグネシ
ウム(0)から直接産出することが周知のように困難で
ある((a)Harris, S.A. Iowa S
tateColl. J. Sci. 1932,
, 425; (b)Overhoff, J.;
Proost, W. Rec. Trav. Chi
m. 1938, 57, 179−184; (c)
Proost, W.;Wibaut, J. P.
Rec. Trav. Chim. 1940,59
971; (d)Lai, Y−H. Synthe
sis, 1981, 585−604;及び(e)N
akane, M.; Hutchinson, C.
R. J. Org. Chem. 1978,
, 3922−3931)。
【0029】ヘテロアリールハライド及びアルキル又は
アリールマグネシウムハライドからヘテロアリールグリ
ニャール試薬を産出するためのマグネシウム−ハロゲン
交換反応の使用は周知である。((a)Abarbr
i, M.; Thibonnet, J.; Ber
illon, L.; Dehmel, F.; Ro
ttlaender, M.; Knochel,
P. J. Org. Chem. 2000
, 4618−4634; (b)Rottlaen
der, M.; Boymond, L.; Ber
illon, L.;Lepretre, A.; V
archi, G.; Avolio, S.; La
aziri, H.; Queguiner, G.;
Ricci, A.; Cahiez, G.; K
nochel, P. Chem Eur. J.
000, 767−770; (c)Lepre
tre, A.; Turck, A.; Ple,
N.; Knochel, P.; Queguine
r, G. Tetrahedron 2000
, 265−273; (d)Shimura,
A.; Momotake, A.; Togo,
H.; Yokoyama, M. Synthesi
1999, 495−499; (e)Kond
o, Y.; Yoshida, A.; Sato,
S.; Sakamoto, T. Heteroc
ycles 199642, 105−108;
(f)Turner, R.M.; Lindell,
S.D.; Ley, S.V. J.Org. C
hem. 199156, 5739−5740;
(g)Abarbri, M.; Dehmel,
F.; Knochel, P.Tetrahedro
n Lett. 199940, 7449−74
53; (h)Dehmel, F.; Abarbr
i, M.; Knochel, P. Synlet
t. 2000, 345−346;及び(i)Fel
ding, J.; Kristensen, J.;
Bjerregaard, T.; Sander,
L.; Vedso, P.; Begtrup,
M. J. Org. Chem. 1999
, 4196−4198)。ピリジルグリニャール試
薬はアリールピリジルスルフォキシドのグリニャール試
薬とのリガンド交換反応によっても得られた(Shib
utani, T.; Fujihara, H.;
Furukawa, N. Heteroat. Ch
em. 1991, 2, 521−531)。上記ヘ
テロアリールグリニャールはピリジルハライド、マグネ
シウム(0)、及び臭化エチルの如き反応性のアルキル
ハライドから直接生成されうる(飛沫同伴法)。化学量
論的な量のアルキル又はアリールグリニャール試薬の直
接の反応を介するピリジルグリニャール試薬の形成は本
分野において周知である((a)Paradies,
H.H.; Gorbing, M. Angew.
Chem.Int. Ed. 1969, 27
9; (b)Martin, G.J.; Mechi
n, B.; Leroux, Y.; Paulmi
er, C.; Meunier, J.C. J.
Organomet. Chem. 1974
, 327−339; (c)Furukawa,
N.; Shibutani, T.; Fujiha
ra, H. Tetrahedron Lett.
198728, 5845−5848;(d)Tr
ecourt, F.; Breton, G.; B
onnet,V.; Mongin, F.; Mar
sais, F.; Queguiner, G.
etrahedron Lett. 1999
,4339−4342; (e)Berillon,
L.; Lepretre, A.; Turck,
A.; Ple, N.; Queguiner,
G.; Cahiez, G.; Knochel,
P. Synlett. 1998, 1359−13
60;及び(f)Trecourt, F.;Bret
on, G.; Bonnet, V.; Mongi
n, F.;Marsais, F.; Quegui
ner, G. Tetrahedron 2000
56, 1349−1360)。このプロセスは40
℃ほどの高い、広い温度範囲中で行われることができ、
そして緩やかな反応条件下で上記ハロマグネシオピリジ
ンを産出する。上記ハロマグネシオピリジンは約0℃〜
約40℃の温度でジアルキルアルコキシボラン又はトリ
アルキルボランとの反応により対応するジアルキルピリ
ジルボランに変換されうる。この反応は対応するリチウ
ム化ピリジンの低温での反応により得られるのに匹敵す
る収率及び質で所望のジエチルピリジルボランを産出す
る。
【0030】本発明に係る方法はピリジン置換基を必要
とする化合物の合成において使用されうる。例えば、下
記に示されるWO 99/57101式(1)のp38
MAPピラゾールキナーゼ阻害剤:
【0031】
【化6】
【0032】{式中、A、B、R1、R2、R3、R4、R
5、及びR6は、それらを全体として本明細書中に援用す
るWO 99/57101中に定義されるとおりであ
り、ピリジン置換基の存在を含みうる}。従って、本発
明に係る方法は、伝統的な試薬であるn−ブチルリチウ
ムを用いるピリジン置換基を導入するための例示された
方法よりもむしろ、WO 99/57101の下記に示
される実施例(23)(5−アミノ−1−(2,4−ジ
メチルフェニル)−4−]3−(ピリジン−3−イル)
ベンゾイル]ピラゾール塩酸塩)中に上記ピリジンを導
入するために使用されうる:
【0033】
【化7】
【0034】式(1)の化合物及びそれらの医薬として
許容される塩及び溶媒和物(以降は集合的に「治療用化
合物」(“the therapeutic comp
ounds”)という)は経口で、経皮で(例えば、パ
ッチの使用を通じて)、腸管外で又は局所で投与されう
る。経口投与は好ましい。一般的に、式(1)の化合物
及びそれらの医薬として許容される塩及び溶媒和物は1
日当たり約1.0mg〜約500mgまで、好ましくは
単一又は分割された(例えば、多数の)用量で1日当た
り約1〜約100mgの範囲の用量で最も好ましく投与
される。上記治療用化合物は普通、単一又は分割された
用量で1日当たりkg体重当たり約0.01〜約10m
gの範囲の毎日の投与で投与されるであろう。変更は治
療される者の体重及び状況並びに選択された特別の投与
経路に因り起こりうる。他の場合において、上記大用量
は日を通しての投与のためにはじめにいくつかの小用量
に分割されることで提供されて、もっと大用量が有害な
副作用を起こさずに使用されることもある一方で、いく
つかの例では、前記範囲の下の限界よりも下回る用量値
は充分よりも多いこともありうる。
【0035】上記治療用化合物は以前に示した2つの経
路のどちらかにより単一で又は医薬として許容される担
体又は希釈剤と共に投与されることができ、上記投与は
単一又は多数の用量で実行されうる。より特別には、本
発明に係る上記新規治療用化合物は広くさまざまな異な
る投与形態で投与されうる、すなわち、それらは錠剤、
カプセル、舐剤、トローチ剤、固い飴、粉末、噴霧剤、
クリーム、軟膏、坐剤、ゼリー、ゲル、泥膏、ローショ
ン、軟膏、エリキシル剤、シロップ剤等の形態でさまざ
まな医薬として許容される不活性の担体と混合されう
る。上記担体は固形の希釈剤又は充填剤、滅菌水性媒体
及びさまざまな非毒性有機溶媒等を含む。さらに、経口
の医薬組成物は好適に甘くされ及び/又は味をつけられ
うる。
【0036】経口投与のために、微晶質セルロース、ク
エン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、燐酸ジカルシウム
及びグリシンの如きさまざまな賦形剤を含む錠剤は、ポ
リビニルピロリドン、スクロース、ゼラチン及びアカシ
アの如き粒状化結合剤と共に、デンプン(及び好ましく
はトウモロコシ、ジャガイモ又はタピオカデンプン)、
アルギン酸及びいくつかの複合珪酸塩の如きさまざまな
崩壊剤と共に使用されうる。それに加えて、ステアリン
酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム及びタルクの
如き潤滑剤はしばしば錠剤化の目的のために非常に有用
である。同様のタイプの固形組成物はゼラチンカプセル
中の充填剤としても使用されうる;この関連における好
ましい物質は高分子量のポリエチレングリコールはもち
ろん、ラクトース又は乳糖をも含む。水性の懸濁物及び
/又はエリキシル剤が経口投与のために所望される場
合、上記活性成分は、水、エタノール、プロピレングリ
コール、グリセリン及びそれらの組み合わせのようなさ
まざまのものの如き上記希釈剤と共に、さまざまな甘味
又は香味剤、着色剤又は染料、及び、そのように所望の
場合、乳化及び/又は懸濁剤とも混合されうる。
【0037】非経口投与のためには、胡麻又はピーナッ
ツ油のどちらかの中の又は水性プロピレングリコール中
の治療用化合物の溶液が使用されうる。上記水性溶液は
必要ならば好適に緩衝され、そして上記液体希釈剤はは
じめに等張にされるべきである。これらの水性溶液は静
脈内注入の目的に好適である。上記の油の溶液は関節内
の、筋内の及び皮下の注入目的に好適である。全てのこ
れらの溶液の滅菌条件下での調製は当業者に周知の標準
の製薬技術により容易に達成される。
【0038】さらに、上記治療用化合物を局所的に投与
することも可能であり、そしてこのことは、標準の医薬
としての実施に従って、クリーム、ゼリー、ゲル、泥
膏、軟膏等の方法により好ましくなされうる。
【0039】上記治療用化合物はヒト以外の哺乳類に投
与されうる。哺乳類に投与されるべき用量は動物種及び
治療されるべき疾患又は障害に因るであろう。上記治療
用化合物はカプセル、ボーラス、錠剤又は液体水薬の形
態で動物に投与されうる。上記治療用化合物は注入によ
り又は埋め込みとして動物に投与されることもできる。
上記調剤は標準の獣医学の実施に従って慣用の様式で調
製される。あるいは、上記治療用化合物は動物の食餌と
共に投与されることができ、そしてこの目的のためには
濃縮された食餌添加物又はプレミックスが通常の動物食
餌との混合のために調製されうる。
【0040】上記式(1)の化合物は、骨吸収の阻害、
炎症、及び他の免疫及び炎症に基づく病理の如き、サイ
トカインにより仲介される疾患の治療において有用であ
るp38MAPキナーゼ阻害剤としての活性を示す。p
38MAPキナーゼ阻害剤としての上記式(1)の化合
物の活性はWO 99/57101中に示される分析法
を用いて決定されうる。
【0041】以下の例は本発明の局面を示すために提供
される。以下の例は、本明細書中及び請求項中上記によ
り充分に示された発明を限定する、意図され又は解釈さ
れるべきでない。実施例(1) ジエチル−3−ピリジルボラン
【0042】
【化8】
【0043】窒素下0℃でテトラヒドロフラン(200
mL、0.4mol)中の塩化イソプロピルマグネシウ
ムの2M溶液に、上記反応混合物の温度を添加の間10
℃〜25℃に保って、45分間にわたり3−ブロモピリ
ジン(34.5mL、0.36mol)を添加した。上
記混合物を上記添加後0℃で追加の1時間攪拌した。ジ
エチルメトキシボラン(52.6mL、0.4mol)
を10℃〜25℃(氷水浴中で冷まして)の間で30分
間にわたり一滴ずつ添加した。上記反応混合物をその後
0℃で1時間攪拌し、それからその後上記反応を一晩室
温まで温めた。上記反応を0℃で2NのHCl(200
mL)により停止した。上記水相のpHを炭酸ナトリウ
ムを用いて7に調整し、そして上記混合物を酢酸エチル
(3×150mL)で抽出し、塩水(150mL)で洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そしてin va
cuoで濃縮した。上記粗物質をイソプロパノール中に
懸濁し、そして濾過し、75%の収率で生成物を白色固
体(41.5g、0.282mol)として提供した。
調製された物質に関して記録されたNMRスペクトル及
び融点は、ウィスコンシン、ミルウォイキーのAldr
ich Chemical Companyから購入し
たジエチル−3−ピリジルボランのNMRスペクトル及
び融点と同一であった。
【0044】1H NMR(CDCl3)δ8.0(d,
J=5Hz, 1H), 7.7(d, J=6H
z, 1H), 7.5(s, 1H), 7.2(d
d,J=1.9, 8Hz, 1H), 0.6(m,
2H), 0.4(m,6H). 13CNMR(CD
Cl3)δ149.3, 144.0, 141.1,
123.6, 14.6, 9.3. mp 17
2.0℃〜175.5℃.実施例(2) ジエチル−3−(5−ブロモピリジル)ボラン
【0045】
【化9】
【0046】ジエチル−3−(5−ブロモピリジル)ボ
ランを、3,5−ジブロモピリジンが3−ブロモピリジ
ンの代わりに使用されたことを除いて、実施例(1)中
に示される方法に従って調製した。上記反応は66%の
回収された収率をもたらした。
【0047】1HNMR(CDCl3):8.1(s,
1H), 7.9(s, 1H),7.4(s, 1
H), 0.6(m, 4H), 0.4(m, 6
H).C13NMR(CDCl3):147.4, 14
6.8, 142.5, 121.2, 14.6,
9.2. MS:228.2(M+1).実施例(3) ジエチル−4−ピリジルボラン
【0048】
【化10】
【0049】ジエチル−4−ピリジルボランを、4−ブ
ロモピリジンが3−ブロモピリジンの代わりに使用され
たことを除いて、実施例(1)中に示される方法に従っ
て調製した。上記反応は88%の回収された収率をもた
らした。
【0050】1H NMR(CDCl3):8.00
(d, J=5.8Hz, 2H),7.25(d,
J=5.4Hz, 2H), 0.73(m, 4
H), 0.52(m, 6H). C13NMR(CD
Cl3):142.5, 129.2, 17.5,
9.5.

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリニャールピリジン試薬をアルコキシ
    ジアルキルボラン試薬又はトリアルキルボラン試薬と反
    応させることを含む、ジアルキルピリジルボランの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記グリニャールピリジン試薬がアルキ
    ルマグネシウムハライド又はアリールマグネシウムハラ
    イドをハロピリジン試薬と反応させることにより製造さ
    れる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記アルコキシジアルキルボランがC1
    −C10アルコキシジ(C1−C10アルキル)ボランであ
    る、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記アルコキシジアルキルボランがC1
    −C5アルコキシジ(C1−C10アルキル)ボランであ
    る、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記アルコキシジアルキルボラン試薬又
    は前記トリアルキルボラン試薬と前記ピリジングリニャ
    ール試薬との間の前記反応が約0℃〜約40℃の温度で
    行われる、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記グリニャールピリジン試薬がハロピ
    リジン、Mg(0)、及びアルキルハライド又はアリー
    ルハライドを反応させることにより製造される、請求項
    1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ピリジングリニャール試薬が塩化ピ
    リジルマグネシウムである、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記アルコキシジアルキルボランがメト
    キシジエチルボランである、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記反応が約0℃以上の温度で行われ
    る、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 アルキルマグネシウムハライド又はア
    リールマグネシウムハライドをハロピリジンと反応さ
    せ、続いてアルコキシジアルキルボラン又はトリアルキ
    ルボランを添加することを含む、ジアルキルピリジルボ
    ランの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記アルキルマグネシウムハライドが
    1−C10アルキルマグネシウムハライドである、請求
    項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記アリールマグネシウムハライドが
    6−C10アリールマグネシウムハライドである、請求
    項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記ハロピリジン試薬がクロロピリジ
    ン、ブロモピリジン又はヨードピリジンである、請求項
    10に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記アルコキシジアルキルボランがC
    1−C10アルコキシジ(C1−C10アルキル)ボランであ
    る、請求項10に記載の方法。
  15. 【請求項15】 以下の式(2): 【化1】 {式中、R1とR2は各々独立してC1−C10アルキルで
    あり、そしてR3は、H、C1−C10アルキル、C2−C
    10アルケニル、C2−C10アルキニル、−C(O)(C1
    −C10アルキル)、−(CH2t(C6−C10アリー
    ル)、−(CH2t(4〜10員のヘテロ環)、−C
    (O)(CH2t(C6−C10アリール)又は−C
    (O)(CH2t(5〜10員のヘテロ環)であり、こ
    こでtは0〜5の整数であり;前記アルキル基は場合に
    より、O、S及び−N(R6)−から選ばれる、1又は
    2のヘテロ基を含み、但し、2のO原子、2のS原子、
    又はOとS原子は互いに直接結合していない;前記アリ
    ール及びヘテロ環R1基は場合によりC6−C10アリール
    基、C5−C8飽和環基、又は5〜10員のヘテロ環基に
    縮合され;上記へテロ環基内の1又は2の炭素原子は場
    合によりオキソ(=O)基により置換され;上記R1
    の−(CH2t−基は場合により炭素−炭素二重又は三
    重結合を含み、ここで、tが2〜5の整数であり、;そ
    して上記R3基は、Hを除いて、場合により1〜3のR4
    基により置換され、そしてmが0〜4である。}により
    表される化合物の製造方法であって;以下の式(1): 【化2】 {式中、R3は上記式(2)に関して定義されるとおり
    であり、そしてXはハロである。}により表される化合
    物を、式R4BR12{式中、R1とR2は上記式(2)
    に関して定義されるとおりであり、そしてR4はC1−C
    10アルキル又はC1−C10アルコキシである。}により
    表される化合物と反応させることを含む前記方法。
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