JPH02120563A - 電子制御自動変速装置 - Google Patents

電子制御自動変速装置

Info

Publication number
JPH02120563A
JPH02120563A JP63276576A JP27657688A JPH02120563A JP H02120563 A JPH02120563 A JP H02120563A JP 63276576 A JP63276576 A JP 63276576A JP 27657688 A JP27657688 A JP 27657688A JP H02120563 A JPH02120563 A JP H02120563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
clutch
speed
fluid pressure
release
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63276576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2958958B2 (ja
Inventor
Yoshitami Saitou
斉藤 圭民
Nobuyuki Isono
磯野 信幸
Nobuyasu Suzumura
鈴村 延保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP63276576A priority Critical patent/JP2958958B2/ja
Publication of JPH02120563A publication Critical patent/JPH02120563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2958958B2 publication Critical patent/JP2958958B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、車両に搭載される電子制御自動変速装置に関
する。
(従来の技術) 従来、車両用の自動変速装置において、自動変速機のク
ラッチやブレーキを係合する際に、保合の動作を早める
ために、クラッチやブレーキが動かない範囲で所定の作
動圧をクラッチやブレーキに加えることがある。このあ
と、クラッチやブレーキに更に圧力を加えると、クラッ
チやブレーキがスムーズに動く。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来においては、クラッチやブレーキが動かな
い範囲で所定の作動圧を印加しても、自動変速機の温度
変化や作動流体の経年変化で、クラッチやブレーキが動
いてしまい、解放側のクラッチやブレーキが解放途中ま
たは解放されていないときに2重係合がおこり、トルク
の落ち込みが激しい場合にはショックが生ずる場合があ
る。
そこで、本発明においては、2重係合が起こってもトル
クの落ち込みによるショックが大きくならないように変
速機の制御を行うことをその課題とする。
〔発明の構成〕 (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明において用いた技術的
手段は、 流体圧の印加により作動するクラッチおよびブレーキを
有し、該クラッチおよびブレーキの保合・非保合により
ギア比を変更する自動変速機、前記クラッチおよびブレ
ーキへの流体圧の印加を制御する流体圧切換手段、 変速判断時から解放側のクラッチまたはブレーキの解放
開始までの時間を設定する時間設定手段、および 変速判断後、係合側のクラッチまたはブレーキに一定の
動作圧を印加するように前記流体圧切換手段に指示し、
前記時間設定手段により設定された時間になると解放側
のクラッチまたはプレー・キを解放するように前記流体
圧切換手段に指示し、その後、係合側のクラッチまたは
ブレーキを係合するように前記流体圧切換手段に指示す
る電子制御手段、 を備える、電子制御自動変速装置において、自動変速機
の入力軸の回転数を監視し、エンジン回転数の下降速度
を検出する下降速度検出手段と、 エンジンの負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、を
備え、 前記電子制御手段を、シフトアップ時において前記エン
ジン負荷検出手段によるエンジン負荷が低い場合に、係
合側のクラフチまたはブレーキに一定の動作圧を印加す
るように前記流体圧切換手段に指示したあと、前記下降
速度検出手段の検出下降速度が高いと解放側のクラッチ
またはブレーキをすぐに解放するように前記流体圧切換
手段に指示する、ようにしたことである。
(作用) 上記技術的手段によれば、シフトアップの変速判断のあ
と、係合側のクラッチまたはブレーキは一定の動作圧で
付勢される。したがって、更に係合側のクラッチまたは
ブレーキに圧力を加えるとすぐに係合側のクラッチまた
はブレーキが動くので応答性がよ(なるやこのあと、時
間設定手段により設定された時間だけ経過後、解放側の
クラッチまたはブレーキは解放される。この時間による
解放側のクラッチまたはブレーキの解放前において、前
記一定の動作圧が高すぎると、解放側のクラッチまたは
ブレーキと係合側のクラッチまたはブレーキで2重係合
が発生する。この2重係合が深すぎると、トルクの落ち
込みが激しくなり、入力軸の回転数が低下する。下降速
度検出手段はこの回転数の下降を検出し、下降が大きす
ぎるときには、すぐに解放側のクラッチまたはブレーキ
を解放するように流体圧切換手段に指示を出す。このた
め、設定時間が(る前でも、解放側のクラッチまたはブ
レーキが解放されて、トルクの落ち込みは最小限に抑え
られる。
(実施例) 以下、本発明を用いた一実施例を図面に基づいて説明す
る。本実施例においては、自動変速機本体は従来使用さ
れている4速(オーバードライブ付)のものを使用して
いる。
第1図を参照して、この自動変速機の動作を説明する。
オーバードライブ機構607の入力軸であるタービン軸
600はトルクコンバータを介してエンジンと結合され
ている。このタービン軸600は遊星歯車装置のキャリ
ア609に連結されている。キャリア609により回転
可能に支持されたプラネタリビニオン610はODプラ
ネタリギア601を介して歯車変速機構608の入力軸
611に連結されている。またプラネタリビニオン61
0はサンギア612と噛み合っている。サンギア612
とキャリア609との間には1ウエイクラツチ606と
ODクラフチCOが設けられている。サンギア612と
ハウジング613との間にはODブレーキBOが設けら
れている。歯車変速機構608の入力軸611と中間軸
614の間にはフォワードクラッチCIが設けられてい
る。
また、入力軸611とサンギア軸615の間にはダイレ
クトクラッチC2が設けられている。サンギア軸615
とハウジング613との間にはセカンドブレーキB1が
設けられている。出力軸605に連結されたキャリア6
17により回転可能に支持されたプラネタリビニオン6
19はギアおよびキャリア618を介して中間軸614
と連結されている。またプラネタリビニオン619はサ
ンギア軸615と噛み合っている。プラネタリビニオン
621はキャリア617およびサンギア軸615と噛み
合っている。プラネタリビニオン621とハウジング6
13との間には1stアンドRevブレーキB2が設け
られている。またプラネタリビニオン621とハウジン
グ613との間には1ウエイクラツチ616が設けられ
ている。
この自動変速機において、クラッチCo、C1゜C2お
よびブレーキBO,Bl、B2と変速段との関係は下表
のようになる。
O:係合 ×:非保合 第1表 このクラッチCo、CI、C2およびブレーキBO,B
1.B2は第2図の作動流体の切換手段である油圧回路
によりその保合・解放を制御される。
第2図を参照すると、油溜め701より油圧ポンプ70
2によって汲み上げられた作動油はライン圧制御用ソレ
ノイドバルブ48により制御される圧力調整弁703は
ライン圧油路704の油圧を調整する。ライン圧油路7
04bはライン圧油路704と圧力調整弁703を介し
て接続されているが、久うフチCO制御用ソレノイドバ
ルブ41、クラッチ02制御用ソレノイドバルブ42゜
ブレーキ82制御用ソレノイドバルブ43.ブレーキB
1制御用ソレノイドバルブ44.ブレーキ82制御用ソ
レノイドバルブ45を介してそれぞれマニュアルバルブ
705,706,707,708.709に接続されて
いる。また、マニュアルバルブ705,706,707
,708,709には油圧ポンプ702の出力が直接接
続されている。そして、マニュアルバルブ705,70
6゜707.708の出力にはそれぞれクラッチCO。
クラッチC2,ブレーキBO,ブレーキB1が接続され
ている。マニュアルバルブ709の出力はバルブ710
を介してブレーキB2に接続されている。バルブ710
はロー、リバース禁止用ソレノイドバルブ46を介して
シフト弁711に接続されている。シフト弁711は、
またマニュアルバルブ706と接続されている。このシ
フト弁711は、シフトレバ−の動作に対応して移動し
、Pレンジ以外のときにその内部に油圧ポンプ702か
らの油圧がかかるようになっている。また、1st、2
nd、3rdおよびOD時にはクラッチC1に油圧が加
わるようになっている。そして、L、2レンジのときに
マニュアルバルブ706へ油圧を供給し、L、Rレンジ
のときにロー、リバース禁止用ソレノイドバルブ46に
油圧を供給する。
この構成により、クラッチCO制御用ソレノイドバルブ
41を開けばマニュアルバルブ705の弁が移動し、油
圧ポンプ702の出力がクラッチCOに加わり、クラッ
チCOが係合される。クラッチCO制御用ソレノイドバ
ルブ41を閉じればクラッチCOには油圧が加わらず、
クラッチCOが解放される。
クラッチC1には、1st、2nd、3rdおよびOD
時に油圧が加わり係合され、その他のレンジのときには
油圧が加わらず解放される。
クラッチC2においては、クラッチ02制御用ソレノイ
ドバルブ42を開けばマニュアルバルブ706の弁が移
動し、油圧がクラッチC2に加わり、クラッチCOが係
合される。クラッチ02制御用ソレノイドバルブ42を
閉じればクラッチC2には油圧が加わらず、クラッチC
2が解放される。ただし、シフト弁711によりり、2
レンジのときにはマニュアルバルブ706に油圧が供給
され、クラッチ02制御711用ソレノイドバルブ42
の動きに関わらずクラッチC2への油圧をカットするよ
うになっている。
ブレーキBOにおいては、ブレーキBO制御用ソレノイ
ドバルブ43を開けばマニュアルバルブ707の弁が移
動し、油圧がブレーキBOに加わらなくなり、ブレーキ
BOが解放される。ブレーキBO制御用ソレノイドバル
ブ43を閉じればブレーキBOには油圧が加わり、ブレ
ーキBOが係合される。
ブレーキB1においては、ブレーキB1制御用ソレノイ
ドバルブ44を開けばマニュアルバルブ708の弁が移
動し、油圧がブレーキB1に加わらなくなり、ブレーキ
B1が解放される。ブレーキ81制御用ソレノイドバル
ブ44を閉じればブレーキB1には油圧が加わり、ブレ
ーキB1が係合される。
ブレーキB2においては、ブレーキ82制御用ソレノイ
ドバルブ45を開けばマニュアルバルブ709の弁が移
動し、油圧がブレーキB2に加わわらな(なり、ブレー
キB2が解放される。ブレーキB2制御用ソレノイドバ
ルブ45を閉じればバルブ710を介してブレーキB2
には油圧が加わり、ブレーキB2が係合される。ただし
、RレンジおよびLレンジのときにロー、リバース禁止
用ソレノイドバルブ46をオンとするとバルブ710に
油圧が加わりブレーキB2への油圧の供給をカットし、
ブレーキB2を解放させる。
その他の構成で、712はロックアツプコントロール弁
であり、ロックアツプ制御用ソレノイドバルブ47をオ
ンとするとエンジンの出力軸とタービン回転輪600が
直結されロックアツプ状態となる。
各ソレノイドバルブは後述する電子制御回路により駆動
され、走行条件に応じて各クラッチ・ブレーキが第1表
の関係になるように制御される。
また、各ソレノイドバルブは後述する電子制御回路によ
り比較的高周波数で0N−OFFを繰り返し、そのデユ
ーティ比を制御することで各マニュアルバルブの弁の開
度を調整できるようにしである。デユーティ比を高(す
るとマニュアルバルブが大きく開き、油圧ポンプ702
によって発生した油圧が早く各クラッチ・ブレーキに加
わるようになり各クラッチ・ブレーキの動作速度が早ま
る。
また、デユーティ比を低くするとマニュアルバルブの開
度が小さくなり、油圧ポンプ702によって発生した油
圧が各クラッチ・ブレーキに届くのに時間がかかり、各
クラッチ・ブレーキの動作速度が遅くなる。したがって
、デユーティ比を制御することにより各クラッチ・ブレ
ーキの動作速度を調整でき、各クラッチ・ブレーキの係
合時に発生ずるショックを低減したり、伝達効率を向上
させることができる。
第3図は油圧回路内の各ソレノイドバルブを駆動する電
子制御回路である。
車両に搭載されるバッテリ20の端子にはイグニッショ
ンスイッチ21を介して定電圧電源22の入力端が接続
されている。定電圧電源22の出力端には中央処理ユニ
ットcpuの電源端子VCCおよびGNDが接続されて
いる。定電圧電源22はバッテリ20の出力電圧を中央
処理ユニットCPUが動作可能な電圧に変換するための
ものである。
中央処理ユニットCPUの各入力端子には、エンジン回
転センサ23.タービン回転センサ24゜出力軸回転セ
ンサ25.スロットルセンサ26゜ニュートラルスター
トスイッチ27.オーバードライブカットスイッチ31
.アイドルスイッチ32およびブレーキスイッチ33が
接続されている。
第3図では筒路のために各センサおよびスイッチの入力
インターフェースは省略している。
エンジン回転センサ23は、車両のエンジンの回転数を
検出するセンサである。エンジン回転センサはエンジン
の出力軸の近傍に配設され、エンジンの回転数に応じた
周波数を有するパルス信号を出力する。本実施例では、
エンジン回転センサはエンジンの出力軸に取りつけられ
たリングギアの歯に対向して設置された電磁ピックアッ
プ弐の回転センサであり、リングギア1回転に対し12
0パルスを出力する。この出力は中央処理ユニットCP
Uに送信される。
タービン回転センサ24は、タービンの回転数を検出す
るセンサである。タービン回転センサはタービン回転軸
の近傍に配設され、タービンの回転数に応じた周波数を
有するパルス信号を出力する。本実施例では、タービン
回転センサはタービン軸600に取りつけられたギアの
歯に対向して設置された電磁ビックアンプ弐の回転セン
サであり、ギア1回転に対し57バルスを出力する。こ
の出力は中央処理ユニットCPUに送信される。
出力軸回転センサ25は、自動変速機の出力軸の回転数
を検出するセンサである。出力軸回転センサは自動変速
機の出力軸の近傍に配設され、自動変速機の出力軸の回
転数に応じた周波数を有するパルス信号を出力する。本
実施例では、出力軸回転センサは出力軸に取りつけられ
たギアの歯に対向して設置された電磁ピンクアンプ弐の
回転センサであり、ギア1回転に対し18パルスを出力
する。この出力は中央処理ユニットCPUに送信される
。なお、出力軸回転センサは、自動変速機の出力軸と車
輪の回転数の関係が明確に分かっておれば、車両の速度
を検出する他の種類の車速センサで代用してもよい。
スロットルセンサ26は、エンジンのスロットルバルブ
の開度を検出するセンサである。スロットルセンサには
、スロットルバルブの回転角度をスイッチにより検出し
スロットルバルブの開度を分割するデジタル式2機械式
のスロットルセンサと、スロ7)ルバルブの回転角度を
電圧値に変換し、A/Dコンバータを使用してスロット
ルバルブの開度を分割するアナログ式、電気式のスロッ
トルセンサがある。本発明では、両方のスロットルセン
サを持ち合わせており、切り換えて使用しているが、通
常の装置では何方か一方だけでもかまわない。スロット
ルセンサは、スロットルバルブの開度を16分割した信
号を4本の信号ラインから出力する。全開状態をθO7
全開状態をθ15とする。θ0とθ15の間はθ1〜θ
14とする。
ニュートラルスタートスイッチ27はシフトレバ−の位
置を検出するものであり、D(ドライブ)レンジスイッ
チ、L(ロー)レンジスイッチ、2 (セカンド)レン
ジスイッチ、3 (サード)レンジスイッチ、Nにュー
トラル)レンジスイッチ、R(リバース)レンジスイッ
チおよびP(パーキング)レンジスイ・ソチを有し、D
、L、23、N、R,Pの各レンジを検出する。
オーバードライブカットスイッチ31は、運転者により
操作されるスイッチであり、オーバードライブの禁止・
許可を設定するスイッチである。
このオーバードライブカブトスインチの代わりに、例え
ば、定速走行装置による定速走行時の増速防止のための
オーバードライブカット信号を定速走行装置から入力す
るインターフェースを設けてもよい。
アイドルスイッチ32は、エンジンのアイドル状態を検
出するセンサであり、アイドル時(本実施例ではスロッ
トル開度1.5%以下)に接点がONになる。
ブレーキスイッチ33は、ブレーキのオン・オフを検出
する。
中央処理ユニットCPUの各出力端子には、クラッチ0
2制御用ソレノイドバルブ41. クラッチ02制御用
ソレノイドバルブ42.ブレーキ82制御用ソレノイド
バルブ43.ブレーキ82制御用ソレノイドバルブ44
.ブレーキ82制御用ソレノイドバルブ45.ロー・リ
バースシフト禁止用ソレノイドバルブ46.ロックアツ
プ制御用ソレノイドバルブ47およびライン圧制御用ソ
レノイドバルブ48が接続されている。第3図では簡略
のために各ランプおよびソレノイドの出力インターフェ
ースまたは駆動装置は省略している。
これらのソレノイドバルブはそれぞれ中央処理ユニソ)
CPUにより制御される。
中央処理ユニフ1−CPUは、内部にRAM、ROM等
のメモリー、タイマー、レジスタを有しており、イグニ
ッションスイッチがオンとなり、中央処理ユニッ1−C
PUに電圧が供給されはじめると、第4図のメインルー
チンを実行し始める。
第4図は中央制御ユニッ)CPUのメインルーチン、車
速センサ割り込み、タービン回転センサ割り込み、エン
ジン回転センサ割り込みおよび定時割り込みのフローチ
ャートである。
(メインルーチン) 中央制御ユニットCPUがスタートすると、まず各入出
力ボートの入出力方向の設定、各メモリのイニシャライ
ズ、割り込みの有無の設定等が行われる(ステップ50
)。
そのあと、入出力読み込みルーチンが実行され、入力に
接続された各センサ、スイッチの状態の読み込みやノイ
ズ除去、そして各センサ、スイッチの状態に応じたデー
タの設定が行われる(ステップ51)。
次に、回転数演算処理ルーチンが実行され、重連、ター
ビン回転数およびエンジン回転数の演算が行われる(ス
テップ52)。
エンジン回転数NEの計算は次の式で行われる。
尚、エンジン回転センサからの出力は高周波数であるの
で、8分周してから計算している。
n E(i−1) + n Ei NE  = PCEi     a分周     60nEi=  
      X             xTEi 
     axto−120 ここで、 nEi:今回のパルスによるエンジン回転数、TEi 
:前回パルスより10m5を越えた最初の1ハルスのエ
ツジまでの時間カウント、 PC!!i  : TEi中のパルス数、である。
タービン回転数NTの計算は次の式で行われる。
尚、タービン回転センサからの出力は高周波数であるの
で、4分周してから計算している。
n T(i−1) + n Ti NT  = PCTi     A分周    60nTt=   
     x             xTTi  
    sx 1 o−657ここで、 nTi:今回のパルスによるタービン回転数、TTi:
前回パルスより10m5を越えた最初の1パルスのエツ
ジまでの時間カウント、 PCTi  i TTi中のパルス数、である。
出力軸回転数NOの計算は次の式で行われる。
n 0(i−1) + n 04 No  = PCOi        l         60n
Qi=        X            X
TOi      5xto−’      18ここ
で、 nOi:今回のパルスによる出力軸回転数、TOi :
前回パルスより10m5を越えた最初の1パルスのエツ
ジまでの時間カウント、 PCOi  :TOf中のパルス数、 axto−6:検出時間の最小単位(8μs)、である
車両停止(後述する定時割り込みルーチン内で判定して
いる)後の最初の出力軸回転数Noの計算は、 144+n0i NO= とする。
出力軸と車軸のギア比および車輪の半径は予め求められ
るので、この出力軸回転数Noから車速を求めることが
できる。
車両加速度ACは、次式で求められる。
NOi≧N0(i−1)のとき Not −No(i−1)      IAG=   
              、TOf       
   axto−’車両停止後の最初の計算は、 N0i−1441 AG=                 XTOi 
      8 X 10 とする。また、NOi < No(i−1)のとき、A
Cを最大値(¥FF)とする。
次に、制御用の車速差、スリップ率演算ルーチンが実行
され、制御用の車速差、スリップ率が求められる(ステ
ップ53)。タービンスリップ率5LPtは、次式で求
められる。
T SLPt =     X100 (%)E 次に、ライン圧制御・変速制御ルーチンが実行され、ラ
イン圧の設定および制御、制御モードの設定そして変速
判断が行われる(ステップ54)。
ライン圧設定値はスロットル開度とタービン回転数によ
り設定される。ライン圧ソレノイドは、この設定値に従
ってデユーティ−駆動される。
変速制御では、スロットル開度と車速と現在のシフト段
で予め作成されている変速線図に基づいて変速判断のを
無を判定している。
上記の処理が終了すると、次に、ライン圧制御・変速制
御ルーチンにおいて変速可であると判断され、かつ現在
変速中でないときには変速処理ルーチンが実行され、変
速処理が行われる。
次に、ロックアツプ判断ルーチンが実行され、ロックア
ツプの変更有りの場合にはロックアツプ処理ルーチンが
実行され、ロックアツプの処理が行われる。ここで、ロ
ックアツプの処理の一部としてエンジンブレーキ制御が
行われる。ここでは、スロットル開度全閉(アイドル接
点オン)で設定車速(15kn+/h)以上の時シフト
段に関わらずエンジン回転数くタービン回転数の状態の
間口ツクアップソレノイドをオンし直結することでエン
ジンブレーキをかける。アイドル接点オフまたはエンジ
ン回転数〉タービン回転数である状態が、0.6sec
経過後にはその時の変速段による変速判断を行う。
次に、スコート制御ルーチンが実行され、車両停止時に
レンジがニュートラルレンジから外れたときに変速段を
1時的に3rdに上げてショックを和らげるスコート制
御が行われる(ステップ61)。
次に、フェールセーフ制御が行われ、フェールセーフ処
理が行われる(ステップ64)。
最後に、出力制御ルーチンが実行され、出力制御が行わ
れる(ステップ65)。
(割り込みルーチン) 出力軸回転センサ、タービン回転センサ、エンジン回転
センサの出力はそれぞれ中央処理ユニットcpuの割り
込み入力端子に接続されており、割り込み端子の電圧レ
ベルが変わる度に、それぞれ、出力軸回転センサ割り込
みルーチン、タービン回転センサ割り込みルーチン、エ
ンジン回転センサ割り込みルーチンが実行される。
出力軸回転センザ割り込みルーチンでは、まず割り込み
時の時刻をタイマーより読み取り、ここで、出力軸回転
数計算用の演算フラグをオンとする。次に、タービン回
転センサおよびエンジン回転センサの故障を判定する(
ステップ66〜68)。この故障判定は出力軸回転数と
タービン回転数およびエンジン回転数との比較により行
う。
タービン回転センサ割り込みルーチンでは、まず割り込
み時の時刻をタイマーより読み取り、ここで、入力パル
スを4分周するために割り込みが4回カウントされたと
きタービン回転数計算用の演算フラグをオンとする。そ
して、エンジン回転センサおよび出力軸回転センサの故
障を判定する(ステップ69〜71)。この故障判定は
タービン回転数とエンジン回転数および出力軸回転数と
の比較により行う。
尚、分周は中央制御ユニットCPUと回転センサとの間
に分周回路を設置して行なってもよい。
エンジン回転センサ割り込みルーチンでは、まず割り込
み時の時刻をタイマーより読み取り、ここで、入力パル
スを8分周するために割り込みが8回カウントされたと
きエンジン回転数計算用の演算フラグをオンとする。そ
して、出力軸回転センサおよびタービン回転センサの故
障を判定する(ステップ72〜74)。この故障判定は
エンジン回転数と出力軸回転数およびタービン回転数と
の比較により行う。
尚、分周は中央制御ユニツ)CPUと回転センサとの間
に分周回路を設置して行なってもよい。
中央制御ユニットCPUには、一定時間経過ごとに発生
ずる定時割り込みを有している。この実施例では、4I
II3ごとに定時割り込みルーチンが実行される。ここ
では、まず、制御に使用する各種のタイマーの減算が行
われる(ステップ75)。
次に、車両停止の判定が行われる(ステップ76)。こ
の実施例では、車両停止速度N5top= 144rp
m  (約3km)以下を車両停止とする。また、中央
制御ユニッ1−CPUへの入力周波数’T’5top=
23.13m5以」ニバルスがないとき車両停止とする
以下、出力制御の詳細をフローチャートをもとに説明す
る。
(出力制御ルーチン) 第5図は出力制御ルーチンのフローチャートである。
変速許可フラグがオン時に、Rレンジのときおよびアッ
プシフト時かつパワーオフ(θ〈θ2またはアイドルス
イッチオン)時にはパワーオファノブシフトフラグをセ
ットし、変速許可フラグをクリアし、変速中フラグをセ
ットする(ステップ292.295.296)、Rレン
ジ以外でアップう・・フト時かつパワーオン(θ≧θ2
)時にはパワーオンアップシフトフラグをセントし、変
速許可フラグをクリアし、変速中フラグをセットするく
ステップ293,295.296)。Rレンジ以外でダ
ウンシフト時にはダウンシフトフラグをセットし、変速
許可フラグをクリアし、変速中フラグをセットする(ス
テップ294,295.296)。
変速許可フラグがオン時または変速中フラグがオンの時
には、ダウンシフトフラグがオンであればダウンシフト
ルーチンが実行され、パワーオファツブジフトフラグオ
ンであればパワーオファツブジフトルーチンが実行され
、パワーオンアップシフトフラグオンであればパワーオ
ンアップシフトルーチンが実行される(297〜303
)。そして各シフトルーチン内で設定される解放側ソレ
ノイドバルブのデユーティ比5DOFFがOパーセント
以下でなければ解放側ソレノイドバルブをデユーティ比
5DOFFで制御する(ステップ304゜305)、ま
た、各シフトルーチン内で設定される係合側ソレノイド
バルブのデユーティ比5DON力月00パーセント以上
でなければ係合側ソレノイドバルブをデユーティ比5D
ONで制御する(ステップ306,307)。係合側ソ
レノイドバルブ、解放側ソレノイドバルブはシフト毎に
設定される。各シフト毎のソレノイドバルブは下表によ
る。
芽じL表 逆シフト時には係合側と解放側のソレノイドバルブが逆
になる。
この後、他のソレノイドバルブ、例えばロフクアソブ制
御用ソレノイドバルブを変化させる必要があれば、その
ソレノイドバルブを駆動するように出力を出し、その後
、メインルーチンに復帰する。
次に、パワーオファツブジフトの制御の詳細を説明する
(パワーオファツブジフトルーチン) 第6a図、第6b図および第6C図はパワーオファツブ
ジフトルーチンのフローチャートである。
この処理の中では通常はタイマーカウンタがOから1.
2・・・5,6と順に変更され、タイマーカウンタの個
毎に処理が行われる。
このルーチンでは、まず、エンジン回転数NEをモニタ
し、エンジン回転数NEが所定値RENDになったかど
うかを判断する(ステップ367)。
RENDは変速終了後に到達するであろうエンジン回転
数であり、図示しないが変速判断時に(次の変速段)×
(車速)として求めている。したがって、変速開始時に
はNE #RENDであるのでステップ376にすすむ
。変速過程においてNE=RENDとなると変速終了の
処理をステップ368〜375で行う。この変速処理の
なかでタイマーカウンタが0とされる(ステップ371
)ので、変速開始時には常にステップ376以降が最初
に実行される。
(1)タイマーカウンター−0 どの変速終了時にもタイマーカウンタは0にセットされ
るので、変速判断時にはタイマーカウンタ=0である。
ここでは、タイマーカウンタの値を1に書き(Qえた後
、TIIPタイマーを七)卜する(ステップ377.3
78)。次に、走行状態に応じて値VOFFをマツプよ
りサーチする。そして、V OFFにΔT OFFを加
算した値をタイマーT OFFにセットし、タイマーT
OFFをスタートさせる(ステップ379)。またTg
dタイマーをスタートさせ、係合側ソレノイドバルブの
デユーティを100%にし、メモリ0■CおよびOVL
を2とし、メモリROVCおよびΔROVをOとする(
ステップ380〜385)。
(2)タイマーカウンタ=1 タイマーカウンター0のときにタイマーカウンタ=1に
セットされるので次にはステップ387以降が実行され
る(ステップ386)。
まず、TtlPタイマーが終了しているがどうかをみて
、終了していればTIPタイマーをクリアし、係合側ソ
レノイドバルブのデユーティを5DIIOLDにする(
ステップ387〜389) 、 5DIIOLDはクラ
フチまたはブレーキが動作しない最低の作動圧として設
定しである。これにより係合側のクラッチまたはブレー
キに若干の作動圧が加わるが、通常の状態ではクラッチ
またはブレーキは勅がない。最低の作動圧を加えること
で、次に、そのクラッチまたはブレーキに係合指示を出
した時に、そのクラッチまたはブレーキはスムーズに動
き、応答性がよ(なる。このあと、値ROVに現在のエ
ンジン回転数が代入される(ステップ389a)。
次に、係合側のソレノイドバルブのデユーティ比を5D
IOLDに変更したときのエンジン回転数ROvと現在
のエンジン回転数を比較し、エンジン回転数が下降して
おり、かつ下降量が大きいとき、解放側のソレノイドバ
ルブのデユーティ比を0%とする(ステップ389b、
389c、389d次に、T OFFタイマーが終了し
ているかどうかをみて、終了していればT OFFタイ
マーをクリアし、解放側ソレノイドバルブのデユーティ
を0%にし、タイマーカウンタを2として、ROVにエ
ンジン回転数を代入する(ステップ390〜394)。
(3)タイマーカウンタ=2 T OFFタイマーが終了するとタイマーカウンタ=2
となる。
まず、エンジン回転数の演算時の更新がなされていない
ときにはステップ413まで跳ぶ。エンジン回転数が上
昇すると、OVLに2を代入し、OVCの値を1減算す
る(ステップ407.408)。このOVCの値がOに
なると解放側ソレノイドバルブのデユーティ比を100
%とし解放側を再び係合する。そしてTOVタイマーの
値をマツプより読みだしTOVタイマーをスタートさせ
、またΔT OFFをマツプより読み出す(ステップ4
09〜412)。
エンジン回転数が上昇せずに落ちており、かつ下降が速
くなければROVにエンジン回転数を代入する(ステッ
プ405)。
エンジン回転の下降が速いとOVLが2であるかどうか
をみて、OV Lが2であればOVLを1とし、ROV
にエンジン回転数を代入する(ステップ401,402
)。OVLが2でなければ、マツプよりΔT OFFの
値をサーチし、その値にマイナスをつけたものをΔT 
OFFとする(ステップ403)、そして0VLO値を
1減算する(ステップ404)。このときはOVCが2
とされる。尚、ステップ404の減算によりOV Lが
負になってしまった場合にはステップ298にてステッ
プ399からステップ406がスキップされる。つまり
、エンジン回転の急な下降が2回おこると、2回目の急
な下降時に、変速判断から解放側のソレノイドバルブを
解放する指示をだすまでの時間TOFFの補正値ΔT 
OFFが設定される。
次に、TOνタイマーが終了していればTOVタイマー
をクリアし、解放側ソレノイドバルブのデユーティ比を
0%とする(ステップ413〜415)。
そして、Tgdタイマーカq冬了したかどうかをみて、
終了していればTgdタイマーをクリアし、40m5の
T ROVタイマーおよび走行状態に応じて設定された
TDIタイマーをスタートさせ、AGLlの値を読みだ
し、ROVにエンジン回転数を代入し、タイマーカウン
タを3とする(ステップ416〜422)。
この処理によって、解放側ソレノイドバルブを解放した
あと、エンジン回転が吹き上がれば、再び解放側ソレノ
イドバルブをTOV時間だけ係合すると同時に、次回の
変速時のT OFF時間を延ばす処理をする。また、解
放側ソレノイドバルブを解放したあと、2回続けてエン
ジン回転の落ち込みが激しいと、次回の変速時のTOF
F時間を短くする処理をする。
(4)タイマーカウンタ=3 Tgdタイマーが終了するとタイマーカウンタが3とな
る。
ここでは、TDIタイマーが終了したかどうかをみて、
終了していればタイマーカウンタを4としTDIタイマ
ーをクリアし、走行状態に応じて設定されたTD2タイ
マーをスタートさせ、AGL2を設定する(ステップ4
24〜428)。また、タイマーカウンター3の処理毎
に係合側ソレノイドバルブのデユーティ比に値AC;L
lに基づいた値Δ5DON(AGLI)を加算する(ス
テップ429)。
このあと、T ROVタイマーが終了したかをみて、終
了していればΔROVに(ROV−エンジン回転数)を
加算する(ステップ431)。そして、ROVにエンジ
ン回転数を代入し、ROVCに1を加算する(ステップ
432. 433) 、 、J)ROVCが4になるま
ではT POVCタイマーに40m5をセットする(ス
テップ434,435)、ROVCが4であればΔRO
VにΔROV/16を代入し、このΔROVからΔTD
3.  ΔAGL3を求める(ステップ436.437
)。ΔROνはTgdタイマー終了から160m5後に
Tgdタイマー終了時のエンジン回転数からの下降値を
16で割ったものであるため、10ma間の平均下降値
つまり平均下降速度となる。
(5)タイマーカウンタ=4 TDIタイマーが終了するとタイマーカウンタが4とな
る。ここではTD2タイマーが終了するまでΔ5DON
(AGl2)ずつ係合側ソレノイドバルブのデユーティ
比を増加させる(ステップ439.444)。
TD2タイマーが終了するとTD2タイマーをクリアし
、タイマーカウンタを5とする(ステップ440,44
1)、次に、走行状態に応じて値VD3とAGl3をマ
ツプよりサーチする。そして、VD3にΔTD3を加算
した値をタイマーTD3にセットし、タイマーTD3を
スタートさせる。また、AGl、:3にΔAGL3を加
え補正する(ステップ442.443)。
(6)タイマーカウンタ=5 TD2タイマーが終了するとタイマーカウンタが5とな
る。ここではTD3タイマーが終了するまでΔ5DON
(AGl3)ずつ係合側ソレノイドバルブのデユーティ
比を増加させる。
TD3タイマーが終了すると、TD3タイマーがクリア
され、タイマーカウンタが6に変更され、また、AGl
4の値がマツプよりサーチされる。
(7)タイマーカウンタ;6 TD3タイマーが終了するとタイマーカウンタが6とな
る。ここでは、Δ5DON(AGl4)ずつ係合側ソレ
ノイドバルブのデユーティ比を増加させる。
(8)パワーオファツブジフト終了 以上述べた処理の途中でエンジン回転数が変速終了後に
達するであろうエンジン回転数RENDになると、変速
フラグがクリアされ、TD3タイマーがクリアされ、係
合側ソレノイドバルブのデユーティ比を100%とする
(ステップ386〜370)。そして、タイマーカウン
タを0とし、OVC,OVLに2を代入し、ROVC、
ΔROVニOを代入して、パワーオフアンプシフトの制
御を終了する。
以ト述べた処理の流れを第7図にタイムヂャートとして
示す。解放側のソレノイドバルブのデユーティ比はTO
FF秒後に0%とされる。但し、TOFF秒後にエンジ
ン回転が吹き上がる場合には再びTOV秒間デユーティ
比が100%になる。係合側ソレノイドバルブのデユー
ティ比は変速判断から′T’UP秒間100%に固定さ
れ、その後変速判断からTgd秒後まで5DIIOLD
%になる。その後のTD1秒間は傾きAGLIで−F昇
し、同様にその後のTD2秒間は傾きAGl2で上昇、
TD3秒間は傾きAGl3で上昇する。そしてその後は
傾きAGl4で上昇しつづける。エンジン回転数がRE
NDに達するとデユーティ比が100%に固定され制御
を終了する。
ここで、T OFFタイマー終了前に、エンジン回転数
が下降し、その下降量が大きいと、T OFFタイマー
終了前でも解放側のソレノイドバルブのデユーティ比が
0%とされる。このため、経年変化や温度条件のために
、デユーティ比が最低動作圧を示す5DIOLDであっ
ても係合側のクラッチやブレーキが動いてしまった場合
には、2重係合が深くなりすぎてトルクダウンするが、
エンジン回転数に応じて解放側のクラッチまたはブレー
キが解放されるので、トルクの落ち込みが抑えられて、
ショックの増加はなくなる。ここで5DIOLDが高い
為に急激なトルクダウンを発生する場合性のシフトの状
態も加味し、5DIIOLDの値を下げてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明においては、変速判断時か
ら解放側のクラッチまたはブレーキの解放開始までの時
間(TOFF )を設定する時間設定手段(ステップ3
79)と、変速判断後、係合側のクラッチまたはブレー
キに一定の動作圧(SDI OL D )を印加するよ
うに流体圧切換手段(油圧回路)に指示し、前記時間設
定手段により設定された時間になると解放側のクラッチ
またはブレーキを解放するように前記流体圧切換手段に
指示(ステップ392)L、その後、係合側のクラッチ
またはブレーキを係合するように前記流体圧切換手段に
指示する電子制御手段(CP U)と、自動変速機の入
力軸の回転数(エンジン回転数)を監視し、この回転数
の下降速度を検出する下降速度検出手段(ステップ38
9 b、  389 c)と、エンジンの負荷を検出す
るエンジン負荷検出手段(ステップ291)とを備えて
おり、電子制御手段は、シフトアンプ時において前記エ
ンジン負荷検出手段によるエンジン負荷が低い場合(パ
ワーオファツブジフト時)に、係合側のクラッチまたは
ブレーキに一定の動作圧を印加するように前記流体圧切
換手段に指示したあと、前記下降速度検出手段の検出下
降速度が高いと解放側のクラッチまたはブレーキをすぐ
に解放するように前記流体圧切換手段に指示(ステップ
389d)している。
このため、時間による解放側のクラッチまたはブレーキ
の解放前において、前記一定の動作圧が高すぎると、解
放側のクラッチまたはブレーキと係合側のクラッチまた
はブレーキで2重係合が発生するが、この2重係合が深
すぎて、トルクの落ち込みが激しくなりかけると、すぐ
に解放側のクラッチまたはブレーキが解放されるため、
トルクの落ち込みが最小限に抑えられる。したがって、
予期しない2重係合時のトルクの落ち込みにより発生す
るショックを最小限におさえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である電子制御自動変速装置
の自動変速機の構成概略図を示す。 第2図は第1図の自動変速機を駆動する油圧回路を示す
。 第3図は第2図の油圧回路を制御する電子制御回路を示
す。 第4図は第3図の電子制御回路のCPUのメインルーチ
ン、車速センサ割り込み、タービン回転センサ割り込み
、エンジン回転センサ割り込みおよび定時割り込みのフ
ローチャートである。 第5図は第3図の電子制御回路のCPUの出力制御ルー
チンのフローチャートである。 第6a図、第6b図および第6C図は第5図の出力制御
ルーチン内のパワーオファツブジフトルーチンのフロー
チャートである。 第7図は本発明の実施例におけるパワーオファツブジフ
ト時のタイムチャートである。 CPU・・・中央処理ユニット、 20・ ・ ・バッテリ、 21・・・イグニッションスイッチ、 22・・・定電圧電源、 23・・・エンジン回転センサ 24・・・タービン回転センサ 25・・・出力軸回転センサ 26・・・スロットルセンサ 27・・・ニュートラルスタートスイング、31・・・
オーバードライブカットスイッチ、32・・・アイドル
スイッチ、 33・・・フル−キスインチ、 41 ・ ・ 42 ・ ・ 43 ・ ・ 44 ・ ・ 45 ・ ・ 46 ・ ・ ブ、 47・・ 48・・ B2・・ C2・・ Bl・・ CO・・ BO・・ C1・・ 600・ 601・ 605・ 606゜ 607・ クラッチCO制御用ソレノイドバルブ、クラッチ02制
?IIl用ソレノイドバルブ、ブレーキB1制御用ソレ
ノイドバルブ、ブレーキB1制御用ソレノイドバルブ、
ブレーキ82制御■用ソレノイドバルブ、ロー、リバー
ス禁止用ソレノイドバル ロソクアソプ制御用ソレノイドバルブ、ライン圧制御用
ソレノイドバルブ、 1stアンドRevブレーキ、 ダイレクトクラッチ、 セカンドブレーキ、 ODクラッチ、 ODブレーキ、 フォワードクラッチ、 ・タービン軸、 ・ODプラネタリギア、 ・出力軸、 16・・・1ウエイクラツチ、 ・オーバードライブ機構、 608・・・歯車変速機構゛、 609,617.618・・・キャリア、610.61
9,621・・・プラネタリピニオン、 611・・・入力軸、 612・・・サンギア、 613・・・ハウジング、 614・・・中間軸、 615・・・サンギア軸、 701・・・油溜め、 702・・・油圧ポンプ、 703・・・圧力調整弁、 704・・・ライン圧油路、 705.706,707,708,709・・・マニュ
アルバルブ、 710・・・バルブ、 711・・・シフト弁、 712・・・ロックアツプコントロール弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 流体圧の印加により作動するクラッチおよびブレーキを
    有し、該クラッチおよびブレーキの係合・非係合により
    ギア比を変更する自動変速機、前記クラッチおよびブレ
    ーキへの流体圧の印加を制御する流体圧切換手段、 変速判断時から解放側のクラッチまたはブレーキの解放
    開始までの時間を設定する時間設定手段、および 変速判断後、係合側のクラッチまたはブレーキに一定の
    動作圧を印加するように前記流体圧切換手段に指示し、
    前記時間設定手段により設定された時間になると解放側
    のクラッチまたはブレーキを解放するように前記流体圧
    切換手段に指示し、その後、係合側のクラッチまたはブ
    レーキを係合するように前記流体圧切換手段に指示する
    電子制御手段、 を備える、電子制御自動変速装置において、前記自動変
    速機の入力軸の回転数を監視し、該回転数の下降速度を
    検出する下降速度検出手段と、エンジンの負荷を検出す
    るエンジン負荷検出手段と、を備え、 前記電子制御手段は、シフトアップ時において前記エン
    ジン負荷検出手段によるエンジン負荷が低い場合に、係
    合側のクラッチまたはブレーキに一定の動作圧を印加す
    るように前記流体圧切換手段に指示したあと、前記下降
    速度検出手段の検出下降速度が高いと解放側のクラッチ
    またはブレーキをすぐに解放するように前記流体圧切換
    手段に指示する、 電子制御自動変速装置。
JP63276576A 1988-10-31 1988-10-31 電子制御自動変速装置 Expired - Fee Related JP2958958B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63276576A JP2958958B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 電子制御自動変速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63276576A JP2958958B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 電子制御自動変速装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02120563A true JPH02120563A (ja) 1990-05-08
JP2958958B2 JP2958958B2 (ja) 1999-10-06

Family

ID=17571396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63276576A Expired - Fee Related JP2958958B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 電子制御自動変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2958958B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08277923A (ja) * 1995-03-31 1996-10-22 Mercedes Benz Ag 自動車の自動変速機のシフト制御方法
JP2007263338A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Jatco Ltd 自動変速機の制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08277923A (ja) * 1995-03-31 1996-10-22 Mercedes Benz Ag 自動車の自動変速機のシフト制御方法
JP2007263338A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Jatco Ltd 自動変速機の制御装置
JP4573793B2 (ja) * 2006-03-30 2010-11-04 ジヤトコ株式会社 自動変速機の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2958958B2 (ja) 1999-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6158697B2 (ja)
US5107723A (en) Select shock attenuation arrangement for an automatic automotive transmission
JPH0297761A (ja) 電子制御自動変速装置
JPH02120561A (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP3634947B2 (ja) 自動変速機のニュートラル制御装置
US5109967A (en) Electronically controlled clutch engagement speed correcting for an automatic transmission system
JP2002295663A (ja) 自動変速機の変速制御装置
US5707318A (en) Automatic transmission control device
JPH04341656A (ja) 自動変速機の変速制御装置
US5197006A (en) Automatic transmission system which minimizes shift-shock using duty cycle-controlled solenoid valves
JPH02120563A (ja) 電子制御自動変速装置
JPH05306752A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2759990B2 (ja) 電子制御自動変速装置
JP2956057B2 (ja) 電子制御自動変速装置
JP2932482B2 (ja) 電子制御自動変速装置
JP2969631B2 (ja) 電子制御自動変速装置
JPH0460267A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2958961B2 (ja) 電子制御自動変速装置
JPH0429666A (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JPH02150561A (ja) 電子制御自動変速装置
JPH02120556A (ja) 電子制御自動変速装置
JPH0297764A (ja) 電子制御自動変速機のフェールセーフ装置
JP3158401B2 (ja) 電子制御自動変速装置
JPH08303575A (ja) 自動変速機
JPH02203064A (ja) 電子制御自動変速装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees