JP6933148B2 - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6933148B2
JP6933148B2 JP2018002725A JP2018002725A JP6933148B2 JP 6933148 B2 JP6933148 B2 JP 6933148B2 JP 2018002725 A JP2018002725 A JP 2018002725A JP 2018002725 A JP2018002725 A JP 2018002725A JP 6933148 B2 JP6933148 B2 JP 6933148B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
value
damping
engine
calculation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018002725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019120240A (ja
Inventor
河合 利元
利元 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018002725A priority Critical patent/JP6933148B2/ja
Publication of JP2019120240A publication Critical patent/JP2019120240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6933148B2 publication Critical patent/JP6933148B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、エンジンのトルク制御を行うエンジン制御装置に関する。
車載用のエンジンでは、運転者のアクセルペダルの操作量に応じてエンジンの要求トルクを演算し、その要求トルク分のエンジントルクが発生するようにエンジンのトルク制御を行っている。ただし、要求トルクが急減したときにその要求トルクにそのまま追従してエンジントルクを変化させると、トルクの急減による減速ショックが発生してしまう。これに対して、特許文献1には、要求トルクが急激に変化した場合、要求トルクの変化に対してエンジントルクを緩やかに変化させるトルク徐変処理を行うエンジン制御装置が記載されている。トルク徐変処理は、エンジントルクの制御目標値である目標トルクを、要求トルクの変化に対して緩やかに変化する値として演算することで行われる。
特開2010−174847号公報
トルク徐変処理を行えば、アクセルペダルの踏み離しにより要求トルクが急減したときのエンジントルクの減少速度が緩和されるため、減速ショックの発生が抑えられる。しかしながら、エンジンの運転中は終始に亘って、目標トルクの演算を行う必要があり、制御装置の演算負荷が大きくなる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、演算負荷の増加を抑えつつ、減速ショックを効果的に抑制できるエンジン制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するエンジン制御装置は、エンジンのトルク制御を行うものであって、運転者のアクセルペダルの操作量に応じてエンジントルクの要求値である要求トルクを演算する要求トルク演算処理と、既定の減速ショック域閾値から既定の減衰終了値まで時間の経過と共に徐々に減少していく値として減衰トルクを演算する減衰トルク演算処理と、減衰トルク演算処理が実行されている期間に、要求トルク及び減衰トルクのうちのより大きい方の値となるようにエンジントルクを制御するトルク徐変処理と、を実行する。さらに、同エンジン制御装置は、エンジントルクの現在の値である出力トルク及び要求トルクの双方が減速ショック域閾値を超える値から同減速ショック域閾値以下の値に減少したときに減衰トルク演算処理を開始するとともに、減衰トルクの値が減衰終了値以下に減少したときに同減衰トルク演算処理を終了している。
こうしたエンジン制御装置では、出力トルク及び要求トルクの双方が減速ショック閾値を跨いで減少したときに減衰トルクの演算を開始し、その後、減衰トルクの値が減衰終了値以下に減少するまで、既定のシーケンスに従って時間の経過と共に減少していく値として減衰トルクの値を演算している。そして、こうした減衰トルクの演算の開始から終了までの期間、要求トルク及び減衰トルクのうちのより大きい方の値となるようにエンジントルクを制御している。そのため、限られた期間にのみ減衰トルクの演算を行いつつも、要求トルクの急減に対してエンジントルクを緩やかに減少させて減速ショックを抑えることが可能となる。したがって、演算負荷の増加を抑えつつ、減速ショックを効果的に抑制できる。
エンジン制御装置の一実施形態の構成を模式的に示す略図。 同エンジン制御装置が実行するトルク制御ルーチンのフローチャート。 同トルク制御ルーチンのフローチャート。 同実施形態の制御態様の一例を示すタイムチャート。
以下、エンジン制御装置の一実施形態を、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、車両10にはエンジン11が搭載されている。エンジン11は、吸入空気量GAを調整するスロットルバルブ12を備えている。また、車両10には、エンジン11を制御するエンジン制御装置としての電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)13が搭載されている。ECU13は、エンジン制御用のプログラムやデータが記憶されたメモリ14と、メモリ14から読み込んだプログラムを実行する演算処理回路15とを備えている。そして、ECU13は、演算処理回路15がプログラムを実行することで、エンジン11の制御に係る各種処理を行っている。
ECU13には、エアフローメータ16やクランク角センサ17、アクセル開度センサ18、車速センサ19等の、車両10に設置された各種センサが接続されている。エアフローメータ16は、エンジン11の吸入空気量GAに応じた信号を出力し、クランク角センサ17は、エンジン11の回転に応じてパルス状のクランク信号CRNKを出力する。また、アクセル開度センサ18は、車両10に設置されたアクセルペダル20の踏込量であるアクセル開度ACCPに応じた信号を出力し、車速センサ19は車両10の走行速度(車速V)に応じた信号を出力する。そして、ECU13は、これらセンサの検出結果に基づき、エンジン11のトルク制御を実行する。なお、ECU13は、クランク信号CRNKに基づき、エンジン11の回転数(エンジン回転数NE)を演算している。そして、ECU13は、エンジン制御の一環として、エンジン11のトルク制御を行っている。
(トルク制御)
図2及び図3に、エンジン11のトルク制御のためにECU13が実行するトルク制御ルーチンのフローチャートを示す。ECU13は、エンジン11の運転中、既定の制御周期毎に同ルーチンの処理を繰り返し実行する。
本ルーチンの処理が開始されると、まずステップS100において、アクセル開度ACCP等に基づき、エンジントルクの要求値である要求トルクTreqの演算が行われる。続いて、ステップS110において、減速ショック域閾値αの演算が行われる。減速ショック域閾値αは、現在の車速Vで車両10を定常走行するために必要なエンジントルクを表している。減速ショック域閾値αの値は、車速V(又はエンジン回転数NE及びギア段)から求められた基準トルク(平地での定常走行に必要なエンジントルク)に、路面勾配等に応じた補正値を加算することで演算されている。
続くステップS120では、トルク徐変処理が実行中であるか否かを表すフラグF1がセットされているか否かが判定される。そして、フラグF1がセットされていれば(YES)ステップS220に処理が進められ、同フラグF1がクリアされていれば(NO)ステップS130に処理が進められる。なお、フラグF1がセットされている場合はトルク徐変処理が実行中であり、クリアされている場合はトルク徐変処理の実行中でないことを表している。
ステップS130に処理が進められると、そのステップS130において、フラグF2がセットされているか否かが判定される。そして、フラグF2がセットされていれば(YES)ステップS190に処理が進められ、同フラグF2がクリアされていれば(NO)ステップS140に処理が進められる。
ステップS140に処理が進められると、そのステップS140において、エンジントルクの現在の値である出力トルクTe及び要求トルクTreqの双方が減速ショック域閾値α以上の値であるか否かが判定される。そして、出力トルクTe及び要求トルクTreqの双方が減速ショック域閾値α以上の値であれば(YES)、ステップS150においてフラグF2をセットした上でステップS160に処理が進められる。これに対して、出力トルクTe及び要求トルクTreqのいずれかが減速ショック域閾値α未満である場合には(NO)、ステップS150をスキップしてステップS160に処理が進められる。
ステップS160に処理が進められると、そのステップS160において、減衰トルクTexの値として無効値が設定された後、ステップS170に処理が進められる。無効値には、要求トルクTreqが取り得る値の範囲の下限値よりも小さい値(例えば負の値)が設定されている。
ステップS170に処理が進められると、そのステップS170において、減衰トルクTex及び要求トルクTreqのうちのより大きい方の値がエンジントルクの制御目標値である目標トルクTtrgの値として設定される。そして、続くステップS180において、目標トルクTtrgやエンジン回転数NE等に基づき、目標トルクTtrgの値分のエンジントルクが発生する開度となるようにスロットルバルブ12の開度制御を行って、今回の本ルーチンの処理が終了される。
これに対して、フラグF2がセットされていて(S130:YES)、ステップS190に処理が進められた場合には、そのステップS190において、出力トルクTe及び要求トルクTreqの双方が減速ショック域閾値α未満の値であるか否かが判定される。そして、出力トルクTe及び要求トルクTreqの双方が減速ショック域閾値α未満の値であれば(YES)ステップS200に処理が進められ、そうでなければ(NO)上述のステップS160に処理が進められる。
ステップS200に処理が進められると、そのステップS200において、フラグF1がセットされ、且つフラグF2がクリアされる。そして、続くステップS210において、減速ショック域閾値αの値を減衰トルクTexの値として設定するとともに、トルク徐変処理の開始からの経過時間を表す計時カウンタCの値を「0」に設定した上でステップS170に処理が進められる。
一方、フラグF1がセットされていて(S120:YES)、ステップS220に処理が進められた場合、そのステップS220において、計時カウンタCのインクリメントが行われる。すなわち、計時カウンタCの値が、更新前の値に1を加えた値に更新される。そして、続くステップS230において、インクリメント後の計時カウンタCの値が既定の保持時間β以上であるか否かが判定される。ここで、計時カウンタCの値が保持時間β未満の場合(S230:NO)には上述のステップS170に処理が進められる。これに対して、計時カウンタCの値が保持時間β以上の場合(S230:YES)、ステップS240に処理が進められる。
ステップS240に処理が進められると、そのステップS240において、減衰切替閾値γの演算が行われる。本実施形態では、トルク減衰処理の途中でエンジントルクの減衰率(単位時間当たりの減少量)を変化させており、減衰切替閾値γは、この減衰率を変化させるエンジントルクの値を表している。減衰切替閾値γの値は、上述の基準トルクから既定の値を引いた値として演算されている。
続いて、ステップS250において、減衰トルクTexの値が減衰切替閾値γを上回っているか否かが判定される。ここで、減衰トルクTexの値が減衰切替閾値γを上回っていれば(YES)、ステップS260において減衰トルクTexの値が、更新前の値から既定の第1減衰率A1を引いた値に更新された後、上述のステップS170に処理が進められる。一方、減衰トルクTexの値が減衰切替閾値γ以下であれば(NO)、ステップS270に処理が進められる。
ステップS270に処理が進められると、そのステップS270において、減衰トルクTexの値が既定の減衰終了値ε以下であるか否かが判定される。減衰終了値εは、トルク減衰処理を終了するエンジントルクの値を表している。なお、本実施形態では、減衰終了値εの値として「0」が設定されている。
ここで、減衰トルクTexの値が減衰終了値εを上回っていれば(S270:NO)、ステップS280において、減衰トルクTexの値が更新前の値から既定の第2減衰率A2を引いた値に更新された後、上述のステップS170に処理が進められる。なお、第2減衰率A2の値としては、第1減衰率A1よりも小さい正の値が設定されている。一方、減衰トルクTexの値が減衰終了値ε以下であれば(S270:YES)、ステップS290において、減衰トルクTexの値として無効値が設定され、フラグF1がクリアされた後、上述のステップS170に処理が進められる。
以上のように構成された本実施形態の作用効果を説明する。
本実施形態のエンジン制御装置では、上述のトルク制御ルーチンにおいて、要求トルクTreq及び減衰トルクTexのうちのより大きい方の値を目標トルクTtrgの値として設定している(S170)。そして、その目標トルクTtrg分のエンジントルクが発生するようにスロットルバルブ12の開度制御を行うことで(S180)、エンジン11のトルク制御を行っている。
トルク制御ルーチンにおいて、フラグF1がクリアされている場合(S120:NO)の減衰トルクTexの値としては、要求トルクTreqが取り得る値の範囲の下限値よりも小さい無効値が設定される(S160)。この場合には、必然的に要求トルクTreqの値が減衰トルクTexの値よりも大きい値となるため、目標トルクTtrgの値として要求トルクTreqの値がそのまま設定されることになる。
これに対してフラグF1がセットされている場合(S120:YES)には、次のシーケンス(第1〜第3段階)に従って時間の経過と共に減少していく値として減衰トルクTexの演算が行われる。
第1段階は、計時カウンタCの値が保持時間β以上となるまでの期間、すなわちフラグF1がセットされてから既定の時間が経過するまでの期間である。この第1段階において減衰トルクTexの値は、フラグF1がセットされたときの減速ショック域閾値αの値に保持される。
第2段階は、第1段階の終了から減衰トルクTexの値が減衰切替閾値γ以下に減少するまでの期間である。この第2段階において減衰トルクTexの値は、トルク制御ルーチンの実行毎に第1減衰率A1の値ずつ減少していく値として演算される。
第3段階は、第2段階の終了から減衰トルクTexの値が減衰終了値ε以下に減少するまでの期間である。この第3段階において減衰トルクTexの値は、トルク制御ルーチンの実行毎に、第1減衰率A1よりも小さい第2減衰率A2の値ずつ減少していく値として演算される。
以上の一連のシーケンスが完了すると、無効値が減衰トルクTexの値として設定されると共に、フラグF1がクリアされる。このように、本実施形態では、フラグF1がセットされている期間には、既定のシーケンスに従って時間の経過と共に徐々に減少していく値として減衰トルクTexを演算する減衰トルク演算処理を行っている。そして、そうして演算した減衰トルクTex及び要求トルクTreqのうちのより大きい方の値を目標トルクTtrgの値として設定することで、要求トルクTreqの急減に対してエンジントルクを緩やかに減少させて減速ショックを抑制するトルク徐変処理を行っている。
なお、上記のようにフラグF1がクリアされている期間には、減衰トルクTexの値として無効値が設定され、それにより要求トルクTreqの値が自動的に目標トルクTtrgの値として設定される。すなわち、本実施形態では、同期間には実質的に、減衰トルク演算処理やトルク徐変処理は行われないようになっている。
なお、トルク制御ルーチンでは、フラグF2がセットされており(S130:YES)、且つ出力トルクTe及び要求トルクTreqの双方が減速ショック域閾値α未満であること(S190:YES)を条件にフラグF1がセットされる(S200)。また、フラグF2は、出力トルクTe及び要求トルクTreqの双方が減速ショック域閾値α以上であること(S140:YES)を条件にセットされる(S150)。一方、フラグF1は、減衰トルクTexの値が減衰終了値ε以下に減少したとき(S270:YES)にクリアされる(S290)。すなわち、本実施形態では、減衰トルク演算処理での減衰トルクTexの演算を、出力トルクTe及び要求トルクTreqの双方が、減速ショック域閾値α以上の値となっている状態から同減速ショック域閾値α未満の値となった状態に遷移したときに開始している。そして、減衰トルクTexの値が既定の減衰終了値ε以下に減少したときに同演算を終了している。
図4に、本実施形態のエンジン制御装置の制御態様の一例を示す。同図における時刻t1において出力トルクTe及び要求トルクTreqが減速ショック域閾値αを跨いで減少するまでの期間には、減衰トルクTexの値として無効値が設定されている。この期間には、要求トルクTreqの値がそのまま目標トルクTtrgに設定されており、アクセルペダル20の踏込量(アクセル開度ACCP)の値として表れる運転者の加速要求に従ってエンジントルクが制御される。
時刻t1に出力トルクTe及び要求トルクTreqが減速ショック域閾値αを跨いで減少すると、減衰トルク演算処理が開始される。そして、その後の減衰トルクTexの値は、既定時間が経過する時刻t2までは、時刻t1における減速ショック域閾値αの値に保持され、その時刻t2からは時間の経過と共に徐々に減少されていく。時刻t3に、減衰トルクTexの値が減衰切替閾値γまで減少すると、それまでよりも減少速度を緩くして減衰トルクTexの徐減が行われる。そして、時刻t4に減衰トルクTexの値が減衰終了値ε(本実施形態では「0」)まで減少すると、減衰トルク演算処理が終了されて、その後は、減衰トルクTexの値として無効値が設定される。
同図の例では、時刻t1の前後に、要求トルクTreqの値が減速ショック域閾値αを超過する値から「0」に急減している。これに対して本実施形態のエンジン制御装置では、時刻t1から時刻t4までの期間にかけて時間の経過と共に徐々に減少していく値として演算された減衰トルクTexの値に従ってエンジントルクを制御している。そのため、エンジントルクの急減による減速ショックの発生を抑制することができる。
なお、本実施形態では、出力トルクTe及び要求トルクTreqの双方が減速ショック域閾値αを跨いで減少したときに減衰トルクTexの演算を開始している。そして、その開始後は、減衰終了値ε以下に減少するまで予め定められた一連のシーケンスに従って減衰トルクTexの演算が行われ、そのシーケンスの完了と共に同演算を終了している。そのため、減衰トルクTexの演算がエンジン運転中の限られた期間にのみ行われることになり、減速ショックの抑制のためのトルク徐変処理にかかるECU13の演算負荷を軽減できる。
なお、減衰トルクTexの演算は、その開始後はシーケンスの完了までは継続されるが、運転者がアクセルペダル20を踏み込んで要求トルクTreqが減衰トルクTexを上回った場合には、そうした要求トルクTreqの値が目標トルクTtrgの値として設定される。そのため、減衰トルクTexの演算中も、運転者の再加速の要求に応えることができる。
また、出力トルクTe及び要求トルクTreqの双方が減速ショック域閾値α以上の値となっている状態から同減速ショック域閾値α未満の値となった状態に遷移することが、減衰トルクTexの演算開始の条件となっている。そのため、運転者がアクセルペダル20の踏み離し、踏み込みを繰り返しても、実際のエンジントルク(出力トルクTe)が減速ショック域閾値αを跨いで増減しない限り、トルク徐変処理が継続し続けることはない。
このように本実施形態のエンジン制御装置では、減衰トルクTexの演算を限られた期間にのみ行いつつも、要求トルクTreqの急減による減速ショックを抑えることが可能となる。したがって、演算負荷の増加を抑えつつ、減速ショックを効果的に抑制できる。
ちなみに、本実施形態では、トルク制御ルーチンにおけるステップS200〜S290の処理が、減衰トルク演算処理に対応している。また、トルク制御ルーチンにおける、減衰トルクTexの値として無効値が設定されていない場合のステップS170、S180の処理がトルク徐変処理に対応している。
上記実施形態は次のように変更して実施することができる。
・上記実施形態では、第1〜第3段階の3つの段階を通じて減衰トルクTexを演算していたが、こうした演算のシーケンスは適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、減速ショック域閾値α及び減衰切替閾値γの値を演算して求めていたが、それらの値を定数としてもよい。
10…車両、11…エンジン、12…スロットルバルブ、13…ECU(エンジン制御装置)、14…CPU、15…メモリ、16…エアフローメータ、17…クランク角センサ、18…アクセル開度センサ、19…車速センサ、20…アクセルペダル。

Claims (1)

  1. エンジンのトルク制御を行うエンジン制御装置であって、
    運転者のアクセルペダルの踏込量に応じてエンジントルクの要求値である要求トルクを演算する要求トルク演算処理と、
    既定のシーケンスに従って時間の経過と共に徐々に減少していく値として減衰トルクを演算する減衰トルク演算処理と、
    前記減衰トルクの演算の開始から同演算の終了までの期間、前記要求トルク及び前記減衰トルクのうちのより大きい方の値となるように前記エンジントルクを制御するトルク徐変処理と、
    を実行し、且つ前記減衰トルク演算処理での前記減衰トルクの演算を、前記エンジントルクの現在の値である出力トルク及び前記要求トルクの双方が、既定の減速ショック域閾値以上の値となっている状態から同減速ショック域閾値未満の値となった状態に遷移したときに開始し、前記減衰トルクの値が既定の減衰終了値以下に減少したときに終了する
    エンジン制御装置。
JP2018002725A 2018-01-11 2018-01-11 エンジン制御装置 Active JP6933148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018002725A JP6933148B2 (ja) 2018-01-11 2018-01-11 エンジン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018002725A JP6933148B2 (ja) 2018-01-11 2018-01-11 エンジン制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019120240A JP2019120240A (ja) 2019-07-22
JP6933148B2 true JP6933148B2 (ja) 2021-09-08

Family

ID=67306993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018002725A Active JP6933148B2 (ja) 2018-01-11 2018-01-11 エンジン制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6933148B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019120240A (ja) 2019-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3408753B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP7222366B2 (ja) 内燃機関の制御装置
WO2011089468A1 (en) Vehicle control system
JP5765437B2 (ja) 車両の制御装置
JP2019203439A (ja) エンジン制御装置
JP6933148B2 (ja) エンジン制御装置
JP2012057600A (ja) 車載内燃機関の制御装置
JP4500332B2 (ja) 車両制御装置
JP2016013782A (ja) 車載電子制御装置
JP5273398B2 (ja) 内燃機関の出力制御装置
JP2009185738A (ja) 車両制御装置および車両制御方法
JPWO2014122725A1 (ja) 車両の制御装置
JP5626471B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置及び変速制御方法
JP7239347B2 (ja) 駆動力制御装置
JP5946342B2 (ja) エンジン出力制御装置
JP4826220B2 (ja) 車載エンジンの制御装置
JP2011102553A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4911150B2 (ja) 車両制御装置
JP6252515B2 (ja) 車両用発電電圧制御装置
JP2019099084A (ja) エンジン出力調整装置
JP2005178636A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6753083B2 (ja) 車両用制御装置
JP6695289B2 (ja) 内燃機関制御装置
JP2009108798A (ja) 車両用燃料供給制限装置
JP6191516B2 (ja) エンジンロストルク学習装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200826

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210714

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210802

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6933148

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151