JP2003083594A - 空気調和機及び空気調和システム - Google Patents

空気調和機及び空気調和システム

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JP2003083594A JP2001275786A JP2001275786A JP2003083594A JP 2003083594 A JP2003083594 A JP 2003083594A JP 2001275786 A JP2001275786 A JP 2001275786A JP 2001275786 A JP2001275786 A JP 2001275786A JP 2003083594 A JP2003083594 A JP 2003083594A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内のみならず、空気調和機内部に発生する
カビ、細菌等を効果的に殺菌することが可能な空気調和
機を提供する。 【解決手段】 空気調和機の運転の停止指示を、操作器
等から受け付ける。ここで、空気調和機の停止指示を受
け付けた場合(ステップS72でYES)、通常では熱
交換部、送風機及びイオン発生装置等の全てを停止して
運転を終了するが、本発明では、さらに停止後の第1の
所定時間、送風機及びイオン発生装置を運転する(ステ
ップS73)。これにより、イオン発生装置から発生し
たマイナスイオン及びプラスイオンが送風機により外部
へ排出され、その一方で外部に排出されたマイナスイオ
ン及びプラスイオンは再度送風機により吸引されるの
で、空気調和機内部に発生するカビ、細菌を効果的に殺
菌することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気を加熱または
冷却する熱交換部、該熱交換部により熱交換された空気
を外部へ排出する送風機、及び該送風機の近傍に設けら
れ、プラスイオン及びマイナスイオンを排出するイオン
発生装置を備える空気調和機及び該空気調和機を備える
空気調和システムに関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機内部の熱交換器、フィルタ、
ドレンパン等にはカビまたは細菌が繁殖しやすいことか
ら、従来は熱交換器等に殺菌効果を有する塗料を塗布、
または熱交換器等を抗菌性の材料で形成する等により、
カビ、細菌の繁殖を抑制していた。これらに関する技術
として、特開昭62−288427号公報には熱交換器
等の部品に防かび剤、殺菌剤、消臭剤などを混入または
塗布する空気調和機が開示されている。
【0003】また、特開平11−63632号公報及び
実開平5−10937号公報には空気調和機内部または
熱交換器を加熱し、カビ、細菌等の発生を抑制する技術
が開示されている。また、特公平5−73974号公報
には空気調和機内部を密閉し、オゾンを発生させて脱臭
等を行う技術も開示されている。
【0004】さらに、特開平5−223325号公報に
は、冷房の運転後、送風及び暖房運転を行い、熱交換器
を乾燥させて湿気を除去することで、細菌の発生を抑制
する空気調和機が開示されている。この他にも、細菌等
の発生した空気調和機を清掃しやすくするために、前面
パネル等の取り外し、分解が容易となるよう構成された
空気調和機も知られている。
【0005】一方、本願出願人は、空気中にプラスイオ
ンとしてH+ (H2 O)n (以下、nは自然数を示す)
及びO2 - (H2 O)m (以下、mは自然数を示す)を
送出する構成により、上記のイオンを空気中の浮遊細菌
を包み込んで化学反応させ、そのとき発生する活性種で
ある過酸化水素(H22 )及び/または水酸化ラジカ
ル(・OH)の分解作用をもって、空気中の浮遊細菌を
殺菌するイオン発生装置を開発した。そして、このイオ
ン発生装置を送風機の近傍に設け、発生したマイナスイ
オン及びプラスイオンを室内に拡散することで、室内の
カビ、細菌を抑制、死滅させることに成功している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−223325号公報等に開示された空気調和機は、
カビまたは細菌の繁殖を抑制する効果はあるものの、効
果的に死滅させるにまでは至っておらず、十分な効果を
発揮できていなかった。また、特公平5−73974号
公報に開示された空気調和機は、オゾンを使用するため
オゾン臭が発生し、またオゾンの濃度によっては人体に
悪影響を及ぼす虞があるという問題もあった。
【0007】また、イオン発生装置を空気調和機内部の
送風機近傍に設け、室内にプラスイオン及びマイナスイ
オンを拡散させる空気調和機は、室内のカビ、細菌等は
除去できるものの、空気調和機内部のカビ、細菌を十分
に殺菌するには至っていなかった。
【0008】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、冷房、暖房、除湿等
の運転終了後の一定時間内に、空気調和機内部の殺菌の
ための運転を行うことにより、室内のみならず、空気調
和機内部のカビ、細菌等を効果的に殺菌することが可能
な空気調和機を提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、カビ、細菌は
乾燥した状況では死滅しやすいことから、イオン発生装
置の運転と共に暖房を適宜運転することにより、効果的
に空気調和機内部のカビ、細菌を殺菌することが可能な
空気調和機を提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、ルーバの角度
を制御し、排出及び吸入のサイクルを短縮させることに
より、より短時間で空気調和機内部のカビ、細菌を殺菌
することが可能な空気調和機を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、空気調和機内
部の殺菌運転の設定をデフォルトとしておくことによ
り、ユーザが特に意識することなく、空気調和機内部の
カビ、細菌の殺菌運転を実行させることが可能な空気調
和機を提供することにある。
【0012】さらに、本発明の他の目的は、空気調和機
内部の殺菌運転を実行している場合に、残り時間、経過
時間等の情報を空気調和機本体または操作器に表示する
ことにより、ユーザが容易に、運転が終了する時間を把
握できる空気調和機及び空気調和システムを提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
は、空気を加熱または冷却する熱交換部、該熱交換部に
より熱交換された空気を外部へ排出する送風機、及び該
送風機の近傍に設けられ、プラスイオン及びマイナスイ
オンを排出するイオン発生装置を備える空気調和機にお
いて、運転の停止指示を受け付ける手段と、停止指示を
受け付けた場合に、前記熱交換部を停止すると共に、前
記送風機及びイオン発生装置を第1の所定時間運転する
第1運転手段とを備えることを特徴とする。
【0014】本発明に係る空気調和機は、空気を加熱ま
たは冷却する熱交換部、該熱交換部により熱交換された
空気を外部へ排出する送風機、及び、該送風機の近傍に
設けられ、プラスイオン及びマイナスイオンを排出する
イオン発生装置を備える空気調和機において、外部から
受け付けた指示により、第2の所定時間、前記送風機及
びイオン発生装置を運転、または、前記送風機、イオン
発生装置、及び空気を加熱すべく熱交換部を運転する第
2運転手段を備えることを特徴とする。
【0015】本発明に係る空気調和機は、検出した温度
を出力する温度センサを更に備え、前記第2運転手段
は、前記温度センサから出力される温度が、所定の閾値
以上である場合は、前記送風機及びイオン発生装置のみ
を運転するよう構成してあり、所定の閾値以上でない場
合は、前記送風機及びイオン発生装置に加えて、さらに
空気を加熱すべく前記熱交換部を運転するよう構成して
あることを特徴とする。
【0016】本発明に係る空気調和機は、前記送風機か
ら排出される空気の方向を規定するルーバと、該ルーバ
の角度を制御するルーバ制御手段とを更に備え、前記ル
ーバ制御手段は、前記第1または第2運転手段による運
転中は、前記ルーバの使用角度範囲内で最大角度あるい
はそれ以上となるよう制御すべく構成してあることを特
徴とする。
【0017】本発明に係る空気調和機は、前記第1運転
手段による運転または非運転の設定を受け付ける手段を
更に備えることを特徴とする。
【0018】本発明に係る空気調和機は、運転の状態を
示す表示部と、前記第1または第2運転手段による運転
中に、前記第1または第2の所定時間に関する情報を前
記表示部へ出力する手段とを更に備えることを特徴とす
る。
【0019】本発明に係る空気調和システムは、本発明
の空気調和機、及び該空気調和機に対して制御信号を出
力する操作器を備える空気調和システムであって、前記
操作器は、前記空気調和機の運転指示の状態を示す表示
部と、前記空気調和機が前記第1または第2運転手段に
よる運転を行っている場合、前記第1または第2の所定
時間に関する情報を前記表示部へ出力する手段とを備え
ることを特徴とする。
【0020】本発明にあっては、空気調和機の運転の停
止指示を、操作器等から受け付ける。ここで、空気調和
機の停止指示を受け付けた場合、通常では熱交換器、圧
縮機等の熱交換部、送風機及びイオン発生装置等の全て
を停止して運転を終了するが、本発明では、さらに停止
後の第1の所定時間(例えば停止後から3分間)、送風
機及びイオン発生装置を運転する。これにより、イオン
発生装置から発生したマイナスイオン及びプラスイオン
が送風機により外部へ排出され、空気中に浮遊するカビ
や細菌を殺菌すると共に、その一方で外部に排出された
マイナスイオン及びプラスイオンは再度送風機により吸
引されるので、各部品周辺のカビ、細菌を殺菌するので
効果的にカビや細菌の発生を防ぐことができる。
【0021】また、本発明にあっては、外部から、空気
調和機内部の細菌を殺菌するための運転指示を受け付け
る。殺菌運転を受け付けた場合、第2の所定時間、前記
送風機及びイオン発生装置を運転、または、送風機、イ
オン発生装置、及び空気を加熱すべく熱交換部を運転す
る。つまり、カビ、細菌を効果的に殺菌する場合、乾燥
状態にあることが好適なことから、暖房運転と共にイオ
ン発生装置を運転するようにしたので、さらに効果的
に、空気調和機内部のカビ、細菌等を効果的に殺菌する
ことが可能となる。
【0022】また、本発明にあっては検出した温度を出
力する温度センサから出力される温度が、所定の閾値以
上である場合は、送風機及びイオン発生装置のみを運転
する。一方、温度が所定の閾値以上でない場合は、前記
送風機及びイオン発生装置に加えて、さらに空気を加熱
すべく熱交換部を運転する。さらに室内吸い込み空気の
温度を検出する室温センサを設け、加熱(暖房)運転の
室内温度を例えば27℃に設定して運転制御する。つま
り、外気温度または室内温度に応じて暖房を適宜停止す
るようにしたので、温度が高くなってユーザに不快感を
与えてしまう事態を回避することが可能となる。外気温
度が高い場合に冷凍サイクルを使用した空気調和機で暖
房運転を行うと、熱交換部が過負荷となり、信頼性に乏
しくなるので、外気温度によって送風か暖房(加熱)を
選択する。
【0023】また、本発明にあっては、ルーバの使用角
度範囲内での最大角度あるいはそれ以上となるようルー
バを制御したので、マイナスイオン及びプラスイオンを
含む空気の排出及び吸入サイクルが短縮でき、より短時
間で空気調和機内のカビ、細菌を殺菌することが可能と
なる。
【0024】また、本発明にあっては、運転停止後に、
イオン発生装置及び送風機を運転し空気調和機内のカ
ビ、細菌等を殺菌する第1運転を実行するか否かの設定
を受け付ける。かかる設定を受け付けている場合は、ユ
ーザが特に意識、操作することなく、第1運転が実行さ
れるので、空気調和機の使用の度に内部の殺菌が行わ
れ、常に空気調和機内部を清潔に保つことが可能とな
る。また、設定により第1運転を設定しないようにして
おけば、第1運転が開始されないので、かかる機能を使
用したくないユーザの要請に応えることが出来る。
【0025】さらに、本発明にあっては、所定の時間、
イオン発生装置及び送風機を運転している場合、残り時
間等の情報を、空気調和機または操作器の表示部に出力
するようにしたので、ユーザは、これらの運転があとど
のぐらいの時間で終了するかを容易に把握することが可
能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態を示す図
面に基づいて詳述する。 実施の形態1 図1は空気調和機の断面を示す模式的断面図、図2は空
気調和機内部の制御部の構成を示すブロック図である。
図1において、空気調和機30の正面部位に設けられる
33はフィルタであり、吸入口34を通じて空気調和機
30内部へ吸入される空気に含まれる埃、微粒子等を除
去する。室内空気は空気調和機30の略中央部に長手方
向にわたって配置される送風機32の回転動作により、
吸入口34及びフィルタ33を経由して空気調和機30
内部に吸入される。
【0027】吸入された空気は熱交換器31により加熱
または冷却され、加熱または冷却された後の空気は、送
風機32の回転動作により、排出口35を経由して再び
室内へ排出される。本実施の形態においては、空気調和
機30は冷凍サイクルを用いた場合について説明する
が、これに限らず、電気暖房、温水暖房、またはベルチ
ェ素子を用いた冷暖房に適用しても良い。ここで、本実
施の形態における冷凍サイクルの場合、空気を加熱また
は冷却する熱交換部は、上述した熱交換器31及び図2
に示す室外機の圧縮機310等により構成される。また
電気暖房の場合、熱交換部は電圧が印加されるセラミッ
クヒータ等であり、また温水暖房の場合、熱交換部は温
水が封入された配管等であり、ベルチェ素子に接合され
た放熱板を用いた冷暖房の場合、熱交換部はベルチェ素
子となる。空気の冷却により発生した水は熱交換器31
の下部に設けられるドレンパン31aに蓄積される。ま
た、排出される空気は、空気調和機30の長手方向にわ
たって設置される矩形状のルーバ33bにより、適宜の
方向へ排出される。各ルーバ33bの略中央部には、回
動軸33aが回動可能に設けられており、図2に示すル
ーバ駆動モータ33Mの回動動作に追随して回動し、ル
ーバ33bを適宜の角度に傾斜させるよう構成されてい
る。なお、送風機32は室内空気の吸入及び排出を行う
が、室内空気の吸入については、図示しない他の送風機
により吸入し、吸入した室内空気を熱交換器31方向へ
送出するようにしても良い。さらに、本実施の形態にお
ける送風機32とは別に図示しない他の送風機を設け、
あるいは送風機32から吹き出す空気を空気調和機30
内部に循環しやすいように図示しない特別の風向板を別
途備えて、イオン発生装置20を通過し、プラスイオン
及びマイナスイオンを含んだ空気が空気調和機30内部
に拡散するようにしても良い。
【0028】さらに、送風機32及び排出口35の近傍
には、プラスイオン及びマイナスイオンを発生するイオ
ン発生装置20が設けられている。イオン発生装置20
により発生したプラスイオン及びマイナスイオンは、送
風機32の送風機能により室内に拡散される。なお、本
実施の形態においては、イオン発生装置20を排出口3
5の近傍に設けたが、送風機32の送風機能によりプラ
スイオン及びマイナスイオンが効率よく拡散するのであ
れば、この場所に限らず他の場所に設置しても良い。な
お、イオン発生装置のイオン発生原理については後に詳
述する。
【0029】続いて、図2を用いて本発明にかかる空気
調和機30の動作を制御する制御部50の内容について
説明する。制御部50内のCPU(Central Processing
Unit)51はバス57を介して、時間情報を出力する時
計部58、処理される情報を一時的に格納するRAM(R
andom Access Memory)52、及び本発明にかかる制御処
理を行う制御プログラムが記憶されたROM(Read Only
Memory)55等と接続されている。また、制御部50は
空気調和機30に対する運転または停止の指示を受け付
ける、入力部53を備えている。入力部53は例えば複
数のプッシュボタンからなり、入力された信号が制御部
50に出力される。また、運転状況を示す情報は液晶ま
たは複数の色をそれぞれ発光するLED(Light Emittin
g Diode)からなる表示部54へ出力され、所定の情報が
表示される。
【0030】その他、制御部50はROM55内の制御
プログラムに従い、室内または室外に設けられ、検出し
た室内温または外気温を出力する温度センサ50Tの出
力に基づいて、熱交換器31、圧縮機310、ルーバ駆
動モータ33M、送風機駆動モータ32M、及びイオン
発生装置20を制御する。
【0031】さらに、空気調和機30は、該空気調和機
30に対し、運転の開始・停止、運転モードの設定、温
度設定等の各種制御信号を送信する操作器40を備え
る。操作器40からの情報の送信は、例えば赤外線受信
部(図示せず)を備える空気調和機30側の通信部56
と、操作器40側の通信部46との間で行われる。な
お、本実施の形態においては、操作器40はワイヤレス
で情報を送信する場合について説明するが、有線により
またはワイヤレスでも情報を送受信するようにしても良
い。操作器40は公知の操作器と同様の構成をしてお
り、CPU41にバス47を介してRAM42、複数の
プッシュボタンからなる入力部43、液晶等の表示部4
4、上述した通信部46、及び時間情報を出力する時計
部48から構成される。
【0032】続いて、イオン発生装置20の詳細につい
て以下に説明する。図3は本発明に係るイオン発生素子
の構成を示す模式的斜視図、図4はイオン発生素子の平
面図、図5は図3のV−V線による断面図、図6は図3
のVI−VI線による断面図である。
【0033】イオン発生装置20を構成するイオン発生
素子1は、平板状の誘電体4の表面に、格子状に形成さ
れた表面電極5と、該表面電極5に電力を供給するため
誘電体4の下面に設けられる表面電極接点8と、誘電体
4の内部に埋設されかつ表面電極5と略平行に設けられ
る帯状の内部電極6と、内部電極6に電力を供給するた
めの誘電体4の下面に設けられる内部電極接点7を備え
ている。なお、誘電体4は上部誘電体2及び下部誘電体
3により構成されている。
【0034】以下に各構成について詳述すると、誘電体
4の材料は、有機物としては、耐酸化性に優れた材料が
好適であり、例えばポリイミドまたはガラスエポキシ等
の樹脂が使用される。また無機物の場合は純度の高いア
ルミナ、結晶化ガラス、フォルステライト、ステアタイ
ト等のセラミックを使用することができるが、耐食性の
面を考慮した場合、無機系のものの方が好ましく、さら
に成形性、後述する電極の構成の容易性を考えれば、セ
ラミックを用いて成形するのが好適である。
【0035】誘電体4の形状は、円形、楕円形、または
多角形等を含む他の形状であっても良く、更には円柱状
であっても良いが、生産性を考慮した場合図に示す板状
とするのが好ましい。表面電極5は導電性を有するもの
であれば特に制限無く使用することができるが、放電に
よって溶融する等の変形を起こさないものであることが
条件となる。本実施の形態においては、表面電極5はタ
ングステンをスクリーン印刷により誘電体4の表面上に
形成した。
【0036】内部電極6は、例えばタングステン等の導
電性を有するものであれば良く、上部誘電体2または下
部誘電体3の表面に帯状をなして形成される。図5に示
す表面電極接点8は、表面電極5と導通する接点であ
り、この接点に銅またはアルミ等からなるリード線の一
端を接触させる等して接続し、他端を、他の構成の接点
に接続して、他の構成と表面電極5とを導通させるもの
である。
【0037】内部電極接点7は、内部電極6と導通する
接点であり、この接点に銅またはアルミ等からなるリー
ド線の一端を結線し、該リード線の他端を、他の構成の
接点に接続して、他の構成と内部電極6とを導通させる
ものである。
【0038】次に、イオン発生素子1の製造方法につい
て説明する。まず厚さ0.45nmの純度の高いアルミ
ナのシートを所定の大きさ(幅15mm×長さ37m
m)に切断し、二つの略同一の大きさを有するアルミナ
の基材を形成する。なお、アルミナの純度は90%以上
で有ればよいが、ここでは92%純度のアルミナを用い
る。
【0039】そして、2つのアルミナ基材の内、一方の
上面に、格子状にタングステンをスクリーン印刷して表
面電極5及び上面導通部10をアルミナの基材の表面に
一体に形成して上部誘電体2を作成する。そして、他の
アルミナ基材の上面に、帯状にタングステンをスクリー
ン印刷して内部電極6をアルミナの基材の表面に一体に
形成し、アルミナ基材の下面に表面電極接点8及び内部
電極接点7をスクリーン印刷して形成し下部誘電体3を
作成する。
【0040】さらに、上部誘電体2の表面に、アルミナ
のコーティング層9(図5のみ図示)を形成して、表面
電極5を絶縁コートする。そして、上部誘電体2の下面
と下部誘電体3の上面とを重ね合わせた後、圧着、真空
引きを行い、さらにこれらを炉に入れて1400℃〜1
600℃の非酸化性雰囲気下で焼成する。このようにし
て製造することにより、本発明に示すようなイオン発生
素子1を容易に製造することが可能となる。
【0041】続いて上述した方法により形成したイオン
発生素子1に電圧を印加した場合について説明する。イ
オン発生素子1の表面電極5と内部電極6との間に電圧
を印加する構成とすべく、電圧印加回路Vと表面電極5
とをリード線で接続し、また内部電極接点7と電圧印加
回路Vとをリード線で接続してイオン発生装置20を構
成する。そして、電圧印加回路Vを動作させ、表面電極
5と内部電極6との間に交流高電圧を印加することによ
り、プラスイオン及びマイナスイオンを発生させる。
【0042】以上の構成において、本発明の空気調和機
30を運転する際の処理手順についてフローチャートを
用いて説明する。図7は第1運転の処理手順を示すフロ
ーチャートである。冷房、暖房、除湿等の各運転が行わ
れている場合に(ステップS71)、制御部50は空気
調和機30本体の入力部53または操作器40の入力部
43から、運転の停止指示が入力され、入力された停止
指示を示す信号が受け付けられたか否かを判断する(ス
テップS72)。ここで、停止指示を受け付けていない
場合は(ステップS72でNO)、運転を継続する。
【0043】一方、運転の停止指示を受け付けた場合、
熱交換器31への冷凍サイクル、すなわち圧縮機310
を停止すると共に、送風機32及びイオン発生装置20
を運転する(ステップS73)。つまり、冷房、暖房等
の各種運転が、ユーザの停止指示、または予めタイマに
より設定された停止指示により運転が停止した場合、一
旦熱交換器31及び圧縮機310等全ての運転を停止
し、送風機32及びイオン発生装置20のみを運転させ
て空気調和機30内部のカビ、細菌を殺菌すべく、内部
清浄を行う。なお、以下ではステップS73による内部
清浄処理を第1運転という。
【0044】これにより、冷房等の運転終了後に、イオ
ン発生装置20から拡散されたプラスイオン及びマイナ
スイオンが空気調和機30内に取り込まれ、空気調和機
30内部の細菌等を効果的にすることが可能となる。な
お、通常の暖房、冷房の運転時においても、マイナスイ
オン及びプラスイオンは空気調和機30内部に取り込ま
れ、細菌の殺菌を行うが、熱交換器31への冷凍サイク
ル、すなわち圧縮機310等を停止して、内部洗浄のた
めに送風機32及びイオン発生装置20のみを独立して
運転させることで、空気調和機30内部を効果的に洗浄
することが可能となる。
【0045】第1運転が開始された場合、制御部50は
ルーバ駆動モータ33Mを動作させ、ルーバ33bの角
度を制御する(ステップS74)。具体的には、ルーバ
33bの使用角度範囲内での最大角度あるいはそれ以上
となるよう制御する。例えば、ルーバ33bの使用角度
範囲を約0度(略真下 図1に示すように、ルーバ33
bが上下角度を調整し、吸い込み口(吸入口34)が空
気調和機30の前部または上部にある場合)から約85
度(略水平近く)とした場合、最大角度である約85度
に制御して、排出口35から排出される空気を、吸入口
34方向へ導く。なお、上記「ルーバ33bの使用角度
範囲」について、念のため付記しておく。ここでの使用
角度範囲とは、冷房、暖房等、通常の空気調和機の運転
において使用する角度であり、運転停止時にルーバ33
bで吹き出し口(排出口35)を閉じる角度は含まな
い。この閉じる角度は水平よりもさらに上向きとなる
が、空気が排出されなくなる。ここで制御部50は時計
部58から出力される時間情報を受け付け(ステップS
75)、ROM55に予め記憶してある第1所定時間
(例えば3分)を経過したか否かを判断する(ステップ
S76)。第1所定時間を経過していない場合は(ステ
ップS76でNO)、CPU51は時計部53から出力
される時間情報及び第1所定時間に基づいて、第1運転
が終了するまでの残り時間等の時間情報を算出し、この
第1所定時間に係る時間情報を表示部54または有線で
接続されている操作器の場合であれば、操作器40の表
示部44へ出力する(ステップS78)。ワイヤレス操
作の場合でも、空気調和機30側の通信部56から操作
器40の通信部46へ送信して表示部44に表示させる
こともできるが、通信部56に送信機能、通信部46に
受信機能を要する。そこで、操作器40側では、第1運
転開始を通信部56へ送信指示した時より、時計部48
で計時して、CPU41で残り時間を演算し、表示部4
4に残り時間を表示すれば、通信部56の送信機能、通
信部46の受信機能は不要で安価になる。
【0046】図8は操作器40の表示部44の表示形態
を示す説明図である。図8では表示部44に、第1運転
が終了するまでの残り時間情報が表示される。なお、こ
の時間情報は残り時間の他、経過時間を示すようにして
もよい。なお、残り時間の情報は、操作器40に備える
時計部48からの出力に基づいて、操作器40のCPU
41に残り時間を算出させ、表示部44へ残り時間を表
示させる。もちろん空気調和機30の通信部56から操
作器40へ逐次出力するようにしても良い。
【0047】一方、第1所定時間を経過した場合(ステ
ップS76でYES)、全ての運転を終了する(ステッ
プS77)。具体的には熱交換器31への冷凍サイク
ル、すなわち圧縮機310を含め、送風機32及びイオ
ン発生装置20の運転を終了する。
【0048】図9は第1運転の運転または非運転の設定
処理の手順を示すフローチャートである。ユーザは、運
転停止後の第1運転を行うか否かの設定を行うことがで
き、その場合、操作器40の入力部43から、第1運転
による運転または非運転の設定を行う。これらの設定情
報が入力された場合、制御部50は第1運転による運転
または非運転の設定を、通信部56を介して受け付け
(ステップS91)、RAM52に運転または非運転の
フラグをセットする。また、RAM52に運転設定を示
すフラグがセットされた場合、その情報が表示部54へ
出力される。その場合、図8に示すように、第1運転に
よる運転設定がなされていることを示す「内部清浄」の
表示等を出力するようにすればよい。
【0049】冷房または暖房等の運転が終了した後、C
PU51は第1運転による運転設定がなされているか否
かを判断する(ステップS92)。具体的にはRAM5
2に第1運転による運転を示すフラグがセットされてい
るか否かを判断する。第1運転による運転設定がなされ
ている場合(ステップS92でYES)、上述したよう
に、第1運転を行う(ステップS93)。すなわち、熱
交換器31及び圧縮機310等を停止して冷房、暖房等
の運転を停止し、送風機32及びイオン発生装置20の
みを動作させる。第1運転による運転設定がなされてな
い場合(ステップS92でNO)、ステップS93の処
理をスキップして第1運転による運転処理を実行しない
で処理を進める。
【0050】この場合、熱交換器31への冷凍サイク
ル、すなわち圧縮機310、送風機32及びイオン発生
装置20の全ての運転が停止する。このように、第1運
転による運転または非運転の設定を可能とすることで、
ユーザが冷房等の運転停止後にわざわざ、空気調和機3
0内部の殺菌を行う指示を操作器40により操作しなく
とも、停止後に第1運転による内部殺菌処理が行われる
ため、ユーザにとっても便利であり、また運転停止後毎
回、内部の殺菌が行われるので、空気調和機30内部を
極めて清潔な状態とすることができる。
【0051】実施の形態2 実施の形態2は、第1運転が冷房等の、運転停止後の所
定の時間内に、イオン発生装置20及び送風機32を運
転する処理を実行するのに対し、ユーザの指示により、
所定の時間の間、発生装置20及び送風機32を運転
し、さらに温度状況を考慮して熱交換器31への冷凍サ
イクル、すなわち圧縮機310を運転し、空気を乾燥さ
せて殺菌効果を高めんとする第2運転に関する。
【0052】図10は第2運転による処理の手順を示す
フローチャートである。まず、ユーザが、空気調和機3
0内部の殺菌処理を希望する場合、操作器40の入力部
43から、第2運転処理を開始すべき指示信号を入力す
る。この指示信号が入力された場合、制御部50はその
指示信号を受け付け(ステップS101)、室外の外気
温度を計測する温度センサ50Tから出力される温度
が、ROM55に予め記憶された閾値(例えば24℃)
以上であるか否かを判断する(ステップS102)。な
お、温度センサ50Tは室外の外気温度を検出するもの
の他、室内の温度を検出するものであっても良い。以下
では、温度センサ50Tを、外気温を検出するセンサで
あるものとして説明する。外気温度が閾値以上でない場
合は(ステップS102でNO)、制御部50は熱交換
器31への冷凍サイクル、すなわち圧縮機310を運転
して、空気を加熱する(ステップS103)。なお、こ
の加熱(暖房運転)は室内温度を27℃に設定して行
う。さらに、送風機32及びイオン発生装置20を運転
する(ステップS104)。ところで、カビ、細菌は乾
燥した状態の方が、その発生を抑制でき、また死滅させ
ることが容易となることが知られている。このことか
ら、本発明では、熱交換器31及び圧縮機310等の熱
交換部により空気を加熱、乾燥させた状態で、送風機3
2によりプラスイオン及びマイナスイオンを拡散するこ
とにより、細菌等を殺菌する。
【0053】一方、温度センサ50Tから出力される温
度が、ROM55に予め記憶された閾値以上である場合
(ステップS102でYES)、ステップS103の処
理をスキップし、送風機32及びイオン発生装置20の
みを運転する(ステップS104)。これにより、空気
の加熱による室内温度上昇により、ユーザが不快感を示
すことが無くなる。
【0054】以上に述べた第2運転が開始された場合、
制御部50はルーバ駆動モータ33Mを動作させ、ルー
バの角度を制御する(ステップS105)。ここで制御
部50は時計部58から出力される時間情報を受け付け
(ステップS106)、ROM55に予め記憶してある
第2所定時間(例えば40分)を経過したか否かを判断
する(ステップS107)。第2所定時間を経過してい
ない場合は(ステップS107でNO)、CPU51は
時計部58から出力される時間情報及び第2所定時間に
基づいて、第2運転が終了するまでの残り時間等の時間
情報を算出し、この第2所定時間に係る時間情報を表示
部54へ出力する(ステップS109)。または上述の
ように、操作器40に備える時計部48からの出力に基
づいて、操作機40のCPU41に時間情報を算出さ
せ、表示部44へ出力するようにしても良い。
【0055】実施の形態1で述べたように、表示部44
に、第2運転が終了するまでの残り時間情報が表示され
る(図8参照)。なお、この時間情報は残り時間の他、
経過時間を示すようにしてもよい。なお、残り時間の情
報は、操作器40に備える時計部48からの出力に基づ
いて、操作器40のCPU41に残り時間を算出させ、
表示部44へ残り時間を表示させる。もちろん空気調和
機30の通信部56から操作器40へ逐次出力するよう
にしても良い。
【0056】一方、第2所定時間を経過した場合(ステ
ップS107でYES)、第2運転を終了する(ステッ
プS108)。具体的には熱交換器31への冷凍サイク
ル、すなわち圧縮機310を含め、送風機32及びイオ
ン発生装置20の運転を終了する。なお、上述した第2
運転が終了した場合、さらに送風機32及びイオン発生
装置20を所定時間運転するようにしても良い。具体的
には、ステップS108の後、ステップS73へ移行
し、第1運転を実行する。つまり、暖房運転を伴う第2
運転に加えて、暖房運転を伴わない第1運転をさらに行
うことにより、暖房運転時間の低減に伴う省エネルギー
化を達成することが可能となる。
【0057】本実施の形態2は以上の如き構成としてあ
り、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様である
ので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳
細な説明を省略する。
【0058】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明にあっては、
空気調和機の運転の停止指示を、操作器等から受け付け
る。ここで、空気調和機の停止指示を受け付けた場合、
通常では熱交換部、送風機及びイオン発生装置等の全て
を停止して運転を終了するが、本発明では、さらに停止
後の第1の所定時間、送風機及びイオン発生装置を運転
する。これにより、イオン発生装置から発生したマイナ
スイオン及びプラスイオンが送風機により外部へ排出さ
れ、その一方で外部に排出されたマイナスイオン及びプ
ラスイオンは再度送風機により吸引されるので、各部品
周辺のカビ、細菌を殺菌するので効果的にカビや細菌の
発生を防ぐことができる。
【0059】また、本発明にあっては、外部から、空気
調和機内部の細菌を殺菌するための運転指示を受け付け
る。殺菌運転を受け付けた場合、第2の所定時間、前記
送風機及びイオン発生装置を運転、または、送風機、イ
オン発生装置、及び空気を加熱すべく熱交換部を運転す
る。つまり、カビ、細菌を効果的に殺菌する場合、乾燥
状態にあることが好適なことから、暖房運転と共にイオ
ン発生装置を運転するようにしたので、さらに効果的
に、空気調和機内部のカビ、細菌等を効果的に殺菌する
ことが可能となる。
【0060】また、本発明にあっては検出した温度を出
力する温度センサから出力される温度が、所定の閾値以
上である場合は、送風機及びイオン発生装置のみを運転
する。一方、温度が所定の閾値以上でない場合は、前記
送風機及びイオン発生装置に加えて、さらに空気を加熱
すべく前記熱交換部を運転する。つまり、室内温に応じ
て暖房を適宜停止するようにしたので、室内温が高くな
ってユーザに不快感を与えてしまう事態を回避すること
が可能となる。外気温度が高い場合に冷凍サイクルを使
用した空気調和機で暖房運転を行うと、熱交換機が過負
荷となり、信頼性に乏しくなるので、外気温度によって
送風か暖房(加熱)を選択する。
【0061】また、本発明にあっては、ルーバの使用角
度範囲内での最大角度あるいはそれ以上となるようルー
バを制御したので、マイナスイオン及びプラスイオンを
含む空気の排出及び吸入サイクルが短縮でき、より短時
間で空気調和機内のカビ、細菌を殺菌することが可能と
なる。
【0062】また、本発明にあっては、運転停止後に、
イオン発生装置及び送風機を運転し空気調和機内のカ
ビ、細菌等を殺菌する第1運転を実行するか否かの設定
を受け付ける。かかる設定を受け付けている場合は、ユ
ーザが特に意識、操作することなく、第1運転が実行さ
れるので、空気調和機の使用の度に内部の殺菌が行わ
れ、常に空気調和機内部を清潔に保つことが可能とな
る。また、設定により第1運転を設定しないようにして
おけば、第1運転が開始されないので、かかる機能を使
用したくないユーザの要請に応えることが出来る。
【0063】さらに、本発明にあっては、所定の時間の
間、イオン発生装置及び送風機を運転している場合、残
り時間等の情報を、空気調和機または操作器の表示部に
出力するようにしたので、ユーザは、これらの運転があ
とどのぐらいの時間で終了するかを容易に把握すること
が可能となる等、本発明は優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機の断面を示す模式的断面図である。
【図2】空気調和機内部の制御部の構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明に係るイオン発生素子の構成を示す模式
的斜視図である。
【図4】イオン発生素子の平面図である。
【図5】図3のV−V線による断面図である。
【図6】図3のVI−VI線による断面図である。
【図7】第1運転の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】操作器の表示部の表示形態を示す説明図であ
る。
【図9】第1運転の運転または非運転の設定処理の手順
を示すフローチャートである。
【図10】第2運転による処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 イオン発生素子 2 上部誘導体 3 下部誘導体 4 誘電体 5 表面電極 6 内部電極 7 内部電極接点 8 表面電極接点 9 コーティング層 10 上面導通部 11 表面電極用導通部 12 内部電極用導通部 V 電圧印加回路 30 空気調和機 31 熱交換器(熱交換部) 310 圧縮機(熱交換部) 32 送風機 33 フィルタ 34 吸入口 35 排出口 33a 回動軸 33b ルーバ 50 制御部 58 時計部 53 入力部 54 表示部 33M ルーバ駆動モータ 56 通信部 32M 送風機駆動モータ 20 イオン発生装置 50T 温度センサ 40 操作器 48 時計部 46 通信部 44 表示部 43 入力部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年10月31日(2002.10.
31)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】本発明は、空気を加熱または冷却する熱交
換部、該熱交換部により熱交換された空気を外部へ排出
する送風機、及び該送風機の近傍に設けられ、プラスイ
オン及びマイナスイオンを発生するイオン発生装置を備
える空気調和機及び該空気調和機を備える空気調和シス
テムに関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
は、空気を加熱または冷却する熱交換部、該熱交換部に
より熱交換された空気を外部へ排出する送風機、及び該
送風機の近傍に設けられ、プラスイオン及びマイナスイ
オンを発生するイオン発生装置を備える空気調和機にお
いて、運転の停止指示を受け付ける手段と、停止指示を
受け付けた場合に、前記熱交換部を停止すると共に、前
記送風機及びイオン発生装置を第1の所定時間運転する
第1運転手段とを備えることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明に係る空気調和機は、空気を加熱ま
たは冷却する熱交換部、該熱交換部により熱交換された
空気を外部へ排出する送風機、及び、該送風機の近傍に
設けられ、プラスイオン及びマイナスイオンを発生する
イオン発生装置を備える空気調和機において、外部から
受け付けた指示により、第2の所定時間、前記送風機及
びイオン発生装置を運転、または、前記送風機、イオン
発生装置、及び空気を加熱すべく熱交換部を運転する第
2運転手段を備えることを特徴とする。本発明に係る空
気調和機は、空気を加熱または冷却する熱交換部、該熱
交換部により熱交換された空気を室内に排出する送風
機、及び該送風機の近傍に設けられ、プラスイオン及び
マイナスイオンを発生するイオン発生装置を備える空気
調和機において、運転の停止指示を受け付ける手段と、
停止指示を受け付けた場合に、前記熱交換部を停止する
と共に、前記送風機及びイオン発生装置を第1の所定時
間運転する第1運転手段とを備えることを特徴とする
本発明に係る空気調和機は、空気を加熱または冷却する
熱交換部、該熱交換部により熱交換された空気を室内に
排出する送風機、及び、該送風機の近傍に設けられ、プ
ラスイオン及びマイナスイオンを発生するイオン発生装
置を備える空気調和機において、外部から受け付けた指
示により、第2の所定時間、前記送風機及びイオン発生
装置を運転、または、前記送風機、イオン発生装置、及
び空気を加熱すべく熱交換部を運転する第2運転手段を
備えることを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】本発明に係る空気調和機は、前記送風機か
ら排出される空気の方向を規定するルーバと、該ルーバ
の角度を制御するルーバ制御手段とを更に備え、前記ル
ーバ制御手段は、前記第1または第2運転手段による運
転中は、空気の吸入サイクルを短縮できるように前記ル
ーバを制御すべく構成してあることを特徴とする。本発
明に係る空気調和機は、前記送風機から排出される空気
の方向を規定するルーバと、該ルーバの角度を制御する
ルーバ制御手段とを更に備え、前記ルーバ制御手段は、
前記第1または第2運転手段による運転中は、前記ルー
バの使用角度範囲内で最大角度あるいはそれ以上となる
よう制御すべく構成してあることを特徴とする。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を加熱または冷却する熱交換部、該
    熱交換部により熱交換された空気を外部へ排出する送風
    機、及び該送風機の近傍に設けられ、プラスイオン及び
    マイナスイオンを排出するイオン発生装置を備える空気
    調和機において、 運転の停止指示を受け付ける手段と、 停止指示を受け付けた場合に、前記熱交換部を停止する
    と共に、前記送風機及びイオン発生装置を第1の所定時
    間運転する第1運転手段とを備えることを特徴とする空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 空気を加熱または冷却する熱交換部、該
    熱交換部により熱交換された空気を外部へ排出する送風
    機、及び、該送風機の近傍に設けられ、プラスイオン及
    びマイナスイオンを排出するイオン発生装置を備える空
    気調和機において、 外部から受け付けた指示により、第2の所定時間、前記
    送風機及びイオン発生装置を運転、または、前記送風
    機、イオン発生装置、及び空気を加熱すべく熱交換部を
    運転する第2運転手段を備えることを特徴とする空気調
    和機。
  3. 【請求項3】 検出した温度を出力する温度センサを更
    に備え、 前記第2運転手段は、 前記温度センサから出力される温度が、所定の閾値以上
    である場合は、前記送風機及びイオン発生装置のみを運
    転するよう構成してあり、所定の閾値以上でない場合
    は、前記送風機及びイオン発生装置に加えて、さらに空
    気を加熱すべく前記熱交換部を運転するよう構成してあ
    ることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記送風機から排出される空気の方向を
    規定するルーバと、 該ルーバの角度を制御するルーバ制御手段とを更に備
    え、 前記ルーバ制御手段は、 前記第1または第2運転手段による運転中は、前記ルー
    バの使用角度範囲内での最大角度あるいはそれ以上とな
    るよう制御すべく構成してあることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記第1運転手段による運転または非運
    転の設定を受け付ける手段を更に備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 運転の状態を示す表示部と、 前記第1または第2運転手段による運転中に、前記第1
    または第2の所定時間に関する情報を前記表示部へ出力
    する手段とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の空気
    調和機、及び該空気調和機に対して制御信号を出力する
    操作器を備える空気調和システムであって、 前記操作器は、 前記空気調和機の運転指示の状態を示す表示部と、 前記空気調和機が前記第1または第2運転手段による運
    転を行っている場合、前記第1または第2の所定時間に
    関する情報を前記表示部へ出力する手段とを備えること
    を特徴とする空気調和システム。
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