JP2009009233A - 非常時情報通信システム、非常時情報通信方法及び非常時情報通信プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非常時情報通信サーバ20の制御部21の情報取得手段211は、災害対策本部端末11、モバイル端末12、モニタリングポスト15等から各種情報を取得し、データ記憶部22に記録する。アクション支援手段212は、取得した情報に基づいて、避難路の特定や誘導員の配置を決定するための支援処理を実行する。画像編集処理手段213は、取得した情報や決定されたアクションに基づいて、地図画像上に各種情報を重畳する編集処理を実行する。情報配信手段214は、災害対策本部端末11やモバイル端末12に対して各種指示や編集された画像を配信する。
【選択図】図1
Description
ことにより、被災者に対して的確に避難誘導を行なうための非常時情報通信システム、非常時情報通信方法及び非常時情報通信プログラムを提供することにある。
害地域、避難所、誘導路、誘導員の配置場所を表示させた災害対策地図を作成し、前記モバイル端末に出力する段階とを実行することを要旨とする。
請求項1、8又は9に記載の発明によれば、制御手段が、災害地域を特定する情報を取得し、避難所情報記憶手段を用いて災害地域に含まれない避難所を特定する。次に、避難所までの誘導路であって、災害地域に重複しない誘導路を特定し、特定した誘導路への誘導員の配置場所を特定する。そして、特定した災害地域、避難所、誘導路、誘導員の配置場所を表示させた災害対策地図を作成し、モバイル端末に出力する。これにより、安全な避難所、誘導路を、災害対策地図を用いて誘導員に指示することができる。
請求項5に記載の発明によれば、制御手段が、誘導員の所在に関する情報を取得する。次に、誘導員の所在と誘導員の配置場所との組み合わせを生成する。そして、各誘導員を配置場所に配置するための移動距離の合計が最小になるような組み合わせを決定する。これにより、短時間に誘導員を配置させることができる。
を共有することにより、被災者に対して的確に避難誘導を行なうことができる。
本実施形態では、図1に示すように、災害対策本部端末11は、ネットワークを介して非常時情報通信サーバ20に接続されている。この災害対策本部端末11は、災害時に設置された災害対策本部において利用される。災害対策本部端末11は、ネットワークを介して各種データを送信する機能や、受信した各種データを表示する機能等を有するコンピュータ端末である。この災害対策本部端末11は、図示しないCPU、RAM、ROMの他、キーボード、マウス等の入力手段、大型のスクリーンモニタ等の出力手段、通信手段等を有する。災害対策本部端末11は、このスクリーンモニタに、非常時情報通信サーバ20から取得した情報を逐次表示する。
アクション支援手段212は、モバイル端末12やモニタリングポスト15等から取得した情報に基づいて、アクションを決定するための支援処理を実行する。このアクションには、避難所や誘導路の決定が含まれる。
地図画像データ領域には、この地域の道路や建物を表わした地図画像データや航空写真画像データが記録されている。
位置情報データ領域には、この施設の所在地(緯度・経度)を特定するための位置情報に関するデータが記録されている。
施設内容データ領域には、この施設の代表者、連絡先、規模(例えば収容可能人数)等の仕様に関するデータが記録されている。
ステータスデータ領域には、避難所の利用状況を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、「決定」、「変更」等を示すフラグを用いて特定する。
災害発生位置データ領域には、この災害発生した場所を特定するための位置情報(緯度・経度)に関するデータが記録される。この災害発生場所データ領域には、地図データベ
ース22aに記録された地図上で特定された災害発生場所の位置情報を用いて設定される。
時刻データ領域には、避難指定範囲データが登録された時刻に関するデータが記録される。
避難指定範囲データ領域には、決定された避難指定範囲に関するデータが記録される。
送信者データ領域には、この写真を送信した者を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、撮影画像データを送信したモバイル端末12の端末識別子を用いて特定する。
撮影画像データ領域には、モバイル端末12から取得した撮影画像データが記録される。
所属データ領域には、この関係者の所属(HAZMATチームや誘導員)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
場所データ領域には、この関係者の位置情報(緯度・経度)に関するデータが記録される。本実施形態では、この関係者が所持するモバイル端末12から取得したGPSデータを用いて特定する。
に関するデータを含んで構成される。更に、ポスト識別子に対して、時刻毎に測定濃度、風速・風向きに関するデータが記録される。
場所データ領域には、このモニタリングポスト15が設置された場所を特定するための位置情報(緯度・経度)に関するデータが記録される。本実施形態では、設置されたモニタリングポスト15から取得したGPSデータを用いて特定する。
測定濃度データ領域には、モニタリングポスト15において測定されたガス濃度に関するデータが記録される。
風速・風向きデータ領域には、モニタリングポスト15において測定された風速・風向きに関するデータが記録される。
配置場所データ領域には、避難誘導ポイントの位置を特定するための位置情報(緯度・経度)に関するデータが記録される。
配置データ領域には、この誘導路について地図上における配置を特定するための位置情報に関するデータが記録される。
ステータスデータ領域には、誘導路の利用状況を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、「決定」、「変更」等を示すフラグを用いて特定する。
た報告データが記録される。この報告データは、モバイル端末12から受信した時に記録される。この報告データは、時刻、報告者、報告内容に関するデータを含んで構成される。
報告者データ領域には、この報告を送信した関係者を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、報告者が所持するモバイル端末12の端末識別子を用いて特定する。
報告内容データ領域には、この報告に含まれる内容に関するデータが記録される。
指示種別データ領域には、この指示の種別を特定するための識別子に関するデータが記録される。この指示には、移動指示や避難指示等が含まれる。
指示内容データ領域には、この指示に含まれる内容に関するデータが記録される。
次に、図4を用いて、非常時情報通信サーバ20の制御部21の機能を説明する。
して機能する。具体的には、制御部21の情報取得手段211が、各モニタリングポスト15から、定期的にモニタリング情報(ガス濃度情報や風向き情報)を取得し、モニタリングデータベース22fに記録する。
を実行する。そして、災害対策本部端末11において誘導員配置が決定された場合、アクション支援手段212は、この誘導員配置に関するデータを避難誘導ポイントデータベース22gに登録する。ここで、地図上で手書きにより誘導員配置を再設定することも可能である。この場合には、制御部21の情報取得手段211が災害対策本部端末11から設定された誘導員配置データを取得し、避難誘導ポイントデータベース22gに登録する。
次に、誘導路特定処理手段21jについて、図5(a)を用いて説明する。
まず、非常時情報通信サーバ20の制御部21は、避難地域から避難場所までのルート検索処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21のアクション支援手段212が、地図データベース22aに記録された地図データを用いて、災害地域データベース22cに記録された災害発生地点から、利用可能避難所特定処理手段21iにおいて特定された利用可能避難所までのルートを公知の経路検索技術を用いて特定する。
次に、誘導員配置処理手段21mについて、図5(b)を用いて説明する。
非常時情報通信サーバ20の制御部21は、誘導路の特定処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21のアクション支援手段212は、誘導員配置処理の処理対象となる誘導路を、誘導路データベース22hにおいて特定する。
次に、上記のように構成されたシステムにおいて、災害が発生したときの非常時情報通信サーバ20の処理手順について説明する。
非常時情報通信サーバ20の制御部21の地図画像取得処理手段21bは、防災ヘリHから取得したスタジアム周辺の航空写真を、写真データベース22dに格納する。この場合、「受信時刻」、「送信者:防災ヘリ」、「送信場所:航空写真」を含めて記録する。
のGPS情報により特定された位置情報」を含めて記録する。
災害状況報告を受信した非常時情報通信サーバ20の制御部21のモバイル端末情報取得処理手段21nは、報告データを報告データベース22iに格納する。この場合、報告データには、「受信時刻」、「報告者:モバイル端末12の識別子」、「報告内容」を含
めて記録する。
21のモバイル端末情報取得処理手段21nは、報告データを報告データベース22iに格納する。この場合、「受信時刻」、「報告者:モバイル端末12の識別子」、「報告内容」を含めて記録する。非常時情報通信サーバ20は、災害対策本部端末11において、各避難所における住民収容状況等を逐次表示させる。
ントの位置に一致した場合には配置完了を避難誘導ポイントデータベース22gに登録する。
・ 本実施形態では、非常時情報通信サーバ20は、取得した情報を蓄積し、共有するためのデータ記憶部22を備えている。このデータ記憶部22は、地図データベース22a、施設データベース22b、災害地域データベース22c、写真データベース22d、関係者所在データベース22e、モニタリングデータベース22fを含んで構成されている。そして、非常時情報通信サーバ20に蓄積された情報は災害対策本部端末11やモバイル端末12において共有できる。従って、災害対策本部は、HAZMATチームや誘導員から的確な情報を取得し、避難所や誘導路等の決定において的確な判断を行なうことができる。そして、避難誘導ポイントデータベース22g、誘導路データベース22hに蓄積された情報を用いて、モバイル端末12を介して指示することができる。
は、より近いルートを利用し、ガスの拡散後には、この範囲を避けて避難ルートを設定することができる。
○ 上記実施形態では、化学テロがあった場合を想定したが、災害の種類はこれに限定されるものではなく、NBCテロの他、自然災害(火山噴火、洪水等)、火災、有毒ガス漏洩事故、感染症(鳥インフルエンザ等)等にも適用可能である。
Claims (9)
- 避難所の地図上の位置を記憶した避難所情報記憶手段と、
災害対応者が所持するモバイル端末と通信を行なう制御手段を備えた非常時情報通信システムであって、
前記制御手段が、
災害地域を特定する情報を取得する手段と、
前記避難所情報記憶手段を用いて前記災害地域に含まれない避難所を特定する手段と、
前記避難所までの誘導路であって、前記災害地域に重複しない誘導路を特定する手段と、
前記特定した誘導路への誘導員の配置場所を特定する手段と、
前記特定した災害地域、避難所、誘導路、誘導員の配置場所を表示させた災害対策地図を作成し、前記モバイル端末に出力する手段と
を備えたことを特徴とする非常時情報通信システム。 - 位置情報と撮影画像データとを関連付けて記憶する画像記憶手段を更に備え、
前記制御手段が、
撮像端末から撮影画像データを取得した場合、前記撮像端末の所在情報を取得し、
前記撮影画像データと前記所在情報とを関連付けて画像記憶手段に記憶するとともに、
前記災害対策地図にあわせて、前記撮影画像データを表示する手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の非常時情報通信システム。 - 前記制御手段が、災害地域の変更情報を取得する手段を更に備え、
前記変更情報に応じて、避難所の特定、誘導路の特定、誘導員の配置場所の特定を再度実行し、災害対策地図を更新することを特徴とする請求項1又は2に記載の非常時情報通信システム。 - 前記制御手段が、特定した誘導路、誘導員の配置場所を時刻とともに記録する手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の非常時情報通信システム。
- 前記制御手段が、
誘導員の所在に関する情報を取得し、
誘導員の所在と誘導員の配置場所との組み合わせを生成し、各誘導員を配置場所に配置するための移動距離の合計が最小になるような組み合わせを決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の非常時情報通信システム。 - 前記制御手段が、
誘導員の人数に関する情報を取得し、
前記誘導路におけるノードを特定し、前記ノードの形状情報に応じて優先順位を決定し、
前記人数に応じたノードを前記優先順位に応じて、誘導員の配置場所を特定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の非常時情報通信システム。 - 前記制御手段が、
環境情報を取得し、前記環境情報を用いて、災害地域の予測範囲をシミュレーションする手段と、
前記シミュレーションの結果に応じて、災害地域の予測範囲に重複しない避難所及び誘導路を特定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の非常時情報通信システム。 - 避難所の地図上の位置を記憶した避難所情報記憶手段と、
災害対応者が所持するモバイル端末と通信を行なう制御手段を備えた非常時情報通信システムを用いる災害時の通信方法であって、
前記制御手段が、
災害地域を特定する情報を取得する段階と、
前記避難所情報記憶手段を用いて前記災害地域に含まれない避難所を特定する段階と、
前記避難所までの誘導路であって、前記災害地域に重複しない誘導路を特定する段階と、
前記特定した誘導路への誘導員の配置場所を特定する段階と、
前記特定した災害地域、避難所、誘導路、誘導員の配置場所を表示させた災害対策地図を作成し、前記モバイル端末に出力する段階と
を実行することを特徴とする非常時情報通信方法。 - 避難所の地図上の位置を記憶した避難所情報記憶手段と、
災害対応者が所持するモバイル端末と通信を行なう制御手段を備えた非常時情報通信システムにおいて用いる非常時情報通信プログラムであって、
前記制御手段を、
災害地域を特定する情報を取得する手段、
前記避難所情報記憶手段を用いて前記災害地域に含まれない避難所を特定する手段、
前記避難所までの誘導路であって、前記災害地域に重複しない誘導路を特定する手段、
前記特定した誘導路への誘導員の配置場所を特定する手段、
前記特定した災害地域、避難所、誘導路、誘導員の配置場所を表示させた災害対策地図を作成し、前記モバイル端末に出力する手段
として機能させることを特徴とする非常時情報通信プログラム。
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