JP2003090724A - 測量機用収納ケースの携帯具 - Google Patents
測量機用収納ケースの携帯具Info
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- JP2003090724A JP2003090724A JP2001284900A JP2001284900A JP2003090724A JP 2003090724 A JP2003090724 A JP 2003090724A JP 2001284900 A JP2001284900 A JP 2001284900A JP 2001284900 A JP2001284900 A JP 2001284900A JP 2003090724 A JP2003090724 A JP 2003090724A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 測量機用収納ケースの携帯時に収納ケースに
掛かる負担を軽減する。 【解決手段】 樹脂(収納)ケース10の背面、底面、
正面を布などのカバー部材21で包む。樹脂ケース10
の背面、正面に接するカバー部材の各上辺部中央に設け
られた取付ベルト22A、22Bを、樹脂ケース10の
ベルト取付部材14A、14Bにそれぞれわっか状に掛
けナスカン24A、24Bで固定する。背負ベルト25
L、25Rを樹脂ケース10の背面、正面に接するカバ
ー部材21の各上辺部中央に連結する。
掛かる負担を軽減する。 【解決手段】 樹脂(収納)ケース10の背面、底面、
正面を布などのカバー部材21で包む。樹脂ケース10
の背面、正面に接するカバー部材の各上辺部中央に設け
られた取付ベルト22A、22Bを、樹脂ケース10の
ベルト取付部材14A、14Bにそれぞれわっか状に掛
けナスカン24A、24Bで固定する。背負ベルト25
L、25Rを樹脂ケース10の背面、正面に接するカバ
ー部材21の各上辺部中央に連結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測量機等を収納す
るための収納ケースを携帯するための携帯具に関し、特
にブロー成形された樹脂ケースを携帯するための背負い
ベルトやショルダーストラップを用いた携帯具に関す
る。
るための収納ケースを携帯するための携帯具に関し、特
にブロー成形された樹脂ケースを携帯するための背負い
ベルトやショルダーストラップを用いた携帯具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】測量機の樹脂ケースとしては射出成形さ
れた樹脂ケースが多く用いられている。射出成形された
樹脂ケースは一定の肉厚があり十分な強度があるためリ
ベット等を用いて金具を壁部に固定し、背負いベルトや
ショルダーストラップをこの金具に取り付けることがで
きる。しかし、射出成形による樹脂ケースは肉厚であり
ケースそのものの重量が大きいため、測量機を収納して
携行することは携帯者にとって大きな負担であった。
れた樹脂ケースが多く用いられている。射出成形された
樹脂ケースは一定の肉厚があり十分な強度があるためリ
ベット等を用いて金具を壁部に固定し、背負いベルトや
ショルダーストラップをこの金具に取り付けることがで
きる。しかし、射出成形による樹脂ケースは肉厚であり
ケースそのものの重量が大きいため、測量機を収納して
携行することは携帯者にとって大きな負担であった。
【0003】そこで近年ではブロー成形による樹脂ケー
スが使用されるようになってきている。ブロー成形で
は、筒状の樹脂を金型ではさみ、そこへ空気を吹き込む
ことにより中空の製品を成形する。すなわち、ブロー成
形によれば射出成形において肉厚であった樹脂ケースの
壁部を中空に成形することが可能となる。これにより、
樹脂ケースの重量は大幅に軽減され、かつコストも半分
以下に抑えられる。
スが使用されるようになってきている。ブロー成形で
は、筒状の樹脂を金型ではさみ、そこへ空気を吹き込む
ことにより中空の製品を成形する。すなわち、ブロー成
形によれば射出成形において肉厚であった樹脂ケースの
壁部を中空に成形することが可能となる。これにより、
樹脂ケースの重量は大幅に軽減され、かつコストも半分
以下に抑えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブロー成形に
よる樹脂ケースの壁部は中空であるため、肉厚の壁部を
有する射出成形品の樹脂ケースのように十分な強度を備
えていない。したがって、ブロー成形による樹脂ケース
の壁部に金具を取り付け、これに背負いベルトやショル
ダーストラップを取り付けて、重量のある測量機を収納
して携帯することはその強度や耐久性の面から問題があ
る。またブロー成形した樹脂ケースに金具を取り付ける
には余分な手間やコストが必要である。
よる樹脂ケースの壁部は中空であるため、肉厚の壁部を
有する射出成形品の樹脂ケースのように十分な強度を備
えていない。したがって、ブロー成形による樹脂ケース
の壁部に金具を取り付け、これに背負いベルトやショル
ダーストラップを取り付けて、重量のある測量機を収納
して携帯することはその強度や耐久性の面から問題があ
る。またブロー成形した樹脂ケースに金具を取り付ける
には余分な手間やコストが必要である。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、携帯時収納ケースに掛かる負担が軽減された測量
機用収納ケースの携帯具を得ることを目的としている。
あり、携帯時収納ケースに掛かる負担が軽減された測量
機用収納ケースの携帯具を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の測量機用収納ケ
ースの携帯具は、測量機を収納するための収納ケースを
包むウェッブ状のカバー部材と、カバー部材に連結され
カバー部材を懸架するための懸架部とを備え、収納ケー
スの重量が収納ケースに接するカバー部材の面により分
散して支えられることを特徴としている。
ースの携帯具は、測量機を収納するための収納ケースを
包むウェッブ状のカバー部材と、カバー部材に連結され
カバー部材を懸架するための懸架部とを備え、収納ケー
スの重量が収納ケースに接するカバー部材の面により分
散して支えられることを特徴としている。
【0007】収納ケースは鞄型のケースであり、カバー
部材は少なくとも収納ケースの蝶番が設けられた面とこ
の面に隣接し互いに相対する第1及び第2の面に接する
ように収納ケースを包み、携帯具はカバー部材を収納ケ
ースに取り付けるための取付部を備え、収納ケースは携
帯具を取り付けた状態で開閉可能であることが好まし
い。これにより、収納ケースはカバー部材により、より
広い面で安定して保持されるとともに、カバー部材と収
納ケースとのズレが防止され、かつカバー部材を取り付
けたまま収納ケースの開閉が可能なので常時携帯具を取
り付けた状態に維持することが可能となるため、カバー
部材を着脱する手間を省くことができる。
部材は少なくとも収納ケースの蝶番が設けられた面とこ
の面に隣接し互いに相対する第1及び第2の面に接する
ように収納ケースを包み、携帯具はカバー部材を収納ケ
ースに取り付けるための取付部を備え、収納ケースは携
帯具を取り付けた状態で開閉可能であることが好まし
い。これにより、収納ケースはカバー部材により、より
広い面で安定して保持されるとともに、カバー部材と収
納ケースとのズレが防止され、かつカバー部材を取り付
けたまま収納ケースの開閉が可能なので常時携帯具を取
り付けた状態に維持することが可能となるため、カバー
部材を着脱する手間を省くことができる。
【0008】またより安定して収納ケースを懸架するた
めには、懸架部は、少なくともカバー部材の第1及び第
2の面に接する第1面部及び第2面部に連結され、懸架
部による懸架力は第1及び第2面部に分散されることが
好ましい。
めには、懸架部は、少なくともカバー部材の第1及び第
2の面に接する第1面部及び第2面部に連結され、懸架
部による懸架力は第1及び第2面部に分散されることが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であ
る携帯具が取り付けられる測量機用樹脂ケースの概略を
示す斜視図である。
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であ
る携帯具が取り付けられる測量機用樹脂ケースの概略を
示す斜視図である。
【0010】図1において、樹脂ケース(収納ケース)
10は背面上方から俯瞰されたものである。樹脂ケース
10はブロー成形による鞄型のケースであり、略対称に
成形された一対の外殻10A、10Bとからなる。外殻
10A、10Bの周縁部にはフレーム部11A、11B
が形成され、フレーム部11A、11Bの下辺(樹脂ケ
ースの底面のフレーム部)は例えば蝶番(図示せず)に
よりそれぞれ連結される。すなわち、樹脂ケース10の
外殻10A、10Bは蝶番により連結されたフレーム部
11A、11Bの下辺を軸に開閉自在である。
10は背面上方から俯瞰されたものである。樹脂ケース
10はブロー成形による鞄型のケースであり、略対称に
成形された一対の外殻10A、10Bとからなる。外殻
10A、10Bの周縁部にはフレーム部11A、11B
が形成され、フレーム部11A、11Bの下辺(樹脂ケ
ースの底面のフレーム部)は例えば蝶番(図示せず)に
よりそれぞれ連結される。すなわち、樹脂ケース10の
外殻10A、10Bは蝶番により連結されたフレーム部
11A、11Bの下辺を軸に開閉自在である。
【0011】樹脂ケース10の上面に位置するフレーム
部11A、11Bの上辺部の略中央には一対の取手部1
2A、12Bがそれぞれ設けられる。2つの取手部12
A、12Bは、外殻10A、10Bが閉じ合わせられる
ことにより1つの取手12となる。取手部12A、12
Bが設けられた位置に対応する外殻10A、10Bの上
面部は凹状に成形されており、凹部13A、13Bが形
成される。したがって、フレーム部11A、11Bも凹
部13A、13Bにおいては、樹脂ケース10A、10
Bの周縁に沿って凹状に成形される。凹部13A、13
Bのフレーム部11A、11Bには、例えば柱状のベル
ト取付部材14A、14Bが設けられる。すなわち、ベ
ルト取付部材14A、14Bはフレーム部11A、11
Bの凹部底面から所定の距離をおいてフレーム部11
A、11Bに沿って平行に配置され、その両端はフレー
ム部11A、11Bの相対する面にそれぞれ固定され
る。なお、フレーム部11A、11Bの上辺部には樹脂
ケース10を閉じるためのロックが設けられるが本図で
は省略されている。
部11A、11Bの上辺部の略中央には一対の取手部1
2A、12Bがそれぞれ設けられる。2つの取手部12
A、12Bは、外殻10A、10Bが閉じ合わせられる
ことにより1つの取手12となる。取手部12A、12
Bが設けられた位置に対応する外殻10A、10Bの上
面部は凹状に成形されており、凹部13A、13Bが形
成される。したがって、フレーム部11A、11Bも凹
部13A、13Bにおいては、樹脂ケース10A、10
Bの周縁に沿って凹状に成形される。凹部13A、13
Bのフレーム部11A、11Bには、例えば柱状のベル
ト取付部材14A、14Bが設けられる。すなわち、ベ
ルト取付部材14A、14Bはフレーム部11A、11
Bの凹部底面から所定の距離をおいてフレーム部11
A、11Bに沿って平行に配置され、その両端はフレー
ム部11A、11Bの相対する面にそれぞれ固定され
る。なお、フレーム部11A、11Bの上辺部には樹脂
ケース10を閉じるためのロックが設けられるが本図で
は省略されている。
【0012】図2は、図1に示された樹脂ケース10に
取り付けられる本実施形態の背負ベルト式の携帯具の斜
視図である。
取り付けられる本実施形態の背負ベルト式の携帯具の斜
視図である。
【0013】携帯具20は樹脂ケース10の例えば正面
(第1の面)、背面(第2の面)、底面(蝶番が設けら
れた面)をウェッブ状部材で全体的に覆い保持するカバ
ー部材21と、このカバー部材21を樹脂ケース10に
取り付けるための取付ベルト部(取付部)22と、例え
ば携帯具20を背負うための背負ベルト部(懸架部)2
3とから大まかなる。ここでウェッブ状部材は、例えば
天然又は人口素材からなる布、皮革、シート、編物など
である。
(第1の面)、背面(第2の面)、底面(蝶番が設けら
れた面)をウェッブ状部材で全体的に覆い保持するカバ
ー部材21と、このカバー部材21を樹脂ケース10に
取り付けるための取付ベルト部(取付部)22と、例え
ば携帯具20を背負うための背負ベルト部(懸架部)2
3とから大まかなる。ここでウェッブ状部材は、例えば
天然又は人口素材からなる布、皮革、シート、編物など
である。
【0014】カバー部材21は、樹脂ケース10の背面
に接する背面部(第2面部)21Aと、樹脂ケース10
の正面に接する正面部(第1面部)21Bと、樹脂ケー
ス10の底面全体に接する底面部21Cとからなる。取
付ベルト部22は、背面部21Aの上辺中央部に設けら
れた取付ベルト22Aと、正面部21Bの上辺中央部に
設けられた取付ベルト22Bとからなる。また、取付ベ
ルト22A、22Bには、それぞれナスカン24A、2
4Bが取り付けられており、後述するように取付ベルト
22A、22Bはそれぞれナスカン24A、24Bによ
りわっか状され、その長さが調節される。
に接する背面部(第2面部)21Aと、樹脂ケース10
の正面に接する正面部(第1面部)21Bと、樹脂ケー
ス10の底面全体に接する底面部21Cとからなる。取
付ベルト部22は、背面部21Aの上辺中央部に設けら
れた取付ベルト22Aと、正面部21Bの上辺中央部に
設けられた取付ベルト22Bとからなる。また、取付ベ
ルト22A、22Bには、それぞれナスカン24A、2
4Bが取り付けられており、後述するように取付ベルト
22A、22Bはそれぞれナスカン24A、24Bによ
りわっか状され、その長さが調節される。
【0015】背負ベルト部23は、右肩に掛けられる右
ベルト23Rと、左肩に掛けられる左ベルト23Lとか
らなり、各ベルト23L、23Rの下端は底面部21C
の両端にそれぞれ連結される。ベルト23L、23Rは
肩パッド部25L、25Rを有し、肩パッド部25L、
25Rの下端部には調整カン26L、26Rが設けられ
る。すなわちベルト23L、23Rの長さは調整カン2
6L、26Rにより調整される。ベルト23L、23R
は、肩パッド部25L、25Rの上部において上下二重
となるように2つに分かれている。ベルト23L、23
Rの下側のベルト27L、27Rは背面部21Aの上辺
中央部に連結される。ベルト23L、23Rの上側の補
強ベルト28L、28Rはその先端において1つに束ね
られラッチ部材29Aに取り付けられる。また、正面部
21Bの上辺中央部には、取付ベルト22Bの上に重な
るように補強ベルト28Bが設けられており、その先端
にはラッチ部材29Bが取り付けられている。ラッチ部
材29A、29Bは互いに嵌合されラッチ29を構成す
る。
ベルト23Rと、左肩に掛けられる左ベルト23Lとか
らなり、各ベルト23L、23Rの下端は底面部21C
の両端にそれぞれ連結される。ベルト23L、23Rは
肩パッド部25L、25Rを有し、肩パッド部25L、
25Rの下端部には調整カン26L、26Rが設けられ
る。すなわちベルト23L、23Rの長さは調整カン2
6L、26Rにより調整される。ベルト23L、23R
は、肩パッド部25L、25Rの上部において上下二重
となるように2つに分かれている。ベルト23L、23
Rの下側のベルト27L、27Rは背面部21Aの上辺
中央部に連結される。ベルト23L、23Rの上側の補
強ベルト28L、28Rはその先端において1つに束ね
られラッチ部材29Aに取り付けられる。また、正面部
21Bの上辺中央部には、取付ベルト22Bの上に重な
るように補強ベルト28Bが設けられており、その先端
にはラッチ部材29Bが取り付けられている。ラッチ部
材29A、29Bは互いに嵌合されラッチ29を構成す
る。
【0016】次に図3〜図6を参照して本実施形態の樹
脂ケース用携帯具について説明する。図3は、本実施形
態の携帯具20を樹脂ケース10に取り付けたときの斜
視図であり、図4は、このときの模式的な中央側断面図
である。また図5、図6は携帯具20が樹脂ケース10
に取り付けられた状態での平面図及び正面図である。な
お、図4の断面図では、便宜上中空である樹脂ケース1
0の切断面を斜線で1つの断面として表している。
脂ケース用携帯具について説明する。図3は、本実施形
態の携帯具20を樹脂ケース10に取り付けたときの斜
視図であり、図4は、このときの模式的な中央側断面図
である。また図5、図6は携帯具20が樹脂ケース10
に取り付けられた状態での平面図及び正面図である。な
お、図4の断面図では、便宜上中空である樹脂ケース1
0の切断面を斜線で1つの断面として表している。
【0017】図3、図4に示されるように、樹脂ケース
10はウェッブ状のカバー部材21によりその正面、底
面、背面がU字状に包まれる。取付ベルト22A、22
Bは、樹脂ケース10に設けられた柱状のベルト取付部
材14A、14Bにそれぞれわっか状に掛けられる。取
付ベルト22A、22Bの先端はナスカン24A、24
Bに通され、ナスカン24A、24Bにより取付ベルト
22A、22Bの長さが調整・固定される。これによ
り、ウェッブ状のカバー部材21は、樹脂ケース10の
周りにしっかりと固定され、カバー部材21のズレが防
止される。一方、図3〜図6に示されるように、補強ベ
ルト28R、28Lは取手12の上側を通り、補強ベル
ト28Bにラッチ29を介して連結される。樹脂ケース
10の開閉はラッチ29を外して行われる。
10はウェッブ状のカバー部材21によりその正面、底
面、背面がU字状に包まれる。取付ベルト22A、22
Bは、樹脂ケース10に設けられた柱状のベルト取付部
材14A、14Bにそれぞれわっか状に掛けられる。取
付ベルト22A、22Bの先端はナスカン24A、24
Bに通され、ナスカン24A、24Bにより取付ベルト
22A、22Bの長さが調整・固定される。これによ
り、ウェッブ状のカバー部材21は、樹脂ケース10の
周りにしっかりと固定され、カバー部材21のズレが防
止される。一方、図3〜図6に示されるように、補強ベ
ルト28R、28Lは取手12の上側を通り、補強ベル
ト28Bにラッチ29を介して連結される。樹脂ケース
10の開閉はラッチ29を外して行われる。
【0018】以上のように本実施形態によれば、樹脂ケ
ースの重量は、背負ベルトが取り付けられたカバー部材
の面全体で保持されるので、樹脂ケースに掛かる力はカ
バー部材が接する部分全体に拡散される。すなわち樹脂
ケースに直接金具を取り付けた場合のように、金具が取
り付けられた部分に偏向して応力が集中することがな
い。これにより例えばブロー成形品からなる強度の弱い
樹脂ケースであっても、携帯時の損傷や変形を防止する
ことができるとともに、その耐久性を向上させることが
できる。
ースの重量は、背負ベルトが取り付けられたカバー部材
の面全体で保持されるので、樹脂ケースに掛かる力はカ
バー部材が接する部分全体に拡散される。すなわち樹脂
ケースに直接金具を取り付けた場合のように、金具が取
り付けられた部分に偏向して応力が集中することがな
い。これにより例えばブロー成形品からなる強度の弱い
樹脂ケースであっても、携帯時の損傷や変形を防止する
ことができるとともに、その耐久性を向上させることが
できる。
【0019】また、ウェッブ状のカバー部材は樹脂ケー
スの開閉を阻害しないように、樹脂ケース10の背面、
底面、正面をU字状に包み、フレーム部の両側辺と上辺
に沿った部分(蝶番が設けられた辺以外の辺)は開かれ
ているので、カバー部材21を取り付けたままでも樹脂
ケースの開閉を行うことができる。背負ベルトはカバー
部材の背面部及び正面部に連結されているため、カバー
部材のU字状の両端(背面部、正面部)が懸架されるこ
ととなり、懸架力が樹脂ケースの取付部材に掛かること
が防止される。また背負ベルトはカバー部材の両端を略
均等に保持することができるため樹脂ケースに掛かる力
はより均等に分散される。更に、補強ベルトはラッチ機
構を備えているため樹脂ケースの開閉を補強ベルトが阻
害することがない。
スの開閉を阻害しないように、樹脂ケース10の背面、
底面、正面をU字状に包み、フレーム部の両側辺と上辺
に沿った部分(蝶番が設けられた辺以外の辺)は開かれ
ているので、カバー部材21を取り付けたままでも樹脂
ケースの開閉を行うことができる。背負ベルトはカバー
部材の背面部及び正面部に連結されているため、カバー
部材のU字状の両端(背面部、正面部)が懸架されるこ
ととなり、懸架力が樹脂ケースの取付部材に掛かること
が防止される。また背負ベルトはカバー部材の両端を略
均等に保持することができるため樹脂ケースに掛かる力
はより均等に分散される。更に、補強ベルトはラッチ機
構を備えているため樹脂ケースの開閉を補強ベルトが阻
害することがない。
【0020】なお、本実施形態において携帯具は、ブロ
ー成形品である樹脂ケースに適用されたが、射出成形品
である樹脂ケースや他の素材からなる測量機用の収納ケ
ースにも適用することが可能である。また、本実施形態
では、背負ベルトを用いたがショルダーストラップを用
いてもよく、背負ベルトやショルダーストラップ等を取
り替え可能な構成にしてもよい。また、取付ベルトはナ
スカンによりその長さが調整されたがバックル等を用い
てもよい。
ー成形品である樹脂ケースに適用されたが、射出成形品
である樹脂ケースや他の素材からなる測量機用の収納ケ
ースにも適用することが可能である。また、本実施形態
では、背負ベルトを用いたがショルダーストラップを用
いてもよく、背負ベルトやショルダーストラップ等を取
り替え可能な構成にしてもよい。また、取付ベルトはナ
スカンによりその長さが調整されたがバックル等を用い
てもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、携帯時
ケースに掛かる負担が軽減された測量機用収納ケースの
携帯具を得ることができる。
ケースに掛かる負担が軽減された測量機用収納ケースの
携帯具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である携帯具が適用される
測量機用樹脂ケースの斜視図である。
測量機用樹脂ケースの斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態である携帯具の斜視図であ
る。
る。
【図3】図1の樹脂ケースに図2の携帯具が装着された
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図4】携帯具が装着された樹脂ケースの中央側断面を
模式的に表した図である。
模式的に表した図である。
【図5】携帯具が装着された樹脂ケースの平面図であ
る。
る。
【図6】携帯具が装着された樹脂ケースの正面図であ
る。
る。
10 樹脂ケース
20 携帯具
21 カバー部材
23 背負ベルト
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 松尾 俊児
東京都練馬区東大泉2丁目5番2号 旭精
密株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 測量機を収納するための収納ケースを包
むウェッブ状のカバー部材と、 前記カバー部材に連結され前記カバー部材を懸架するた
めの懸架部とを備え、 前記収納ケースの重量が前記収納ケースに接する前記カ
バー部材の面により分散して支えられることを特徴とす
る測量機用収納ケースの携帯具。 - 【請求項2】 前記収納ケースが鞄型のケースであり、
前記カバー部材が少なくとも前記収納ケースの蝶番が設
けられた面とこの面に隣接し互いに相対する第1及び第
2の面に接するように前記収納ケースを包み、前記携帯
具が前記カバー部材を前記収納ケースに取り付けるため
の取付部を備え、前記収納ケースが前記携帯具を取り付
けた状態で開閉可能であることを特徴とする請求項1に
記載の測量機用収納ケースの携帯具。 - 【請求項3】 前記懸架部が、少なくとも前記カバー部
材の前記第1及び第2の面に接する第1面部及び第2面
部に連結され、前記懸架部による懸架力が前記第1及び
第2面部に分散されることを特徴とする請求項2に記載
の測量機用収納ケースの携帯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001284900A JP2003090724A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 測量機用収納ケースの携帯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001284900A JP2003090724A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 測量機用収納ケースの携帯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003090724A true JP2003090724A (ja) | 2003-03-28 |
Family
ID=19108142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001284900A Pending JP2003090724A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 測量機用収納ケースの携帯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003090724A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008070359A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-03-27 | Stabila Messgeraete Gustav Ullrich Gmbh | 保護装置 |
CN106553811A (zh) * | 2015-09-30 | 2017-04-05 | 株式会社拓普康 | 便携用箱 |
CN106551485A (zh) * | 2015-09-30 | 2017-04-05 | 株式会社拓普康 | 便携用箱 |
EP3219223A1 (en) | 2015-08-25 | 2017-09-20 | Kabushiki Kaisha TOPCON | Carrying case |
-
2001
- 2001-09-19 JP JP2001284900A patent/JP2003090724A/ja active Pending
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