JP2003090241A - エンジンの制御装置及びそのコンピュータ・プログラム - Google Patents

エンジンの制御装置及びそのコンピュータ・プログラム

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JP2003090241A
JP2003090241A JP2001284320A JP2001284320A JP2003090241A JP 2003090241 A JP2003090241 A JP 2003090241A JP 2001284320 A JP2001284320 A JP 2001284320A JP 2001284320 A JP2001284320 A JP 2001284320A JP 2003090241 A JP2003090241 A JP 2003090241A
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control
control mode
amount
engine
ignition timing
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Application number
JP2001284320A
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English (en)
Inventor
Michio Ito
道生 伊藤
Keitaro Esumi
圭太郎 江角
Naoki Mitsune
直紀 三根
Hideki Furuyama
秀樹 古山
Makio Kondo
真希夫 近藤
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】点火時期の遅角による排気系部品の信頼性を確
保しつつ、可能な限りエンジントルク低減制御を継続す
ることにある。 【解決手段】排気流量が所定量以下の時は遅角量が大き
くされる第1制御モードで、排気流量が所定量以上の時
は第1制御モードに対し遅角量が小さくされる第2制御
モードで点火時期が制御される制御モード切換手段30
aと、第1制御モードでの制御継続時間を計測する制御
継続時間計測手段30g、制御継続時間が所定上限時間
になった時、第1制御モードから第2制御モードに切換
える制御態様変更手段30h、上限時間を第2制御モー
ドの時は第1制御モードの時に対し長くする上限時間設
定手段30iとを有する。従って、第2制御モード時は
第1制御モード時に対し制御継続時間が長くされるた
め、排気温度の上昇を抑制しつつ、エンジントルク低減
制御を継続できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの制御装
置に関し、特に、車両の横滑りや駆動輪スリップを抑制
するためのエンジンの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、駆動輪に過度なスリップが生
じている場合や、車両の旋回挙動が目標の挙動から大き
くずれて過度なアンダーステア傾向にある場合、エンジ
ントルクを低減することによって、上記過度なスリップ
や過度なアンダーステア傾向から正常状態へ復帰させる
ことは知られている。上記エンジンの制御装置におい
て、エンジントルクを低減させるために、点火時期の遅
角や特定気筒に対する燃料の供給を停止するいわゆる燃
料カットが行なわれているが、点火時期の遅角が過度に
行われると、混合気の後燃えによって排気温度が上昇
し、排気系部品の耐久性が悪化するという問題がある。
そこで、上記エンジントルク低減制御の継続時間に上限
時間を設け、エンジントルク低減制御の継続時間が上限
時間になった時は、制御を強制的に終了し、排気系部品
の耐久性を確保することが行われている。(例えば、特
開平7−205684号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術のように、制御の継続時間を上限時間により制限
してしまうと、継続時間が上限時間になった時、制御の
終了に伴いエンジントルクが急変し、運転者が違和感を
感じてしまうという問題がある。
【0004】本発明は、以上のような課題に勘案してな
されたもので、その目的は、点火時期遅角による排気系
部品の信頼性を確保しつつ、可能な限りエンジントルク
低減制御を継続することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にあってはその解決手法として次のようにし
てある。すなわち、本発明の第1の構成において、車両
の駆動力に関わる走行状態を検出する走行状態検出手段
と、該走行状態検出手段により所定の条件が検出された
時、検出された走行状態に応じて少なくともエンジンの
点火時期の遅角量を制御するエンジン制御手段とを備え
たエンシジンの制御装置において、エンジンの排気流量
に関連する値を検出する排気流量検出手段を備え、上記
エンジン制御手段は、上記排気流量検出手段により検出
された排気流量が所定量以下の時は、点火時期の最大遅
角量が大きな値に制限される第1制御モードに基づいて
点火時期の遅角量が制御されるとともに、上記排気流量
検出手段により検出された排気流量が所定量以上の時
は、第1制御モードに対して点火時期の最大遅角量が小
さな値に制限される第2制御モードに基づいて点火時期
の遅角量が制御されるよう制御モードを切換える制御モ
ード切換手段と、該制御モード切換手段により切換えら
れた制御モードに基づく制御の継続時間を計測する制御
継続時間計測手段と、該制御継続時間計測手段により計
測された制御継続時間が所定の上限時間になった時、点
火時期の遅角量が小さくなる方向に制御態様を変更する
制御態様変更手段と、該制御態様変更手段における上限
時間を、第2制御モードの時は第1制御モードの時に対
して長くする上限時間設定手段とを有する、ようにして
ある。第2制御モードの時は、点火時期の最大遅角量が
小さな値に制限され、その制限によってもともと排気温
度の上昇が抑制されているため、制御の継続時間を長く
して排気温度上昇への影響が少ない。本発明の第1の構
成によれば、第2制御モードの時は、第1制御モードの
時に対して制御継続時間の上限時間が長く設定されるた
め、排気温度の上昇を抑制しつつ、エンジントルク低減
制御を継続できる。
【0006】本発明の第2の構成において、上記エンジ
ン制御手段は、上記制御継続時間計測手段により第1制
御モードでの制御継続時間が所定の上限時間になったこ
とが計測された時、その後所定の第1制御モード禁止時
間が経過するまでの間は、上記排気流量検出手段により
検出された排気流量と上記所定量との大小関係に関わら
ず制御モードを第2制御モードに固定する制御モード固
定手段とを有する、ようにしてある。第1制御モードの
時は、点火時期の最大遅角量が大きな値に制限され、点
火時期の遅角量が可能な限り大きくされることから、排
気温度が上昇し易い。これに対し、第2制御モードで
は、点火時期の最大遅角量が小さな値に制限されるた
め、排気温度は低下する。本発明の第2の構成によれ
ば、第1制御モードの継続時間が所定の上限時間になっ
た後所定の第1制御モード禁止時間が経過するまでの間
は、制御モードが第2制御モードに固定されるため、長
期に亘り第1制御モードが実行されて排気温度が上昇し
ても、その後所定時間は点火時期の遅角量が小さな値に
制限され、排気温度を低下できる。
【0007】本発明の第3の構成において、少なくとも
コンピュータ及び点火プラグを含む車両用のエンジンの
制御装置に組込まれ、車両の駆動力に関わる走行状態を
検出する第1手順と、エンジンの排気流量に関連する値
を検出する第2手順と、第1手順により所定の条件が検
出され、かつ第2手順により排気流量が所定量以下の状
態が検出された時は、検出された走行状態に応じて点火
時期の遅角量を制御するとともに、点火時期の最大遅角
量を大きな値に制限する第3手順と、第1手順により所
定の条件が検出され、かつ第2手順により排気流量が所
定量以上の状態が検出された時は、検出された走行状態
に応じて点火時期の遅角量を制御するとともに、排気流
量が所定量以下の状態に対して点火時期の最大遅角量を
小さな値に制限する第4手順と、第3手順若しくは第4
手順に基づく点火時期制御開始からの継続時間を計測す
る第5手順と、第5手順により計測された制御継続時間
が所定の上限時間になった時、点火時期の遅角量が小さ
くなる方向に制御態様を変更する第6手順と、第6手順
の上限時間を、第3手順の時は第4手順の時に対して長
くする第7手順とを、上記エンジンの制御装置に実行さ
せるようにしてある。本発明の第3の構成によれば、第
2制御モードの時は、第1制御モードの時に対して制御
継続時間の上限時間が長く設定されるため、排気温度の
上昇を抑制しつつ、エンジントルク低減制御を継続でき
る。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、点火時期遅角による排
気系部品の信頼性を確保しつつ、エンジントルク低減制
御を継続できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、ブレーキ制御を行うための
ブレーキ制御ユニット20、エンジン制御を行うための
エンジン制御ユニット30、各種センサ及び各種制御ユ
ニットにより駆動される各種アクチュエータとの入出力
関係を示す全体構成図である。本実施形態では、エンジ
ン制御ユニット30によって制御されるエンジンとし
て、各気筒毎に燃料噴射弁、点火プラグを各々備えた4
気筒エンジンに適用した例を示す。尚、図1では、点火
プラグでの点火時期を制御するための点火コイルを図示
し、点火プラグの図示は省略する。
【0010】ブレーキ制御ユニット20には、右側前輪
の車輪速を検出するための車輪速センサー1、左側前輪
の車輪速を検出するための車輪速センサー2、右側後輪
の車輪速を検出するための車輪速センサー3、左側後輪
の車輪速を検出するための車輪速センサー4、ヨーレー
トセンサー5、横加速度センサー6及び舵角センサー7
の検出値が入力される。
【0011】ブレーキ制御ユニット20は、メモリに記
憶されたコンピュータ・プログラムに基づいて各車輪に
対応して各々設けられたブレーキアクチュエータ8を各
々独立して制御するようになっており、具体的には、車
両の旋回状態を判定するための旋回状態判定手段20
a、駆動輪のスリップ状態を判定するための駆動輪スリ
ップ判定手段20b、旋回状態判定手段20a若しくは
駆動輪スリップ判定手段20bにより判定された旋回状
態若しくは駆動輪スリップ状態に基づいて目標制動力を
演算する目標制動力演算手段20c及び旋回状態判定手
段20a若しくは駆動輪スリップ判定手段20bにより
判定された旋回状態若しくは駆動輪スリップ状態に基づ
いて駆動力(トルク)が低下するよう要求トルクを演算
する要求トルク演算手段20dから構成されている。
尚、9は車両の旋回状態制御(以下、DSC制御)実行
中に点灯される点灯ランプ、10は駆動輪のスリップ状
態制御(以下、TCS制御)実行中に点灯される点灯ラ
ンプである。
【0012】エンジン制御ユニット30は、エンジン回
転数を検出するエンジン回転数センサー11、エンジン
に吸入される空気量を検出するエアーフローセンサー1
2の検出値及びブレーキ制御ユニット20の要求トルク
演算手段20dにより演算された要求トルクが入力され
る。
【0013】エンジン制御ユニット30は、メモリに記
憶されたコンピュータ・プログラムに基づいて各気筒の
燃料噴射弁13、点火コイル14を各々独立して制御す
るようになっており、具体的には、ブレーキ制御ユニッ
ト20の要求トルク演算手段20dで演算されたトルク
ダウン要求(要求トルク)を受け取った時、排気流量と
相関のある吸気充填効率(吸入空気量をエンジン回転数
で除した値で、エンジン1回転当たりの吸入空気量を示
す)が所定量より大きいか否かを判定し、その判定結果
に基づいて制御モードを点火時期の遅角量のガード値が
大きな値に設定される(本実施形態では、ガードがない
例を示す。)第1制御モードと、点火時期の遅角量のガ
ード値が第1制御モードに対して小さな値に設定される
第2制御モードとのいずれかに切換える制御モード切換
手段30a、燃料カット気筒数に応じて上記制御モード
切換手段30aの所定量を設定する所定量設定手段30
b、ブレーキ制御ユニット20から要求トルクを受け、
トルクダウン制御を開始してからの経過時間を計測する
経過時間計測手段30c、該経過時間計測手段30cに
より計測された経過時間が所定時間を経過するまでの間
は、所定量と吸気充填効率との比較結果に関わらず制御
開始直前若しくは制御開始時に検出されたエンジン回転
数と吸気充填効率とに基づいて制御モードを固定する制
御モード固定手段30d、制御モードが第1制御モード
から第2制御モードに移行されたことを検出する移行状
態検出手段30e、該移行状態検出手段30eにより制
御モードが第1制御モードから第2制御モードに移行し
たことが検出された時は、上記モード切換用の所定量と
吸気充填効率との比較結果に関わらず第2制御モードに
固定する第1の第2制御モード固定手段30f、第1制
御モードでの制御継続時間をを計測する制御継続時間計
測手段30g、該制御継続時間計測手段30gにより計
測された制御継続時間が所定の上限時間になった時、点
火時期の遅角量が小さくなるように第1制御モードから
第2制御モードに制御モードを切換える制御態様変更手
段30h、該制御態様変更手段30hにおける上限時間
を、第2制御モードの時は第1制御モードの時に対して
長くする上限時間設定手段30iから構成される。ま
た、エンジン制御ユニット30では後述するベースエン
ジントルクを演算し、演算したベースエンジントルクを
ブレーキ制御ユニット20に出力するようになってい
る。
【0014】以下、上記各制御ユニット20、30に基
づく制御の詳細を図2〜図7に基づいて説明する。
【0015】(ブレーキによるDSC制御)図2におい
て、まず、ステップ1において各車輪速センサー1〜4
の検出値、ヨーレートセンサー5の検出値、横加速度セ
ンサー6の検出値、舵角センサー7の検出値及びエンジ
ン制御ユニット30において演算されたベースエンジン
トルクが入力される。
【0016】ステップS2では、各車輪速センサー1〜
4の検出値の内、最大値を除く3つの検出値に基づいて
平均値を演算し、その平均値を車体速度Vとする。ステ
ップS3では、車体速度V、舵角Θに基づいて第1目標
ヨーレート値ω1を演算する。具体的には、以下の式に
基づき演算する。 ω1=V×Θ×((1−k×V×V)×L) V:車体速度 Θ:舵角 k:車体特有の定数 L:ホイールベース
【0017】ステップS4では、横加速度に対する車体
速度Vとの比に基づいて第2目標ヨーレート値ω2を演
算する。ステップS5では、ステップS3で演算した第
1目標ヨーレート値ω1と、ステップS4で演算された
第2目標ヨーレート値ω2との内大きい値を最終的な目
標ヨーレートωtとして設定し、ステップS6では、ス
テップS4で設定された最終的な目標ヨーレートωtと
ヨーレートセンサー5により検出された実際のヨーレー
トωrとの偏差Δωを演算する。
【0018】ステップS7では、左回りのヨーレートが
所定値以上で、左旋回中か否か判定し、YESと判定さ
れた時は、ステップS8に進む。続く、ステップS8で
は、ステップS6で演算された偏差Δωが閾値Thos
1(0ではない正の値)以上か否か判定し、YESと判
定された時は、左旋回中におけるオーバーステア状態と
判定できるため、ステップS9で後述するTCS制御を
禁止するTCS制御禁止フラグFDを1にセットした
後、ステツプS10でΔωが大きい程旋回外輪(右輪)
のブレーキ力を大きくすべくブレーキアクチュエータ8
を制御する。
【0019】ステップS8でNOと判定された時は、ス
テップS11に進み、ステップS6で演算された偏差Δ
ωが閾値Thus1(0ではない負の値)よりも小さい
か否か判定する。ステップS11でYESと判定された
時は、左旋回中におけるアンダーステア状態と判定でき
るため、ステップS12でステップS9と同様TCS制
御を禁止するTCS制御禁止フラグFDを1にセットし
た後、ステップS13でΔωにが大きい程旋回内輪(左
輪)のブレーキ力を大きくすべくブレーキアクチュエー
タ8を制御する。尚、ステップS12でTCS制御を禁
止したのは、TCS制御との干渉を避けるためである。
続く、ステップS14では、エンジン制御も併せて実行
し、左旋回中におけるアンダーステア状態を正常状態に
速やかに復帰させるため、Δωが大きい程トルクダウン
量を大きくすべく、後述するエンジン制御ユニット30
で演算された現在のベースエンジントルクに基づいてト
ルクダウン後の要求トルクを演算、例えば、現在のベー
スエンジントルクからΔω相当のエンジントルクダウン
量を減算して求め、求められた要求トルクをエンジン制
御ユニット30へ出力する。
【0020】また、上記ステップS7でNOと判定され
た時は、ステップS15に進み、ステップS15では右
回りのヨーレートが所定値以上で、右旋回中か否か判定
する。ステップS15でYESと判定された時は、続
く、ステップS16で、ステップS6で演算された偏差
Δωが閾値Thos2(0ではない負の値)以下か否か
判定し、YESと判定された時は、右旋回中におけるオ
ーバーステア状態と判定できるため、ステップS17で
ステップS9、S12と同様TCS制御を禁止するTC
S制御禁止フラグFDを1にセットした後、ステツプS
18でΔωにが大きい程旋回外輪(左輪)のブレーキ力
を大きくすべくブレーキアクチュエータ8を制御する。
【0021】ステップS16でNOと判定された時は、
ステップS19に進み、ステップS6で演算された偏差
Δωが閾値Thos2(0ではない正の値)よりも大き
いか否か判定する。ステップS19でYESと判定され
た時は、右旋回中におけるアンダーステア状態と判定で
きるため、ステップS20でステップS9、S12、S
17と同様TCS制御を禁止するTCS制御禁止フラグ
FDを1にセットした後、ステップS21でΔωにが大
きい程旋回内輪(右輪)のブレーキ力を大きくすべくブ
レーキアクチュエータ8を制御する。続く、ステップS
22では、ステップS14と同様Δωが大きい程トルク
ダウン量を大きくすべく、現在のベースエンジントルク
に基づいて要求トルクを演算し、エンジン制御ユニット
30へ出力する。
【0022】尚、ステップS11、S15、S19のい
ずれかの判定でNOと判定された時は、DSC制御を行
うことなくステップS23に進み、TCS制御禁止フラ
グFDを0にリセットする
【0023】(ブレーキによるTCS制御)図3におい
て、ステップS100では、図2のステップS1と同様
各種センサ検出値を入力するとともに、ステップS10
1では、図2のステップS2と同様に車体速度Vを演算
する。ステップS102では、右側駆動輪と車体速度V
との差に基づいて右側駆動輪スリップ量ΔVrを演算
し、ステップS103では、左側駆動輪と車体速度Vと
の差に基づいて左側駆動輪スリップ量ΔVrを演算す
る。尚、スリップ量(駆動輪速−車体速度V)に代えて
スリップ率(1−車体速度V/駆動輪速)を用いてもよ
い。
【0024】続く、ステップS104では、ステツプS
102若しくはステップS103で演算された右側駆動
輪スリップ量Vrと、左側駆動輪スリップ量Vrとの内
いずれか一方がエンジン制御用TCS制御開始閾値VO
以上か否か判定し、ステツプS104でYESと判定さ
れた時は、ステップS105に進む。ステップS105
では、前述のTCS作動禁止フラグFDの状態からDS
C制御中か否か判定し、NOと判定された時は、ステッ
プS106でステップS102、S103で演算された
右側駆動輪スリップ量ΔVrと左側駆動輪スリップ量Δ
Vrとの内、大きいスリップ量に基づいてスリップ量が
大きい程トルクダウン量が大きくなるように、現在のベ
ースエンジントルクに基づいて要求トルクを演算し、エ
ンジン制御ユニット30へ出力する。尚、要求トルクの
演算は、図2のステップS14、S22と同様である。
【0025】続く、ステップS107では、ステップS
102、S103で演算された右側駆動輪スリップ量Δ
Vrと左側駆動輪スリップ量ΔVrとの内いずれか一方
がブレーキ制御用TCS制御開始閾値VB以上か否か判
定する。尚、ブレーキ制御用TCS制御開始閾値VB
は、エンジン制御用TCS制御開始閾値VOに対して大
きな値に設定されている。ステップS107でYESと
判定された時は、ステップS108に進み、ステップS
102、S103で演算された右側駆動輪スリップ量Δ
Vrと左側駆動輪スリップ量ΔVrとの内、大きいスリ
ップ量に基づいてスリップ量が大きい程駆動輪に大きな
ブレーキ力をかけるため、ブレーキアクチュエータ8を
制御する。ステップS107でNOと判定された時は、
ブレーキ制御によるTCS制御の必要がないため、ステ
ップS108の処理を行うことなくリターンする。ま
た、上記ステップS104でNOと判定された時も、エ
ンジン制御によるTCS制御及びブレーキ制御によるT
CS制御の必要がないため、ステップS106、S10
8の処理を行うことなくリターンする。尚、ステップS
105でYESと判定された時は、DSC制御との干渉
を避けるため、TCS制御を行うことなくリターンす
る。
【0026】(エンジンによるDSC、TCS制御)図
4において、ステップS200では、エンジン回転数セ
ンサにより検出されたエンジン回転数、エアフローセン
サーにより検出された吸入空気量を入力する。ステップ
S201では、ブレーキ制御ユニット20からDSC制
御若しくはTCS制御に基づくトルクダウン要求がある
か否か判定する。つまり、図2におけるステップS1
4、ステップS22若しくは図3におけるステップS1
06で演算された要求トルク量が、エンジン制御ユニッ
ト30に出力されているか否か判定する。
【0027】ステップS201でYESと判定された時
は、ステップS202で現在のエンジンの運転状態、例
えば、エンジン回転数、吸入空気量、燃料噴射量(エン
シジン回転数、吸入空気量等に基づいて演算された
値)、点火時期等に応じて現在のベースエンジントルク
(DSC制御、TCS制御実行前のエンジントルク)を
演算する。ステップS203では、ブレーキ制御ユニッ
ト20から出力された要求トルクを変速機のギヤ比で除
することにより要求エンジントルクとして演算する。続
く、ステップS204では、ステップS202で演算し
たベースエンジントルクと、ステップS203で演算さ
れた要求エンジントルクとに基づいて要求トルクダウン
率を演算する。要求トルクダウン率は、例えば、以下の
式によって演算される。 (ベースエンジントルク−要求トルク)/ベースエンジ
ントルク ステップS205では、ステップS204で演算された
要求トルクダウン率がエンストガードよりも小さいか否
か判定する。ここで、エンストガードは、DSC制御若
しくはTCS制御によるトルクダウン制御によってエン
ジンストールしないようトルクダウン制御を制限するも
のであり、エンジン回転数が低い程小さい値に設定され
ている。
【0028】ステップS205でYESと判定された時
は、ステップS206に進み、要求トルクダウン率に応
じて燃料カット気筒数Nfを設定し、燃料カットを実行
する。要求トルクダウン率に応じた燃料カット気筒数N
fは、例えば、下記表1に基づいて設定される。
【表1】 続く、ステップS207では、ステップS203で演算
された要求エンジントルクとステップS206で設定さ
れた燃料カット気筒数Nfとに基づいて点火時期の遅角
量を設定する。つまり、燃料カット気筒数Nfと点火時
期の遅角量との組み合わせによってエンジントルクダウ
ン量を要求トルクダウン率相当に調整しているため、燃
料カット気筒数Nfだけでは要求トルクダウン率に対し
て不足するトルクダウン量に対応させて点火時期の遅角
量を設定し、リニアなトルクダウン制御を行うようにな
っている。
【0029】続く、ステツプS208では、点火時期制
御の制御モードが点火時期の遅角量のガードが大きい値
(ここでは、ガードがない例を示す。)に制限される第
1制御モードか否か判定する。尚、ステップS208の
判定は、図5〜図7の説明にて後述する。ステップS2
08でYESと判定された時は、ステップS209で設
定された遅角量に基づいて点火が実行されるよう点火コ
イルに対する通電開始、通電終了時期を制御する。
【0030】ステップS208でNOと判定された時、
つまり、第2制御モードと判定された時は、ステップS
210で点火時期の遅角量のガード値Lを設定する。ガ
ード値Lは、エンジン回転数が大きいほど小さく、燃料
カット気筒数が多い程大きくするように設定される。こ
れは、エンジン回転数が高い程排気温度が高くなり、ま
た、燃料カット気筒数が多い程、燃料カット気筒から排
気通路に排出される空気量が多くなり排気温度の上昇が
抑制されるためである。続く、ステップS211では、
ステップS207で設定された遅角量がステップS21
0で設定されたガード値Lよりも大きいか否か判定し、
YESと判定された時は、ステップS212で遅角量を
ガード値Lに規制した後、ステップS209でそのガー
ド値Lに基づいて点火が実行されるよう点火コイルに対
する通電開始、通電終了時期を制御する。ステップS2
11でNOと判定された時は、ステップS209に進
み、ステップS207で設定された遅角量に基づいて点
火が実行されるよう点火コイルに対する通電開始、通電
終了時期を制御する。尚、ステップS201、S205
でNOと判定された時は、ステップS213に進み、通
常のエンジン制御を行う。
【0031】次に、図4のステップS208の制御モー
ド判定について、図5〜図7に基づき詳述する。図5に
おいて、ステップS300では、ブレーキ制御ユニット
20からDSC制御若しくはTCS制御に基づくトルク
ダウン要求があるか否か判定する。ステップS300で
YESと判定された時は、ステップS301でDSC制
御若しくはTCS制御開始後の経過時間が所定時間を経
過したか否か判定する。ステップS301でYESと判
定された時は、ステップS302で図6に示される制御
モード切換えマップに基づいて制御モードを判定する。
上記制御モード切換えマップは、エンジン回転数と吸気
充填効率とのパラメータに基づいて設定されており、エ
ンジン回転数が高くなる程モード切換用の所定量として
の吸気充填効率が小さくなるよう設定されている。ま
た、上記所定量は、燃料カット気筒数に応じて可変とさ
れ、燃料カット気筒数が0気筒の時と3気筒の時とで所
定量が切換えられる。図6において、実線SAは燃料カ
ット気筒数が0気筒に設定された場合の所定量を示し、
波線SBは燃料カット気筒数が3気筒に設定された場合
の所定量を示しており、3気筒の場合は0気筒の場合に
対して大きな値が設定されている。そして、演算された
吸気充填効率と図6の所定量とを比較し、比較の結果、
吸気充填効率が所定量よりも小さい時第1制御モードと
判定し、吸気充填効率が所定量よりも大きい時第2制御
モードと判定する。
【0032】ステップS301でNOと判定された時
は、ステップS303でDSC制御若しくはTCS制御
開始直前若しくは制御開始時に検出されたエンジン回転
数と吸気充填効率とに基づいて制御モードを判定する。
ステップS303では、制御開始後所定時間経過するま
での間は、制御開始時からエンジン回転数、吸気充填効
率が変化したとしても最初に判定された制御モードに制
御モードが固定される。
【0033】ステップS304では、ステップS30
2、S303で判定された制御モードが第1制御モード
か否か判定する。ステップS304でYESと判定され
た時は、ステップS305で後述する第1の第1制御モ
ード禁止フラグF1が1にセットされている状態、つま
り、第1制御モード禁止状態か否かを判定する。ステッ
プS305でNOと判定された時は、ステップS306
で後述する第2の第1制御モード禁止フラグF2が1に
セットされている状態、つまり、第1制御モード禁止状
態か否かを判定する。ステップS306でNOと判定さ
れた時は、第1制御モード禁止状態ではないことから、
ステップS307で最終的に制御モードを第1制御モー
ドとして設定する。尚、第2の第1制御モード禁止フラ
グF2の設定については、図7の説明にて後述する。
【0034】ステップS305若しくはステップS30
6のいずれかの判定において、YESと判定された時
は、第1制御モードが禁止状態にあるため、ステップS
308で制御モードを第2制御モードに設定する。ステ
ップS304でNOと判定された時は、ステップS30
9で前回の制御モードが第1制御モードであったか否か
判定する。ステップS309でYESと判定された時、
つまり、第1制御モードから第2制御モードへの移行が
検出された時は、ステップS310で第1の第1制御モ
ード禁止フラグF1を1に設定し、続く、テップS30
8で制御モードを第2制御モードに設定する。また、ス
テップS309でNOと判定された時は、ステップS3
08で制御モードを第2制御モードに設定する。
【0035】尚、上記ステップS300でNOと判定さ
れた時は、ステップS311で第1の第1制御モード禁
止フラグF1、第2の第1制御モード禁止フラグF2が
ともに0にリセットされる。
【0036】次に、第2の第1制御モード禁止フラグF
2の設定について、図7に基づいて説明する。図7のス
テップS400において、制御モードが第1制御モード
に設定されているか否か判定する。ステップS400で
YESと判定された時は、ステツプS401において第
1制御モード継続時間カウンタT1が所定の上限時間T
10になったか否か判定する。ステップS401でNO
と判定された時は、ステップS402で継続時間カウン
タT1をカウントアップする。
【0037】ステップS401でYESと判定、つま
り、第2制御モード状態においてDSC制御若しくはT
CS制御開始から制御時間が所定の上限時間T10まで
継続された時は、ステップS403で第2の第1制御モ
ード禁止フラグF2を1にセットし、ステップS404
で継続時間カウンタT1を0にリセットする。続く、ス
テップS405では、第2の第1制御モード禁止フラグ
F2が1にセットされ、第1制御モードが禁止されてか
らの禁止時間カウンタT2が所定値T20になったか否
かを判定する。ステップS405でNOと判定された時
は、ステップS406で禁止時間カウンタT2をカウン
トアップする。
【0038】ステップS405でYESと判定された時
は、ステップS407で第2の第1制御モード禁止フラ
グF2を0にリセットし、ステップS408で禁止時間
カウンタT2を0にリセットする。
【0039】また、ステップS400でNOと判定され
た時は、以降の処理によって、第2制御モードにおける
点火時期の最大遅角量のガード値Lが小さい値に変更さ
れる。
【0040】ステップS409では、第2制御モード継
続時間カウンタT3が所定の上限時間T30になったか
否か判定する。ここで、第2制御モードにおける上限時
間T30は第1制御モードの上限時間T10よりも長く
設定される。つまり、第2制御モードは、点火時期の最
大遅角量がガード値Lによって制限されており、その制
限によってもともと排気温度上昇が抑制されていること
から、制御継続時間に対する上限時間を長くすることが
可能である。
【0041】ステップS409でNOと判定された時
は、ステップS410で継続時間カウンタT3をカウン
トアップする。ステップS409でYESと判定、つま
り、DSC制御若しくはTCS制御開始から制御時間が
所定の上限時間T30まで継続された時は、ステップS
411で第2制御モード継続時間カウンタT3を0にリ
セットした後、続くステップS412では図4のステッ
プS210で設定された遅角量ガード値Lを所定量小さ
くする。
【0042】ステップS413では、ガード値L補正カ
ウンタT4が所定値T40になつたか否かを判定する。
ステップS413でNOと判定された時は、ステップS
414でガード値L補正カウンタT4をカウントアツプ
する。ステップS413でYESと判定された時は、ス
テップS415で遅角量ガード値Lを図4のステップS
210で設定された遅角量ガード値Lに復帰させ、ステ
ップS416でガード値L補正カウンタT4を0にリセ
ットする。
【0043】以上、本実施形態によれば、以下の効果が
得られる。 (1)制御モード切換えマップの切換え用の所定量が、
燃料カット気筒数が増加する程大きな値SAに設定され
るため、点火時期の遅角量にガードがなされない第1制
御モードが高吸気充填効率側に拡大され、リニアなエン
ジントルクダウン制御領域を拡大することができる。 (2)DSC制御若しくはTCS制御開始から所定時間
が経過するまでの間は、制御開始直前若しくは制御開始
時に検出されたエンジン回転数と吸気充填効率とに基づ
いて制御モードが固定されるため、DSC制御若しくは
TCS制御開始初期に安定した点火時期制御を行うこと
ができる。 (3)第1制御モードから第2制御モードへの移行が検
出された時は、その後DSC制御若しくはTCS制御が
終了するまでは制御モードが第2制御モードに固定され
るため、点火時期の最大遅角量が小さい値に制限され、
排気温度の上昇を抑制できる。 (4)点火時期の最大遅角量が大きくされる第1制御モ
ード継続時間Tが所定の上限時間T10に達した時は、
その後所定の禁止時間T2が経過するまでは第1制御モ
ードが禁止されるため、排気温度の上昇を抑制できる。 (5)点火時期の最大遅角量が小さくされる第2制御モ
ードが実行される時は、第1制御モードに対して制御継
続時間が長く設定されるため、可能な限りエンジントル
クダウン制御を継続できる。
【0044】尚、本実施形態では、第1制御モードにお
ける点火時期の最大遅角量に対するガード値Lを設定し
ない例を示したが、ガード値Lを設定するとともに、そ
のガード値Lを第2制御モードに対して大きな値に設定
するようにしてもよい。また、本実施形態では、第1制
御モードにおける制御継続時間の上限時間に対し第2制
御モードにおける制御継続時間の上限時間を長く設定す
る例を示したが、第2制御モードにおける上限時間を設
定しない、つまり、上限時間を無制限とすることによっ
て、第2制御モードにおける上限時間を第1制御モード
における上限時間よりも長くしてもよい。また、本実施
形態では、第1制御モードの制御継続時間が上限時間に
なった時、第2制御モードに切換えることによって点火
時期の遅角量が小さくなる例を示したが、第1制御モー
ドのまま、第1制御モードにおける点火時期の最大遅角
量に対するガードを小さい値に変更するようにしてもよ
い。また、本実施形態では、制御モード切換え用マップ
の所定量を燃料カット気筒数が0の時と、3の時とで2
段階の切換えを行う例を示したが、燃料カット気筒数の
増加に対応させて所定量をリニアに変えてもよい。ま
た、本実施形態では、排気流量を吸気充填効率に基づい
て間接的に検出する例を示したが、排気通路に流量セン
サを設け、排気流量を直接的に検出するようにしてもよ
い。また、本実施形態では、排気流量に関連する値とし
て吸気充填効率を使用する例を示したが、吸気充填効率
に代えてエアフローセンサ12により検出された吸入空
気量そのもの、スロットル開度若しくは吸気圧力を使用
してもよい。また、本実施形態では、4気筒エンジンに
適用した例を示したが、V型6気筒エンジン等その他の
気筒数を有するエンジンに適用させてもよい。また、本
実施形態では、本発明に関わる制御を実行させるコンピ
ュータ・プログラムをエンジン制御ユニット30のメモ
リに記憶させて実行させる例を示したが、エンジン制御
ユニット30とは別体の記憶媒体(CD−ROM等)に
記憶させて実行させてもよい。また、上記コンピュータ
・プログラムを、インターネットなどの無線通信手段を
介して入手し、書き換え可能なROMに記憶させる事に
よって実行させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御システム構成図。
【図2】ブレーキDSC制御内容を示すフローチャー
ト。
【図3】ブレーキTCS制御内容を示すフローチャー
ト。
【図4】エンジン制御内容を示すフローチャート。
【図5】制御モード判定制御内容を示すフローチャー
ト。
【図6】制御モード切換え用マップ。
【図7】第2の第1制御モード禁止フラグ設定制御内容
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1〜4:車輪速センサー 5:ヨーレートセンサー 6:横加速度センサー 7:舵角センサー 30:エンジン制御ユニット 30a:制御モード切換手段 30g:制御継続時間計測手段 30h:制御態様変更手段 30i:上限時間設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古山 秀樹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 近藤 真希夫 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D037 FA21 FB00 3G022 DA02 DA07 DA10 EA07 GA00 GA05 GA06 GA08 GA19 3G093 BA01 DA01 DA08 DA09 DB00 DB02 DB05 DB23 EA05 EA08 EA13 FA10 FA11 FB02 FB04 FB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の駆動力に関わる走行状態を検出する
    走行状態検出手段と、 該走行状態検出手段により所定の条件が検出された時、
    検出された走行状態に応じて少なくともエンジンの点火
    時期の遅角量を制御するエンジン制御手段とを備えたエ
    ンジンの制御装置において、 エンジンの排気流量に関連する値を検出する排気流量検
    出手段を備え、 上記エンジン制御手段は、上記排気流量検出手段により
    検出された排気流量が所定量以下の時は、点火時期の最
    大遅角量が大きな値に制限される第1制御モードに基づ
    いて点火時期の遅角量が制御されるとともに、上記排気
    流量検出手段により検出された排気流量が所定量以上の
    時は、第1制御モードに対して点火時期の最大遅角量が
    小さな値に制限される第2制御モードに基づいて点火時
    期の遅角量が制御されるよう制御モードを切換える制御
    モード切換手段と、 該制御モード切換手段により切換えられた制御モードに
    基づく制御の継続時間を計測する制御継続時間計測手段
    と、 該制御継続時間計測手段により計測された制御継続時間
    が所定の上限時間になった時、点火時期の遅角量が小さ
    くなる方向に制御態様を変更する制御態様変更手段と、 該制御態様変更手段における上限時間を、第2制御モー
    ドの時は第1制御モードの時に対して長くする上限時間
    設定手段とを有する、 ことを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】上記エンジン制御手段は、上記制御継続時
    間計測手段により第1制御モードでの制御継続時間が所
    定の上限時間になったことが計測された時、その後所定
    の第1制御モード禁止時間が経過するまでの間は、上記
    排気流量検出手段により検出された排気流量と上記所定
    量との大小関係に関わらず制御モードを第2制御モード
    に固定する第2制御モード固定手段とを有する、 ことを特徴とする請求項1記載のエンジンの制御装置。
  3. 【請求項3】少なくともコンピュータ及び点火プラグを
    含む車両用のエンジンの制御装置に組込まれ、 車両の駆動力に関わる走行状態を検出する第1手順と、 エンジンの排気流量に関連する値を検出する第2手順
    と、 第1手順により所定の条件が検出され、かつ第2手順に
    より排気流量が所定量以下の状態が検出された時は、検
    出された走行状態に応じて点火時期の遅角量を制御する
    とともに、点火時期の最大遅角量を大きな値に制限する
    第3手順と、 第1手順により所定の条件が検出され、かつ第2手順に
    より排気流量が所定量以上の状態が検出された時は、検
    出された走行状態に応じて点火時期の遅角量を制御する
    とともに、排気流量が所定量以下の状態に対して点火時
    期の最大遅角量を小さな値に制限する第4手順と、 第3手順若しくは第4手順に基づく点火時期制御開始か
    らの継続時間を計測する第5手順と、 第5手順により計測された制御継続時間が所定の上限時
    間になった時、点火時期の遅角量が小さくなる方向に制
    御態様を変更する第6手順と、 第6手順の上限時間を、第3手順の時は第4手順の時に
    対して長くする第7手順とを、 上記エンジンの制御装置に実行させることを特徴とする
    コンピュータ・プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009162185A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2010065570A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Toyota Motor Corp 車両制御装置

Cited By (3)

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JP4548486B2 (ja) * 2008-01-09 2010-09-22 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP2010065570A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Toyota Motor Corp 車両制御装置

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