JPH08303570A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

Info

Publication number
JPH08303570A
JPH08303570A JP7138376A JP13837695A JPH08303570A JP H08303570 A JPH08303570 A JP H08303570A JP 7138376 A JP7138376 A JP 7138376A JP 13837695 A JP13837695 A JP 13837695A JP H08303570 A JPH08303570 A JP H08303570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
switching
engagement
hydraulic pressure
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7138376A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2876107B2 (ja
Inventor
Katsuyuki Tanahashi
克行 棚橋
Yoshihisa Yamamoto
義久 山本
Hiroshi Tsutsui
洋 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP7138376A priority Critical patent/JP2876107B2/ja
Priority to US08/646,635 priority patent/US5707316A/en
Priority to EP96107403A priority patent/EP0742390B1/en
Priority to DE69600742T priority patent/DE69600742T2/de
Publication of JPH08303570A publication Critical patent/JPH08303570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2876107B2 publication Critical patent/JP2876107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/06Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
    • F16H61/061Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using electric control means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/68Inputs being a function of gearing status
    • F16H2059/6807Status of gear-change operation, e.g. clutch fully engaged
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H2061/0488Smoothing ratio shift during range shift from neutral (N) to drive (D)
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/36Inputs being a function of speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/36Inputs being a function of speed
    • F16H59/38Inputs being a function of speed of gearing elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/36Inputs being a function of speed
    • F16H59/44Inputs being a function of speed dependent on machine speed of the machine, e.g. the vehicle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/08Timing control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンからの回転を変速装置に伝達するク
ラッチの係合時間の短縮と、係合ショックの低減を図
る。 【構成】 自動変速機の制御装置は、クラッチC1と、
その油圧サーボC−1と、油圧制御手段3と、レンジ切
換検出手段Sn5と、電子制御手段5とを備える。油圧
制御手段3は、マニュアルバルブ32と、調圧手段3
3,34と、切換手段35,36とを有する。電子制御
手段5は、保持手段と、油圧上昇手段とを有し、前進走
行レンジへの切り換え直後は切換手段35,36を調圧
手段を経ない前進走行レンジ圧(PL )供給状態に保持
し、後に予め調圧状態にある調圧手段を経た調圧油圧
(PA )供給状態に切り換える制御を行い、油圧切換時
期と初期油圧(PA I )とを精確化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の制御装置
に関し、特にエンジンからの回転を変速装置に伝達する
クラッチの係合制御を行う制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機にはエンジンの回転を変速装
置に伝達するクラッチが設けられており、このクラッチ
は、自動変速機をニュートラルレンジから走行レンジ
(ドライブレンジ)へ切り換えることで、係合操作され
る。この係合操作は、ショックを伴わずに迅速に行われ
なければならないところから、従来、特開平3−285
71号公報に開示の技術において、上記クラッチを係合
させる油圧サーボへ供給する油圧を、クラッチが係合を
開始するまでの期間、すなわちピストンストロークの間
は、一時的に急激に上昇させた高い油圧(棚圧)とし
て、ピストンストロークを素早く終了させることにより
係合開始までの時間を短縮し、その後、急激に低下させ
て、係合初期には低い油圧レベルとし、係合の進行に伴
って徐々に上昇させていくことにより、係合ショックを
小さくするようにしている。この技術では、上記油圧サ
ーボに供給される油圧は、その全供給期間を通じてソレ
ノイド弁からの信号圧に基づき調圧弁により調圧される
構成とされている。このようにして、上記従来の技術で
は、係合ショックを抑えながら、係合時間の短縮を行う
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、調
圧弁で油圧を調圧して出力する場合に、調圧弁を制御す
るソレノイド弁への電気的な信号を急激に変化させたと
しても、調圧弁から実際に出力される油圧は、その急激
な変化に追随することが困難であるため、電気的な信号
に対して、若干遅れを生じることが避けられず、なまさ
れて出力されてしまう。こうした面から上記従来の技術
をみると、上記従来技術のように、油圧サーボに供給さ
れる油圧を調圧弁により調圧させる場合、図9に実線で
示す所期の出力油圧(指令値)に対して、調圧弁から実
際に出力される油圧は、点線で示すように遅れを生じる
と考えられ、特に棚圧を解除するために急激に低下させ
るべきクラッチ係合初期に油圧が高い状態がずれ込むこ
とが懸念される。そして、こうした事態が生じると、ク
ラッチの係合が急激に行われるため、点線で示す出力軸
トルク(To )にみられるような係合ショックが生じる
こととなる。特に、クラッチを係合させる油圧特性は、
係合初期から係合が終了するまでの上昇過程の油圧特性
よりも、係合開始時の油圧の値そのもののほうが係合シ
ョックに与える影響が大きいことを考えると、係合開始
時の油圧が高すぎることは、係合ショックに関して不利
である。したがって、上記従来技術では、実際の係合シ
ョックの低減の面で、未だ改良の余地がある。
【0004】そこで、本発明は、自動変速機における非
走行レンジから走行レンジへの切り換え時に、エンジン
からの回転を変速装置に伝達するクラッチの係合のため
に、その油圧サーボに供給する油圧の、特に係合開始時
の油圧を実情に則して高精度に制御することにより、ク
ラッチ係合時間の短縮と、さらなる係合ショックの低減
を図ることを第1の目的とする。
【0005】次に、本発明は、係合ショック低減のうえ
で、上記のように最も重要な要素となる係合開始時の油
圧をクラッチの入力トルクに応じて設定することによ
り、さらなる係合ショックの低減を図ることを第2の目
的とする。
【0006】また、係合初期から油圧の上昇を開始する
際に、クラッチの係合開始の時点に対して、油圧の上昇
を開始させる時期が遅くなりすぎると、係合を完了させ
るまでの時間が長くなり、逆に、上昇開始時期が早くな
りすぎると、急激な係合となり、係合ショックが生じ
る。そこで、本発明は、クラッチの係合が開始する時点
に同期させて油圧の上昇を開始することにより、さらな
る係合時間の短縮及び係合ショックの低減を図ることを
第3の目的とする。
【0007】ところで、前進走行レンジ圧を油圧サーボ
に供給する期間は、ピストンストロークの期間と一致さ
せることが係合時間の短縮の点で望ましいが、この期間
が係合開始時期に少しでもずれ込むと係合ショックが大
きくなる。そこで、本発明は、クラッチの係合開始を検
出することで、それまでの最大限の期間、前進走行レン
ジ圧を供給するようにして、係合時間の最短と、係合シ
ョックの低減を図ることを第4の目的とする。
【0008】また、上記のようにクラッチの係合開始を
検出した制御を行う場合でも、検出が何らかの原因で遅
れた場合には、係合開始時点において高い油圧が供給さ
れる状態が残ることになり、係合ショックにつながる。
そこで本発明は、前進走行レンジへ切り換えられてから
クラッチの係合が開始される直前となるように設定され
た所定時間が経過するまでの期間だけ前進走行レンジ圧
を供給することで、検出誤差を許容させたうえで、可能
な限りの係合時間の短縮を図ることを第5の目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、前進走行レンジが選択されたときに係合
されて、エンジンからの回転を変速装置に伝達するクラ
ッチと、該クラッチを選択的に係脱する油圧サーボと、
該油圧サーボへ供給される油圧を制御する油圧制御手段
と、非走行レンジから前記前進走行レンジへの切り換え
を検出するレンジ切換検出手段と、該レンジ切換検出手
段からの信号に基づき、前記油圧制御手段を制御する電
子制御手段とを備える自動変速機の制御装置において、
前記油圧制御手段は、前記前進走行レンジが選択された
ときに前進走行レンジ圧を出力するマニュアルバルブ
と、前記前進走行レンジ圧を前記電子制御手段からの信
号に基づき調圧して、調圧油圧として出力する調圧手段
と、前記電子制御手段からの信号により前記油圧サーボ
に前記前進走行レンジ圧を供給する第1の位置と、前記
調圧油圧を供給する第2の位置とに選択的に切り換えら
れる切換手段と、を有し、前記電子制御手段は、前記レ
ンジ切換検出手段により前記前進走行レンジへの切り換
えが検出されてから所定期間、前記切換手段を前記第1
の位置に保持させ、前記所定期間の経過にともない前記
切換手段を前記第2の位置に切り換えさせるように前記
切換手段に信号を出力する保持手段と、該保持手段によ
り前記切換手段が前記第2の位置に切り換えられる以前
に、前記前進走行レンジ圧よりも低い初期油圧を出力さ
せるとともに、前記切換手段が第2の位置に切り換えら
れた以降に、前記初期油圧から徐々に油圧を上昇させる
ように前記調圧手段に信号を出力する油圧上昇手段と、
を有することを特徴とする。
【0010】また、上記第2の目的を達成するため、前
記制御装置は、さらに、前記エンジンから前記変速装置
へ入力される入力トルクを検出する入力トルク検出手段
を有し、前記電子制御手段は、前記入力トルク検出手段
と前記レンジ切換検出手段からの信号に基づき前記油圧
制御手段を制御し、前記油圧上昇手段は、前記初期油圧
を、前記入力トルク検出手段により検出された入力トル
クに応じた油圧にさせるように、前記調圧手段に信号を
出力する構成が採られる。
【0011】また、上記第3の目的を達成するため、前
記制御装置は、さらに、前記クラッチの係合開始を検出
する係合検出手段を有し、前記油圧上昇手段は、前記係
合検出手段からの信号により前記クラッチの係合が検出
されたときに、前記初期油圧から徐々に油圧を上昇させ
るように、前記調圧手段に信号を出力する構成が採られ
る。
【0012】また、上記第4の目的を達成するため、前
記制御装置は、さらに、前記クラッチの係合開始を検出
する係合検出手段を有し、前記保持手段が前記切換手段
を前記第1の位置に保持する前記所定期間は、前記前進
走行レンジへ切り換えられてから前記係合検出手段によ
りクラッチの係合開始が検出されるまでの期間とされ
る。
【0013】また、上記第5の目的を達成するため、前
記保持手段が前記切換手段を前記第1の位置に保持する
前記所定期間は、前記前進走行レンジへ切り換えられて
からクラッチの係合開始される直前までとなるように設
定された所定時間が経過するまでの期間とされる。
【0014】
【発明の作用及び効果】上記本発明の構成では、前進走
行レンジへの切り換えによりマニュアルバルブから前進
走行レンジ圧が出力されるが、その際、保持手段により
切換手段が油圧サーボへ前進走行レンジ圧を供給する第
1の位置に切り換えられているので、油圧サーボには調
圧手段を経ずに前進走行レンジ圧が供給される。そし
て、前進走行レンジへの切り換えがなされてから所定期
間は、その状態が保持されており、この間に、油圧サー
ボのピストンストロークが急速に行われるので、係合時
間の短縮が可能となる。次に、所定時間が経過すると、
切換手段が油圧サーボへ調圧手段からの調圧油圧を供給
する第2の位置に切り換えられるが、調圧手段は、所定
時間が経過する以前に初期油圧を出力する状態にされて
いるので、油圧サーボへの供給油圧は、前進走行レンジ
圧から、それより低い初期油圧に、遅れることなく切り
換えられる。よって、従来のように油圧の低下が遅れる
ことがなくなり、係合ショックが防止される。そして、
切換手段が第2の位置に切り換えられた以降は、油圧サ
ーボへの供給油圧は、初期油圧から徐々に上昇して、ク
ラッチの係合が徐々に行われる。このようにして、本発
明によれば、切換手段によって、調圧手段を介すること
なく前進走行レンジ圧を供給する状態から、調圧弁によ
り調圧された調圧油圧を供給する状態へと、切り換える
ようにしたので、電子制御手段からの信号に対して、油
圧サーボへ供給される油圧に遅れを生じさせることがな
くなるので、上記のような係合ショックの発生を防止し
ながら、係合時間の短縮を図ることができる。
【0015】そして、特に請求項2に記載の構成では、
上記のような油圧サーボへ供給される油圧の切り換えタ
イミングの適性化に加えて、入力トルクに応じた初期油
圧の設定で、より一層係合ショックを防止することがで
きる。
【0016】また、特に請求項3に記載の構成では、係
合検出手段によりクラッチの係合開始が実測され、クラ
ッチの係合が開始された時点に同期させて、油圧の上昇
が行われるので、さらなる係合時間の短縮及び係合ショ
ックの低減を実現することができる。
【0017】また、特に請求項4に記載の構成では、係
合検出手段によりクラッチの係合開始時期を実測するこ
とで、前進走行レンジ圧の供給期間を、実際にクラッチ
が係合開始するぎりぎりの期間に合わせることができる
ので、係合ショックを低減しながら、より一層係合時間
を最短にすることができる。
【0018】また、特に請求項5に記載の構成では、前
進走行レンジへ切り換えられてからクラッチの係合が開
始される直前までとなるように設定された所定時間が経
過するまでの期間だけ前進走行レンジ圧が供給されるの
で、クラッチの係合開始時までずれ込んで油圧サーボへ
前進走行レンジ圧が供給される可能性がなくなり、係合
ショック発生の可能性を一層低減することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例を示す図面を参照しな
がら説明する。先ず、図1は、本発明の第1実施例を概
念的にブロック化して示す。この自動変速機の制御装置
は、前進走行レンジが選択されたときに係合されて、エ
ンジンからの回転を変速装置に伝達するクラッチC1
と、クラッチC1を選択的に係脱する油圧サーボC−1
と、油圧サーボC−1へ供給される油圧(PC 1 )を制
御する油圧制御手段3と、非走行レンジから前進走行レ
ンジへの切り換えを検出するレンジ切換検出手段Sn5
と、レンジ切換検出手段Sn5からの信号に基づき、油
圧制御手段3を制御する電子制御手段5とを備える。
【0020】油圧制御手段3は、前進走行レンジが選択
されたときに前進走行レンジ圧(PL )を出力するマニ
ュアルバルブ32と、前進走行レンジ圧(PL )を電子
制御手段5からの信号に基づき調圧して、調圧油圧(P
A )として出力する調圧手段33,34と、電子制御手
段5からの信号により油圧サーボC−1に前進走行レン
ジ圧(PL )を供給する第1の位置と、調圧油圧
(PA )を供給する第2の位置とに選択的に切り換えら
れる切換手段35,36とを有する。
【0021】電子制御手段5は、レンジ切換検出手段S
n5により前進走行レンジへの切り換えが検出されてか
ら所定期間、切換手段35,36を第1の位置に保持さ
せ、所定期間の経過にともない切換手段35,36を第
2の位置に切り換えさせるように切換手段35,36に
信号を出力する保持手段と、保持手段により切換手段3
5,36が第2の位置に切り換えられる以前に、前進走
行レンジ圧(PL )よりも低い初期油圧(PA I )を出
力させるとともに、切換手段35,36が第2の位置に
切り換えられた以降に、初期油圧(PA I )から徐々に
油圧を上昇させるように調圧手段33,34に信号を出
力する油圧上昇手段とを有する。
【0022】さらに各部について、詳細に説明すると、
図2に示すように、この例における自動変速機Tは、フ
ロントエンジンフロントドライブ車用の前進4速後進1
速のギヤトレインを備えるものとされている。自動変速
機Tは、図に略号L/Cで示すロックアップクラッチ付
のトルクコンバータ12と、主変速ユニット14とアン
ダドライブ構成のプラネタリギヤユニット15からなる
2軸構成のギヤトレインと、差動装置16と、上記ギヤ
トレインとロックアップクラッチL/Cを制御する油圧
制御手段としての油圧制御装置3と、油圧制御装置3を
制御する電子制御手段としての電子制御装置(図に略号
ECUで示す)5と、から構成されている。
【0023】なお、図において、略号E/Gはエンジ
ン、Sn1はエンジンEのスロットル開度(θ)を検出
するスロットルセンサ、Sn2はエンジンEの回転数
(NE )を検出するエンジン回転センサ、Sn3は自動
変速機TのクラッチC1の回転数(NC 1 )を検出する
クラッチC1回転センサ、Sn4は同じく出力回転数か
ら車速(V)を検出する車速センサ、Sn5はシフトポ
ジションを検出するレンジ切換検出手段としてのニュー
トラルスタートスイッチを示す。電子制御装置5は、制
御コンピュータとされ、上記各センサからの情報に基づ
き、主として車速(V)とスロットル開度(θ)に応じ
て、組込まれたプログラムに従い、油圧制御装置3の各
オンオフソレノイドバルブ及びリニアソレノイドバルブ
に制御信号を発する。
【0024】自動変速機Tのギヤトレインの主変速ユニ
ット14は、シングルピニオン構成のプラネタリギヤユ
ニットとダブルピニオン構成のプラネタリギヤユニット
とから構成され、両者は、サンギヤS1及びシングルピ
ニオン側のプラネタリギヤとダブルピニオン側の一方の
ピニオンギヤP1を一体化し、それを支持するキャリア
Cr1とダブルピニオン側の他のピニオンギヤP2を支
持するキャリアCr2とを連結することで組合わせた構
成とされている。そして、主変速ユニット14の上記両
ギヤユニットに共通のサンギヤS1は、ブレーキB1を
介して変速機ケース10に固定可能に、また、直列する
ワンウェイクラッチF1とブレーキB2を介して同ケー
ス10に固定可能とされている。シングルピニオン側の
リングギヤR1は、本発明の主題に係るクラッチC1を
介して、また、サンギヤS1はクラッチC2を介して、
それぞれトルクコンバータ12のタービン出力軸に連結
する入力軸101に連結されている。サンギヤS1とリ
ングギヤR1及びピニオンギヤP2に噛み合うピニオン
ギヤP1を支持するキャリアCr1と、これに連結し、
ピニオンギヤP1とリングギヤR2に噛み合うピニオン
ギヤP2を支持するキャリアCr2とは、カウンタギヤ
102に連結されている。ダブルピニオン側のリングギ
ヤR2は、並列するブレーキB3とワンウェイクラッチ
F2により変速機ケース10に固定可能とされている。
【0025】これに対して、アンダドライブプラネタリ
ギヤユニット15のリングギヤR3は、主変速ユニット
14にカウンタギヤ102,103を介して連結する入
力要素とされ、キャリアCr3とサンギヤS3とは、ク
ラッチC3を介して連結され、サンギヤS3は、並列す
るワンウェイクラッチF3及びバンドブレーキB4を介
して変速機ケース10に固定可能とされ、キャリアCr
3は、差動装置16への出力ギヤ104に連結されてい
る。
【0026】上記構成より成るギヤトレインでは、アン
ダドライブプラネタリギヤユニット15のクラッチC3
を解放し、ブレーキB4を係合した、サンギヤS3を固
定、リングギヤR3入力、キャリアCr3出力のアンダ
ドライブ回転下で、主変速ユニット14のクラッチC1
の係合でリングギヤR1に入った入力が、ワンウェイク
ラッチF2の係合によるリングギヤR2の反力支持でキ
ャリアCr1,Cr2の回転として出力されて第1速、
ブレーキB2の係合によるサンギヤS1の固定でキャリ
アCr1,Cr2の回転として出力されて第2速、クラ
ッチC2の追加係合によるリングギヤR1とサンギヤS
1の同速回転による主変速ユニット14の直結状態で、
入力回転がそのままキャリアCr1,Cr2から出力さ
れて第3速、さらにブレーキB4解放、クラッチC3係
合によるアンダドライブプラネタリギヤユニット15の
直結状態で第4速を達成し、クラッチC2係合、ブレー
キB3係合により、サンギヤS1入力、リングギヤR2
固定によるキャリアCr2の逆回転でリバースを達成す
る。
【0027】図3に各シフトポジションにおける上記各
クラッチ及びブレーキ並びにワンウェイクラッチの作動
と、それにより達成される各変速ギヤ段すなわち第1速
(1ST)〜第4速(4TH)の関係を纏めて図表化し
て示す。図において、“R”はリバース、“N”はニュ
ートラル、“D”はドライブの各シフトポジションを表
し、○印は係合、×印は解放、(○)はエンジンブレー
キ時のみの係合を表す。
【0028】こうした構成のギヤトレインを制御する油
圧回路は、図4に示すように、従来の油圧制御装置の油
圧回路と同様、変速機構中に組み込まれたオイルポンプ
(PUNP)を油圧源とし、その吐出圧を車速とスロッ
トル開度に応じた所定の安定したライン圧(PL )に調
圧し、セカンダリ圧を出力するプライマリレギュレータ
バルブ31、セカンダリ圧をさらに低圧にしてトルクコ
ンバータ供給圧に調圧し、さらに残圧を潤滑圧として出
力するセカンダリレギュレータバルブ(図示せず)等、
各種の調圧バルブ、マニュアルバルブ32、各種ソレノ
イドバルブ、各種シフトバルブ、それらを連結する油路
中に介挿されたチェックバルブ、オリフィス等を備え
る。
【0029】図4は、上記油圧回路中の、本発明の主題
に係る部分のみを示しており、この回路は、マニュアル
バルブ32と、調圧手段としてのC−1制御弁33及び
それを制御するリニアソレノイド弁34と、切換手段と
してのC−1切換弁35及びそれを制御するソレイド弁
36とを有する。マニュアルバルブ32は、前進走行レ
ンジすなわちDレンジが選択されたときにDレンジ圧す
なわち各時点でのスロットル開度(θ)に応じたライン
圧(PL )を出力すべく、ライン圧供給油路301とレ
ンジ圧出力油路302に接続されている。
【0030】C−1制御弁33は、スロットル信号圧
(Pth)とクラッチC1への調圧油圧(PA )のフィ
ードバック圧とをスプール端に対向して印加されて、出
力ポートと入力ポート及びドレーンポートとの開閉度を
調整する2次圧作動の減圧弁として構成されており、入
力ポートはレンジ圧油路302に、出力ポートはアプラ
イ圧出力油路305に、信号ポートはスロットル信号圧
油路306に、フィードバックポートはオリフィスを介
してアプライ圧出力油路305に接続されている。リニ
アソレノイド弁34は、電子制御装置5からの信号に基
づき、ライン圧(PL )を基圧として、それを減圧して
スロットル信号圧(Pth)を出力するものとされ、こ
のスロットル信号圧(Pth)は、スロットル信号圧油
路306によりプライマリレギュレータバルブ31と、
上記C−1制御弁33に供給される。かくして、C−1
制御弁33とリニアソレノイド弁34は、ライン圧(P
L )を電子制御装置5からの信号に基づき調圧して、調
圧油圧(PA )として出力する調圧手段としての機能を
果たす。
【0031】次に、C−1切換弁35は、アプライ圧出
力油路305に連なる入力ポートと、レンジ圧油路30
2に連なる入力ポートとを選択的に出力ポートに連通す
るスプール形の切換弁とされており、スプール端に負荷
されるスプリング力に抗するソレノイド信号圧の印加で
切り換わる構成とされている。ソレノイド弁36は、電
子制御装置5からのソレノイド信号の印加により閉じる
ノーマルオープン型のオンオフ弁として構成されてお
り、ライン圧油路301にオリフィスを介して連なるソ
レノイド信号圧油路307の油圧のドレーンとその停止
を行うものとされている。かくしてC−1切換弁35と
ソレノイド弁36は、電子制御装置5からの信号により
クラッチC1の油圧サーボC−1に油路304を経てラ
イン圧(PL )を供給する第1の位置(図の下半分に示
す位置)と、調圧油圧(PA )を供給する第2の位置
(図の上半分に示す位置)とに選択的に切り換えられる
切換手段としての機能を果たす。
【0032】このように構成された図4に示す油圧回路
の制御は、電子制御装置5によりなされる。図5のフロ
ーチャートに示すように、第1のステップS−1で、ニ
ュートラルスタートスイッチSn5の信号によるニュー
トラルレンジからドライブレンジへの切り換え(以下、
N→D切り換えという)の有無判断が行われる。この判
断がイエスの場合、次のステップS−2で、ソレノイド
弁36への信号SL 1がオフとされ、油路307の油圧
がドレーンされるので、C−1切換弁35は第1の切り
換え位置すなわち図の下半分に示すスプール位置を取
る。これにより、レンジ圧油路302のライン圧
(PL )は、C−1切換弁35及び油路304を経て油
圧サーボC−1に供給開始される。次のステップS−3
では、クラッチC1の現在の回転数(NC 1 )をN→D
切り換え時のクラッチ回転数(NC 1 R )とし、現在の
エンジン回転数(NE )をN→D切り換え時のエンジン
回転数(NE R )としてセットし、タイマTをリセット
する処理がなされる。次に、ステップS−4では、リニ
アソレノイド弁34からの入力トルクに応じた信号圧
(Pth )がC−1制御弁33に供給されて、C−1制
御弁33から信号圧(Pt h )に応じた調圧油圧
(PA )を出力する処理がなされる。この例ではステッ
プS−3でセットされたエンジン回転数(NE R )に応
じて設定される。次に、ステップS−5では、先にリセ
ットしたタイマTの値が、T1になるまでの時間経過判
断がなされる。このタイマ値T1は、本例において、ク
ラッチC1の係合が開始される時点より少し前の時点に
設定されている。その理由は、係合開始によりソレノイ
ド弁36への信号SL 1をオンするようにすると、検出
遅れにより、クラッチC1が係合を開始しているにもか
かわらず、油圧サーボC−1にライン圧(PL )が供給
される場合があるためである。以上のステップが油圧サ
ーボのピストンを係合に至るまで急速にストロークさせ
るための制御である。
【0033】ステップS−5のタイマ計測を繰り返し
て、タイマTの値がT1になったと判断されると、次の
ステップS−6で、ソレノイド弁36への信号SL 1が
オンとされる。これにより、先のステップS−4で予め
安定した調圧油圧(PA )の出力状態に置かれたC−1
制御弁33から、C−1切換弁35の切り換えにより油
圧サーボC−1にアプライ圧(PA )の供給がなされ
る。その後この調圧油圧(PA )は、ステップS−7で
の、N→D切り換え時のクラッチC1回転(NC 1R
に対して、現在のクラッチC1回転(NC 1 )が所定値
(ΔNR 1 )以上低下したときに係合開始とする判断に
基づき、次のステップS−8の処理により、油圧サーボ
C−1への供給油圧(PC 1 )を所定時間ごとに、所定
量(ΔPt h)だけ増圧していく。このときの所定量
(ΔPt h )は、入力トルクに応じて設定されており、
入力トルクが大きくなるに従い、その量も大きくなるよ
うに設定されている。この入力トルクは、この例では、
スロットル開度(θ)で検出する。ステップS−9で
は、クラッチC1の出力回転数(すなわち、車速センサ
Sn4が検出する出力回転数Noに第1速のギヤ比iを
乗じて得られる回転数)(No・i)と、現在のクラッ
チC1の入力回転数(NC 1 )との差が所定値(ΔN
R 2 )以内になったとき、すなわち、クラッチC1がほ
ぼ係合したときに制御終了と判断する。最後に、ステッ
プS−10で、この判断に基づき、ソレノイド弁36へ
の信号SL 1をオフとする。これにより、C−1切換弁
35は再び切り換えられてライン圧(PL )の直接供給
状態に戻る。
【0034】上記したフローによるタイムチャートを図
6に示す。図にみられるように、スロットル信号圧(P
t h )により調圧される調圧油圧(PA )は、スロット
ル信号圧(Pt h )と同様、N→D切り換えの時期から
初期油圧(PA I )に調圧されているので、ソレノイド
弁36オンの当初から精確な供給圧としてクラッチサー
ボC−1に供給される。また、図中の点線は実際の油圧
サーボC−1内の油圧を示しており、油圧サーボのピス
トンがストロークしている間は、ライン圧が供給されて
も、比較的低い値となる。この実施例の制御の特徴とし
て、タイマ計測時間T1を実際のクラッチ係合開始時期
より若干短く設定しているため、油圧サーボC−1への
供給圧(PC 1 )は、C−1切換弁35の切り換え時期
より若干遅れて上昇を開始する。
【0035】次に、図7は、制御態様を変更した第2実
施例のフローチャートを示す。この例では、前例におけ
るタイマTの計時判断に代えて、ソレノイド弁36への
信号SL 1をオンする時期をクラッチC1の係合開始時
期と一致させている。したがって、前例のステップS−
3に相当する本例のステップS−3’では、タイマ=0
とするリセット処理がなくなり、ステップS−5のタイ
マ計測処理も除かれている。そして、ソレノイド弁36
をオンする時期をクラッチC1の係合開始時期と一致さ
せている関係で、前例と異なり、クラッチC1の係合開
始判断に当たるステップS−7のクラッチ係合判断が、
ソレノイド弁36のオン処理すなわちステップS−6よ
り先行している。これらのステップ以外の判断及び処理
は、前例の場合と実質的に同様であるので、冗長をさけ
るべく、相当するステップに同様の番号を付して、説明
に代える。
【0036】こうした第2実施例のフローによるタイム
チャートを図8に示す。前記第1実施例と異なる点は、
クラッチ係合開始時期とソレノイド弁36への信号SL
1をオンする時期をクラッチC1の係合開始ポイントと
一致させているため、油圧サーボC−1への供給圧(P
C 1 )は、C−1切換弁35の切り換え時期と同期して
上昇を開始する点である。こうした制御構成を採った場
合、油圧サーボC−1のピストンを係合に至るまで急速
にストロークさせるためのライン圧(PL )の供給期間
を最大限長くすることができるため、前記第1実施例の
制御によるよりも、クラッチ係合に要する時間を短縮す
ることができる。
【0037】以上、要するに、前記いずれの実施例にお
いても、N→D切り換えによりマニュアルバルブ32か
らライン圧(PL )が出力されるが、その際、電子制御
装置5内のプログラムとしての保持手段(第1実施例に
おいて、ステップS−3〜S−5、第2実施例におい
て、ステップS−3’〜S−7)により切換手段35,
36が油圧サーボC−1へライン圧(PL )を供給する
第1の位置に切り換えられているので、油圧サーボC−
1にはライン圧(PL )が供給される。そして、N→D
切り換えがなされてから所定期間は、その状態が保持さ
れており、この間に、ピストンストロークが急速に行わ
れるので、係合時間の短縮が可能となる。次に、所定時
間が経過すると、切換手段35,36が油圧サーボC−
1へ調圧手段33,34からの調圧油圧(PA )を供給
する第2の位置に切り換えられるが、調圧手段33,3
4は、所定時間が経過する以前に初期油圧(PA I )を
安定して出力する状態になっているので、油圧サーボC
−1への供給油圧(PC 1 )は、ライン圧(PL )か
ら、それより低い初期油圧(PA I )に、遅れることな
く切り換えられる。したがって、従来技術のように油圧
の低下が遅れることがなくなり、係合ショックが防止さ
れる。そして、切換手段35,36が第2の位置に切り
換えられた以降は、油圧サーボC−1への供給油圧(P
C 1 )は、電子制御装置5内のプログラムとしての油圧
上昇手段(第1、第2実施例ともステップS−8)の制
御下で、初期油圧(PA I )から徐々に上昇して、クラ
ッチC1の係合が徐々に行われる。このように、切換手
段35,36によって、調圧手段33,34を介するこ
となくライン圧(PL )を供給する状態から、調圧弁3
3,34により調圧された調圧油圧(PA )を供給する
状態へと切り換えるようにしたので、油圧サーボC−1
へ供給される油圧(PC 1 )を遅れることなく初期油圧
(PA I )に急激に低下させることができ、係合ショッ
クを防止しながら、係合時間の短縮を図ることができ
る。
【0038】以上、本発明を2つの実施例に基づき詳説
したが、本発明は、特許請求の範囲に記載の事項の範囲
内で種々に細部の具体的な構成を変更して実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を概念的に示すブロック図
である。
【図2】上記第1実施例に係る自動変速機の全体構成を
機構部のみスケルトンで示すブロック図である。
【図3】上記自動変速機の作動図表である。
【図4】上記自動変速機の油圧制御装置の部分回路図で
ある。
【図5】上記第1実施例の制御装置の処理を示すフロー
チャートである。
【図6】上記第1実施例の制御装置の処理を示すタイム
チャートである。
【図7】本発明の第2実施例における制御装置の処理を
示すフローチャートである。
【図8】上記第2実施例の制御装置の処理を示すタイム
チャートである。
【図9】従来の自動変速機の制御装置により得られる供
給油圧の特性図である。
【符号の説明】
E/G エンジン T 自動変速機 C1 クラッチ C−1 油圧サーボ Sn1 スロットルセンサ(入力トルク検出手段) Sn2 エンジン回転センサ(入力トルク検出手段) Sn5 ニュートラルスタートスイッチ(レンジ切換検
出手段) 3 油圧制御装置(油圧制御手段) 5 電子制御装置(電子制御手段) 32 マニュアルバルブ 33 C−1制御弁(調圧手段) 34 リニアソレノイド弁(調圧手段) 35 C−1切換弁(切換手段) 36 ソレノイド弁(切換手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前進走行レンジが選択されたときに係合
    されて、エンジンからの回転を変速装置に伝達するクラ
    ッチと、 該クラッチを選択的に係脱する油圧サーボと、 該油圧サーボへ供給される油圧を制御する油圧制御手段
    と、 非走行レンジから前記前進走行レンジへの切り換えを検
    出するレンジ切換検出手段と、 該レンジ切換検出手段からの信号に基づき、前記油圧制
    御手段を制御する電子制御手段とを備える自動変速機の
    制御装置において、 前記油圧制御手段は、前記前進走行レンジが選択された
    ときに前進走行レンジ圧を出力するマニュアルバルブ
    と、前記前進走行レンジ圧を前記電子制御手段からの信
    号に基づき調圧して、調圧油圧として出力する調圧手段
    と、前記電子制御手段からの信号により前記油圧サーボ
    に前記前進走行レンジ圧を供給する第1の位置と、前記
    調圧油圧を供給する第2の位置とに選択的に切り換えら
    れる切換手段と、を有し、 前記電子制御手段は、前記レンジ切換検出手段により前
    記前進走行レンジへの切り換えが検出されてから所定期
    間、前記切換手段を前記第1の位置に保持させ、前記所
    定期間の経過にともない前記切換手段を前記第2の位置
    に切り換えさせるように前記切換手段に信号を出力する
    保持手段と、該保持手段により前記切換手段が前記第2
    の位置に切り換えられる以前に、前記前進走行レンジ圧
    よりも低い初期油圧を出力させるとともに、前記切換手
    段が第2の位置に切り換えられた以降に、前記初期油圧
    から徐々に油圧を上昇させるように前記調圧手段に信号
    を出力する油圧上昇手段と、を有することを特徴とする
    自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、さらに、前記エンジン
    から前記変速装置へ入力される入力トルクを検出する入
    力トルク検出手段を有し、 前記電子制御手段は、前記入力トルク検出手段と前記レ
    ンジ切換検出手段からの信号に基づき前記油圧制御手段
    を制御し、 前記油圧上昇手段は、前記初期油圧を、前記入力トルク
    検出手段により検出された入力トルクに応じた油圧にさ
    せるように、前記調圧手段に信号を出力する請求項1記
    載の自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、さらに、前記クラッチ
    の係合開始を検出する係合検出手段を有し、 前記油圧上昇手段は、前記係合検出手段からの信号によ
    り前記クラッチの係合が検出されたときに、前記初期油
    圧から徐々に油圧を上昇させるように、前記調圧手段に
    信号を出力する請求項1又は2記載の自動変速機の制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、さらに、前記クラッチ
    の係合開始を検出する係合検出手段を有し、 前記保持手段が前記切換手段を前記第1の位置に保持す
    る前記所定期間は、前記前進走行レンジへ切り換えられ
    てから前記係合検出手段によりクラッチの係合開始が検
    出されるまでの期間とされた請求項1又は2記載の自動
    変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記保持手段が前記切換手段を前記第1
    の位置に保持する前記所定期間は、前記前進走行レンジ
    へ切り換えられてからクラッチの係合開始される直前ま
    でとなるように設定された所定時間が経過するまでの期
    間である請求項1又は2記載の自動変速機の制御装置。
JP7138376A 1995-05-12 1995-05-12 自動変速機の制御装置 Expired - Fee Related JP2876107B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7138376A JP2876107B2 (ja) 1995-05-12 1995-05-12 自動変速機の制御装置
US08/646,635 US5707316A (en) 1995-05-12 1996-05-08 Automatic transmission control apparatus
EP96107403A EP0742390B1 (en) 1995-05-12 1996-05-09 Automatic transmission control apparatus
DE69600742T DE69600742T2 (de) 1995-05-12 1996-05-09 Steuerungseinrichtung für ein automatisches Getriebe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7138376A JP2876107B2 (ja) 1995-05-12 1995-05-12 自動変速機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08303570A true JPH08303570A (ja) 1996-11-19
JP2876107B2 JP2876107B2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=15220498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7138376A Expired - Fee Related JP2876107B2 (ja) 1995-05-12 1995-05-12 自動変速機の制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5707316A (ja)
EP (1) EP0742390B1 (ja)
JP (1) JP2876107B2 (ja)
DE (1) DE69600742T2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2840937B2 (ja) * 1996-02-20 1998-12-24 本田技研工業株式会社 油圧作動式変速機の制御装置
JP3039367B2 (ja) * 1996-03-27 2000-05-08 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機の制御装置
JP3791716B2 (ja) * 1996-06-06 2006-06-28 株式会社デンソー 自動変速機用油圧制御装置
JP3634947B2 (ja) * 1997-08-08 2005-03-30 ジヤトコ株式会社 自動変速機のニュートラル制御装置
JP4172672B2 (ja) * 1999-03-17 2008-10-29 株式会社小松製作所 変速機のクラッチ圧制御装置
JP2001328466A (ja) * 2000-03-14 2001-11-27 Nissan Motor Co Ltd 変速比無限大無段変速機の駆動力制御装置
DE102004042609A1 (de) * 2004-09-03 2006-03-09 Zf Friedrichshafen Ag Kennlinie für die Servounterstützungseinrichtung einer Schaltvorrichtung
EP2109528B1 (en) * 2007-01-10 2017-03-15 3D Systems Incorporated Three-dimensional printing material system with improved color, article performance, and ease of use and method using it
JP4603600B2 (ja) * 2008-06-06 2010-12-22 ジヤトコ株式会社 自動変速機の油圧制御装置
JP5261224B2 (ja) * 2009-02-12 2013-08-14 トヨタ自動車株式会社 車両用自動変速機の制御装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3611256C2 (de) * 1985-04-06 1994-08-25 Nissan Motor Vorrichtung zum Regeln der Anfahrkupplung eines automatischen Getriebes
EP0330410B1 (en) * 1988-02-20 1995-04-26 Aisin Aw Co., Ltd. Hydraulic control device for an automatic transmission
DE3810013A1 (de) * 1988-03-24 1989-10-12 Rexroth Mannesmann Gmbh Verfahren und vorrichtung zur druckbeaufschlagung von stellgliedern an schaltelementen eines fahrzeuggetriebes
US5090270A (en) * 1988-05-12 1992-02-25 Nissan Motor Co., Ltd. Control system for automatic transmission
JPH0328571A (ja) * 1989-06-22 1991-02-06 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機の液圧制御装置
US5301572A (en) * 1990-10-02 1994-04-12 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Shift control method for an automatic transmission of an automotive vehicle
JPH05126238A (ja) * 1991-11-01 1993-05-21 Jatco Corp 自動変速機のセレクトシヨツク軽減装置
JP3189214B2 (ja) * 1992-05-18 2001-07-16 ジヤトコ・トランステクノロジー株式会社 自動変速機の液圧制御装置
US5343782A (en) * 1992-08-31 1994-09-06 General Motors Corporation Anti-flare method using offgoing slip speed and rate of change of slip-speed to determine pressure compensation for incoming clutch
JP2945222B2 (ja) * 1992-11-27 1999-09-06 三菱電機株式会社 自動変速機の制御装置
JP2808550B2 (ja) * 1994-05-02 1998-10-08 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69600742T2 (de) 1999-02-25
EP0742390A2 (en) 1996-11-13
DE69600742D1 (de) 1998-11-12
JP2876107B2 (ja) 1999-03-31
EP0742390B1 (en) 1998-10-07
EP0742390A3 (en) 1996-11-20
US5707316A (en) 1998-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3039367B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2876110B2 (ja) 自動変速機の制御装置
EP2161482A2 (en) Control device for vehicle and control method thereof
JP5191978B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2924711B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPH08303570A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2003182408A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2876108B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPH0611030A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3130615B2 (ja) 自動変速機のサーボ油圧制御装置
JPH08303582A (ja) 自動変速機の制御装置
JPH09280359A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP2000266173A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3620638B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3492295B2 (ja) 自動変速機の変速制御方法
JP2003083439A (ja) 自動変速機の制御装置
JPH04224360A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH05180320A (ja) 自動変速機の制御装置
JPH1047469A (ja) 自動変速機のアップシフト制御装置
JPH1137272A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JPS63312558A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2858347B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP2000213638A (ja) 自動変速機の制御装置
JP3767042B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPH02150561A (ja) 電子制御自動変速装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20041209

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20050329

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100122

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees