JP2002005737A - 光検出装置 - Google Patents

光検出装置

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JP2002005737A
JP2002005737A JP2000184775A JP2000184775A JP2002005737A JP 2002005737 A JP2002005737 A JP 2002005737A JP 2000184775 A JP2000184775 A JP 2000184775A JP 2000184775 A JP2000184775 A JP 2000184775A JP 2002005737 A JP2002005737 A JP 2002005737A
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JP2000184775A
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Minoru Sato
穣 佐藤
Masashi Ichihara
将志 市原
Takeo Omori
武夫 大森
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外光に対する耐久性を向上させるととも
に、予め規定される光学特性を長期間保証することので
きる光検出装置を提供する。 【解決手段】 窓16は、容器13の内部が圧力調整手
段16によって真空状態にされることで容器13の内部
の圧力とその外部の圧力との差によって、図1中点線矢
印で示される方向に吸着される。これによって窓16と
容器13とが密着された状態になり、容器13近傍の大
気雰囲気が容器13の内部に流入することはない。また
容器13の内部においては図1中実線矢印で示される方
向に気体が流れるので、酸素や有毒ガスは容器内部から
追い出される。このように光検出装置10では、有機物
の接着剤を使用しないで窓16と容器13とを密着させ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射する紫外光を
検出する光検出装置に関し、特に露光光源として用いら
れる紫外光を検出する光検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、波長が248nmのクリプトンフ
ッ素(KrF)エキシマレーザや、波長が193nmの
アルゴンフッ素(ArF)エキシマレーザなどのエキシ
マレーザ装置と、このエキシマレーザ装置からレーザ発
振されたレーザ光を露光光として用いる露光装置とを有
する半導体製造露光システムでは、その露光光として使
用されるレーザ光の出力をモニタする光センサ(ライン
センサ、CCDなどのセンサ)を有している。そして、
この光センサによるモニタ結果を基にレーザ光の波長や
エネルギー等を制御するようにしている。
【0003】図9は、従来の半導体製造露光システムの
要部構成図を示している。
【0004】図9において、エキシマレーザ装置等のレ
ーザ装置1から狭帯域化されたレーザ光が露光装置2に
向けて出射されると、このレーザ光はビームスプリッタ
3に入射する。その一部の光はビームスプリッタ3を透
過して露光光源として露光装置2に供給され、他の光は
ビームスプリッタ3に反射してレンズ4を介して光セン
サ5に集光される。光センサ5によって検出されたレー
ザ光の光量を示す信号はレーザ装置1へ送信され、レー
ザ光の波長やエネルギー等を制御するための情報として
用いられる。
【0005】図10(a)、(b)は、従来の光センサ
5の要部構成図を示している。
【0006】光センサ5は、図10(a)に示すよう
に、本体6に配置された受光素子7によってレーザ光を
検出し、この検出結果(光量を示す信号)を信号線8を
介して外部へ出力する。保護プレート9は、受光素子7
の受光面にゴミなどの不純物や湿気が付着しないよう
に、本体2の開口部6aを閉塞するように取り付けられ
ている。
【0007】なお、保護プレート9と本体6とは、これ
らが接する部分たとえば図10(b)中符号6bで示さ
れる部位に塗布された有機物の接着剤を介して接着され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光センサ5では、波長が248nmや波長が193
nmのレーザ光などの紫外光を計測する場合、保護プレ
ート9に入射した紫外光の一部は、図10(b)に示す
ように、保護プレート9の上面9aと下面9bとの間で
反射を繰り返し、さらに有機物の接着剤が塗布されてい
る部位6bに入射する場合もある。そして、このように
して入射した紫外光と有機物の接着剤とが反応してイオ
ン化し、不純物が発生してしまうという問題点があっ
た。
【0009】また、本体6の開口部6aを保護プレート
9で閉塞した際に形成される密閉容器の内部に大気雰囲
気や有毒ガスが存在する場合もあり、これら受光素子7
の受光面雰囲気の酸素あるいは有毒ガスと、入射した紫
外光とが反応してイオン化し、不純物が発生してしまう
という問題点もあった。
【0010】このようにして発生した不純物が受光素子
7や保護プレート9に付着した光センサ5においては、
その不純物の付着前後において同一の出力レベルのレー
ザ光を受光する場合であっても、その不純物の付着状態
に応じて保護プレート9の透過特性が変化したり、ある
いは受光素子7による光の検出感度が変化するので、検
出したレーザ光の光量は、実際の光量とは異なることに
なる。すなわち、光センサ5の所定の光学特性を維持す
ることができなくなる。
【0011】上述したように、上記従来の光センサ5で
は、紫外光を計測する場合、その光の検出動作の時間的
経過に伴って、上述したようにして不純物が発生するこ
とに起因して受光素子7や保護プレート9の光学特性が
劣化し、このためレーザ光の正確な光量を検出すること
ができないという問題点があった。
【0012】このことは、上述した従来の光センサ5
は、紫外領域のレーザ光の照射に対して数ビリオン(Bi
llion=10)ショット以上の耐久性が必要となる半
導体製造露光システム用の光センサには適さないことを
意味する。
【0013】このようなことから、従来の半導体製造露
光システムでは、耐久性のある光センサが存在しないの
で、1つの光センサを用いて長期間、エキシマレーザの
レーザ光の出力をモニタし、このモニタ結果を基にレー
ザ光の波長やエネルギー等を制御することができなかっ
た。
【0014】このため、従来では、レーザ発振されたレ
ーザ光の出力を精度良く検出するためには、劣化した光
センサの交換などの保守管理を頻繁に行わなければなら
ず、メンテナンスコストの増加を招来していた。
【0015】そこで、本発明は、紫外光に対する耐久性
を向上させるとともに、予め規定される光学特性を長期
間保証することのできる光検出装置を提供することを解
決課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記解
決課題を達成するため、第1の発明では、入射するレー
ザ光を検出し、該検出した結果を外部へ出力する光検出
装置において、前記レーザ光を検出する受光素子と、該
受光素子が配置され、前記受光素子における前記レーザ
光が入射する面に対し開口部が形成されている本体部と
を具備したことを特徴とする。
【0017】第1の発明について図7を参照して説明す
る。
【0018】光検出装置50は、入射する紫外光(レー
ザ光)を検出する受光素子51と、受光素子51が所定
の位置に配置されている本体52(本体部)と、受光素
子51によって検出された光の光量を示す信号を外部へ
伝達するための信号線53とから構成されている。
【0019】光検出装置50は、エキシマレーザ装置
と、このエキシマレーザ装置からレーザ発振されたレー
ザ光を露光光として用いる露光装置とを有する半導体製
造露光システムが構築されているクリーンルーム内にお
いて、前記露光光として用いられるレーザ光を検出すべ
く所定の位置に配置されている。
【0020】この光検出装置50においては、クリーン
ルーム内は常時クリーンな状態になるように管理されて
いるので、光検出装置50(の受光素子51)近傍のゴ
ミ等の不純物や湿気等も除去されることとなり、その不
純物や湿気が受光素子51に付着することによる光学特
性の劣化を抑制することができる。
【0021】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、従来の光センサの如く有機物の接着剤をもって本体
部に密着される窓(光学部材)そのものを有していない
ので、紫外光に対する耐久性を向上させ、予め規定され
る光学特性を長期間保証することが可能となる。
【0022】また、上記解決課題を達成するため、第2
の発明では、第1の発明において、前記受光素子におけ
る前記レーザ光が入射する面に対向して配置される透過
性の光学部材と、前記本体部を収容する容器であって、
前記光学部材が配置されることにより容器内部が密閉状
態となったときに真空状態または低圧力状態にされる容
器とを更に具備し、前記容器の内部の圧力とその外部の
圧力との差によって前記光学部材と前記容器とを密着さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0023】次に、第2の発明について図1を参照して
説明する。
【0024】光検出装置10では、入射するレーザ光を
検出する受光素子11が所定の位置に配置されている本
体12(本体部)を、開口部13aが形成されている筒
状の容器13に収容している。受光素子11には、図示
しないレンズおよび後述する窓16(光学部材)を介し
てレーザ光が集光される。
【0025】本体12は、開口部13aを介して、受光
素子11における光を検出する受光面が開口部13aと
対向する状態で容器13の底面に配置され、複数のネジ
14によってその底面部に締着されている。複数のネジ
14は、光に反応しないように例えばニッケルメッキが
施されている。
【0026】また、本体12には、受光素子11によっ
て検出された光の光量を示す信号を外部へ伝達するため
の信号線15が設けられており、この信号線15は、容
器13の底面部に形成された穴を介してレーザ装置の制
御部(図示せず)と接続されている。
【0027】容器13の開口部13a近傍の上端部に
は、透過性の光学部材たとえば合成石英で形成された円
形状の窓16を載置するための載置部13aが設けられ
ている。この載置部13bは容器13の内周面に沿って
形成され、凹部状になっている。このような載置部13
bに窓16が載置されることにより、その開口部13a
は閉塞状態となる。
【0028】容器13には、配管17aを介してその容
器内部を真空状態または所望の低圧力状態にする圧力調
整手段17が接続されている。この圧力調整手段17
は、真空または低圧にする図示しないポンプと、容器内
部の気体を排出する図示しない排出部とを備えている。
このような圧力調整手段17によって、窓16が載置部
13bに載置されることにより開口部13aが閉塞され
た状態(容器13内部が密閉された状態)で上記容器内
部が真空または低圧力の状態にされる。
【0029】かかる構成の光検出装置10においては、
容器13の内部は圧力調整手段16によって真空状態ま
たは低圧状態にされるので、窓16は、容器13の内部
の圧力とその外部の圧力との差によって、容器13の底
面側の方向(図1中点線矢印で示される方向)に吸着さ
れる。
【0030】これによって窓16と容器13とが密着さ
れた状態になり、容器13近傍の大気雰囲気が、窓16
と容器13との接触部位の隙間を介して容器13の内部
に流入することはない。
【0031】また、容器13の内部においては図1中実
線矢印で示される方向に気体が流れるので、酸素や有毒
ガスは容器内部から追い出される。
【0032】しかも、有機物の接着剤を使用しないで窓
16と容器13とを密着させているので、容器13内部
においては、従来の光センサにおいて紫外光(つまりレ
ーザ光)と有機物の接着剤とが反応することに起因して
発生していた不純物は発生しない。
【0033】以上説明したように、第2の発明によれ
ば、圧力調整手段によって容器の内部を真空状態または
低圧状態にし、容器の内部とその外部の圧力差によって
光学部材と容器とを密着させるようにしているので、光
学部材の固定に有機物の接着剤を用いていた従来の光セ
ンサにおいて発生していた紫外光と有機物の接着剤との
反応による不純物は発生しないので、その不純物に起因
した受光素子の劣化を抑制することができ、よって受光
素子の所定の光学特性を長期間保証することができる。
【0034】また、上記解決課題を達成するため、第3
の発明では、第1の発明において、前記受光素子におけ
る前記レーザ光が入射する面に対向して配置される透過
性の光学部材と、前記本体部を収容する容器であって、
容器内部の気体を外部に排出するための排出部が形成さ
れ、且つ前記光学部材が配置されることにより容器内部
が略密閉状態となったときに窒素パージされる容器と、
前記光学部材と前記容器との関係を規制する規制手段と
を更に具備したことを特徴とする。
【0035】次に、第3の発明について図3を参照して
説明する。
【0036】光検出装置20では、押板21は、図1に
示した光検出装置10の構成において、窓16が容器1
3に載置された状態で、この窓16が容器13から外れ
ないように、押さえるために用いられる。押板21は、
窓16の周囲を押さえることができるドーナツ形状の構
造になっており、たとえば複数のネジ21aによって容
器13に締着される。ここでは、押板21と複数のネジ
21aとで上記規制手段を構成している。
【0037】なお、押板21と窓16(光学部材)と容
器13とは、容器13の内部が完全な密閉状態にならな
いように、つまりその容器内部の気体(大気成分)が容
器外に排出されるように、多少の隙間(排出部)をもっ
て固定される。
【0038】窒素パージ手段22は、窒素(N2)が充
填されている図示しない窒素ボンベを備えており、この
窒素ボンベのバルブを開放状態にすることで、窒素を配
管17aを介して容器13内へ供給すると共に、容器1
3内部の大気成分(気体)を上記隙間を介して外部へ排
出させる(つまり窒素パージする)。
【0039】かかる構成の光検出装置20では、容器1
3においては、その容器内部に窒素パージ手段22によ
って窒素が供給され(図3中実線矢印参照)充填され
る。と同時に、この容器13からは、押板21と窓16
と容器13との間に形成されている多少の隙間(空間)
を介して、酸素や有毒ガスなどの気体が、容器外(図3
中点線矢印で示す方向)に排出される。
【0040】この容器13においては、常時、窒素パー
ジ手段22から窒素が供給され、これに伴って容器内部
の気体あるいは不純物が容器外に排出されるので、容器
13近傍の大気雰囲気が、上述した隙間(空間)を介し
て容器13内部に流入することはない。
【0041】しかも、有機物の接着剤を使用しないで窓
16と容器13とを密着させているので、容器13内部
においては、従来の光センサにおいて紫外光(つまりレ
ーザ光)と有機物の接着剤とが反応することに起因して
発生していた不純物は発生しない。
【0042】以上説明したように、第3の発明によれ
ば、規制手段によって光学部材と容器とを規制(例えば
固定)し、しかもその容器内部を窒素パージするように
しているので、光学部材の固定に有機物の接着剤を用い
ていた従来の光センサにおいて発生していた紫外光と有
機物の接着剤との反応による不純物は発生しないので、
その不純物に起因した受光素子の劣化を抑制することが
でき、受光素子の所定の光学特性を長期間保証すること
ができる。
【0043】また、上記解決課題を達成するため、第4
の発明では、第1の発明において、前記受光素子におけ
る前記レーザ光が入射する面に対向して配置される透過
性の光学部材と、前記本体部を収容する容器であって、
前記光学部材が配置されることにより容器内部が密閉状
態となる容器と、前記光学部材と前記容器との関係を規
制する規制手段とを更に具備し、前記規制手段によって
前記光学部材と前記容器とを密着させるようにしたこと
を特徴とする。
【0044】次に、第4の発明について説明する。
【0045】この第4の発明に係る光検出装置は、図3
に示した光検出装置20の構成において、配管17a及
び窒素パージ手段22が削除された構成で、しかも容器
13における配管17aとの接続部分の開口部が閉じた
状態つまり図3中容器13の左側と同様の構造になって
いる。
【0046】この場合も、押板21は、窓16が容器1
3に載置された状態で、この窓16が容器13から外れ
ないように押さえるために用いられる。押板21は、窓
16の周囲を押さえることができるドーナツ形状の構造
になっており、たとえば複数のネジ21aによって容器
13に締着される。
【0047】以上説明したように、第4の発明によれ
ば、規制手段によって光学部材と容器とを規制(例えば
固定)しているので、光学部材の固定に有機物の接着剤
を用いていた従来の光センサにおいて発生していた紫外
光と有機物の接着剤との反応による不純物は発生しない
ので、その不純物に起因した受光素子の劣化を抑制する
ことができ、受光素子の所定の光学特性を長期間保証す
ることができる。
【0048】また、第5の発明では、第4の発明におい
て、前記規制手段は有機物の接着剤で構成されていると
共に、前記光学部材と前記容器とが前記接着剤によって
密着される場合に、当該光学部材に対して、当該接着剤
へ光が進行しないように遮光する遮光処理を施したこと
を特徴とする。
【0049】次に、第5の発明について図5(a)、
(b)を参照して説明する。
【0050】この第5の発明に係る光検出装置40で
は、窓41(光学部材)は、透過性の光学部材から形成
され、しかも図5(b)に示すように、屈折率の異なる
窓41A及び窓41Bから構成されている。
【0051】窓41Bの上面及び下面の全領域に紫外光
を反射させる反射膜43aおよび反射膜43bがコーテ
ィング(遮光処理)されている。また、窓41Aにおい
ては、入射したレーザ光が受光素子11によって受光さ
れるように、窓41Aの上面41A−1及び下面41A
−2における両端部の所定領域に、紫外光を反射させる
反射膜43aおよび反射膜43bがコーティング(遮光
処理)されている。
【0052】さらに、窓41Aと窓41Bとが密着され
反射膜43a、43bがコーティングされた窓41の状
態において、窓41Bの上面部と押板21とは有機物の
接着剤44(規制手段)によって接着(密着)されてい
る。
【0053】かかる構成の光検出装置40では、窓41
Aの上面41A−1または下面41A−2におけるコー
ティングが施されている反射膜43a、43b以外の部
位からレーザ光が入射し、この入射したレーザ光が上面
41A−1または下面41A−2に反射しながら、窓4
1Aと窓41Bとの接触面に入射した場合であっても、
その入射したレーザ光は前記接触面で反射して窓41B
へは透過しないので、有機物の接着剤44にレーザ光
(紫外光)が照射されることはない。
【0054】したがって、窓41を固定するのに有機物
の接着剤44を使用しているにも係わらず、レーザ光
(紫外光)と有機物の接着剤44とが反応することはな
いので、その反応に起因する不純物は発生しない。
【0055】以上説明したように、第5の発明によれ
ば、光学部材と容器とを有機物の接着剤を用いて密着さ
せた場合であっても、その接着剤に紫外光が照射されな
いように光学部材に対して遮光処理が施されているの
で、紫外光と接着剤とが反応して不純物が発生すること
はなく、しかもその不純物に起因する受光素子の光学特
性の劣化を抑制することができる。よって、受光素子の
所定の光学特性を長期間保証することができる。
【0056】また、上記解決課題を達成するため、第6
の発明では、第1の発明において、前記本体部の開口部
を閉塞するための透過性の光学部材と、該光学部材と前
記本体部との関係を規制する規制手段とを更に具備し、
前記規制手段によって前記光学部材と前記本体部とを密
着させるようにしたことを特徴とする。
【0057】また、第7の発明では、前記規制手段は有
機物の接着剤で構成されていると共に、前記光学部材と
前記本体部とが前記接着剤によって密着される場合に、
当該光学部材に対して、当該接着剤へ光が進行しないよ
うに遮光する遮光処理を施したことを特徴とする。
【0058】次に、第6および第7の発明について説明
する。
【0059】この第6の発明に係る光検出装置では、図
5に示した光検出装置40の構成において、容器42を
センサ部の本体とし、受光素子11が配置された本体1
2の全体を受光素子とした構成になっている。そして、
たとえば図1に示した窓16を前記センサ部の本体(容
器42)の載置部13bと押板21とで挟み込むように
して、容器42と押板21とを複数のビス21aによっ
て締着している。この場合は、押板21と複数のビス2
1aとで上記規制手段を構成している。また、ここで
は、有機物の接着剤は使用していない。
【0060】また、第7の発明に係る光検出装置では、
図5に示した光検出装置40の構成において、容器42
をセンサ部の本体とし、受光素子11が配置された本体
12の全体を受光素子とした構成になっている。そし
て、前記センサ部の本体(容器42)に反射膜43a、
43bがコーティングされた窓41を載置し、この窓4
1を容器42の載置部13bと押板21とで挟み込むよ
うにして、容器42と押板21とを複数のビス21aに
よって締着している。さらに、窓41と押板21とは接
着剤44(規制手段)によって密着(接着)されてい
る。
【0061】以上説明したように、第6の発明によれ
ば、上記第4の発明と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0062】また第7の発明によれば、上記第5の発明
と同様の作用効果を得ることができる。
【0063】さらに、上記解決課題を達成するため、第
8の発明では、入射するレーザ光を検出し、該検出した
結果を外部へ出力する光検出装置において、前記レーザ
光を検出する受光素子と、該受光素子が配置される容器
と、前記受光素子における前記レーザ光が入射する面に
対向して配置される透過性の光学部材とを有し、有機物
の接着剤を用いることなく前記光学部材と前記容器とを
密着させるようにしたことを特徴とする。
【0064】この第8の発明に係る光検出装置では、第
4の発明に係る光検出装置と同様に、容器13と窓16
(光学部材)とは、押板21がたとえば複数のネジ21
aによって容器13に締着されることにより密着される
構成になっている。
【0065】また、第8の発明に係る光検出装置は、第
6の発明に係る光検出装置と同様に、図5に示した光検
出装置40の構成において、容器42をセンサ部の本体
とし、受光素子11が配置された本体12の全体を受光
素子とした構成で、しかも、たとえば図1に示した窓1
6を前記センサ部の本体(容器42)の載置部13bと
押板21とで挟み込むようにして、容器42と押板21
とを複数のビス21aによって締着するようにした構成
とすることもできる。勿論、この場合は有機物の接着剤
は使用されない。
【0066】以上説明したように、第8の発明によれ
ば、有機物の接着剤を用いることなく光学部材と容器と
を密着するようにしているので、光学部材の固定に有機
物の接着剤を用いていた従来の光センサにおいて発生し
ていた紫外光と有機物の接着剤との反応による不純物は
発生しないので、その不純物に起因した受光素子の劣化
を抑制することができ、受光素子の所定の光学特性を長
期間保証することができる。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0068】図1は、本実施形態に係る光検出装置10
の構成を示す構成図である。
【0069】光検出装置10は、入射する狭帯域化され
たレーザ光(紫外光)を検出し、この検出した結果(光
量を示す信号を)を外部へ出力するものである。この光
検出装置10は、図9に示した従来の光センサ5と同様
に、ビームスプリッタ3によって分岐されレンズ4を通
過した狭帯域化されたレーザ光を検出するようになって
いる。
【0070】なお、以降の説明においては、説明の都合
上、レーザ光は紫外光以下の波長の光を示しているもの
とする。
【0071】光検出装置10では、入射するレーザ光を
検出する受光素子11が所定の位置に配置されている本
体12を、開口部13aが形成されている筒状の容器1
3に収容している。受光素子11には、図示しないレン
ズおよび後述する窓16を介してレーザ光が集光され
る。
【0072】本体12は、開口部13aを介して、受光
素子11における光を検出する受光面が開口部13aと
対向する状態で容器13の底面に配置され、複数のネジ
14によってその底面部に締着されている。複数のネジ
14は、光に反応しないように例えばニッケルメッキが
施されている。
【0073】また、本体12には、受光素子11によっ
て検出された光の光量を示す信号を外部へ伝達するため
の信号線15が設けられており、この信号線15は、容
器13の底面部に形成された穴を介してレーザ装置の制
御部(図示せず)と接続されている。
【0074】容器13の開口部13a近傍の上端部に
は、透過性の光学部材たとえば合成石英で形成された円
形状の窓16を載置するための載置部13aが設けられ
ている。この載置部13bは容器13の内周面に沿って
形成され、凹部状になっている。このような載置部13
bに窓16が載置されることにより、その開口部13a
は閉塞状態となる。
【0075】容器13には、配管17aを介してその容
器内部を真空状態または所望の低圧力状態にする圧力調
整手段17が接続されている。この圧力調整手段17
は、真空または低圧にする図示しないポンプと、容器内
部の気体を排出する図示しない排出部とを備えている。
このような圧力調整手段17によって、窓16が載置部
13bに載置されることにより開口部13aが閉塞され
た状態(容器13内部が密閉された状態)で上記容器内
部が真空または低圧力の状態にされる。
【0076】ここで、図1に示した光検出装置10のA
−A線断面図を図2に示す。図2においては、概略断面
の様子を示したものであり、その概略断面図の大きさ
は、図1に示した光検出装置10の大きさとは一致しな
い。この図2から分かるように、容器13の上部は断面
がドーナツ形状であり、載置部13bはそれに沿った形
状であり、また窓16は円形状をしており、受光素子1
1および本体12は長方形の形状をしている。
【0077】この実施形態においては、光検出装置10
には有機物の接着剤は一切使用していない。また、部材
同士をネジ止めする場合でも、そのネジは、光に反応し
ないように例えばニッケルメッキが施されたものを使用
している。
【0078】次に、上述した光検出装置10の機能につ
いて図1を参照して説明する。
【0079】光検出装置10では、入射したレーザ光
(紫外光)を受光素子11によって検出し、この検出結
果であるレーザ光の光量を示す信号を、信号線15を介
して、上記レーザ装置(図示せず)における例えばレー
ザ光の波長やエネルギーを制御する図示しない制御部へ
送信する。
【0080】このような光学的及び電気的な機能を有す
る光検出装置10は、以下のような機能も併せ持ってい
る。
【0081】すなわち、容器13の内部は圧力調整手段
16によって真空状態または低圧状態にされるので、窓
16は、容器13の内部の圧力とその容器外部の圧力と
の差によって、容器13の底面側の方向(図1中点線矢
印で示される方向)に吸着される。これによって窓16
と容器13とが密着された状態になり、容器13近傍の
大気雰囲気が、窓16と容器13との接触部位の隙間を
介して容器13の内部に流入することはない。
【0082】また、容器13の内部においては図1中実
線矢印で示される方向に気体が流れるので、酸素や有毒
ガスは容器内部から追い出される。
【0083】しかも、有機物の接着剤を使用しないで窓
16と容器13とを密着させているので、容器13内部
においては、従来の光センサにおいて紫外光(つまりレ
ーザ光)と有機物の接着剤とが反応することに起因して
発生していた不純物は発生しない。
【0084】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ゴミなどの不純物、湿気が受光素子11に付着する
のを防止するための窓16を容器13に取り付けるの
に、有機物の接着剤を使用することなく、容器13の内
部を真空状態または低圧状態にし、容器13の内部とそ
の外部の圧力差によって、窓16と容器13とを密着さ
せるようにしているので、従来の光センサにおいて発生
していた紫外光と有機物の接着剤との反応による不純物
は発生しない。
【0085】そのため、不純物が発生することによる受
光素子11の劣化を抑制することができ、受光素子11
の所定の光学特性を長期間保証することができる。
【0086】また、容器13内部を真空または低圧の状
態にすることにより、容器13内部において初期状態の
ときに存在しているゴミなどの不純物、湿気や、受光素
子11の雰囲気の酸素、有機ガス等を、その容器外へ排
出することができ、常に、容器13の内部をクリーンな
状態に維持することができる。
【0087】そのため、入射した紫外光と受光素子11
の雰囲気の酸素、有機ガスとが反応することはないの
で、受光素子11の劣化を抑制することができ、受光素
子11の所定の光学特性を長期間保証することができ
る。
【0088】[第2の実施の形態]図3は、第2の実施
形態に係る光検出装置20の構成を示す構成図である。
【0089】図3に示した光検出装置20は、図1に示
した第1の実施形態の構成において、圧力調整手段17
を削除し、また、押板21および窒素パージ手段22を
追加した構成になっている。なお、同図3において、図
1に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一
符号を付している。
【0090】押板21は、図1に示した第1の実施形態
の構成において、窓16が容器13に載置された状態
で、この窓16が容器13から外れないように押さえる
ために用いられる。つまり、押板21は窓16と容器1
3との関係(位置関係)を規制するために用いられる。
このような目的で用いられる押板21は、窓16の周囲
を押さえることができるドーナツ形状の構造になってお
り、たとえば複数のネジ21aによって容器13に締着
される。
【0091】ところで、この第2の実施形態において
は、押板21と窓16と容器13とは、容器13の内部
が完全な密閉状態にならないように、つまりその容器内
部の気体(大気成分)が容器外に排出されるように、多
少の隙間をもって固定される。この隙間は、容器13内
部の気体を排出する排出部としての機能を果たすことに
なる。
【0092】勿論、押板21と窓16と容器13とが完
全に密着されるように固定すると共に、容器13におけ
る載置部13bよりも底面側の所定位置に、その容器内
部の気体を外部に排出するための穴(排出部)を形成す
るようにしても良い。
【0093】窒素パージ手段22は、窒素(N2)が充
填されている図示しない窒素ボンベを備えており、この
窒素ボンベのバルブを開放状態にすることで、窒素を配
管17aを介して容器13内へ供給すると共に、容器1
3内部の大気成分(気体)を上記隙間または穴を介して
外部へ排出させる(つまり窒素パージする)。
【0094】この第2の実施形態においては、光検出装
置20には有機物の接着剤は一切使用していない。ま
た、部材同士をネジ止めする場合でも、そのネジは、光
に反応しないように例えばニッケルメッキが施されたも
のを使用している。
【0095】次に、上述した光検出装置20の機能につ
いて図3を参照して説明する。
【0096】この光検出装置20は上記第1の実施形態
と同様の光学的及び電気的機能を有するので、ここでは
その説明については省略し、窒素パージ機能について説
明する。
【0097】光検出装置20では、容器13において
は、その容器内部に窒素パージ手段22によって窒素が
供給され(図3中実線矢印参照)充填される。と同時
に、この容器13からは、押板21と窓16と容器13
との間に形成されている多少の隙間(空間)を介して、
酸素や有毒ガスなどの気体が、容器外(図3中点線矢印
で示す方向)に排出される。
【0098】この容器13においては、常時、窒素パー
ジ手段22から窒素が供給され、これに伴って容器内部
の気体あるいは不純物が容器外に排出されるので、容器
13近傍の大気雰囲気が、上述した隙間(空間)を介し
て容器13内部に流入することはない。
【0099】しかも、この第2の実施形態においても、
上記第1の実施形態と同様に、有機物の接着剤を使用し
ないで窓16と容器13とを密着させているので、容器
13内部においては、従来の光センサにおいて紫外光
(つまりレーザ光)と有機物の接着剤とが反応すること
に起因して発生していた不純物は発生しない。
【0100】ここで、この第2の実施形態の応用例につ
いて説明する。この応用例の光検出装置は、図3に示し
た光検出装置20の構成において、配管17a及び窒素
パージ手段22が削除された構成で、しかも容器13に
おける配管17aとの接続部分の開口部が閉じた状態つ
まり図3中容器13の左側と同様の構造で、さらに押板
21と窓16と容器13(載置部13b)とが密着され
た状態(隙間が存在しない状態)になっている。
【0101】この応用例によれば、押板21と容器13
とを窓16を挟み込むようにした状態で複数のネジによ
って締着させているので、従来の光センサにおいて発生
していた紫外光と有機物の接着剤との反応による不純物
は発生しない。
【0102】また、この応用例の光検出装置では、窒素
パージされないという点で共通する図10(a)に示し
た従来の光センサ5と比較して、紫外光と有機物の接着
剤との反応による不純物が発生しない分、光学特性の寿
命を大幅に向上させることができる。
【0103】以上説明したように、第2の実施形態によ
れば、ゴミなどの不純物、湿気が受光素子11に付着す
るのを防止する窓16を容器13に取り付けるのに、有
機物の接着剤を使用することなく、押板21と容器13
とを窓16を挟み込むようにした状態で複数のネジによ
って締着させているので、従来の光センサにおいて発生
していた紫外光と有機物の接着剤との反応による不純物
は発生しない。
【0104】そのため、不純物が発生することによる受
光素子11の劣化を抑制することができ、受光素子11
の所定の光学特性を長期間保証することができる。
【0105】また、容器13内部に窒素を供給するとと
もに、その容器13内部の気体(酸素、有害ガス)を容
器外に排出することにより、常に、容器13の内部をク
リーンな状態に維持することができる。
【0106】そのため、入射した紫外光と受光素子11
の雰囲気の酸素や有機ガスとが反応することはないの
で、受光素子11の劣化を抑制することができ、受光素
子11の所定の光学特性を長期間保証することができ
る。
【0107】[第3の実施の形態]図4は、第3の実施
形態に係る光検出装置30の構成を示す構成図である。
【0108】図4に示した光検出装置30は、図1に示
した第1の実施形態の構成において、窓16、圧力調整
手段17を削除し、また、レンズ31、レンズホルダ3
2、押板33および圧力調整/窒素パージ手段34を追
加した構成になっている。なお、同図4において、図1
に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一符
号を付している。
【0109】レンズ31は、容器13の上面から見て断
面が円形状に形成されており、レンズホルダ32によっ
て保持されている。このレンズ31を保持しているレン
ズホルダ32が容器13の載置部13bに載置されるこ
とで、開口部13aは閉塞状態となる。そして、押板3
3が、容器13およびレンズホルダ32に載置され、複
数のネジ33aによって容器13に締着されることによ
って、レンズホルダ32は容器13の載置部13bと押
板33との間に固定される。
【0110】レンズ31と受光素子11とは、焦点距離
が受光素子11の所定の位置に形成されるように、また
受光素子11の所定の位置(複数の受光チャネルの所望
の受光チャネル)に光が集光されるような配置関係に設
定されている。
【0111】このようにレンズ31は、開口部13aを
閉塞する機能と、入射したレーザ光(平行光)を受光素
子11へ集光させる機能とを有している。
【0112】圧力調整/窒素パージ手段34は、第1の
実施形態での圧力調整手段17または第2の実施形態で
の窒素パージ手段22の機能を有している。
【0113】なお、圧力調整/窒素パージ手段34とし
て窒素パージ手段22を採用した場合には、容器13内
部の気体を外部に排出するための構造が必要であるが、
この場合は、レンズ31を安定して固定するという観点
からは、容器13における例えば載置部13bよりも底
面側の部位に穴を形成した方が良い。
【0114】何故ならば、容器13と押板33とレンズ
ホルダ32との間に多少の隙間が形成されるようにする
と、レンズ31が不安定になることにより集光位置がズ
レる虞がある。このため、入射したレーザ光が受光素子
11における本来受光すべき受光チャネルとは異なった
受光チャネルによって受光される。このことは、受光チ
ャネルを示す受光チャネル番号および光量を示す信号を
基にたとえば正確なレーザ光の波長を制御することがで
きなくなることを意味する。
【0115】次に、上述した光検出装置30の機能につ
いて図4を参照して説明する。
【0116】この光検出装置30は上記第1の実施形態
と同様の光学的及び電気的機能を有するので、ここでは
その説明については省略し、圧力調整または窒素パージ
機能について説明する。
【0117】光検出装置30では、容器13において
は、圧力調整/窒素パージ手段34によって、容器内部
が真空状態または低圧状態されることにより、酸素や有
毒ガスが容器外に排出されるか、または容器内部が窒素
パージ(窒素が充填)されながら、酸素や有毒ガスが、
容器13に形成されている穴を介して容器外に排出され
る。
【0118】この第3の実施形態においても、上記第1
または第2の実施形態と同様に、容器13近傍の大気雰
囲気が、容器13内部に流入することはなく、しかも、
紫外光(レーザ光)と接着剤との反応による不純物も発
生しないので、容器13内部は、クリーンな状態になっ
ている。
【0119】以上説明したように、第3の実施形態によ
れば、上記第1又は第2の実施形態と同様の作用効果を
得ることができる。
【0120】また第3の実施形態では、レンズを窓の機
能として使用しているので、レンズと受光素子との間に
光学部材(窓)が配置されている構成の第1又は第2の
実施形態と比較比して、入射光の吸収や光検出装置近傍
の温度変化に伴って透過率が変化する(つまり光の出力
損出となる)ような光学部材が存在しない分、レーザ光
を感度良く計測することができる。
【0121】[第4の実施の形態]図5(a)、(b)
は、第4の実施形態に係る光検出装置40の構成を示す
構成図である。
【0122】図5(a)に示した光検出装置40は、図
3に示した第2の実施形態の構成において、窓16、配
管17aおよび窒素パージ手段22を削除し、また窓4
1を追加し、さらに容器13を容器42に変更した構成
になっている。なお、同図5(a)において、図3に示
した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一符号を
付している。
【0123】容器42は、容器13における配管17a
との接続部分の穴が形成されていない構造になってい
る。
【0124】窓41は、透過性光学部材から形成され、
しかも図5(b)に示すように、屈折率の異なる窓41
A及び窓41Bから構成されている。窓41Aおよび窓
41Bにおける互いに接する面(部分)の平面度を上げ
て鏡面とし、界面張力(分子間力)を利用して窓41A
と窓41Bとを密着している。
【0125】窓41Bの上面及び下面の全領域に紫外光
を反射させる反射膜43aおよび反射膜43bがコーテ
ィングされている。
【0126】また、窓41Aにおいては、入射したレー
ザ光が受光素子11によって受光されるように、窓41
Aの上面41A−1及び下面41A−2における両端部
の所定領域に、紫外光を反射させる反射膜43aおよび
反射膜43bがコーティングされている。この場合、受
光素子11によってレーザ光を受光することが可能で、
しかも後述する接着剤44に対して遮光することが可能
であれば、上記反射膜43a、43bのコーティングす
る範囲は問わない。
【0127】さらに、窓41Aと窓41Bとが密着され
反射膜43a、43bがコーティングされた窓41の状
態において、窓41Bの上面部と押板21とは有機物の
接着剤44によって密着されている。なお、容器42内
にゴミ等の不純物や湿気等が残留しないように、ゴミ等
の不純物や湿気等が存在しない状態の場所、例えばクリ
ーンルーム内などで、接着剤44による窓41Bと押板
21との密着を行う必要がある。
【0128】ここでは、窓41Aにおける窓41Aと窓
41Bとの接触面に窓41Aからの光が入射した場合で
あっても、入射した光が窓41Bへ透過しないようにな
っている。
【0129】次に、上述した光検出装置40の機能につ
いて図5を参照して説明する。
【0130】この光検出装置40は上記第1の実施形態
と同様の光学的及び電気的機能を有するので、ここでは
その説明については省略し、接着剤44に対する遮光機
能について説明する。
【0131】光検出装置40では、窓41Aの上面41
A−1またはその下面41A−2における反射膜43
a、43b以外の部位からレーザ光が入射し、この入射
したレーザ光が上面41A−1および下面41A−2に
反射しながら、窓41Aと窓41Bとの接触面に入射し
た場合であっても、その入射したレーザ光は前記接触面
で反射して窓41Bへは透過しないので、有機物の接着
剤44にレーザ光(紫外光)が照射されることはない。
【0132】したがって、窓41を固定するのに有機物
の接着剤44を使用しているにも係わらず、レーザ光
(紫外光)と有機物の接着剤44とが反応することはな
いので、その反応に起因する不純物は発生しない。
【0133】この第4の実施形態においては、窓41
は、接着剤44によって押板21と密着されているの
で、容器42近傍の大気雰囲気が、容器42内部に流入
することはなく、しかも、従来の光センサにおいて発生
していた紫外光と接着剤44との反応による不純物も発
生しないので、容器42内部は、クリーンな状態になっ
ている。
【0134】なお、上記第4の実施形態では、窓41
は、屈折率の異なる窓41Aと窓41Bとを密着させた
ものを使用するとともに、その窓の上面及び下面に紫外
光を反射させる反射膜をコーティングするようにしてい
るが、これに限定されることなく、次のようにしても良
い。
【0135】すなわち、窓41を、図6に示すように、
1種類の光学部材から形成された窓45とする。また、
窓45の上面における所定領域に、紫外光を反射させる
反射膜43aをコーティングする。そして、反射膜43
aの所定箇所に有機物の接着剤44を塗布して押板22
に密着させる。要するに、窓45内部の上面及び下面に
反射したレーザ光が接着剤44に照射されなければ良
い。
【0136】次に、第4の実施形態の応用例について説
明する。
【0137】図5に示した光検出装置40では、受光素
子11と本体12とでいわゆるセンサ部を構成し、さら
にこのセンサ部を容器42が収容する構成になっている
が、次のようにしても良い。
【0138】すなわち、この応用例の光検出装置では、
図5に示した光検出装置40の構成において、容器42
をセンサ部の本体とし、受光素子11が配置された本体
12の全体を受光素子とした構成になっている。そし
て、前記センサ部の本体(容器42)に反射膜43a、
43bがコーティングされた窓41を載置し、この窓4
1を容器42の載置部13bと押板21とで挟み込むよ
うにして、容器42と押板21とを複数のビスによって
締着している。さらに、窓41と押板21とは接着剤4
4によって密着(接着)されている。
【0139】また、他の応用例の光検出装置では、上記
応用例の光検出装置の構成において、接着剤44を使用
することなく、反射膜のコーティングが施されていない
窓(例えば図1に示した窓16)を前記センサ部の本体
(容器42)の載置部13bと押板21とで挟み込むよ
うにして、容器42と押板21とを複数のビス21aに
よって締着した構成になっている。
【0140】しかし、上記2つの応用例の構成のものと
図5に示した構成のものとは、容器42がセンサ部の本
体か否かの相違、つまり光検出装置の大小の相違がある
だけで、基本的な機能は同一である。
【0141】以上説明したように、第4の発明によれ
ば、ゴミなどの不純物、湿気が受光素子11に付着する
のを防止するための窓41を容器42に取り付ける(固
定)するのに、有機物の接着剤44を用いて窓41と容
器42(載置部)とを密着させた場合であっても、その
接着剤44に対して紫外光が照射されないように窓41
に反射膜をコーティングしたので、紫外光と接着剤とが
反応して不純物が発生することはない。
【0142】したがって、受光素子11の劣化を抑制す
ることができ、受光素子11の所定の光学特性を長期間
保証することができる。
【0143】[第5の実施の形態]図7は、第5の実施
形態に係る光検出装置50の構成を示す構成図である。
【0144】この光検出装置50は、図1に示した第1
の実施形態の受光素子11、本体12および信号線15
それぞれと同様の機能を果たす受光素子51、本体52
および信号線53を有して構成されている。
【0145】光検出装置50は、上述したエキシマレー
ザ装置と、このエキシマレーザ装置からレーザ発振され
たレーザ光を露光光として用いる露光装置とを有する半
導体製造露光システムが構築されているクリーンルーム
内において、前記露光光として用いられるレーザ光を検
出すべく所定の位置に配置されている。
【0146】このようなクリーンルームにおいては、常
時クリーンな状態になるように管理されているので、光
検出装置50(の受光素子51)近傍のゴミや湿気等も
除去さることとなる。
【0147】したがって、光検出装置50では、上記第
1乃至第4の実施形態において受光素子11にゴミ等の
不純物や湿気等が付着するのを防止する目的で使用して
いた窓は必要ないこととなる。
【0148】なお、上記第1乃至第4の実施形態に係る
光検出装置も、この第5の実施形態と同様に、半導体製
造露光システムが構築されているクリーンルーム内に配
置されるものである。
【0149】この第5の実施形態では、上述したように
クリーンルーム内は常時クリーンな状態になるように管
理されているので、光検出装置50(の受光素子51)
近傍のゴミや湿気等も除去されるという点に着目して、
入射するレーザ光の出力損失の原因となり得る窓(透過
性の光学部材)を光検出装置50に設けないようにして
いる。
【0150】何故なら、窓等に用いられる光学部材は、
透過率が100%のものは存在せず、しかも紫外光領域
(または真空紫外光領域)など波長の短い領域において
は、より一層透過率が低下する。このように透過率が低
下するということは、レーザ光の出力損失が生じ、光検
出装置で検出されるレーザ出力の値が相対的に低下し
て、レーザ装置から出力されるレーザ光の出力を正確に
検出することができないことを意味する。
【0151】ここで、図7に示した光検出装置50の光
学特性の一例を図8に示す。
【0152】図8において、縦軸は光量を表し、横軸は
受光素子の受光チャネルの数(ch数)つまり受光チャ
ネル番号を表している。
【0153】また、符号61で示される曲線は、光検出
装置50によってKrFエキシマレーザのレーザ光を検
出した結果である干渉縞を示す特性を表している。
【0154】また、符号62で示される曲線は、発振周
波数が2KHz、発振出力が10mJのクリプトンフッ
素(KrF)エキシマレーザのレーザ光を、光検出装置
50の受光素子51に約15ビリオン(10)ショッ
トを照射した後、水銀(Hg)光(均一光)を光検出装
置50の受光素子51に照射したときの、光量と受光チ
ャネル数(受光チャネル番号)との関係を示す特性(光
学特性)を表している。
【0155】さらに、符号63で示される点線曲線は、
図10(a)に示した従来の光センサ5を、上記符号6
2の特性を取得したときと同様の条件の下での、光量と
受光チャネル数(受光チャネル番号)との関係を示す特
性(光学特性)を表している。
【0156】なお、光検出装置50と従来の光センサ5
は共に、構造は異なるものの、同一の受光素子(いわゆ
る同一の光学特性が得られるもの)を用いている。
【0157】図8から明らかなように、窓無し(有機物
の接着剤無し)の光検出装置50の光学特性と、窓有り
(有機物の接着剤で密着されている保護プレート有り)
の従来の光センサ5の光学特性とは異なっている。
【0158】例えば、符号61で示される干渉縞を示す
特性における符号63a、63b、63cで示される光
量値がピークを表している部分に対応する、光量と受光
チャネル数との関係を示す特性においては、その特性の
差が顕著に現れている。
【0159】上述したように、窓無し(有機物の接着剤
無し)の光検出装置50の光学特性は、窓有り(有機物
の接着剤で密着されている保護プレート有り)の従来の
光センサ5の光学特性と比較して、光学特性の劣化を抑
制することができる。
【0160】以上説明したように、第5の実施形態によ
れば、ゴミ等の不純物や湿気が受光素子51に付着する
のを防止するための窓を具備していない光検出装置50
を、クリーンルーム内に構築されている半導体製造露光
システム用の紫外光を検出する光センサとして使用する
ようにしているので、従来の光センサにおいて発生して
いた紫外光と有機物の接着剤との反応による不純物は発
生しないこととなり、紫外光に対する耐久性を向上さ
せ、しかもその紫外光に対しての予め規定される光学特
性を長期間保証することが可能となる。
【0161】また、第5の実施形態によれば、窓を使用
していない分、その窓に用いられる光学部材におけるレ
ーザ出力の損失を抑制することができることとなり、よ
ってレーザ装置から出力されるレーザ光の出力を正確に
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本実施形態に係る光検出装置10の構成
を示す構成図である。
【図2】図2は光検出装置10のA−A線断面図であ
る。
【図3】図3は第2の実施形態に係る光検出装置20の
構成を示す構成図である。
【図4】図4は第3の実施形態に係る光検出装置30の
構成を示す構成図である。
【図5】図5(a)は第4の実施形態に係る光検出装置
40の構成を示す構成図であり、図5(b)は光検出装
置40の窓41を説明するための図である。
【図6】図6は第4の実施形態で用いられる窓45を説
明するための図である。
【図7】図7は第5の実施形態に係る光検出装置50の
構成を示す構成図である。
【図8】図8は第5の実施形態における光検出装置50
の光学特性の一例を示す図である。
【図9】図9は半導体製造露光システムの概略構成を示
す構成図である。
【図10】図10は従来の光センサの概略構成を示す構
成図である。
【符号の説明】
10、20、30、40、50 光検出装置 11、51 受光素子 12 本体 13、42 容器 15 信号線 16、41 窓 17 圧力調整手段 21、33 押板 22 窒素パージ手段 31 レンズ 32 レンズホルダ 34 圧力調整/窒素パージ手段 43a、43b 反射膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 武夫 栃木県小山市横倉新田400 株式会社小松 製作所小山工場内 Fターム(参考) 2G065 AA04 AB05 AB09 AB16 BA04 BA33 BA34 BA36 BA37 BA38 BB14 CA23 CA25 CA29 5F046 AA22 BA03 CA04 DA27 DB01 DB12 DC02 5F088 BA11 BA13 BB10 JA12 JA20 KA10 LA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射するレーザ光を検出し、該検出した結
    果を外部へ出力する光検出装置において、 前記レーザ光を検出する受光素子と、 前記受光素子が配置され、前記受光素子における前記レ
    ーザ光が入射する面に対し開口部が形成されている本体
    部とを具備したことを特徴とする光検出装置。
  2. 【請求項2】前記受光素子における前記レーザ光が入射
    する面に対向して配置される透過性の光学部材と、 前記本体部を収容する容器であって、前記光学部材が配
    置されることにより容器内部が密閉状態となったときに
    真空状態または低圧力状態にされる容器とを更に具備
    し、 前記容器の内部の圧力とその外部の圧力との差によって
    前記光学部材と前記容器とを密着させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の光検出装置。
  3. 【請求項3】前記受光素子における前記レーザ光が入射
    する面に対向して配置される透過性の光学部材と、 前記本体部を収容する容器であって、容器内部の気体を
    外部に排出するための排出部が形成され、且つ前記光学
    部材が配置されることにより容器内部が略密閉状態とな
    ったときに窒素パージされる容器と、 前記光学部材と前記容器との関係を規制する規制手段と
    を更に具備したことを特徴とする請求項1記載の光検出
    装置。
  4. 【請求項4】前記受光素子における前記レーザ光が入射
    する面に対向して配置される透過性の光学部材と、 前記本体部を収容する容器であって、前記光学部材が配
    置されることにより容器内部が密閉状態となる容器と、 前記光学部材と前記容器との関係を規制する規制手段と
    を更に具備し、 前記規制手段によって前記光学部材と前記容器とを密着
    させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の光検
    出装置。
  5. 【請求項5】前記規制手段は有機物の接着剤で構成され
    ていると共に、 前記光学部材と前記容器とが前記接着剤によって密着さ
    れる場合に、当該光学部材に対して、当該接着剤へ光が
    進行しないように遮光する遮光処理を施したことを特徴
    とする請求項4記載の光検出装置。
  6. 【請求項6】前記本体部の開口部を閉塞するための透過
    性の光学部材と、 前記光学部材と前記本体部との関係を規制する規制手段
    とを更に具備し、 前記規制手段によって前記光学部材と前記本体部とを密
    着させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の光
    検出装置。
  7. 【請求項7】前記規制手段は有機物の接着剤で構成され
    ていると共に、 前記光学部材と前記本体部とが前記接着剤によって密着
    される場合に、当該光学部材に対して、当該接着剤へ光
    が進行しないように遮光する遮光処理を施したことを特
    徴とする請求項6記載の光検出装置。
  8. 【請求項8】入射するレーザ光を検出し、該検出した結
    果を外部へ出力する光検出装置において、 前記レーザ光を検出する受光素子と、 前記受光素子が配置される容器と、 前記受光素子における前記レーザ光が入射する面に対向
    して配置される透過性の光学部材とを有し、有機物の接
    着剤を用いることなく前記光学部材と前記容器とを密着
    させるようにしたことを特徴とする光検出装置。
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