JP2003083806A - レーザ装置用エネルギー測定装置及びそれに用いられる光拡散板のエージング方法 - Google Patents

レーザ装置用エネルギー測定装置及びそれに用いられる光拡散板のエージング方法

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JP2003083806A JP2001276722A JP2001276722A JP2003083806A JP 2003083806 A JP2003083806 A JP 2003083806A JP 2001276722 A JP2001276722 A JP 2001276722A JP 2001276722 A JP2001276722 A JP 2001276722A JP 2003083806 A JP2003083806 A JP 2003083806A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に安定にレーザ光の出力を検出可能な紫外
線レーザ装置用エネルギー測定装置を提供する。 【解決手段】 レーザ光の出力を検出する光検出器(37)
と、光検出器(37)の前方に配置され、光検出器(37)に入
射するレーザ光を拡散させる拡散板(36)とを備えたレー
ザ装置用エネルギー測定装置において、紫外線光を予め
照射し、拡散板(36)の透過率の変化を略飽和させた拡散
板を用いることを特徴とする、レーザ装置用エネルギー
測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ装置から出
射したレーザ光の出力を測定するエネルギー測定装置、
及びエネルギー測定装置に用いられる拡散板のエージン
グ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、フォトダイオードのような光
検出器を用いて、エキシマレーザ装置やフッ素分子レー
ザ装置から出射したレーザ光のパルス出力を測定するエ
ネルギー測定装置が、例えば特開2000−17130
3号公報に知られている。図7は、同公報に開示された
エネルギー測定装置を表しており、以下図7に基づいて
従来技術を説明する。
【0003】図7において、レーザ装置11から図7中
左方に出射したレーザ光21は、ビームスプリッタ22
によって一部がサンプル光41として反射され、図7中
下方のモニタモジュール38に入射する。ビームスプリ
ッタ22を透過したレーザ光21は、例えば図示しない
露光機に入射して、露光用光源となる。モニタモジュー
ル38の内部には、サンプル光41のパルス出力を測定
するエネルギー測定装置35と、波長特性を測定する波
長測定装置39とが配置されている。エネルギー測定装
置35は、例えばフォトダイオード等の光検出器37を
備えている。光検出器37は、サンプル光41のパルス
出力に応じた電圧又は電流を出力し、図示しないレーザ
コントローラが、これに基づいてレーザ光21のパルス
出力を演算する。また、波長測定装置39は、サンプル
光41をモニタエタロン40に照射し、生成された干渉
縞(図示せず)をラインセンサ等のパターン検出器48
で測定し、サンプル光41の中心波長やスペクトル線幅
等の波長特性を測定する。
【0004】上記のようなエネルギー測定装置35にお
いて、光検出器37の前方に、サンプル光41を拡散す
る拡散板36を配置する技術が知られており、例えば特
開2000−304657号公報に示されている。これ
により、光検出器37の感度分布の不均一や、光検出器
37に入射するサンプル光41の強度分布の不均一など
による計測誤差を解消し、パルス出力の測定を正確に行
なうようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、次に述べるような問題がある。即ち、光検
出の前方に置かれた拡散板36の透過率は、紫外線光で
あるサンプル光41に長期間にわたって照射されるう
ち、次第に変化してしまうという問題がある。図8に、
拡散板36の透過率の変化をグラフで示す。横軸が、サ
ンプル光41の照射されたパルス数、縦軸が透過率であ
る。図8に示すように、拡散板36の透過率は、初めて
使用されたときから次第に増大していく。そして、ある
透過率で飽和する。このように、拡散板36の透過率が
変動するため、サンプル光41のパルス出力が変化しな
くても、徐々にパルス出力が増加しているように検出さ
れてしまい、パルス出力の測定が不正確となる。
【0006】これを防止するためには、例えばカロリー
メータと呼ばれるパルス出力検出器によって、レーザ光
21のパルス出力を直接検出し、その検出値に基づい
て、光検出器37の出力を校正するという手段がある。
しかしながら、拡散板36の透過率は、長期にわたって
徐々に変動するため、一定時間が経過するたびに校正を
行なう必要があり、手間がかかる。また、校正のたびに
レーザ装置11を停止させる必要があるので、長期間に
わたって連続的にレーザ装置11を運転することが困難
となり、露光機等の稼働率が低下してしまう。
【0007】本発明は、上記の問題に着目してなされた
ものであり、常に安定にレーザ光の出力を検出可能な紫
外線レーザ装置用エネルギー測定装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、本発明は、光を透過させて拡散さ
せる拡散板の製造方法において、紫外線光を予め照射
し、拡散板の透過率の変化を略飽和させている。即ち、
紫外線光を予め照射することにより、拡散板の透過率が
変化する。これにより、機器に組み込む際には、紫外線
光を照射されても、透過率が変化しない状態になってい
る。従って、使用中に透過率の変化がなく、校正をたび
たび行なうような必要がない。
【0009】また、本発明によれば、レーザ光の出力を
検出する光検出器と、光検出器の前方に配置され、光検
出器に入射するレーザ光を拡散させる拡散板とを備えた
レーザ装置用エネルギー測定装置において、前記拡散板
を、前記製造方法を用いて製造された拡散板としてい
る。これにより、拡散板の透過率が変わらないので、安
定で誤差の少ない出力測定が可能である。
【0010】また、本発明によれば、前記エネルギー測
定装置が、紫外線レーザ光をパルス発振するエキシマレ
ーザ装置又はフッ素分子レーザ装置の出力を測定するエ
ネルギー測定装置である。エキシマレーザ装置又はフッ
素分子レーザ装置においては、レーザ光の波長が紫外線
光であり、しかもその強度が高く、これを照射している
うちに、拡散板の透過率が変化しやすい。従って、予め
紫外線光を当てて拡散板の透過率変化を飽和させること
により、安定な出力測定が可能である。さらに、これら
のレーザ装置は、半導体の露光を行なうための光源とし
て用いられることが多い。このようにして出力測定の誤
差を減少させることにより、精密な露光を好適に行なう
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明
に係る実施形態を詳細に説明する。まず、第1実施形態
を説明する。図1は、本実施形態に係るKrFエキシマ
レーザ装置(以下エキシマレーザ装置)の構成図を示し
ている。図1において、エキシマレーザ装置11は、レ
ーザガスを封入し、その内部に設けられた図示しない放
電電極間で放電を起こしてレーザ光21を発生させるレ
ーザチャンバ12と、レーザチャンバ12から発生した
レーザ光21の波長を狭帯域化する狭帯域化ユニット3
0とを備えている。レーザチャンバ12内には、レーザ
ガスとして、例えばフッ素(F2)、クリプトン(K
r)及びネオン(Ne)が、所定の圧力比で封入されて
いる。尚、レーザガスとしては、ネオンの代わりにヘリ
ウムでもよく、ネオンとヘリウムの混合ガスでもよい。
レーザチャンバ12内の所定位置には、図示しない1組
の放電電極が設置されている。この放電電極間に、高圧
電源23から高電圧を印加することによって主放電を起
こし、約248nmの中心波長を有するレーザ光21を発
振させている。尚、一般にこのようなエキシマレーザ装
置11において、高電圧はパルス状に印加され、レーザ
光21はパルス発振する。
【0012】発振したレーザ光21は、レーザチャンバ
12の後端部(図1中左端部)に設けられたウィンドウ
19を透過して、レーザチャンバ12の外部後方(図1
中左方)に設けられた狭帯域化ユニット30に入射す
る。狭帯域化ユニット30は、例えば2個のプリズム3
2,32と、レーザ光21の発振波長を選択するグレー
ティング33とを備えている。プリズム32,32によ
ってビーム幅を拡げられたレーザ光21は、グレーティ
ング33に入射して回折され、所定の中心波長とその近
傍の波長のレーザ光21のみが、入射光と同じ方向に折
り返される。これにより、レーザ光21の波長が狭帯域
化される。
【0013】狭帯域化されたレーザ光21は、ウィンド
ウ17,19及びレーザチャンバ12を通過し、一部が
フロントミラー16を透過して、エキシマレーザ装置1
1の外部前方(図1中右方)に出射する。出射したレー
ザ光21の光軸上には、ビームスプリッタ22が設けら
れており、レーザ光21は一部を図1中下方に反射され
てサンプル光41となり、波長特性及びパルス出力を測
定するモニタモジュール38に入射する。ビームスプリ
ッタ22を透過したレーザ光21は、露光機25に入射
し、露光用光となる。尚、29は、エキシマレーザ装置
11及びモニタモジュール38を制御するレーザコント
ローラである。
【0014】図2に、モニタモジュール38の詳細な構
成図を示す。モニタモジュール38は、光学部品を内部
に配置するモニタボックス50を備えている。モニタボ
ックス50には、窒素やヘリウムなどの低反応性の清浄
なパージガスを充填したパージボンベ51が接続され、
内部にパージガスを供給し続けている。図2において、
43はサンプル光41を透過するウィンドウ、44はサ
ンプル光41を反射するミラー、45A,45Bはサン
プル光41を所定の割合で反射/透過するビームスプリ
ッタである。図2に示すように、モニタモジュール38
は、サンプル光41の中心波長及びスペクトル線幅(以
下、線幅と言う)を含む波長特性を測定する波長測定装
置39と、パルス出力を測定するエネルギー測定装置3
5とを備えている。モニタモジュール38に入射したサ
ンプル光41の一部は、ビームスプリッタ45Aで反射
され、エネルギー測定装置35に入射する。一方、ビー
ムスプリッタ45Aを透過したサンプル光41は、波長
測定装置39に入射する。
【0015】波長測定装置39は、サンプル光41の波
長特性に応じた干渉縞49A,49Bを生成する第1、
第2のモニタエタロン40A,40Bを備えている。波
長測定装置39に入射したサンプル光41の半分は、ビ
ームスプリッタ45Bで反射され、拡散板46Aを透過
して第1のモニタエタロン40Aに入射し、残りの半分
は、ビームスプリッタ45Bを透過し、拡散板46Bを
透過して第2のモニタエタロン40Bに入射する。ま
た、波長測定装置39は、モニタエタロン40A,40
Bを透過した光を干渉縞49A,49Bとして投影する
投影レンズ47A,47Bと、投影された干渉縞49
A,49Bの光強度分布を測定するラインセンサ等のパ
ターン検出器48A,48Bとを備えている。
【0016】レーザコントローラ29は、パターン検出
器48A,48Bの出力に基づいてモニタエタロン40
A,40Bで生成された、干渉縞49A,49Bの直径
及び明縞の幅を検出する。第1のモニタエタロン40A
と第2のモニタエタロン40Bとは、ギャップ間隔が異
なっており、両方のモニタエタロン40A,40Bで生
じた干渉縞49A,49Bの直径を測定することによ
り、サンプル光41の中心波長を正確に算出することが
できる。さらに、一方の高分解能のモニタエタロン40
Aで生じた干渉縞49Aの明縞の幅を測定することによ
り、サンプル光41のスペクトル線幅を算出することが
できる。
【0017】また、波長測定装置39は、既知で安定な
波長の基準光53を発生する基準光源52を備えてい
る。基準光源52としては、レーザ光21に近い波長の
基準光53を発生するものがよく、例えば水銀アイソト
ープランプ等が好適である。波長測定装置39は、図示
しないシャッタによって、レーザ光21の代わりに基準
光53をモニタエタロン40A,40Bに入射させ、基
準光53によって生じた干渉縞49A,49Bの直径を
パターン検出器48A,48Bによって検出する。そし
て、これをレーザ光21によって生じた干渉縞49A,
49Bの直径と比較することにより、波長測定装置39
内部の温度や圧力の環境変化による、中心波長の測定誤
差を補正する。
【0018】レーザコントローラ29は、測定に基づ
き、狭帯域化ユニット30内部の図示しないアクチュエ
ータを駆動してグレーティング33又はプリズム32の
角度を変更し、サンプル光41の中心波長を所望の値に
制御する。そして、波長特性が、所定の許容範囲外に外
れた場合には、レーザ装置11を停止するとともに、露
光機25にその旨を伝える波長異常信号を送信する。
【0019】エネルギー測定装置35は、サンプル光4
1の強度分布を均一化させる複数の拡散板36A〜36
Dと、拡散板36を透過したサンプル光41のパルスご
とのパルス出力を検出する光検出器37とを備えてい
る。光検出器37としては、例えばフォトダイオード等
が好適である。サンプル光41は、拡散板36を通って
から、光検出器37に入射する。これにより、光検出器
37の感度分布の不均一や、光検出器37に入射するサ
ンプル光41の強度分布の不均一などによる計測誤差を
解消し、パルス出力の測定を正確に行なうようにしてい
る。尚、拡散板36を複数とするのは、枚数を適宜変更
して、サンプル光41の強度が光検出器37のダイナミ
ックレンジ内に入るように、光検出器37に入射するサ
ンプル光41の光量を調整するためである。
【0020】エネルギー測定装置35に入射したサンプ
ル光41は、拡散板36によって強度分布を均一化され
る。光検出器37は、入射してきたサンプル光41のパ
ルス出力に比例する電圧(又は電流)を出力する。レー
ザコントローラ29は、光検出器37の出力信号に基づ
き、エキシマレーザ装置11から出射したレーザ光21
のパルス出力を算出する。レーザコントローラ29は、
この検出値に基づき、高圧電源23に指令信号を出力し
て放電電極間に印加される高電圧の値を制御することに
より、パルス出力を目標値に制御する。これを、エネル
ギー一定制御と言う。
【0021】このとき、図8に示すように、光検出器3
7の前に置かれた拡散板36の透過率が、照射されたパ
ルス出力の量とともに変化するため、レーザ光21のパ
ルス出力を正確に測定できない場合があることは、従来
技術の項で説明した。これを防ぐために、本実施形態で
は、図3に示すように、拡散板36をエネルギー測定装
置35に組み込む前に、拡散板36にエージングレーザ
光59を、所定のパルス出力で、所定のパルス数だけ照
射する。これをエージングと言う。
【0022】図3に、拡散板36にエージング光を照射
する、エージング装置58の説明図を示す。図3におい
てエージング装置58は、エキシマレーザ装置11と同
じ波長で、エキシマレーザ装置11よりも強いパルス出
力のエージングレーザ光59を発振するエージングレー
ザ装置54を備えている。これは、例えばエキシマレー
ザ装置11でもよく、エキシマレーザ装置11と同じレ
ーザガスを用いた、波長を狭帯域化されていないエキシ
マレーザ装置でもよい。
【0023】また、エージング装置58は、拡散板36
を内部に設置するエージングチャンバ57を備えてい
る。エージングチャンバ57には、窒素やヘリウムなど
の低反応性の清浄なパージガスを充填したパージボンベ
61と、窒素で希釈した酸素を充填した酸素ボンベ62
とが接続されている。酸素ボンベ62は、後述するよう
に、必要に応じて使用する。エージングチャンバ57に
は、拡散板36の設置後に、パージボンベ61からパー
ジガスが継続的に供給され続ける。余剰のパージガス
は、エージングチャンバ57の図示しない隙間から外部
に漏れ出す。これにより、エージングチャンバ57の内
部にはパージガスが充満し、常に清浄に保たれている。
図3に示すように、拡散板36近傍にパージガスを供給
するための供給口を設けることにより、エージングの際
に、拡散板から何らかの物質が発生した場合にも、パー
ジガスの流れによってこれらの物質が、拡散板36から
遠ざけられる。従って、これらの物質が拡散板36に再
付着するなどの不具合を防止できる。
【0024】エージングレーザ光59は、図示しない光
学系により、強度分布を均一化され、ビーム径を広げら
れている。エージングレーザ光59は、ウィンドウ55
を透過して、エージングチャンバ57の内部に封止され
た拡散板36に照射される。このとき、エージングレー
ザ光59は、拡散板36の前後に配置されたビームスプ
リッタ56A,56Bでそれぞれ一部を反射され、エー
ジング光検出器60A,60Bにより、拡散板36への
照射前後のパルス出力を検出される。後方のビームスプ
リッタ56Bを透過したエージングレーザ光59は、ダ
ンパ63に吸収される。そして、エージング光検出器6
0A,60Bの各検出値の時間的変化を比較することに
より、エージングレーザ光59の照射に伴う拡散板36
の透過率変化を、モニタリングすることができる。或い
はエージング光検出器60Bのみの検出値の時間的変化
を追いかけてもよい。
【0025】図4に、図3に示したエージング装置58
により、所定のパルス出力でエージングレーザ光59を
照射した場合の、拡散板36の透過率の変化を示す。図
3において、縦軸が透過率、横軸が照射したパルス数で
ある。また、実線は、拡散板36の材質がフッ化カルシ
ウム(CaF2)である場合であり、破線は、拡散板3
6の材質が合成石英(SiO2)である場合を示す。こ
の2種の材質は、レーザ光21に対して耐久性を有し、
透過率の飽和後に長期間にわたってレーザ光21を照射
しても、透過率変化が少ないため、拡散板36の材質と
して好適である。また、拡散板36の製造方法として
は、フッ化カルシウム又は合成石英の基板の表面を、サ
ンドブラスト、或いはフッ素処理したものが好適であ
る。
【0026】図4のフッ化カルシウムの場合に示すよう
に、拡散板36の透過率は、エージングレーザ光59の
照射に伴って次第に増加するが、パルス数n1のあたり
で、増加がほぼ飽和する。このパルス数n1は、照射す
るエージングレーザ光59の強度によって変動する。従
って、予めエージング装置58によって、所定強度でn
1パルスのエージングレーザ光59を照射しておくこと
により、拡散板36をエネルギー測定装置35に組み込
んだ後は、透過率の変化が殆んどなくなる。或いは、図
3に示すように、照射中に拡散板36の透過率をモニタ
リングし、その変化の割合が、所定の割合よりも小さく
なったことを見計らって、エージングを停止してもよ
い。
【0027】またエージング照射時に、酸素ボンベ62
から、酸素をエージングチャンバ57の内部に微量注入
することにより、エージングの効果を向上させられる場
合もある。拡散板36の透過率がエージングによって上
昇する原因の一つに、拡散板36の表面に付着した水分
や有機物などの不純物が、照射した紫外線のエージング
レーザ光59によって表面から離脱するということが考
えられる。従って、エージングチャンバ57内部に酸素
を入れることにより、酸素が紫外線光であるエージング
レーザ光59によってオゾン(O3)となり、不純物の
離脱を加速することもある。
【0028】尚、拡散板36の材質としては、合成石英
を用いるよりも、すべてフッ化カルシウムとするのが、
より好適である。フッ化カルシウムは、レーザ光21に
対し、合成石英よりも高い耐久性を有しており、レーザ
光21を長期にわたって照射しても、透過率が殆んど低
下することがない。また、図4に示したように、フッ化
カルシウム(実線)は、合成石英(破線)に比較する
と、エージングレーザ光59を照射したときの拡散板3
6の透過率変化が小さい。即ち、フッ化カルシウムが、
パルス数n1で飽和するのに対し、合成石英は、パルス
数n2(n1<n2)で飽和する。従って、フッ化カル
シウムを用いることにより、エージングにかかる時間を
短縮することができる。
【0029】しかしながら、フッ化カルシウム(CaF
2)は高価であるため、図2に示した複数の拡散板36
A〜36Dのうち、少なくともレーザ光21の最上流側
(光検出器37から最も遠い側)の拡散板36Aのみ
を、フッ化カルシウムとしてもよい。レーザ光21は、
拡散板36を通過するたびに光量が減少するため、最初
にレーザ光21が入射する最上流側の拡散板36Aを、
最も強いレーザ光21が通過する。即ち、この最上流側
の拡散板36Aは、最も透過率が変化しやすいことにな
る。従って、少なくともこの拡散板36Aをフッ化カル
シウムとすることにより、レーザ光21を長期にわたっ
て照射した場合の透過率変化を、より小さくすることが
できる。
【0030】次に、モニタエタロン40A,40Bの前
面に配置された拡散板46A,46Bについて、説明す
る。前述したようにレーザコントローラ29は、干渉縞
49Aの直径を測定することによりサンプル光41の中
心波長を、明縞の幅(半値全幅)を測定することにより
線幅を、それぞれ算出する。
【0031】このとき、拡散板46Aの透過率が変化し
ても、干渉縞49Aの直径Dは変化しないため、中心波
長の測定には誤差が生じない。しかしながら、拡散板4
6の透過率が上がることにより、明縞の幅が変化するた
め、線幅の測定が不正確となってしまう。本実施形態で
は、このような測定誤差を防止するため、モニタエタロ
ン40A,40Bの前面に配置された拡散板46A,4
6Bについても、光検出器37の前面に配置された拡散
板36と同様のエージングを行なっている。これによ
り、透過率が常に略一定となり、波長特性の測定を正確
にすることが可能である。
【0032】以下、上記の線幅測定について、詳細に説
明する。図5に、パターン検出器48Aで検出した、干
渉縞49Aの強度分布を示す。図5において、横軸がパ
ターン検出器48A上の位置、縦軸がパターン検出器4
8Aの出力電圧である。Mは、干渉縞49Aの中心を表
している。実線が、拡散板46Aの透過率が高い場合、
破線が、透過率が低い場合である。パターン検出器48
Aは、例えば多数のCCD素子を直線状に並べて形成さ
れている。図5に示すように、これらのCCD素子は、
光を受光しない場合でも、常に電圧Hを出力する。これ
を、センサバックグラウンドHと呼ぶ。尚、センサバッ
クグラウンドHは、CCD素子ごとのばらつきを含むた
め、厳密には位置によって異なる値を有するが、ここで
は略一定と仮定して説明する。
【0033】図5の実線グラフ(拡散板46Aの透過率
が高い場合)において、センサバックグラウンドHを差
し引いた明縞の高さの半値(2分の1)をa、Hを含め
た明縞の高さの半値をbとする。また、破線グラフ(拡
散板46Aの透過率が低い場合)において、センサバッ
クグラウンドHを差し引いた明縞の高さの半値をc、H
を含めた明縞の高さの半値をdとする。そして、それぞ
れの明縞の高さの半値a〜dに基づいて求めた明縞の半
値全幅を、Sa〜Sdとする。
【0034】センサバックグラウンドHを差し引いた場
合には、明縞の高さが破線グラフから実線グラフへと変
化しても、明縞の高さとその半値全幅との関係は略一定
である。従って、拡散板46Aの透過率が変化しても、
半値全幅Sa≒Scとなり、線幅測定に誤差が生じな
い。ところが近年、エキシマレーザ装置11を半導体製
造用の露光用光源として用いる場合等に、エキシマレー
ザ装置11の発振周波数の増加が要求されている。その
結果として、パルス発振とパルス発振との間の時間が短
くなり、センサバックグラウンドHを減算するのに必要
な演算時間が、確保できなくなってきている。
【0035】その結果、センサバックグラウンドHを減
算せずに線幅の測定を行なうことになり、その結果とし
て、明縞の高の半値b,dにセンサバックグラウンドH
の値が含まれてしまう。そのため、拡散板46Aの透過
率が変化すると、その半値全幅SbとSdとの間に差が
生じる。その結果、線幅が変化していないにも拘らず、
変化したかのように解釈され、計測誤差の原因となる。
このようにして生じる誤差を防止するため、拡散板46
Aの透過率をエージングによって予め略一定にして、波
長特性の測定時に、センサバックグラウンドHの影響を
ほぼ一定としている。例えば図5において、明縞の高さ
の半値bの位置における半値全幅Sbを求めていたもの
を、高さの半値bよりもわずかに高い位置における幅S
bを求めることにより、センサバックグラウンドHを減
算する必要がなくなる。その結果、速い発振周波数のエ
キシマレーザ装置11に対しても、正確な波長特性の検
出が可能となる。
【0036】また、パターン検出器48A,48Bに入
射するサンプル光41の光量は、パターン検出器48
A,48Bのダイナミックレンジに合わせて、最適化さ
れる必要がある。即ち、光量が多過ぎるとパターン検出
器48A,48Bの出力が飽和し、光量が少な過ぎる
と、パターン検出器48A,48BのS/N比が低下す
る。従って、エージングを行なう前の拡散板46A,4
6Bの透過率が低い状態で光量を最適化すると、レーザ
装置11を長期発振している間に透過率が増加し、パタ
ーン検出器48A,48Bの入射光量が増大して、飽和
してしまうことがある。
【0037】即ち、拡散板46A,46Bをエージング
して、予め透過率を略一定としておくことにより、パタ
ーン検出器48A,48Bへの入射光量が変化せず、パ
ターン検出器48A,48Bが飽和するようなこともな
い。これは、拡散板46A,46Bだけではなく、拡散
板36についても同様であり、これによって光検出器3
7の飽和を防ぐことができる。
【0038】以上説明したように、第1実施形態によれ
ば、レーザ光21のパルス出力を測定するエネルギー測
定装置35の拡散板36を、エネルギー測定装置35に
組み込む前に、紫外線光でエージングしている。これに
より、拡散板36の透過率が飽和してから組み込むこと
になるので、使用中に透過率が変化することがなく、常
に安定したパルス出力の測定が可能である。従って、こ
れに基づいてエネルギー一定制御を行なう場合にも、正
確な制御が可能であり、露光機25に入射するレーザ光
21のパルス出力を、目標値に安定させることができ
る。その結果として、露光が好適に行なわれる。
【0039】また、波長測定装置39の拡散板46を
も、紫外線光でエージングしている。これにより、レー
ザ光21の線幅を正確に測定できるので、例えば線幅が
所定範囲外となった場合にも、迅速に露光機25に波長
異常信号を送ることが可能である。その結果、露光に不
適切な波長のレーザ光21で露光が行なわれるというこ
とがなく、露光が常に好適に行なわれる。
【0040】また、エージングを、エキシマレーザ装置
で行なっている。これにより、拡散板36に照射される
紫外線光が、尖頭値の高いパルス状となるので、透過率
の変化が早く進行して飽和するため、エージングを短い
時間で行なえる。さらに、確実に透過率が飽和する。ま
た、エネルギー測定装置35及び波長測定装置39に組
み込まれる場合に照射されるサンプル光41と、同じ波
長の光で照射されることになる。従って、拡散板36上
で、組み込み時と同じプロセスが進行し、確実に透過率
が変化する。
【0041】尚、必ずしもサンプル光41と同じ波長の
光のエージングレーザ光59を用いると限られるもので
はなく、さらに短い波長のエージングレーザ光59を用
いてもよい。即ち、より高い光エネルギーのレーザ光を
照射することにより、エージングに要する時間を短縮さ
せることも可能である。この場合、拡散板36が用いら
れるレーザ装置11がKrFエキシマレーザ装置であれ
ば、エージング用のエージングレーザ装置54をArF
エキシマレーザ装置、又はフッ素分子レーザ装置にすれ
ばよい。また、レーザ装置11がArFエキシマレーザ
装置であれば、エージング用のエージングレーザ装置5
4をフッ素分子レーザ装置にすればよい。さらに、エー
ジングレーザ装置54としては、半導体レーザ励起の固
体レーザ装置等でもよい。
【0042】但し、ArFエキシマレーザ装置やフッ素
分子レーザ装置等、発振するレーザ光の波長が、200
nmよりも短いものをエージングレーザ装置54として用
いる場合には、エージングチャンバ57の内部には、酸
素を混入させないようにするのがよい。これは、これら
のレーザ装置から出射する短波長のレーザ光が、酸素に
吸収されてしまって拡散板36に届かなくなるのを避け
るためである。
【0043】また、レーザ装置11とは別にエージング
レーザ装置54を備えるのではなく、レーザ装置11に
よって、エージングを行なってもよい。さらに、レーザ
装置11のパッシベーション時に出るレーザ光をエージ
ングレーザ光59とし、これによってエージングを行な
うようにしてもよい。尚、上述のパッシベーションと
は、製造した直後や、内部を一旦空気に開放した後のレ
ーザチャンバ12をレーザ装置11に組み込む際に、所
定パルス数又は所定時間にわたって、レーザ発振動作を
行なわせる過程を差す。これにより、レーザチャンバ1
2の内壁面や、その他のレーザガスに触れる部品の表面
に、化学的に安定な不動態処理を施すことができる。そ
の結果、内壁面や部品の表面から、レーザ発振を阻害す
る不純物がレーザガス中に混入することを防ぐことがで
きる。
【0044】次に、第2実施形態を説明する。図6は、
第2実施形態に係るエージング装置58の説明図であ
る。図6においてエージング装置58は、紫外線光を発
するXeランプ64を備えている。Xeランプ64から
発生したエージングランプ光65は、エージングチャン
バ57の内部に封止された拡散板36に照射される。照
射に伴い、拡散板36の透過率が、次第に上昇し、飽和
する。どれだけの光量を照射すれば、透過率が飽和する
かを予め測定しておいて、その光量だけ照射すると、エ
ージングが終了する。或いは、エージング光検出器60
A,60Bによって透過率をモニタリングして飽和を検
知し、エージングを終了してもよい。
【0045】第2実施形態によれば、Xeランプ64に
より、エージングを行なっている。Xeランプ64は、
取り扱いが簡便であり、価格も安価である。尚、エージ
ング装置58の光源としては、Xeランプ64に限られ
るものではなく、水銀ランプ等、紫外線の光を出射する
光源であればよい。
【0046】また、上記の説明は、KrFエキシマレー
ザ装置11に用いられるエネルギー測定装置35及び波
長測定装置39の拡散板36,46を例にとって行なっ
たが、これに限られるものではない。即ち、紫外線波長
域のレーザ光を出射するレーザ装置に用いられる拡散板
は、常に図8に示したような透過率の変化を起こす。そ
のため、ArFエキシマレーザ装置等の他のエキシマレ
ーザ装置やフッ素分子レーザ装置、さらには半導体レー
ザ励起の固体レーザ装置等、紫外線レーザ装置一般に対
して応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るKrFエキシマレーザ装置
及びエネルギー測定装置の構成図。
【図2】モニタモジュールの構成図。
【図3】エージング装置の説明図。
【図4】拡散板の透過率の変化を示すグラフ。
【図5】パターン検出器による、干渉縞の強度分布を示
すグラフ。
【図6】第2実施形態に係るエージング装置の説明図。
【図7】従来技術に係るエネルギー測定装置の説明図。
【図8】拡散板の透過率の変化を示すグラフ。
【符号の説明】
11:エキシマレーザ装置、12:レーザチャンバ、1
3:熱交換器、16:フロントミラー、17,19:ウ
ィンドウ、21:レーザ光、22:ビームスプリッタ、
23:高圧電源、25:露光機、29:レーザコントロ
ーラ、30:狭帯域化ユニット、31:狭帯域化ボック
ス、32:プリズム、33:グレーティング、34:波
長選択ミラー、35:エネルギー測定装置、36:拡散
板、37:光検出器、38:モニタモジュール、39:
波長測定装置、40:モニタエタロン、41:サンプル
光、43:ウィンドウ、44:ミラー、45:ビームス
プリッタ、46:拡散板、47:投影レンズ、48:パ
ターン検出器、49:干渉縞、50:モニタボックス、
51:パージボンベ、52:基準光源、53:基準光、
54:エージングレーザ装置、55:ウィンドウ、5
6:ビームスプリッタ、57:エージングチャンバ、5
8:エージング装置、59:エージングレーザ光、6
0:エージング光検出器、61:パージボンベ、62:
酸素ボンベ、63:ダンパ、64:Xeランプ、65:
エージングランプ光。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01S 3/00 H01S 3/00 G Fターム(参考) 2G020 AA05 BA20 CB23 CB43 CB55 CC23 CC47 CD16 CD24 2G065 AA04 AB05 AB09 AB14 BA01 BB05 BB14 BB29 BB30 CA25 DA05 2H042 BA03 BA16 5F072 AA04 AA06 FF09 GG05 HH02 HH06 JJ05 KK01 KK07 KK08 KK15 KK18 KK30 MM12 MM18 RR05 SS06 YY09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を透過して出射する方向を拡散させる
    拡散板(36)のエージング方法において、 紫外線光を予め照射し、拡散板(36)の透過率の変化を略
    飽和させたことを特徴とする、拡散板(36)のエージング
    方法。
  2. 【請求項2】 レーザ光の出力を検出する光検出器(37)
    と、 光検出器(37)の前方に配置され、光検出器(37)に入射す
    るレーザ光を拡散させる拡散板(36)とを備えたレーザ装
    置用エネルギー測定装置において、 前記拡散板(36)が、請求項1記載の拡散板(36)のエージ
    ング方法を用いて製造された拡散板(36)であることを特
    徴とする、レーザ装置用エネルギー測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のレーザ装置用エネルギー
    測定装置において、 前記エネルギー測定装置が、紫外線レーザ光をパルス発
    振するエキシマレーザ装置(11)又はフッ素分子レーザ装
    置の出力を測定することを特徴とする、レーザ装置用エ
    ネルギー測定装置。
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