JP2003094687A - 液体充填方法及び液体充填装置 - Google Patents

液体充填方法及び液体充填装置

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JP2003094687A
JP2003094687A JP2001292975A JP2001292975A JP2003094687A JP 2003094687 A JP2003094687 A JP 2003094687A JP 2001292975 A JP2001292975 A JP 2001292975A JP 2001292975 A JP2001292975 A JP 2001292975A JP 2003094687 A JP2003094687 A JP 2003094687A
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liquid
filling
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gas
filled
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JP2001292975A
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Takayuki Totsuka
貴之 戸塚
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体容器に液体を充填するときに気泡が混入
しないようにする。 【解決手段】 液体タンク11,液送ポンプ12、脱気
膜13及びノズル14などを備え、液体Lが充填される
べき容器1に液体Lを充填するための充填部10と、ト
ラップ21,真空ポンプ23などを備え、容器1に結合
して、充填の前には気体を、充填の後には充填された液
体の一部とともに気体を、それぞれ吸引して容器外に排
出するための吸引部20とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタで使用されているインクカートリッジ等の液体容
器へ、インク等の液体を充填する液体充填方法及び液体
充填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5,図6は、従来の液体充填方法の一
例を示す図である。従来の液体充填方法は、図5に示す
ように、単に、ポンプ32により供給側の液体Lに圧力
を加えて送出し、これに結合されている液体容器31に
充填した後に、図6に示すように、液体容器31を切り
離して、その容器31の口に栓33をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の装置では、充填前の充填経路や液体容器中に存在する
気体が気泡となり液体に混入する。この気泡は、液体の
最終的な供給先に悪影響を及ぼすことがある。例えば、
インクジェットプリンタ用のインクをカートリッジに充
填する場合は、気泡が混入すれば、印刷時のノズルから
のインキの噴出にむらを生じ、印刷結果を劣化させる可
能性がある。このため、このような液体中の気泡は、極
力減らす必要があった。
【0004】本発明の課題は、容器に液体を充填する場
合に、気泡が混入しないようにした容器への液体充填方
法及び液体充填装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、液体が充填されるべき容器に液
体を充填するための充填部を結合して、液体を充填する
液体充填方法において、前記結合前に前記容器内の気体
を吸引して容器外に排出する第1の排出工程と、前記第
1の排出工程後に、前記液体を前記容器内に充填する充
填工程と、を備えた液体充填方法である。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の液体
充填方法において、前記充填工程の後に、前記容器内か
ら充填された液体の一部とともに気体を吸引して容器外
に排出する第2の排出工程と、を備えることを特徴とす
る液体充填方法である。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の液体充填方法において、前記充填工程は、液体
充填経路の途中で脱気処理を行うこと、を特徴とする液
体充填方法である。
【0008】請求項4の発明は、液体が充填されるべき
容器に前記液体を充填するための充填部と、前記容器に
結合して、前記充填の前には気体を、前記充填の後には
充填された液体の一部とともに気体を、それぞれ吸引し
て容器外に排出するための吸引部と、を備えた液体充填
装置である。
【0009】請求項5の発明は、請求項4に記載の液体
充填装置において、前記充填部は、充填経路中に設けら
れ、前記液体が気体に触れずに液送するポンプを備えた
こと、を特徴とする液体充填装置である。
【0010】請求項6の発明は、請求項4又は請求項5
に記載の液体充填装置において、前記充填部は、充填経
路中に設けられ、液体中の気体を除去する脱気手段を備
えたこと、を特徴とする液体充填装置である。
【0011】請求項7の発明は、請求項6に記載の液体
充填装置において、前記脱気手段は、中空糸膜であるこ
と、を特徴とする液体充填装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施の形態について、さらに詳しくに説明する。図1
は、本発明の実施形態の構成をモデル化して示す説明図
(系統図)である。なお、図1において、点線の大きな
円で囲んだ部分は、系統図の中で点線の小さい円で示し
た部分(液体充填用の液体容器1の液体出入り口2)を
拡大して示したものである。
【0013】本実施形態の液体充填装置は、液体充填用
の液体容器1に液体Lを充填するための充填部10と、
液体容器1に結合して、液体容器1内の気体を吸引する
ための吸引部20とを備えている。
【0014】充填部10は、充填する液体Lが収容され
た液体タンク11と、その液体Lを送出し、その液体L
が気体と接しないチューブポンプ等の液送ポンプ12
と、その液体L中に含まれた気体を物理的に除去する脱
気膜(脱気手段)13と、充填部10を液体容器1に結
合するノズル14等とから構成されている。脱気膜13
は、充填部10における液体Lを充填する経路中にであ
って、液送ポンプ12とノズル14の間に挿入されてお
り、例えば、中空糸膜などが用いられている。
【0015】液体容器1の口2は、図1で拡大して示す
ように、気密性の高いゴム栓3で密閉されている。充填
部10又は吸引部20と液体容器1との結合は、充填部
1の液送パイプのノズル14、或いは、吸引部20の液
送パイプのノズル24によって、ゴム栓3を貫通させ、
その状態を保持して行う。液体容器1からの気体の吸引
や液体容器1への液体Lの充填は、上記結合の状態で行
われる。
【0016】吸引部20は、液体容器1と真空ポンプ2
3とを連結する管の途中に設けられ、液体の逆流防止と
真空ポンプ23の保護に用いるトラップ21と、そのト
ラップ21を通して、液体容器1の真空吸引を行う真空
ポンプ23等とから構成されている。
【0017】図2〜図4は、液体容器1への液体Lの充
填とその前後に液体容器1内の気体を吸引する状態を示
す説明図である。本実施形態の液体充填方法は、液体容
器1へ液体Lを充填封入するときに、先ず、図2に示す
ように、真空ポンプ23によって、トラップ21を通し
て液体容器1の真空吸引を行う(第1の排出工程)。こ
れは、充填前に液体容器1内の気体を抜くためである。
【0018】次に、図3に示すように、中空糸膜等の脱
気膜13により(脱気処理)、溶存酸素濃度を減らした
液体Lを液体容器1に充填する(充填工程)。この充填
のためには、液体Lが気体と接しないチューブポンプ等
の液送ポンプ12を使用する。
【0019】最後に、図4に示すように、液体Lを充填
後に、真空ポンプ23によって、液体容器1内の液体L
の一部と共に気体をトラップ21を通して吸引し、液体
容器1外に排出する(第2の排出工程)。
【0020】以上の操作により、液体Lの充填前後に、
吸引部10で液体容器1内の気体を吸引し、かつ、中空
糸膜等の脱気膜13により、溶存酸素濃度を減らしてい
るので、充填された液体は、不飽和状態になっている。
従って、たとえ、その後なんらかの原因で気体が混入し
ても、その気体は液体に溶け込むため、気泡が発生し難
い状態にすることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容器に気泡を混入させずに液体を充填し、その容器内に
不飽和状態の液体のみを封入することができる、という
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体充填装置の実施形態の構成を
モデル化して示す説明図である。
【図2】本実施形態に係る液体充填装置の、液体の充填
前に液体容器内の気体を吸引する状態を示す説明図であ
る。
【図3】本実施形態に係る液体充填装置の、液体を液体
容器に充填する状態を示す説明図である。
【図4】本実施形態に係る液体充填装置の、充填後にポ
ンプで液体容器内の気体を液体と共に吸引する状態を示
す説明図である。
【図5】従来の液体充填方法を示す説明図(充填中)で
ある。
【図6】従来の液体充填方法を示す説明図(充填後)で
ある。
【符号の説明】
1 液体容器 3 ゴム栓 10 充填部 11 液体タンク 12 液送ポンプ 13 脱気膜 14、24 ノズル 20 吸引部 21 トラップ 23 真空ポンプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体が充填されるべき容器に液体を充填
    するための充填部を結合して、液体を充填する液体充填
    方法において、 前記結合前に前記容器内の気体を吸引して容器外に排出
    する第1の排出工程と、 前記第1の排出工程後に、前記液体を前記容器内に充填
    する充填工程と、を備えた液体充填方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液体充填方法におい
    て、 前記充填工程の後に、前記容器内から充填された液体の
    一部とともに気体を吸引して容器外に排出する第2の排
    出工程と、を備えることを特徴とする液体充填方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の液体充填
    方法において、 前記充填工程は、液体充填経路の途中で脱気処理を行う
    こと、を特徴とする液体充填方法。
  4. 【請求項4】 液体が充填されるべき容器に前記液体を
    充填するための充填部と、 前記容器に結合して、前記充填の前には気体を、前記充
    填の後には充填された液体の一部とともに気体を、それ
    ぞれ吸引して容器外に排出するための吸引部と、を備え
    た液体充填装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の液体充填装置におい
    て、 前記充填部は、充填経路中に設けられ、前記液体が気体
    に触れずに液送するポンプを備えたこと、を特徴とする
    液体充填装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の液体充填
    装置において、 前記充填部は、充填経路中に設けられ、液体中の気体を
    除去する脱気手段を備えたこと、を特徴とする液体充填
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の液体充填装置におい
    て、 前記脱気手段は、中空糸膜であること、を特徴とする液
    体充填装置。
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