JP3327691B2 - 重量検査装置 - Google Patents

重量検査装置

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JP3327691B2
JP3327691B2 JP19441594A JP19441594A JP3327691B2 JP 3327691 B2 JP3327691 B2 JP 3327691B2 JP 19441594 A JP19441594 A JP 19441594A JP 19441594 A JP19441594 A JP 19441594A JP 3327691 B2 JP3327691 B2 JP 3327691B2
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7686Measuring, controlling or regulating the ejected articles, e.g. weight control

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、射出成形により成形
される成形品の重量を測定し、その測定結果に基づいて
成形品の良否判定を行うような重量検査装置に関する。
特に、この発明は、成形品の重量が数グラム〜数百グラ
ム程度と比較的軽い場合に良好に適用可能な重量検査装
置に関する。さらに特定すると、この発明は、ワイヤー
ハーネス用コネクタハウジング等の樹脂成形品の良否判
定に適した重量検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機を用いて樹脂成形品を作る場
合、時として「ショートショット」と呼ばれる樹脂材料
の充填不足が生じる。この材料の充填不足であるショー
トショットは、温度条件、加圧条件等の影響で、溶融さ
れた樹脂材料が金型全体に行きわたらず材料が不足した
場合、充填時に金型内の空気を抜くための空気抜き孔が
詰まった場合等に生じる。ショートショットが起きる
と、樹脂成形品には欠けた部分が発生し、不良品とな
る。かかる不良品は、限り無く良品に近い極めて僅かだ
け欠けたものから、大きな欠落があるものまで種々様々
である。
【0003】ところで、ショートショットを無くし、樹
脂成形品の不良を皆無にすることは、現在の射出成形機
の構造や技術では困難である。たとえ射出成形機が優れ
たものであっても、数千回〜数万回の成形動作に1回程
度の割合で、ショートショットが生じるのが実情であ
る。また、樹脂成形品がたとえばワイヤーハーネス用の
コネクタハウジングのように、小形でかつ複雑な形状の
ものの場合、当然成形金型は複雑で、小さな突出ピン等
が多く存在する。成形動作を繰り返すうちには、金型内
の小さなピンが折れて、それが成形品であるハウジング
に付着することがある。もし上記ピン折れが生じると、
以後その金型により作られる成形品はすべて不良とな
る。
【0004】このような実情があるので、従来より、成
形された樹脂成形品が良品か不良品かの検査が行われて
いる。たとえばワイヤーハーネス用コネクタハウジング
の成形行程では、成形されたハウジングを人の目によっ
て検査し、良品か不良品かの判別がされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】人の目による成形品の
良否検査は、見落としを生じることがあり、確実な検査
結果を得ることが困難である。特に、ショートショット
により成形品に不良品が生じる割合は、前述したよう
に、数千〜数万回の成形動作に1回程度の割合であるか
ら、ほとんどの成形品が良品であり、ごくたまにその中
に不良品が混じる。したがって、検査員がごくたまにし
か生じない不良品をすべて見落としなく見つけ出すこと
は不可能である。
【0006】また、連続的に成形される成形品の良否判
別を遅滞なく行おうとすれば、多数の検査員が必要とな
る。一方、成形直後に成形品の良否判別を行わない検査
の仕方では、不良品の発生が、ショートショットではな
く、上記したような金型内のピン折れに起因する場合等
には、多数の成形不良品の発生を余儀無くされる。さら
に、成形不良品の発生割合が非常に少ないので、全成形
品の中のいくつかに対して抜き打ち検査を行うというや
り方では、成形不良品を確実に検出できない。
【0007】このように、従来は、成形品の良否判別を
適切に行える技術は存在していなかった。この発明は、
かかる背景のもとになされたもので、その目的の1つ
は、機械装置を用いて、成形品が良品か不良品かを短時
間に判別することのできる装置を提供することである。
【0008】この発明の他の目的は、一対の金型によっ
て同時に成形される複数個の成形品の重量を測定し、そ
の成形品の中に不良品が混在している可能性がある場合
は、それを検出することのできる装置を提供することで
ある。この発明のさらに他の目的は、同時に成形される
多数の成形品の中に不良品が含まれている可能性がある
場合に、その同時に成形される成形品を他の成形品から
区別して取り出すことのできる装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】まず、この発明が完成す
るまでの技術的な背景について説明をする。本願の発明
者は、まず、樹脂成形品の良否判別を、成形品の重量を
測定することにより行えるのではないかと着眼した。良
否判別の対象成形品がたとえばワイヤーハーネス用コネ
クタハウジングの場合、ショートショットにより、たと
えば図12に示すように、ハウジングの一部が少しだけ
欠けた不良品が生じる。このような不良品まで確実に検
出するためには、高精度の重量測定機が必要である。た
とえば、ハウジング重量が10gとすれば、0.01〜
0.001gの重量が測定可能な重量測定機が必要にな
る。かかる高精度な重量測定は、電子天秤を用いること
により可能である。
【0010】ところで、樹脂成形品は、吸湿性があり、
成形後時間が経つとごくわずかではあるが重量変化を生
じる。それゆえ、樹脂成形品の重量を正しく測定するた
めには、成形直後に重量測定を行う必要がある。言い換
えれば、射出成形機による成形工程ラインに連続して、
成形品の重量を測定する重量測定工程を設けることが望
まれる。
【0011】しかしながら、精度の高い電子天秤は、振
動や衝撃に弱く、また、風の影響を受けやすい。それゆ
え、成形工程ラインに連続して電子天秤を単に配置する
だけでは、電子天秤による重量測定を正確に行うことは
困難である。さらに、実際に射出成形機で成形された成
形品の重量を測定してみると、後に詳述するように、た
とえ良品でも成形動作が繰り返されるうちに重量が変化
していく。この成形品の重量変化は、実測の結果、所定
の周期でうねるように変化することが判明した。それゆ
え、成形品を一定の固定基準値と単純に比較する方法で
は、成形品の正確な良否判別ができないことがわかっ
た。そこで、本願の発明者は、後述するように、新たに
考え出した基準値に基づき、成形品が良品か、成形品は
不良品である可能性があるかを正しく判別できる発明を
完成した。
【0012】請求項1記載の発明は、射出成形により
時に成形された同一形状の複数個の成形品の中に不良品
が混在している可能性があるか否かを、複数個の成形品
の重量に基づいて判別する装置であって、1回の射出成
形動作により同時に成形された複数個の成形品の重量を
測定するための重量測定手段、前記重量測定手段で測定
された複数個の成形品重量を前回までの測定により得
られた予め定める回数分の平均重量である基準重量と比
較し、その差の値が予め定める許容値以下か否かを判別
する第1判別手段、前記重量測定手段で測定された複数
個の成形品の重量が予め定める絶対基準重量に対して所
定範囲内か否かを判別する第2判別手段、および第1判
別手段が否を判別するか、または第2判別手段が否を判
別したとき、前記複数個の成形品の中に不良品が混在し
ている可能性があると判別する第3判別手段、を含むこ
とを特徴とする重量検査装置である。
【0013】求項記載の発明は、請求項記載の重
量検査装置において、前記第3判別手段は、第1判別手
段が予め定める許容値以下を判別し、かつ、第2判別手
段が所定範囲内を判別したとき、重量を測定した複数個
の成形品はすべて良品と判するものである。
【0014】請求項記載の発明は、請求項1または2
に記載の重量検査装置において、射出成形動作は、連続
的に順次繰り返され、前記重量検査装置は、射出成形動
作に連動して動作され、1回の射出成形動作により成形
された複数個の成形品に対し、次の射出成形動作により
複数個の成形品が成形されるまでの間に、重量を測定
し、その測定重量に基づく前記判別を行うことを特徴と
するものである。
【0015】請求項記載の発明は、請求項1ないし
のいずれかに記載の重量検査装置において、前記第3
別手段の判別結果に応じ、成形品を区別する振り分け手
段をさらに含むことを特徴とするものである。請求項
記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の重
量検査装置において、さらに記憶手段を含み、前記基準
重量は記憶手段に記憶されていることを特徴とするもの
である。
【0016】請求項記載の発明は、請求項記載の重
量検査装置において、前記記憶手段に記憶されている基
準重量を更新する更新手段をさらに含むことを特徴とす
るものである
【0017】請求項記載の発明は、請求項記載の重
量検査装置において、前記更新手段は、前記第3判別手
段が複数個の成形品を良品と判別するごとに、その良品
と判別された成形品の重量が含まれるように更新を行う
ことを特徴とするものである。請求項記載の発明は、
請求項ないしのいずれかに記載の重量検査装置にお
いて、さらに、予め定める複数の記憶エリアを有する記
憶手段と、前記第3判別手段により複数個の成形品が良
品と判別されると、その複数個の成形品の重量を前記記
憶手段の記憶エリアに書込む手段と、前記記憶手段の各
記憶エリアに記憶されている重量の平均値を求め、それ
を基準重量として出力する演算手段と、を含むことを特
徴とするものである。
【0018】請求項記載の発明は、請求項記載の重
量検査装置において、前記書込手段は、前記複数の記憶
エリアのすべてに重量が書込まれているとき、最先に書
込まれた記憶エリアの重量を、新たに良品と判別された
複数個の成形品の重量に書換えることを特徴とするもの
である。請求項1記載の発明は、請求項または
載の重量検査装置において、前記射出成形は、成形品を
成形する金型と、金型に成形材料を充填する射出成形機
とを含む設備によって行われ、前記重量検査装置は、前
記金型の下方に備えられ、金型から落下される成形品を
前記重量測定手段へ運ぶ搬送手段を含むことを特徴とす
るものである。
【0019】
【0020】請求項1記載の発明は、射出成形により
同時に成形された同一形状の複数個の成形品の中に不良
品が混在している可能性があるか否かを、複数個の成形
品の重量に基づいて判別する方法であって、1回の射出
成形動作により同時に成形された複数個の成形品の重量
を測定し、測定した重量を前回までの測定により得られ
た予め定める回数分の平均重量である基準重量および予
め定める絶対重量と比較し、測定した重量が基準重量に
対して所定の許容差以内であり、かつ絶対重量に対して
所定範囲内であれば、同時に成形された同一形状の複数
個の成形品をすべて良品と判別し、測定した重量が基準
重量に対して所定の許容差を超えているか、または、絶
対重量に対して所定範囲内でないときには、同時に成形
された同一形状の複数個の成形品の中に不良品が混在し
ている可能性があると判別することを特徴とする、成形
品の判別方法である。
【0021】請求項1記載の発明は、請求項1記載
の判別方法において、さらに、判別結果に基づき、成形
品を良品と不良品とに振り分ける工程を含むことを特徴
とする、成形品の判別方法である。請求項1記載の発
明は、請求項1または1記載の判別方法において、
予め定められた基準重量は、測定に伴い順次更新処理す
ることを特徴とする、成形品の判別方法である。
【0022】
【作用】請求項1記載の発明によれば、1回の射出成形
動作により成形された成形品の重量が測定され、その重
量が予め定める基準重量と比較される。そしてその差が
予め定める許容値内であれば、成形品は良品と判別さ
れ、許容値を越えていれば、成形品は不良品の可能性が
あると判別される。したがって、射出成形された成形品
を、その重量に基づいて、機械装置で効率良く良否判別
することができる。
【0023】また、射出成形により同一形態の成形品が
複数個同時に成形される際に、その複数個の成形品が1
度にまとめて良否判別される。射出成形に用いる金型に
は、たとえば4個取り、6個取り、8個取り等、複数個
の同一形態の成形品が同時に成形されるようになってい
るものがある。このような金型を用いるとき、成形品を
個々に重量測定しようとすると、同一形態の成形品とは
いえ型によりばらつきがある。しかし、複数個の同時に
成形された成形品の総重量を測定する仕方では、個々の
製品のばらつきを吸収でき、成形品の良否判別が迅速に
行える。さらに絶対基準値が定められており、測定され
た成形品の重量がその絶対基準値と所定の差以上離れて
いるときには、不良品である可能性があると判別され
る。それゆえ不良品の可能性のあるものがより厳密に弁
別できる。
【0024】その結果、請求項記載の発明のように、
測定された成形品の総重量と基準重量との差が許容値を
越えている場合には、重量が測定された複数個の製品の
中の少なくとも1つ以上に、不良品が含まれている可能
性があると判別できる。請求項記載の発明では、射出
成形動作に連動して、重量検査装置による重量検査が行
われる。つまり、成形品の重量測定は、成形直後に直ち
に行われる。よって、成形品が樹脂成形品で吸湿性があ
っても、成形直後に重量測定が行われるから、正確な良
否判別が可能である。
【0025】請求項記載の発明では、良否判別の結
果、成形品が振り分けられる。それゆえ、検査員は、不
良品の可能性があると判別され、振り分けられた比較的
少数の成形品に対して、目視により成形品が不良品か否
かを確認すればよい。請求項記載の発明によれば、基
準重量を記憶する記憶手段が含まれている。また、請求
記載の発明では、記憶手段に記憶されている基準重
量は、更新手段により更新される。更新手段は、過去に
成形品が良品と判別されたときの成形品の重量を複数用
い、基準重量がその平均値となるように更新する。平均
値の算出は、最近の重量判別結果の予め定める回数分の
良品の重量の平均値が算出される。たとえば過去50回
分の良品と判別された成形品の重量の平均値が求められ
る。こうすると、たとえ成形品の重量が成形動作に伴い
うねるように変化しても、そのうねりに合わせて平均重
量も変化するから、うねりに適応した基準重量を得るこ
とができる。
【0026】請求項記載の発明によれば、平均重量は
逐次更新されるから、常に最近の基準重量を得ることが
できる。請求項記載の発明によれば、記憶手段には基
準重量が記憶されているわけではなく、記憶手段には成
形品が良品と判別された過去複数回分の成形品の重量が
記憶されている。そして必要が生じるごとに、記憶手段
に記憶されている複数の成形品の重量の平均値が求めら
れ、それが基準重量として用いられる。このようなやり
方は、基準重量の更新をしやすい。
【0027】請求項記載の発明では、基準重量の基礎
となる成形品の重量は、常に新しいものへと更新されて
いくから、基準重量も最新のものに更新していくことが
可能である。請求項1記載の発明によれば、成形金型
および射出成形機のラインに連動して、金型から取り出
される成形品を搬送手段により順次重量検査に送ること
ができる。
【0028】求項1ないし1記載の方法によれ
ば、射出成形により成形される成形品を、その重量に基
づいて良品か不良品かを適切にかつ短時間で判別するこ
とができる。
【0029】
【実施例】以下には、図面を参照して、この発明の一実
施例について詳細に説明する。図1は、この発明の一実
施例にかかる重量検査装置の全体構成を示す図解図であ
り、射出成形機とともに描かれている。図1を参照して
説明すると、1は射出成形機の加熱シリンダで、この加
熱シリンダ1内にはスクリュー2が挿嵌されている。ス
クリュー2の後端にはたとえばオイルモータ3が連結さ
れており、スクリュー2は、オイルモータ3によって前
方F及び後方Bに移動されるようになっている。加熱シ
リンダ1の後部上方にはホッパ4が設けられている。ホ
ッパ4に入れられた樹脂材料(図示せず)は、加熱シリ
ンダ1に供給される。
【0030】スクリュー2が後方Bに回転移動されると
き、ホッパ4から供給される樹脂材料はスクリュー2に
よって前方に送られ、溶融されながら加熱シリンダ1の
前方に充填される。このとき、スクリュー2の後方への
移動量により、シリンダ1内に充填される溶融樹脂の量
が定まり、それが1回の射出に費やされる量になる。ス
クリュー2が方Fにスライド移動されると、加熱シリ
ンダ1に充填されている溶融樹脂は、加熱シリンダ1先
端の射出ノズル5から射出され、金型6内に送られる。
金型6内に充填された溶融樹脂は、一定時間所定の圧力
状態下に置かれ、固化する。すなわち、スクリュー2に
よって金型6内の溶融樹脂は保圧される。そして金型6
内の樹脂が固化した後、金型6は開閉装置7で開かれ、
固化した樹脂成形品が取り出される。その後、開閉装置
7により金型6は再び閉じられ、次の成形工程に入る。
【0031】樹脂成形は、上述のような一連の射出行
程、保圧行程、金型6の開閉行程を含んでいる。この実
施例にかかる重量検査装置は、上述した一連の樹脂成形
行程に連動して、成形された成形品の重量を測定し、成
形品が良品か、または不良品である可能性があるかを判
別する。そのために、この実施例には、金型6の下方に
配置されたベルトコンベア11が備えられている。ベル
トコンベア11はモータ12により必要な時だけ、また
は常時駆動される。金型6が開かれると、金型6内で固
化した成形品が金型6の下方へ落下する。落下する成形
品はベルトコンベア11で受け取られ、重量検査装置1
3へ運ばれる。重量検査装置13には、後に詳述する電
子天秤14と、電子天秤14を風から守るための風防1
5と、表示器16とが含まれている。重量検査装置13
では、成形品の重量に基づいて、成形品が良品か、また
は、不良品である可能性があるかが判別される。そして
良品は良品箱17へ送られ、不良品の可能性がある成形
品は不良品箱18へ送られる。
【0032】図2A,図2Bは、図1に示す射出成形機
の金型6と重量検査装置13との位置関係を表わす図で
ある。より具体的には、図2Aは図1における矢印F方
向から見た金型6と重量検査装置13との位置関係を示
しており、図2Bは図2Aを左側から見たときの金型6
と重量検査装置13との位置関係を示している。図2A
および2Bを参照して説明すると、この実施例では、金
型6はいわゆる4個取りの金型であり、1回の成形によ
り同一形態の4個の成形品(以下の説明では、成形品が
コネクタハウジングの場合を例にとって説明する。)が
得られる。図2Bに示すように金型6が開くと、4個の
ハウジング(図示せず)は下方に落下する。金型6の下
方にはベルトコンベア11がほぼ水平に、金型6の開閉
方向に直交方向に延びるように配置されている。それゆ
え金型6から落下するハウジングはベルトコンベア11
で受け取められる。そして、ベルトコンベア11が駆動
されると、ハウジングは、金型6の前方側に配置された
重量検査装置13へ送られる。
【0033】重量検査装置13は、たとえば台19の上
に配置されており、床20の振動等が重量検査装置13
に伝達しないようにされている。また、重量検査装置1
3の両側には良品箱17および不良品箱18が配置され
ており、重量検査されたハウジングは判別されて、良品
箱17または不良品箱18へ振り分けられる。図3は、
重量検査装置13の構成を示す斜視図である。また、図
4は、重量検査装置の正面図である。
【0034】図3および図4を参照して、重量検査装置
13には、前述したように電子天秤14が備えられてい
る。電子天秤14は、測定物(ハウジング)が載せられ
る測定台20を有するたとえば電磁平衡式電子天秤で、
秤量410g、最小表示0.001gの高精度のものが
使用される。高精度の電子天秤14は、測定台20上
に、検査するハウジングを落下させると故障の原因にな
る。そこで、この実施例では、測定台20の上に受皿2
1が備えられている。受皿21は一対のアーム22,2
3で支えられている。受皿21に測定すべきハウジング
が載せられる場合は、アーム22,23は上方に位置し
ており、受皿21は測定台20の上に浮かされている。
この状態で受皿21に測定すべきハウジングが落下され
る。そして測定時にはアーム22,23が静かに降下さ
れ、ハウジングが載った受皿21が測定台20に載せら
れる。受皿21には、その下面四隅に脚21aが備えら
れており、4つの脚が測定台20の面に接する。よっ
て、このとき、受皿21の下面と測定台20の表面との
間には、隙間が生じ、アーム22,23は、この隙間内
に、受皿21から離れるように位置する。
【0035】電子天秤14の後部には、収納ボックス2
4が立設されている。収納ボックス24の下方部は電子
天秤14の背面と連結されており、収納ボックス24は
電子天秤14の背面に沿って上方へ延びており、電子天
秤14の背面側を覆っている。収納ボックス24内に
は、上記アーム22,23の後部に連結され、アーム2
2,23を上下動させるための駆動機構(図5参照)が
備えられている。この駆動機構についての説明は後述す
る。
【0036】電子天秤14および受皿21は、さらに、
それらの周囲(前面,左右両側面,上面)が風防15で
覆われている。風防15は収納ボックス24と連結され
ており、収納ボックス24および風防15によって電子
天秤14および受皿21の周囲がすべて覆われている。
電子天秤14は、高精度であるが故に、風、特に横風を
受けると測定台20が微振動し、測定値が安定しにく
い。そこでこの実施例では、風防15により電子天秤1
4およびその付属機構を覆っているのである。風防15
は、天板25、左側板26、右側板27および前板28
を備えており、これら各板は、内側が確認できるよう
に、たとえば透明または半透明のアクリル板で構成され
ている。もちろん不透明な部材で構成されていても構わ
ない。天板15および左右側板26,27は相互に連結
され、かつ収納ボックス24と連結されている。一方、
前板28は開閉可能にされている。具体的には、前板2
8の右辺は一対の蝶番29を介して右側板27の前辺と
連結されている。そして前板28の左辺中央付近には、
前板28を開成するときに掴む小取っ手30が突設され
ている。
【0037】天板25にはその中央部に開口31が形成
され、開口31には天板25から上方へ向かって開いた
受入れ樋32が連結されている。コンベアベルト11は
この受入れ樋32内へハウジングHを運び入れるように
配置されている。天板25の開口31の下方には、風防
15内に延びるたとえば平面四角形状の誘導樋33が備
えられている。誘導樋33は受入れ樋32へ投入された
ハウジングHを受皿21上へ導くためのものである。つ
まり、誘導樋33は、受入れ樋32で受けられ、開口3
1から落下するハウジングHが、受皿21からこぼれ落
ちないように、ハウジングHを受皿21上へ誘導する。
【0038】受皿21は、誘導樋33を通って落下され
るハウジングHを確実に受け取めるために、その周囲が
上向きに折り曲げられている。つまり受皿21は底面が
平たい舟形形状にされている。ハウジングが載った受皿
21が測定台20に載せられると、ハウジングを含む受
皿21の重量が測定される。そして測定値から受皿21
の重量が引かれたハウジング重量が測定結果として表示
器16に表示される。表示器16には、安定度合い表示
バー161と、4つの重量表示用数値セグメント162
と、合格ランプ163と不合格ランプ164とが含まれ
ている。安定度合い表示バー161は、測定台20が安
定したことを知らせるためのもので、測定台20が安定
した後、数値セグメント162によって重量が表示され
る。この重量は、前述のように受皿21の重量を除いた
ハウジングの重量とされている。もちろん、受皿21の
重量を含めた重量とすることもできる。これは計算によ
り容易に変更可能である。合格ランプ163はハウジン
グの重量が後述する基準重量に対して所定範囲内のとき
に点灯し、不合格ランプ164はそれ以外のときに点灯
する。
【0039】左側板26および右側板27の下方部に
は、それぞれ、窓34,35が形成され、窓34,35
には滑り台36,37が取り付けられている。滑り台3
6,37は風防15の内空間から窓34,35を通って
外側下方に延びており、後述するように、受皿21から
滑り出るハウジングHを良品箱17または不良品箱18
(図2参照)へ誘導するためのものである。窓34,3
5には、それぞれ、シャッタ38,39が係合されてい
る。シャッタ38,39は、それぞれ、左右シャッタシ
リンダ40,41のロッド42,43の先端に取り付け
られている。左右シャッタシリンダ40,41は取付板
44,45によって天板25に固定されている。左右シ
ャッタシリンダ40,41がオンされるとそのロッド4
2,43は縮み、ロッド42,43の先端に取り付けら
れたシャッタ38,39は上方へスライドされる。これ
により窓34,35が開く。逆に、左右シャッタシリン
ダ40,41がオフされると、ロッド42,43が延
び、シャッタ38,39は降下して窓34,35を閉じ
る。このように窓34,35は必要な時にだけ開けるこ
とができるから、窓34,35から風防15内に横風が
進入するのを防止できる。左右シャッタシリンダ40,
41のオン/オフのタイミング、言い換えれば窓34,
35の開閉タイミングについては後述する。
【0040】図5は、アーム22,23の駆動機構を示
す斜視図である。図5を参照して、アーム22,23の
後端は、それぞれ、上下に延びる垂直リンク板46,4
7の下端部に固着されている。垂直リンク板46,47
の上端には水平リンク板48,49が接続されている。
そして水平リンク板48,49には左右皿シリンダ5
0,51のロッド52,53の先端部が接続されてい
る。左右皿シリンダ50,51はロッド52,53が垂
直方向に伸縮するように配置されている。またロッド5
2,53には、それぞれ復帰ばね54,55が外装され
ている。左右皿シリンダ50,51は収納ボックス24
(図3参照)内のフレーム等に固着されている。したが
って左皿シリンダ50がオンされるとロッド52は縮
み、その結果アーム22が降下する。逆に左皿シリンダ
50がオフされると、復帰ばね54の作用でロッド52
が延び、アーム22は上昇する。同様に、右皿シリンダ
51がオンされるとロッド53が縮み、アーム23が降
下する。右皿シリンダ51がオフされると、ロッド53
が延び、アーム23は上昇する。
【0041】左右皿シリンダ50,51を同時にオンさ
せると、アーム22,23を同時に降下させることがで
き、受皿21を降ろすことができる。一方、左皿シリン
ダ50または右皿シリンダ51のいずれか一方だけをオ
ンさせると、アーム22,23の一方が下位置に、他方
は上位置になるから、受皿21を傾けることができる。
【0042】図6(a)〜(d)は、アーム22,23
の状態および受皿21の状態ならびに受皿21に載せら
れたハウジングHの状態の変化を示す図解図である。図
6(a)に示すように、受皿21にハウジングHを載せ
るときは、アーム22,23を共に上昇させておき、受
皿21を測定台20から浮かしておく。それゆえ受皿2
1上にハウジングHが落下されても、測定台20には衝
撃が加わらない。
【0043】次いで、重量測定時には、図6(b)に示
すように、アーム22,23を一緒に降下させて、受皿
21の脚21aを測定台21に当接させる。次いで、ア
ーム22,23をさらに降下させ、アーム22,23を
受皿21と測定台20との間に位置させ、両方に接触し
ないようにする。この状態で重量測定が行われる。重量
測定の結果、その測定値が所定の基準値に対して一定の
範囲内にあるときは、ハウジングHは良品と判断され
る。良品と判断されると、図6(c)に示すように、た
とえばアーム23だけが上昇される。これにより受皿2
1は斜めに傾く。よって受皿21上に載せられているハ
ウジングHは受皿21上を左側へ滑り、受皿21から落
下する。落下するハウジングHは滑り台3(図3,図
4参照)を滑り、良品箱17(図2)へ落下する。
【0044】その後、4個のハウジングが受皿21を完
全に滑り終えるのに要する時間が経過するのを待ち、ア
ーム22が上昇され(図6(d))、受皿21は最初の
ハウジングを受け取める位置に戻る。ハウジングHは不
良品と判別されたときは、図6(b)の状態から、アー
22だけが上昇され、受皿21は右に傾く。そして、
ハウジングは不良品箱18(図2参照)へと滑り落ち
る。
【0045】図7は、この実施例にかかる重量検査装置
13の駆動制御を行う主として電気的な部分の構成を示
すブロック図である。重量検査装置13には、たとえば
マイクロコンピュータ等で構成された制御部60が備え
られている。制御部60には射出成形機構に備えられた
成形機センサ61から取出信号が与えられる。成形機セ
ンサ61は、たとえば金型6が開成するときに取出信号
を出力するセンサである。あるいは、射出成形機による
射出工程が完了したときに取出信号を出力するセンサで
あってもよい。つまり、成形機センサ61は、射出成形
工程の完了に応答して、取出信号を出力するセンサであ
ればよい。
【0046】制御部60は、上記センサ61の信号に基
づいて、コンベア駆動回路67およびシリンダ駆動回路
68を制御する。具体的には、成形機センサ61から取
出信号が与えられたことに応答して、制御部60は、コ
ンベア駆動回路67に信号を与えて、コンベア駆動回路
67によりモータ12を回転させる。モータ12の回転
によりベルトコンベア11が駆動される。制御部60
は、また、シリンダ駆動回路68に信号を与えて、アー
ム22を上下動させるための左皿シリンダ50、アーム
23を上下動させるための右皿シリンダ51、シャッタ
38を上下動させるための左シャッタシリンダ40およ
びシャッタ39を上下動させるための右シャッタシリン
ダ41をオン/オフ制御する。
【0047】また、制御部60は、測定台20から与え
られる計量信号に基づいて、測定台20上に載せられた
ハウジングHの重量を演算し、それをメモリ81に記憶
された基準重量と比較する。そして、その結果、ハウジ
ングHが良品か、不良品の可能性があるかの判別をす
る。演算した重量および判別結果は、表示器16へ与え
て表示させる。なお、演算されたハウジングHの重量
が、たとえば連続して5回以上不良品に区分された場合
には、前述した金型のピン折れ等が考えられるから、異
常報知装置69へ信号を与え、作業者に点検要求を行う
ような構成にするのが好ましい。
【0048】図8は、図7のブロック図の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。次に、図3および
図7を主として参照しながら、図8に示すタイミングチ
ャートに従って重量測定装置13の動作について説明を
する。まず、成形機センサ61からの取出信号が与えら
れる。この信号は、図8に示すようにパルス信号であ
り、たとえば金型6が開閉装置7で開かれたとき(図2
B参照)にパルス信号が出力される。この取出信号に応
じて、制御部60はコンベア駆動回路67にオン信号を
与え、応じてコンベア駆動回路67によってモータ12
が回転され、ベルトコンベア11が駆動される。ベルト
コンベア11の駆動は予め定める設定時間が経つと停止
されるようにされている。つまりこの実施例ではベルト
コンベア11は必要なときにだけ駆動されて、ベルトコ
ンベア11上に落下したハウジングHを重量検査装置1
3へ搬送するようにされている。
【0049】しかし、樹脂成形の1サイクルの期間が短
い場合は、頻繁にベルトコンベア11をオン/オフする
ことは好ましくない場合もあるから、ベルトコンベア1
1は常時駆動させておくようにしてもよい。制御部60
は、成形機センサ61から取出信号が与えられたことに
応じて計時動作を始め、取出信号の立ち上がりから予め
定める時間が経過したとき、シリンダ駆動回路68に信
号を与え、左皿シリンダ50および右皿シリンダ51を
オンさせる。この予め定める時間は、金型6が開成され
てハウジングHがベルトコンベア11上へ落下し、落下
したハウジングHがベルトコンベア11によって重量検
査装置13へ搬送され、受皿21上に落下されるまでの
必要十分な時間とされている。
【0050】この実施例では、上述したように、金型6
はいわゆる4個取りの金型であるから、金型6が開成さ
れると、一度に4個のハウジングがベルトコンベア11
上へ落下する。そして4個のハウジングHは重量検査装
置13へ搬送され、受皿21上へ落下される。左皿シリ
ンダ50および右皿シリンダ51が同時にオンされる
と、4つのハウジングHが載せられた受皿21は上位置
から下位置へと下がる。制御部60では左皿シリンダ5
0,右皿シリンダ51の立ち上がり信号から微少時間遅
れて、測定台20からの計量信号を取り込む。受皿21
が測定台20に載せられた直後は測定台20が微振動す
る。よって計量信号は、最初は安定しないが、やがて測
定台20は静止し、計量信号も安定する。制御部60で
は安定した計量信号に基づき4個のハウジングの重量を
算出する。4個のハウジング重量は、計量信号の表わす
重量から受皿21の重量を差し引いたものである。受皿
21自体の重量は、たとえば初期設定時に測定されてメ
モリ81に記憶されている。そして計量信号の安定度合
いは表示器16の安定度合い表示バー161で表示さ
れ、該バー161が安定を表わしたとき、数値セグメン
ト162によって4個のハウジングHの総重量が表示さ
れる。
【0051】制御部60は、算出したハウジング重量
を、メモリ81に予め設定されている基準重量と比較す
る。そして比較の結果、基準重量に対して算出したハウ
ジング重量が所定の許容差内に収まっていれば、4個の
ハウジングはすべて合格品であると判別する。一方、許
容差内に収まっていなければ、4個のハウジングのうち
少なくとも1個に不良品があると判別する。この判別結
果は表示器16へ与えられ、合格ランプ163または不
合格ランプ164が点灯される。この判別の仕方、基準
重量の決め方等については後述する。
【0052】判別の結果、たとえば合格が判別される
と、右皿シリンダ51だけがオフされ、左皿シリンダ5
0はオン状態が保たれる。つまり図6(c)で説明した
ように、受皿21が左側へ傾けられる。と同時に、左シ
ャッタシリンダ40,右シャッタシリンダ41がオンさ
れ、両側のシャッタ36,37が引上げられて、両側の
窓34,35が開かれる。よって受皿21上の良品と判
別された4つのハウジングHは滑り台36を滑り窓34
を通って良品箱17へ落下される。
【0053】制御部60により不良品の判別がされた場
合には、受皿21が右側に傾くように、左皿シリンダ5
0がオフされ、右皿シリンダ51はオン状態に保たれ
る。その後、受皿21上の4つのハウジングHが完全に
滑り落ちるのに必要な時間が経過した後、左皿シリンダ
50がオフされ、受皿21は上位置に戻される。そして
それから少し時間を遅らせて、左シャッタシリンダ4
0,右シャッタシリンダ41がオフされ、シャッタ3
7,38が降下され、窓34,35が閉じられる。
【0054】この実施例では、左シャッタシリンダ4
0,右シャッタシリンダ41は同時にオン/オフ制御さ
れているので、窓34,35は同時に開く。しかしこの
ような制御に代え、たとえば受皿21が左に傾き、窓3
4からハウジングHを取り出す場合には、窓34だけが
開くように、左シャッタシリンダ40のみをオンさせ、
右シャッタシリンダ41はオフ状態のままとしてもよ
い。
【0055】図9は、図7に示すメモリ81に備えられ
ている記憶エリアの一例を示す図解図である。メモリ8
1は、過去N回(たとえば50)分の良品と判別され
たハウジングの重量を記憶する記憶エリアを有する。各
記憶エリアには、過去に測定された良品重量が記憶され
ている。そして新たに測定されたハウジングが良品であ
ると判別されたときには、その重量がメモリ81に記憶
される。この場合、最先に書込まれた重量、すなわちN
回前(50回前)の良品の重量に代えて、最新に測定さ
れ、良品と判別されたハウジングの重量が書込まれる。
あるいは、図9に示すように、N回前(50回前)の良
品の重量がメモリ81の記憶エリアから追い出され、記
憶内容が順次1つずつシフトされて、前回の良品の重量
が記憶されていたエリアに、今回測定されたハウジング
の重量が書込まれるようにしてもよい。
【0056】メモリ81には、さらに許容値D、絶対基
準最小重量WL 、絶対基準最大重量WU が予め記憶され
ている。また、連続不良品発生回数計数用のカウンタの
エリアが備えられている。これらの内容については後述
する。図10は、図7に示す制御部60により行われる
ハウジングの良否判別と、基準重量の更新に関する制御
の仕方を示すフローチャートである。図10を参照して
説明すると、制御部60は、測定台20から与えられる
計量信号に基づきハウジングの重量Wmを測定する(ス
テップS1)。測定された重量Wmは表示器16の数値
セグメント162により表示される(ステップS2)。
【0057】次いで、制御部60により基準重量Waが
算出される(ステップS3)。基準重量Waは、図9に
示すように、メモリ81に過去N回分の良品の重量が記
憶されている場合には、これらN回分の良品の重量が加
算され、Nで除算されて、その平均値が求められること
により行われる。次いで、制御部60は、基準重量Wa
から今回の測定重量Wmを引いた差の値が予め定める許
容値D以下か否かの判別がされる(ステップS4)。そ
して基準重量Waから今回の測定重量Wmを引いた差の
値がD以下の場合には、さらに、測定重量Wmは、予め
定める絶対重量下限値WL 以上で、かつ、絶対重量上限
値WU 以下か否かの判別がされる(ステップS5)。そ
してステップS5でYESのときは、成形されたハウジ
ングは良品であると判別され、表示器16の良品ランプ
163が点灯される(ステップS6)。
【0058】そして良品表示の後、メモリ31に備えら
れた連続不良品発生回数計数用カウンタがクリアされる
(ステップS7)。次いで、シリンダ駆動回路68に、
良品と判別されたときの信号が与えられ、左右の皿シリ
ンダ50,51および左右のシャッタシリンダ40,4
1が駆動制御される(ステップS8)。その後、メモリ
81における良品の重量の書換処理が行われる(ステッ
プS9)。この重量の書換処理は、前述したように、最
先に書込まれた良品の重量に代えて、今回測定された良
品の重量が書込まれる処理である。
【0059】一方、ステップS4でNOと判別されたと
き、またはステップS5でNOと判別されたときには、
ハウジングは不良品の可能性があり、不良品と判別され
て表示器16の不良品ランプ164が点灯される(ステ
ップS10)。そしてメモリ81の連続不良品発生回数
計数用カウンタが1インクリメントされる(ステップS
11)。次いでシリンダ駆動回路68に、不良品と判別
されたときの駆動信号が与えられる。これにより、前述
したように、不良品と判別されたハウジングは不良品箱
18へ振り分けられる。
【0060】次いで、連続不良品発生回数計数用カウン
タのカウント値がたとえば「5」か否かの判別がされる
(ステップS13)。もしカウンタのカウント値が
「5」であれば、連続して5回不良品が検出されている
から、たとえばピン折れ等の異常が生じていると推測で
きる。よってかかる場合は異常報知回路69が作動さ
れ、異常報知がされる(ステップS14)。
【0061】ステップS13でカウンタのカウント値が
「5」未満であれば、そのまま処理はリターンする。図
10に示す制御において、ステップS9で重量の書
を行い、基準重量Waの算出の基礎となる重量が書換え
られている。この理由を、図11を参照して、より詳し
く説明する。
【0062】図11は、図1に示すこの発明の一実施例
にかかる重量検査装置によって測定した実測データの一
例を示している。図11において横軸は射出成形の回数
を表わしており、縦軸はいわゆる4個取りの成形品の重
量(4個の総重量)を表わしている。図11から明らか
なように、成形品の重量(ハウジングH4個の総重量)
は、各成形動作ごとに微妙に異なっているが、その重量
が極端に少ない場合(図11におけるAの場合)や極端
に大きい場合(図11におけるBの場合)が不良品と判
別される場合の典型例である。
【0063】一方、図11に示す実測データを横軸に沿
って眺めると、測定重量Wmは射出成形回数が変化する
に従い、大きくうねるように変化していることがわか
る。たとえば、R1に示す範囲の射出成形動作では、良
品と判別される場合のハウジング重量は約33.14グ
ラムであるのに対し、R2に示す範囲の射出成形動作で
は、良品と判別される場合の平均重量は33.175グ
ラムである。このように、成形品の重量は、たとえ良品
と判別される場合でも、射出成形回数を重ねるに従い、
経時的にうねるように変化している。したがって、たと
えば図11に示すR2の範囲の後半部分において、基準
重量Waを、R1で用いた基準重量Waと同じものを用
いたのでは、基準重量Waに対して測定重量Wmが大き
く変わっているから、測定品はすべて不良品と判別され
るおそれがある。したがって、基準重量Waを測定回数
を重ねるに従い、順次追従させて更新していく必要があ
るのである。
【0064】そこで、図10に示す制御では、ステップ
S9において重量の書換えを行い、基準重量Wa(の基
礎データ)を順次更新していくようにしているのであ
る。図10のステップS9における重量の書換えに代え
て、ステップS9において、下記式に示す計算をして、
更新された基準重量 newWaを算出してもよい。
【0065】
【数1】
【0066】こうすると、メモリ81におけるN回分の
良品の重量を記憶しておくメモリエリアを省略すること
ができる。さらに、図10に示す制御では、ステップS
5において、測定重量Wmが絶対重量WL およびWU
比較されている。したがって、測定された重量Wmは平
均重量Waと絶対重量との2段階の比較が行われるの
で、より正確に、良品か不良品かの判別がなされるわけ
である。
【0067】なお、この絶対重量との比較は、場合によ
っては省略することも可能である。以上の実施例では、
不良品と判別されるときは、成形品が必ず不良品と断言
されるわけではなく、成形品が不良品である可能性があ
るとしている。その理由は、成形品の重量誤差や測定誤
差等があり、測定重量のみに基づいて不良品と断言する
ことが困難な場合があることを配慮しているからであ
る。しかし、この重量検査装置により成形品を判別する
場合においては、良品と判別した成形品の中に不良品が
混入していることはない。言い換えれば、良否判別の基
準値は、良品と判別した成形品の中には不良品が混じっ
ていないように、その基準値が決められている。こうす
ることで、機械装置により、自動的に良品を判別でき
る。よって従来のように多くの検査員により行っていた
検査に要する手間を省略することができる。
【0068】また、不良品と判別された成形品の中に良
品が混じっていても構わない。不良品と判別される成形
品は、上述したように極めて数が少ない。したがってこ
れら不良品と判別された成形品に対して、検査員が目視
による検査を行い、その中から良品を取り出すことは極
めて容易である。特に、この発明では、いわゆる複数個
取りの金型により成形品が成形される場合に、個々の成
形品に対して良否判別を行うのではなく、複数個の同時
に成形される成形品をひとまとめにして、良否判別を行
うので、良品と判別された成形品はすべて良品であり、
不良品と判別された成形品の中には良品が混じっていて
も構わない。
【0069】上述の実施例では、絶対重量をメモリ81
に設定した例を示したが、絶対重量は、たとえばディッ
プスイッチによって設定されており、操作者が逐次変更
可能にされていてもよい。かかる場合は、操作者が成形
品の成形具合を見ながら、適宜絶対重量を変更すること
ができる。また、上述の実施例では、絶対重量は、絶対
基準最小重量WL 、および絶対基準最大重量WU の2つ
が定められていたが、1つの絶対基準重量を定め、その
絶対基準重量に対して測定重量が所定の範囲内であれば
良品と判別するようにしてもよい。
【0070】以上の実施例では、いわゆる4個取りの金
型6により同時に4個成形されるワイヤーハーネスのコ
ネクタハウジングを検査する場合について説明した。し
かしこの発明は、コネクタハウジング以外に、射出成形
により成形される種々の樹脂成形品の良否判別に適用で
き、測定すべき樹脂成形品の種類に応じて、設計変更を
行ってもよい。
【0071】また、金型6はいわゆる4個取りの金型と
したが、6個取りや8個取りの金型の場合にも適用でき
る。その他、この発明は請求の範囲記載の範囲内で種々
の変更が可能である。
【0072】
【発明の効果】この発明によれば、機械装置を用いて、
自動的に、射出成形される成形品が良品か、不良品の可
能性があるかを判別することができる。したがって、従
来行われていた多数の検査員による人的な目視検査の手
間を省くことができる。そしてこの発明により成形品が
不良品である可能性があると判別された場合には、その
製品だけを検査員が目視検査で確認すればよい。不良品
であると判別される成形品の数は極めて少ないから、検
査員による目視検査の対象物が少なく、少ない労力で検
査が可能である。
【0073】また、この発明によれば、良品か不良品の
可能性があるかの判別の基準重量は、射出成形の回数が
重なることに応じて順次更新されるようにされている。
射出成形が長時間繰り返されているうちには、成形材料
の微妙な質的変化、成形装置の周囲の温度変化等によ
り、成形品がたとえ良品でも、その重量はうねるように
変化することがある。それゆえ基準値を更新していくこ
とで、成形品のうねるような重量変化に追従でき、正確
に成形品の良否判別が行える装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる重量検査装置の構
成を射出成形機とともに示す図解図である。
【図2】金型と重量検査装置との位置関係を表わす図で
ある。
【図3】この発明の一実施例にかかる重量検査装置の構
成を示す斜視図である。
【図4】この発明の一実施例にかかる重量検査装置の構
成を示す正面図である。
【図5】受皿を移動させるためのアームの駆動機構を表
わす斜視図である。
【図6】アームにより移動される受皿の状態の変化を示
す図解図である。
【図7】この発明の一実施例にかかる重量検査装置の電
気的な構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示すブロック図の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図9】メモリ81の記憶内容を示す図解図である。
【図10】制御部における基準重量更新処理に関する制
御動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】この実施例による成形品の重量の実測データ
の一例を示す図である。
【図12】不良ハウジングの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
6 金型 11 ベルトコンベア 12 モータ 13 重量検査装置 14 電子天秤 15 風防 16 表示器 20 測定台 21 受皿 22,23 アーム 34,34 窓 38,39 シャッタ 40,41 シリンダ 50,51 シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−126979(JP,A) 特開 平5−305927(JP,A) 実開 平5−13582(JP,U) 特公 昭61−12525(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07C 5/16 - 5/32 G01G 11/00 G01G 15/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出成形により同時に成形された同一形状
    の複数個の成形品の中に不良品が混在している可能性が
    あるか否かを、複数個の成形品の重量に基づいて判別す
    る装置であって、 1回の射出成形動作により同時に成形された複数個の
    形品の重量を測定するための重量測定手段、 前記重量測定手段で測定された複数個の成形品重量を
    前回までの測定により得られた予め定める回数分の平均
    重量である基準重量と比較し、その差の値が予め定める
    許容値以下か否かを判別する第1判別手段、 前記重量測定手段で測定された複数個の成形品の重量が
    予め定める絶対基準重量に対して所定範囲内か否かを判
    別する第2判別手段、および 第1判別手段が否を判別す
    るか、または第2判別手段が否を判別したとき、 前記
    数個の成形品の中に不良品が混在している可能性がある
    と判別する第3判別手段、 を含むことを特徴とする重量検査装置。
  2. 【請求項2】請求項記載の重量検査装置において、 前記第3判別手段は、第1判別手段が予め定める許容値
    以下を判別し、かつ、第2判別手段が所定範囲内を判別
    したとき、重量を測定した複数個の成形品はすべて良品
    と判別するものである、重量検査装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の重量検査装置に
    おいて、 射出成形動作は、連続的に順次繰り返され、 前記重量検査装置は、射出成形動作に連動して動作さ
    れ、1回の射出成形動作により成形された複数個の成形
    品に対し、次の射出成形動作により複数個の成形品が成
    形されるまでの間に、重量を測定し、その測定重量に基
    づく前記判別を行うことを特徴とするものである、重量
    検査装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないしのいずれかに記載の重量
    検査装置において、 前記第3判別手段の判別結果に応じ、成形品を区別する
    振り分け手段をさらに含むことを特徴とするものであ
    る、重量検査装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないしのいずれかに記載の重量
    検査装置において、 さらに記憶手段を含み、前記基準重量は記憶手段に記憶
    されていることを特徴とするものである、重量検査装
    置。
  6. 【請求項6】請求項記載の重量検査装置において、 前記記憶手段に記憶されている基準重量を更新する更新
    手段をさらに含むことを特徴とするものである、重量検
    査装置。
  7. 【請求項7】請求項記載の重量検査装置において、 前記更新手段は、前記第3判別手段が複数個の成形品を
    良品と判別するごとに、その良品と判別された成形品の
    重量が含まれるように更新を行うことを特徴とするもの
    である、重量検査装置。
  8. 【請求項8】請求項ないしのいずれかに記載の重量
    検査装置において、 さらに、予め定める複数の記憶エリアを有する記憶手段
    と、 前記第3判別手段により複数個の成形品が良品と判別さ
    れると、その複数個の成形品の重量を前記記憶手段の記
    憶エリアに書込む手段と、 前記記憶手段の各記憶エリアに記憶されている重量の平
    均値を求め、それを基準重量として出力する演算手段
    と、 を含むことを特徴とするものである、重量検査装置。
  9. 【請求項9】請求項記載の重量検査装置において、 前記書込手段は、前記複数の記憶エリアのすべてに重
    が書込まれているとき、最先に書込まれた記憶エリアの
    重量を、新たに良品と判別された複数個の成形品の重量
    に書換えることを特徴とするものである、重量検査装
    置。
  10. 【請求項10】請求項または記載の重量検査装置に
    おいて、 前記射出成形は、成形品を成形する金型と、金型に成形
    材料を充填する射出成形機とを含む設備によって行わ
    れ、 前記重量検査装置は、前記金型の下方に備えられ、金型
    から落下される成形品を前記重量測定手段へ運ぶ搬送手
    段を含むことを特徴とするものである、重量検査装置。
  11. 【請求項11】射出成形により同時に成形された同一形
    状の複数個の成形品の中に不良品が混在している可能性
    があるか否かを、複数個の成形品の重量に基づいて判別
    する方法であって、 1回の射出成形動作により同時に成形された複数個の
    形品の重量を測定し、 測定した重量を前回までの測定により得られた予め定め
    る回数分の平均重量である基準重量および予め定める絶
    重量と比較し、 測定した重量が基準重量に対して所定の許容差以内であ
    り、かつ絶対重量に対して所定範囲内であれば、同時に
    成形された同一形状の複数個の成形品をすべて良品と判
    別し、 測定した重量が基準重量に対して所定の許容差を超えて
    るか、または、絶対重量に対して所定範囲内でないと
    きには、同時に成形された同一形状の複数個の成形品の
    中に不良品が混在している可能性があると判別すること
    を特徴とする、成形品の判別方法。
  12. 【請求項12】請求項1記載の判別方法において、 さらに、判別結果に基づき、成形品を良品と不良品とに
    振り分ける工程を含むことを特徴とする、成形品の判別
    方法。
  13. 【請求項13】請求項1または1記載の判別方法に
    おいて、 予め定められた基準重量は、測定に伴い順次更新処理す
    ることを特徴とする、成形品の判別方法。
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