JP2003088008A - 回転電機の固定子鉄心および固定子ならびにそれらを用いた回転電機 - Google Patents

回転電機の固定子鉄心および固定子ならびにそれらを用いた回転電機

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JP2003088008A
JP2003088008A JP2001280708A JP2001280708A JP2003088008A JP 2003088008 A JP2003088008 A JP 2003088008A JP 2001280708 A JP2001280708 A JP 2001280708A JP 2001280708 A JP2001280708 A JP 2001280708A JP 2003088008 A JP2003088008 A JP 2003088008A
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stator core
electric machine
stator
rotating electric
machine according
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JP2001280708A
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Keiji Ozaki
圭史 尾崎
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Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】振動および騒音の低減を十分効果的に図るこ
と。 【解決手段】固定子鉄心10本体の外径形状を、多角形
でその角数を4以上の偶数とし、かつ各対角となる辺L
1,L2の長さを、非対称となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電動機、発
電機、同期機等の回転電機において、特に振動および騒
音の低減を十分効果的に図れるようにした回転電機の固
定子鉄心および固定子ならびにそれらを用いた回転電機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、回転電機の一つとして、例え
ば誘導電動機が知られている。
【0003】図18は、この種の従来の誘導電動機の構
成例を示す縦断面図である。
【0004】図18において、固定子1は、固定子枠2
と、当該固定子枠2に嵌合固定された固定子鉄心3とか
ら構成されている。
【0005】また、回転子4は、軸受5を介して支承さ
れた回転軸6に、回転子鉄心7を取り付けて構成されて
いる。
【0006】ところで、最近では、このような誘導電動
機を、インバータにより速度制御することが多くなって
きている。
【0007】しかしながら、インバータによる速度制御
運転においては、速度が変化することから、電磁力の周
波数と誘導電動機の構造系である固定子鉄心3の固有振
動数とが一致して共振現象となり、大きな振動と騒音が
発生する可能性が非常に高くなるという問題点がある。
そして、速度が変化することから、共振点を避けること
ができない。
【0008】すなわち、回転電機の運転時において、固
定子鉄心3の電磁力分布によって、図18中の2点鎖線
で示す楕円振動モードのように、振動モード8が発生す
る。この固定子鉄心3の振動モード8は、回転電機の運
転中に回転しており、固定子枠2に伝達されると、当該
固定子枠2が、引張り・圧縮を繰り返す。そして、この
ことにより、固定子枠2に歪が生じたり、回転電機全体
の振動発生の要因となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の回転電機においては、次のような解決す
べき課題がある。
【0010】(a)固定子鉄心3は、円筒状のような対
称形をしており、大容量の回転電機等に顕著に現われる
固定子鉄心3の起磁力分布によって発生する固定子鉄心
3の楕円振動モード8の振動を回避することができず、
回転電機の振動増大を引き起こし、回転電機の各部への
ストレスが増加して、短命化の一要因となっている。
【0011】(b)振動・騒音を低減するために、電磁
力に打ち勝つ固定子鉄心3の剛性を得るためには、固定
子鉄心3の外径を大きくする方法があるが、回転電機の
大形化や重量化の原因となっている。
【0012】(c)一般的な固有振動数は、下記のよう
な式(f1)で表わされる。
【0013】
【数1】 ここで、f:固有振動数、K:剛性、M:質量。
【0014】上記(b)項で説明したように、剛性Kを
高めた場合に質量Mも増加するため、結果的に固有振動
数はあまり変化がなく、共振点を回避するためには効果
が少ないものとなっている。
【0015】(d)固定子鉄心3が大形化・重量化する
と、当然のことながら、使用材料も大量に必要であり、
その製造設備・試験装置等も大形化する。そのため、回
転電機の製造効率も悪く、また高価になっている。
【0016】本発明の目的は、回転電機の運転時に発生
する電磁力による振動を抑制することにより、振動およ
び騒音の低減を十分効果的に図ることが可能な回転電機
の固定子鉄心および固定子を提供することにある。
【0017】また、本発明の目的は、大容量においても
小形化・高剛性を図り、生産体制としても小規模な製造
・試験設備にて実現することができ、製造効率が高く、
しかも低価格で製造することが可能な回転電機を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に対応する発明の回転電機の固定子鉄心
は、固定子鉄心本体の外径形状を、多角形でその角数を
4以上の偶数とし、かつ各対角となる辺の長さを非対称
となるようにしている。
【0019】従って、請求項1に対応する発明の回転電
機の固定子鉄心においては、固定子鉄心本体の外径形状
を、多角形でその角数を4以上の偶数とし、かつ各対角
となる辺の長さを非対称とすることにより、偶数角形の
構造物の場合であっても、固定子鉄心の内径に作用した
電磁力が、固定子鉄心の外径に振動伝播した時に固有モ
ードが電磁モードを打ち消すようになり、回転電機全体
の振動および騒音を低減することができる。
【0020】また、請求項2に対応する発明の回転電機
の固定子は、上記請求項1に対応する発明の回転電機の
固定子鉄心に、当該固定子鉄心本体を据え付け場所に据
え付けする据付用座を少なくとも2面設けている。
【0021】従って、請求項2に対応する発明の回転電
機の固定子においては、固定子鉄心に、当該固定子鉄心
本体を据え付け場所に据え付けする据付用座を少なくと
も2面設けることにより、各対角となる辺は非対称とな
り、上記請求項1に対応する発明の場合と同様に、固定
子鉄心の内径に作用した電磁力が、固定子鉄心の外径に
振動伝播した時に固有モードが電磁モードを打ち消すよ
うになり、回転電機全体の振動および騒音を低減するこ
とができる。また、固定子鉄心に据付用座を設けている
ため、安定性が良いだけでなく、据付系との固有振動数
を離調させることもできる。ここで、固有振動数を離調
させる方法としては、例えば据付面から固定子鉄心中心
までの距離(センターハイト)を変更することにより、
固有振動数を可変することができる。
【0022】さらに、請求項3に対応する発明の回転電
機の固定子は、上記請求項2に対応する発明の回転電機
の固定子において、固定子鉄心の据付用座の位置を、固
定子鉄心の平均外径と固定子鉄心のスロット底までの距
離との中正軸半径の4/3倍とするようにしている。
【0023】従って、請求項3に対応する発明の回転電
機の固定子においては、固定子鉄心の据付用座の位置
を、固定子鉄心の平均外径と固定子鉄心のスロット底ま
での距離との中正軸半径の4/3倍とすることにより、
当該位置は、固定子鉄心の電磁力による楕円モード変形
時の接線方向の変位が生じないため、固定子鉄心の据付
部に伝播される振動をより一層抑制することができる。
【0024】一方、請求項4に対応する発明の回転電機
の固定子鉄心は、固定子鉄心本体の外径形状を、多角形
でその角数を3以上の奇数とし、かつ各平面となる辺
に、当該固定子鉄心本体を支持場所に支持する支持用の
リブを取り付けるようにしている。
【0025】従って、請求項4に対応する発明の回転電
機の固定子鉄心においては、固定子鉄心本体の外径形状
を、多角形でその角数を3以上の奇数とし、かつ各平面
となる辺に、当該固定子鉄心本体を支持場所に支持する
支持用のリブを取り付けることにより、固有モードが電
磁モードを打ち消す作用が一層増し、回転電機の振動お
よび騒音をより一層低減することができる。また、固定
子鉄心の支持用のリブにより、固定子全体の高剛性化を
図ることができ、電磁力に打ち勝つ固定子鉄心の剛性を
得ることができ、回転電機全体を小形・軽量化すること
ができる。
【0026】また、請求項5に対応する発明の回転電機
の固定子鉄心は、固定子鉄心本体の外径形状を、多角形
でその角数を4以上の偶数とし、かつ各平面となる辺
に、当該固定子鉄心本体を支持場所に支持する支持用の
リブを取り付けるようにしている。
【0027】従って、請求項5に対応する発明の回転電
機の固定子鉄心においては、固定子鉄心本体の外径形状
を、多角形でその角数を4以上の偶数とし、かつ各平面
となる辺に、当該固定子鉄心本体を支持場所に支持する
支持用のリブを取り付けることにより、上記請求項4に
対応する発明の場合と同様な作用を奏するだけでなく、
奇数角形の場合、上下左右のいずれかに頂点が配置され
るため、偶数角形の方が小形化には有利である。
【0028】さらに、請求項6に対応する発明の回転電
機の固定子は、上記請求項4に対応する発明の回転電機
の固定子鉄心を、上記支持用のリブを介して固定子枠と
結合している。
【0029】従って、請求項6に対応する発明の回転電
機の固定子においては、固定子鉄心を、支持用のリブを
介して固定子枠と結合することにより、上記請求項4に
対応する発明の場合と同様な作用を奏するだけでなく、
回転電機の外観形状の設計自由度を広げることができ
る。また、固定子鉄心と固定子枠との間に空間ができる
ため、当該空間を利用して通風等の冷却性能を向上する
ことができる。これにより、より一層の小形・軽量化を
図ることができる。さらに、回転電機の固定子枠温度も
低減できるため、より安全でかつ対環境性を改善するこ
とができ、寿命延長化も図ることができる。
【0030】一方、請求項7に対応する発明の回転電機
の固定子は、上記請求項5に対応する発明の回転電機の
固定子鉄心を、上記支持用のリブを介して固定子枠と結
合している。
【0031】従って、請求項7に対応する発明の回転電
機の固定子においては、固定子鉄心を、支持用のリブを
介して固定子枠と結合することにより、上記請求項6に
対応する発明の場合と同様な作用を奏するだけでなく、
支持用のリブを配置していることにより、上下左右を対
称としても、固有モードが電磁モードを打ち消すことが
できる。また、奇数角形の場合、上下左右のいずれかに
頂点が配置されるため、偶数角の方が小形化には有利で
ある。
【0032】また、請求項8に対応する発明の回転電機
の固定子鉄心は、上記請求項4に対応する発明の回転電
機の固定子鉄心において、上記支持用のリブと固定子鉄
心本体とを一体化するようにしている。
【0033】従って、請求項8に対応する発明の回転電
機の固定子鉄心においては、支持用のリブと固定子鉄心
本体とを一体化することにより、上記請求項4に対応す
る発明の場合と同様な作用を奏するだけでなく、一体化
による剛性向上や接合部がないため、放熱性の向上も図
ることができる。
【0034】さらに、請求項9に対応する発明の回転電
機の固定子鉄心は、上記請求項5に対応する発明の回転
電機の固定子鉄心において、上記支持用のリブと固定子
鉄心本体とを一体化するようにしている。
【0035】従って、請求項9に対応する発明の回転電
機の固定子鉄心においては、支持用のリブと固定子鉄心
本体とを一体化することにより、上記請求項5に対応す
る発明の場合と同様な作用を奏するだけでなく、一体化
による剛性向上や接合部がないため、放熱性の向上も図
ることができる。
【0036】一方、請求項10に対応する発明の回転電
機の固定子鉄心は、上記請求項8に対応する発明の回転
電機の固定子鉄心において、固定子鉄心本体をスキュー
させて積層するようにしている。
【0037】従って、請求項10に対応する発明の回転
電機の固定子鉄心においては、固定子鉄心本体をスキュ
ーさせて積層することにより、上記請求項8に対応する
発明の場合と同様な作用を奏するだけでなく、固定子鉄
心、または固定子鉄心のスロットをスキュー(ねじり)
させて、電磁力を分散させることができる。
【0038】また、請求項11に対応する発明の回転電
機の固定子鉄心は、上記請求項9に対応する発明の回転
電機の固定子鉄心において、固定子鉄心本体をスキュー
させて積層するようにしている。
【0039】従って、請求項11に対応する発明の回転
電機の固定子鉄心においては、固定子鉄心本体をスキュ
ーさせて積層することにより、上記請求項9に対応する
発明の場合と同様な作用を奏するだけでなく、固定子鉄
心、または固定子鉄心のスロットをスキュー(ねじり)
させて、電磁力を分散させることができる。
【0040】さらに、請求項12に対応する発明の回転
電機の固定子は、上記請求項6または請求項7に対応す
る発明の回転電機の固定子において、固定子鉄心に取り
付けた支持用のリブの固定子枠との据付高さを、固定子
鉄心中心から外径までの距離と固定子鉄心のスロット底
までの距離との中正軸半径の4/3倍とするようにして
いる。
【0041】従って、請求項12に対応する発明の回転
電機の固定子においては、固定子鉄心に取り付けた支持
用のリブの固定子枠との据付高さを、固定子鉄心中心か
ら外径までの距離と固定子鉄心のスロット底までの距離
との中正軸半径の4/3倍とすることにより、当該位置
は、固定子鉄心の電磁力による楕円モード変形時の接線
方向の変位が生じないため、固定子鉄心の据付部に伝播
される振動をより一層抑制することができる。
【0042】さらにまた、請求項13に対応する発明の
回転電機の固定子鉄心は、上記請求項8または請求項9
に対応する発明の回転電機の固定子鉄心において、固定
子鉄心に取り付けた支持用のリブの固定子枠との据付高
さを、固定子鉄心中心から外径までの距離と固定子鉄心
のスロット底までの距離との中正軸半径の4/3倍とす
るようにしている。
【0043】従って、請求項13に対応する発明の回転
電機の固定子鉄心においては、固定子鉄心に取り付けた
支持用のリブの固定子枠との据付高さを、固定子鉄心中
心から外径までの距離と固定子鉄心のスロット底までの
距離との中正軸半径の4/3倍とすることにより、当該
位置は、固定子鉄心の電磁力による楕円モード変形時の
接線方向の変位が生じないため、固定子鉄心の据付部に
伝播される振動をより一層抑制することができる。
【0044】一方、請求項14に対応する発明の回転電
機は、固定子と回転子とを備えて構成される回転電機に
おいて、固定子として、上記請求項1、請求項4、請求
項5、請求項8、請求項9乃至請求項11、請求項13
のいずれか1項に対応する発明の固定子鉄心から構成さ
れる固定子を備えている。
【0045】従って、請求項14に対応する発明の回転
電機においては、固定子として、上記請求項1、請求項
4、請求項5、請求項8、請求項9乃至請求項11、請
求項13のいずれか1項に対応する発明の固定子鉄心か
ら構成される固定子を備えることにより、大容量におい
ても回転電機の小形化・高剛性を図り、回転電機の生産
体制としても小規模な製造・試験設備にて実現すること
ができるため、製造効率が高く、しかも低価格で製造す
ることができる。
【0046】また、請求項15に対応する発明の回転電
機は、固定子と回転子とを備えて構成される回転電機に
おいて、固定子として、上記請求項2、請求項3、請求
項6、請求項7、請求項12のいずれか1項に対応する
発明の固定子を備えている。
【0047】従って、請求項15に対応する発明の回転
電機においては、固定子として、上記請求項2、請求項
3、請求項6、請求項7、請求項12のいずれか1項に
対応する発明の固定子を備えることにより、大容量にお
いても回転電機の小形化・高剛性を図り、回転電機の生
産体制としても小規模な製造・試験設備にて実現するこ
とができるため、製造効率が高く、しかも低価格で製造
することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】初めに、本発明の一つの考え方の
前提となる騒音の発生メカニズムについて説明する。
【0049】図14は、振動と騒音発生のメカニズムを
説明するための図である。
【0050】この振動と騒音の発生メカニズムは、図1
4に示すように、回転子鉄心と固定子鉄心とのエアギャ
ップに働く電磁力の周波数と、固定子鉄心の固有振動数
とが共振した場合、固定子枠(フレーム)が著しく振動
し、その振動が空気中に放射されて騒音として発生する
ものである。
【0051】この電磁力による固定子枠の変形モード
は、一般的に、円環振動モードの楕円形状(n=2)で
ある。固定子鉄心の起磁力分布によって、図中太線で示
したような振動モードが生ずる。この固定子鉄心の振動
モードは、回転電機の運転中に回転しており、固定子枠
に伝達されると、固定子枠が引張り・圧縮を繰り返す。
このことにより、固定子枠に歪が生じたり、回転電機全
体の振動発生の要因となる。
【0052】この円環振動モードとは、図15に示すよ
うな半径方向に外径の変形するモードであり、膨張収縮
(モードn=0)、並進(モードn=1)、楕円(モー
ドn=2)、三角形(モードn=3)、四角形(モード
n=4)、五角形(モードn=5)等で表わされる。
【0053】従来において、電動機における固定子枠
は、左右対称状である場合が多い。
【0054】このため、固定子鉄心に発生する楕円(モ
ードn=2)の変形振動が、固定子枠にも伝達され易
く、電磁力が固定子鉄心と共振した場合には、大きな振
動および騒音が発生することがある。
【0055】そこで、このような電動機での振動および
騒音を低減するためには、固定子鉄心に発生する円環振
動の楕円(モードn=2)の変形が、固定子枠に伝達さ
れ難くする必要がある。
【0056】例えば、固定子枠が、楕円に変形し難い構
造とすることにより、外径振動が生じ難くなり、振動や
騒音を低減できるようになることである。
【0057】次に、騒音発生の原理について、具体的に
説明する。
【0058】電磁力は、回転磁界であることから、固定
子鉄心のある位置から見ると、図16に示すように、固
定子鉄心の内径に強制振動として、n=2(楕円)n=
4(四角形)……で時間的に回転して変化していくモー
ドが発生する。
【0059】上記の電磁力のモードを式で表わしたもの
を、式(1)に示す。
【0060】
【数2】
【0061】ここで、f:電磁力、A:電磁力の振
幅、ω:電磁力の角振動数、M:電磁力のモード次数、
θ:機械角、t:時間。
【0062】一方、固定子鉄心の固有振動モードφ
は、円環の面内振動のみを考えると、式(2)に示す
ようになる。
【0063】
【数3】
【0064】ここで、φ:円環の固有振動モード、Ф
:固有振動モードの振幅、N:固有振動モード次数、
α:位相。
【0065】そこで、上記式(1)と式(2)とから、
電動機に働く電磁力による円環の振動振幅をzとする
と、式(3)で表わすことができる。
【0066】
【数4】
【0067】これは、ある角度θにおける振動であるか
ら、円環全体の振動振幅Zは、θについて円環を全周で
積分することによって、式(4)により求めることがで
きる。
【0068】
【数5】
【0069】すなわち、具体的な数値で説明すると、固
有振動モードN=2と電磁力モードM=2の発生する振
動Zは、図17(a)に示すように、ベクトル積から求
めることができる。
【0070】ここで、半径方向の外向きのベクトルがプ
ラス、内向きのベクトルがマイナスとする。
【0071】計算する点数は、概略計算として、代表点
として8点について計算する。
【0072】
【数6】 ベクトル積の値がZ=4となる振動が発生する。
【0073】電磁力モードM=2と固有振動モードN=
3の発生する振動Zは、図17(b)に示すように、ベ
クトル積から求めることができる。
【0074】
【数7】
【0075】電磁力モードM=2と固有モードN=3と
の組み合わせでは、Z=0となり、振動が発生しないこ
とになる。
【0076】すなわち、以上のような関係は、固有振動
モードと電磁力モードを一致させないことが、振動およ
び騒音を発生させない条件であることを示している。
【0077】さらに、一般に、固定子鉄心の変形時の変
形量は、1/(モード数)に比例して小さくなるの
で、モード数が多いほど振動が低減する。
【0078】すなわち、上記電磁力による強制モード
が、M=2(楕円)であることから、固定子鉄心の外径
形状を、円環振動モードn=3、5、7……とすること
により、振動が打ち消し合い、モードが一致しないよう
にできる、つまり振動と騒音を低減することができる。
【0079】その方法として、固定子鉄心の形状を非対
称とする。
【0080】固定子鉄心に誘起する電磁加振力の加振力
モードMは、偶数の円環振動モードM=2、4、6、8
であることから、固定子鉄心の外径形状を、円環振動モ
ードn=3、5、7……とすることにより、モードが一
致しないようにできる。
【0081】このような方法としても、固定子鉄心の形
状を非対称とすることで実現することができる。
【0082】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0083】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態による回転電機の固定子鉄心の全体構成例を示す斜視
図である。
【0084】なお、回転電機の全体構成は、図18の従
来と同様の構成であるので、同一要素には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0085】すなわち、図1に示すように、本実施の形
態による回転電機の固定子鉄心10は、固定子鉄心10
本体の外径形状を、多角形でその角数を4以上の偶数と
し、かつ各対角となる辺、本例ではL1,L2の長さ
を、非対称となるように構成している。
【0086】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子鉄心においては、固定子鉄心1
0本体の外径形状を、多角形でその角数を4以上の偶数
とし、かつ各対角となる辺L1,L2の長さを非対称と
していることにより、偶数角形の構造物の場合であって
も、固定子鉄心10の内径に作用した電磁力が、固定子
鉄心10の外径に振動伝播した時に固有モードが電磁モ
ードを打ち消すようになり、回転電機全体の振動および
騒音を低減することができる。
【0087】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子鉄心では、回転電機の運転時に発生する電
磁力による振動を抑制して、振動および騒音の低減を十
分効果的に図ることが可能となる。
【0088】(第2の実施の形態)図2は、本実施の形
態による回転電機の固定子の全体構成例を示す斜視図で
あり、図1と同一要素には同一符号を付してその説明を
省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0089】すなわち、図2に示すように、本実施の形
態による回転電機の固定子は、前記図1に示す第1の実
施の形態による構成を有する回転電機の固定子鉄心11
に、当該固定子鉄心11本体を据え付け場所に据え付け
する据付用座12を少なくとも2面設けて構成してい
る。
【0090】なお、据付用座12は、固定子鉄心11の
外周側でも良い。
【0091】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子においては、固定子鉄心11
に、当該固定子鉄心11本体を据え付け場所に据え付け
する据付用座12を少なくとも2面設けていることによ
り、各対角となる辺、例えばL1,L2は非対称とな
り、前記第1の実施の形態の場合と同様に、固定子鉄心
11の内径に作用した電磁力が、固定子鉄心11の外径
に振動伝播した時に固有モードが電磁モードを打ち消す
ようになり、回転電機全体の振動および騒音を低減する
ことができる。
【0092】すなわち、図2の振動モデルにより、固有
振動数は、下記のような式(f2)で表わされる。
【0093】
【数8】
【0094】ここで、E:ヤング率、I:断面二次モー
メント、Le:据付面から重心までの距離、W:質量。
【0095】固有振動数を変化させるためには、固定子
鉄心11の据付面から重心までの距離を変更すること
で、対応することができる。
【0096】これにより、前記第1の実施の形態の場合
と同様に、固定子鉄心11の内径に作用した電磁力が、
固定子鉄心11の外径に振動伝播した時に固有モードが
電磁モードを打ち消すようになり、回転電機全体の振動
および騒音を低減することができる。
【0097】また、固定子鉄心11に据付用座12を設
けていることにより、安定性が良いだけでなく、据付系
との固有振動数を離調させることもできる。
【0098】ここで、固有振動数を離調させる方法とし
ては、例えば据付面から固定子鉄心中心までの距離(セ
ンターハイト)を変更することにより、固有振動数を可
変することができる。
【0099】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子では、回転電機の運転時に発生する電磁力
による振動を抑制して、振動および騒音の低減を十分効
果的に図ることが可能となる。
【0100】また、安定性が良いだけでなく、据付系と
の固有振動数を離調させることが可能となる。
【0101】(第3の実施の形態)図3は、本実施の形
態による回転電機の固定子の全体構成例を示す斜視図で
あり、図2と同一要素には同一符号を付してその説明を
省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0102】すなわち、図3に示すように、本実施の形
態による回転電機の固定子は、前記図2に示す第2の実
施の形態による構成を有する回転電機の固定子におい
て、固定子鉄心11の据付用座12の位置を、固定子鉄
心11の平均外径R2と固定子鉄心11のスロット底ま
での距離R1との中正軸半径の4/3倍とするように構
成している。
【0103】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子においては、固定子鉄心11の
据付用座12の位置を、固定子鉄心11の平均外径R2
と固定子鉄心11のスロット底までの距離R1との中正
軸半径の4/3倍としていることにより、当該位置は、
固定子鉄心11の電磁力による楕円モード変形時の接線
方向の変位が生じないため、固定子鉄心11の据付部に
伝播される振動をより一層抑制することができる。
【0104】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子では、回転電機の固定子では、回転電機の
運転時に発生する電磁力による振動をより一層抑制し
て、振動および騒音の低減をより一層十分効果的に図る
ことが可能となる。
【0105】(第4の実施の形態)図4は、本実施の形
態による回転電機の固定子鉄心の全体構成例を示す正面
図および側面図である。
【0106】なお、回転電機の全体構成は、図18の従
来と同様の構成であるので、同一要素には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0107】すなわち、図4に示すように、本実施の形
態による回転電機の固定子鉄心13は、固定子鉄心13
本体の外径形状を、多角形でその角数を3以上の奇数と
し、かつ各平面となる辺に、当該固定子鉄心13本体を
支持場所に支持する支持用のリブ14を、例えば溶接等
で取り付けて構成している。
【0108】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子鉄心においては、固定子鉄心1
3本体の外径形状を、多角形でその角数を3以上の奇数
とし、かつ各平面となる辺に、当該固定子鉄心13本体
を支持場所に支持する支持用のリブ14を取り付けてい
ることにより、固有モードが電磁モードを打ち消す作用
が一層増し、回転電機の振動および騒音をより一層低減
することができる。
【0109】また、固定子鉄心13の支持用のリブ14
により、固定子全体の高剛性化を図ることができ、電磁
力に打ち勝つ固定子鉄心13の剛性を得ることができ、
回転電機全体を小形・軽量化することができる。
【0110】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子鉄心では、回転電機の運転時に発生する電
磁力による振動を抑制して、振動および騒音の低減をよ
り一層十分効果的に図ることが可能となる。
【0111】また、回転電機全体を小形・軽量化するこ
とが可能となる。
【0112】(第5の実施の形態)図5は、本実施の形
態による回転電機の固定子鉄心の全体構成例を示す正面
図および側面図である。
【0113】なお、回転電機の全体構成は、図18の従
来と同様の構成であるので、同一要素には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0114】すなわち、図5に示すように、本実施の形
態による回転電機の固定子鉄心15は、固定子鉄心15
本体の外径形状を、多角形でその角数を4以上の偶数と
し、かつ各平面となる辺に、当該固定子鉄心15本体を
支持場所に支持する支持用のリブ16を、例えば溶接等
で取り付けて構成している。
【0115】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子鉄心においては、固定子鉄心1
5本体の外径形状を、多角形でその角数を4以上の偶数
とし、かつ各平面となる辺に、当該固定子鉄心15本体
を支持場所に支持する支持用のリブ16を取り付けてい
ることにより、前記第4の実施の形態の場合と同様な作
用を奏するだけでなく、奇数角形の場合、上下左右のい
ずれかに頂点が配置されるため、偶数角形の方が小形化
には特に有利である。
【0116】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子鉄心では、回転電機の運転時に発生する電
磁力による振動を抑制して、振動および騒音の低減をよ
り一層十分効果的に図ることが可能となる。
【0117】また、回転電機全体をより一層小形・軽量
化することが可能となる。
【0118】(第6の実施の形態)図6は、本実施の形
態による回転電機の固定子の全体構成例を示す正面図で
あり、図4と同一要素には同一符号を付してその説明を
省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0119】すなわち、図6に示すように、本実施の形
態による回転電機の固定子は、前記図4に示す第4の実
施の形態による構成を有する回転電機の固定子鉄心13
を、前記支持用のリブ14を介して固定子枠17と結合
して構成している。
【0120】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子においては、固定子鉄心13
を、支持用のリブ14を介して固定子枠17と結合して
いることにより、前記第4の実施の形態の場合と同様な
作用を奏するだけでなく、回転電機の外観形状の設計自
由度を広げることができる。
【0121】また、固定子鉄心13と固定子枠17との
間に空間ができるため、当該空間を利用して通風等の冷
却性能を向上することができる。これにより、回転電機
全体のより一層の小形・軽量化を図ることができる。
【0122】さらに、回転電機の固定子枠温度も低減で
きるため、より安全でかつ対環境性を改善することがで
き、寿命延長化も図ることができる。
【0123】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子では、回転電機の運転時に発生する電磁力
による振動を抑制して、振動および騒音の低減を十分効
果的に図ることが可能となる。
【0124】また、回転電機の外観形状の設計自由度を
広げることが可能となる。
【0125】さらに、回転電機全体を小形・軽量化する
ことが可能となる。
【0126】さらにまた、より安全でかつ対環境性を改
善でき、寿命延長化も図ることが可能となる。
【0127】(第7の実施の形態)図7は、本実施の形
態による回転電機の固定子の全体構成例を示す正面図で
あり、図5と同一要素には同一符号を付してその説明を
省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0128】すなわち、図7に示すように、本実施の形
態による回転電機の固定子は、前記図5に示す第5の実
施の形態による構成を有する回転電機の固定子鉄心15
を、前記支持用のリブ16を介して固定子枠17と結合
して構成している。
【0129】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子においては、固定子鉄心15
を、支持用のリブ16を介して固定子枠17と結合して
いることにより、前記第6の実施の形態の場合と同様な
作用を奏するだけでなく、支持用のリブ16を配置して
いることにより、上下左右を対称としても、固有モード
が電磁モードを打ち消すことができる。
【0130】また、奇数角形の場合、上下左右のいずれ
かに頂点が配置されるため、偶数角形の方が小形化には
特に有利である。
【0131】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子では、回転電機の運転時に発生する電磁力
による振動を抑制して、振動および騒音の低減を十分効
果的に図ることが可能となる。
【0132】また、回転電機の外観形状の設計自由度を
広げることが可能となる。
【0133】さらに、回転電機全体をより一層小形・軽
量化することが可能となる。
【0134】さらにまた、より安全でかつ対環境性を改
善でき、寿命延長化も図ることが可能となる。
【0135】(第8の実施の形態)図8は、本実施の形
態による回転電機の固定子鉄心の全体構成例を示す正面
図であり、図4と同一要素には同一符号を付してその説
明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0136】すなわち、図8に示すように、本実施の形
態による回転電機の固定子鉄心は、前記図4に示す第4
の実施の形態による構成を有する回転電機の固定子鉄心
において、前記支持用のリブ14と固定子鉄心18本体
とを一体化するように構成している。
【0137】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子鉄心においては、支持用のリブ
14と固定子鉄心18本体とを一体化していることによ
り、前記第4の実施の形態の場合と同様な作用を奏する
だけでなく、リブ14を別体とした場合に比べて、剛性
向上や接合部がないため、放熱性の向上も図ることがで
きる。
【0138】その結果、より一層の振動・騒音の低減や
小形化を図ることができる。
【0139】また、支持用のリブ14を溶接等で取り付
けないため、溶接歪等の特性悪化要因も抑制することが
できる。
【0140】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子鉄心では、回転電機の運転時に発生する電
磁力による振動を抑制して、振動および騒音の低減をよ
り一層十分効果的に図ることが可能となる。
【0141】また、回転電機全体をより一層小形・軽量
化することが可能となる。
【0142】さらに、放熱性の向上を図ることが可能と
なる。
【0143】さらにまた、溶接歪等の特性悪化要因も抑
制することが可能となる。
【0144】(第9の実施の形態)図9は、本実施の形
態による回転電機の固定子鉄心の全体構成例を示す正面
図であり、図5と同一要素には同一符号を付してその説
明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0145】すなわち、図9に示すように、本実施の形
態による回転電機の固定子鉄心は、前記図5に示す第5
の実施の形態による構成を有する回転電機の固定子鉄心
において、前記支持用のリブ16と固定子鉄心19本体
とを一体化するように構成している。
【0146】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子鉄心においては、支持用のリブ
16と固定子鉄心19本体とを一体化していることによ
り、前記第5の実施の形態の場合と同様な作用を奏する
だけでなく、リブ16を別体とした場合に比べて、剛性
向上や接合部がないため、放熱性の向上も図ることがで
きる。
【0147】その結果、より一層の振動・騒音の低減や
小形化を図ることができる。
【0148】また、支持用のリブ16を溶接等で取り付
けないため、溶接歪等の特性悪化要因も抑制することが
できる。
【0149】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子鉄心では、回転電機の運転時に発生する電
磁力による振動を抑制して、振動および騒音の低減をよ
り一層十分効果的に図ることが可能となる。
【0150】また、回転電機全体をより一層小形・軽量
化することが可能となる。
【0151】さらに、放熱性の向上を図ることが可能と
なる。
【0152】さらにまた、溶接歪等の特性悪化要因も抑
制することが可能となる。
【0153】(第10の実施の形態)図10は、本実施
の形態による回転電機の固定子鉄心の全体構成例を示す
正面図および側面図であり、図8と同一要素には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0154】すなわち、図10に示すように、本実施の
形態による回転電機の固定子鉄心は、前記図8に示す第
8の実施の形態による構成を有する回転電機の固定子鉄
心において、固定子鉄心18本体をスキューさせて積層
するように構成している。
【0155】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子鉄心においては、固定子鉄心1
8本体をスキューさせて積層していることにより、前記
第8の実施の形態の場合と同様な作用を奏するだけでな
く、固定子鉄心18、または固定子鉄心18のスロット
をスキュー(ねじり)させて、電磁力を分散させること
ができる。
【0156】その結果、より一層の振動・騒音の低減を
図ることができるだけでなく、回転電機の運転中のトル
クリップル等も低減することができ、回転電機の電気特
性の向上を図ることができる。
【0157】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子鉄心では、回転電機の運転時に発生する電
磁力による振動を抑制して、振動および騒音の低減をよ
り一層十分効果的に図ることが可能となる。
【0158】また、回転電機全体をより一層小形・軽量
化することが可能となる。
【0159】さらに、放熱性の向上を図ることが可能と
なる。
【0160】また、溶接歪等の特性悪化要因も抑制する
ことが可能となる。
【0161】さらに、回転電機の運転中のトルクリップ
ル等も低減して、回転電機の電気特性の向上を図ること
が可能となる。
【0162】(第11の実施の形態)図11は、本実施
の形態による回転電機の固定子鉄心の全体構成例を示す
正面図および側面図であり、図9と同一要素には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0163】すなわち、図11に示すように、本実施の
形態による回転電機の固定子鉄心は、前記図9に示す第
9の実施の形態による構成を有する回転電機の固定子鉄
心において、固定子鉄心19本体をスキューさせて積層
するように構成している。
【0164】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子鉄心においては、固定子鉄心1
9本体をスキューさせて積層していることにより、前記
第9の実施の形態の場合と同様な作用を奏するだけでな
く、固定子鉄心19、または固定子鉄心19のスロット
をスキュー(ねじり)させて、電磁力を分散させること
ができる。
【0165】その結果、より一層の振動・騒音の低減を
図ることができるだけでなく、回転電機の運転中のトル
クリップル等も低減することができ、回転電機の電気特
性の向上を図ることができる。
【0166】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子鉄心では、回転電機の運転時に発生する電
磁力による振動を抑制して、振動および騒音の低減をよ
り一層十分効果的に図ることが可能となる。
【0167】また、回転電機全体をより一層小形・軽量
化することが可能となる。
【0168】さらに、放熱性の向上を図ることが可能と
なる。
【0169】また、溶接歪等の特性悪化要因も抑制する
ことが可能となる。
【0170】さらに、回転電機の運転中のトルクリップ
ル等も低減して、回転電機の電気特性の向上を図ること
が可能となる。
【0171】(第12の実施の形態)図12は、本実施
の形態による回転電機の固定子の全体構成例を示す正面
図であり、図6または図7と同一要素には同一符号を付
してその説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0172】すなわち、図12に示すように、本実施の
形態による回転電機の固定子は、前記図6または図7に
示す第6または第7の実施の形態による構成を有する回
転電機の固定子において、固定子鉄心13または15に
取り付けた支持用のリブ14または16の固定子枠17
との据付高さを、固定子鉄心13または15中心から外
径までの距離R2と固定子鉄心13または15のスロッ
ト底までの距離R1との中正軸半径の4/3倍とするよ
うに構成している。
【0173】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子においては、固定子鉄心13ま
たは15に取り付けた支持用のリブ14または16の固
定子枠17との据付高さを、固定子鉄心13または15
中心から外径までの距離R2と固定子鉄心13または1
5のスロット底までの距離R1との中正軸半径の4/3
倍としていることにより、当該位置は、固定子鉄心13
または15の電磁力による楕円モード変形時の接線方向
の変位が生じないため、固定子鉄心13または15の据
付部に伝播される振動をより一層抑制することができ
る。
【0174】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子では、回転電機の運転時に発生する電磁力
による振動を抑制して、振動および騒音の低減をより一
層十分効果的に図ることが可能となる。
【0175】(第13の実施の形態)図13は、本実施
の形態による回転電機の固定子鉄心の全体構成例を示す
正面図であり、図8と同一要素には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0176】すなわち、図13に示すように、本実施の
形態による回転電機の固定子は、前記図8に示す第8の
実施の形態による構成を有する回転電機の固定子鉄心に
おいて、固定子鉄心18に取り付けた支持用のリブ14
の固定子枠17との据付高さを、固定子鉄心18中心か
ら外径までの距離R2と固定子鉄心18のスロット底ま
での距離R1との中正軸半径の4/3倍とするように構
成している。
【0177】次に、以上のように構成した本実施の形態
による回転電機の固定子鉄心においては、固定子鉄心1
8に取り付けた支持用のリブ14の固定子枠17との据
付高さを、固定子鉄心18中心から外径までの距離R2
と固定子鉄心18のスロット底までの距離R1との中正
軸半径の4/3倍としていることにより、当該位置は、
固定子鉄心18の電磁力による楕円モード変形時の接線
方向の変位が生じないため、固定子鉄心18の据付部に
伝播される振動をより一層抑制することができる。
【0178】上述したように、本実施の形態による回転
電機の固定子鉄心では、回転電機の運転時に発生する電
磁力による振動を抑制して、振動および騒音の低減をよ
り一層十分効果的に図ることが可能となる。
【0179】なお、本実施の形態は、前記図9に示す第
9の実施の形態による構成を有する回転電機の固定子鉄
心においても、同様に適用して前述の場合と同様の作用
降下を得ることが可能である。
【0180】(第14の実施の形態)本実施の形態で
は、固定子1と回転子4とを備えて構成される回転電機
において、固定子1として、前記第1、第4、第5、第
8、第9乃至第11、第13の実施の形態のいずれか一
つの実施の形態の固定子鉄心から構成される固定子を備
えて回転電機を構成している。
【0181】これにより、大容量においても回転電機の
小形化・高剛性を図り、回転電機の生産体制としても小
規模な製造・試験設備にて実現することができるため、
製造効率が高く、しかも低価格で製造することが可能と
なる。
【0182】(第15の実施の形態)本実施の形態で
は、固定子1と回転子4とを備えて構成される回転電機
において、固定子1として、前記第2、第3、第6、第
7、第12の実施の形態のいずれか一つの実施の形態の
固定子を備えて回転電機を構成している。
【0183】これにより、大容量においても回転電機の
小形化・高剛性を図り、回転電機の生産体制としても小
規模な製造・試験設備にて実現することができるため、
製造効率が高く、しかも低価格で製造することが可能と
なる。
【0184】(その他の実施の形態)尚、本発明は、上
記各実施の形態に限定されるものではなく、実施段階で
はその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形して実施す
ることが可能である。例えば、本発明は、一般産業用・
巻上機等の電動機への用途に限らず、発電機、同期機等
のその他の回転電機についても、前述の場合と同様に適
用して同様の作用効果を得ることができる。
【0185】また、各実施の形態は可能な限り適宜組合
わせて実施してもよく、その場合には組合わせた作用効
果を得ることができる。さらに、上記各実施の形態には
種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構
成要件における適宜な組合わせにより、種々の発明を抽
出することができる。例えば、実施の形態に示される全
構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が
解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも
一つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効
果(の少なくとも一つ)が得られる場合には、この構成
要件が削除された構成を発明として抽出することができ
る。
【0186】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転電機
の固定子鉄心および固定子によれば、固定子鉄心自体が
変形し難く、固定子枠に楕円モードの変形が発生し難く
なり、回転電機の運転時に発生する電磁力による振動を
抑制して、振動および騒音の低減を十分効果的に図るこ
とが可能となる。
【0187】また、本発明の回転電機の固定子鉄心およ
び固定子によれば、固定子鉄心と固定子枠との間の空間
を利用して、通風等の冷却性能を向上させることが可能
となる。
【0188】これにより、より一層の小形・軽量化を図
ることができる。
【0189】さらに、回転電機の固定子枠温度も低減で
きるため、より安全でかつ対環境性を改善することがで
き、寿命延長化も図ることができる。
【0190】また、固定子鉄心に据付用座を設けて、そ
の据え付け高さを変化させることにより、据付系との固
有振動数を離調させることも可能となる。
【0191】さらに、本発明の回転電機によれば、大容
量においても小形化・高剛性を図り、生産体制としても
小規模な製造・試験設備にて実現することができ、製造
効率が高く、しかも低価格で製造することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による回転電機の固
定子鉄心の全体構成例を示す斜視図。
【図2】本発明の第2の実施の形態による回転電機の固
定子の全体構成例を示す斜視図。
【図3】本発明の第3の実施の形態による回転電機の固
定子の全体構成例を示す斜視図。
【図4】本発明の第4の実施の形態による回転電機の固
定子鉄心の全体構成例を示す正面図および側面図。
【図5】本発明の第5の実施の形態による回転電機の固
定子鉄心の全体構成例を示す正面図および側面図。
【図6】本発明の第6の実施の形態による回転電機の固
定子の全体構成例を示す正面図。
【図7】本発明の第7の実施の形態による回転電機の固
定子の全体構成例を示す正面図。
【図8】本発明の第8の実施の形態による回転電機の固
定子鉄心の全体構成例を示す正面図。
【図9】本発明の第9の実施の形態による回転電機の固
定子鉄心の全体構成例を示す正面図。
【図10】本発明の第10の実施の形態による回転電機
の固定子鉄心の全体構成例を示す正面図および側面図。
【図11】本発明の第11の実施の形態による回転電機
の固定子鉄心の全体構成例を示す正面図および側面図。
【図12】本発明の第12の実施の形態による回転電機
の固定子の全体構成例を示す正面図。
【図13】本発明の第13の実施の形態による回転電機
の固定子鉄心の全体構成例を示す正面図。
【図14】騒音発生のメカニズムを説明するための図。
【図15】円環振動モードを説明するための図。
【図16】電磁力モードを説明するための図。
【図17】電磁力と固有モードの関係から振動を発生す
るしくみを説明するための図。
【図18】従来の誘導電動機の一構成例を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1…固定子、 2…固定子枠、 3…固定子鉄心、 4…回転子 5…軸受、 6…回転軸、 7…回転子鉄心、 8…振動モード 10…固定子鉄心 11…固定子鉄心 12…据付用座、 13…固定子鉄心 14…支持用のリブ、 15…固定子鉄心 16…支持用のリブ、 17…固定子枠、 18…固定子鉄心 19…固定子鉄心。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心本体の外径形状を、多角形で
    その角数を4以上の偶数とし、かつ各対角となる辺の長
    さを非対称となるようにしたことを特徴とする回転電機
    の固定子鉄心。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の回転電機の固定子
    鉄心に、当該固定子鉄心本体を据え付け場所に据え付け
    する据付用座を少なくとも2面設けて成ることを特徴と
    する回転電機の固定子。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の回転電機の固定子
    において、前記固定子鉄心の据付用座の位置を、前記固
    定子鉄心の平均外径と前記固定子鉄心のスロット底まで
    の距離との中正軸半径の4/3倍とするようにしたこと
    を特徴とする回転電機の固定子。
  4. 【請求項4】 固定子鉄心本体の外径形状を、多角形で
    その角数を3以上の奇数とし、かつ各平面となる辺に、
    当該固定子鉄心本体を支持場所に支持する支持用のリブ
    を取り付けるようにしたことを特徴とする回転電機の固
    定子鉄心。
  5. 【請求項5】 固定子鉄心本体の外径形状を、多角形で
    その角数を4以上の偶数とし、かつ各平面となる辺に、
    当該固定子鉄心本体を支持場所に支持する支持用のリブ
    を取り付けるようにしたことを特徴とする回転電機の固
    定子鉄心。
  6. 【請求項6】 前記請求項4に記載の回転電機の固定子
    鉄心を、前記支持用のリブを介して固定子枠と結合して
    成ることを特徴とする回転電機の固定子。
  7. 【請求項7】 前記請求項5に記載の回転電機の固定子
    鉄心を、前記支持用のリブを介して固定子枠と結合して
    成ることを特徴とする回転電機の固定子。
  8. 【請求項8】 前記請求項4に記載の回転電機の固定子
    鉄心において、前記支持用のリブと固定子鉄心本体とを
    一体化するようにしたことを特徴とする回転電機の固定
    子鉄心。
  9. 【請求項9】 前記請求項5に記載の回転電機の固定子
    鉄心において、前記支持用のリブと固定子鉄心本体とを
    一体化するようにしたことを特徴とする回転電機の固定
    子鉄心。
  10. 【請求項10】 前記請求項8に記載の回転電機の固定
    子鉄心において、 前記固定子鉄心本体をスキューさせて積層するようにし
    たことを特徴とする回転電機の固定子鉄心。
  11. 【請求項11】 前記請求項9に記載の回転電機の固定
    子鉄心において、 前記固定子鉄心本体をスキューさせて積層するようにし
    たことを特徴とする回転電機の固定子鉄心。
  12. 【請求項12】 前記請求項6または請求項7に記載の
    回転電機の固定子において、 前記固定子鉄心に取り付けた支持用のリブの固定子枠と
    の据付高さを、前記固定子鉄心中心から外径までの距離
    と前記固定子鉄心のスロット底までの距離との中正軸半
    径の4/3倍とするようにしたことを特徴とする回転電
    機の固定子。
  13. 【請求項13】 前記請求項8または請求項9に記載の
    回転電機の固定子鉄心において、 前記固定子鉄心に取り付けた支持用のリブの固定子枠と
    の据付高さを、前記固定子鉄心中心から外径までの距離
    と前記固定子鉄心のスロット底までの距離との中正軸半
    径の4/3倍とするようにしたことを特徴とする回転電
    機の固定子鉄心。
  14. 【請求項14】 固定子と回転子とを備えて構成される
    回転電機において、前記固定子として、前記請求項1、
    請求項4、請求項5、請求項8、請求項9乃至請求項1
    1、請求項13のいずれか1項に記載の固定子鉄心から
    構成される固定子を備えて成ることを特徴とする回転電
    機。
  15. 【請求項15】 固定子と回転子とを備えて構成される
    回転電機において、 前記固定子として、前記請求項2、請求項3、請求項
    6、請求項7、請求項12のいずれか1項に記載の固定
    子を備えて成ることを特徴とする回転電機。
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