JP2003093693A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003093693A
JP2003093693A JP2001290416A JP2001290416A JP2003093693A JP 2003093693 A JP2003093693 A JP 2003093693A JP 2001290416 A JP2001290416 A JP 2001290416A JP 2001290416 A JP2001290416 A JP 2001290416A JP 2003093693 A JP2003093693 A JP 2003093693A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の前面部を従来にない斬新なデザイン
にすることが可能となり、遊技者の興味を強く引きつけ
ることができる遊技機を提供する。 【解決手段】 前枠3の前側を被覆する樹脂製の前面カ
バー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前枠3の
前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左端上部
に取り付けられる軸支持部材11とによって支えられて
開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー
部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開設され
ると共に、この窓部12の下端縁部から斜め前方向に突
出する壁部15と、この壁部15の下端縁部から前側方
向に突き出して設けられて、払い出される賞球を受ける
所定深さの上側球貯留部材22と、この上側球貯留部材
22の前面上端縁部から下側球貯留部材30の下側を覆
うように略半球状に延出される延出部材32とから形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、賞球を受ける上側
球貯留部材の前面部から下側球貯留部材の前面部に渡っ
て覆う装飾部材を備えた遊技機に関し、特に、上側球貯
留部材の前面上端縁部から延出される延出部材によって
上側球貯留部材の前面部から下側球貯留部材の前面部に
渡って全面が覆われることにより、上側球貯留部材の下
側に開口部が形成されないため、遊技機の前面部を従来
にない斬新なデザインにすることが可能となり、遊技者
の興味を強く引きつけることができる遊技機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ機等の遊技機におい
ては、上皿と下皿の前面部を覆うカバー部材が設けられ
る遊技機が種々提案されている。
【0003】例えば、特開平9−234280号公報に
記載された弾球遊技機では、弾球遊技機本体に前枠を設
け、この前枠に、遊技盤と、遊技盤上に遊技球を発射す
る発射手段の発射ハンドルと、前枠から前方に突出する
下皿とを設けた弾球遊技機において、前枠に、この前枠
を前面側から覆う合成樹脂製の化粧カバーを設け、この
化粧カバーに、下皿をその前後から覆う下皿カバーを一
体に設け、この下皿カバーに、下皿の上端開口に対応す
る下皿開口部が形成されている。これにより、前面側の
デザインを質感、量感に溢れ豪華且つ斬新なものにする
等、そのデザインを容易に選択し決定できると共に、機
種相互間でもデザインを容易に変更でき、しかも安価に
製作できる上に、下皿カバーを化粧カバーと構造的に一
体化することによって、化粧カバーと下皿カバー部とを
デザイン的にも容易に統一できる利点がある。
【0004】また、当該弾球遊技機では、弾球遊技機本
体に前枠を開閉自在に設け、この前枠に、遊技盤と、遊
技盤上に遊技球を発射する発射手段の発射ハンドルとを
設け、遊技盤の下側に、発射手段の発射機構を点検し得
るように開閉板を設け、この開閉板に、発射機構に遊技
球を1個づつ供給するための上皿を設け、この上皿の下
側で発射ハンドルの側方に、上皿から溢流した遊技球を
受ける下皿を設けた弾球遊技機において、前枠に、この
前枠を前面側から覆う合成樹脂製の化粧カバーを設け、
この化粧カバーに、下皿をその前後から覆う下皿カバー
を一体に設け、この下皿カバーに、下皿の上端開口に対
応する下皿開口部が形成されている。これにより、前面
側のデザインを質感、量感に溢れ豪華且つ斬新なものに
する等、そのデザインを容易に選択し決定できると共
に、機種相互間でもデザインを容易に変更でき、しかも
下皿に対する遊技球の出し入れを容易にできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平9−234280号公報に記載された各弾球遊
技機においては、上皿の下側に開口部を有する下皿が配
置されている従来のパチンコ機などの遊技機の基本デザ
インと同様に、下皿をその前後から覆う下皿カバーに、
下皿の上端開口に対応する下皿開口部が形成されている
ため、遊技機の前面部を従来にない斬新なデザインにす
ることが困難であり、遊技者に対して大きなインパクト
を与えて遊技への興味を強く引きつけることが難しいと
いう問題がある。
【0006】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、上側球貯留部材の前面
上端縁部から延出される延出部材によって上側球貯留部
材の前面部から下側球貯留部材の前面部に渡って全面が
覆われることにより、上側球貯留部材の下側に開口部が
形成されないため、遊技機の前面部を従来にない斬新な
デザインにすることが可能となり、遊技者の興味を強く
引きつけることができる遊技機を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る遊技機は、遊技者側の前面に突出して設
けられて、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材
と、前記上側球貯留部材の下側に配置されて、該上側球
貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留
部材とを備え、前記上側球貯留部材は、該上側球貯留部
材の前面上端縁部から前記下側球貯留部材の下側まで延
出される延出部材を有し、前記下側球貯留部材は、前記
延出部材の後側に配設されると共に、該延出部材によっ
て上方前面部が塞がれていることを特徴とする。
【0008】このような特徴を有する請求項1に係る遊
技機においては、払い出される賞球を受ける上側球貯留
部材が遊技者側の前面に突出して設けられている。ま
た、この上側球貯留部材の下側には、この上側球貯留部
材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材が
配置されている。そして、この下側球貯留部材は、上側
球貯留部材の前面上端縁部から該下側球貯留部材の下側
まで延出される延出部材によって覆われて、延出部材の
後側に配設されている。また、下側球貯留部材の上方前
面部は、該延出部材によって塞がれている。これによ
り、上側球貯留部材の前面上端縁部から延出される延出
部材によって上側球貯留部材の前面部から下側球貯留部
材の前面部に渡って全面が覆われることにより、上側球
貯留部材の下側に開口部が形成されないため、遊技機の
前面部を従来にない斬新なデザインにすることが可能と
なり、遊技者の興味を強く引きつけることができる。
【0009】また、請求項2に係る遊技機は、請求項1
に記載の遊技機において、外枠と、前記外枠に遊技者側
の前面側にて開閉可能となるように取り付けられて、略
中央部に窓部を有する前面カバー部材とを備え、前記上
側球貯留部材は、前記前面カバー部材と一体に設けられ
ていることを特徴とする。
【0010】このような特徴を有する請求項2に係る遊
技機においては、請求項1に記載の遊技機において、外
枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように取り付
けられて、略中央部に窓部を有する前面カバー部材と、
前記上側球貯留部材とは一体に設けられている。これに
より、前面カバー部材を開閉することによって上側球貯
留部材や延出部材が一体となって開閉されるため、遊技
盤などの点検・調整と同時に下側球貯留部材などが配設
される機構部分を点検・調整することができて、保守点
検作業の効率化を図ることができる。また、前面カバー
部材と上側球貯留部材とが一体に設けられるため、下側
球貯留部材の上方に連通する開口部がない前面カバー部
材によって遊技機の前面部を覆うことができて、従来に
ないより斬新なデザインにすることが可能となり、遊技
者の興味を更に強く引きつけることができる。
【0011】また、請求項3に係る遊技機は、請求項1
に記載の遊技機において、外枠と、前記外枠に遊技者側
の前面側にて開閉可能となるように取り付けられて、略
中央部に窓部を有する前面カバー部材とを備え、前記上
側球貯留部材は、前記前面カバー部材と別体に設けられ
ていることを特徴とする。
【0012】このような特徴を有する請求項3に係る遊
技機では、請求項1に記載の遊技機において、外枠に遊
技者側の前面側にて開閉可能となるように取り付けられ
て、略中央部に窓部を有する前面カバー部材と、前記上
側球貯留部材とは別体に設けられている。これにより、
前面カバー部材を開閉して行う遊技盤などの点検・調整
作業と、上側球貯留部材や延出部材を開閉して行う下側
球貯留部材などが配設される機構部分などの点検・調整
作業とを別々に行うことができるため、遊技中に比較的
多く発生する遊技盤などの点検・調整作業を、遊技者が
座ったままで行うことができ、遊技者の興趣を損なうこ
とを防止することができる。また、遊技機の前面部は、
前面カバー部材と上側球貯留部材の前面上端縁部から延
出される延出部材とによって覆われるため、遊技機の前
面部に下側球貯留部材の上方に連通する開口部を有しな
い新しいデザイン、即ち、従来にないより斬新なデザイ
ンにすることが可能となり、遊技者の興味を更に強く引
きつけることができる。
【0013】また、請求項1乃至請求項3に記載の遊技
機において、前記延出部材は、複数の部材から構成され
ることを特徴とする。これにより、延出部材を構成する
複数の部材は、小型部品にすることが可能となるため、
成形性の向上を図ることができるとともに、個々の部材
毎に修理・交換をすることが可能となって維持費の削減
化を図ることができる。また、請求項1乃至請求項3に
記載の遊技機において、前記延出部材は、該延出部材を
構成する複数の部材と、前記各部材が取り付けられる基
体部材とを有する構成であることを特徴とする。従っ
て、複数の部材を基体部材に取り付けることによって延
出部材が構成される。これにより、延出部材を構成する
複数の部材は、小型部品とすることが可能となるため、
成形性の向上を図ることができるとともに、個々の部材
を基体部材から取り外し・取り付けることによって、各
部材毎の修理・交換をすることが可能となって維持費の
削減化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機をパチ
ンコ機について具体化した第1及び第2実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。先ず、第1実施形態に係る
パチンコ機の全体概略構成について図1乃至図5に基づ
き説明する。図1は第1実施形態に係るパチンコ機全体
を示した正面図である。図2は第1実施形態に係るパチ
ンコ機全体を示した側面図である。図3は第1実施形態
に係るパチンコ機全体を示した平面図である。図4は第
1実施形態に係るパチンコ機全体を示した側断面図であ
る。図5は第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー
部材を開いた状態を示す正面図である。尚、図1及び図
5では遊技領域上のゲート等の構造物を省略して示す。
【0015】図1乃至図4に示すように、第1実施形態
に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球とし
て払い出す、いわゆる第1種パチンコ機である。パチン
コ機1は、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3が、前
枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を
介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。
そして、この前枠3のほぼ中央部には、後述のように略
四角形の窓部7が形成され、この窓部7には、遊技盤8
が前面側から取付けられている(図4、図5参照)。
【0016】また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製
の前面カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、
前枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの
左端上部に取り付けられる軸支持部材11とによって支
えられて開閉自在に取り付けられている(図5参照)。
この前面カバー部材10は、前面部が正面視略卵形に前
面側へ膨出して形成されると共に、閉じられた場合に
は、この前面カバー部材10の下端周縁部と正面視略逆
半月形に上端縁部が凹む前面パネル部3Aとが、連続し
た面を構成するように形成されている。また、この前面
カバー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開
設されると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前
側方向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部
から前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞
球を受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側
球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材30
の下側を覆うように正面視略半球状に延出される延出部
材32とから形成されている。
【0017】また、前面カバー部材10のほぼ中央部に
開設される窓部12には、球面上に外側方向に膨出する
透明な前面カバー13が前面側から嵌着されると共に、
この前面カバー13の後側にはガラス板14(図4参
照)が装着されている。従って、前面カバー13とガラ
ス板14とを通して遊技盤8上に構成される遊技領域が
見えるようになっている。また、前面カバー部材10の
窓部12の左右の周辺部には、左右方向に直線状に配設
された発光LED9が、複数本ずつ上下方向にほぼ平行
に配列されている。
【0018】また、前面カバー部材10の窓部12の下
端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15の略中央
部には、横長四角形の開口部16が開設されている。そ
して、前面カバー部材10を閉じた場合には、この開口
部16を介して、斜め上向きに取り付けられて変動図柄
等が表示されるLCD表示器17の画面が、斜め上から
見えるように構成されている。また、この開口部16の
左右には、正面視三角形状に多数の小孔が穿設される一
対の網目部18、18が形成されている。この各網目部
18、18は、前面カバー部材10が閉じられた場合
に、後述の前枠3に配設される一対のスピーカ20、2
0(図5には、1個のスピーカ20が示されている。)
と対向している。
【0019】また、払い出される賞球を受ける上側球貯
留部材22の左奥側の壁面部には、パチンコ機1の背面
部に設けられて賞球や貸球を払い出す公知の払い出し機
構(特開平11−309265号公報等参照)から払い
出される賞球等を上側球貯留部材22に案内する賞球払
い出し口23が設けられている。また、上側球貯留部材
22のパチンコ球が発射装置25(図5参照)へ不図示
の球送り機構を介して送られるように構成されている。
この発射装置25は、前面パネル部3Aに立設される操
作ハンドル26の回動操作によって発射力が調整される
ように構成されている。また、パチンコ機1の左右方向
の中心線に対して操作ハンドル26のほぼ対称な位置に
は、前面パネル部3Aの前面部から遊技者側に突き出し
て設けられる開閉可能式の灰皿27が取り付けられてい
る。
【0020】また、上側球貯留部材22の右側上端面の
右外側には球抜きボタン28が配設されており、遊技者
が球抜きボタン28を押下することにより、上側球貯留
部材22にあるパチンコ球が、該上側球貯留部材22の
下側に配設される透明な樹脂製の下側球貯留部材30に
不図示の案内筒部材を介して流れ込むように構成されて
いる。
【0021】また、上側球貯留部材22の前面上端縁部
から正面視略半球状に延出される延出部材32の下側球
貯留部材30の底面部に対向する部分には、開口部32
Aが形成され、この透明な下側球貯留部材30内のパチ
ンコ球が見えるように構成されている。また、この延出
部材32の略中央部には、断面略円形の凹部34が形成
されて、この凹部34内に球抜きダイヤルレバー35が
回動可能に取り付けられている。この球抜きダイヤルレ
バー35は、前面カバー部材10を閉じた場合に、下側
球貯留部材30の球抜き機構部33に接続され、該球抜
きレバー35を一方向に操作することにより、下側球貯
留部材30の下端部に形成される球抜き孔37を覆うス
ライド板部材38が左右方向に移動して、この球抜き孔
37から開口部32Aを介して下方にパチンコ球が落下
することとなる。尚、球抜きダイヤルレバー35は、球
抜き機構部33の不図示のバネにより反対回転方向に付
勢されている。
【0022】また、球抜きダイヤルレバー35の上側に
は、各スピーカ20、20の音量を調整できる音量調整
用操作部材40が配設されている。この場合、音量調整
用操作部材40はタッチ型であって、遊技者等が音量調
整用操作部材40の左側のボタンを押すことによって音
量が小さくなり、該音量調整用操作部材40の右側のボ
タンを押すことによって音量が大きくなるため、その音
量を調整でき、遊技者は各スピーカ20、20を介して
遊技に応じた音等を所望の音量で聴くことができる。
【0023】また、図4に示すように、パチンコ機1の
裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク45が前枠
3の裏面に固定されている。この賞球タンク45は、傾
斜した底面に不図示の連通孔が形成され、その連通孔の
下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、不図示の賞球
や貸球を払い出す払出機構にパチンコ球を送る通路を形
成するタンクレール46が取付けられている。また、遊
技盤8の裏面を覆うセンターカバ47が前枠3の裏面に
取り付けられている。このセンターカバ47の背面部に
は、不図示のパチンコ機1の賞球の払い出し制御等を制
御する制御回路が構成された主基板が収納されるカバー
48と、不図示の賞球払い出し機構を制御する制御回路
が構成された賞球制御基板が収納されるカバー49等が
配設されている。また、センターカバ47の下側には、
賞球払い出し口23から溢れた賞球を下側球貯留部材3
0に案内する案内樋50が、前枠3の背面部に配設され
ている。また、案内樋50の背面部には、不図示の音楽
制御基板が収納されるカバー51が配設されている。ま
た、この案内樋50と下側球貯留部材30とは、前枠3
の下側球貯留部材30の裏面に対向する位置に穿設され
る断面略四角形の貫通孔52を介して連通している。こ
れにより、上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球
は、案内樋50及び貫通孔52を介して下側球貯留部材
30に案内されて貯留される。
【0024】次に、前面カバー部材10の開閉機構及び
開閉操作について説明する。図5に示すように、前枠3
の右側端縁部の縦方向略中央部には、断面略斜め菱形の
鍵取付部55が前面側に突き出して設けられている。そ
して、前面カバー部材10の鍵取付部55に対向する部
分には、閉じられた場合に、該鍵取付部55が嵌合され
る溝部56が形成されている。また、前枠3の右側端縁
部の裏面には、前面カバー部材10を施錠する公知の施
錠装置57が設けられている(特開平10−30936
3号公報参照)。そして、鍵取付部55の略中央部に
は、この施錠装置57のシリンダ錠58が裏側から挿入
される貫通孔55Aが形成されている。また、鍵取付部
55の上下には、縦長四角形の一対の貫通孔60、60
が穿設され、施錠装置57に回動可能に設けられる各錠
爪61、61が前枠3の裏側から挿通されている。この
各錠爪61、61は、前面カバー部材10の右側端縁部
の裏側面に設けられる不図示の係合部材に係合し、シリ
ンダ錠58に所定のキーを挿入して所定方向(本第1実
施形態では、反時計方向)に回せば、各錠爪61、61
が上方向に回動して前面カバー部材10の開錠作動をす
るようになっている。一方、施錠装置57の上下端部に
は、外枠2の内側に設けられる不図示の係合部材に係合
する不図示の一対の前面枠錠爪が回動可能に設けられ、
シリンダ錠58に所定のキーを挿入して反対方向(本第
1実施形態では、時計方向)に回せば、各前面枠錠爪が
上下方向に回動して前枠3の開錠作動をするようになっ
ている。
【0025】また、シリンダ錠58に所定のキーを挿入
して所定方向(本第1実施形態では、反時計方向)に回
して前面カバー部材10を開錠し、該前面カバー部材1
0を前面側に開いた場合には、前枠3の前面部に取り付
けられる下側球貯留部材30、発射装置25、LCD表
示器17、各スピーカ20、20、及び遊技盤8の前面
部が現れる。ここで、LCD表示器17及び各スピーカ
20、20は、正面視横長四角形の組付部材63の前面
部に取り付けられている。また、この組付部材63の左
端縁部は、前枠3の前面側に回動可能に軸支されてい
る。そして、この組付部材63の背面部が前枠3の前面
に当接されると共に、該組付部材63の右端縁部に形成
される凹部64に、前枠3の前面部に回動可能に立設さ
れるL字形固定レバー65の軸部が嵌合され、該L字形
固定レバー65を下方向に回動することによって、組付
部材63が前枠3の前面部に当接して固定される。従っ
て、L字形固定レバー65を上方向に回動して、組付部
材63を前面側に開くことによって、LCD表示器17
及び各スピーカ20、20の点検・調整、遊技盤8の取
り付け・取り外し、及び発射レール66の点検・調整な
どを前枠3の前面側から行うことができる。
【0026】以上説明した通り第1実施形態に係るパチ
ンコ機1では、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3
が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒン
ジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられて
いる。また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製の前面
カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前枠3
の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左端上
部に取り付けられる軸支持部材11とによって支えられ
て開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバ
ー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開設さ
れると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前側方
向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部から
前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞球を
受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側球貯
留部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材30の下
側を覆うように正面視略半球状に延出される延出部材3
2とから形成されている。そして、シリンダ錠58に所
定のキーを挿入して所定方向に回して前面カバー部材1
0を開錠し、該前面カバー部材10を前面側に開いた場
合には、前枠3の前面部に取り付けられる下側球貯留部
材30、発射装置25、LCD表示器17、各スピーカ
20、20、及び遊技盤8の前面部が現れる。
【0027】従って、シリンダ錠58を開錠して前面カ
バー部材10を開閉することによって、前面カバー1
3、壁部15、上側球貯留部材22及び延出部材32等
が一体となって開閉されるため、遊技盤8や発射装置2
5などの点検・調整と同時に下側球貯留部材30などが
配設される機構部分を点検・調整することができて、保
守点検作業の効率化を図ることができる。また、下側球
貯留部材30は、上側球貯留部材22の前面上端縁部か
ら正面視略半球状に延出される延出部材32によって覆
われるため、下側球貯留部材30の上方に連通する開口
部がない前面カバー部材10によってパチンコ機1の前
面部を覆うことができて、上側球貯留部材22の下側に
下側球貯留部材30の上方に連通する開口部を有しない
新しいデザイン、即ち、従来にないより斬新なデザイン
にすることが可能となり、遊技者の興味を更に強く引き
つけることができる。
【0028】次に、第2実施形態に係るパチンコ機につ
いて説明する。第2実施形態に係るパチンコ機の概略全
体構成は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ
構成である。但し、第2実施形態に係るパチンコ機は、
前枠3の前面部の上約2/3が上側前面カバー部材で覆
われ、該前枠3の前面部の下約1/3が下側前面カバー
部材で覆われる点において、第1実施形態に係るパチン
コ機1と異なっている。
【0029】ここで、第2実施形態に係るパチンコ機の
概略全体構成について図6乃至図9に基づいて説明す
る。図6は第2実施形態に係るパチンコ機全体を示した
正面図である。図7は第2実施形態に係るパチンコ機全
体を示した側面図である。図8は第2実施形態に係るパ
チンコ機の上側前面カバー部材を開いた状態を示す正面
図である。図9は第2実施形態に係るパチンコ機の上側
前面カバー部材と下側前面カバー部材とを開いた状態を
示す正面図である。尚、図6乃至図9において上記第1
実施形態に係るパチンコ機1と同一符号は、上記パチン
コ機1と同一あるいは相当部分を示すものである。ま
た、図6、図8及び図9では遊技領域上のゲート等の構
造物を省略して示す。
【0030】図6及び図7に示すように、第2実施形態
に係るパチンコ機71は、木製の外枠2に対して樹脂製
の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及
び下ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付
けられている。そして、この前枠3のほぼ中央部には、
後述のように略四角形の窓部7が形成され、この窓部7
には、遊技盤8が前面側から取付けられている(図8、
図9参照)。
【0031】また、この前枠3の前側の上約2/3の部
分は、樹脂製の上側前面カバー部材72で覆われると共
に、該前枠3の前側の下約1/3の部分は、樹脂製の下
側前面カバー部材73によって覆われている。この上側
前面カバー部材72は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前
枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左
端上部に取り付けられて、下側前面カバー部材73の左
端部を貫通して突出する軸支持部材74とによって支え
られて開閉自在に取り付けられている(図8参照)。ま
た、下側前面カバー部材73は、この軸支持部材74を
介して左端部が回動可能に支持され、開閉自在に取り付
けられている(図9参照)。そして、この上側前面カバ
ー部材72と下側前面カバー部材73とが閉じられた場
合には、前面部が正面視略卵形に前面側へ膨出して形成
されると共に、下側前面カバー部材73の下端周縁部と
正面視略逆半月形に上端縁部が凹む前面パネル部3Aと
が、連続した面を構成するように形成されている。
【0032】また、上側前面カバー部材72は、ほぼ中
央部に略円形の窓部12が開設されると共に、この窓部
12の下端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15
が形成されている。この上側前面カバー部材72の窓部
12には、球面上に外側方向に膨出する透明な前面カバ
ー13が前面側から嵌着されると共に、この前面カバー
13の後側にはガラス板14(図4参照)が装着されて
いる。従って、前面カバー13とガラス板14とを通し
て遊技盤8上に構成される遊技領域が見えるようになっ
ている。また、前面カバー部材10の窓部12の左右の
周辺部には、左右方向に直線状に配設された発光LED
9が、複数本ずつ上下方向にほぼ平行に配列されてい
る。また、上側前面カバー部材72の窓部12の下端縁
部から斜め下前側方向に突出する壁部15の略中央部に
は、横長四角形の開口部16が開設されている。そし
て、上側前面カバー部材72を閉じた場合には、この開
口部16を介して、斜め上向きに取り付けられて変動図
柄等が表示されるLCD表示器17の画面が、斜め上か
ら見えるように構成されている。また、この開口部16
の左右には、正面視三角形状に多数の小孔が穿設される
一対の網目部18、18が形成されている。この各網目
部18、18は、上側前面カバー部材72が閉じられた
場合に、後述のように前枠3に配設される一対のスピー
カ20、20(図8及び図9には、1個のスピーカ20
が示されている。)と対向している。また、壁部15の
下端縁部には、略水平後側に延出される延出部が形成さ
れており、閉じた場合には、この延出部の後側端縁部
は、下側前面カバー部材72の上端面部に当接して、連
続した面を構成するように形成されている。
【0033】一方、下側前面カバー部材73は、上端縁
部の少し下側から前側方向に突き出して設けられて、払
い出される賞球を受ける所定深さの上側球貯留部材76
と、この上側球貯留部材76の前面上端縁部から下側球
貯留部材30の下側を覆うように正面視略半球状に延出
される延出部材77とから形成されている。また、上側
球貯留部材76の左奥側の壁面部には、パチンコ機71
の背面部に設けられて賞球や貸球を払い出す公知の払い
出し機構(特開平11−309265号公報等参照)か
ら払い出される賞球等を上側球貯留部材76に案内する
賞球払い出し口79が設けられている。また、上側球貯
留部材76のパチンコ球が発射装置25(図9参照)へ
不図示の球送り機構を介して送られるように構成されて
いる。この発射装置25は、前面パネル部3Aに立設さ
れる操作ハンドル26の回動操作によって発射力が調整
されるように構成されている。また、パチンコ機71の
左右方向の中心線に対して操作ハンドル26のほぼ対称
な位置には、前面パネル部3Aの前面部から遊技者側に
突き出して設けられる開閉可能式の灰皿27が取り付け
られている。
【0034】また、上側球貯留部材76の右側上端面の
右外側には球抜きボタン80が配設されており、遊技者
が球抜きボタン80を押下することにより、上側球貯留
部材76にあるパチンコ球が、該上側球貯留部材76の
下側に配設される透明な樹脂製の下側球貯留部材30に
不図示の案内筒部材を介して流れ込むように構成されて
いる。
【0035】また、上側球貯留部材76の前面上端縁部
から正面視略半球状に延出される延出部材77の下側球
貯留部材30の底面部に対向する部分には、開口部77
Aが形成され、この透明な下側球貯留部材30内のパチ
ンコ球が見えるように構成されている。また、この延出
部材77の略中央部には、断面略円形の凹部82が形成
されて、この凹部82内に球抜きダイヤルレバー35が
回動可能に取り付けられている。この球抜きダイヤルレ
バー35は、下側前面カバー部材73を閉じた場合に、
下側球貯留部材30の球抜き機構部33に接続され、該
球抜きレバー35を一方向に操作することにより、下側
球貯留部材30の下端部に形成される球抜き孔37を覆
うスライド板部材38が左右方向に移動して、この球抜
き孔37から開口部77Aを介して下方にパチンコ球が
落下することとなる。尚、球抜きダイヤルレバー35
は、球抜き機構部33の不図示のバネにより反対回転方
向に付勢されている。
【0036】また、球抜きダイヤルレバー35の上側に
は、各スピーカ20、20の音量を調整できる音量調整
用操作部材40が配設されている。この場合、音量調整
用操作部材40はタッチ型であって、遊技者等が音量調
整用操作部材40の左側のボタンを押すことによって音
量が小さくなり、該音量調整用操作部材40の右側のボ
タンを押すことによって音量が大きくなるため、その音
量を調整でき、遊技者は各スピーカ20、20を介して
遊技に応じた音等を所望の音量で聴くことができる。
【0037】次に、上側前面カバー部材72と下側前面
カバー部材73の開閉操作について図8及び図9に基づ
いて説明する。先ず、上側前面カバー部材72の開閉機
構及び開閉操作について図8に基づいて説明する。図8
に示すように、前枠3の右側端縁部の縦方向略中央部に
は、断面略斜め菱形の鍵取付部55が前面側に突き出し
て設けられている。そして、上側前面カバー部材72の
鍵取付部55に対向する部分には、閉じられた場合に、
該鍵取付部55が嵌合される溝部85が形成されてい
る。また、前枠3の右側端縁部の裏面には、上側前面カ
バー部材72を施錠する公知の施錠装置57が設けられ
ている。そして、鍵取付部55の略中央部には、この施
錠装置57のシリンダ錠58が裏側から挿入される貫通
孔55Aが形成されている。また、鍵取付部55の上下
には、縦長四角形の一対の貫通孔60、60が穿設さ
れ、施錠装置57に回動可能に設けられる各錠爪61、
61が前枠3の裏側から挿通されている。この各錠爪6
1、61は、上側前面カバー部材72の右側端縁部の裏
側面に設けられる不図示の係合部材に係合し、シリンダ
錠58に所定のキーを挿入して所定方向(本第2実施形
態では、反時計方向)に回せば、各錠爪61、61が上
方向に回動して上側前面カバー部材72の開錠作動をす
るようになっている。一方、施錠装置57の上下端部に
は、外枠2の内側に設けられる不図示の係合部材に係合
する不図示の一対の前面枠錠爪が回動可能に設けられ、
シリンダ錠58に所定のキーを挿入して反対方向(本第
2実施形態では、時計方向)に回せば、各前面枠錠爪が
上下方向に回動して前枠3の開錠作動をするようになっ
ている。
【0038】また、シリンダ錠58に所定のキーを挿入
して所定方向(本第2実施形態では、反時計方向)に回
して上側前面カバー部材72を開錠し、該上側前面カバ
ー部材72を前面側に開いた場合には、前枠3の前面部
に取り付けられる遊技盤8の前面部、LCD表示器1
7、及び各スピーカ20、20が現れる。これにより、
遊技盤8の点検・調整などを前枠3の前面側から行うこ
とができる。
【0039】次に、下側前面カバー部材73の開閉機構
及び開閉操作について図8及び図9に基づいて説明す
る。図8及び図9に示すように、下側前面カバー部材7
3の右端縁部の内側面には、ロック解除レバー87が設
けられている。このロック解除レバー87は、不図示の
バネによって上側方向に付勢されると共に、不図示の係
合爪が後側方向に突き出して形成されている。一方、下
側前面カバー部材73を閉じた際に、この下側前面カバ
ー部材73のロック解除レバー87に対向する前枠3の
前面部には、鋼板製の係合部材88が取り付けられてい
る。この係合部材88は、前枠3の前面部に垂設される
と共に、前端縁部の約上側半分の部分が左側方向へ略直
角に延出されて延出部88Aが形成されている。そし
て、下側前面カバー部材73を閉じた場合には、ロック
解除レバー87の係合爪は、係合部材88の延出部88
Aの下端部に係合し、ロック状態になる。また、このロ
ック解除レバー87を下側方に押し下げることにより、
ロック状態が解除されて、下側前面カバー部材73が前
面側に開かれる。また、下側前面カバー部材73を前面
側に開いた場合には、前枠3の前面部下方に配設される
LCD表示器17及び各スピーカ20、20が組み付け
られる組付部材63の下端部、下側球貯留部材30、及
び発射装置25等が現れる。従って、L字形固定レバー
65を上方向に回動して、組付部材63を前面側に開く
ことによって、LCD表示器17及び各スピーカ20、
20の点検・調整、遊技盤8の取り付け・取り外し、及
び発射レール66の点検・調整などを前枠3の前面側か
ら行うことができる。
【0040】以上説明した通り第2実施形態に係るパチ
ンコ機71では、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3
が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒン
ジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられて
いる。また、この前枠3の前側の上約2/3の部分は、
樹脂製の上側前面カバー部材72で覆われると共に、該
前枠3の前側の下約1/3の部分は、樹脂製の下側前面
カバー部材73によって覆われている。この上側前面カ
バー部材72は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前枠3の
前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左端上部
に取り付けられて、下側前面カバー部材73の左端部を
貫通して突出する軸支持部材74とによって支えられて
開閉自在に取り付けられている(図8参照)。また、下
側前面カバー部材73は、この軸支持部材74を介して
左端部が回動可能に支持され、開閉自在に取り付けられ
ている。そして、シリンダ錠58に所定のキーを挿入し
て所定方向に回して上側前面カバー部材72を開錠し、
該上側前面カバー部材72を前面側に開いた場合には、
前枠3の前面部に取り付けられる遊技盤8、LCD表示
器17、及び各スピーカ20、20の前面部が現れる。
続いて、ロック解除レバー87を下側に押し下げて下側
前面カバー部材73を前面側に開いた場合には、前枠3
の前面部に取り付けられる組付部材63の下端部、下側
球貯留部材30、及び発射装置25などが現れる。
【0041】従って、シリンダ錠58を開錠して上側前
面カバー部材72を開閉して行う遊技盤8などの点検・
調整作業と、該上側前面カバー部材72を前面側に開い
てからロック解除レバー87を解除して下側前面カバー
部材73を開閉して行うLCD表示器17及び各スピー
カ20、20の点検・調整、遊技盤8の取り付け・取り
外し、及び発射レール66の点検・調整などの点検・調
整作業とを別々に行うことができるため、遊技中に比較
的多く発生する遊技盤8などの点検・調整作業を、遊技
者が座ったままで行うことができ、遊技者の興趣を損な
うことを防止することができる。また、パチンコ機71
の前面部は、上側前面カバー部材72と下側前面カバー
部材73とによって覆うことができて、上側球貯留部材
76の下側に下側球貯留部材30の上方に連通する開口
部を有しない新しいデザイン、即ち、従来にないより斬
新なデザインにすることが可能となり、遊技者の興味を
更に強く引きつけることができる。
【0042】尚、本発明は、前記第1及び第2実施形態
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論であ
る。例えば、以下のようにしてもよい。 (a)前記第1及び第2実施形態では、下側球貯留部材
30は、前枠3の前面部に設けられているが、この前枠
3を貫通して前枠3の裏面まで延出して設けてもよい。
これにより、下側球貯留部材30を容易に大型化するこ
とができ、より多くの遊技球を貯留することができる。 (b)前記第1及び第2実施形態では、各延出部材3
2、77の下端部に形成される各開口部32A、77A
は、前側と後側とが連通しているが、この各開口部32
A、77Aを閉塞するように透明または半透明のカバー
部材を取り付ける構成にしてよい。これにより、各開口
部32A、77Aと下側球貯留部材30の底面部との隙
間から、埃などが内側に入るのを防止することができ
る。 (c)前記第1及び第2実施形態では、壁部15に開設
される開口部16は、前側と後側とが連通しているが、
この開口部16を閉塞するように透明のカバー部材を取
り付ける構成にしてよい。これにより、開口部16とL
CD表示器17との隙間から、埃などが内側に入るのを
防止することができる。 (d)前記第2実施形態では、上側前面カバー部材72
は、窓部12を有する部分と壁部15とが一体に形成さ
れているが、上側前面カバー部材72は、窓部12を有
する部分のみにより形成されると共に、下側前面カバー
部材73を壁部15、上側球貯留部材76、及び延出部
材77が一体に形成される構成にしてもよい。これによ
り、遊技盤8の点検・調整などの場合には、窓部12を
有する部分だけを前面側に開く構成にすることができる
ため、遊技中に比較的多く発生する遊技盤8などの点検
・調整作業を、遊技者が座ったままで更に容易に行うこ
とができ、遊技者の興趣を損なうことを確実に防止する
ことができる。 (e)前記第1及び第2実施形態では、各延出部材3
2、77は、一体成形品によって形成しているが、複数
の成形部品で構成されていてもよい。これにより、各部
品を小型化して成形性の向上を図ることができるととも
に、各部品毎の取り付け・取り外しが可能となり修理・
交換費用の削減化を図ることができる。また、各延出部
材32、77の一の部材によって各上側球貯留部材2
2、76と下側球貯留部材30との前側を覆っている
が、各延出部材32、77を、各上側球貯留部材22、
76の前側を覆う部品と、下側球貯留部材30の前側を
覆う部品とに分けて形成し、これらの複数の部品を同一
の基体部材(例えば、梁部材や枠部材など)に取り付け
ることによって、一体となって各上側球貯留部材22、
76と下側球貯留部材30との前側を覆う構成にしても
よい。これにより、各部品を小型化して成形性の向上を
図ることができるとともに、各部品毎の取り付け・取り
外しが可能となり修理・交換費用の削減化を図ることが
できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の遊技機で
は、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材が遊技者
側の前面に突出して設けられている。また、この上側球
貯留部材の下側には、この上側球貯留部材から溢れた遊
技球を受けて貯留する下側球貯留部材が配置されてい
る。そして、この下側球貯留部材は、上側球貯留部材の
前面上端縁部から該下側球貯留部材の下側まで延出され
る延出部材によって覆われて、延出部材の後側に配設さ
れている。また、下側球貯留部材の上方前面部は、該延
出部材によって塞がれている。これにより、上側球貯留
部材の前面上端縁部から延出される延出部材によって上
側球貯留部材の前面部から下側球貯留部材の前面部に渡
って全面が覆われることにより、上側球貯留部材の下側
に開口部が形成されないため、遊技機の前面部を従来に
ない斬新なデザインにすることが可能となり、遊技者の
興味を強く引きつけることができる遊技機を提供するこ
とができる。
【0044】また、請求項2に係る遊技機では、請求項
1に記載の遊技機において、外枠に遊技者側の前面側に
て開閉可能となるように取り付けられて、略中央部に窓
部を有する前面カバー部材と、前記上側球貯留部材とは
一体に設けられている。これにより、前面カバー部材を
開閉することによって上側球貯留部材や延出部材が一体
となって開閉されるため、遊技盤などの点検・調整と同
時に下側球貯留部材などが配設される機構部分を点検・
調整することができて、保守点検作業の効率化を図るこ
とができる遊技機を提供することができる。また、前面
カバー部材と上側球貯留部材とが一体に設けられるた
め、下側球貯留部材の上方に連通する開口部がない前面
カバー部材によって遊技機の前面部を覆うことができ
て、従来にないより斬新なデザインにすることが可能と
なり、遊技者の興味を更に強く引きつけることができる
遊技機を提供することができる。
【0045】また、請求項3に係る遊技機では、請求項
1に記載の遊技機において、外枠に遊技者側の前面側に
て開閉可能となるように取り付けられて、略中央部に窓
部を有する前面カバー部材と、前記上側球貯留部材とは
別体に設けられている。これにより、前面カバー部材を
開閉して行う遊技盤などの点検・調整作業と、上側球貯
留部材や延出部材を開閉して行う下側球貯留部材などが
配設される機構部分などの点検・調整作業とを別々に行
うことができるため、遊技中に比較的多く発生する遊技
盤などの点検・調整作業を、遊技者が座ったままで行う
ことができ、遊技者の興趣を損なうことを防止すること
ができる遊技機を提供することができる。また、遊技機
の前面部は、前面カバー部材と上側球貯留部材の前面上
端縁部から延出される延出部材とによって覆われるた
め、遊技機の前面部に下側球貯留部材の上方に連通する
開口部を有しない新しいデザイン、即ち、従来にないよ
り斬新なデザインにすることが可能となり、遊技者の興
味を更に強く引きつけることができる遊技機を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正
面図である。
【図2】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した側
面図である。
【図3】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した平
面図である。
【図4】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した側
断面図である。
【図5】第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部
材を開いた状態を示す正面図である。
【図6】第2実施形態に係るパチンコ機全体を示した正
面図である。
【図7】第2実施形態に係るパチンコ機全体を示した側
面図である。
【図8】第2実施形態に係るパチンコ機の上側前面カバ
ー部材を開いた状態を示す正面図である。
【図9】第2実施形態に係るパチンコ機の上側前面カバ
ー部材と下側前面カバー部材とを開いた状態を示す正面
図である。
【符号の説明】
1、71 パチンコ機 2 外枠 3 前枠 4 上ヒンジ 5 下ヒンジ 8 遊技盤 10 前面カバー部材 11、74 軸支持部材 12 窓部 15 壁部 16 開口部 17 LCD表示器 20 スピーカ 22、76 上側球貯留部材 23、79 賞球払い出し口 30 下側球貯留部材 32、77 延出部材 32A、77A 開口部 57 施錠装置 72 上側前面カバー部材 73 下側前面カバー部材 87 ロック解除レバー 88 係合部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者側の前面に突出して設けられて、
    払い出される賞球を受ける上側球貯留部材と、 前記上側球貯留部材の下側に配置されて、該上側球貯留
    部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材
    とを備え、 前記上側球貯留部材は、該上側球貯留部材の前面上端縁
    部から前記下側球貯留部材の下側まで延出される延出部
    材を有し、 前記下側球貯留部材は、前記延出部材の後側に配設され
    ると共に、該延出部材によって上方前面部が塞がれてい
    ることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 外枠と、 前記外枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように
    取り付けられて、略中央部に窓部を有する前面カバー部
    材とを備え、 前記上側球貯留部材は、前記前面カバー部材と一体に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 外枠と、 前記外枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように
    取り付けられて、略中央部に窓部を有する前面カバー部
    材とを備え、 前記上側球貯留部材は、前記前面カバー部材と別体に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
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