JP2003093489A - 揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機 - Google Patents

揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機

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JP2003093489A
JP2003093489A JP2001288674A JP2001288674A JP2003093489A JP 2003093489 A JP2003093489 A JP 2003093489A JP 2001288674 A JP2001288674 A JP 2001288674A JP 2001288674 A JP2001288674 A JP 2001288674A JP 2003093489 A JP2003093489 A JP 2003093489A
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air conditioner
volatile
container
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Hironao Numamoto
浩直 沼本
Narihiro Sato
成広 佐藤
Shiho Furuya
志保 古谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/14Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using sprayed or atomised substances including air-liquid contact processes

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Public Health (AREA)
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低濃度な放出速度で薬剤を平均化して揮散徐
放でき、湿度変化にも十分対応できるため不必要な放出
を防止することができる揮散性薬剤徐放部材を提供す
る。また薬剤の液量が減ってきても揮散量が影響を受け
にくい構造としたものである。 【解決手段】 液体の薬剤を内部に充填した容器と、前
記薬剤を吸い上げるための媒体となる液体吸収体と、前
記液体吸収体から揮散した前記薬剤が内部に充満するた
めの空間部と、湿度変化によって前記薬剤の透過量が変
化する湿度感受性膜とを具備し、前記薬剤が前記液体吸
収体で吸い上げられた後、揮散して前記液体吸収体と前
記湿度感受性膜とで形成された前記空間部で一定の濃度
以下に保たれたながら、湿度変化に応じて前記薬剤が前
記湿度感受性膜から徐放される揮散性薬剤徐放部材であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揮散性の薬剤を湿
度変化によって徐放させる揮散性薬剤徐放部材に関する
ものであり、季節の変動あるいはその場の雰囲気湿度環
境が変化して、カビ、菌が繁殖することを防止したいよ
うな分野には広く適用できる。たとえば浴室、更衣室、
下駄箱、フードストッカー、物置、地下収納庫、またビ
ル空調用の加湿用通路、換気用通路等にも適用可能であ
る。特に空気調和機の室内機を清潔な状態に保つのに有
効である。
【0002】
【従来の技術】充填された液体状のものを長期間にわた
って徐放させるための技術は種々雑多と提案されてい
る。一般的には多孔性の材料物質中に含浸させて毛細管
現象によって徐々に揮散させる方法である。その多孔性
物質とはゼオライト、シルカゲルのような無機化合物で
あったり、ポリプロピレン、ポリエステル、セルロース
の発泡体あるいは繊維束であったりしていた。さらにシ
クロデキストリンと呼ばれる有機物の小さな孔に包接さ
せて徐放させるような方法も特開平5−176733
号、特開平6−40890号公報に提案されている。ま
たマイクロカプセル化して徐放性を具現化する方法も特
開平6−9377号、特開平6−65064号、特開平
7−89848号、特開平9−911号、特開平9−1
2447号、特開平9−57091号公報等で提案され
ている。
【0003】また吸い上げ体を使用した場合には、防虫
忌避剤の分野あるいは芳香剤の分野でよく用いられる方
法として、吸い上げ体をヒータで加熱し、揮散速度をさ
らに向上させることも特開昭55−57502号、特開
昭63−240738号等で提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、外部の湿度変化に応じて低濃度の揮散性
薬剤を安定して徐放させることができなかった。薬剤の
液量が多い初めのうちは多量の薬剤が揮散し、時間が経
つと次第に薬剤の減量変化によっても放出量までが減量
してしまう傾向があるため、揮散量あるいは放出量が平
均化されないというような課題を有していた。
【0005】本発明は、このような従来の課題に対し
て、低濃度な放出速度で薬剤を平均化して揮散徐放でき
る揮散性薬剤徐放部材であり、湿度変化にも十分対応で
きるため不必要な放出を抑制することができる。また薬
剤の液量が減ってきても揮散量が影響を受けにくい構造
としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に対して、液体
の薬剤を内部に充填した容器と、前記薬剤を吸い上げる
液体吸収体と、前記液体吸収体から揮散した前記薬剤が
内部に充満するための空間部と、前記空間部から湿度変
化によって前記薬剤の透過量が変化する湿度感受性膜と
を備えた揮散性薬剤徐放部材である。
【0007】上記構成により、揮散性の薬剤は液体吸収
体によって容器から吸い上げられた後、揮散した成分は
一定の容積を有する空間部へと充満し、液体吸収体の液
面と空間部との気液平衡に達して飽和する。外部湿度が
低く、この空間部から薬剤が外部へと放出されなければ
飽和蒸気圧濃度状態以下にコントロールされ、外部へ放
出される量を抑えることができる。また外部湿度が高い
と揮散して充満していた薬剤は湿度感受性膜を通過し、
外部へと放出される。このように低濃度の薬剤を湿度に
応じて放出するのに優れた揮散性薬剤徐放部材を提供で
きる。具体的には30℃、相対湿度95%で100mg
/日レベル放出させるような目的に効果的である。また
薬剤は一旦液体吸収体で充満させる空間部へと揮散させ
て、その後外部へと放出させる間接方式のため、薬剤の
液量が次第に減量変化しても液体吸収体の液面と空間部
との気液平衡によって空間部での濃度変化を小さく抑え
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、液体の薬
剤を内部に充填した容器と、前記薬剤を吸い上げる液体
吸収体と、前記液体吸収体から揮散した前記薬剤が内部
に充満するための空間部と、前記空間部から湿度変化に
よって前記薬剤の透過量が変化する湿度感受性膜とを備
えた揮散性薬剤徐放部材である。
【0009】請求項2記載の発明は、少なくとも熱交換
器と、前記熱交換器により温度調節された風を室内へ吹
出すための室内ファンとを有する室内機において、前記
揮発性薬剤徐放部材を備えた空気調和機である。
【0010】請求項3記載の発明は、前記液体吸収体が
ポリプロピレンの発泡体またはポリプロピレンの不織布
である揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機で
ある。
【0011】請求項4記載の発明は、前記液体吸収体が
セラミックスの焼結体である揮散性薬剤徐放部材とそれ
を用いた空気調和機である。
【0012】請求項5記載の発明は、前記薬剤がアリル
イソチオシアネート、ティーツリー油、ユーカリ油であ
る揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機であ
る。
【0013】請求項6記載の発明は、前記湿度感受性膜
がビスコース加工紙を含んでなるラミネート構造である
揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機である。
【0014】請求項7記載の発明は、前記薬剤の放出量
が30℃、相対湿度95%で20〜200mg/日であ
る揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機であ
る。
【0015】請求項8記載の発明は、前記薬剤の放出量
が30℃、相対湿度30%で10mg/日以下である揮
散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機である。
【0016】請求項9記載の発明は、前記容器が内部液
量を可視化できる透明性を有する容器である揮散性薬剤
徐放部材とそれを用いた空気調和機である。
【0017】請求項10記載の発明は、前記湿度感受性
膜の表面上部に非通気性フィルムを溶着させて外袋と
し、前記非通気性フィルムを剥がすことによって前記湿
度感受性膜が露出する構成である揮散性薬剤徐放部材と
それを用いた空気調和機である。
【0018】請求項11記載の発明は、前記容器と前記
液体吸収体が、前記空間部と前記湿度感受性膜とで構成
する部分と分離可能である、あるいは前記容器が、前記
液体吸収体と前記空間部と前記湿度感受性膜とで構成す
る部分と分離可能である揮散性薬剤徐放部材とそれを用
いた空気調和機。
【0019】請求項12記載の発明は、前記湿度感受性
膜面を前記熱交換器の上流側面と対面となるように配置
した空気調和機である。
【0020】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
【0021】(実施例1)図1は本実施例を示す揮散性
薬剤徐放部材の正面外観図であり、図2は揮散性薬剤徐
放部材の側面断面構成図であり、揮散性薬剤徐放部材の
Aラインにおける正面断面構成図である。1は薬剤とな
るアリルイソチオシアネートであり、2はそれを充填す
るための無色透明なポリエチレンテレフタレート(PE
T)からなる容器であり、3はアリルイソチオシアネー
トを毛細管現象によって吸い上げるためのポリプロピレ
ン不織布のシート、かさ密度0.8g/mlであり、シ
ートの末端が容器2の底部まで達するように配置されて
いる。4はビスコース加工紙をポリエチレンにラミネー
トした湿度感受性膜である。ポリエチレンシート、80
μm上にレーヨン/パルプ不織布を介してビスコース膜
を5g/m2の塗布量で形成させたものを使用した。5
はポリプロピレン不織布のシート3と湿度感受性膜4と
で形成される空間部である。アリルイソチオシアネート
1はポリプロピレン不織布のシート3で吸い上げられ、
雰囲気温度に対する蒸気圧特性で揮散して最終的には空
間部5を飽和蒸気圧濃度に達せさせる。これはポリプロ
ピレン不織布のシート3の空間部5に張り出した部分に
保持されているアリルイソチオシアネートの液と空間部
5中に存在しているアリルイソチオシアネートの蒸気と
の気液平衡関係で濃度を維持されている。たとえば25
℃においてアリルイソチオシアネートの蒸気圧は約5m
mHgであるため、空間部における飽和蒸気濃度は約66
00ppmとなる。湿度感受性膜4によって低湿度の場
合にはアリルイソチオシアネートの蒸気放出が抑制され
るため、空間部5は飽和蒸気圧濃度のままでずっと維持
される。しかし湿度が高くなるとアリルイソチオシアネ
ート蒸気が湿度感受性膜4を通過して外部へと放出され
る。湿度感受性膜4は湿度変化によって膜組織が膨潤
し、緩んだ構造となり、アリルイソチオシアネート分子
が透過して外部へと放出されやすくなる。この放出量分
を補充するためにポリプロピレン不織布のシート3から
吸い上げられたアリルイソチオシアネート1がさらに空
間部5へと揮散する。この時湿度感受性膜4から外部へ
のアリルイソチオシアネート放出速度とポリプロピレン
不織布のシート3から空間部5へのアリルイソチオシア
ネート揮散速度を比較すると後者のほうがほとんどの場
合速いので、アリルイソチオシアネートの放出量が不足
することはない。このような構成の揮散性薬剤徐放部材
によって、30℃、相対湿度95%条件にて湿度感受性
膜から薬剤を100mg/日レベルで継続して放出させ
ることが可能となる。次に空気調和機の室内機に本実施
例による揮散性薬剤徐放部材を使用した場合について説
明する。
【0022】図4は、本実施例を示す空気調和機の室内
機断面構成図である。吸い込みグリル6、7を通じて室
内空気を吸い込み、吸い込んだ空気は熱交換器8、9に
よって冷却、除湿された後、クロスフローファン10に
よって吸い込み送風されながら、最終吹出し口11から
室内空間に冷風を提供する。吹出し口11には上下偏向
羽根12が配設され、室内空間への吹出し方向をコント
ロールしている。この時、熱交換器8、9によって除湿
された結露水は熱交換器アルミニウムフィンをつたっ
て、ドレンパン部13、14へと至る。ドレンパン部1
3は室内機台枠15に一体物として構成され、ドレンパ
ン部14は吹出しグリル16に一体物として構成され
る。ドレンパン部13に溜まった結露水は台枠15を介
してドレンパン部14側に流れて水受けされ、最終的に
はドレン口(図示せず)を経由して外部へと排出され
る。熱交換器8,9のアルミニウムフィンには熱交換性
能の高効率化を図るため、縦スリットが設けられた構造
を有している。そのために結露した水はスリット部で表
面張力によって水膜を形成して、ドレンパン部13,1
4へとすぐには滴下し難い構造のため、アルミニウムフ
ィンが乾くスピードが遅くなってしまう。たとえば25
℃、相対湿度90%の環境雰囲気では、熱交換器アルミ
ニウムフィンが乾くのに数十時間を要してしまい、なか
なか乾燥しない。この時室内機空間、特に熱交換器8,
9で構成される送風回路内部は相対湿度95%以上の雰
囲気に曝され、カビが非常に繁殖しやすい環境条件とな
っている。17は揮散性薬剤徐放部材であり、熱交換器
9に近接した下部上流側に配置され、揮散性薬剤徐放部
材17の湿度感受性膜4側が熱交換器に向かい合う構成
とした。このことによって冷房、除湿運転停止後、上下
偏向羽根12が閉状態になるとともに、高湿度状態とな
った空気が室内機全体に充満して湿度感受性膜4に達す
ると、揮散性薬剤徐放部材17の内部からアリルイソチ
オシアネート1が熱交換器9側へ拡散し、アルミニウム
フィン間を通過しながら、上下偏向羽根12が閉状態と
なっているので熱交換器8、9で構成された空間部等へ
と徐々に拡散、堆積して充満する。この結果室内機内部
は熱交換器8、9で構成された空間底部で3〜5ppm
程度、上部低濃度の空間でも1ppm以上のアリルイソ
チオシアネート蒸気を滞留させることが可能となる。揮
散性薬剤徐放部材17の空間部5に滞留している高濃度
のアリルイソチオシアネート蒸気が湿度感受性膜4を透
過して500〜5000倍の空間へと拡散していく構成
である。アリルイソチオシアネートの閾値は10ppm
程度であるので匂いを感じないレベルの滞留濃度であ
る。これによって室内空間に存在するCladosporium、Al
ternaria、Aspergillus、Penicillium、Rhizopusと言っ
た一般的なカビには十分な防カビ効果を得ることができ
た。薬剤の液量は容器に透明なPET樹脂を使用してい
るので、利用者は目視観察によって減量状態をいつでも
簡単に確認できるので取り替え交換時期を判断しやすく
することができる。
【0023】(実施例2)図5に本実施例を示す揮散性
薬剤徐放部材の正面外観図であり、図6は揮散性薬剤徐
放部材の側面断面構成図である。18はアリルイソチオ
シアネートであり、19はそれを充填するための無色透
明なPETからなる容器であり、20はアリルイソチオ
シアネートを毛細管現象によって吸い上げるための連続
気泡を有するポリプロピレン発泡体、かさ密度0.8g
/mlであり、21はビスコース加工紙をポリエチレン
にラミネートした湿度感受性膜、実施例1と同様な構成
であり、22は溶着された湿度感受性膜21を支持する
とともに揮散したアリルイソチオシアネートが充満する
ための空間部23を形成するための容器である。容器1
9と容器22は分離可能であり、容器19を容器22へ
と押し込むことによって嵌合するはめあい構造となり、
容器19の外周接触部が容器22の接触部に内接される
ことによって、容器19と容器22の気密性を保持させ
ている。またポリプロピレン発泡体20は容器19に嵌
め込まれるような構造となって、容器19の底部まで達
し、減量したアリルイソチオシアネートも吸い上げられ
るように配置されている。
【0024】アリルイソチオシアネート18はポリプロ
ピレン発泡体20で吸い上げられ、雰囲気温度に対する
蒸気圧で揮散して最終的には空間部23を飽和蒸気圧濃
度に達せさせる。これはポリプロピレン発泡体20の空
間部23に張り出した部分に保持されているアリルイソ
チオシアネートの液と空間部23中に存在しているアリ
ルイソチオシアネートの蒸気との気液平衡の関係で濃度
を維持されている。湿度感受性膜21によって低湿度の
場合には放出を抑制されるため、空間部23は飽和蒸気
圧濃度のままでずっと維持される。しかし湿度が高くな
ると湿度感受性膜21から外部へとアリルイソチオシア
ネート18が放出される。この放出量分を補充するため
にポリプロピレン発泡体20から吸い上げられたアリル
イソチオシアネート18がさらに揮散する。アリルイソ
チオシアネート18の液変化量は容器19を目視観察す
ることによって簡単に確認でき、取り替え交換時期が来
たと判断したら、容器19を容器22と分離する。そし
て交換用部品として用意された容器19にアリルイソチ
オシアネート18が充填され、ポリプロピレン発泡体2
0が差し込まれた状態の部品を再度容器22と嵌合させ
ることで揮散性薬剤徐放部材を完成させることができ
る。このことによって湿度感受性膜21を支持する容器
22は何回もリユースすることが可能となる。揮散性薬
剤徐放部材の揮散、徐放性能については実施例1のもの
とほとんど変らない。
【0025】(実施例3)図7に本実施例を示す揮散性
薬剤徐放部材の正面外観図であり、図8は揮散性薬剤徐
放部材の側面断面構成図である。24はアリルイソチオ
シアネートであり、25はそれを充填するための無色透
明なPETからなる容器であり、26はアリルイソチオ
シアネートを毛細管現象によって吸い上げるための連続
気泡を有するポリプロピレン発泡体、かさ密度0.8g
/mlであり、27はビスコース加工紙をポリエチレン
にラミネートした湿度感受性膜、実施例1と同様な構成
であり、28は溶着された湿度感受性膜27を支持する
とともに揮散したアリルイソチオシアネートが充満する
ための空間部29を形成するための容器である。容器2
5と容器28は分離可能であり、容器25を容器28へ
と押し込むことによって嵌合するはめあい構造となり、
容器25の内周接触部が容器28の接触部に外接される
ことによって、容器25と容器28の気密性を保持させ
ている。またポリプロピレン発泡体26は容器25に嵌
め込まれるような支持構造となっているので、本実施例
では湿度感受性膜27を支持する容器28とともに液体
吸収体となるポリプロピレン発泡体26まで何回もリユ
ースすることが可能となる。交換用部品として容器25
にアリルイソチオシアネート24が充填されるものを用
意し、容器25を再度容器28と嵌合させることで揮散
性薬剤徐放部材を完成させることができる。
【0026】実施例2では液体の薬剤を内部に充填した
容器と前記薬剤を吸い上げるための媒体となる液体吸収
体で構成される部分が、前記液体吸収体から揮散した前
記薬剤が内部に充満するための空間部と湿度変化によっ
て前記薬剤の透過量が変化する湿度感受性膜とで構成さ
せる部分と分離可能である構造について示し、実施例3
では液体の薬剤を内部に充填した容器部分が、前記薬剤
を吸い上げるための媒体となる液体吸収体と前記液体吸
収体から揮散した前記薬剤が内部に充満するための空間
部と湿度変化によって前記薬剤の透過量が変化する湿度
感受性膜とで構成させる部分と分離可能である構造につ
いて示した。このようにリユースできる部分はできるか
ぎりリユースすることによって環境に配慮した揮散性薬
剤徐放部材を提供できる。
【0027】(実施例4)図9に本実施例を示す揮散性
薬剤徐放部材の正面外観図であり、図10は揮散性薬剤
徐放部材の側面断面構成図である。30はアリルイソチ
オシアネートであり、31はそれを充填するための無色
透明なPETからなる容器であり、32はアリルイソチ
オシアネートを毛細管現象によって吸い上げるためのセ
ラミックス焼結体、かさ密度1.5g/mlであり、3
3はビスコース加工紙をポリエチレンにラミネートした
湿度感受性膜、実施例1と同様な構成であり、34はセ
ラミックス焼結体32と湿度感受性膜33とで形成され
る空間部である。35はポリエチレン/ナイロン/アル
ミニウム箔/ポリエチレン構造からなる非通気性フィル
ムであり、湿度感受性膜33を覆うように容器31に超
音波溶着され、アリルイソチオシアネート30の漏れを
防止している。非通気性フィルム35の一部は容器31
から意図的な出っ張り部を有し、この出っ張り部を挟持
して非通気性フィルム35を剥がしやすいような構造と
なっている。使用時には非通気性フィルム35を揮散性
薬剤徐放部材から剥がすことによって以下の機能を奏す
ることができる。アリルイソチオシアネート30はセラ
ミックス焼結体32で吸い上げられ、雰囲気温度に対す
る蒸気圧で揮散して最終的には空間部34を飽和蒸気圧
濃度に達せさせる。湿度感受性膜33によって低湿度の
場合には放出を抑制されるため、空間部34は飽和蒸気
圧濃度のままでずっと維持される。しかし湿度が高くな
ると湿度感受性膜33から外部へとアリルイソチオシア
ネート30が放出される。この放出量分を補充するため
にセラミックス焼結体32から吸い上げられたアリルイ
ソチオシアネート30がさらに揮散する。
【0028】実施例では薬剤を充填する容器として無色
透明なPET樹脂を使用したが、本発明で使用できるも
のはこの限りではない。この他に充填する薬剤との耐薬
品性を鑑みて問題のない材料を選択すればよい。薬剤の
液量を簡単に目視確認できるようにこの他、ポリプロピ
レン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンナフタ
レート樹脂、ポリエチレン樹脂、メチルペンテン樹脂等
が使用できる。しかしPET樹脂はシート状のものをプ
レス加工で成形することで容易に揮散性薬剤徐放部材の
容器として供することができるので安価に入手可能であ
る。
【0029】実施例では液体吸収体としてポリプロピレ
ンの不織布シート、ポリプロピレンの発泡体、セラミッ
クスの焼結体を使用したが、本発明で使用できるものは
この限りではない。薬剤を吸い上げるのに適した材質で
あれば特に問題はない。また揮散性薬剤徐放部材として
の薬剤揮散性能は空間部へ張り出した液体吸収体の部分
に保持されている薬剤と空間部中に存在している薬剤蒸
気との気液平衡関係で濃度が律されるので、より低濃度
の薬剤を揮散させたい時には空間部への張り出した液体
吸収体の部分に保持される薬剤量を少なくすることおよ
び薬剤蒸気が充満する空間部の容積を小さくすることが
有効となる。また本発明は植物精油等からなるものを低
濃度で徐放することを意図しているため、どちらかと言
うと親油性に優れたものほうが望ましいと思われる。
【0030】上記実施例では専らアリルイソチオシアネ
ートを使用したが、本発明で使用できるものはこの限り
ではない。ティーツリー油、ユーカリ油等が使用でき
る。また低濃度の揮散量にて抗菌、防カビ効果が得られ
るような薬剤であれば本発明の揮散性薬剤徐放部材の薬
剤として利用可能である。
【0031】実施例では非通気性フィルムとして、ポリ
エチレン/ナイロン/アルミニウム箔/ポリエチレン構
造からなるもの使用したが、本発明で使用できるものは
この限りではない。しかし一般的には非通気性フィルム
としてはアルミニウム箔が内層されたラミネート構造フ
ィルムが使用される。また本発明では揮散性薬剤徐放部
材の容器となる樹脂との超音波溶着性に優れたものが好
ましい。
【0032】実施例では一般的なセパレート型空気調和
機の室内機に適用した場合についてだけ説明したが、本
発明による揮散性薬剤徐放部材の用途はこれに限られる
ものではない。季節の変動あるいはその場の雰囲気湿度
環境が変化して、カビ、菌が繁殖することを防止したい
ような分野には広く利用できる。たとえば浴室、更衣
室、下駄箱、フードストッカー、物置、地下収納庫等に
使用できる。またビル空調用の加湿用通路、換気用通路
等にも応用可能である。
【0033】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、揮散性の薬剤は液体吸収体によ
って容器から吸い上げられた後、揮散した成分は一定の
容積を有する空間部へと充満し、液体吸収体の液面と空
間部との気液平衡に達して飽和する。外部湿度が低く、
この空間部から薬剤が外部へと放出されなければ飽和蒸
気圧濃度状態以下にコントロールされ、外部へ放出され
る量を抑えることができる。また外部湿度が高いと揮散
して充満していた薬剤は湿度感受性膜を通過し、外部へ
と放出される。このように低濃度の薬剤を湿度に応じて
放出するのに優れた揮散性薬剤徐放部材を提供できる。
具体的には30℃、相対湿度95%で100mg/日レ
ベル放出させるような目的に効果的である。また薬剤は
一旦液体吸収体で充満させる空間部へと揮散させて、そ
の後外部へと放出させる間接方式のため、薬剤の液量が
次第に減量変化しても空間部との気液平衡によって空間
部での濃度変化を小さく抑えることができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、湿度が低い
シーズンには薬剤の無駄な放出を抑制し、湿度の高いシ
ーズンあるいは雰囲気状況に対しては薬剤を低濃度で安
定して徐放させ続けることができるので、室内機内部へ
カビが繁殖することを長期間にわたって防止することが
できる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、ポリプロピ
レンの発泡体またはポリプロピレンの不織布を液体吸収
体とすることで十分な吸い上げ能力を保証することがで
きる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、セラミック
スの焼結体を液体吸収体とすることで十分な吸い上げ能
力を保証することができる。
【0037】請求項5記載の発明によれば、アリルイソ
チオシアネート、ティーツリー油、ユーカリ油を薬剤と
することで天然成分を利用した、低濃度による、環境に
やさしい抗菌、防カビ効果を提供できる。
【0038】請求項6記載の発明によれば、ビスコース
加工紙を含んでなるラミネート構造である湿度感受性膜
を使用することで湿度に対して鋭敏な湿度感受性の膜を
提供できる。
【0039】請求項7記載の発明によれば、薬剤の放出
量が30℃、相対湿度95%で20〜200mg/日で
あれば、薬剤の種類にもよるが人間の閾値と対比しても
同等かそれ以下のレベルで徐放することで薬剤の目的効
果を得ることができるので、利用者にも好印象を与える
ことができる。
【0040】請求項8記載の発明によれば、薬剤の放出
量が30℃、相対湿度30%で10mg/日以下であれ
ば、低湿度条件での無駄な薬剤の放出を抑制することが
できるので、取り替え交換期間を長期にすることができ
る。
【0041】請求項9記載の発明によれば、内部の液量
を可視化できる透明性を有する容器を使用することで、
薬剤の液量が簡単に目視確認でき、取り替え交換時期を
利用者に知らせることができる。
【0042】請求項10記載の発明によれば、湿度感受
性膜の表面上部に非通気性フィルムを溶着させて外袋と
し、使用に際しては非通気性フィルムを剥がすことによ
って湿度感受性膜が露出する構成とすることで、揮散性
薬剤徐放部材に対する必要最小限の簡易包装形態を提供
することができる。
【0043】請求項11記載の発明によれば、揮散性薬
剤徐放部材に対して取り替え可能な部分とそうでない部
分とを区別することで、リユースできる部分の積極的な
活用が図れ、環境を配慮した部材提供ができる。
【0044】請求項12記載の発明によれば、揮散性薬
剤徐放部材の湿度感受性膜面を熱交換器側に向けること
によって、熱交換器側からの湿度上昇を迅速に感じて、
薬剤の徐放応答性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の揮散性薬剤徐放部材の正面外観図
【図2】実施例1の揮散性薬剤徐放部材の側面断面構成
【図3】図2に示す揮散性薬剤徐放部材のAラインにお
ける正面断面構成図
【図4】実施例1の空気調和機の室内機断面構成図
【図5】実施例2の揮散性薬剤徐放部材の正面外観図
【図6】実施例2の揮散性薬剤徐放部材の側面断面構成
【図7】実施例3の揮散性薬剤徐放部材の正面外観図
【図8】実施例3の揮散性薬剤徐放部材の側面断面構成
【図9】実施例4の揮散性薬剤徐放部材の正面外観図
【図10】実施例4の揮散性薬剤徐放部材の側面断面構
成図
【符号の説明】
1 アリルイソチオシアネート 2 容器 3 ポリプロピレン不織布のシート 4 湿度感受性膜 5 空間部 8 熱交換器 9 熱交換器 10 クロスフローファン 11 吹出し口 17 揮散性薬剤徐放部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古谷 志保 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BC03 4C002 AA03 BB08 DD03 DD06 DD13 EE07 HH07 KK01 4C080 AA04 BB05 CC01 HH03 JJ05 KK04 LL03 MM12 NN27 QQ12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体の薬剤を内部に充填した容器と、前
    記薬剤を吸い上げる液体吸収体と、前記液体吸収体から
    揮散した前記薬剤が内部に充満するための空間部と、前
    記空間部から湿度変化によって前記薬剤の透過量が変化
    する湿度感受性膜とを備えたことを特徴とする揮散性薬
    剤徐放部材。
  2. 【請求項2】 少なくとも熱交換器と、前記熱交換器に
    より温度調節された風を室内へ吹出すための室内ファン
    とを有する室内機において、前記揮発性薬剤徐放部材を
    備えたことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記液体吸収体がポリプロピレンの発泡
    体またはポリプロピレンの不織布であることを特徴とし
    た請求項1または2に記載の揮散性薬剤徐放部材とそれ
    を用いた空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記液体吸収体がセラミックスの焼結体
    であることを特徴とした請求項1または2に記載の揮散
    性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記薬剤がアリルイソチオシアネート、
    ティーツリー油、ユーカリ油であることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の揮散性薬剤徐放部材とそ
    れを用いた空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記湿度感受性膜がビスコース加工紙を
    含んでなるラミネート構造であることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の揮散性薬剤徐放部材とそれ
    を用いた空気調和機。
  7. 【請求項7】 前記薬剤の放出量が30℃、相対湿度9
    5%で20〜200mg/日であることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の揮散性薬剤徐放部材とそ
    れを用いた空気調和機。
  8. 【請求項8】 前記薬剤の放出量が30℃、相対湿度3
    0%で10mg/日以下であることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれかに記載の揮散性薬剤徐放部材とそれを
    用いた空気調和機。
  9. 【請求項9】 前記容器が内部液量を可視化できる透明
    性を有する容器であることを特徴とする請求項1〜8の
    いずれかに記載の揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空
    気調和機。
  10. 【請求項10】 前記湿度感受性膜の表面上部に非通気
    性フィルムを溶着させて外袋とし、前記非通気性フィル
    ムを剥がすことによって前記湿度感受性膜が露出する構
    成であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記
    載の揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機。
  11. 【請求項11】 前記容器と前記液体吸収体が、前記空
    間部と前記湿度感受性膜とで構成する部分と分離可能で
    ある、あるいは前記容器が、前記液体吸収体と前記空間
    部と前記湿度感受性膜とで構成する部分と分離可能であ
    ることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の
    揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機。
  12. 【請求項12】 前記湿度感受性膜面を前記熱交換器の
    上流側面と対面となるように配置したことを特徴とする
    請求項2に記載の空気調和機。
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