JP2003087838A - 遠隔誘導指示システム - Google Patents

遠隔誘導指示システム

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JP2003087838A
JP2003087838A JP2001275001A JP2001275001A JP2003087838A JP 2003087838 A JP2003087838 A JP 2003087838A JP 2001275001 A JP2001275001 A JP 2001275001A JP 2001275001 A JP2001275001 A JP 2001275001A JP 2003087838 A JP2003087838 A JP 2003087838A
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Kazuhiro Matsuura
和広 松浦
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 被災者の避難誘導や救護作業を安全かつ迅速
に実現する緊急避難システムにも利用できる遠隔誘導指
示システムを提供する。 【解決手段】 遠隔誘導指示システムにおいて、ユーザ
端末とオペレーションユニットとがオペレーションサー
バを介して接続され、通信を行う。ユーザ端末は、オペ
レーションサーバと無線により接続し、同サーバからの
情報を再生し、同サーバに送信する情報を作成し、送信
する手段を有する。オペレーションユニットは、オペレ
ーションサーバからの情報を再生し、同サーバに情報を
送信し、同サーバに情報の提供を要求する手段を有す
る。オペレーションサーバは、オペレーションユニット
よりユーザ情報の提示要求があった場合および所定の場
合にユーザ情報を同ユニットまたはユーザ端末へ提示す
るユーザ情報管理手段と、ユーザ端末の位置情報を割り
出し、位置情報を同ユニットまたはユーザ端末に提示す
る位置情報管理手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被災者を迅速かつ
安全に避難場所へ誘導し、また被災者やその周囲の者が
負傷した場合の救護作業を迅速かつ的確に実現する緊急
避難システムなどに利用できる遠隔誘導指示システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地震や火山噴火等の自然災害の発
生を予測する技術が急速に発達し、また、近年、自然災
害や大規模事件が頻繁に発生するようになっていること
から、災害被害時の対応策のあり方が問われている。災
害への対応策を必要とする一番の目的は死傷者数を少な
くすることであり、その実現のためには、国や地方公共
団体、企業、学校、そして個人それぞれが有機的に連携
する必要がある。これらの者は、上記対応策の一環とし
て定期的に避難訓練を実施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常時
に行う訓練と実際に災害が発生した場合とでは状況が大
きく異なる。例えば、地震が発生した場合、火災の発生
や建物の倒壊等の理由により、避難訓練時に採用した避
難場所への経路を利用できないことがある。また、避難
訓練を行ったことのない場所で被災した者は、被災場所
に設定された避難場所およびこの場所への避難経路も不
明なため迅速な避難ができない。このような者がいる場
合には、他の者も含めた全員の避難が遅れてしまうこと
があり、二次災害などによる負傷者の増大の危険性など
がある。
【0004】また、災害非発生時とは異なり、本人が負
傷した場合や負傷者がいる場合などでも、他にも負傷者
が大勢いることから、救急隊員に救助してもらうことは
極めて困難であり、負傷者やその周りにいる者が応急処
置を行ったり、避難場所にて処置を行うこともある。ま
た、救急隊員は、負傷者のもとに駆けつけるにしても、
負傷者と連絡が取れなかったり負傷者の居場所が分から
ないこともある。特に、建物の倒壊の下敷きになってし
まった負傷者を救助する場合、負傷者の場所の特定は極
めて重要になる。さらに、災害発生時には、被災者は家
族などの所定の者の安否の確認をとりたいと欲する。逆
に、所定の者も被災者の安否の確認をとりたいと欲す
る。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、被災者の避難誘導や救護作業を安全かつ迅速に
実現する緊急避難システムにも利用できる遠隔誘導指示
システムを提供することを目的とする。また、本発明の
別の目的は、被災者が所定の者の安否の確認をとること
ができる緊急避難システムにも利用できる遠隔誘導指示
システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係る遠隔誘導指示システムは、ユーザ端
末とオペレーションユニットとがオペレーションサーバ
を介して接続され、ユーザ端末とオペレーションユニッ
トはオペレーションサーバを介して通信を行うシステム
である。ユーザ端末は、オペレーションサーバと無線に
より接続し、オペレーションサーバから入力された情報
を再生する手段と、オペレーションサーバに送信する情
報を作成する手段と、オペレーションサーバに情報を送
信する手段とを有する。オペレーションユニットは、オ
ペレーションサーバから入力された情報を再生する手段
と、オペレーションサーバに情報を送信する手段と、オ
ペレーションサーバに情報の提供を要求する手段とを有
する。オペレーションサーバは、オペレーションユニッ
トよりユーザ情報の提示要求があった場合および所定の
場合にユーザ情報をオペレーションユニットおよび/ま
たはユーザ端末へ提示するユーザ情報管理手段と、ユー
ザ端末の位置情報を割り出し、位置情報をオペレーショ
ンユニットおよび/またはユーザ端末に提示する位置情
報管理手段とを有する。つまり、オペレーションサーバ
はユーザ端末とオペレーションユニット間の情報を仲介
し、また、情報提示要求があった場合にまたは所定の場
合に情報(ユーザ情報、ユーザの位置情報)をユーザ端
末および/またはオペレーションサーバに提供する。こ
のように、本システムではオペレーションサーバが全て
の情報を把握することが可能となるため、総合的な誘導
システムを実現できる。
【0007】また、ユーザ端末は、さらに、撮像部を有
し、撮像部で作成した画像データをオペレーションユニ
ットへ送信し、オペレーションユニットは、画像データ
が入力されるとこれを再生してもよい。つまり、ユーザ
端末にカメラを設け、このカメラにより撮像された画像
(動画像または静止画像)をオペレーションユニットで
再生することで、ユーザから離れた位置にいるオペレー
タ(オペレーションユニットを操作する者)は、ユーザ
の状況(ユーザ自身の状況、ユーザの周囲の状況)を極
めて正確に把握できる。これにより、オペレータは、ユ
ーザに対して迅速で適切な誘導/指示を行える。
【0008】また、ユーザ端末は、さらに、位置情報割
出手段を有し、割出手段で割り出したユーザ端末の位置
情報をオペレーションサーバへ送信し、位置情報管理手
段は、ユーザ端末から入力された位置情報を管理し、位
置情報をオペレーションユニットおよび/またはユーザ
端末に提示してもよい。なお、位置情報割出手段は、G
PS信号を受信して位置情報を割り出すようにすること
が好ましい。
【0009】また、オペレーションサーバは、さらに、
ユーザ端末とオペレーションユニットとの音声通話も仲
介してもよい。つまり、本発明に係る遠隔誘導指示シス
テムのオペレーションサーバは、ユーザ端末とオペレー
ションユニットとの間の通信を仲介するが、両者間の通
信には当然に音声通話を含めることができる。
【0010】また、ユーザ端末は、さらに、システムに
処理開始指示を与える入力インタフェースを備え、ユー
ザが入力インタフェースにより処理開始指示を発する
と、指示をオペレーションサーバに送信し、オペレーシ
ョンサーバは、指示を受信するとシステムの処理を開始
するようにすることが好ましい。ただし、システムの処
理開始のトリガは上記インタフェースからの指示に限定
されるものではなく、他の方法により発せられた開始指
示により処理を開始してよいことは当然である。
【0011】また、位置情報管理手段は、さらに、ユー
ザ端末の現在位置から避難場所などの所定の場所までの
経路を割り出し、ユーザ端末の現在位置および所定の場
所の位置を表示範囲に含む地図データに経路を示したデ
ータをオペレーションユニットおよび/またはユーザ端
末に提示するようにすることが好ましい。つまり、オペ
レーションサーバが現在の位置から所定の場所までの経
路を割り出せば、オペレータが経路を考える必要がなく
なる。この経路は1つに限定されず複数割り出すことも
自由である。
【0012】また、遠隔誘導指示システムは、さらに、
オペレーションサーバと無線により接続された、救急救
助隊員などが携帯する携帯端末を有していてもよい。携
帯端末は、オペレーションサーバから入力された情報を
再生する手段と、オペレーションサーバにデータを送信
する手段と、オペレーションサーバに情報提供を要求す
る手段とを有する。オペレーションサーバは、さらに、
携帯端末とオペレーションユニットおよび/またはユー
ザ端末との通信を仲介し、ユーザ情報管理手段は、さら
に、ユーザ情報の一部または全部を携帯端末に提示する
機能を有し、位置情報管理手段は、さらに、位置情報を
携帯端末に提示する機能を有するようにする。また、位
置情報管理手段は、さらに、携帯端末の位置情報を割り
出す機能と、携帯端末の現在位置からユーザ端末の現在
位置への経路を割り出す機能と、ユーザ端末の現在位置
と携帯端末の現在位置とを表示範囲に含む地図データに
経路を示したデータを作成する機能とを有し、データを
携帯端末および/またはオペレーションユニットに提示
するようにするとよい。このように構成すれば、携帯端
末を携帯する者は、ユーザのもとへ短時間に駆けつける
ことが可能となるからである。
【0013】また、オペレーションサーバは、さらに、
ユーザ毎に予め定められた近親者(所定の者)の端末と
接続し、近親者の端末にユーザの情報を送信する機能
と、近親者の端末から入力された情報をユーザ端末に送
信する機能とを有することが好ましい。このような構成
とすれば、ユーザは、所定の者の情報を把握できるから
である。
【0014】ユーザ端末の一部または全部をヘルメット
筐体に設けることが好ましい。災害避難時や工事現場な
どユーザに危険な状態にある場合の誘導/指示に本シス
テムを適用する場合、ユーザ端末を用いることで頭部を
保護することが可能となるからである。
【0015】オペレーションサーバは、さらに、仲介し
たデータおよび提供したデータの一部または全部を格納
する手段を有することが好ましい。このようにシステム
処理中に作成したデータや入力されたデータを格納して
おけば、後日、処理内容の点検を行うことができるから
である。
【0016】また、オペレーションサーバを複数設け、
1のオペレーションサーバが使用不能な場合には他のオ
ペレーションサーバにて処理を行うようにすれば、1の
サーバがダウンした場合であっても他のサーバで運用を
行うことができるため好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遠隔誘導指示
システムを、実施の形態によって詳細に説明する。以下
の説明では遠隔誘導指示システムの一態様である緊急避
難システムを例にとる。
【0018】図1に示すように、本発明に係る緊急避難
システムは、ユーザ端末1と緊急避難センタオペレーシ
ョンサーバ(以下オペレーションサーバと称す)2とオ
ペレーションユニット3とを有する。また、携帯端末4
を有していてもよい。
【0019】ユーザ端末1は、各ユーザに携帯され、少
なくともオペレーションサーバ2と情報(データ)の授
受を行う。
【0020】オペレーションサーバ2は、システムに少
なくとも1つ設けられ、各ユーザのユーザ端末1と接続
され、また複数のオペレーションユニット3と接続さ
れ、データの授受および処理を行う。システムの構成要
素(以下システム構成要素と言う)に救急救助隊員が持
つ携帯端末4を含める場合、この端末ともデータの授受
が可能なようにする。このように、すべての通信(情報
のやりとり)をオペレーションサーバ2が統括するた
め、通信に無線通信を採用する場合でも使用する無線チ
ャネル数を少なくできる。また、情報提示要求があった
場合、この要求に従い情報を取りだしまたは作成し、こ
の情報をシステム構成要素に提示する。なお、ユーザ端
末1や携帯端末4に提供する情報の内容を管理するた
め、上記提示要求を発することができるシステム構成要
素はオペレーションユニット3のみとしてもよい。ま
た、上記要求がなくても所定のタイミングで所定のシス
テム構成要素に情報を提供してもよい。別言すると、ユ
ーザ端末1、オペレーションサーバ2および携帯端末4
間の情報伝達(通信)の仲介、これらのシステム構成要
素への情報の提供を行う。また、仲介した情報および提
供した情報の一部または全部を蓄積してもよい。
【0021】オペレーションユニット3は、複数設けら
れ、オペレーションサーバ2とデータの授受を行う。オ
ペレーションサーバ2を介してユーザ(ユーザ端末1)
や救急救助隊員(携帯端末4)に指示を与えたり情報を
提供したりする。
【0022】携帯端末4は、各救急救助隊員に携帯さ
れ、ユーザ端末1、オペレーションサーバ2および/ま
たはオペレーションユニット3と情報の授受を行う。以
下、各システム構成要素について詳述する。
【0023】[ユーザ端末1]ユーザ端末1の構成例を
図2のブロック図に示す。ユーザ端末1は、少なくとも
制御部10、無線通信部11、撮像部12、入力部13
および音声出力部14を有する。また、好ましくは位置
検出部15を有する。また、画像表示部16を有してい
てもよい。各構成要素(ユーザ端末1の構成要素;以下
端末構成要素と表記する)は、好ましくはヘルメット筐
体上に設けられる。または筐体と一体化して設けられ
る。
【0024】(制御部10)制御部10は、各端末構成
要素を制御する。
【0025】(無線通信部11)無線通信部11は、オ
ペレーションサーバ2と接続する基地局との間で無線通
信を行い、当該基地局を介してオペレーションサーバ2
とデータの授受を行う。つまり、無線通信部11〜基地
局間は無線通信方式により、基地局〜オペレーションサ
ーバ2間は任意の1または複数の通信方式(有線、無
線、ネットワーク等)により接続される。無線通信方式
は任意の方式を採用でき、例えばPDC(personal dig
ital cellular )、PHS(personal handy-phone sys
tem )、W−CDMA(widebandCDMA )等の方式を用
いることもできる。少なくとも基地局と通信を行うこと
ができる方式を採用すればよい。当然、他の方式による
通信を行えるようにしてもよい。
【0026】無線通信部11は、直接にまたは基地局を
介して他の者の端末(PC、携帯端末、ユーザ端末1
等)と無線通信可能なようにしてもよい。なお、他の者
の端末とは、好ましくは音声通話などのリアルタイム通
信を行えるようにする。なお、他の者の端末との間の無
線通信方式とオペレーションサーバ2との間の無線通信
方式とは異なる方式を採用してもよい。また、上記他の
ユーザは限定された者(特定の者)とすることが好まし
い。不特定の者と交信可能とすると、多数の者の中から
特定の者を探しだす必要があるからである。ユーザは、
被災した場合、親族、当該ユーザが属する組織(会社、
学校等)の人間など特定の者と連絡(安否の連絡、存在
場所の連絡等)を行う必要があり、不特定の者と連絡を
とる必要はない。なお、本願明細書では、この特定の者
を近親者と表記する。言い換えれば、近親者とはユーザ
毎に予め設定された者のことである。この設定は上記ユ
ーザ情報に含めればよい。
【0027】(撮像部12)撮像部12は、いわゆるカ
メラである。ユーザの視点(視線)とほぼ同じ視点(視
線)で周囲の状況を撮像するようにヘルメット筐体に配
置されれば、撮像部12で撮像された画像を見る者はユ
ーザのおかれた状況を極めて容易に把握できる。しか
し、ユーザが撮像部12の視点をユーザ自身に向けた場
合には、ユーザを撮像することとなる。当然、これら以
外の者、物等を撮像することは自由である。撮像部12
は、撮像した映像から画像(静止画像)データおよび/
または動画像データ(以下画像データと表記する)を作
成し、この画像データを無線通信部11よりオペレーシ
ョンサーバ2へ送信する。オペレーションサーバ2は、
画像データをオペレーションユニット3に再生させるこ
とで、オペレータにユーザのおかれた状況やユーザの状
態等を極めて的確に把握させることができる。また、画
像データを格納しておけば、災害状況の解析に役立てる
こともできる。なお、前記したように近親者の端末と通
信を行う場合には、撮像部12で作成された画像データ
を、無線通信部11を介して上記端末へ送信するように
してもよい。
【0028】(入力部13)入力部13は、ユーザから
指示や情報等を入力されるキーボードやボタン(スイッ
チ)等の入力インタフェースを備え、ユーザからの指示
や情報等のデータを電気信号に変換する。この電気信号
は所定の端末構成要素に入力される。また、無線通信部
11を介してオペレーションサーバ2に入力される。上
記電気信号を入力された端末構成要素またはシステム構
成要素は、この電気信号にユーザからの指示が含まれて
いた場合、この指示に従った処理を行う。上記電気信号
にデータが含まれていた場合、このデータを利用(再
生、蓄積等)する。
【0029】なお、入力部13は、少なくとも本システ
ムに処理開始指示を出すための専用のスイッチ、ボタン
等の入力インタフェース(緊急通知ボタン)を有するよ
うに構成することが好ましい。入力部13は、緊急通知
ボタンが押下されると、無線通信部11を介してオペレ
ーションサーバ2にシステムの運用開始を伝える。オペ
レーションサーバ2は、また、直接にまたはオペレーシ
ョンサーバ2を介して制御部10に処理開始指示を伝え
る。制御部10はこの指示が入力されると、各端末構成
要素を起動する。これにより、ユーザは、緊急通知ボタ
ンを押下するだけで本システムに処理(運用)を開始さ
せることが可能となる。ただし、本システムの処理開始
指示は、オペレーションサーバ2またはオペレーション
ユニット3より発せられるようにしてもよい。
【0030】また、上記入力インタフェースは、前記し
たキーボードなどに限定されない。例えば、音声入出力
部12を用いてもよい。この場合、ユーザから指示が音
声により入力されると、当該音声を公知の方法を用いて
指示内容を解析し、この解析結果から上記電気信号を作
成すればよい。また、ユーザの視線解析部を設け、当該
視線解析部により画像出力部16に表示した選択肢のい
ずれをユーザが見ているか解析し、この解析結果から上
記電気信号を作成してもよい。このように、入力部13
は、少なくともユーザからの指示が制御部10やオペレ
ーションサーバ2、オペレーションユニット3で解釈可
能な形(電気信号)に変換できればよい。
【0031】(音声入出力部14)音声入出力部14
は、音声入力機能と音声出力機能とを有する。音声入力
機能は、ユーザから入力された音声を音声信号に変換す
る機能であり、例えばマイクを用いて実現される。この
信号は、無線通信部11を介してオペレーションサーバ
2や他のユーザの端末など所定の宛先へ送信される。音
声出力機能は、無線通信部11などから入力された音声
信号を音声に変換して再生する機能であり、例えばスピ
ーカやヘッドホン等を用いて実現される。
【0032】ユーザ端末に音声入出力部14を設けるこ
とで、オペレーションサーバ2およびオペレーションユ
ニット3を介してオペレータと交信(会話)することが
可能となる。従って、オペレータは、ユーザの状態(ユ
ーザがおかれた状態、ユーザの周囲の状況、ユーザのけ
がの有無等)を的確に把握することが可能となり、ま
た、迅速かつ効率的な救助、避難誘導等が可能となる。
つまり、被災者であるユーザは、自己の状況などをオペ
レータに言葉で説明すればよいため、極めて容易かつ速
く自己の状況などを伝えることができる。また、オペレ
ータは、オペレータは、ユーザに伝達すべき事柄を文字
情報や画像情報に変換することなく、その事柄を音声に
より発すればよいため、極めて容易かつ迅速に指示をユ
ーザに与えることができる。
【0033】また、前記したように無線通信部11が近
親者の端末と交信可能なように構成した場合、音声入出
力部14は、入力された音声を上記端末へ送信し、ま
た、上記端末から入力された端末を再生するようにする
ことが好ましい。このように構成すれば、ユーザは、被
災した状況下であっても親族などの他の者と会話するこ
とが可能となる。
【0034】(位置検出部15)位置検出部15は、自
己の位置、ユーザ端末1の位置を検出する。検出方法と
しては、公知の位置検出技術の1つまたは複数を組み合
わせた技術を採用できるが、少なくともGPS(global
positioning system )による位置検出技術を採用する
ことが好ましい。GPSは、人工衛星(GPS衛星)か
らの電波(GPS信号)を利用して自己の位置を特定す
ることが出来る位置測定システムである。また、GPS
の誤差を補正してもよい。この補正技術は任意の技術を
採用できるが、例えばD−GPSを採用することもでき
る。D−GPSでは、GPEX(衛星測位情報センタ
ー)の固定基準局がGPS信号を受信して誤差を計算し
た後、補正データをFM多重放送で送信する。位置検出
部15はこの補正データを用いて自己の位置を検出す
る。
【0035】なお、位置検出部15は、自己の位置の検
出までは行わず、位置の検出に必要な情報を作成(取
得)し、当該情報をオペレーションサーバ2に解析さ
せ、オペレーションサーバ2に自己(ユーザ端末1)の
位置を割り出させてもよい。例えば、位置検出技術とし
てGPSを採用する場合、ユーザ端末1は、GPS衛星
から受信したGPS信号をオペレーションサーバ2に入
力し、オペレーションサーバ2にユーザ端末1の位置を
割り出させてもよい。
【0036】また、ユーザ端末1に位置検出部15を設
けない構成も可能であるが、この場合には、少なくとも
オペレーションサーバ2はユーザ端末1の位置が把握で
きるようにする。例えば、ユーザ端末1と更新可能な状
態にある基地局の位置情報と、当該基地局の通信範囲と
からユーザ端末1の位置を把握することもできる。
【0037】(画像表示部16)画像表示部16は、オ
ペレーションサーバ2または他の者の端末から入力され
た画像データおよび/または動画像データ(以下画像デ
ータと表記する)を再生する。画像表示部16は、上述
した機能を有していればよいが、好ましくは図3に示す
ようなヘッドアップディスプレイとする。このように構
成すれば、ユーザは、手がふさがれることなく画面およ
び周囲の状況を把握/確認できる。また、画像表示部1
6をユーザ端末1から取り外し(着脱)可能なように構
成してもよい。このように構成すれば、ユーザは、画像
表示部16を使用しない場合にはこれをユーザ端末1の
筐体に取り付けておき、使用する場合にはこれを筐体か
ら取り外して画面を目視で確認することができる。すな
わち、ユーザは、画像表示部16を使用する場合、これ
を使用(利用)しやすい位置(例えば手の中など)に配
置することが可能となり、表示内容を極めて迅速、容易
かつ正確に把握することが可能となる。
【0038】(ユーザ端末1の筐体)図3に示すよう
に、ユーザ端末1の筐体はヘルメットとすることが好ま
しい。筐体をヘルメットとすれば、ユーザの頭部を保護
することも可能となるからである。ヘルメットは通常の
ヘルメットを採用すればよく、例えば工事現場や災害避
難時等に使用される被災者の頭部を保護する機能を有す
るものであればよい。ただし、筐体をヘルメットとしな
くてもよい。災害発生時にユーザの側にユーザ端末1が
存在するとは限らないからである。また、ユーザ端末1
に他の機能、例えば携帯電話端末の機能を持たせること
が好ましい。このように構成されたユーザ端末1は、非
災害時であっても利用することが可能であるため、ユー
ザが災害発生時にこの端末を携帯している可能性が極め
て高くなるからである。
【0039】なお、端末構成要素の内の1つまたは複数
(全部を含む)は筐体と着脱可能なように構成してもよ
い。このように筐体と着脱可能に構成された端末構成要
素は、他の端末構成要素と無線および/または有線で接
続すればよい。また、端末構成要素の内の1つまたは複
数(全部を含む)は、筐体と一体化される必要はなく、
筐体と物理的には離れた状態で、他の端末構成要素と無
線および/または有線により情報を交換できるように構
成してもよい。
【0040】例えば、入力部13および画像表示部16
を有する端末をユーザ端末1本体と分離(着脱)可能な
ようにする。または上記端末をヘルメットとは独立して
設ける。端末とヘルメット間はBluetooth などで通信で
きるようにする。この場合、入力部13および画像表示
部16は、これらが筐体(例えばヘルメット)に設けら
れた場合と比べて操作性が極めて高くなる。前記したよ
うに、画像表示部16をユーザ端末1から独立させるこ
とで、ユーザの画像情報の視認性は極めて高くなる。ま
た、上記端末に、携帯電話端末としての機能など他の機
能を含ませることは自由である。別言すれば、携帯電話
端末とユーザ端末1とを通信可能なようにし、携帯電話
端末の画像表示部や入力部等を画像表示部16や入力部
13等として利用することもできる。
【0041】また、画像表示部16に他のユーザ端末1
の撮像部15で撮像された画像を表示できるようにして
もよい。すなわち、他のユーザ端末1と通信可能とし、
他のユーザ端末1の撮像部12で作成された画像データ
を取得し、これを再生してもよい。
【0042】[緊急避難センタオペレーションサーバ
2]オペレーションサーバ2は、火事や地震等の災害が
発生した際の緊急避難時に被災者(ユーザ)の現在地を
リアルタイムで把握し、ユーザの安全かつスムーズな避
難を実現するためのサーバである。また、ユーザおよび
/またはユーザの周囲の状況を把握し、ユーザその他の
者に対して迅速かつ的確な救助を実現するためのサーバ
である。
【0043】オペレーションサーバ2は、上記目的を達
成するために、少なくとも情報仲介機能と情報提供機能
とを有する。また、情報管理機能(蓄積機能)を設ける
ことが好ましい。さらに、上述した以外の機能を有して
いてもよい。
【0044】なお、オペレーションサーバ2を複数設け
ることが好ましい。サーバを複数設けることで、いずれ
かのサーバがダウンしてしまった場合でもシステムを運
用可能となり、また、処理の分散を図れる。本システム
は、常時利用されるわけではなく、災害が発生した場合
に利用されるため、一時に極めて多くの処理を行わなけ
ればならないからである。ただし、複数のサーバを設
け、各サーバにそれぞれデータベース(ユーザ情報デー
タベース、地域情報データベース)を設ける場合には、
いずれか1のサーバのデータベースのみを用いるように
するか、または、1のデータベースの更新内容を他のデ
ータベースにも迅速に反映させるように構成する必要が
ある。1のデータベースのみを用いるようにした場合、
他のデータベースはバックアップ用として活用できる。
以下、上記各機能について、図4に示すオペレーション
サーバ2の構成例を参照しながら詳述する。
【0045】(情報仲介機能)情報仲介機能は、他のシ
ステム構成要素間の情報の交換を仲介する機能である。
換言すれば、情報仲介機能は、オペレーションユニット
3と携帯端末4、ユーザ端末1と携帯端末4の情報の授
受を仲介する。また、システム構成要素と近親者の端末
間の情報授受を仲介可能なように構成してもよい。ま
た、情報仲介機能は、これらの要素間でリアルタイム通
信(音声通信など)を行えるようにする。つまり、オペ
レーションサーバ2を介してシステム構成要素同士がリ
アルタイム通信も行えるようにする。
【0046】例えば、ユーザ端末1から入力された情報
の一部または全部をオペレーションユニット3へ出力
し、オペレーションユニット3から入力された情報の一
部または全部をユーザ端末1へ出力する。ユーザ端末1
とオペレーションユニット3との間の通信の仲介は、図
4に示すオペレーションサーバ2の構成例では主として
通信部21およびオペレーションユニット管理部24が
この機能を実現する。通信部21は、上記基地局と接続
し、ユーザ端末1から基地局を介して入力されたオペレ
ーションユニット3宛ての情報をオペレーションユニッ
ト管理部24に入力する。また、オペレーションユニッ
ト3から入力されたユーザ端末1宛ての情報をユーザ端
末1へ出力する。基地局との接続方式(形式)は任意の
接続方式(形式)を採用すればよく、例えばインターネ
ットなどのネットワークを介して接続してもよい。ま
た、通信部21を基地局としてもよい。つまり、通信部
21が基地局としてユーザ端末1と直接に無線通信を行
う構成としてもよい。オペレーションユニット管理部2
4は、オペレーションユニット3とLANなどにより接
続し、通信部21から入力された上記情報をオペレーシ
ョンユニット3へ出力する。また、オペレーションユニ
ット3から入力されたユーザ端末1宛ての情報を、通信
部21を介してユーザ端末1へ送出する。
【0047】なお、オペレーションサーバ2は、1対1
(1のオペレーションユニット3と1のユーザ端末1な
ど)の通信を仲介するだけではなく、1対多、多対多の
通信も仲介する。例えば、1つのオペレーションユニッ
ト3から複数のユーザ端末1に一斉通信できるようにす
れば、オペレータは一度に複数のユーザを担当すること
も可能となる。
【0048】(情報提供機能)情報提供機能は、他のシ
ステム構成要素に情報を提供する機能である。情報提供
機能は、システム構成要素から情報を提供するように要
求された場合、要求された情報を作成し、および/また
はデータベースなどから要求された情報を取りだし、当
該情報を所定のシステム構成要素(要求があった構成要
素以外であってもよい)に提供する。また、システム構
成要素から要求がなくても所定のタイミングで情報を作
成し、および/またはデータベースなどから情報を取り
だし、当該情報を所定のシステム構成要素に提供する。
【0049】図4の構成例では、主として通信部21、
ユーザ情報管理部22、ユーザ位置管理部23およびオ
ペレーションユニット管理部24がこの機能を実現す
る。また、災害情報管理部25および/または携帯端末
管理部26をも用いてこの機能を実現してもよい。
【0050】<ユーザ情報の提供>情報提供機能は、ユ
ーザ情報を任意のシステム構成要素またはオペレーショ
ンサーバ2の構成要素(以下サーバ構成要素と表記す
る)に提供する。特に、オペレーションユニット3およ
び携帯端末4から要求があった場合にはこの要求内容に
応じたユーザ情報を、また、要求がなくても所定のタイ
ミングに適切な(必要十分な)ユーザ情報をこれらのシ
ステム構成要素に提供する。
【0051】図4の構成例では、ユーザ情報は、ユーザ
情報データベース220に格納される。ユーザ情報は、
種々の情報項目を設けられ、各情報項目毎にデータが登
録される。情報項目は、例えばユーザの氏名、性別、年
齢、家族構成、病歴、持病、関連のある他のユーザ名
(当該ユーザを特定する情報)等の項目を設けることが
できる。ユーザ情報データベース220に格納されたユ
ーザ情報はユーザ情報管理部22により管理される。ユ
ーザ情報管理部22は、他のサーバ構成要素またはサー
バ構成要素を介して他のシステム構成要素から情報の提
供を要求されると、要求されたユーザ情報の一部または
全部を読み出す。そして、要求もとへ読み出したユーザ
情報を入力する。
【0052】例えば、オペレーションユニット管理部2
4は、オペレーションユニット3から指示があった場合
または所定のタイミングに、ユーザ情報管理部22にユ
ーザ情報の全部または一部の項目にかかる情報を返信す
るよう要求する。ここではユーザの病歴、持病に関する
ユーザ情報を返信するよう要求することとする。ユーザ
情報管理部22は、上記ユーザのユーザ情報の内病歴お
よび持病に関する情報をユーザ情報データベース220
から取りだし、このユーザ情報をオペレーションユニッ
ト管理部24に入力する。オペレーションユニット管理
部24は、入力されたユーザ情報をオペレーションユニ
ット3に入力する。なお、オペレーションユニット3に
入力する前にユーザ情報に所定の加工を施してもよい。
例えば、上記例では、ユーザ情報に、上記病歴、持病に
関連する情報を加え、この情報をオペレーションユニッ
ト3に入力することもできる。
【0053】上記所定のタイミングは任意に設定できる
が、オペレーションユニット管理部24は、少なくとも
本システムの処理を開始する場合(タイミング)には、
ユーザ情報の一部または全部をオペレーションユニット
3に出力するようにすることが好ましい。これによれ
ば、オペレータは、システム処理の開始時からユーザの
情報を把握することができるため、ユーザにより的確な
指示を与えたり適切な処置を施すことが可能となる。
【0054】<ユーザ位置情報の提供>情報提供機能
は、ユーザ(ユーザ端末1)の位置情報を把握し、要求
があった場合、または要求がなくても所定のタイミング
に、上記位置情報をシステム構成要素やサーバ構成要素
に提供する。
【0055】図4の構成例では、ユーザ(ユーザ端末
1)の現在位置を把握(管理)する役割はユーザ位置管
理部23が担う。ユーザ端末1の現在位置は、上述のよ
うに取得できる。すなわち、ユーザ端末1の位置検出部
15で作成されたユーザ端末1の位置情報を用いてもよ
く、ユーザ端末1の位置を割り出すために必要な情報
(上記例ではGPS信号)に基づきユーザ端末1の位置
を割り出してもよい。また、オペレーションサーバ2が
公知の方法を用いてユーザ端末1の情報を割り出しても
よい。ユーザ位置管理部23は、サーバ構成要素または
サーバ構成要素を介してシステム構成要素から取得要求
が入力された場合、これらの要素にユーザの位置情報を
提供する。要求がなくても、所定のタイミングに所定の
要素に上記位置情報を提供してもよい。例えば、本シス
テムの開始指示時に、オペレーションユニット管理部2
4を介してオペレーションユニット3にユーザの位置情
報を提供すれば、オペレータは、処理開始時からユーザ
の状況を的確に把握できるため好ましい。
【0056】なお、上記位置情報の提供と共に、当該位
置を含む地図情報も提供することが好ましい。この地図
情報は、地図データベース230に格納され、上記位置
情報に基づき検索可能な情報とする。例えば、位置情報
が緯度、経度で表される情報の場合、当該緯度および経
度を指定することでユーザ端末1の存在位置を含む地図
を検索できるようにすることが好ましい。
【0057】また、上記位置情報および地図情報から、
ユーザの避難経路を算出する機能を有していてもよい。
避難経路の算出技術は公知のナビゲーション技術を採用
すればよい。上記避難経路は、オペレーションサーバ2
および/またはユーザ端末1に提供する。なお、避難経
路は災害情報を加味して算出することが好ましい。通常
時におけるユーザの現在位置から避難場所までの経路
は、災害の状況(建物倒壊、火災発生等)によっては採
用できないからである。災害情報は災害情報管理部25
から取得すればよい。
【0058】位置情報を携帯端末4に提供する場合に
は、携帯端末4の現在位置(救急救助隊員の位置)から
ユーザ端末1の現在位置(ユーザの現在位置)までの道
順などの経路も算出し、これを提示することが好まし
い。携帯端末4の位置情報は前記したような方法により
割り出すことができるようにする。例えば、携帯端末4
に、GPS受信機を設けて位置情報を割り出させ、この
情報をオペレーションサーバ2(携帯端末管理部26)
に入力させてもよい。携帯端末管理部26は、ユーザ端
末1の位置情報と携帯端末4の位置情報とから、公知の
方法を用いて上記経路を割り出し、この情報も携帯端末
4に提示する。つまり、ユーザ端末1の現在位置と携帯
端末4の現在位置とを含む適当な地図情報に、ユーザ端
末1の現在位置、携帯端末4の現在位置および経路を示
す情報を加えた画像データを携帯端末4に提示すること
が好ましい。ユーザの位置および当該位置までの経路を
救急救助隊員に画像により提示すれば極めて効率的な救
助活動が可能となるからである。
【0059】<災害情報の提供>情報提供機能は、災害
情報を作成/管理し、当該情報を所定のシステム構成要
素等に提供する機能である。図4の構成例では災害情報
管理部25がこの機能を担う。
【0060】災害情報管理部25は、災害情報作成機
能、災害情報取得機能、災害情報提供機能を有する。災
害情報作成機能は、ユーザ端末1、オペレーションユニ
ット3および/または携帯端末4から入力された情報に
基づき災害情報を作成する機能である。災害情報には任
意の項目を設けることができ、災害の状況の一部または
全部を記した情報とする。例えば、ユーザが負傷した場
合、当該ユーザの存在場所、負傷の程度(内容)、ユー
ザのプロフィール(性別、年齢等)、負傷の原因を含め
るとよい。また、ユーザ端末1の撮像部12からの画像
データおよび/またはユーザから得られた情報からユー
ザの周囲に異常(建物の倒壊、火災の発生等)が発生し
ている場合、異常発生場所、異常内容等を項目に含む災
害情報を作成する。災害情報取得機能は、他の機関(警
察、消防、行政機関、自衛隊等)から災害情報を取得す
る機能である。取得した災害情報は、地域情報データベ
ース230に格納する。災害情報提供機能は、地域情報
データベース230に格納された災害情報の内の所定ま
たは任意の情報を、オペレーションユニット3、ユーザ
端末1および/または携帯端末4に提供する機能であ
る。情報提供はシステム構成要素から要求があった場合
または所定のタイミングで提供する。
【0061】なお、災害情報は、要求があった場合もし
くは要求がなくても所定のタイミングで他の機関に提供
できるようにしてもよい。
【0062】(情報管理機能)情報管理機能は、ユーザ
端末1から入力された情報、オペレーションユニット3
から入力された情報、予め登録された情報等の種々の情
報を管理/格納(蓄積)する機能である。なお、情報仲
介機能が仲介した情報の一部、好ましくは全部、情報提
供機能が提供した情報および作成した情報の一部、好ま
しくは全部など、システム処理中に仲介/作成/取得し
たデータの一部または全部を保存しておけば、処理終了
後に種々の検証を行うことができる(ボイスレコーダ的
機能)。例えば、負傷の程度に応じた救助の有線付けが
行えたか否か、避難指示の妥当性等のシステム運用に関
する検証や災害の内容に関する検証等を行うことができ
る。これにより、緊急避難体制の問題点やシステム運用
の問題点等を明らかにし、より的確な避難体制やシステ
ム運用法を確立することも可能となる。
【0063】図4の構成例では、ユーザ情報はユーザ情
報管理部22がユーザ情報データベース220を用いて
管理する。被災地をはじめとする各地域の情報(災害情
報)は、ユーザ位置管理部23や災害情報管理部25が
地域情報データベース230を用いて管理する。救急救
助隊員の活動が適切であったか否かの情報、すなわち携
帯端末4からサーバ2に入力された情報等は、図示しな
いデータベースを用いて管理してもよく、また、ユーザ
情報や災害情報として管理してもよい。
【0064】例えば、ユーザ情報管理部22は、ユーザ
端末1からオペレーションサーバ2に入力されたデータ
およびオペレーションユニット3からユーザ端末1宛て
に送信されたデータを、ユーザ端末1を利用するユーザ
毎にユーザ情報データベース220に格納しておくこと
が好ましい。また、ユーザ位置情報管理部23で割り出
したユーザの位置の経時記録(ユーザの避難経路)も格
納しておくことが好ましい。
【0065】(その他の機能)オペレーションサーバ2
は、上述した以外の任意の機能を有することができる
が、近親者情報提供機能、近親者へのユーザ状況通知手
段および/またはユーザ〜近親者間通信仲介機能を有し
ていることが好ましい。
【0066】近親者情報提供機能は、近親者の状況(被
災状況、存在場所等)の情報(近親者情報)をユーザ
(ユーザ端末1)に提供する機能である。近親者情報
は、任意の方法で取得することができる。例えば、近親
者が本システムを利用する者(ユーザ)であった場合、
当該者のユーザ情報の一部または全部を近親者情報とす
ればよい。また、オペレータが近親者から連絡を取った
場合、オペレータがオペレーションユニット3を用いて
近親者情報を作成してもよい。また、近親者から通信部
21を介して近親者情報を入力させるようにしてもよ
い。また、近親者の端末の位置情報を割り出し、当該情
報を通知してもよい。なお、近親者情報をユーザに伝え
るか否かを、オペレータがオペレータユニット3から決
定できるようにしてもよい。また、近親者情報をユーザ
に伝えるか否かの条件を予め定め、オペレーションサー
バ2は、この条件が満たされている場合に近親者情報を
ユーザに提供してもよい。ユーザは、被災しているた
め、あまりに多くの情報がもたらされると混乱し、迅速
な避難が困難になることもあるからである。
【0067】近親者へのユーザ状況通知機能は、ユーザ
の状況(被災状況、存在場所等)の情報を近親者の端末
へ提供する機能である。上記情報は、ユーザ情報に含ま
れる情報の内の任意または所定の項目(情報)を抜き出
すことで作成できる。また、オペレータがオペレーショ
ンユニット3を用いて作成してもよい。オペレーション
サーバ2と近親者の端末との接続(通信)方式は前述し
た方式の内の任意の方式を採用できる。また、近親者も
本システムのユーザでありユーザ端末1を有する場合に
は、上記情報をこの近親者のユーザ端末1に送信すれば
よい。
【0068】[オペレーションユニット3]オペレーシ
ョンユニット3は、オペレーションサーバ2のオペレー
ションユニット管理部24とLANなどで接続された端
末である。この端末は複数設けることが好ましく、複数
の地域に設けることが特に好ましい。複数地域に設けれ
ば、位置の地域のオペレーションユニット3が使用不能
となっても他の地域のオペレーションユニット3により
システムの運用を行えるからである。また、前記したよ
うに複数のオペレーションサーバ2を設ける場合には、
各オペレーションユニット3は、各サーバに接続可能と
することが好ましい。
【0069】なお、オペレーションユニット3は、緊急
避難センタに設けるようにするとよい。緊急避難センタ
にはオペレータを常駐させることで、本システムはいつ
でも稼働が可能となる。緊急避難センタは、複数の地域
に設け、また、各センタには複数のオペレーションユニ
ット3を設けることが好ましい。オペレーションユニッ
ト3は、オペレータにより使用され、以下のような機能
を有する。
【0070】オペレーションユニット3は、ユーザ端末
1、オペレーションサーバ2および/または他の構成要
素(携帯端末4、近親者の端末等)から入力された情報
を再生する機能を有する。つまり、音声情報が入力され
た場合には当該情報から音声を再生し、画像情報が入力
された場合には当該情報から画像を描画して表示部に表
示する。例えば、ユーザ端末1の撮像部で撮像されたユ
ーザの視点とほぼ同じ視点の画像を表示すれば、オペレ
ータは、ユーザがおかれた状況を極めて容易にかつ正確
に把握することができ、的確な指示をユーザに与えるこ
とが可能となるため好ましい。また、被災地の状況を極
めて正確に把握可能となる。
【0071】また、オペレーションユニット3は、ユー
ザ端末1、オペレーションサーバ2および/または他の
システム構成要素(携帯端末4、近親者の端末等)へ送
信する情報を作成し、当該情報をオペレーションサーバ
2のオペレーションユニット管理部24に入力する機能
を有する。オペレーションユニット管理部24は、入力
された情報を所定の宛先へ送信する。なお、ユーザ端末
1および/または携帯端末4とがリアルタイムな双方向
通信を行えるようにすることが好ましい。これにより、
オペレータは、ユーザや救急救助隊員へ指示を迅速・的
確・容易に与えられる。また、ユーザや救急救助隊員は
極めて容易に状況や要求をオペレータに伝えられる。こ
れらの効果は、特に、ユーザが老人や子供の場合に顕著
なものとなると考えられる。一般に、これらの者の状況
把握力は青年に比べて低いが、本システムでは、オペレ
ータが各ユーザにあわせた指示を出せるため、上述した
ような者であっても状況を的確に判断することが可能に
なる。また、被災者であるユーザ、特に負傷したユーザ
にとっては、オペレータから勇気づけられたりすること
で精神状態を冷静に保ち、生きる希望や気力を喚起する
ことさえ可能となる。また、前記したように1のオペレ
ーションユニット3が多数のユーザ端末と通信可能とす
れば、一人のオペレータが複数のユーザの避難誘導、状
況把握を行える。
【0072】オペレーションユニット3は、オペレーシ
ョンサーバ2に対し、オペレーションユニット3または
他のシステム構成要素へ情報を提供するよう要求する機
能を有する。例えば、災害情報をオペレーションユニッ
ト3に入力するようにオペレーションユニット管理部2
4に入力する。オペレーションユニット管理部24は、
この指示を所定の構成要素(この場合には災害情報管理
部25)に入力する。また、ユーザ端末1へ情報を提供
するように要求することもできる。
【0073】オペレーションユニット3は、さらに、ユ
ーザの避難経路を算出する機能を有していてもよい。避
難経路はオペレーションサーバ2の欄で説明したように
算出すればよい。
【0074】なお、オペレータが、オペレーションサー
バ2またはオペレーションユニット3で割り出された避
難経路を変更/修正できるようにすることが好ましい。
オペレータはユーザの状況を把握可能なため、コンピュ
ータにより算出された避難経路をユーザにとって最適な
避難経路に変更できるからである。例えば、ユーザの怪
我の有無などによって、ユーザの現在位置から近い避難
場所を選択するか、遠い避難場所まで誘導可能か、とい
った変更を行うことが好ましい。また、オペレーション
サーバ2またはオペレーションユニット3に割り出され
た複数の経路を割り出させ、いずれの経路を採用するか
選択できるようにしてもよい。
【0075】また、オペレータは、ユーザやユーザの周
囲の者が負傷などして救護が必要となった場合には、ユ
ーザの位置情報やユーザのプロフィール、怪我等の状態
等を救急隊(消防署)に通報することが好ましい。この
通報は、オペレーションユニット3からオペレーション
サーバ2を介して行えるようにしてもよい。ユーザに救
護が必要な場合、その旨(負傷状況など)をオペレーシ
ョンユニット管理部24に入力する。オペレーション管
理部24は、上記旨と上記ユーザ情報の一部または全部
(プロフィール;氏名、性別、年齢)とユーザの位置情
報等を含む負傷状況データを消防署などの救急救助セン
タまたは当該センタのサーバ等へ送信し、救助を要請す
る。オペレーション管理部24は、救急救助センタまた
は当該先端サーバ等とは通信部21を介して接続するよ
うに構成する。また、オペレーションサーバ2を介さず
に上記サーバ等へ上記データを直接送信できるようにし
てもよい。
【0076】[携帯端末4]携帯端末4は、救急救助隊
員(消防署員や自衛隊員等)に所持され、オペレーショ
ンユニット3(オペレータ)および/またはユーザ端末
1(ユーザ)と情報の授受を行う。すなわち、携帯端末
4は、オペレーションサーバ2を介してオペレーション
ユニット3および/またはユーザ端末1と音声通信およ
び/または画像通信を行う機能を有する。また、オペレ
ーションサーバ2からユーザの位置情報、ユーザ情報等
の情報を取得する機能を有する。また、オペレーション
サーバ2を介さずに他のシステム構成要素と情報のやり
とりを行えるようにしてもよい。
【0077】なお、携帯端末4は、オペレータ(オペレ
ーションユニット3)とユーザ(ユーザ端末1)との間
の会話を聞くことができるようにしてもよい。両者間の
会話を聞くことで、救急救助隊員は、ユーザの状況をよ
り正確に把握可能となる。次に、このシステムの動作例
(運用例)を、図6を用いて説明する。
【0078】[システム動作例]図6は、ユーザ端末1
の筐体をヘルメットとし、ユーザが被災した場合のシス
テム動作(処理)例を示すシーケンス図である。ユーザ
は、被災すると(災害発生)、ユーザ端末1を頭部に装
着する(ヘルメット装着)。次いで、処理開始指示をシ
ステムに与える(緊急通知ボタン押下)。ユーザ端末1
は、緊急通知ボタンを押下されると、位置検出部15に
より端末の現在位置を割り出す。また、撮像部12によ
り画像データを作成する。これらのデータ(情報)を上
記処理開始指示とともにオペレーションサーバ2へ送信
する(データ送出)。
【0079】オペレーションサーバ2は、上記処理開始
指示が入力されると、上記ユーザに対する処理を開始す
る。そして、上記ユーザを担当するオペレータを決定
し、当該オペレータが用いるオペレーションユニット3
に処理開始指示を入力する(データ送出)。この処理開
始指示の入力と共に、または入力後に所定の情報をオペ
レーションユニット3に入力することが好ましい。所定
の情報は、任意に設定可能であるが、上記画像データ、
上記位置情報もしくは当該位置情報に基づいて作成した
ユーザの現在位置を示す情報および/または上記ユーザ
情報の一部または全部(ユーザのプロフィールなど)を
好ましく採用する。
【0080】オペレーションユニット3は、上記処理開
始指示が入力されると処理を開始する。また、上記所定
の情報が入力されると、これを再生する(被災者情報表
示)。この再生例(画面表示例)を図7に示す。図7の
例では、ユーザ端末1の撮像部12で作成された画像
(ユーザの視点画像など)と、ユーザ情報の一部(プロ
フィールなど)と、ユーザの状況(負傷しているか否か
などの情報)とが表示されている。
【0081】オペレータ(オペレーションユニット3)
とユーザ(ユーザ端末1)との間では随時通信可能とす
る(被災状況確認、被災状況応答、音声通話)。ユーザ
は、問題が発生した場合などにオペレータへ状況を報告
する。オペレータは、ユーザに状況を確認する。なお、
オペレータは複数のユーザに一斉に通知を行ってもよ
い。また、前記したように、両者間では種々の情報を提
供しあう。
【0082】また、オペレーションサーバ2またはオペ
レーションユニット3は、前記したようにユーザに避難
経路を伝える(避難経路等の指示)。ユーザ端末におけ
る避難経路情報の表示例を図8に示す。図8に示すよう
に、ユーザの現在位置と避難場所までの経路とを表示す
る。また、図8に示すように、他の情報(図8の例では
避難場所の情報および避難経路の説明)を表示してもよ
い。なお、避難経路の情報の提供以外に、オペレータ
は、ユーザに対して種々の指示などを与えることが好ま
しい。例えば、避難する上での注意点、ユーザまたはユ
ーザ端末1からの情報から上記避難経路を利用できなく
なった場合の指示などを与えることもできる。
【0083】オペレータは、ユーザもしくはユーザの周
囲の者が負傷したことを知得すると、これらの者の救助
を救急救護機関(センタ)に依頼する(通報、救急救助
活動)。救急救護を行う者(救急救助隊員)が携帯端末
4を有していれば、この端末に前記したような情報(例
えば携帯端末4の現在位置からユーザ端末1の現在位置
までの経路情報など)を提供する。また、オペレーショ
ンユニット3〜携帯端末4間、ユーザ端末1〜携帯端末
4間の音声通話や情報の授受なども随時行えるようにす
る。
【0084】また、前記したように、ユーザ端末1は、
特定の者の端末(ユーザ端末1を含む)とリアルタイム
通信可能とすることが好ましい。
【0085】以上、この発明の好適な実施の形態を説明
したが、上述の実施の形態はこの発明の説明のための例
示であって、この実施形態のみにこの発明の範囲を限定
する趣旨ではない。当業者は、この発明の要旨を逸脱す
ることなく、種々の変形、改良、修正、簡略化などを上
記実施形態に加えた種々の他の形態でもこの発明を実施
することができる。また、上述した各構成要素を、当該
要素と同等の処理を行うことができる公知の他の部材に
置換することもできる。
【0086】例えば、上記緊急避難システムをオペレー
ションサーバの管理者(緊急避難センタ)とユーザとの
契約制とし、ユーザが緊急避難センタに所定の使用料を
支払うようにしてもよい。
【0087】また、上記システムを災害救助以外の目的
に適用することも可能である。つまり、災害が発生して
いない場合に本システムを利用することは当然可能であ
る。例えば、本システムを工事現場で適用した例を、図
5を用いて説明する。図5の例では、現場の者(現場監
督、工事作業者=ユーザ)はユーザ端末1を携帯し、工
事現場の管理者は現場からは離れた場所(遠隔地)にあ
る事務所でオペレーションユニット3に向かう。この構
成では、管理者は、現場に行かずに現場の状況を的確に
把握できる。また、オペレーションサーバ2やオペレー
ションユニット3を用いて現場の者(ユーザ端末1)に
種々の情報を提供することもできる。また、管理者は、
複数の工事現場を管理することも可能になる。なお、前
記したように、ユーザ端末1同士でも通信可能なように
すると、作業効率はより向上する。図5の例では、工事
作業者のユーザ端末1の撮像部12が作成した画像デー
タを現場監督のユーザ端末1でも見られるようにすれ
ば、現場監督は工事作業者の状況、工事の進行状況を的
確かつ容易に把握することが可能となる。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、オペレータは、ユーザとは離れた場所にいて
も、ユーザの現在位置を把握でき、またユーザの状況や
ユーザの周囲の状況を画像として把握できる。つまり、
遠隔の地にいるユーザに対して的確な指示を与えたり誘
導することが可能となる。また、オペレーションサーバ
が、システム構成要素間の通信の仲介を行うため通信方
式に無線を採用する場合でも必要なチャンネル数を少な
くできる。また、オペレータは、複数のユーザへの一斉
通知を行うこともできる。また、オペレータからユーザ
への一斉通知やオペレータ〜ユーザ間のリアルタイム通
信が可能なため、オペレータは、極めて迅速かつ的確な
指示をユーザに与えることができる。また、緊急避難シ
ステムに応用した場合、ユーザが負傷した場合であって
も、負傷状況やユーザの周囲の状況を的確かつ容易に把
握できるため、極めて効率的な救助活動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遠隔誘導指示システムの一つであ
る緊急避難システムのシステム構成およびデータの流れ
を説明するための図である。
【図2】ユーザ端末1の内部構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】ユーザ端末1の筐体をヘルメットとした場合の
端末の外観例を示す。
【図4】オペレーションサーバ2の内部構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明による遠隔誘導指示システムを工事現場
に適用した場合を説明するための図である。
【図6】緊急避難システムの運用例を説明するためのシ
ーケンス図である。
【図7】オペレーションユニット3における画面表示例
を示す。
【図8】避難経路の情報表示例を示す。
【符号の説明】
1 ユーザ端末 2 オペレーションサーバ 3 オペレーションユニット 4 携帯端末 10 制御部 11 無線通信部 12 撮像部 13 入力部 14 音声入出力部 15 位置検出部 16 画像出力部 20 制御部 21 通信部 22 ユーザ情報管理部 220 ユーザ情報データベース 23 ユーザ位置情報管理部 230 地図情報データベース 24 オペレーションユニット管理部 25 災害情報管理部 26 携帯端末管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 H04B 7/26 M H04Q 7/34 106A 106B Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA08 AA25 AA37 BB11 BB20 BB21 BB46 BB65 BB74 DD02 DD03 DD49 EE05 EE15 FF01 FF02 FF04 FF16 FF19 GG02 GG68 GG82 5H180 AA21 BB05 EE11 FF05 FF23 FF32 FF39 FF40 5K067 AA21 BB02 BB21 DD17 DD19 DD20 DD28 DD52 EE02 EE10 EE16 FF02 FF03 FF18 FF38 HH22 JJ52 JJ53 KK01 KK17 LL13

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ端末とオペレーションユニットと
    がオペレーションサーバを介して接続され、ユーザ端末
    とオペレーションユニットはオペレーションサーバを介
    して通信を行う遠隔誘導指示システムであって、 ユーザ端末は、 オペレーションサーバと無線により接続し、 オペレーションサーバから入力された情報を再生する手
    段と、 オペレーションサーバに送信する情報を作成する手段
    と、 オペレーションサーバに情報を送信する手段とを有し、 オペレーションユニットは、 オペレーションサーバから入力された情報を再生する手
    段と、 オペレーションサーバに情報を送信する手段と、 オペレーションサーバに情報の提供を要求する手段とを
    有し、 オペレーションサーバは、 オペレーションユニットよりユーザ情報の提示要求があ
    った場合および所定の場合にユーザ情報をオペレーショ
    ンユニットおよび/またはユーザ端末へ提示するユーザ
    情報管理手段と、 前記ユーザ端末の位置情報を割り出し、当該位置情報を
    オペレーションユニットおよび/またはユーザ端末に提
    示する位置情報管理手段とを有することを特徴とする遠
    隔誘導指示システム。
  2. 【請求項2】 前記ユーザ端末は、さらに、撮像部を有
    し、当該撮像部で作成した画像データをオペレーション
    ユニットへ送信し、 前記オペレーションユニットは、前記画像データが入力
    されるとこれを再生することを特徴とする請求項1記載
    の遠隔誘導指示システム。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ端末は、位置情報割出手段を
    有し、当該割出手段で割り出したユーザ端末の位置情報
    をオペレーションサーバへ送信し、 前記位置情報管理手段は、ユーザ端末から入力された位
    置情報を管理し、当該位置情報をオペレーションユニッ
    トおよび/またはユーザ端末に提示することを特徴とす
    る請求項1または2記載の遠隔誘導指示システム。
  4. 【請求項4】 前記位置情報割出手段は、GPS信号を
    受信して位置情報を割り出すことを特徴とする請求項3
    記載の遠隔誘導指示システム。
  5. 【請求項5】 オペレーションサーバは、ユーザ端末と
    オペレーションユニットとの音声通話を仲介することを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遠隔誘導
    指示システム。
  6. 【請求項6】 前記ユーザ端末は、システムに処理開始
    指示を与える入力インタフェースを備え、ユーザが当該
    入力インタフェースにより処理開始指示を発すると、当
    該指示をオペレーションサーバに送信し、 オペレーションサーバは、前記指示を受信するとシステ
    ムの処理を開始することを特徴とする請求項1から5の
    いずれか1項に記載の遠隔誘導指示システム。
  7. 【請求項7】 前記位置情報管理手段は、さらに、ユー
    ザ端末の現在位置から所定の場所までの経路を割り出
    し、ユーザ端末の現在位置および所定の場所の位置を表
    示範囲に含む地図データに前記経路を示したデータをオ
    ペレーションユニットおよび/またはユーザ端末に提示
    することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に
    記載の遠隔誘導指示システム。
  8. 【請求項8】 遠隔誘導指示システムは、さらに、前記
    オペレーションサーバと無線により接続された携帯端末
    を有し、 前記携帯端末は、オペレーションサーバから入力された
    情報を再生する手段と、オペレーションサーバにデータ
    を送信する手段と、オペレーションサーバに情報提供を
    要求する手段とを有し、 前記オペレーションサーバは、さらに、前記携帯端末と
    オペレーションユニットおよび/またはユーザ端末との
    通信を仲介し、 前記ユーザ情報管理手段は、さらに、ユーザ情報の一部
    または全部を前記携帯端末に提示する機能を有し、 前記位置情報管理手段は、さらに、前記位置情報を前記
    携帯端末に提示する機能を有することを特徴とする請求
    項1から7のいずれか1項に記載の遠隔誘導指示システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記位置情報管理手段は、さらに、前記
    携帯端末の位置情報を割り出す機能と、携帯端末の現在
    位置からユーザ端末の現在位置への経路を割り出す機能
    と、ユーザ端末の現在位置と携帯端末の現在位置とを表
    示範囲に含む地図データに前記経路を示したデータを作
    成する機能とを有し、当該データを携帯端末および/ま
    たはオペレーションユニットに提示することを特徴とす
    る請求項8記載の遠隔誘導指示システム。
  10. 【請求項10】 オペレーションサーバは、さらに、ユ
    ーザ毎に予め定められた近親者の端末と接続し、当該近
    親者の端末にユーザの情報を送信する機能と、前記近親
    者の端末から入力された情報をユーザ端末に送信する機
    能とを有することを特徴とする請求項1から9のいずれ
    か1項に記載の遠隔誘導指示システム。
  11. 【請求項11】 ユーザ端末は、さらに、前記近親者の
    端末と通信する機能を有することを特徴とする請求項1
    0記載の遠隔誘導指示システム。
  12. 【請求項12】 前記ユーザ端末の一部または全部は、
    ヘルメット筐体に設けられたことを特徴とする請求項1
    から11のいずれか1項に記載の遠隔誘導指示システ
    ム。
  13. 【請求項13】 オペレーションサーバは、さらに、仲
    介したデータおよび提供したデータの一部または全部を
    格納する手段を有することを特徴とする請求項1から1
    2のいずれか1項に記載の遠隔誘導指示システム。
  14. 【請求項14】 オペレーションサーバは複数設けら
    れ、1のオペレーションサーバが使用不能な場合には他
    のオペレーションサーバにて処理を行うことを特徴とす
    る請求項1から13のいずれか1項に記載の遠隔誘導指
    示システム。
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