JP2003093900A - 精米機の駆動制御装置 - Google Patents

精米機の駆動制御装置

Info

Publication number
JP2003093900A
JP2003093900A JP2001291566A JP2001291566A JP2003093900A JP 2003093900 A JP2003093900 A JP 2003093900A JP 2001291566 A JP2001291566 A JP 2001291566A JP 2001291566 A JP2001291566 A JP 2001291566A JP 2003093900 A JP2003093900 A JP 2003093900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
polishing
motor
polishing machine
rice polishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001291566A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003093900A5 (ja
Inventor
Kenji Shiba
健治 芝
Takeo Yamamoto
丈郎 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP2001291566A priority Critical patent/JP2003093900A/ja
Publication of JP2003093900A publication Critical patent/JP2003093900A/ja
Publication of JP2003093900A5 publication Critical patent/JP2003093900A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 精米の対象となる玄米中に未熟米等が混じっ
ている場合に、精米中に圧潰による固まり化が発生し、
精米機がロック状態になることがある。そのようなロッ
ク状態又はその予兆を捉えて自動的にロックを回避する
ようにすることである。 【解決手段】 使用者によるスタートスイッチ43の操
作により精米を開始するモーター13、そのモーター1
3の駆動を制御するマイコン47を備えてなる精米機の
駆動制御装置において、上記モーター13の負荷電流検
知回路45を設け、該検知回路45において一定以上の
負荷電流を検知した際に、上記マイコン47を通じて上
記モーター13に一定時間逆転する信号を出力するよう
にし、その逆転により圧潰による固まり化を解消するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【説明の属する技術分野】この発明は、精米機の駆動制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】精米機においては、精米室の内部にモー
ターにより駆動される搗精ロールが設けられ、その搗精
ロールの周りに筒状の精米スクリーンを嵌合し、ホッパ
ーに投入された玄米をその精米スクリーンの内部に導入
し、搗精ロールの回転にともない、玄米を送り出しつつ
米穀相互間に抵抗を加えることにより精白作用を行うよ
うになっている。搗精ロールは、ホッパーの排出口(精
米室の入口)に近い部分が小ピッチの送りねじで形成さ
れた送り部になっており、精米室の出口側となる先端部
分が大ピッチの逆送りねじで形成された搗精部になって
おり(例えば、特開平5−317730号公報参照)、
その送り部により玄米を送り込む一方、搗精部により逆
向きの力を加えつつ、全体として出口の方向に送り出す
ものである。
【0003】また、上記の米穀の送り出しに一定の抵抗
を付与するために、精米スクリーンの出口を抵抗板で閉
塞し、内部の米穀相互に強い摩擦を生じさせることによ
り精米を行なう。また、その抵抗板の閉塞圧力を調整す
ることにより精白度を変化させることができる。このよ
うな型式の精米機は、一般に圧力式と称される。
【0004】また、上記の抵抗板に代えて、精米スクリ
ーンの排出口とホッパーの間を戻し通路で接続すること
により米穀を循環させ、循環時間を調整することにより
精白度を変化させる型式は、一般に循環式と称される。
【0005】なお、精米機は精米容量の大小により、業
務用と家庭用に区別される場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のいずれの型式に
よる精米機においても、精米の対象となる玄米は、ホッ
パーから精米室の精米スクリーン内に移送され、その精
米スクリーン内部を進みながら相互摩擦により精白作用
を受けるが、玄米中に含水率の高い未熟米が混入してい
ると、圧縮により潰れて固まり化することがある。その
ため、移送抵抗が高くなり、搗精ロールがロックし精米
機能が停止する原因となる。
【0007】そこで、この発明は、このようなロックの
発生又はその前段階であるロックの予兆を検知した場合
に、ロックを回避して精米を続行できるようにすること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、使用者によるスタートスイッチの操
作により精米を開始するモーター、そのモーターの駆動
を制御するマイコンを備えてなる精米機の駆動制御装置
において、上記モーターの負荷電流検知回路を設け、該
検知回路において一定以上の負荷電流を検知した際に、
上記マイコンを通じて上記モーターに一定時間逆転する
信号を出力するようにしたものである。
【0009】上記の構成によると、搗精ロールのロック
の発生又はロックの予兆は、モーターの負荷電流が一定
レベル以上に増大することにより検知される。その検知
により一定時間モーターを逆転させると、通常の場合と
は反対に搗精ロールの先端側の搗精部が送り作用を行
い、小ピッチの送り部が逆送り作用をなすので、送り方
向が反対向きとなる結果、固まりが分散除去され、ロッ
クが解除される。
【0010】なお、上記精米機の精米型式は圧力式又は
循環式、業務用、家庭用のいずれでもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面に基づいて説明する。添付図面に示した精米機は圧
力式の家庭用精米機であり、ケーシング11の底部に基
台12を設け、その内部にモーター13を設置し、その
基台12上に精米機本体14の軸受部15を固定してい
る。軸受部15に水平方向に主軸16(図2参照)が回
転自在に支持され、モーター13の回転をベルト17と
プーリー18で該主軸16に伝達するようにしている。
【0012】上記の精米機本体14の軸受部15の前部
に精米室入口19が設けられ、該精米室入口19はホッ
パー21の排出口に連通している。また、その精米室入
口19はその前方に設けられた精米室22に連通してい
る。精米室22の下端は開放されてぬか排出口23とな
り、また該精米室22の前端も開放されるが、その前端
開放部にはスクリーン押さえ板24が取外し自在に固定
される。なお、ぬか排出口23はぬか受けケース39上
に臨む。
【0013】上記の主軸16の前部にこれと同軸かつ一
体に搗精ロール26が設けられる。搗精ロール26は主
軸16側に小ピッチの送りら旋により送米部27が設け
られ、その送米部27の前端に大ピッチの逆送りら旋に
より搗精部27’が設けられる。
【0014】上記の精米室22において搗精ロール26
の周りに六角筒状の精米スクリーン28が所定の隙間を
もって嵌合される。精米スクリーン28の後端が前記の
精米室入口19に向けて開放されている。また精米スク
リーン28の前端部はスクリーン押さえ板24に設けら
れた6角形の係止穴31に挿入係止される。
【0015】上記の係止穴31に挿入された精米スクリ
ーン28の排出口を円板形の抵抗板32が接離自在に閉
鎖している。その抵抗板32の押圧力が精白度調整装置
33の調整ダイヤル34の操作により調整される。
【0016】また、上記の精米スクリーン28の排出口
と抵抗板32の周りを囲む案内樋35がスクリーン押さ
え板24に着脱自在に取り付けられ、米受けケース40
上に臨む。
【0017】以上述べた精米機は、ホッパー21に所望
量の玄米を投入したのち、調整ダイヤル34にて精白度
を設定したのち、スタートスイッチ43をオンにする
と、モーター13が駆動され、搗精ロール26が回転し
て精白作用を行う。精白作用に伴なって発生するぬか
は、精米スクリーン28の細かい目から外部に排出さ
れ、ぬか排出口23からその下方のぬか受けケース39
に落下する。また、精米を完了した米は、抵抗板32を
押し開けて精米スクリーン28の前方開口部から米案内
樋35を通じて米受けケース40に排出される。ホッパ
ー21内の玄米が全て排出されたことがホッパ排出口の
センサー41で検出されるとモーター13が停止され、
精米を完了する。
【0018】次に、上記の精米機に搭載される前記モー
ター13の駆動装置について説明する。図3に示すよう
に、電源回路42に前記のスタートスイッチ43が設け
られ、そのスタートスイッチ43にリレー等のインター
フェース44を介して負荷電流検知回路45が設けられ
る。その負荷電流検知回路45を経てモーター13に電
流が供給される。
【0019】また、その負荷電流検知回路45において
検知された負荷電流値は、適宜なインターフェース46
を通じてマイコン47に入力される。また、マイコン4
7からのモーター13に対する指令はインターフェース
44を通じて行われる。
【0020】図4は上記マイコン47によるモーター駆
動制御のフロー チャートである。即ち、ステップ1で
スタートスイッチ43がオンになると、ステップ2でモ
ーター13を駆動し、ステップ3でモーター13に負荷
電流が供給される。ステップ3で負荷電流が一定の規定
値以下である場合は、ステップ4でホッパー21内の米
が無くなるまで精米を継続する。1回分の精米量の玄米
がホッパー21から全て排出されたことがセンサー41
で検出されると、ステップ5においてモーターを停止し
精米を完了する。
【0021】また、ステップ3において、負荷電流が規
定値以上であることが検知されると、ステップ6でモー
ター13に一定時間の逆転を指令する。ステップ7で上
記逆転時間が経過すると、再び通常のモーター駆動に戻
る。このように、モーター13の逆転により、通常の場
合とは反対に、搗精ロール26の搗精部27’が送り作
用を行い、送り部27が逆送り作用をなすので、送り方
向が反対向きとなる。このため、搗精ロール26の周り
において、玄米の圧潰による固まりが発生していたとし
ても、搗精ロール26の逆転により分散除去される。こ
れにより、通常のモーター駆動に戻ったときにロック状
態が自動的に解消される。なお、上記の規定値は、ロッ
クが発生した状態を示す大きさ、又はロックの予兆と見
られる大きさ等、設計条件に応じて適宜設定される。
【0022】なお、以上のモーター駆動制御は圧力式精
米機について述べたが、循環式精米機等においても同様
の制御を行うことができる。また、業務用の圧力式・循
環式精米機においても同様である。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、精米
室内部における過負荷状態を検知した場合に、一時的に
モーターを逆転させることにより、自動的に解消するこ
とができ、円滑な精米が行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の一部省略斜視図
【図2】同上の断面図
【図3】同上の駆動制御装置のブロック図
【図4】同上の駆動制御装置のフローチャート
【符号の説明】
11 ケーシング 12 基台 13 モーター 14 精米機本体 15 軸受部 16 主軸 17 ベルト 18 プーリー 19 精米室入口 21 ホッパー 22 精米室 23 ぬか排出口 24 スクリーン押さえ板 26 搗精ロール 27 送米部 27’ 搗精部 28 精米スクリーン 31 係止穴 32 抵抗板 33 精白度調整装置 34 調整ダイヤル 35 米案内樋 39 ぬか受けケース 40 米受けケース 41 センサー 42 電源回路 43 スタートスイッチ 44 インターフェース 45 負荷電流検知回路 46 インターフェース 47 マイコン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者によるスタートスイッチの操作に
    より精米を開始するモーター、そのモーターの駆動を制
    御するマイコンを備えてなる精米機の駆動制御装置にお
    いて、上記モーターの負荷電流検知回路を設け、該検知
    回路において一定以上の負荷電流を検知した際に、上記
    マイコンを通じて上記モーターに一定時間逆転する信号
    を出力するようにしたことを特徴とする精米機の駆動制
    御装置。
  2. 【請求項2】 上記精米機の精米型式が圧力式又は循環
    式であることを特徴とする請求項1に記載の精米機の駆
    動制御装置。
JP2001291566A 2001-09-25 2001-09-25 精米機の駆動制御装置 Pending JP2003093900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291566A JP2003093900A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 精米機の駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291566A JP2003093900A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 精米機の駆動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003093900A true JP2003093900A (ja) 2003-04-02
JP2003093900A5 JP2003093900A5 (ja) 2005-07-07

Family

ID=19113689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001291566A Pending JP2003093900A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 精米機の駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003093900A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4994760B2 (ja) 精米方法および精米機
JP2003093900A (ja) 精米機の駆動制御装置
KR200492151Y1 (ko) 곡물 분쇄장치
JP3823515B2 (ja) 無人籾摺精米施設
JP3811016B2 (ja) 精米機
JP3192608B2 (ja) 自動精米装置
JP4413819B2 (ja) 家庭用精米機
JP3199449B2 (ja) 精米器
JP4064293B2 (ja) コイン式籾摺精米装置
JPH10165828A (ja) 籾摺ロ−ル間隙の制御装置
JPH08257422A (ja) 無人籾摺精米施設
JP3528530B2 (ja) 無人精米装置
JP4178200B2 (ja) コイン精米機
JP2952129B2 (ja) 自動精米装置
JP3823516B2 (ja) 無人籾摺精米施設
JPH11104504A (ja) 精米機の制御装置
JP3454649B2 (ja) 精米設備の石抜装置
JPH10277407A (ja) 籾摺精米装置の籾摺ロール間隙制御装置
JPH01270949A (ja) 脱ふロール間隙制御装置
JPH10309480A (ja) 自動精米装置
JP3406200B2 (ja) 精米機の制御装置および制御方法
JPH08299814A (ja) 摩擦系圧力式精米機
JPH1176843A (ja) 籾摺精米装置の籾摺装置
JP2853146B2 (ja) 精米装置における精白抵抗制御装置
JPH06226118A (ja) 籾摺ロ−ルの間隙調節装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041110

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050920

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060207