JPH02150561A - 電子制御自動変速装置 - Google Patents

電子制御自動変速装置

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Publication number
JPH02150561A
JPH02150561A JP63303396A JP30339688A JPH02150561A JP H02150561 A JPH02150561 A JP H02150561A JP 63303396 A JP63303396 A JP 63303396A JP 30339688 A JP30339688 A JP 30339688A JP H02150561 A JPH02150561 A JP H02150561A
Authority
JP
Japan
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brake
clutch
timer
solenoid valve
shift
Prior art date
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Pending
Application number
JP63303396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitami Saitou
斉藤 圭民
Nobuyuki Isono
磯野 信幸
Nobuyasu Suzumura
鈴村 延保
Makoto Inoue
誠 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP63303396A priority Critical patent/JPH02150561A/ja
Publication of JPH02150561A publication Critical patent/JPH02150561A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H2061/004Venting trapped air from hydraulic systems

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、車両に搭載される電子制御自動変速装置に関
する。
(従来の技術) 従来、車両用の自動変速装置において、変速を行う場合
には、今まで係合していたクラッチまたはブレーキを解
放させ、目的とする変速段に応じたクラッチまたはブレ
ーキを係合させていた。この操作は油圧回路等の流体圧
切換手段を電子制御手段により切り換えて行っていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の技術では、クラッチやブレーキに流体圧
を与える管路内にエアが発生ずると電子制御手段の指示
よりもクラッチやブレーキの動作が遅れてしまうことが
ある。また、電子制御手段がクラッチやブレーキの係合
圧力を制御するタイプの自動変速装置では、エアの発生
のために指示した係合圧と実際の係合圧が変わってしま
うことがある。
そこで本発明においては、変速時に流体の流れる管路内
に存在するエアを取り除くことをその課題とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明において用いた技術的
手段は、流体圧の印加により作動するクラッチおよびブ
レーキを有し、該クラッチおよびブレーキの係合・非係
合によりギア比を変更する自動変速機、前記クラッチお
よびブレーキへの流体圧の印加を制御する流体圧切換手
段、および前記流体圧切換手段を駆動し、前記クラッチ
およびブレーキの係合・解放を制御する電子制御手段を
備える電子制御自動変速装置において、前記電子制御手
段を、変速判断時に、一時的に、係合側のクラッチまた
はブレーキに加える流体圧を増大させるようにしたこと
である。
(作用) この技術的手段によれば、電子制御手段は変速開始時に
一時的に係合側のクラッチまたはブレーキに加える流体
圧を増大させる指示を発する。これにより流体圧切換手
段は指示されたクラッチまたはブレーキにつながる管路
に流体圧を発生させる。このため管路内に存在したエア
は排出されてしまう。クラッチまたはブレーキに流体圧
がかかるのは一時的であるので、クラッチまたはブレー
キは解放されたまま、あるいは若干係合されるだけとな
る。この時点において解放側のクラッチまたはブレーキ
は完全に係合されたままであるので仮に係合側のクラッ
チまたはブレーキが若干係合されても、そのクラッチま
たはブレーキが滑るだけで車両の走行性能に影響を与え
ない。実際の変速動作はこのあと行われるので、管路内
のエアは排出されたあとであり、クラッチまたはフ゛レ
ー二1−の動作がスムーズになる。
(実施例) 以下、本発明を用いた一実施例を図面に基づいて説明す
る。本実施例においては、自動変速機本体は従来使用さ
れている4速(オーバードライブ付)のものを使用して
いる。
第1図を参照して、この自動変速機の動作を説明する。
オーバードライブ機構607の入力軸であるタービン軸
600はトルクコンバータを介してエンジンと結合され
ている。このタービン軸600は遊星歯車装置のキャリ
ア609に連結されている。キャリア609により回転
可能に支持されたプラネタリビニオン610はODプラ
ネタリギア601を介して歯車変速機構608の入力軸
611に連結されている。またプラネタリピニオン61
0はサンギア612と噛み合っている。サンギア612
とキャリア609との間にはODクラッチCOが設けら
れている。サンギア612とハウジング613との間に
はODブレーキBOが設けられている。歯車変速機構6
08の入力軸611と中間軸614の間にはフォワード
クラッチCIが設けられている。また、入力軸611と
サンギア軸615の間にはダイレクトフランチC2が設
けられている。サンギア軸615とハウジング613と
の間にはセカンドブレーキB1が設けられている。出力
軸605に連結されたキャリア617により回転可能に
支持されたプラネタリピニオン619はギアおよびキャ
リア618を介して中間軸614と連結されている。ま
たプラネタリビニオン619はサンギア軸615と噛み
合っている。プラネタリビニオン621はキャリア61
7およびサンギア軸615と噛み合っている。
プラネタリピニオン621とハウジング613との間に
はIStアンドRevブレーキB2が設けられている。
この自動変速機において、クラッチCO,C1、C2お
よびブレーキBO,B1.B2と変速段との関係は下表
のようになる。
○:係合 ×:非係合 第土表 このクラッチCo、CI、C2およびブレーキBO,B
l、B2は第2図の油圧回路によりその係合・解放を制
御される。
第2図を参照すると、油溜め701より油圧ポンプ70
2によって汲み上げられた作動油はライン圧油路704
に供給される。ライン圧制御用ソレノイドバルブ48に
より制御される圧力調整弁703はライン圧油路704
の油圧を調整する。
ライン圧油路704bはうイン圧油路704と圧力調整
弁703を介して接続されているが、クラッチCO制御
用ソレノイドバルブ41.クラッチ02制御用ソレノイ
ドバルブ42.ブレーキBO制御用ソレノイドバルブ4
3.ブレーキB1制御用ソレノイドバルブ44.ブレー
キB2制御用ソレノイドバルブ45を介してそれぞれマ
ニュアルバルブ705,706,707,708,70
9に接続されている。また、マニュアルバルブ7゜5.
706,707,708,709には油圧ポンプ702
の出力が直接接続されている。そして、マニュアルバル
ブ705,706,707,708の出力にはそれぞれ
クラッチCO,クラッチC2、ブレーキBO,ブレーキ
B1が接続されている。マニュアルバルブ709の出力
はバルブ710を介してブレーキB2に接続されている
。バルブ710はロー、リバース禁止用ソレノイドバル
ブ46を介してシフト弁711に接続されている。
シフト弁711は、またマニュアルバルブ706と接続
されている。このシフト弁711は、シフトレバ−の動
作に対応して移動し、Pレンジ以外のときにその内部に
油圧ポンプ702からの油圧がかかるようになっている
。また、1st、2nd、3rdおよびOD時にはクラ
ッチC1に油圧が加わるようになっている。そして、L
、2レンジのときにマニュアルバルブ706へ油圧を供
給し、L、Rレンジのときにロー、リバース禁止用ソレ
ノイドバルブ46に油圧を供給する。
この構成により、クラッチCO制御用ソレノイドバルブ
41を開けばマニュアルバルブ705の弁が移動し、油
圧ポンプ702の出力がクラッチCOに加わり、クラッ
チCOが係合される。クラッチCO制御用ソレノイドバ
ルブ41を閉じればクラッチCOには油圧が加わらず、
クラッチCOが解放される。
クラッチC1には、1st、  2nd、3rdおよび
OD時に油圧が加わり係合され、その他のレンジのとき
には油圧が加わらず解放される。
クラッチC2においては、クラッチ02制御用ソレノイ
ドバルブ42を開けばマニュアルバルブ706の弁が移
動し、油圧がクラッチc2に加わり、クラッチCOが係
合される。クラッチ02制御用ソレノイドバルブ42を
閉じればクラッチC2には油圧が加わらず、クラッチC
2が解放される。ただし、シフト弁711によりり、2
レンジのときにはマニュアルバルブ706に油圧が供給
され、クラッチ02制御用ソレノイドバルブ42の動き
に関わらずクラッチC2への油圧をカントするようにな
っている。
ブレーキBOにおいては、ブレーキBO制御用ソレノイ
ドバルブ43を開けばマニュアルバルブ707の弁が移
動し、油圧がブレーキBOに加わらなくなり、ブレーキ
BOが解放される。ブレーキB1制御用ソレノイドバル
ブ43を閉じればブレーキBOには油圧が加わり、ブレ
ーキBOが係合される。
ブレーキBlにおいては、ブレーキB1制御用ソレノイ
ドバルブ44を開けばマニュアルバルブ708の弁が移
動し、油圧がブレーキB1に加わらなくなり、ブレーキ
B1が解放される。ブレーキB1制御用ソレノイドバル
ブ44を閉じればブレーキB1には油圧が加わり、ブレ
ーキBlが係合される。
ブレーキB2においては、ブレーキB2制御用ソレノイ
ドバルブ45を開けばマニュアルバルブ709の弁が移
動し、油圧がブレーキB2に加わわらなくなり、ブレー
キB2が解放される。ブレーキB2制御用ソレノイドバ
ルブ45を閉じればバルブ710を介してブレーキB2
には油圧が加わり、ブレーキB2が係合される。ただし
、RレンジおよびLレンジのときにロー、リバース禁止
用ソレノイドバルブ46をオンとするとバルブ710に
油圧が加わりブレーキB2への油圧の供給をカットし、
ブレーキB2を解放させる。
その他の構成で、712はロックアツプコントロール弁
であり、ロソクアソ1制御用ソレノイドバルブ47をオ
ンとするとエンジンの出力軸とタービン回転軸600が
直結されロックアツプ状態となる。
各ソレノイドバルブは後述する電子制御回路により駆動
され、走行条件に応して各クラッチ・ブレーキが第1表
の関係になるように制御される。
また、各ソレノイドバルブは後述する電子制御回路によ
り比較的高周波数で0N−OFFを繰り返し、そのデユ
ーティ比を制御することで各マニュアルバルブの弁の開
度を調整できるようにしである。デユーティ比を高くす
るとマニュアルバルブが大きく開き、油圧ポンプ702
によって発生した油圧が早く各クラッチ・ブレーキに加
わるようになり各クラッチ・ブレーキの動作速度が早ま
る。
また、デユーティ比を低くするとマニュアルバルブの開
度が小さくなり、油圧ポンプ702によって発生した油
圧が各クラッチ・ブレーキに届くのに時間がかかり、各
クラッチ・ブレーキの動作速度が遅くなる。したがって
、デユーティ比を制御することにより各クラッチ・ブレ
ーキの動作速度を調整でき、各クラッチ・ブレーキの係
合時に発生するショックを低減したり、伝達効率を向上
させることができる。
第3図は油圧回路内の各ソレノイドバルブを駆動する電
子制御回路である。
車両に搭載されるバッテリ20の端子にはイグニッショ
ンスイッチ21を介して定電圧電源22の入力端が接続
されている。定電圧電源22の出力端には中央処理ユニ
ソl−CP Uの電源端子VCCおよびGNDが接続さ
れている。定電圧電源22はパンテリ20の出力電圧を
中央処理ユニットCPUが動作可能な電圧に変換するた
めのものである。
中央処理ユニットCPUの各入力端子には、エンジン回
転センサ23.タービン回転センサ24゜出力軸回転セ
ンサ25.スロットルセンサ26゜ニュートラルスター
トスインチ27.アイドルスイッチ32およびブレーキ
スイッチ33が接続されている。第3図では簡略のため
に各センサおよびスイッチの入力インターフェースは省
略している。
エンジン回転センサ23は、車両のエンジンの回転数を
検出するセンサである。エンジン回転センサはエンジン
の出力軸の近傍に配設され、エンジンの回転数に応じた
周波数を有するパルス信号を出力する。本実施例では、
エンジン回転センサはエンジンの出力軸に取りつけられ
たリングギアの歯に対向して設置された電磁ピックアッ
プ式の回転センサであり、リングギア1回転に対し12
0パルスを出力する。この出力は中央処理ユニットCP
Uに送信される。
タービン回転センサ24は、タービンの回転数を検出す
るセンサである。タービン回転センサはタービン回転軸
の近傍に配設され、タービンの回転数に応じた周波数を
有するパルス信号を出力する。本実施例では、タービン
回転センサはタービン軸600に取りつけられたギアの
歯に対向して設置された電磁ピックアップ式の回転セン
サであり、ギア1回転に対し57パルスを出力する。こ
の出力は中央処理ユニットCPUに送信される。
出力軸回転センサ25は、自動変速機の出力軸の回転数
を検出するセンサである。出力軸回転センサは自動変速
機の出力軸の近傍に配設され、自動変速機の出力軸の回
転数に応じた周波数を有するパルス信号を出力する。本
実施例では、出力軸回転センサは出力軸に取りつけられ
たギアの歯に対向して設置された電磁ピックアップ式の
回転センサであり、ギア1回転に対し18パルスを出力
する。この出力は中央処理ユニソh CP Uに送信さ
れる。なお、出力軸回転センサは、自動変速機の出力軸
と車輪の回転数の関係が明確に分かっておれば、車両の
速度を検出する他の種類の車速センサで代用してもよい
スロットルセンサ26は、エンジンのスロットルバルブ
の開度を検出するセンサである。スロットルセンサには
、スロットルバルブの回転角度をスイッチにより検出し
スロットルバルブの開度を分割するデジタル式1機械式
のスロットルセンサと、スロットルバルブの回転角度を
電圧値に変換し、A/Dコンバータを使用してスロット
ルバルブの開度を分割するアナログ式、電気式のスロッ
トルセンサがある。本発明では、両方のスロットルセン
サを持ち合わせており、切り換えて使用しているが、通
常の装置では何方か一方だけでもかまわない。スロット
ルセンサは、スロットルバルブの開度を16分割した信
号を4本の信号ラインから出力する。全閉状態をθ0.
全開状態をθ15とする。θOとθ15の間はθ1〜θ
14とする。
ニュートラルスタートスイッチ27はシフトレバ−の位
置を検出するものであり、D(ドライブ)レンジスイッ
チ、L(ロー)レンジスイッチ。
2 (セカンド)レンジスイッチ、3 (サード)レン
ジスイッチ、Nにュートラル)レンジスイッチ、R(リ
バース)レンジスイッチおよびP(パーキング)レンジ
スイッチを有し、D、L、23、N、R,Pの各レンジ
を検出する。
アイドルスイッチ32ば、エンジンのアイドル状態を検
出するセンサであり、アイドル時(本実施例ではスロッ
トル開度1.5%以下)に接点がONになる。
ブレーキスイッチ33は、ブレーキのオン・オフを検出
する。
中央処理ユニソ)CPUの各出力端子には、クラッチ0
2制御用ソレノイドバルブ41.クラッチ02制御用ソ
レノイドバルブ42.ブレーキ82制御用ソレノイドバ
ルブ43.ブレーキB1制御用ソレノイドバルブ44.
ブレーキ82制御用ソレノイドバルブ45.ロー・リバ
ースシフト禁止用ソレノイドバルブ46.ロックアツプ
制御用ソレノイドバルブ47およびライン圧制御用ソレ
ノイドバルブ48が接続されている。第3図では簡略の
ために各ソレノイドの出力インターフェースまたは駆動
装置は省略している。各ソレノイドバルブはそれぞれ中
央処理ユニソ)CPUにより制御される。
中央処理ユニッ1−CPUは、内部にRAM、ROM等
のメモリー、タイマー、レジスタを有しており、イグニ
ッションスイッチがオンとなり、中央処理ユニットCP
Uに電圧が供給されはじめると、第4図のメインルーチ
ンを実行し始める。
第4図は中央制御ユニットCPUのメインルーチン、車
速センサ割り込み、タービン回転センサ割り込み、エン
ジン回転センサ割り込みおよび定時割り込みのフローチ
ャートである。
(メインルーチン) 中央制御ユニットCPUがスタートすると、まず各入出
力ボートの入出力方向の設定、各メモリのイニシャライ
ズ、割り込みの有無の設定等が行われる(ステップ50
)。
そのあと、入出力読み込みルーチンが実行され、入力に
接続された各センサ、スイッチの状態の読み込みやノイ
ズ除去、そして各センサ、スイッチの状態に応じたデー
タの設定が行われる(ステップ51)。
次に、回転数演算処理ルーチンが実行され、車速、ター
ビン回転数およびエンジン回転数の演算が行われる(ス
テップ52)。
エンジン回転数NBの計算は次の式で行われる。
尚、エンジン回転センサからの出力は高周波数であるの
で、8分周してから計算している。
(l 7) n E(i−1) + n IEi PCTi     4分周    6ONE = PCEi     B分周     60nEi=  
      X             XTEi 
     8X10−b     120ここで、 nEi:今回のパルスによるエンジン回転数、TEi:
前回パルスより10m5を越えた最初の1パルスのエツ
ジまでの時間カウント、 PCEi  : TEi中のパルス数、5xto−6:
検出時間の最小単位(8μs)、である。
タービン回転数NTの計算は次の式で行われる。
尚、タービン回転センザからの出力は高周波数であるの
で、4分周してから計算している。
n T(i−1) + n Ti NT  = nTi=        X            
 XTTi     5xto−’     57ここ
で、 nTi:今回のパルスによるタービン回転数、TTi:
前回パルスより10m5を越えた最初の1パルスのエツ
ジまでの時間カウント、 PCTi  : TTi中のパルス数、である。
出力軸回転数Noの計算は次の式で行われる。
n 0(i−1) + n 0i No  = PCOf        1        60nO
j=        X             X
TOi     5xto−618 ここで、 not:今回のパルスによる出力軸回転数、TOi:前
回パルスより10m5を越えた最初の1パルスのエツジ
までの時間カウント、 PCOi  r TOi中のパルス数、である。
車両停止(後述する定時割り込みルーチン内で判定して
いる)後の最初の出力軸回転数Noの計算は、No =
 (144+n0i)/2とする。
出力軸と車軸のギア比および車輪の半径は予め求められ
るので、この出力軸回転数NOから車速を求めることが
できる。
次に、制御用の車速差、スリップ率演算ルーチンが実行
され、制御用の車速差、スリップ率が求められる(ステ
ップ53)。
次に、ライン圧制御・変速制御ルーチンが実行され、ラ
イン圧の設定および制御、制御モードの設定そして変速
判断が行われる(ステップ54)。
ライン圧設定値はスロットル開度とタービン回転数によ
り設定される。ライン圧ソレノイドは、この設定値に従
ってデユーティ−駆動される。
変速制御では、スロットル開度と車速と現在のシフト段
で予め作成されている変速線図に基づいて変速判断の有
無を判定している。
上記の処理が終了すると、次に、ライン圧制御・変速制
御ルーチンにおいて変速可であると判断され、かつ現在
変速中でないときには変速処理ルーチンが実行され、変
速処理が行われる。
次に、ロックアツプ判断ルーチンが実行され、ロックア
ツプの変更有りの場合にはロックアツプ処理ルーチンが
実行され、ロックアンプの処理が行われる。ここで、ロ
ックアンプの処理の一部としてエンジンブレーキ制御が
行われる。ここでは、スロットル開度全閉(アイドル接
点オン)、で設定車速(15km/h)以上の時シフト
段に関わらずエンジン回転数〈タービン回転数の状態の
間口ツクアップソレノイドをオンし直結することでエン
ジンブレーキをかける。アイドル接点オフまたはエンジ
ン回転数〉タービン回転数である状態が、0.6sec
経過後にはその時の変速段による変速判断を行う。
次に、スコート制御・油温制御ルーチンが実行され、車
両停止時にレンジがニュートラルレンジから外れたとき
に変速段を1時的に3rdに上げてショックを和らげる
スコート制御および自動変速機の作動油が異常温度であ
るときに変速段を変更する油温制御が行われる(ステッ
プ61)。
次に、フェールセーフ制御が行われ、フェールセーフ処
理が行われる(ステップ64)。
最後に、出力制御ルーチンが実行され、出力制御が行わ
れる(ステップ65)。
(割り込みルーチン) 出力軸回転センサ、タービン回転センサ、エンジン回転
センサの出力はそれぞれ中央処理ユニッ1− CP U
の割り込み入力端子に接続されており、割り込み端子の
電圧レベルが変わる度に、それぞれ、出力軸回転センサ
割り込みルーチン、タービン回転センサ割り込みルーチ
ン、エンジン回転センサ割り込みルーチンが実行される
出力軸回転センサ割り込みルーチンでは、まず割り込み
時の時刻をタイマーより読み取り、ここで、出力軸回転
数計算用の演算フラグをオンとする。次に、タービン回
転センサおよびエンジン回転センサの故障を判定する(
ステップ66〜6B)。この故障判定は出力軸回転数と
タービン回転数およびエンジン回転数との比較により行
う。
タービン回転センサ割り込みルーチンでは、まず割り込
み時の時刻をタイマーより読み取り、ここで、入力パル
スを4分周するために割り込みが4回カウントされたと
きタービン回転数計算用の演算フラグをオンとする。そ
して、エンジン回転センサおよび出力軸回転センサの故
障を判定する(ステップ69〜71)。この故障判定は
タービン回転数とエンジン回転数および出力軸回転数と
の比較により行う。尚、分周は中央制御ユニットCPU
と回転センサとの間に分周回路を設置して行ってもよい
エンジン回転センサ割り込みルーチンでは、まず割り込
み時の時刻をタイマーより読み取り、ここで、入力パル
スを8分周するために割り込みが8回カウントされたと
きエンジン回転数計算用の演算フラグをオンとする。そ
して、出力軸回転センサおよびタービン回転センサの故
障を判定する(ステップ72〜74)。この故障判定は
エンジン回転数と出力軸回転数およびタービン回転数と
の比較により行う。尚、分周は中央制御ユニットCPU
と回転センサとの間に分周回路を設置して行ってもよい
中央制御ユニッ)CPUには、一定時間経過ごとに発生
する定時割り込みを有している。この実施例では、4m
sごとに定時割り込みルーチンが実行される。ここでは
、まず、制御に使用する各種のタイマーの減算が行われ
る(ステップ75)。
次に、車両停止の判定が行われる(ステップ76)。こ
の実施例では、車両停止速度N5top= 144rp
a+  (約3km)以下を車両停止とする。また、中
央制御ユニットCPUへの人力周波数T s top 
=23.13m5以上パルスがないとき車両停止とする
以下、制御の詳細をフローチャートをもとに説明する。
(出力制御ルーチン) 第5図は出力制御ルーチンのフローチャートである。
変速許可フラグがオン時に、Rレンジのときおよびアッ
プシフト時かつパワーオフ(θ〈θ2またはアイドルス
イッチオン)時にはパワーオファツブジフトフラグをセ
ットし、変速許可フラグをクリアし、変速中フラグをセ
ットする(ステップ292.295,296)。Rレン
ジ以外で7ツブシフト時かつパワーオン(θ≧02)時
にはパワーオンアップシフトフラグをセットし、変速許
可フラグをクリアし、変速中フラグをセントする(ステ
ップ293,295,296)。Rレンジ以外でダウン
シフト時にはダウンシフトフラグをセットし、変速許可
フラグをクリアし、変速中フラグをセットする(ステッ
プ294,295.296)。
変速許可フラグがオン時または変速中フラグがオンの時
には、ダウンシフトフラグがオンであればダウンシフト
ルーチンが実行され、パワーオファツブジフトフラグオ
ンであればパワーオファツブジフトルーチンが実行され
、パワーオンアンプシフトフラグオンであればパワーオ
ンアップシフトルーチンが実行される(297〜303
)。そして各シフトルーチン内で設定される解放側ソレ
ノイドバルブのデユーティ比5DOFFがOパーセント
以下でなければ解放側ソレノイドバルブをデユーティ比
5DOFFで制御する(ステップ304゜305)。ま
た、各シフトルーチン内で設定される係合側ソレノイド
バルブのデユーティ比5DONが100パーセント以上
でなければ係合側ソレノイドバルブをデユーティ比5D
ONで制御する(ステップ306,307)。係合側ソ
レノイドバルブ、解放側ソレノイドバルブはシフト毎に
設定される。各シフト毎のソレノイドバルブは下表によ
る。
(2B) 逆シフト時には係合側と解放側のソレノイドバルブが逆
になる。
この後、他のソレノイドバルブ、例えばロックアツプ制
御用ソレノイドバルブを変化させる必要があれば、その
ソレノイドバルブを駆動するように出力を出し、その後
、メインルーチンに復帰する。
(パワーオンアンプシフトルーチン) 第6a図、第6b図および第6C図はパワーオンアンプ
シフトルーチンのフローチャートである。
この処理の中では通常はタイマーカウンタがOから1.
2・・・5,6と順に変更され、タイマーカウンタの値
毎に処理が行われる。
このルーチンでは、まず、エンジン回転数NBをモニタ
し、エンジン回転数NEが所定値Rt!NDになったか
どうかを判断する(ステップ452)。
R1!NDは変速終了後に到達するであろうエンジン回
転数であり、図示しないが変速判断時に(次の変速段)
×(車速)として求めている。したがって、変速開始時
にはNE≠RENDであるのでステップ457にすすむ
。変速過程においてNn=RENDとなると変速終了の
処理をステップ453〜456で行う。この変速処理の
なかでタイマーカウンタがOとされる(ステップ454
)ので、変速開始時には常にステップ45B以降が最初
に実行される。
(11タイマーカウンター0 変速判断直後ではタイマーカウンタがOであるので、ス
テップ458〜466が実行される。まず、次の処理の
ためにタイマーカウンタが1とされ(ステップ45B)
、TONタイマーがセットされ、TONタイマーがスタ
ートする(ステップ459)。TONタイマーには、変
速判断から係合側ソレノイドバルブを100%係合させ
るまでの時間がセットされる。
次に、フィードバック禁止フラグがOのとき、T OF
Fタイマーの値が、変速条件によりマツプサーチし設定
される値V OFFに前回の変速時のエンジン回転上昇
ピーク値RTOPより求まる値ΔTOFFを加えた値に
設定される。フィードバック禁止フラグ力月のときには
ΔT OFFによる補正は行われない(ステップ460
)。値V OFFは解放側のソレノイドバルブを解放す
るまでの基本時間であり、値ΔT OFFは補正値にな
る。T OFFタイマーは、設定後、定時割り込みによ
って減算されるため、この時点でスタートすることにな
る。その後、制御用のメモリであるメモリTOP、OV
C,OVL、  ΔROVおよびROVCに0をセント
する。そして、現在のエンジン回転数をメモリROMに
セントする(ステップ461〜466)。
その後、出力制御ルーチンを介してメインルーチンに復
帰する。
(2)タイマーカウンター1 タイマーカウンター0のときにタイマーカウンタが1に
セントされるので、次にパワーオンアップシフトルーチ
ンが実行されると、ステップ468〜476が実行され
る(ステップ467)。
ここでは、タイマーカウンターOのときにスタートした
TONタイマーが終了しているかどうかを判断し、終了
していればTONタイマーをクリアし、TOPタイマー
をスタートさせると同時にメモリ5DONを100%と
する (ステップ469〜471)。メモリ5DONの
値は前述したように出力制御中に係合側のソレノイドバ
ルブのデユーティ比として扱われる。したがって、この
処理により係合例のソレノイドバルブのデユーティ比は
100%つまり完全に係合となる。TUPタイマーには
係合側ソレノイドバルブを100%係合させ続ける時間
がセットされる。
次にTUPタイマーが終了しているがどぅがを判断する
。TOPタイマーが終了していればTUPタイマーをク
リアし、マツプよりサーチした値を7glタイマーにセ
ントし、7glタイマーをスタートさせ、タイマーカウ
ントを2とした後、メモリ5DONに値5DIOLDを
代入する(ステップ473〜476)。5DIOLDは
マニュアルバルブが動作を開始する最低レベルの油圧に
相当するデユーティ比であり、このデユーティ比を加え
ることによって次の動作時の応答性を良くしている。
このようにTONタイマー終了からTOPタイマー終了
までは係合側ソレノイドバルブのデユーティ比は100
%になる。TUPタイマー終了後は係合側ソレノイドバ
ルブのデユーティ比は値5DIIOLDとなる。7gl
タイマーには変速時にエンジン回転の上昇がない場合の
係合側ソレノイドバルブのデユーティ比を値5DHOL
Dに固定する時間のりミント時間が設定される。
(3)タイマーカウンタ=2 TIPタイマー終了時にタイマーカウンタが2にセット
されるので、次にパワーオンアップシフトルーチンが実
行されると、ステップ478〜483が実行される(ス
テップ477)。
ここでは、タイマーカウンタ=0のときにスタートした
T OFFタイマーが終了しているかどうかを判断し、
終了していれば、T OFFタイマーをクリアし、メモ
リ5DOFFに0%をセットし、メモIJROVに現在
のエンジン回転数をセットし、タイマーカウンタを3と
し、フラグF RIJSHをオフにする(ステップ47
8〜483)。これにより、TOFFタイマーの実行中
は解放側のソレノイドバルブは変速判断前のデユーティ
比を保持し、T OFFタイマーの終了後は0%つまり
完全に解放される。
(4)タイマーカウンタ=3 T OFFタイマー終了時にタイマーカウンタが3にセ
ットされるので、次にパワーオンアップシフトルーチン
が実行されると、ステップ485以降が実行される(ス
テップ484)。
まず、エンジン回転数が値ROVに対し変化があったか
どうかをチエツクする(ステップ485)。
タイマーカウンター3の開始時には値ROVはTOFF
タイマー終了時即ち解放側ソレノイドバルブの解放時の
エンジン回転数となっている。本実施例では、エンジン
回転の入力を8分周しているので、メインルーチンが1
周する間にエンジン回転数NEの値が変化しないことが
ある。このときにはステップ485により処理の大半が
スキップされる。
エンジン回転数に変化があった場合には、値ROVに対
し現在のエンジン回転数が増加方向か減少方向かを調べ
る(ステップ486)。変化が増加方向であればメモリ
OvCの値を1だけ増加し、メモリOVLを0とし、値
ΔROVに現在のエンジン回転数から値ROVを引いた
値を加え、値ROνを現在のエンジン回転数に更新する
(ステップ487〜490)。値ΔROVは、エンジン
回転が変化する前のエンジン回転数と現在のエンジン回
転数の差となっている。また、メモリOvCには値ΔR
Ovを更新した回数がカウントされる。
次に、フラグFRIISI+がオンがどうかを判定する
(ステップ491)。タイマーカウンター2のときにフ
ラグF I?ll5)lはオフとなっているので、ΔR
Ovが2Orpmより上かどうかをみる。これはΔRO
Vが2Orpmより上になり、ステップ495でフラグ
FRUSIIがオンとされるまで続けられる。
ΔROνが2Orpmより上になると、値AGLRUS
HにΔROV10VCを代入し、値A G L R[l
5I(からΔTOFF 、VDl、AGLIを算出する
(ステップ493〜494)。VDIおよびAGLIは
係合側ソレノイドバルブの制御時間および制御量を表す
値である。値A G L R[l5llはエンジン回転
が変化する前のエンジン回転数と現在のエンジン回転数
の差を、値ΔROVを更新した回数つまりエンジン回転
が変化する前の時間と現在の時間との差に対応する値で
割ったものであるので、エンジン回転の上昇速度に相当
する値である。解放側ソレノイドバルブ、係合側ソレノ
イドバルブを共に解放(係合側ソレノイドバルブのデユ
ーティは5DIIOLDになっている。これは最低動作
圧に相当するデユーティ比であるので係合側ソレノイド
バルブは解放とみなしてよい)であるとき、車両の負荷
が大きいとエンジン回転の上昇速度が速く、車両の負荷
が小さいとエンジン回転の上昇速度が遅くなる。したが
って、A G L Ru5t(の大きさから車両の負荷
を推測できる。この車両の負荷相当の値により変速に使
用する値ΔTOFF 、 VD 1. AGL 1を変
更するため、車両の負荷に合った変速ができる。
この後、フラグFI?LIS11をオンとし、メモリ5
DONに値5DSTを代入する(ステップ495〜49
6)。
ステップ486でエンジン回転数が減少方向に移動した
とき、メモリOvCをOとし、OVLを1だけ増加させ
る。
次にメモリ0VLO値が2でないときにはステップ51
3に跳び、その後メインルーチンへと復帰する。メモリ
0VLO値が2であったならば、つまりエンジン回転数
が2回つづいて減少方向であるならば、前に設定された
値ROVをエンジン回転数の最大値RTOPとしくステ
ップ503)、タイマーT Dl?Pに20m5をいれ
、タイマーT IIRPをスタートさせる(ステップ5
05)。尚、エンジン回転の計算には1回約10m5使
用するので、エンジン回転が下降し始めてからメモリO
VLの値が2になるのに約20III!Iかかる。そし
て、エンジン回転数の最大値RTOPから値SDIを算
出し、係合側ソレノイドバルブのデユーティを値SDI
にする(ステップ506,507)。また、エンジン回
転数の最大値RTOPからΔTDIおよびΔAGL 1
を算出する(ステップ508)。次に、値VDIを走行
状態に応じてマツプから読み取る(ステップ509)。
そして、フィードバック禁止フラグが0のときには、M
DIにΔTDIを加算した値をタイマーTDIにセット
し、タイマーTDIをスタートさせ、かつAGLIにΔ
AGL1を加算し補正する。また、フィードバック禁止
フラグが1の場合にはMDIをそのままタイマーTDI
にセットし、タイマーTDIをスタートさせる(ステッ
プ509〜511)。このあと、タイマーカウンタを4
とする(ステップ510〜512)。
タイマーカウント=−3のときに、エンジン回転数が解
放側ソレノイドバルブの解放時の回転数より2Orpm
以上上昇しないうちにTglタイマーが終了すると、T
g2タイマーをスタートさせ、タイマーカウントを9と
する(ステップ497〜499)。通常はアップシフト
の場合解放側ソレノイドバルブと係合側のソレノイドバ
ルブをともに解放するとエンジンには負荷がかからなく
なるのでエンジン回転が上昇する。しかし、ここでエン
ジン回転数が所定時間内に2Orpm以上上昇しないと
きにはタイマーカウント=9の例外処理が行われる。
(5)タイマーカウンター4 エンジン回転数が下降しはじめるとタイマーカウンタが
4にセットされるので、次にパワーオンアップシフトル
ーチンが実行されると、ステップ515以降が実行され
る(ステップ514)。
TDIタイマーが終了していないときには、タイマーカ
ウンター4の処理毎に、係合側ソレノイドバルブのデユ
ーティ比は値ACLLに基づいた値ΔSD (AGLI
)だけ加算される(ステップ520)。
この後、TDRPタイマーが終了すると、メモリROv
Gの値が1だけ増加させられて、エンジン回転数の最大
値RTOPから現在のエンジン回転数を引いた値がΔR
OVに格納される。そして、メモリROV(:の値が4
になっていなければT DRPタイマーに40m5を代
入し再びスタートさせ、ΔTD3およびΔAGL3をク
リアする(ステップ524゜528.529)、 メー
T−リROVC(7)値が4になる、即ち4回T DR
Pタイマーが走り終えた時(エンジン回転数が下降しは
じめてから最初のT IIRPタイマーが走り始めるま
でに約20m5.最初のT DPI’タイマーが20m
5で後の3回が40m5であるので合わせて160ma
経過)、ΔROVを16で割り、割った値でΔROVを
更新しくこれによりΔROVはlQma間のエンジン回
転数の平均どれだけ下降したかを示す) 、TDRPタ
イマーをクリアし、ΔROvの値からΔTD3とΔAG
L3を算出する(ステップ524〜527)。
タイマーカウンタが4のときに、TDIタイマーが終了
すると、TDIタイマーがクリアされ、TD2タイマー
がスタートし、AGL2が求められ、タイマーカウンタ
が5となる(ステップ515〜520)。
(6)タイマーカウンタ=5 TDIタイマーが終了するとタイマーカウンタが5にセ
ットされるので、次にパワーオンアンプシフトルーチン
が実行されると、ステップ531以降が実行される(ス
テップ530)。
TD2タイマーが終了していないときには、タイマーカ
ウンター5の処理毎に、係合側ソレノイドバルブのデユ
ーティ比は価AGL2に基づいた値ΔSD (AGL2
)だけ加算される(ステップ536)。このあと、タイ
マーカウンター4のステップ521へ跳び、同様の処理
を行う。つまり、エンジン回転数が下降しはじめてから
TD2タイマーが終了するまでに4回T DRPタイマ
ーが走り終える(エンジン回転数が下降しはじめてから
160m5経過)とΔTD3およびΔAGL3が算出さ
れる。
TD2タイマーが終了すると、TD2タイマーがクリア
され、タイマーカウンタが6とされる(ステップ532
,533)。次に、その時の走行状態に応じて値VD3
がマツプよりサーチされる。
そしてフィードバンク禁止フラグがOのとき値VD3に
ΔTD3を加えた値がタイマーTD3にセントされ、タ
イマーTD3がスタートする。また、フィードバック禁
止フラグが1のときには値VD3がそのままタイマーT
D3にセットされる(ステップ534〜535)。ΔT
D3の値はエンジン回転数が下降しはじめてから160
ma以内のときはOであり160m5を経過すると、1
60m5間の平均下降数ΔROVから求めた値になる。
(7)タイマーカウンタ=6 TD2タイマーが終了するとタイマーカウンタが6にセ
ットされるので、次にパワーオンアップシフトルーチン
が実行されると、ステップ538以降が実行される(ス
テップ537)。
TD3タイマーが終了していないときには、タイマーカ
ウンタ=6の処理毎に、係合側ソレノイドバルブのデユ
ーティ比は値AGL3に基づいた値ΔSD (AGL3
)だけ加算される(ステップ542)。
TD3タイマーが終了すると、TD3タイマーがクリア
され、タイマーカウンタが7となりAGL4の値が算出
される(ステップ538〜541)。
(8)タイマーカウンタ=7 TD3タイマーが終了するとタイマーカウンタが7にセ
ットされるので、次にパワーオンアップシフトルーチン
が実行されると、ステツプ548が実行される。ここで
は、係合側ソレノイドバルブのデユーティ比は値AGL
4に基づいた値ΔSD (AGL4)だけ加算される。
(9)タイマーカウンター9 タイマーカウンタが3のときにエンジン回転数が所定時
間内に2Qrpm以上上昇しないときにはタイマーカウ
ント−9の例外処理が行われる。
ここでは7g2タイマーが終了するまで係合側ソレノイ
ドバルブのデユーティ比に値AGL3に基づいた値ΔS
D (AGL3 )だけ加算し、7g2タイマーが終了
すると7g2タイマーをクリアし、係合側ソレノイドバ
ルブのデユーティを100%とし、係合側ソレノイドバ
ルブは完全に係合させる。
a〔パワーオンアップシフト終了 以上述べた処理の途中でエンジン回転数が変速終了後に
到達するであろうエンジン回転数RENDとなると、変
速中フラグがクリアされ、タイマーカウンタがOとなり
、係合側ソレノイドバルブのデユーティを100%とし
、7g2タイマーをクリアして、パワーオンアップシフ
トの制御を終了する。
以上述べた処理の流れを第7図にタイムチャートとして
示す。係合側ソレノイドバルブのデユーティは変速判断
からTON8″後に100%となり、その後TOP秒経
過すると5D)IOLD%になる。そしてエンジン回転
数が2Qrpm以上上昇すると5DST%となりエンジ
ン回転数が最高値に達すると301%となる。その後、
TD1秒間は傾きAGLlで上昇し、続いてTD2秒間
は傾きAGL 2で上昇し、TD3秒間は傾きAGL3
で上昇し、最後に傾きAGL4で上昇する。この間にエ
ンジン回転数がRENDに達すると係合側ソレノイドバ
ルブのデユーティを100%とし制御を終了する。
解放側ソレノイドバルブは変速判断からT OFF後に
0%となる。
このように、解放側のソレノイドバルブが解放される前
に係合例のソレノイドバルブのデユーティ比が一時的(
TIP秒間)に100%となる。このとき、選ばれたソ
レノイドバルブからマニュアルバルブにつながる配管(
第2図参照)内にエアが入っていても押し出される。し
たがって、次の係合側のソレノイドバルブの作動1例え
ば5DST%の係合や傾きAGL1〜4の係合圧の変化
時に対し実際のクラッチやブレーキの動作が的確に行わ
れる。尚、エア抜きのための係合側のソレノイドバルブ
の係合時間(TIP秒間)は短時間に設定しておく。T
UPが長いと係合側と解放側のクラッチ、ブレーキが両
方完全に係合されてしまい、変速機が故障する危険があ
るので注意されたい。エア抜きのために係合側のソレノ
イドバルブを100%係合させた後で、係合側のソレノ
イドバルブの係合比率を5DIOLD%にしているが、
5DIOLD%はクラッチまたはブレーキが係合しない
最大圧に設定しであるので、係合側と解放側のクラッチ
やブレーキの2重係合による問題は発生しない。
パワーオファツブジフトおよびダウンシフトの制御はパ
ワーオンアンプシフトの制御と基本的には同じであるの
で、説明は省略する。
本実施例において、エア抜きのために係合例のソレノイ
ドバルブを100%係合させたが、解放側のクラッチ、
ブレーキと係合側のクラッチ、ブレーキの両方が完全係
合となることが心配な場合には、エア抜きのための係合
例のソレノイドバルブの係合比率を下げてもよい。
また、エア抜きのための係合側のソレノイドバルブの係
合時間は車両条件によって変化させてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明においては、流体圧の印加
により作動するクラッチおよびブレーキを有し、該クラ
ッチおよびブレーキの係合・非係合によりギア比を変更
する自動変速機、前記クラッチおよびブレーキへの流体
圧の印加を制御する流体圧切換手段(油圧回路)、およ
び車両の走行状態に応じて前記流体圧切換手段を駆動し
、前記クラッチおよびブレーキを係合・解放を制御する
電子制御手段(CP U)を備える電子制御自動変速装
置において、前記電子制御手段を、変速判断時に(TO
Nタイマー終了後)、一時的(TIP秒間)に、係合例
のクラッチまたはブレーキに加える流体圧を増大(ステ
ップ471)させている。
したがって、電子制御手段の指示とクラッチやブレーキ
の動作の時間遅れが少なくなり、クラッチやブレーキが
スムーズに動作し、車両の走行状態にマツチした制御を
行えるようになる。
本実施例のように、クラッチやブレーキに加わる圧力の
比率を制御する場合には、電子制御手段の指示比率に対
してクラッチやブレーキの係合比率の誤差が少なくなる
ので、特に効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である電子制御自動変速装置
の自動変速機の説明図を示す。 第2図は第1図の自動変速機を駆動する油圧回路を示す
。 第3図は第2図の油圧回路を制御する電子制御回路を示
す。 第4図は第3図の電子制御回路のCPUのメインルーチ
ン、車速センサ割り込み、タービン回転センサ割り込み
、エンジン回転センサ割り込みおよび定時割り込みのフ
ローチャートである。 第5図は第3図の電子制御回路のCPUの出力制御ルー
チンのフローチャートである。 第6a図、第6b図および第6c図は第5図の出力制御
ルーチン内のパワーオンアンプシフトルーチンのフロー
チャートである。 第7図は本発明の実施例におけるパワーオンアップシフ
ト時のタイムチャートである。 CPU・・・中央処理ユニット、 20・・・バッテリ、 21・・・イグニソションスインチ、 22・・・定電圧電源、 23・・・エンジン回転センサ 24・・・タービン回転センサ 25・・・出力軸回転センサ 26・・・スロットルセンサ 、 27・・・ニュートラルスタートスイッチ、32・ ・
・アイドルスイッチ、 33・・・ブレーキスイッチ、 41・・・クラッチ02制御用ソレノイドバルブ、42
・・・クラッチ02制御用ソレノイドバルブ、43・・
・ブレーキB1制御用ソレノイドパルプ、44・・・ブ
レーキB1制御用ソレノイドバルブ、45・・・ブレー
キB2制御用ソレノイドバルブ、46・・・ロー、リバ
ース禁止用ソレノイドバルブ、 47・・・ロックアツプ制御用ソレノイドバルブ、48
・・・ライン圧制御用ソレノイドバルブ、B2− ・−
1stアンドRevブレーキ、C2・・・ダイレクトク
ラッチ、 B1・・・セカンドブレーキ、 CO・・・ODクラッチ、 BO・・・ODブレーキ、 C1・・・フォワードクラッチ、 600・・・タービン軸、 601・・・ODプラネタリギア、 605・・・出力軸、 607・・・オーバードライブ機構、 608・・・歯車変速機構、 609.617,618・・・キャリア、610.61
.9,621・・・プラネタリピニオン、 611・・・入力軸、 612・・・サンギア、 613・・・ハウジング、 614・・・中間軸、 615・・・サンギア軸、 701・・・油溜め、 702・・・油圧ポンプ、 703・・・圧力調整弁、 704・・・ライン圧油路、 705.706.707,708.709・・・マニュ
アルバルブ、 710・・・バルブ、 711・・・シフト弁、 712・・・ロックアツプコントロール弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 流体圧の印加により作動するクラッチおよびブレーキを
    有し、該クラッチおよびブレーキの係合・非係合により
    ギア比を変更する自動変速機、前記クラッチおよびブレ
    ーキへの流体圧の印加を制御する流体圧切換手段、およ
    び前記流体圧切換手段を駆動し、前記クラッチおよびブ
    レーキの係合・解放を制御する電子制御手段を備える電
    子制御自動変速装置において、 前記電子制御手段は、変速判断時に、一時的に、係合側
    のクラッチまたはブレーキに加える流体圧を増大させる
    、電子制御自動変速装置。
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