JP2003095598A - ブームの作動制御装置 - Google Patents

ブームの作動制御装置

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JP2003095598A JP2001296430A JP2001296430A JP2003095598A JP 2003095598 A JP2003095598 A JP 2003095598A JP 2001296430 A JP2001296430 A JP 2001296430A JP 2001296430 A JP2001296430 A JP 2001296430A JP 2003095598 A JP2003095598 A JP 2003095598A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動規制されているブームの作動を可能にす
るための操作要領を作業者にとって容易に認識すること
ができるブームの作動制御装置を提供する。 【解決手段】 操作装置22と、ブーム5の作動制御を
行うアクチュエータ30と、ブーム5が許容作動範囲で
移動するようにアクチュエータ30を制御するコントロ
ーラ23と、ブーム5の作動規制内容を表示する第1表
示器31と、コントローラ23によって作動規制されて
いるブーム5の作動を回避するための操作要領を表示す
る第2表示器32とを備える。コントローラ23により
作動規制された方向へブーム5の作動させるように作業
者が操作装置22を操作したとき、予め設定されている
規制回避条件が第2表示器32に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、起伏、伸縮、旋回等の
作動が自在に設けられたブームを有した高所作業車に関
し、さらに詳しくは転倒防止や、ブームおよび作業台と
車体との干渉防止のためにブームの許容範囲を超える作
動を規制するように構成されたブームの作動制御装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】高所作業車は起伏、伸縮、旋回等の作動
が自在なブームの先端に水平に保持して作業台が取り付
けられて構成されている。この高所作業車においては、
ブームを起伏、伸縮、旋回等の作動を行わせて、作業台
を所望の高所に移動することができるが、ブームの起
伏、伸縮、旋回等の作動を行うと、車体を転倒させる方
向に作用するモーメント(以下、「転倒モーメント」と
称する)が変化する。この転倒モーメントが許容値を超
えると、車体の安定支持性が低下するため、転倒モーメ
ントが許容値以内の状態で、ブームの作動が可能となる
許容作動範囲を設定し、ブームがこの許容作動範囲を超
えて作動することを規制するコントローラが設けられて
いる。 【0003】また、ブームの位置や作動内容によって
は、ブームおよび作業台が車体と干渉することもあり、
干渉によってブームや車体等が損傷をするおそれがあ
る。このような干渉を防止する目的からブームの許容作
動範囲が予め設定されており、この許容作動範囲の外へ
移動するようなブームの作動をコントローラにより規制
することも知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、ブームを作
動しているときにブームが許容作動範囲を超えて作動す
る状態となり、コントローラにより作動規制が行われた
ときに、作動規制されている方向へブームの作動を行い
たい場合がある。例えば、高所作業を行う際に、ブーム
を水平近傍まで倒伏させた状態で車両前方に向けて旋回
させると、ブームもしくは作業台が高所作業車の前部に
ある運転室と干渉するおそれがあるため、コントローラ
により運転室と干渉する前に旋回作動が規制される。こ
の規制が行われている状態で、運転室に近づく方向にも
しくは運転室を超えて反対側の方向に旋回作動を行いた
い場合があるが、このままではブームの旋回作動をさせ
ることはできない。この規制されている旋回作動を行う
ためには、ブームと作業台が運転室と干渉しない許容作
動範囲内までブームを起仰作動させると運転室側への旋
回方向も許容作動範囲となり、コントローラによる旋回
作動規制は解除され、規制されていた運転室に近づく方
向へのブームの旋回作動が可能になる。但し、ブームの
作動規制が行われる状態は種々のものがあり、上述のよ
うに比較的容易にブーム作動規制を回避する操作要領が
判断できる場合ばかりではなく、ブーム作動規制を回避
する要領判断が難しいことも多い。特に、経験の少ない
作業者(オペレータ)にとって、この回避要領判断に迷
い、作業効率が低下するという問題があった。 【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、高所作業車において、コントローラによ
りブームの作動が規制されている状態で、作動規制を回
避して、作動規制方向への作動を可能にするための操作
要領を容易に認識できる、ブームの作動制御装置を提供
すること目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、車体に、起伏、伸縮、旋回等
の作動が自在に設けられたブームと、ブームの先端に水
平に保持されて取り付けられた作業台とを備えて、ブー
ムを起伏、伸縮および旋回作動させて作業台を所望位置
に移動させるようにブームの作動制御装置が構成され、
さらに、外部操作されて、ブームの起伏、伸縮、旋回等
の作動を行うための操作信号を送信する操作手段(例え
ば、実施形態における伸縮レバー22a、起伏レバー2
2b、旋回レバー22c)と、操作信号を受けて前記ブ
ームの起伏、伸縮、旋回等の作動を行わせるブーム作動
アクチュエータ(例えば、実施形態における伸縮シリン
ダ30a、起伏シリンダ30b、旋回モータ30c)
と、操作手段の操作に応じて、ブーム作動アクチュエー
タによりブームを作動させる制御を行うとともに、予め
設定された許容作動範囲外へブームもしくは作業台が移
動するようなブーム作動アクチュエータの作動を規制す
る制御を行うコントローラとを有するブームの作動制御
装置において、コントローラにより作動規制が行われた
状態で、作動規制方向へブームを作動させるように操作
手段が操作されたときに、その操作を可能にするための
操作手順を表示する表示手段(例えば、実施形態におけ
る第1表示器31、第2表示器32)とを備える。 【0007】このような構成のブームの作動規制装置を
用いれば、ブームの起伏、伸縮、旋回等の作動を行わせ
るときに、ブームの位置状態に対応して設定される許容
作動範囲(すなわち、ブーム作動が可能な領域)外へブ
ームもしくは作業台が移動するような作動に対しては、
コントローラは、ブームが許容作動範囲領域の境界に達
した時点でブームの作動を規制する。このようにコント
ローラにより作動規制が行われた状態は、表示手段によ
りその内容が表示されており、作業者はこの表示を見て
どの方向への操作が規制されているのか容易に判断でき
る。さらに、作動規制された状態で、作動規制された方
向へ操作手段を操作すると、作動規制を回避してブーム
の作動を可能にするための操作要領が表示手段に表示さ
れるので、作業者はこれを容易に認識することができ
る。そして、この表示手段に従い、ブームを作動させる
と、作動規制方向を回避して適切なブームの作動を行う
ことができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。まず、本発明に係
るブームの作動制御装置を備えた高所作業車1を図2に
示している。この高所作業車1は、前後輪3a、3bを
有して走行可能であり、前部に運転室2aを有したトラ
ック車両をベースに構成される。このトラック車両の車
体2の上に図示しない旋回モータ(油圧モータ)により
駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台4が配設さ
れている。この旋回台4に基端部が枢結されてブーム5
が取り付けられており、このブーム5は起伏シリンダ6
により起伏動されるようになっている。ブーム5は、基
端ブーム5a、中間ブーム5bおよび先端ブーム5cを
入れ子式に組み合わせて内蔵の伸縮シリンダ7により伸
縮動可能に構成されている。 【0009】先端ブーム5cは先端ブームヘッド5dを
有し、このブームヘッド5dに枢結されて支持部材8が
上下に揺動可能に取り付けられている。この支持部材8
は垂直ポスト部(図示せず)を有し、ブームヘッド5d
と支持部材8との間に配設されたレベリングシリンダ
(図示せず)により支持部材8の揺動制御が行われ、ブ
ーム5の起伏の如何に拘わらず垂直ポスト部が常に垂直
に延びて位置するように支持部材8が揺動制御される。
このように常時垂直に保持される垂直ポスト部に水平旋
回自在に(首振り自在に)作業台9が取り付けられてお
り、作業台9はブーム5の起伏に拘わらず常に水平に保
持される。 【0010】なお、支持部材8の上端部に吊り上げ装置
10が設けられている。また、車体2の前後左右の四ヵ
所に下方に伸縮自在なアウトリガ11が設けられてお
り、高所作業を行うときには、図示のようにアウトリガ
11を下方に張り出して車体2を持ち上げ支持できるよ
うになっている。 【0011】このような高所作業車1に設けられてい
る、ブームの作動制御装置20について、以下に詳しく
説明する。 【0012】本発明のブームの作動制御装置20は、図
1に示すように、操作装置22と、この操作信号を受け
るコントローラ23と、コントローラ23からの制御信
号を受けて作動制御される油圧制御バルブ28と、油圧
制御バルブ28から油圧の供給制御を受けるアクチュエ
ータ30とから構成される。 【0013】アクチュエータ30はブーム5の伸縮作動
を行う伸縮シリンダ30aと、ブーム5の起伏作動を行
う起伏シリンダ30bと、ブーム5の旋回作動を行う旋
回モータ30cによって構成されており、油圧ポンプ2
9からの油圧により作動するようになっている。作業台
9には操作装置22が設けられており、図5にも示すよ
うに、この操作装置22は伸縮レバー22a(伸縮操作
手段)、起伏レバー22b(起伏操作手段)、旋回レバ
ー22c(旋回操作手段)から構成されている。伸縮レ
バー22aを前後方向に操作すると伸縮操作信号が、起
伏レバー22bを左右方向に操作すると起伏操作信号
が、旋回レバー22cを左右方向に操作すると旋回操作
信号が、コントローラ23が有する作動制御部27を介
して、油圧制御バルブ28へ出力される。油圧制御バル
ブ28はこれら操作信号に基づいて油圧ポンプ29を制
御して、該当するそれぞれのアクチュエータ30a、3
0b、30cへの油圧の供給を制御することにより、ブ
ーム5の伸縮、起伏、旋回作動制御を行えるようになっ
ている。例えば、伸縮レバー22aを操作することによ
り油圧制御バルブ28へ伸縮作動信号を出力して、伸縮
シリンダ30aへの作動油給排を制御し、ブーム5の伸
縮作動を制御する。 【0014】このように、作業台9に搭乗した作業者
(図示せず)が、操作装置22の操作を行えば、ブーム
5の伸縮、起伏、旋回作動させて、作業台9を所望の高
所に移動させることができる。 【0015】一方、作業台9を所望の高所に移動させる
ためにブーム5の起伏、伸縮、旋回等の作動を行うと、
車体2を転倒させる方向に作用する転倒モーメントが変
化し、この転倒モーメントが許容値を超えると、車体2
の安定支持性が低下する。また、ブーム5の位置や作動
内容によっては、ブーム5および作業台9が車体2と干
渉するおそれがある。このような安全性の低下や干渉を
防止するために、この高所作業車1は、ブーム5の許容
作動範囲が予め設定されており、コントローラ23によ
って、許容作動範囲外へ移動するようなブーム5の作動
は規制される。 【0016】このような作動規制制御を行うために、ブ
ームの作動制御装置20には、図1に示すように、ブー
ム5の伸縮長さを検出する伸縮長さ検出器21aと、ブ
ーム5の起伏角度を検出する起伏角度検出器21bと、
ブーム5の旋回角度を検出する旋回角度検出器21cと
が設けられている。これらの検出器21a〜21cによ
り検出された情報は、コントローラ23に入力されるよ
うになっている。コントローラ23は、位置算出部24
と、作動規制部25と、許容作動範囲メモリ26aとを
有している。位置算出部24は検出器21a〜21cか
らの情報によりブーム5の位置を算出して作動規制部2
5に出力する。作動規制部25は算出されたブーム5の
位置と許容作動範囲メモリ26aに予め設定されている
ブーム5の許容作動範囲とを比較して、ブーム5が許容
作動範囲外へ移動するような場合は作動制御部27へ規
制信号を出力し、該当するブーム5の作動を規制する。 【0017】このように、コントローラ23は許容作動
範囲外へ移動するようなブーム5の作動を規制して、車
体2の安定性の低下やブーム5および作業台9が車体2
との干渉を防止する機能も有している。 【0018】さらに、作動規制部25は上記のようにブ
ーム5の作動が規制されたときに、その作動規制内容を
第1表示器31に表示する。第1表示器31は、図5に
も示すように、ブームの作動方向を示す発光ダイオード
31a〜31fにより構成されており、ブーム5の作動
のうち作動が可能な方向に対応する発光ダイオードを点
灯させ、ブーム5の作動が規制されている方向に対応す
る発光ダイオードを消灯させる。このため、作業者は、
コントローラ23により規制されたブーム5の作動方向
を容易に認識することができる。 【0019】ところで、上記に示すようにコントローラ
23によって、ブーム5の作動が規制されている状態は
種々のものがあるため、作動規制を回避するための操作
判断が難しいことも多い。本発明のブームの作動制御装
置20は、図1に示すように、このような作動規制され
ているブーム5の作動を可能にするための操作要領を作
業者にとって容易に認識することができるように、予め
規制回避条件が設定された規制回避条件メモリ26b
と、その内容を表示する第2表示器32とを備えてい
る。以下に、第2表示器32の表示に基づいて作動規制
を回避しながらブーム5の作動を行う場合の実施形態に
ついて図を参照しながら説明する。 【0020】上述したように、コントローラ23により
ブーム5の作動規制が行われている状態において、作動
規制方向へブーム5が作動するように操作装置22の操
作を行ってもブーム5は規制されたままで作動しない。
しかし、操作装置22が操作されるとコントローラ23
へ操作信号は送信されるようになっており、作動規制さ
れた方向にブーム5を作動させるように操作装置22が
操作された場合でも、この操作信号はコントローラ23
に送信される。これを受けて作動制御部27は、作動規
制が行われている方向と同じブーム5の作動の方向であ
る操作信号が入力されたと判断したときに作動規制部2
5を作動させる。作動規制部25は、コントローラ23
が有している規制回避条件メモリ26bから、各検出器
21a〜21cにより検出されたブーム5の位置が属す
る所定ブーム5の位置領域と操作装置22が操作された
方向が設定されている選択肢を選択して、予め設定され
ている作動規制方向への作動を可能にするための操作要
領を読み出し、その内容を第2表示器32に出力する。 【0021】第2表示器32は、図5にも示すように、
発光ダイオード32a〜32fを備えており、ブーム5
の作動規制を回避するための作動方向を点灯により表示
する。規制を回避するための操作が複数ある場合は、該
当する発光ダイオード32a〜32fを順次点灯して、
各検出器21a〜21cからの情報により前の表示によ
る操作の完了を検出すると、次なる操作内容を示す発光
ダイオード32a〜32fを点灯させ、その操作が終了
すると消灯する。 【0022】なお、操作装置22と、第1表示器31
と、第2表示器32は、図5に示すように、作業台9が
有する操作&表示パネル33にまとめて設けられてい
る。 【0023】このように構成されたブームの作動制御装
置20では、コントローラ23によって作動規制されて
いるブーム5の作動を回避するための操作要領を第2表
示器32に示すことによって、作業者はこの操作要領を
容易に認識できる。さらに、第2表示器32の表示に従
って操作装置22の操作を行えば、作動規制を回避して
適切なブーム5の作動を行うことができる。 【0024】ここで、ブーム5を倒伏した状態から作動
規制を回避して旋回作動を行う場合の具体例について、
図3と図4を参照して説明する。 【0025】ここで図3および図4において符号Aで示
すように、高所作業車1のブーム5が、水平位置近傍で
ある運転室2aの上端よりも所定値高い起伏角度(θ
1)より倒伏し、かつブーム5の先端および作業台9が
運転室2aと干渉しない許容作動範囲θ2〜θ2´(旋
回台4を挟んだ範囲)外の位置にあるときには、ブーム
5の作動は全ての方向において可能であり、第1表示器
の発光ダイオード31a〜31fは全て点灯している。 【0026】この位置Aの状態より、作業者が旋回レバ
ー22cを操作してブーム5を運転室2a方向(矢印方
向)への右旋回作動させた場合、ブーム5が旋回許容作
動範囲境界θ2上の位置Bに達したとき、作業台9とブ
ーム5の先端が運転室2aと干渉するので、コントロー
ラ23は、許容作動範囲の境界であるθ2を超えて移動
するブーム5の右旋回作動を規制する。その際、第1表
示器31の発光ダイオード31aは消灯して、作業者に
右旋回作動が規制されていることを示す。 【0027】この作動規制を回避してブーム5の右旋回
を行うためには、ブーム5の先端および作業台9が運転
室2aと干渉しなくなる位置Bから位置Cまで(図3参
照)、ブーム5を起仰作動させることが条件となる。本
発明のブームの作動制御装置20は、旋回レバー22c
が旋回が規制されている右旋回方向に操作されると、こ
のときの規制回避条件であるブーム5の起仰作動を第2
表示器32の発光ダイオード32e(図5参照)の点灯
により表示する。このため、作業者は第2表示器32の
表示を見て規制回避条件を容易に認識することができ
る。 【0028】この表示に従って作業者はブーム5の起仰
作動を行い、ブーム5の先端が位置Cに達すると、ブー
ム5の左旋回作動の規制はなくなるので第2表示器32
の発光ダイオード32eは消灯する。代わって、第1表
示器31の発光ダイオード31aが点灯するので、作業
者はブーム5の右旋回作動が可能になったことが認識で
き、ブーム5の右旋回作動を行うことができる。 【0029】このようなブーム作動規制装置20によれ
ば、コントローラ23により作動規制された方向へブー
ム5の作動させるように操作装置22が操作されると、
予め設定されている規制回避条件が第2表示器32に示
されるので、作業者は難しい種々の条件判断を行うこと
なく作動規制をなくして、作動規制方向へのブーム5の
作動を容易にかつ適切に行うことができる。 【0030】なお、第1表示器31に表示されるコント
ローラによるブーム5の作動の規制内容と、第2表示器
32に表示させる作動規制方向へのブーム5の作動を可
能にするための操作要領を音声により行う音声ガイド装
置を設けたり、モニタ表示により行うモニタ表示装置を
設けてもよい。また、これらと操作&表示パネル33を
適宜組み合わせることにより、使い勝手をより向上させ
ることもできる。 【0031】また、上記の高所作業車1においては、コ
ントローラ23により作動規制が行われたときにはその
規制内容を示す第1表示器31と、規制回避条件を示す
第2表示器32とを異なる表示手段で表示しているが、
本発明においては必ずしも第1表示器31と第2表示器
32とに分けて構成する必要はなく、規制内容を示して
いるのか、規制を回避するための条件が示されているの
か、作業者が内容を区別できれば第1表示器31と第2
表示器32を併せて構成してもよい。 【0032】 【発明の効果】以上のように本発明のブームの作動制御
装置によれば、コントローラによって作動規制されてい
るブームの作動を回避するための操作要領を表示手段に
示すことにより作業者はこの操作要領を容易に認識でき
るため、作業効率が向上する。さらに、表示手段の表示
に従って操作手段の操作を行えば、作動規制を回避して
適切なブームの作動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るブームの作動制御装置の構成を示
すブロック図である。 【図2】上記ブームの作動制御装置を備えた高所作業車
の斜視図である。 【図3】上記ブームの作動制御装置を備えた高所作業車
の側面図であり、ブームの起伏角度の許容作動範囲(θ
1以上)を示す概念図である。 【図4】上記ブームの作動制御装置を備えた高所作業車
の平面図であり、ブームの旋回角度の許容作動範囲(θ
2〜θ2´、但し旋回台を挟む範囲)を示す概念図であ
る。 【図5】操作&表示パネルの構成を示す図である。 【符号の説明】 1 高所作業車 5 ブーム 9 作業台 20 ブームの作動制御装置 22 操作装置 23 コントローラ 30 アクチュエータ 31 第1表示器(表示手段) 32 第2表示器(表示手段)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体に、起伏、伸縮、旋回等の作動が自
    在に設けられたブームと、前記ブームの先端に水平に保
    持されて取り付けられた作業台とを備えてなり、前記ブ
    ームを起伏、伸縮および旋回作動させて前記作業台を所
    望位置に移動させる高所作業車における前記ブームの作
    動制御装置であって、 外部操作されて、前記ブームの起伏、伸縮、旋回等の作
    動を行うための操作信号を送信する操作手段と、 前記操作信号を受けて前記ブームの起伏、伸縮、旋回等
    の作動を行わせるブーム作動アクチュエータと、 前記操作手段の操作に応じて、前記ブーム作動アクチュ
    エータにより前記ブームを作動させる制御を行うととも
    に、予め設定された許容作動範囲外へ前記ブームもしく
    は前記作業台が移動するような前記ブーム作動アクチュ
    エータの作動を規制する制御を行うコントローラとを有
    するブームの作動制御装置において、 前記コントローラにより作動規制が行われた状態で、前
    記作動規制方向へ前記ブームを作動させるように前記操
    作手段が操作されたときに、その操作を可能にするため
    の操作手順を表示する表示手段とを備えたことを特徴と
    するブームの作動制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110841A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Tadano Ltd 高所作業車の操作案内装置

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JP2008110841A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Tadano Ltd 高所作業車の操作案内装置

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