JP2003090153A - シリンダ錠 - Google Patents
シリンダ錠Info
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Abstract
シリンダ錠を提供する。 【解決手段】 中央部に鍵孔6を遊動可能に包囲できる
鍵挿通孔を開口させたタンブラーの鍵挿通孔内に、合鍵
14の本体部側面方向に突出する係合突起13を合鍵本
体部側面の幅方向の位置及び突出量を違えて形成し、こ
れらのタンブラー2、2を4節回転機構をなすタンブラ
ー駆動機構21の作動枠18に係合させ、合鍵14の挿
入時、合鍵と第1リンク22の作動カム27との係合に
よって、作動枠18及びタンブラー2、2を上昇させて
合鍵14の挿入を許し、合鍵が完全に挿入されたとき、
作動カム27を合鍵に開口した係合孔28に落とし込
み、同時にタンブラー2の係合突起を合鍵の側面に形成
された窪みに係合させることにより、タンブラーの両端
をシアーラインに揃える。
Description
錠に関する。 【0002】 【従来の技術】通常シリンダ錠と称されるタンブラー錠
は、ピンタンブラー錠、ディスクタンブラー錠、レバー
タンブラー(ロータリーディスクタンブラー)錠或いは
磁石タンブラー錠等種々の型式のものがある。 【0003】これら各種のシリンダ錠は、夫々の作動原
理や構造は従来周知であるから、ここでは更に詳細な説
明はしない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のシリン
ダ錠は、例えば上記した4種のシリンダ錠の内前3者
は、内筒の軸線に沿って列設されたタンブラー群を合鍵
の鍵溝に形成された傾斜端縁が押し分けていく構造であ
るから、傾斜端縁を確保するためにタンブラーの間隔を
小さくすることができず、したがってタンブラーを多く
することができないので、鍵違いを多くすることができ
ない、という原理的な不都合がある。 【0005】この事情は、相互に隣接する磁石タンブラ
ーの磁束の干渉を避けるため、磁石タンブラーの間隔を
小さくできない、という磁石タンブラー錠においても同
様である。 【0006】また、機械的なタンブラー錠ではタンブラ
ーの一部が鍵孔内に露出するので、所謂ピッキングによ
る不正解錠が可能であり、これは磁石タンブラー錠にお
いても同様である。 【0007】そこで、この発明は、鍵違いを従来のもの
と比較して格段に多くすることができると共に、所謂ピ
ッキングを困難にする新規なシリンダ錠を提供すること
を目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、内周面に母線に沿うタンブラー係止溝
を形成した外筒と、この外筒と回転自在に嵌合する円筒
体で、中心軸線に沿って延在する案内ブロックを内側に
一体的に形成すると共に、この案内ブロックに中心軸線
に沿って鍵孔を形成した内筒と、上記鍵孔を切断するよ
うにして案内ブロックを鍵孔の厚さ方向に貫通し、中心
軸線方向に沿って積層された複数の案内スリット群と、
各案内スリットに摺動可能に案内された板状体で、中央
部に鍵孔を遊動可能に包囲する鍵挿通孔を開口させ、こ
の鍵挿通孔の合鍵本体部の側面に対向する開口端縁に、
合鍵本体部の幅方向における形成位置及び突出量を違え
て係合突起を突設すると共に、この係合突起が合鍵に近
接する方向に付勢されたタンブラーの複数と、タンブラ
ー及び合鍵の本体部側面の双方に垂直な揺動面への投影
が平行4辺形となる4節回転機構であって、鍵孔の開口
付近に配設され、上記揺動面に垂直な回動軸の回りを回
動自在に支承された第1リンク、鍵孔の奥に配設され、
第1リンクの回動軸と平行な回動軸の回りを回動自在に
支承された第2リンク、これら第1及び第2リンクの自
由端にリンク結合され、上記タンブラー群の全てにその
付勢方向とは反対方向から係合する作動枠とを有するタ
ンブラー駆動機構と、第1及び第2リンクの夫々に鍵孔
と干渉する方向に突設され、揺動面への投影形状が略逆
三角形の作動カムと、鍵孔に挿入されたときタンブラー
の係合突起と整合する側面の部位に所定の深さの窪みを
形成すると共に、作動カムと整合する部位に作動カムが
嵌まり込む係合孔を形成した合鍵とを有し、合鍵を鍵孔
に挿入するときその先端で第1リンクの作動カムを押動
することによりタンブラー駆動機構を作動させて全タン
ブラーの係合突起を鍵孔から退避させ、合鍵を完全に鍵
孔に挿入したとき、第1及び第2リンクの作動カムが合
鍵の係合孔に嵌まり込んでタンブラーの係合突起が合鍵
の窪みに係入し、タンブラーの両端がシアーラインに揃
うようにしたことを特徴とする。 【0009】 【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1において符号1は外筒を示し、この外筒
1の内周面の、中心軸を挟んで相互に対称的な角度位置
には、後述するタンブラー2のH字形の形状に対応し
て、夫々2条のタンブラー係止溝3、3が形成されてい
る。 【0010】上記外筒1の内側には、全体を符号4で示
す内筒が回動可能に嵌合している。図示の実施例におけ
る内筒4は、図2乃至図4に示すように、大体の形状が
一端(左端)が閉じたカップ状の回転体である。 【0011】そして、この内筒4の左端の外面にはキー
ガイド5が一体に突設されており、また、この左端を、
図4に示すように、偏平な矩形の鍵孔6が貫通してい
る。 【0012】また、内筒4の内側には、図1に示すよう
に、内筒の中心軸線に沿って延在する案内ブロック7が
一体的に形成されている。 【0013】図示の実施例では、図2、図3及び図5に
示すように、この案内ブロック7は偏平なブロック体で
あって、その他端部(図2及び図3で右端部)の側端縁
に形成された係合リブ8を内筒4の他端部に形成された
係合スリット9に係合させるようにして、矢印方向に沿
って全体が内筒4中に挿入され、かつ一体的に結合され
ている。 【0014】上記案内ブロック7には、図5に示すよう
に、内筒4の中心軸線に沿い、かつキーガイドの鍵孔と
整合する偏平な鍵孔6が形成されている。 【0015】また、案内ブロック7には、図2及び図5
に示すように、その長さ方向に沿う複数箇所(図示の実
施例では7ヵ所)において、鍵孔6を切断するようにし
て案内ブロックを厚さ方向に貫通する複数(図示の実施
例では7個)の案内スリット11、11が形成されてい
る。 【0016】このようにして案内ブロックの中心軸線に
沿って積層するように形成された案内スリット群の夫々
には、図1に示すように、前記タンブラー2が挿入さ
れ、図1において上下方向に摺動可能に案内されてい
る。 【0017】図示の実施例におけるタンブラー2は、例
えば図1に示すように、全体の形状が略H字形の板状体
であって、その中央部には、鍵孔6を包囲し、かつタン
ブラーが上下方向に少し遊動しても鍵孔と干渉しない大
きさの鍵挿通孔12が開口している。 【0018】そして、後述する合鍵の窪みが形成されて
いる側面に対向する鍵挿通孔12の開口端縁には、合鍵
方向に突出する係合突起13が一体に形成されている。 【0019】一方、この発明によるシリンダ錠の合鍵1
4は、図6に示すように、その一方の側面にタンブラー
2、2と同数(7個)の複数の窪み15、15が形成さ
れている。 【0020】これらの窪み15、15の合鍵の長さ方向
における形成位置は、前記案内ブロック7における案内
スリット11、11の鍵孔6の長さ方向における位置と
整合するように設定されているが、合鍵本体部の幅方向
の位置は、図示の実施例では5種類に設定できる。 【0021】そのため、合鍵の本体部の側端縁に鍵溝を
形成した従来のシリンダ錠と比較して、窪みの数を5倍
にすることができ、その分鍵違いを格段に多くすること
ができる。 【0022】これに対応して、上記各タンブラー2にお
ける係合突起13は、鍵挿通孔12の開口端縁に沿っ
て、合鍵本体部の幅方向における形成位置を5種類に変
化させて形成することができる。 【0023】また、各係合突起13の突出量も、従来の
シリンダ錠における鍵溝の深さと同様に、窪みの深さが
0に対応するものも含めて、例えば4種類に変化させて
設定することができる。 【0024】この場合、図1で係合突起13を1mm短
くし、一方、鍵挿通孔12を1mm上方に移動させれ
ば、鍵挿通孔12内における係合突起13の突出量は見
掛け上同じになる。 【0025】しかしながら、この発明においては、重要
なものは係合突起の先端(図1における下端)のタンブ
ラー2の一端(例えば上端)からの距離であるから、此
では係合突起の突出量はその先端のタンブラーの一端か
らの距離と定義する。 【0026】このようにして、この発明によるシリンダ
錠は、鍵違いの数を従来のものと比較して格段に多くす
ることができる。 【0027】例えば上記したように係合突起13の形成
位置及び突出量を変化させるとすれば、例えばタンブラ
ー2を7枚用いる場合、合鍵本体部の長さ方向の1ヵ所
において、深さが0ではない窪みに対応する係合突起が
3種類、幅方向の位置違いが5ヵ所で15枚のタンブラ
ーの種類があり、これに窪みが0のタンブラーの1枚を
加えて16種類のタンブラーがあるから、鍵違いは、1
67=約2.68億通りとなる。 【0028】更にまた、各タンブラー2は、圧縮コイル
ばねとしてのタンブラーばね16(図1参照)の弾力に
より、図1で下方、すなわち、係合突起13が合鍵14
に近接する方向に付勢されている。 【0029】ちなみに、これはこの発明の要旨ではない
が、図示の実施例では内筒1内に案内ブロック7及び後
述するタンブラー駆動機構を組込んだ後に、タンブラー
2を組込む構造である。 【0030】そのため、図2に示すように、内筒4には
案内スリット11と整合する位置関係で、案内スリット
と同数の挿入スリット17、17が内筒4を貫通するよ
うに形成されている。 【0031】そして、タンブラー2を内筒の挿入スリッ
ト17及び後述する作動枠18(図1参照)を挿通させ
てから、案内ブロックの案内スリット11に挿入する。 【0032】なお、図1に示すタンブラーばね16を組
込むため、図2に示すように、挿入スリット17の中央
部は大きく開口して付番しないばね通し開口が形成され
ており、このばね通し開口から内筒内にタンブラーばね
16を挿入する。 【0033】そして、タンブラーばね16の先端をタン
ブラー2に形成された付番しないばね掛け突起に係合さ
せると共に、タンブラーばね16が弾力により内筒4外
に突出しないように、タンブラーばねの外端を断面コ字
形のばね押え枠19で係止する。 【0034】なお、ばね押え枠19は、内筒の内周面の
母線に沿って、例えば図2或いは図3の右端から内筒内
に挿入する。 【0035】他方、図1において、内筒4内の案内ブロ
ック7より上方における空間にはタンブラー駆動機構2
1が配設されている。 【0036】このタンブラー駆動機構21は、図7乃至
図9に示す作動枠18を介してタンブラー群を上下動さ
せるもので、図8に示すように、タンブラー2及び合鍵
14の本体部側面の双方に垂直な揺動面への投影が平行
4辺形となる4節回転機構である。 【0037】上記作動枠18は、断面が偏平なコ字形
で、その底面の大部分を切り欠いた(図8参照)矩形の
枠体で、この枠部に、タンブラー2の側端縁に形成され
た段部を引っ掛けるようにして(図1参照)、タンブラ
ー群を担持すると共に、タンブラー群にその付勢方向と
は反対方向から係合する。 【0038】また、この作動枠18は、鍵孔の開口付近
に配設された第1リンク22、鍵孔6の奥に配設された
第2リンク23の夫々自由端(図8で右端)にリンク結
合されている。 【0039】上記第1及び第2リンク22、23は、図
7乃至図9に示すように、作動枠18の幅方向(図7で
上下方向)の寸法とほぼ同じ長さの偏平なブロック体
で、その自由端において側方に突出するように形成され
た支軸24を、作動枠18の側面に開口した付番しない
支軸孔に回動自在に嵌合させることにより、作動枠18
にリンク結合されている。 【0040】また、第1及び第2リンク22、23に
は、その支持端(図8で左端)を長さ方向(作動枠18
の幅方向)に貫通する第1枢軸孔25(図7参照)が形
成されている。 【0041】そして、この第1枢軸孔25及び内筒4を
貫通する前記揺動面に垂直な第2枢軸孔26(図3参
照)を共通に挿通する図示しない枢軸ピンにより、第1
及び第2リンク22、23は回動自在に支承されてい
る。 【0042】更にまた、図7乃至図9に示すように、第
1及び第2リンク22、23の図8における下面、換言
すれば鍵孔6側の面には、前記揺動面への投影形状が略
逆三角形のブロック体である作動カム27が一体に突設
されている。 【0043】これに対応して、図6に示すように、合鍵
14の本体部の先端部と基端部には、合鍵14を鍵孔6
に完全に挿入したとき上記作動カム27が嵌まり込む係
合孔28が形成されている。 【0044】上記のように構成されたこの発明によるシ
リンダ上におけるタンブラー2、2の装填の態様は種々
考えられるが、図示の実施例では、図1及び図10に示
すように、作動枠18と係合するタンブラー2の側端縁
における段部の位置を違え、かつ係合突起13の鍵挿通
孔12内における長さを同じにして、合鍵挿入前には係
合突起13の先端が鍵孔6の底面に整合するように装填
してある。 【0045】このとき、図10に示すように、第1リン
ク22の作動カム27が鍵孔6内に突出している。 【0046】ちなみに、第1及び第2リンクの作動カム
27との干渉を避けるため、図2に示すように、案内ブ
ロック7の前後が矩形に切り欠かれている。 【0047】施解錠のため鍵孔6に合鍵14を挿入する
と、図11に示すように、合鍵の先端により第1リンク
の作動カム27が内方に押動され、そのため第1リンク
22が図11で反時計方向に回動する。 【0048】前記したように第1リンクは4節回転機構
の一部をなすから(図7乃至図9参照)、この第1リン
クの回動に連動して第2リンク23も反時計方向に回動
し、作動枠18と共に全タンブラー2、2が図11で上
方に移動して係合突起13、13が鍵孔から退避して更
なる合鍵の挿入が可能となる。 【0049】そして、合鍵14を完全に鍵孔中に挿入す
ると、図12に示すように、第1及び第2リンクの作動
カム27が合鍵14の係合孔28と整合してこれに嵌ま
り込む結果、作動枠18が合鍵方向に移動して、各タン
ブラーの係合突起13が対応する合鍵の窪み15(図6
参照)に係入する。 【0050】鍵孔に挿入された合鍵が正規のものであれ
ば、図12に示すように、全タンブラーの両端がシアー
ラインに揃うので、内筒4は外筒1に対して相対的に回
動可能となる。換言すれば、このシリンダ錠が解錠され
る。 【0051】解錠操作後合鍵を鍵孔から引抜くと、図1
2から明らかなように、合鍵の係合孔28に落込んでい
る作動カム27の右側の傾斜縁と、係合孔28の右側の
開口端縁との間に生じる楔作用により、第1及び第2リ
ンク22、23は同時に反時計方向に回動する。 【0052】その結果、図11に示すように、再び作動
枠18が上昇し、全タンブラーの係合突起13が鍵孔6
から退避するので、合鍵を抜くことが可能になり、やが
て図10に示す施錠状態に戻る。 【0053】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、タンブラーの係合突起を合鍵の幅方向の位置を違
えて形成するようにしたから、その分タンブラーの種類
が増大し、従来のシリンダ錠と比較して鍵違いを格段に
多くすることができる。 【0054】また、タンブラーを鍵の側端縁に形成され
た鍵溝の斜面で駆動するのではなく、リンク機構をなす
タンブラー駆動機構により動かすようにしたので、タン
ブラーの間隔を図示のものより更に小さくしてその分タ
ンブラーの数を多くすることができ、鍵違いを更に多く
することができる。 【0055】更にまた、鍵孔の入口を作動カムが塞ぐ構
造なので、ピッキング工具を鍵孔内に挿入しての所謂ピ
ッキングが不可能である、等種々の効果を奏する。ちな
みに、作動カムを押上げて鍵孔内部にピッキング工具を
挿入すると、今度はタンブラーの位置調整ができない。
拡大断面図。 【図2】内筒及び案内ブロックを展開して示す平面図。 【図3】内筒及び案内ブロックを展開して示す側面図。 【図4】内筒の正面図。 【図5】案内ブロックの正面図。 【図6】合鍵の平面図。 【図7】タンブラー駆動機構の平面図。 【図8】タンブラー駆動機構の側面図。 【図9】タンブラー駆動機構の正面図。 【図10】この発明のシリンダ錠の作動を説明するため
の内筒の線図的拡大縦断面図で、施錠状態を示す。 【図11】図10と同様の内筒の線図的拡大縦断面図
で、合鍵挿入途中を示す。 【図12】図10と同様の内筒の線図的拡大縦断面図
で、合鍵を完全に挿入した状態を示す。 【符号の説明】 1 外筒 2 タンブラー 3 タンブラー係止溝 4 内筒 6 鍵孔 7 案内ブロック 11 案内スリット 12 鍵挿通孔 13 係合突起 14 合鍵 15 窪み 18 作動枠 21 タンブラー駆動機構 22 第1リンク 23 第2リンク 27 作動カム 28 係合孔
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 内周面に母線に沿うタンブラー係止溝を
形成した外筒と、この外筒と回転自在に嵌合する円筒体
で、中心軸線に沿って延在する案内ブロックを内側に一
体的に形成すると共に、この案内ブロックに中心軸線に
沿って鍵孔を形成した内筒と、上記鍵孔を切断するよう
にして案内ブロックを鍵孔の厚さ方向に貫通し、中心軸
線方向に沿って積層された複数の案内スリット群と、各
案内スリットに摺動可能に案内された板状体で、中央部
に鍵孔を遊動可能に包囲する鍵挿通孔を開口させ、この
鍵挿通孔の合鍵本体部の側面に対向する開口端縁に、合
鍵本体部の幅方向における形成位置及び突出量を違えて
係合突起を突設すると共に、この係合突起が合鍵に近接
する方向に付勢されたタンブラーの複数と、タンブラー
及び合鍵の本体部側面の双方に垂直な揺動面への投影が
平行4辺形となる4節回転機構であって、鍵孔の開口付
近に配設され、上記揺動面に垂直な回動軸の回りを回動
自在に支承された第1リンク、鍵孔の奥に配設され、第
1リンクの回動軸と平行な回動軸の回りを回動自在に支
承された第2リンク、これら第1及び第2リンクの自由
端にリンク結合され、上記タンブラー群の全てにその付
勢方向とは反対方向から係合する作動枠とを有するタン
ブラー駆動機構と、第1及び第2リンクの夫々に鍵孔と
干渉する方向に突設され、揺動面への投影形状が略逆三
角形の作動カムと、鍵孔に挿入されたときタンブラーの
係合突起と整合する側面の部位に所定の深さの窪みを形
成すると共に、作動カムと整合する部位に作動カムが嵌
まり込む係合孔を形成した合鍵とを有し、合鍵を鍵孔に
挿入するときその先端で第1リンクの作動カムを押動す
ることによりタンブラー駆動機構を作動させて全タンブ
ラーの係合突起を鍵孔から退避させ、合鍵を完全に鍵孔
に挿入したとき、第1及び第2リンクの作動カムが合鍵
の係合孔に嵌まり込んでタンブラーの係合突起が合鍵の
窪みに係入し、タンブラーの両端がシアーラインに揃う
ようにしたことを特徴とするシリンダ錠。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Citations (2)
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JP2000017902A (ja) * | 1998-07-01 | 2000-01-18 | Alpha Corp | 自動車用施錠装置および自動車用施錠装置の取り付け方法 |
-
2001
- 2001-09-18 JP JP2001284022A patent/JP4727096B2/ja not_active Expired - Fee Related
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