JP3211723U - 電飾看板 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、ポスターの所望部分を他よりも目立つように照明する電飾看板を提供する。【解決手段】電飾看板は、基部8と、基部8の上に設けられ、透光性を有しているポスター用パネルを含むポスター部7と、基部8及びポスター部7の間に設けられ、ポスター部7の所望の部分を他の部分よりも明るく照明するように、基部8に着脱可能に配置された部分照明ユニット4と、を備えた。基部8は、アルミ製の底部9と、基部8の外周を囲んでおり、透光性を有している乳白色アクリル製の外周フレーム10とで区画される空間を備えている。この空間には、ポスター部7の全面を照明する全面照明ユニット11と、全面照明ユニット11上に設けられた部分照明ユニット4と、外周フレーム10を照明する外周照明ユニット12とが設けられている。全面照明ユニット11は、導光板13を含んでいる。【選択図】図4
Description
本考案は、遊技場、店舗等で用いられる電飾看板の改良に関する。
従来、セットされたポスターをバックライトにより照らして目立たせるタイプの電飾看板が知られている。ポスターの一部を他の部分よりも目立たせる方法として、例えば、下記特許文献のように、導光板の下側に上記一部に相当する場所の反射率を高めた反射シートを敷く技術が提案されている。
看板にセットされるポスターは、例えばシーズンごとに交換されるが、前記従来の方法では、目立たせる部分の位置が固定されているので、ポスター作成時に位置合わせが必要になり、不便である。
本考案は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、ポスターの目立たせる部分を柔軟に変えることのできる電飾看板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案に係る電飾看板は、基部と、前記基部の上に設けられ、透光性を有しているポスター用パネルを含むポスター部と、前記基部及びポスター部の間に設けられ、前記ポスター部の所望の部分を他の部分よりも明るく照明するように、前記基部に着脱可能に配置された部分照明ユニットと、を備えたことを特徴とする。
前記部分照明ユニットは、前記基部に着脱可能で、前記所望の部分の形状に配置できる一連の又は不連続なシートと、前記シート上に設けられた発光部とを含むのが好ましい。
前記基部は当該基部の外周を照明する外周照明ユニットを含むのが好ましい。
前記基部は前記ポスター部の全面を照明する全面照明ユニットを含み、前記部分照明ユニットは前記全面照明ユニットよりも明るく前記所望の部分を照明するようになっているのが好ましい。
前記基部は、底部と、前記底部と前記ポスター部との間に前記部分照明ユニット及び前記全面照明ユニットを内包するように設けられ、透光性を有している外周フレームとを含んでおり、前記全面照明ユニットは、導光板を有しており、前記外周照明ユニットは、前記外周フレーム及び前記導光板の間に設けられおり、前記外周フレームだけでなく前記導光板も照明するのが好ましい。
本考案によれば、部分照明ユニットの位置を変更するだけで、ポスター部の目立たせる位置変更に柔軟に対応することができ、電飾看板の汎用性を高めることができる。
本考案の電飾看板は、ポスター用パネルを含むポスター部と基部との間に、配置変更可能で、ポスター部の所望の部分を他の部分より明るく照明する部分照明ユニットを備えたことを特徴とする。部分照明ユニットは、一連の又は不連続なテープ状又は島状の発光部を含み、この発光部の下面に、基部に着脱可能にする部分、例えば粘着部分又はマグネットを備える。基部は、ポスター部の全面を照明する全面照明ユニットと基部の外周を照明する外周照明ユニットとを含むのが好ましい。外周照明ユニットは、基部の外周だけでなく、全面照明ユニットの導光板も照明するように構成するのが好ましい。
図1は、本考案の一実施例に係る電飾看板1の正面図を示す。電飾看板1は、略直方体形状を有しており、ポスター2の「営業中」の部分3の直下に、一列に並べられたLEDを発光する部分照明ユニット4を備え、当該部分3を他の部分よりも目立たせる。電飾看板1は、部分照明ユニット4の配置を、種々変更できることを特徴とする。
以下、電飾看板1において、部分照明ユニット4の配置を変更し、異なる部分を目立たせるようにした場合について説明する。部分照明ユニット4の配置以外は同一の構成である。
図2は、実施形態に係る電飾看板1の正面図である。電飾看板1の表面には、透光性を有しているポスター用パネルとして、光拡散作用のある乳白色アクリル製の表板5が設けられている。表板5は、その上部に、ポスター2(図示せず)を差し込む透明アクリル製のポケット6を備えている。表板5とポケット6とでポスター部7が構成されている。
図3は、図2に示した電飾看板1のA−A’線に沿う断面図を示す。図4は、電飾看板1の分解斜視図を示す。電飾看板1は、基部8と、基部8の上に設けられたポスター部7と、基部8及びポスター部7の間に設けられ、ポスター部7の所望の部分を他の部分よりも明るく照明するように、前記基部8に着脱可能に配置された部分照明ユニット4と、を備えている。
基部8は、アルミ製の底部9と、基部8の外周を囲んでおり、透光性を有している乳白色アクリル製の外周フレーム10とで区画される空間を備えている。本実施形態では、部分照明ユニット4は、省スペースの観点からこの空間内に収められている。アルミ製の底部9は、放熱性及び剛性が優れているが、軽量化のためアルミ複合板を用いてもよい。
この空間には、ポスター部7の全面を照明する全面照明ユニット11と、全面照明ユニット11上に設けられた部分照明ユニット4と、外周フレーム10を照明する外周照明ユニット12とが設けられている。全面照明ユニット11は、導光板13を含んでいる。導光板13は、レーザー加工によって底面に斜め格子状の溝、光反射性能のあるドット印刷、ドット状若しくは円柱状の彫刻等を設けておき、側方からの光を上面に取り出す周知のものを採用する。外周照明ユニット12は、外周フレーム10及び導光板13の間に設けられており、外周フレーム10だけでなく、導光板13も照明するように構成されている。外周照明ユニット12を設けたことによって、電飾看板1の外周を照明し、より看者の注意をひくことができる。
外周照明ユニット12は、アルミフレーム14と、当該アルミフレーム14の内側に取り付けられているLEDテープ15と、外側に取り付けられているLEDテープ16とで構成される。LEDテープ15には、導光板13を照明する白色LEDが多数取り付けられている。LEDテープ16には、外周フレーム10を様々な色で照明するためR/G/B3原色LEDが多数取り付けられている。導光板13及び外周照明ユニット12のLEDテープ15とで、ポスター部7の全面を照明する全面照明ユニット11が構成される。部分照明ユニット4は、この全面照明ユニット11よりも明るくポスター部7を照明する。
外周照明ユニット12は、アルミフレーム14の下側が嵌る底部9の溝17と、表板5とアルミフレーム14の上側との間に設ける押さえ部材18と、によって位置決めされる。アルミフレーム14の表裏にLEDテープ15、16を取り付けたことによって、外周照明ユニット12は、省スペースで、外周フレーム10だけでなく導光板13も照明することができる。また、外周照明ユニット12は、芯材にアルミフレーム14を用いることによって、良好な取り付け剛性の他、良好な放熱性を有している。
底部9及び導光板13との間には、LEDテープ15のLEDと導光板13との位置合わせを行うスペーサー19が設けられている。導光板13は、スペーサー19を挟んで接着され、または、ねじ止めすることによって底部9に固定されている。
また、底部9及び外周フレーム10の間には、反射シートの一種であるホログラムシート20が設けられており、LEDテープ16により照明される外周フレーム10の色彩に複雑な変化を加え、看者を飽きさせない工夫が施されている。表板5と、外周フレーム10と、ホログラムシート20と、底部9とは、接着剤又はねじによって接続されている。
図5は、電飾看板1の表板5を取り外した状態の正面図である。図6は、外周照明ユニット12を配置する位置を示す斜視図である。外周照明ユニット12は、外周フレーム10と導光板13との間に配置される。
部分照明ユニット4では、不連続な2つの島状のシート21、22の上面に、片面に多数のR/G/B3原色LEDを取り付けてあるタイプのLEDテープ23を九十九折状態に設け、面発光する発光部を構成している。これにより、様々な色の組み合わせの発光を可能にしている。また、LEDテープを用いることにより、配線の簡略化を図ることができる。
シート21、22の裏面には、導光板13に着脱可能にシート21、22を取り付ける粘着部分が設けられている。この粘着部分には、例えば、株式会社プラスによって提供されている「粘着ピン(商品名)」を用いる。部分照明ユニット4の電源コード24と、外周照明ユニット12の電源コード25とは、底部9に設けた穴26を通って外部の電源装置27に接続されている。なお、図1に示した電飾看板1は、例えば、シート22を「営業中」の文字位置に配置し、電源装置27によってLEDテープ23の一部または全部を直線状に発光させたものである。電源装置27によるLEDの発光制御は周知技術によって実現されるものであり、ここでの詳細な説明は省く。
上記のように構成された電飾看板1は、粘着部分によって着脱可能に取り付けられている部分照明ユニット4の配置を変えることによって、ポスター部7にセットされるポスター2の任意の一部分を他の部分よりも目立つように明るく照明することができる。例えば、液晶ディスプレイを採用する場合に比べ、極めて簡単な構成にもかかわらず、看板の一部を他よりも目立たせて看者の注意をひくことができる。また、電飾看板1は、部分照明箇所が固定されている場合に比べて、構成上の制限なく自由に描かれたポスター2の使用と、それによって変わる所望部分の照明とを可能にする、という汎用性を有している。
なお、本考案は、上記実施形態の構成に限られず、考案の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、部分照明ユニット4は、下面に設けた粘着部分によって導光板13に着脱可能に取り付けるが、これに限定されない。例えば、導光板13上に金属メッシュを貼り付け、部分照明ユニット4の下面にマグネットを取り付けた構成を採用してもよい。この場合、金属メッシュ部分を介して部分照明ユニット4の放熱性が改善される。
部分照明ユニット4は、不連続な2つの島状のシート21、22の形状の、導光板及び当該導光板の照明ユニットで構成してもよい。
部分照明ユニット4は、不連続な2つの島状のシート21、22の代わりに、一連のシート、または、3以上の島状のシートを用いてもよく、更には、LEDテープを用いる代わりに、有機又は無機ELシートを発光部として用いることもできる。ELシートは、面発光するため、ムラの少ない均一な照明を実現することができる。また、LEDテープを用いる場合に比べて部分照明ユニット4の部品数を少なく抑えることができる。
ポスター部7を構成する表板5には、ポスター2を交換可能に取り付けるためポケット6が設けられているが、これに限定されない。例えば、矩形の透明アクリル製パネルの4隅を表板5上にねじ止めし、この間にポスター2を挟む構成を採用してもよい。さらには、ポスター2を乳白色アクリル製パネルの表板5に直接印刷する構成を採用してもよい。この場合、ポスター2の交換は、表板5の交換により行われる。
表板5及び底部9を含む電飾看板1の形状は、板状の他、波状、円柱状又は球状等の湾曲した形状にすることも可能である。この場合、部分照明ユニット4のシート21、22、LEDテープ23の素材に柔軟で湾曲可能な素材を採用すればよい。
本考案は、看板にセットされたポスターの一部を他よりも目立たせて看者の注意をひくことができるため、遊技場、店舗だけでなく、看板に類する道路標識等にも使うことができる。
1 電飾看板
2 ポスター
3 強調しようとする部分
4 部分照明ユニット
5 表板
6 ポケット
7 ポスター部
8 基部
9 底部
10 外周フレーム
11 全面照明ユニット
12 外周照明ユニット
13 導光板
14 アルミフレーム
15、16、23 LEDテープ
17 溝
18 押さえ部材
19 スペーサー
20 ホログラムシート
21、22 シート
24、25 電源コード
26 穴
27 電源装置
2 ポスター
3 強調しようとする部分
4 部分照明ユニット
5 表板
6 ポケット
7 ポスター部
8 基部
9 底部
10 外周フレーム
11 全面照明ユニット
12 外周照明ユニット
13 導光板
14 アルミフレーム
15、16、23 LEDテープ
17 溝
18 押さえ部材
19 スペーサー
20 ホログラムシート
21、22 シート
24、25 電源コード
26 穴
27 電源装置
Claims (5)
- 基部と、前記基部の上に設けられ、透光性を有しているポスター用パネルを含むポスター部と、前記基部及びポスター部の間に設けられ、前記ポスター部の所望の部分を他の部分よりも明るく照明するように、前記基部に着脱可能に配置された部分照明ユニットと、を備えたことを特徴とする電飾看板。
- 前記部分照明ユニットは、前記基部に着脱可能で、前記所望の部分の形状に配置できる一連の又は不連続なシートと、前記シート上に設けられた発光部とを含む、請求項1に記載の電飾看板。
- 前記基部は当該基部の外周を照明する外周照明ユニットを含む、請求項1又は請求項2に記載の電飾看板。
- 前記基部は前記ポスター部の全面を照明する全面照明ユニットを含み、前記部分照明ユニットは前記全面照明ユニットよりも明るく前記所望の部分を照明するようになっている、請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の電飾看板。
- 前記基部は、底部と、前記底部と前記ポスター部との間に前記部分照明ユニット及び前記全面照明ユニットを内包するように設けられ、透光性を有している外周フレームとを含んでおり、
前記全面照明ユニットは、導光板を有しており、
前記外周照明ユニットは、前記外周フレーム及び前記導光板の間に設けられおり、前記外周フレームだけでなく前記導光板も照明する、請求項4に記載の電飾看板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017001897U JP3211723U (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 電飾看板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017001897U JP3211723U (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 電飾看板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190121658A (ko) * | 2018-04-18 | 2019-10-28 | 정상휘 | 자석을 이용한 화면교체기능이 구비된 커스터마이징 간판 |
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2017
- 2017-04-27 JP JP2017001897U patent/JP3211723U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20190121658A (ko) * | 2018-04-18 | 2019-10-28 | 정상휘 | 자석을 이용한 화면교체기능이 구비된 커스터마이징 간판 |
KR102099003B1 (ko) | 2018-04-18 | 2020-04-08 | 정상휘 | 자석을 이용한 화면교체기능이 구비된 커스터마이징 간판 |
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