JP2003083466A - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JP2003083466A
JP2003083466A JP2001274467A JP2001274467A JP2003083466A JP 2003083466 A JP2003083466 A JP 2003083466A JP 2001274467 A JP2001274467 A JP 2001274467A JP 2001274467 A JP2001274467 A JP 2001274467A JP 2003083466 A JP2003083466 A JP 2003083466A
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保 平子
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宏 籠橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開状態におけるピストンの停止位置を当接で
決定することにより流量調整が行われるものであって、
かかる流量調整を遠隔制御で且つ精度良く行うことがで
きる流量制御弁を提供すること。 【解決手段】 閉状態にある場合は、復帰ばね20,2
1の付勢力がピストン22に作用することにより、ダイ
アフラム24が弁座54と密接している。ここで、パイ
ロット室55の内部に圧縮空気を供給すると、ピストン
22が移動するので、ダイアフラム24が弁座54から
離間する。その後、ピストン22がナット19に突き当
たることにより、ダイアフラム24が停止し、ダイアフ
ラム24と弁座54との隙間が固定されて、開状態にな
る。もっとも、サーボモータ11などをもって、ナット
19を任意の位置にまで移動させることができるので、
ナット19にピストン22が突き当たる位置を変更させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮空気の圧力が
ばねの付勢力に抗することにより開状態へ移行・開状態
を維持する流量制御弁であって、特に、半導体製造装置
で使用されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流量制御弁の一つとして、例え
ば、特開平7−253170号公報に記載された流量制
御弁がある。図4に、かかる流量制御弁100の断面図
を示す。流量制御弁100は、入力ポート121と出力
ポート122とが左右に形成されたアンダーボディ12
0を有し、その上方に第1操作ポート131が形成され
た中間ボディ130が固設され、その上方に、第2操作
ポート141が形成され調整ネジ142が装着されたア
ッパーボディ140が固設されて全体の外形をなしてい
る。
【0003】アンダーボディ120には、図中右方の入
力ポート121と図中左方の出力ポート122との他、
中央に円環形状の弁座101が形成されている。弁座1
01の内部Aは入力ポート121と連通し、弁座101
の外部Bは出力ポート122と連通している。弁体10
2が弁座101に当接することにより入力ポート121
と出力ポート122とが遮断され、弁体102が弁座1
01から離間することにより両ポート121、122が
連通される。
【0004】中間ボディ130は、アンダーボディ12
0の中央部上方に固設される概略円筒形状の部材であ
る。中間ボディ130には、第1操作ポート131が形
成されている他、内部に小径シリンダ132と大径シリ
ンダ133とが形成されている。中間ボディ130の内
部には、略円柱形状のピストン150が上下方向に摺動
可能に嵌持されている。ピストン150は、中央の大径
部分151と、その下方の下小径部分152と、大径部
分151の上方の上小径部分153とを有している。大
径部分151は中間ボディ130の大径シリンダ133
に、下小径部分152は小径シリンダ132に、それぞ
れ気密に嵌合されている。そして、大径部分151の下
面154と中間ボディ130とにより第1操作室134
が区画される。第1操作室134には、中間ボディ13
0の第1操作ポート131が開成されており、第1操作
ポート131を通じて第1操作室134に空気圧を印加
し又は開放することができる。第1操作室134に空気
圧が印加されると、ピストン150は上方に押圧され
る。
【0005】ピストン150の下小径部分152の下端
には、弁体102が取り付けられている。弁体102の
周囲はダイアフラム156となっておりその周縁はアン
ダーボディ120と中間ボディ130とに挟持される。
弁体102は、ピストン150の上下動に伴って移動
し、アンダーボディ120の弁座101に離間又は当接
する。弁体102が弁座101に当接すると入力ポート
121と出力ポート122とが遮断され、弁体102が
弁座101から離間すると両ポート121、122が連
通される。
【0006】アッパーボディ140は、中間ボディ13
0の上方に固設される概略円筒形状の部材である。アッ
パーボディ140には、第2操作ポート141が形成さ
れている他、中央に孔143が貫通して形成されてい
る。ピストン150の上小径部分153が、アッパーボ
ディ140の孔143に嵌合される。大径部分151の
上面155と中間ボディ130とアッパーボディ140
とにより第2操作室144が区画される。第2操作室1
44には、アッパーボディ140の第2操作ポート14
1が開成されており、第2操作ポート141を通じて第
2操作室144に空気圧を印加し又は開放することがで
きる。第2操作室144に空気圧が印加されると、ピス
トン150は下方に押圧される。また、アッパーボディ
140には、バネ溝145が形成されており、ピストン
150の上面155とバネ溝145との間には復帰バネ
146が挟持されている。復帰バネ146はピストン1
50を下方に付勢している。
【0007】アッパーボディ140の孔143の上半分
にはネジ溝が切られている。この部分に調整ネジ142
が装着される。調整ネジ142は、その下端147によ
りピストン150の上方向への動きを規制するものであ
る。調整ネジ142を回してその下端147の高さを変
化させると、ピストン150の停止位置も変化し、開弁
時における弁体102と弁座101との間隔を調節する
ことができる。尚、調整ネジ142が不用意に動かない
ように、ロックナット148で固定することができる。
【0008】次に、前記構成を有する流量制御弁100
の作用を説明する。流量制御弁100は、第1操作ポー
ト131又は第2操作ポート141に、空気圧を印加す
ることにより操作される。この空気圧の供給手段は、圧
縮空気ボンベや空気圧ポンプその他何でもよい。まず、
第1操作ポート131及び第2操作ポート141のいず
れにも空気圧を印加しない状態について考察する。この
状態ではピストン150は、復帰バネ146による付勢
力のみを受ける。従ってピストン150は、下端に取り
付けられた弁体102が弁座101に当接するまで下方
に移動した状態となっている。この状態では、弁座10
1と弁体102とが接触することにより、入力ポート1
21と出力ポート122との連通が遮断され、流量制御
弁100は閉となっている。
【0009】第1操作ポート131に空気圧を印加する
と、流量制御弁100の第1操作室134が高圧とな
る。このためピストン150は、上方に押圧され復帰バ
ネ146の付勢力に抗して、上端が調整ネジ142の下
端147に当接するまで移動して停止する。このため弁
体102もピストン150と共に上方に移動し、弁座1
01と弁体102との間に隙間が開成され、入力ポート
121と出力ポート122とが連通し、流量制御弁10
0は開となる。この状態において、調整ネジ142を操
作して下端147の位置を変更すると、ピストン150
の停止位置が変更され、流量制御弁100の開状態にお
ける弁座101と弁体102との間の隙間を調整して流
量調整を行うことができる。
【0010】第1操作ポート131への空気圧の供給を
停止し、第1操作室134の圧力を開放すると、流量制
御弁100は復帰バネ146の付勢力により再び閉状態
となる。このとき、第2操作ポート141に空気圧を印
加すると第2操作室144が高圧となる。この圧力が復
帰バネ146の付勢力を助勢してピストン150を下方
に押圧するので、閉弁動作が更に確実となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
流量制御弁100の流量調整は、調整ネジ142を手動
で回動操作して、ピストン150の上端が当接する調整
ネジ142の下端147の位置を変更し、開状態におけ
るピストン150の停止位置を変更することにより行わ
れるので、遠隔制御で且つ精度良く行うことができなか
った。特に、半導体製造装置においては、遠隔制御で且
つ精度良く行う流量制御が求められるため、図4の流量
制御弁100を半導体製造装置に使用できないという問
題点があった。
【0012】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、開状態におけるピスト
ンの停止位置を当接で決定することにより流量調整が行
われるものであって、かかる流量調整を遠隔制御で且つ
精度良く行うことができる流量制御弁を提供することを
第1の課題とする。
【0013】また、図5は、図4の流量制御弁100の
第1操作ポート131に対し、ノーマルクローズの吸気
比例弁161及びノーマルクローズの排気比例弁162
をコントロール基板163で制御する電空レギュレータ
部160を取り付けたものを示しているが、この点、図
5の流量制御弁100では、電空レギュレータ部160
を介して、第1操作ポート131に空気圧を印加・開放
することにより、開状態・閉状態へ移行させていた。従
って、ノーマルクローズの吸気比例弁161を開けると
ともにノーマルクローズの排気比例弁162を閉じれ
ば、第1操作室134に空気圧が供給・印加されるの
で、開状態への移行・維持がなされることになる。しか
しながら、このとき、非通電時になると、ノーマルクロ
ーズの吸気比例弁161とノーマルクローズの排気比例
弁162のいずれも閉じ、第1操作室134の空気圧が
保持され、状態によっては、又は、場合によっては、開
状態の維持がなされるので、制御流体の流出が継続する
という問題点があった。特に、非通電時に制御流体の流
出が継続するとなると、半導体製造装置においては、厳
密な流量制御が求められるため、図5の流量制御弁10
0を半導体製造装置に使用できないという問題点があっ
た。
【0014】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、圧縮空気の圧力がばね
の付勢力に抗することにより流量調整が行われるもので
あって、非通電時における制御流体の流出を防止するこ
とができる流量制御弁を提供することを第2の課題とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の課題を解決するた
めに成された請求項1に係る発明は、ピストンの先端に
設けられた弁体がばねの付勢力により弁座に密接して閉
状態となる一方、パイロット室内に供給した圧縮空気の
圧力でピストンを移動させることにより、前記弁体が前
記弁座から離間し、さらに、前記ピストンが当接部材に
突き当たることで開状態になり、前記開状態における前
記弁体の停止位置が決定される流量制御弁において、前
記当接部材を前進・後退の直進動作で任意の位置にまで
移動させるモータ駆動制御機構を設けたこと、を特徴と
している。
【0016】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載する流量制御弁であって、前記パイロット室内に圧
縮空気を供給するための供給回路と前記パイロット室内
から圧縮空気を排出するための排出回路とを設けた電空
レギュレータ部を備えたこと、を特徴としている。ま
た、請求項3に係る発明は、請求項2に記載する流量制
御弁であって、前記電空レギュレータ部の非通電状態が
前記排出回路の連通状態であること、を特徴としてい
る。また、請求項4に係る発明は、請求項2に記載する
流量制御弁であって、前記パイロット室内と外部とを僅
かに連通状態にさせるブリード機構を備え、前記電空レ
ギュレータ部の非通電状態が前記供給回路及び前記排出
回路の遮断状態であっても、前記パイロット室内の圧縮
空気を前記ブリード機構で外部に少しずつ排出するこ
と、を特徴としている。
【0017】また、請求項5に係る発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれか一つに記載する流量制御弁であっ
て、半導体製造装置に使用されること、を特徴としてい
る。
【0018】このような特徴を有する本発明の流量制御
弁では、閉状態にある場合は、ばねの付勢力がピストン
に作用することにより、ピストンの先端に設けられた弁
体が弁座と密接している。ここで、パイロット室内に圧
縮空気を供給すると、圧縮空気の圧力がピストンに作用
し、ばねの付勢力に抗しながらピストンが移動するの
で、ピストンの先端に設けられた弁体が弁座から離間す
る。その後、ピストンが当接部材に突き当たることによ
り、ピストンの先端に設けられた弁体が停止し、ピスト
ンに設けられた弁体と弁座との隙間が固定されて、開状
態になる。
【0019】もっとも、本発明の流量制御弁では、モー
タ駆動制御機構をもって、当接部材を前進・後退の直進
動作で任意の位置にまで移動させることができるので、
当接部材にピストンが突き当たる位置を変更させること
ができ、これにより、ピストンに設けられた弁体と弁座
との隙間を正確に調整することが可能となる。
【0020】すなわち、本発明の流量制御弁において
は、ピストンが当接部材に突き当たって停止すると、ピ
ストンの先端に設けられた弁体も停止して開状態とな
り、ピストンに設けられた弁体と弁座との隙間が固定さ
れるが、この点、当接部材を前進・後退の直進動作で任
意の位置にまで移動させるモータ駆動制御機構により、
ピストンに設けられた弁体と弁座との隙間を正確に調整
して流量制御を行うことができるので、本発明の流量制
御弁は、開状態におけるピストンの停止位置を当接で決
定することにより流量調整が行われるものであって、か
かる流量調整を遠隔制御で且つ精度良く行うことができ
るものである。
【0021】また、本発明の流量制御弁においては、パ
イロット室内に供給された圧縮空気の圧力やばねの付勢
力により開状態・閉状態に移行しており、開状態・閉状
態への移行にモータ駆動制御機構が関与することはない
ので、開状態・閉状態への移行の応答性に優れている。
【0022】また、本発明の流量制御弁においては、モ
ータ駆動制御機構が閉状態への移行に関与せず、ピスト
ンの先端に設けられた弁体が弁座と密接する際に、モー
タ駆動制御機構における直進動作の推進力が伝わること
がないので、モータ駆動制御機構における直進動作の推
進力により、ピストンの先端に設けられた弁体や弁座に
対しダメージが加えられることはない。
【0023】また、本発明の流量制御弁において、電空
レギュレータ部を備えた場合には、パイロット室内に対
する圧縮空気の供給・排出速度を電気制御で自在に可変
することができるので、弁開閉時に発生するオーバーシ
ュートやウォーターハンマーを軽減するための開状態・
閉状態への移行速度の制御を遠隔制御で且つ精度良く行
うことができる。また、開状態・閉状態への移行の応答
性がさらに優れたものとなる。
【0024】また、本発明の流量制御弁において、電空
レギュレータ部を備えた場合であっても、電空レギュレ
ータ部の非通電状態が排出回路の連通状態であれば、非
通電時には、パイロット室内の圧縮空気が排出される状
態が維持され、閉状態への移行・閉状態の維持がなされ
るので、非通電時における制御流体の流出を防止するこ
とができる。
【0025】また、本発明の流量制御弁において、非通
電状態が供給回路及び排出回路の遮断状態である電空レ
ギュレータ部を備えた場合であっても、パイロット室内
と外部とを僅かに連通状態にさせるブリード機構を備え
ていれば、非通電時には、パイロット室内の圧縮空気を
ブリード機構で外部に少しずつ排出される状態が維持さ
れ、閉状態への移行・閉状態の維持がなされるので、非
通電時における制御流体の流出を防止することができ
る。
【0026】また、本発明の流量制御弁が半導体製造装
置に使用される場合には、流量調整を遠隔制御で且つ精
度良く行ったり、厳密な流量制御等が要請されるので、
上述した効果を大きく発揮することができる。また、半
導体製造装置では、制御流体や周囲温度などの温度管理
が重要となるが、この点、本発明の流量制御弁を半導体
製造装置に使用する場合は、モータ駆動制御機構による
流量調整よりも、圧縮空気やばね等による開・閉動作が
頻繁に行われ、発熱を伴うモータ駆動制御機構が行われ
ることは少ないので、モータ駆動制御機構の発熱が及ぼ
す影響を考慮する必要がない。さらに、モータ駆動制御
機構が行われることが少ないことは、モータの寿命が発
熱により短縮されることがないので、本発明の流量制御
弁そのものの寿命に対し、モータ駆動制御機構が悪影響
を及ぼすことはない。
【0027】また、第2の課題を解決するために成され
た請求項6に係る発明は、弁体がばねの付勢力により弁
座に密接して閉状態となる一方、パイロット室内に供給
した圧縮空気の圧力で前記弁体を移動させることによ
り、前記弁体が前記弁座から離間して開状態となる流量
制御弁において、前記パイロット室内に圧縮空気を供給
するための供給回路と前記パイロット室内から圧縮空気
を排出するための排出回路とを設けた電空レギュレータ
部を備え、前記電空レギュレータ部の非通電状態が前記
排出回路の連通状態であること、を特徴としている。
【0028】また、請求項7に係る発明は、弁体がばね
の付勢力により弁座に密接して閉状態となる一方、パイ
ロット室内に供給した圧縮空気の圧力で前記弁体を移動
させることにより、前記弁体が前記弁座から離間して開
状態となる流量制御弁において、前記パイロット室内に
圧縮空気を供給するための供給回路と前記パイロット室
内から圧縮空気を排出するための排出回路とを設けた電
空レギュレータ部と、前記パイロット室内と外部とを僅
かに連通状態にさせるブリード機構と、を備え、前記電
空レギュレータ部の非通電状態が前記供給回路及び前記
排出回路の遮断状態であっても、前記パイロット室内の
圧縮空気を前記ブリード機構で外部に少しずつ排出する
こと、を特徴としている。
【0029】また、請求項8に係る発明は、請求項6又
は請求項7に記載する流量制御弁であって、半導体製造
装置に使用されること、を特徴としている。
【0030】すなわち、本発明の流量制御弁は、閉状態
にある場合は、ばねの付勢力により、弁体が弁座と密接
し、ここで、パイロット室内に圧縮空気を供給すると、
圧縮空気の圧力がばねの付勢力に抗するので、弁体が弁
座から離間して、開状態になるものであるが、この点、
電空レギュレータ部の非通電状態が排出回路の連通状態
であれば、非通電時には、パイロット室内の圧縮空気が
排出される状態が維持され、閉状態への移行・閉状態の
維持がなされるので、非通電時における制御流体の流出
を防止することができる。
【0031】また、本発明の流量制御弁は、閉状態にあ
る場合は、ばねの付勢力により、弁体が弁座と密接し、
ここで、パイロット室内に圧縮空気を供給すると、圧縮
空気の圧力がばねの付勢力に抗するので、弁体が弁座か
ら離間して、開状態になるものであるが、この点、パイ
ロット室内と外部とを僅かに連通状態にさせるブリード
機構を備えていれば、非通電時には、パイロット室内の
圧縮空気をブリード機構で外部に少しずつ排出される状
態が維持され、弁座が弁体に密接した状態への移行・閉
状態の維持がなされるので、非通電時における制御流体
の流出を防止することができる。
【0032】また、本発明の流量制御弁が半導体製造装
置に使用される場合には、厳密な流量制御等が要請され
るので、上述した効果を大きく発揮することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。図1に、第1実施の形態の流量
制御弁1Aの断面図を示す。図1に示すように、第1実
施の形態の流量制御弁1Aは、入力ポート51と出力ポ
ート52とが左右に形成されたアンダーボディ27を有
し、アンダーボディ27の上方には、操作ポート53が
形成されたシリンダ23が固設され、さらに、シリンダ
23の上方には、カバー12が装着されたハウジング1
4が固設されることによって、全体の外形をなしてい
る。
【0034】そして、アンダーボディ27には、図中左
方の入力ポート51と図中右方の出力ポート52との
他、中央に円環形状の弁座54が形成されている。この
点、弁座54の内部AAは入力ポート51と連通し、弁
座54の外部BBは出力ポート52と連通している。従
って、ダイアフラム24(「弁体」に相当するもの)が
弁座54に密着することにより、入力ポート51と出力
ポート52とが遮断され、ダイアフラム24が弁座54
から離間することにより、入力ポート51と出力ポート
52とが連通される。尚、入力ポート51と出力ポート
52には、ナット25とスリーブ26がそれぞれ設けら
れており、配管の接続が便宜になっている。また、アン
ダーボディ27の下部には、取付板28が設けられてい
る。
【0035】また、シリンダ23は、アンダーボディ2
7の中央部上方に固設される概略円筒形状の部材であ
る。シリンダ23には、操作ポート53が形成されてい
る他、シリンダ23の内部には、略円柱形状のピストン
22が上下方向に摺動可能に且つ気密に嵌装されてい
る。従って、ピストン22の下面とシリンダ23の内面
により、パイロット室55が区画される。そして、パイ
ロット室55には、シリンダ23に形成された操作ポー
ト53が連通しているので、操作ポート53を通じてパ
イロット室55に圧縮空気を供給し又は排出することが
できる。パイロット室55に圧縮空気を供給されると、
ピストン22は上方に押圧される。
【0036】さらに、ピストン22の下小径部分の下端
には、ダイアフラム24が取り付けられている。そし
て、ダイアフラム24の周縁は、アンダーボディ27と
シリンダ23とに挟持される。従って、ダイアフラム2
4は、ピストン22の上下動に伴って移動し、アンダー
ボディ27の弁座54に離間又は密着する。即ち、ダイ
アフラム24が弁座54に密着すると、入力ポート51
と出力ポート52とが遮断され、ダイアフラム24が弁
座54から離間すると、入力ポート51と出力ポート5
2とが連通される。
【0037】また、ハウジング14は、シリンダ23の
上方に固設される概略円筒形状の部材である。そして、
ハウジング14の内部には、ピストン22を下方に付勢
する復帰ばね20(「ばね」に相当するもの)が装着さ
れている。
【0038】さらに、ハウジング14の内部には、ナッ
ト19(「当接部材」に相当するもの)を螺装した軸1
6がスラストベアリング17,18を介して軸支されて
いる。そして、軸支された軸16は、ピン15を介して
カップリング13に取り付けられ、これにより、ハウジ
ング14の上部に設けられたサーボモータ11で回動す
る軸56と連結されている。従って、サーボモータ11
の回動動作を軸16に伝えることができるので、サーボ
モータ11により、軸16に螺装されたナット19を上
昇・下降の直進動作で任意の位置にまで移動させること
ができる。尚、ナット19とピストン22の間には、復
帰ばね21が装着されており、軸16に対するナット1
9のスラスト方向のガタを防止している。即ち、第1実
施の形態の流量制御弁1Aにおいては、サーボモータ1
1と、軸56、カップリング13、ピン15、スラスト
ベアリング17,18、軸16などから、「モータ駆動
制御機構」が構成されている。
【0039】また、第1実施の形態の流量制御弁1Aに
おいては、シリンダ23に形成された操作ポート53に
対し、電空レギュレータ部31が取り付けられている。
この点、電空レギュレータ部31は、ノーマルクローズ
の吸気比例弁32とノーマルクローズの排気比例弁33
をコントロール基板35を介して制御するものであり、
手動操作のニードル弁34(「ブリード機構」に相当す
るもの)をも備えたものである。具体的に言えば、図2
に示すように、供給通路と排気通路が形成された通路ブ
ロック38に対し、吸気比例弁32と、排気比例弁3
3、ニードル弁34を取り付けたものである。尚、ニー
ドル弁34は、排気比例弁33を介することなく、操作
ポート53を外部と連通することを可能にするものであ
る。もっとも、操作ポート53が外部に連通する程度に
よっては、操作ポート53を介してパイロット室55に
圧縮空気を供給することができなくなるので、排気通路
におけるニードル37をつまみ36で上下させることに
より、操作ポート53が外部に連通する程度が僅かにな
るように調節する。
【0040】次に、前記構成を有する第1実施の形態の
流量制御弁1Aの作用を説明する。第1実施の形態の流
量制御弁1Aは、操作ポート53を介して、電空レギュ
レータ部31でパイロット室55に圧縮空気を供給する
ことにより操作される。まず、操作ポート53に圧縮空
気を供給していない状態について考察する。この状態で
は、電空レギュレータ部31においては、吸気比例弁3
2と排気比例弁33とも閉じられているが、ニードル弁
34を介して、操作ポート53は外部に僅かに連通して
いる。従って、パイロット室55の内部の圧力は外部の
圧力と同じとなり、ピストン22は、復帰ばね20,2
1による付勢力のみを受ける。従って、ピストン22
は、ピストン22の下端に取り付けられたダイアフラム
24が弁座54に密着するまで下方に移動した状態とな
っている。この状態では、ダイアフラム24と弁座54
とが密着することにより、入力ポート51と出力ポート
52との連通が遮断され、第1実施の形態の流量制御弁
1Aは閉状態となっている。
【0041】一方、電空レギュレータ部31において、
吸気比例弁32をオープンにすると、操作ポート53を
介して、パイロット室55の内部に圧縮空気が供給され
て、パイロット室55の内部は高圧となる。このため、
ピストン22は、上方に押圧され復帰ばね20,21の
付勢力に抗して、ピストン22の上端がナット19の下
端に当接するまで移動して停止する。従って、ダイアフ
ラム24もピストン22と共に上方に移動し停止するの
で、ダイアフラム24と弁座54との間に隙間が開成さ
れ、入力ポート51と出力ポート52とが連通し、第1
実施の形態の流量制御弁1Aは開状態となる。
【0042】よって、例えば、この状態において、サー
ボモータ11により、ナット19の位置を変更すると、
ピストン22の停止位置が変更され、第1実施の形態の
流量制御弁1Aの開状態におけるダイアフラム24と弁
座54との間の隙間を調整して流量調整を行うことがで
きる。
【0043】尚、第1実施の形態の流量制御弁1Aが開
状態において、停電などにより電空レギュレータ部31
が非通電の状態になると、吸気比例弁32と排気比例弁
33はクローズされるが、ニードル弁34を介して、パ
イロット室55の内部の圧縮空気が除々に外部に排出さ
れるので、ピストン22の下端に取り付けられたダイア
フラム24も弁座54に密着するまで下方に徐々に移動
し、最終的には、第1実施の形態の流量制御弁1Aは閉
状態となる。
【0044】以上、詳細に説明したように、第1実施の
形態の流量制御弁1Aでは、図1や図2に示すように、
閉状態にある場合は、復帰ばね20,21の付勢力がピ
ストン22に作用することにより、ピストン22の先端
に設けられたダイアフラム24が弁座54と密接してい
る。ここで、パイロット室55の内部に圧縮空気を供給
すると、圧縮空気の圧力がピストン22に作用し、復帰
ばね20,21の付勢力に抗しながらピストン22が移
動するので、ピストン22の先端に設けられたダイアフ
ラム24が弁座54から離間する。その後、ピストン2
2がナット19に突き当たることにより、ピストン22
の先端に設けられたダイアフラム24が停止し、ピスト
ン22の先端に設けられたダイアフラム24と弁座54
との隙間が固定されて、開状態になる。
【0045】もっとも、第1実施の形態の流量制御弁1
Aでは、サーボモータ11などをもって、ナット19を
上昇・下降の直進動作で任意の位置にまで移動させるこ
とができるので、ナット19にピストン22が突き当た
る位置を変更させることができ、これにより、ピストン
22の先端に設けられたダイアフラム24と弁座54と
の隙間を正確に調整することが可能となる。
【0046】すなわち、第1実施の形態の流量制御弁1
Aにおいては、ピストン22がナット19に突き当たっ
て停止すると、ピストン22の先端に設けられたダイア
フラム24も停止して開状態となり、ピストン22の先
端に設けられたダイアフラム24と弁座54との隙間が
固定されるが、この点、ナット19を上昇・下降の直進
動作で任意の位置にまで移動させるサーボモータ11な
どにより、ピストン22の先端に設けられたダイアフラ
ム24と弁座54との隙間を正確に調整して流量制御を
行うことができるので、第1実施の形態の流量制御弁1
Aは、開状態におけるピストン22の停止位置を当接で
決定することにより流量調整が行われるものであって、
かかる流量調整を遠隔制御で且つ精度良く行うことがで
きるものと言うことができる。
【0047】また、第1実施の形態の流量制御弁1Aに
おいては、パイロット室55の内部内に供給された圧縮
空気の圧力や復帰ばね20,21の付勢力により開状態
・閉状態に移行しており、開状態・閉状態への移行にサ
ーボモータ11などが関与することはないので、開状態
・閉状態への移行の応答性に優れている。
【0048】また、第1実施の形態の流量制御弁1Aに
おいては、サーボモータ11などが閉状態への移行に関
与せず、ピストン22の先端に設けられたダイアフラム
24が弁座54と密接する際に、サーボモータ11など
による軸16やナット19の直進動作の推進力が伝わる
ことがないので、サーボモータ11などによる軸16や
ナット19の直進動作の推進力により、ピストン22の
先端に設けられたダイアフラム24や弁座54に対しダ
メージが加えられることはない。
【0049】また、第1実施の形態の流量制御弁1Aに
おいては、電空レギュレータ部31を備えており、パイ
ロット室55の内部に対する圧縮空気の供給・排出速度
を電気制御で自在に可変することができるので、弁開閉
時に発生するオーバーシュートやウォーターハンマーを
軽減するための開状態・閉状態への移行速度の制御を遠
隔制御で且つ精度良く行うことができる。また、開状態
・閉状態への移行の応答性がさらに優れたものとなる。
【0050】また、第1実施の形態の流量制御弁1Aに
おいては、ノーマルクローズの吸気比例弁32とノーマ
ルクローズの排気比例弁33をコントロール基板35を
介して制御する電空レギュレータ部31を備えており、
電空レギュレータ部31の非通電状態が供給回路及び排
出回路の遮断状態であるが、操作ポート53を介して、
パイロット室55の内部と外部とを僅かに連通状態にさ
せるニードル弁34を備えており、非通電時には、パイ
ロット室55の内部の圧縮空気をニードル弁34で外部
に少しずつ排出される状態が維持され、閉状態への移行
・閉状態の維持がなされるので、非通電時における制御
流体の流出を防止することができる。
【0051】また、第1実施の形態の流量制御弁1Aが
半導体製造装置に使用される場合には、流量調整を遠隔
制御で且つ精度良く行ったり、厳密な流量制御等が要請
されるので、上述した効果を大きく発揮することができ
る。また、半導体製造装置では、制御流体や周囲温度な
どの温度管理が重要となるが、この点、第1実施の形態
の流量制御弁1Aを半導体製造装置に使用する場合は、
サーボモータ11などによる流量調整よりも、圧縮空気
や復帰ばね20,21等による開・閉動作が頻繁に行わ
れ、発熱を伴うサーボモータ11などが作動することは
少ないので、サーボモータ11などの発熱が及ぼす影響
を考慮する必要がない。さらに、サーボモータ11など
が行われることが少ないことは、サーボモータ11の寿
命が発熱により短縮されることがないので、第1実施の
形態の流量制御弁1Aそのものの寿命に対し、サーボモ
ータ11が悪影響を及ぼすことはない。
【0052】また、第1実施の形態の流量制御弁1A
は、閉状態にある場合は、復帰ばね20の付勢力によ
り、ダイアフラム24が弁座54と密接し、ここで、パ
イロット室55の内部に圧縮空気を供給すると、圧縮空
気の圧力が復帰ばね20の付勢力に抗するので、ダイア
フラム24が弁座54から離間して、開状態になるもの
である。この点、ノーマルクローズの吸気比例弁32と
ノーマルクローズの排気比例弁33をコントロール基板
35を介して制御する電空レギュレータ部31を備えて
おり、電空レギュレータ部31の非通電状態が供給回路
及び排出回路の遮断状態であるが、操作ポート53を介
して、パイロット室55の内部と外部とを僅かに連通状
態にさせるニードル弁34を備えており、非通電時に
は、パイロット室55の内部の圧縮空気をニードル弁3
4で外部に少しずつ排出される状態が維持され、閉状態
への移行・閉状態の維持がなされるので、非通電時にお
ける制御流体の流出を防止することができる。
【0053】また、第1実施の形態の流量制御弁1Aが
半導体製造装置に使用される場合には、厳密な流量制御
等が要請されるので、上述した効果を大きく発揮するこ
とができる。
【0054】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、第1実施の形態の流量制御弁1A
においては、ニードル弁34を電空レギュレータ部31
に設けていたが、シリンダ23に直接に設けることによ
り、パイロット室55の内部の圧縮空気を外部に少しず
つ排出される状態を維持させてもよい。また、第1実施
の形態の流量制御弁1Aにおいては、「ブリード機構」
として、ニードル弁34を使用していたが、オリフィス
などを使用してもよい。
【0055】また、第1実施の形態の流量制御弁1Aに
おいては、パイロット室55の内部と外部とを僅かに連
通状態にさせるニードル弁34を電空レギュレータ部3
1に備えることにより、非通電時における制御流体の流
出を防止していたが、図3の第2実施の形態の流量制御
弁1Bのように、ノーマルクローズの吸気比例弁42
と、ノーマルクローズの排気比例弁43、ノーマルオー
プンの排気比例弁44をコントロール基板45を介して
制御する電空レギュレータ部41を備えれば、非通電時
には、パイロット室55の内部の圧縮空気が排出される
状態が維持され、閉状態への移行・閉状態の維持がなさ
れるので、非通電時における制御流体の流出を防止する
ことができる。
【0056】従って、第2実施の形態の流量制御弁1B
は、閉状態にある場合は、復帰ばね20の付勢力によ
り、ダイアフラム24が弁座54と密接し、ここで、パ
イロット室55の内部に圧縮空気を供給すると、圧縮空
気の圧力が復帰ばね20の付勢力に抗するので、ダイア
フラム24が弁座54から離間して、開状態になるもの
である。この点、ノーマルクローズの吸気比例弁42
と、ノーマルクローズの排気比例弁43、ノーマルオー
プンの排気比例弁44をコントロール基板45を介して
制御する電空レギュレータ部41を備えれており、非通
電時には、パイロット室55の内部の圧縮空気が排出さ
れる状態が維持され、閉状態への移行・閉状態の維持が
なされるので、非通電時における制御流体の流出を防止
することができる。
【0057】
【発明の効果】本発明の流量制御弁においては、ピスト
ンが当接部材に突き当たって停止すると、ピストンの先
端に設けられた弁体も停止して開状態となり、ピストン
に設けられた弁体と弁座との隙間が固定されるが、この
点、当接部材を前進・後退の直進動作で任意の位置にま
で移動させるモータ駆動制御機構により、ピストンに設
けられた弁体と弁座との隙間を正確に調整して流量制御
を行うことができるので、本発明の流量制御弁は、開状
態におけるピストンの停止位置を当接で決定することに
より流量調整が行われるものであって、かかる流量調整
を遠隔制御で且つ精度良く行うことができるものであ
る。
【0058】また、本発明の流量制御弁は、閉状態にあ
る場合は、ばねの付勢力により、弁体が弁座と密接し、
ここで、パイロット室内に圧縮空気を供給すると、圧縮
空気の圧力がばねの付勢力に抗するので、弁体が弁座か
ら離間して、開状態になるものであるが、この点、電空
レギュレータ部の非通電状態が排出回路の連通状態であ
れば、非通電時には、パイロット室内の圧縮空気が排出
される状態が維持され、閉状態への移行・閉状態の維持
がなされるので、非通電時における制御流体の流出を防
止することができる。
【0059】また、本発明の流量制御弁は、閉状態にあ
る場合は、ばねの付勢力により、弁体が弁座と密接し、
ここで、パイロット室内に圧縮空気を供給すると、圧縮
空気の圧力がばねの付勢力に抗するので、弁体が弁座か
ら離間して、開状態になるものであるが、この点、パイ
ロット室内と外部とを僅かに連通状態にさせるブリード
機構を備えていれば、非通電時には、パイロット室内の
圧縮空気をブリード機構で外部に少しずつ排出される状
態が維持され、弁座が弁体に密接した状態への移行・閉
状態の維持がなされるので、非通電時における制御流体
の流出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態の流量制御弁の断面図を示す。
【図2】第1実施の形態の流量制御弁の断面図を示す。
【図3】第2実施の形態の流量制御弁の断面図を示す。
【図4】従来技術の流量制御弁の一例の断面図を示す。
【図5】従来技術の流量制御弁の一例の断面図を示す。
【符号の説明】
1A,1B 流量制御弁 11 モータ 13 カップリング 16 軸 19 ナット 20,21 復帰ばね 22 ピストン 24 ダイアフラム 31,41 電空レギュレータ部 34 ブリード機構 54 弁座 55 パイロット室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 籠橋 宏 愛知県春日井市堀ノ内町850番地 シーケ ーディ株式会社春日井事業所内 (72)発明者 菅田 和広 愛知県春日井市堀ノ内町850番地 シーケ ーディ株式会社春日井事業所内 Fターム(参考) 3H056 AA02 AA07 BB09 BB24 BB32 CA02 CA07 CA08 CB03 CC05 CC12 DD08 DD09 EE01 3H062 AA02 AA15 BB04 CC01 CC15 DD01 5H307 AA20 BB01 DD01 DD02 EE04 EE06 EE19 GG01 HH15 KK03 LL07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンの先端に設けられた弁体がばね
    の付勢力により弁座に密接して閉状態となる一方、パイ
    ロット室内に供給した圧縮空気の圧力でピストンを移動
    させることにより、前記弁体が前記弁座から離間し、さ
    らに、前記ピストンが当接部材に突き当たることで開状
    態になり、前記開状態における前記弁体の停止位置が決
    定される流量制御弁において、 前記当接部材を前進・後退の直進動作で任意の位置にま
    で移動させるモータ駆動制御機構を設けたこと、を特徴
    とする流量制御弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する流量制御弁であっ
    て、 前記パイロット室内に圧縮空気を供給するための供給回
    路と前記パイロット室内から圧縮空気を排出するための
    排出回路とを設けた電空レギュレータ部を備えたこと、
    を特徴とする流量制御弁。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載する流量制御弁であっ
    て、 前記電空レギュレータ部の非通電状態が前記排出回路の
    連通状態であること、を特徴とする流量制御弁。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載する流量制御弁であっ
    て、 前記パイロット室内と外部とを僅かに連通状態にさせる
    ブリード機構を備え、前記電空レギュレータ部の非通電
    状態が前記供給回路及び前記排出回路の遮断状態であっ
    ても、前記パイロット室内の圧縮空気を前記ブリード機
    構で外部に少しずつ排出すること、を特徴とする流量制
    御弁。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに
    記載する流量制御弁であって、 半導体製造装置に使用されること、を特徴とする流量制
    御弁。
  6. 【請求項6】 弁体がばねの付勢力により弁座に密接し
    て閉状態となる一方、パイロット室内に供給した圧縮空
    気の圧力で前記弁体を移動させることにより、前記弁体
    が前記弁座から離間して開状態となる流量制御弁におい
    て、 前記パイロット室内に圧縮空気を供給するための供給回
    路と前記パイロット室内から圧縮空気を排出するための
    排出回路とを設けた電空レギュレータ部を備え、 前記電空レギュレータ部の非通電状態が前記排出回路の
    連通状態であること、を特徴とする流量制御弁。
  7. 【請求項7】 弁体がばねの付勢力により弁座に密接し
    て閉状態となる一方、パイロット室内に供給した圧縮空
    気の圧力で前記弁体を移動させることにより、前記弁体
    が前記弁座から離間して開状態となる流量制御弁におい
    て、 前記パイロット室内に圧縮空気を供給するための供給回
    路と前記パイロット室内から圧縮空気を排出するための
    排出回路とを設けた電空レギュレータ部と、 前記パイロット室内と外部とを僅かに連通状態にさせる
    ブリード機構と、を備え、 前記電空レギュレータ部の非通電状態が前記供給回路及
    び前記排出回路の遮断状態であっても、前記パイロット
    室内の圧縮空気を前記ブリード機構で外部に少しずつ排
    出すること、を特徴とする流量制御弁。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7に記載する流量制
    御弁であって、 半導体製造装置に使用されること、を特徴とする流量制
    御弁。
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