JP2003090866A - Ad変換器の検査方法 - Google Patents

Ad変換器の検査方法

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JP2003090866A
JP2003090866A JP2001283283A JP2001283283A JP2003090866A JP 2003090866 A JP2003090866 A JP 2003090866A JP 2001283283 A JP2001283283 A JP 2001283283A JP 2001283283 A JP2001283283 A JP 2001283283A JP 2003090866 A JP2003090866 A JP 2003090866A
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JP
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converter
circuit
integrated circuit
inspection
signal
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JP2001283283A
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Yuji Sakura
裕司 櫻
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、デジタル回路(3)とAD変換器
(2)を混載した集積回路(4)を検査する場合、デジ
タル回路(3)とAD変換器(2)を個別に検査してお
り、AD変換器の検査に時間がかかる。原因はAD変換
器(2)のアナログ入力信号(21)を集積回路(4)
外部から取り込むのに時間が掛かる為である。 【解決手段】 デジタル回路(3)とAD変換器(2)
を個別に検査するのではなく、デジタル回路(3)とA
D変換器(2)を1つの検査パターンで検査することで
アナログ入力信号(21)を外部から取り込む必要がな
くなり、AD変換器(2)の検査時間を短縮でき、か
つ、検査コストを削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル回路
(3)とAD変換器(2)を混載した集積回路(4)を
効率良く、かつ、短時間で検査する方法に関する技術で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の検査方法を図3に示す。デジタル
回路(3)とAD変換器(2)を混載した集積回路
(4)を検査する場合、設計段階でデジタル回路(3)
とAD変換器(2)を各電源配線も分離して設計し、A
D変換器(2)はデジタル回路(3)から切り離して検
査できるようにしていた。すなわち、AD変換器(2)
の全端子が外部から直接入出力できるようにし、AD変
換器(2)はAD変換器(2)単独で検査し、デジタル
回路(3)はデジタル回路(3)単独で検査していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、デジタル回路
(3)とAD変換器(2)を混載した集積回路(4)を
検査する場合、デジタル回路(3)とAD変換器(2)
を個別に検査している。実際にAD変換器(2)を混載
した集積回路(4)の検査時間の一例として、合計1
0.4秒に対してAD変換器(2)の検査に2.8秒掛
かっている。このようにAD変換器(2)の検査に2,
3割要している原因はAD変換器(2)のアナログ入力
信号(21)を集積回路(4)外部から取り込むのに時
間が掛かる為である。
【0004】この為、AD変換器(2)の入力信号を与
える為に外部にアナログ信号源を用意する必要があり、
信頼性試験時にはアナログ信号源を備えた専用試験ボー
ドを設計する。従来では、AD変換器(2)の検査のた
めに、この検査コストが掛かっていた。
【0005】そこで、デジタル回路(3)とAD変換器
(2)を個別に検査するのではなく、デジタル回路
(3)とAD変換器(2)を1つの検査パターンで検査
することでアナログ入力信号(21)を外部から取り込
む必要がなくなり、AD変換器(2)の検査時間を短縮
でき、かつ、検査コストを削減できる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、第1に、集積回路(4)内部にアナログ
信号発生回路(1)を備えたことである。これにより、
AD変換器(2)を混載した集積回路(4)を1つの検
査パターンで検査できる。
【0007】第2に、アナログ信号発生回路(1)は、
デジタル回路(3)からの制御信号1(11)及び、制
御信号2(12)により任意のアナログ出力(10)を
生成することができる。この任意のアナログ出力(1
0)をAD変換器(2)に入力してAD変換器(2)を
検査できる。
【0008】本発明の利点は、集積回路(4)外部にA
D変換器(2)検査用のアナログ入力信号源を用意する
必要がなくなるので、アナログ入力信号(21)取り込
み時間が不要になり、AD変換器(2)を混載した集積
回路(4)の検査時間を短縮できることである。
【0009】本発明によれば、従来より検査時間を短縮
できた分、高額なテスターの使用時間を短縮できること
になり、検査コストを下げることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】アナログ信号発生回路(1)をデ
ジタル回路(3)とAD変換器(2)の間に配置するこ
とで、デジタル回路(3)とAD変換器(2)が1つの
検査パターンで検査可能となる。
【0011】図1は、本発明の第1のAD変換器(2)
の検査実施例である。
【0012】アナログ信号発生回路(1)は、デジタル
回路(3)の制御信号生成回路(300)の出力を使っ
て任意のアナログ出力(10)を生成することができ
る。
【0013】先ず、デジタル入力(31)によりデジタ
ル回路(3)が動作しデジタル出力(30)が得られ
る。同時に、デジタル回路(3)内の制御信号生成回路
(300)が動作することで制御信号1(11)及び制
御信号2(12)が決まる。これら制御信号1(11)
及び制御信号2(12)がアナログ信号発生回路(1)
に入力されることで、アナログ出力(10)が得られA
D変換器(2)に入力される。よって、このAD変換器
(2)の出力(20)でPASS/FAILの判定をす
ることが可能となり1つの検査パターンで集積回路
(4)全体の検査ができる。
【0014】図2は、アナログ信号発生回路(1)の動
作例である。制御回路(100)に入力される制御信号
1(11)及び制御信号2(12)により選択信号(1
01)が出力されて、選択信号(101)に応じてアナ
ログ信号出力回路(102)から任意のアナログ出力
(10)が生成される。例えば、制御信号1(11)
が”H”レベル、制御信号2(12)が”L”レベルの
時、アナログ出力(10)は正弦波を生成し、制御信号
1(11)が”L”レベル、制御信号2(12)が”
H”レベルの時、アナログ出力(10)は三角波を生成
することも可能となる。
【0015】前者の正弦波を使う場合は、AD変換器
(2)の変換値からコンピュータ上で波形を再生し、こ
の波形から入力された正弦波との変換誤差を求めるサイ
ンフィット法に適用できる。
【0016】後者の三角波を使う場合は、AD変換器
(2)の変換結果から積分非直線性誤差や微分非直線性
誤差の判定に適用できる。
【0017】図5は、本発明の第2のAD変換器(2)
の検査実施例である。
【0018】AD変換器(2)の第1の検査実施例と同
様に動作している状態で、デジタル回路(3)からAD
変換器スキャン入力信号(23)をAD変換器(2)に
入力する。
【0019】このAD変換器スキャン入力信号(23)
がAD変換器(2)内部のデコード回路(200)に入
力され、AD変換器入力信号処理回路(201)からの
AD変換器入力信号処理回路出力信号(22)と演算
後、AD変換器スキャン出力信号(24)が出力され
る。
【0020】この検査方法によって、多ビットのAD変
換器(2)においても、1ビットのAD変換器スキャン
出力信号(24)で集積回路(4)内部の故障個所がA
D変換器(2)であるかデジタル回路(3)であるかが
容易に特定できる。
【0021】
【発明の効果】デジタル回路(3)とAD変換器(2)
が1つの検査パターンで検査可能となる。本発明の利点
は、集積回路(4)外部のAD変換器(2)検査用のア
ナログ入力信号源を用意する必要がなくなるので、アナ
ログ入力信号取り込み時間が不要になり、AD変換器
(2)を混載した集積回路(4)の検査時間を短縮でき
る。本発明によれば、従来の検査コストより検査コスト
を下げることができる。
【0022】また、AD変換器(2)にスキャンパス法
を適用することで集積回路(4)内部の故障個所がAD
変換器(2)であるかデジタル回路(3)であるかが容
易に特定できる。本発明によれば、従来の故障検出個所
がデジタル回路(3)に限定されていた時に比べて、集
積回路(4)の故障検出率を上げることができ信頼性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のAD変換器の第1の実施の形態を示す
【図2】アナログ信号発生回路の動作を示す図
【図3】従来のAD変換器のブロック図
【図4】AD変換器にスキャンパス法を適用した例を示
す図
【図5】本発明のAD変換器の第2の実施の形態を示す
【符号の説明】
1 アナログ信号発生回路 2 AD変換器 3 デジタル回路 4 集積回路 10 アナログ出力信号 11 制御信号1 12 制御信号2 21 AD変換器の入力信号 20 AD変換器の出力信号 22 AD変換器入力信号処理回路出力信号 23 AD変換器スキャン入力信号 24 AD変換器スキャン出力信号 30 デジタル出力 31 デジタル入力 100 制御回路 101 選択信号 102 アナログ出力 200 デコード回路 201 AD変換器入力信号処理回路 300 制御信号生成回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AD変換器を混載した集積回路におい
    て、1つの検査パターンでデジタル回路とAD変換器を
    検査できる方法を備えたことを特徴とする集積回路。
  2. 【請求項2】 AD変換器を混載した集積回路におい
    て、前記請求項1記載の検査方法として、デジタル回路
    の出力とAD変換器の入力間の信号経路にアナログ信号
    発生回路を配置することで検査できることを特徴とする
    集積回路。
  3. 【請求項3】 AD変換器を混載した集積回路におい
    て、前記請求項2記載のアナログ信号発生回路が、制御
    回路と、アナログ出力回路から構成されることで検査で
    きることを特徴とする集積回路。
  4. 【請求項4】 AD変換器を混載した集積回路におい
    て、前記請求項3記載の制御回路の複数の制御信号が制
    御信号生成回路より生成され、前記複数の制御信号によ
    り前記アナログ出力回路の任意の出力信号をAD変換器
    に入力することで検査できることを特徴とする集積回
    路。
  5. 【請求項5】 AD変換器を混載した集積回路におい
    て、前記請求項4記載のAD変換器内部のデコード回路
    にスキャンパス法を適用することで多ビットのAD変換
    器でも1ビットの出力信号で検査できることを特徴とす
    る集積回路。
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