JP2003094485A - 重量検査装置 - Google Patents

重量検査装置

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JP2003094485A
JP2003094485A JP2001291188A JP2001291188A JP2003094485A JP 2003094485 A JP2003094485 A JP 2003094485A JP 2001291188 A JP2001291188 A JP 2001291188A JP 2001291188 A JP2001291188 A JP 2001291188A JP 2003094485 A JP2003094485 A JP 2003094485A
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molded
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Atsushi Uchida
厚 打田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G13/00Weighing apparatus with automatic feed or discharge for weighing-out batches of material
    • G01G13/24Weighing mechanism control arrangements for automatic feed or discharge
    • G01G13/28Weighing mechanism control arrangements for automatic feed or discharge involving variation of an electrical variable which is used to control loading or discharge of the receptacle
    • G01G13/285Weighing mechanism control arrangements for automatic feed or discharge involving variation of an electrical variable which is used to control loading or discharge of the receptacle involving comparison with a reference value
    • G01G13/2851Weighing mechanism control arrangements for automatic feed or discharge involving variation of an electrical variable which is used to control loading or discharge of the receptacle involving comparison with a reference value for controlling automatic loading of weigh pans or other receptacles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より正確に射出成形により成形される成形品
の良否判定を行うことを可能とする重量検査装置を提供
する。 【解決手段】 電子天秤13と、測定された成形品重量
を予め定める基準重量と比較しその差を出力する比較手
段62と、前記差の値が予め定める許容値内であれば、
前記成形品を良品と判別し、前記差の値が予め定める許
容値を越えていれば、前記成形品は不良品の可能性があ
ると判別する判別手段63と、射出成型機Sから発せら
れる異常信号を受信するための異常信号受信手段61b
とを有し、前記異常信号を受信した場合には、該当する
射出成形動作により成形された成形品を不良品の可能性
があると判別するように構成されている重量検査装置J
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形により成形さ
れる成形品の重量を測定し、その測定結果に基づいて成
形品の良否判定を行う重量検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機を用いて樹脂成形品を製造す
る場合、「ショートショット」と呼ばれる樹脂材料の充
填不足が生じる場合がある。このショートショットは、
温度条件、加圧条件等の影響で、溶融された樹脂材料が
金型全体に行きわたらず材料が不足した場合や充填時に
金型内の空気を抜くための空気抜き孔が詰まった場合等
に生じる。ショートショットが起きると、樹脂成形品に
は欠損した部分が発生して不良品となる。このような不
良品は、限り無く良品に近い極めて僅かだけ欠けたもの
から、大きな欠落があるものまで種々様々である。
【0003】また、その逆に、加圧条件等の影響や金型
の型締圧力の掛けすぎ等により、樹脂成形品に余肉部や
肉厚部が形成される「オーバパック」と呼ばれる現象が
生じることがある。この場合にも、樹脂成形品は不良品
となる。
【0004】ところで、このようなショートショットや
オーバパック(以下、「ショートショット等」という)
を無くし、樹脂成形品の不良を皆無にすることは、現在
の射出成形機の構造や技術では困難である。たとえ射出
成形機が優れたものであっても、数千回〜数万回の成形
動作に1回程度の割合で、ショートショット等が生じて
しまうことが実情である。また、樹脂成形品が例えばワ
イヤーハーネス用のコネクタハウジングのように、小形
でかつ複雑な形状の製品である場合、金型は複雑で、小
さな突出ピン等が多く存在している。そのため、成形動
作を繰り返すうちには、金型内の小さなピンが折れて、
それが成形品であるハウジングに付着することがある。
もし、前記ピン折れが生じると、以後その金型により作
られる成形品はすべて不良となる。
【0005】このような実情があるため、成形品の良否
検査を行っているが、人力による検査では確実な結果を
得ることが難しいため、従来は、重量検査装置を使用し
て、良品と不良品の判別を行っていた。
【0006】この重量検査装置は、成形品重量を測定す
るための重量測定手段と、当該測定された成形品重量を
予め定める基準重量と比較してその差を出力する比較手
段と、当該出力される差の値が許容値内であれば、前記
成形品を良品と判別し、前記差の値が前記許容値を越え
ていれば、前記成形品は不良品の可能性があると判別す
る判別手段と、当該判別結果に応じて成形品を区別する
振り分け手段とを備える装置である。そして、この重量
検査装置により、1回の射出成形動作により成形された
成形品を重量測定手段により測定し、比較手段と判別手
段の動作に基づいて良品か不良品の疑いがあるかを判断
するとともに、振り分け手段により、成形品を良品とそ
れ以外とに区別するという一連の作業を自動的に行うも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】射出成形に用いる金型
には、複数個の同一形状の成形品が同時に成形されるよ
うになっているもの(例えば4個取り、6個取り等の複
数取り)がある。このような金型を用いるときには、同
一形状の成形品であっても射出成形された樹脂の充填の
程度が異なるため、その重量にはばらつきがあることが
多い。通常、この重量は成形品の許容されている重量の
範囲で変動しているが、場合によっては、ショートショ
ットが生じている成形品と、オーバパックが生じている
成形品とが混在してしまう場合がある。
【0008】しかし、従来の重量検査装置では、一回の
作業により成形された複数個の成形品について総重量の
測定を行い、当該成形品の良否を判断することになるた
め、例えば、ショートショットが生じている成形品の欠
損部の重量と、オーバパックが生じている成形品の余肉
部の重量が同一又は近似している場合には、両者は相殺
されてしまう。そのため、これらの同時に成形された成
形品は、総てが良品と判断されることになってしまう。
【0009】一方、このような場合には、射出成型機の
クッション量(スクリュー先端に残存している樹脂量)
や、射出圧力等が異常値を示していることが多いことが
経験的に明らかになっているが、従来の重量検査装置
は、射出成型機とは連動した動作がなされていないた
め、このような場合に成形品の良否を正確に判断するこ
とはできなかった。
【0010】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、より正確に射出成形により成形され
る成形品の良否判定を行うことを可能とする重量検査装
置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の重量検査装置は、金型と、前記金型に成形
材料を充填する射出成形機とを備える設備により射出成
形された成形品を、その重量に基づいて判別するための
装置であって、前記射出成型機における1回の射出成形
動作により成形された成形品の重量を測定するための重
量測定手段と、前記重量測定手段で測定された成形品重
量を予め定める基準重量と比較し、その差を出力する比
較手段と、前記比較手段から出力される差の値が予め定
める許容値内であれば、前記成形品を良品と判別し、前
記差の値が前記許容値を越えていれば、前記成形品は不
良品の可能性があると判別する判別手段と、前記射出成
型機から発せられる異常信号を受信するための異常信号
受信手段とを有し、前記異常信号を受信した場合には、
該当する射出成形動作により成形された成形品を不良品
の可能性があると判別するように構成されていることを
特徴としている。
【0012】ここで、異常信号とは、射出成型機におけ
る射出成形時の管理項目の値が、予め定められている設
定値の範囲外となった場合に出力される信号である。こ
の管理項目は各種成形機の種類により様々であるが、一
般的に、クッション量、射出圧力、充填時間、計量時
間、サイクル時間、保圧切替位置、保圧、スクリュー背
圧、射出速度、加熱シリンダ温度等であり、各管理項目
に関して、それぞれ適切な設定値の範囲が定められてい
る。特に、成形品が不良品である場合は、射出成型機の
樹脂供給量の不足若しくは過多、或いは、射出圧力の上
昇若しくは低下による場合が非常に多いことから、前記
重量検査装置において、前記異常信号受信手段は、前記
射出成型機から発せられるクッション量の不足若しくは
過度に残留していることによる異常信号、又は、射出圧
力の不足若しくは過圧による異常信号を受信することが
好適である。
【0013】本発明によれば、射出成型機から発せられ
る異常信号を受信した場合には、該当する射出成形動作
により成形された成形品を不良品の可能性があると判別
するように構成されており、当該射出成型機と重量検査
装置との間で連動した動作が行われることになる。従っ
て、成形品が不良品である可能性が高いことが事前に予
測される、射出成形機が異常信号を発した状態を検出
し、この場合には成形された成形品を不良品の可能性が
あると判断することにより、成形品の良否を非常に正確
に判断することができることになる。
【0014】また、前記重量検査装置は、前記判別手段
の判別結果、又は、前記異常信号を受信した結果に応じ
て、前記成形品を良品とそれ以外とに区別する振り分け
手段を含むものであってもよい。
【0015】本発明によれば、成形品の振り分け手段を
有しているため、成形品を良品とそれ以外とに自動的に
区別することができる。従って、検査員は、不良品の可
能性があると判別され、区別された比較的少数の成形品
に対して、目視により成形品が不良品か否かを確認すれ
ばよいため、その作業効率を大幅に向上させることがで
きる。
【0016】さらに、前記重量検査装置において、前記
異常信号受信手段により前記異常信号を受信したとき
に、該当する射出成形動作から予め定められた回数の射
出成形動作に至るまでの間に成形された成形品を不良品
の可能性があると判別するように構成されているもので
あってもよい。ここで、前記回数は、成形品や射出成型
機の種類等を勘案して、任意の回数を設定することがで
きる。
【0017】異常信号を受信した場合には、射出成型機
における異常状態がしばらくの間影響し、それ以降の射
出成形動作により成形された成形品が不良品となる可能
性が高いことがわかっている。本発明は、異常信号を受
信したときに、該当する射出成形動作から予め定められ
た回数の射出成形動作に至るまでの間に成形された成形
品を不良品の可能性があると自動的に判別するように構
成されているため、良品と不良品が混在してしまうこと
を効果的に防止することができる。
【0018】また、前記重量検査装置において、前記異
常信号受信手段により前記異常信号を受信したときに、
前記振り分け手段を用いて、該当する射出成形動作によ
り成形された成形品のみを、前記良品以外として区別可
能となるように構成されているものであってもよい。
【0019】本発明によれば、非常に効率的に成形品を
良品とそれ以外とに区別を行うことができるため、成形
品の歩留まりを大幅に向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の重量検査装置の好適な実
施形態について、図面を参照して詳細に説明する。な
お、以下の説明において、左右方向とは、図3及び図5
における左右方向を意味する。また、同一の構成要素に
関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するも
のとする。
【0021】[射出成型機及び金型]本発明の重量検査
装置Jについて説明する前に、射出成形機S及び金型
6、さらには両者の動作について簡単に説明を行う。
【0022】図1に示すように、射出成型機Sは、加熱
シリンダ1と、スクリュー2と、オイルモータ3と、ホ
ッパ4とを備えている。前記加熱シリンダ1の後端部か
ら前端部に至る孔部1aには、スクリュー2が挿嵌され
ている。このスクリュー2の後端にはオイルモータ3が
連結されており、当該オイルモータ3の動作により前方
F及び後方Bに移動されるようになっている。また、加
熱シリンダ1の後側上方には、前記孔部1aと接続して
いるホッパ4が設けられており、当該ホッパ4の内部に
は樹脂材料(図示せず)が入れられており、加熱シリン
ダ1に供給可能となっている。
【0023】加熱シリンダ1の先端部には射出ノズル5
が形成されており、前記加熱シリンダ1の孔部1aの先
端部は縮径して注入孔1bが形成されている。この射出
ノズル5は、成形品を成形するための金型6のスプル6
aに、樹脂材料を供給可能となっている。さらに、金型
は6、上型6Aと下型6Bから形成されており、開閉装
置7により型締め及び型開きが可能となっている。
【0024】なお、本実施例では、金型6はいわゆる4
個取りの金型であり、1回の成形により同一形態の4個
の成形品が得られることになる。以下には、成形品がコ
ネクタハウジングH(以下、「ハウジング」という)の
場合を例として説明する。
【0025】前記射出成型機Sは、スクリュー2が後方
Bに回転移動されるとき、ホッパ4から供給される樹脂
材料がスクリュー2によって前方に送られ、溶融しなが
ら加熱シリンダ1の前方に充填されるようになってい
る。このとき、スクリュー2の後方への移動量により、
シリンダ1内に充填される溶融樹脂量が定まり、それが
1回の射出に費やされる量になる。そして、スクリュー
2が前方Fにスライド移動すると、加熱シリンダ1に充
填されている溶融樹脂は、その先端の射出ノズル5から
射出され、金型6内に送られる(射出工程)。金型6内
に充填された溶融樹脂は、一定時間、スクリュー2によ
り保圧されて固化する(保圧工程)。金型6内の樹脂が
固化した後、金型6は開閉装置7で型開きされ、固化し
た樹脂のハウジングHが取り出される。その後、開閉装
置7により金型6は再び型閉じされ(金型開閉工程)、
再度、射出工程に入る。このように、樹脂成形は、前記
のような一連の射出工程、保圧工程、金型開閉工程によ
り行われる。
【0026】[重量検査装置]本発明の重量検査装置J
は、前記各工程に連動して、成形されたハウジングHの
重量を測定し、ハウジングHが良品か、または不良品で
ある可能性があるかの判別等を行うための装置である。
図1〜図5に示すように、この重量検査装置Jは、搬送
部と、重量測定部と、制御部60とを備えている。
【0027】(1)搬送部 搬送部は、金型6と重量測定部とを接続することにより
ハウジングHを搬送するために設けるものであり、ベル
トコンベヤ11から構成されている。このベルトコンベ
ヤ11は、金型6の下方から重量測定部の上方に位置す
るようとともに、金型6の開閉方向に対して直交する方
向に略水平態で延設されている。そして、後記ベルトコ
ンベヤ駆動回路67を介して、ベルトコンベヤモータ1
2により射出成型機Sの動作に連動して駆動可能となっ
ている。
【0028】(2)重量測定部 図2に示すように、重量測定部は、電子天秤13(重量
測定手段)と、収納ボックス14と、各種の設定作業を
行うとともに制御部60が収容されている制御装置16
と、振り分け手段とを備えている。収納ボックス14
は、高精度の電子天秤13が横風等を受けることにより
微振動することを防止するために設けるものであり、電
子天秤13の後部に立設している収納板24と、当該収
納板24の前面、左右両側面及び上面の風防とから形成
されている。収納板24の下方部は電子天秤13の背面
と連結されており、電子天秤13の背面に沿って上方へ
延出して、その背面側を覆っている。
【0029】また、風防は、天板25、左側板26、右
側板27および前板28を備えており、天板25及び前
板28は、内側が確認できるように透明または半透明の
アクリル板で構形成され、左側板26及び右側板27は
鉄板で形成されている。天板25および左右側板26,
27は相互に連結され、かつ収納ボックス14と連結さ
れている。一方、前板28の右辺は一対の蝶番29を介
して右側板27の前辺と連結されることにより、開閉可
能となっている。
【0030】天板25にはその中央部に開口31が形成
され、開口31には天板25から上方へ向かって開いた
受入れ樋32が連結されている。ベルトコンベヤ11は
この受入れ樋32内へハウジングHを運び入れることが
できるように配置されている。天板25の開口31の下
方には、受入れ樋32へ投入されたハウジングHを後記
受皿21上へ導くための部材であり、風防内に垂下して
いる平面四角形状の誘導樋33が備えられている。
【0031】電子天秤13は、収納ボックス14内部の
底板上に配置されており、床の振動等が伝達されないよ
うになっている。また、電子天秤13の左右の両側に
は、重量検査されたハウジングHを判別して、後記振り
分け手段により区別するための良品箱17及び不良品箱
18が配置されている。電子天秤13は、測定物である
ハウジングHを載置して計量するための測定台20を有
する電磁平衡式電子天秤であり、当該測定台20上には
受皿21が備えられている。受皿21は、誘導樋33を
通って落下されるハウジングHを確実に受け取めるため
に、その周囲が上向きに折り曲げられており、底面が平
坦な舟形形状に形成されている。この受皿21は、平行
に配置されている一対の左右のアーム22,23で支え
られている。
【0032】なお、電子天秤13の前面には、測定結果
であるハウジング重量を示す重量表示部13aが設けら
れており、測定台20が安定した後、重量表示部13a
によって重量が表示されるようになっている。この重量
は、受皿21の重量を除いたハウジングHの重量となっ
ているが、受皿21の重量を含めた重量とすることもで
きる。
【0033】図3及び図4に示すように、左右のアーム
22,23は、左右の皿シリンダ50,51及びそのロ
ッド52,53を備えているアーム昇降・傾倒機構によ
り、上下方向への昇降動作及び左右方向への傾倒動作を
行うことが可能となっている。すなわち、左右のアーム
22,23の後端は、それぞれ、上下に延びる垂直リン
ク板46,47の下端部に固着されている。この垂直リ
ンク板46,47の上端には水平リンク板48,49が
接合されている。そして、水平リンク板48,49には
左右の皿シリンダ50,51における各々のロッド5
2,53の先端部が接合されている。この左右のロッド
52,53は垂直方向に伸縮自在に配置されている。
【0034】左右の皿シリンダ50,51は収納ボック
ス14の収納板24に固着されている。そして、左皿シ
リンダ50がオンすると左ロッド52は縮み、その結
果、左アーム22が降下し、逆に左皿シリンダ50がオ
フすると左ロッド52が伸びることにより、左アーム2
2が上昇するようになっている。同様に、右皿シリンダ
51がオンすると右ロッド53が縮み、その結果、右ア
ーム23が降下し、右皿シリンダ51の動作がオフする
と、右ロッド53が伸びることにより、右アーム23が
上昇するようになっている。
【0035】さらに、左右の皿シリンダ50,51を同
時に動作させることにより、左右のアーム22,23を
同時に降下させて、受皿21を降下させることができ、
左皿シリンダ50または右皿シリンダ51のいずれか一
方だけを動作させると、左アーム22又は右アーム23
の一方が下位置に、他方は上位置になるため、受皿21
を左右に傾けることができるようになっている。
【0036】左側板26および右側板27の下方部に
は、それぞれ窓34,35が形成されており、当該左右
の窓34,35には、それぞれ滑り台36,37が取り
付けられている。左右の滑り台36,37は、受皿21
から滑り出るハウジングHを良品箱17又は不良品箱1
8へ誘導するために設けられており、風防の内空間か
ら、それぞれ対応している左右の窓34,35を通って
外側下方に延出している。
【0037】また、左右の窓34,35には、それぞ
れ、窓開閉機構が設けられている。この窓開閉機構は、
左右のシャッタ38,39と、左右のシャッタシリンダ
40,41と、上側に先端部が位置している前記シャッ
タシリンダ40,41のロッド42,43を主要部とし
ている。左右のシャッタ38,39は、それぞれ伸縮自
在な前記ロッド42,43の先端部に略水平態に取り付
けられているブラケット57,58に支持されている。
前記左右のシャッタシリンダ40,41は取付板44,
45によって、それぞれ左右側板26,27に固定され
ており、左右のシャッタシリンダ40,41がオンする
と対応する左右のロッド42,43は伸び、その結果、
当該左右のロッド42,43の先端に取り付けられた左
右のシャッタ38,39が上方へスライドするため、こ
れにより左右の窓34,35が開くようになっている。
逆に、左右のシャッタシリンダ40,41がオフする
と、左右のロッド42,43が縮み、その結果、左右の
シャッタ38,39が降下して左右の窓34,35が閉
じられるようになっている。
【0038】振り分け手段は、ハウジングHを良品と不
良品の疑いがある成形品とに区別するための手段であ
り、前記アーム昇降・傾倒機構と、窓開閉機構とから構
成されている。前記両機構は、後記シリンダ駆動回路6
8を制御することにより、受皿21の傾倒動作と、左右
の窓34,35の開閉動作とを連動させ、受皿21に載
置されているハウジングHを、良品箱17又は不良品箱
18に区分して、搬入することが可能となっている(制
御の方法は後記する)。
【0039】なお、本実施形態では、左右のシャッタシ
リンダ40,41は同時にオン/オフ制御されているの
で、左右の窓34,35が同時に開放されるようになっ
ている。しかし、このような制御に換えて、該当する窓
34,35からハウジングHを取り出す場合には、該当
する窓だけが開くように、対応するシャッタシリンダ4
0(又は41)のみをオンさせ、他方のシャッタシリン
ダ41(又は40)はオフ状態のままとしてもよい。
【0040】制御装置16は、各種設定を行う設定部
と、各種表示を行う表示部とを備えている。なお、表示
部には、合格ランプと不合格ランプ(ともに図示せず)
を有しており、ハウジングHの重量が後述する基準重量
に対して所定範囲内のときには合格ランプが点灯し、不
合格ランプはそれ以外のときに点灯するようになってい
る。
【0041】(3)制御部 図5に示すように、制御装置16における制御部60
は、マイクロコンピュータで構成されており、信号受信
手段61と、比較手段62と、判別手段63と、メモリ
81とを備えている。
【0042】信号受信手段61は、取出信号を受信する
ための取出信号受信手段61aと、異常信号を受信する
ための異常信号受信手段61bとから構成されている。
取出信号は、射出成形機構Sに備えられた成形機センサ
S1から与えられる信号である。この成形機センサS1
は、射出成形工程の完了に応答して、取出信号を出力す
るセンサであり、例えば、金型6が開かれるときに取出
信号を出力するセンサ、或いは、射出成形機Sによる射
出工程が完了したときに取出信号を出力するセンサとし
て構成することができる。
【0043】異常信号は、射出成形時における射出成型
機Sの管理項目が、予め定められている設定値の範囲外
となった場合に出力される信号であり、本実施形態で
は、射出成形機Sのコントロール部S2で管理している
クッション量と射出圧力等が、予め定められている設定
値の範囲外となった場合に出力されるようになってい
る。
【0044】また、制御部60は、前記取出信号に基づ
き、シリンダ駆動回路68を制御することができるよう
に構成されている。このシリンダ駆動回路68は、左ア
ーム22を上下動させるための左皿シリンダ50と、右
アーム23を上下動させるための右皿シリンダ51と、
左シャッタ38を上下動させるための左シャッタシリン
ダ40と、右シャッタ39を上下動させるための右シャ
ッタシリンダ41の、それぞれ各作動をオン/オフ制御
するための回路である。
【0045】さらに、制御部60は、電子天秤13の測
定台20から与えられる計量信号に基づいて、測定台2
0上に載せられたハウジングHの重量を演算し、それを
メモリ81に記憶された基準重量(予め定められている
基準値)と比較するための比較手段62と、当該比較の
結果、ハウジングHが良品か、不良品の可能性があるか
の判別をするための判別手段63とを有している。前記
演算した重量及び判別結果は、各々重量表示部13a及
び制御装置16の表示部とに表示させることができるよ
うになっている。
【0046】なお、基準重量は、予め定められている絶
対基準最小重量と、絶対基準最大重量と、過去に測定さ
れた良品の重量から算出される算出基準重量を用いるこ
とが好適である。また、ハウジングHの重量は、作業時
の環境因子(温度条件等)に大きく影響を受けるため、
実測データは、射出成形回数が変化するに従い、大きく
うねるように変化していることが確認されていることか
ら、算出基準重量は、測定回数を重ねるに従い、順次追
従させて更新することが好ましいものである。
【0047】この判別手段63は、シリンダ駆動回路6
8に判別信号を与えて、振り分け手段であるアーム昇降
・傾倒機構と、窓開閉機構の制御を行うことができるよ
うに構成されている。この判別信号は、ハウジングHが
良品である場合に発せられる合格信号と、ハウジングH
が不良品である可能性がある場合に発せられる不合格信
号である。つまり、判別手段が合格信号を発した場合に
は、左皿シリンダ50のみをオンさせ、右皿シリンダ5
1をオフさせるように制御し、右アーム23だけを上昇
させて、受皿21を左滑り台側36に傾倒させる。そし
て、左右のシャッタシリンダ40,41をオンさせるよ
うに制御し、そのロッド42,43を伸ばして、左右の
シャッタ38,39を上方へスライドさせることによ
り、左右の窓34,35を開放させることができるよう
になっている。これにより、受皿21上に載せられてい
るハウジングHを左滑り台36を介して、良品箱17へ
落下させることができるようになっている。
【0048】また、判別手段63が不合格信号を発した
場合には、右皿シリンダ51のみをオンさせ、左皿シリ
ンダ50をオフさせるように制御し、左アーム22だけ
を上昇させて、受皿21を右滑り台37の側に傾倒させ
る。そして、左右のシャッタシリンダ40,41をオン
させるように制御し、そのロッド42,43を伸ばし
て、左右のシャッタ38,39を上方へスライドさせる
ことにより、左右の窓34,35を開放させることがで
きるようになっている。これにより、受皿21上に載せ
られているハウジングHを右滑り台37を介して、不良
品箱18へ落下させることができるようになっている。
【0049】さらに、制御部60は、前記異常信号を受
信した際に、前記判別手段63が発する前記不合格信号
と同様の不合格信号をシリンダ駆動回路68に与える
(ハウジングHを不良品の可能性があると判別する)こ
とにより、振り分け手段の制御を行うことができるよう
に構成されている。すなわち、この場合には、判別手段
63がハウジングHを不合格と判断した場合と同様の動
作により、受皿21上に載せられているハウジングHを
右滑り台37を介して、不良品箱18へ落下させること
ができるようになっている。
【0050】ところで、前記異常信号を受信した場合に
は、射出成型機Sにおける異常状態がしばらくの間影響
し、それ以降の射出成形動作により成形されたハウジン
グHが不良品となる場合が多いことが、実際の射出成形
作業を精査した結果明らかとなった。そのため、異常信
号受信手段61bが異常信号を受信したときに、該当す
る射出成形動作から予め定められた回数の射出成形動作
に至るまでの間に成形されたハウジングHを不良品の可
能性があると判別し、その間に成形されたハウジングH
について不合格信号をシリンダ駆動回路68に与えるこ
とにより、振り分け手段の制御を行うことができるよう
に構成されている。
【0051】(4)重量検査装置の動作 図6〜図8等を参照して、前記重量検査装置Jの動作に
ついて説明をする。
【0052】[異常信号を受信しない場合]まず、通常
の状態で射出成形が終了した場合について説明する。射
出成形が終了して金型6が開けられると、成形機センサ
S1からの取出信号(パルス信号)が与えられるととも
に(図7参照)、金型6内で固化したハウジングHが金
型6の下方へ落下する。ハウジングHはベルトコンベヤ
11に載置されて、重量測定部へ運ばれる。
【0053】制御部60は、成形機センサS1から取出
信号が与えられたことに応じて計時動作を始め、取出信
号の立ち上がりから予め定める時間(金型6が開けられ
てハウジングHがベルトコンベヤ11上へ落下し、落下
したハウジングHがベルトコンベヤ11によって重量測
定部へ搬送され、受皿21上に落下されるまでの必要十
分な時間)が経過したとき、シリンダ駆動回路68に信
号を与え、左皿シリンダ50および右皿シリンダ51を
オンさせる。
【0054】受皿21に測定すべきハウジングHが載せ
られる際には、左アーム22,23は上方に位置し、受
皿21が測定台20の上部に浮上した状態であり、この
状態で受皿21に測定すべきハウジングHが落下する
(図6(a)参照)。そして、左右のアーム22,23
が静かに降下し、ハウジングHが載った受皿21が測定
台20に載せられる。受皿21には、その下面四隅に脚
21aが備えられており、4つの脚が測定台20の上面
に接することになる。さらに、左右のアーム22,23
をさらに降下させ、両アーム22,23を受皿21と測
定台20との間の間隙部に位置させ、両方に接触しない
ようにする。この状態で電子天秤13により重量測定が
行われる(図6(b)参照)。
【0055】そして、比較手段62により、ハウジング
Hの測定値と基準重量とを比較した結果、その測定値が
所定の基準重量に対して一定の範囲内にあるときは、判
別手段63によりハウジングHは良品であると判断され
る。この場合には、判別手段63がシリンダ駆動回路6
8に合格信号を送ることにより、右皿シリンダ51だけ
がオフされ、左皿シリンダ50はオン状態が保たれるこ
とで、受皿21が左側へ傾けられる。それと同時に、左
右のシャッタシリンダ40,41がオンされ、両側のシ
ャッタ38,39が引き上げられて、左右の窓34,3
5が開かれる。これにより、受皿21上の良品と判別さ
れた4つのハウジングHは左滑り台36を滑り、左窓3
4を通って良品箱17へ落下する(図6(c)参照)。
【0056】その後、受皿21上の4つのハウジングH
が完全に滑り落ちるのに必要な時間が経過した後、左皿
シリンダ50がオフされることにより、受皿21は水平
になり、最初のハウジングHを受け取める位置に戻され
る。さらに、少し時間を遅らせて、左右のシャッタシリ
ンダ40,41がオフされることで左右のシャッタ3
8,39が降下し、左右の窓34,35が閉じられる
(図6(d)参照)。
【0057】一方、制御部60により、ハウジングHが
不良品の可能性があると判断された場合には、判別手段
63がシリンダ駆動回路68に不合格信号を送ることに
より、左皿シリンダ50だけがオフされ、右皿シリンダ
50はオン状態が保たれることで、受皿21が右側へ傾
けられる。これにより、受皿21上の4つのハウジング
Hは右滑り台37を滑り、右窓35を通って不良品箱1
8へ落下する(図示せず)。その後、受皿21上の4つ
のハウジングHが完全に滑り落ちるのに必要な時間が経
過した後、右皿シリンダ51がオフされることにより、
受皿21は水平になり、最初のハウジングHを受け取め
る位置に戻される(シャッタ38,39の開閉動作は同
様)。
【0058】[異常信号を受信した場合]次に、射出成
形機Sのクッション量又は射出圧力等が、予め定められ
ている設定値の範囲外となった状態(以下、「異常状
態」という)で射出成形が行われた場合について説明す
る。この場合においても、前記と同様に金型6が開か
れ、ハウジングHはベルトコンベヤ11を介して、重量
測定部へ運ばれる。
【0059】一方、射出成形機Sのコントロール部S2
からは、クッション量又は射出圧力等が予め設定した値
と比較して不足若しくは過大になることによる異常信号
が発せられ、この異常信号は、重量検査装置Jの制御部
60における異常信号受信部61bで受信される。制御
部60では、この異常信号が与えられたことに応じて、
シリンダ駆動回路68に不合格信号を与える。この不合
格信号により、制御部60では、通常と同様に計時動作
を行うが(その際、左皿シリンダ50はオフし、右皿シ
リンダ51はオンすることにより受皿21が右側に傾け
られるとともに、比較手段62は作動しない状態)、当
該制御部60で受けた異常信号を優先させて、左右のシ
ャッタシリンダ40,41をオンし、両側のシャッタ3
8,39を引上げることにより、左右の窓34,35を
開ける。これにより、ベルトコンベヤ11で搬送され、
受皿21上に載置された4つのハウジングHは右滑り台
37を滑り、右窓35を通って不良品箱18へ落下し、
強制的に排出されることになる。
【0060】その後、受皿21上の4つのハウジングH
が完全に滑り落ちるのに必要な時間が経過した後、右皿
シリンダ51がオフされることにより、受皿21は水平
になり、最初のハウジングHを受け取める位置に戻され
る。さらに、少し時間を遅らせて、左右のシャッタシリ
ンダ40,41がオフされることで左右のシャッタ3
8,39が降下し、左右の窓34,35が閉じられる。
【0061】ところで、前記のように制御部60の異常
信号受信手段61bが一度異常信号を受信した場合に
は、射出成型機Sにおける異常状態の影響がしばらくの
間残り、成形されたハウジングHが不良品になる確率が
通常と比較して高い。そのため、本発明の重量検査装置
Jでは、異常状態で行った射出成形動作から予め定めら
れた回数の射出成形動作(本実施形態では、3回の射出
成形動作)に至るまでの間に成形されたハウジングH
を、総て不良品の可能性があると自動的に判別し、前記
と同様の動作により、強制的に排出している。
【0062】なお、異常信号を連続して受信した場合に
は、成形されたハウジングHの強制排出動作が累積して
行われることになる。すなわち、図8に示すように、本
実施形態の場合に異常信号A,Bを2回連続して受信し
た場合には、3(1回の異常信号で排出する指示を与え
る射出成形動作の回数)×2(異常信号の受信回数)=
6回の排出動作が連続して行われることになる。
【0063】このように、本発明の重量検査装置Jによ
れば、射出成型機Sから発せられる異常信号を受信した
場合には、該当する射出成形動作により成形されたハウ
ジングHを不良品の可能性があると判別するように構成
されており、当該射出成型機Sと重量検査装置Jとの間
で連動した動作が行われることになる。従って、ハウジ
ングHが不良品である可能性が高いことが予測される、
射出成形機Sが異常信号を発した状態を検出し、この場
合には成形されたハウジングHを不良品の可能性がある
と判断することにより、その良否を非常に正確に判断す
ることができることになる。
【0064】また、異常信号を受信したときに、該当す
る射出成形動作から予め定められた回数の射出成形動作
に至るまでの間に成形されたハウジングHを不良品の可
能性があると自動的に判別するように構成されているた
め、良品と不良品が混在してしまうことを効果的に防止
することができる。
【0065】なお、図9に示すように、搬送手段として
2基のベルトコンベヤ11,11’を組み合わせて使用
する場合等において、振り分け手段により不良品の可能
性があると判別すべきハウジングHに関し、その判別の
タイミングがずれてしまう場合が考えられる。しかし、
本発明の重量検査装置J’によれば、異常信号を受信し
たときに、該当する射出成形動作から予め定められた回
数の射出成形動作に至るまでの間に成形されたハウジン
グHを不良品の可能性があると自動的に判別するように
構成されているため、予め定められている回数に一定の
余裕回数を見込むことにより、万一、判別のタイミング
がずれた等の不測の事態が生じた場合であっても、良品
と不良品が混在してしまうことを効果的に防止すること
ができる。
【0066】なお、この場合であっても、ベルトコンベ
ヤ11,11’のハウジングHの搬送時間を考慮して、
制御部60においてシリンダ駆動回路68を適切に制御
することで、異常信号受信手段61bにより異常信号を
受信したときに、該当する射出成形動作により成形され
たハウジングHのみを、振り分け手段を用いて不良品の
可能性があるものとして自動的に区別することもでき
る。
【0067】また、ハウジングHの振り分け手段を有し
ているため、ハウジングHを良品と不良品の疑いがある
成形品とに自動的に区別することができる。従って、検
査員は、不良品の可能性があると判別された比較的少数
のハウジングHに対して、目視により不良品か否かを確
認すればよいため、その作業効率を大幅に向上させるこ
とができる。
【0068】以上、本発明について、好適な実施形態の
一例を説明した。しかし、本発明は、前記実施形態に限
られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能であることは言
うまでもない。前記実施形態においては、成形品とし
て、ワイヤハーネスのコネクタハウジングを検査する場
合について説明した。しかし、本発明は、コネクタハウ
ジング以外に、射出成形により成形される種々の樹脂成
形品の良否判別に適用できる。また、金型は4個取りの
金型としたが、個数等には関係なく適用することができ
る。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、射出成形により成形さ
れる成形品の良否判定を非常に正確に行うことが可能で
ある重量検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の重量検査装置を射出成形機及び金型と
ともに示した概略図である。
【図2】本発明の重量検査装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の重量検査装置を示す正面図である。
【図4】受皿を移動させるためのアーム昇降・傾倒機構
を示す斜視図である。
【図5】本発明の重量検査装置の制御部周辺の構成を示
すブロック図である。
【図6】(a)〜(d)はともに、アームにより移動さ
れる受皿の状態の変化を示す説明図である。
【図7】本発明の重量検査装置の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図8】本発明の重量検査装置において、異常信号を連
続して受信した場合の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図9】本発明の重量検査装置(他の実施形態)を射出
成形機及び金型とともに示した概略平面図である。
【符号の説明】
J 重量検査装置 S 射出成形機 S1 成形機センサ S2 コントロール部 1 加熱シリンダ 6 金型 11 ベルトコンベヤ 13 電子天秤(重量測定手段) 17 良品箱 18 不良品箱 21 受皿 22,23 アーム 34,35 窓 38,39 シャッタ 40,41 シャッタシリンダ 42,43 ロッド 50,51 皿シリンダ 52,53 ロッド 60 制御部 61 信号受信手段 61a 取出信号受信手段 61b 異常信号受信手段 62 比較手段 63 判別手段 67 ベルトコンベヤ駆動回路 68 シリンダ駆動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型と、前記金型に成形材料を充填する
    射出成形機とを備える設備により射出成形された成形品
    を、その重量に基づいて判別するための装置であって、 前記射出成型機における1回の射出成形動作により成形
    された成形品の重量を測定するための重量測定手段と、 前記重量測定手段で測定された成形品重量を予め定める
    基準重量と比較し、その差を出力する比較手段と、 前記比較手段から出力される差の値が予め定める許容値
    内であれば、前記成形品を良品と判別し、前記差の値が
    前記許容値を越えていれば、前記成形品は不良品の可能
    性があると判別する判別手段と、 前記射出成型機から発せられる異常信号を受信するため
    の異常信号受信手段とを有し、 前記異常信号を受信した場合には、該当する射出成形動
    作により成形された成形品を不良品の可能性があると判
    別するように構成されていることを特徴とする重量検査
    装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段の判別結果、又は、前記異
    常信号を受信した結果に応じて、前記成形品を良品とそ
    れ以外とに区別する振り分け手段を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の重量検査装置。
  3. 【請求項3】 前記異常信号受信手段により前記異常信
    号を受信したときに、 該当する射出成形動作から予め定められた回数の射出成
    形動作に至るまでの間に成形された成形品を不良品の可
    能性があると判別するように構成されていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の重量検査装置。
  4. 【請求項4】 前記異常信号受信手段により前記異常信
    号を受信したときに、 前記振り分け手段を用いて、該当する射出成形動作によ
    り成形された成形品のみを、前記良品以外として区別可
    能となるように構成されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の重量検査装置。
  5. 【請求項5】 前記異常信号受信手段は、前記射出成型
    機から発せられるクッション量の過不足による異常信
    号、又は、射出圧力の不足若しくは過多による異常信号
    を受信することを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれか1項に記載の重量検査装置。
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