JP2003085923A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2003085923A
JP2003085923A JP2001273900A JP2001273900A JP2003085923A JP 2003085923 A JP2003085923 A JP 2003085923A JP 2001273900 A JP2001273900 A JP 2001273900A JP 2001273900 A JP2001273900 A JP 2001273900A JP 2003085923 A JP2003085923 A JP 2003085923A
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shutter
shutter member
center frame
lower shell
opening
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Kenji Hashizume
健二 橋爪
Masaru Ikebe
優 池辺
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TDK Corp
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    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B23/0301Details
    • G11B23/0307Positioning or centering features
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    • G11B23/0308Shutters

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク等のディスクカートリッジにおい
て、記録再生器のための開口部を開閉するシャッター部
材を安定して動作させる。 【解決手段】 ディスクカートリッジ10は上シェル1
2、センターフレーム14及び下シェル16を締付固定
してなり、センターフレーム14と下シェル16との間
に第1及び第2シャッター部材34、36からなるシャ
ッター機構を設け、両者が互いに密着状態で当接した
時、シャッターレバー46の先端により、第2シャッタ
ー部材36の、第1シャッター部材34と反対側の端面
を押えてロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】この発明は、光ディスク等のディ
スク状記憶媒体を回転可能に収納するためのディスクカ
ートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディスクカートリッジは、例え
ば特開2000−90626号公報に開示されるよう
に、上ハーフと下ハーフとの間に光ディスクを回転自在
に収納してなり、その前面には、ディスクカートリッジ
をドライブに装着する際にピックアップ部などを組み込
んだ記録再生機構が進入できるようにした切欠部、更
に、下側面には該切欠からディスク半径方向に連続する
開口部及び駆動用開口部が形成されている。
【0003】又、前記前面切欠部とこれに連続する開口
部、駆動用開口部は、ドライブに装着しない状態では内
装シャッターにより密閉されている。この内装シャッタ
ーは、下ハーフの上側面に沿って案内されるようになっ
ている。
【0004】前記内装シャッターは、第1のシャッター
部材と第2のシャッター部材の2つからなり、両者が互
いに接近して当接した時に、前記開口部及び駆動用開口
部を閉塞し、反対方向に揺動して離間した時に、開口部
及び駆動用開口部を開くようにされている。
【0005】又、前記第1のシャッター部材には、前記
開口部及び駆動用開口部の約半分を閉じる羽根部分と、
この羽根部分の外周端から直角に立上り、且つ外側に円
弧状に延在した帯状部材を有し、この帯状部材が、前記
前面切欠部を開閉するようにされている。
【0006】前記第1シャッター部材における帯状部材
の端部は、ディスクカートリッジの側面に突出され、デ
ィスクカートリッジをドライブに挿入するときに、該ド
ライブ側部材が帯状部材の端部を引張って第1のシャッ
ター部材を開くようにされている。又、第2のシャッタ
ー部材は、第1のシャッター部材が開方向に駆動された
時、これによって押されて開くようにされている。
【0007】更に、閉塞方向には、第1のシャッター部
材は、前記帯状部材が前記とは逆方向に押し込まれるこ
とによって閉じられ、第2のシャッター部材はばねによ
って、前記閉じられた第1のシャッター部材に弾力的に
当接されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、第1の
シャッター部材が閉じた時、これに対して第2のシャッ
ター部材がばねによって第1のシャッター部材に当接す
る状態で閉状態となっているので、第2のシャッター部
材は僅かの力で開いてしまうことがあり、不安定である
という問題点がある。
【0009】又、上記のように、帯状部材の端部をドラ
イブ側部材によって引張りあるいは押し込むことによっ
てシャッターが開閉されるので、ディスクカートリッジ
挿入方向に対して幅方向片側にのみ荷重が作用し、ディ
スクカートリッジのドライブへのローディング時に傾い
てしまうという問題点がある。
【0010】更に、シャッター閉塞時に、第2シャッタ
ー部材のばね力を、該第1シャッター部材と当接する端
部から受けるが、第1シャッター部材が閉じていくと、
第2シャッター部材の揺動角度が変わることによって、
該第2シャッター部材から第1シャッター部材へ、これ
を閉方向に押す力が徐々に弱くなり、第1シャッター部
材が完全に閉塞位置にまで到達しないことがある。
【0011】更に又、第1シャッター部材と第2シャッ
ター部材はほぼ直線状の端縁で当接することによって前
記開口部を閉じるようにされているが、これらシャッタ
ー部材は軽く、且つ薄く構成するのが望ましく、薄い板
材で形成した時に、両者の端面が厚さ方向に一致した位
置で当接することが困難になり、この場合は当接部が外
れて空振りとなり、シャッター同士が厚さ方向に重なっ
てしまい、完全に開口部を閉塞することができない場合
があるという問題点を生じる。
【0012】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、開口部を閉じた時に第2シャッタ
ー部材が開かないようにして、閉塞状態を安定して維持
することができるようにしたディスクカートリッジを提
供することを目的とする。
【0013】又、ドライブへのローディング時に荷重が
片側にのみ作用することによって傾くことを防止したデ
ィスクカートリッジを提供することを目的とする。
【0014】更に又、シャッターの閉塞時に、第1シャ
ッター部材が完全に閉塞位置に到達できるようにしたデ
ィスクカートリッジを提供することを目的とする。
【0015】又、第1シャッター部材と第2シャッター
部材とを当接させて開口部を閉じる時、両者の当接部が
外れてシャッター同士の重なりが生じることを防止した
ディスクカートリッジを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究を重
ね、シャッター閉塞時に第2シャッターをロックするこ
とによって安定した閉塞状態を得ることができるように
して、上記目的を達成できるようにした。
【0017】又、前記第2シャッター部材のロック機構
を、ディスクカートリッジのドライブへのローディング
時にそのローディング力又はアンローディング力によっ
て駆動させて、ディスクカートリッジの左右に荷重が作
用するようにしてローディング時の傾きを防止し、上記
目的を達成できるようにした。
【0018】即ち、次のような本発明によって課題を解
決することができる。
【0019】(1)上シェル、センターフレーム及び下
シェルを厚さ方向に重ねて結合して構成され、前記上シ
ェルとセンターフレームとの間のディスク収納空間にデ
ィスク状記録媒体を回転可能に収納し、前記センターフ
レーム及び下シェルには、前記収納されたディスク状記
録媒体の信号記録領域の一部を、ディスク半径方向には
内外周に亘って、且つディスク厚さ方向には前記下シェ
ルの外側に、それぞれ露出させる記録及び/又は再生用
のセンターフレーム開口部及び下シェル開口部が略同一
形状で重ね合わせ位置に形成され、前記センターフレー
ムと下シェルとの間には、前記センターフレーム開口部
及び下シェル開口部を開閉する第1シャッター部材及び
第2シャッター部材が、該センターフレームと下シェル
の対向する平面に沿って揺動自在に設けられ、前記第1
シャッター部材は、前記センターフレーム開口部及び下
シェル開口部の一部を開閉する略扇形のシャッター羽根
部を有し、且つ、外部から開操作及び/又は閉操作可能
とされ、前記第2シャッター部材に隣接した位置に設け
られたロック部材により、直接又は間接的に閉位置でロ
ック可能とされたことを特徴とするディスクカートリッ
ジ。
【0020】(2)前記第1シャッター部材は、ディス
クカートリッジのドライブへの装着時に該ドライブ側に
より少なくとも開操作される操作部を有し、前記ロック
部材は、前記操作部に対して、ディスクカートリッジに
おける、ドライブへの装着方向と直交する幅方向反対側
に配置され、且つ、ドライブへの装着時に、該ドライブ
側により、前記操作部の動作よりも先にロック解除され
るように構成されたことを特徴とする(1)のディスク
カートリッジ。
【0021】(3)前記ロック部材は、前記第2シャッ
ター部材が開位置から閉位置に移動する途中で、該第2
シャッター部材により、これをロックするロック位置か
ら開放位置に駆動され、且つ、第2シャッター部材が閉
位置に到達したときにロック位置に戻るようにされたこ
とを特徴とする(1)又は(2)のディスクカートリッ
ジ。
【0022】(4)の前記センターフレームには、前記
センターフレーム開口部に連続して前記ディスク収納空
間の外周に形成されたセンターフレーム切欠部が設けら
れ、前記第1シャッター部材の略扇形のシャッター羽根
部は、前記センターフレーム開口部及び下シェル開口部
の外側の略半分を開閉するように形成され、前記第1シ
ャッター部材は、前記シャッター羽根部の円弧形状外周
端から連続的に立上って形成され、前記センターフレー
ム切欠部を開閉する立上り摺動部を備え、且つ、前記開
閉時に、前記円弧形状外周端と同心の中心廻りに移動さ
れ、前記第2シャッター部材は、前記第1シャッター部
材により開閉される前記センターフレーム開口部及び下
シェル開口部の残りの略半分を、前記シャッター羽根部
とは逆方向に揺動して開閉する羽根部材であり、前記ロ
ック部材は、前記ディスク収納空間の外側位置で揺動自
在に枢支されると共に、前記第1シャッター部材のシャ
ッター羽根部に対してばねにより閉じ方向に付勢され、
前記第2シャッター部材の開方向側の端面を押えるよう
にされたことを特徴とする(1)、(2)又は(3)の
ディスクカートリッジ。
【0023】(5)前記ロック部材は、前記第2シャッ
ター部材の揺動範囲の外側で、前記センターフレームと
下シェルの少なくとも一方に揺動自在に支持されたシャ
ッターレバーを有してなり、このシャッターレバーは、
先端が、前記第2シャッター部材の開方向側の端面に係
止するロック位置と該第2シャッター部材の揺動範囲の
外側の解放位置との間で揺動自在とされていることを特
徴とする(4)のディスクカートリッジ。
【0024】(6)前記シャッターレバーは、その他端
が、前記下シェル及びセンターフレームの少なくとも一
方の側壁を貫通してディスクカートリッジのドライブへ
の装着時に該ドライブ側によりシャッターレバー開方向
へ駆動される位置に突出するように配置されたことを特
徴とする(5)のディスクカートリッジ。
【0025】(7)前記第1シャッター部材の前記立上
り摺動部は、前記シャッター羽根部の円弧形状外周に沿
って、その周方向一端から前記第2シャッター部材と反
対側に略同一円弧状に延長され、その先端は、第1シャ
ッター部材の閉時に、ディスクカートリッジのドライブ
への装着時に該ドライブ側により第1シャッター部材開
方向に駆動される位置に配置されたことを特徴とする
(4)、(5)又は(6)のディスクカートリッジ。
【0026】(8)上シェル、センターフレーム及び下
シェルを厚さ方向に重ねて結合して構成され、前記上シ
ェルとセンターフレームとの間のディスク収納空間にデ
ィスク状記録媒体を回転可能に収納し、前記センターフ
レーム及び下シェルには、前記収納されたディスク状記
録媒体の信号記録領域の一部を、ディスク半径方向には
内外周に亘って、且つディスク厚さ方向には前記下シェ
ルの外側に、それぞれ露出させる記録及び/又は再生用
のセンターフレーム開口部及び下シェル開口部が略同一
形状で重ね合わせ位置に形成され、前記センターフレー
ムと下シェルとの間には、前記センターフレーム開口部
及び下シェル開口部を開閉する第1シャッター部材及び
第2シャッター部材が、該センターフレームと下シェル
の対向する平面に沿って揺動自在に設けられ、前記第1
シャッター部材におけるシャッター羽根部と前記第2シ
ャッター部材との間に、前記シャッター羽根部を閉じ方
向に付勢する第2シャッターばねを装架してなり、前記
第1シャッター部材は、前記センターフレーム開口部及
び下シェル開口部の外側の略半分を開閉する略扇形のシ
ャッター羽根部を備えてなり、且つ、前記開閉時に、前
記シャッター羽根部の円弧形状外周端と同心の中心廻り
に移動され、前記第2シャッター部材は、前記第1シャ
ッター部材により開閉される前記センターフレーム開口
部及び下シェル開口部の残りの略半分を、前記シャッタ
ー羽根部とは逆方向に揺動して開閉する羽根部材であ
り、前記ディスク収納空間の外側位置で揺動自在に枢支
されると共に、前記第1シャッター部材のシャッター羽
根部に対してばねにより閉じ方向に付勢されたことを特
徴とするディスクカートリッジ。
【0027】(9)前記センターフレームには、前記セ
ンターフレーム開口部に連続して前記ディスク収納空間
の外周に形成されたセンターフレーム切欠部が設けら
れ、前記第1シャッター部材における前記シャッター羽
根部には、その円弧形状外周端から連続的に立上って形
成され、前記センターフレーム切欠部を開閉する立上り
摺動部が設けられたことを特徴とする(8)のディスク
カートリッジ。
【0028】(10)前記下シェルの内側面には、前記
円弧形状の立上り摺動部と同一曲率の円弧形状に立上っ
て形成された下シェルガイド壁が設けられ、前記第1シ
ャッター部材及び第2シャッター部材は樹脂材料から構
成され、前記シャッター羽根部は、その扇形の要の位置
で、前記第2シャッター部材の端縁と当接、且つ、摺動
自在とされると共に、該第2シャッターの前記端縁にお
ける前記シャッター羽根部との摺動範囲に補強部材が一
体的に形成され、且つ、前記立上り摺動部には、これと
一体的に、前記下シェルガイド壁の上端に引掛けられ、
該上端に沿って摺動自在に前記立上り摺動部を吊り下げ
る少なくとも1つのフック部が設けられたことを特徴と
する(4)乃至(7)、(9)のいずれかのディスクカ
ートリッジ。
【0029】(11)前記シャッター羽根部は、その扇
形の要位置での当接点が前記第2シャッター部材の閉じ
方向先端縁に摺接可能とされ、前記第2シャッターばね
は、ねじりコイルばねであり、その2つの作用点を、前
記当接点を略中間としてその近傍における、シャッター
羽根部及び第2シャッター部材に設けたことを特徴とす
る(8)、(9)又は(10)のディスクカートリッ
ジ。
【0030】(12)前記シャッター羽根部と第2シャ
ッター部材とは、各々の対向端縁が同一平面上で当接し
て、前記センターフレーム開口部及び下シェル開口部を
閉じるようにされ、前記対向端縁の少なくとも一方にお
ける端縁の長手方向の一部に、各々の一般部よりも厚い
増厚部を設けて、該増厚部が他方の端縁に当接するよう
にしたことを特徴とする(4)乃至(11)のいずれか
のディスクカートリッジ。
【0031】(13)前記センターフレーム及び下シェ
ルの少なくとも一方の内側面に、前記増厚部が入り込
み、且つ、シャッター開閉動作時に該増厚部を案内する
ガイド溝を設けたことを特徴とする(12)のディスク
カートリッジ。
【0032】(14)前記シャッター羽根部は、その扇
形の要の位置における前記第2シャッター部材との当接
点に、厚さ方向両側に突出した摺接突起部を設け、前記
第2シャッター部材における前記摺接突起部に当接、且
つ、摺接する端縁に、前記摺接突起部と摺接自在の摺接
縁部を設けたことを特徴とする(4)乃至(13)のい
ずれかのディスクカートリッジ。
【0033】(15)前記シャッター羽根部と第2シャ
ッター部材とは、少なくとも前記センターフレーム開口
部及び下シェル開口部の領域内では各々の対向する端縁
が、密着状態に当接するようにされ、前記第2シャッタ
ー部材における前記端縁は、該第2シャッター部材の揺
動中心軸と前記端縁の外端とを通る仮想線よりも前記シ
ャッター羽根部側にあるように形成され、前記シャッタ
ー羽根部は、その扇形の要の位置で、前記第2シャッタ
ー部材の端縁と当接、且つ、摺動自在とされることを特
徴とする(4)乃至(14)のいずれかのディスクカー
トリッジ。
【0034】(16)前記第1シャッター部材における
前記立上り摺動部の、シャッター開方向の端部にロック
可能な突起部を一体的に設けたことを特徴とする(4)
乃至(7)、(9)乃至(15)のいずれかのディスク
カートリッジ。
【0035】(17)前記センターフレームには、前記
センターフレーム開口部の外側端位置、且つ、前記収納
されたディスク状記録媒体の前記下シェル側の表面より
も前記上シェル側に離間した厚さ方向位置で、前記セン
ターフレーム開口部の両側を連結する補強部材を一体的
に設けたことを特徴とする(4)乃至(15)のいずれ
かのディスクカートリッジ。
【0036】(18)前記センターフレームには、その
上シェル側の表面から、円弧形状のディスク外周壁が立
上り形成され、前記補強部材は、前記ディスク外周壁に
連続する円弧形状に形成されたことを特徴とする(1
7)のディスクカートリッジ。
【0037】(19)前記下シェルの内側面に、前記補
強部材に対してディスク半径方向には平行又は同心円弧
状に隣接し、ディスク厚さ方向には重なって配置される
と共に、前記下シェル開口部の両側を一体的に連続する
下シェル補強部材を設けたことを特徴とする(17)又
は(18)のディスクカートリッジ。
【0038】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0039】図1に示されるように、この実施の形態の
例に係るディスクカートリッジ10は、上シェル12、
センターフレーム14、及び下シェル16を厚さ方向に
重ねて連結して構成され、前記上シェル12とセンター
フレーム14との間にディスク状記録媒体18を回転可
能に収納する構成となっている。
【0040】前記センターフレーム14と下シェル16
とには、前記収納されたディスク状記録媒体18の信号
記録領域の一部をディスク半径方向には内外周に亘っ
て、且つ、ディスク厚さ方向には、図1において下側面
を露出させる記録及び/又は再生用のセンターフレーム
開口部20及び下シェル開口部22が略同一形状で重ね
合わせ位置に形成されている(図2参照)。前記センタ
ーフレーム14には、前記センターフレーム開口部20
をその外側端位置の両側を連結する補強部材24が設け
られている。
【0041】又、下シェル16にも、その前記下シェル
開口部22の外周端位置で両側を連結する下シェル補強
部材26が設けられている。
【0042】前記センターフレーム14には、図1にお
いて上面に厚さ方向に立上る円弧形状の周壁部28を有
し、その内側に前記ディスク形状の記録媒体18を収納
するディスク収納空間28Aが形成されている。又、前
記補強部材24は、前記周壁部28と連続する円弧形状
とされている。
【0043】前記円弧形状の周壁部28は、前記センタ
ーフレーム開口部20の外周端位置までであるが、その
間を前記補強部材24が一体的に接続して、全体として
円環状となっている。
【0044】前記補強部材24は、図3に示されるよう
に、収納されたディスク状記録媒体18の下側面よりも
上方に離間した底面24Aとを有してなり、ディスクカ
ートリッジ10をドライブ(図示省略)に装入したと
き、ドライブ側のピックアップ部などを組込んだ記録再
生機構(図示省略)が干渉しないようにされている。
又、上面24Bは、前記周壁部28の図1において上端
よりやや高くされている。
【0045】更に、前記補強部材24は、図1、2に示
されるように、前記センターフレーム開口部20の幅方
向両側に延長され、この延長部分では、図4に拡大して
示されるように、前記周壁部28と共に、下シェル16
方向に開口し、内部にガイド溝31を有する逆U字形状
のガイドチャンネル30を構成している。
【0046】補強部材24は、逆U字形状のガイドチャ
ンネル30を、センターフレーム開口部20の範囲でそ
の下側を切り欠いて、センターフレーム開口部20に連
続するセンターフレームの切欠部14Cを構成してい
て、図3に拡大して示されるように、前記ガイドチャン
ネル30よりも低い逆U字形状断面とされている。
【0047】前記ガイドチャンネル30のガイド溝31
は、図4に示されるように、その幅が、前記下シェル補
強部材26とシャッター32の立上り摺動部33(共に
詳細後述)を重ならせた状態で摺動可能に嵌合できる程
度とされている。
【0048】前記下シェル16の下シェル補強部材26
は、前記ガイドチャンネル30が設けられた範囲で、ガ
イド溝31に嵌合できるような円弧形状であって、下シ
ェル開口部22の両側に延長して設けられていて、全体
で、円弧形状の下シェルガイド壁を構成している。
【0049】又、前記下シェル補強部材26は、前記下
シェル開口部22の幅方向範囲において、補強部材24
と同様に図において下側が切り欠かれ、補強部材24の
底面24Aと面一の底面26Aが形成されていて、全体
で、円弧形状の下シェルガイド壁を構成している。
【0050】従って、ディスクカートリッジ10をドラ
イブ側に装入したとき、補強部材24及び下シェル補強
部材26の底面24A、26Aはドライブ側の前記記録
再生機構よりも、図1において上方にあって、これと干
渉することが避けられる。
【0051】前記センターフレーム開口部20及び下シ
ェル開口部22の最奥部は半円弧形状の、駆動部用開口
20A、22Aとされ、ここにディスク状記録媒体18
の中心に嵌装してこれを駆動するためのスピンドル(図
示省略)が進入できるようにされている。
【0052】前記センターフレーム開口部20及び下シ
ェル開口部22は、相似形状であって、図2に示される
ように、上シェル12、センターフレーム14、下シェ
ル16を重ね合わせたとき、センターフレーム開口部2
0の幅が下シェル開口部22の幅よりも僅かに大きくな
るようにされている。
【0053】前記シャッター32は、図1、2、5、6
に示されるように、第1シャッター部材34と第2シャ
ッター部材36とから構成されている。
【0054】前記第1シャッター部材34は、略扇形の
シャッター羽根部34Aと、その扇形の円弧形状の外周
端から直角に立上った前記立上り摺動部33とを備えた
構造とされている。
【0055】前記立上り摺動部33は、前記シャッター
羽根部34Aの円弧形状の外周の周方向一端から前記第
2シャッター部材36と反対側に、ガイドチャンネル3
0及び下シェル補強部材26に沿って、略円弧状に前記
ガイドチャンネル30よりもやや長く延長されている。
又、該立上り摺動部33の、前記延長された端部には、
スライダー33Aが取り付けられている。このスライダ
ー33Aは、図2、7に示されるように、組立状態のデ
ィスクカートリッジ10の側面の、スライド溝38内に
突出して、該スライド溝38に沿って摺動できるように
支持されている。このスライド溝38は、ディスクカー
トリッジ10のドライブへの出入方向に形成されてい
る。
【0056】更に、前記立上り摺動部33には、その上
端に、前記下シェル補強部材26の上端に摺動自在に引
掛けられるフック部33Bが複数形成されていて、これ
により、第1シャッター部材34は、前記ガイドチャン
ネル30のガイド溝31内を、補強部材24と下シェル
補強部材26とに挟まれた状態で円弧状に摺動可能とさ
れている。
【0057】前記第1シャッター部材34における扇形
状のシャッター羽根部34Aの、先端(扇の要)位置に
は、図5(A)に拡大して示されるように、該シャッタ
ー羽根部34Aの厚さ方向両側に突出する突起形状の摺
動ピン(摺接突起部)32Aが取り付けられ、この摺動
ピン32Aは、下シェル16に、前記駆動部用開口部2
2Aに対して同心円弧形状に形成された長孔23内に移
動自在に入り込み、前記第1シャッター部材34がガイ
ド溝31内を円弧状に案内されるとき、図6〜図7に示
されるように、該長孔23の一端から他端にまで移動す
るようにされ、これにより前記下シェル16と干渉しな
いようにされている。
【0058】前記第1シャッター部材34は、立上り摺
動部33が図2において反時計方向にストロークエンド
となったとき、前記センターフレーム開口部20及び下
シェル開口部22の約半分を閉じると共に立上り摺動部
33が補強部材24の下側の切欠き部を閉じ、又、時計
方向にストロークエンドとなったとき、図2において二
点鎖線で示されるように、前記シャッター羽根部34A
が、センターフレーム開口部20及び下シェル開口部2
2と重ならない位置に退避し、立上り摺動部33は補強
部材24の下側を開くようにされている(図7参照)。
【0059】一方、前記第2シャッター部材36は、前
記スライド溝38近傍で、前記周壁部28よりも外側位
置にある揺動軸36Aを中心として揺動自在に支持さ
れ、図において時計方向に揺動したとき、図6に示され
るように、直線状端縁37Aにおいて、前記センターフ
レーム開口部20及び下シェル開口部22の約半分を閉
じている前記シャッター羽根部34Aの直線状端縁35
に平行に当接して、且つ、この状態で、前記センターフ
レーム開口部20及び下シェル開口部22の残りの約半
分を閉じるようにされている。
【0060】又、図7に示されるように、第2シャッタ
ー部材36は揺動軸36Aを中心として反時計方向に揺
動したとき、前記センターフレーム開口部20、下シェ
ル開口部22と重ならない位置に退避できるようにされ
ている。
【0061】ここで、前記第1シャッター部材34の前
記摺動ピン32Aは、前記第2シャッター部材36の、
第1シャッター部材34と当接する側の前記直線状端縁
37に当接し、且つ、これと摺動できるようにされてい
る。
【0062】前記第2シャッター部材36における直線
状端縁37の、前記摺動ピン32Aとの接触部には、摺
動を円滑にするための補強摺接部(摺接縁部)36B
(図5(A)参照)が一体的に取り付けられている。
【0063】なお、図5(B)に示されるように、摺動
ピン32Aに摺動溝36Eを形成し、これに第2シャッ
ター部材36の補強摺動部36Bが摺動自在に入り込む
ようにして厚さ方向にずれないようにしてもよい。
【0064】又、図5(C)に示されるように、補強摺
接部を設けることなく、直線状端縁37が摺動ピン32
Aの摺接溝36Fに直接、摺動自在に入り込むようにし
てもよい。
【0065】なお、前記摺動ピン32A及び補強摺接部
36Bは2枚のシャッター部材が空振りして重なり合っ
たりすることなく、円滑に摺接できるようにするもので
あればよく、従って摺動ピンはシャッター羽根部34A
の厚さ方向に突出した摺接突起部であればよく、又、補
強摺接部は摺接突起部に厚さ方向に外れることなく安定
して摺接する摺接縁部であればよい。
【0066】上記のように、前記シャッター羽根部34
Aと第2シャッター部材36とは、少なくとも前記セン
ターフレーム開口部20及び下シェル開口部22の領域
内では各々対向する前記直線状端縁35、37が、密着
状態に当接するようにされ、前記第2シャッター部材3
6における直線状端縁37は、該第2シャッター部材3
6の揺動中心軸である揺動軸36Aと前記直線状端縁3
7の外端とを通る仮想線37Aよりも前記シャッター羽
根部34A側にあるように形成されている。
【0067】前記第2シャッター部材36は、図5にも
示されるように前記揺動軸36Aに嵌装されたねじりコ
イルばね36Cによって、前記第1シャッター部材34
に当接する方向に付勢されている。
【0068】前記第2シャッター部材36の直線状端縁
37の外端(自由端)には、厚さ方向に折れ曲がって形
成された増厚部37Bが設けられ、シャッター閉塞時に
シャッター羽根部34Aの直線状端縁35と当接するよ
うにされている。
【0069】更に、図に示されるように、下シェル16
の内側面には、前記増厚部37Bが遊嵌し、案内される
ように、該増厚部37Bの揺動範囲に円弧形状のガイド
溝37Cが設けられている。
【0070】又、前記第1シャッター部材34と第2シ
ャッター部材36との間には、ねじりコイルばね35A
が取り付けられ、両者間を離間する方向に常時付勢して
いる。
【0071】以上の構成から、ディスクカートリッジ1
0がドライブに装入されてスライダ33Aが図2におい
て左方に引張られ、スライド溝38に沿って一定量移動
したとき、第1シャッター部材34はガイド溝31に沿
って円弧状に、図において時計方向に揺動され、そのと
き、摺動ピン32Aは長孔23内で、同様に時計方向に
摺動する。なお、装置によっては、スライダ33Aが上
記のように引張られたときに、シャッターが閉じられる
ようにしてもよい。
【0072】前記摺動ピン32Aの時計方向の摺動によ
って、前記第2シャッター部材36は、ねじりコイルば
ね36Cの付勢力に抗して、揺動軸36A廻りに反時計
方向に揺動され、これによって、前記センターフレーム
開口部20及び下シェル開口部22が開かれるようにな
っている。
【0073】又、ディスクカートリッジ10をドライブ
から取り出した状態では、前記ねじりコイルばね35A
及び36Cによって、第1シャッター部材34、及び、
第2シャッター部材36が、図の実線位置に戻され、セ
ンターフレーム開口部20、下シェル開口部22を閉じ
ることになる。
【0074】図1、2の符号46は前記第2シャッター
部材36及びこれを介して第1シャッター部材34を閉
状態に維持するためのシャッターレバーを示す。このシ
ャッターレバー46は、ディスクカートリッジ10がド
ライブに装入されていないとき、ばね46Aによって、
閉状態の前記第2シャッター部材36の端面をその先端
で押えて、第1及び第2シャッター部材34、36が開
かないようにし、又、ディスクカートリッジ10がドラ
イブに装入されるとき、ディスクカートリッジ10の側
面から突出しているシャッターレバー46の外端46B
が装入時にドライブ側部材(図示省略)によって押され
て、図において反時計方向に揺動し、第2シャッター部
材36の開方向への揺動を可能とするようにされてい
る。
【0075】次に、前記上シェル12、センターフレー
ム14、及び、下シェル16の締付固定構造について説
明する。
【0076】図1に示されるように、前記下シェル16
の内側面(図1において上面)には、4隅にボス17
A、17B、17C、及び、17Dが立設され、前記セ
ンターフレーム14には、前記ボス17A〜17Dが嵌
合挿通する挿通ボス15A、15B、15C、15Dが
それぞれ設けられ、図6に示されるように、センターフ
レーム14を下シェル16の上方から、挿通ボス15A
〜15Dを、対応するボス17A〜17Dに嵌め込んで
挿通することにより下シェル16に対して位置決めでき
るようにされている。
【0077】一方、前記上シェル12側には、センター
フレーム14を挿通して、図1において上方に突出した
前記ボス17A〜17Dが内側に嵌合される受ボス13
A、13B、13C、13Dが図1において下向きに突
出形成されている。このとき、前記挿通ボス15A〜1
5Dの図9において上端は上シェル12の下側面に当接
するようにされている。
【0078】前記センターフレーム14における挿通ボ
ス15A〜15Dは、前記周壁部28及びガイドチャン
ネル30から連続一体的に外側に平板状に延在されたリ
ブ14Aにそれぞれ形成されている。
【0079】又、このリブ14Aには、組立時に、前記
下シェル16の内側面に設けられた揺動軸36Aが貫通
する、切欠14Bを備えている。
【0080】前記ボス17A〜17Dが挿通ボス15A
〜15Dを挿通して、受ボス13A〜13Dに嵌合した
状態で、前記ボス17A〜17Dの下側、即ち下シェル
16の外側からタッピンねじ40によりこれらボス17
A〜17Dを受ボス13A〜13Dに締め付けると、両
者間に挿通ボス15A〜15Dが締付固定され、これに
よって下シェル16、センターフレーム14及び上シェ
ル12が一体的に締付固定されることになる。
【0081】この締付状態で、前述のように、下シェル
補強部材26はセンターフレーム14の図において下向
きのガイドチャンネル30内に装入され、その内側面と
ガイドチャンネル30のガイド溝31における外向きの
面との間で前記第1シャッター部材の立上り摺動部33
を摺動自在に保持することになる。
【0082】又、上記のような上シェル12、センター
フレーム14、下シェル16の締付構造において、セン
ターフレーム14の外周端は、前記下シェル16の下シ
ェル外壁42の内側に嵌合する大きさ及び形状とされ、
一方、上シェル12側には、前記下シェル16の下シェ
ル外壁42の図において上端と突き合わせられる上シェ
ル外壁44を備え、図9に示されるように、タッピンね
じ40によって一体的に締付固定されたとき、これら下
シェル外壁42と上シェル外壁44が圧接するように構
成されている。
【0083】又、前述のように、センターフレーム14
における周壁部28及び補強部材24の上端面は、上シ
ェル12と下シェル16が締付固定されたとき、上シェ
ル12の裏側面(内側面)に圧接するようにされてい
る。
【0084】前記各部の寸法は、タッピンねじ40によ
り、上シェル12と下シェル16を締め付けていくと、
まずセンターフレーム14の周壁部28と上シェル12
の内側面とが、次に、上シェル外壁44と下シェル外壁
42とが、最後に、挿通ボス15A〜15Dと上シェル
12の内側面とが、この順でそれぞれ当接するように設
定されている。
【0085】従って、タッピンねじ40により、上シェ
ル12と下シェル16を強く締め付けても、その締付力
が前記下シェル外壁42と上シェル外壁44の当接部及
びセンターフレーム14の周壁部28、補強部材24と
上シェル12の裏面とに分散されるので、タッピンねじ
40の位置に集中荷重が発生することがなく、従って上
シェル12、下シェル16の歪みを防止することができ
る。
【0086】前記ディスクカートリッジ10を構成する
上シェル12は、例えばマグネシウム合金等の、耐熱性
及び剛性の高い材料から構成され、これに対して、下シ
ェル16は、樹脂等の、耐熱性及び剛性は上シェル12
には及ばないものの、低摺動摩擦抵抗の材料から構成さ
れている。
【0087】これは、次のような理由による。まず、カ
ートリッジ10全体を薄く保ち、且つシャッターなどの
部材を内装するためには、内装する部材の載置部分や摺
動範囲に合わせて下シェル16やセンターフレーム14
の厚さを部分的に変化させつつカートリッジ10の外表
面をほぼ平坦に形成する必要がある。
【0088】結果的に極端に肉厚の薄い部分を形成する
必要があるので下シェル16やセンターフレーム14は
材料の如何に関わらず剛性が低下する。
【0089】また、ガラス繊維などの補強材を添加した
樹脂材料は薄肉部の成形性が悪く、成形品の表面性が悪
化し、摩擦抵抗が増大する傾向が強いので、下シェル1
6やセンターフレーム14には用いることが困難であ
る。
【0090】更に、樹脂材料に比べ剛性や耐熱性が高い
マグネシウム合金やアルミニウム等の材料を用いること
も可能であるが、これらの材料を上述のような形状の点
で制約のあるカートリッジの下シェルやセンターフレー
ムに用いる場合には、一般的に成形性や費用の点で樹脂
材料に劣ると共に、摩擦係数や表面硬度が高いので内装
部品との摺動には不向きである。
【0091】特に、センターフレームについてはディス
ク状記録媒体と直接に接触することがあるので、センタ
ーフレームに金属材料が用いられ、且つ、ディスク状記
録媒体に樹脂材料が用いられると、ディスク状記録媒体
に傷が付いてしまう恐れがあることからも好ましくな
い。
【0092】他方、上シェルは、ディスクカートリッジ
10全体から見て少なくともこの部分に高剛性且つ耐熱
性を有する材料を用いないと、全体の剛性を維持できな
いからである。
【0093】又、上シェル12は、シャッター機構がな
く単純な構造で、且つ、ディスクブレーキ機構48(後
述)の外側にスペースがある等のため、センターフレー
ム14や下シェル16に比較して形状自由度が高く、そ
の主面の肉厚を厚くしたり、内側に補強リブを設けて剛
性を高くすることができる。
【0094】図1の符号48はディスク上の記録媒体1
8を、ディスクカートリッジ10がドライブから取り外
されているとき、回転を防止するためのディスクブレー
キ機構を示す。
【0095】この実施の形態の例に係るディスクカート
リッジ10は、シャッター閉塞時に、前記第2シャッタ
ー部材36の、第1シャッター部材34と反対側の端面
をシャッターレバー46の先端で押えているので、セン
ターフレーム開口部20及び下シェル開口部22を安定
して閉塞することができる。
【0096】上記のように、センターフレーム開口部2
0及び下シェル開口部22を安定して閉塞するために
は、前記第2シャッター部材36が閉位置にあるとき前
記第1シャッター部材34も閉位置にあるようにする。
又、これにより、前記第2シャッター部材36のみをシ
ャッターレバー46で閉位置に保持すれば、第1シャッ
ター部材34前記も閉位置に保持できることになる。
【0097】なお、第2シャッター部材36を閉塞状態
に押えるロック部材はシャッターレバー46に限定され
るものでなく、他の構造であってもよい。
【0098】前記シャッターレバー46は、ディスクカ
ートリッジ10をドライブに挿入する際に、ドライブ側
部材から駆動力を受けると共に、反対側のスライダ33
Aも同様に駆動力を受けるので、ディスクカートリッジ
10にはドライブ挿入方向に対して左右両側に荷重が作
用し、片方のみに荷重が作用することによる全体の傾き
が抑制される。
【0099】又、第1シャッター部材34、シャッター
羽根部34A、第2シャッター部材36、ねじりコイル
ばね35A、36Cの相互関係の概略は次のようになっ
ている。
【0100】前記第1シャッター部材34におけるシャ
ッター羽根部34Aと第2シャッター部材36とは、ね
じりコイルばね35Aによって相互に離間する方向に付
勢されているので、第1シャッター部材34が開位置に
ストロークエンドとなっている状態で、第2シャッター
部材36に閉方向に力が加わると、この力が、第1シャ
ッター部材34を閉塞位置に押し付けることになり、従
って第1シャッター部材34の閉塞過程で該第1シャッ
ター部材34の有する閉塞力が弱まっても、第2シャッ
ター部材36側からの閉塞力が伝達されて、第1シャッ
ター部材34を安定して閉塞動作をさせることができ
る。
【0101】又、ねじりコイルばね35Aの作用点をシ
ャッター羽根部34Aにおける扇形の要の位置の摺動ピ
ン32Aを間にして、その近傍で該シャッター羽根部3
4A及び第2シャッター部材36に各々設けているの
で、第2シャッター部材36が閉塞位置近傍にあると
き、ねじりコイルばね35Aの弾発力が該第2シャッタ
ー部材36のためのねじりコイルばね36Cの弾発力を
相殺することがない。
【0102】更に、前述のように、前記第2シャッター
部材36における直線状端縁37は、該直線状端縁37
の外端(自由端)と前記揺動軸36Aとを通る仮想線3
7Aよりも第1シャッター部材34側にあるので、シャ
ッター閉塞時における第1シャッター部材34に係るモ
ーメント、即ち、第2シャッター部材36の閉方向の力
によって第1シャッター部材34が閉塞方向と反対方向
に力を受けることがなく、従って閉塞動作をさせること
ができる。
【0103】次に、前記ねじりコイルばね35A、36
Cの、前記第1、第2シャッター部材34、36に与え
るばね力の関係及びその変化を、図10〜図16を参照
して詳細に説明する。
【0104】図10〜図15は、第1シャッター部材3
4におけるシャッター羽根部34Aが、開放位置から僅
かに閉まりかけた状態(開放角度50°)から、図15
に示される、完全に閉まった閉塞状態(開放角度0°)
までを、開放角度10°間隔で示したものである。又、
図16は、主として各部材にかかるモーメントを示すも
のである。
【0105】これらの図において矢印に付されたアルフ
ァベットの符号は、次のように定義される。
【0106】Fa:ねじりコイルばね36Cが第2シャ
ッター部材36を閉塞方向に付勢する力 Fbv:第2シャッター部材36の直線状端縁37に対し
て直角で、Faが第1シャッター部材34に作用する力 Fbt:円弧形状の下シェル補強部材26の接線方向のF
bvの分力 Fbn:同様に、法線方向のFbvの分力 Fcb:ねじりコイルばね35Aが第2シャッター部材3
6に作用する力 Fca:ねじりコイルばね35Aが第1シャッター部材3
4に作用する力 Fct:第2シャッター部材36の回動中心点と、第1及
び第2シャッター部材34、36の当接点とを結ぶ直線
と平行な方向のFcbの分力 Fcn:同様に直角な方向のFcbの分力 と定義している。
【0107】なお、各図において、上記Fa〜Fcnに
は、1〜6の枝番が付されている。この枝番の1は図1
0における第1シャッター部材34の開放角度50°の
場合、…枝番の6は図15における第1シャッター部材
34の開放角度0°の場合までとして、開放角度10°
間隔で1〜6の数字が付されている。
【0108】更に、各図において、力の大きさを矢印の
長さで表しているが、これは、各力間の大きさの差を示
すものではなく、各力の、前記解放角度毎の大きさを比
較して示すものである。
【0109】前記2つのねじりコイルばねの作用をより
明確にするために、第2シャッターばねであるねじりコ
イルばね35Aが用いられていない場合を仮定し、この
場合と、両方のねじりコイルばね35A、36Cが設け
られている場合について説明する。
【0110】まず、第2シャッターばね(ねじりコイル
ばね)35Aを用いない場合を仮定して説明する。
【0111】ねじりコイルばね36Cによる力Faによ
って生じたFbvの分力Fbtが、第1シャッター部材34
を閉塞方向へ駆動させる。
【0112】これをモーメントを考慮して詳細に説明す
る。
【0113】まず、ねじりコイルばね36Cの力Faに
より、第2シャッター部材36には時計周りの方向へ回
転するモーメントMa(図16参照)が発生し、次式で
与えられる。
【0114】Ma=Fa×ra ここで、raは、第2シャッター部材36の回転中心から
ねじりコイルばね36Cの腕が第2シャッター部材36
と接している箇所までの距離を示す。
【0115】第2シャッター部材36と第1シャッター
部材34が接している場所で、第2シャッター部材36
に加わっているモーメントにより、第1シャッター部材
34にはFbという力が加わり、次式で与えられる。
【0116】Fb=Ma/rb ここで、raは、第2シャッター部材36の回転中心から
第2シャッター部材36と第1シャッター部材34が接
している場所までの距離を示す。
【0117】Fbによる第1シャッター部材34を閉じ
る方向へ(反時計周り)回転させようとする力Fbrは次
式で与えられる。
【0118】Fbr=Fb×cosθc ここで、θcは、FbとFbr(Fbの内、第1シャッター
部材34の回転方向の成分)間の角度で与えられ、又、
Fbにより、第1シャッター部材34の外周部が下シェ
ル16の円弧状リブ(下シェル補強部材26)の壁を押
す力Fcが発生し、次式で与えられる。
【0119】Fc=Fb×cosθb×cosθe ここで、θbは、FbとFbv(Fbの内、第2シャッター
部材36が第1シャッター部材34に接している部分で
垂直方向の成分)間の角度である。
【0120】又、θeはFbvとFcの間の角度(本来、壁
を押す力は、分布荷重であるが、その合計をFcと置換
える) 又、Fcにより、第1シャッター部材34と壁の間に摩
擦力Fμが発生し、次式で与えられる。
【0121】Fμ=μ×Fc
【0122】従って、第1シャッター部材34を閉じる
方向(反時計周り)に回転させようとするモーメントM
35は次式で与えられる。
【0123】M35=Fbr×rc−Fμ×rd ここで、rcは、第2シャッター部材36と接している第
1シャッター部材34の部分から第1シャッター部材3
4の回転中心までの距離、又、rdは、第2シャッター部
材36の回転中心から前記円弧状リブまでの半径であ
る。
【0124】前記MaとM35は、シャッターの角度に
よって変化する。(図17参照。図17は表1のよう
に、Faやμなどに適宜値を代入して計算した結果であ
る。)
【0125】よって、図17から明らかなように約20
度の部分でM35は0となり、第1シャッター部材34
はねじりコイルばね36Cの力だけでは閉じない。
【0126】
【表1】
【0127】更に、図10〜図15により説明すると、
図10、図11、図12へと、順次開放角度が小さくな
って第1シャッター部材34が閉まっていくと、ねじり
コイルばね36Cの変形量が減少していくので、Faが
小さくなり、これによりFbtも順次小さくなっていく。
【0128】前記第1シャッター部材34は、円弧状ガ
イドであるガイドチャンネル30あるいは補強部材26
と接触しながら移動するので、その接触部分にはFbnに
よる摩擦力が発生する。この摩擦力はFbtを打ち消すよ
うに作用し、例えば図12において第1シャッター部材
34を閉塞方向に移動させるのに有効な力は、Fbt3よ
りも小さくなる。
【0129】ここで、前記Fbtの減少を補うためにFa
を大きくすることが考えられるが、Faを増加すればこ
れに伴ってFbnも増加し、前記円弧状のガイドチャンネ
ル30あるいは下シェル補強部材26に対して第1シャ
ッター部材34がより強く押付けられて摩擦力が増加し
てしまうので、Fbtを増加することはできない。
【0130】前記Fbvの方向は、第1シャッター部材3
4の位置によって変化する。例えば、図10において、
Fbv1は、第1シャッター部材34の閉塞側より位置に
あるが、図11のFbv2にはほぼ中央にあり、更に図1
5のFbv3は開放側寄りにある。
【0131】前記第1シャッター部材34は、円弧状ガ
イドの中心廻りを公転するように移動するが、図13の
開放角度20°の状態まで進むと、Fbv4は第1シャッ
ター部材34を図において反時計廻りに自転させる力と
して作用するようになり、これにより、第1シャッター
部材34と円弧状ガイドとの摩擦力が更に増加する。
【0132】従って、ねじりコイルばね35A(第2シ
ャッターばね)を用いないで、ねじりコイルばね36C
(第1シャッターばね)のみを用いると、開放角度20
°、即ち図13に示される状態で、第1シャッター部材
34の閉塞方向の移動が停止されてしまう。
【0133】次に、第1、第2シャッター部材34、3
6間に第2シャッターばねであるねじりコイルばね35
Aを装架した場合について説明する。
【0134】ねじりコイルばね35Aは、第1シャッタ
ー部材34と第2シャッター部材36との間に装架さ
れ、両者を離間させる方向に付勢している。従って、こ
のねじりコイルばね35Aの両端(両作用点)を結ぶ直
線上に互いに相反する方向の力Fcb及びFcaを発生させ
ている。
【0135】これをモーメントを考慮して詳細に説明す
る(図16参照)。
【0136】ねじりコイルばね35Aの力Ffにより、
第2シャッター部材36の回転モーメントは次式で与え
られる。
【0137】Ma=Fa×ra−Ff×sinθd1×rf ここで、θd1は、Ffの向きと第2シャッター部材36
の回転中心とねじりコイルばね35Aの作用点を結んだ
線の間の角度、又、rfは、第2シャッター部材36の回
転中心からねじりコイルばね35Aの作用点までの距離
である。
【0138】又、M35はねじりコイルばね35Aが無
い場合に対してねじりコイルばね35Aの力Feによる
モーメントが加わり、次式で与えられる。
【0139】 M35=Fbr×rc+Fe×cosθd2×re−Fμ×rd ここで、θd2は、Feの向きと第1シャッター部材34
の回転方向の向きと間の角度、又、Rdは、第1シャッ
ター部材34回転中心からねじりコイルばね35Aの作
用点までの距離である。
【0140】この場合のMaとM35の変化は、図18
のようになる(図18は、先の結果に表2のように、更
にFfなどに適宜値を代入して計算した結果である)。
【0141】よって、ねじりコイルばね35Aにより、
第1シャッター部材34のモーメントは0となることが
なく、ねじりコイルばね36Cとの組合せで閉じること
が可能となる。
【0142】
【表2】
【0143】更に、図10〜図15により説明すると、
図10〜13までの状態では、Fcn1〜Fcn3はFa1
〜Fa3をそれぞれ打ち消すように作用しているが、ね
じりコイルばね36C、35Aの撓み量とその際に生じ
る力、即ちばね定数及びセット荷重を調節することによ
って、Fa1〜Fa3が常にFcn1〜Fcn3よりも大き
くなるようにして、必要なFa1〜Fa3を確保するこ
とができる。
【0144】又、図13〜図15の状態では、Fcb4〜
Fcb6の方向が第2シャッター部材36の回動中心であ
る揺動軸36Aに向かう方向とほぼ一致した状態となる
ので、Fcnは僅かとなり、Faを打ち消す力がほとんど
生じない。
【0145】Fcaの方向に着目すると、図13に示され
る状態において、Fca4はFbt4とほぼ同一方向である
ことから、これらは、第1シャッター部材34を閉塞方
向へ移動させるように作用する。
【0146】前述のように、第2シャッターばねである
ねじりコイルばね35Aを用いない場合は、Fbaによる
摩擦力が生じ、これがFbtを打ち消すように作用する
が、ここでは、Fbt4がねじりコイルばね35Aから供
給されるので、第1シャッター部材34を閉塞方向に移
動させる有効な力を確保することができる。これは、図
14及び図15に示される状態でも同様である。
【0147】又、Fca4は、第1シャッター部材34を
図において時計廻りに自転させるように作用する位置に
ある。これに対して、前述のねじりコイルばね35Aを
設けない場合において、第1シャッター部材34を反時
計方向に自転させる力として作用し、結果として摩擦力
を増大させるFbv4があるが、ねじりコイルばね35A
によるFca4は、前記Fbv4による不都合も抑制するこ
とができる。
【0148】更に、前記Fcbの場合は、その方向とねじ
りコイルばね36Cの両作用点との関係に着目すると、
図10〜図13まででは、下シェル側の作用点の方向を
向いているが、図14、図15に示される状態では、第
2シャッター部材36側の作用点の方へ向きを変えてい
る。これは、シャッター部材の閉塞完了の手前からは撓
み量の減少に伴って、閉塞方向のばね力が小さくなった
ねじりコイルばね36Cを、第2シャッターばねである
ねじりコイルばね35Aがばね力を補うように作用する
ことを示している。
【0149】又、ねじりコイルばね35Aを用いない場
合、閉塞方向へ力はFa5あるいはFa6のみに起因す
るが、この場合よりも、ねじりコイルばね35Aを用い
ると、Fbv(Fbt)が大きくなることを示している。従
って、上記のような、Fcb、Fcaの大きさ、方向、作用
する位置を適宜選択した第2シャッターばね(ねじりコ
イルばね35A)を用いることによって、第1シャッタ
ーばねであるねじりコイルばね36Cのみでは達成でき
ない、信頼性の高いシャッター動作を実現させることが
できる。
【0150】前述のように、前記シャッター羽根部34
Aにおける摺動ピン32Aは、該シャッター羽根部34
Aの一端部から上下に突出した突起形状となっているの
で、シャッター羽根部34Aが第2シャッター部材36
に対して摺動する際に、両者が厚さ方向に外れて重なり
合ってしまうことがない。
【0151】特に、第2シャッター部材36の直線状端
縁37には、補強摺接部(摺接縁部)36Bが設けら
れ、ここには、前記シャッター羽部34Aに設けた摺動
ピン32Aが摺動自在に当接するので、シャッター羽根
部34Aと第2シャッター部材36とが当接時に空振り
して重なり合ったりすることがない。特に、図5
(B)、(C)に示されるように、摺動ピン32Aに摺
接溝36E、Fが設けられている場合は、より確実に両
シャッター部材の重なり合いを防止できる。
【0152】同様に、第2シャッター部材36の直線状
端縁37の外端(自由端)には、厚さ方向に折れ曲がっ
て形成された増厚部37Bが設けられているので、シャ
ッター閉塞時にシャッター羽根部34Aの直線状端縁3
5と第2シャッター部材36の直線状端縁37とが空振
りして相互に厚さ方向に重なることが防止される。
【0153】又、前記第1及び第2シャッター部材3
4、36は共に例えば摺動抵抗の少ないポリオキシメチ
レン(POM)(いわゆるポリアセタール)、ポリプロ
ピレン(PP)等の樹脂からなり、且つ、前記補強摺接
部36Bや立上り摺動部33、増厚部37B等が一体的
に形成されていて、部品点数が少ないと共に、金属シャ
ッターの場合と比較して、軽く且つ摩擦係数が小さいの
で、他の部材との摺接によって削れが発生することが少
ない。又、それぞれ一体構造であるので、組立が容易で
ある。
【0154】又、前記立上り摺動部33の端末には、ス
ライダ33Aが一体的に取り付けられているので、立上
り摺動部に穴を形成してここに他の部材(例えばドライ
ブ側の部材)が係合するように構成した場合と比較し
て、強度低下が少なく、確実に第1シャッター部材34
を駆動することができる。
【0155】更にこの実施の形態の例に係るディスクカ
ートリッジ10は、特にセンターフレーム開口部20の
外周端が補強部材24によって一体的に連結されていて
剛性が高いので、成型時に反りが生じて平面性が低下し
たりすることがない。従って、ディスク状記録媒体10
を収納するためのディスク収納空間28Aが反り、歪み
等によって余裕がなくなったりすることがない。
【0156】更に、この補強部材24及びこれに連続す
る周壁部28からガイドチャンネル30を構成し、ここ
にシャッター部材をガイドするためのガイド溝31を構
成しているので、シャッター部材は確実に円弧軌道に沿
って開閉され、例えば樹脂等の低摩擦性ではあるが剛性
の低い材料から形成されたシャッター部材を、確実に開
閉運動させることができる。
【0157】一般的に、汎用性の高い樹脂材料で低摩擦
性と、高い剛性を兼ね備えることは非常に困難であっ
て、2つの性能を満足させようとすると材料コストが上
昇したり、成形性が低下する。
【0158】この発明では、上記のようなガイド構造に
より、剛性の低い材料のシャッター部材を安定して開閉
ガイドすることができる。
【0159】なお、前記補強部材24は、ガイドチャン
ネル30の下側部分を切り欠いた浅い逆U字形状である
が、本発明はこれに限定されるものでなく、一定以上の
剛性を維持できるものであれば、L字形状であってもよ
い。
【0160】更に、前記補強部材24に連続するガイド
チャンネル30は、下側の下シェル16における下シェ
ル補強部材26を受け入れて、上シェル12、センター
フレーム14、下シェル16が一体的に組み立てられた
とき、その位置合わせ基準とになり、組立状態のディス
クカートリッジ10の剛性を増大することができる。
【0161】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したので、
センターフレーム開口部及び下シェル開口部を開閉する
シャッターの閉塞時に、第2シャッターをロックして、
閉塞状態を安定させることができると共に、ロック部材
をディスクカートリッジのドライブへの装着時に駆動す
るようにして、シャッター開口動作荷重とバランスさせ
て、ディスクカートリッジのローディング時の傾きを防
止できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係るディスクカート
リッジを示す分解斜視図
【図2】同ディスクカートリッジの下シェルとセンター
フレームを重ねた状態を示す平面図
【図3】図2のIII−III線に沿う拡大断面図
【図4】図2のIV−IV線に沿う拡大断面図
【図5】同ディスクカートリッジにおける第1及び第2
シャッター部材の摺動接触部の形態の側を拡大して示す
断面図
【図6】同ディスクカートリッジにおけるシャッター閉
塞状態を示す平面図
【図7】同シャッター開放状態を示す平面図
【図8】同ディスクカートリッジの拡大断面図
【図9】図2のIX−IX線に沿う拡大断面図
【図10】2つのねじりコイルばねにより第1、第2シ
ャッター部材に作用する力の方向、大きさをシャッター
開度50°の状態で示す平面図
【図11】2つのねじりコイルばねにより第1、第2シ
ャッター部材に作用する力の方向、大きさをシャッター
開度40°の状態で示す平面図
【図12】2つのねじりコイルばねにより第1、第2シ
ャッター部材に作用する力の方向、大きさをシャッター
開度30°の状態で示す平面図
【図13】2つのねじりコイルばねにより第1、第2シ
ャッター部材に作用する力の方向、大きさをシャッター
開度20°の状態で示す平面図
【図14】2つのねじりコイルばねにより第1、第2シ
ャッター部材に作用する力の方向、大きさをシャッター
開度10°の状態で示す平面図
【図15】2つのねじりコイルばねにより第1、第2シ
ャッター部材に作用する力の方向、大きさをシャッター
開度0°の状態で示す平面図
【図16】2つのねじりコイルばねにより第1、第2シ
ャッター部材に作用するモーメントを示す平面図
【図17】ねじりコイルばねがない場合の、上記モーメ
ントを示す数式に適宜値を代入して得られた計算結果を
示す線図
【図18】ねじりコイルばねがある場合の、上記モーメ
ントを示す数式に適宜値を代入して得られた計算結果を
示す線図
【符号の説明】
10…ディスクカートリッジ 12…上シェル 14…センターフレーム 14B…センターフレーム切欠部 16…下シェル 18…記録媒体 20…センターフレーム開口部 22…下シェル開口部 24…補強部材 26…下シェル補強部材 28…周動部 28A…ディスク収納空間 30…ガイドチャンネル 32…シャッター 32A…摺動ピン(摺接突起部) 33…立上り摺動部 33B…フック部 34…第1シャッター部材 35、37…直線状端縁 35A、36C…ねじりコイルばね 36…第2シャッター部材 36A…揺動軸 36B…補強摺接部(摺接縁部) 37A…仮想線 37B…増厚部 37C…ガイド溝 42…下シェル外壁 46…シャッターレバー(ロック部材) 46B…外端

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上シェル、センターフレーム及び下シェル
    を厚さ方向に重ねて結合して構成され、前記上シェルと
    センターフレームとの間のディスク収納空間にディスク
    状記録媒体を回転可能に収納し、前記センターフレーム
    及び下シェルには、前記収納されたディスク状記録媒体
    の信号記録領域の一部を、ディスク半径方向には内外周
    に亘って、且つディスク厚さ方向には前記下シェルの外
    側に、それぞれ露出させる記録及び/又は再生用のセン
    ターフレーム開口部及び下シェル開口部が略同一形状で
    重ね合わせ位置に形成され、前記センターフレームと下
    シェルとの間には、前記センターフレーム開口部及び下
    シェル開口部を開閉する第1シャッター部材及び第2シ
    ャッター部材が、該センターフレームと下シェルの対向
    する平面に沿って揺動自在に設けられ、前記第1シャッ
    ター部材は、前記センターフレーム開口部及び下シェル
    開口部の一部を開閉する略扇形のシャッター羽根部を有
    し、且つ、外部から開操作及び/又は閉操作可能とさ
    れ、前記第2シャッター部材に隣接した位置に設けられ
    たロック部材により、直接又は間接的に閉位置でロック
    可能とされたことを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第1シャッター部
    材は、ディスクカートリッジのドライブへの装着時に該
    ドライブ側により少なくとも開操作される操作部を有
    し、前記ロック部材は、前記操作部に対して、ディスク
    カートリッジにおける、ドライブへの装着方向と直交す
    る幅方向反対側に配置され、且つ、ドライブへの装着時
    に、該ドライブ側により、前記操作部の動作よりも先に
    ロック解除されるように構成されたことを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記ロック部材
    は、前記第2シャッター部材が開位置から閉位置に移動
    する途中で、該第2シャッター部材により、これをロッ
    クするロック位置から開放位置に駆動され、且つ、第2
    シャッター部材が閉位置に到達したときにロック位置に
    戻るようにされたことを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、前記センタ
    ーフレームには、前記センターフレーム開口部に連続し
    て前記ディスク収納空間の外周に形成されたセンターフ
    レーム切欠部が設けられ、前記第1シャッター部材の略
    扇形のシャッター羽根部は、前記センターフレーム開口
    部及び下シェル開口部の外側の略半分を開閉するように
    形成され、前記第1シャッター部材は、前記シャッター
    羽根部の円弧形状外周端から連続的に立上って形成さ
    れ、前記センターフレーム切欠部を開閉する立上り摺動
    部を備え、且つ、前記開閉時に、前記円弧形状外周端と
    同心の中心廻りに移動され、前記第2シャッター部材
    は、前記第1シャッター部材により開閉される前記セン
    ターフレーム開口部及び下シェル開口部の残りの略半分
    を、前記シャッター羽根部とは逆方向に揺動して開閉す
    る羽根部材であり、前記ロック部材は、前記ディスク収
    納空間の外側位置で揺動自在に枢支されると共に、前記
    第1シャッター部材のシャッター羽根部に対してばねに
    より閉じ方向に付勢され、前記第2シャッター部材の開
    方向側の端面を押えるようにされたことを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記ロック部材は、前
    記第2シャッター部材の揺動範囲の外側で、前記センタ
    ーフレームと下シェルの少なくとも一方に揺動自在に支
    持されたシャッターレバーを有してなり、このシャッタ
    ーレバーは、先端が、前記第2シャッター部材の開方向
    側の端面に係止するロック位置と該第2シャッター部材
    の揺動範囲の外側の解放位置との間で揺動自在とされて
    いることを特徴とするディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記シャッターレバー
    は、その他端が、前記下シェル及びセンターフレームの
    少なくとも一方の側壁を貫通してディスクカートリッジ
    のドライブへの装着時に該ドライブ側によりシャッター
    レバー開方向へ駆動される位置に突出するように配置さ
    れたことを特徴とするディスクカートリッジ。
  7. 【請求項7】請求項4、5又は6において、前記第1シ
    ャッター部材の前記立上り摺動部は、前記シャッター羽
    根部の円弧形状外周に沿って、その周方向一端から前記
    第2シャッター部材と反対側に略同一円弧状に延長さ
    れ、その先端は、第1シャッター部材の閉時に、ディス
    クカートリッジのドライブへの装着時に該ドライブ側に
    より第1シャッター部材開方向に駆動される位置に配置
    されたことを特徴とするディスクカートリッジ。
  8. 【請求項8】上シェル、センターフレーム及び下シェル
    を厚さ方向に重ねて結合して構成され、前記上シェルと
    センターフレームとの間のディスク収納空間にディスク
    状記録媒体を回転可能に収納し、前記センターフレーム
    及び下シェルには、前記収納されたディスク状記録媒体
    の信号記録領域の一部を、ディスク半径方向には内外周
    に亘って、且つディスク厚さ方向には前記下シェルの外
    側に、それぞれ露出させる記録及び/又は再生用のセン
    ターフレーム開口部及び下シェル開口部が略同一形状で
    重ね合わせ位置に形成され、前記センターフレームと下
    シェルとの間には、前記センターフレーム開口部及び下
    シェル開口部を開閉する第1シャッター部材及び第2シ
    ャッター部材が、該センターフレームと下シェルの対向
    する平面に沿って揺動自在に設けられ、前記第1シャッ
    ター部材におけるシャッター羽根部と前記第2シャッタ
    ー部材との間に、前記シャッター羽根部を閉じ方向に付
    勢する第2シャッターばねを装架してなり、前記第1シ
    ャッター部材は、前記センターフレーム開口部及び下シ
    ェル開口部の外側の略半分を開閉する略扇形のシャッタ
    ー羽根部を備えてなり、且つ、前記開閉時に、前記シャ
    ッター羽根部の円弧形状外周端と同心の中心廻りに移動
    され、前記第2シャッター部材は、前記第1シャッター
    部材により開閉される前記センターフレーム開口部及び
    下シェル開口部の残りの略半分を、前記シャッター羽根
    部とは逆方向に揺動して開閉する羽根部材であり、前記
    ディスク収納空間の外側位置で揺動自在に枢支されると
    共に、前記第1シャッター部材のシャッター羽根部に対
    してばねにより閉じ方向に付勢されたことを特徴とする
    ディスクカートリッジ。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記センターフレーム
    には、前記センターフレーム開口部に連続して前記ディ
    スク収納空間の外周に形成されたセンターフレーム切欠
    部が設けられ、前記第1シャッター部材における前記シ
    ャッター羽根部には、その円弧形状外周端から連続的に
    立上って形成され、前記センターフレーム切欠部を開閉
    する立上り摺動部が設けられたことを特徴とするディス
    クカートリッジ。
  10. 【請求項10】請求項4乃至7、9のいずれかにおい
    て、前記下シェルの内側面には、前記円弧形状の立上り
    摺動部と同一曲率の円弧形状に立上って形成された下シ
    ェルガイド壁が設けられ、前記第1シャッター部材及び
    第2シャッター部材は樹脂材料から構成され、前記シャ
    ッター羽根部は、その扇形の要の位置で、前記第2シャ
    ッター部材の端縁と当接、且つ、摺動自在とされると共
    に、該第2シャッターの前記端縁における前記シャッタ
    ー羽根部との摺動範囲に補強部材が一体的に形成され、
    且つ、前記立上り摺動部には、これと一体的に、前記下
    シェルガイド壁の上端に引掛けられ、該上端に沿って摺
    動自在に前記立上り摺動部を吊り下げる少なくとも1つ
    のフック部が設けられたことを特徴とするディスクカー
    トリッジ。
  11. 【請求項11】請求項8、9又は10において、前記シ
    ャッター羽根部は、その扇形の要位置での当接点が前記
    第2シャッター部材の閉じ方向先端縁に摺接可能とさ
    れ、前記第2シャッターばねは、ねじりコイルばねであ
    り、その2つの作用点を、前記当接点を略中間としてそ
    の近傍における、シャッター羽根部及び第2シャッター
    部材に設けたことを特徴とするディスクカートリッジ。
  12. 【請求項12】請求項4乃至11のいずれかにおいて、
    前記シャッター羽根部と第2シャッター部材とは、各々
    の対向端縁が同一平面上で当接して、前記センターフレ
    ーム開口部及び下シェル開口部を閉じるようにされ、前
    記対向端縁の少なくとも一方における端縁の長手方向の
    一部に、各々の一般部よりも厚い増厚部を設けて、該増
    厚部が他方の端縁に当接するようにしたことを特徴とす
    るディスクカートリッジ。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記センターフレ
    ーム及び下シェルの少なくとも一方の内側面に、前記増
    厚部が入り込み、且つ、シャッター開閉動作時に該増厚
    部を案内するガイド溝を設けたことを特徴とするディス
    クカートリッジ。
  14. 【請求項14】請求項4乃至13のいずれかにおいて、
    前記シャッター羽根部は、その扇形の要の位置における
    前記第2シャッター部材との当接点に、厚さ方向両側に
    突出した摺接突起部を設け、前記第2シャッター部材に
    おける前記摺接突起部に当接、且つ、摺接する端縁に、
    前記摺接突起部と摺接自在の摺接縁部を設けたことを特
    徴とするディスクカートリッジ。
  15. 【請求項15】請求項4乃至14のいずれかにおいて、
    前記シャッター羽根部と第2シャッター部材とは、少な
    くとも前記センターフレーム開口部及び下シェル開口部
    の領域内では各々の対向する端縁が、密着状態に当接す
    るようにされ、前記第2シャッター部材における前記端
    縁は、該第2シャッター部材の揺動中心軸と前記端縁の
    外端とを通る仮想線よりも前記シャッター羽根部側にあ
    るように形成され、前記シャッター羽根部は、その扇形
    の要の位置で、前記第2シャッター部材の端縁と当接、
    且つ、摺動自在とされることを特徴とするディスクカー
    トリッジ。
  16. 【請求項16】請求項4乃至7、9乃至15のいずれか
    において、前記第1シャッター部材における前記立上り
    摺動部の、シャッター開方向の端部にロック可能な突起
    部を一体的に設けたことを特徴とするディスクカートリ
    ッジ。
  17. 【請求項17】請求項4乃至15のいずれかにおいて、
    前記センターフレームには、前記センターフレーム開口
    部の外側端位置、且つ、前記収納されたディスク状記録
    媒体の前記下シェル側の表面よりも前記上シェル側に離
    間した厚さ方向位置で、前記センターフレーム開口部の
    両側を連結する補強部材を一体的に設けたことを特徴と
    するディスクカートリッジ。
  18. 【請求項18】請求項17において、前記センターフレ
    ームには、その上シェル側の表面から、円弧形状のディ
    スク外周壁が立上り形成され、前記補強部材は、前記デ
    ィスク外周壁に連続する円弧形状に形成されたことを特
    徴とするディスクカートリッジ。
  19. 【請求項19】請求項17又は18において、前記下シ
    ェルの内側面に、前記補強部材に対してディスク半径方
    向には平行又は同心円弧状に隣接し、ディスク厚さ方向
    には重なって配置されると共に、前記下シェル開口部の
    両側を一体的に連続する下シェル補強部材を設けたこと
    を特徴とするディスクカートリッジ。
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