JP2003083439A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JP2003083439A
JP2003083439A JP2001276091A JP2001276091A JP2003083439A JP 2003083439 A JP2003083439 A JP 2003083439A JP 2001276091 A JP2001276091 A JP 2001276091A JP 2001276091 A JP2001276091 A JP 2001276091A JP 2003083439 A JP2003083439 A JP 2003083439A
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friction element
side friction
engagement
pressure
oil
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Application number
JP2001276091A
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English (en)
Inventor
Kenji Sawa
研司 澤
Keiichiro Sueshige
惠一郎 末繁
Tatsutoshi Mizobe
龍利 溝部
Junichi Doi
淳一 土井
Masaru Nakagishi
優 仲岸
Shinya Kamata
真也 鎌田
Yasunari Nakayama
康成 中山
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦要素の掛け替えを伴うダウンシフト変速
における解放側摩擦要素の耐久性の向上を図ることを課
題とする。 【解決手段】 コントロールユニット300は、摩擦要
素の解放と他の摩擦要素の締結とを伴うダウンシフト変
速において、解放側摩擦要素をタービン回転が上昇する
ようにスリップ状態に移行させ、タービン回転が所定値
より大きくなってから締結側摩擦要素への供給油圧が所
定値より大きくなるまでは解放側摩擦要素の締結力を上
記タービン回転の上昇を抑制するように増大させ、その
後、解放側摩擦要素を解放状態に移行させると共に、解
放側摩擦要素の締結力を増大させる期間が所定の目標値
に近づくように締結側摩擦要素への供給油圧を学習補正
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
る自動変速機の制御装置、特に、摩擦要素の解放と他の
摩擦要素の締結とを伴うダウンシフト変速が行われる自
動変速機の制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車に搭載される自動変速機
は、トルクコンバータと変速歯車機構とを組み合わせ、
該変速歯車機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキ等
の複数の摩擦要素の選択的作動により切り換えて、所定
の変速段に自動的に変速するように構成したものであ
る。目標変速段は、車速やエンジン負荷(例えばスロッ
トル開度で代表される)をパラメータとして予め設定さ
れた変速特性に従って求められ、該目標変速段が実現す
るように各摩擦要素に対する供給油圧がデューティソレ
ノイドバルブ等により制御される。
【0003】特開平11−108173号公報は、2つ
の摩擦要素の一方を解放し他方を締結するいわゆる摩擦
要素の掛け替えを伴うダウンシフト変速について言及す
る。このような変速の場合、通常、まず解放側摩擦要素
の締結力を低減させて、該摩擦要素をスリップ状態に移
行させ、これによりトルクコンバータの出力回転である
タービン回転を変速終了時の回転に向けて上昇させる。
一方、締結側摩擦要素に対する締結用油圧は所定の棚圧
まで上昇させておき、該摩擦要素をトルク伝達が行われ
る直前の状態にまでストロークさせておく。
【0004】タービン回転が変速終了時のタービン回転
に所定の範囲で近づいたとき、締結側摩擦要素に対する
供給油圧を完全締結に向けて上昇させる。そして、該供
給油圧が所定圧(締結側摩擦要素がトルク伝達可能とな
る圧)まで上昇したタイミングで解放側摩擦要素をスリ
ップ状態から完全解放状態に移行させる。このように制
御することにより、両摩擦要素が締結状態となってイン
ターロックが発生したり、逆に両摩擦要素が解放状態と
なってエンジンが吹き上がったりすることが抑制され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、解放側摩擦
要素は、変速中の大部分の期間をスリップ状態で過ごす
ことになり、発熱等、その耐久性が懸念される。そのう
ち、変速開始からタービン回転が変速終了時のタービン
回転に所定の範囲で近づくまでの期間中は、解放側摩擦
要素は、タービン回転をそのように上昇させるために必
要な動作としてスリップ状態とされるから、これは避け
ようがない。
【0006】また、タービン回転が変速終了時のタービ
ン回転に所定の範囲で近づいた後においても、締結側摩
擦要素への供給油圧が所定圧まで上昇するまでの期間中
は、解放側摩擦要素は、締結側摩擦要素への供給油圧の
上昇を待って該摩擦要素との良好な掛け替えのタイミン
グを図るために必要な動作としてスリップ状態に維持さ
れるから、これも免れようがない。
【0007】しかし、特に、後者の期間中は、タービン
回転を変速終了時のタービン回転の近傍に保つためにタ
ービン回転の上昇を抑制する必要があり、そのために、
解放側摩擦要素の締結力が増大される。その結果、この
締結力の増大期間中は、発熱量が大きくなり、解放側摩
擦要素の耐久性の問題がより顕著化する。とりわけ、エ
ンジンの出力トルクが大きい場合は一層問題が増幅す
る。
【0008】そこで、本発明は、摩擦要素の掛け替えを
伴うダウンシフト変速における解放側摩擦要素の耐久性
の向上を図ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の請求項
1に記載の発明は、トルクコンバータと、変速歯車機構
と、該変速歯車機構の動力伝達経路を切り換える複数の
摩擦要素とを有する自動変速機の制御装置であって、摩
擦要素の解放と他の摩擦要素の締結とを伴うダウンシフ
ト変速において、解放側摩擦要素をトルクコンバータの
出力回転が上昇するようにスリップ状態に移行させ、上
記出力回転が所定値より大きくなってから締結側摩擦要
素への供給油圧が所定値より大きくなるまでは解放側摩
擦要素の締結力を上記出力回転の上昇を抑制するように
増大させ、その後、解放側摩擦要素を解放状態に移行さ
せる解放側摩擦要素制御手段と、上記解放側摩擦要素の
締結力を増大させる期間の長さに関連する値が所定の目
標値に近づくように締結側摩擦要素への供給油圧を学習
補正する学習補正手段と、該学習補正の結果に応じて締
結側摩擦要素への供給油圧を制御する締結側摩擦要素制
御手段とが備えられていることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、前述したように、変速
後期において、タービン回転の上昇を抑制して、タービ
ン回転を変速終了時のタービン回転の近傍に保つため
に、解放側摩擦要素の締結力が増大される。そして、そ
のような解放側摩擦要素の締結力を増大させる期間の長
さの関連値が所定の目標値に近づくように締結側摩擦要
素への供給油圧を学習補正するから、固体差や経年変化
の影響を受けずに、いずれの自動変速機においても、上
記増大期間を可及的に短くし、たとえ出力トルクの大き
いエンジンであっても、解放側摩擦要素の耐久性の問題
を低減することが可能となる。
【0011】この場合、前述したように、例えば、締結
側摩擦要素への供給油圧をタービン回転が所定値より大
きくなった時点で締結に向けて上昇させる制御を行なう
ときは、該締結側摩擦要素への供給油圧が所定値(締結
側摩擦要素がトルク伝達可能となる圧)より大きくなる
までには時間を要するから、上記増大期間の長さをゼロ
にすることは困難である。つまり、上記増大期間の目標
値はある程度の長さを有するのが通常である。しかも、
該期間の長さをあまり短くし過ぎると、今度は締結側摩
擦要素の締結が急となってショックが発生する。よっ
て、そのような締結側摩擦要素の締結ショックの問題と
解放側摩擦要素の耐久性の問題とのバランスを考慮して
増大期間の目標値は設定される。
【0012】学習補正の対象となる締結側摩擦要素への
供給油圧としては、例えば、前述したように、変速初期
において締結側摩擦要素をトルク伝達が行われる直前の
状態にまでストロークさせるための棚圧等が挙げられ
る。
【0013】増大期間の長さの関連値としては、例えば
該増大期間そのもの(タービン回転が所定値より大きく
なってから締結側摩擦要素への供給油圧が所定値より大
きくなるまでの期間)や、該期間を含む他の期間、例え
ば変速開始(変速指令の出力時刻)から締結側摩擦要素
への供給油圧が所定値より大きくなるまでの期間等が挙
げられる。
【0014】次に、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明において、締結側摩擦要素への供給油
圧を検出する油圧検出手段が締結側摩擦要素と油圧源と
の間に配置されていると共に、作動油の温度を検出する
油温検出手段と、油温が所定値より低いときは、締結側
摩擦要素への供給油圧の学習補正を禁止する学習補正禁
止手段とが備えられていることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、締結側摩擦要素への供
給油圧の誤学習が防止される。すなわち、油温が低いと
きは、作動油の粘性が増大し、作動油の流れが低下する
から、油圧源(作動油の供給源)に近い油圧検出手段で
油圧が高くなっても、油圧源から遠い締結側摩擦要素で
はまだ油圧(締結側摩擦要素への供給油圧)が低いとい
う現象が生じ得る。このとき油圧検出手段の検出結果は
実際に締結側摩擦要素に作用している供給油圧の現実の
状態を正しく反映していない。そこで、油温が低いとき
は、締結側摩擦要素への供給油圧の学習補正を禁止し
て、そのような誤った情報に基く誤った学習がなされる
ことを防止するようにしたものである。
【0016】次に、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明において、締結側摩擦要素への供給油
圧を検出する油圧検出手段が締結側摩擦要素と油圧源と
の間に配置されていると共に、作動油の温度を検出する
油温検出手段と、油温が所定値より低いときは、上記油
圧検出手段で検出される締結側摩擦要素への供給油圧を
解放側摩擦要素を解放状態に移行させる時期の判断に使
用することを禁止する使用禁止手段とが備えられている
ことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、解放側摩擦要素の誤っ
た解放動作が防止される。すなわち、油温が低いとき
は、前述したように、油圧検出手段の検出結果が締結側
摩擦要素における実際の供給油圧の状態を正しく反映し
ないという現象が生じ得るから、油温が低いときは、油
圧検出手段で検出される締結側摩擦要素への供給油圧を
解放側摩擦要素を解放状態に移行させる時期の判断材料
に使用することを禁止して、そのような誤った情報に基
く誤った解放動作がなされることを防止するようにした
ものである。
【0018】次に、請求項4に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明において、締結側摩擦要素への供給油
圧を検出する油圧検出手段が締結側摩擦要素と油圧源と
の間に配置されていると共に、作動油の温度を検出する
油温検出手段と、油温が所定値より低いときは、締結側
摩擦要素への供給油圧の学習補正を禁止する学習補正禁
止手段と、同じく油温が所定値より低いときは、上記油
圧検出手段で検出される締結側摩擦要素への供給油圧を
解放側摩擦要素を解放状態に移行させる時期の判断に使
用することを禁止する使用禁止手段とが備えられている
ことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、締結側摩擦要素への供
給油圧の誤学習と、解放側摩擦要素の誤った解放動作と
が同時に防止される。すなわち、油温が低いときは、前
述したように、油圧検出手段の検出結果が締結側摩擦要
素における実際の供給油圧の状態を正しく反映しないと
いう現象が生じ、これを原因として上記の2つの問題が
起こり得るから、該2つの問題を同時に防止して、自動
変速機の信頼性・商品性をより一層高めるようにしたも
のである。
【0020】次に、請求項5に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明において、変速中にエンジンの出力ト
ルクを低減させるトルクダウン手段と、締結側摩擦要素
への供給油圧を検出する油圧検出手段と、該油圧検出手
段の故障を検出する故障検出手段と、該油圧検出手段が
故障のときは、該油圧検出手段で検出される締結側摩擦
要素への供給油圧を解放側摩擦要素を解放状態に移行さ
せる時期の判断に使用することを禁止する使用禁止手段
と、同じく該油圧検出手段が故障のときは、故障でない
ときに比べて、エンジンの出力トルクの低減量を大きく
するトルク低減量増大手段とが備えられていることを特
徴とする。
【0021】この発明によれば、油圧検出手段が故障で
あるときのフェールセーフが提供される。1つは、該油
圧検出手段で検出される締結側摩擦要素への供給油圧を
解放側摩擦要素を解放状態に移行させる時期の判断材料
に使用することを禁止して、そのような誤った情報ある
いは入手できない情報に基く誤ったあるいは信憑性の薄
い解放側摩擦要素の解放動作がなされることを防止して
いる。
【0022】もう1つは、故障でないときに比べて、エ
ンジンの出力トルクの低減量を大きくしている。つま
り、油圧検出手段で検出される締結側摩擦要素への供給
油圧に基く解放側摩擦要素の解放動作が実行できないの
であるから、その代わりに、例えばタイマ等を用いて解
放側摩擦要素の解放動作のタイミングを図ることにな
る。しかし、締結側摩擦要素への供給油圧の上昇、つま
り締結側摩擦要素の締結動作との良好なタイミング取り
が困難であることは免れず、その結果、エンジンが吹き
上がったり、解放側摩擦要素の締結力の増大期間が長引
いたりして、解放側摩擦要素の耐久性が低下する可能性
が大きくなる。そこで、油圧検出手段の故障時は、非故
障時に比べて、エンジンの出力トルクをより大きく低減
し、耐久性の問題が少しでも軽減することを図ったもの
である。以下、実施の形態を通して本発明をさらに詳し
く説明する。
【0023】
【発明の実施の形態】この自動変速機10は、主たる構
成要素として、トルクコンバータ20と、該トルクコン
バータ20の出力により駆動される変速歯車機構として
の2つの遊星歯車機構30,40と、該遊星歯車機構3
0,40の動力伝達経路を切り換える複数の摩擦要素5
1〜55及びワンウェイクラッチ56とを有し、Dレン
ジの1〜4速、Sレンジの1〜3速、Lレンジの1〜2
速、及びRレンジの後退速が実現可能である。
【0024】トルクコンバータ20は、エンジン出力軸
1に連結されたケース21内に固設されたポンプ22
と、該ポンプ22に対向するように配置されて該ポンプ
22により作動油を介して駆動されるタービン23と、
上記ポンプ22とタービン23との間に介設されて変速
機ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持さ
れたステータ25と、上記ケース21とタービン23と
の間に設けられてエンジン出力軸1とタービン23とを
直結するロックアップクラッチ26とを有する。タービ
ン23の回転はタービンシャフト27を介して遊星歯車
機構30,40に出力される。トルクコンバータ20の
反エンジン側には、該トルクコンバータ20のケース2
1を介してエンジン出力軸1により駆動されるオイルポ
ンプ12が配置されている。
【0025】遊星歯車機構30,40は、サンギヤ3
1,41と、該サンギヤ31,41に噛み合う複数のピ
ニオン32…32,42…42と、該ピニオン32…3
2,42…42を支持するピニオンキャリヤ33,43
と、ピニオン32…32,42…42に噛み合うリング
ギヤ34,44とを有する。
【0026】タービンシャフト27と第1遊星歯車機構
30のサンギヤ31との間にフォワードクラッチ51
が、同じくタービンシャフト27と第2遊星歯車機構4
0のサンギヤ41との間にリバースクラッチ52が、同
じくタービンシャフト27と第2遊星歯車機構40のピ
ニオンキャリヤ43との間に3−4クラッチ53がそれ
ぞれ介設されている。2−4ブレーキ54は第2遊星歯
車機構40のサンギヤ41を固定する。第1遊星歯車機
構30のリングギヤ34と第2遊星歯車機構40のピニ
オンキャリヤ43とが連結され、これらと変速機ケース
11との間にローリバースブレーキ55とワンウエイク
ラッチ56とが並列に配置されている。第1遊星歯車機
構30のピニオンキャリヤ33と第2遊星歯車機構40
のリングギヤ44とが連結され、これらに出力ギヤ13
が接続されている。
【0027】出力ギヤ13と中間伝動機構60を構成す
るアイドルシャフト61上の第1中間ギヤ62とが噛み
合い、同じくアイドルシャフト61上の第2中間ギヤ6
3と差動装置70の入力ギヤ71とが噛み合って、上記
出力ギヤ13の回転が差動装置70のデフケース72に
入力され、該差動装置70を介して左右の車軸73,7
4が駆動される。
【0028】2−4ブレーキ54はバンドブレーキで構
成されている。2−4ブレーキ54は締結室と解放室と
を有し、締結室のみに作動圧が供給されているときに締
結され、締結室に作動圧が供給されていないとき、及び
解放室に作動圧が供給されているときには解放される。
その他の摩擦要素51〜53,55は単一の油圧室を有
し、該油圧室に作動圧が供給されているときに締結され
る。
【0029】表1に、各摩擦要素51〜55及びワンウ
ェイクラッチ56の作動状態と変速段との関係を示す。
図2に、変速歯車機構30,40周辺の具体的構成を示
す。図示したように、変速機ケース11にはタービン回
転センサ305が取り付けられている。
【0030】
【表1】
【0031】図3に示すように、この自動変速機10の
油圧制御回路100には、主たる構成要素として、オイ
ルポンプ12の吐出圧を調整して所定のライン圧を生成
するレギュレータバルブ101と、運転者のシフト操作
に連動してレンジを切り換えるマニュアルバルブ102
と、変速時に作動して各摩擦要素51〜55に通じる油
路を切り換えるローリバースバルブ103、バイパスバ
ルブ104、3−4シフトバルブ105及びロックアッ
プコントロールバルブ106と、これらのバルブ103
〜106を作動させるための2つのON−OFFソレノ
イドバルブ(SV)111,112と、第1SV111
からの作動圧の供給先を切り換えるソレノイドリレーバ
ルブ107と、各摩擦要素51〜55の油圧室に供給さ
れる作動圧を制御する3つのデューティソレノイドバル
ブ(DSV)121〜123等が備えられている。
【0032】各ソレノイドバルブ111,112,12
1〜123はいずれも3方弁である。SV111,11
2はONのときに上流側の油路と下流側の油路とを連通
させる。DSV121〜123はデューティ率(1ON
−OFF周期におけるON時間の比率)が0%のときに
全開となって上流側の油路と下流側の油路とを完全に連
通させ、デューティ率が100%のときに上流側の油路
を遮断して下流側の油路をドレインさせ、その間のデュ
ーティ率では上流側の油圧を元圧として該デューティ率
に応じた値に調整した油圧を下流側に供給する。
【0033】レギュレータバルブ101で生成されたラ
イン圧はメインライン200を経由してマニュアルバル
ブ102及び3−4シフトバルブ105に供給されると
共にソレノイドレデューシングバルブ108にも供給さ
れる。レデューシングバルブ108に供給されたライン
圧は該バルブ108によって一定圧に減圧されてライン
201,202を経由してSV111,112に供給さ
れる。
【0034】一定圧は第1SV111がONのときはラ
イン203を経由してリレーバルブ107に供給され
る。リレーバルブ107のスプールが図面上(以下同
様)右側に位置していると、一定圧はライン204を経
由してバイパスバルブ104の一端の制御ポートに供給
されて該バルブ104のスプールを左側に移動させる。
一方、リレーバルブ107のスプールが左側に位置して
いると、一定圧はライン205を経由して3−4シフト
バルブ105の一端の制御ポートに供給されて該バルブ
105のスプールを右側に移動させる。
【0035】一定圧は第2SV112がONのときはラ
イン206を経由してバイパスバルブ104に供給され
る。バイパスバルブ104のスプールが右側に位置して
いると、一定圧はライン207を経由してロックアップ
コントロールバルブ106の一端の制御ポートに供給さ
れて該バルブ106のスプールを左側に移動させる。一
方、バイパスバルブ104のスプールが左側に位置して
いると、一定圧はライン208(図5参照)を経由して
ローリバースバルブ103の一端の制御ポートに供給さ
れて該バルブ103のスプールを左側に移動させる。
【0036】一定圧はライン209を経由してレギュレ
ータバルブ101の一端の制御ポートにも供給される。
上記ライン209にリニアソレノイドバルブ(LSV)
131が備えられ、一定圧ひいてはライン圧が該LSV
131により例えばエンジンのスロットル開度に応じて
調整される。メインライン200は3−4シフトバルブ
105のスプールが右側に位置しているときアキュムレ
ータ141と連通する。
【0037】メインライン200からマニュアルバルブ
102に供給されたライン圧は、D,S,Lの各前進レ
ンジでは第1出力ライン211及び第2出力ライン21
2に、Rレンジでは第1出力ライン211及び第3出力
ライン213に、Nレンジでは第3出力ライン213に
供給される。
【0038】第1出力ライン211は第1DSV121
にライン圧を制御元圧として供給する。第1DSV12
1の下流側ライン214はローリバースバルブ103に
至る。ローリバースバルブ103のスプールが右側に位
置していると、下流側ライン214はサーボアプライラ
イン215を経由して2−4ブレーキ54の締結室に連
通する。一方、ローリバースバルブ103のスプールが
左側に位置していると、下流側ライン214はローリバ
ースブレーキライン216を経由してローリバースブレ
ーキ55の油圧室に連通する。上記ライン214にはア
キュムレータ142が接続されている。
【0039】第2出力ライン212は第2DSV122
及び第3DSV123にライン圧を制御元圧として供給
すると共に3−4シフトバルブ105に至る。3−4シ
フトバルブ105のスプールが左側に位置していると、
第2出力ライン212はライン217を経由してロック
アップコントロールバルブ106に至る。ロックアップ
コントロールバルブ106のスプールが左側に位置して
いると、第2出力ライン212はフォワードクラッチラ
イン218を経由してフォワードクラッチ51の油圧室
に連通する。
【0040】フォワードクラッチライン218からの分
岐ライン219は3−4シフトバルブ105に至る。3
−4シフトバルブ105のスプールが左側に位置してい
ると、分岐ライン219はアキュムレータ141に連通
する。一方、3−4シフトバルブ105のスプールが右
側に位置していると、分岐ライン219はサーボリリー
スライン220を経由して2−4ブレーキ54の解放室
に連通する。
【0041】第2DSV122の下流側ライン221は
リレーバルブ107の一端の制御ポートに至り、該ポー
トにパイロット圧を供給することにより該リレーバルブ
107のスプールを左側に移動させる。下流側ライン2
21からの分岐ライン222(図5参照)はローリバー
スバルブ103に至る。ローリバースバルブ103のス
プールが右側に位置していると、分岐ライン222はラ
イン223(図5参照)に連通する。該ライン223か
らの分岐ライン224は3−4シフトバルブ105に至
る。3−4シフトバルブ105のスプールが左側に位置
していると、分岐ライン224はサーボリリースライン
220を経由して2−4ブレーキ54の解放室に連通す
る。
【0042】分岐ライン224からのさらなる分岐ライ
ン225(図5参照)はバイパスバルブ104に至る。
バイパスバルブ104のスプールが右側に位置している
と、分岐ライン225は3−4クラッチライン226を
経由して3−4クラッチ53の油圧室に連通する。上記
ライン223はまた直接バイパスバルブ104に至る。
バイパスバルブ104のスプールが左側に位置している
と、ライン223は分岐ライン225を経由し、オリフ
ィス151(図5参照)をバイパスして分岐ライン22
4に連通する。
【0043】第3DSV123の下流側ライン227は
ロックアップコントロールバルブ106に至る。ロック
アップコントロールバルブ106のスプールが右側に位
置していると、下流側ライン227はフォワードクラッ
チライン218に連通する。一方、ロックアップコント
ロールバルブ106のスプールが左側に位置している
と、下流側ライン227はライン228を経由してロッ
クアップクラッチ26の解放室に連通する。
【0044】第3出力ライン213はローリバースバル
ブ103に至る。ローリバースバルブ103のスプール
が左側に位置していると、第3出力ライン213はリバ
ースクラッチライン229を経由してリバースクラッチ
52の油圧室に連通する。第3出力ライン213からの
分岐ライン230はバイパスバルブ104に至る。バイ
パスバルブ104のスプールが右側に位置していると、
分岐ライン230はライン208を経由してローリバー
スバルブ103の制御ポートに至り、該ポートにパイロ
ット圧を供給することにより該ローリバースバルブ10
3のスプールを左側に移動させる。
【0045】コンバータリリーフバルブ109はレギュ
レータバルブ101からライン231を経由して供給さ
れる作動圧を一定圧に調圧したうえで、該一定圧をライ
ン232を経由してロックアップコントロールバルブ1
06に供給する。一定圧は、ロックアップコントロール
バルブ106のスプールが右側に位置していると、ライ
ン228を経由してロックアップクラッチ26の解放室
に供給され、ロックアップコントロールバルブ106の
スプールが左側に位置していると、ライン233を経由
してロックアップクラッチ26の締結室に供給される。
【0046】ロックアップクラッチ26は、ロックアッ
プコントロールバルブ106のスプールが右側に位置し
て解放室に一定圧が供給されると解放され、ロックアッ
プコントロールバルブ106のスプールが左側に位置し
て締結室に一定圧が供給されると締結され、その状態で
第3DSV123で生成された作動圧が下流側ライン2
27を経由して解放室に供給されるとその作動圧に応じ
たスリップ状態に制御される。
【0047】図4に示すように、この自動変速機10の
コントロールユニット300は、車速を検出する車速セ
ンサ301、エンジンのスロットル開度を検出するスロ
ットル開度センサ302、運転者により選択されたシフ
ト位置(レンジ)を検出するシフト位置センサ303、
エンジンの出力回転を検出するエンジン回転センサ30
4、トルクコンバータ20の出力回転を検出するタービ
ン回転センサ305、作動油の温度を検出する油温セン
サ306、及び油圧が所定の油圧より大きくなったとき
にONする油圧スイッチ307等からの信号を入力し、
それらの信号が示す当該車両ないしエンジンの運転状態
に応じて、例えば車速やスロットル開度をパラメータと
して予め設定された変速特性に従って目標変速段を求
め、該目標変速段が実現するように上記第1、第2SV
111,112、第1〜第3DSV121〜123及び
LSV131を制御する。
【0048】ここで、油圧スイッチ307は、図3に示
すように、フォワードクラッチライン218上に配置さ
れている。つまり、この油圧スイッチ307は、フォワ
ードクラッチ51の油圧室と、該油圧室に供給する作動
圧を調整する第3DSV123(油圧源)との間に配置
されて、フォワードクラッチの油圧室に供給されるフォ
ワードクラッチ圧を検査の対象としている。なお、油圧
スイッチに代えて、油圧の値そのものを検出する油圧セ
ンサを用いてもよい。
【0049】表2に、各ソレノイドバルブ111,11
2,121〜123の作動状態と変速段との関係を示
す。表中、(○)は、バルブ111,112,121〜
123が上流側の油路と下流側の油路とを連通させてい
ることを示し、(×)は、上流側の油路を遮断して下流
側の油路をドレインさせていることを示す。
【0050】
【表2】
【0051】例えば1速(Lレンジの1速を除く)では
第3DSV123のみ作動する。これにより、図5に示
すように、第2出力ライン212からのライン圧を元圧
として作動圧が生成され、該作動圧がライン227を経
由してロックアップコントロールバルブ106に供給さ
れる。ロックアップコントロールバルブ106のスプー
ルが右側に位置しているから、作動圧はフォワードクラ
ッチライン218を経由してフォワードクラッチ51の
油圧室に供給され、フォワードクラッチ51が締結され
る。分岐ライン219が3−4シフトバルブ105を経
由してアキュムレータ141に通じているため、フォワ
ードクラッチ圧の供給が緩やかとなる。
【0052】2速では第1DSV121も作動する。こ
れにより、図6に示すように、第1出力ライン211か
らのライン圧を元圧として作動圧が生成され、該作動圧
がライン214を経由してローリバースバルブ103に
供給される。ローリバースバルブ103のスプールが右
側に位置しているから、作動圧はサーボアプライライン
215を経由して2−4ブレーキ54の締結室に供給さ
れ、2−4ブレーキ54が締結される。上記ライン21
4がアキュムレータ142に通じているため、サーボア
プライ圧の供給が緩やかとなる。
【0053】3速では第2DSV122も作動する。こ
れにより、図7に示すように、第2出力ライン212か
らのライン圧を元圧として作動圧が生成され、該作動圧
がライン221及びライン222を経由してローリバー
スバルブ103に供給される。ローリバースバルブ10
3のスプールが右側に位置しているから、作動圧はライ
ン223からオリフィス151を経てライン224を経
由して3−4シフトバルブ105に供給される。3−4
シフトバルブ105のスプールが左側に位置しているか
ら、作動圧はサーボリリースライン220を経由して2
−4ブレーキ54の解放室に供給され、2−4ブレーキ
54が解放される。
【0054】また、上記ライン224上の作動圧は分岐
ライン225を経由してバイパスバルブ104に供給さ
れる。バイパスバルブ104のスプールが右側に位置し
ているから、作動圧は3−4クラッチライン226を経
由して3−4クラッチ53に供給され、3−4クラッチ
53が締結される。
【0055】4速では第1SV111も作動する。これ
により、図8に示すように、ライン201からの一定圧
がライン203を経由してリレーバルブ107に供給さ
れる。リレーバルブ107のスプールが第2DSV12
2の作動によって左側に移動しているから、一定圧はラ
イン205を経由して3−4シフトバルブ105の制御
ポートに供給され、該バルブ105のスプールを右側に
移動させる。そのため、サーボリリースライン220が
分岐ライン219を介してフォワードクラッチライン2
18と接続され、2−4ブレーキ54の解放室とフォワ
ードクラッチ51の油圧室とが連通する。
【0056】一方、4速では第3DSV123が非作動
となる。これにより、2−4ブレーキ54の解放室内の
サーボリリース圧とフォワードクラッチ51の油圧室内
のフォワードクラッチ圧とがロックアップコントロール
バルブ106及びライン227を介して第3DSV12
3でドレインされ、2−4ブレーキ54が締結されると
共にフォワードクラッチ51が解放される。
【0057】次に、本発明の特徴部分を構成する変速制
御動作を説明する。この変速は例えば4−2ダウンシフ
ト変速であって、3−4クラッチ53の解放とフォワー
ドクラッチ51の締結とが行われるいわゆる摩擦要素の
掛け替えを伴うダウンシフト変速である。
【0058】図9のタイムチャートに示すように、時刻
t1に変速指令が出力されると、まず第2DSV122
のデューティ率を制御して(この実施の形態ではデュー
ティ率を上昇させて)、3−4クラッチ圧を低減させ、
3−4クラッチ53をスリップ状態に移行させる。これ
により、トルクコンバータ20のタービン回転を変速終
了時のタービン回転N1に向けて上昇させる。なお、上
昇中は、タービン回転が目標値に収束するように、第2
DSV122のデューティ率をフィードバック制御す
る。また、第3DSV123のデューティ率を制御して
(この実施の形態ではデューティ率を減少させて)、フ
ォワードクラッチ圧を所定の棚圧まで上昇させ、フォワ
ードクラッチ51のピストン(図示せず)をトルク伝達
が行われる直前の状態にまでストロークさせておく。時
刻t1〜t2間の3−4クラッチ圧をP34a、フォワ
ードクラッチ圧をPfdaと記す。
【0059】タービン回転が変速終了時のタービン回転
N1に所定の範囲αで近づいた時刻t2に、第3DSV
123のデューティ率をほぼ0%にして、フォワードク
ラッチ圧を完全締結に向けて(所定油圧βに向けて)上
昇させる。そして、フォワードクラッチ圧がその途中の
所定油圧γ(フォワードクラッチ51がトルク伝達可能
となる油圧)まで上昇した時刻t3(油圧スイッチ30
7で検出する)に、第2DSV122のデューティ率を
100%として、3−4クラッチ圧を完全にドレインさ
せ、3−4クラッチ53をスリップ状態から完全解放状
態に移行させる。なお、図9において実線で示した3−
4クラッチ圧の変化は、フォワードクラッチ圧の挙動が
符号ア、カ、タである場合に対応するものである。時刻
t2〜t3間の3−4クラッチ圧をP34b、フォワー
ドクラッチ圧をPfdbと記し、時刻t3以降の3−4
クラッチ圧をP34c、フォワードクラッチ圧をPfd
cと記す。
【0060】このように制御することにより、両摩擦要
素51,53が締結状態となってインターロックが発生
したり、逆に両摩擦要素51,53が解放状態となって
エンジンが吹き上がったりすることが抑制される。しか
し、解放側摩擦要素である3−4クラッチ53は、変速
中の大部分の期間(t1〜t3)をスリップ状態で過ご
すことになるから、発熱等、耐久性が懸念される。とり
わけ、エンジンの出力トルクが大きい車両では一層問題
が大きい。
【0061】もっとも、変速開始(t1)から、タービ
ン回転が変速終了直前回転N2(=N1−α)より大き
くなるまでの期間中は(t1〜t2)、タービン回転を
そのように上昇させるために3−4クラッチ53をスリ
ップ状態とするのであるから、これはいたしかたない。
また、タービン回転が変速終了直前回転N2より大きく
なった後においても(t2〜)、フォワードクラッチ圧
が所定圧γまで上昇するまでの期間中は(t2〜t
3)、フォワードクラッチ51との良好な掛け替えタイ
ミングを図るために3−4クラッチ53をスリップ状態
で待たせなければならないから、これも避けるわけには
いかない。フォワードクラッチ圧が所定圧γまで上昇す
る(t3)より前に3−4クラッチ53を完全解放する
とエンジンの吹き上がりが起きる。
【0062】しかし、この変速後期の期間中は(t2〜
t3)、タービン回転を変速終了回転N1の近傍に保つ
ためにタービン回転の上昇を抑制する必要があり、その
ために、3−4クラッチ圧P34bはそれまで(t1〜
t2)の圧P34aに比べて幾分上昇基調とされ、3−
4クラッチ53の締結力が増大される。したがって、こ
のような締結力の増大期間中は(t2〜t3)、発熱量
がより大きくなり、3−4クラッチ53の耐久性の低下
が一層懸念される。
【0063】そこで、上記増大期間Ts(t2〜t3)
が所定の目標値Tsoに近づくように、変速初期(t1
〜t2)にフォワードクラッチ51に供給するフォワー
ドクラッチ圧(棚圧)Pfdaを学習補正する。この場
合、増大期間目標値Tsoをゼロにすることはできな
い。もちろん、3−4クラッチ53の耐久性の観点から
は、増大期間目標値Tso及び増大期間Tsをゼロにで
きればよいのであるが、フォワードクラッチ圧Pfdb
を時刻t2から本格的に立ち上げている限りは、該フォ
ワードクラッチ圧Pfdbが所定圧γに到達するには何
らかの時間を要するから、上記期間Tso,Tsの長さ
をゼロにすることは困難である。しかも、該期間Ts
o,Tsの長さをあまり短くし過ぎても、3−4クラッ
チ53の解放に比べてフォワードクラッチ51の締結が
急となって締結ショックやインターロックが懸念され
る。上記増大期間目標値Tsoは、そのような締結側摩
擦要素51の締結に関する問題と、解放側摩擦要素53
の耐久性に関する問題とのバランスを考慮して、可及的
に短い所定の長さに設定される。
【0064】そのうえで、実際の増大期間Tsがそのよ
うな目標値Tsoになるように学習補正をするから、摩
擦要素51,53の固体差や経年変化の影響を受けず
に、いずれの自動変速機においても、上記増大期間Ts
が極力短くなり、たとえエンジンの出力トルクが大きい
車両であっても、3−4クラッチ53の耐久性の問題を
抑制することができる。
【0065】例えば、図9に符号カで示した長さが増大
期間Tsの目標値Tsoであるとする。フォワードクラ
ッチ棚圧Pfdaが符号アで示した値のとき、フォワー
ドクラッチ圧Pfdbは時刻t2から上記目標時間Ts
o(カ)経過後に所定圧γまで上昇する(時刻t3=
タ)。このとき3−4クラッチ53の耐久性の問題及び
フォワードクラッチ51の締結の問題が最大限にバラン
スよく抑制される。
【0066】これに対し、フォワードクラッチ棚圧Pf
daが符号イで示すように相対的に高いときは、フォワ
ードクラッチ圧Pfdbは時刻t2から時間Ts(キ)
経過後に所定圧γまで上昇する(時刻t3=チ)。この
時間Ts(キ)は目標時間Tso(カ)より短く、フォ
ワードクラッチ51の締結に関する問題が懸念される。
この場合、フォワードクラッチ棚圧Pfda(イ)は、
上記時間Ts(キ)が長くなるように低くされる。
【0067】逆に、フォワードクラッチ棚圧Pfdaが
符号ウで示すように相対的に低いときは、フォワードク
ラッチ圧Pfdbは時刻t2から時間Ts(ク)経過後
に所定圧γまで上昇する(時刻t3=ツ)。この時間T
s(ク)は目標時間Tso(カ)より長く、3−4クラ
ッチ53の耐久性に関する問題が懸念される。この場
合、フォワードクラッチ棚圧Pfda(ウ)は、上記時
間Ts(ク)が短くなるように高くされる。
【0068】なお、このように増大期間Ts(t2〜t
3)そのものを目標値Tsoに近づけるようにしてもよ
いし、該増大期間Tsを含む他の期間、例えば変速開始
(変速指令の出力時刻)からフォワードクラッチ圧Pf
dbが所定圧γより大きくなるまでの期間(t1〜t
3)を所定の目標値に近づけるようにしてもよい。以
下、制御動作の具体的1例を示すフローチャートを参照
してさらに詳しく説明する。
【0069】図10に示すプログラムは4−2変速指令
が出力されるとスタートする。ステップS1では、タイ
マTsを初期化する。このタイマTsは、変速後期に、
タービン回転が変速終了直前回転N2まで上昇した時刻
t2から、油圧スイッチ307がONとなる時刻t3ま
での時間を計時する。油圧スイッチ307は所定圧γ以
上でONするように設定されている。
【0070】ステップS2では、タービン回転が目標タ
ービン回転に追従するように、3−4クラッチ圧P34
aをフィードバック制御し、3−4クラッチ53をスリ
ップ状態に移行させる。ステップS3では、フォワード
クラッチ51がトルク伝達可能な直前の状態までストロ
ークするように、フォワードクラッチ圧Pfdaを所定
のストローク圧(基本値)に学習補正値Paを加算した
値に制御する。ステップS4では、タービン回転が変速
終了直前回転N2より大きいか否かを判定し、YESの
ときはステップS5に進み、NOのときはステップS2
に戻る。以上が時刻t1〜t2の動作である。
【0071】ステップS5では、ステップS2と同様、
タービン回転が目標タービン回転に追従するように、3
−4クラッチ圧P34bを引き続きフィードバック制御
する。ただし、その結果、3−4クラッチ圧P34bは
P34aに比べて幾分上昇基調となり、3−4クラッチ
53の締結力が増大する。ステップS6では、フォワー
ドクラッチ51を完全締結させるべくフォワードクラッ
チ圧Pfdbを所定圧βに向けて上昇させる。ステップ
S7では、タイマTsをカウントアップする。時刻t2
以降の時間を計時するのである。
【0072】ステップS8では、油温が所定値以上か否
かを判定する。ステップS9では、油圧スイッチ307
が正常に機能しているか否かを判定する。ステップS1
0では、油圧スイッチ307がONになったか否かを判
定する。つまり、フォワードクラッチ圧Pfdbが所定
圧γに到達したか否かを判定する。その結果、いずれも
YESのときはステップS13に進む。
【0073】一方、油温が低いときは、ステップS8か
らステップS11に進んで、タイマTsが所定の上限値
Tmaxより大きいか否かを判定し、YESのときはス
テップS13に進み、NOのときはステップS5に戻
る。油温が低いときは、作動油の粘性が増大し、作動油
の流れが低下するから、第3DSV123(油圧源)に
近い油圧スイッチ307で油圧が高くなっても、第3D
SV123から遠いフォワードクラッチ51の油圧室で
はまだ油圧が低いという現象(油圧スイッチ307のO
N動作が実際にフォワードクラッチ51に作用している
油圧の現状を正しく反映しないという現象)が生じ得
る。そこで、油温が低いときは、油圧スイッチ307の
ON動作を、3−4クラッチ53を解放状態に移行させ
る時期(t3)の判断材料に使用することを禁止して、
そのような誤った情報に基く誤った3−4クラッチ53
の解放動作(より具体的には、誤って早い解放動作)が
なされることを防止するようにしたのである。
【0074】また、油圧スイッチ307が異常(故障)
のときも、ステップS9からステップS11に進んで、
タイマTsが上限値Tmaxより大きいか否かを判定
し、YESのときはステップS13に進み、NOのとき
はステップS5に戻る。ただし、ステップS12を実行
し、この変速中に別途実行しているエンジンのトルクダ
ウン制御におけるエンジントルクの低減量を増大する。
【0075】これは、油圧スイッチ307が故障である
ときのフェールセーフである。すなわち、油圧スイッチ
307の故障時は、油圧スイッチ307のON動作を、
3−4クラッチ53を解放状態に移行させる時期(t
3)の判断材料に使用することを禁止して、そのような
誤った情報あるいは入手できない情報に基く誤ったある
いは信憑性の薄い3−4クラッチ53の解放動作がなさ
れることを防止するようにしたのである。
【0076】併せて、油圧スイッチ307の故障時は、
非故障時に比べて、エンジントルクの低減量を増大した
から、3−4クラッチ53の耐久性の問題が可及的に軽
減される。つまり、油圧スイッチ307の故障時は、前
述のように、該スイッチ307のON動作に基く3−4
クラッチ53の解放動作を実行しない(実行できない)
のであるから、その代わりに、ステップS11でタイマ
(Ts,Tmax)を用いて3−4クラッチ53の解放
動作のタイミングを図っている。しかし、フォワードク
ラッチ圧Pfdbの上昇、つまりフォワードクラッチ5
1の締結動作との良好なタイミング取りが困難であるこ
とは免れず、その結果、エンジンが吹き上がったり、増
大期間Tsが長引いたりして、3−4クラッチ53の耐
久性が低下する可能性が大きくなる。そこで、油圧スイ
ッチ307の故障時は、非故障時に比べて、エンジンの
出力トルクをより大きく低減し、3−4クラッチ53の
耐久性の問題が少しでも軽減することを図っているので
ある。
【0077】また、油圧スイッチ307がまだOFFで
あるときも、ステップS10からステップS11に進ん
で、タイマTsが上限値Tmaxより大きいか否かを判
定し、YESのときはステップS13に進み、NOのと
きはステップS5に戻る。以上が時刻t2〜t3の動作
である。
【0078】ステップS13では、フィードバック制御
を終了し、3−4クラッチ圧P34cを完全にドレイン
して、3−4クラッチ53をスリップ状態から完全解放
状態に移行させる。ステップS14では、ステップS6
と同様、フォワードクラッチ51を完全締結させるべく
フォワードクラッチ圧Pfdcを引き続き所定圧βに向
けて上昇させる。以上が時刻t3以降の動作であり、こ
れで変速に関する制御動作は終了する。
【0079】変速動作の終了後、ステップS15〜S1
7では、ステップS3で用いる学習補正値Paの更新を
行なう。すなわち、ステップS15で油温が所定値以上
か否かを判定し、YESのときはステップS16で学習
補正値PaをタイマTsの値に応じて更新する。図11
に示すように、タイマTsが目標時間又は目標時間帯T
soより長いときはプラスの値の補正量ΔPaが読み取
られ、これを加算することにより学習補正値Paは大き
くなる。その結果、ステップS3でフォワードクラッチ
棚圧Pfdaは高くなり、次回変速時には3−4クラッ
チ53の締結力増大期間Ts(t2〜t3)が短くなっ
て、3−4クラッチ53の耐久性が抑制される。
【0080】逆に、タイマTsが目標時間(帯)Tso
より短いときはマイナスの値の補正量ΔPaが読み取ら
れ、これを加算することにより学習補正値Paは小さく
なる。その結果、ステップS3でフォワードクラッチ棚
圧Pfdaは低くなり、次回変速時には上記期間Ts
(t2〜t3)が長くなって、フォワードクラッチ51
の急な締結によるショック等が抑制される。
【0081】一方、油温が低いときは、ステップS17
で学習補正値Paをそのまま維持する。つまり、学習補
正値Paの更新を行なわない(学習補正禁止)。油温が
低いときは、前述したように、油圧検出手段の検出結果
が締結側摩擦要素における実際の供給油圧の状態を正し
く反映しないという現象が生じ得るから、油温が低いと
きは、フォワードクラッチ圧Pfdaの学習補正を禁止
して、そのような誤った情報に基く誤学習(より具体的
には、誤って増大期間Tsを長くしてしまう学習)がな
されることを防止するようにしたのである。
【0082】このように、低油温時は、前述した3−4
クラッチ53の誤解放動作と、このフォワードクラッチ
圧Pfdaの誤学習とを併せて防止することにより、こ
の自動変速機10の信頼性及び商品性(商品価値)がよ
り一層向上する。
【0083】なお、ステップS8の判定に用いる所定油
温と、ステップS15の判定に用いる所定油温とは同じ
であってもよく、あるいはそれぞれの判定の目的(ステ
ップS8は3−4クラッチ53の誤解放動作の防止、ス
テップS15はフォワードクラッチ圧Pfdaの誤学習
の防止)の観点から異なっていてもよい。また、ステッ
プS15で油圧スイッチ307が正常であるか否かも判
定し、油温が所定値以上で且つ油圧スイッチ307が正
常であるときに限りステップS16で学習補正値Paの
更新を行なうようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、摩擦要
素の掛け替えを伴うダウンシフト変速において、解放側
摩擦要素のスリップ時間を所定の目標時間に極力短くす
ることができるから、解放側摩擦要素の耐久性を向上さ
せることができる。本発明は、自動車用等の自動変速機
一般への幅広い利用が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る自動変速機の骨子
図である。
【図2】 同自動変速機の要部の具体的構成を示す展開
図である。
【図3】 同自動変速機の油圧制御回路図である。
【図4】 同自動変速機の制御システム図である。
【図5】 同自動変速機の1速の状態を示す油圧制御回
路図である。
【図6】 同じく2速の状態を示す油圧制御回路図であ
る。
【図7】 同じく3速の状態を示す油圧制御回路図であ
る。
【図8】 同じく4速の状態を示す油圧制御回路図であ
る。
【図9】 4−2ダウンシフト変速の制御動作の一例を
表わすタイムチャートである。
【図10】 同じくフローチャートである。
【図11】 同制御動作で用いられる特性を示すグラフ
である。
【符号の説明】
10 自動変速機 20 トルクコンバータ 27 タービンシャフト 30,40 変速歯車機構 51 フォワードクラッチ(締結側摩擦要素) 53 3−4クラッチ(解放側摩擦要素) 100 油圧制御回路 121〜123 デューティソレノイドバルブ 300 コントロールユニット 307 油圧スイッチ(油圧検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝部 龍利 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 土井 淳一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 仲岸 優 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 鎌田 真也 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 中山 康成 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3J552 MA03 MA12 NA01 NB01 PA02 PA62 RA06 SA03 SA07 SA10 SA13 SA54 TA12 TA13 VA07W VA32W VA48W VA62Z VB01Z VC01Z VC03Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクコンバータと、変速歯車機構と、
    該変速歯車機構の動力伝達経路を切り換える複数の摩擦
    要素とを有する自動変速機の制御装置であって、摩擦要
    素の解放と他の摩擦要素の締結とを伴うダウンシフト変
    速において、解放側摩擦要素をトルクコンバータの出力
    回転が上昇するようにスリップ状態に移行させ、上記出
    力回転が所定値より大きくなってから締結側摩擦要素へ
    の供給油圧が所定値より大きくなるまでは解放側摩擦要
    素の締結力を上記出力回転の上昇を抑制するように増大
    させ、その後、解放側摩擦要素を解放状態に移行させる
    解放側摩擦要素制御手段と、上記解放側摩擦要素の締結
    力を増大させる期間の長さに関連する値が所定の目標値
    に近づくように締結側摩擦要素への供給油圧を学習補正
    する学習補正手段と、該学習補正の結果に応じて締結側
    摩擦要素への供給油圧を制御する締結側摩擦要素制御手
    段とが備えられていることを特徴とする自動変速機の制
    御装置。
  2. 【請求項2】 締結側摩擦要素への供給油圧を検出する
    油圧検出手段が締結側摩擦要素と油圧源との間に配置さ
    れていると共に、作動油の温度を検出する油温検出手段
    と、油温が所定値より低いときは、締結側摩擦要素への
    供給油圧の学習補正を禁止する学習補正禁止手段とが備
    えられていることを特徴とする請求項1に記載の自動変
    速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 締結側摩擦要素への供給油圧を検出する
    油圧検出手段が締結側摩擦要素と油圧源との間に配置さ
    れていると共に、作動油の温度を検出する油温検出手段
    と、油温が所定値より低いときは、上記油圧検出手段で
    検出される締結側摩擦要素への供給油圧を解放側摩擦要
    素を解放状態に移行させる時期の判断に使用することを
    禁止する使用禁止手段とが備えられていることを特徴と
    する請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 【請求項4】 締結側摩擦要素への供給油圧を検出する
    油圧検出手段が締結側摩擦要素と油圧源との間に配置さ
    れていると共に、作動油の温度を検出する油温検出手段
    と、油温が所定値より低いときは、締結側摩擦要素への
    供給油圧の学習補正を禁止する学習補正禁止手段と、同
    じく油温が所定値より低いときは、上記油圧検出手段で
    検出される締結側摩擦要素への供給油圧を解放側摩擦要
    素を解放状態に移行させる時期の判断に使用することを
    禁止する使用禁止手段とが備えられていることを特徴と
    する請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 変速中にエンジンの出力トルクを低減さ
    せるトルクダウン手段と、締結側摩擦要素への供給油圧
    を検出する油圧検出手段と、該油圧検出手段の故障を検
    出する故障検出手段と、該油圧検出手段が故障のとき
    は、該油圧検出手段で検出される締結側摩擦要素への供
    給油圧を解放側摩擦要素を解放状態に移行させる時期の
    判断に使用することを禁止する使用禁止手段と、同じく
    該油圧検出手段が故障のときは、故障でないときに比べ
    て、エンジンの出力トルクの低減量を大きくするトルク
    低減量増大手段とが備えられていることを特徴とする請
    求項1に記載の自動変速機の制御装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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