JP2003093106A - 履物及びこれに用いる踏抜き防止板 - Google Patents

履物及びこれに用いる踏抜き防止板

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JP2003093106A
JP2003093106A JP2001331652A JP2001331652A JP2003093106A JP 2003093106 A JP2003093106 A JP 2003093106A JP 2001331652 A JP2001331652 A JP 2001331652A JP 2001331652 A JP2001331652 A JP 2001331652A JP 2003093106 A JP2003093106 A JP 2003093106A
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JP
Japan
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footwear
treading
prevention plate
foot
preventing plate
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JP2001331652A
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English (en)
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Masatomo Onobusa
正智 小野房
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RIKIO KK
Rikio Co Ltd
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RIKIO KK
Rikio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】踏抜き防止板を介在させたものでありながら、
屈曲でき足のかえりも維持され、かつ土ふまずを刺激し
て接地感覚もよい踏抜き防止履物及びこれに用いる踏抜
き防止板を提供する。 【解決手段】アッパー1に接地底2を取付けてなる履物
において、底形状より若干小さい形状であって、踏付け
部の前方位置及び後方位置に、左右の連結部3Bを残し
て長手方向と略直交すると共に互いに略平行する二条の
スリット3A、3Aを設け、かつ踏まず部が土ふまずに
沿うよう上方に湾曲3Cするよう成形された踏抜き防止
板3を介在させたことを特徴とする履物及びこれに用い
る踏抜き防止板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、踏抜き防止機能を
備えた地下たびや各種作業靴等の履物及びこれに用いる
踏抜き防止板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地下たびや各種作業靴、安全靴等作業用
履物にあっては、建築や土木等の作業現場で使用するた
め、釘その他の突起物が履物底から貫入して足を損傷し
ないように、踏抜き防止機能が要求される場合がある。
このような履物としては、底の形状と略同形の金属板等
の踏抜き防止板を底の部分に介在させることが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のように
底の部分に金属板を介在させると、この部分が硬く硬直
化してしまうため、履用した際に屈曲性がなく足のかえ
りが悪くなり、しかも接地感覚が失われるという難点を
有している。このような点を解決するため、例えば特開
昭57−112810号公報に示すように、2枚のゴム
又は合成樹脂の間に、複数の金属板を指の親指と四指と
が独立して動くように挿入させた地下足袋用安全敷皮が
知られている。
【0004】ところが、このように多数の金属板を用い
る場合、製造の際に金属板の配置、接着が煩雑となるば
かりでなく、相互の金属板間の非連続部分が増えてしま
い、釘等の先端が貫入し易い箇所を増やしてしまうとい
う問題点を有している。本発明はこのような状況に鑑
み、踏抜き防止板を介在させるものであっても、必要最
小限の非連続部分により屈曲性を発揮させ、しかも接地
感覚も可能な限り維持させ、かつ釘等の貫入機会を極力
少なくする踏抜き防止用履物及びこれに用いる踏抜き防
止板について鋭意検討し、上記の問題点を解決しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の要旨と
するところは、アッパーに接地底を取付けてなる履物に
おいて、底形状より若干小さい形状であって、踏付け部
の前方位置及び後方位置に、左右の連結部を残して長手
方向と略直交すると共に互いに平行する二条のスリット
を設け、かつ踏まず部が土ふまずに沿うよう上方に湾曲
するよう成形された踏抜き防止板を介在させたことを特
徴とする履物にある。また本発明は、履物の底形状より
若干小さい形状であって、踏付け部の前方位置及び後方
位置に、左右の連結部を残して長手方向と略直交すると
共に互いに略平行する二条のスリットを設け、かつ踏ま
ず部が土ふまずに沿うように上方に湾曲するよう成形さ
れたことを特徴とする履物に用いる踏抜き防止板をも特
徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。図1〜図3は本発明を地下たびに
適用した例を示しており、図1が地下たびの要部の断面
図、図2が同じく接地底部分の平面図、図3がこれに用
いる踏抜き防止板の断面図である。図において1が綿布
等からなるアッパー、2がゴムまたは合成樹脂からなる
接地底、3がステンレス等の金属板等からなる踏抜き防
止板である。
【0007】さらに詳しく説明すると、この地下たびは
胛布1Aを中底1Bに吊込んで縫製して得たアッパー1
を、接地底2に対し縫着、貼着或いは両者の組合せによ
り固着して形成するが、本発明ではこの際に踏抜き防止
板3を介在させたことを特徴としている。
【0008】ここで使用する踏抜き防止板3は、厚さが
0.3〜数mm程度のステンレス、チタン合金等の金属
板を底形状より若干小さい形状に裁断し、踏付け部Aの
前方位置及び後方位置に、左右の連結部3Bを残して長
手方向に略直交すると共に互いに略平行する二条のスリ
ット3A、3Aを設け、かつ踏まず部Bが土ふまずの形
状に沿うよう上方に湾曲3Cするように形成されてい
る。
【0009】このように形成された踏抜き防止板3は、
図2に示すように予め踏まず部Bが土ふまずに沿うよう
上方に湾曲された接地底2の上面に接着し、これを用い
て上述の要領でアッパー1を接地底2に固着することに
よって、本発明の地下たびを得ることができる。なお接
地底2の湾曲は、未加硫状態のゴムを用いて加硫成形の
際に形成させてもよい。
【0010】得られた地下たびは、中底1Bと接地底2
との間に踏抜き防止板3が介在することとなるが、この
踏抜き防止板3には踏付け部Aの前方位置と後方位置
に、左右の連結部3Bを残して長手方向と略直交すると
共に互いに略平行する二条のスリット3A、3Aが設け
られているため、足の動きに応じてスリット3A、3A
の箇所を起点として踏抜き防止板3が屈曲できることと
なり、一枚板の剛直な板と比べて一定の動きが許容さ
れ、足のかえりも確保されることとなる。本発明のスリ
ット3A、3Aは、足の踏付け部Aの前方位置と後方位
置に設けているが、この位置は前方が指の付根付近とな
り、また後方が踏まず部の開始部付近となるため、歩行
の際比較的強い力がかかり難い箇所となっている。この
ため、スリットを設ける位置としては、この位置が指先
付根の最も屈曲しやすい箇所であるため適しており、し
かもスリットは少なくて済むので、釘等の貫入による影
響を少なくさせることができる。
【0011】さらに本発明の踏抜き防止板3の踏まず部
Aには、土ふまずに沿う形状の上方に湾曲3Cした部分
が設けられているので、これが常に土ふまずと接触して
適度の刺激を与えると共に、地下たびとしての接地感覚
を高める効果を果たしている。
【0012】なお使用を継続していると、連結部3Bの
箇所が破断することが考えられるが、破断されたとして
も踏抜き防止板3その状態で中敷1Bと接地底2との間
に留まっているので、その機能に影響を及ぼすことはほ
とんど生じない。踏抜き防止板3をさらに安定よくする
ために、接地底3の上面にこれと略同形状の浅い凹部を
設け、ここに踏抜き防止板3を収納させておくことも有
効である。この際踏抜き防止板3の周縁に凹凸を設けて
おき、これに対応する逆の凹凸を接地底3の内周面に設
けておくと、この部分でかみ合いが生じて一層安定的に
固定させることができる。また、踏抜き防止板3の上面
に他のゴムや合成樹脂のシートを接合させたり、予め踏
抜き防止板3の両面にゴム、合成樹脂又は不織布のシー
トで挟着させたものを用いることもできる。
【0013】本発明では、踏抜き防止板3の踏付け部A
の前方位置と後方位置に、長手方向に略直交する二条の
スリット3A、3Aを設けているが、この部分に釘等の
先端が極力貫入しないように、できるだけ幅の狭いスリ
ットにしておくことが望ましい。なおこのスリット3
A、3Aには、踏抜き防止板3を接地底2等に接着する
際、その接着剤をしみ込ませて封入するようにしておく
と、踏抜き防止板3固定のためにより好ましい。
【0014】以上本発明を地下たびに適用した例に基づ
いて説明したが、完成品としての地下たびに限らず、こ
れに使用する踏抜き防止板3自体についても有用性があ
り、本発明の対象とするものである。また本発明は地下
たびに限らず、作業靴や作業用の長靴等の履物にも適用
させることができるものである。この場合上記例と同様
な構成で達成させることができるが、地下たびのように
指先に股はないので、一般の靴底と相似形の踏抜き防止
板を用いればよい。勿論この場合も完成品としての履物
のみならず、これに用いる踏抜き防止板も本発明の対象
となるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如き構成からなる
ものであるから、特定の位置に連結部を残してスリット
を設け、かつ踏まず部を土ふまずに沿うよう上方に湾曲
させた独特の踏抜き防止板を用いているため、足の動き
で最も曲がりやすい箇所で屈曲できるようになっていて
足のかえりが確保されると同時に、踏まず部の湾曲によ
り土ふまずを刺激でき接地感覚も維持できる利点を有し
ていて優れた踏抜き防止履物を提供できると共に、この
履物に用いる有用な踏抜き防止板を提供できる特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を地下たびに適用した例を示す要部の断
面図である。
【図2】図1と同じく地下たびの接地底部分の平面図で
ある。
【図3】本発明に用いる踏抜き防止板を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 アッパー 2 接地底 3 踏抜き防止板 3A スリット 3B 連結部 3C 湾曲

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アッパーに接地底を取付けてなる履物にお
    いて、底形状より若干小さい形状であって、踏付け部の
    前方位置及び後方位置に、左右の連結部を残して長手方
    向と略直交すると共に互いに略平行する二条のスリット
    を設け、かつ踏まず部が土ふまずに沿うよう上方に湾曲
    するよう成形された踏抜き防止板を介在させたことを特
    徴とする履物。
  2. 【請求項2】履物の底形状より若干小さい形状であっ
    て、踏付け部の前方位置及び後方位置に、左右の連結部
    を残して長手方向と略直交すると共に互いに略平行する
    二条のスリットを設け、かつ踏まず部が土ふまずに沿う
    よう上方に湾曲するよう成形されたことを特徴とする履
    物に用いる踏抜き防止板。
JP2001331652A 2001-09-25 2001-09-25 履物及びこれに用いる踏抜き防止板 Pending JP2003093106A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000561A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Kohshin Rubber Co Ltd 耐踏み抜き性安全靴
KR100769190B1 (ko) * 2003-06-30 2007-10-23 엘지.필립스 엘시디 주식회사 멀티도메인 액정표시장치 및 이의 제조방법

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JPS61129501A (ja) * 1984-11-28 1986-06-17 Olympus Optical Co Ltd カメラレンズの移動量測定装置
JPH10257901A (ja) * 1997-03-19 1998-09-29 Rikiou:Kk 地下たび、その製造方法及び地下たびの底

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