JPH11233853A - 狭帯域エキシマレーザにおけるモニタボックス - Google Patents

狭帯域エキシマレーザにおけるモニタボックス

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JPH11233853A
JPH11233853A JP3577398A JP3577398A JPH11233853A JP H11233853 A JPH11233853 A JP H11233853A JP 3577398 A JP3577398 A JP 3577398A JP 3577398 A JP3577398 A JP 3577398A JP H11233853 A JPH11233853 A JP H11233853A
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JP
Japan
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monitor
purge gas
light
excimer laser
monitor box
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Pending
Application number
JP3577398A
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English (en)
Inventor
Yasushi Shio
耕史 塩
Satoru Butsushida
了 仏師田
Motoharu Nakane
基晴 中根
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 パージガス雰囲気内におけるモニタ精度を向
上する。 【解決手段】 狭帯域エキシマレーザの出力レーザ光を
分岐した分岐光をパージガス雰囲気内の分光素子26に
てモニタするモニタボックスにおいて、分光素子26の
少なくとも光入射側におけるパージガスの流れを減殺す
るパージガス流減殺手段を設け、パージガス流減殺手段
をガス流に対して邪魔板作用をする隔壁40にて構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭帯域エキシマレ
ーザにおいて使用されるレーザ光のモニタボックスに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は狭帯域エキシマレーザ装置の一例
を示すもので、これは、レーザチャンバ部1と、フロン
ト側に位置するモニタモジュール2と、リア側に位置す
る狭帯域化モジュール3とからなっている。モニタモジ
ュール2には、フロントミラー2a、ビームスプリッタ
4、集光レンズ5、拡散板6、モニタエタロン7、集光
レンズ8、ラインセンサあるいはエリアセンサ9とから
なる波長検出部10と、ビームスプリッタ11、集光レ
ンズ12、拡散板13、フォトダイオード14とからな
る光エネルギ検出部15とを有している。
【0003】一方狭帯域化モジュール3には、複数個の
狭帯域化用のプリズム16a,16bと、狭帯域化用の
グレーティング17とを有している。
【0004】ところで、この種の狭帯域エキシマレーザ
は、光学素子の周囲のダスト及び光学素子に有害な化学
物質を減少させて光学素子の寿命を延ばすために、上記
モニタモジュール2と狭帯域化モジュール3はそれぞれ
モニタボックス19a、狭帯域化ボックス19bにてカ
バーし、それぞれへパージガス供給装置18より窒素ガ
スを用いたパージガスを供給するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記パージガスはモニ
タボックスの一隅から所定の圧力で流入して、順次他の
部分から排出するようになっていて、モニタボックス内
が常時正圧となって外部からダストが流入するのを防止
しているため、このモニタボックスには、パージガスの
流れが生じている。このため、このパージガスの流れが
作る屈折率の揺らぎにより、上記レーザ光に揺らぎが生
じてしまうという問題があった。これは特に、レーザ光
の発振経路よりビームスプリッタにて分岐されてモニタ
ボックス内に入射されたレーザ光の場合、モニタ精度の
点から大きな問題となることがあった。
【0006】本発明は上記のことに鑑みなされたもの
で、モニタボックス内におけるパージガスの揺ぎによる
モニタ光の揺ぎの発生をなくしてパージガスの雰囲気内
におけるモニタ精度の向上を図ることができるようにし
た狭帯域エキシマレーザにおけるモニタボックスを提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するためには、本発明に係る狭帯域エキシマレーザ
におけるモニタボックスは、狭帯域エキシマレーザの出
力レーザ光を分岐した分岐光をパージガス雰囲気内の分
光素子にてモニタするモニタボックスにおいて、分光素
子の少なくとも光入射側におけるパージガスの流れを減
殺するパージガス流減殺手段を設けた構成となってお
り、モニタボックス内に流入したパージガスは、分光素
子の少なくとも光入射側に至る間に、その流れが減殺さ
れる。
【0008】従って、本発明によれば、モニタボックス
内における分光素子の光入射部分におけるパージガスの
揺ぎによる光の屈折率の揺ぎがなくなり、パージガス雰
囲気内におけるモニタ精度の向上を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図2に基づ
いて説明する。図中20は狭帯域エキシマレーザに隣接
して設けられたモニタボックスであり、このモニタボッ
クス20の一方の側壁の隅部に、狭帯域エキシマレーザ
のビームスプリッタ4の分岐面側に対向するレーザ光導
入窓21が設けてある。この窓はブリュースタ窓が望ま
しい。このモニタボックス20内で、レーザ光導入窓2
1に対向する位置に45°に傾斜して取付けられた反射
ミラー22が配置されており、この反射ミラー22の反
射光路内に、レンズ23、ビームスプリッタ24、背面
側に入射した光を透過する透過ミラー25、モニタエタ
ロン26、レンズ27、ラインセンサ28が順次配置さ
れている。
【0010】そして上記ビームスプリッタ24の分岐面
側にピンフォトダイオードなどの光エネルギ検出素子2
9が設けてある。なお30は光エネルギ検出素子29を
保護する光拡散板、31は光拡散板30からの光以外の
迷光を遮断する保護隔壁である。またビームスプリッタ
24の下流側にシャッタ32が設けてある。
【0011】透過ミラー25は光路内に45°に傾斜し
て取り付けられており、これの光路に対する反射面に対
向する位置に水銀同位体ランプを用いた参照光源33が
設けてあり、この参照光源33からの光が透過ミラー2
5の反射面に反射してモニタエタロン26に至る光路に
入るようになっている。34はレンズ、35は拡散板、
36はシャッタである。
【0012】このようなモニタボックスでは、レーザ光
導入窓21から入射されたレーザ光は、反射ミラー22
にて反射してレンズ23にて集光される。そしてこの光
の一部はビームスプリッタ24にて分岐されて光エネル
ギ検出素子29に入射されてこのときの光エネルギが検
出される。
【0013】一方、ビームスプリッタ24を透過したレ
ーザ光は透過ミラー25を透過してモニタエタロン26
で分光され、レンズ27によってラインセンサ28に入
射される。ラインセンサ28はモニタエタロン26で分
光された干渉縞を検出して波長やスペクトル分布を示す
信号を出力する。
【0014】また、モニタエタロン26は温度や気圧に
よって分光特性が変化して干渉縞位置を変えてしまい、
レーザ波長などを正確に検出できなくなるため、参照光
源33から波長が安定したエキシマレーザの波長に近い
波長の参照光を出射する。この参照光はレンズ34、拡
散板35を通過して透過ミラー25の反射面にて反射
し、モニタエタロン26で分光されてレンズ27にてラ
インセンサ28に入射される。そしてラインセンサ28
はモニタエタロン26で分光された干渉縞を検出してこ
れの波長やスペクトル分布を示す信号を出力する。
【0015】上記レーザ光と参照光のモニタエタロン2
6への入射はシャッタ32,36の開閉により断、続さ
れる。
【0016】なお、上記参照光源33は遮光ボックス3
7内の支持部材38に支持されているが、参照光源33
の光量が方向によって異なるため、支持部材38に対し
て回転可能に支持されていて、これを回転することによ
りレンズ34方向へ照射される光量が調整できるように
なっている。
【0017】また、以上説明したミラーやレンズ、ビー
ムスプリッタは合成石英やフッ化金属(CaF、Li
F等)で製造されるが、紫外線に対する耐久性という点
でCaFが優れている。
【0018】上記した構成のモニタボックス20の壁
に、パージガス流入口39が開口してあり、これに図示
しないパージガス供給管が接続してある。また、このモ
ニタボックス20内に流入したパージガスはモニタボッ
クス20の各個所に設けた隙間から連続的に漏れ出るよ
うになっている。上記パージガス流入口39はモニタエ
タロン26より遠い部分に設けてある。そしてこのパー
ジガス流入口39とモニタエタロン26の間の空間内に
は、パージガス流入口29からモニタエタロン26の周
囲に至るガス流路を迷路状にするための隔壁40が設け
てある。41はガスが通るための通孔である。
【0019】この隔壁40の数及び形状は問わないが、
パージガス流入口39から流入したパージガス流が、モ
ニタエタロン26の周囲に至る間に十分減殺されること
が望ましい。このことから通孔41の下流側に別の邪魔
板(図示せず)を設けてもよい。なお、モニタエタロン
26より光路の下流側の部材(レンズ27、ラインセン
サ28等)はケース20aにてカバーされているのでパ
ージガスの影響は受けない。従って上記パージガスの影
響を受けるのはモニタエタロン26の光入射側の周囲部
分である。
【0020】上記隔壁40がモニタエタロン26に至る
光路を横切る場合には、この光路を横切る部分に光透過
用のすりガラス42を用いる。なおレーザ光導入窓22
にも同様にすりガラス43を用いる。
【0021】上記モニタボックス20を構成する壁体の
内面及び隔壁40の表面、さらに紫外線(レーザ光)に
さらされる金属(ミラーやレンズのホルダ等)の表面に
は、紫外線が照射されても不純物を発生せず、光学部品
を汚染から保護するために、ニッケルメッキ、特に無電
界ニッケルメッキを施してある。
【0022】上記構成において、パージガス流入口39
から流入したパージガス流は、モニタエタロン26の周
囲に至る間に十分減殺されることになり、従ってパージ
ガスの雰囲気内にあるモニタエタロン26の周囲の雰囲
気は穏やかになり、このモニタエタロン26に入射され
るレーザ光及び参照光がモニタエタロン26の周囲の雰
囲気により揺ぐことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】狭帯域エキシマレーザの原理的構成図である。
【図2】本発明に係るモニタボックスを概略的に示す断
面図である。
【符号の説明】
1…レーザチャンバ 2…モニタモジュール 3…狭帯域化モジュール 4,11,24…ビームスプリッタ 5,8,12…集光レンズ 6,13…拡散板 7…モニタエタロン 9…エリアセンサ 10…波長検出部 14…フォトダイオード 15…光エネルギ検出部 16a,16b…プリズム 17…グレーティング 18…パージガス供給装置 19a,20…モニタボックス 21…レーザ光導入窓 22…反射ミラー 23,27,34…レンズ 25…透過ミラー 26…モニタエタロン 28…ラインセンサ 29…光エネルギ検出素子 30…光拡散板 31…保護隔壁 32,36…シャッタ 33…参照光源 35…拡散板 37…遮光ボックス 38…支持部材 39…パージガス流入口 40…隔壁 41…通孔 42,43…すりガラス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狭帯域エキシマレーザの出力レーザ光を
    分岐した分岐光をパージガス雰囲気内の分光素子にてモ
    ニタするモニタボックスにおいて、分光素子の少なくと
    も光入射側におけるパージガスの流れを減殺するパージ
    ガス流減殺手段を設けたことを特徴とする狭帯域エキシ
    マレーザにおけるモニタボックス。
  2. 【請求項2】 パージガス流減殺手段が、ガス流に対し
    て邪魔板作用をする隔壁にて構成したことを特徴とする
    請求項1記載の狭帯域エキシマレーザにおけるモニタボ
    ックス。
JP3577398A 1998-02-18 1998-02-18 狭帯域エキシマレーザにおけるモニタボックス Pending JPH11233853A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003083806A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Gigaphoton Inc レーザ装置用エネルギー測定装置及びそれに用いられる光拡散板のエージング方法
JP2012022000A (ja) * 2011-09-05 2012-02-02 Gigaphoton Inc レーザ装置用エネルギー測定装置及びそれに用いられる光拡散板のエージング方法
JP2016203232A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法

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