JP2003090873A - 観測装置及びgps位置観測設備及び該観測装置を用いたgps位置観測設備 - Google Patents

観測装置及びgps位置観測設備及び該観測装置を用いたgps位置観測設備

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JP2003090873A
JP2003090873A JP2002087338A JP2002087338A JP2003090873A JP 2003090873 A JP2003090873 A JP 2003090873A JP 2002087338 A JP2002087338 A JP 2002087338A JP 2002087338 A JP2002087338 A JP 2002087338A JP 2003090873 A JP2003090873 A JP 2003090873A
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Moriyuki Nemoto
盛行 根本
Tetsuo Imakire
哲郎 今給黎
Hiroyuki Tanaka
博幸 田中
Noboru Koeda
登 小枝
Hiroshi Kawawa
宏 河和
Kaoru Yokogawa
薫 横川
Tomonori Takada
知典 高田
Tatsunori Sada
達典 佐田
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Geographical Survey Inst Ministry Of Land Infrastructure & Transport
TECHNO VANGUARD KK
Mitsui Construction Co Ltd
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GEOGRAPHICAL SURVEY INST MINIS
Geographical Survey Inst Ministry Of Land Infrastructure & Transport
TECHNO VANGUARD KK
Mitsui Construction Co Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より確実な通信を可能とし、かつ消費電力を
軽減する観測装置を提供する。 【解決手段】 シリアルインターフェース20と衛星携
帯電話40又は携帯電話50とを選択的に接続する切り
換え手段30を設け、また、主制御部10に、衛星携帯
電話40又は携帯電話50による通信状態を監視して所
定の回線切り替え指令Cinを出力する通信状態監視手
段12と、該通信状態監視手段12からの回線切り替え
指令Cinに基づいて切り換え手段30を駆動制御する
切り換え手段制御部11と、を設けて観測装置1を構成
する。それにより、通信状態の良好な通信機器を選択し
て接続するように切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電力を自給
するようなGPS位置観測装置などの観測装置におい
て、確実な通信を可能とし、かつ省電力の通信を可能と
する観測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばリアルタイム・キネマティ
ックGPS(RTK−GPS)による測位システムなど
に用いられるGPS位置観測装置において、観測デー
タ、補正データ、ステータス情報などを通信するため、
通信機器が備えられている。そのような通信機器には、
例えば衛星携帯電話(ポータブルフォン、カーフォンな
ど)、携帯電話(800Mhz、1.5Ghz、PH
S、カーフォンタイプなど)、一般電話回線(アナロ
グ、ISDNなど)、特定省電力無線、業務用無線、ブ
ロードバンド(光ケーブル、ADSLなど)、などの各
種通信機器があり、状況や状態(地形、通信サービスエ
リア、コスト、気象条件、消費電力、通信距離など)に
適したものを選択して用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記GPS
位置観測装置は、例えば火山や震災地などの変動観測を
リアルタイムで行いたいという要望に応えるものである
が、特に天候や電波状態などが変化するため、常に全て
の状況や状態において満足し得るような通信機器を選択
することは困難である。そのため、上述した通信機器の
うちの複数を共に接続し、その時点で良好な通信が可能
であるものを使用して、より確実に通信するようなもの
が提案されている。
【0004】しかしながら上述のように、GPS位置観
測装置は、例えば火山や震災地などの変動観測をリアル
タイムで行うものもあり、電力インフラの停止、電話回
線の断絶、交通手段のマヒ、住民の避難する状況下での
変動観測では、安全性などのために完全無人である必要
がある。そのため、電力を例えばソーラ発電、風力発電
などにより自給発電しているが、複数の通信機器をシリ
アルインターフェースに共に接続することは、常に複数
の通信機器にシリアルデータを送信することになって消
費電力を拡大してしまい、天候などの条件によっては、
電力確保の妨げになる虞があった。
【0005】そこで本発明は、シリアルインターフェー
スと複数の通信機器との接続を、通信状態に基づいて選
択的に切り換え、もって上記課題を解決する観測装置を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、観測
データ(RD)を収集する観測データ収集手段(2、6
0)を有し、該観測データ収集手段(2、60)により
収集された観測データ(RD)を、シリアルデータに変
換して出力するシリアルインターフェース(20)を設
け、該シリアルインターフェース(20)から出力され
たシリアルデータを外部に送信する複数の通信機器(例
えば40、50)を設けた観測装置(1)において、前
記シリアルインターフェース(20)と複数の通信機器
(例えば40、50)の間に、前記シリアルインターフ
ェース(20)と複数の通信機器(例えば40、50)
を選択的に接続する切り換え手段(30)を設け、前記
複数の通信機器(例えば40、50)による通信状態を
監視して、所定の回線切り替え指令(Cin)を出力す
る通信状態監視手段(12)を設け、前記通信状態監視
手段(12)からの回線切り替え指令(Cin)に基づ
いて、前記切り換え手段(30)を駆動制御する切り換
え手段制御部(11)を設けて構成される。
【0007】請求項2の発明は、前記通信状態監視手段
(12)は、前記通信機器(例えば40、50)が外部
(例えば110)より切り換え指令(Cout)を受信
したことを検出する外部切り換え指令検出手段(13)
を有し、前記外部切り換え指令検出手段(13)の検出
結果に基づいて、回線切り換え指令(Cin)を前記切
り換え手段制御部(11)に出力する、ことを特徴とし
て構成される。
【0008】請求項3の発明は、前記通信状態監視手段
(12)は、前記通信機器(例えば40、50)の外部
(例えば110)との接続状態を監視する接続状態監視
手段(14)を有し、前記接続状態監視手段(14)の
監視結果に基づいて、回線切り換え指令(Cin)を前
記切り換え手段制御部(11)に出力する、ことを特徴
として構成される。
【0009】請求項4の発明は、前記接続状態監視手段
(14)は、前記通信機器(例えば40、50)が外部
(例えば110)と接続する際に、接続不良であること
を検出する接続不良検出手段(14a)を有し、前記通
信状態監視手段(12)は、前記接続不良検出手段(1
4a)の検出結果に基づいて、回線切り換え指令(Ci
n)を前記切り換え手段制御部(11)に出力する、こ
とを特徴として構成される。
【0010】請求項5の発明は、前記接続状態監視手段
(14)は、前記通信機器(例えば40、50)が外部
(例えば110)と送受信する際に送受信不良であるこ
とを検出する送受信不良検出手段(14b)を有し、前
記通信状態監視手段(12)は、前記送受信不良検出手
段(14b)の検出結果に基づいて、回線切り換え指令
(Cin)を前記切り換え手段制御部(11)に出力す
る、ことを特徴として構成される。
【0011】請求項6の発明は、電力を自給する電力自
給手段(70)を備え、前記電力自給手段(70)によ
り供給される電力により駆動される、ことを特徴として
構成される。
【0012】請求項7に係る本発明は、監視局(CT)
と、人工衛星からの衛星信号を受信自在なGPS受信機
(2)及び制御機器(1)を備えて、三次元位置が既知
なる基準局(X)又は三次元位置を観測すべき測位局
(A,B,C,D,E,F,G)になり得る観測局と
を、監視局(CT)対観測局(例えばX,A,B,C)
が一対所定数となる形で接続する電話伝送手段(30
1,302,303,110,41又は51)を有し、
監視局(CT)に対して複数の前記電話伝送手段(30
1A,302A,303A、301B,302B,30
3B、301C,302C,303C、301D,30
2D,303D、301E,302E,303E,11
0,41又は51)を設けて、前記複数の電話伝送手段
により監視局(CT)対観測局(X,A,B,C,D,
E,F,G)が一対多となる形で接続し、前記監視局
(CT)は、前記各測位局(A,B,C,D,E,F,
G)の三次元位置を集中的に観測する、ことを特徴とし
て構成される。
【0013】請求項8に係る本発明は、前記監視局(C
T)は、前記複数の電話伝送手段(例えば301A,3
01B,301C,301D,301E)を接続自在な
拡張手段(311,312)を有する、ことを特徴とし
て構成される。
【0014】請求項9に係る本発明は、前記各観測局
(X,A,B,C,D,E,F,G)は、人工衛星から
の衛星信号に基づき、所定時間における三次元位置情報
を蓄積する蓄積手段(61)と、前記蓄積された三次元
位置情報を前記電話伝送手段を介して前記監視局(C
T)に送信自在な観測局通信制御手段(10、20,3
0,40,50)と、を有し、前記監視局(CT)は、
前記各観測局(X,A,B,C,D,E,F,G)より
前記電話伝送手段(301,302,303,110,
41又は51)を介して前記蓄積された三次元位置情報
を順次受信自在な監視局通信制御手段(305)と、該
監視局通信制御手段(305)で順次受信した三次元位
置情報に基づいて前記各観測局のうちの測位局(A,
B,C,D,E,F,G)の前記所定時間における三次
元位置を演算する演算手段(304)と、該演算手段
(304)により演算された測位局(A,B,C,D,
E,F,G)の前記所定時間における三次元位置を出力
自在な三次元位置出力手段(310)と、を有して構成
した、ことを特徴として構成される。
【0015】請求項10に係る本発明は、前記観測局の
うちの基準局(X)は、人工衛星からの衛星信号及び既
知なる三次元位置に基づいて補正データ(CD)を演算
する補正データ演算手段(62)と、前記電話伝送手段
(301,302,303,110,41又は51)を
介して前記補正データ(CD)を送信自在な基準局通信
制御手段(10,20,30,40又は50)と、を有
し、前記観測局のうちの測位局(A,B,C,D,E,
F,G)は、人工衛星からの衛星信号及び前記補正デー
タ(CD)に基づいて観測すべき三次元位置(例えばR
D)を演算補正する三次元位置演算補正手段(63)
と、前記電話伝送手段(301,302,303,11
0,41又は51)を介して、前記補正データ(CD)
を受信自在であると共に前記三次元位置演算補正手段
(63)で演算補正した三次元位置(例えばRD)を送
信自在な測位局通信制御手段(10,20,30,40
又は50)と、を有し、前記監視局(CT)は、前記電
話伝送手段(301,302,303,110,41又
は51)を介して、前記補正データ(CD)を受信して
前記複数の測位局(A,B,C,D,E,F,G)に同
報転送すると共に前記各測位局(A,B,C,D,E,
F,G)からの三次元位置(例えばRD)を受信自在な
監視局通信制御手段(305)と、該監視局通信制御手
段(305)で受信した測位局(A,B,C,D,E,
F,G)からの三次元位置(例えばRD)を出力自在な
三次元位置出力手段(310)と、を有して構成した、
ことを特徴として構成される。
【0016】請求項11に係る本発明は、前記監視局通
信制御手段(305)は、前記監視局(CT)対観測局
(例えばX,A,B,C)が一対所定数となる形で接続
された各電話伝送手段(例えば301A,302A,3
03A,110,41又は51)における、前記監視局
通信制御手段(305)と前記基準局通信制御手段又は
前記測位局通信制御手段(10,20,30,40又は
50)との回線を送受信毎に接・断して、前記所定数の
観測局(例えばX,A,B,C)との接続を順次切り換
えて送受信し、前記監視局通信制御手段(305)と前
記基準局通信制御手段又は前記測位局通信制御手段(1
0,20,30,40又は50)との送受信は、パケッ
ト方式により同時に送受信する、ことを特徴として構成
される。
【0017】請求項12に係る本発明は、前記制御装置
に、前記請求項1ないし6のいずれか記載の観測装置
(1)を用いた、ことを特徴として構成される。
【0018】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、これは、発明の理解を容易に
するための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成
に何等影響を及ぼすものではない。
【0019】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、シリア
ルインターフェースと複数の通信機器の間に、シリアル
インターフェースと複数の通信機器を選択的に接続する
切り換え手段を設け、通信状態監視手段が複数の通信機
器による通信状態を監視して、所定の回線切り替え指令
を出力し、切り換え手段制御部が該回線切り替え指令に
基づいて、切り換え手段を駆動制御するので、通信状態
の良好な通信機器を選択して通信するものでありなが
ら、一方の通信機器により通信する際には他方の通信機
器にシリアルデータを出力せずに、余分な消費電力をな
くすことができる。
【0020】請求項2に係る本発明によると、通信状態
監視手段は、外部切り換え指令検出手段を有して外部切
り換え指令を受信したことを検出するので、外部より出
力される切り換え指令に基づいて切り換え手段を駆動制
御して複数の通信機器を外部より切り換えることができ
る。
【0021】請求項3に係る本発明によると、接続状態
監視手段が接続状態を監視するので、該監視の結果に基
づいて通信状態の良好な通信機器に自動的に切り換える
ことができる。
【0022】請求項4に係る本発明によると、接続不良
検出手段が、通信機器が外部と接続する際に接続不良で
あることを検出し、通信状態監視手段が、接続不良検出
手段の検出結果に基づいて回線切り換え指令を切り換え
手段制御部に出力するので、送受信を開始する際の接続
不良を検出することができ、該検出に基づいて通信状態
の良好な通信機器に自動的に切り換えることができる。
【0023】請求項5に係る本発明によると、送受信不
良検出手段が、通信機器が外部と送受信する際に送受信
不良であることを検出し、通信状態監視手段が、送受信
不良検出手段の検出結果に基づいて回線切り換え指令を
切り換え手段制御部に出力するので、送受信が不良であ
ったことを検出することができ、該検出に基づいて通信
状態の良好な通信機器に自動的に切り換えることができ
る。
【0024】請求項6に係る本発明は、電力を自給する
電力自給手段により供給される電力により駆動する観測
装置において、消費電力への負担を軽減することがで
き、より多い回数の送受信や長時間の送受信を可能とす
ることができる。
【0025】請求項7に係る本発明によると、監視局
と、人工衛星からの衛星信号を受信自在なGPS受信機
及び制御装置を備えて、三次元位置が既知なる基準局又
は三次元位置を観測すべき測位局になり得る観測局と
を、監視局対観測局が一対所定数となる形で接続する電
話伝送手段を有し、監視局に対して複数の電話伝送手段
を設けて、複数の電話伝送手段により監視局対観測局が
一対多となる形で接続するので、監視局は、各測位局の
三次元位置を集中的に観測することができる。
【0026】請求項8に係る本発明によると、監視局
は、複数の電話伝送手段を接続自在な拡張手段を有して
いるので、複数の電話伝送手段の接続が可能となり、そ
れにより、各測位局の三次元位置を集中的に観測するこ
とができる。
【0027】請求項9に係る本発明によると、各観測局
は、人工衛星からの衛星信号に基づき、所定時間におけ
る三次元位置情報を蓄積する蓄積手段と、蓄積された三
次元位置情報を電話伝送手段を介して監視局に送信自在
な観測局通信制御手段と、を有しており、監視局は、各
観測局より電話伝送手段を介して蓄積された三次元位置
情報を順次受信自在な監視局通信制御手段と、該監視局
通信制御手段で順次受信した三次元位置情報に基づいて
各観測局のうちの測位局の所定時間における三次元位置
を演算する演算手段と、該演算手段により演算された測
位局の所定時間における三次元位置を出力自在な三次元
位置出力手段と、を有して構成しているので、監視局
は、各観測局により蓄積された三次元位置情報を受信し
た後、該三次元位置情報に基づいて測位局の三次元位置
を演算することができ、より高精度な観測結果を得るこ
とができる。
【0028】請求項10に係る本発明によると、観測局
のうちの基準局は、人工衛星からの衛星信号及び既知な
る三次元位置に基づいて補正データを演算する補正デー
タ演算手段と、電話伝送手段を介して補正データを送信
自在な基準局通信制御手段とを有しており、また、観測
局のうちの測位局は、人工衛星からの衛星信号及び補正
データに基づいて観測すべき三次元位置を演算補正する
三次元位置演算補正手段と、電話伝送手段を介して補正
データを受信自在であると共に三次元位置演算補正手段
で演算補正した三次元位置を送信自在な測位局通信制御
手段とを有しており、監視局は、電話伝送手段を介して
補正データを受信して複数の測位局に同報転送すると共
に各測位局からの三次元位置を受信自在な監視局通信制
御手段と、該監視局通信制御手段で受信した測位局から
の三次元位置を出力自在な三次元位置出力手段とを有し
て構成しているので、監視局は、略リアルタイムで観測
結果を得ることができる。
【0029】請求項11に係る本発明によると、監視局
通信制御手段は、監視局対観測局が一対所定数となる形
で接続された各電話伝送手段における、監視局通信制御
手段と基準局通信制御手段又は測位局通信制御手段との
回線を送受信毎に接・断して、所定数の観測局との接続
を順次切り換えて送受信し、監視局通信制御手段と基準
局通信制御手段又は測位局通信制御手段との送受信は、
パケット方式により同時に送受信するので、1つの電話
伝送手段により監視局対観測局が一対所定数となる形の
接続を可能にするものでありながら、監視局と1つの観
測局との送受信を同時に行うことができ、それにより略
リアルタイムで観測結果を得ることができる。
【0030】請求項12に係る本発明によると、制御装
置に、請求項1ないし6のいずれか記載の観測装置を用
いたので、観測局は、良好な通信状態で通信可能で、か
つ余分な消費電力をなくすことができるものでありなが
ら、監視局が各観測局の三次元位置を集中的に観測する
ことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
沿って説明する。図1はGPS位置観測設備100を示
す構成概念図、図2は本発明の一例である観測装置1を
示すブロック図、図3は回路制御プログラムの一例を示
すフローチャートである。
【0032】本発明を適用し得るGPS位置観測設備1
00は、図1に示すように、三次元位置が既知なる基準
点Xと、三次元位置を測位すべき測位点A,B,Cと
に、それぞれGPS受信機2を設置している。各GPS
受信機2は、人工衛星からの衛星信号を受信自在なGP
Sアンテナと、受信した衛星信号を解析演算する受信機
と、該受信機に接続されたコンピュータ等により構成さ
れている。各GPS受信機2のうち図示を省略した上記
コンピュータは、詳しくは後述する観測装置1に接続さ
れており、該観測装置1に設けられた複数の通信機器の
一例である衛星携帯電話40又は携帯電話50を介し、
電波回線41又は電波回線51により公衆回線網110
に接続され、データ通信制御自在となっている。
【0033】上記基準点X、測位点A,B,C以外に、
観測センターCTが設けられており、該観測センターC
Tは、コンピュータ200と、該コンピュータ200に
接続されたモデム201X,201A,201B,20
1Cと、該コンピュータ200に接続されたモニタ21
0等を備えている。各モデム201X,201A,20
1B,201Cには、それぞれ別個の電話回線202
X,202A,202B,202Cが接続されており、
公衆回線網110(例えば回線交換方式)に接続されて
いる。
【0034】なお、上述した測位点A,B,Cは震災地
などの三次元位置を測位すべき地点であり、基準点Xは
上記測位点A,B,Cからやや離れた(例えば30km
以内)安定した地点であり、観測センターCTは上記測
位点A,B,Cから更に離れた安全な遠隔地に位置す
る。
【0035】また、基準点X及び測位点A,B,Cの観
測装置1及びGPS受信機2のハード構成は同一である
ので、観測センターCTからのリモートコントロールに
より交換することが可能である。これにより、種々の変
位解析が可能であるとともに、仮に基準点Xの観測装置
1又はGPS受信機2が動作不能になっても、それらを
放棄し、他の測位点のうち比較的変動の無い測位点を新
たな基準点として即座に設定でき、万一の場合にも位置
観測が中断されずに維持できる。
【0036】なお、本実施の形態では、モデムと携帯電
話との間で送信されるデータは理論上パケット(メッセ
ージ或いはフレーム)等に分割されており、これにより
1つの伝送媒体において異種データ(後述する切り換え
指令、回線接続情報、ステータス情報、観測データ、補
正データなど)を混在させて送信する多重化が行われて
いる。この手法は公知のものであるから詳細な説明は省
略する。
【0037】また、上記公衆回線網110では、回線交
換式の公衆回線網を介して通信しているが、公衆回線網
の代わりに専用回線を利用することも可能である。更
に、伝送速度の遅延がなければ、回線交換式に限らずパ
ケット交換式の回線網を利用することも可能であり、こ
の場合、観測センター側のモデム(或いはDSU)の個
数が1個以上あればよい。また、将来的にはインターネ
ットやWANを利用することも可能である。
【0038】ついで、GPS位置観測設備100により
計測点A,B,Cの三次元位置を測位する際について説
明する。まず、あらかじめ設定されている所定時間にな
ると、上記基準点X、測位点A,B,Cの観測装置1の
電源がONされ、通信可能な状態となる。続いて、観測
センターCTのコンピュータ200に観測開始の指令C
1を入力すると、モデム201X、電話回線202X及
び公衆回線網110を介して基準点Xの観測装置1及び
GPS受信機2に該観測開始の指令C1が送信される。
該観測開始の指令C1を受けた基準点XのGPS受信機
2は、データのイニシャライズ及び受信機の初期化を行
い、GPS受信機2に接続された観測装置1は人工衛星
からの衛星信号と既知なる三次元位置に基づいて補正デ
ータCDを算出する。またこの際、該観測装置1は、機
器のステータス情報(電源制御や温度監視等に関する情
報)SDを算出、取得する。
【0039】つづいて、観基準点Xの観測装置1は、算
出した補正データCD及びステータス情報SDを公衆回
線網110、電話回線202X、モデム201Xを介し
て観測センターCTに送信する。上記補正データCD及
びステータス情報SDを受信した観測センターCTのコ
ンピュータ200は、ステータス情報SDをモニタ21
0に表示し(或いはディスクに保存し、或いは印刷出力
し)、計測開始の指令C2と共に補正データCDをモデ
ム201A,201B,201C、電話回線202A,
202B,202C、公衆回線網110を介して計測点
A,B,Cの観測装置1及びGPS受信機2に送信す
る。
【0040】そして、上記計測開始の指令C2及び補正
データCDを受信した計測点A,B,CのGPS受信機
2は受信機の初期化を行うと共に、各GPS受信機2に
接続された各観測装置1は人工衛星からの衛星信号を解
析演算した結果を補正データCDで補正することにより
観測データRDを算出する。またこの際、各観測装置1
は、上記基準点Xの観測装置1と同様に、機器のステー
タス情報(電源制御や温度監視等に関する情報)SDを
算出、取得する。
【0041】その後、計測点A,B,Cの観測装置1
は、算出した観測データRD及びステータス情報SDを
公衆回線網110、電話回線202X、モデム201X
を介して観測センターCTに送信する。上記観測データ
RD及びステータス情報SDを受信した観測センターC
Tのコンピュータ200は、観測データRD及びステー
タス情報SDをモニタ210に表示し(或いはディスク
に保存し、或いは印刷出力し)、計測点A,B,Cの三
次元位置の測位を終了する。
【0042】なお、上述した同様な手順により継続して
測位点A,B,Cの測位を行うことができる。また、こ
れら基準点Xや測位点A,B,Cに送信すべき指令の内
容は変更自在になっており(詳しくは後述する外部切り
換え指令Coutなど)、これにより観測センターCT
から基準点Xや測位点A,B,Cのリモートコントロー
ルが可能となっている。
【0043】ついで、本発明に係る観測装置1について
詳細説明する。図2に示すように、観測装置1は主制御
部10を有しており、該主制御部10には、観測データ
収集手段の一例であるGPS受信機2及び該GPS受信
機2に接続されて観測データRDの収集等を行う観測デ
ータ処理手段60と、電力をソーラ発電手段71及び風
力発電手段72により供給する電力自給手段70と、各
指令や各データをシリアルデータに変換して入出力する
シリアルインターフェース20と、に接続されている。
【0044】該シリアルインターフェース20には、本
発明の要部となる切り換え手段30が接続されており、
該切り換え手段30には、公衆回線網110に電波回線
41又は電波回線51を介して接続自在な例えば衛星携
帯電話40又は携帯電話50が、該切り換え手段30の
切り換えにより選択的に一方と接続するように設けられ
ている。また、該切り換え手段30により切り換えられ
て、接続された一方の通信機器にはシリアルデータが入
出力するが、他方の通信機器にはシリアルデータが入出
力することはない。
【0045】なお、観測データ処理手段60は、不図示
のデータロガー装置などの処理装置を備えており、観測
データRDの収集、記録等の処理を行うが、それらの処
理装置や処理方法は公知の技術であるので、その説明を
省略する。
【0046】また、本実施の形態において、発電手段と
してソーラ発電手段及び風力発電手段を設けているが、
これらに限らず、発電でき得るものであれば何れのもの
でもよい。
【0047】主制御部10には、上記携帯電話40、5
0の通信状態を監視して回線切り換え指令Cinを出力
する通信状態監視手段12と、該通信状態監視手段12
より出力された該回線切り換え指令Cinに基づいて上
記切り換え手段30を駆動制御する切り換え手段制御部
11と、が設けられている。
【0048】該通信状態監視手段12には、例えば観測
センターCTのコンピュータ200から出力された切り
換え指令Coutを、公衆回線網110を介して携帯電
話40又は携帯電話50が(つまり外部より)受信した
ことを検出し、回線切り換え指令Cinを出力する外部
切り換え指令検出手段13が設けられている。
【0049】また、該通信状態監視手段12には、通信
を行っている携帯電話40又は携帯電話50の接続状態
を監視する接続状態監視手段14が設けられており、該
接続状態監視手段14内には、接続開始時に接続が不良
であったこと(接続できなかったこと)を検出し、回線
切り換え指令Cinを出力する接続不良検出手段14a
と、送受信完了時に送受信が不良であったこと(送受信
が正常に完了しなかったこと)を検出し、回線切り換え
指令Cinを出力する送受信不良検出手段14bと、を
有している。
【0050】つづいて、観測装置1の制御について図3
に沿って説明する。まず、観測装置1の電源がONされ
ると、観測装置1は、図3に示す適宣なメモリに格納さ
れた回路制御プログラムLCPに基づいて制御を開始し
(ST1)、該通信状態監視手段12は、接続されてい
る衛星携帯電話40又は携帯電話50のいずれか一方の
通信状態の監視を開始する。その後、送信又は受信が開
始されると、外部切り換え指令検出手段13は、観測セ
ンターCTのコンピュータ200より回線を切り換える
ための指令、つまり外部(公衆回線網110)からの切
り換え指令(以下、「外部切り替え指令」とする。)C
outがあるか否かを判断する(ST2)。
【0051】外部切り換え指令Coutがあった場合
(検出した場合)には、切り換え手段制御部11に切り
換え指令Cinを出力し(ST7)、それを受けた切り
換え手段制御部11は切り換え手段30を駆動制御し、
回線を衛星携帯電話40から携帯電話50、又は携帯電
話50から衛星携帯電話40に切り替え、ステップST
3に進む。一方、ステップST2において、外部切り換
え指令Coutがない場合(受信できない場合も含む)
は、そのままステップST3に進む。
【0052】ついで、主制御部10により回線の接続動
作を行い(ST3)、接続状態監視手段14の接続不良
検出手段14aは、回線の接続が成功したか否かを判断
する(ST4)。該接続不良検出手段14aが回線の接
続が成功しなかったこと(接続が不良であること)を検
出すると、上述と同様に、切り換え手段制御部11に切
り換え指令Cinを出力し(ST7)、それを受けた切
り換え手段制御部11は切り換え手段30を駆動制御
し、回線を衛星携帯電話40から携帯電話50、又は携
帯電話50から衛星携帯電話40に切り替え、ステップ
ST3に戻る。
【0053】また、ステップST4において、該接続不
良検出手段14aが回線の接続が成功したことを検出す
ると、主制御部10により各種データの送受信を開始す
る(ST5)。そして、各種データの送受信が完了する
と、送受信不良検出手段14bは、各種データの送受信
が成功したか否かを判断する(ST6)。該送受信不良
検出手段14bが各種データの送受信が正常に完了しな
かったこと(不良であったこと)を検出すると、上述と
同様に、切り換え手段制御部11に切り換え指令Cin
を出力し(ST7)、それを受けた切り換え手段制御部
11は切り換え手段30を駆動制御し、回線を衛星携帯
電話40から携帯電話50、又は携帯電話50から衛星
携帯電話40に切り替え、ステップST3に戻る。
【0054】そして、ステップST6において、各種デ
ータの送受信が正常に完了したことを判断すると、主制
御部10は送受信を終了すると共に、上記制御を終了す
る(ST8)。以上のように制御することで、観測セン
ターCTからの切り換え指令Coutにより回線の切り
換えをリモートコントロールできるものでありながら、
観測装置1が自動的に通信状態の良好な通信機器の一方
を選択的に接続することが可能とすることができる。
【0055】つづいて、例えば測位点Aの観測装置1の
通信時における動作について図に沿って説明する。上述
したように、あらかじめ設定されている所定時間になる
と、観測装置1の電源がONされる。すると、上述した
制御(図3参照)に基づいて、通信状態が良好である衛
星携帯電話40又は携帯電話50のどちらか一方に接続
し、シリアルインターフェース20を介して主制御部1
0により受信を開始する(ST4参照)。
【0056】そして、観測センターCTのコンピュータ
200から出力された計測開始の指令C2及び補正デー
タCDを、公衆回線網110を介して受信し、受信が正
常に完了すると(ST6、ST8参照)、主制御部10
より観測データ処理手段60に補正データCDを出力す
る。すると、上述のように、GPS受信機2が、受信機
の初期化を行うと共に、観測データ処理手段60が人工
衛星からの衛星信号を解析演算した結果を補正データC
Dで補正することにより観測データRDを算出する。な
おこの際、観測データ処理手段60は、機器のステータ
ス情報(電源制御や温度監視等に関する情報)SDを算
出、取得する。
【0057】観測データRD及びステータス情報SDが
取得されると、該観測データ処理手段60は、観測デー
タRDの収集、記録等の処理を行い、主制御部10に出
力する。それを受けた該主制御部10は、観測データR
D及びステータス情報SDを送信するため接続を開始す
る(ST1参照)。
【0058】すると、上述した制御(図3参照)に基づ
いて、通信状態が良好である衛星携帯電話40又は携帯
電話50のどちらか一方に接続し、シリアルインターフ
ェース20を介して主制御部10より送信を開始する
(ST4)。そして、観測センターCTのコンピュータ
200に、公衆回線網110を介して送信し、送信が正
常に完了すると(ST6)、観測装置1の動作を終了す
る(ST8)。
【0059】なお、以上の測位点Aの観測装置1の動作
は、例えば測位点B,Cなど、その他の観測装置1の動
作も同様であり、また、基準点Xの観測装置1の動作に
おいても、観測データRDではなく補正データCDを送
信するが、その動作は略同様であるので、その説明を省
略する。
【0060】以上のように、本発明に係る観測装置1に
よると、通信状態監視手段12により通信状態を監視し
て、該通信状態に基づいて切り換え手段制御部11に切
り換え指令Cinを出力し、該切り換え手段制御部11
により切り換え手段30を駆動制御して衛星携帯電話4
0と携帯電話50とを選択的に切り換えるので、通信状
態の良好な通信機器を選択して通信するものでありなが
ら、例えば衛星携帯電話40により通信する際には携帯
電話50にシリアルデータを出力せず、また、例えば携
帯電話50により通信する際には衛星携帯電話40にシ
リアルデータを出力せずに、余分な消費電力をなくすこ
とができる。
【0061】また、通信状態監視手段12は、外部切り
換え指令検出手段を有して外部切り換え指令Coutを
検出するので、例えば観測センターCTのコンピュータ
200より出力される切り換え指令Coutを検出し、
該検出に基づいて切り換え手段30を駆動制御して衛星
携帯電話40と携帯電話50とを外部より切り換えるこ
とができ、つまり接続する通信機器の選択をリモートコ
ントロールすることができる。更に、通信状態監視手段
12は、接続状態監視手段14を有して接続状態を監視
するので、例えば送受信を開始する際の接続不良や送受
信が正常に完了しなかったこと(送受信が不良であった
こと)を検出することができ、該検出に基づいて通信状
態の良好な通信機器に自動的に切り換えることができ
る。
【0062】そして、余分な消費電力をなくすことがで
きるので、完全無人化が必要であり、電力自給手段70
により電力を自給するような消費電力に対して厳しい状
態の観測装置1において、消費電力への負担を軽減する
ことができ、従来に比してより多い回数の送受信や長時
間の送受信を可能とすることができる。
【0063】なお、以上の実施の形態において、通信機
器として衛星携帯電話40及び携帯電話50を適用した
場合について説明したが、一般電話回線、特定省電力無
線、業務用無線、ブロードバンド、などの各種通信機器
でもよく、これらに限らず、通信し得るものであれば任
意に選択して適用することができる。また、複数の通信
機器として2つの通信機器を適用した場合について説明
したが、3つ以上の通信機器を適用してもよく、このよ
うな場合においても選択的に1つの通信機器を接続する
ので、同様な効果を得ることができる。
【0064】また、以上の実施の形態において、本発明
を観測システム100に適用したものについて説明した
が、これに限らず、その他の観測システムに適用しても
よく、更に、例えばビーコン、測量システムなど、その
他の観測装置に適用してもよい。
【0065】ついで、上記GPS位置観測設備100を
一部変更した、本発明に係るGPS位置観測設備400
について図4、図5及び図6に沿って説明する。図4は
GPS位置観測設備400を示す構成概念図、図5は観
測局を示すブロック図、図6は観測センターを示すブロ
ック図である。なお、GPS位置観測設備400におい
て、GPS位置観測設備100と同様なものには同符号
を付して、その説明を省略する。
【0066】図4に示すように、本発明に係るGPS位
置観測設備400は、観測センター(監視局)CTにコ
ンピュータ(PC)300が設けられており、該コンピ
ュータ300に拡張手段の一例であるSIO拡張ボック
ス311が接続されている。該SIO拡張ボックス31
1には、例えばモデム(M)301Aと、該モデム30
1Aを介して携帯電話302Aとが接続されており、つ
まりコンピュータ300が電波回線303Aを介して公
衆電話回線110に接続されている。一方、例えばエリ
ア(観測地域)area1には、4つの観測局である、
三次元位置が既知なる基準点(基準局)Xと三次元位
置を測位すべき測位点(測位局)A,B,Cとが
設けられており、それら基準点X及び測位点A,B
,Cには例えば上述した観測装置1が用いられて、
衛星携帯電話40による電波回線41、又は携帯電話5
0による電波回線51を介して、該コンピュータ300
と基準点X及び測位点A,B,Cとが送受信自
在となるように、1対4(一対所定数)となる形で接続
されている。
【0067】また、上記SIO拡張ボックス311に
は、例えばモデム301B及び携帯電話302Bが接続
されて、電波回線303Bを介してコンピュータ300
が公衆電話回線110に接続されており、一方の例えば
エリアarea2には、4つの観測局である、三次元位
置が既知なる基準点Xと三次元位置を測位すべき測位
点A,B,Cとが設けられて、エリアarea1
と同様に電波回線41又は電波回線51を介して、該コ
ンピュータ300と基準点X及び測位点A,B
とが送受信自在となるように1対4となる形で接続
されている。
【0068】更に、上記SIO拡張ボックス311に
は、例えばモデム301C及び携帯電話302Cが接続
されて、電波回線303Cを介してコンピュータ300
が公衆電話回線110に接続されており、一方の例えば
上記エリアarea2には、4つの観測局である三次元
位置を測位すべき測位点D,E,F,Gとが設
けられて、同様に電波回線41又は電波回線51を介し
て、該コンピュータ300と測位点D,E,F
とが送受信自在となるように1対4となる形で接続
されている。
【0069】また、上記SIO拡張ボックス311に
は、例えばモデム301D及び携帯電話302Dが接続
されて、電波回線303Dを介してコンピュータ300
が公衆電話回線110に接続されており、一方の例えば
エリアarea3には、4つの観測局である三次元位置
を測位すべき測位点A,B,C,Dとが設けら
れて、同様に電波回線41又は電波回線51を介して、
該コンピュータ300と測位点A,B,C,D
とが送受信自在となるように1対4となる形で接続され
ている。
【0070】そして、上記SIO拡張ボックス311に
は、例えばモデム301E及び携帯電話302Eが接続
されて、電波回線303Eを介してコンピュータ300
が公衆電話回線110に接続されており、一方の例えば
エリアarea4には、4つの観測局である、三次元位
置が既知なる基準点Xと三次元位置を測位すべき測位
点A,B,Cとが設けられて、同様に電波回線4
1又は電波回線51を介して、該コンピュータ300と
基準点X及び測位点A,B,Cとが送受信自在
となるように1対4となる形で接続されている。
【0071】即ち、観測センターCTのコンピュータ3
00に対して、例えば複数の電話伝送手段であるモデム
301A,301B,301C,301D,301E、
携帯電話302A,302B,302C,302D,3
02E、電波回線303A,303B,303C,30
3D,303E、公衆電話回線110、電波回線41又
は電波回線51が接続されて設けられており、該観測セ
ンターCT対基準点X或いは測位点A,B,C,D,
E,F,G(以下、測位点A〜Gとする。)が例えば1
対20(一対多)となる形で接続されている。
【0072】ついで、各観測局について図5に沿って説
明する。観測局(基準点X及び測位点A〜G)は、図5
に示すように、人工衛星からの衛星信号を受信するGP
S受信機2と制御装置1とから構成されており、該制御
装置1として上述した観測装置1が用いられている。ま
た、観測装置1の観測データ処理手段60は、詳しくは
後述するスタティックモードである際に該GPS受信機
2からの衛星信号に基づいて三次元位置情報を蓄積する
位置データ蓄積部(蓄積手段)61、詳しくは後述する
RTKモードの際に基準点Xとなると、上記GPS受信
機2からの衛星信号に基づいて三次元位置の補正データ
を演算する補正データ演算部(補正データ演算手段)6
2、及びRTKモードである際に測位点A〜Gになる
と、基準点Xからの該補正データに基づいてGPS受信
機2からの衛星信号を補正して三次元位置を演算する位
置演算補正部(三次元位置演算補正手段)63を有して
いる。
【0073】なお、主制御部10、シリアルインターフ
ェース20、切り換え手段30、衛星携帯電話40、携
帯電話50、及び電力自給手段70は、前述したものと
同様のものであるので、その説明を省略する。また、そ
れら主制御部10、シリアルインターフェース20、切
り換え手段30、衛星携帯電話40、及び携帯電話50
により、観測局が基準点Xとなる場合は基準局通信制御
手段、観測局が測位点A〜Gとなる場合は測位局通信制
御手段を構成している。
【0074】次に、監視局である観測センターCTにつ
いて図6に沿って説明する。観測センターCTは、図6
に示すように、コンピュータ300と、該コンピュータ
300に接続されて観測結果や各種操作画面などを表示
するモニタ(三次元位置出力手段)310と、該コンピ
ュータ300に接続された上記SIO拡張ボックス31
1と、該SIO拡張ボックス311に接続された各モデ
ム301及び各携帯電話302とを有しており、該コン
ピュータ300と公衆電話回線110とが、各電波回線
303により接続されている。該コンピュータ300
は、上記SIO拡張ボックス311に接続される多チャ
ンネルSIOボード312を有しており、また、位置演
算部(演算手段)304、通信制御部(監視局通信制御
手段)305、オペレータの操作に基づきリアルタイム
・キネマティックモード(以下、「RTKモード」とす
る。)、又はスタティックモードの切り換えを行うモー
ド切り換え部306を有している。
【0075】ついで、本GPS位置観測装置400の動
作を図4、図5及び図6に沿って説明する。まず、上記
スタティックモードにより例えばエリアarea1を観
測する際の動作について説明する。例えばコンピュータ
300を起動して、観測モードがスタティックモードに
指令されると、該指令に基づき上記図6に示すモード切
り換え部306が観測モードを切り換える。つづいて、
不図示のキーボード、マウスなどの入力装置によるオペ
レータの操作に基づいて各基準点及び測位点の設定を行
い、予め用意してある情報により基準点の名称及び位
置、測位点の名称、それらの接続番号(電話番号)など
を設定する。
【0076】上述のように、図4に示すエリアarea
1がスタティックモードにするように選択されると、該
モード切り替え部306が通信制御部305、多チャン
ネルSIOボード312、SIO拡張ボックス311、
モデム301A、携帯電話機302A、電波回線303
A、公衆電話回線110、電波回線41又は電波回線5
1を介して基準点X及び測位点A,B,Cにス
タティックモードの指令を送信する。それを受けた基準
点X及び測位点A,B,Cの観測装置1は、G
PS受信機2からの衛星信号をそのまま位置データ(例
えば東西位置、南北位置、高さ位置)として入力し、該
位置データを図5に示す位置データ蓄積部61に蓄積す
る。なお、該位置データには、GPS受信機2からの衛
星信号だけでなく、例えば位置データの時刻の情報、観
測時のPDOP値(3つ以上の人工衛星との間に介在す
る空間の体積変化に基づき位置データの正確性を計算し
た値)、観測時に使用した衛星数、などの情報が含まれ
ている。
【0077】すると、例えば1時間後には、1時間分の
位置データが該位置データ蓄積部61に蓄積されている
ので、まず、図6に示す観測センターCTのコンピュー
タ300の通信制御部305により基準点Xとの通信
を開始して1時間分の位置データを受信し、位置演算部
304に記録する。続いて、基準点Xの1時間分の位
置データの受信が終了すると、通信制御部305は該基
準点Xとの回線を切断すると共に、測位点Aとの回
線を接続し、測位点Aの同時刻における1時間分の位
置データの受信、記録を開始する。その後、測位点A
の1時間分の位置データの受信、記録が終了すると、同
様に測位点Bの1時間分の位置データを受信、記録
し、該測位点Bの1時間分の位置データを受信、記録
すると、同様に測位点Cの1時間分の位置データを受
信、記録する。また、これら位置データの受信中におい
て、パケット方式による通信を行うので、同時に各種設
定データなどをコンピュータ300から各観測局X
,B,Cに送信することが可能であるため、設
定データの送信も行う。
【0078】なお、この際、例えば衛星携帯電話40に
より受信を行うと、通信速度が例えば4800bpsで
あるため、通信エラーによるリトライ、位置データの受
信、設定データの送信などが、1つの観測局(基準点又
は測位点)につき約15分の通信時間が必要となる場合
があり、例えば4つの観測局の位置データを受信すると
約1時間となって、つまり1つの回線で4つの観測局を
接続することが好ましい。また、通信速度が高速(例え
ば9600bpsなど)である場合は、この限りではな
く、この場合は、必要な通信時間に応じて1つの回線に
さらに多くの観測局(例えば約10分の通信時間が必要
であるなら6つの観測局)を接続することも可能であ
る。
【0079】そして、上記観測センターCTにおいて、
コンピュータ300の位置演算部304に基準点X
及び測位点A,B,Cの1時間分の位置データが
記憶されると、該位置演算部304は、基準点Xの位
置データに基づき測位点A,B,Cの位置データ
を、同時刻において比較する形で、それぞれ測位点
,B,Cの位置、つまり東西位置、南北位置、
及び高さ位置に基づいて東西移動距離、南北移動距離、
高さ移動距離、及び総合的な移動距離(以下、「総移動
距離」とする。)を演算する。また同時に該位置演算部
304は、東西移動距離、南北移動距離、高さ移動距
離、及び総移動距離のそれぞれについて、予め設定して
おく所定距離(例えば30cm)を移動量警告値とし
て、該所定距離以上の移動があったか否かを判定する。
【0080】そして、コンピュータ300は、該位置演
算部304より該演算結果をモニタ310に出力し、該
モニタ310に測位点A,B,Cの東西移動距
離、南北移動距離、高さ移動距離、及び総移動距離を表
示し、同時に、該位置演算部304に上記位置データと
共に記憶されているPDOP値や衛星数をモニタ310
に出力し、共に該モニタ310に表示する。またこの
際、東西移動距離、南北移動距離、高さ移動距離、及び
総移動距離のそれぞれにおいて、上記移動量警告値を超
えたものがある場合には、例えば表示する色を変更する
などの形で、該モニタ310に表示する。
【0081】以上のようにGPS位置観測設備400
は、スタティックモードを行うことで、観測センターC
Tにより各測位点A,B,Cの位置を集中的に観
測することができる。また、位置演算部304が基準点
の位置データに基づき測位点A,B,Cの位
置(移動距離)を演算する際に、基準点X及び測位点
,B,Cの1時間分の位置データが全て揃って
いるため、それら位置データを相対的に判断し、特に基
準点Xの移動距離を考慮することが可能であるので、
より高精度な観測結果を得ることができる。
【0082】なお、本実施の形態のGPS観測装置40
0におけるスタティックモードにおいては、1時間分の
位置データを処理(蓄積、送受信、記憶、演算、表示)
する形であるが、これに限らず、例えば2時間分、3時
間分などであってもよく、つまり同時刻の位置データを
処理するものであれば、特に時間の長さは自由に設定す
ることができる。また、一例として1つの観測地域(エ
リアarea1)について説明したが、他の観測地域
(例えばエリアarea2ないしエリアarea4)で
あってもよく、更に複数の地区について観測することが
でき、その場合も観測センターCTが各測位局の位置を
集中的に観測することができる。
【0083】また、例えばエリアarea2のような場
合には、1つの基準点Xに対して7つの測位点A
,C,D,E,F,Gの位置を観測する
形であってもよい。更にエリアarea3のような場合
には、基準点を設けない形で4つの測位点A,B
,Dを設け、演算する際に記憶した各測位点
,B,C,Dの位置データの中から位置移動
の少ないものを基準点として演算し、観測する形であっ
てもよく、また、エリアarea1の基準点X、又は
エリアarea2の基準点X、又はエリアarea4
の基準点Xの位置データがある場合には、その基準点
、X、Xのいずれかの位置データに基づいて測
位点A,B,C,Dの位置を観測する形であっ
てもよい。
【0084】ついで、RTKモードにより例えばエリア
area2を観測する際の動作について図4、図5、図
6、図7、図8、及び図9に沿って詳細説明する。図7
はモニタ310におけるRTKモード時のメイン画面の
一例を示す図、図8はモニタ310における基準点の設
定画面の一例を示す図、図9はモニタ310における測
位点の設定画面の一例を示す図である。
【0085】まず、観測センターCTにおいて観測を開
始する際には、コンピュータ300を起動し、オペレー
タによりRTKモードが指定されると、該指令に基づき
上記図6に示すモード切り換え部306が観測モードを
切り換え、モニタ310に図7に示すRTKモード用の
メイン画面を表示させる。つづいて、例えば不図示のキ
ーボード、マウスなどの入力装置によるオペレータの操
作により、例えば「環境設定」ボタン1−(1)を押下
し、図8に示す設定画面を表示する。そして、図8に示
す設定画面上で、予め用意してある情報により基準点X
の観測地域2−(1)、基準点名称2−(2)、接続
番号(電話番号)2−(3)、該基準点Xの東西位置
(X)2−(4)、南北位置(Y)2−(5)、高さ位
置(Z)2−(6)を入力し、「設定」ボタン2−
(7)の押下によりそれらを設定する。
【0086】次に、例えば図8に示す設定画面において
測位点Aのタグを選択し、図9に示すような設定画面
を表示させ、予め用意してある情報により測位点A
観測地域3−(1)、測位点名称(観測点名称)3−
(2)、接続番号3−(3)を入力し、また、測地座標
3−(7)を予め用意してある情報から選択する形で入
力して該測位点Aにおける初期東西位置(X座標)3
−(4)、初期南北位置(Y座標)3−(5)、初期高
さ位置(Z座標)3−(6)を入力する。更に、詳しく
は後述する観測結果を表示する際の移動量警告値3−
(8)、推移グラフのスケール3−(9)、衛星数及び
PDOP値のスケール3−(10)、グラフの更新間隔
3−(11)を入力し、また、必要であれば、「観測デ
ータファイルの保存先設定」ボタン3−(12)を押下
して該観測データの保存先3−(13)や「ログデータ
ファイルの保存先設定」ボタン3−(14)を押下して
該ログデータの保存先3−(15)を入力設定し、以上
の測位点Aについての作業を「設定」ボタン3−(1
6)を押下して設定する。そして、測位点B、C
も測位点Aと同様に設定し、「閉じる」ボタン3
−(17)を押下して、基準点X及び測位点A,B
,C,Dについての設定を終了する。
【0087】なお、上記設定画面上の地域、数値などは
説明の便宜上のものであり、特にこれら地名、数値など
に限定されるものではない。また、説明の便宜上、例え
ば4つの測位点A,B,C,Dについて説明し
ているが、これに限らず、測位点の数はいずれの数であ
ってもよい。更に、東西位置、南北位置、高さ位置は、
例えば一般に基線座標を求めるための「WGS84の地
心座標」に基づくX,Y,Z座標により表示している
が、これに限らず、その他の座標(例えばITRF94
の座標など)であってもよい。
【0088】つづいて、図7に示すメイン画面に戻り、
オペレータが「観測開始」ボタン1−(4)を押下する
と、RTKモードによりエリアarea2の観測が開始
される。なお、図7中に示す1−(2)は各携帯電話機
302や回線303の設定画面を表示させる「回線設
定」ボタン、1−(3)は上記SIO拡張ボックス31
1やモデム301の設定画面を表示させる「装置状態」
ボタン、1−(5)は観測開始日を表示するパネル、1
−(6)は観測開始時刻を表示させるパネル、1−
(7)は観測時間を表示させるパネル、1−(8)は観
測状態や観測中か否かを表示させるパネル、1−(1
4)は総合的な距離における初期位置や現在位置との差
を表示させるパネル、1−(15)は東西距離における
初期位置や現在位置との差を表示させるパネル、1−
(16)は南北距離における初期位置や現在位置との差
を表示させるパネル、1−(17)は高さ距離における
初期位置や現在位置との差を表示させるパネル、1−
(18)はPDOP値、衛星数、観測装置1のステータ
ス情報などを表示させるパネル、1−(19)は現在時
刻を表示させるパネル、1−(20)はメイン画面の開
閉や観測処理を終了させるボタンである。
【0089】一方、「観測開始」ボタン1−(4)を押
下され、RTKモードによりエリアarea2の観測が
開始されると、図6に示すモード切り替え部306が通
信制御部305、多チャンネルSIOボード312、S
IO拡張ボックス311、モデム301B及び301
C、携帯電話機302B及び302C、電波回線303
B及び303C、公衆電話回線110、電波回線41又
は電波回線51を介して基準点X及び測位点A,B
,C,DにRTKモードの指令を送信する。それ
を受けた基準点Xの観測装置1は、GPS受信機2か
らの衛星信号を補正データ演算部62に入力し、上記設
定した基準点Xの各位置(図8に示す東西、南北、高
さ位置)に基づいて補正データCDを演算する。そし
て、観測装置1は、該補正データCDを観測センターC
Tのコンピュータ300に送信する。また、コンピュー
タ300と基準点Xとで送受信する間に、その他のス
テータス情報、PDOP値、その時の衛星数なども送受
信する。なお、観測装置1の送受信については、上記G
PS位置観測設備100と同様なものであるので、その
説明を省略する。
【0090】つづいて、該補正データCDを受信したコ
ンピュータ300は、基準点Xとの回線を切断すると
共に測位点Aとの回線を接続し、該補正データCDを
測位点Aの位置演算補正部63に送信する(つまり、
送受信毎に回線の接・断を行い、順次回線を切り換えて
送受信する)。すると、該位置演算補正部63は、GP
S受信機2からの衛星信号と補正データCDとに基づき
該測位点Aの各位置(東西、南北、高さ位置)を演算
し、観測データRDとして各位置、PDOP値、観測時
の衛星数、ステータス情報などを観測センターCTのコ
ンピュータ300に送信する。そして、該コンピュータ
300は、その観測データRDを位置演算部304に入
力し、移動距離、移動量警告値を超えているか否か、な
どの演算を行って、図7に示す1−(9)に総移動距
離、1−(10)に東西移動距離、1−(11)に南北
移動距離、1−(12)に高さ移動距離、1−(13)
にPDOP値、衛星数、ステータス情報をそれぞれ散布
図(例えば各位置、PDOP値)や棒グラフ(例えば衛
星数)として表示する。なお、上記設定された移動量警
告値(図9参照)を超えたものについては、違う色など
で表示して警告を行う。
【0091】一方、測位点Aの観測データRDを受信
したコンピュータ300は、測位点Aとの回線を切断
すると共に測位点Bとの回線を接続し、上記補正デー
タCDを測位点Bの位置演算補正部63に送信する。
その後は、測位点B、測位点C、測位点Dに対し
て同様の処理を行い、それら処理が終了すると、再び基
準点Xとの回線を接続して次の時間における補正デー
タCDを演算、受信して、つまり以上の処理をオペレー
タの終了指令があるまで繰り返す。それにより、観測セ
ンターCTにおけるモニタ310に図7に示すメイン画
面のような観測結果を得ることができる。
【0092】なお、本実施の形態における測位点D2に
おいては、基準点X及び測位点A ,B,Cと違
う回線(モデムや携帯電話)を使用する形であるため、
特にそれら基準点X及び測位点A,B,Cの送
受信毎に順次回線の切り替えを行う必要はないが、それ
以外の測位点E,F,Gも同様に観測する場合
は、同様に送受信毎に順次回線の切り替えを行う。
【0093】以上のように、GPS位置観測設備400
は、RTKモードを行うことで、観測センターCTによ
り各測位点A,B,C,Dの位置を集中的に観
測することができる。また、観測センターCTと基準局
及び測位点A,B,C,Dとの回線を送受
信毎に接・断し、順次回線を切り換えて送受信すること
で、略リアルタイムに観測データを送受信することがで
き、観測センターCTは略リアルタイムで観測結果を得
ることができる。
【0094】なお、例えばエリアarea1やエリアa
rea4のような場合には、1つの基準点Xに対して3
つの測位点A,B,Cの位置を観測する形であってもよ
い。また、エリアarea3のような場合には、基準点
を設けない形で4つの測位点A,B,C,D
設け、例えばDGPS方式のように基準データを補正デ
ータとして観測する形であってもよく、または、例えば
エリアarea1、エリアarea2、エリアarea
4の基準点X,X,Xを基準点として設け、それ
により観測する形であってもよい。
【0095】以上、説明したように、GPS位置観測設
備400は、スタティックモードであっても、RTKモ
ードであっても、観測センターCTで各測位点A〜Gの
位置を集中的に観測することができる。また、GPS位
置観測設備400の構成において、スタティックモード
とRTKモードとの双方により観測が行えるので、その
切り換えをコンピュータ300で指令するだけで、簡単
にそれらスタティックモードとRTKモードと切り換え
て観測することができる。
【0096】また、同じGPS位置観測設備400内に
おいて、例えばエリアarea1をスタティックモード
で、かつ同時にエリアarea2をRTKモードで観測
するなどのような形も可能であり、つまり両モードによ
り同時に観測を行って各エリアareaにおける各測位
点A〜Gの位置を集中的に観測することも可能である。
【0097】なお、以上の本発明に係る実施の形態にお
いて、GPS位置観測装置400は、観測センターCT
に対して観測局が1対20となる形で接続されている
が、これに限らず、1対多となる形であればよく、観測
センターCTが集中的に観測局の位置を観測できるもの
であれば、特にその数を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】GPS位置観測設備100を示す構成概念図で
ある。
【図2】本発明の一例である観測装置を示すブロック図
である。
【図3】回路制御プログラムの一例を示すフローチャー
トである。
【図4】GPS位置観測設備400を示す構成概念図で
ある。
【図5】観測局を示すブロック図である。
【図6】監視局を示すブロック図である。
【図7】モニタ310におけるRTKモード時のメイン
画面の一例を示す図。
【図8】モニタ310における基準点の設定画面の一例
を示す図。
【図9】モニタ310における測位点の設定画面の一例
を示す図。
【符号の説明】
1……観測装置、制御機器 2……観測データ収集手段(GPS受信機) 10……測位局通信制御手段(主制御部) 11……切り換え手段制御部 12……通信状態監視手段 13……外部切り換え指令検出手段 14……接続状態監視手段 14a……接続不良検出手段 14b……送受信不良検出手段 20……シリアルインターフェース、測位局通信制御手
段 30……切り換え手段、測位局通信制御手段 40……通信機器、測位局通信制御手段(衛星携帯電話
機) 41……電話伝送手段(電波回線) 50……通信機器、測位局通信制御手段(携帯電話機) 51……電話伝送手段(電波回線) 60……観測データ収集手段(観測データ処理手段) 61……蓄積手段(位置データ蓄積部) 62……補正データ演算手段(補正データ演算部) 63……三次元位置演算補正手段(位置演算補正部) 70……電力自給手段 110……電話伝送手段(公衆電話回線網) 301……電話伝送手段(モデム) 302……電話伝送手段(携帯電話機) 303……電話伝送手段(電話回線) 304……演算手段(位置演算部) 305……監視局通信制御手段(通信制御部) CD……補正データ RD……観測データ Cin……切り換え指令 Cout……外部切り換え指令 CT……監視局(観測センター) X……観測局、基準局(基準点) A〜G……観測局、測位局(測位点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311M 341B 341 H04B 7/26 109G (72)発明者 根本 盛行 茨城県つくば市北郷1番 国土交通省国土 地理院内 (72)発明者 今給黎 哲郎 茨城県つくば市北郷1番 国土交通省国土 地理院内 (72)発明者 田中 博幸 茨城県つくば市北郷1番 国土交通省国土 地理院内 (72)発明者 小枝 登 北海道札幌市北区北8条西2−1−1 国 土交通省国土地理院北海道地方測量部内 (72)発明者 河和 宏 茨城県つくば市北郷1番 国土交通省国土 地理院内 (72)発明者 横川 薫 茨城県つくば市北郷1番 国土交通省国土 地理院内 (72)発明者 高田 知典 東京都台東区浅草橋3−1−1 ハリファ ックス浅草橋ビル4F 株式会社テクノバ ンガード内 (72)発明者 佐田 達典 千葉県流山市駒木518番地1号 三井建設 株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 5J062 CC07 EE04 5K048 AA06 AA16 BA35 DC01 DC03 EB02 EB10 FB08 FB10 GA06 GA14 HA02 HA39 5K067 AA01 BB27 DD27 EE04 HH11 KK05 5K101 KK12 LL11 NN18 NN41 QQ20 VV03 VV05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観測データを収集する観測データ収集手
    段を有し、該観測データ収集手段により収集された観測
    データを、シリアルデータに変換して出力するシリアル
    インターフェースを設け、該シリアルインターフェース
    から出力されたシリアルデータを外部に送信する複数の
    通信機器を設けた観測装置において、 前記シリアルインターフェースと複数の通信機器の間
    に、前記シリアルインターフェースと複数の通信機器を
    選択的に接続する切り換え手段を設け、 前記複数の通信機器による通信状態を監視して、所定の
    回線切り替え指令を出力する通信状態監視手段を設け、 前記通信状態監視手段からの回線切り替え指令に基づい
    て、前記切り換え手段を駆動制御する切り換え手段制御
    部を設けて構成した、 ことを特徴とする観測装置。
  2. 【請求項2】 前記通信状態監視手段は、前記通信機器
    が外部より切り換え指令を受信したことを検出する外部
    切り換え指令検出手段を有し、 前記外部切り換え指令検出手段の検出結果に基づいて、
    回線切り換え指令を前記切り換え手段制御部に出力す
    る、 ことを特徴とする請求項1記載の観測装置。
  3. 【請求項3】 前記通信状態監視手段は、前記通信機器
    の外部との接続状態を監視する接続状態監視手段を有
    し、 前記接続状態監視手段の監視結果に基づいて、回線切り
    換え指令を前記切り換え手段制御部に出力する、 ことを特徴とする請求項1または2記載の観測装置。
  4. 【請求項4】 前記接続状態監視手段は、前記通信機器
    が外部と接続する際に、接続不良であることを検出する
    接続不良検出手段を有し、 前記通信状態監視手段は、前記接続不良検出手段の検出
    結果に基づいて、回線切り換え指令を前記切り換え手段
    制御部に出力する、 ことを特徴とする請求項3記載の観測装置。
  5. 【請求項5】 前記接続状態監視手段は、前記通信機器
    が外部と送受信する際に送受信不良であることを検出す
    る送受信不良検出手段を有し、 前記通信状態監視手段は、前記送受信不良検出手段の検
    出結果に基づいて、回線切り換え指令を前記切り換え手
    段制御部に出力する、 ことを特徴とする請求項3または4記載の観測装置。
  6. 【請求項6】 電力を自給する電力自給手段を備え、 前記電力自給手段により供給される電力により駆動され
    る、 ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の観
    測装置。
  7. 【請求項7】 監視局と、人工衛星からの衛星信号を受
    信自在なGPS受信機及び制御装置を備えて、三次元位
    置が既知なる基準局又は三次元位置を観測すべき測位局
    になり得る観測局とを、監視局対観測局が一対所定数と
    なる形で接続する電話伝送手段を有し、 監視局に対して複数の前記電話伝送手段を設けて、前記
    複数の電話伝送手段により監視局対観測局が一対多とな
    る形で接続し、 前記監視局は、前記各測位局の三次元位置を集中的に観
    測する、 ことを特徴とするGPS位置観測設備。
  8. 【請求項8】 前記監視局は、前記複数の電話伝送手段
    を接続自在な拡張手段を有する、 ことを特徴とする請求項1記載のGPS位置観測設備。
  9. 【請求項9】 前記各観測局は、人工衛星からの衛星信
    号に基づき、所定時間における三次元位置情報を蓄積す
    る蓄積手段と、前記蓄積された三次元位置情報を前記電
    話伝送手段を介して前記監視局に送信自在な観測局通信
    制御手段と、を有し、 前記監視局は、前記各観測局より前記電話伝送手段を介
    して前記蓄積された三次元位置情報を順次受信自在な監
    視局通信制御手段と、該監視局通信制御手段で順次受信
    した三次元位置情報に基づいて前記各観測局のうちの測
    位局の前記所定時間における三次元位置を演算する演算
    手段と、該演算手段により演算された測位局の前記所定
    時間における三次元位置を出力自在な三次元位置出力手
    段と、を有して構成した、 ことを特徴とする請求項7または8記載のGPS位置観
    測設備。
  10. 【請求項10】 前記観測局のうちの基準局は、人工衛
    星からの衛星信号及び既知なる三次元位置に基づいて補
    正データを演算する補正データ演算手段と、前記電話伝
    送手段を介して前記補正データを送信自在な基準局通信
    制御手段と、を有し、 前記観測局のうちの測位局は、人工衛星からの衛星信号
    及び前記補正データに基づいて観測すべき三次元位置を
    演算補正する三次元位置演算補正手段と、前記電話伝送
    手段を介して、前記補正データを受信自在であると共に
    前記三次元位置演算補正手段で演算補正した三次元位置
    を送信自在な測位局通信制御手段と、を有し、 前記監視局は、前記電話伝送手段を介して、前記補正デ
    ータを受信して前記複数の測位局に同報転送すると共に
    前記各測位局からの三次元位置を受信自在な監視局通信
    制御手段と、該監視局通信制御手段で受信した測位局か
    らの三次元位置を出力自在な三次元位置出力手段と、を
    有して構成した、 ことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか記載のG
    PS位置観測設備。
  11. 【請求項11】 前記監視局通信制御手段は、前記監視
    局対観測局が一対所定数となる形で接続された各電話伝
    送手段における、前記監視局通信制御手段と前記基準局
    通信制御手段又は前記測位局通信制御手段との回線を送
    受信毎に接・断して、前記所定数の観測局との接続を順
    次切り換えて送受信し、 前記監視局通信制御手段と前記基準局通信制御手段又は
    前記測位局通信制御手段との送受信は、パケット方式に
    より同時に送受信する、 ことを特徴とする請求項10記載のGPS位置観測装
    置。
  12. 【請求項12】 前記制御装置に、前記請求項1ないし
    6のいずれか記載の観測装置を用いた、 ことを特徴とする請求項7ないし11のいずれか記載の
    GPS位置観測設備。
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