JP2005287987A - 遊技機における表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 プレート自体が発光表示可能であると共に、遊技機の状態に応じて店員がプレートを容易に取り付けまたは交換することのできる遊技機における表示装置を提供する。
【解決手段】 各パチンコ機2に対応するパチンコ島台の幕板7箇所に孔10を穿設し、この孔10を基準にして支持部60を幕板7に装着する。そして、この支持部60に上方からスライドさせて、LEDが内蔵された本体部40を取り付け、この本体部40に表示プレート25を挿入して、表示プレート25の挿入端をLEDに臨ませる。表示プレート25は、アクリル板等で形成されると共に拡散反射特性を含有するインキで所定の文字やデザインが印刷されており、LEDが発光すると、この光が表示プレート25の印刷箇所に当たって乱反射し、表示プレート25に印刷された文字やデザイン箇所が発光する。
【選択図】 図2
【解決手段】 各パチンコ機2に対応するパチンコ島台の幕板7箇所に孔10を穿設し、この孔10を基準にして支持部60を幕板7に装着する。そして、この支持部60に上方からスライドさせて、LEDが内蔵された本体部40を取り付け、この本体部40に表示プレート25を挿入して、表示プレート25の挿入端をLEDに臨ませる。表示プレート25は、アクリル板等で形成されると共に拡散反射特性を含有するインキで所定の文字やデザインが印刷されており、LEDが発光すると、この光が表示プレート25の印刷箇所に当たって乱反射し、表示プレート25に印刷された文字やデザイン箇所が発光する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、パチンコ機やスロットマシーン等の遊技機に対応して設けられ、遊技機が大当り状態等になったことを外部に報知する遊技機における表示装置に関する。
従来より、パチンコ機やスロットマシーン等の遊技機が列設される遊技場においては、例えば遊技機が大当り状態になると、店員がこの遊技機の上方となる島台の幕板や欄間等に、「スタート」や「大当り」と書かれた矩形状のプレートを立てて、当該遊技機が大当り状態になったことを周囲に報知するようにしている。また、空いている遊技機や、遊技場が推奨する遊技機等に対しても、その旨がわかるように該当するプレートが立てられる場合もある。つまり、これらのプレートは、予め所定の文字等が記載された複数種類が用意されており、遊技機の状態によって、該当するものが立てられるようになっている。このプレート表示により遊技場は、遊技客に出球状況をアピールしたり、その他のお知らせしたい情報等を報知すると共に、遊技場の雰囲気を盛り上げるようにしている。
そして、近年、このプレートの装飾効果を高めるために、プレートに光を照射したり、プレート自体を発光させたりする技術が提案されている。例えば、プレートの上下縁部に、複数のLEDからなる電光照明部材を着脱自在に取り付け、プレートに光を照射して装飾効果を高める技術(例えば、特許文献1参照、以下、従来技術1という)や、プレートの内部に3本の異なった色のランプを組み込み、店員がフィーバー種別に応じ、リモコンにて固有の表示方法でプレート自体を点灯する技術(例えば、特許文献2参照、以下、従来技術2という)や、プレートに、基板の表裏にプリント配線を施し且つそのプリント配線上に発光素子(LED)を接合して横長矩形板状のLED表示部を設け、制御手段により発光素子(LED)の発光動作を制御して、複数の文字等を表示する技術(例えば、特許文献3参照、以下、従来技術3という)等が開示されている。或いは、最近では、プレートにEL(エレクトロルミネッセンス)素子を設けて所定の文字や数字を発光させる技術(以下、従来技術4という)も開示されている。
しかし、従来技術1においては、プレート自体が光ることはなく、プレートを外部から照射する構成となっているので、装飾効果は今一で、インパクトにかけ、また、プレートを取り外したり交換するときも、その都度照明体を着脱しなければならず煩わしいという問題点がある。
また、従来技術2においては次の問題点がある。即ちプレート自体は光るものの、スタートプレートの内部にランプがバックライト的に内蔵されているので、厚みが増して嵩張ったり取り扱いに注意を要すると共に、プレートが高価になる。プレートは、通常、遊技機の設置台数に合わせて複数種類用意しなければならず、従い、遊技場にとっては経費が嵩んでデメリットとなる。また、プレート自体に照明体が内蔵されていると、照明体を点灯したり制御するための駆動装置(電源)と電気的に接続することが必須となり、プレートを取り外したり交換するときも、その都度電気的な接続、例えばコネクタやコンセント等を取り外さなければならず煩わしいという問題点もある。
また、従来技術3においては、プレート自体をいわばドットマトリクスLED等で構成するもので、従って従来技術2と同様、取り扱いに注意を要すると共に、プレート自体が極めて高価になって遊技場にとっては経費が嵩み、更に前記した駆動装置(電源)と電気的に接続する問題点はあり、プレートの取り外し時や交換時に煩わしい作業が発生する。
また、従来技術4においては、従来技術3のドットマトリクスLED等に比べれば安価であるが、依然として前記した駆動装置(電源)と電気的に接続する問題点はあり、更に発光強度が弱く、明るいホール内では不向きであると共にインバータ等の制御装置が必要となり高価となる。
本発明は、このような問題点の少なくとも何れかを解決するためになされたもので、その目的とするところは、プレート自体が発光表示可能であると共に、遊技機の状態に応じて店員がプレートを容易に取り付けまたは交換することのできる遊技機における表示装置を提供することにある。
このような問題を解決するために、本発明の遊技機における表示装置は、請求項1に記載したように、遊技機の近傍に設けられ、遊技に係わる情報を報知する遊技機における表示装置であって、該表示装置は、導光板に所定の文字やデザインが施された表示プレートと、少なくとも光源が設けられると共に該表示プレートを挿脱自在に支持するプレート支持手段とを備え、該プレート支持手段は、前記表示プレートを挿入するための挿入口を備え、前記表示プレートを該挿入口に挿入したとき、前記表示プレートの一端部が前記光源に臨み前記所定の文字やデザインが発光するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機における表示装置において、前記光源は基板に実装された発光ダイオードであり、該基板の実装面には、該発光ダイオードの光を反射可能な反射層が形成されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機における表示装置において、前記光源を点灯制御する制御手段と、該制御手段の点灯制御を所定の点灯態様に設定する点灯設定手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の遊技機における表示装置において、前記プレート支持手段は、遊技機が設置される島台側に予め装着される支持部と、該支持部に着脱自在に取り付けられ前記表示プレートを支持する本体部とから成り、該本体部に前記挿入口と前記光源とが設けられていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の遊技機における表示装置において、前記プレート支持手段は、前記表示プレートを前記挿入口に挿入したとき、前記光源に前記表示プレートが当接するのを回避するストッパ手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の遊技機における表示装置において、前記導光板は、メタクリル樹脂またはアクリル樹脂で形成され、前記所定の文字やデザインは、該導光板に拡散反射特性を含有するインキで直接印刷されていること、または前記所定の文字やデザインが該インキにて印刷されたシートを、該導光板に貼着するようにしたことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6の何れかに記載の遊技機における表示装置において、前記表示プレートは、第1プレートと第2プレートと反射シートとを備え、該第1プレートと該第2プレートとを該反射シートを挟み込みながら重合して接着形成すると共に、前記所定の文字やデザインは、該反射シートに重なるように該第1プレート及び該第2プレートの内側面に施されていることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7の何れかに記載の遊技機における表示装置において、前記表示プレートの前記光源に臨む一端部以外の周縁部には、反射テープを貼着したことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の遊技機における表示装置において、前記プレート支持手段は、遊技機が設置される島台側に予め装着される支持部と、該支持部に着脱自在に取り付けられ前記表示プレートを支持する本体部とから成り、該本体部に前記挿入口と前記光源とが設けられていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の遊技機における表示装置において、前記プレート支持手段は、前記表示プレートを前記挿入口に挿入したとき、前記光源に前記表示プレートが当接するのを回避するストッパ手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の遊技機における表示装置において、前記導光板は、メタクリル樹脂またはアクリル樹脂で形成され、前記所定の文字やデザインは、該導光板に拡散反射特性を含有するインキで直接印刷されていること、または前記所定の文字やデザインが該インキにて印刷されたシートを、該導光板に貼着するようにしたことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6の何れかに記載の遊技機における表示装置において、前記表示プレートは、第1プレートと第2プレートと反射シートとを備え、該第1プレートと該第2プレートとを該反射シートを挟み込みながら重合して接着形成すると共に、前記所定の文字やデザインは、該反射シートに重なるように該第1プレート及び該第2プレートの内側面に施されていることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7の何れかに記載の遊技機における表示装置において、前記表示プレートの前記光源に臨む一端部以外の周縁部には、反射テープを貼着したことを特徴とする。
従って請求項1の発明によれば、導光板で形成された表示プレートをプレート支持手段の挿入口に挿入し、その挿入した表示プレートの一端部をプレート支持手段に設けられた光源に臨ませるだけの簡単な操作で、表示プレートに施された所定の文字やデザイン自体を発光することができる。即ち表示プレートを電気的に接続することなく、表示プレートの文字やデザイン自体を発光することができるので、その結果、所望の遊技に係わる情報を外部にアピールして報知できると共に、表示プレートの装着や取り外し、或いは交換するとき等の作業を極めて容易にすることができる。なお遊技機としては、パチンコ機、スロットマシーン、アレンジ、雀球等の遊技機が挙げられる。
また請求項2の発明によれば、光源を基板に実装された発光ダイオードとし、この基板の実装面に反射層を形成して発光ダイオードの光を反射するようにしたので、より表示プレートの発光強度が増す。また発光ダイオードを採用することにより、コンパクト、低消費電力、長寿命の表示装置を提供できると共に、発光ダイオードの発光色を選択することで様々な色で表示プレートを発光できる。
また請求項3の発明によれば、点灯設定手段により、制御手段における光源の点灯制御を所定の点灯態様に設定することができるので、複数の点灯態様の中から所望する点灯態様を選択し、この選択した点灯態様にて表示プレートを発光させることができ、遊技に係わる情報別に点灯態様を変化させて報知することができる。即ち遊技に係わる情報を外部によりアピールして報知できる。
また請求項4の発明によれば、プレート支持手段は、支持部と本体部とから成り、遊技機が設置される島台側に予め装着される支持部に、表示プレートを支持すると共に挿入口と光源とが設けられた本体部を着脱自在に取り付けるようにしたので、表示装置の保守点検等が極めて容易になる。
また請求項5の発明によれば、プレート支持手段はストッパ手段を備え、このストッパ手段が、表示プレートを挿入口に挿入したとき、光源に表示プレートが当接するのを回避するようにしたので、適切な位置に表示プレートを配置できると共に、互いの接触による光源や表示プレートの破損等を防止することができる。
また請求項6の発明によれば、所定の文字やデザインは、拡散反射特性を含有するインキでメタクリル樹脂またはアクリル樹脂で形成された導光板に直接印刷するようにしたので、表示プレートに極めて容易に所定の文字やデザインを所望の色合いで施すことができると共に、文字やデザインが施された表示プレート箇所を、より強く発光することができる。ここで、所定の文字やデザインは、導光板に直接印刷する替わりに、この所定の文字やデザインが拡散反射特性を含有するインキにて印刷されたシートを、導光板に貼着するようにしても良い。このようにすると、所定の文字やデザインを、シートを剥がしたり貼ったりするだけの作業で極めて容易に変更することが可能となり、極めて使い勝手が良くなる。なお他の手段として、この印刷に替えて、エッチングにより表示プレートに所定の文字やデザインを施すようにしても良い。
また請求項7の発明によれば、表示プレートは、第1プレートと第2プレートとを、所定の文字やデザインが施された面を内側にして、且つ反射シートを挟み込むようにして重合接着して形成されている。従って、本発明によれば表示プレートの両面を異なる文字(同じ文字列であって読む方向が異なるものも含む)やデザインにて発光させることが可能となる。
また請求項8の発明によれば、反射テープを表示プレートの光源に臨む一端部以外の周縁部に貼着したので、光源から発せられた光が反射テープにより反射することで、より表示プレートの発光強度が増す。
以下に、本発明の1実施例を図を用いて説明する。
図1は、パチンコ島台1の斜視図である。パチンコ島台1には、その縦方向の略中央部に遊技機としてのパチンコ機2が設けられており、パチンコ機2同士の間には、カードや現金等によりパチンコ機2へ遊技球を貸し出しするための台間ユニット3が立設されている。またパチンコ島台1において、パチンコ機2の下方には、水平方向に突出するようにカウンタ4が突設されており、このカウンタ4の下方には腰板5と巾木6とが形成されている。
一方、パチンコ島台1において、パチンコ機2の上方には、幕板7が長手方向の一連全長に亘って形成されており、この幕板7の上方には、略矩形平板状の欄間8が各パチンコ機2にそれぞれ対応して複数設けられている。なお、この欄間8は、その上端部が図示しない蝶番によりパチンコ島台1に取り付けられており、従って開閉自在となっている。この欄間8が開閉自在になっているのは、パチンコ島台1内部の上方に架設されるパチンコ機2にパチンコ球を補給するための補給樋(図示省略)等において、パチンコ球が詰まったりする等のトラブルを解消する、即ちパチンコ島台1の保守点検をするためである。
また、幕板7には、各パチンコ機2にそれぞれ対応して呼出ランプ9が設けられている。この呼出ランプ9は、遊技者が、遊技において何らかのトラブルが発生したとき等に操作して点灯させることで店員を呼び出したり、或いはパチンコ機2が大当り状態になったとき等に自動的に点滅して、このパチンコ機2の大当り状態を店員に報知したり、遊技場内の客にアピールしたりする装置である。更に、本実施例のパチンコ島台1の幕板7には、呼出ランプ9の近傍に本発明の要旨となる表示装置20が、各パチンコ機2にそれぞれ対応して設けられている。
図2は、表示装置20の分解斜視図である。表示装置20は、図2に示すように、表示プレート25と、この表示プレート25を支持して発光させる本体部40と、この本体部40をパチンコ島台1に取り付けるための支持部60とにより構成されている。つまり表示装置20は、後に詳述するが、パチンコ機2が大当り状態になったとき、店員が呼出ランプ9の点滅を確認して、この大当りに対応する表示プレート25を本体部40に挿入して発光表示し、当該パチンコ機2の大当り状態を遊技場内の客にアピールするようになっている。
なお、表示装置20は、このパチンコ機2の大当り状態の報知以外に、例えばパチンコ機2が空いていることや、遊技場が推奨するパチンコ機2や、遊技者に対する宣伝広告等の情報を報知することができるようになっている。これらの報知は、表示プレート25に予め複数種類の文字等を印刷しておくことで対応するようになっている。例えば、パチンコ機2の大当り状態の報知は「スタート」、パチンコ機2が空いていることの報知は「空き台」、遊技場が推奨するパチンコ機2の報知は「店長おすすめ台」、遊技者に対する宣伝広告の報知は「ラッキータイム」といった具合である。即ち店員は、パチンコ機2の状況等に応じて、表示プレート25を取り付けたり、差し替えたりするのである。なお、本実施例においては、以下、パチンコ機2の大当り状態を報知する表示プレート25を主に説明する。
ここで、図2乃至図6を用いて、表示装置20について詳しく説明する。なお、図3(A)は、本体部40の正面図、図3(B)は、本体部40の背面図、図3(C)は、本体部40の右側面図、図3(D)は、本体部40の平面図、図3(E)は、本体部40の底面図、図4(A)は、支持部60の正面図、図4(B)は、支持部60の背面図、図4(C)は、支持部60の右側面図、図4(D)は、支持部60の平面図、図4(E)は、支持部60の底面図、図5(A)は、LED基板70の正面図、図5(B)は、LED基板70の右側面図、図6(A)は、LED基板70が取り付けられたときの本体部40の背面図、図6(B)は、LED基板70が取り付けられたときの本体部40の右側面図である。
まず図2に示すように、表示装置20は、パチンコ島台1の幕板7に予めビス等で螺着された支持部60に、上方からスライドさせるようにして本体部40に嵌合し、この本体部40に、表示プレート25を図2に示す矢印のように挿入して構成されるようになっている。つまり、本体部40は、支持部60に対し着脱自在になっており、更に表示プレート25は、本体部40に対し挿脱自在になっている。なお、図中10は、後述するLED基板70とLEDドライバ基板80とをつなぐハーネスを通すための幕板7に穿設された孔である。
次に図3を参照しながら、本体部40の構成について説明する。本体部40は、大別するとプレート収納部41とLED収納部42とから構成され、プレート収納部41は、略直方体の薄板状に、LED収納部42の中央から斜め上方に突出するように設けられており、その内部は、表示プレート25を挿脱するための中空状の挿入口43が形成されている。また、プレート収納部41のLED収納部42側には、表示プレート25を挿入したとき、表示プレート25の端部と後述するLED基板70に設けられたLED71とが接触しないように、表示プレート25を位置決めするストッパ片47a,47bが設けられている。
LED収納部42は、後述するLED基板70を取り付けるため、内部が中空状に形成されており、側方向に形成された側壁52a,52bと、上側に形成された上板49と、下側に形成され前記LED収納部42と同じ傾斜の傾斜下板50と、側壁52a,52bと上板49と傾斜下板50とに連接して形成された表板53と、上板49に対面し傾斜下板50に連接する切欠部51とを備えている。図3(B)(E)を参照して、LED収納部42においてプレート収納部41の挿入口43と対向する箇所には、嵌合溝44が設けられ、この嵌合溝44の両側には段部46a,46bが設けられている。この嵌合溝44は、後述するLED取付基板72が嵌合する箇所であり、つまりLED基板70のLED71は、嵌合溝44にLED取付基板72が嵌合することによりプレート収納部41の挿入口43に臨むようになっている(図6(B)参照)。
一方、段部46a,46bには、後述するベース基板73が重合するようになっており、LED基板70は、ベース基板73の一端側が側壁52aに突出して設けられた爪部45a,45bと段部46aとの間に挟み込まれ、他端側がビス等で段部46bに螺着されることでLED収納部42に取り付けられている(図6(A)参照)。
なお、側壁52a,52bの後端部には、外スライド片48a,48bと内スライド片48c,48dとが突設されており、この外スライド片48a,48bと内スライド片48c,48dとにより、後述する支持部60の側端部62a,62bを嵌合してスライドさせることで、本体部40に支持部60を取り付けできるようになっている(図2参照)。
ここで図5を参照して、LED基板70について説明する。LED基板70は、ベース基板73と、このベース基板73の略中央上側にLED取付基板72が重合して取り付けられており、更にこのLED取付基板72上には、発光ダイオードとしてランプ型のLED71が14個実装されている。更に詳しくは、ベース基板73には配線パターンが施されており、LED71の端子は、LED取付基板72とベース基板73のスルーホールを通過し、ベース基板73にのみハンダ接続されている。従ってLED71は、その端子がLED取付基板72とベース基板73とを通過することで、より強固にベース基板73に取り付けられることになる。即ちLED取付基板72は、LED71をLED基板70に強固に取り付ける機能を有する。
また、14個のLED71は、7個の赤色LEDと7個の青色LEDとが交互に配置されており、更に、LED取付基板72の表面には、LED71の光を反射可能な反射層74が設けられている。この反射層74は、光を反射可能であれば特に限定するものではなく、例えばハンダ等の金属メッキを施すようにしても良い。
次に図4を参照しながら、支持部60の構成について説明する。支持部60は、その背面側に幕板7と当接する薄板状のベース板63を備えており、このベース板63は、その上部が略U字状に切り欠かれた切欠部65が形成されている。そしてベース板63に重合するように背板61が形成され、この背板61の上部は、ベース板63と同様な切欠部64が形成されている。この切欠部64,65は、パチンコ島台1の幕板7に穿設された孔10とほぼ合致するようになっており、つまりベース板63と背板61とは、切欠部64,65とにより位置決めされてビス等により幕板7に固定されるようになっている(図2参照)。また、背板61の両側となる側端部62a,62bは、ベース板63の両側端部より突出して形成されており、この側端部62a,62bに本体部40の外スライド片48a,48bと内スライド片48c,48dが嵌合するようになっている。
また支持部60の下部には、薄い平板矩形状の底板66が形成されており、この底板66は、その後端上面部がベース板63及び背板61の下端部と直角に接続されて前方に突出するように形成されている。そして底板66の上面部には、その両側に段部67a,67bが設けられている。即ち、本体部40を支持部60に取り付ける場合、外スライド片48a,48bの下端部が底板66に、内スライド片48c,48dの下端部が段部67a,67bにそれぞれ当接するようになっており、更に切欠部51に底板66が嵌合して、傾斜下板50と底板66とが連接するようになっている。
次に、図7及び図8を参照しながら表示プレート25について説明する。図7は、表示プレート25の分解斜視図、図8(A)は、表示プレート25内部の光の経路を示す説明図、図8(B)は、表示プレート25の点灯状態を示す説明図である。表示プレート25は、図7に示すように、反射テープ26と、第1プレート27と、反射シート28と、第2プレート29とから構成されており、第1プレート27と第2プレート29とを反射シート28を挟み込みながら重合して接着剤等で接着し、この接着した第1プレート27と第2プレート29との周縁部に反射テープ26を貼着して形成する。なお、この反射テープ26は、図8に示すように、LED71が臨む箇所となる第1プレート27と第2プレート29との周縁部には形成されないようになっている。
導光板としての第1プレート27及び第2プレート29は、肉厚がそれぞれ略1.5mmにて形成されており、その内側(反射シート28側)には発光部としての文字部(スタート)30がスクリーン印刷されている。この印刷に使用されるインキは、拡散反射特性を有し散乱材を含有するもので、材料としては、パール材やガラス、ビーズ顔料、白色顔料等であり、さらに拡散性や発色性を持たせ発光強度を向上させるため有機蛍光誘導体と非有機系化合物を加えるようにしても良い。具体的には、シリコーン樹脂粒子やポリスチレン樹脂粒子等の透明有機樹脂粒子、Al2O3、TiO2、SiO2等の金属酸化物粒子、BaSO4等の硫酸塩粒子、CaCO3等の炭酸塩粒子、ガラス微粉末やガラスバルーンなどの無機化合物粒子、ミクロエアーセル等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を併用して使用することができる。
反射効率やインキの印刷性等を考慮した場合、これら材料の粒子の平均粒径は0.01〜20μm程度、特に0.05〜1μm程度であることが好ましく、また、光反射層中の含有量は0.5〜50重量%程度、特に3〜20重量%程度であることが好ましい。なお、インキ(塗料)は、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、或いはアクリル系、ゴム系、エラストマー系等の粘着剤をバインダーとするものを用いることができる。
なお、印刷は、スクリーン印刷以外に、例えばオフセット印刷、グラビヤ印刷、凸版印刷、パッド印刷、インクジェット印刷等の印刷方式を採用でき、好ましくは第1プレート27及び第2プレート29の成型工程において、インライン方式で印刷するのが良い。また、印刷の厚さは、過度に薄いと光反射効率が十分でなく、逆に過度に厚くても光反射効率には大差がないにもかかわらず、印刷コストの高騰や印刷の剥離の問題も生じてくるため、これらを勘案して適切に選択するのが好ましく、通常は20〜200μm程度の厚さとすることが好ましい。
また、第1プレート27及び第2プレート29を構成する導光板の材料としては、屈折率が高い透明材料が用いられ、メタクリル樹脂(PMMA)、アクリル樹脂等が好ましく、それ以下以外にもプラスチック、エラストマーなどの中から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリスチレン、スチレン・メチルメタクリレート共重合体、ポリメチルペンテン、アリルグリコールカーボネート樹脂、スピラン樹脂、アモルファスポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリアリルサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ジアリルフタレート、フッ素樹脂、ポリエステルカーボネート、ノルボルネン系樹脂(ARTON)、脂環式アクリル樹脂(オプトレッツ)、シリコーン樹脂、アクリルゴム、シリコーンゴム等の透明材料が挙げられる。
また、第1プレート27及び第2プレート29を構成する導光板(メタクリル樹脂、アクリル樹脂)の製法としては、セルキャスト製法や押出し製法があり、製造過程の違いから押出し板はキャスト板に比べ分子量が低く、物性的に耐熱温度・耐衝撃性・表面硬度などが若干劣るものの、熱成形しやすいメリットがあり、この製法についても目的に応じて適宜選択すれば良い。
このように表示プレート25は、発光部としての文字部30を印刷により形成できるので、自由な色で様々な文字やデザインを発光部として極めて容易に採用できるようになる。なお、文字部(スタート)30等の印刷は、LED71が臨む第1プレート27及び第2プレート29の端面(反射テープ26が貼着されていない面)から1.5〜2cm程度間隔をあけて印刷するようにすると良い。これは、この端面にあまり近くに印刷すると、LED71指向性により、印刷部がきれいに発光しないからである(つまり、LED71同士の設置間隔に対応する印刷部に、LED71からの光が照射されにくくなるからである)。
即ち最も好ましい態様は、図11に示すように、LED71からの入射光が照射されない範囲(図における斜線箇所)がプレート収納部41内におさまるように設計することである。当該範囲がプレート収納部41内におさまらないと、プレート収納部41付近において表示プレート25に光の筋が露呈する。但し、この露呈する態様であっても、文字部30に当該範囲がかからなければ、文字部30は均一に発光する。つまり、最も悪い態様は、文字部30に当該範囲がかかることである。前述した説明にて文字部30を、LED71が臨む表示プレート25の端面から1.5〜2cm程度間隔をあけて印刷するようにすると良いとしたのは、この理由からである。即ち、これらの事項を踏まえてLED71のピッチや指向性(視野角)、及びプレート収納部41の幅等を設計しなければならない。また、表示プレート25のLED71が臨む端面は、バフ(磨き)をかけるのが好ましく、これにより更に文字部30の発光強度が増す。なお、図11は、本実施例の表示装置20の望ましい態様を示す説明図である。
また、LED71のタイプは、表示プレート25(導光板としての第1プレート27及び第2プレート29)の長さによって、その輝度や指向性を適宜選択するのが好ましく、一般的に表示プレート25の長さが短ければ(例えば20cm以下)、例えば視野角として45〜60度程度のもので、それほど輝度の高いタイプでなくても良く、さらにこの場合、LED71のピッチも広めに設計することができるので(例えば2cm以上)コストダウンとなる。一方、表示プレート25の長さが長ければ(例えば40cm以上)、例えば視野角として20〜35度程度のもので、高輝度タイプのものが好ましく、この場合、LED71のピッチも狭くすることが望ましい(例えば1cm以下)。このようにすると、極力コストダウンをはかりながら、表示プレート25の発光強度を維持することができる。
また、第1プレート27及び第2プレート29の肉厚は、1.5mm以外でも良く、ほぼ1.0〜2.5mmの範囲であれば良い。この範囲未満(1.0mm未満)になると、発光強度が低下し、一方、この範囲を超過(2.5mmを超過)すると、発光強度は問題ないが、表示プレート25が5.0mmを超えてしまうので厚くなり、例えば店員が携帯するのに嵩張ったり、重くなったりして取り扱い上好ましくない。
また、反射シート28としては白色や光沢のある色が着色されたシートであれば良く、更に文字部30に重なる部分のみに反射シート28を設け、それ以外の箇所に所望の背景色を施すようにしても良い。つまり反射シート28は、文字部30の発光強度を向上させるため、少なくとも文字部30に重なる部分のみにあれば良いのであるが、それ以外に、背景色をつけたり、或いは本実施例のように、例えば透明なアクリル板の両側(第1プレート27側と第2プレート29側)から、逆向きの文字や異なるデザイン等を視認することが必要な表示プレート25の中央の仕切としての機能もある。
なお、反射テープ26は、反射シート28と同様、白色や光沢のある色が着色されたテープであれば良く、これにより第1プレート27及び第2プレート29の内部を通過するLED71からの光を反射して表示プレート25外部に漏れるのを防止し、文字部30の発光強度をより向上させると共に、第1プレート27と第2プレート29との接着をより強固にする。
次に図8(A)を参照して、LED71が後述するLEDドライバ基板80の制御により所定の態様で点灯すると、LED71から発せられた光は、一例として光線31に示すように表示プレート25の内部を通過し、表示プレート25の縁部に到達した光線31は、反射テープ26により反射して再び表示プレート25の内部を通過する。そして、このような経路を辿る過程で光線31が文字部30に到達すると、前記した文字部30に印刷されているインキの拡散反射特性等により図12に示すように拡散した反射光32が発生し、図8(B)に示すように、文字部30が発光する。なお、図12は、LED71から入射された光線31が文字部30にて反射する状態を示す説明図である。
次に、図9を参照しながら表示装置20の制御回路について説明する。図9は、表示装置20における制御回路の要部ブロック図である。表示装置20の制御回路は、主にLED基板70とLEDドライバ基板80とで構成され、LEDドライバ基板80は、図示しない電源回路、CPU81、入力回路82、出力回路83、及びこれらを接続するバス84を備えており、図示しない電源からの電気の供給を電源回路で受け、入力回路101を介して取得したデイップスイッチ85からの信号に基づいて、CPU81が出力回路83に接続されているLED基板70及びLED取付基板72に取り付けられているLED71を点灯制御する。なお、図示していないがCPU81は、LED71を制御するための制御プログラムが格納されたROM及び制御プログラムを実行するためのワークエリアとしてのRAMが内蔵されている。
なお、LEDドライバ基板80は、図示していないが、本体部40や支持部60とは分離されて欄間8後方のパチンコ島台1を構成する島柱に取り付けられており、従ってデイップスイッチ85は、店員が欄間8を開いて操作することで設定できるようになっている。このようにすると、遊技場内の客が勝手にデイップスイッチ85を操作することを防止することができる。さらにLEDドライバ基板80と本体部40とは分離されているものの近い距離にあるので、配線等を短くでき、従って取付工事が容易となり、ノイズ等の影響も最小限に抑止することができる。
また、デイップスイッチ85の数は特に限定するものではなく、LED71の点灯態様に応じて設けるようにすれば良い。例えば点灯態様として、消灯、点灯、点滅、グラデーション(ゆっくりと点滅する態様)等があり、さらに本実施例では7個の赤色LEDと7個の青色LEDとがあるので、赤色LEDまたは青色LEDのみ、或いは赤色LEDと青色LEDを同時に点灯制御したり、所定の順序で個別にLEDを点灯制御するようにしても良い。
ここで、遊技場における表示装置20の具体的な実施態様について説明する。まず表示装置20をパチンコ島台1に設置するには、各パチンコ機2に対応する幕板7の所定箇所に孔10を穿設し、次に図2に示すように、切欠部64,65を孔10に宛がい、支持部60を幕板7にビス等で螺着する。そして外スライド片48a,48bと内スライド片48c,48dとを背板61の側端部62a,62bに嵌合し、外スライド片48a,48b及び内スライド片48c,48dが底板66及び段部67a,67bに当接するまで上方からスライドさせて、本体部40を支持部60に取り付け、ビス等で螺着する。この際、本体部40に内蔵されたLED基板70からの図示しないハーネスを予め孔10に挿入してから、本体部40を支持部60に取り付けるようにする。
一方、LEDドライバ基板80は、各欄間8後方のパチンコ島台1の図示しない所定の島柱に、デイップスイッチ85が表側になるように設置し、その後LED基板70からの図示しないハーネスをコネクタを介して接続すると共に、図示しない電源部(100V或いは24V)と所定の接続方法にて接続する。この際、デイップスイッチ85は、LED71が消灯するように設定しておく。
しかして、遊技者がパチンコ機2を遊技して大当りになった場合には、パチンコ機2からの大当り信号により呼出ランプ9が自動的に点滅し、これを確認した店員が大当り状態を報知するための「スタート」と印刷された表示プレート25を持参し、当該パチンコ機2に対応する本体部40の挿入口43に表示プレート25を、ストッパ片47a,47bに当接するまでスライドさせながら挿入する。この際、店員は、欄間8を開いてデイップスイッチ85を操作し、大当り用の点灯態様(例えば青色LEDと赤色LEDとの交互点滅)に設定する。これにより、「スタート」と印刷された表示プレート25は、その文字部30のみが所定の色と点灯態様にて発光し、その結果、当該パチンコ機2の大当り状態を遊技場内の客にアピールすることができる。
その後、当該パチンコ機2の大当り状態が終了すると、呼出ランプ9が自動的に消灯し、これを確認した店員が本体部40の挿入口43から表示プレート25を抜き、欄間8を開いてデイップスイッチ85を操作し、LED71が消灯するように設定する。なお、この大当り状態以外に遊技場が所望する文字やデザイン等を表示プレート25に印刷しておき、店員が適宜表示プレート25を装着したり、取り外したり、或いは差し替えたりするようにすれば良い。
以上説明したように、本実施例の表示装置20においては、パチンコ機2が大当り状態になったとき等に、遊技場が所望する文字やデザイン等の表示プレート25を、駆動装置(電源)と電気的に接続することなく、本体部40の挿入口43に挿入するだけの極めて容易な作業で発光表示することができる。しかも表示プレート25の発光部としての文字部30を印刷により形成できるので、様々な文字やデザインを採用でき、更に文字部30の印刷色とLED71の発光色を適宜設定することで、所望する色にて表示プレート25を発光することが可能となる。
なお、本実施例の表示装置20は、上述した構成以外にも種々考えられ、例えば表示装置20は、第1プレート27及び第2プレート29に直接、文字部(スタート)30を印刷するようにしたが、文字部(スタート)30の形にカットしたカッティングシートに当該印刷を施し(若しくは既に印刷されているシートをカットしても良い)、このカッティングシートを第1プレート27及び第2プレート29に貼着する構成や、或いは、第1プレート27及び第2プレート29と同じ形にカットしたフィルム状のシートに文字部(スタート)30を印刷し、このフィルム状のシートを第1プレート27及び第2プレート29に貼着する構成としても良い。このようにすると、表示装置20の文字やデザイン等を、シート(カッティングシートまたはフィルム状のシート)を剥がしたり貼ったりするだけの作業で極めて容易に変更することが可能となる。
また、デイップスイッチ85の設定は、大当り用の点灯態様等、多くの発生が予想される点灯態様に予め設定しておいても良く、また更に、デイップスイッチ85を省略し、リモコン装置によりLED71の点灯態様を設定するようにしても良い。このようにすると、更に店員の作業が簡略化される。
また、LED取付基板72を省略し、LED71を直接LED基板70に取り付けるようにしても良い。この場合、反射層74は、LED基板70に直接形成すれば良い。また、LED71は、青色や赤色のLEDに限らず、白色や緑色、或いはフルカラーのLEDを採用しても良く、更にランプ型に限らず、表面実装型のチップLEDであっても良い。また更に、LEDドライバ基板80は、LED基板70と1対1で設けるようにしたが、これは例えば、LED基板70と1対4等、複数のLED基板70に対して1つのLEDドライバ基板80を設けるようにしても良い。このようにすると、CPU81等が共用でき、LEDドライバ基板80のコストダウンが図れる。
また、発光部としての文字部30は、文字部30を印刷するのではなく、レーザ加工や彫刻機にて表示プレート25に直接エッチングを施して文字部30を形成しても良い。このようにすると、前記したインキにて印刷する場合に比べ、発光強度や色の自由度は劣るものの、LED71から発せられた光は、エッチングにより削られた箇所に当たって乱反射し、文字部30が発光するようになる。
なお、本実施例では、文字部30を表示プレート25の両面に設けたが、これは片面のみに設けるようにしても良い。この場合には、第1プレート27または第2プレート29の何れかと、反射シート28は省略できる。また、本実施例では、文字部30に印刷された「スタート」の読む方向を両面共に順方向から読むようにしたが、これは何れかの面を逆方向から読むようにしても良い。このようにすると、反射シート28を省略することで、例えば透明なアクリル板(第1プレート27及び第2プレート29)の中に、文字部30が浮かぶようにして表示プレート25発光することができる。
また、反射テープ26を省略しても良く、このようにした場合には、文字部30の発光強度は若干弱まるものの、表示プレート25のエッジを光らせることができる。
また、本実施例では、挿入口43の位置を固定して設けるようにしたが、例えば挿入口43の位置を上下左右方向に可動できるようにしたり、プレート収納部41の突出角度を自在に変更できるようにすると良い。このようにすると、遊技場の所望する位置や角度にて表示プレート25を設置できるようになり、使い勝手が良くなる。但し、このように挿入口43の位置やプレート収納部41の角度を変更可能にした場合であっても、表示プレート25をプレート収納部41に挿着したとき、表示プレート25の挿入端がLED71に臨むように構成する必要はある。
また、本実施例では、表示装置20はパチンコ島台1の幕板7に設けるようにしたが、これは限定することなく、例えばパチンコ島台1の欄間8や台間ユニット3等、パチンコ島台1であってパチンコ機2の近傍であれば良い。また更に表示装置20は単独でパチンコ島台1に設けるようにしたが、表示装置20を呼出ランプ9と一体的に形成してパチンコ島台1に設けるようにしても良い。このようにすると、呼出ランプ9に入力されるパチンコ機2からの遊技情報信号、例えば大当り信号等に合わせて、所定の点灯態様にてLED71を発光させることができ、これにより所定の態様にて表示プレート25を点灯することが可能となる。その結果、デイップスイッチ85の設定数を減少させたり、延いてはデイップスイッチ85自体を省略することも可能となる。
また、表示装置20は、所定時間が経過すると自動的に点灯態様を変化させるようにしても良い。例えば、朝、昼、夜で点灯色を、それに合った色調に変更すること等が挙げられる。また、表示装置20は、パチンコ機2に対応して複数設けても良く、このようにした場合には、交互点滅や同時点滅等、さらに点灯態様を増やすようにすると良い。
なお、表示プレート25の発光色は、文字部30の印刷色とLED71の発光色(波長)とにより決定され、一般的に、文字部30の印刷色が無色や白色であれば、ほぼLED71の発光色が表示プレート25の発光色となり、逆に文字部30の印刷色が有色であれば、ほぼ文字部30の印刷色とLED71の発光色とを混合した色が表示プレート25の発光色となり、またLED71の発光色が白色であれば、ほぼ文字部30の印刷色が表示プレート25の発光色となる。なお、文字部30の印刷色が黒色(若しくはそれに近い色)の場合には、LED71の発光色に拘わらず黒となる。また、表示プレート25の発光強度も、文字部30の印刷色とLED71の発光色(波長)とにより決定され、その関係は図10に示すとおりである。なお、図10は、印刷の発光強度におけるLED71の発光色(波長)と文字部30の印刷色との関係を示す説明図である。
次に特許請求の範囲の構成と、本発明の実施形態との主な対応を説明する。遊技機はパチンコ機2に、表示装置は表示装置20に、表示プレートは表示プレート25に、導光板は第1プレート27または第2プレート29に、所定の文字やデザインは文字部(発光部)30に、光源はLED71に、プレート支持手段は本体部40及び支持部60に、挿入口は挿入口43に、基板はLED取付基板72(LED基板70)に、反射層は反射層74に、制御手段はLEDドライバ基板80に、点灯設定手段はデイップスイッチ85またはリモコン装置に、島台はパチンコ島台1に、支持部は支持部60に、本体部は本体部40に、ストッパ手段はストッパ片47a,47bに、第1プレートは第1プレート27に、第2プレートは第2プレート29に、反射シートは反射シート28に、反射テープは反射テープ26にそれぞれ相当する。
1…パチンコ島台、 2…パチンコ機、 3…台間ユニット、 4…カウンタ、
5…腰板、 6…巾木、 7…幕板、 8…欄間、 9…呼出ランプ、 10…孔、
20…表示装置、 25…表示プレート、 26…反射テープ、
27…第1プレート、 28…反射シート、 29…第2プレート、
30…文字部(発光部)、 31…光線、 32…反射光、 40…本体部、
41…プレート収納部、 42…LED収納部、 43…挿入口、 44…嵌合溝、
45a,45b…爪部、 46a,46b…段部、 47a,47b…ストッパ片、
48a,48b…外スライド片、 48c,48d…内スライド片、 49…上板、
50…傾斜下板、 51…切欠部、 52a,52b…側壁、
53…表板、 60…支持部、 61…背板、 62a,62b…側端部、
63…ベース板、 64、65…切欠部、 66…底板、 67a,67b…段部、
70…LED基板、 71…LED(発光ダイオード)、 72…LED取付基板、
73…ベース基板、 74…反射層、 80…LEDドライバ基板、 81…CPU、
82…入力回路、 83…出力回路、 84…バス、 85…ディップスイッチ。
5…腰板、 6…巾木、 7…幕板、 8…欄間、 9…呼出ランプ、 10…孔、
20…表示装置、 25…表示プレート、 26…反射テープ、
27…第1プレート、 28…反射シート、 29…第2プレート、
30…文字部(発光部)、 31…光線、 32…反射光、 40…本体部、
41…プレート収納部、 42…LED収納部、 43…挿入口、 44…嵌合溝、
45a,45b…爪部、 46a,46b…段部、 47a,47b…ストッパ片、
48a,48b…外スライド片、 48c,48d…内スライド片、 49…上板、
50…傾斜下板、 51…切欠部、 52a,52b…側壁、
53…表板、 60…支持部、 61…背板、 62a,62b…側端部、
63…ベース板、 64、65…切欠部、 66…底板、 67a,67b…段部、
70…LED基板、 71…LED(発光ダイオード)、 72…LED取付基板、
73…ベース基板、 74…反射層、 80…LEDドライバ基板、 81…CPU、
82…入力回路、 83…出力回路、 84…バス、 85…ディップスイッチ。
Claims (8)
- 遊技機の近傍に設けられ、遊技に係わる情報を報知する遊技機における表示装置であって、
該表示装置は、導光板に所定の文字やデザインが施された表示プレートと、少なくとも光源が設けられると共に該表示プレートを挿脱自在に支持するプレート支持手段とを備え、
該プレート支持手段は、前記表示プレートを挿入するための挿入口を備え、
前記表示プレートを該挿入口に挿入したとき、前記表示プレートの一端部が前記光源に臨み前記所定の文字やデザインが発光するようにしたことを特徴とする遊技機における表示装置。 - 前記光源は基板に実装された発光ダイオードであり、該基板の実装面には、該発光ダイオードの光を反射可能な反射層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機における表示装置。
- 前記光源を点灯制御する制御手段と、該制御手段の点灯制御を所定の点灯態様に設定する点灯設定手段とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機における表示装置。
- 前記プレート支持手段は、遊技機が設置される島台側に予め装着される支持部と、該支持部に着脱自在に取り付けられ前記表示プレートを支持する本体部とから成り、該本体部に前記挿入口と前記光源とが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の遊技機における表示装置。
- 前記プレート支持手段は、前記表示プレートを前記挿入口に挿入したとき、前記光源に前記表示プレートが当接するのを回避するストッパ手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の遊技機における表示装置。
- 前記導光板は、メタクリル樹脂またはアクリル樹脂で形成され、前記所定の文字やデザインは、該導光板に拡散反射特性を含有するインキで直接印刷されていること、または前記所定の文字やデザインが該インキにて印刷されたシートを、該導光板に貼着するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の遊技機における表示装置。
- 前記表示プレートは、第1プレートと第2プレートと反射シートとを備え、該第1プレートと該第2プレートとを該反射シートを挟み込みながら重合して接着形成すると共に、前記所定の文字やデザインは、該反射シートに重なるように該第1プレート及び該第2プレートの内側面に施されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の遊技機における表示装置。
- 前記表示プレートの前記光源に臨む一端部以外の周縁部には、反射テープを貼着したことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の遊技機における表示装置。
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- 2004-04-05 JP JP2004110725A patent/JP2005287987A/ja active Pending
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