JP2003094126A - ヘミング装置 - Google Patents

ヘミング装置

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JP2003094126A JP2001288651A JP2001288651A JP2003094126A JP 2003094126 A JP2003094126 A JP 2003094126A JP 2001288651 A JP2001288651 A JP 2001288651A JP 2001288651 A JP2001288651 A JP 2001288651A JP 2003094126 A JP2003094126 A JP 2003094126A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置全体が小型であり、その構造も簡単であっ
て、その製作コストも安いことに加えて、適用する被ヘ
ミング加工物の形状や構造に制約がないヘミング装置を
提供する。 【解決手段】予備曲げ刃を有する予備曲げ型と本曲げ刃
を有する本曲げ型とを備え、インナーパネルが位置決め
載置されたアウターパネルのフランジを、予備曲げ型を
作動させることにより予備曲げ刃で予備曲げし、更に本
曲げ型を作動させることにより本曲げ刃で本曲げするよ
うにしたヘミング装置において、一系統の作動機構によ
り、予備曲げ刃で予備曲げするときには予備曲げ開始位
置を基にして予備曲げ型を円弧状に作動させ、また本曲
げ刃で本曲げするときには前記予備曲げ開始位置とは異
なる本曲げ開始位置を基にして予備曲げ型を退避させつ
つ本曲げ型を円弧状に作動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘミング装置に関す
る。例えば自動車のドアは、アウターパネルにインナー
パネルを位置決め載置した状態で、アウターパネルの外
周に一体立設されているフランジをインナーパネル側へ
折曲げて、双方を接合することにより構成されている。
本発明は、このような折曲げ接合すなわちヘミング加工
に使用されるヘミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のようなヘミング装置として
一般に、予備曲げ刃を有する予備曲げ型と本曲げ刃を有
する本曲げ型とを別々に備え、先ず予備曲げ型をこれに
専用の作動機構で作動させることにより、予備曲げ刃で
アウターパネルのフランジをインナーパネル側へ所定角
度予備曲げし、そのままでは予備曲げ型が邪魔になるの
でこれを前記の作動機構で退避させた後、次に本曲げ型
をこれに専用の別の作動機構で作動させることにより、
本曲げ刃で、予備曲げしたフランジをインナーパネルに
当接するまで本曲げするようにした装置が使用されてい
る。かかる従来のヘミング装置には、予備曲げ型と本曲
げ型とを別々に備え、双方を独立して所望通りに作動さ
せることができるため、これを適用するアウターパネ
ル、そのフランジ及びインナーパネルの形状乃至構造に
制約がないという利点がある。ところが、かかる従来の
ヘミング装置には、予備曲げ型を作動させる機構と本曲
げ型を作動させる機構とが別々に必要であるため、装置
全体が大型であり、その構造も複雑であって、その製作
コストも嵩むという問題がある。
【0003】そこで従来、前記のような問題を改善する
ヘミング装置として、予備曲げ刃と本曲げ刃とを一体的
に有する一つの折曲げ型を備え、この折曲げ型を一系統
の作動機構で円弧状に作動させることにより、先ず前方
の予備曲げ刃で、アウターパネルのフランジをインナー
パネル側へ所定角度予備曲げし、引き続き後方の本曲げ
刃で、予備曲げしたフランジをインナーパネルに当接す
るまで本曲げするようにした装置が提案されている(特
開昭55−122636、特開昭56−14030)。
かかる従来のヘミング装置には、必要とするのが一つの
折曲げ型であり、この折曲げ型を一系統の作動機構で作
動させるため、装置全体が小型であり、その構造も簡単
であって、その製作コストも安いという利点がある。と
ころが、かかる従来のヘミング装置には、これを適用す
るアウターパネル、そのフランジ及びインナーパネルの
形状乃至構造に制約があるという問題がある。前方の予
備曲げ刃と後方の本曲げ刃とを一体的に有する一つの折
曲げ型を備える従来のヘミング装置では、予備曲げ刃で
予備曲げしたフランジを本曲げ刃で本曲げするときに予
備曲げ刃が前方へ突出するため、これが邪魔になる場合
には、例えば前方へ突出した予備曲げ刃がインナーパネ
ルへ衝突するような場合には、本曲げできないのであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、装置全体が小型であり、その構造も簡単で
あって、その製作コストも安く、しかも適用するアウタ
ーパネル、そのフランジ及びインナーパネルの形状乃至
構造に制約がないヘミング装置を提供する処にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明に係るヘミング装置は、予備曲げ刃を有する予備曲
げ型と本曲げ刃を有する本曲げ型とを備え、インナーパ
ネルが位置決め載置されたアウターパネルのフランジ
を、予備曲げ型を作動させることにより予備曲げ刃で予
備曲げし、更に本曲げ型を作動させることにより本曲げ
刃で本曲げするようにしたヘミング装置において、一系
統の作動機構により、予備曲げ刃で予備曲げするときに
は予備曲げ開始位置を基にして予備曲げ型を円弧状に作
動させ、また本曲げ刃で本曲げするときには前記予備曲
げ開始位置とは異なる本曲げ開始位置を基にして前記予
備曲げ型を退避させつつ本曲げ型を円弧状に作動させる
ように構成したことを特徴とする。
【0006】前記のような本発明に係るヘミング装置
は、好適には、アウターパネルが載置される下型と、前
記下型に対して上下方向に垂直に移動可能な割出しフレ
ームと、前記割出しフレームを予備曲げ開始位置と本曲
げ開始位置との間で上下動させる割出し手段と、前記割
出しフレームにリンク機構を介して連結された第1ホル
ダと、前記第1ホルダに回動可能に軸支された第2ホル
ダと、前記第2ホルダに取付けられた予備曲げ型と、前
記第2ホルダに取付けられた被誘導部材と、前記被誘導
部材を誘導する誘導片と、前記第1ホルダに取付けられ
た本曲げ型と、前記第1ホルダを円弧状に上下動させる
作動手段とを備え、アウターパネルのフランジを、割出
しフレームを予備曲げ開始位置に位置決めした状態で第
1ホルダをその作動手段により円弧状に下降させ、この
際に被誘導部材を誘導片で誘導して第2ホルダを介し予
備曲げ型を円弧状に下降させることにより予備曲げ刃で
予備曲げし、次いで割出しフレームを本曲げ開始位置に
位置決めした状態で第1ホルダをその作動手段により円
弧状に下降させ、この際に被誘導部材を誘導片で誘導し
て第2ホルダを介し予備曲げ型を逆方向へ円弧状に退避
させつつ本曲げ型を円弧状に下降させることにより本曲
げ刃で本曲げするように構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るヘミング装置
につき、好適な実施形態を挙げて、添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0008】図1〜図4は、本発明の好適な実施形態に
相当するヘミング装置の要部をその作動状態を含めて示
す側面図(一部縦断面図)である。図1において、ヘミ
ング装置10は、装置基台11に配設された下型12の
上部外縁部に載置部13が設けられ、載置部13に自動
車のドアを構成するアウターパネル14の外周部が載置
されるようになっている。このアウターパネル14の外
周にはその本体15に対して略直角に折曲げされたフラ
ンジ16が設けられており、下型12にアウターパネル
14が載置された状態でフランジ16は上方を指向する
よう設定されている。そして、ドアを構成するインナー
パネル17は、その外周に折曲げ形成されたフランジ1
8の開放端を、フランジ16の内側に臨ませる状態でア
ウターパネル14の本体上に位置決め載置されている。
【0009】下型12の外側(図1の左側)には割出し
フレーム20とこれと対を形成する図示しない同様の割
出しフレームとが幅方向(図1の背面側方向)に離間し
て配設されており、これらは連結されていて、一体的に
移動するよう構成されている。図示しない割出しフレー
ムに関連する構成についても割出しフレーム20に関連
する構成と同様になっているので、以下、割出しフレー
ム20に関連する構成について説明する。割出しフレー
ム20の内側面は下型12の外側面に設けられた上下方
向に延在するガイドレール24に摺嵌されている。割出
しフレーム20の下端には割出し手段としてのエアシリ
ンダ21のシリンダロッド22が連結されており、エア
シリンダ21のシリンダ筒23は装置基台11に固定さ
れていて、エアシリンダ21を正逆付勢することによ
り、割出しフレーム20はガイドレール24に沿って下
型12に対し上下方向へ垂直に移動するよう構成されて
いる。かかる構成において、割出しフレーム20の下降
位置はシリンダロッド22の引き込み度合いにより決め
られ、また上昇位置はシリンダロッド22の延出度合い
により決められるが、割出しフレーム20の下降位置及
び上昇位置は、ガイドレール24に図示しない下ストッ
パと上ストッパとを設け、これらにより規制することも
できる。この場合、シリンダロッド22を引き込む方向
にエアシリンダ21を付勢して、割出しフレーム20を
下ストッパへ当接するまで下降させた位置が後述する予
備曲げ開始位置に相当し(図1の状態)、またシリンダ
ロッド22を延出する方向にエアシリンダ21を付勢し
て、割出しフレーム20を上ストッパへ当接するまで上
昇させた位置が後述する本曲げ開始位置に相当する(図
3の状態)。
【0010】割出しフレーム20にはリンク機構33と
して上下に離間した1対の平行リンク部材30,30の
基端部31,31が回動可能に軸支されており、1対の
平行リンク部材30,30の先端部32,32は第1ホ
ルダ40に回動可能に軸支されている。第1ホルダ40
の下端部には作動手段としての油圧シリンダ60のシリ
ンダロッド61が回動可能に連結されており、油圧シリ
ンダ60のシリンダ筒62は下型12に取付けられた支
持部材19に回動可能に連結されていて、油圧シリンダ
60を正逆付勢することにより、第1ホルダ40は割出
しフレーム20に対し上下方向へ円弧状に移動するよう
構成されている。かかる構成において、第1ホルダ40
の旋回下降位置はシリンダロッド61の延出度合いによ
り決められ、また旋回上昇位置はシリンダロッド61の
引き込み度合いにより決められる。
【0011】第1ホルダ40の上部には第2ホルダ41
の中間部が回動可能に軸支されている。第2ホルダ41
の上端には予備曲げ型70が取付けられており、予備曲
げ型70の先端には予備曲げ刃71が形成されていて、
第2ホルダ41の下端には被誘導部材としてローラ42
が回動可能に軸支されている。一方、第1ホルダ40及
び割出しフレーム20には誘導片として対を形成するカ
ム片50,51が取付けられている。カム片51は湾曲
面に形成された第1誘導面52とこれに連続する傾斜平
面に形成された第2誘導面53とを有しており、またカ
ム片51は傾斜平面に形成された第1誘導面54を有し
ている。詳しくは後述するように、割出しフレーム20
が下降位置にあり且つ第1ホルダ40が上昇位置にある
予備曲げ開始位置において(図1の状態)、第1ホルダ
40を割出しフレーム20に対し円弧状に下降させる
と、ローラ42がカム片50の第1誘導面52に当接し
つつ転動し、第2ホルダ41を介し予備曲げ型70が円
弧状に下降しつつアウターパネル14のフランジ16に
対し略水平方向から近接して、予備曲げ刃71がフラン
ジ16をインナーパネル17のフランジ18の方向へ予
備曲げするよう構成されている(図2の状態)。
【0012】第1ホルダ40の上端には本曲げ型80が
取付けられており、本曲げ型80の先端には本曲げ刃8
1が形成されている。詳しくは後述するように、割出し
フレーム20が上昇位置にあり且つ第1ホルダ40も上
昇位置にある本曲げ開始位置において(図3の状態)、
第1ホルダ40を割出しフレーム20に対し円弧状に下
降させると、ローラ42が主としてカム片51の第1誘
導面54に当接しつつ転動し、第2ホルダ41を介し予
備曲げ型70を逆方向へ円弧状に退避させる一方で、本
曲げ型80が円弧状に下降しつつアウターパネル14の
予備曲げしたフランジ16に対し略垂直方向から近接し
て、本曲げ刃81が予備曲げしたフランジ16をインナ
ーパネル17のフランジ18に当接するまで本曲げする
よう構成されている。
【0013】次に、前述のように構成されたヘミング装
置10の作用につき説明する。ヘミング装置10では、
割出しフレーム20が下降位置にあり且つ第1ホルダ4
0が上昇位置にある図1に示すような予備曲げ開始位置
の状態にあるものとする。かかる予備曲げ開始位置の状
態では、第1ホルダ40は割出しフレーム20側に近付
いた相対的に外側の高位置にある。
【0014】下型12の載置部13に、アウターパネル
14の外周部を載置すると共に、アウターパネル14の
本体15上にインナーパネル17を載置し、インナーパ
ネル17のフランジ18をアウターパネル14のフラン
ジ16の折曲げ部近傍に臨ませた状態で位置決めする。
この状態でヘミング装置10を作動すると、油圧シリン
ダ60がシリンダロッド62を延出する方向に付勢さ
れ、第1ホルダ40が円弧状に下降する。このとき、第
1ホルダ40は割出しフレーム20に対しリンク部材3
0の基端部31の軸支部を支点として円弧状に下降する
と共に、第1ホルダ40に軸支された第2ホルダ41の
ローラ42がカム片50の第1誘導面52に当接しつつ
転動して、第2ホルダ41及び第2ホルダ41に取付け
られた予備曲げ型70も円弧状に下降し、予備曲げ型7
0に形成された予備曲げ刃71がアウターパネル14の
フランジ16に対し略水平方向から当接して、この際に
相対的に大きな水平分力が加えられ、フランジ16は内
側(インナーパネル17のフランジ18側)に向けて所
定角度で折曲げられ、予備曲げが施される。図2はかか
る予備曲げ時の状態を示しているが、予備曲げ時に第2
ホルダ41に加わる反力はローラ42を介しカム片50
の第1誘導面52で受ける。
【0015】次に、油圧シリンダ60がシリンダロッド
62を引き込む方向に付勢されて第1ホルダ40が元の
上昇位置まで復帰した後(再び図1の状態)、エアシリ
ンダ21がシリンダロッド22を延出する方向に付勢さ
れることで、割出しフレーム20が上昇位置にあり且つ
第1ホルダ40も上昇位置にある図3に示すような本曲
げ開始位置の状態になる。かかる本曲げ開始位置の状態
では、第1ホルダ40は予備曲げ開始位置の状態よりも
円弧状にやや下降して下型12側に近付いた相対的に内
側の中間位置にある。
【0016】この状態で再び油圧シリンダ60がシリン
ダロッド62を延出する方向に付勢され、第1ホルダ4
0が円弧状に下降する。このとき、第1ホルダ40は割
出しフレーム20に対しリンク部材30の基端部31の
軸支部を支点として円弧状に下降すると共に、第1ホル
ダ40に軸支された第2ホルダ41のローラ42が主と
してカム片51の第1誘導面54に当接しつつ転動し
て、第2ホルダ41及び第2ホルダ41に取付けられた
予備曲げ型70を逆方向へ円弧状に退避させ、その一方
で本曲げ型80に形成された本曲げ刃81が予備曲げし
たフランジ16に対し略垂直方向から当接して、この際
に相対的に大きな垂直分力が加えられ、予備曲げしたフ
ランジ16はインナーパネル17のフランジ18に当接
するまで折曲げられ、本曲げが施される。図4はかかる
本曲げ時の状態を示している。
【0017】このように図示したヘミング装置10で
は、割出しフレーム20をエアシリンダ21で予備曲げ
開始位置と本曲げ開始位置との間を移動させ、かかる二
つの位置を基にリンク機構33を介して第1ホルダ40
及び第2ホルダ41を円弧状に作動させるだけで、フラ
ンジ16の予備曲げ時には、フランジ16に対し、予備
曲げ型70の予備曲げ刃71を略水平方向から当接させ
て相対的に大きな水平分力を加え、また予備曲げしたフ
ランジ16の本曲げ時には、予備曲げ型70及び予備曲
げ刃71を退避させた状態にて予備曲げしたフランジ1
6に対し、本曲げ型80の本曲げ刃81を略垂直方向か
ら当接させて相対的に大きな垂直分力を加えることによ
り、予備曲げと本曲げとを行なうことができる。かかる
本発明のヘミング装置によると、装置全体が小型であ
り、その構造も簡単であって、その製作コストも安く、
しかも適用するアウターパネル、そのフランジ及びイン
ナーパネルの形状乃至構造に制約がない。
【0018】図示したヘミング装置では、割出しフレー
ムの割出し手段、第1ホルダ及び第2ホルダの作動手段
としてシリンダ駆動のものを用いているが、これらの手
段はピニオンとこれに螺合するラックとの組合わせやボ
ルトネジとこれに螺合するナットネジとの組合わせ等を
利用したそれ自体は公知のモータ駆動のものでもよい。
【0019】本発明に係るヘミング装置は、自動車のド
アに限らずフェンダーやボンネット等のヘミング加工に
も適用でき、また自動車以外の各種部品を構成するパネ
ルのヘミング加工にも適用できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るヘミ
ング装置によれば、装置全体が小型であり、その構造も
簡単であって、その製作コストも安いことに加えて、適
用する被ヘミング加工物の形状や構造に制約がないとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘミング装置について予備曲げ開
始位置の状態を示す側面図(一部縦断面図)。
【図2】図1と同じヘミング装置について予備曲げ時の
状態を示す側面図(一部縦断面図)。
【図3】図1と同じヘミング装置について本曲げ開始位
置の状態を示す側面図(一部縦断面図)。
【図4】図1と同じヘミング装置について本曲げ時の状
態を示す側面図(一部縦断面図)。
【符号の説明】
12・・下型、14・・アウターパネル、15・・本
体、16・・フランジ、17・・インナーパネル、20
・・割出しフレーム、21・・エアシリンダ、33・・
リンク機構、40・・第1ホルダ、41・・第2ホル
ダ、42・・ローラ、50,51・・カム片、60・・
油圧シリンダ、70・・予備曲げ型、71・・予備曲げ
刃、80・・本曲げ型、81・・本曲げ刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 秀義 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予備曲げ刃を有する予備曲げ型と本曲げ
    刃を有する本曲げ型とを備え、インナーパネルが位置決
    め載置されたアウターパネルのフランジを、予備曲げ型
    を作動させることにより予備曲げ刃で予備曲げし、更に
    本曲げ型を作動させることにより本曲げ刃で本曲げする
    ようにしたヘミング装置において、一系統の作動機構に
    より、予備曲げ刃で予備曲げするときには予備曲げ開始
    位置を基にして予備曲げ型を円弧状に作動させ、また本
    曲げ刃で本曲げするときには前記予備曲げ開始位置とは
    異なる本曲げ開始位置を基にして前記予備曲げ型を退避
    させつつ本曲げ型を円弧状に作動させるようにして成る
    ことを特徴とするヘミング装置。
  2. 【請求項2】 アウターパネルが載置される下型と、前
    記下型に対して上下方向に垂直に移動可能な割出しフレ
    ームと、前記割出しフレームを予備曲げ開始位置と本曲
    げ開始位置との間で上下動させる割出し手段と、前記割
    出しフレームにリンク機構を介して連結された第1ホル
    ダと、前記第1ホルダに回動可能に軸支された第2ホル
    ダと、前記第2ホルダに取付けられた予備曲げ型と、前
    記第2ホルダに取付けられた被誘導部材と、前記被誘導
    部材を誘導する誘導片と、前記第1ホルダに取付けられ
    た本曲げ型と、前記第1ホルダを円弧状に上下動させる
    作動手段とを備え、アウターパネルのフランジを、割出
    しフレームを予備曲げ開始位置に位置決めした状態で第
    1ホルダをその作動手段により円弧状に下降させ、この
    際に被誘導部材を誘導片で誘導して第2ホルダを介し予
    備曲げ型を円弧状に下降させることにより予備曲げ刃で
    予備曲げし、次いで割出しフレームを本曲げ開始位置に
    位置決めした状態で第1ホルダをその作動手段により円
    弧状に下降させ、この際に被誘導部材を誘導片で誘導し
    て第2ホルダを介し予備曲げ型を逆方向へ円弧状に退避
    させつつ本曲げ型を円弧状に下降させることにより本曲
    げ刃で本曲げするようにした請求項1記載のヘミング装
    置。
  3. 【請求項3】 アウターパネルのフランジがその本体に
    対して略直角に折曲げされていると共に、割出しフレー
    ムと第1ホルダとが、割出しフレームを予備曲げ開始位
    置に位置決めした状態で第1ホルダを円弧状に下降させ
    るときにはフランジに対して第2ホルダを介し予備曲げ
    型が略水平方向から近接し、また割出しフレームを本曲
    げ開始位置に位置決めした状態で第1ホルダを円弧状に
    下降させるときには予備曲げされたフランジに対して本
    曲げ型が略垂直方向から近接する関係で、リンク機構に
    より連結された請求項2記載のヘミング装置。
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