JP2008265137A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッドに気泡を送らないようにすることで、気泡が記録ヘッドのノズル部に引っかかった場合の吐出不良を防止し、常に安定した印字を確保することである。
【解決手段】インクタンク11から記録ヘッド13に至るインク流路内にサブタンク12を配置し、記録媒体23上に画像記録を行うインクジェット記録装置は、インクタンク11内のインク15をサブタンク12に供給するインク供給口18aを有する第1のインク経路18と、サブタンク12内のインク15を取込み記録ヘッド13へ供給するためのインク取込み口20aを有する第2のインク経路20と、サブタンク12内のインク15に超音波振動を与える超音波振動子28とを有している。そして、第2のインク経路20のインク取込み口20aは、超音波振動子28の近傍に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関するもので、より詳細には、気泡のないインクを記録ヘッドに連続的に送ることが可能なインクジェット記録装置の改良に関するものである。
インクジェット記録装置は、コンピュータからの入力信号により、プリントヘッドのノズルからインクを吐出し、媒体上に文字や画像を記録するものである。インクジェット記録装置には、主に、インクを吐出して画像記録を行う記録ヘッド部と、記録ヘッド部に供給するインクを収容しているインクタンクと、記録ヘッド部とインクタンクとを繋ぐインク供給チューブと、で構成されている。このように構成されたインクジェット記録装置では、インクタンク内のインクが無くなるとインクタンクのみを交換し、記録ヘッド部はそのまま使用するタイプのものと、記録ヘッド部とインクタンクが一体に構成され、インクタンク内のインクが無くなると記録ヘッド部とインクタンクを一緒に交換可能なタイプのもの、とがある。
このうちで、インクタンクのみを交換するタイプでは、インクタンクの交換時に、インクタンクを着脱するインクジョイント部が空気にさらされてしまう。そのため、インクタンクから記録ヘッド部までのインク流路内に気泡が混入し、混入した気泡が記録ヘッド部のノズル部に引っかかった場合には、かなりの確立で吐出不良が発生していた。
このような課題を解決するために、特許文献1には、混入した気泡を脱気、脱泡する脱気装置を備えたインクジェット式記録装置が開示されている。
特許文献1のインクジェット式記録装置は、主としてインクの補給が可能な元タンクと、脱気装置と、中継タンクと、記録ヘッドと、これら各々を止弁を介して接続するチューブと、で構成されている。また、脱気装置は、元タンクからインクを流入するためのインク流入口と、中継タンクへとインクを流出するためのインク流出口を備えた容器の底部に超音波振動子を設けて構成され、この容器の上部には真空ポンプが連通されている。
このように構成されたインクジェット式記録装置において、インク流入口を介して容器に流れ込んだインクは、超音波振動子から高周波振動を受けてキャビテーションを生じ、さらに真空ポンプを駆動させることでインクに混入した気泡を容器外部に放出される。このようにしてインクに混入した気泡の脱気を行なっている。脱気されたインクは、インク排出口か中継タンクを介して記録ヘッドに供給され、印刷が行われる。
特開平11−48492号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のインクジェット式記録装置では、容器の底部に超音波振動子を設けてインクの脱気を行なうことが開示されているにすぎず、超音波振動子と容器のインク排出口との配置関係(取り付け位置)については何等示唆も開示もされていない。
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、容器に取り付けた超音波振動子と容器内のインクを取込み、記録ヘッドへと供給するためのインク取込み口との配置関係を規定することで、効率よく気泡のないインクを記録ヘッドに連続的に送ることが可能なインクジェット記録装置を提供することである。
このような課題を達成するために本発明のインクジェット記録装置は、インクタンクから記録ヘッドに至るインク流路内にサブタンクを配置し、記録媒体上に画像記録を行うインクジェット記録装置であって、インクタンク内のインクをサブタンクヘ供給するインク供給口を有する第1のインク経路と、サブタンク内のインクを取込み、記録ヘッドへ供給するインク取込み口を有する第2のインク経路と、超音波を発生させてサブタンク内のインク中に定在波音場を形成する超音波振動子と、を有し、第2のインク経路のインク取込み口は、超音波振動子の近傍に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、容器に取り付けた超音波振動子と容器内のインクを取込み、記録ヘッドへと供給するためのインク取込み口との配置関係を規定することで、効率よく気泡のないインクを記録ヘッドに連続的に送ることが可能なインクジェット記録装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明が適用されるインクジェット記録装置の第1の実施形態を示すもので、インクジェット記録装置のインク経路の概略を示す図である。
図1では、1種類のインクのインク経路のみが示されているが、多色のインクを用いる場合も同様なインク経路が各色毎に設けられている。尚、本実施形態では、記録媒体の搬送方向をX軸方向、記録ヘッドのノズル列方向(記録媒体の搬送方向と直交する方向)をY軸方向、重力方向(XY平面と直交する方向)をZ軸方向とする。
図1に於いて、このインクジェット記録装置10は、インクボトル11と、サブタンク12と、記録ヘッド13とを有している。インクボトル11とサブタンク12とは、弁19を有する第1のインク経路18によって接続されており、インクボトル11内に収容されているインク15を第1のインク経路18を経由してサブタンク12に供給する。この第1のインク経路18の一端側は、インクジョイント部17を介してインクボトル11と接続され、インクボトル11と第1のインク経路18の一端側とが着脱可能となっている。また、第1のインク経路18の他端側は、詳細は後述するがサブタンク12の上方に接続されている。なお、弁19は、インクボトル11からサブタンク12へと供給するインク15の供給量を制御するために設けられている。
サブタンク12と記録ヘッド13とは、第2のインク経路20によって接続されており、サブタンク12内に収容されているインク15を第2のインク経路20を経由して記録ヘッド13に供給する。この第2のインク経路20の一端側は、詳細は後述するがサブタンク12の下方に接続されている。また、第2のインク経路20の他端側は、インクジョイント部14を介して記録ヘッド13と接続され、記録ヘッド13と第2のインク経路20の一端側とが着脱可能となっている。
上記記録ヘッド13には、インク15を吐出するための複数のノズル22が設けられている。サブタンク12から供給されたインク15を記録ヘッド13に対向した位置にある記録媒体23に吐出することで、画像記録が行われる。尚、記録ヘッド13は、記録媒体23上をY軸方向に走査することで画像記録を行うシリアル型方式であってもよいし、記録ヘッド13を記録媒体23の幅以上(Y軸方向)に固定し、X軸方向に搬送される記録媒体23に対して1パスで画像記録を行うライン型方式であってもどちらでも適用可能である。
また、インクジェット記録装置10は、図示されないが、記録媒体23を給紙する給紙部と、該給紙部から給紙された記録媒体23を搬送する記録媒体搬送機構と、画像記録された記録媒体23を排出する排出部と、が設けられている。
図2は、図1のサブタンク12を拡大して示した図である。
サブタンク12は、前述した第1のインク経路18の他端側であるインクタンク11のインク15をサブタンク12へと供給するためのインク供給口18aがサブタンク12内のインク15に浸すことなく接続されている。また、前述した第2のインク経路20の一端側であるサブタンク12内のインク15を取り込み、記録ヘッド13へと供給するためのインク取込み口20aがサブタンク12内のインク15と連通している。
このサブタンク12には、サブタンク12内を大気開放にする大気開放口25と、サブタンク12内のインク15の液面高さを検出するための液面検知センサ26と、少なくとも第2のインク経路20のインク取込む口20aが取り込むインク15が気泡27を含まないインク15とするための超音波振動子28と、が設けられている。ところで、容器設置面の超音波振動子28の形状、言い換えると音波の発振する面は、円形であることが望ましい。これは、四角形状等、角が存在する場合には、超音波振動子を駆動させたときに応力が角に集中して、超音波振動子が割れる等の不具合が発生しやすいからである。
サブタンク12内のインク15の液面高さは、記録ヘッド13のノズル22より重力方向下方に設定されており、液面検知センサ26によってノズル22に対して所定の負圧(水頭圧)が掛かるよう制御されている。これにより記録ヘッド13のノズル22には、所定の負圧が掛かり、ノズル22からインクが垂れ落ちることはない。尚、サブタンク12内のインク15の液面高さは、上記に限らず、不図示の負圧発生手段によってノズル22に対して所定の負圧を掛けることができれば、ノズル22より重力方向上方に設定してもよい。
第1のインク経路18のインク供給口18aからサブタンク12に流れ込んだインク15には、気泡27が含まれている。この気泡27は、インクタンク11の着脱時にインクタンク11と第1のインク経路18の一端側とを接続するインクジョイント部17から空気を咬み込んだり、第1のインク経路18の途中に設けられた弁19の開閉動作によって気泡を巻き込んだりして生じたものである。
通常、サブタンク12に流れ込んだ気泡27は、記録ヘッド13がインクを吸引する力(吐出する力)に引かれ、第2のインク経路20のインク取込み口20aに向けて流れ込む。この気泡27が記録ヘッド13に流れ込むと、ノズル22に気泡27が引っかかったりして吐出不良を招く。そこで、本実施形態では、インク供給口18aからサブタンク12に供給されたインク15に含まれる気泡27がインク取込み口20aに到達するまでの間にZ軸方向上方に移動し、インク取込み口20aが気泡27を含まないインク15を取込むよう定在波音場を発生させる超音波振動子28とインク取込み口20aとの配置を規定すればよい。
つまり、図3に示されるように、インク取込み口20aの近傍部(インク取込み口近傍部)12aの気泡27が除去されていればよく、該12a以外に気泡27が残っていても問題はない。ようするに、サブタンク12内に於いて、記録ヘッド13へのインク取込み口近傍部12aのインク15の流速より、インク取込み口近傍部12aの気泡27の上昇速度が速くなるように超音波振動子28とインク取込み口20aとの配置を規定してやればよい。つまり、
インク取込み口近傍部12aの気泡27の上昇速度
>インク取込み口20aへのインクの流れ込む速度
という関係である必要がある。
ところで、液体に超音波を付与しない場合、気泡の上昇はZ軸上方にいくほど遅くなる。これは、液面からの深さによって気泡にかかる圧力が異なるためである。Z軸方向下方にあるほど気泡にかかる圧力は大きいため、気泡は小さくなり、Z軸方向上方にあるほど気泡にかかる圧力が小さいため、気泡は大きくなる。気泡が大きくなると、気泡自身が扁平になり、上昇するための抵抗が大きくなるため、上昇速度は遅くなる。
図4は、サブタンク12に超音波を付与したときの関係を示した説明図である。
図4に示すように、インク中を伝播する超音波の1サイクル(1波長)は、下記の(数1)のように液体の音速と超音波の周波数によって決定される。
1波長=音速÷周波数 ・・・(数1)
また、超音波振動子28によって超音波を連続してインク中に放射すると定在波が発生し、音圧の腹(山)の部分と音圧の節(谷)の部分が固定した位置に発生する。この音圧の腹と節は、4分の1波長(1/4波長)間隔で交互に存在する。気泡27が存在するサブタンク12に超音波が付与されると、気泡27は超音波振動子28の近くからまとまって層を成し、Z軸方向の上方に移動していく。このとき、気泡27の上昇速度は音圧の節の部分では遅く、音圧の腹の部分では速くなる。つまり、気泡27の上昇速度の速くなる音圧の腹の部分は、2分の1波長(1/2波長)間隔で形成される。そのため、第2のインク経路20のインク取込み口20aは、音圧の腹の部分近傍に配置すればよい。
また、前述したように気泡27の上昇速度は、液面からの深さが深ければ深いほど上昇速度が速い。よって、本実施形態では、図4に示されるように、サブタンク12内から第2のインク経路20に気泡27を入れないために、第2のインク経路20のインク取込み口20aを超音波振動子28の近傍に配置する。具体的には、インク取込み口20aは、超音波振動子28から発せられた超音波の伝播方向における最初に形成される音圧の腹の部分近傍に配置することが望ましい。
本実施形態では、例えば、超音波振動子28の周波数は、20kHz〜100kHzの、一般的に超音波洗浄機に用いられる周波数の振動子を用いる。また、一般的に、効率よく超音波振動子28の定在波をサブタンク12中に形成させるためには、超音波振動子28を接着してあるサブタンク12の底部と定在波の腹の部分とを一致させる。このような条件となるように、サブタンク12のインク液面高さ、超音波振動子28の周波数、インクの音速、容器の材質、厚みを調整する。これにより、定在波の音圧の腹部分が超音波振動子28の接しているサブタンク12の底部から始まる。以上のような条件で、インクの音速が1500m/sec(1500000mm/sec)で、超音波の振動数40kHz(40000Hz)とすると、1波長=1500000÷40000=37.5mmとなる。よって、サブタンク底部から約19mm付近に最初の音圧の腹部分が形成され、以降、1/2波長間隔でインク液面に向かって音圧の腹部分が形成される。気泡27は液面からの深さが深ければ深いほど上昇速度が速いため、インク取込み口20aをサブタンク12の底部から2分の1波長上方、つまり、約19mm上方にインク取込み口20aを配置すればよい。これにより、インク取込み口近傍部12での気泡27の上昇速度は速くなり、インク取込み口20aが気泡27を含むインクを取り込むことはなくなる。尚、容器底部から約19mmのところにインク取込み口20aを配置したが、
インク取込み口近傍部12aの気泡27の上昇速度
>インク取込み口20aへのインクの流れ込む速度
の関係が成立すれば、容器底部から約38mm近傍にインク取込み口20aを配置しても構わない。
図5は、超音波振動子の駆動エネルギーと気泡の上昇速度の関係を示したグラフである。
図5からわかるように、超音波振動子28の駆動エネルギーを上げれば、気泡27の上昇速度は速くなる関係を有しているので、気泡27の上昇速度は超音波振動子28を駆動するエネルギーによって調整可能である。また、気泡27の上昇速度は、図5に示されるように、超音波振動子28の駆動エネルギーでも調整可能であるが、図6に示されるように、温度によっても気泡27の上昇速度は変化する。そのため、記録ヘッド13の駆動可能範囲内でインク温度を上げることで、気泡27の上昇速度を速めることができる。
このように、インク15の音速、超音波振動子28の周波数に応じて、超音波振動子28を駆動するエネルギーやインク温度を適宜選択すればよく、結果として、
インク取込み口近傍部12aの気泡27の上昇速度
>インク取込み口20aへのインクの流れ込む速度
という関係になるように、インク取込み口20aと超音波振動子28とを配置すればよい。
次に、図7のフローチャートを参照して、印字時のインク経路の動作について説明する。
このインクジェット記録装置の印字動作が開始されると、先ず、不図示の操作パネルから印字枚数が設定される、又は信号線で接続された不図示のホスト機器から印字枚数が設定される(ステップS1)。
次に、ステップS1で印字枚数が設定されると超音波振動子28が作動する(ステップS2)。ステップS2で超音波が作動されるとすぐにサブタンク12内に気泡27が存在する場合には、気泡27は超音波振動子28の近傍からまとまって層を成し、Z軸方向の上方へ移動し、インク取込み口近傍部12aには気泡は存在しない状態になる。印字は、こうしてインク取込み口近傍部12aに気泡27の無い状態から開始される。
次に、液面検知センサ26によってサブタンク12内のインク15の液面高さが所定値以上あるか否かを確認する(ステップS3)。ここで、液面検出センサ26がサブタンク12内のインク15が所定値以上であると判断する(ON状態)と、ステップS4に移行して記録媒体23に対して印字が開始される。
なお、印字中においても、常に液面検知センサ26によってサブタンク12内のインクの液面高さが所定値以上か否かが監視されている(ステップS5)。そして、ステップS1で設定された印字枚数が印字されたか否かが確認される(ステップS6)。ここで、設定印字枚数まで印字されていれば、ステップS7に移行して超音波振動子28の振動が停止され、印字動作が終了する。
しかしながら、ステップS6にて、設定印字枚数まで印字されていなければ、上記ステップS4に移行して、設定印字枚数に達するまでステップS4〜S6の処理が繰り返される。
ところで、上記ステップS3、S5に於いて、液面検知センサ26がサブタンク12内のインクの液面高さが所定値未満と判断する(OFF状態)と、何れもステップS8に移行してサブタンク12へのインク補給動作に入る。
サブタンク12へのインク補給動作は、先ず、弁19が開かれる(ステップS8)。これにより、第1のインク経路18を経て、インクタンク11からインク15がサブタンク12へインクが流れる状態となる。次いで、サブタンク12内の液面検知センサ26がON状態であるか否かが確認される(ステップS9)。ここで、液面検知スイッチ26がON状態であったならば、弁19が閉じ、上記ステップS6に移行する。
これに対し、上記ステップS9にて、サブタンク26内の液面検知センサ26がOFF状態であったならば、ステップS11に移行する。このステップS11では、上記ステップS8で弁19が開かれてから所定時間経過したか否かが確認される。ここで、所定時間が経過していなければ上記ステップS9に移行する。一方、所定時間が経過していれば、インクタンク11内にインクが無いという意味である。したがって、ステップS12に移行して、弁19が閉じられる。その後、ステップS13にて、インクタンク11が交換されてから上記ステップS8に移行する。
このように、第1の実施形態では、超音波振動子28の近傍にサブタンク12のインクを取り込み記録ヘッド13へと供給するための第2のインク経路20のインク取込み口20aを設けている。これにより記録ヘッドにインクを供給する前に、インク取込み口20a近傍の気泡(インク取込み口近傍部12aの気泡)は、上昇しているため、インク取込み口20aが気泡を含むインクを取込むことなく印字を開始することができる。つまり、印字中にインクタンク11のインク15が第1のインク経路18のインク供給口18aからサブタンク12内に供給されても、新たに供給されたインクの気泡は、インク取込み口20a近傍に到達するまでには超音波振動子28によって上昇するので、インクタンク11の着脱、インク補給の有無に関わらず、連続してインクを記録ヘッド13に流しても、インク取込み口20aは気泡を含んだインクを取込むことはない。これにより、気泡27による吐出不良を防止し、常に安定した印字を確保することができる。
次に、第1の実施形態の変形例について説明する。
上述した第1の実施形態では、インクタンク12から記録ヘッド13までインク15が流れる場合について説明したが、図8に示されるように、第3のインク経路30を介してインクが循環する場合にも同様の効果が期待できる。
図8は、本発明の第1の実施形態の変形例を示すもので、インクジェット記録装置のインク経路の概略を示す図である。
図8に於いて、第3のインク経路30は、一端側をインクジョイント部14−2を介して記録ヘッド13と着脱可能に接続され、他端側をサブタンク12内のインクに浸して接続されている。また、第3のインク経路30には、ポンプ31が設けられている。これにより、サブタンク12内のインク15は、第2のインク経路20、記録ヘッド13、第3のインク経路13を経由して循環し、循環機構が構成されている。
尚、その他の構成については、上述した第1の実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の参照番号を付してここでは説明を省略する。
また、インクを循環させる場合の印字時のインク経路の動作については、上述した図7のフローチャートに於いて、ステップS1とステップS2の間に、ポンプ31が駆動されてインク循環が開始されればよい。その他の動作については、上述した図7のフローチャートの動作と同様であるので、ここでは説明を省略する。
以上のように、本変形例によれば、上述した第1の実施形態と同様な効果が得られると共に、さらに記録ヘッドにインクを循環させながら印字を行なうインクジェット記録装置においても適用可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図9は、本発明のインクジェット記録装置の第2の実施形態によるサブタンク121 を拡大して示した図である。
尚、この第2の実施形態の説明に於いて、上述した第1の実施形態と同一の部分には同一の参照番号を付して、第1の実施形態と共通の作用、または効果に於いてはその説明を省略する。
超音波振動子の音波は指向性があり、基本的に、素子の幅で、容器設置面と垂直の方向に音波は伝播する。第1のインク経路18のインク供給口18aから第2のインク経路20のインク取込み口20aまでのインク流路に於いて、気泡27を除去したいのは、特にサブタンク121 にある第2のインク経路20のインク取込み口20a付近である。インク流路中のインクの流速より気泡の上昇速度が速くなるように、超音波振動子を駆動するエネルギーを高めてやれば、サブタンク121 の底面部を覆うような大きな超音波振動子を使わずとも、第2のインク経路20のインク取込み口20aの近傍に小さい超音波振動子281 を設けることでも、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
気泡の上昇速度は、図5に示されたように、超音波振動子の駆動エネルギーでも調整できるし、図6に示されたように、温度によっても気泡の上昇速度を調整することが可能である。そのため、インク温度を上げて、超音波振動子の駆動エネルギーを高くした状態で使用すればよい。つまり、インク15の音速、超音波振動子281 の周波数に応じて、駆動エネルギー、インク温度を適切に制御し、
インク取込み口近傍部12aの気泡の上昇速度
>インク取込み口20aへのインクの流れ込む速度
という関係を満たせば、インク取込み口20aの近傍に小さい超音波振動子281 を設けることでも効果が得られる。また、印字時のインク経路の動作は、上述した第1の実施形態と同じである。
以上のように、第1の実施形態のように、サブタンク12の底面部を覆うような大きな超音波振動子を使わずとも、本第2の実施形態のように、インク15の音速、超音波振動子281 の周波数に応じて、駆動エネルギー、インク温度を適切に制御することで第2のインク経路20のインク取込み口20aの近傍に小さい超音波振動子281 を設けても第1の実施形態と同等の効果を得ることができるまた、超音波振動子281 を小さくすることで、上述した第1の実施形態よりも安価に作製することが可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図10は、本発明のインクジェット記録装置の第3の実施形態によるサブタンク122 を拡大して示した図である。
尚、第3の実施形態の説明に於いては、上述した第1の実施形態と同一の部分には同一の参照番号を付し、第1の実施形態と共通の作用、または効果に於いては、その説明を省略する。
上述した第1及び第2の実施の形態では、第2のインク経路20をサブタンク12の側壁に連通していたが、本実施の形態では、第2のインク経路20をサブタンク12の上壁から連通している。さらに、気泡27はZ軸方向の下から上に向かう性質があるため、第2のインク経路20のインク取込み口20aはZ軸方向で上向きとなっている。このようにインク取込み口20aをZ軸方向上向きにすることで、インク取込み口20aより下方に存在していた気泡27が上昇する過程で、インク取込み口20aに入り込むことを防ぐことができる。
また、本実施形態でも、インク取込み口20aは、超音波振動子28の幅内で、超音波振動子28から発せられた超音波の伝播方向における最初に形成される音圧の腹の部分近傍に配置している。
ここで、本来、インク流入口18aからインク取込み口20aまでの距離が長い方が気泡27の移動時間は長くかかるので、インク流入口18aからインク取込み口20aまでの距離が長くなるように配置するのが好ましい。しかしながら、
インク取込み口20a近傍部の気泡の上昇速度
>インク取込み口20aへのインクの流れ込む速度
という関係であれば、インク取込み口20aの位置はどこであっても構わない。
以上のように、本実施形態では、前述した第1の実施形態と同等の効果が得られると共に、さらに第2のインク経路20をサブタンク12の上部から連通させることで、省スペース化等の自由度を上げることが可能となる。その際、インク取込み口20aをZ軸方向上方を向いて開口させることで気泡が第2のインク経路20に入り込むことを防止することができる。
(第4の実施形態)
次に、図11及び図12を参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。
尚、第4の実施形態の説明に於いては、上述した第1の実施形態と同一の部分には同一の参照番号を付し、第1の実施形態と共通の作用、または効果に於いては、その説明を省略する。
インク供給口18aから供給されるインク15に含まれた気泡27は、インク供給口18aとインク取込み口20aとを結ぶ最短経路で流れる傾向がある。
そこで、本実施形態では、図11及び図12に示されるように、超音波振動子28をインク供給口18aとインク取込み口20aとを結ぶ最短経路に沿って設ける構成としている。
図11では、インク供給口18aとインク取込み口20aとを結ぶ最短経路とサブタンク12の底部とが略平行となるようにインク供給口18aがサブタンク123 の側壁と連通している。サブタンク123 の底部には、超音波振動子28が設けられている。これにより、インク供給口18aとインク取込み口20aとを結ぶ最短経路と超音波振動子28とが略平行な状態となる。この時、サブタンク123 にインクを供給する第1のインク経路18のインク流入口18aも超音波振動子28の近傍に設けられている。
また、図12では、インク供給口18aをサブタンク12の上方から連通している場合の構成を示している。
図12に示すように、サブタンク124 の底面は、インク供給口18aとインク取込み口20aとを結ぶ最短経路と略平行となるようにインク供給口18aからインク取込み口20aに向けて斜面を形成している。更に、この斜面が形成された底面に沿って、超音波振動子28が設けられている。
以上のように、本実施形態では、前述した第1の実施形態と同等の効果が得られると共に、さらに超音波振動子28をインク供給口18aとインク取込み口20aとを結ぶ最短経路に沿って配置することでより効率的に気泡27を上昇させることができ、インク取込み口20aが気泡を含むインクを取込むことはない。
(第5の実施形態)
次に、図15を参照して、本発明の第5の実施形態について説明する。
尚、第5の実施形態の説明に於いては、上述した第1の実施形態と同一の部分には同一の参照番号を付し、第1の実施形態と共通の作用、または効果に於いては、その説明を省略する。
本実施形態では、2色以上のインクを扱うインクジェット記録装置に於いて、1つの超音波振動子で2色のサブタンクのインク取込み口近傍の気泡を除去する構成となっている。
図13は、本発明のインクジェット記録装置の第5の実施形態によるサブタンク125 を拡大して示したもので、サブタンク125 をZ軸方向上方から見た図である。
図13に示されるサブタンク125 は、円形状の超音波振動子28の上に2つに仕切られたサブタンクが設けられた構成になっている。そして、第1のインク経路181 、182 のインク供給口18a1 、18a2 及び第2のインク経路201 、202 のインク取込み口20a1 、20a2 は、図11に示される例と同様に、それぞれのインク色のタンクの下方で超音波振動子28の近傍に設けられている。また、大気開放口251 、252 と、液面検知センサ261 、262 も、それぞれのインク色のタンク毎に設けられている。
以上のように、第5の実施形態では、前述した第1の実施形態と同等の効果が得られると共に、さらに1つの超音波振動子28でインク取込み口20a1 、20a2 の両方とも気泡を含まないインクを取り込むことができ、安価に構成することができる。
(第6の実施形態)
次に、図14及び図15を参照して、本発明の第6の実施形態について説明する。
尚、第6の実施形態の説明に於いては、上述した第1の実施形態と同一の部分には同一の参照番号を付し、第1の実施形態と共通の作用、または効果に於いては、その説明を省略する。
図14及び図15は、本発明のインクジェット記録装置の第6の実施形態によるサブタンク126 を拡大して示したもので、図16は図17をZ軸方向上面A方向から見た図であり、図17は図16をB方向から見た図である。
円形の超音波振動子28は4つのサブタンク126 の中心に設けられ、4色とも超音波振動子28の近傍に、記録ヘッド13への第2のインク経路201 〜204 のインク取込み口20a1 〜20a4 がZ軸方向で上向きとなって、サブタンク126 に設けられている。また、大気開放口251 〜254 と、液面検知センサ261 〜264 も、それぞれのインク色のタンク毎に設けられている。
以上のように、本第6の実施形態では、前述した第1の実施形態と同等の効果が得られると共に、さらに多色のインクを1つの超音波振動子28で記録ヘッド13(インク取込み口)に流れ込むインク中の気泡27を除去することができ、安価に構成することができる。
(第7の実施形態)
次に、図16乃至図18を参照して、本発明の第7の実施形態について説明する。
尚、第7の実施形態の説明に於いては、上述した第1の実施形態と同一の部分には同一の参照番号を付し、第1の実施形態と共通の作用、または効果に於いては、その説明を省略する。
図16乃至図18は、本発明のインクジェット記録装置の第7の実施形態によるサブタンク127 を拡大して示したもので、図16は側断面図、図17は図16のC方向から見た図、図18は超音波振動子から発生する音波の伝播について説明する図である。
本第7の実施形態は、上述した第5の実施形態の応用例であり、サブタンクのZ軸方向下方に設けられていた超音波振動子28を、図16に示されるように、2つのタンクの間に封止することを特徴としている。
図16に示されるように、超音波振動子28の発信源がZ軸と平行に設けられた場合、図18に示されるように、音波は超音波振動子28の幅でもってXY面に伝播される。このとき、気泡27は超音波振動子28から遠去かりながらZ軸上方へ移動していく。
図17では、円形状の超音波素子28と重なるように、第2のインク経路201 、202 のインク取込み口20a1 、20a2 が設けられている。これらインク取込み口20a1 、20a2 は、音圧の腹の部分近傍に配置されている。また、第2のインク経路201 、202 は、サブタンク127 のZ軸方向の底面になるべく近い位置に設けられる。
以上のように、本第7の実施形態では、前述した第1の実施形態と同等の効果が得られると共に、さらに超音波振動子を2つのタンクの間に封止することで省スペース化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であるのは勿論である。
本発明が適用されるインクジェット記録装置の第1の実施形態を示すもので、インクジェット記録装置のインク経路の概略を示す図である。 図1のサブタンク12を拡大して示した図である。 サブタンク12のインク排出口近傍部12を説明するための図である。 サブタンク12に超音波を付与したときの圧力の波との関係を示した説明図である。 超音波振動子の駆動エネルギーと気泡の上昇速度の関係を示したグラフである。 温度をパラメータとして超音波振動子の駆動エネルギーと気泡の上昇速度の関係を示したグラフである。 本発明の第1の実施形態に於けるインクジェット記録装置の印字時のインク経路の動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の変形例を示すもので、インクジェット記録装置のインク経路の概略を示す図である。 本発明のインクジェット記録装置の第2の実施形態によるサブタンク121 を拡大して示した図である。 本発明のインクジェット記録装置の第3の実施形態によるサブタンク122 を拡大して示した図である。 本発明の第4の実施形態について説明するもので、インク流入口18bとインク取込み口20aをサブタンク123 の底部に設けた例を示した図である。 本発明の第4の実施形態について説明するもので、サブタンク124 の底面を斜面で形成した例を示した図である。 本発明のインクジェット記録装置の第5の実施形態によるサブタンク125 を拡大して示したもので、図12、図13、図14のZ軸方向上面であるA方向から見た図である。 本発明のインクジェット記録装置の第6の実施形態によるサブタンク126 を拡大して示したもので、上方から見た図である。 本発明のインクジェット記録装置の第6の実施形態によるサブタンク126 を拡大して示したもので、側断面図である。 本発明のインクジェット記録装置の第7の実施形態によるサブタンク127 を拡大して示した側断面図である。 本発明のインクジェット記録装置の第7の実施形態によるサブタンク127 を拡大して示したもので、図18のC方向から見た図である。 本発明のインクジェット記録装置の第7の実施形態によるサブタンク127 を拡大して示したもので、超音波振動子から発生する音波の伝播について説明する図である。
符号の説明
10…インクジェット記録装置、11…インクボトル、12、121 〜127 …サブタンク、12a…インク排出口近傍部、13…記録ヘッド、14…インクジョイント部、15…インク、17…インクジョイント部、18…第1のインク経路、20…第2のインク経路、33…第3のインク経路、18a…インク供給口、19…弁、20a…インク取込み口、22…ノズル、23…記録媒体、25…大気開放口、26…液面検知センサ、27…気泡、28…超音波振動子。

Claims (14)

  1. インクタンクから記録ヘッドに至るインク流路内にサブタンクを配置し、記録媒体上に画像記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記インクタンク内のインクを前記サブタンクヘ供給するインク供給口を有する第1のインク経路と、
    前記サブタンク内のインクを取込み、前記記録ヘッドへ供給するインク取込み口を有する第2のインク経路と、
    超音波を発生させて前記サブタンク内のインク中に定在波音場を形成する超音波振動子と、
    を有し、
    前記第2のインク経路のインク取込み口は、前記超音波振動子の近傍に配置されることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記第2のインク経路のインク取込み口は、前記定在波音場の音圧の腹部近傍に配置することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記超音波振動子は、前記サブタンクの底面部に配置され、
    前記インク取込み口は、前記超音波振動子によって前記サブタンクの底面部から発せられた前記超音波の伝播方向における最初に形成される音圧の腹部分近傍に配置することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記超音波振動子は、前記サブタンクの底面部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記第2のインク経路のインク取込み口は、前記サブタンクの底面部近傍に設けられることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第2のインク経路のインク取込み口は、重力方向に対して上方に向けて開口していることを特徴とする請求項3、又は5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第2のインク経路のインク取込み口は、重力方向に対して略直交する方向に向けて開口していることを特徴とする請求項3、又は5に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記超音波振動子は、前記第1のインク経路のインク供給口から供給されたインクが前記第2のインク経路のインク取込み口まで流れる際の最短経路と略平行となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記サブタンクを複数有し、前記超音波振動子は前記複数のサブタンクに対して1つのみ配置されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記超音波振動子は、前記複数のサブタンクの底面部に配置されていることを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記第2のインク経路のインク取込み口は、前記複数のサブタンクの底面部近傍にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記超音波振動子は、前記複数のサブタンクの隣接するサブタンクの間に配置されることを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記第2のインク経路のインク取込み口は、前記超音波振動子の近傍にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項12に記載のインクジェット記録装置。
  14. 前記超音波素子は印字時にのみ駆動させることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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