JP5571936B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、イルミネーション効果を施した表示装置に関する。
従来より、アクリル板などの透明プレートの一面側に光を拡散するための文字や模様を付し、当該透明プレートの端面に設けられた光源により光を照射することで、前記文字や模様を発光する表示装置が知られていた。これらの表示装置では、一般的に、発光させるべき文字や模様は、導光板印刷などによって発光塗料が透明プレート上に付着することで形成されたものである。
特許文献1には、光を拡散する性質の塗料で模様を導光板に印刷した表示プレート又は光を拡散する性質の塗料で模様を印刷したフィルムシートを導光板に貼替え可能に貼付けた構成を有する表示装置が開示されている。この特許文献1によれば、発光させるべき文字や模様のデザインの変更が容易に行えるとされる。
特開 2006−208660号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された表示装置では、発光させるべき文字や模様のデザインを変更しようとする毎に、表示プレートそのものを取り替えるか、又は透明プレートからフィルムシートを剥がし、新たなデザインが施されたフィルムシートに貼替える必要がある。そのため、短時間で連続的に異なる文字や模様に切替えるような発光表示をすることが出来ない。すなわち、特許文献1に開示された表示装置では、動的な発光表示をすることが出来ないため、当然ながら視覚的に単調になっていまい、ユーザに短時間で飽きられてしまうという問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、透明プレートに付された文字や模様を動的に発光し、視覚的に変化に富んだ発光表示をすることのできる表示装置を提供する。
この発明の主要な観点によれば、発光させたい異なる模様が形成された透明プレートを立設させた状態で、手前から奥行方向に複数枚積層された表示装置であって、各透明プレートの下端面に対向して設けられ、透明プレートの下端面に光を照射して前記模様を発光させる複数の発光装置と、これら発光装置の発光タイミングを制御する制御部と、発光パターンを入力するための入力部とを有し、前記制御部は、前記入力部から入力された発光パターンを前記複数の発光装置の発光タイミングに変換して、前記発光装置を制御するものであることを特徴とする表示装置が提供される。
また、前記複数の透明プレートの上端面の高さは互いに異なるように構成されており、前記複数の透明プレートの上端面の高さが、手前から奥行方向に向かって、徐々に高くなるように構成されていることが好ましい。
また、前記複数の透明プレートの上端面は手前側が低く奥行き側が高くなるような傾斜面となっていることが好ましく、上記複数の透明プレートの前記傾斜面を、複数の透明プレートに亘って連続した面となるように構成することで、透明プレートの上端面で発光パターンを表現することが可能となる。
また、前記制御部が、前記入力部から入力された発光パターンを前記複数の発光装置の発光タイミングに変換することで、前記複数の透明プレート上端面で発光パターンを表現することができる。
また、前記透明プレートが複数積層されてなる透明プレート群を左右に並べた状態で複数有する構成とすることで、より多くの発光パターンを表現することができることを特徴とする。なお、前記透明プレートは、複数積層された状態でそれぞれ着脱可能に設けることも可能である。
本願発明は、上述した構成を有することで、表示させたい文字や模様を動的に発光し、視覚的に変化に富んだ表示をすることができる。
図1は、表示装置の外観図である。 図2は、透明プレートの外観図である。 図3は、表示装置の右側面図である。 図4は、表示装置の正面図である。 図5は、表示装置の平面図である。 図6は、機能ブロック図である。 図7は、透明プレートの発光状態を示したものである。 図8は、透明プレートの発光状態を示したものである。 図9は、表示装置の表示例を示したものである。 図10は、表示装置の表示例を示したものである。 図11は、表示装置の表示例を示したものである。
以下、本発明の一実施形態を図1〜11を参照して説明する。
図1は、この発明に係る表示装置1の外観図である。なお、本実施形態では、図1で示される表示装置1を、ゲーム機の筐体に設けられスロットを表示するための表示装置として説明するが本発明の適用が本実施形態に限定されるものではない。
前記表示装置1は、平面視で矩形に形成された基板5と、この基盤5上の左側に立設された左プレートユニット2(本発明における透明プレート群)と、前記基板5上の右側に立設された右プレートユニット4と、前記基板上の前記左プレートユニット2と前記右プレートユニット4との間に立設された中央プレートユニット3と、前記基板5上に前記左、右及び中央プレートユニット2、4、3の各下端面と当接された状態で複数設けられた光源6(図示せず)とを有している。なお、前記各プレートユニットは透明であり、実際には前記基板5などが透けて視認可能であるが、図1では各プレートユニットの位置関係及び輪郭を明確にするために前記各プレートユニットの外観(輪郭)のみ示している。
前記左プレートユニット2は、上端面の高さが異なる複数の透明プレート20a〜20j(左1列目プレート〜左10列目プレート)が、下端及び側端を揃えた状態で、上端面の高さが手前側から奥行方向に向かって徐々に高くなるように設置されて形成される。ここで、各透明プレート(以下、特に位置を問わない場合にこのように表現する。)同士は互いに密接していることが望ましく、例えば、前記透明プレート20a〜20jまでを貫通ボルトによって固定してもよい。また、前記透明プレート20a〜20jと前記基板5との接合は、前記透明プレート20a〜20jの各下端面に前記光源6が当接された状態であればよく、例えば、ボルト・ナットなどで固定されるものであっても、マグネットやその他の契合手段を用いて脱着可能に設けられるものであっても良い(図示せず)。
前記右プレートユニット4(透明プレート40a〜40j)及び前記中央プレートユニット3(透明プレート30a〜40j)についても、前記左プレートユニット2と同様に構成される。なお、各プレートユニット同士の互いの間隔は、後述する光源6から照射された光が隣合うプレートユニットの模様及び上端面の発光に影響を与えない距離であれば適宜設計が可能である。
図2は、前記左1列目プレートである透明プレート20aの全体図である。本発明で用いる透明プレートには、例えばアクリルやガラスなどの透明度の高い部材(以下「透明部材」という)が使用される。各透明プレートの前面側にはそれぞれ模様が付されており、例えば、この透明プレート20aには、図2の斜線で示したように数字の「0」の模様が付されている。
ここで、前記模様は、透明度が高くかつ光に反射する塗料(以下単に「発光塗料」と称する)を用いて導光板印刷などによって透明プレート上に形成される。透明プレートに用いられる透明部材と同様に、透明プレートの模様に使用される発光塗料にも高い透明度を有する塗料を用いることで、前記模様の輪郭は周囲との区別なく前記透明プレートに溶込んだ状態となる。従って、透明プレートの下面から光を照射しない状態では、単なる1枚の透明なプレートとして視認される。
同様に、前記左2列目〜10列目プレート20b〜20jには、それぞれ数字の「1」〜「9」までの模様が順に付されている。前記右1列目〜10列目プレート40a〜40j及び前記中央1列目〜10列目プレート30a〜30jについても、それぞれ「0」〜「9」までの模様が付されている。
ここで、各プレートにおいて、模様が付されるべき位置は適宜設計が可能である。ただし本実施形態のように、スロットなどに使用するために模様が異なる数字である場合には、当該模様が付されるべき位置は、前記左プレートユニット2の場合では、前記左1列目〜10列目プレート20a〜20jを正面視した状態で、各数字の中心が揃うような位置に付すことが望ましい。
図3は、前記左プレートユニット2の右側面図である。図3に示すように、本実施形態における各透明プレートの上端面は、手前側が低く奥行側が高くなるような傾斜面を有する。このように上端面が傾斜角度を有することにより、下端面から照射され透明プレートに入射した光が当該上端面の傾斜角度により屈折し、手前側に向かって発光する。なお、前記上端面の傾斜角度は適宜設計が可能である。また、前記左1列目プレート20aの上端面の奥行側の高さは、前記左2列目プレート20bの手前側の高さと同じになっている。そして、前記左2列目プレート20bの手前側より高くなっている奥行側の高さが、前記左3列目プレート20cの手前側の高さと同じになる。このようにして、前記左プレートユニット2は、前記左1列目〜10列目プレート20a〜20jの各上端面の高さが、手前から奥行方向に向かって徐々に高くなるように構成される。そして、上記複数の透明プレートの上端の傾斜面により、複数の透明プレートに亘って連続した面が構成される。
ここで、1枚辺りのプレートの寸法は、例えば、最前列側である前記左1列目プレート20aでは、高さ(前面側)×幅×厚さが72×48×4(mm)である。一方、最後列側である前記左10列目プレート20jは、高さ(前面側)×幅(横長さ)×厚さが90×48×4(mm)である。その間の前記左2〜9列目プレート20b〜iは、それぞれ高さ(前面側)のみが1.8(mm)ずつ後列になるにつれ徐々に高くなるように形成されている。なお、本実施形態では、各プレートは何れも上端面が直線形状であるが、前記左1列目〜10列目プレート20a〜20jを通して、凹凸を形成させたり曲線状にしてもよい。さらに、前記左、右及び中央プレートユニット2、4及び3の全ての上端面で1つの形状とするものであっても良く、透明プレートの上端面には透明な発光塗料を付しても良い。
図4は、前記表示装置1の正面図である。図4に示すように、前記左プレートユニット2を構成する透明プレートの上端面は、全て正面から視認可能に設けられている。前記右プレートユニット4及び中央プレートユニット3も前記左プレートユニット2と同様である。すなわち、前記表示装置1は、正面から全ての透明プレートの上端面が視認可能に設けられている。
また、前記基板5には、前記光源6が、前記各透明プレートの下端面に当接するように設けられている。そして、前記光源6は、図示しない制御部ユニット15及び電源と接続されている。
図5は、前記表示装置1の平面図であり、前記基板5、前記光源6及び各透明プレートの位置関係を示したものである。なお、この図5においては、各構成の位置関係が明確になるように各プレートユニット2〜4を破線で示した。また、この図5に示すように、各光源6は、各透明プレートに対応した位置に設けられており、本実施形態においては各透明プレートに2個ずつ配置されている。そして、1の透明プレートに対応した2つの光源が同時に発光するようになっている。さらに、前記光源6の発光を制御するためのLEDドライバ16が各光源6に対応して設けられている。このLEDドライバ16は、前記制御部ユニット15から送信された発光タイミングの指示に基づいて、対応する光源6を発光させる。
前記光源6は、具体的には、LED(発光ダイオード)などの指向性の高い発光素子が採用される。この他、LEDの代わりにレーザを採用しても良い。また、前記光源6の種類や発光量は、前記各透明プレートの上端面の形状、大きさ等によって適宜設計が可能である。
ここで、前記光源6に採用される発光色は適宜選択が可能であるが、本実施形態では、前記光源6は、光の三原色である、「赤(R)」「緑(G)」「青(B)」を同時に発光する素子(以下「RGB素子」という)を有している。また、前記三原色の各色の発光量は調節が可能になっている。すなわち、この場合、前記制御部ユニット15によって前記RGB素子の各発光量が制御されることで各透明プレートの模様及び上端面をフルカラーで発光(以下「フルカラー発光」という)するようになっている。
図6は、本実施形態の機能ブロック図を示したものである。前記制御部ユニット15は、発光パターンを入力するための入力部、前記入力部から入力された発光パターンを、前記光源6(本図では具体的に「LED」と記載している)の発光タイミングとして予め格納する発光パターン格納部、前記発光パターンを前記光源6の発光タイミングとして前記発光パターン格納部から呼び出し、各光源6の発光パターンとして決定する発光パターン決定部、決定された発光パターンに基づいて各LEDドライバ16に発光タイミングの指示を送る光源発光指示部、フルカラー発光するための各色(赤(G)、緑(G)、青(B))の組合せと各色の前記光源6の発光量のパターン(以下「発光色パターン」という)が予め格納された発光色格納部、そして、この発光色格納部から発光色パターンを読出し前記LEDドライバ16に発光色の指示をする発光色指示部を有している。
このようにして、前記LEDドライバ16が前記光源発光指示部及び前記発光色指示部からの発光タイミングの指示及び発光色の指示によって各光源6の発光タイミング及び発光色を制御することで各透明プレートごとに所定のタイミングでフルカラー発光を施すようになっている。
なお、本実施形態では、前記LEDドライバ16は1つの透明プレートごとに1つずつ設けられているが、これに限定されず、1つの前記LEDドライバ16で複数の透明プレートに対応する前記光源6を制御するものであっても良い。
ここで、前記制御部ユニット15は、実際には、図示しないCPUにシステムバスを介してRAM、ROM及びHDDなどの外部記憶装置に入出力インタフェース(I/F)が接続され、そして、この入出力インターフェース(I/F)には、各LEDドライバ16がそれぞれ接続されている。また、前記外部記憶装置にインストールされたソフトウェアプログラムがCPUによってRAM上に呼び出されて実行されることで、この発明の機能を奏するようになっている。
以下、前記構成の作用を詳しく説明する。
図7は、前記左プレートユニット2において、前記透明プレート20aに対応する前記光源6を発光させた様子を示したものである(網掛け部分が発光を表している。なお、色彩については適宜設計が可能であるため、説明の便宜上、説明を省略する)。図7に示すように、前記光源6が前記透明プレート20aの下端面から照射されると、当該照射された光は前記左1列目プレート20aの下端面から入射し前記透明プレート20aの内部を上方に向かって進み、やがて前記前面側に付された模様(この場合は「0」)まで到達する。このとき、上述のように発光塗料で付された模様に沿って前記入射した光が乱反射され、模様が視認できるようになる。
また、前記入射した光は、前記透明プレート20aの上端面まで到達する。上述したように、前記透明プレート20aの上端面は傾斜角度を有して形成されている。そのため、前記上端面に到達した光は、この傾斜角度によって屈折し、前記上端面全体から発光された光が正面から視認可能になる。なお、このとき、他の透明プレートに付された模様や上端面は、上述したように隣合うプレートユニット間に所定の間隔が設けられているため光が到達せず発光することはない。
このように、前記透明プレート20aは、その前面に付された模様「0」が発光すると共に上端面全体が発光する。同様に、図8に示すように、前記透明プレート20jに対応する前記光源6が発光すると、前記透明プレート20jに付された「9」の模様が発光すると共に、前記透明プレート20jの上端面全体が発光する。
すなわち、前記透明プレート20a〜jに対応する前記光源6が前記透明プレート20a〜20jの順で連続的に発光すると、それに対応して各透明プレートに付された模様「0」〜「9」が順に発光し数字の動的変化を奏するようになっている。また、数字の動的変化に合わせて各プレートの上端面での発光が前面から背面に向かって順に流れるように認識させることで施された色彩と相まって装飾効果も高まる。
図9は、前記表示装置1の正面図であり前記左、右及び中央プレートユニット2、4、3を連動させて表示させた状態を示したものである。例えば、前記左、右及び中央プレートユニット2、4、3を使用して、スロット表示をする場合、前記制御部ユニット15は、前記透明プレート20a〜20jに対応する前記光源6を前記透明プレート20a〜20jの順で繰り返し点灯させる。すると、前記左プレートユニット2は、数字が「0」「1」「2」「3」…「9」と連続で繰り返し発光すると共に、前記透明プレート20a〜20jの各上端面が前列側から後列側に向かって流れるように繰り返し発光する。
前記制御部ユニット15は、前記右及び中央プレートユニット4、3にも、前記左プレートユニット2と同様の処理を行う。このとき、前記表示装置1では、3桁の数字がそれぞれ「0」〜「9」まで順に繰り返し発光するスロットが表示されているともに、各桁の上部には、前記各プレートの上端面が、前記数字が切替わるタイミングと同じタイミングで下から上へと横長の発光バーとして繰り返し発光している。
ここで、図10は、前記表示装置1において、各透明プレートの上端面の発光を組み合わせて、各透明プレート上端面で模様を表示した一例を示したものである。このとき、前記制御部ユニット15は、前記透明プレート20a、20b、20e〜20j、前記透明プレート40a〜40f、40i、40j及び前記透明プレート30a、30b、30e、30i、30jに対応する前記光源6をそれぞれ発光させる。すると、この図10に示すように、前記表示装置1の上端面全体においては、数字の「5」が表示される。
この上端面全体の演出は、例えば、前記スロットで出た3桁の数字を1桁ずつ表示するものであっても良い。例えば、図9において、スロットが停止して出た目が「5」「7」「2」であった場合、前記表示装置1は、当該スロットで出た目を所定時間(例えば5秒)表示した後、前記上端面全体を「5」「7」「2」の順で表示させる。
さらに、この場合、前記表示装置1は、単に「5」「7」「2」を独立表示するのではなく、時間的に前後の数字を連動させて表示するものであっても良い。例えば、図11に示すように、前記表示装置1の上端面全体に「5」が表示され、次に「7」を表示する場合、前記制御部ユニット15は、「5」を前記左プレートユニット2側にフェードアウトさせると共に、前記右プレートユニット4側から次の数字「7」をフェードインするように処理しても良い。
なお、この発明は、前記一実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
例えば、前記各プレートユニット2〜4において、上述した実施形態では、各透明プレートを互いに密着させると記載したが、要は、各透明プレートは、互いに前後する透明プレート間で一方の下端面に照射した光が他方の前面若しくは背面に移り込まなければよく、ある程度の間隔を設けて(例えば前後各1ミリメートル以内)設置することもできる。すなわち、このように間隔を設けることで透明プレートの着脱が容易になる。
また、各透明プレートに付された模様は、透明プレートの下端面から入射した光が模様によって乱反射すればよいので、発光塗料を透明プレートに印刷する他、当該模様部分をレーザ加工やサンドブラストなどで傷を付けたり薄く削り取ったりすることで形成することもできる。
さらに、上記実施形態では、ゲーム筐体に設けられるスロット表示をするために付される模様を数字としたが、これに限定されない。例えば、前記表示装置1が鑑賞を目的とした置物であるとした場合、いわゆるパラパラ漫画のようにストーリ性を持った絵を付しても良い。
また、上記実施形態では、左、右及び中央プレートユニット2、4、3で3桁の数字を表示したが、さらに多くの桁数を表示するものでも良い。例えば、○○年○○月○○日(○)曜日のように、7桁の数字や文字でカレンダーを表示するものであっても良い。
また、前記「年」「月」「日」に対応する透明プレートに、上述した、ストーリ性を持った絵を付して、日毎や月毎にストーリが展開していくように表示しても良い。この場合、各透明プレート若しくは各ユニットを基板から着脱可能に設けることで、ユーザは異なる絵若しくはストーリにいつでも容易に差し替えることができ飽きることなく楽しむことができる。さらにこの場合、予め誕生日などを前記制御部ユニット15に記憶させておき、当該誕生日に、適宜上端面と連動させた特別な演出を施してもよい(例えば、誕生日にのみ上端面に虹色がグラデーション発光されるなど)。
また、上記実施形態では、各プレートの前面には、「0」〜「9」までの10種類の数字を採用したが、いわゆる7セグメントを採用しても良い。すなわち、各プレートの前面には1セグメント毎に発光塗料を付す。そして、複数のセグメントに対応する光源を同時に発光させることで各プレートの前面に付されたセグメントが組み合わさって0〜9の各数字をそれぞれ表示する。なお、この場合は、1ユニットにつき7列のプレートで構成できる(上記実施形態では10列)。
1…表示装置
2…左プレートユニット
3…右プレートユニット
4…中央プレートユニット
5…基板
6…光源
15…制御部ユニット
16…LEDドライバ
20a〜j…左1〜10列目プレート
30a〜j…右1〜10列目プレート
40a〜j…中央1〜10列目プレート

Claims (2)

  1. 左右方向に2以上並べられて配置され、互いに異なる模様が形成された透明プレートがそれぞれ立設さた状態で手前から奥行方向に複数枚積層されてなる複数のプレート群であって、
    上記異なる模様は、前記透明プレート群の手前から奥行方向に並ぶそれぞれのプレート毎に異なる数字であり、前記左右方向に2以上並べられたプレート群の表面に表示される数字により2桁以上の数字が表されるように構成されているものであり、
    前記各透明プレートの上端面は、手前から奥行方向に向かって徐々に高くなる傾斜面となっており、かつ、この傾斜面は複数の透明プレート間で連続した面を構成するものである、
    プレート群と、
    前記各透明プレートの下端面に対向して設けられ、透明プレートの下端面に光を照射することで上記模様を発光させ、かつ前記光を前記傾斜面で屈折せることで各透明プレートの上端面を発光させる複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子に接続され、各発光素子の発光タイミングを制御する制御部と、
    上記制御部に上記発光素子を発光させるための発光パターンとして、表示したい前記2桁以上の数字を入力するための入力部と
    を有し、
    前記制御部は、
    前記入力部から入力された前記2桁以上の数字に基づいて前記複数の発光素子の発光タイミングを決定し、これにより、(1)各プレート群のうち各桁を構成する数字が形成された透明プレートに対向する発光素子を発光させて、前記プレート群の表面に2桁の数字を表示すると共に、(2)上記複数の透明プレートの上端面を用いて前記透明プレートに発光されたものと同じ数字を順次表示するものである
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1記載の表示装置であって、
    前記プレート群は左右方向に3つ設けられ、それにより3桁の数字を表示するものである
    ことを特徴とする表示装置。
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