JPH08131642A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Publication number
JPH08131642A
JPH08131642A JP29391794A JP29391794A JPH08131642A JP H08131642 A JPH08131642 A JP H08131642A JP 29391794 A JP29391794 A JP 29391794A JP 29391794 A JP29391794 A JP 29391794A JP H08131642 A JPH08131642 A JP H08131642A
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JP
Japan
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ball
frame
mounting
game
plate
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Pending
Application number
JP29391794A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効果音以外の報知音を遊技者の耳に正確に伝
達することが可能な弾球遊技機を提供する。 【構成】 遊技の進行に関係する効果音を発生するスピ
ーカ155と報知音を発生する圧電ブザー70とを弾球
遊技機1の相互に離れた上方位置と下方位置に配置し
た。 【効果】 スピーカ155から発生される効果音と圧電
ブザー70から報知される報知音を聞き分けることがで
きると共に、報知音が効果音によってかき消されること
がなく、報知音が遊技者に正確に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技の進行に応じた効
果音を発生する効果音発生手段を備えた弾球遊技機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ほとんどの弾球遊技機には、遊技
の進行に応じた効果音を発生するスピーカを弾球遊技機
の中央よりやや下方に位置する上皿の近傍に配置してい
た。ところで、近年、遊技の進行に応じた効果音以外の
報知音、例えば、弾球遊技機に臨設されるカードユニッ
トに所定のカードが投入されている状態で遊技者が上皿
に設けられる玉貸スイッチを操作したときに遊技玉が貸
し出される際に発生される報知音を発生するものが提案
されつつあるが、そのような報知音を発生する装置も上
皿の近傍に配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、効果音発生
装置と報知音発生装置とが比較的近い位置に配置されて
いることとなるので、特に報知音発生装置から発生され
る報知音が効果音発生装置から発生される効果音によっ
てかき消され、報知音が正確に遊技者に伝わらないとい
う欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、効果音以外の報知
音を遊技者の耳に正確に伝達することが可能な弾球遊技
機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、遊技の進行に応じた効果音
を発生する効果音発生手段を備えた弾球遊技機におい
て、該弾球遊技機には、玉貸動作に関係する報知音を発
生する報知音発生手段を設けると共に、前記効果音発生
手段と報知音発生手段とを相互に離れた位置に配置した
ことを特徴とするものである。
【0005】報知音発生手段としては、弾球遊技機に臨
設されるカードユニットに所定のカードが投入されてい
る状態で遊技者が上皿に設けられる玉貸スイッチを操作
したときに遊技玉が貸し出される際に発生される報知音
を発生するものであり、該報知音発生手段を上皿に配置
する一方、効果音発生手段を弾球遊技機の上部に配置す
ることが考えられ、また、効果音発生手段を複数のスピ
ーカから構成し、報知音発生手段を圧電ブザーから構成
することにより、離れて配置されることに加えて発生さ
れる音質を変えることによっても、報知音を遊技者に正
確に伝えることができる。
【0006】
【作用】効果音を発生する効果音発生手段と報知音を発
生する報知音発生手段とを弾球遊技機の相互に離れた位
置に配置したので、効果音発生手段から発生される効果
音と報知音発生手段から報知される報知音を聞き分ける
ことができると共に、報知音が効果音によってかき消さ
れることがなく、報知音が遊技者に正確に伝達される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。本実施例の要部を構成する弾球遊技機1
の構成について図1乃至図19を参照して説明する。図
1は、弾球遊技機1の正面図であり、図2は、弾球遊技
機1の主要構成部材である枠基体10の分解斜視図であ
り、図3は、透明板保持枠130を枠基体10に取付け
た状態での透明板保持枠130を開放した状態を示す弾
球遊技機1の斜視図であり、図4は、上皿40の分解斜
視図であり、図5は、上皿40を構成する皿部材60の
分解斜視図であり、図6は、下皿100及び灰皿114
の分解斜視図であり、図7は、灰皿114部分であって
図1のA−A線矢視断面図であり、図8(A)(B)は、
各々、灰皿114の回転動作を示す説明図であり、図9
は、透明板保持枠130の正面から見た分解斜視図であ
り、図10は、透明板保持枠130の正面図であり、図
11は、透明板保持枠130の背面図であり、図12
は、遊技盤220及び機構板180を取付けた状態での
枠基体10の背面図であり、図13は、図1のB−B線
矢視断面図であり、図14は、図1のC−C線矢視断面
図であり、図15は、図1のD−D線矢視断面図であ
り、図16は、遊技盤220の正面図であり、図17
は、遊技盤220に設けられる可変入賞球装置240の
正面から見た斜視図であり、図18は、可変入賞球装置
240の正面図であり、図19は、可変入賞球装置24
0の中央部分での断面図である。
【0008】(イ)弾球遊技機の全体構造 本実施例における弾球遊技機1としては、弾発された打
玉が遊技盤220に形成された入賞口や入賞球装置に入
賞した入賞玉に基づいて所定個数の景品玉を払い出す形
式のパチンコ遊技機を図示したものであるが、弾発され
た打玉が遊技盤に設けられる複数の入球口に入球して、
その入球口の組合せによって得点が与えられ、その得点
に応じた景品玉が払い出される形式の弾球遊技機(属に
アレンジ遊技機と称される)であってもよい。しかし
て、弾球遊技機1は、図3に示すように、縦長な方形状
に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自
在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべ
てが集約して設けられる枠基体10と、該枠基体10の
前面上部に開閉自在に設けられ且つ本実施例の要部を構
成する透明板保持枠130とから構成されている。ま
た、枠基体1に設けられる主要構成部としては、上皿4
0、灰皿114を含む下皿100、ハンドル装置12
0、機構板180、打球発射装置200、錠装置21
0、遊技盤220がある。また、図示の実施例では、弾
球遊技機1の側方にカードユニット280が付設されて
いる。以下、各構成毎に順次説明する。
【0009】(ロ)外枠 外枠2は、木製の板材を枠組み構成することにより形成
され、その一側上下に固着される軸支用金具3a,3b
に枠基体10が開閉自在に軸支される。なお、下部の軸
支用金具3bは、次に説明する当て板4の上部に固着さ
れる。また、外枠2の下部前面には、閉じたときに枠基
体10の下辺部を載置する当て板4が固定されている。
この当て板4は、図2に示すように、その中央部に前方
突出面4aが形成されており、左右の各凹面4b,4c
には、それぞれカバー部材5a,5bがビス止め固定さ
れるようになっている。更に、外枠2の開放側の内側上
下には、後に詳述する錠装置210と係脱して枠基体1
0を閉じたり開放したりするための係止金具6a,6b
(図3参照)が固着されている。この係止金具6a,6
bと錠装置210との関係については、後に詳述する。
なお、当て板4を含む外枠2を木製の板材ではなく、合
成樹脂によって一体成形又は別体に成形して組み立てて
構成しても良い。
【0010】(ハ)枠基体 上記した外枠2に開閉自在に取付けられる枠基体10
は、合成樹脂によって一体成形されるものであり、図2
に示すように、その上部にほぼ正方形状の開口部11が
形成され、その下部が板状となっている。つまり、枠基
体10は、従来の合板によって形成された前面枠とほぼ
同等のものであるが、従来の前面枠と相違する点は、枠
基体10の裏面であって遊技盤220を収納固定する遊
技盤収納枠12(図2及び図14参照)が枠基体10と
一体的に形成されている点である。即ち、従来の前面枠
と遊技盤収納枠との関係においては、木製の前面枠の裏
面に合成樹脂製の遊技盤収納枠を固着しているのに対
し、本実施例における枠基体10は、前面枠に相当する
部分も合成樹脂で形成されているので、遊技盤収納枠1
2を含む全体を合成樹脂によって一体成形したものであ
り、これによって工場における組付け作業の簡略化を達
成することができるものである。
【0011】ところで、上記遊技盤収納枠12の下方部
分も、図2に示すように、板状に形成されており、その
一側上部に上皿連通口13が形成され、該上皿連通口1
3の下部前方に溢れ玉誘導部材14が取着される。溢れ
玉誘導部材14の下流側前方には、抜き玉連通口15が
形成されている。この抜き玉連通口15は、後述する上
皿40に貯留されていた玉であって玉抜きされた玉が溢
れ玉誘導部材14の内部に流入するための流入口であ
る。また、溢れ玉誘導部材14は、上皿40を開放した
ときに前記上皿連通口13から溢れた玉や抜き玉連通口
15から流入した玉を遊技盤収納枠12の下方の板状部
分のほぼ中央に形成された下皿誘導口(図示しない)か
ら裏面側に導いて後述する接続樋191(図12参照)
を介して後述する下皿100に導くものである。
【0012】また、遊技盤収納枠12の下方の板状部分
の前面であって前記溢れ玉誘導部材14の側方には、発
射点レール16が固着されている。この発射点レール1
6は、上皿40から1個宛供給される打玉を下流端に形
成される発射点で受け止めて後述する打球発射装置20
0の打球槌202で弾発するために設けられるものであ
る。そして、発射点レール16の上流端と遊技盤220
に設けられる誘導レール228の下流端との間にファー
ル口が形成され、遊技盤220の遊技領域229に到達
することなく戻ってきた打玉がファール口から前記溢れ
玉誘導部材14に受け入れられて最終的に下皿100に
導かれるものである。
【0013】一方、図2に示すように、枠基体10の左
右の両端側には、それぞれ検出器取付穴17,18が貫
通形成されている。この検出器取付穴17,18は、そ
の裏面から検出器を取付けるものであり、図示の実施例
では、軸支側に形成される検出器取付穴17には、図2
に示すように検出器19のアクチュエータが前面側に突
出しており、透明板保持枠130を開放したときに検出
器19が開放状態を検出し、遊技機本体もしくはホール
コンピュータに検出信号を出力するようになっている。
また、開放側に形成される検出器取付穴18には、図示
の実施例では検出器が設けられていないが、設けるとす
れば、例えば、透明板保持枠130を僅かに開放してセ
ル板やピアノ線等の不正具を挿入する不正行為を検出す
るための不正開放検出器等が考えられる。
【0014】更に、枠基体10の前面枠部分の開口部1
1に対応する部分には、軸支側下部に配線通し穴20
(図2参照)、開放側上下にフック連通穴21a,21
b、軸支側中程に干渉回避凹部22、軸支側の中程上下
にヒンジ取付凹部23,24(図2参照)、開放側の中
程よりやや下方に錠穴25(図2参照)がそれぞれ形成
されている。配線通し穴20は、透明板保持枠130に
設けられる後述する電装部品から延びる配線を枠基体1
0の裏面側に通すものである。また、フック連通穴21
a,21bは、透明板保持枠130の開放側に設けられ
る補強金具149の錠フック149a(後に詳述する)
を後方に貫通させて錠装置210の係合開口と係合させ
るものである。干渉回避凹部22は、透明板保持枠13
0を閉じたときにランプ基板160を裏面側から被覆す
る円弧状の基板カバー169の一部との当接状態を回避
するためのものであり、このため、干渉回避凹部22
は、円弧状に刻設されている。また、錠穴25には、錠
装置210のシリンダー錠212が挿入されるものであ
る。
【0015】(ニ)枠基体への透明板保持枠及び上皿の
取付構造 また、前記ヒンジ取付凹部23,24は、それぞれ金属
製のヒンジ部材26,27を止着する領域である。ヒン
ジ取付凹部23(以下、中ヒンジ取付凹部23という)
に止着されるヒンジ部材26(以下、中ヒンジ部材26
という)は、L字型に形成され、その水平面にヒンジピ
ン28が上下に貫通するように固着されている。ヒンジ
取付凹部24(以下、下ヒンジ取付凹部24という)に
止着されるヒンジ部材27(以下、下ヒンジ部材27と
いう)は、L字型に形成され、その水平面に係合穴27
a(図2参照)が形成されている。また、枠基体10の
軸支側上部にもヒンジ部材29(以下、上ヒンジ部材2
9という)が止着されるが、この上ヒンジ部材29は、
枠基体10の裏面側から止着されるようになっている。
また、上ヒンジ部材29は、枠基体10の前面に当接し
且つ係合穴30aを有するヒンジ支持部30と、枠基体
10に対して垂直方向に突設される水平面の下方に向か
って突設されるヒンジピン31と、を備えて構成される
ものである。
【0016】上記したヒンジ部材26,27,29に
は、透明板保持枠130と上皿40が取着される上皿取
付板41とが開閉自在且つ着脱自在に取付けられるもの
である。具体的には、まず、透明板保持枠130の着脱
構造について説明すると、図2に示すように、透明板保
持枠130の軸支側上端には、ヒンジピン146が後述
するスプリング147の付勢力により上方に付勢されて
おり、また、軸支側下端裏面には、係合穴148aを有
するヒンジ金具148がビスで止着されている。しかし
て、下部のヒンジ金具148の係合穴148aに中ヒン
ジ部材26のヒンジピン28の上部突設側に差し込んだ
状態で上端のヒンジピン146を付勢力に抗して押し下
げてヒンジ支持部30の係合穴30aに差し込むことに
より、透明板保持枠130が枠基体10に開閉自在に軸
支される。逆に、透明板保持枠130を取り外す場合に
は、ヒンジピン146を押し下げて係合穴30aからヒ
ンジピン146を抜き出した後に全体を持ち上げて係合
穴148aをヒンジピン28から外すことにより簡単に
行うことができる。なお、透明板保持枠130の開閉動
作については、後に詳述する。
【0017】次に、上皿40の上皿取付板41の着脱構
造について説明すると、図2に示すように、上皿取付板
41は、その軸支側上端に支点穴42が設けられる一
方、軸支側下端には、後述するカバー部材50の支点穴
51が設けられている。しかして、上端の支点穴42を
中ヒンジ部材26のヒンジピン28の下部突設側に差し
込み、その状態で下部の支点穴51と下ヒンジ部材27
の係合穴27aとに図示しないスプリングで付勢される
ヒンジピンを差し込むことで、上皿40の上皿取付板4
1が枠基体10に開閉自在に軸支される。逆に、上皿取
付板41を取り外す場合には、支点穴51と下ヒンジ部
材27の係合穴27aとに差し込まれたヒンジピンを抜
き取り、その後、全体を下方に引き下げてヒンジピン2
8から支点穴42を引き抜くことにより簡単に行うこと
ができる。
【0018】このように、透明板保持枠130や上皿4
0の上皿取付板41を枠基体10に対して開閉自在であ
り且つ着脱自在に設けたので、弾球遊技機1の工場にお
ける組付け作業や遊技場における点検作業時を簡単に行
うことができる。特に、本実施例のように、透明板保持
枠130に電装部品を備えたものにあっては、電装部品
等の故障に基づく修理,交換が必要となることが予想さ
れ、そのように予想される場合において、従来の透明板
保持枠(ガラス板保持枠)が着脱できない構造のものに
比べて、透明板保持枠130を取り外すことができるの
で、修理,交換を簡単に行うことができる。
【0019】(ホ)上皿 ここで、枠基体10の下部で開閉自在に取り付けられる
上皿40の構成について図4及び図5を参照して説明す
ると、上皿40は、合成樹脂製の上皿取付板41の表面
に合成樹脂製の皿部材60と各カバー部材50,53と
を固着することにより構成されている。上皿取付板41
には、軸支側上端の前記支点穴42に加えて、各種構成
部材60,50,53の取付穴43と、皿部材60の配
線98,75を弾球遊技機1側に接続するための配線挿
通穴44と、軸支側に形成されて皿部材60の貯留部6
2に景品玉又は購入した遊技玉を排出させる景品玉排出
口45と、玉抜きされた景品玉を前記抜き玉連通口15
に導く玉抜き穴49と、図示しない打球供給装置が取り
付けられる打球供給装置取付穴47と、が穿設されると
共に、開放側の上端に玉抜き操作レバー46が設けら
れ、更に、皿部材60を止着するための取付ボス48が
突設されている。前記玉抜き操作レバー46は、左右方
向に移動可能に設けられ、図示しないスプリングの付勢
力に抗して一方向に移動させることにより、前記貯留部
62から連続する整列路63の下流端に設けられる玉抜
き弁65(図5参照)を開放して貯留部62に貯留され
ていた玉を上皿取付板41の裏面に形成される玉抜き路
66(図5参照)を流下させて前記抜き玉連通口15に
導き、最終的に下皿100に誘導するものである。な
お、景品玉排出口45は、上皿取付板41を閉じたとき
に前記上皿連通口13と連通するようになっている。
【0020】一方、皿部材60は、図5に示すように、
貯留部62が形成される皿主体61と、該皿主体61の
前方を覆う前方カバー部材82と、該前方カバー部材8
2の下部から後方に向かって前記皿主体61との間に空
間を構成する底カバー部材79と、前記皿主体61の下
流側上面と前方カバー部材82とに挾持される操作透視
板87と、からなる複数の部材を組み立てた状態で上皿
取付板41の表面に一体として取着固定されているもの
である。より詳細には、前記皿主体61は、その上流側
が多数の景品玉を貯留し得る貯留部62となっており、
その下流側は、貯留部62に連続して景品玉を一列に整
列しながら図示しない打球供給装置に送る整列路63と
なっている。整列路63の下流端直前には、玉抜き口6
4が形成され、通常の状態では、該玉抜き口64が玉抜
き弁65によって閉塞されており、前記玉抜き操作レバ
ー46を操作したときに玉抜き弁65が前記整列路63
の下方に隠れるようにスライドして玉抜き口64が開放
される。すると、貯留部62に貯留されていた景品玉
は、玉抜き口64から整列路63の下方に形成される玉
抜き路66を通って前記玉抜き穴49から抜き玉連通口
15に誘導され、最終的に下皿100に誘導される。
【0021】また、皿主体61には、貯留部62の裏面
にフラット玉検出器67を着脱自在に取り付ける取付部
68が形成されると共に、前記玉抜き路66の下方に圧
電ブザー70が装着されるブザー取付基板69を止着す
るための取付突起71と取付穴72とが形成されてい
る。まず、前記フラット玉検出器67は、貯留部62に
貯留される景品玉の残留量を検出するためにものであ
り、後述する自動玉貸選択スイッチ94が操作されてい
る状態でフラット玉検出器67が景品玉を検出しなくな
ったときに、後述するカードユニット280に投入され
ているカードに残額情報が記録されていることを条件と
して、その残額の範囲内で所定数の遊技玉を自動的に貯
留部62に貸し出すために設けられているものである。
また、ブザー取付基板69に形成される挿入穴73に前
記取付突起71を挿入し、同じくブザー取付基板69に
形成される取付穴74を前記取付穴72に対応させた状
態でビス76を螺着することにより、簡単に圧電ブザー
70を皿主体61に取り付けることができるが、その取
り付けた状態では、圧電ブザー70は、皿主体61と底
カバー部材79とによって形成される空間内に位置する
こととなり、底カバー部材79に形成される後述する音
声透過穴80を介して圧電ブザー70から発せられる音
を遊技者に明確に知らせることができる。なお、この圧
電ブザー70の音は、遊技玉の貸出異常が生じたとき
(例えば、ピッ、ピッ、ピッという連続音)、あるいは
遊技玉の貸出時(例えば、100円相当の遊技玉が払い
出される毎にピーという音)に、その旨を報知する報知
音が発生されるものである。また、ブザー取付基板69
の裏面からは、配線75が引き出されている。
【0022】更に、皿主体61には、前記玉抜き口64
よりも下流側に供給口77が形成され、該供給口77が
前記打球供給装置取付穴47に臨んで図示しない打球供
給装置に連通するものである。また、皿主体61の左右
両端には、前方カバー部材82に組み付けるための組付
穴78が形成されている。
【0023】上記した皿主体61の下方を覆う底カバー
部材79は、楕円形の皿状に形成され、そのほぼ中央に
前述した音声透過穴80が形成されている。また、底カ
バー部材79の前方は起立しており、その起立部分に後
方に向かって複数の取付ボス81が突設されている。こ
の取付ボス81は、前方カバー部材82の下部に突設さ
れる組付ボス84に前方から嵌入されてビスで止着する
ことにより、底カバー部材79と前方カバー部材82と
を組付け固定するものである。
【0024】上記した皿主体61及び底カバー部材79
によって形成される空間の前方部分を覆う前方カバー部
材82は、その上面端縁が前記皿主体61の上端縁形状
にほぼ沿って形成され、その下面端縁が底カバー部材7
9の前方形状に沿うように形成されている。しかして、
前方カバー部材82の下端には、前述した底カバー部材
79の取付ボス81と嵌合組付けられる複数の組付ボス
84が突設され、その左右端部には、前記皿主体61の
組付穴78に対応してビスで止着される組付ボス85が
突設され、更に、皿部材60全体を上皿取付板41の取
付穴43に止着するための取着ボス86が突設されてい
る。また、前方カバー部材82の下流側には、操作透視
板87を係止装着するための係止片83が形成されてい
る。
【0025】皿主体61の下流側上面と前方カバー部材
82とに挾持される操作透視板87は、後述するカード
ユニット280に関連する操作手段が設けられるもので
ある。具体的には、操作透視板87は、発光源(具体的
には残高表示器97)を視認し得る程度の半透明状の合
成樹脂によって形成され、その上面に自動玉貸選択ボタ
ン88と玉貸ボタン89と返却ボタン90とが設けら
れ、その裏面に突設される取付ボス91にスイッチ基板
93がビス99によって止着されている。スイッチ基板
93には、自動玉貸選択ボタン88に対応する位置に自
動玉貸選択スイッチ94が実装され、玉貸ボタン89に
対応する位置に玉貸スイッチ95が実装され、返却ボタ
ン90に対応する位置に返却スイッチ96が実装され、
また、自動玉貸選択スイッチ94と玉貸スイッチ95と
の間に複数の7セグメントLEDからなる残高表示器9
7が実装され、その裏面に上記各電気部品の配線98が
接続されている。そして、上記したスイッチ基板93が
取り付けられた状態で操作透視板87の上端一側に形成
される係合溝92aを皿主体61の下流側に形成される
係合突起(図示しない)に挿入した後、操作透視板87
の上端他側に形成される係合片92を前記係合片83に
係合することにより、操作透視板87を皿主体61と前
方カバー部材82との間に挾持固定することができる。
【0026】上記した操作透視板87に設けられる電気
部品の動作について説明すると、遊技者が自動玉貸選択
ボタン88を操作して自動玉貸選択スイッチ94をON
したとき(このとき該ボタン88が点灯するように構成
することが望ましい)、前述したように前記フラット玉
検出器67が景品玉を検出しなくなったときに、カード
ユニット280に投入されているカードに残額情報が記
録されていることを条件として、その残額の範囲内で所
定数毎の遊技玉を自動的に貯留部62に貸し出すように
制御されるため、貯留部62に残留している玉数を気に
することなく遊技に集中することができる。また、遊技
者が玉貸ボタン89を操作して玉貸スイッチ95をON
したとき、カードユニット280に投入されているカー
ドに残額情報が記録されていることを条件として、その
残額の範囲内で所定数の遊技玉(例えば、300円分に
対応する玉数;ただし、この貸出額を任意に変更設定で
きるようにしても良い)を貯留部62に貸し出すように
制御される。更に、遊技者が返却ボタン90を操作して
返却スイッチ96をONしたとき、カードユニット28
0に投入されているカードが返却されるように制御され
る。また、残高表示器97には、カードユニット280
にカードを投入している状態においてカードに記録され
ている残高が表示されるようになっている。
【0027】上記のように操作透視板87において遊技
玉の貸出操作を行うことができるが、カードユニット2
80からの貸出指令があったにも拘らず遊技玉の貸出動
作が行われなかったときや遊技玉の貸出動作が行われた
ときには、前記圧電ブザー70からそれぞれの状態に応
じた報知音が発生される。そして、本実施例において
は、その報知音が上皿40の皿部材60内に収納される
圧電ブザー70から発生され、それ以外の遊技の進行に
関係する効果音は、圧電ブザー70から離れた位置とな
っている後述する透明板保持枠130の上部両端に設け
られるスピーカ155から発生されるので、圧電ブザー
70から報知される報知音とスピーカ155から効果音
とを明確に聞き分けることができ、報知音が効果音によ
ってかき消されることがなく、遊技玉の貸出に対する正
確な状態を把握することができる。なお、圧電ブザー7
0から発せられる音(報知音)は、遊技者に注意を喚起
するためのものであるため、楽音ではない音が発せられ
るが、これをスピーカで構成して楽音又は音声で報知す
るようにしても良い。
【0028】図4に戻って、上皿取付板41の左右に取
り付けられるカバー部材50,53は、各々、裏面に突
設された取付ボス52,54が上皿取付板41の取付穴
43に係合して裏面からビスで止着されることで、皿部
材60の左右両側に取付け固定されるようになってい
る。なお、カバー部材53の開放側端部には、前記錠穴
25と連通する錠穴56が穿設されたカバー部材55が
その裏面に突設された取付ボス57によって前記枠基体
10に直接取り付け固定されている。
【0029】また、皿部材60の左右両側に取付けられ
る各カバー部材50,53,55は、上皿取付板41の
前面に配されて遊技客の不正行為を防止すると共に、弾
球遊技機1を正面から見たときに透明板保持枠130と
上皿取付板41とを明瞭に区別させない意匠にて形成さ
れることで、装飾的に弾球遊技機1の全体が統一化され
た印象を与えるようになっている。
【0030】また、上皿取付板41の開放側裏面には、
枠基体10に対して上皿取付板41を施錠する錠装置5
8が設けられている。この錠装置58は、上皿取付板4
1に止着される錠基体58e(図15参照)と、該錠基
体58eに対して上下動可能に取付けられた可動部材5
9aと、該可動部材58aを常時上方に付勢するスプリ
ング58d(図15参照)と、を備えており、可動部材
58aには、その上端に施錠解除用の押圧操作部58b
(図4参照)が形成される一方、下端には枠基体10側
に設けられた係止片59(図15参照)と係合する係合
爪58c(図12参照)が形成されている。なお、錠装
置58の前面側は、前述のように上皿取付板41とカバ
ー部材53との二重基板の構造をなしており、タバコや
ライター等の発熱具による穴空けを防止して、錠装置5
8に対する不正操作を防止し得るようになっている。
【0031】(ヘ)下皿 枠基体10の前面枠部分の下方部分は、図2に示すよう
に、板状に形成されており、その前面のほぼ全域に係合
凹部32が刻設されている。この係合凹部32は、後に
詳述する下皿100やハンドル装置120を組付け固定
する際に一応の位置決めを行うものであり、組付け作業
の容易化を図ることができるものである。また、係合凹
部32には、そのほぼ中央に下皿連通口33が、その開
放側よりの側部にハンドル作動開口34がそれぞれ開設
形成されている。下皿連通口33には、これに対応して
開口部35aを備えたカバー部材35と下皿100とが
取付けられるが、その下皿100は、複数の部材を組み
立てた状態でセット化されて枠基体10の下部中央に止
着固定されているものである。以下、下皿100の構成
について説明する。
【0032】下皿100は、図6に示すように、下皿基
体101と、該下皿基体101に取付けられて前記下皿
連通口33から流下する玉を貯留する玉受部材106
と、該玉受部材106から貯留玉を抜き取る玉抜き装置
109と、を備えている。下皿基体101には、その裏
面側に取付ネジ102が後方に向けて複数本設けられて
おり、その取付ネジ102を枠基体10側の取付穴36
(図2参照)にナット止めすることで下皿100が枠基
体10に取付け固定されるようになっている。なお、下
皿基体101の下端面には、後方に向けて位置決め凸部
103が突設されており、この位置決め凸部103を枠
基体10側の位置決め穴37(図2参照)に差し込むこ
とで、下皿連通口33と玉受部材106との接続状態を
確実に確保すると共に下皿100の取付作業の容易化を
招来している。
【0033】また、下皿基体101の前面壁には、レバ
ー操作穴104が穿設されると共にその裏面側の上下2
箇所にレバーガイド105が設けられて、玉抜き装置1
09を構成する玉抜き操作レバー110がスライド可能
に取付けられるようになっている。一方、玉受部材10
6には、該玉受部材106を下皿基体101にビス止め
するための取付穴107が穿設されると共に、下面に玉
抜き穴108が開設されており、この玉抜き穴108に
は、玉抜き装置109が臨設されている。玉抜き装置1
09は、前記玉抜き穴108を開閉する開閉蓋111
と、該開閉蓋111を摺動自在に収納し且つ前記玉抜き
穴108に対応する玉抜き穴113aが形成されたカバ
ー部材113と、から構成され、開閉蓋111は、カバ
ー部材113内に収納支持されるスプリング112によ
って常に玉抜き穴113aとの間に挿入された状態に付
勢されている。開閉蓋111は、その前面側に突設され
る係合凸部111aが前記玉抜き操作レバー110の下
部中央に突設される係合凸部110aに係合され、スプ
リング112の付勢力に抗して玉抜き操作レバー110
が一方向に移動されることで、一連の玉抜き穴108,
113aを連通して、玉受部材106に貯留される打玉
を下方(通常、玉箱が設置される)に落下せしめるよう
になっている。なお、玉抜き装置109は、玉受部材1
06の下面から突設される取付ボス106bにビスで止
着されることにより取付けられている。このように、図
示の実施例においては、玉抜き操作レバー110を下皿
100の前面壁の中央に内蔵して設けたので、従来のよ
うに操作レバーを下皿の底面に沿って設けたものに比較
して外部からのイタズラによって故障せしめられること
が少なくなるという利点がある。
【0034】(ト)灰皿 また、上記下皿100の下皿基体101には、図6に示
すように、前記玉受部材106の隣接位置に灰皿取付部
101aが切欠形成されており、該灰皿取付部101a
には、熱硬化性樹脂からなる灰皿114がカバー部材1
16を介して取付けられるようになっている。カバー部
材116は、灰皿114側のビス止めボス115を介し
て灰皿114と一体的に取付け固定されており、その前
面形状は、下皿基体101の前面形状と連続的な意匠を
なしている。また、カバー部材116の左右両端には、
後方に向かって取付突片117が形成されており、該取
付突片117には、縦長形状の係合穴118が穿設され
ている。そして、この係合穴118が下皿基体101及
び玉受部材106に突設された係合凸部101b,10
6aに係合されることで、図7に示す状態で灰皿114
が下皿基体101に取付けられる。なお、このような係
合穴118と係合凸部101b,106aとの係合は、
灰皿114を下皿基体101から引き上げた状態でのみ
灰皿114の完全回動を可能にするものである。
【0035】即ち、図7に示すように、灰皿114が下
皿基体101にセットされた状態で灰皿114を回転さ
せた場合では、カバー部材116の下面後端部116a
と下皿基体101の下面前端部101cとの間隔L1分
しか回転しないのに対して、図8(A)に示すように、
灰皿114を下皿基体101から引き上げた状態では、
カバー部材116の下面後端部116aは下皿基体10
1の下面前端部101cに当接することがないので、図
8(B)に示すように、灰皿114を完全に回転させる
ことができる。このように、本実施例では、灰皿114
を下皿基体101から引き上げた状態でのみ灰皿114
の完全回動を可能にすることで、誤って灰皿114を回
転せしめることがなく、吸い殻等のゴミGが遊技者の不
注意により灰皿114から落ちることを回避している。
また、灰皿114を取付けた下皿基体101の左側方に
は、図2に示すように、カバー部材119が前記枠基体
10に取付け固定されている。
【0036】(チ)ハンドル装置 また、前記ハンドル作動開口34に対応してハンドル装
置120が装着される。ハンドル装置120は、前記上
皿40の側壁から装飾的に連続する取付基板121に所
謂ハンドルが突設されて構成されるものであり、その突
設されるハンドルは、図2に示すように、取付基板12
1に直接的に固定される外固定部122と、該外固定部
122の前面側に固定される内固定部123と、外固定
部122と内固定部123との間で回動自在に設けられ
る可動部124と、から構成されている。また、取付基
板121の裏面には、複数の取付ネジ125が後方に向
かって突設されており、取付ネジ125をハンドル作動
開口34の周囲に穿設される取付穴38に差し込んで裏
面から打球発射装置200の取付基板201(図12参
照)と共締めするようにナットで締着することにより、
取付基板201が枠基体10に固定される。また、ハン
ドル作動開口34の側方には、配線通し穴39が形成さ
れているが、これは、ハンドル装置120内に設けられ
るスイッチ(メインスイッチやタッチセンサ)の配線1
26を枠基体10の裏面側に導くものである。
【0037】上記のように構成されるハンドル装置12
0においては、可動部124を回動せしめることによ
り、その回動操作が打球発射装置200側に伝達されて
打球発射装置200の打球槌202の発射勢を変化させ
ることができる。このため、可動部124を所望の位置
まで回動させた状態を手で保持することにより、打玉を
一定の速度で弾発することが可能となる。なお、図示の
実施例におけるハンドル装置120は、取付基板121
(又は枠基体10)に対して垂直方向に突設されている
わけではなく、やや外側に傾斜した状態で突設されてい
る。これは、遊技者がハンドルを操作する際に手首を不
自然に折り曲げた状態ではなく自然な状態にしたままで
ハンドルを握ることができるように配慮した設計であ
り、長時間の遊技を行っても疲れないようにしたもので
ある。
【0038】(リ)透明板保持枠 透明板保持枠130は、前記遊技盤220の遊技領域2
29を透視し得るガラス131を装着し得るものである
と共に、本実施例においては、特に装飾効果及び強度を
高め得るように構成されたものである。しかして、本実
施例における透明板保持枠130は、主枠構成部材13
2と、該主枠構成部材132の前面側に装着されて遊技
状態等に応じて照明装飾する各種の照明装飾部材と、主
枠構成部材132の前面側に装着される各補強枠部材1
71,176と、を備えている。なお、主枠構成部材1
32には、前記ガラス131、遊技時の効果音等を発生
する左右一対のスピーカ155、及び該スピーカ155
の前面を被覆する金網状のスピーカカバー156も取付
け固定されるものである。そこで、以下、透明板保持枠
130を構成する構成部材毎に順次説明する。
【0039】(リ−1)主枠構成部材 まず、主枠構成部材132について説明する。主枠構成
部材132は、図9及び図10に示すように、ほぼ正方
形状の合成樹脂板からなり、その中央部には後述する遊
技盤220の遊技領域229の外周形状に沿った円形状
の遊技開口133が形成されている。なお、主枠構成部
材132の左側上端には、前記上ヒンジ部材29のヒン
ジ支持部30との干渉を回避するための切欠部132a
が形成されている。主枠構成部材132の前面側の上辺
部には、照明装飾部材としてのLED基板157、LE
Dカバー158、ランプ基板159、及びランプカバー
162の組付け位置を一義的に決める取付凹部134が
刻設されている。これにより、LED基板157、LE
Dカバー158、ランプ基板159、及びランプカバー
162の組付けの容易化を図ることができる。なお、取
付凹部134内には、LED基板157の電気配線を主
枠構成部材132の裏面側に引き出すための引出口13
4aが左右2箇所に開設されている。また、取付凹部1
34の左右側方には、それぞれスピーカ155設置用の
スピーカ効果穴135が開設されると共にスピーカカバ
ー156取付け用の取付凹部136が刻設されている。
また、左側(軸支側)のスピーカ効果穴135と取付凹
部134との間には、照明装飾部材としての各LED基
板165,167を取付けるための取付穴137a,1
37bが開設されている。また、主枠構成部材132の
左右の各側辺部には、照明装飾部材としての各ランプ基
板160,161を取付けるための取付穴138a,1
38b,139a,139bが前記遊技開口133に沿
った円弧状にて開設されている。更に、主枠構成部材1
32の下辺部の左右2箇所には、半円形状の窓140
a,140bが開設されており、該窓140a,140
bには、後述する遊技盤220の各シール261,26
3が視認できるように、透明材料からなる窓カバー部材
141a,141bが主枠構成部材132の裏面からビ
ス止め固定されている。
【0040】一方、主枠構成部材132の裏面側の構造
においては、図11に示すように、前記取付凹部134
の裏面側に配線収納金具142がビス止め固定されると
共に、軸支側裏面の上部及び下部に補強金属板143,
144が、また開放側裏面の上部に補強金属板145が
それぞれビス止め固定されるようになっている。なお、
配線収納金具142は、電気配線の収納機能に加えて透
明板保持枠130の補強機能をも合せ持つものである。
補強金属板143,145には、それぞれスピーカ15
5取付け用の取付穴143a,145aが穿設されてお
り、補強金属板144には、配線挿通用の挿通穴144
aが穿設されている。また、補強金属板143には、前
記上ヒンジ部材29と係合するヒンジピン146がスプ
リング147(図9参照)により上下動可能に設けられ
る一方、補強金属板144の下端に位置する主枠構成部
材132の裏面には、前記下ヒンジ部材27と係合する
ヒンジ金具148がビス止め固定されている。また、主
枠構成部材132の裏面における開放側辺部及び下辺部
には、各々、細長形状の補強金具149,150がビス
止め固定されており、補強金具149の長手方向におけ
る上下2箇所には、前記枠基体10に形成された上下一
対のフック連通穴21a,21bに挿通される錠フック
149aが設けられている。なお、主枠構成部材132
の裏面には、前記検出器取付穴17,18の各検出器1
9に対応するスイッチ押圧部132b,132cが突設
されており、該スイッチ押圧部132b,132cに対
応する補強金属板144,145の各部位には、後方に
突出した各スイッチ押圧部132b,132cを貫通せ
しめるスイッチ挿通穴144b,145bが穿設されて
いる。また、主枠構成部材132の取付凹部134の下
部裏面側には、前記LED基板157及びランプ基板1
59の熱抜き開口132dが4箇所に開設されている。
【0041】ところで、前記補強金属板143,144
及び補強金具149,150には、それぞれ防犯用フラ
ンジ辺部143b,144c,149b,150aが後
方に向かって突設形成されている。この防犯用フランジ
辺部143b,144c,149b,150aは、透明
板保持枠130を枠基体10に対して閉じた状態で、枠
基体10の前面に当接した状態となり透明板保持枠13
0と枠基体10との隙間からピアノ線等の不正具が挿入
するのを防止するようになっている。なお、配線収納金
具142、補強金属板143〜145、及び補強金具1
49,150は、各々、接続状態にて主枠構成部材13
2に取付けられているため、いずれか任意の位置でアー
ス線と接続しておけば、透明板保持枠130のいずれの
場所で漏電又は静電気が生じていてもそれらをアースし
て高電圧による障害を防止することも可能である。
【0042】(リ−2)ガラスの取付構造 また、主枠構成部材132の裏面には、図3に示すよう
に、斜め対角線状に複数(4つ)の金属製のガラス取付
支持部材151が成形時に一体的に設けられている。ガ
ラス取付支持部材151は、その先端部に係合溝が周設
されている。このように設けられるガラス取付支持部材
151に対して、遊技開口133よりも若干大きな直径
で形成されるガラス収納部材152に2枚のガラス13
1を前後面より貼り合わせて構成したセットガラスが装
着されるものであるが、その脱着は、極めて簡単に行う
ことができるようになっている。即ち、ガラス収納部材
152には、その前面側に前記ガラス取付支持部材15
1を貫通する貫通穴153aを有する取付片部153が
一体的に形成され、該取付片部153の基部に止め金具
154がビス止めされている。しかして、ガラス131
を装着するには、ガラス取付支持部材151に取付片部
153の貫通穴153aを貫通させ、その状態で止め金
具154を回動して係合溝に係止させることによりガラ
ス131を主枠構成部材132、即ち透明板保持枠13
0に装着することができる。一方、ガラス131を取り
外す場合には、止め金具154を回動させて係合溝との
係合を解除した後に、ガラス収納部材152全体をガラ
ス取付支持部材151から引き抜くことによりガラス1
31を主枠構成部材132、即ち透明板保持枠130か
ら取り外すことができる。なお、ガラス131の脱着
は、組付け完成した透明板保持枠130を枠基体10に
対して開放した状態で行えることは言うまでもない。ま
た、透明板としてガラスではなく透明な合成樹脂板等を
使用したものでも良い。
【0043】(リ−3)照明装飾部材 主枠構成部材132に取付けられる各種の照明装飾部材
は、円弧状の基板本体を有するLED基板157と、該
LED基板157の前面を被覆するLEDカバー158
と、円弧状の基板本体を有する各ランプ基板159,1
60,161と、該ランプ基板159,160,161
の前面を個々に被覆する各ランプカバー162,163
a,163b,164a,164bと、LED基板16
5と、該LED基板165に植設された複数のLEDを
個々に被覆するレンズ部166aを有するレンズカバー
体166と、LED基板167と、該LED基板167
に植設された複数のLEDを個々に被覆するレンズ部1
68aを有するレンズカバー体168と、から構成され
ている。LED基板157及びランプ基板159は、そ
れぞれ前記取付凹部134に上下2段にて主枠構成部材
132の前方からビス止め固定され、LED及びランプ
の各カバー158,162は、それぞれ両端部に形成さ
れた係合爪158a,162aが取付凹部134側の係
止穴(図示しない)に係止されるようになっている。
【0044】また、ランプ基板160,161は、それ
ぞれ主枠構成部材132の裏面側から前記取付穴138
a,138b,139a,139bにビス止め固定され
る一方、各ランプカバー163a,163b,164
a,164bは、それぞれ後述の補強枠部材171,1
76にビス止め固定されるようになっている。LED基
板165,167は、個々に各レンズカバー体166,
168に取付け固定され、レンズカバー体166,16
8は、それぞれ補強枠部材171にビス止め固定される
ようになっている。なお、LED基板157及び各ラン
プ基板159,160,161の基板表面(LEDある
いはランプの配設面)には、それぞれ白色塗料が塗ら
れ、発光を前方(遊技者側)に反射し得るようになって
いる。また、各ランプ基板160,161の裏面側に
は、それぞれ基板カバー169,170が一体的にビス
止め固定され、各基板160,161を裏面側から保護
するようになっている。なお、LED基板165に設け
られるLEDは、例えば、入賞玉が発生したことに基づ
いて払出される景品玉の払出し時に表示駆動され、ま
た、LED基板167に設けられるLEDは、後述する
貯留タンク186に貯留される景品玉量が不足したとき
に表示駆動される等のように、各種照明装飾部材は、そ
れぞれ遊技内容に応じて後述する電飾制御回路基板19
8の制御に基づいて照明装飾されるものである。
【0045】(リ−4)補強枠部材(カバー部材) 次に、上記した主枠構成部材132に取付けられるカバ
ー部材としての補強枠部材171,176について説明
する。補強枠部材171,176は、相互にほぼ左右対
称形状の合成樹脂板からなり、外周面にはメッキ処理が
施されている。補強枠部材171は、図9に示すよう
に、右側端部が前記主枠構成部材132の開口133に
沿った円弧状に形成され、その近傍には前記ランプカバ
ー163a,163bを取付けるための各取付穴172
a,172bが円弧状にて穿設されている。また、補強
枠部材171の上側には、前記スピーカカバー159を
取付けるための取付穴173と、レンズカバー体16
6,168の各レンズ部166a,168aを貫通する
ための複数の貫通穴174と、が穿設されている。な
お、補強枠部材171の左側上端には、主枠構成部材1
32と同様に、前記上ヒンジ部材29との干渉回避用の
切欠部175が形成されている。
【0046】一方、補強枠部材176は、左側端部が前
記主枠構成部材132の開口133に沿った円弧状に形
成され、その近傍には前記ランプカバー164a,16
4bを取付けるための各取付穴177a,177bが円
弧状にて穿設されている。また、補強枠部材176の上
側には、前記スピーカカバー159を取付けるための取
付穴178が穿設されている。そして、上記のような補
強枠部材171,176は、それぞれ裏面側に突設され
たビス止めボス171a,176aを介して主枠構成部
材132に取付け固定されるようになっている。
【0047】(リ−5)透明板保持枠の開閉構造 以上、説明した主枠構成部材132に補強枠部材17
1,176等を組合せて構成される透明板保持枠130
は、図1及び図2に示すように、枠基体10の横幅寸法
とほぼ同じ寸法を有し、このため、遊技者の正面からの
視野においては、枠基体10の上方部で枠基体10を視
認することはできず透明板保持枠130が視認されるこ
ととなる。そして、透明板保持枠130は、枠基体10
に対して開閉自在に設けられることは、前述した通りで
あり、透明板保持枠130は、上端部をヒンジピン14
6とヒンジ支持部30の係合穴30aとの軸受状態で、
下端部をヒンジ金具148の係合穴148aと中ヒンジ
部材26のヒンジピン28との軸受状態でそれぞれ開閉
自在に設けられるものであるが、下端部のヒンジ金具1
48の係合穴148aの外側には、図示しない係合突部
が突設され、一方、中ヒンジ部材26の垂直辺部の外側
にも図示しない係合部が立設形成されている。しかし
て、透明板保持枠130を開放したときには、ヒンジ金
具148の係合突部が中ヒンジ部材26の係合部に当接
してそれ以上開放できないようになっており、これによ
り透明板保持枠130を勢いよく開放してもガラス13
1が破損したり、あるいは透明板保持枠130の表面に
設けられる各種構成部材が破損したりすることはない。
【0048】(リ−6)透明板保持枠の施錠構造 透明板保持枠130は、上記したように枠基体10に対
して開閉自在に設けられるが、通常の使用時において
は、これを閉じておかなければならないので、当然のこ
とながら開放側を施錠する必要がある。このため、図2
に示すように、枠基体10の開放側裏面に錠装置210
が取付けられている。なお、錠装置210は、透明板保
持枠130の施錠ばかりでなく、枠基体10の外枠2に
対する施錠をも行うことができる、いわゆるW錠となっ
ている。そこで、この錠装置210について図2及び図
15を参照して説明する。錠装置210は、断面L字型
に形成される取付基板211に集約して形成され、取付
基板211の一方辺が枠基体10への取付面211aを
なしている。該取付面211aの下方寄りには、シリン
ダー錠212が取付けられている。
【0049】取付基板211の他方辺には、取付基板2
11に対して上下動可能なように可動部材(図示しな
い)が取付けられており、該可動部材の上端部及び下端
部には、それぞれ錠フック213が設けられている。錠
フック213の先端は、錠フック213に向けて傾斜す
る誘導傾斜部214となっているが、これは、枠基体1
0を押して閉じるときに外枠2の内側上下に固定される
係止金具6a,6bに当接案内されながら最終的に錠フ
ック213と係止金具6a,6bとを係合させるための
ものである。なお、下方の誘導傾斜部214には、側方
に突出する操作部215が突設されており、手の操作で
可動部材を上昇せしめるときに使用するものである。ま
た、可動部材は、取付基板211との間に張架されたス
プリング(図示しない)により常時下方に付勢されてい
る。
【0050】一方、取付基板211の一方辺(取付面2
11a)にも、前記可動部材と同様の作動部材(図示し
ない)が上下動可能に取付けられている。該作動部材
は、スプリング(図示しない)により常時上方に付勢さ
れており、その中央部には、手動操作用の操作杆216
が突設されている。また、取付面211aには、その上
端部と中央よりやや下方に長方形状の連通口217が開
設されており、該連通口217に対応する作動部材の部
位には、図示しない係合開口が開設されている。なお、
連通口217及びこれに対応する係合開口には、透明板
保持枠130の開放側に設けられる錠フック149aが
貫通するものである。
【0051】上記のように構成される錠装置210の作
用について簡単に説明する。まず、外枠2に対する枠基
体10の解錠及び施錠について説明すると、遊技場の店
員がシリンダー錠212に図示しない所定の鍵を差し込
んで時計回転方向に回すと、スプリングの付勢力に抗し
て可動部材が上昇され、これに伴って錠フック213も
上昇される。このため、錠フック213と外枠2の係止
金具6a,6bとが係合位置関係となっていないので、
その状態でシリンダー錠212に差し込んだままの鍵を
引っ張ることにより枠基体10全体を回動させて開放す
ることができる。一方、開放した枠基体10を閉じると
きには、そのまま枠基体10を押し込むことにより錠フ
ック213の誘導傾斜部214と係止金具6a,6bと
の当接により可動部材がスプリングの付勢力に抗して上
昇し、遂には、錠フック213が係止金具6a,6bと
係合する位置でスプリングの付勢力により可動部材が下
降して錠フック213と係止金具6a,6bとが完全に
施錠された状態となる。
【0052】次に、枠基体10に対する透明板保持枠1
30の解錠及び施錠について説明すると、遊技場の店員
がシリンダー錠212に図示しない所定の鍵を差し込ん
で反時計回転方向に回すと、スプリングの付勢力に抗し
て作動部材が下降する。このため、作動部材の係合開口
と錠フック149aとの係合が解除されて透明板保持枠
130が開放される。一方、開放した透明板保持枠13
0を閉じるときには、そのまま透明板保持枠130を押
し込むことにより錠フック149aが枠基体10に形成
されたフック連通穴21a,21bを貫通して錠装置2
10の連通口117に侵入し、上昇している作動部材の
係合開口の一部に侵入する。その状態でさらに押し込む
ことにより錠フック149aの先端下辺の傾斜部と係合
開口との当接により作動部材がスプリングの付勢力に抗
して上昇し、遂には、係合開口が錠フック149aと係
合する位置でスプリングの付勢力により作動部材が上昇
して錠フック部149aと係合開口とが完全に施錠され
た状態となる。なお、透明板保持枠130を解錠する場
合には、枠基体10を開放した状態で操作杆216を押
し下げることによっても行うことができる。
【0053】以上、透明板保持枠130を構成する部材
の詳細な説明をしてきたが、これらの構成部材を組付け
て完成される透明板保持枠130は、前述したように枠
基体10の横幅寸法と同じ横幅寸法を有し且つ透明板保
持枠130の遊技開口133を遊技盤220の遊技領域
229の外周形状に沿った形状として構成したので、図
1に示すように、弾球遊技機1の正面上部は、透明板保
持枠130と該透明板保持枠130のガラス131を介
して視認し得る遊技盤100の遊技領域102だけであ
り、従来の画一した正方形状の正面形状と大幅に異なる
印象を遊技者に与えることができる。また、遊技盤22
0の下方には、後述するように一般的に証明用シール2
61,263が貼付されているが、その証明用シール2
61,263は、弾球遊技機1の正面から視認し得るよ
うにする必要があり、上記のように透明板保持枠130
を遊技領域229の外周形状に沿った形状とした場合
に、証明用シール261,263が正面から視認できな
くなるが、本実施例においては、遊技開口133の下部
左右の両方に証明用シール261,263を透視し得る
窓140a,140bが形成されているので、上記のよ
うな証明用シール261,263が視認できないという
ことはない。
【0054】また、透明板保持枠130の遊技開口13
3の形状を遊技領域229の形状と同一として遊技開口
133に沿って照明装飾部材162,163a,163
b,164a,164bを透明板保持枠130に設ける
ことにより、従来多くの遊技盤で誘導レールの外周に沿
って設けられるレール飾りランプを遊技盤に設ける必要
がなくなり、遊技盤の交換毎にそれらも同時に交換しな
ければならないという不経済をなくすことができる。
【0055】なお、本実施例の場合、透明板保持枠13
0における正面構造において主枠構成部材132の左右
前面にカバー部材である補強枠部材171,176が装
着されているので、透明板保持枠130は、基本的に二
重基板の構造を持つことになる。このため、透明板保持
枠130の強度が向上でき、タバコやライター等の発熱
具による不正の穴空け行為を防止することができる。ま
た、本実施例では、枠基体10に開閉自在に設けた上皿
40の左右両側には各カバー部材51,54,56が、
枠基体10に固設した下皿60の側方にはカバー部材7
9が、また外枠2の左右両側にはカバー部材5a,5b
が、それぞれ装着されているので、透明板保持枠130
と同様に弾球遊技機1の前面側に配置される構成部材の
強度が向上でき、ひいては弾球遊技機1全体における穴
空けの不正行為を防止することができる。また、穴空け
の不正行為を防止するカバー部材の装着部位は、本実施
例記載の部位に限定するものではなく、弾球遊技機の構
成に応じて適宜変更することも可能である。なお、以上
のように穴空けの不正行為を防止する各カバー部材は、
それぞれ弾球遊技機1の左右の前面側に装着されること
で、最終的には枠基体10、上皿40、あるいは透明板
保持枠130の開閉機構(ヒンジや錠装置等)に対する
不正を防止するようになっている。また、カバー部材
は、各々、合成樹脂によって所望の形状に形成されると
共に、外周面にはメッキ処理が施されているため、弾球
遊技機1の前面は、上端部から下端部にかけて統一的且
つ近未来的な意匠をなし、弾球遊技機1全体の視覚的な
興趣の向上を可能にしている。
【0056】(ヌ)枠基体の裏面構造 枠基体10の前面側構造及び前面側に取付けられる各部
品の構造は、概ね上記した通りであるが、枠基体10の
裏面構造について図12乃至図14を参照して説明す
る。前述したように、枠基体10の裏面側には、遊技盤
収納枠12が合成樹脂によって一体的に成形されてい
る。しかして、遊技盤収納枠12は、遊技盤220を支
持し且つ固定するものであるため、遊技盤220を正確
に固定するための部品を有する。また、遊技盤収納枠1
2は、遊技盤220の裏面に設けられて所定個数の景品
玉を払い出すための各種の機構が設けられる機構板18
0を正確に取付けるための部品も有する。具体的には、
遊技盤220を収納固定する部品として複数の遊技盤基
準ピン12a(図13参照)と複数の固定手段222
(図14参照)とがある。遊技盤基準ピン12aは、遊
技盤220を遊技盤収納枠12に装着する際に遊技盤2
20の特定の位置に形成された基準穴221に係合させ
るものであり、これにより遊技盤220を遊技盤収納枠
12の正確な位置に装着することができるものである。
なお、枠基体10における遊技盤収納枠12の成形部位
には、図13に示すように、空洞12bが設けられてい
る。この空洞12bは、遊技盤収納枠12の一体成形に
おいて枠基体10の表面側にヒケ(成形時の変形)が発
生するのを防止するためのものであり、枠基体10の成
形時にガスを注入するガスインジェクション成形法によ
り形成されるものである。また、固定手段222は、一
端側が遊技盤収納枠12に取付け固定され且つ他端側に
螺合溝が形成されたボルトピン223と、該ボルトピン
223に挿通されたワッシャ224、固定腕225、及
びスプリング226と、ボルトピン223に螺着された
ナット227と、から構成されている。そして、遊技盤
220を遊技盤収納枠12に正確に装着した状態で、固
定手段222の固定腕225を回動することにより、遊
技盤220の裏面から押圧して遊技盤220を遊技盤収
納枠12に堅固に固定するようになっている。
【0057】一方、機構板180を取付けるための部品
としては、固定ピン181と上下一対のヒンジ部材18
2,183とがある。ヒンジ部材182,183は、枠
基体10の軸支側の裏面に対応する遊技盤収納枠12の
上下に固着される金属製のものであり、このヒンジ部材
182,183に機構板180の端部上下に設けられる
軸支部(図示しない)を係合させることにより機構板1
80を開閉自在に且つ着脱自在に設けることができる。
また、機構板180を閉じた状態で固定ピン181が機
構板180に形成された係合穴を通過して先端部が機構
板180の裏面に突出し、その突出した部分を機構板1
80に回動自在に軸支される係止部材184で係止する
ことにより、機構板180を遊技盤220の裏面に密着
した状態で係止することができる。
【0058】(ル)機構板 一方、上記した遊技盤220の裏面を覆う機構板180
は、図12に示すように、遊技盤220の後面に取り付
けられる後述する入賞玉集合カバー体270と対応する
部分に方形状の開口185が形成され、機構板180が
閉じられたときに、遊技盤220に設けられる可変表示
装置230の後方突出部を覆う表示装置収納ボックス2
71が後方に貫通し得るようになっている。また、機構
板180の前面側には、主として前記入賞玉集合カバー
体270に形成された誘導径路に沿って流下した入賞玉
を集合せしめる入賞玉集合樋(図示しない)が形成され
るが、機構板180の後面側には、その最上部に景品玉
として供される多量の玉を貯留する貯留タンク186が
取着され、該貯留タンク186の下方に貯留タンク18
6から流出する玉を複数列(例えば、2列)に整列しな
がら流下せしめる誘導通路187が傾斜状に設けられ、
該誘導通路187の末端に前記開口185の側方に配置
され且つ前記誘導通路187からの整列された玉を受け
入れて入賞玉信号に基づいて所定個数の景品玉を払い出
す景品玉払出装置188が接続されている。なお、誘導
通路187の上流側には、玉切れ検出器187aが設け
られ、該玉切れ検出器187aがONしたときに前記L
ED基板167に設けられるLEDが点灯するようにな
っている。
【0059】前記景品玉払出装置188から払い出され
た景品玉は、景品玉払出通路189の下流側に設けられ
る景品玉流出口(図示しない)から前記上皿連通口13
及び景品玉排出口45を介して上皿40の貯留部62に
導かれる。上皿40が景品玉で満杯となったときには、
景品玉流出口の側方から下方部にかけて形成される余剰
玉通路190に溢れて下方に流下し、その余剰玉通路1
90の末端に接続される接続樋191から前記下皿10
0の玉受部材106に導かれる。なお、前記景品玉払出
装置188は、前記入賞玉集合樋に集められた入賞玉を
1個ずつ処理する入賞玉処理装置(図示しない)に含ま
れる入賞玉検出器197が入賞玉を検出することにより
駆動されるものである。また、この入賞玉検出器197
がONすると前記LED基板165に設けられるLED
が所定時間点灯されるものである。更に、前記余剰玉通
路190の下部一側には、満タン検出器192が設けら
れ、該満タン検出器192がONすると、打球発射装置
200の打球モータ203の駆動が停止されるようにな
っている。
【0060】機構板180の概の構成は、上記した通り
であるが、図示の実施例では、機構板180の裏面上部
にターミナル基板ボックス193が設けられ、更に、開
口185の下部に遊技制御回路基板195が着脱自在に
取付けられ、前記景品玉払出通路189の後面にカード
ユニット中継基板194が取り付けら、前記遊技制御回
路基板195の下方に払出制御回路基板196が取り付
けられている。ターミナル基板ボックス193は、弾球
遊技機1に電源を供給する電源線や弾球遊技機1と遊技
場の管理コンピュータ(図示しない)との情報信号をや
り取りするための端子等が設けられるものであり、遊技
制御回路基板195は、遊技盤220に設けられる可変
表示装置230や可変入賞球装置240等の動作を制御
するものである。このため、遊技制御回路基板195に
は、前記入賞玉集合カバー体270の裏面に取り付けら
れる第1中継基板272や第2中継基板273からの配
線や、可変表示装置230からの配線が接続されるよう
になっている。なお、機構板180を開閉する際には、
これらの配線の接続を取り外すことが必要となる。ま
た、カードユニット中継基板194は、後述するカード
ユニット280と前記上皿40の操作透視板87に設け
られる操作具や払出制御回路基板196とを中継するも
のであり、払出制御回路基板196は、入賞信号又は貸
出信号を受けて前記景品玉払出装置188を制御して景
品玉又は遊技玉を払い出すものである。
【0061】(ヲ)枠基体のその他の裏面構成 枠基体10のその他の裏面構成としては、図12に示す
ように、枠基体10の裏面下部一側に打球発射装置20
0が取付けられている。この打球発射装置200は、取
付基板201に打玉を弾発する打球槌202と、該打球
槌202に往復回動動作を付与する打球モータ203
と、打球槌202の往復動作に連動して上下動し且つ図
示しない打球供給装置を駆動する玉送り昇降杆204等
を集約して設けることにより構成されており、前記ハン
ドル装置120と関連づけられている。また、打球発射
装置200の設置位置と反対側には、透明板保持枠13
0に設けられる電装部品の動作を制御し且つスピーカ1
55の音量を段階的に調整する音量調整スイッチ179
を含む電飾制御回路基板198が取付けられている。そ
して、この電飾制御回路基板198と透明板保持枠13
0に設けられる電装部品とを接続する配線が乱雑になら
ないように枠基体10の軸支側裏面一側には、配線処理
部材が設けられている。この配線処理部材は、枠基体1
0と一体的に成形しても良いし、あるいは別体の処理部
材を止着しても良い。また、配線処理部材の形状は、配
線をまとめることができるものであればどのような形
状,構造のものであっても良い。更に、枠基体10の開
放側裏面には、外枠2に対する枠基体10の施錠、及び
枠基体10に対する透明板保持枠130の施錠を行う錠
装置210が取付けられるが、この錠装置210につい
ては、前述したとおりである。
【0062】(ワ)遊技盤 以上、説明した弾球遊技機1の各構成部材は、いわゆる
弾球遊技機1の本体側を構成するものであり、この弾球
遊技機本体に着脱交換自在に取り付けられる遊技盤22
0の構成について図16乃至図19を参照して説明す
る。遊技盤220は、前記遊技盤収納枠12に収納固定
されるべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、その
表面には、円形うず巻き状に誘導レール228が形成さ
れ、該誘導レール228の内側が遊技領域229とされ
て発射された打玉が落下するものである。遊技領域22
9には、図示の場合、可変表示装置230や可変入賞球
装置240が設けられると共に、単に打玉を入賞とする
入賞口、打玉の流下方向,速度を変化せしめる風車又は
多数の障害釘が設けられ、また、遊技領域229の最下
方には、いずれの入賞領域にも入賞しない打玉が取り込
まれるアウト口239が設けられている。
【0063】より詳細に説明すると、可変表示装置23
0は、複数の回転ドラム231a〜231cを有し、該
回転ドラム231a〜231cの外周には、複数の図柄
が描かれている。しかして、遊技領域229を落下する
打玉が可変表示装置230の下方に配置される始動入賞
口234に入賞して始動入賞玉検出器234a(図18
に示すように可変入賞球装置240が設けられる位置の
遊技盤220の裏面側に設けられる)をONせしめる
と、回転ドラム231a〜231cが変動を開始し、所
定時間(例えば、5秒)が経過すると左、右、中の順で
停止し、その停止時に表示される図柄の組合せが予め定
められた大当り図柄の組合せと一致したときに大当り遊
技状態となって次に説明する可変入賞球装置240の開
閉板243を一定時間(例えば、25秒〜29秒)が経
過するまで、あるいはその一定時間が経過する前に所定
個数(例えば、10個)の入賞玉が開放する開放サイク
ルを後述する特定玉検出器244がONすることを条件
として所定回数(例えば、16回)繰り返すようになっ
ている。なお、可変表示装置230には、その上部に入
賞口232が形成され、その下部に回転ドラム231a
〜231cを回転せしめる権利を留保した旨を報知する
始動記憶表示器233が一体的に設けられている。
【0064】次に可変入賞球装置240について説明す
るが、可変入賞球装置240を説明する前に、遊技領域
229に設けられる他の構成部材について説明する。ま
ず、上記した可変表示装置230は、遊技領域229の
ほぼ中央に配置され、可変入賞球装置240は、遊技領
域229の下部であって前記アウト口239の上方に配
置される。そして、可変表示装置230と可変入賞球装
置240との間には、前記始動入賞口234が配置さ
れ、可変表示装置230の左右上部側方にランプ付風車
235が配置され、更に、遊技領域229の左右上部に
前記した大当り遊技状態となったときに点灯又は点滅し
てその旨を報知するサイドランプ236が配置されてい
る。また、誘導レール228の先端であって遊技領域2
29への入口部分には、一旦遊技領域229に到達した
打玉を誘導レール228内に逆流しないようにするため
の逆流防止装置237が設けられ、その反対側上部に
は、当該遊技において得られる景品玉数を表示する賞品
数表示シール238が設けられている。
【0065】本実施例における可変入賞球装置240
は、その主要部分は、従来の可変入賞球装置とあまり変
わらないが、全体の印象が大きく異なる形状を有してい
る。即ち、可変入賞球装置240は、円形状の遊技領域
229の下半分の形状に対応するように円弧状の取付基
板241を有し、該取付基板241のほぼ中央に長方形
状の入賞領域242が開設され、その入賞領域242を
開閉板243で開閉するようになっている。開閉板24
3は、図示しないソレノイドによって開閉制御されるも
のであり、その具体的な動作は、前記した大当り遊技状
態における動作である。このため、開閉板243内の入
賞領域は、明瞭に図示しないが、2つに区分され、一方
の区分に打玉が入賞したときには、特定玉検出器244
によって検出されて前記開放サイクルの継続を保証する
こととなり、他方の区分に打玉が入賞したときには、入
賞玉検出器245によって検出されて開放サイクルにお
ける開閉板243の開放長さを規制することとなる。ま
た、開閉板243の下方には、突出障害部材258が突
設されているが、この突出障害部材258の前面には、
大当り遊技状態における開放サイクルの回数を表示する
回数表示器246と、1回の開放サイクルにおける開閉
板243内への入賞玉数を表示する個数表示器247と
が臨むようになっている。なお、入賞領域242を開閉
する部材として図示のような1枚の板からなる開閉板2
43だけでなく、一対の羽根状の開閉部材であっても良
い。
【0066】上記した構成だけからなる可変入賞球装置
は、従来から数多く知られているが、本実施例において
は、上記した構成に加えて取付基板241の左右に円弧
状に延設された部分には、その円弧状上端部に第1の入
賞口としての入賞口248a,248bが形成され、ま
た、円弧状基部にも第2の入賞口としての入賞口249
a,249bが形成され、入賞口248a,248bと
入賞口249a,249bとの間は、打玉の通過し得る
通過間隔250a,250bとなっている。そして、上
記入賞口248a,248bと入賞口249a,249
bとの間の前面に亘って、透過飾り板251a,251
bが円弧状に装着され、その透過飾り板251a,25
1bの下方の取付基板241には、複数の飾りLED2
53が設けられている。このため、飾りLED253が
点灯又は点滅作動されたときには、開閉板243の両端
部から円弧状の上端、即ち、誘導レール228の下半分
に沿った状態で光学的な装飾効果を高めることができ
る。このような遊技領域229の下方であって誘導レー
ル228に沿った透過飾り板251a,251bによる
装飾及び飾りLED253による光学的装飾は、従来に
おいて全くなく、遊技者に与える印象度は、大幅に異な
るものである。また、第1の入賞口248a,248b
と通過間隔250a,250bとの間の内側側面は、打
玉を誘導する玉誘導面252a,252bとなってお
り、その玉誘導面252a,252bに沿って落下する
打玉の多くを可変入賞球装置240の中心に形成される
開閉板243に向けて誘導するものであり、一部の打玉
を通過間隔250a,250bの間から下方に導くもの
である。なお、取付基板241には、前記透過飾り板2
51a,251bの外側に密着する状態であって、通過
間隔250a,250bを除く位置に光を透過する材料
で構成される飾りレンズ部材254a,254b、25
6a,256bが設けられ、該飾りレンズ部材254
a,254b、256a,256b内にもそれぞれ飾り
LED255,257が設けられている。なお、上記実
施例では、第2の入賞口249a,249bを入賞領域
242に臨設するものを示したが、必ずしも第2の入賞
口249a,249bはなくてもよく、入賞領域242
の両端部と第1の入賞口248a,248bとの間を通
過間隔250a,250bとしても良い。
【0067】また、遊技盤220の表面下方であって誘
導レール228の外側左右に、ビス止め固定された各種
のシール貼付台座260,262を介してアミューズメ
ントシール261、及び証紙シール263が取付けられ
ている。このアミューズメントシール261及び証紙シ
ール263は、いわゆる証明用シールといわれるもの
で、弾球遊技機1が遊技場に設置されたときにそれらが
関係機関によって正規に認められたものであるというこ
とを証明するためのものであるため、通常の状態で前方
から容易に視認される必要があるが、本実施例において
は、その貼付位置に対応する前記透明板保持枠130の
下部左右に窓140a,140bが形成されているの
で、その窓140a,140bを介してアミューズメン
トシール261、証紙シール263を容易に視認するこ
とができるようになっている。なお、それらの証明シー
ルを台座260,262を介することなく、遊技盤22
0の表面に直接貼付しても良いが、台座260,262
に貼付する場合には、当然のことながら、台座260,
262の遊技盤220への取付位置が規定されることと
なり、結果的に窓140a,140bの位置に正確に対
応して証明シール261,263を貼付し得るという利
点がある。また、証明用シール261,263は、必ず
しもシールでなくても良く、遊技盤220又は台座26
0,262に直接印刷したもの、あるいは金属や合成樹
脂で成形したものでも良く、要は、関係機関によって正
規に認められたものであれば、どのようなものでも良
い。
【0068】一方、遊技盤220の裏面には、図12に
示すように、前記可変表示装置230の後面構造物であ
る表示装置収納ボックス271が遊技盤220の裏面に
直接的に止着され、該表示装置収納ボックス271の周
囲を囲むように入賞玉集合カバー体270が取付けられ
ている。入賞玉集合カバー体270は、各種の入賞口や
入賞球装置に入賞した入賞玉を所定の流路にしたがって
誘導する誘導径路が形成されるものである。また、入賞
玉集合カバー体270の裏面には、遊技盤220に配置
される入賞口や入賞球装置等に付設されるスイッチや装
飾用発光源の電装部品の配線が接続される第1中継基板
272と第2中継基板273(これらを1つの中継基板
にまとめたものでも良い)とが取付けられている。第1
中継基板272と第2中継基板273は、遊技盤220
に設けられる各種の電装部品と前記遊技制御回路基板1
95とを中継するために設けられるものである。更に、
遊技盤220の裏面には、前記アウト口239に対応す
る位置の下流側にアウト玉通路(図示しない)が刻設さ
れ、このアウト玉通路に沿ってアウト玉が下方に導かれ
る。アウト玉通路から下方に導かれたアウト玉は、前記
遊技盤収納枠12の下辺ほぼ中央に形成される玉誘導通
路(図示しない)から機構板180に形成されるアウト
玉排出通路(図示しない)に導かれるようになってい
る。
【0069】(カ)カードユニット 次に、上記した弾球遊技機1に隣接されるカードユニッ
ト280の構成について図1を参照して説明する。前述
したように、前記上皿40には、その上面にカードユニ
ット280を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操
作部が設けられている。しかして、カードユニット28
0は、使用可能状態であるか否かを表示する稼働表示器
281と、カード内に記録された残額情報に端数(10
0円未満の数)が存在する場合にその端数を前記残高表
示器97に表示させるための端数表示スイッチ282
と、当該カードユニット280がいずれの側の弾球遊技
機1に対応しているか否かを表示する連結台方向表示器
283と、カードがカードユニット280内に投入中で
あることを表示するカード挿入中表示器284と、記録
媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入・排出口
285とが設けられている。そして、このように構成さ
れるカードユニット280は、独自の制御回路によって
制御されるものであるが、上皿40に設けられる前記選
択スイッチ94,玉貸スイッチ95、返却スイッチ9
6、及び残高表示器97や、前記払出制御回路基板19
6とを接続する必要があるため弾球遊技機1の裏面に設
けられる機構板180には、カードユニット中継基板1
94(図12参照)が設けられており、該カードユニッ
ト中継基板194にカードユニット280のコネクタか
ら延設される配線が接続されている(図12参照)。な
お、カードユニット280を弾球遊技機1に内蔵しても
良い。
【0070】以上、実施例に係る弾球遊技機1の構成に
ついて詳細に説明してきたが、本実施例によれば、透明
板保持枠130の遊技開口133を遊技盤220の遊技
領域229の外周形状に沿った形状として構成したの
で、弾球遊技機1の正面上部は、透明板保持枠130と
該透明板保持枠130のガラス131を介して視認し得
る遊技盤100の遊技領域102だけであり、従来の画
一した正方形状の正面形状と大幅に異なる印象を遊技者
に与えることができる。また、遊技盤220の下方に
は、証明用シール261,263が貼付されているが、
その証明用シール261,263は、弾球遊技機1の正
面から視認し得るようにする必要があり、上記のように
透明板保持枠130を遊技領域229の外周形状に沿っ
た形状とした場合に、証明用シール261,263が正
面から視認できなくなるが、本実施例においては、遊技
開口133の下部左右の両方に証明用シール261,2
63を透視し得る窓140a,140bが形成されてい
るので、上記のような証明用シール261,263が視
認できないということはない。
【0071】また、本実施例においては、カードユニッ
ト280からの貸出指令があったにも拘らず遊技玉の貸
出動作が行われなかったときや遊技玉の貸出動作が行わ
れたときには、圧電ブザー70からそれぞれの状態に応
じた報知音が発生されるが、その報知音が上皿40の皿
部材60内に収納される圧電ブザー70から発生され、
それ以外の遊技の進行に関係する効果音は、圧電ブザー
70から離れた位置となっている透明板保持枠130の
上部両端に設けられるスピーカ155から発生されるの
で、圧電ブザー70から報知される報知音とスピーカ1
55から効果音とを明確に聞き分けることができ、報知
音が効果音によってかき消されることがなく、遊技玉の
貸出に対する正確な状態を把握することができる。
【0072】更に、本実施例においては、可変入賞球装
置240の取付基板241のほぼ中央に長方形状の入賞
領域242を形成した従来の構成と同じ構成に加えて取
付基板241の左右に円弧状に延設された部分には、そ
の円弧状上端部に第1の入賞口としての入賞口248
a,248bが形成され、また、円弧状基部にも第2の
入賞口としての入賞口249a,249bが形成され、
入賞口248a,248bと入賞口249a,249b
との間は、打玉の通過し得る通過間隔250a,250
bとし、上記入賞口248a,248bと入賞口249
a,249bとの間の前面に亘って、透過飾り板251
a,251bが円弧状に装着され、その透過飾り板25
1a,251bの下方の取付基板241には、複数の飾
りLED253が設けられている。このため、飾りLE
D253が点灯又は点滅作動されたときには、開閉板2
43の両端部から円弧状の上端、即ち、誘導レール22
8の下半分に沿った状態で光学的な装飾効果を高めるこ
とができる。このような遊技領域229の下方であって
誘導レール228に沿った透過飾り板251a,251
bによる装飾及び飾りLED253による光学的装飾
は、従来において全くなく、遊技者に与える印象度は、
大幅に異なるものである。
【0073】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、効果音を発生する効果音発生手
段と報知音を発生する報知音発生手段とを弾球遊技機の
相互に離れた位置に配置したので、効果音発生手段から
発生される効果音と報知音発生手段から報知される報知
音を聞き分けることができると共に、報知音が効果音に
よってかき消されることがなく、報知音が遊技者に正確
に伝達される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る弾球遊技機1の正面図である。
【図2】弾球遊技機の主要構成部材である枠基体の分解
斜視図である。
【図3】透明板保持枠を枠基体に取付けた状態での透明
板保持枠を開放した状態を示す弾球遊技機の斜視図であ
る。
【図4】上皿の分解斜視図である。
【図5】上皿を構成する皿部材の分解斜視図である。
【図6】下皿及び灰皿の分解斜視図である。
【図7】灰皿部分であって図1のA−A線矢視断面図で
ある。
【図8】(A)(B)は、各々、灰皿の回転動作を示す説
明図である。
【図9】透明板保持枠の正面から見た分解斜視図であ
る。
【図10】透明板保持枠の正面図である。
【図11】透明板保持枠の背面図である。
【図12】遊技盤及び機構板を取付けた状態での枠基体
の背面図である。
【図13】図1のB−B線矢視断面図である。
【図14】図1のC−C線矢視断面図である。
【図15】図1のD−D線矢視断面図である。
【図16】遊技盤の正面図である。
【図17】遊技盤に設けられる可変入賞球装置の正面か
ら見た斜視図である。
【図18】可変入賞球装置の正面図である。
【図19】可変入賞球装置の中央部分での断面図であ
る。
【符号の説明】
1 弾球遊技機 2 外枠 10 枠基体 11 開口部 40 上皿 41 取付基板 70 圧電ブザー(報知音発生手段) 95 玉貸スイッチ 100 下皿 114 灰皿 120 ハンドル装置 130 透明板保持枠 133 遊技開口 140a,140b 窓 141a,141b 窓カバー部材 155 スピーカ(効果音発生手段) 180 機構板 220 遊技盤 228 誘導レール 229 遊技領域 240 可変入賞球装置 241 取付基板 243 開閉板 248a,248b 第1の入賞口 249a,249b 第2の入賞口 250a,250b 通過間隔 251a,251b 透過飾り板 253,255,257 飾りLED 254a,254b、256a,256b 飾りレンズ
部材 260,262 シール貼付台座 261 アミューズメントシール(証明手段) 263 証紙シール(証明手段) 280 カードユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の進行に応じた効果音を発生する効
    果音発生手段を備えた弾球遊技機において、 該弾球遊技機には、玉貸動作に関係する報知音を発生す
    る報知音発生手段を設けると共に、前記効果音発生手段
    と報知音発生手段とを相互に離れた位置に配置したこと
    を特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記報知音発生手段は、弾球遊技機に臨
    設されるカードユニットに所定のカードが投入されてい
    る状態で遊技者が上皿に設けられる玉貸スイッチを操作
    したときに遊技玉が貸し出される際に発生される報知音
    を発生するものであり、該報知音発生手段を前記上皿に
    配置する一方、前記効果音発生手段を弾球遊技機の上部
    に配置したことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記効果音発生手段は、複数のスピーカ
    から構成され、前記報知音発生手段は、圧電ブザーから
    構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の弾球遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005287987A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Toranto:Kk 遊技機における表示装置
JP2005287988A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Toranto:Kk 遊技機における呼出表示装置
JP2006034358A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Heiwa Corp 遊技機

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JP2005287987A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Toranto:Kk 遊技機における表示装置
JP2005287988A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Toranto:Kk 遊技機における呼出表示装置
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