JPH11290114A - 携帯用ケース - Google Patents

携帯用ケース

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JPH11290114A
JPH11290114A JP10097990A JP9799098A JPH11290114A JP H11290114 A JPH11290114 A JP H11290114A JP 10097990 A JP10097990 A JP 10097990A JP 9799098 A JP9799098 A JP 9799098A JP H11290114 A JPH11290114 A JP H11290114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトをほぼ直交する縦横二方向に挿通可能
なベルト取付手段を備え、使用者の体型,取付箇所等に
応じ、ケースの取付態様を任意に選択可能とし、使用者
の腹部や腰部等への圧迫を軽減し、収納物への負荷等も
防止する。 【解決手段】 対象物を収納可能なケース本体10と、
ケース本体10をベルト1に取り付けるベルト取付手段
20を備え、ベルト取付手段20が、中心にベルト1を
挿通可能な筒状で、かつ、筒開口側の両端に、それぞれ
ケース本体10に固定される一対の固定部21a,21
bを備え、筒の中心部及び一対の固定部21a,21b
間によって、ベルト1がほぼ直交する二方向に挿通可能
な第一挿通部22と第二挿通部23を構成し、さらに、
ベルト取付手段20の筒状部材表面に、ベルト1を挿通
可能な複数のスリット孔24を穿設した構成としてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機に代表
される小型の携帯型無線装置等を収納し、使用者のベル
ト等を挿通して携帯する携帯用ケースに関し、特に、使
用者のベルトをほぼ直交する縦横二方向に挿通可能なベ
ルト取付手段を備えることにより、使用者の好みや体
型,取付箇所等に応じて、ケースのベルトへの取付態様
を任意に選択することができ、ケースを安定的に保持し
つつ、使用者の腹部や腰部等への圧迫を軽減するととも
に、収納物への負荷等も防止することができる携帯用ケ
ースに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話機に代表される小型の
携帯型無線装置やその他各種の携帯用機器類等は、使用
者が自由に携帯,移動して使用するものであり、通常
は、携帯用ケースに収納された状態で携帯される。この
ような携帯用ケースは、携帯電話機等の収納対象物を収
納したケース本体に、使用者のベルト等を挿通して携帯
できるようになっている。
【0003】ここで、このような従来の一般的な携帯用
ケースについて、図15を参照して説明する。図15
は、従来の一般的な携帯用ケースを背面側から見た全体
斜視図を示している。同図に示すように、従来の携帯用
ケースは、内部に携帯電話機等の携帯対象物を収納可能
な収納部111を有するケース本体110と、このケー
ス本体110を使用者のベルトに取り付けるためのベル
ト取付手段120とを備えた構成となっている。
【0004】ケース本体110は、内部に対象物を収納
できるケース上部に開口した収納部111と、この収納
部111の開口を開閉自在に覆う蓋部112を備えてお
り、図15では、携帯電話機用のケースを示しており、
ケース全体が携帯電話機の形状に対応した縦長形状とな
っている。
【0005】そして、このケース本体110の背面部に
使用者のベルトを挿通可能なベルト取付手段120が備
えられている。図15に示すように、ベルト取付手段1
20は、両端がそれぞれケース本体110の背面に固定
される固定部121a,121bを備えた帯状部材から
なり、この帯状体の両端固定部121a,121bの間
に使用者のベルトが挿通可能な空間(挿通部122)が
形成されるようになっている。
【0006】このような構成からなる従来の携帯用ケー
スは、ケース本体110の収納部111に対象物となる
携帯電話機(図示せず)を収納するとともに、ベルト取
付手段120の挿通部122に、ズボンのベルト等を挿
通することによって、使用者の腰や腹部に取り付けられ
た状態で携帯できるようになっている。
【0007】この種のベルト取付手段を備えた従来の携
帯用ケースに関するものとしては、例えば、実用新案登
録第3027502号の「携帯ソフトケース」や、同じ
く実用新案登録第3027921号の「携帯ソフトケー
ス」等が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯用ケースは、使用者のベルト等を挿通す
るベルト取付手段が、ケースの長手方向に沿って配設さ
れ、使用者のベルト等は常にケースの短手方向の一方向
にしか挿通できないようになっていた。このため、従来
の携帯用ケースでは、使用者の体型,取付箇所等に拘わ
らず、ケースのベルトへの取付態様を選択することがで
きなかった。
【0009】このため、使用者によっては、ケースの存
在が圧迫感や異物感の原因となったり、ケース側へ無用
な負荷がかかるおそれがあり、使用者にとっては携帯時
の不快感や不安感を与えるという問題が発生した。
【0010】特に、図15に示したように、収納物が携
帯電話機などの場合、ケース本体の全体が縦長となり、
収納する対象物も硬い通信装置であるので、腰の折曲げ
等の動作によって、ケースの存在が使用者の腹部や腰部
への圧迫となって、動作の邪魔や身体への異物感,痛み
等の原因となったり、逆に急な腰の動作等によって、ケ
ース内の電話機等に負荷がかかり、装置の破損等につな
がるおそれが大きかった。
【0011】なお、このようなケースの使用者へ圧迫感
やケース収納物の保護の観点から、特開平9−1404
31号や実用新案登録第3021602号には、ベルト
取付手段をケース本体の上方に延びる吊紐状に構成し、
ケース本体を使用者のベルトに吊下げ状態で取り付ける
ようにした「携帯ソフトケース」が提案されている。こ
のような携帯ケースによれば、ケース本体が使用者の腰
から吊下げられた状態となるので、使用者側にはケース
の存在による腹部等への圧迫感がなくなり、ケース側に
も腹部や腰部によって負荷がかからなくなるという効果
があった。
【0012】しかし、このような吊下げ状のケースで
は、ケース本体が使用者のベルトからぶら下がって不安
定な状態となってしまい、特に、使用者が移動する際
に、ぶら下がったケース本体がベルトを中心に前後,上
下に動いてしまうという新たな問題が生じた。すなわ
ち、使用者にとっては、腰部等で激しく動くケースによ
って、却って異物感や不安感が増大し、ケースに収納さ
れた携帯電話機等の収納物にとっても、前後上下方向へ
激しく動くぶら付き運動が、装置の誤作動や故障の原因
となるおそれがあった。
【0013】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、使用者の
ベルトをほぼ直交する縦横二方向に挿通可能なベルト取
付手段を備えることにより、収納物の形状や大きさ、使
用者の好みや体型,取付箇所等に応じて、ケースのベル
トへの取付態様を任意に選択することができ、ケースを
安定的に保持しつつ、使用者の腹部や腰部等への圧迫を
軽減するとともに、収納物への負荷等も防止することが
できる携帯用ケースの提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の携帯用ケースは、内部に携帯対
象物を収納可能なケース本体と、このケース本体をベル
トに取り付けるベルト取付手段とを備え、前記ベルト取
付手段が、前記ベルトをほぼ直交する二方向にそれぞれ
挿通可能な複数の挿通部を備えた構成としてある。
【0015】特に、請求項2では、前記ベルト取付手段
が、中心に前記ベルトを挿通可能な筒状部材からなると
ともに、この筒状部材の開口側の両端に、それぞれ前記
ケース本体に固定される一対の固定部を備え、この筒状
部材の中心部及び前記一対の固定部間により、前記ベル
トがほぼ直交する二方向に挿通可能な挿通部を構成して
ある。
【0016】一方、請求項3では、前記ベルト取付手段
が、両端に、それぞれ前記ケース本体に固定される一対
の固定部を備えた帯状部材からなるとともに、この帯状
部材に、前記ベルトが挿通可能な二以上のスリット孔を
備え、この帯状部材のスリット孔及び前記一対の固定部
間により、前記ベルトがほぼ直交する二方向に挿通可能
な挿通部を構成するようにしてある。
【0017】このような構成からなる本発明の携帯用ケ
ースによれば、ケース本体に備えられた筒状又は帯状部
材からなるベルト取付手段によって、使用者のベルト
を、ほぼ直交する縦横二方向に挿通することができるの
で、収納物の形状や大きさ、使用者の好み,体型,取付
箇所等に応じて、ケース本体のベルトへの取付態様を任
意に選択することが可能となる。これにより、ケース本
体を安定的に保持しつつ、使用者の腹部や腰部等への圧
迫を軽減し、かつ、収納物への負荷等も防止することが
できる。
【0018】また、請求項4記載の携帯用ケースは、前
記ベルト取付手段の筒状部材表面に、前記ベルトが挿通
可能な一又は二以上のスリット孔を穿設した構成として
ある。
【0019】このような構成からなる本発明の携帯用ケ
ースによれば、ベルト取付手段へスリット孔を形成し、
このスリット孔を利用することによって、ベルトの挿通
位置を適宜調節してケースを取り付けることができ、収
納物の形状,大きさや使用者の体型,取付箇所等に応じ
て、さらにケース本体のベルトへの取付態様を任意に調
節可能となり、より汎用性の高い携帯用ケースを提供す
ることが可能となる。
【0020】また、請求項5記載の携帯用ケースは、前
記スリット孔が二以上ある場合に、当該二以上のスリッ
ト孔が異なる大きさに形成された構成としてある。
【0021】このような構成からなる本発明の携帯用ケ
ースによれば、スリット孔の大きさを異ならせることに
よって、このスリット孔に挿通するベルトの大きさも異
ならせることができ、一のベルト取付手段によって二以
上の大きさのベルトを挿通させることが可能となり、種
々のベルトに対応可能として本ケースの汎用性をさらに
高めることが可能となる。
【0022】また、請求項6記載の携帯用ケースは、前
記ベルト取付手段の両端固定部の少なくとも一方を、前
記ケース本体に着脱自在に固定した構成としてある。
【0023】このような構成からなる本発明の携帯用ケ
ースによれば、ベルト取付手段の固定部を着脱自在に構
成することにより、使用者のベルト等へのケース本体へ
の取付け,取外しを容易に行うことができるとともに、
ベルトに限らず、あらゆる箇所へのケースの取付けも可
能となる。
【0024】さらに、請求項7記載の携帯用ケースは、
前記ベルト取付手段の両端固定部間の少なくとも一箇所
に、当該ベルト取付手段と前記ケース本体とを連結し、
当該固定部間により構成された前記挿通部を仕切る仕切
部を備えた構成としてある。
【0025】このような構成からなる本発明の携帯用ケ
ースによれば、ベルト取付手段に仕切部を設けること
で、ベルト取付手段の両端固定部分により形成されるベ
ルトの挿通部を複数に仕切ることができ、ベルトの挿通
位置をさらに多段階に調節可能とし、より汎用性の高い
ケースを実現することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の携帯用ケースの実
施形態について、図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明の携帯用ケース第一の実
施形態について図1〜図3を参照して説明する。図1
は、本発明の第一実施形態に係る携帯用ケースを示す背
面側から見た全体斜視図である。図2は、本実施形態に
係る携帯用ケースを示す左側面図である。また、図3
は、本実施形態に係る携帯用ケースを使用者側のベルト
に取り付けた状態を示す背面側から見た斜視図であり、
(a)はケース本体を縦に取り付けた状態を、(b)は
ケース本体を横に取り付けた状態を示している。
【0027】これらの図に示すように、本発明の第一実
施形態に係る携帯用ケースは、内部に携帯電話機等の携
帯対象物を収納可能なケース本体10と、このケース本
体10を使用者のベルト1に取り付けるためのベルト取
付手段20とを備えた構成となっている。
【0028】ケース本体10は、内部に対象物を収納で
きるケース上部に開口した収納部11と、この収納部1
1の開口を開閉自在に覆う蓋部12を備えており、本実
施形態では、携帯電話機を収納,携帯するケースの場合
を示しており、ケース全体が携帯電話機の形状に対応し
た縦長形状となっている。
【0029】ただし、ケース本体10への収納物は、本
実施形態の場合のように携帯電話機に限定されるもので
はなく、PHD,電子手帳等の小型の携帯型電子装置や
トランシーバ、あるいはカメラ等、ケースに収納して携
帯する必要がある携帯型の物品に適用できるものであ
る。すなわち、ケース本体10の形状,大きさを収納す
る対象物に対応した形状とすることにより、本実施形態
に係る携帯用ケースは、携帯の必要があるあらゆる物品
に適用することが可能となる。
【0030】なお、ケース本体10の上方開口を覆う蓋
部12とケース本体10の正面側には、互いに着脱自在
に構成されたロック部13(13a,13b)が備えら
れ、蓋部12が不用意に開いて収納物が露出,脱落等す
ることを防止するとともに、必要な場合には直ちに蓋部
12を開くことができるようになっている。このロック
部13の構成としては、互いに着脱自在となるものであ
れば、どのような手段であっても特に限定はなく、通常
は、面ファスナやホック等により構成されることが一般
的である。
【0031】そして、このケース本体10の背面側に使
用者のベルトを挿通可能なベルト取付手段20が備えら
れている。ベルト取付手段20は、図1〜図3に示すよ
うに、中心にベルト1が挿通可能な空間(第二挿通部2
3)を有する筒状部材によって構成してある。本実施形
態では、この筒状のベルト取付手段20の両端開口が、
ケース本体10の長手方向(図1における図面上下方
向)に向かって開口するように配設してある。
【0032】ここで、このベルト取付手段20の中心の
第二挿通部23は、ベルト1が挿通可能であれば筒体の
形状,長さは特に限定されないが、通常は、挿通するベ
ルト1の形状に対応して、筒体の形状も断面長楕円形状
とすることが好ましい。また、筒体の長さも、ケース本
体10を使用者のベルト1に対して圧迫感なく、かつ、
安定的に取り付けるように、ケース本体10のほぼ1/
2程度の長さとすることが好ましい。
【0033】そして、このベルト取付手段20は、筒状
体の両端開口側に、それぞれケース本体10に固定され
る固定部21(21a,21b)が備えてある。すなわ
ち、ベルト取付手段20には、両端開口からそれぞれ舌
片状の固定部21a,21bが延設してあり、この固定
部21a,21bがそれぞれケース本体10の背面に、
縫合,接着等の手段により固着してある。これによっ
て、図2に示すように、二つの固定部21a,21bの
間にベルトが挿通可能な空間(第一挿通部22)が形成
され、上述した筒部の第二挿通部23とともに、ほぼ直
交する二つの挿通部22,23が形成されることにな
る。
【0034】ここで、このベルト取付手段20の両端固
定部21a,21bの間に形成される第一挿通部22
も、ベルト1が挿通可能であれば、その幅や高さは特に
限定されないが、通常は、挿通するベルト1に対応し
て、第一挿通部22の形状もベルト1の断面形状と同様
となるようにし、その幅も、ケース本体10をベルト1
に安定的に取り付けられるように、ベルト1の幅より一
回り程度大きい幅となるように設定することが好まし
い。
【0035】なお、以上のような構成からなる本実施形
態の携帯用ケースの材質としては、ケース本体10及び
ベルト取付手段20とも、特に限定はなく、携帯電話機
等の携帯対象物を収納,携帯できるものであればよい
が、一般的には、携帯に使用されるケースとして、軽量
かつ耐久性に富む材質のものが好ましく、通常は、例え
ば、皮革,合成繊維等により形成されるようになってい
る。図1〜図3に示すケースは、合成繊維により形成し
たものを示している。
【0036】次に、このような構成からなる本実施形態
の携帯用ケースの使用態様について図3を参照して説明
する。まず、図3(a)に示すように、ベルト1を第一
挿通部22に挿通して取り付けることができる。
【0037】この場合には、ケース本体10がベルト1
に対して縦長にほぼ直交した状態で取り付けられことに
なり、ケース開口が使用者に対して上方に位置するの
で、携帯電話機等の収納対象物の出し入れが容易とな
る。従って、このように第一挿通部22へベルト1を挿
通する態様は、特に収納物及びケース本体10の縦寸法
が小さい場合や、収納物の出し入れが頻繁に行われるよ
うな場合に好適となる。
【0038】一方、図3(b)に示すように、ベルト1
を第二挿通部23に挿通して取り付けることもできる。
この場合には、ケース本体10はベルト1と並行に横長
に配設された状態で取り付けられることになり、図3
(a)に示した縦長の状態と比較して、ケース本体10
が上下方向に突出することがなくなる。
【0039】これにより、ケース本体10は、使用者に
密着した状態で取り付けられるが、腰や腹部への圧迫や
異物感はなく、しかも、腰の折り曲げ等の動作によって
も、ケース本体10が腹部等に当たったり、ケース本体
10に無用な負荷がかかったりすることが少なくなる。
従って、このように第二挿通部23へベルト1を挿通す
る態様は、特に収納物及びケース本体10の縦寸法が大
きい場合で、使用者の折曲げ動作や湾曲の少ない部分、
例えば腹部等への取付けの場合に好適となる。
【0040】このように本実施形態の携帯用ケースによ
れば、ケース本体10に備えられた筒状のベルト取付手
段20によって、使用者のベルト1を、ほぼ直交する縦
横二方向に挿通することができるので、収納物の形状や
大きさ、使用者の好み,体型,取付箇所等に応じて、ケ
ース本体10のベルト1への取付態様を任意に選択する
ことが可能となる。これにより、ケース本体10が安定
的に保持されつつ、使用者の腹部や腰部等への圧迫が軽
減され、しかも、収納物への負荷等もかからない。
【0041】なお、本発明の携帯用ケースは、上記の実
施形態に限定されるものではなく、後述する第二〜第五
実施形態も含めて、本発明の要旨の範囲内で種々の変形
実施が可能である。例えば、上述した図1〜図3の実施
形態では、合成繊維製品からなるケース本体10の背面
側にベルト取付手段20を備えるようにしてあるが、こ
れを、図4及び図5に示すように、皮革製品からなるケ
ース本体10とすることもでき、また、ベルト取付手段
20をケース本体10の正面側に配設するようにしても
よい。このように構成しても、上述した図1〜図3の実
施形態の場合と同様の効果を奏することができる。
【0042】また、図1〜図3では、ベルト取付手段2
0を、筒部の両端開口が、ケース本体10の長手方向に
向かって配設されるようにしてあるが、これを、図6に
示すように、ベルト取付手段20の両端開口が、ケース
本体10の短手方向(図6における図面左右方向)に向
かって開口するように配設することもできる。
【0043】このようにしても、図6に示すように、ベ
ルト取付手段20の筒部中心によって第一挿通部22が
形成されるとともに、二つの固定部21a,21bの間
にベルトが挿通可能な第二挿通部23が形成され、ほぼ
直交する二つの挿通部22,23が形成されることにな
り、上述した図1〜図3の場合と同様の効果を奏するこ
とができる。
【0044】[第二実施形態]次に、本発明の携帯用ケ
ースの第二の実施形態について図7〜図9を参照して説
明する。図7は、本発明の第二実施形態に係る携帯用ケ
ースを示す背面側から見た全体斜視図である。図8は、
本実施形態に係る携帯用ケースを示す左側面図である。
また、図9は、本実施形態に係る携帯用ケースを使用者
側のベルトに取り付けた状態を示す背面側から見た斜視
図であり、(a)はケース本体を縦に取り付けた状態
を、(b)はケース本体を横に取り付けた状態を示して
いる。
【0045】ここで、本実施形態に係る携帯用ケース
は、上述した第一実施形態の変更実施形態であり、ベル
ト取付手段20に、ベルト1を挿通可能なスリット孔を
複数設けたものであり、他の構成部分については、第一
実施形態の場合と同様の構成としてある。従って、第一
実施形態と同様の構成部分については、同一符号を付
し、詳細な説明は省略する。
【0046】すなわち、本実施形態では、ベルト取付手
段20の筒状体表面に、ベルト1が挿通可能な複数のス
リット孔24(24a,24b,24c,24d)を穿
設してある。この複数のスリット24は、図7に示すよ
うに、ベルト取付手段20の第二挿通部23に挿通され
るベルト1が挿通できるように、ベルト取付手段20の
筒開口方向に沿って複数列設してあり、本実施形態では
四つのスリット孔24a,24b,24c,24dが形
成してある。
【0047】このように、ベルト取付手段20に複数の
スリット孔24を形成することによって、第二挿通部2
3へのベルト1の挿通態様を任意に変更することができ
る。すなわち、図9(b)に示すように、ベルト1をス
リット孔24(図9(b)ではスリット孔24b,24
d)を介して第二挿通部23に挿通することによって、
ベルト1を第二挿通部23の全長より短い部分に挿通さ
せることができる。しかも、これを複数のスリット孔2
4を任意に選択,変更することによって、多段階に調節
することが可能となる。
【0048】これによって、ケース本体10の使用者側
への密着状態を任意に変更,調節することが可能とな
り、特に、収納物が使用者の腰回りの湾曲線よりも長大
な場合には、このスリット孔24による調節によって、
腰や腹部への圧迫や異物感がより少ない取付態様を選択
することができ、腰の折り曲げ等の動作によってケース
本体10に負荷がかかることを防止できる。従って、本
実施形態では、特に上述した第一実施形態の場合より、
さらに収納物及びケース本体10の縦寸法が大きい場合
や、湾曲の大きい箇所への取付けの場合に好適となる。
【0049】なお、この複数のスリット孔24の数とし
ては、少なくとも一つが形成されればベルト1の挿通態
様を二段階に調節できるが、より多段階の調節を可能と
できる観点から、二以上の複数のスリット孔24を形成
することが好ましい。
【0050】また、複数のスリット孔24は、本実施形
態ではすべて同形,同大の孔として形成してあるが、後
述する第三実施形態の場合のように、複数のスリット孔
ごとに大きさや形状を異ならせることも可能である。そ
の場合には、スリット孔の複数の大きさ,形状に対応し
た複数のベルトを挿通可能とすることができるという効
果がある。
【0051】このように本実施形態の携帯用ケースによ
れば、複数のスリット孔24を利用することにより、ベ
ルト1の挿通位置を適宜調節してケースを取り付けるこ
とができるので、収納物の形状,大きさや使用者の体
型,取付箇所等に応じて、さらにケース本体10のベル
ト1への取付態様を任意に選択して調節することがで
き、より汎用性の高い携帯用ケースを提供することが可
能となる。
【0052】[第三実施形態]次に、本発明の携帯用ケ
ースの第三の実施形態について図10を参照して説明す
る。図10は、本発明の第三実施形態に係る携帯用ケー
スを使用者側のベルトに取り付けた状態を示す背面側か
ら見た斜視図であり、(a)はケース本体を縦に取り付
けた状態を、(b)はケース本体を横に取り付けた状態
を示している。
【0053】ここで、本実施形態に係る携帯用ケース
は、上述した第二実施形態の変更実施形態であり、スリ
ット孔24を備えたベルト取付手段20として、第二実
施形態における筒状のベルト取付手段に代えて帯状部材
からなるベルト取付手段を採用している。その他の構成
部分については、第一及び第二実施形態の場合とほぼ同
様の構成としてあり、同様の構成部分については、同一
符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0054】すなわち、本実施形態では、図10に示す
ように、ケース本体10の背面部に使用者のベルトを挿
通可能に取り付けられるベルト取付手段20を帯状部材
により形成してある。図12に示すように、ベルト取付
手段20は、両端がそれぞれケース本体10の背面に固
定された帯状体からなり、この帯状体の両端は、それぞ
れ固定部21a及び21bとなっている。この両固定部
21a,21bの間によって、使用者のベルトが挿通可
能な第一挿通部22が形成されるようになっている。
【0055】一方、この帯状部材からなるベルト取付部
20の表面には複数のスリット孔24(24a,24
b,24c,24d)が形成してある。この複数のスリ
ット孔24は、図10(b)に示すように、ベルト1を
ベルト取付手段20に対して、第一挿通部22とほぼ直
交する方向に挿通できるように、ベルト取付手段20の
帯長手方向とほぼ直交する方向に伸びるスリット孔とな
っており、当該帯長手方向に沿って複数列設してある。
本実施形態では、図10(a)に示すように、四つのス
リット孔24a,24b,24c,24dが形成してあ
る。
【0056】このように、ベルト取付手段20に複数の
スリット孔24を形成することによって、上述した第二
実施形態における筒状の第二挿通部23を設けなくて
も、ベルト1を第一挿通部22とほぼ直交する方向に挿
通でき、かつ、その挿通態様を任意に変更することがで
きる。
【0057】すなわち、図10(b)に示すように、ベ
ルト1を複数のスリット孔24(図10(b)ではスリ
ット孔24b,24d)に挿通することによって、ベル
ト1を第一挿通部22とほぼ直交する方向に挿通でき、
しかも、これを複数のスリット孔24を任意に選択,変
更することによって、ベルト1の挿通位置及び長さを多
段階に調節することが可能となる。
【0058】これによって、本実施形態の携帯用ケース
では、ベルト取付手段20を筒状に形成して第二挿通部
23を設けなくても、第二実施形態と同様の効果を得る
ことができ、特に、ベルト取付手段20を形成する材料
を、筒状に形成する場合に比べて節約できる効果があ
る。
【0059】さらに、本実施形態では、図10に示すよ
うに、複数のスリット孔24を異なる大きさに形成して
ある。このように、スリット孔24の大きさを異ならせ
ることによって、このスリット孔24に挿通するベルト
1の大きさも異ならせることができ、一のベルト取付手
段20によって二以上の大きさのベルト1を挿通させる
ことが可能となる。
【0060】ただし、このスリット孔24の大きさを一
定以上の大きさに形成することで、複数の大きさのベル
トを挿通可能とすることも可能であり、その場合には、
スリット孔24の大きさを異ならせる必要はない。
【0061】なお、複数のスリット孔24の数として
は、少なくとも二つが形成されればベルト1の挿通が可
能となるが、ベルト1の挿通態様を二段階以上に調節可
能とする観点からは、スリット孔24を三つ以上形成す
ることが好ましい。
【0062】また、スリット孔24の大きさを、上述し
たように異ならせる場合には、スリット孔24を二以上
形成した場合において、少なくとも二つのスリット孔2
4を異なる大きさに形成すればよい。ただし、本実施形
態では、第二実施形態の場合と異なり、スリット孔24
のみをベルト1の挿通部として機能させているので、二
種以上のベルト1を挿通させるには、スリット孔24を
少なくとも四つ形成し、それぞれ二組のスリット孔24
の大きさが異なるように形成する。
【0063】従って、上述した第二実施形態におけるよ
うに、スリット孔24と筒状の第二挿通部23とを併用
する場合には、スリット孔24を二以上設ける場合であ
って、当該二以上のスリット孔24のうち、少なくとも
二つのスリット孔24を異なる大きさに形成すれば足り
る。
【0064】[第四実施形態]次に、本発明の携帯用ケ
ースの第四の実施形態について図11及び図12を参照
して説明する。図11は、本発明の第四実施形態に係る
携帯用ケースを示す背面側から見た全体斜視図である。
図12は、本実施形態に係る携帯用ケースを示す左側面
図である。
【0065】ここで、本実施形態に係る携帯用ケース
は、上述した第一実施形態の変更実施形態であり、ベル
ト取付手段20の固定部の一方を、ケース本体10に対
して着脱可能に固定するようにしたものであり、他の構
成部分については、第一実施形態の場合と同様の構成と
してある。従って、第一実施形態と同様の構成部分につ
いては、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0066】すなわち、本実施形態では、図12に示す
ように、ベルト取付手段20の両端固定部21a,21
bのうち、下側の固定部21bを、ケース本体10に着
脱自在に固定してある。これによって、この固定部21
bをケース本体10側から取り外すことにより、ベルト
1への取付けが容易に行えるようになる。
【0067】すなわち、使用者のズボンなどに装着され
たベルト1をベルト取付手段20の第一挿通部22に挿
通させる場合、上述した第一及び第二実施形態の場合で
は、ベルト1をズボン等から抜き取らなければならな
い。これに対して、本実施形態のベルト取付手段20に
よれば、固定部21bをケース本体10側から取り外し
た状態(図12の二点鎖線で示す状態)とすることによ
り、ベルト1を第一挿通部22に挿通させることができ
る。
【0068】これによって、ケース本体10のベルト1
への取り付けをより容易かつ迅速に行うことができると
ともに、ベルト1以外にも、鞄のストラップや把手等、
あらゆる箇所への取り付けも可能となる。
【0069】ここで、この下側の固定部21bの着脱自
在な構成として、本実施形態では、固定部21b側とケ
ース本体20側にそれぞれ設けた一対のホック25a,
25bにより構成してある。ただし、固定部21bとケ
ース本体1が互いに着脱自在となるものであればどのよ
うな手段であってもよく、ホック以外にも、面ファスナ
やその他のロック機構等を用いることもできる。
【0070】なお、本実施形態では、ベルト取付手段2
0の両端固定部のうち、下方の固定部21bのみをケー
ス本体10に対して着脱可能に構成してあるが、これを
上方の固定部21aについても着脱可能としてもよい。
従って、ベルト取付手段20の両端固定部の少なくとも
一方を、ケース本体10に着脱自在に構成すれば、上述
した本実施形態の効果を得ることができる。
【0071】このように本実施形態の携帯用ケースによ
れば、ベルト取付手段20の両端固定部21を着脱自在
に構成することにより、使用者のベルト等へのケース本
体への取付け,取外しを容易に行えるようにするととも
に、ベルトに限らず、あらゆる箇所への本ケースの取付
けを可能とすることができる。
【0072】なお、本実施形態の着脱可能なベルト取付
手段を、上述した第二実施形態のスリット孔を形成した
筒状のベルト取付手段や、第三実施形態の帯状部材から
なるベルト取付手段にも適用できることは勿論である。
【0073】[第五実施形態]次に、本発明の携帯用ケ
ースの第五の実施形態について図13及び図14を参照
して説明する。図13は、本発明の第五実施形態に係る
携帯用ケースを示す左側面図である。また、図14は、
本実施形態に係る携帯用ケースを使用者側のベルトに縦
に取り付けた状態を示す背面側から見た斜視図であり、
(a)はベルトをベルト取付手段の上方の挿通部に挿通
した状態を、(b)は同じく下方の挿通部に挿通した状
態を示している。
【0074】ここで、本実施形態に係る携帯用ケース
は、上述した第一実施形態の変更実施形態であり、ベル
ト取付手段20を、両端固定部分の他に、さらに当該固
定部分の中間においてケース本体10側に固定するよう
にしたものであり、他の構成部分については、第一実施
形態の場合と同様の構成としてある。従って、第一実施
形態と同様の構成部分については、同一符号を付し、詳
細な説明は省略する。
【0075】すなわち、本実施形態では、ベルト取付手
段20の両端固定部21a,21bのほぼ中心に、ケー
ス本体10に固定される仕切部26を備えた構成として
ある。この仕切部26は、図14の鎖線で示すように、
ベルト取付手段20の筒開口方向のほぼ中心に、この筒
開口方向とほぼ直交する方向に配設された突条部材であ
り、図13に示すように、ベルト取付手段20とケース
本体10とを連結して、ケース本体10の背面とベルト
取付手段20の底面との間に形成されている第一挿通部
22を、二つの挿通部22a,22bに仕切っている。
【0076】このように、仕切部26を設けて第一挿通
部22を二つに仕切ることによって、上述した第一〜第
四実施形態の場合と比較して、第一挿通部22について
も、ベルト1の挿通位置を上下二段に調節することがで
き(図14(a)及び(b)参照)、より多段階の調節
が可能となる。これによって、さらに種々の取付態様を
選択することができ、汎用性の高いケースを実現するこ
とができる。
【0077】なお、このように第一挿通部22を二つに
仕切ることから、本実施形態の適用にあたっては、二つ
に仕切られた挿通部22a,22bへ挿通可能な幅のベ
ルト1を使用することが必要となる。このため、本実施
形態では、上述した第一〜第四実施形態より幅の小さい
ベルト1を使用するか、あるいは、ベルト取付手段20
の長手方向の寸法を大きくする必要がある。
【0078】従って、本実施形態のケースは、細幅のベ
ルト1に取り付ける場合や、ケース本体10自体が大き
く、ベルト取付手段20の寸法を大きく確保できる場合
に特に好適である。
【0079】なお、本実施形態では、ベルト取付手段2
0の両端固定部21a,21bの間のほぼ中心の一箇所
に仕切部26を備えてあるが、上述したように、ベルト
1が細幅の場合やベルト取付手段20を比較的大きく形
成できる場合には、仕切部26をベルト取付手段20の
筒長手方向に複数備えることもできる。
【0080】また、仕切部26を、ホックや面ファスナ
等を介して、ケース本体10やベルト取付手段20に対
して着脱自在に構成することも可能である。このよう
に、仕切部26を着脱自在とすることで、仕切部26に
よって仕切られた挿通部22a,22bには挿通できな
い幅の大きいベルト1であっても、仕切部26を取り外
すことで第一挿通部22に挿通することが可能となり、
さらに、挿通可能なベルト1の種類を拡大することがで
きる。
【0081】このように本実施形態の携帯用ケースによ
れば、ベルト取付手段20に仕切部26を設けること
で、両端固定部21a,21bにより形成される第一挿
通部22を二つに仕切ることができるので、ベルト1の
挿通位置を上下二段に調節することができ、より多段階
の調節を可能としてさらに汎用性の高いケースを実現す
ることができる。
【0082】なお、本実施形態を、上述した筒状のベル
ト取付手段にスリット孔を備えた第二実施形態の携帯用
ケースや、帯状部材によりベルト取付手段を構成した第
三実施形態の携帯用ケース、ベルト取付手段の下端を着
脱自在にケース本体側に取り付けた第四実施形態の携帯
用ケースにも適用できることは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明の携帯用ケー
スによれば、使用者のベルトをほぼ直交する縦横二方向
に挿通可能なベルト取付手段を備えることにより、使用
者の好みや体型,取付箇所等に応じて、ケースのベルト
への取付態様を任意に選択することができ、使用者の腹
部や腰部等への圧迫を軽減するとともに、収納物への負
荷等も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る携帯用ケースを示
す背面側から見た全体斜視図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る携帯用ケースを示
す左側面図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係る携帯用ケースを使
用者側のベルトに取り付けた状態を示す背面側から見た
斜視図であり、(a)はケース本体を縦に取り付けた状
態を、(b)はケース本体を横に取り付けた状態を示し
ている。
【図4】本発明の第一実施形態の変形実施形態に係る携
帯用ケースを示す正面側から見た全体斜視図である。
【図5】図4に示す携帯用ケースの右側面図である。
【図6】本発明の第一実施形態の他の変形実施形態に係
る携帯用ケースを示す背面側から見た全体斜視図であ
る。
【図7】本発明の第二実施形態に係る携帯用ケースを示
す背面側から見た全体斜視図である。
【図8】本発明の第二実施形態に係る携帯用ケースを示
す左側面図である。
【図9】本発明の第二実施形態に係る携帯用ケースを使
用者側のベルトに取り付けた状態を示す背面側から見た
斜視図であり、(a)はケース本体を縦に取り付けた状
態を、(b)はケース本体を横に取り付けた状態を示し
ている。
【図10】本発明の第三実施形態に係る携帯用ケースを
使用者側のベルトに取り付けた状態を示す背面側から見
た斜視図であり、(a)はケース本体を縦に取り付けた
状態を、(b)はケース本体を横に取り付けた状態を示
している。
【図11】本発明の第四実施形態に係る携帯用ケースを
示す背面側から見た全体斜視図である。
【図12】本発明の第四実施形態に係る携帯用ケースを
示す左側面図である。
【図13】本発明の第五実施形態に係る携帯用ケースを
示す左側面図である。
【図14】本発明の第五実施形態に係る携帯用ケースを
使用者側のベルトに縦に取り付けた状態を示す背面側か
ら見た斜視図であり、(a)はベルトをベルト取付手段
の上方の挿通部に挿通した状態を、(b)は同じく下方
の挿通部に挿通した状態を示している。
【図15】従来の一般的な携帯用ケースを示す背面側か
ら見た全体斜視図を示している。
【符号の説明】
10 ケース本体 11 収納部 12 蓋部 20 ベルト取付手段 21(21a,21b) 固定部 22 第一挿通部 23 第二挿通部 24(24a,24b,24c,24d) スリット孔 25(25a,25b) ホック 26 仕切部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の携帯用ケースは、内部に携帯対
象物を収納可能なケース本体と、このケース本体をベル
トに取り付けるベルト取付手段とを備え、前記ベルト取
付手段が、中心に前記ベルトを挿通可能な筒状部材から
なるとともに、この筒状部材の開口側の両端に、それぞ
れ前記ケース本体に固定される一対の固定部を備え、こ
の筒状部材の中心部及び前記一対の固定部間により、前
記ベルトがほぼ直交する二方向に挿通可能な挿通部を構
成してある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 このような構成からなる本発明の携帯用ケ
ースによれば、ケース本体に備えられた筒状又は帯状部
材からなるベルト取付手段によって、使用者のベルト
を、ほぼ直交する縦横二方向に挿通することができるの
で、収納物の形状や大きさ、使用者の好み,体型,取付
箇所等に応じて、ケース本体のベルトへの取付態様を任
意に選択することが可能となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 これにより、ケース本体を安定的に保持し
つつ、使用者の腹部や腰部等への圧迫を軽減し、かつ、
収納物への負荷等も防止することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 また、請求項2記載の携帯用ケースは、前
記ベルト取付手段の筒状部材表面に、前記ベルトが挿通
可能な一又は二以上のスリット孔を穿設した構成として
ある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 このような構成からなる本発明の携帯用ケ
ースによれば、ベルト取付手段へスリット孔を形成し、
このスリット孔を利用することによって、ベルトの挿通
位置を適宜調節してケースを取り付けることができ、収
納物の形状,大きさや使用者の体形,取付箇所等に応じ
て、さらにケース本体のベルトへの取付態様を任意に調
節可能となり、より汎用性の高い携帯用ケースを提供す
ることが可能となる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 また、請求項3記載の携帯用ケースは、前
記スリット孔が二以上ある場合に、当該二以上のスリッ
ト孔が異なる大きさに形成された構成としてある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 このような構成からなる本発明の携帯用ケ
ースによれば、スリット孔の大きさを異ならせることに
よって、このスリット孔に挿通するベルトの大きさも異
ならせることができ、一のベルト取付手段によって二以
上の大きさのベルトを挿通させることが可能となり、種
々のベルトに対応可能として本ケースの汎用性をさらに
高めることが可能となる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 また、請求項4記載の携帯用ケースは、前
記ベルト取付手段の両端固定部の少なくとも一方を、前
記ケース本体に着脱自在に固定した構成としてある。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 このような構成からなる本発明の携帯用ケ
ースによれば、ベルト取付手段の固定部を着脱自在に構
成することにより、使用者のベルト等へのケース本体へ
の取付け,取外しを容易に行うことができるとともに、
ベルトに限らず、あらゆる箇所へのケースの取付けも可
能となる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 さらに、請求項5記載の携帯用ケースは、
前記ベルト取付手段の両端固定部間の少なくとも一箇所
に、当該ベルト取付手段と前記ケース本体とを連結し、
当該固定部間により構成された前記挿通部を仕切る仕切
部を備えた構成としてある。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 このような構成からなる本発明の携帯用ケ
ースによれば、ベルト取付手段に仕切部を設けること
で、ベルト取付手段の両端固定部分により形成されるベ
ルトの挿通部を複数に仕切ることができ、ベルトの挿通
位置をさらに多段階に調節可能とし、より汎用性の高い
ケースを実現することができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の携帯用ケースの実
施形態について、図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明の携帯用ケース第一の実
施形態について図1〜図3を参照して説明する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 図1は、本発明の第一実施形態に係る携帯
用ケースを示す背面側から見た全体斜視図である。図2
は、本実施形態に係る携帯用ケースを示す左側面図であ
る。また、図3は、本実施形態に係る携帯用ケースを使
用者側のベルトに取り付けた状態を示す背面側から見た
斜視図であり、(a)はケース本体を縦に取り付けた状
態を、(b)はケース本体を横に取り付けた状態を示し
ている。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に携帯対象物を収納可能なケース本
    体と、このケース本体をベルトに取り付けるベルト取付
    手段とを備え、 前記ベルト取付手段が、前記ベルトをほぼ直交する二方
    向にそれぞれ挿通可能な複数の挿通部を備えたことを特
    徴とする携帯用ケース。
  2. 【請求項2】 前記ベルト取付手段が、中心に前記ベル
    トを挿通可能な筒状部材からなるとともに、この筒状部
    材の開口側の両端に、それぞれ前記ケース本体に固定さ
    れる一対の固定部を備え、 この筒状部材の中心部及び前記一対の固定部間により、
    前記ベルトがほぼ直交する二方向に挿通可能な挿通部を
    構成した請求項1記載の携帯用ケース。
  3. 【請求項3】 前記ベルト取付手段が、両端に、それぞ
    れ前記ケース本体に固定される一対の固定部を備えた帯
    状部材からなるとともに、この帯状部材に、前記ベルト
    が挿通可能な二以上のスリット孔を備え、 この帯状部材のスリット孔及び前記一対の固定部間によ
    り、前記ベルトがほぼ直交する二方向に挿通可能な挿通
    部を構成した請求項1記載の携帯用ケース。
  4. 【請求項4】 前記ベルト取付手段の筒状部材表面に、
    前記ベルトを挿通可能な一又は二以上のスリット孔を穿
    設した請求項2記載の携帯用ケース。
  5. 【請求項5】 前記スリット孔が二以上ある場合に、 当該二以上のスリット孔が異なる大きさに形成された請
    求項3又は4記載の携帯用ケース。
  6. 【請求項6】 前記ベルト取付手段の両端固定部の少な
    くとも一方を、前記ケース本体に着脱自在に固定した請
    求項1から5のいずれか一項記載の携帯用ケース。
  7. 【請求項7】 前記ベルト取付手段の両端固定部間の少
    なくとも一箇所に、当該ベルト取付手段と前記ケース本
    体とを連結し、当該固定部間により構成された前記挿通
    部を仕切る仕切部を備えた請求項1から6のいずれか一
    項記載の携帯用ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004030323A3 (de) * 2002-09-18 2004-10-21 Alexandra Zott Halterung, insbesondere für mobiltelefone
WO2005018355A1 (en) * 2003-08-21 2005-03-03 Light Path Innovations Pty Ltd Load-bearing equipment
JP5885010B1 (ja) * 2015-07-02 2016-03-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 カバーおよび携帯電子機器
WO2021210439A1 (ja) * 2020-04-14 2021-10-21 繁 大野 キャリオンバッグ

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