JP2003085160A - ソースファイル生成装置 - Google Patents

ソースファイル生成装置

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JP2003085160A
JP2003085160A JP2001276790A JP2001276790A JP2003085160A JP 2003085160 A JP2003085160 A JP 2003085160A JP 2001276790 A JP2001276790 A JP 2001276790A JP 2001276790 A JP2001276790 A JP 2001276790A JP 2003085160 A JP2003085160 A JP 2003085160A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マークアップ言語のソースファイルを加工し
て、所望するソースファイルを生成する技術の実現を図
る。 【解決手段】 加工サーバ700は、パーソナルコンピ
ュータ800から指示データの送付を受け、文法上の区
分を単位とした原ソースファイルの加工を行い、生成ソ
ースファイルを作成・返送する。この時、指示データ作
成のための所定のデータを含ませる機能も併せ持つ。該
含ませるデータには、前記区分に対する削除その他の処
理のためのデータを含む。加工サーバ700は、所望の
ソースファイルの加工生成・送付に加え、その生成のた
めの指示データ作成の補助を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マークアップ言語
のソースファイルを簡便に編集して、所望するソースフ
ァイルを生成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、所定のタグを含むマークアッ
プ言語の利用が広まっている。例えば、ソースファイル
に含まれるマークアップとしてタグを用い、タグに応じ
たソースファイルの画像出力を行う技術が実用となてい
る。
【0003】インターネットのホームページでは、多く
の情報が提供されている。これらのホームページの多く
は、HTMLなどのマークアップ言語を利用して提供さ
れる。HTMLのソースファイルの画像出力を閲覧する
ためのブラウザが広く実用となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホームページ
には、閲覧者が必要とする情報のほかに、雑多な情報が
含まれている。閲覧者が必要とする情報のみを取得する
ためには、HTMLのソースファイルに対する編集、加
工が必要となる。マークアップ言語のソースファイルを
編集、加工して、新しいソースファイルを生成すること
は極めて煩雑な作業となっていた。
【0005】これは、インターネットで提供されるHT
MLのホームページに限らず、マークアップ言語のソー
スファイルの編集、加工時に共通の課題であった。マー
クアップ言語のソースファイルは、文書等のデータの構
造を明示するための文字列記号を含む。このため、所望
されるソースファイルを生成するために、緻密な作業、
複雑な作業その他の煩雑な作業を必要としていた。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであり、マークアップ言語のソースファイル
を簡便に編集して、所望するソースファイルを生成する
技術の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の画像出力装置は、所定のタグを含むマークアップ
言語の原ソースファイルを加工するとともに、前記タグ
に応じた画像出力を行う画像出力装置であって、前記画
像出力の態様に関する指示情報及び前記原ソースファイ
ルを特定するソースファイル指示データを含む指示デー
タを入力する指示データ入力部と、前記指示データに基
づいて前記原ソースファイルを取得するソースファイル
取得部と前記指示データに基づいて、前記原ソースファ
イルを前記マークアップ言語の文法上の区分に従って分
割するとともに、出力対象となる区分を特定する分割特
定部と、該特定の結果に応じて画像出力する出力部と、
を備えることを要旨とする。
【0008】このようにすることで、煩雑な作業を必要
とせずに、所望の画像出力を行うことができる。原ソー
スファイルの画像出力の中で、ユーザの所望する区分の
みを抽出した画像出力が提供される。
【0009】また、原ソースファイルの各区分内の更新
があっても、煩雑な操作無く、変更された原ソースファ
イルに基づいた画像出力を提供することができる
【0010】ここに文法上の区分は、柔軟にとることが
できる。例えば、ある原ソースファイルの表データにお
いて、行と列等をともに区分として扱うことなども考え
られる。また、画像出力処理にあたっては、過去の処理
結果の再利用を行うことが有用である。特に、加工の単
位とした区分単位に再利用することが可能である。さら
に、生成ソースファイル中で絵や写真等外部のデータ実
体を指定する場合、指示データ等が示す加工態様に応じ
て、指定先のデータ実体を選択するものとしてもよい。
【0011】さらに、画像出力の媒体としては、液晶デ
ィスプレイやCRT、プロジェクタ、印刷を行うプリン
タなど様々な態様が考えられる。
【0012】一方、指示データを画像出力装置に予め登
録しておくことにより、更新された原ソースファイルが
定期的に通信で届けられる場合には、原ソースファイル
の定期的な購読を所望の形式で行うことができる。前記
通信が放送である場合も考えられる。定期的に届けられ
る原ソースファイルを利用して、定期的に更新された画
像出力の出力がされるものとしてもよい。
【0013】本発明の画像出力装置において、前記ソー
スファイル指示データは、複数の原ソースファイルを指
示するデータであり、前記指示データは、該複数の原ソ
ースファイルについての画像出力の態様と、レイアウト
に関するデータとを含み、前記分割特定部は、各原ソー
スファイルについて前記区分を特定し、前記出力部は、
該特定された複数の区分を前記指示データが指示するレ
イアウトに従って画像出力するための出力データを生成
することが望ましい。
【0014】このようにすることで、複数の原ソースフ
ァイルに基づいた所望の画像出力を、容易に得ることが
できる。ユーザは、複数の画像出力から、所望する区分
のみを抽出した画像を得ることができる。原ソースファ
イルの少なくとも1つに更新がある時にも、その変更を
反映した画像出力を煩雑な作業無く得ることができる。
【0015】生成ソースファイルのレイアウトは、各原
ソースファイルに対応する1つの画像出力を1つのレイ
アウト区分に割り当てても良いし、各原ソースファイル
に対応する複数の画像出力を、複数の無関係なレイアウ
ト区分に割り当てても良い。
【0016】また、本発明のソースファイル生成装置
は、所定のタグを含むマークアップ言語の原ソースファ
イルを加工して生成ソースファイルを生成するソースフ
ァイル生成装置であって、前記加工の態様に関する指示
情報及び前記原ソースファイルに関するソースファイル
指示データを含む指示データを入力する指示データ入力
部と、前記原ソースファイルを入力するソースファイル
取得部と、前記指示データに基づいて、前記マークアッ
プ言語の文法上の区分を単位とした加工を前記原ソース
ファイルに施して、前記生成ソースファイルを生成する
生成部とを備えることを要旨とする。
【0017】このようにすることで、煩雑な作業を必要
とせずに、所望の画像出力のための生成ソースファイル
を得ることができる。原ソースファイルの画像出力の中
で、ユーザの所望する区分のみを抽出する画像出力のた
めの生成ソースファイルが得られる。原ソースファイル
の各区分内の更新があっても、煩雑な操作無く、変更さ
れた原ソースファイルに基づいた画像出力を得ることが
できる。
【0018】また、汎用性があるマークアップ言語につ
いて、その生成ソースファイルを用いることで、マーク
アップ言語に対応したブラウザを準備するだけで、容易
に画像出力の閲覧を行うことができる。
【0019】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記マークアップ言語の文法には一対をなすべきタ
グを含み、前記分割は前記一対のタグが特定する区分を
切り出す分割であってもよい。
【0020】一対をなすべき開始・終了タグはマークア
ップ言語の主要な文法形式であり、開始・終了タグが特
定する区分を柔軟に扱えることが望ましい。
【0021】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記指示データは、前記原ソースファイルに基づい
た画像出力の範囲を指定する範囲情報を含み、前記生成
部は、該範囲情報に基づき、前記マークアップ言語の文
法に従った区分であって、所定の加工を施すべき区分を
特定する区分特定部を含むものとしてもよい。
【0022】このようにすることで、画像出力の編集を
行うユーザの利便性を向上することができる。例えば、
多くの外側区分に多重に囲まれた区分を単位とする編集
を所望する時、中間の区分に係る操作が不要となる。ま
た、画像出力に直接基づいた、ユーザの直感に訴えるイ
ンタフェースを実現することで、操作性を増すことがで
きる。
【0023】範囲情報をユーザが入力する方法として
は、マウスドラッグによる矩形範囲・自由範囲の指定
や、多点指定に基づく多角形範囲など、様々な方法が考
えられる。
【0024】この場合、ブラウザは、範囲情報のための
ユーザ入力を受ける機能を要する。ソースファイル生成
装置は、ブラウザと一体であっても良いし、コンピュー
タ等の装置に、ブラウザとともにに実現されても良い
し、また、ブラウザを実現する装置とネットワークを介
して接続されたコンピュータ上に実現されていても良
い。いずれにしても、ユーザ入力に基づく範囲情報を受
ける機能を備えることが望ましい。
【0025】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記範囲情報は矩形の範囲を示す情報であってもよ
い。
【0026】一般に、また、画像出力における出力上の
区分は矩形に分割されることが多いため、矩形の範囲の
利用で、実用性を向上することができる。また、矩形の
範囲は入力が容易であり、ユーザの利便性を高めること
ができる。
【0027】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記指示データは、前記原ソースファイルの分割を
特定し、前記生成部は、該原ソースファイルに基づく画
像を所定の境界表示によって視覚的に複数の領域に分け
るためのデータを、前記区分の境界部分に挿入すること
が望ましい。
【0028】このようにすることで、ユーザに対して、
前記区分を認識させることができ区分を単位とした画像
出力の編集、加工の補助を行うことができる。
【0029】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記境界表示は、水平線を含むものとしてもよい。
【0030】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記境界表示の少なくとも一部は、所望する新たな
生成ソースファイルを得るための指示データを、該ソー
スファイル生成装置に入力するためのインタフェースと
することができる。
【0031】このようにすることで、所望の新しい画像
出力を得るための指示データの送付と、その指示データ
に基づく画像出力の確認のサイクルを簡便に繰り返すこ
とができる。
【0032】ここにインタフェースは、例えば、新しい
画像出力へのリンクやリンクボタン等が考えられる。こ
れらは、新しい指示データをソースファイル生成装置に
送付する。
【0033】前記生成部は、新しい指示データを生成ソ
ースファイルに含める。新しい指示データは、ユーザが
所望すべき所定の指示データが選ばれる。この指示デー
タは、例えば、その区分を削除したり削除した区分を元
に戻したりするための指示データ、インタフェースを付
すべき区分の範囲を変更するための指示データなどが考
えられる。これらは、編集のためのインタフェースであ
り、編集ボタンなどで実現される。また、画像出力全体
に係る編集処理を行うための場合も考えられる。例え
ば、編集を終了して、不要なインタフェースを除くため
の指示データが考えられる。
【0034】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記区分は、少なくとも一部において、入れ子状に
構成されており、前記生成部は、現在の加工の単位であ
る区分の外側区分を単位として、前記境界表示のための
データ挿入を行わせる指示データを生成ソースファイル
に含ませるものとしてもよい。
【0035】このようにすることで、加工に用いる単位
区分を、より大きな単位に変更することができる。
【0036】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記指示データは、前記原ソースファイルに含まれ
る連続した領域を結合させるための指示データであり、
前記生成部は、該連続した区分を視覚的に分けるための
データを削除するものとしてもよい。
【0037】このようにすることで、加工に用いる単位
区分を、より小さな単位に変更することができる。
【0038】結局、加工における単位を、大小に変更し
て、ユーザの所望する加工における対象区分を選択する
手段が提供される。
【0039】この時に必要となるソースファイルにおけ
る区分の解析は、必要に応じて内側における区分の解析
を、順次に行うものとすることが考えられる。生成ソー
スファイルの作成に必要となれば、より内側の区分にお
ける解析を行う。これによって、ソースファイル生成装
置の処理負担が軽減される。
【0040】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記指示データは、前記原ソースファイルに含まれ
る区分を削除するための指示データであり、前記生成部
は、該区分に含まれるデータを無効化するものとしても
よい。
【0041】このようにすることで、ユーザが必要とし
ない区分を削除する編集を実現することができる。
【0042】ここに区分に含まれるデータの無効化は、
生成ソースファイルから直接除くものとしてもよいし、
コメントアウトを行うマークアップを付加するものでも
よい。
【0043】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記指示データは、前記原ソースファイルにおける
区分の削除を取り消すための指示データであり、前記生
成部は、無効化された該区分を元に戻すものとしてもよ
い。
【0044】このようにすることで、ユーザが削除した
区分を再び画像出力に戻すことができる。
【0045】ここに区分に含まれるデータの無効化は、
上記と同様に様々の方法が考えられる。
【0046】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記指示データは、前記原ソースファイルの加工を
終了するための指示データであり、前記生成部は、前記
原ソースファイルに関連付けられた無編集状態の原ソー
スファイルを特定するソースファイル指示データと、該
原ソースファイルから該生成ソースファイルを得るため
の加工方法を指示する情報とを含む、ファイル編集デー
タを生成することが望ましい。
【0047】このようにすることで、ユーザは、編集を
終了して、所望する画像出力を得るためのファイル編集
データを受け取ることができる。ファイル編集データ
は、ソースファイル生成装置や、画像出力装置で利用可
能である。
【0048】ここにファイル編集データの少なくとも一
部を、編集再開の指示データとして利用する場合も考え
られる。
【0049】本発明のソースファイル生成装置におい
て、前記ソースファイル指示データは、複数の原ソース
ファイルの指示を含み、前記指示データは、該複数の原
ソースファイルについての加工の態様と、レイアウトに
関するデータとを含み、前記生成部は、前記指示データ
に基づいて、前記マークアップ言語の文法上の区分を単
位とした加工を前記原ソースファイルに施すとともに、
レイアウトに応じて、前記生成ソースファイルを生成す
る生成部であることが望ましい。
【0050】このようにすることで、複数の原ソースフ
ァイルに基づいた所望の画像出力を得るための指示デー
タを作成することができる。
【0051】ここでも、上記の、複数の原ソースファイ
ルを利用する画像出力装置と同様に、様々な場合が考え
られる。
【0052】本発明は、上述の画像出力装置、ソースフ
ァイル生成装置としての構成の他、それぞれ画像を出力
する方法やソースファイルを生成する方法の発明として
構成することもできる。また、それらを実現するコンピ
ュータプログラム、およびそれらのプログラムを記録し
た記録媒体、それらのプログラムを含み搬送波内に具現
化されたデータ信号など種々の態様で実現することが可
能である。
【0053】本発明をコンピュータプログラムまたはそ
のプログラムを記録した記録媒体等として構成する場
合、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−
ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリ
ッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷され
た印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやRO
Mなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータ
が読みとり可能な種々の媒体を利用できる。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例に基づき以下の順序で説明する。 A.ソースファイル加工出力システム: A1.システム構成及び機能ブロック構成: A2.生成ソースファイル生成・取得処理: A3.ソースファイル: A3−1.マークアップ言語: A3−2.入れ子構造の区分: A3−3.分割データ: A4.加工処理: B.プリンタを用いる加工出力システム: C.指示データ作成システム: C1.システム構成: C2.指示データ作成: C3.指示データ完成: C4.ソースファイル生成: D.範囲情報を用いる指示データ作成システム: E.複数の原ソースファイルを利用するシステム:
【0055】A.ソースファイル加工出力システム: A1.システム構成及び機能ブロック構成:図1は、ソ
ースファイル加工出力システムの全体構成を示す説明図
である。ソースファイル加工出力システムは、加工サー
バ100、パーソナルコンピュータ200からなる。加
工サーバ100とパーソナルコンピュータ200とは共
にインターネットINTに接続されている。
【0056】なお、ネットワークINTは、インターネ
ットのような広域的なネットワークも考えられるし、ロ
ーカルエリアネットワークなど限定的なネットワークの
場合も考えられる。以下の説明におけるネットワークは
全て同様である。
【0057】パーソナルコンピュータ200は、URL
入力に基づいて、編集の基礎となる原ソースファイルの
所在及び編集方法に関する指示を加工サーバ100に送
信する。加工サーバ100は、この要求に応じて原ソー
スファイルを取得すると共に、それを編集することで生
成ソースファイルの生成を行って、ブラウザに送付する
機能を備える。ソースファイルは、所定のタグを含むマ
ークアップ言語の文書である。ソースファイルは、含ま
れるタグに応じた所定の画像出力に利用することができ
る。パーソナルコンピュータ200は、ブラウザプログ
ラムを備えており、ソースファイルの画像出力を行う。
【0058】ブラウザ画面BRbは、ブラウザの画面の
例である。ここにはURL表示部BRu及び画像出力表
示部BRgが備えられている。URL表示部BRuより
URLを入力することで、そのURLに対応した所定の
画像出力を画像出力表示部BRgに得ることができる。
URL表示部BRuに示されたURL「http://
srv.jp/src.htm」によって、「srv.
jp」で特定されるコンピュータの「src.htm」
なるファイルが指定される。
【0059】本実施例ではCGI(Common Ga
teway Interface)を利用する。図1中
に示したURLの例URL200は、CGIを利用する
場合のURLの例を示している。プロトコル識別子「h
ttp」、及びコンピュータを特定する「devic
e.jp」は通常のURLと同じ意味を持つデータであ
る。「mypage.cgi」は実行すべきCGIスク
リプト(プログラム)のファイル名を指定している。ブ
ラウザは、CGIスクリプトの実行結果の標準出力を受
け取って画像出力する。区切り文字「?」の後のデータ
は、CGIスクリプトの実行時に引数として渡されるべ
き情報を示す引数データである。引数データでは、文字
「&」を区切り文字として用いて、複数の情報を含ませ
ることができる。CGIスクリプトはperl言語のプ
ログラムなどで実現可能である。
【0060】パーソナルコンピュータ200のブラウザ
は、実行するCGIスクリプト名と、その引数データと
から構成される指示データを加工サーバに送付する。図
1中の例では、CGIスクリプト名は「mypage.
cgi」である。また、引数データは「s=srv.j
p/src.htm&p=…&…」である。
【0061】CGIスクリプト名は、加工サーバ100
における処理の種類を特定する処理種データである。
【0062】引数データは、ソースファイル指示データ
と分割データとその他のデータとを含む。ソースファイ
ル指示データは、インターネットを介してアクセス可能
な原ソースファイルを特定する(図1中の例では「s=
srv.jp/src.htm」)。分割データは、原
ソースファイルにおける、文法に従った区分分割態様を
特定する(図1中の例では「p=…」)。
【0063】加工サーバ100は、ネットワークINT
等の機能を利用して指示データを受ける。加工サーバ1
00は、指示データに基づいて、特定される原ソースフ
ァイルを取得し、加工を行って生成ソースファイルを作
成する。加工は、分割データが特定する文法上の区分を
単位として行う。
【0064】図1に、加工サーバ100の機能ブロック
100kを併せて示した。各機能ブロックは、加工サー
バ100内にそれぞれソフトウェア的に構成される。
【0065】指示データ入力部112は、パーソナルコ
ンピュータ200から通信される指示データを入力す
る。ソースファイル取得部113は、入力される指示デ
ータに含むソースファイル指示データに基づいて、必要
な原ソースファイルの取得を行う。分割特定部114
は、指示データに含まれる分割データを利用して、原ソ
ースファイルの文法上の構造解析を行い、加工の単位と
すべき区分を特定する処理を行う。生成部115は、指
示データに基づいて原ソースファイルを加工し、パーソ
ナルコンピュータ200に送付すべき生成ソースファイ
ルを作成する。通信部111は、指示データ入力部11
2と生成部115とが行うインターネットINTを介し
た通信を司る。
【0066】生成ソースファイルはパーソナルコンピュ
ータ200のブラウザによって、タグに基づいた画像出
力に供される。ここでは、加工サーバ100が指示デー
タに応じて行う加工の態様を例示するために、画像出力
の例IntG0及び100G0を図1に付した。これら
は、原ソースファイルの画像出力と、その原ソースファ
イルを利用した生成ソースファイルのの画像出力の例
を、それぞれ例示したものである。
【0067】原ソースファイルに基づく画像出力Int
G0は、経済・社会・政治欄記事1・政治欄記事2の各
欄に分かれている。政治欄記事1及び政治欄記事2は全
体として政治欄を構成する。一方で、生成ソースファイ
ルに基づく画像出力100G0では、元の画像出力In
tG0から、経済欄と政治欄記事2が抜き出されてい
る。
【0068】ここに画像出力IntG0中の各欄は、原
ソースファイルの所定の文法上における1区分に応じた
出力である。加工サーバ100は、指示データに基づい
てそれらの区分の抽出などの加工処理を行って生成ソー
スファイルを作成する。なお、政治欄記事1と政治欄記
事2との区分は、政治欄というより大きな区分に含まれ
ている。
【0069】A2.生成ソースファイル生成・取得処
理:図2は、生成ソースファイルの生成・取得を行う処
理を示すフローチャートである。ここに右側は加工サー
バ100で生成ソースファイルの生成を行う処理を示す
フローチャート999であり、左側はパーソナルコンピ
ュータ200で生成ソースファイルの画像出力を行う処
理を示すフローチャート998である。
【0070】パーソナルコンピュータ200では、はじ
めにステップSa1で、指示データの送付を行う。これ
は前述の通りURLを利用した、HTTP(Hyper
text Transfer Protocol)に基
づく送付である。所望のソースファイルを得るため、C
GIスクリプトの引数として、原ソースファイル及びそ
の加工の態様を特定する指示データが、加工サーバ10
0に引き渡される。
【0071】加工サーバ100では、はじめにステップ
Sb1で、パーソナルコンピュータ200から指示デー
タを受領する。ステップSb3では、指示データの一部
であるソースファイル指示データが特定する原ソースフ
ァイルの取得を行う。ステップSb4では、取得された
原ソースファイルの解析を行う。ここでは、含まれるタ
グに基づいた原ソースファイルの構造解析を行い、加工
の単位とするべき区分を特定する。この時には分割デー
タが利用される。ステップSb5では、ステップSb4
の解析処理及びその結果に基づいて、生成ソースファイ
ルを作成し、ステップSb6でパーソナルコンピュータ
200への送付を行う。
【0072】加工サーバ100が送付する生成ソースフ
ァイルは、ステップSa6でパーソナルコンピュータ2
00にもたらされて、ステップSa7で画像出力に供さ
れる。
【0073】A3.ソースファイル: A3−1.マークアップ言語:マークアップ言語は、文
書等のデータに対し、タグ等のマークアップを用いてマ
ーク付けを行うための言語である。マークアップは、文
書等のデータ構造を明示するために使用する文字列記号
である。
【0074】HTML(Hypertext Mark
up Language)は最もよく知られたマークア
ップ言語の1つであり、主として画像表示の形式を指定
するために、文字「<」及び「>」で囲まれたタグによ
るマークアップを用いて、文書等のデータに対する構造
明示を行う。HTMLのソースファイルは内容データと
タグとを含む。以下では、基本的にHTMLのタグを利
用する場合を想定して説明する。なお、以下の説明で用
いるソースファイルは、説明の便宜上、HTMLの本来
の文法における細目の一部を省略して示す場合がある。
【0075】また、マークアップ言語としてはHTML
の他にも、Math ML、XHTML,SMIL、L
aTeX、並びにメタマークアップ言語であるSGML
(Standard Generalized Mar
kup Language)やXML(Extensi
ble Markup Language)、その他文
書等のデータの構造を明示するためのものならば、様々
なものが適用可能である。また、他の実体等への「参
照」や単なる「コメント」などを含む場合、加工サーバ
100の解析にこれらを利用することも可能である。
【0076】A3−2.入れ子構造の区分:開始タグ・
終了タグは、ソースファイル中における要素の開始・終
了を示すマークアップである。開始タグと終了タグは、
必ず対になって現れる。要素は、開始タグと内容と終了
タグとからなる。要素が内容を持たないとき、開始タグ
と終了タグをただ1つのタグで表した空要素タグを利用
する場合がある。
【0077】HTMLにおいて、開始・終了タグは、文
字「/」を用いて、開始タグ「<名前>」と終了タグ
「</名前>」の形で利用される。ここに「名前」は、
例えば、表組み出力を特定する「TABLE」などがあ
る。また、空要素タグとしては、区切り線を挿入するた
めの「<HR>」タグなどがある。
【0078】要素は、入れ子になることが可能である。
つまり、ある要素の内部に、また一つ以上の要素が出現
して、階層的な構造をとることが可能である。例えばH
TMLのソースファイルにおいて「<P0><PT1>
T1</PT1><PT2>T2</PT2></P0
>」では、T1を含む要素(「<PT1>〜</PT1
>」)と、T2を含む要素(「<PT2>〜</PT2
>」)と、それらを包含する要素(「<p0>〜</p
0>」)との3要素を含む。
【0079】HTMLのソースファイルは、タグによっ
て構造付けられる。この構造付けを利用して、加工サー
バ100は、加工の単位とすべき区分を特定する。例え
ば、一組の開始タグと終了タグが特定する要素や、空要
素、要素又は空要素に区切られた内容データなどの少な
くとも一部を、区分とすることが可能である。加工の単
位とする区分も、上記の文法上の要素に基づいた入れ子
構造をとることが可能である。加工の区分に関しては、
要素の構造に応じると共に、実用性を高めるための所定
の規約に基づいて特定する。
【0080】図3は、ソースファイルの構造例を示す説
明図である。図3においてソースファイル120は、入
れ子状の区分構造を持つソースファイルの一例である。
ソースファイル120に基づいた画像出力の態様は、画
像出力121に示される。また、ソースファイル120
の入れ子構造を併せて概念的に示したものが構造図12
6である。ここに、画像出力121はブラウザの出力態
様に対応するものであり、構造図126は加工サーバ1
00がソースファイル120の構造解析を行って構築す
るデータ構造に対応する。
【0081】ソースファイル120は、「<table
>〜</table>」及び2箇所の「<td>〜</
td>」なる開始・終了タグの組がそれぞれ、1〜8、
2〜4、5〜7の各行からなる区分を特定する。各区分
は画像出力121において、表組み122、欄123、
欄124にそれぞれ対応する。さらに、ソースファイル
120の11行目「テキスト2」からなる要素が、画像
出力121の「テキスト2」なる出力125と対応す
る。なお、HTMLの本来の文法では、「<tr>」と
「</tr>」との開始・終了タグで、表組みの一つの
行となるデータを囲む必要がある。この例で表組みは、
区分T11とT12とからなる行を持つ。本来は、1、
2行目の間に開始タグ「<tr>」を、7、8行目の間
に終了タグ「</tr>」を挿入して、2〜7行目から
なる行データを特定しなければならない。ソースファイ
ル120では、説明の便宜上これを省略している。
【0082】ソースファイル120においては、2箇所
の「<td>〜</td>」なる開始・終了タグの組が
特定する区分は、それぞれ、「<table>〜</t
able>」の開始・終了タグの組が特定する区分に含
まれて、入れ子状に関連付けられる。この構造は画像出
力121においても、欄123及び欄124が表組み1
22に含まれる入れ子状構造として表される。
【0083】加工サーバ100は、ソースファイル12
0を原ソースファイルとして上記の区分を単位とした加
工を行い、生成ソースファイルを作成する。そのために
加工サーバ100は区分の解析を行う(図2ステップS
b4を参照)。
【0084】前述のようにソースファイルは、入れ子構
造をとる。ある区分の中に再び要素が出現するとき、こ
れを(もとの区分の)子区分と呼ぶ。ただし、区分は、
子区分を持たないこともある。子区分を持たない区分
は、葉区分と呼ぶ。一つの区分における複数の子区分
は、出現順によって順序・番号付けられる。
【0085】逆に、ある区分が、別の区分の中に出現し
ているとき、直近の外側区分を親区分と呼ぶ。すべての
区分は高々1個の親区分を持つ。ただし、文書の本体と
なる区分であるルート区分は、文書に1つだけ存在し、
親区分を持たない。
【0086】図3におけるソースファイル120の構造
解析の結果である構造図126を例として説明を行う。
区分Tは、区分T1及び区分T2の2個の子区分を持
つ。区分T1はさらに区分T11及び区分T12の2個
の子区分を持っている。
【0087】図3には、また、構造図127を付した。
これは中間入れ子構造を示している。中間入れ子構造
は、本来の入れ子構造から、順次、1つの区分を選び、
その区分の子以下の区分を除いたときに構成される入れ
子構造である。構造図127では、区分T1を選んで、
区分T11、T12を除いた場合の中間入れ子構造の構
造図である。
【0088】A3−3.分割データ:加工サーバ100
は、ソースファイルをいくつかの区分に分割し、それら
を単位とした加工を行う。区分分割は指示データ中の分
割データが特定する。分割データは、前記の中間入れ子
構造の構造情報を含むデータである。例えば構造図12
7の分割データ「(11)」に対して加工サーバ100
は、ソースファイル120を、区分T1及びT2に区分
分割して、これらの2個の区分を単位とした加工を行
う。分割データ「(11)」の意味については、後で詳
述する。
【0089】以下では、分割データ、及び分割データの
バリエーションである、分割特定データ、分割選択デー
タ及び分割選択特定データについて説明する。これらは
文字「0」、「1」、「X」及び、対応する括弧文字
「(」及び「)」を並べた文字列の形式を持つ。
【0090】分割特定データは、区分分割を特定すると
共に、その区分分割に応じた区分の中から1つの葉区分
を指定するデータである。分割選択データは、区分分割
を特定すると共に、特定される区分の中から、いくつか
の葉区分を選択するデータである。分割選択特定データ
は、区分分割を特定すると共に、特定される区分の中か
らいくつかの葉区分を選択し、選択された葉区分の中か
らさらに1つの葉区分を指定するデータである。これら
のデータを指示データに含めることで、加工サーバ10
0に行わせる処理を柔軟に指示することができる。
【0091】分割データは、構造図126の入れ子構造
の場合には、「((11)1)」、構造図127の[中
間]入れ子構造の場合には「(11)」とそれぞれ構成
される。構造図126の入れ子構造における場合の
「((11)1)」を例にとって、以下で説明する。
【0092】最も外側の区分Tには、外側の括弧が対応
する。Tのはじめの子T1は、内側の括弧に対応する。
一方で文字「1」は、葉区分T11、T12、及びT2
に対応して、文字列に含められる。区分T11及び区分
T12は区分T1の子区分であるので、区分T1に対応
した内側の括弧中に、ソースファイル中の出現順で挿入
する。内側の括弧における左側の「1」は区分T11
に、内側の括弧における右側の「1」は区分T12にそ
れぞれ対応する。
【0093】つまり、葉でない区分に対応しては括弧
を、葉区分には文字「1」がそれぞれ挿入される。挿入
すべき位置は、その親区分に対応した括弧の中で、ソー
スファイルでの出現順序に対応する。ただし、最も外側
の区分は特別で、子区分を持つ場合とそうでない場合と
で、それぞれ最外側の括弧及び文字「1」に対応する。
【0094】分割特定データは、区分分割を特定すると
共に、特定される区分の中から1つの葉区分を指定する
データである。そこで、その区分に対応した文字「1」
を、文字「X」と入れ替えることで、その区分を入れ子
構造の中で指定する。また、中間入れ子構造を用いて、
元の入れ子構造の葉区分でない区分を指定することもで
きる。構造図126の入れ子構造において、各区分を指
定する分割特定データを、区分毎に付した。例えば、今
現在、構造図127の中間入れ子構造に示したように、
区分T1及びT2でソースファイルを分割して扱ってい
るものとする。区分T1を、さらに区分T11とT12
とに分解したい場合を考える。この時、区分T1を指定
する「(X1)」なるデータを利用して分解を指示する
ことができる。また分解以外にも、削除等の処理内容を
示すデータと、区分T1を指定する「(X1)」とを併
せて利用することで、区分単位にソースファイルを改変
させるデータとして利用することも可能である。
【0095】分割選択データは、区分分割を特定すると
共に、特定される区分の中から、いくつかの葉区分を選
択するデータである。そこで、選択しない葉区分に対応
した文字「1」を文字「0」で入れ替える。選択される
葉区分は文字「1」に対応した区分となる。
【0096】分割選択データの説明のため、構造図12
8,129,130を図3に併せて付した。構造図12
8は区分T11を選択しない場合で「((01)
1)」、構造図129は区分T11及びT2を選択しな
い場合で「((01)0)」、構造図130は区分T1
を選択しない場合で「(01)」なる分割選択データが
それぞれ構成される。最後の例は、分割データ「(1
1)」が示す中間入れ子構造に基づく分割選択データで
ある。
【0097】ここで、文字列「(11…1)」を含む分
割選択データは、全ての子区分を選択葉区分とする、親
区分に対応する。文字列「(00…0)」を含む分割選
択データも同様である。冗長な分割選択データにおい
て、文字列「(11…1)」を、文字「1」と変換する
ことで、元々の分割選択データに対応した非冗長な分割
選択データを得ることができる。
【0098】分割選択特定データは、区分分割を特定す
ると共に、特定する区分の中からいくつかの葉区分を選
択し、選択した葉区分の中からさらに1つの葉区分を指
定するデータである。先の特定データの場合と同様に、
分割選択データにおいてその葉区分に対応する文字
「1」を文字「X」と入れ替えて構成される。例えば、
構造図128における入れ子構造で、葉区分としてT1
2を指定する場合、分割選択特定データは「((0X)
1)」となる。これはつまり、区分T12及びT2を選
択する「((01)1)」と、区分T12を指定する
「((−X)−)」を併せて利用するために組み合わせ
たデータである。例えば、ソースファイルの編集では、
今現在が「((01)1)」で示される編集状態である
時に、区分T12を指定するために「((0X)1)」
を用いて、区分T12に対する分解や削除その他の処理
を指示することができる。
【0099】ここに分割選択特定データは、前記指定さ
れる区分を展開して選択した分割選択データを示すデー
タとして利用することができる。すなわち、分割選択特
定データを、分割選択データを示すための分割選択展開
データとして利用することが可能である。例えば、中間
入れ子構造の構造図127においては、分割選択特定デ
ータ「(X1)」を、分割選択展開データ「((11)
1)」を示すものとして利用することができる。
【0100】図4は、加工サーバが生成する生成ソース
ファイルの例を示す説明図である。ここでは簡便のた
め、開始タグ「<blk>」及び終了タグ「</blk
>」のみが含まれるソースファイルを用いて説明する。
以下では、加工サーバ100が、図4(a)で示した原
ソースファイルを加工して生成する生成ソースファイル
を図4(b1)、(b2)に示している。
【0101】図4(a)の図において、原ソースファイ
ル140から、画像出力141に例示する画像出力が得
られるものと考える。原ソースファイル141中のタグ
によって特定される経済・社会・政治の各区分が、別々
の出力区分にされる。ここに、政治欄なる区分は表であ
り、さらに政治欄記事1と政治欄記事2との2個の区分
欄に分けられ、入れ子状の構造となっている。なおここ
では、簡便のため、原ソースファイル140における区
分は、「<blk>…</blk>」なる開始・終了タ
グが特定する要素からなっているものとしている(以下
同様である)。
【0102】図4の画像出力141に付して示したよう
に、経済・社会・政治欄、政治欄記事1、政治欄記事2
及び画像出力全体は、それぞれ、「(X11)」、
「(1X1)」、「(11X)」、「(11(x
1))」、「(11(1x))」及び「X」なる分割特
定データを利用してそれぞれ画像出力141中で特定さ
れる。原ソースファイル中の対応する区分も同様であ
る。
【0103】ブラウザ画像142b及び143bは、そ
れぞれの画面のURL表示部U142u及び143uに
示されたURLの入力に基づいた画像出力である。UR
Lに含む指示データは、処理種データであるCGIスク
リプトの指定と、ソースファイル指示データと、分割選
択データとを含むデータである。
【0104】図4(b1)中のURLでは、ソースファ
イル指示データ「s=src.jp/src.htm」
及び分割選択データ「p=(101)」とが示されてい
る。前者は、原ソースファイルを「src.jp/sr
c.htm」として特定する。後者は、この原ソースフ
ァイルの加工の態様を示す。
【0105】図4(b1)中のURLの入力によって、
分割選択データが示す区分選択に基づいて選択される区
分を抽出した、社会欄を削除した生成ソースファイル1
42が生成される。これに基づいて、社会欄を削除した
画像出力142gが出力される。同様にして図4(b
2)の画面では、社会欄及び政治欄記事1の出力を削除
した画像出力143gを得ている。
【0106】なお、記事の削除等の処理にあたっては、
画像出力の体裁を整えるための付随的な処理を含めて行
うことが望ましい。例えば、図4(b2)の生成ソース
ファイル143では、「政治欄記事1」削除にあたっ
て、その記事の範囲を特定した開始・終了タグは生成ソ
ースファイルに残されたままである。しかし場合によっ
ては、この開始・終了タグも削除することで、政治欄記
事1を削除した空欄143r自体も削除することが考え
られる。削除された空欄を除去して行方向や列方向に、
残される要素をつめて表示することで、わかりやすい表
示を行うことができる場合がある。一方で逆に空欄を残
す時にも、空欄を視覚的に崩さないよう、文書データの
削除と併せて、空欄の属性データ(欄の縦・横の大きさ
指定データなど)を付加することも考えられる。このよ
うに、付加的なデータの挿入・削除、その他の加工処理
を行い、画像出力の体裁を整えることが望ましい。
【0107】A4.加工処理:図5は、マークアップ言
語の文法に基づく構造解析処理のフローチャートであ
る。ここでは、ソースファイルを逐次走査して解析する
方法について説明する。
【0108】まずステップSc1ではソースファイルの
走査が終端に至ったか否かを検査する。終端ならば処理
は終了であるが、終端でないならば、ステップSc2か
らの処理を行う。
【0109】ステップSc2では、タグ又はテキストを
単位とした文字列データの読み込み行う。ステップSc
3では読み込まれたデータがソースファイルの構造及び
ソースファイルの区分を特定する情報を含むものか否か
を判定する。例えば、水平線を出力するタグ「<hr
>」は、それ以前のデータからなる区分を終端し、後続
のデータからなる区分を開始するので、ステップSc4
以下の処理を行わなければならない。
【0110】区分を特定する情報を含まないタグかある
いはテキストならば、即座にステップSc8に移って、
出力すべき内容の処理を行う。例えばテキストならば、
それをバッファに確保する処理などが考えられる。ま
た、この時、出力すべき内容として外部の実体的なデー
タ(写真、テキストその他)がURLなどで指定される
場合もある。その場合には、指定された実体データの取
得を行う。
【0111】読み込んだタグが区分を特定するタグであ
るならば、区分を終端するタグはステップSc4で判定
してステップSc5で必要な処理を行い、区分を開始す
るタグはステップSc6で判定してステップSc7で必
要な処理を行う。最後にステップSc8で、内容データ
としての処理を行う。この時、ステップSc5を実行し
た後にステップSc8の処理に移らない理由は、終端タ
グでもあり、開始タグでもあるタグがあるからである。
タグは、区分を終端すると共に開始し、さらに内容デー
タとしての情報をもつことがある。例えば、HTMLで
画像を表示させるためのタグ「<img src=”s
rc.jpg”>」が次の働きを行う場合が考えられ
る。まず、このタグ自身は、属性データ「src=”s
rc.jpg”」が示す写真画像の内容を持つ。一方で
テキストデータ中に置かれるこのタグは、テキストを、
前・後半の2区分に分断する。
【0112】図6は、指示データに応じた処理のフロー
チャートである。指示データに基づいて、原ソースファ
イルに基づいた、加工・編集処理を行い、生成ソースフ
ァイルを作成する処理である。
【0113】はじめにステップSd1で指示データを入
力する。次に、ステップSd2で、指示データに含むソ
ースファイル指示データに基づいて、原ソースファイル
を入力する。
【0114】ステップSd3では、入力された原ソース
ファイルと指示データ中の分割選択データに基づいて区
分の分割を解析し、加工の単位とすべきソースファイル
の区分を特定する。
【0115】ステップSd5では、指示データに含んだ
分割選択データが特定する選択区分を抽出する。次にス
テップSd9では、抽出された各区分に係るデータを統
合して、生成ソースファイルとして完成するための処理
を行う。最後にステップSd90で、完成された生成ソ
ースファイルの送付を行う。
【0116】なお、ここで原ソースファイルは、その区
分や構造を示すデータが含まれている場合も考えられ
る。例えば、指示データとして利用可能な、その原ソー
スファイルや区分、区分間の関係に関する情報を含まれ
た原ソースファイルが入力されることが考えられる。
【0117】また、ソースファイルの生成にあたって
は、原ソースファイルや、過去に行った構造解析の結果
の情報、指示データに基づいて行った加工の結果データ
等を有効に再利用することが可能である。例えば、原ソ
ースファイルと指示データとが過去の処理と同じであれ
ば、過去の処理で作成した生成ソースファイルの全体又
はその一区分が再利用可能である。この場合、生成処理
において、解析結果情報や、生成結果データの保存が行
われる。生成ソースファイルの作成にあたっては、保存
データに対する検索に加え、原ソースファイルの更新チ
ェックなどを行う。
【0118】さらに、空要素タグを利用した、区切り
線、絵・写真出力などに対する、それらを単位区分とし
た削除等の加工についても、図4に示した場合と同様に
実現される。ここに、絵・写真出力などの場合のよう
に、指定された実体を外部から取得するソースファイル
では、加工の態様に合わせて、解像度等に係る適当な実
体を選択して指定変更する加工を行うものとしてもよ
い。
【0119】本実施例のシステムによれば、煩雑な作業
を必要とせずに、所望の画像出力を行うことができる。
原ソースファイルの画像出力の中で、ユーザの所望する
区分のみを抽出した画像出力を提供することができる。
さらに、原ソースファイルの各区分内の更新があって
も、煩雑な操作無く、変更された原ソースファイルに基
づいた画像出力を得ることができる。
【0120】B.プリンタを用いる加工出力システム:
図7は、ソースファイル加工出力システムの全体構成を
示す説明図である。ここではプリンタである加工出力装
置300が、指示データをパーソナルコンピュータ35
0から受け取り、原ソースファイルの取得・加工などを
行う。これらの処理により、先の実施例における加工サ
ーバ100の生成ソースファイルの画像出力と同等の内
容が印刷出力される。例えば印刷出力の結果は、図2の
印刷出力結果320に示した態様を持つ。
【0121】加工出力装置300が行う処理のフローチ
ャート300f及び、機能ブロック300kをそれぞれ
図7に併せて付した。それぞれ先の実施例の加工サーバ
100における図2右側のフローチャート及び機能ブロ
ック100k(図1)とほぼ同等である。ただ、図2右
側のフローチャートにおけるステップSb5及びSb6
は、フローチャート300fではステップSe5にかわ
り、機能ブロック100kの生成部115が、機能ブロ
ック300kでは出力部315とかわる。本実施例の加
工出力装置300では、生成ソースファイル作成・送付
に代えて、直接に印刷出力の処理を行う。この処理は、
機能ブロック300kにおいて出力部315が担う処理
機能であり、フローチャート300fにおいてはステッ
プSe5に行う処理ステップである。
【0122】なお、加工出力装置300への送付する指
示データは、また、マークアップ言語のソースファイル
に含めて行うことも可能である。ここにマークアップ言
語は、原ソースファイルと同じ言語でも別の言語でも良
い。例えば、ソースファイルのコメントに含めて、指示
データとその他の情報とを含ませる場合も考えられる。
【0123】また、加工出力システムは、新聞配信のよ
うに、定期的に印刷出力を行うものとしてもよい。定期
的な印刷出力にあたっては、原ソースファイルの更新が
チェックされたうえで、ユーザが予め登録した指示デー
タに基づいて出力が行われる。
【0124】本実施例のシステムによれば、煩雑な作業
を必要とせずに、所定の指示データを登録した加工出力
装置300によって、ユーザの所望する印刷出力が行う
ことができる。また、原ソースファイルの各区分内の更
新があっても、煩雑な操作無く、変更された原ソースフ
ァイルに基づいた印刷出力を得ることができる。
【0125】C.指示データ作成システム: C1.システム構成:図8は、指示データ作成システム
の全体構成を示す説明図である。指示データ作成システ
ムのシステム構成は、第1実施例のシステム構成と同様
である。編集用加工サーバ400の機能ブロックも先の
加工サーバ100の場合と同様である。
【0126】しかし、編集用加工サーバ400は、先の
実施例の加工サーバ100の処理に加えて、指示データ
作成のための付加的な処理も併せて行うことができる。
パーソナルコンピュータ500は、第1実施例の場合と
同様にブラウザ機能を供える。本実施例で、このブラウ
ザ機能は、第1実施例の場合と同等以上のものを必要と
しない。なお、作成された指示データを加工出力装置3
00に送付する機能を併せ持つものとしても良い。作成
される指示データは、第2実施例の加工出力装置300
でも利用可能である。
【0127】指示データ作成システムによる指示データ
作成を説明するため、図8中に、画像出力510、51
1、512,513を併せて付した。
【0128】画像出力510は、ユーザが利用を希望す
る原ソースファイルに基づく画像出力である。はじめパ
ーソナルコンピュータ500は、この原ソースファイル
を特定するURLを含む指示データを、加工サーバ40
0に送信する。編集依頼を行う指示データに基づいて編
集用加工サーバ400が原ソースファイルから生成ソー
スファイル1を作成し、画像出力511が提供さる。
【0129】生成処理1では、原ソースファイルを取得
し、その原ソースファイルにおける所定の区分毎にボタ
ン出力のデータ付加を行うなどして、編集を行うための
生成ソースファイルを作成・送付する。
【0130】ユーザは、送付された生成ソースファイル
の画像出力を利用して、編集を始めることができる。編
集とは、画像出力を編集して、ファイル編集データであ
る指示データを作成する操作である。編集を行う画像出
力の例が、画像出力511、512である。編集用加工
サーバ400は、ファイル編集データ作成のためユーザ
に対する画像出力に編集ボタンを付加する。また、場合
によっては、ユーザに対して各区分を視覚的に認識させ
るための出力を付す。例えば水平線が付される。
【0131】編集ボタンの例として、画像出力511に
は、政治欄記事2の区分の削除ボタンである編集ボタン
514を示した。編集ボタンは、ボタンに付随するUR
Lが示すファイルへのリンクであり、対応する画像出力
への移動ボタンである。本実施例では、このリンク情報
として、編集ボタンの処理内容に応じたURLが対応付
けられている。
【0132】この編集ボタン514は、政治欄記事2に
対する処理を所望する場合にクリックされる。ここで編
集ボタン514は、削除のためのボタンである。削除ボ
タンのクリックによって、対応する区分を削除するため
の指示データが編集用加工サーバ400に送付される。
これによって加工サーバ400は、対応する生成ソース
ファイルを作成する処理(図8中の生成処理2)を行
う。ボタンのクリックによって、画像出力512のよう
に政治欄記事2の区分に応じた出力が削除された画像出
力を得る。対応する区分を持つ編集ボタンが送付する指
示データには、分割特定データや分割選択特定データが
含まれる。
【0133】ユーザは所望する区分の出力のみを残して
他を削除することにより、所望する画像出力を編集する
ことができる。また、不要な編集ボタンを除くための指
示データを送付する完成ボタンのインタフェースも画像
出力に付される。
【0134】例えば、画像出力512による区分の選択
に満足したユーザが、編集を終了する場合を考える。画
像出力512には、この終了ボタン515と、明示され
ない他の編集ボタンが付されている。終了ボタン515
をクリックすることで、これらのボタン等の不要な出力
を除いた画像出力513を得ることができる。終了ボタ
ン515は、これらのボタンを除くための指示データを
加工サーバ400に送付するインタフェースである。
【0135】終了ボタンのクリックに基づく指示データ
送付によって、加工サーバ400は、終了のためのソー
スファイル生成処理(図8中の生成処理3)を行い、編
集ボタンや終了ボタンを除いた生成ソースファイル(図
8中の生成ソースファイル3)を作成する。
【0136】ユーザは、所望の画像出力513と、その
ソースファイル、及びそのソースファイルを加工サーバ
400に再び生成させるための指示データを取得する。
【0137】なお、以下の説明で、第1実施例の場合と
本実施例の場合とで、同等な画像出力の提供にあたって
は同等な分割データを利用している。即ち、編集ボタン
と終了ボタンとが送付する指示データには、分割選択
[展開]データが含められている。つまり、個々の編集
状態における画像出力に利用された指示データは、処理
種データであるCGIスクリプトの指定を、編集用スク
リプトとする点を除いて、第1実施例の場合と同じもの
である。しかし、これは説明の簡便のためであって、後
述のように、分割特定データを利用する方式等も考えら
れる。
【0138】C2.指示データ作成:図9は、指示デー
タを作成するインタフェースを示す説明図である。ここ
では、原ソースファイルとしてブラウザ画面G99sに
示された画像表示のものを用いる。ブラウザG99sの
URL表示部に示されたように、利用する原ソースファ
イルのURLは「http://src.jp/sr
c.htm」である。
【0139】図9に示した編集を開始する画像出力99
0は、原ソースファイルのURLを入力して、指示デー
タの作成を開始するためのインタフェースを示してい
る。まず、原ソースファイルのURLをURL入力欄5
26に入力する。ここではブラウザ画面530b中に示
されたように「http://src.jp/src.
htm」を入力する。ここでは、ドラッグ&ドロップに
よる入力方法など様々な入力方法が考えられる。
【0140】ブラウザ画面530bの編集開始ボタン5
27によって、編集依頼である指示データが編集用加工
サーバ400に送付される。これによって、編集を行う
画像出力530を得る。編集開始ボタン527によって
送付される指示データは、URL表示530u中のUR
Lに含まれる通りである。
【0141】指示データ作成のための付加的な出力を得
るためのスクリプトを実行させるために、処理種データ
に指定されるCGIスクリプトは「edit.cgi」
となる。また、ソースファイル指定データは「s=sr
c.jp/src.htm」である。さらに、分割デー
タは「p=X」なる分割選択展開データである。
【0142】分割選択展開データ「p=X」は、この原
ソースファイルの場合「p=(111)」と同じ意味を
持つ(URL表示530u1)。これは指示データ中の
文字「X」による分解の処理に係る効果である。
【0143】分割選択展開データ「p=X」を含む指示
データを受領した加工サーバ400は、原ソースファイ
ルの解析に基づいて、文字「X」を展開した分割選択デ
ータを作成する。加工サーバ400はこれを生成ソース
ファイルの作成に利用する。なお、加工サーバ400等
の機能によって、URL表示部530uの表示が、展開
後の指示データに基づくURL(URL表示部530u
1参照)に、自動的に切り替わるものとしてもよい。
【0144】加工サーバ400は、分割選択データを基
にして、画像出力のためのソースファイル生成を行う。
この処理は第1実施例と同等である。しかし、各出力区
分には、それぞれの出力区分に係る編集のためのボタン
が付される。このため、生成ソースファイルの各区分に
は、ボタンを付すためのデータが付け加えられる。な
お、画像出力を、区分毎に、視覚的に複数の領域に分け
るための水平線のタグを、ボタンと併せて付け加えるこ
ともある。
【0145】画像出力530において、各区分に係る編
集のためのボタンは、分解ボタン532a、533a、
534a、及び削除ボタン532b、533b、534
b、である。経済欄に対応して分解ボタン532a及び
削除ボタン532bが、社会欄に対応して分解ボタン5
33a及び削除ボタン533bが、政治欄に対応して分
解ボタン534a及び削除ボタン534bがそれぞれ付
されている。また、画像出力530の上部には、終了ボ
タン532eが、付されている。以下、図10〜12を
用いて、各ボタンの機能を詳述する。
【0146】図10は、区分を削除し又は削除を取り消
す場合のインタフェースを示す説明図である。図10の
左のブラウザ画像は図9下段のものと同じ画像である。
ここで、社会欄に付された削除ボタン532をクリック
することで、図10右の、社会欄を削除した画像出力5
35が得られる。
【0147】削除ボタン532は、ブラウザ画像535
のURL表示に示されたように、現在の指示データで、
分割選択データを「p=(101)」に変更したものを
送付するインタフェースである。画像出力981におい
て経済欄及び政治欄に付された削除ボタンも同様であ
る。それぞれ分割選択データを「p=(011)」及び
「p=(110)」に変更した指示データを送付するイ
ンタフェースである。削除ボタンは、その画像出力から
そのボタンの付された出力区分を削除するためのボタン
である。
【0148】社会欄を削除した画像出力535において
は、削除された区分の位置に、社会欄の削除取消ボタン
536が付されている。このボタンをクリックすること
で、削除前の画像出力530に戻ることができる。ブラ
ウザ画像530bのURL表示に示されたように、分割
選択データを「p=(111)」に戻した指示データが
送付される。
【0149】図10には、画像出力530に対応した生
成ソースファイル530sと、画像出力535に対応し
た生成ソースファイル535sとを付した。ここに、
「[分解][削除]」は分解ボタンと削除ボタンとを付
すためのデータを示す。「[終了]」や「[削除取
消]」も同様である。ボタンを付すためにソースファイ
ルに挿入するデータについては、後述する。
【0150】なおここで、画像出力535に付された経
済欄や政治欄に付されたボタンが送付する指示データ
は、それぞれ、画像出力530に付された対応するボタ
ンが送付する指示データとは、異なるものとなる場合が
あることに注意しなければならない。ここでは、指示デ
ータを、社会欄を除いたか否かという情報を含めて構成
している。他のボタンが送付する指示データについても
同様であり、以下の説明でも同様である。
【0151】なお、ここでは、ユーザが削除を指示した
原ソースファイルの区分は、単に、タグを利用したコメ
ントを行って出力の無効化を行う方法も考えられる。
【0152】図11は、区分を分解し又は分解を取り消
す場合のインタフェースを示す説明図である。図11の
左のブラウザ画像は、図10における右側のブラウザ画
像535と同じものである。政治欄に付された分解ボタ
ン536をクリックすることで、政治欄を分解した画像
出力537を得ることができる。
【0153】政治欄に付された分解ボタン536は、中
央のブラウザ画像111bのURL表示に示されるよう
に、分割選択展開データ「p=(10X)」を送付する
インタフェースである。分解ボタンは、その画像出力の
生成ソースファイルの生成に供された指示データの分割
データに変更を加えた指示データを送付する。つまり送
付される分割データは、ボタンの付された区分を文字
「X」で指定して分解を行わせる分割選択展開データと
されている。
【0154】分割データとして分割選択展開データを受
領した加工サーバ400の生成処理は、先の図9の編集
開始ボタン527の説明における場合と同様であり、文
字「X」の展開等を行って、「p=(10(11))」
を得る。政治欄は、政治欄記事1と政治欄記事2との子
区分を持つ。画像出力535の場合とは異なり、画像出
力537によれば、子区分を単位とした編集ボタンが利
用できるようになる。画像出力537では、政治欄記事
1には分解ボタン5381及び削除ボタン5383が、
政治欄記事2には分解ボタン5382及び削除ボタン5
384がそれぞれ付される。これらのボタンによって、
政治欄記事1、2を単位とした削除・分解編集を行うこ
とができる。
【0155】政治欄の区分には、政治欄記事1、2の区
分に応じた上記のボタンに加えて、政治欄に付された分
解取消ボタン538が出力されている。このボタンは、
左側のブラウザ画像535bのURL表示部に示される
ように、指示データとして、分割選択データ「p=(1
01)」を送付するインタフェースである。このボタン
をクリックすることによって、政治欄記事1の出力を基
に戻すことができる。
【0156】図11においてさらに、政治欄を分解した
画像出力537における、政治欄記事1に付された削除
ボタン5383をクリックすることで、政治欄記事1を
削除することができる。これによって、編集を終えた画
像出力540を得る。
【0157】なお、図9に示した編集を開始する画像出
力525では、原ソースファイルのURLをURL入力
欄526に入力して、指示データの作成を開始した。編
集途中のURLや指示データを入力して、編集が再開で
きるものとしてもよい。加工サーバ400は、入力され
た文字列について、それが単なる原ソースファイルのU
RL(ソースファイル指示データ)であるか、選択デー
タであるか認識して、認識結果に応じた処理を行う。
【0158】C3.指示データ完成:図12は、指示デ
ータの作成を終了するインタフェースを示す説明図であ
る。ここで、左側に示した画像出力540は、図11右
側のものと同じものである。ここでは、編集を終えた画
像出力540に付された終了ボタン542を利用して編
集の終了を行う場合を説明する。
【0159】終了ボタン542をクリックすることで、
図12右側の完成した画像出力545を得ることができ
る。ブラウザ画面545bのURL表示部に示したよう
に、終了ボタン542が加工サーバ400に実行させる
CGIスクリプトは、完成した画像出力のスクリプト
「mypage.cgi」である。すなわち終了ボタン
は、その画像出力のソースファイル生成に利用された指
示データにおいて、処理種データを「mypage.c
gi」に変更した指示データを送付するインタフェース
である。終了ボタンのクリックにより、編集のためのボ
タンや終了ボタンを付されない、完成した画像出力を得
ることができる。
【0160】なお、終了ボタンのクリックで送付される
指示データに含む分割選択データについては、もしも冗
長な分割選択データであれば、非冗長な分割選択データ
に変換されたものが利用されるとしてもよい。編集にあ
たっては、編集ボタンの付加に係って、非冗長な分割選
択データも有用であるが、完成した場合には、非冗長で
あっても無くても対応する分割選択データならば、同じ
画像出力が得られる。
【0161】完成した画像出力を得るためのURLは、
ブラウザ画像545bのURL表示545uとして得ら
れる。このURLには、ファイル編集データである指示
データを含む。ブラウザの機能その他の機能に基づいて
このURLを保存することにより、ユーザは後の任意の
時点でもこの画像出力と同等の画像出力を再び取得する
ことができる。
【0162】ここに、原ソースファイルの個別の欄が更
新された時には、編集された画像出力の各欄に反映させ
ることができる。なお、編集途中の画像出力の場合にお
けるURLも同様に、編集が再開できるものとしてもよ
い。また、編集を開始する画像出力525において、U
RL入力欄526にファイル編集データを入力して、編
集を再開できるものとしてもよい。
【0163】C4.ソースファイル生成:図13は、編
集のためのソースファイルを生成する処理を示す説明図
である。はじめにステップSf1、Sf2でそれぞれ指
示データと原ソースファイルが入力される。
【0164】まずステップSf4では指示データの区分
指定部分に含む文字「X」の展開を行う。「X」を
「(11…1)」と入れ替える。ただしここに括弧中
は、文字「X」が対応した区分を展開した結果、見つか
った子区分の数だけ「1」を並べた文字列である。その
区分が葉区分ならば、単に文字「1」と入れ替える。展
開により特定される入れ子構造の情報は順次蓄積され
る。ここでは、文字「X」の指示による分解処理に応じ
て、必要な処理が段階的に行われるために、処理量の軽
減が図られている。
【0165】ステップSf60では画像出力に終了ボタ
ンを付すための処理を行う。終了ボタンは、編集のため
の画像出力には常に付すべきボタンである。前述のよう
に終了ボタンの場合、他のボタンの場合と異なって、加
工サーバ400に実行させるCGIスクリプトは、完成
画像出力を得るための「mypage.cgi」であ
る。リンク先URLは、Xがあれば展開済みであること
と実行させるCGIスクリプトが異なる以外について
は、現在の指示データと同じものとなる。つまり処理種
データのみを「mypage.cgi」を指定するもの
に変更した指示データとなる。
【0166】ステップSf6では、画像出力に分解ボタ
ンと削除ボタンとを付すための処理を行う。これは、ス
テップSf5で抽出した各区分を対象区分としてそれぞ
れ行う。つまり、現在の分割選択データにおける選択区
分を対象区分として行われる。分解ボタンの場合には、
現在の分割選択データにおいて、対象区分に応じた
「1」を「X」とした分割選択展開データを送付するた
めのボタンのタグデータを付加する。また、削除ボタン
の場合には、現在の分割選択データにおいて、対象区分
に応じた「1」を「0」とした分割選択データを送付す
るボタンのタグデータを付加する。
【0167】ステップSf7では、画像出力に削除取消
ボタンを付すための処理を行う。これは、現在は無効化
されている区分を対象区分としてそれぞれ行う。つま
り、分割選択データで選択区分とされていない葉区分が
対象区分とされる。削除された区分については、先の第
2実施例等の場合には、対応する出力を全く行わなかっ
たが、ここでは、編集のための削除取消ボタンが出力さ
れなければならない。現在の分割選択データにおいて、
対象区分に応じた「0」を「1」とした分割選択データ
を送付するためのボタンのタグデータが付加される。
【0168】ステップSf8では画像出力に分解取消ボ
タンを付すための処理を行う。分解ボタンは、現在の分
割データ中の「(…)」に対応した区分に応じて付され
る。現在の分割データ中の「(…)」に対応した区分
は、分解された区分である。即ち、現在の分割データに
応じた中間入れ子構造において、葉区分とされない各区
分を対象として、それぞれ付加処理を行う。現在の指示
データにおいて、分割選択データにおける対象区分に応
じた「(…)」を「1」と変更した指示データを送付す
るためのボタンが付加される。
【0169】図13(b)はリンクを行うボタンを付す
ためのタグデータを示す説明図である。HTML言語の
ソースファイルに、リンクボタンを出力させるタグデー
タ550を挿入することで、画像出力中にリンクボタン
を出力させることができる。リンクボタンを出力させる
タグデータ550中において、ボタン画像ファイル「削
除ボタン.gif」とリンク先のURLである「次のU
RL」とが指定されている。画像出力550gはボタン
の画像出力の例である。このボタンは「次のURL」が
特定する画像出力にブラウザの処理を移すためのインタ
フェースとなる。パーソナルコンピュータ500のユー
ザは、マウスによるクリックで、「次のURL」に含む
指示データを送付することができる。
【0170】なおここで、編集を終了したユーザは、そ
の結果として、所望する画像出力を加工サーバ400か
ら得るためのファイル編集データと生成ソースファイル
とを得る。いずれも、その有用なデータとして、ユーザ
の利用に供され得る。
【0171】また、ここでも第1実施例で述べた場合と
同様に、原ソースファイル、過去に行った構造解析の結
果の情報、指示データに基づいて行った加工の結果デー
タ等を有効に再利用することが可能である。例えば、原
ソースファイルと指示データとが過去の処理と同じであ
れば、過去の処理で作成した生成ソースファイルが再利
用可能である。また、同様の再利用は、ソースファイル
の区分を単位として行うこともできる。特に、ソースフ
ァイルにおける区分の解析は、必要に応じて順次に内側
における区分の解析を行うものとすることが考えられ
る。これによって、加工サーバ400の処理負担が軽減
される。
【0172】この時、過去の結果を有効に再利用するた
めに、指示データの送付元であるブラウザにクッキー
(Cookie)を送付してブラウザに番号を割り当て
る等の方法で、ブラウザとのセッションを管理する方法
なども可能である。
【0173】さらには、図9のブラウザ画面525で、
原ソースファイルの編集を開始した後には、その原ソー
スファイル、又は編集セッション、又はそれらの組に対
して識別情報が付与されて、ソースファイル指示データ
はその識別情報を含むものとしても良い。識別情報は、
番号である場合や、加工サーバ400に備えられた原ソ
ースファイルのコピーのアクセスファイル名である場合
が考えられる。
【0174】一方で、ブラウザと加工サーバ400の編
集セッションが管理される場合、ソースファイルの生成
にあたっては、直近の編集状態のものを取り出して行う
ことが有効である。直近に送付した生成ソースファイル
を利用する場合、過去の指示データと現在の指示データ
とを対比して、部分的な変更をもって、生成すべきソー
スファイルの作成を行うことが考えられる。
【0175】また、上記の説明で、送付する指示データ
には、原ソースファイルから所望の生成ソースファイル
を作成するために必要な情報を全て含んでいた。例え
ば、送付される指示データには分割選択データを含んで
おり、生成ソースファイルの作成に利用すべき原ソース
ファイルの区分を全て指定していた。つまり、指示デー
タ中の処理種データを「mypage.cgi」と変更
するだけで、第1実施例のソースファイル加工出力シス
テムでもファイル編集データとなる。
【0176】しかし、必ずしもその必要はない。例え
ば、編集セッションが管理される場合や指示データ中に
必要な情報を含む場合その他の場合で、最後に行った編
集の結果である生成ソースファイルが編集用加工サーバ
400で特定される時が考えられる。この時指示データ
は、特定される過去の生成ソースファイルに対して、付
け加えて行う加工の態様を特定する情報を含めば十分で
ある。
【0177】例として、生成ソースファイルには全て一
意な識別番号が割り振られる場合を考える。編集ボタン
で送付される指示データには、ソースファイル指示デー
タに含む加工元の生成ソースファイルを特定する識別番
号と、ソースファイルの1区分を特定する分割特定デー
タと、所望する編集の内容(削除・分割・削除取消・分
割取消など)を指示するデータとを含めばよい。
【0178】この時、上記編集の内容を指示するデータ
は、処理種データであるCGIスクリプト名として、編
集の内容に応じて送付されることが考えられる。また、
各区分の指示データは、上記の説明の場合と異なって区
分毎に独立となり、他の区分に係る編集があっても、変
更が生じない。各区分に係るデータは、編集の対象区分
となる場合にのみ分割・削除・分割取消・削除取消等の
ための、各々の変更を行えば済む。
【0179】ただし、終了ボタンのクリックに伴って得
られるファイル編集データである指示データは、原ソー
スファイルから所望の生成ソースファイルを作成するた
めに必要な情報を全て含んでいる方が望ましい。即ち元
URL及び分割選択データを含むことが望ましい。編集
で完成した画像出力545が、編集の過程とは独立して
利用できるようになる。
【0180】本実施例のシステムによれば、所望する画
像出力を得るための指示データであるファイル編集デー
タを、煩雑な操作なく作成することができる。また、タ
グによって明示された区分を単位として加工を行うこと
による利便性は大きい。さらに、本実施例のシステムに
おけるパーソナルコンピュータ500は、通常のブラウ
ザ機能を備えれば十分であるために、本システムの構成
は容易に可能である。
【0181】D.範囲情報を用いる指示データ作成シス
テムでの実施例:図14は、指示データ作成に範囲情報
を用いるシステムのシステム構成を示す説明図である。
ここにパーソナルコンピュータ600は、指示データに
基づいて生成ソースファイルを作成する機能と、生成ソ
ースファイルに基づくブラウザ機能とを備えた指示デー
タ作成装置である。
【0182】パーソナルコンピュータ600には、ブラ
ウザ機能が実現されている。ブラウザ機能は、加工機能
とのデータ授受を利用して、指示データの送付に基づく
生成ソースファイルの供給を受ける。パーソナルコンピ
ュータ600に実現される加工機能の機能ブロックは、
先の実施例において図1に示した機能ブロック100k
と同様である。ただし、生成部は、範囲情報に基づき所
定の加工を施すべき区分を特定する区分特定部を含む。
区分特定部については後述する。また、通信部はインタ
ーネットを介した通信のみではなく、ブラウザの機能ブ
ロックとの通信も司る。
【0183】加工機能は、画像出力中の範囲情報に基づ
いた編集を行う機能を備える。図14に編集のための画
像出力610及び141aを併せて付している。ブラウ
ザ画面610bは、図9のブラウザ画面525bと同様
の編集開始ページに続くべきものである。
【0184】画像出力141に対応した指示データ表示
部610uは、先の実施例の場合と同じ形式による指示
データが出力されている。これは、現在の画像出力61
0に対応した指示データを表示するものである。ユーザ
は、この指示データを、先の実施例の加工サーバ100
や加工出力装置300に対する指示データとして利用す
ることができる。
【0185】ここでブラウザは、範囲情報を入力する場
合の画像出力610の範囲情報をマウスドラッグによる
ユーザ入力に基づいて受領する機能を備える。ブラウザ
は、入力された範囲情報と、画像出力の情報とをソース
ファイル作成機能の機能ブロックに入力する。入力の方
法は、ここでは、そのための通信方法を備えるものとす
る。
【0186】マウスドラッグで入力する範囲情報は、例
えば矩形の範囲とすることができ、例えば画像出力中を
指定する2点の座標で特定することができる。例えば各
点をX−Yの2軸座標をとって、「(x1、y1)→
(x2,y2)」のデータを範囲情報として利用するこ
とができる。ただし、範囲情報と画像出力の情報とは対
比・照合可能でなければならない。
【0187】画像出力610には表1、2の出力が含ま
れる。マウスドラッグに基づく範囲615の範囲情報
と、これらの表の出力の画像出力の情報とに基づいて、
表1を削除した画像出力610を得ることができる。画
像出力610に付された終了ボタン611については、
既述の実施例の場合と同様である。
【0188】図15は、範囲情報に基づいて選択される
区分を解析する処理のフローチャートである。これはパ
ーソナルコンピュータ600に実現されるソースファイ
ル作成機能の機能ブロックに含む区分特定部が、範囲情
報と画像出力の情報とを受け取って行う処理である。範
囲情報指定する画像出力上の範囲と所定の関連を持つ原
ソースファイルの区分が選択される。
【0189】まずステップSga及びSgbでは、範囲
情報と画像出力の情報を入力する。前者はブラウザが受
け取ったマウスドラッグに基づく範囲の情報であり、後
者はブラウザ上の画像出力の情報である。画像出力は、
ソースファイルの区分に基づいて構造付けられる。画像
出力上における出力区分であって、前記範囲と所定の関
連を持つものが選択される。
【0190】始めにステップSga及びステップSgb
で、範囲情報と画像出力の情報とを入力する。
【0191】ステップSg1では、範囲に包含される区
分を選択する処理を行う。この時、トップレベルから段
階的な分解を行い、包含関係の解析を行うことが望まし
い。完全に包含される区分が発見されれば、その子区分
以下の分解・解析は行わない。場合によっては、一定レ
ベル以上の細かい段階までの分解・解析は行わない。
【0192】ステップSg3では、選択される区分が少
なくとも1個以上残っているか否かを調べる。残ってい
れば、それを最終的な選択範囲として終了する。残って
いなければ、ステップSg4を実行する。
【0193】ステップSg4では、前記の範囲に、一部
が接触する区分の選択を試みる。ここでも、ステップS
g1の処理と同様の段階的な処理を行うことが望まし
い。なお場合によっては、ステップSg1処理の結果と
複合的に、接触する区分の選択を行うことも考えられ
る。
【0194】場合によっては、ステップSg1で全く選
択が行われないだけでなく、ステップSg4を実行して
も、1つの区分も選択されない場合もある。
【0195】現在の画像出力から、選択区分を削除する
ための指示データは、現在の指示データにおいて、分割
選択データにおける前記の選択区分に応じた文字「1」
を「0」に入れ替えた分割選択データとなる。この時、
現在の分割選択データに、選択区分に対応した「1」が
存在しない場合がある。即ち、その分割選択データが中
間入れ子構造の分割データであって、その選択区分を包
含する区分が葉区分とされている場合がある。この場合
は、その葉区分に対応した文字「1」を、順次展開しな
ければならない。
【0196】以上に従って作成された指示データは、画
像出力に対応する指示データとして、ユーザに示される
(図14の指示データ表示部610u、610auを参
照)。
【0197】ここでは説明の簡便のために、画像出力の
区分毎に付される編集ボタンを考えなかった。しかし、
範囲情報の入力に基づく編集方法は、第3実施例で示し
た編集ボタンによる編集方法と併せて適用可能である。
この場合、範囲情報に基づく、分割データの順次展開に
よって、ルート区分から遠い区分に係る編集処理も、ス
ピーディに行うことができる。
【0198】また、上記に説明したマウスドラッグに基
づく選択区分を残して、他の葉区分を削除する方法も考
えられる。さらに、範囲削除ボタンを付して、マウスド
ラッグ選択に加えて、その範囲削除ボタンのクリックに
よって、削除編集を行う方法も考えられる。その他、削
除を取り消すための「削除取消」ボタンを付してもよ
い。
【0199】なお、本実施例で選択を行うための範囲
は、マウスドラッグによる矩形の範囲のみであったが、
その他の方法による範囲指定や、その外の形の範囲も、
様々に利用可能である。例えば、円や多角形の範囲を利
用できるシステムも考えられる。
【0200】本実施例のシステムによれば、指示データ
作成システムを用いて、画像出力の編集を行うユーザの
利便性を向上することができる。特に、ルート区分から
遠い区分に係る処理を行うユーザは、何度もボタンを操
作する手間から免れることができる。また、複数の区分
に対する一括処理を容易に行うことができる。親子関係
の遠い複数の区分であっても、画像出力に基づいて範囲
指定を行い、一括した処理を簡便に行うことができる。
さらに、画像出力に直接基づいた、ユーザの直感に訴え
るインタフェースを実現して、操作性を向上される。
【0201】E.複数の原ソースファイルを利用するシ
ステム:図16は、複数の原ソースファイルを利用する
加工出力システムの全体構成を示す説明図である。パー
ソナルコンピュータ800と加工サーバ700とは、第
3実施例の場合(図8参照)とほぼ同様である。
【0202】ただし、加工サーバ900は、複数の原ソ
ースファイルに基づいて、生成ソースファイルの作成を
行う機能を備える。また、複数の原ソースファイルに係
るファイル編集データを受け取って、生成ソースファイ
ルの作成に利用する機能を備える。例えば図16に示し
た、加工サーバ700へのアクセスに利用するURLで
あるURL800には、レイアウトデータL800と、
第1の生成挿入データU800aと、第2の生成挿入指
示データU800bとが含まれる。生成挿入指示データ
は、生成指示データと挿入箇所指示データとからなる。
【0203】また、プリンタである、加工出力装置90
0は、複数の原ソースファイルに基づいて印刷出力を行
う機能を備える。加工出力装置900の機能・処理等に
ついては、先の実施例での説明と同様である。複数の原
ソースファイルを利用するための機能・処理について
は、以下の加工サーバ700における説明と同様であ
る。
【0204】生成指示データは、第3実施例における指
示データで利用していたように、ソースファイル指示デ
ータと分割選択(展開)データとからなり、1つの原ソ
ースファイルに基づいた1つの画像出力の態様を指定す
る。挿入箇所指示データは、該画像出力を挿入すべき、
所定のレイアウトに対するレイアウト番号である。
【0205】即ち、生成挿入指示データは、1つ画像出
力の態様とその挿入箇所との情報を含むことになる。レ
イアウトを指定するレイアウトデータと、複数の生成挿
入指示データを組として合成生成指示データが構築され
る。加工サーバ700は、受領する合成生成指示データ
に基づいて、複数の原ソースファイルを利用した所定の
レイアウトでの画像出力を行わせる機能を備える。
【0206】説明の例として、複数の原ソースファイル
に基づいた画像出力710と、1つの画像出力IntG
1とをそれぞれ図16に併せて付している。生成挿入指
示データU800aは、画像出力IntG1に対応した
原ソースファイルIntS1を指定するものとする。
【0207】生成挿入指示データU800aの分割選択
[展開]データに基づいて得られる画像出力が、画像出
力710の第2区分711に挿入されている。レイアウ
ト情報L800は、画像出力710に示した、複数の画
像出力を組み合わせるレイアウトの枠組みを指定する。
生成挿入指示データU800bに含む挿入箇所データ
「n=2」に基づいて、レイアウト中に区分けされたレ
イアウト枠の第2区分163にが挿入箇所に特定され
る。
【0208】複数の原ソースファイルに基づいた画像出
力162には、さらにレイアウト枠の第1区分が残され
ている。ここは、生成挿入指示データU800aに基づ
く画像出力が、第2区分と同様にして挿入される。
【0209】図17は、複数の原ソースファイルを利用
する場合のインタフェースの例を示す説明図である。
【0210】はじめに、レイアウトを選択する画像出力
720から編集を始める。ここでは、複数の画像出力を
埋め込むべき区分のレイアウトを選択する。画像出力7
20にはレイアウト1〜3に番号付けられたレイアウト
の態様が付されている。また、それぞれには、対応して
3個の選択ボタンが付されている。ここではレイアウト
1に対応するレイアウト1選択ボタン721をクリック
した場合を考えて、説明を続ける。
【0211】選択ボタン721をクリックすることによ
って、レイアウト区分の編集を開始する画像出力730
を得ることができる。レイアウト1選択ボタン721の
クリックに基づいて、加工サーバはレイアウトの選択結
果であるレイアウトデータ「L=1」を受け取ることが
できる(ブラウザ画像730bのURL表示部を参
照)。ここで、第2区分のURL入力欄734に、所望
の原ソースファイルのURLを入力してから、第2区分
の編集開始ボタン733をクリックすることで、第2区
分の編集を行うための画像出力740を得ることができ
る。これは、図9の画像出力530等と同様の、編集を
行うためのボタンが付された画像出力である。
【0212】編集途中の画像出力では、選択された1つ
の原ソースファイルに基づく編集を行う。しかし、編集
を終了する場合のため、指示データにはレイアウトデー
タを含む。第2区分の編集開始ボタン733のクリック
で送付される指示データは、URL表示740uに示し
たように「edit.cgi?L=1&T=2&n=2
&s=src.jp/src.htm&p=X」とな
る。
【0213】指示データには、合成生成挿入データを含
む。合成生成挿入データは、レイアウトデータと、編集
の途中経過を特定する分割選択[展開]データと、挿入
箇所データとが含まれる。分割選択[展開]データと挿
入箇所データとは、組のデータである生成挿入指示デー
タとして扱われる。なお、ここでは、現在編集中のレイ
アウト区分を特定する編集対象データ「T=2」も付加
されている。これによって、現在の編集対象がレイアウ
トの2番目の枠であることが特定される。
【0214】以後は図10〜図12を用いて先の実施例
で説明したように、分解、分解取消、削除、削除取消の
ボタンを利用して、原ソースファイルの文法上の区分を
単位とした編集を行う。先の実施例における場合と同様
にして、編集経過を示す指示データの分割選択データ
が、段階的に形成される(指示データで、単に区分を特
定する分割特定データと編集内容の指示との組を利用す
る場合は段階的ではない)。
【0215】図18は、第1の画像出力の編集を終了す
る場合のインタフェースの例を示す説明図である。
【0216】ブラウザ画像750において第2区分編集
の終了ボタン751をクリックして、編集を終了する。
ここでも、終了ボタン751で送付される指示データ
は、処理種データのみを「mypage.cgi」とし
たものである。終了ボタン751によって得る画像出力
は、先の実施例の場合(図12の画像出力545を参
照)と異なり、第2区分を完成した画像出力760のよ
うに、指定されたレイアウトにおける指定の区分に挿入
された画像出力である。
【0217】第2区分を完成した画像出力760では、
画像出力の完成した第2区分762に、先に編集を終了
した画像出力が挿入されている。この区分は、指示デー
タ中の挿入箇所データ「n=2」で指定されたレイアウ
ト区分である。一方で、第1区分761は、いまだUR
L入力部と第1区分の編集開始ボタン763とが付され
ており、この区分に挿入すべき画像出力の編集を開始す
ることができる。
【0218】第1区分の編集開始ボタン763のクリッ
クで送付される指示データは、複数の生成挿入指示デー
タを含む合成生成指示データであり、「edit.cg
i?L=1&T=1&n=1&s=src.jp/sr
c2.htm&p=X&n=2&s=src.jp/s
rc.htm&p=(101)となる。次のレイアウト
区分の編集を開始するURL770に示した通りであ
る。この合成生成指示データには、生成挿入指示データ
を2個含む。加工サーバ700の「edit.cgi」
は、編集対象データ「T=1」が示す第1のレイアウト
区分に対応したものを、編集対象の生成挿入指示データ
とみなして処理を行う。
【0219】なお、レイアウト中の区分761のURL
入力欄(又は、先の画像出力に付されたURL入力欄7
34その他も同様)では、編集途中の状態を示す生成デ
ータが入力されても良い。この場合、その中途の状態か
ら、区分761に挿入すべき画像出力の編集を行うこと
ができる。さらには、合成生成指示データが入力される
ことも考えられる。合成生成指示データは、本実施例の
編集の結果得られる、複数の原ソースファイルに基づく
画像出力を生成させる指示データである。この場合加工
サーバ700は、現在のレイアウトデータと、URL入
力欄734を介して入力された合成生成指示データのレ
イアウトデータとから、所定の新しいレイアウトを決定
する。このレイアウトにあわせて新しい指示データを作
成して画像出力を行う。
【0220】選択したレイアウトにおける全ての区分に
挿入すべき画像出力の編集が終了すれば、複数の原ソー
スファイルに基づいた、所望の生成ソースファイルと、
それを得るためのURLを得ることができる。
【0221】なお、完成した第2区分の画像出力区分7
62に、このレイアウト区分に挿入された画像出力の編
集を再開するためのボタンを付すことも考えられる。こ
の場合は、画像出力760には、レイアウトされた各区
分と独立して、編集再開ボタンを除くための終了ボタン
を付すことが考えられる。
【0222】また、この実施例においても、第3実施例
において実現した、範囲情報を用いた編集の機能を組み
合わせることが可能である。さらに、加工サーバに対し
て、区分の削除等の編集を指示する指示データの構成に
ついても、第3実施例の場合と同様のバリエーションが
考えられる。また、本実施例では1つ目のレイアウト区
分の編集結果にかかるデータをURLに含め続けて、2
つめのレイアウト区分の編集を行っていた(URL77
0等を参照)。これも、説明の便宜上に採用した形態で
あり、必ずしもその必要はない。例えば、編集開始ボタ
ン763によるリンク先URLは、URL770から先
の編集結果のデータ(3行目)を除いたものである場合
も考えられる。同様に、編集対象データや挿入箇所デー
タを含まないURLを利用して、ソースファイルの編集
を行う方法も可能である。
【0223】本実施例のシステムによれば、複数の原ソ
ースファイルに基づいた所望の画像出力を、容易に得る
ことができる。また、第3〜4実施例等のシステムで作
成した指示データを利用して、簡便に、複数の原ソース
ファイルに基づいた画像出力を得ることができる。
【0224】以上、実施例に基づき本発明に係る画像出
力装置、ソースファイル生成装置を説明してきたが、上
述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にする
ためのものであり、本発明を限定するものではない。本
発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱すること
なく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等
価物が含まれることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソースファイル加工出力システムの全体構成を
示す説明図である。
【図2】生成ソースファイルの生成・取得を行う処理各
々のフローチャートである。
【図3】ソースファイルの構造例を示す説明図である。
【図4】加工サーバが生成する生成ソースファイルの例
を示す説明図である。
【図5】マークアップ言語の文法に基づく構造解析処理
のフローチャートである。
【図6】指示データの入力に応じる処理のフローチャー
トである。
【図7】ソースファイル加工出力システムの全体構成を
示す説明図である。
【図8】指示データ作成システムの全体構成を示す説明
図である。
【図9】指示データを作成するインタフェースを示す説
明図である。
【図10】区分を削除し又は削除を取り消す場合のイン
タフェースを示す説明図である。
【図11】区分を分解し又は分解を取り消す場合のイン
タフェースを示す説明図である。
【図12】指示データの作成を終了するインタフェース
を示す説明図である。
【図13】編集のためのソースファイルを生成する処理
を示す説明図である。
【図14】指示データ作成に範囲情報を用いるシステム
のシステム構成を示す説明図である。
【図15】範囲情報に基づいて選択される区分を解析す
る処理のフローチャートである。
【図16】複数の原ソースファイルを利用する加工出力
システムの全体構成を示す説明図である。
【図17】複数の原ソースファイルを利用する場合のイ
ンタフェースの例を示す説明図である。
【図18】第1の画像出力の編集を終了する場合のイン
タフェース例を示す説明図である。
【符号の説明】
100…加工サーバ 200…パーソナルコンピュータ 111…通信部 112…指示データ入力部 113…ソースファイル取得部 114…分割特定部 115…生成部 120…ソースファイルの例 121…画像出力の例 126…ソースファイルの構造図 140…原ソースファイル 142…社会欄を削除した生成ソースファイル 300…加工出力装置 350…パーソナルコンピュータ 311…通信部 312…指示データ入力部 313…ソースファイル取得部 314…分割特定部 315…出力部 320…印刷出力結果 350…パーソナルコンピュータ 400…編集用加工サーバ 500…パーソナルコンピュータ 525…編集を開始する画像出力 526…URL入力欄 527…編集開始ボタン 530…編集を行う画像出力 532…社会欄に付された削除ボタン 535…社会欄を削除した画像出力 536…社会欄の削除取消ボタン 536…政治欄に付された分解ボタン 537…政治欄を分解した画像出力 538…政治欄に付された分解取消ボタン 5383…政治欄記事1に付された削除ボタン 540…編集を終えた画像出力 542…終了ボタン 545…完成した画像出力 550…リンクボタンを出力させるタグデータ 600…パーソナルコンピュータ 610…範囲情報を入力する場合の画像出力 610u…指示データ表示部 615…マウスドラッグに基づく範囲 611…終了ボタン 700…複数の原ソースファイルを利用する加工サーバ 800…パーソナルコンピュータ 900…複数の原ソースファイルを利用する加工出力装
置 162…複数の原ソースファイルに基づいた画像出力 163…レイアウト枠の第2区分 720…レイアウトを選択する画像出力 721…レイアウト1選択ボタン 730…レイアウト区分の編集開始する画像出力 734…第2区分のURL入力欄 733…第2区分の編集開始ボタン 740…第2区分の編集を行うための画像出力 751…第2区分編集の終了ボタン 760…第2区分を完成した画像出力 762…画像出力の完成した第2区分 763…第1区分の編集開始ボタン

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のタグを含むマークアップ言語の原
    ソースファイルを加工するとともに、前記タグに応じた
    画像出力を行う画像出力装置であって、 前記画像出力の態様に関する指示情報及び前記原ソース
    ファイルを特定するソースファイル指示データを含む指
    示データを入力する指示データ入力部と、 前記指示データに基づいて前記原ソースファイルを取得
    するソースファイル取得部と前記指示データに基づい
    て、前記原ソースファイルを前記マークアップ言語の文
    法上の区分に従って分割するとともに、出力対象となる
    区分を特定する分割特定部と、 該特定の結果に応じて画像出力する出力部とを備える画
    像出力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像出力装置であって、 前記ソースファイル指示データは、複数の原ソースファ
    イルを指示するデータであり、前記指示データは、該複
    数の原ソースファイルについての画像出力の態様と、レ
    イアウトに関するデータとを含み、 前記分割特定部は、各原ソースファイルについて前記区
    分を特定し、 前記出力部は、該特定された複数の区分を前記指示デー
    タが指示するレイアウトに従って画像出力するための出
    力データを生成する画像出力装置。
  3. 【請求項3】 所定のタグを含むマークアップ言語の原
    ソースファイルを加工して生成ソースファイルを生成す
    るソースファイル生成装置であって、 前記加工の態様に関する指示情報と、前記原ソースファ
    イルに関するソースファイル指示データとを含む指示デ
    ータを入力する指示データ入力部と、 前記原ソースファイルを入力するソースファイル取得部
    と、 前記指示データに基づいて、前記マークアップ言語の文
    法上の区分を単位とした加工を前記原ソースファイルに
    施して、前記生成ソースファイルを生成する生成部とを
    備えるソースファイル生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のソースファイル生成装置
    であって、 前記マークアップ言語の文法には一対をなすべきタグを
    含み、前記分割は前記一対のタグが特定する区分を切り
    出す分割であるソースファイル生成装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のソースファイル生成装置
    であって、 前記指示データは、前記原ソースファイルに基づいた画
    像出力の範囲を指定する範囲情報を含み、 前記生成部は、該範囲情報に基づき、前記マークアップ
    言語の文法に従った区分であって、所定の加工を施すべ
    き区分を特定する区分特定部を含むソースファイル生成
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のソースファイル生成装置
    であって、前記範囲情報は矩形の範囲を示す情報である
    ソースファイル生成装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のソースファイル生成装置
    であって、 前記指示データは、前記原ソースファイルの分割を特定
    し、 前記生成部は、該原ソースファイルに基づく画像を所定
    の境界表示によって視覚的に複数の領域に分けるための
    データを、前記区分の境界部分に挿入するソースファイ
    ル生成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のソースファイル生成装置
    であって、前記境界表示は、水平線を含むソースファイ
    ル生成装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のソースファイル生成装置
    であって、 前記境界表示の少なくとも一部は、新たに指示データを
    入力するためのインタフェースであるソースファイル生
    成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のソースファイル生成装
    置であって、 前記区分は、少なくとも一部において、入れ子状に構成
    されており、 前記生成部は、現在の加工における単位区分の外側区分
    を単位として、前記境界表示のためのデータ挿入を行わ
    せる指示データを生成ソースファイルに含ませるソース
    ファイル生成装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のソースファイル生成装
    置であって、 前記指示データは、前記原ソースファイルに含まれる連
    続した領域を結合させるための指示データであり、 前記生成部は、該連続した区分を視覚的に分けるための
    データを削除するソースファイル生成装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載のソースファイル生成装
    置であって、 前記指示データは、前記原ソースファイルに含まれる区
    分を削除するための指示データであり、 前記生成部は、該区分に含まれるデータを無効化するソ
    ースファイル生成装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載のソースファイル生成装
    置であって、 前記指示データは、前記原ソースファイルにおける区分
    の無効化を取り消すための指示データであり、 前記生成部は、該区分に含まれるデータを、前記原ソー
    スファイル又は該原ソースファイルに関連付けられたい
    ずれかのソースファイル中から取得するとともに、該取
    得したデータを前記原ソースファイル中に挿入するソー
    スファイル生成装置
  14. 【請求項14】 請求項3記載のソースファイル生成装
    置であって、 前記指示データは、編集を終了するための指示データで
    あり、 前記生成部は、前記原ソースファイルに関連付けられた
    無編集状態の原ソースファイルを特定するソースファイ
    ル指示データと、該原ソースファイルから該生成ソース
    ファイルを得るための加工方法を指示する指示データと
    を含むファイル編集データを生成するソースファイル生
    成装置。
  15. 【請求項15】 請求項3記載のソースファイル生成装
    置であって、 前記ソースファイル指示データは、複数の原ソースファ
    イルの指示を含み、 前記指示データは、該複数の原ソースファイルについて
    の加工の態様と、レイアウトに関するデータとを含み、 前記生成部は、前記指示データに基づいて、前記マーク
    アップ言語の文法上の区分を単位とした加工を前記原ソ
    ースファイルに施すとともに、レイアウトに応じて、前
    記生成ソースファイルを生成する生成部であるソースフ
    ァイル生成装置。
  16. 【請求項16】 所定のタグを含むマークアップ言語の
    原ソースファイルを加工するとともに、前記タグに応じ
    た画像出力を行う方法であって、 前記画像出力の態様に関する指示情報及び前記原ソース
    ファイルを特定するソースファイル指示データを含む指
    示データを入力する工程と、 前記指示データに基づいて前記原ソースファイルを取得
    する工程と 前記指示データに基づいて、前記原ソースファイルを前
    記マークアップ言語の文法上の区分に従って分割すると
    ともに、出力対象となる区分を特定する工程と、 該特定の結果に応じて画像出力する工程とを備える方
    法。
  17. 【請求項17】 所定のタグを含むマークアップ言語の
    原ソースファイルを加工して生成ソースファイルを生成
    する方法であって、 前記加工の態様に関する指示情報及び前記原ソースファ
    イルに関するソースファイル指示データを含む指示デー
    タを入力する工程と、 前記原ソースファイルを入力する工程と、 前記指示データに基づいて、前記マークアップ言語の文
    法上の区分を単位とした加工を前記原ソースファイルに
    施して、前記生成ソースファイルを生成する工程とを備
    える方法。
  18. 【請求項18】 画像出力装置に、所定のタグを含むマ
    ークアップ言語の原ソースファイルを加工するととも
    に、前記タグに応じた画像出力を行わせるためのコンピ
    ュータプログラムであって、 前記画像出力の態様に関する指示情報及び前記原ソース
    ファイルを特定するソースファイル指示データを含む指
    示データを入力する機能と、 前記指示データに基づいて前記原ソースファイルを取得
    する機能と 前記指示データに基づいて、前記原ソースファイルを前
    記マークアップ言語の文法上の区分に従って分割すると
    ともに、出力対象となる区分を特定する機能と、 該特定の結果に応じて画像出力する機能とを前記画像出
    力装置に実現させるためのコンピュータプログラム。
  19. 【請求項19】 ソースファイル生成装置に、所定のタ
    グを含むマークアップ言語の原ソースファイルを加工し
    て生成ソースファイルを生成させるためのコンピュータ
    プログラムであって、 前記加工の態様に関する指示情報及び前記原ソースファ
    イルに関するソースファイル指示データを含む指示デー
    タを入力する機能と、 前記原ソースファイルを入力する機能と、 前記指示データに基づいて、前記マークアップ言語の文
    法上の区分を単位とした加工を前記原ソースファイルに
    施して、前記生成ソースファイルを生成する機能とを前
    記ソースファイル生成装置に実現させるためのコンピュ
    ータプログラム。
  20. 【請求項20】 請求項18〜19いずれか記載のコン
    ピュータプログラムを記録したコンピュータ読みとり可
    能な記録媒体。
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