JP2003089598A - ガーネット単結晶育成方法及びガーネット単結晶基板 - Google Patents

ガーネット単結晶育成方法及びガーネット単結晶基板

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JP2003089598A JP2001280842A JP2001280842A JP2003089598A JP 2003089598 A JP2003089598 A JP 2003089598A JP 2001280842 A JP2001280842 A JP 2001280842A JP 2001280842 A JP2001280842 A JP 2001280842A JP 2003089598 A JP2003089598 A JP 2003089598A
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敦 大井戸
Jun Sato
佐藤  淳
Kazuya Shimakawa
和也 嶋川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ファラデー回転子等に用いられるB
i置換希土類鉄ガーネット材料を液相エピタキシャル法
により製造するための優れた品質を備えた大型のネオジ
ウムガリウムガーネット単結晶基板及びそれを得るため
のネオジウムガリウムガーネット単結晶育成方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】結晶引上げ法によりネオジウムガリウムガ
ーネット(Nd3Ga5 12)単結晶を育成する際、原材
料融液表面で回転させる種子結晶の回転数xが3≦x≦
20(rpm)であり、原材料融液表面から垂直上方に
向かう方向での温度分布yを−100≦y≦−50(℃
/cm)になるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファラデー回転子
等に用いられるBi置換希土類鉄ガーネット材料を液相
エピタキシャル法により製造するためのネオジウムガリ
ウムガーネット(Nd3Ga512)単結晶基板及びそれ
を得るためのネオジウムガリウムガーネット単結晶育成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの発達により、通
信量が飛躍的に増大している。それとともに光通信網は
広範囲に整備が進みつつあり、通信用光部品及び光素子
の市場は急速に成長すると共に、それら製品には低価格
化と安定供給が強く求められている。
【0003】光素子の一つであるファラデー回転子は光
アイソレータ、光サーキュレータ及び光アッテネータ等
の通信用光部品に使用されている。このようなファラデ
ー回転子は、例えば特開昭62−138396号公報に
提案されているようにCaMgZr置換ガドリニウムガ
リウムガーネット単結晶を基板に使用して、液相エピタ
キシャル法により育成するBi置換希土類鉄ガーネット
から得られる。ファラデー回転子の低価格化と安定供給
のため、基板の直径を大口径化して1回のエピタキシャ
ル膜育成からファラデー回転子の製造個数を増加させる
努力がなされている。そのため、CaMgZr置換ガド
リニウムガリウムガーネット単結晶基板は主に3インチ
径のものが量産用に使用されている。
【0004】Bi置換希土類鉄ガーネット育成用の基板
としては、CaMgZr置換ガドリニウムガリウムガー
ネット単結晶基板の他に、ネオジウムガリウムガーネッ
ト単結晶基板が知られている。ネオジウムガリウムガー
ネット単結晶基板は、主に2インチ以下の径のものが使
用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】3インチという比較的
大きな直径のCaMgZr置換ガドリニウムガリウムガ
ーネット単結晶基板をBi置換希土類鉄ガーネット育成
用に使用した場合、エピタキシャル膜の育成中及びその
後の加工工程で膜と基板に容易に割れが発生するという
問題が生じる。「Journal of Crysta
l Growth142(1994)P93−102」
に示されているように、Bi置換希土類鉄ガーネット
と、その育成用基板であるCaMgZr置換ガドリニウ
ムガリウムガーネット単結晶とは熱膨張係数が異なって
おり、Bi置換希土類鉄ガーネットの熱膨張係数の方が
CaMgZr置換ガドリニウムガリウムガーネット単結
晶のそれより大きい。そのため、液相エピタキシャル法
によりBi置換希土類鉄ガーネットを育成する際の70
0〜1000℃の高温条件において、基板とエピタキシ
ャル単結晶膜の結晶格子の大きさに差が生じ、基板と膜
の界面で歪みが起きる。この歪みの内在が原因で基板に
引っ張り応力が加わって基板に割れが発生すると磁性ガ
ーネット単結晶膜育成は失敗する。また、内在する割れ
がエピタキシャル膜加工時の歩留まり低下の原因とな
る。これらにより、ファラデー回転子の安定した量産が
困難になり生産コストが上昇してしまう。特に、CaM
gZr置換ガドリニウムガリウムガーネット単結晶基板
の面積が広くなると、基板と膜の界面に内在する歪みの
量が増加し、育成中の割れが発生する頻度が高くなる。
そのため、基板の直径を3インチと大きくし面積を広く
することにより、ファラデー回転子の製造個数を増加し
ようとしても、割れによる歩留まり低下により十分なコ
スト低減の効果が得られない。
【0006】また、ネオジウムガリウムガーネット単結
晶をエピタキシャル成長用の基板に使用する場合には、
2インチ以下の小さな直径の基板しか供給されていない
ため、ファラデー回転子の量産性を高めることができ
ず、安定した生産量が得られず製造コストが増加してし
まうという問題が生じる。直径が2インチより大きなネ
オジウムガリウムガーネット単結晶は育成条件の検討が
十分になされておらず、現状では磁性ガーネット膜の育
成に必要な優れた品質を備えた大型基板は得られていな
い。
【0007】本発明の目的は、磁性ガーネット膜の育成
に必要な優れた品質を備えた大型のネオジウムガリウム
ガーネット単結晶基板及びそれを得るためのネオジウム
ガリウムガーネット単結晶育成方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】ネオジウムガリウムガー
ネット単結晶は一般的なガーネット材料であるガドリウ
ムガリウムガーネット(格子定数12.383Å)と比
較すると格子定数が比較的大きな値(格子定数12.5
09Å)を有しており、Bi置換希土類鉄ガーネットを
エピタキシャル成長させるのに適した材料である。そし
て、結晶引上げ法により2インチより大きな直径を有す
る結晶を育成する際、原材料融液表面で回転させる種子
結晶の回転数xが3≦x≦20(rpm)であって、原
材料融液表面から垂直上方に向かう方向での温度分布y
が、−100≦y≦−50(℃/cm)であることを育
成条件にすることで、エピタキシャル成長に使用して優
れた品質の大口径ネオジウムガリウムガーネット単結晶
を育成することができた。このような単結晶に切断と研
磨を施した後、基板表面の研磨加工により発生した変質
相をエッチングにより除去して基板とした。その基板上
に数百μmの厚さの磁性ガーネット単結晶膜をエピタキ
シャル成長させた。すると、同じ直径のCaMgZr置
換ガドリニウムガリウムガーネット単結晶基板を使用し
て育成した場合と比較して、育成中の割れが抑制され歩
留まりが改善した。
【0009】ところで、ガーネット型構造にはカチオン
が入る位置は3個所あるが、CaMgZr置換ガドリニ
ウムガリウムガーネット単結晶はカチオンが5種類ある
ため、結晶引上げ法で単結晶を育成する際、それぞれの
元素の偏析により微少な組成分布ができ、ガーネット型
の結晶格子に歪みが生じる。一方、ネオジウムガリウム
ガーネットは3つの位置にカチオンが2種類しかなく、
さらにこれらのカチオンは入るべき位置が決まっている
ため、ガーネット型構造の格子の歪みが少ない。その結
果、ネオジウムガリウムガーネット単結晶はCaMgZ
r置換ガドリニウムガリウムガーネット単結晶より結晶
性が高く、物理的な基板の強度も強くなっている。その
ため、基板とエピタキシャル膜の熱膨張係数の違いによ
る育成時の応力が基板に加わっても、磁性ガーネット膜
の育成時に割れが発生することがない。
【0010】CaMgZr置換ガドリニウムガリウムガ
ーネット単結晶基板の直径が2インチ以下ならば、育成
時に発生する応力はそれほど大きくないため育成中に割
れは発生しないが、基板の直径が2インチより大きくな
ると育成時に内在する応力が大きくなるため割れが多発
する。一方のネオジウムガリウムガーネット単結晶基板
も、直径が4インチ以上に達すると熱膨張係数の差によ
り生ずる応力が増加し、育成中の基板に割れが発生して
歩留まりが低下する。
【0011】2インチ以上の直径を有するネオジウムガ
リウムガーネット単結晶を結晶引上げ法の1つであるチ
ョクラルスキー法(CZ法)により育成する場合、原材
料融液表面で回転させる種子結晶の回転数が3rpmよ
り低いと、融液の対流が安定しないため引き上げた単結
晶の形状が湾曲し、20rpmより高くなると結晶と融
液の界面の形状が崩れて単結晶に結晶欠陥が多数発生し
たり気泡が入ったりする。また、原材料の融液直上にお
いて、原材料融液表面から1cmの高さの範囲で、融液
表面に対して垂直方向における単結晶及びその周囲の雰
囲気の温度分布yがy≦−50℃/cm(融液表面の温
度を基準にそれより温度が低下する場合を負(−)で表
している)の条件で単結晶を育成したところ、真っ直ぐ
な形状の単結晶インゴットが得られたが、当該温度分布
yがy≧−50℃/cmの条件(例えば−30℃/c
m)では、単結晶は湾曲して割れが発生し、エピタキシ
ャル成長に使用できるウエハを作製することはできなか
った。そして、垂直方向の温度分布yがy<−100℃
/cmとなると育成中の単結晶に割れが入り、ウエハに
加工できなくなるため、垂直方向の温度分布yは−10
0℃/cm≦yであることが必要である。
【0012】直径が2インチから4インチのネオジウム
ガリウムガーネット単結晶基板は厚さが300μmより
薄いと、エピタキシャル成長のため基板を取り扱う際基
板が割れやすくなるので基板厚は300μm以上が望ま
しい。また、厚さが1000μm以上になると、結晶引
上げ法により作製される単結晶のインゴットから得られ
る基板の数量が減り、基板の製造コストが増加するた
め、1000μm以下が望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態によるガー
ネット単結晶育成方法及びガーネット単結晶基板につい
て以下に説明する。結晶引上げ法により、回転数が3r
pm以上20rpm以下であって、なお且つ原材料融液
表面から1cmの高さまでの範囲で、融液表面に対して
垂直方向の温度分布が−100℃/cm以上、−50℃
/cm以下の条件で育成することにより、2インチより
大きな直径を有するネオジウムガリウムガーネット単結
晶を育成することができる。この単結晶を加工し、表面
の加工変質相をエッチングにより除去して基板とする
と、同じ直径のCaMgZr置換ガドリニウムガリウム
ガーネット単結晶基板を使用して育成した場合と比較し
て、数百μmの厚さの磁性ガーネット単結晶膜をエピタ
キシャル成長させた場合の割れが抑制されて製造歩留ま
りが改善した。
【0014】以下、具体的実施例を用いて説明する。 (実施例1)組成がNd3Ga512となるように、Nd
23、Ga23を秤量してイリジウムルツボ中に仕込
み、窒素ガス97容量%と酸素ガス3容量%との混合ガ
ス雰囲気中で、高周波誘導により約1550℃に加熱し
て融解させた。原材料の融液直上において、融液表面に
対して垂直方向の温度分布を測定したところ−50℃/
cmであった。この融液に長軸方向が<111>である
5mm角柱状の上記組成の種子結晶を液面に対し垂直に
浸漬し、これを20rpmで回転させて引き上げ、単結
晶を育成した。その結果、クラックのない直径2.5イ
ンチのネオジウムガリウムガーネット単結晶が得られ
た。
【0015】得られた単結晶を成長方向と垂直に所定の
厚さに切断し、両面を鏡面研磨した後、熱リン酸でエッ
チング処理して、基板厚800μmのネオジウムガリウ
ムガーネット単結晶基板を作製した。
【0016】Ptルツボに、Ho23を8.980g、
Gd23を10.506g、B23を172.9g、F
23を507.4g、PbOを3958.4g、Bi
23を3305.6gそれぞれ充填して約1000℃で
融解して撹拌を行い均質化した後、120℃/Hで降温
させ832℃の過飽和状態で温度の安定を取った。そし
て上記の方法で作製した直径2.5インチの円板状のネ
オジウムガリウムガーネット単結晶基板を100rpm
で回転させながら40時間に亘り磁性ガーネット単結晶
膜をエピタキシャル成長させると膜厚約450μmの単
結晶膜が得られた。この磁性ガーネット単結晶膜の表面
には数個の結晶欠陥が認められるのみで、優れた品質の
膜であった。
【0017】エピタキシャル成長中に磁性ガーネット膜
及び基板に割れが生じると、基板を固定する治具から外
れて融液中に落ち、磁性ガーネット膜の育成に失敗す
る。この基板を使用して磁性ガーネット膜の育成を20
回試みたところ、全ての育成に成功し、成功率は100
%だった。
【0018】(実施例2)組成がNd3Ga512となる
ように、Nd23、Ga23を秤量してイリジウムルツ
ボ中に仕込み、窒素ガス97容量%と酸素ガス3容量%
との混合ガス雰囲気中で、高周波誘導により約1550
℃に加熱して融解させた。原材料の融液直上において、
融液表面に対して垂直方向の温度分布を測定したところ
−70℃/cmであった。この溶融液に長軸方向が<1
11>である5mm角柱状の上記組成の種子結晶を液面
に対し垂直に浸漬し、これを3rpmで回転させながら
引き上げ、単結晶を育成した。その結果、クラックのな
い直径4インチのネオジウムガリウムガーネット単結晶
が得られた。
【0019】得られた単結晶を成長方向と垂直に所定の
厚さに切断し、両面を鏡面研磨したのち、熱リン酸でエ
ッチング処理して、基板厚800μmのネオジウムガリ
ウムガーネット単結晶基板を作製した。
【0020】Ptルツボに、Ho23を22.988
g、Gd23を26.896g、B23を172.9
g、Fe23を507.4g、PbOを3958.4
g、Bi23を3305.6gそれぞれ充填して約10
00℃で融解して撹拌を行い均質化した後、120℃/
Hで降温させ832℃の過飽和状態で温度の安定を取っ
た。そして上記の方法で作製した直径4インチの円板状
のネオジウムガリウムガーネット単結晶基板を100r
pmで回転させながら40時間に亘り磁性ガーネット単
結晶膜をエピタキシャル成長させると膜厚約450μm
の単結晶膜が得られた。この磁性ガーネット単結晶膜の
表面には数個の結晶欠陥が認められるのみで、優れた品
質の膜であった。
【0021】エピタキシャル成長中に磁性ガーネット膜
及び基板に割れが生じると、基板を固定する治具から外
れて融液中に落ち、磁性ガーネット膜の育成に失敗す
る。この基板を使用して磁性ガーネット膜の育成を20
回試みたところ、16回の育成に成功し、成功率は80
%だった。
【0022】(比較例1)組成がNd3Ga512となる
ように、Nd23、Ga23を秤量してイリジウムルツ
ボ中に仕込み、窒素ガス97容量%と酸素ガス3容量%
との混合ガス雰囲気中で、高周波誘導により約1550
℃に加熱して融解させた。原材料の融液直上において、
融液表面に対して垂直方向の温度分布を測定したところ
−30℃/cmであった。この溶融液に長軸方向が<1
11>である5mm角柱状の上記組成の種子結晶を液面
に対し垂直に浸漬し、これを20rpmで回転させて引
き上げ、直径2.5インチの単結晶育成を試みた。その
結果、ネオジウムガリウムガーネット単結晶は湾曲し割
れが発生し、ウエハに加工することはできなかった。
【0023】(比較例2)組成がNd3Ga512となる
ように、Nd23、Ga23を秤量してイリジウムルツ
ボ中に仕込み、窒素ガス97容量%と酸素ガス3容量%
との混合ガス雰囲気中で、高周波誘導により約1550
℃に加熱して融解させた。原材料の融液直上において、
融液表面に対して垂直方向の温度分布を測定したところ
−50℃/cmであった。この溶融液に長軸方向が<1
11>である5mm角柱状の上記組成の種子結晶を液面
に対し垂直に浸漬し、これを50rpmで回転させて引
き上げ、直径2.5インチの単結晶育成を試みた。その
結果、ネオジウムガリウムガーネット単結晶と融液の界
面が凸型になり、育成の途中に単結晶内部に気泡が入っ
て割れが発生し、ウエハに加工することはできなかっ
た。
【0024】
【発明の効果】回転数が3rpm以上20rpm以下で
あり、原材料融液表面と融液表面から1cmの高さまで
の範囲で、融液表面に対して垂直方向の温度分布が−1
00℃/cm以上、−50℃/cm以下の条件で、結晶
引上げ法により2インチより大きな直径を有するネオジ
ウムガリウムガーネット単結晶を育成することにより優
れた品質の大口径ガドリウムガリウムガーネット単結晶
を育成することができた。この単結晶を切断及び研磨加
工し、さらに加工変質相をエッチングにより除去して基
板とした。すると同じ直径のCaMgZr置換ガドリニ
ウムガリウムガーネット単結晶基板を使用して育成した
場合と比較して、数百μmの厚さの磁性ガーネット単結
晶膜をエピタキシャル成長させた場合の割れが抑制され
歩留まりが改善した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋川 和也 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 4G077 AA02 BC23 CF10 EA02 EA10 EH07 EH08 HA03 PG01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶引上げ法によりネオジウムガリウムガ
    ーネット単結晶を育成する単結晶育成方法であって、 原材料融液表面で回転させる種子結晶の回転数xが、3
    ≦x≦20(rpm)であることを特徴とする単結晶育
    成方法。
  2. 【請求項2】結晶引上げ法によりネオジウムガリウムガ
    ーネット単結晶を育成する単結晶育成方法であって、 原材料融液表面から垂直上方に向かう方向での温度分布
    yが、−100≦y≦−50(℃/cm)であることを
    特徴とする単結晶育成方法。
  3. 【請求項3】結晶引上げ法によりネオジウムガリウムガ
    ーネット単結晶を育成する単結晶育成方法であって、 原材料融液表面で回転させる種子結晶の回転数xを3≦
    x≦20(rpm)に制御し、 前記原材料融液表面から垂直上方に向かう方向での温度
    分布yを−100≦y≦−50(℃/cm)に制御する
    ことを特徴とする単結晶育成方法。
  4. 【請求項4】請求項2又は3に記載の単結晶育成方法で
    あって、 前記温度分布yは、前記原材料融液表面から高さ1cm
    までの範囲に適用されることを特徴とする単結晶育成方
    法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の単
    結晶育成方法であって、 育成する前記ネオジウムガリウムガーネット単結晶の、
    結晶成長方向に直交する方向の直径aは、2<a≦4
    (インチ)であることを特徴とする単結晶育成方法。
  6. 【請求項6】直径aが2<a≦4(インチ)で、厚さb
    が300≦b≦1000(μm)であることを特徴とす
    るネオジウムガリウムガーネット単結晶基板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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