JP2003089028A - 回転動力付き工具ユニットの自動着脱装置 - Google Patents

回転動力付き工具ユニットの自動着脱装置

Info

Publication number
JP2003089028A
JP2003089028A JP2001282064A JP2001282064A JP2003089028A JP 2003089028 A JP2003089028 A JP 2003089028A JP 2001282064 A JP2001282064 A JP 2001282064A JP 2001282064 A JP2001282064 A JP 2001282064A JP 2003089028 A JP2003089028 A JP 2003089028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
tool unit
unit
gripping
detachment device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001282064A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Matsunaga
茂 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP2001282064A priority Critical patent/JP2003089028A/ja
Publication of JP2003089028A publication Critical patent/JP2003089028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マシニングセンター等での回転動力付き工具
ユニットの着脱の完全自動化と動力線接続箇所の保全 【解決手段】 回転動力付き工具ユニット10の自動着脱
装置20は、電力・流体供給源へ接続したままの回転動力
付き工具ユニットが待機位置・工具交換位置・加工位置
間を移動するのを許す長さのケーブル17が結合されてい
る回転動力付き工具ユニットを着脱可能に把持する工具
把持部29を先端に備え、該工具ユニットを待機位置と工
作機械の主軸と同軸線の工具交換位置との間を移動し得
る工具交換腕28と工具交換腕を水平案内手段23に沿って
移動させる駆動手段24とから構成されている。更に、自
動着脱装置に対しては、待機位置にある工具ユニットを
把持した工具把持部を主軸頭の作動空間から遮断する開
閉可能の扉82が設けられた固定カバー8が具備されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械におけ
る回転動力付きの工具ユニットの自動着脱装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術においては、刃物把持部を備
えた回転自在の回転軸、回転軸駆動モータ及び装着シャ
ンク部を備え、高速回転が可能で、高速加工が実現でき
る工作機械に着脱自在の回転動力付き工具ユニットは、
動力線の電源への接続・取外しを伴う工作機械に対する
着脱交換が作業者の手作業により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の工具ユニット
は、回転軸駆動モータの動力線が外部電源へ接続されて
使用されるので、通常の自動工臭交換装置の工具マガジ
ンに搭載しても、他の回転工具のように自動着脱を行う
ことができず、作業者の手作業により、動力線の電源へ
の接続・取外し及び工具ユニットの工作機械の主軸に対
し着脱交換が行われている。
【0004】従って、回転動力付き工具ユニット使用の
場合には、マシニングセンター等での着脱の完全自動化
ができず、又、マシニングセンター等での工具交換の完
全自動化においては、上記の工具ユニットの使用は不可
能である。結局、作業効率が悪く、生産性の低下が問題
となる。
【0005】又、工具ユニットの使用の都度、動力線の
電源への接続・取外しが必要となり、動力線の接続箇所
に対する切削屑・冷却液等による汚染が避られない。汚
染を避けるためには、接続の都度、接続箇所の払拭が必
要となり、更なる作業効率の低下を招く。又、払拭を行
っても、非接続時の汚染による接続箇所の損傷は避られ
ない。この発明は、上記の工具ユニットを使用した上で
のマシニングセンター等での工具交換の完全自動化と動
力線接続箇所の保全を図ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の回転動力付き
工具ユニットの自動着脱装置は、刃物把持部、装着シャ
ンク部及び工具交換腕の把持爪係合用フランジ部並びに
刃物把持部を回転駆動する内蔵モータを備え、且つ流体
噴出孔を備えていると共に、内蔵モータへの電力線及び
流体噴出孔への流体供給管を内蔵し、電力・流体供給源
への結合部に対し接続し得るケーブルが結合されている
工具ユニットを工作機械の主軸に着脱する工具ユニット
自動着脱装置である。
【0007】そして、工具ユニットを着脱可能に把持す
る工具把持部を先端に備え、該工具ユニットを待機位置
と工作機械の主軸と同軸線の工具交換位置との間を直線
移動し得る工具交換腕と工具交換腕を移動させる駆動手
段とから構成されており、前記ケーブルは前記電力・流
体供給源へ接続したままの前記工具ユニットが待機位置
・工具交換位置・加工位置間を移動するのを許す長さで
ある。更に、待機位置にある工具ユニットを把持した工
具把持部を主軸頭の作動空間から遮断する開閉可能の扉
が設けられた固定カバーが具備されている。
【0008】自動着脱装置においては、先ず、駆動手段
の作動により工具交換腕は後退して、工具把持部は待機
位置にある。工作機械の主軸頭は、後退位置にあって、
工具把持部と略同高に位置させてある。作業者は、所望
の工具ユニットを待機位置にある工具交換腕の工具把持
部に把持させ、ケーブルを供給源に結合しておく。駆動
手段により工具交換腕の工具把持部は、工具ユニットを
把持したまま工具交換位置にまで移動し、工具把持部に
把持された工具ユニットは、主軸と同一軸線となる。
【0009】主軸頭の移動及び工具交換腕の移動によ
り、主軸頭の主軸に工具ユニットが装着されると共に、
工具把持部は待機位置に戻る。ケーブルを介して電源か
ら供給される電力により工具ユニットのモータは駆動さ
れ、刃物把持部に把持された刃物は高速回転し、主軸頭
の移動、工作物の移動により工作物に対し高速回転する
刃物により高速加工が行なわれる。その際、ケーブルの
供給管を介して供給される流体が工具ユニットの噴出孔
から加工箇所に噴射される。
【0010】上記の高速加工が終了すると、工具ユニッ
トのモータの駆動が停止され、工具ユニットの装着時と
逆の主軸頭・工具交換腕の作動により、工具ユニットは
主軸頭の主軸から取り外され、待機位置まで戻る。上記
作動中の工具ユニットの移動において、工具ユニットと
共に一端が移動し、他端が固定箇所の供給源に結合され
たままのケーブルは、必要な長さがあるので、工具ユニ
ットの移動の障害とはならない。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態における回
転動力付き工具ユニットの自動着脱装置を図面に従って
説明する。回転動力付き工具ユニットの自動着脱装置を
具備させるマシニングセンタCは通常の任意の形式のも
のでよい。
【0012】図1及び図2に例示されたマシニングセン
タCにおいては、ベッド1上にZ軸線方向(図1で紙面
に垂直方向・図2で上下方向)に案内に沿って図示しな
い駆動手段で送られ得るコラム5と、コラム5の前方
(図2で下方)においてX軸線方向に案内に沿って送り
モータ3により送り機構を介して送られ得る工作物(パ
レット取付けの工作物)搭載用のテーブル4とが設けら
れている。
【0013】コラム5には、Z軸線方向に進退し得るZ
軸線方向の主軸6を備えた主軸頭がY軸線方向(図1で
上下方向・図2で紙面に垂直方向)に送られ得るように
設けられていると共に、主軸頭の上方にZ軸線を中心に
割出し回転可能で両端に工具把持爪71を備えた工具交
換腕7が設けられている。
【0014】コラム5の側方(図1では左方)には、X
軸線方向の姿勢で貯蔵した多数の工具TをX軸線回りに
長円形軌道で割出し旋回移動するような工具マガジンM
が設置されている。又、工具マガジンMの工具出入ステ
ーションと待機位置にある主軸頭との間には、工具Tを
その両者間で搬送すると共に、工具TをX軸線方向の姿
勢とZ軸線方向姿勢とに方向変換する工具搬送装置Dが
設けられている。
【0015】更に、テーブル4の前方(図2で下方)に
は、テーブル4上の工作物を交換するパレットチェンジ
ャEが設置されている。そして、マシニングセンタCに
は、テーブル4及び主軸頭を中心に工作物加工空間を覆
うカバー、少なくとも一側方(図1の例ではコラム5の
左方)は直立したカバー面をもつ固定カバー8が設置さ
れている。
【0016】なお、後述の回転動力付き工具ユニットの
自動着脱装置設置の場合においては、固定カバー8の直
立カバー面には、待機状態の工具交換腕28(後述)の
把持爪29に把持された工具ユニット10が収納され得
る小室部81が形成される。そして、小室部81の外側
壁には工具交換腕28の把持爪29が出入し得る窓83
が開口し、小室部81の内側には小室部81を主軸頭側
空間と遮断する開閉可能のスライド扉82が(図3で紙
面に垂直方向・図4で上下方向にスライドする)が設け
られている。
【0017】窓83は、工具交換腕28(後述)の把持
爪29のX軸線方向先端面に設けられ、把持爪29と共
にX軸線方向に移動する蓋84(図7参照)により内側
から閉じられるようになっている(図6、図7及び図8
参照)。
【0018】上記のマシニングセンタCにおいては、工
具マガジンMの割出し旋回、工具搬送装置Dの工具方向
変換移送、主軸頭の上下動、主軸の進退及び工具交換腕
7の割出し回転により、主軸に装着された工具Tは、工
具マガジンMに貯蔵された所望の工具Tと交換される。
交換された工具Tは、コラム5のZ軸線方向の送り、主
軸の回転・前進後退、テーブル4のX軸線方向の送りを
制御することにより、テーブル4上に搭載されたパレッ
ト取付けの工作物に対して所望の加工を行う。
【0019】このように次々に交換される工具Tによる
所望の加工が完了すると、コラム5及び主軸頭、即ち主
軸は待機位置に復帰し、テーブル4も中心位置に復帰し
て、テーブル4上に搭載された加工済みの工作物と未加
工の工作物との交換がパレットチェンジャEにより行わ
れる。上記のマシニングセンタCの作用は、マシニング
センタCの普通の作用である。
【0020】次に、図3乃至図8に従って、この発明の
実施の形態における回転動力付き工具ユニットの自動着
脱装置について説明する。先ず、工具交換の対象となる
回転動力付きの工具ユニット10は、モータを内蔵し、
該モータにより回転駆動される主軸12を備えている。
該主軸12は、先端に刃物把持部11を備え、工具本体
13に回転可能に支持されている。工具ユニット10
は、工具本体13と装着シャンク部14とその中間に形
成された把持爪係合用フランジ部15とから形成され、
先端にプラグ16が取付けられたケーブル17が結合さ
れている。
【0021】ケーブル17には、動力線17a、クーラ
ント供給管17b及びユニット冷却用流体供給管17c
が内蔵され、動力線17aは内蔵モータに、クーラント
供給管17bは工具本体13の先に開口したクーラント
噴出孔に、ユニット冷却用流体供給管17cは工具本体
13の内部に形成された冷却用溝に夫々結合されてい
る。
【0022】ケーブル17の先端にはプラグ16が取り
付けられており、該プラグ16は、固定カバー8に設け
られた結合部9の電源コンセント及びクーラント供給口
及びユニット冷却用流体供給口に動力線17a、クーラ
ント供給管17b及びユニット冷却用用流体供給管17
cを着脱可能に結合され得るようになっている。
【0023】そして、ケーブル17の長さは、プラグ1
6が固定カバー8に設けられた結合部9の電源コンセン
ト及びクーラント供給口に結合された状態において、主
軸頭が必要可動範囲で三次元的に拘束されずに移動し得
る長さである。
【0024】回転動力付き工具ユニット10の自動着脱
装置20においては、支持台21は、所定の位置になる
ように適宜の手段を介してベッド1に取り付られてい
る。図示の例では、ベット1の一端側(図1で左端側)
に立設されたコラム22の上端に、X軸線方向に伸びた
支持台21がT字状になるよう取り付けられている。
【0025】支持台21には、その略全長に亘るX軸線
方向の案内レール23と流体圧シリンダ24、即ちシリ
ンダ本体25とが平行に取り付けられ、案内レール23
にはそれに沿って滑動し得るスライダ26が係合されて
いる。流体圧シリンダ24のピストン棒27は、コラム
5、即ち主軸頭の方に(図1で右方に)進退可能に突出
している。
【0026】X軸線方向に伸びた工具交換腕28の先端
部(図1で右端)は、ピストン棒27の先端にフローテ
ィングジョイントを介して取り付けられていると共に、
工具把持爪29を備えており、同じく後端部(図1で右
端)は、スライダ26に取り付けられている。把持爪2
9のX軸線方向先端面には、固定カバー8の窓83を閉
じる蓋84が設けられている。
【0027】ピストン棒27とスライダ26と工具交換
腕28との関係は、ピストン棒27が最伸長位置・最退
縮位置にあるときスライダ26が最前進位置(図1で案
内レール23の右端)最後退位置(図1で案内レール2
3の左端)になる関係である。又、コラム22は、工具
交換腕28がマシニングセンタCのコラム5上で待機位
置にある主軸頭と略同高となり、後述する工具交換が可
能となるような高さである。
【0028】高速加工が必要な場合、適用する工具ユニ
ット10が自動着脱装置20に用意される。先ず、自動
着脱装置20においては、流体圧シリンダ24の作動に
よりピストン棒27は、後退位置(最後退位置より適宜
前進した位置)にある。即ち、工具把持爪29は、窓8
3から蓋84と共に小室部81に突入した待機位置にあ
り、スライド扉82は、閉じられた状態にある。
【0029】図3及び図4に示すように、作業者は、所
望の工具ユニット10の把持爪係合用フランジ部15を
待機位置にある工具交換腕28の工具把持爪29に把持
させ、ケーブル17のプラグ16をマシニングセンタM
の固定カバー8の結合部9に結合しておく。マシニング
センタMのコラム3も後退位置にあって、主軸頭、即ち
主軸4は、適宜の高さにセットされたコラム22上の工
具交換腕28の工具把持爪29と略同高に位置させてあ
る。
【0030】この状態で、通常の工具マガジンMの工具
Tによる加工が行われていても、その加工におけるクー
ラントや切削屑はスライド扉82が閉められた固定カバ
ー8により遮断されて小室部81にある工具ユニット1
0及び自動着脱装置20の方に飛散しないので。工具ユ
ニット10及び自動着脱装置20は汚染されない。従っ
て、工具Tによる加工時に、自動着脱装置20の待機中
の工具ユニット10、特に装着シャンク部14の汚染が
防止され、主軸4への装着における払拭が不要となる。
【0031】以下の作動は、図示しない数値制御装置の
制御指令に基づいて行われる。先ず、マシニングセンタ
Cの固定カバー8のスライド扉83が開かれる。そし
て、シリンダ本体25に対して所望方向に圧力流体が給
排され、即ち流体圧シリンダ24が作動してピストン棒
27が伸長すると、スライダ26が案内レール23に沿
ってX軸線方向に前進する。
【0032】即ち、工具交換腕28の工具把持爪29
は、工具ユニット10を把持したまま固定カバー8の小
室部81から主軸頭側の空間に入り、工具交換位置にま
で前進する。すると、工具把持爪29に把持された工具
ユニット10は、マシニングセンタMの主軸4先端の前
に同一軸線関係に位置する。そこで、コラム5が図示し
ない駆動手段でZ軸線方向に前進すると、主軸4も一体
的に前進し、図5及び図6に示すように、主軸4の先端
に工具ユニット10の装着シャンク部12が嵌着され、
工具ユニット10は主軸4に装着される。
【0033】その後、コラム5において、主軸頭、即ち
主軸6がY軸線方向に下降し、工具ユニット10が工具
把持爪29から離れてから、シリンダ本体25に対して
所望方向に圧力流体が給排され、即ち流体圧シリンダ2
4が作動してピストン棒27が退縮すると、スライダ2
6が案内レール23に沿って最後退位置にまでX軸線方
向に後退する。
【0034】即ち、図7及び図8に示すように、主軸4
に装着された工具ユニット10が離れた工具交換腕28
の工具把持爪29は、固定カバー8の小室部81及び窓
83を通過して固定カバー8の外方まで後退し、工具把
持爪29のX軸線方向先端面(図で右側面)に取り付け
られた蓋84が窓83を内側から閉じる(スライド扉8
2は、ケーブル17のために開いたままである)。
【0035】ケーブル17の動力線17aを介して電源
から供給される電力により工具ユニット10のモータは
駆動され、刃物把持部11に把持された刃物は高速回転
する。 図示しない主軸頭のY軸線方向の移動、テーブ
ル5のX軸線方向の移動及びコラム5のZ軸線方向の前
進の制御された所望の組合せで、テーブル5上の図示し
ない工作物に対し高速回転する刃物により高速加工が行
われる。
【0036】その際、ケーブル17の供給管17bを介
してクーラント供給源から供給されるクーラントが工具
本体13の先に開口したクーラント噴出孔から加工箇所
に噴射される。クーラントや切削屑は蓋84が閉められ
た固定カバー8により遮断されて固定カバー8の外方に
ある自動着脱装置20の方に飛散しないので、自動着脱
装置20は汚染されない。従って自動着脱装置20の保
守・払拭の頻度が少なくなる。又、ケーブル17の冷却
用流体供給管17cを介して供給された冷却用流体(例
えば空気)が工具本体内部の冷却用溝に供給される。そ
の冷却用流体は、モータの駆動によって発生した熱及び
軸受の発熱を冷却し、工具本体に設けられた排出用隙間
から外部に放出される。
【0037】上記の高速加工が終了すると、工具ユニッ
ト10のモータの駆動及びクーラントの供給が停止さ
れ、上記と逆の作動が行われる。コラム5は工具交換位
置までZ軸線方向に後退し、主軸4はY軸線方向に下降
する。そして、工具交換腕28の工具把持爪29は、窓
83から小室部81に突入し、蓋84と共に小室部81
を通過して工具交換位置までX軸線方向の前進する。
【0038】工具把持爪29の下方位置にある主軸頭、
即ち主軸4は、コラム5においてY軸線方向に上昇し、
工具ユニット10の把持爪係合用フランジ部15は、工
具交換腕28の工具把持爪29に把持される。そして、
コラム5、即ち主軸4が待機位置までZ軸線方向に所定
位置まで後退することにより、主軸4の先端は、工具ユ
ニット10の装着シャンク部12から離れ、工具ユニッ
ト10は主軸4から取り外される。
【0039】次いで、シリンダ本体25に対して所望方
向に圧力流体が給排され、即ち流体圧シリンダ24が作
動してピストン棒27が退縮すると、スライダ26が案
内レール23に沿ってX軸線方向に後退する。即ち、工
具交換腕28の工具把持爪29は、工具ユニット10を
把持したまま固定カバー8の小室部81にまで後退し待
機状態となる。そして、スライド扉82は閉じられる。
その後の工具ユニット10の取外し又は交換は必要に応
じ適宜行われる。
【0040】上記作動中の工具ユニット10の移動にお
いて、工具ユニット10と共に一端が移動し、他端が固
定箇所の結合部9にプラグ16で結合されたままのケー
ブル17は、必要な長さがあるので、工具ユニット10
の移動の障害とはならない。
【0041】
【発明の効果】この発明の回転動力付き工具ユニットの
自動着脱装置によれば、通常のマシニングセンタ等にお
いて、通常の工具以外の高速加工が可能な回転動力付き
工具ユニットをマシニングセンタ等の主軸へ着脱する作
動が、作業者の手作動を要しないで、回転動力のケーブ
ルの固定側電源への接続・取外しが不要のまま、通常の
自動工具交換装置と同様に全く自動的に行われ得る。従
って、作業効率が向上する。
【0042】工具ユニットの使用の都度における回転動
力のケーブルの固定側電源への接続・取外しが不要のた
め、接続の都度、接続箇所の払拭が不要となり作業効率
が向上し、払拭なしにケーブルの接続箇所に対する切削
屑・冷却液等による汚染が避けられると共に、着脱によ
る接続箇所の損傷も避けられる。
【0043】更に、加工箇所へのクーラント等の流体の
噴射が工具ユニットの噴出孔から行われ、その流体の供
給は、回転動力のケーブルに併設された流体供給管によ
り行われるので、装置として簡便となる。
【0044】又、工具ユニットの待機位置と主軸頭の作
動空間との間が、待機位置の工具ユニットを把持した工
具把持部が収納される小室部又は工具把持部単独が通過
し得る窓が開閉可能の扉で主軸頭の作動空間から遮断さ
れるので、待機中の工具ユニットの装着シャンク部に対
する他の工具の加工中の切削屑・冷却液等による汚染及
び待機中の工具把持部単独に対する工具ユニットの加工
中の切削屑・冷却液等による汚染が避けられるので、工
具ユニットの主軸に対する装着に支障がなく、作業者の
払拭も不要となり、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるマシニングセン
タの正面図である。
【図2】この発明の実施の形態におけるマシニングセン
タの平面図である。
【図3】この発明の実施の形態における回転動力付き工
具ユニットの自動着脱装置の待機状態の正面図である。
【図4】この発明の実施の形態における回転動力付き工
具ユニットの自動着脱装置の待機状態の平面図である。
【図5】この発明の実施の形態における回転動力付き工
具ユニットの自動着脱装置の工具装着作動状態の正面図
である。
【図6】この発明の実施の形態における回転動力付き工
具ユニットの自動着脱装置の工具装着作動状態の平面図
である。
【図7】この発明の実施の形態における回転動力付き工
具ユニットの自動着脱装置の工具装着完了(加工開始)
状態の正面図である。
【図8】この発明の実施の形態における回転動力付き工
具ユニットの自動着脱装置の工具装着完了(加工開始)
状態の平面図である。
【符号の説明】
C マシニングセンタ M 工具マガジン D 工具搬送装置 T 工具 E パレットチェンジャ 1 ベッド 3 送りモータ 4 テーブル 5 コラム 6 主軸 7 工具交換腕 71 工具把持爪 8 固定カバー 81 小室部 82 スライド扉 83 窓 84 蓋 10 工具ユニット 11 刃物把持部 12 主軸 13 工具本体 14 装着シャンク部 15 把持爪係合用フランジ部 16 プラグ 17 ケーブル 17a 動力線 17b クーラント供給管 17c 冷却用流体供給管 20 自動着脱装置 21 支持台 22 コラム 23 案内レール 24 流体圧シリンダ 25 シリンダ本体 26 スライダ 27 ピストン棒 28 工具交換腕 29 工具把持爪
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月29日(2001.10.
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物把持部、装着シャンク部及び工具交
    換腕の把持爪係合用フランジ部並びに刃物把持部を回転
    駆動する内蔵モータを備えていると共に、内蔵モータへ
    の電力の供給手段であり、固定側の供給源への結合部に
    対し接続し得るケーブルが結合されている工具ユニット
    専用の自動着脱装置であり、工具ユニットを着脱可能に
    把持する工具把持部を備え、工具ユニットを待機位置と
    工作機械の主軸と同軸線の工具交換位置との間を移動し
    得る工具交換腕及び工具交換腕を移動する駆動手段から
    構成され、前記ケーブルは供給源へ接続したままの工具
    ユニットが待機位置と工具交換位置と加工位置との間を
    移動するのを許す長さである回転動力付き工具ユニット
    の自動着脱装置。
  2. 【請求項2】 工具交換腕は、駆動手段により直線移動
    される移動部材と一体で、且つ先端に工具把持部を備え
    ている請求項1に記載の回転動力付き工具ユニットの自
    動着脱装置。
  3. 【請求項3】 待機位置にある工具ユニットを把持した
    工具把持部を主軸頭の作動空間から遮断する開閉可能の
    扉が設けられた固定カバーが具備されている請求項1又
    は請求項2に記載の回転動力付き工具ユニットの自動着
    脱装置。
  4. 【請求項4】 工具ユニットは、流体噴出孔を備え、ケ
    ーブルには流体噴出孔に流体を供給する供給管が併設さ
    れ、供給源は流体供給源も含む請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載の回転動力付き工具ユニットの自動着脱
    装置。
JP2001282064A 2001-09-17 2001-09-17 回転動力付き工具ユニットの自動着脱装置 Pending JP2003089028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001282064A JP2003089028A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 回転動力付き工具ユニットの自動着脱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001282064A JP2003089028A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 回転動力付き工具ユニットの自動着脱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003089028A true JP2003089028A (ja) 2003-03-25

Family

ID=19105770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001282064A Pending JP2003089028A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 回転動力付き工具ユニットの自動着脱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003089028A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017131185A1 (de) 2016-12-27 2018-06-28 Jtekt Corporation Werkzeugmaschine
CN109202505A (zh) * 2017-06-29 2019-01-15 大隈株式会社 机床

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017131185A1 (de) 2016-12-27 2018-06-28 Jtekt Corporation Werkzeugmaschine
CN108237422A (zh) * 2016-12-27 2018-07-03 株式会社捷太格特 机床
US10434612B2 (en) 2016-12-27 2019-10-08 Jtekt Corporation Machine tool
CN108237422B (zh) * 2016-12-27 2022-04-12 株式会社捷太格特 机床
CN109202505A (zh) * 2017-06-29 2019-01-15 大隈株式会社 机床

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5442195B2 (ja) 工作機械
EP2065110B1 (en) Automatic chuck jaw change system in combined machining lathe
US20180272530A1 (en) Machine tool system and moving method
JP2004114226A (ja) 主軸移動型立形工作機械
JP4842468B2 (ja) 自動供給排出装置付き工作機械及びその加工方法
US6851542B2 (en) Work carrier changeover device for machine tools
CN111347063B (zh) 带送料和翻面的自动双主轴车床
CN212019527U (zh) 一种立式加工机床
CN110640534B (zh) 用于加工中心的上下料装置
JP2003089028A (ja) 回転動力付き工具ユニットの自動着脱装置
WO2008050912A1 (fr) Machine-outil comprenant un dispositif de réception/dégagement
JP2000153425A (ja) 2主軸対向旋盤のワーク排出装置
CN209849894U (zh) 一种立式数控镗床
CN220445900U (zh) 金属零件加工装置
JP4278786B2 (ja) マトリックス形工具マガジン
CN220278273U (zh) 接料位置可调的车床自动接料辅助装置
JP7108148B1 (ja) バーフィーダ及び工作機械
CN211102940U (zh) 一种短轴机壳加工用自动化设备
JP3579444B2 (ja) クシ刃型自動旋盤
CN111015350B (zh) Cnc加工系统
CN215239588U (zh) 能自动换料的工具机
CN220313351U (zh) 一种柔性去毛刺自动化设备
CN220178809U (zh) 一种用于数控机床的喷吹装置
CN219189643U (zh) 一种双工位对接式去毛刺机
CN212822983U (zh) 一种信息化五轴机械臂数控铣床

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060523

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070814