JP2003095358A - 噴出器 - Google Patents

噴出器

Info

Publication number
JP2003095358A
JP2003095358A JP2001291416A JP2001291416A JP2003095358A JP 2003095358 A JP2003095358 A JP 2003095358A JP 2001291416 A JP2001291416 A JP 2001291416A JP 2001291416 A JP2001291416 A JP 2001291416A JP 2003095358 A JP2003095358 A JP 2003095358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring guard
button member
cover
container
stem
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001291416A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyomitsu Kanai
清光 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitani Valve Co Ltd filed Critical Mitani Valve Co Ltd
Priority to JP2001291416A priority Critical patent/JP2003095358A/ja
Publication of JP2003095358A publication Critical patent/JP2003095358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー部材を有する噴出器において、不案内
な回収業者等に負担を掛けることなく、すでに出荷段階
でカバー部材の肩カバー部とリングガード部との連結部
の切断を容易として、使用後における廃棄時の容器とカ
バー部材との分別を簡単とする。 【解決手段】 容器10にカバー部材40を取り付け
る。カバー部材には、容器の巻き締め部16にはめ付け
る肩カバー部41と、ステム24のまわりを被うリング
ガード部42とを設ける。それらの肩カバー部とリング
ガード部は、連結部46で連結する。そして、釦部材3
0を押し下げたとき、その釦部材の鍔部36でリングガ
ード部を押し込んで連結部を切断する。切断後は、リン
グガード部を肩カバー部の弾性保持部44で保持する。
また、リングガード部の係止部45で釦部材の係止部3
5を係止し、ステムに対して釦部材を抜け止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、釦部材を押し下
げたり押し上げたりしてステムを押し込み、容器内の内
容物をステムを通して釦部材内に入れ、その釦部材の噴
口から外部へと噴出する、化粧用・洗浄用・医薬用・塗
装用などの噴出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアゾール式の噴出器では、例え
ば図8に示すように、釦部材1を押し下げて噴射体2の
ステム3を押し込み、噴射体2内の弁を開いて容器4内
の内容物を噴射材の圧力でステム3を通して釦部材1内
に入れ、その釦部材1の噴出通路5を通してその噴口6
から外部へと噴出していた。
【0003】このような噴出器の中には、容器4の巻き
締め部7の内周下に係止突部8をはめ付けてカバー部材
9を取り付け、巻き締め部7や噴射体2を被って高級感
を持たせたものがある。
【0004】ところで、近年、資源保護や環境保護の観
点から、リサイクル使用の要望が強くなって材料ごとの
分別廃棄の要請が高まり、この種のカバー部材9を有す
る噴出器にあっても、アルミニウム・ブリキ等の金属
や、ガラスや、ポリエチレン等の樹脂などからなる容器
4と、ポリプロピレン等の樹脂などからなるカバー部材
9とを完全に分離して廃棄することが望まれている。
【0005】ところが、図8に示すような構成では、係
止突部8が巻き締め部7の内周下にはまり込んで、使用
後に釦部材1を取り外しても、工具なしで、巻き締め部
7からカバー部材9を取り外すことが非常に困難であっ
た。
【0006】よって、従来の噴出器の中には、カバー部
材を、巻き締め部を被う肩カバー部と、ステムのまわり
を被うリングガード部とで構成し、それらの肩カバー部
とリングガード部とを切断容易な連結部で連結するもの
がある。
【0007】そして、使用後は、主に回収業者などが、
釦部材を取り外してから、リングガード部を手で押し込
んだり、逆さにしてリングガード部をまわりの部材に押
し当てて押し込んだりして連結部を切断し、カバー部材
をリングガード部と肩カバー部とに分けることにより係
止突部が逃げて巻き締め部から外れやすくし、容器とカ
バー部材の分別を簡単としていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用後
に、回収業者等が、釦部材を取り外してから、リングガ
ード部を手で押し込んだり、逆さにしてリングガード部
をまわりの部材に押し当てて押し込んだりしなければな
らず、不案内な回収業者等に負担を掛ける問題があっ
た。
【0009】そこで、この発明の目的は、カバー部材を
有する噴出器において、不案内な回収業者等に負担を掛
けることなく、すでに出荷段階で、カバー部材の肩カバ
ー部とリングガード部との連結部の切断を容易として、
使用後における廃棄時の容器とカバー部材との分別を簡
単とすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、かかる目的を達成すべく、釦部材を押して
ステムを押し込み、容器内の内容物を該ステムを通して
釦部材内に入れ、その噴口から外部へと噴出する、噴出
器において、容器に、その巻き締め部にはめ付ける肩カ
バー部と、ステムのまわりを被うリングガード部とを有
するカバー部材を取り付け、そのカバー部材の肩カバー
部とリングガード部とを、釦部材を押したときその釦部
材でリングガード部を押し込んで切断する連結部で連結
してなる、ことを特徴とする。
【0011】そして、組立て時に、釦部材を押してリン
グガード部を押し込んで連結部を切断し、肩カバー部と
リングガード部とを分離する。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
噴出器において、釦部材を押したときリングガード部に
押し当たる鍔部を釦部材に設けてなる、ことを特徴とす
る。
【0013】そして、釦部材を押したとき、その鍔部を
押し当ててリングガード部を押し込み、連結部を切断し
て肩カバー部とリングガード部とを分離する。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載の噴出器において、肩カバー部に、連結部を切断
したとき、リングガード部に押し当ててそれを保持する
弾性保持部を形成してなる、ことを特徴とする。
【0015】そして、連結部を切断したとき、肩カバー
部の弾性保持部を押し当ててリングガード部を保持す
る。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
のいずれか1に記載の噴出器において、リングガード部
に、釦部材に係止してその抜け止めをする係止部を設け
てなる、ことを特徴とする。
【0017】そして、カバー部材の係止部を掛け止めて
釦部材を抜け止めする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1にはこの発明によ
る噴出器の上部外観図を示し、図2にはその縦断面図を
示し、図3にはその分解斜視図を示す。
【0019】図中符号10は容器であり、20は噴射体
であり、30は釦部材であり、40はカバー部材であ
る。
【0020】容器10は、アルミニウム・ブリキ等の金
属や、ガラスや、ポリエチレン等の樹脂などからなる、
本体12とマウンテンカップ14とで構成する。そし
て、内部に、噴射材とともに内容物を収納する。本体1
2は、底部を有する全体筒状で、上部開口の口縁に巻き
締め部16を環状に設ける。他方、マウンテンカップ1
4は、周縁をその巻き締め部16にともに巻き付けて本
体12に取り付け、その本体12の開口を塞ぐ。
【0021】噴射体20は、マウンテンカップ14の中
心に取り付け、内部に弁部材を備え、容器10内におい
ては吸上げパイプ22を容器10の底部に向けてのば
し、容器10外にあってはステム24を上向きに突出す
る。
【0022】釦部材30は、中心穴31にステム24の
先端を圧入してそのステム24の上端部に取り付ける。
釦部材30には、内部に該ステム24内と通ずる噴射通
路32を設け、その噴射通路32の出口にノズル部材3
3を取り付けて噴口34を形成する。釦部材30の外周
には、下縁まわりに外向きに小さく突出して係止部35
を設け、その上に外向きに大きく突出して鍔部36を設
ける。
【0023】カバー部材40は、ポリプロピレン等の樹
脂材料を用いて一体成形でつくり、肩カバー部41とリ
ングガード部42とで構成する。肩カバー部41は、断
面ほぼ逆U字形状で全体環状をなし、内周下縁に外向き
に突出して係止突部43を、内向きに突出して弾性保持
部44を形成してなる。リングガード部42は、円筒状
で、上縁に内向きに小さく突出して係止部45を設け
る。
【0024】ところで、肩カバー部41とリングガード
部42とは、はじめは図4に示すように、肩カバー部4
1の弾性保持部44とリングガード部42の下縁とを連
結部46で連結してなる。この連結部46は、1個所で
もよいし、周方向に複数個所設けてもよい。
【0025】そして、釦部材30の係止部35をリング
ガード部42内に入れてステム24に取り付けるととも
に、肩カバー部41を巻き締め部16に被せて上から押
し下げ、巻き締め部16にはめ付けて係止突部43を巻
き締め部16の内周下に掛け止める。
【0026】図4には容器10にカバー部材30を取り
付けた状態の縦断面図、図5にはその上部外観図を示
す。
【0027】それから、組立て最終工程で、図6に示す
ようにセット治具50で釦部材30を押し下げ、図7に
示すように鍔部36を当ててリングガード部42を押し
込んで、連結部46を切断する。その後、セット治具5
0による押し下げを解除すると、釦部材30はステム2
4の復元力で押し上げられ、図1および図2に示す状態
となる。
【0028】この連結部46を切断したとき、図2に示
すように、肩カバー部41の弾性保持部44は、リング
ガード部42の外周に押し当ててそれを保持する。そし
て、リングガード部42の係止部45を係止部35に係
止して釦部材30を抜け止めする。
【0029】これにより、カバー部材40の肩カバー部
41で巻き締め部16を被い、リングガード部42でス
テム24まわりを被い、噴出器に高級感を持たせる。
【0030】そして、使用時は、噴口34を目的部位に
向け、釦部材30を押し下げると、ステム24を押し込
んで噴射体20内の弁部材を開き、容器10内の内容物
を噴射材の圧力により吸上げパイプ22を通して噴射体
20内に入れ、ステム24から釦部材30内の噴射通路
32を通して噴口34から外部へと噴出する。
【0031】使用後は、回収して、回収業者等が、釦部
材30とともにリングガード部42を取り外し、係止突
部43の退避を容易として、巻き締め部16に対する係
止突部43の掛け止めを解除して肩カバー部41を簡単
に取り外し、容器10からカバー部材40を分離する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係る発
明によれば、組立て時に、釦部材を押し下げたり押し上
げたりしてリングガード部を押し込んで連結部を切断
し、肩カバー部とリングガード部とを分離するから、不
案内な回収業者等に負担を掛けることなく、すでに出荷
段階で、肩カバー部を取り外しやすくして容器からのカ
バー部材の分離を容易とし、使用後における廃棄時の分
別を簡単とすることができる。
【0033】請求項2に係る発明によれば、釦部材を押
したとき、その鍔部を押し当ててリングガード部を押し
込むから、リングガード部の押し込みを安定化して連結
部を確実に切断し、肩カバー部とリングガード部とを分
離することができる。
【0034】請求項3に係る発明によれば、連結部を切
断したとき、肩カバー部の弾性保持部を押し当ててリン
グガード部を保持するから、連結部を切断して肩カバー
部から分離したリングガード部の動きを規制することが
できる。
【0035】請求項4に係る発明によれば、カバー部材
の係止部を掛け止めて釦部材を抜け止めするから、カバ
ー部材の係止部でステムからの釦部材の脱落を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による噴出器の上部外観図である。
【図2】その縦断面図である。
【図3】その分解斜視図である。
【図4】その噴出器の容器にカバー部材を取り付けた状
態の縦断面図である。
【図5】その上部外観図である。
【図6】容器にカバー部材を取り付けて後、釦部材を押
し下げた状態の上部外観図である。
【図7】その状態の縦断面図である。
【図8】従来の噴出器の上部縦断面図である。
【符号の説明】
10 容器 16 巻き締め部 20 噴射体 24 ステム 30 釦部材 34 噴口 35 釦部材の係止部 36 鍔部 40 カバー部材 41 肩カバー部 42 リングガード部 44 弾性保持部 45 カバー部材の係止部 46 連結部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釦部材を押してステムを押し込み、容器
    内の内容物を該ステムを通して前記釦部材内に入れ、そ
    の噴口から外部へと噴出する、噴出器において、 前記容器に、その巻き締め部にはめ付ける肩カバー部
    と、前記ステムのまわりを被うリングガード部とを有す
    るカバー部材を取り付け、そのカバー部材の前記肩カバ
    ー部と前記リングガード部とを、前記釦部材を押したと
    きその釦部材で前記リングガード部を押し込んで切断す
    る連結部で連結してなる、噴出器。
  2. 【請求項2】 前記釦部材を押したとき前記リングガー
    ド部に押し当たる鍔部を前記釦部材に設けてなる、請求
    項1に記載の噴出器。
  3. 【請求項3】 前記肩カバー部に、前記連結部を切断し
    たとき、前記リングガード部に押し当ててそれを保持す
    る弾性保持部を形成してなる、請求項1または2に記載
    の噴出器。
  4. 【請求項4】 前記リングガード部に、前記釦部材に係
    止してその抜け止めをする係止部を設けてなる、請求項
    1ないし3のいずれか1に記載の噴出器。
JP2001291416A 2001-09-25 2001-09-25 噴出器 Pending JP2003095358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291416A JP2003095358A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 噴出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291416A JP2003095358A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 噴出器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003095358A true JP2003095358A (ja) 2003-04-03

Family

ID=19113561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001291416A Pending JP2003095358A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 噴出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003095358A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007204088A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd エアゾール容器用オーバーキャップ
JP2007320608A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd エアゾール容器
JP2009144378A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Om Kiki Corp 床パネルの支持構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007204088A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd エアゾール容器用オーバーキャップ
JP2007320608A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd エアゾール容器
JP2009144378A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Om Kiki Corp 床パネルの支持構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7832577B2 (en) Child-resistant closure and package convertible to non-child-resistant operation
EP3853141B1 (en) Tethered plastic stopper
KR20200026249A (ko) 플라스틱 캡 및 그 제조 방법
US20060201970A1 (en) Safety nozzle for aerosol can
JP2003095358A (ja) 噴出器
JP3813833B2 (ja) 噴射ボタン装置
JP3881187B2 (ja) 噴射ボタン装置
JP2993599B2 (ja) 容器の肩カバー及び容器
JPH1017040A (ja) エアゾール容器に固定するための容器カバー
JP3688468B2 (ja) エアゾール容器
US20040084454A1 (en) Molded aerosol can cap
JP3970443B2 (ja) 噴出容器および容器用カバー体
JP3929004B2 (ja) 容器
CN114867663A (zh) 儿童防护封闭件和喷口的组合
JP3609505B2 (ja) エアゾール容器
JP3693200B2 (ja) エアゾール容器用スパウト付き肩カバー
JP5213617B2 (ja) エアゾール容器
JPH1059445A (ja) エアゾール容器用噴射カバー
JP3964161B2 (ja) エアゾール容器の残留ガス抜き取り用キャップ
JP3716960B2 (ja) 分解可能なエアゾール容器
JP3672379B2 (ja) エアゾール容器に固定するための容器カバー
JP3895509B2 (ja) チューブ容器
JPH09301456A (ja) エアゾール容器のバルブカバー
JP4524975B2 (ja) 容器取付け用カバー体ならびにこの容器取付け用カバー体を備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品
JP5294812B2 (ja) エアゾール容器用キャップ